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AUTO-CADの使い方
1. AutoCADの起動と作図の準備 (1) パソコンを立ち上げ、AutoCAD2011を起動する (2) 3Dモデリングを選択する ① ここをクリック ② ここをクリック (3) 「表示」→「ビュー」→「南西アイソメビュー」を選択する ③ ここをクリックしてメニューバー の表示をクリック ① ここをクリック ② ここをクリック ③ ここをクリック (4) 画面下側のステータスバーのボタン(どこでも良い)上で右クリックし、「アイコンを使用」をクリックして チェックを外し、表示をアイコンから文字表示にする ① ボタンを右クリック ② チェックを外し 文字表示に変える 状況により使い分ける 3つのみをオンにして他はオフにして ③ 「OSNAP」を右クリックして 設定をクリックし 中点にチェックをつける 1 2. 基本となる立体の作図 立体の作成には色々な方法があるが、簡単な方法として作図例を説明する ① X-Y平面に3次元の底面の図形を描き、続いて厚みを付ける ② X-Y平面に2次元の図形を描き、押し出しで厚みを付ける 底面を長方形で作図の場合 直方体が作成される 4本の直線で作図して押し出しをした 場合、直線部分しか立体にならない ので線で作図する場合はポリライン (後述)で作図して押し出しをすること で立体が作成される 1)直方体の作図 (1) 南西アイソメビューになっていることを確認し、ステータスバーの[DYN」(ダイナミック入力)を クリックしてオンにしておく (2) 「ホーム」→「直方体の下の▼」→「直方体」を選択する ① 南西アイソメビューに なっていることを確認 ② ホームをクリック ③ ▼をクリック ④ 直方体をクリック ⑤ 直交モードをクリックしておく (3)画面上で1点をクリックし、直方体の底面を表示し(2点目はクリックしない)X寸法を窓に入力する 次に「Tab」キーを押してY寸法を入力し「Enter」を押して底面寸法を確定 ① X寸法(100)を入力し「Tab」キーでY寸法に切替 ② Y寸法(80)を入力し「Enter」 注)直交モードにしておかないと向きが変わって しまうので注意 注)ダイナミック入力を使わない場合(現状の設定ではダイナミックの入力の状態) 直交モードをクリックし、最初のコーナーをクリック後、直接コマンド入力して作成 [L」 → 「長さ寸法入力」 → 「幅寸法入力」 → 「高さ寸法入力」 (4)再度「Enter」を押すと下記画面になるのでZ寸法を入力して直方体の高さを確定 ① Z寸法(60)を入力し「Enter」 2 (5)立体の表示方法に関する確認 ①「表示」→「2Dワイヤーフレーム」の右の▼をクリックし様々な表示スタイルが可能であることを確認 注) 他の表示スタイルも各自確認のこと ① ここをクリック ② ここをクリック ②「Shift」とマウスのホイールを押しながらマウス操作をすることで立体を回転できることを確認 注) マウスのホイールを押しながらマウスを動かすと作図を平行移動 マウスのホイールをダブルクリックすると作図全体が画面中央に表示 マウスのホイールを回転させると、拡大・縮小 このボタンをクリックするとクリックすると 初期設定のビューにも戻る ③最終的に「表示」は「2Dワイヤーフレーム」に戻す 2)円柱の作図 (1)「ホーム」から「円柱」をクリックして底面の中心点を指定し、底面の半径(50)を入力し「Enter」 (2)高さを入力し「Enter」することで円柱が確定する ① 円柱をクリック ② 半径50を入力し「Enter」 ③ 高さ100を入力し「Enter」 (3)次に移る前に練習で作図した直方体と円柱は削除する 3. 課題に用いる部品の作図方法 3.1 ベースの作図 (1) 直方体作成で板を作図 長さ X 入力→「Tab」 幅 Y 入力→「Enter」 高さ Z 入力→「Enter」 ただしX,Y,Zは各自の学生証番号 の百の位(P)と一の位(Q)を用いる 以下の式に従う X=200-P×10 Y=70-Q×2 Z=12-P×2 (2) 立体の面に円柱の底面の中心を指定して円柱を作図のため[DUCS」はOFFにしておく DUCS OFF 3 (3)座標の原点をベースの角に指定し円柱を作図 UCS(ユーザー座標系)メニューの 「原点」をクリック この角をクリックし、XYZの原点として確定 円柱を選択し、円柱底面の中心点の 位置を数値で入力し「Enter」 X座標: 10を入力→「Tab」 Y座標: 10を入力→「Enter」 円柱の底面半径5を入力 カーソルを直方体の下方向まで移動させて「Enter」により長めの 円柱を作成注)穴作図のため円柱の長さは適当で良い (4)「配列複写」を使って円柱を1ヶ所→4か所に増やす 注「鏡像」を使っても可 ① 短形配列複写を クリック ② 円柱を選択し「Enter] 4 ③ 適当なところでクリック ④ 行数と列数を下記にならって編集する 矩形状配列複写 行: 2 列: 2 行の間隔:Y-20 列の間隔:Xー20 ⑤ 編集した後にコマンドに「X」を入力して 配列複写を終了する 円柱が1か所→4か所になったことを確認 5 (5)「ソリッド編集」の「差」を使って立体から立体を引くことで穴を作図 ここをクリック ここでは直方体から円柱を引くことで穴を作成 引かれるオブジェクトである直方体を選択して「Enter」 次に引くオブジェクトである4つの円柱を選択して「Enter」 *表示を変えて穴が作成されたことを確認 3.2.シャフトの作成 軸は円柱の組合せで作成する (1)最初の円柱(シャフトの左端部)を作図 「UCS」の原点をクリックして座標系を定義する 以下の操作にしたがい、座標系のX-Y平面を横にする ① ここをクリック ② Y軸回転をクリックし、-90を入力 円柱を選択し、底面の半径 7を入力 ③ ここに半径を入力 続いて円柱の高さ35を入力 ④ ここに高さを入力 (2)二つ目の円柱(シャフト中央部)を作図 これから描く円柱の端面と軸が(1)で描いた円柱と一致するように作図 したいそのためにメニューより再度円柱を選択したのち(1)の軸の端面の 中心にカーソルを近づけると自動的に中心点が表示されたことを確認 してクリック.これにより軸と端面がそろう. 先程と同様に円柱の半径10と高さ(X-70)を入力 ⑤ ここを基点に次の円柱を作図 6 (3)三つ目の円柱(シャフトの右端部)の作図 (2)と同じ方法で半径7,高さ35の円柱を作成 (4)3つの円柱を一体化 和をクリック 一体化するオブジェクトを全て選択し「Enter」 3.3.L字形部品の作図 (1)座標系を変更して縦面を X-Y平面に指定 ① ここをクリックし X軸回転を選択 ② 90を入力 座標軸が変わったことを確認 (2)X-Y平面にポリラインでL字形を作図 ポリラインをクリック ダイナミック入力でL字型の図形を描く 完成図 「直交モード」と「DYN」がオンになっていることを確認して ポリラインでひと筆書きの要領で線をつないでいく 最後は始点付近をクリックすることにより閉じた図形を完成 させたのち「Esc」を押して終了 *どこから書き始めてもよい 各辺の寸法を入力 (3)押し出しで高さ(幅)を設定 ここをクリック (2)で作成したオブジェクトを選択し「Enter」 押し出し高さYを入力し「Enter」 7 3.4.L字形の指定面に穴あけ (1)穴あけの面を作図平面に指定 ① ここをクリックし、座標軸を変える ② 座標軸を確認 ③ ここをクリックし、原点を変える ④ 原点をここに合わせる (2)作図平面に穴センタを指定し円柱を作図 3.1の要領で円柱を作図 (3)もう一つの穴を作成した円柱を使って「鏡像」でコピー 「鏡像」をクリックし、オブジェクトを選択し「Enter」 ① ここをクリック ② 鏡像をクリック 8 対称軸の1点目をクリック 「Enter」 対称軸の2点目をクリック 「Enter」 (4)ソリッド編集の「差」を使って円柱を穴に変更 オブジェクトを選択して「Enter」 次に引かれるオブジェクトを選択して「Enter」 9 (5)シャフトが貫通する穴の作成 ① ここをクリック ② Y軸回転をクリックし、-90を入力 ③ ここをクリックし、原点を変 ④ 原点をここに合わせて円柱を押す ⑤ ここでX軸に60,Y軸にY÷2を入力し そこの地点に穴をあける ⑥半径6.5の円柱を「Enter」で決定し高さ は適当に伸ばし長めの円柱を作成する 最後に(4)で行った通りソリッド編集の「差」を使って円柱を穴に変更する 10 3.5.フィレットと面取り (1)R面取りの場合 ① ③ ② ソリッドをクリック エッジを指定して「Enter」 ④ フィレットエッジをクリック 半径をクリックし半径10を入力 ⑥ ⑤ 再度「Enter」を押して確定 同じ手順でここも半径5でフィレットする (2)C面取りの場合 ① 面取りエッジをクリック ② エッジを指定して「Enter」半径 をクリックし面取り寸法1を入力 11 ③ 再度「Enter」を 押して確定 4.組立 (1)L字形部品の位置合わせ(「表示」を「コンセプト」に変更して組立を容易にする) 6 1 ① 3D位置合わせをクリック ② オブジェクトを選択し「Enter」 ③ 位置合わせの基準点を 3点クリック1、2、3の 順にクリック 3 2 4 5 ④ 位置合わせの目標点を 4、5、6の順にクリック 注意:このとき位置合わせの基準点と目標点の クリックの順番を一致させるように考えて位置合わせをする (2)反対側のL字形部品「鏡像」コピー 注意:このときDUCSをオンにする 1 2 「鏡像」をクリック 対象のオブジェクトをクリック 対象軸の1点目、2点目をクリックし「Enter」 のちにもう1回「Enter」を押す 最後にオンにしたDUCSをオフにする 12 (3)シャフトとL字形部品の位置合わせ (1)と同じように3D位置合わせをクリックしてシャフトを選択して「Enter」 2 1 基準点を1、2の順にクリックし「Enter」 目標点3,4をクリックし「Enter」でシャフトとL字形部品を位置合わせすることができる 4 3 5.干渉チェック 複数の立体を組み立てた場合の、干渉の有無をチェックする ① 干渉をクリック 干渉部が赤く表示される ② 複数のオブジェクトをクリックし 「Enter」を2度押す 13 6.干渉しないように部品を修正する ① まず位置合わせしたシャフト を選択して左図のように 適当な位置に動かす ② 円柱をクリックし、L字形部品の穴の半径7 に修正して長めの円柱を作成 ③ ソリッド編集の「差」を使い円柱を穴に変更する ④7の(3)で行ったシャフトとL字形部品の位置合わせをする ⑤最後に8.干渉チェックをもう1回行い干渉がないことを確認して終了 14 7.三面図を作成する ① レイアウト1を指定した後に 出てきたモデルを削除する ② 注釈→図面→図面ビュー横 の矢印 をクリック→投影タイプを第一角法 から第三角法に変更する ③ ベースビューをクリック 15 ④ 1: 2にする→モデルを貼り付ける ⑤ 貼り付け「Enter」をクリックした後、 側面図と平面図を貼り付け「Enter」 をクリック 16 ⑥ 三面図を確認する 17 8.寸法スタイル管理の設定 ① 形式から寸法スタイル管理をクリック ② 寸法スタイル管理を開いたら修正をクリック ③ 18 補助線延長長さを1にする ④ 30度開矢印にする ⑤ 矢印のサイズを2にする ⑥ ⑦ 垂直方向を上にする ⑧ ⑨ ⑩ 19 文字の高さ2にする オフセットを1にする 寸法線の傾きに合わせる にチェックする 精度を0にする 9.マルチ引き出し線スタイル管理の設定 ① ② 20 形式からマルチ引き出し線 スタイル管理をクリック 修正をクリック ③ 30度開矢印にする ④ ⑤ ⑥ サイズを2にする 文字の高さを2にする 最終行に下線を選択する 21 10.画層プロパティー管理の設定 ここをクリックし、画層プロパティー管理を開く ここを右クリックし 画層を新規作成をクリック し順次線を設定 外形線 かくれ線 中心線 寸法線 線種の尺度はオブジェクトプロパティー管理で 設定 ここをクリックし線の名称、線種、線の太さを順次設定 良く使う線の推奨値 名称 外形線 実線 かくれ線 破線 中心線 一点鎖線 寸法線 実線 線種 Continuous HIDDEN2 CENTER2 Continuous 線の太さ 0.5 0.25 0.13 0.13 22 注)線の太さの比率は 4:2:1となるよう に設定 11.寸法記入 注釈から寸法記入 面取りやフィレットを使った部分は マルチ引き出し線で記入する 穴の寸法を記入したいときは直径寸法記入 をクリックして穴に寸法を記入する 穴が開いたところや対称のところには中心線を 記入する 線分→線分を指定し画層から中心線を選択 23 寸法記入を終えたら次に進む 12.3次元モデルから2次元図面を作成する ① レイアウト1を右クリックしてレイアウト をモデルに書き出しをクリックして保存する ② 作成したレイアウトを開き確認する 24 13.図面用紙(A3サイズ)の作成 正面図でも側面図でもどちらでもいいので ① mvsetup → n → m → 1 → 420 → 297 それぞれこの順序で「Enter」を押していく *完成図 25 14.印刷設定 教室のプロッターに設 定 用紙にフィットのチェックをつける オブジェクト範囲を選択 印刷の中心をチェック 横 レイアウトに適用をクリック 15. レポート提出について 以下の物をレポートとして提出すること 1. 授業で作成した部品を組み立てた図面 2. ラピッドプロタイピング(Rapid Prototyping)について、具体事例(例えば携帯など)を用いて説明せよ 3. CAE(Computer Aided Engineering)について、具体事例(例えば航空機や自動車など)を用いて説明せよ 注)レポートの字体はMS明朝、英数字はTimes-New-Roman、点「、」はカンマ「,」、丸「。」はピリオド「.」でお願いします あと参考文献からは文章をコピーしてそのままレポートに貼り付けるのではなく自分の言葉で書いてください 26