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香川労災病院初期臨床研修パンフレット

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香川労災病院初期臨床研修パンフレット
KAGAWA ROSAI HOSPITAL
平成24年度初期臨床研修医 募集案内
独立行政法人労働者健康福祉機構
香川労災病院
当院への施設見学も下記URLより随時募集しています
http://www.kagawah.rofuku.go.jp/rinsho/kenshu_form.htm
病院紹介
当院は国が開設する厚生労働省所管の病院であり、香川県中讃地域の中核病院として、①地
域医療連携(地域医療支援病院・へき地医療拠点病院)、 ②救急医療、③地域がん診療連携
拠点病院、④勤労者医療の4つの重要な機能を担っています。
①地域医療支援病院として紹介率は75%、逆紹介率45%です。
②救急受け入れ患者数の増加に対応するため2012年から救急棟増築を着工し、2013年の稼
動を予定しています。
③地域がん診療連携拠点病院として医療安全に配慮した「化学療法レジメン対応型電子クリ
ティカルパス」を整備し、外来化学療法も300件/月を超えています。また2011年から放射線治療
の精度向上の為に最高水準の治療装置であるARTISTE(SIEMENS)が稼動しています。
④勤労者医療としては勤労者 メンタルヘルスセンター、 アスベスト疾患センター を有すると
共に、香川県の地域 リハビリテーション支援センター に指定されるなど、県下の専門的かつ
指導的な拠点病院として活動しています。
救急棟増築について
1階に救急外来、2階に化学療法室を設置し、化学療
法室は10床から20床へ拡充します。また、救急病床
を10床増床し、ICUが6床から8床に、HCUが8床新
設となります。
病院長 : 多田 慎也
■住 所 : 〒763-8502
香川県丸亀市城東町三丁目3番1号
■T E L : 0877-23-3111
■ FAX : 0877-24-1147
■E-MAIL : [email protected]
■交通手段 : JR丸亀駅(予讃線)から
バス10分・タクシー5分・徒歩20分
■病床数 : 394床(ICU6床含む)
■診療科 : 16診療科
■その他 : 日本病院機能評価機構認定病院 地域医療支援病院
■その他 : 地域がん診療連携拠点病院 へき地医療支援病院
■その他 : 脳死臓器提供病院 臨床研修病院 救急告示病院
■その他 : 香川県中讃地域リハビリテーション支援センター DPC対象病院 電子カルテ導入
診療概要
■診療科別医師数
(平成23年4月1日現在)
診療科名
内
精
緩
循
外
整
形
脳
泌
産
眼
耳
放
麻
リ
ハ
検
査
健
診
歯
口
計
医師数
15
1
1
4
10
8
1
5
3
4
1
3
4
8
2
2
3
1
77
指導医・上級医
10
1
1
4
8
5
1
4
3
3
1
2
2
5
2
2
2
レジデント
5
2
3
1
2
3
66
65
病床数
20
103
1
1
3
55
27
27
3
58
1
24
19
1
394
■初期臨床研修医
17年度
18年度
19年度
20年度
21年度
22年度
23年度
24年度
予定
研修医1年次
0
4
2
4
4
3
0
4
研修医2年次
2
0
5
3
5
7
2
5
計
2
4
7
7
9
10
2
9
主な出身大学
※当院後期研修医への移行者
16人中12人 75.0%
(平成17年~23年調べ)
岡山大学、久留米大学、香川大学、川崎医科大学、島根大学、岩手医科大学
日本大学、産業医科大学、大分大学
■診療の特色
①最新・高度な労災医療(高圧治療施設、振動障害センター、アスベスト疾患センターの設置)
②救命救急医療(ICU6床を設置しており、24時間体制での救命救急医療を実施)
③地域医療支援病院(医師会との連携協定や地域連携パスの推進等)
④地域がん診療連携拠点病院(がん疾患の集学的な治療等)
⑤職業性疾病の予防活動(積極的な健診活動並びに職業性疾病の早期発見や予防活動を実施)
⑥リハビリテーションにおける先駆的役割(中讃地区の地域リハビリテーションセンターとして、香川県の中心的な役割)
■診療実績(平成22年度)
1日平均患者数
平均在院日数
【入院】362.7人
【外来】1,075.7人
15.1日
【医療計画上の位置づけ】二次
救急医療の提供
【救急専用診察室の有無】有(102.13㎡)
【救急医療を行う診療科】全科
【救急搬送患者数】4,060名(累計)
救急医療の実績
11.1名/日 ※入外比率:38.4%
【一日平均救急患者数】26.2名
【心肺停止状態搬送数】71名
分娩数
130件
剖検数
10件
■医療設備・機器(主なもの)
医療設備
集中治療室(6床)、手術室(8室)、透析室(13床)、救急室(102.13㎡)等
MRI撮影装置(1.5T)、全身用CT撮影装置(64列マルチスライス)、シングルフォトエミッション、
CT(SPECT)、乳房撮影装置、対外衝撃結石破砕装置、心臓血管撮影装置、
医療機器
心臓・頭部・腹部・四肢血管撮影装置、ガンマカメラ、デジタルX線TV撮影装置、
リニアック、骨塩定量測定装置、超音波断層装置、高気圧酸素治療器、
ナビゲーションシステム
ナビゲーションシステムを使用したオペ風景
高気圧酸素治療器
心血管撮影装置
救急室
透析室
研修概要
■病院データ
病院番号
030669
指定基準
基幹型
プログラム名
香川労災病院卒後臨床研修プログラム
プログラム責任者
荒木雅史
評価方法
EPOC導入準備中
■プログラムの特徴
1.1年目は必修科目の内科6ヶ月、救急3ヶ月、選択必修3ヶ月となり同時期に重ならないように配慮します。
「臨床研修の到達目標(厚生労働省)」の全てを達成できるように調整します。
2.2年目に必修科として地域医療1ヶ月、その他は選択必修の期間を11カ月設けることで、将来の選択肢
を幅広く考えることができるように配慮しています。選択科目については必修科目・選択必修科目の研修
終了前に研修医の希望を確認のうえ調整します。
必修
一
選択必修
6M
3M
6W
2W
1M
内科
救急
選択必修
より選択
精神
科
小
児
科
年
次
二
必修
選択科
1M
11M
地域
医療
選択科より選択
年
次
*選択必修は(外科、麻酔科、産婦人科、その他)
*選択科:内、循、外、整、形、脳、泌、産婦、眼、耳、放、リハ、検(病理)、麻・救急
*協力病院 精神科:医療法人社団中和会 西紋病院 小児科:国立病院機構 香川小児病院
地域医療:医療法人健仁会 岩本病院(丸亀市)・土庄中央病院(小豆島)・豊見城中央病院(沖縄) から選択
研修医処遇
身分
常勤嘱託医
【1年次】年額 約4,799,000円 【2年次】年額 約5,031,000円
給与
※各種手当を含む。また、賞与はないが、一時金として、
【1年次】年額 約124,500円 【2年次】年額 約166,000円 の支給実績あり。
【勤務実績】月~金 8:30-17:15
勤務時間・休日
社会保険等
【休日】土日祝祭日、年次有給休暇(1年次:10日、2年次:11日)、夏季特別休暇、
年末年始(12/29~1/3)、冠婚葬祭特別休暇、健康と福祉の事業創設記念日
【医療保険】組合健康保険 【年金保険】厚生年金、厚生年金基金 【雇用保険】有り
【労災保険】有り 【医師賠償責任保険】病院自体で加入(個人での加入は任意)
【間取り】1DK(エアコン・冷蔵庫・洗濯機・ガスレンジ備付完備)
【宿舎費】月額 約4,000円 【駐車場】有り(無料) 各部屋1台のみ
宿舎
【距 離】病院敷地内(病院まで徒歩1-2分)
【その他】宿舎はフローリングに改修
宿舎入居者希望者で、入居できない場合は当院で借り上げします。
(宿舎費は労働者健康福祉機構の規定による)
地域医療の研修先は3施設より選んでいただけます
地域医療の研修先は3施設より選んでいただけます
岩本病院(
岩本病院(丸亀市)
丸亀市)
土庄中央病院(
土庄中央病院(小豆島)
小豆島)
豊見城中央病院(
豊見城中央病院(沖縄県豊見城市)
沖縄県豊見城市)
各診療科の初期研修医早朝講義をご用意します
図書室の風景
専属図書司書がサポートします
図書室の端末より文献検索が可能です
地域医療研修会~福井医科大学より寺澤先生をお招きしました~
「研修医教育と病院の発展」について
「研修医教育と病院の発展」について、
について、福井大学寺澤秀一先生に講演いただきました。講演後も医
学生とのディスカッションをしていただきました。
緩和ケア研修会~研修医の先生も参加しました~
接遇研修会
個人情報研修会
~棚瀬弁護士を迎えて「医療の倫理」
医療の倫理」について~
市民公開講座
香川労災病院のチーム医療
香川労災病院のチーム医療
RST
NST
ICT
使いやすいイントラネットシステム
使いやすいイントラネットシステム
電子カルテを広げてみる
電子カルテを広げてみる
脳卒中連パス画面
脳卒中連パス画面
イントラで職員とメールが可能!
イントラで職員とメールが可能!
グループ登録・
グループ登録・一斉送信
登録・一斉送信が可能!
一斉送信が可能!
MDview
MDview(お薬情報)
view(お薬情報)
今日の治療
今日の治療
海外視察の受け入れ ~ブルネイ・チェンマイの方々を迎えて~
ICLS指導者養成ワークショップの開催
医学生・研修医の先生方もICLS指導者養成ワークショップに参加しました。
ICLSコースの開催
上記WSを受講した医学生・研修医が今度は指導者となり、ICLSコースを開催しました。
診療科
診療科の案内
内科
循環器科
外科
産婦人科
脳神経外科
整形外科
リハビリテーション科
形成外科
耳鼻咽喉科・頭頸部外科
泌尿器科
眼科
放射線科
検査・病理科
麻酔科 救急・集中治療部
内科
内科には、呼吸器内科、血液内科、消化器内科、腎臓/代謝内科の4つのグループがあ
り、各分野の専門医・指導医による充実した研修が受けられます。複数の疾患を抱えている
患者さんには、各グループが協力して診療にあたります。研修施設の指定は、内科学会の
他、呼吸器学会、アレルギー学会、消化器病学会、消化器内視鏡学会、臨床腫瘍学会、透
析学会、糖尿病学会などから受けています。
症例について
診断については、放射線部・検査部と協力して、
各種生検、内視鏡検査、画像検査など高度な診断学
を経験することができます。治療についても内視鏡的
治療、抗ガン剤治療、透析治療はもちろん、集中治
療室における重症例や手術目的外科転科など豊富
な症例を経験することができます。
手術名
気管支鏡
114
上部消化管内視鏡
ERCP
・内科医として基本的知識・技術を学ぶ
・MSWと協力して社会的背景も考慮した治療アプロー
チを経験する
・救急症例の対応
・上部及び下部消化管内視鏡検査
・抗生剤や抗ガン剤などの特殊な治療
・人工呼吸器管理
・慢性腎不全に対する透析処方や管理
内視鏡的粘膜下層剥離術
下部消化管内視鏡
肝細胞癌ラジオ波焼灼療法
骨髄穿刺
内科での研修を志望される方へ
初期研修では、多くの症例を体験し、その治療過程
をしっかりとその目で見ていくことが重要です。
香川労災病院での内科研修がきっと未来のあなた
を支えてくれます。
64
2158
431
9
184
腎生検
29
抗ガン剤治療
肺癌
(のべ投与日数)
546日
血液癌 (のべ投与日数)
1190日
血液透析 (のべ件数)
当院で習得できる基本的手技(1~2年)
・輸液や輸血管理、血糖管理
・気管支鏡や上部及び下部消化管内視鏡診断・治療
・骨髄穿刺、腎生検などの施行と読み方
・抗生剤や抗ガン剤などの処方
・中心静脈カテーテル挿入
・透析用カテーテル挿入
・人工呼吸器管理
4371
232
大腸内視鏡的粘膜切除術
研修内容
2011
写真添付
1800件
内科の風景
循環器科
循環器科医は現在4名で、そのうち循環器学会専門医は3名(うち日本心血管イン
ターベンション治療学会専門医2名)で構成されています。また、日本循環器病学会認
定循環器専門医研修施設の指定を受けています。
研修内容
循環器内科医として基本的な知識・技術を習得し、診断、治療へと結びつけます。
当院で習得できる基本的手技
・心電図、負荷心電図、トレッドミル負荷心電図
・心筋シンチ検査
・心エコー検査、経食道心エコー検査
・心臓カテーテル検査ないし治療
検査
2011
2010
2009
心臓カテーテル検査
555
481
328
冠動脈形成術
276
207
138
7
4
3
56
40
30
2244
2123
1455
141
107
39
四肢末梢血管拡張術
ペースメーカー植え込み術
(新規植え込み+電池交換)
心エコー検査
心筋シンチ検査
モニターから見た心臓カテーテルの風景
心臓カテーテルを実施する後期研修医
循環器科での研修を志望される方へ
全ての検査治療においてまず、助手として経験し、術者として経験を積むよう指
導いたします。
外科
当科は香川県中讃地区の中核病院的役割のため、消化器外科、肝胆膵外科、乳腺
内分泌外科,呼吸器外科などの外科全般的な症例数が豊富です。がん診療連携拠点
病院に指定されており、癌の手術数、化学療法件数は県下でもトップを争う症例数を誇
ります。外科医は現在10人で、そのうち日本外科学会指導医4人、同専門医7人(その他
呼吸器外科専門医1人、消化器外科専門医3人、乳腺専門医1人等)で、各分野の研修
施設の指定を受けています。
研修内容と当院で修得できる基本手技(1~2年)
一般外科医として基本的な知識・技術を身につけることを目的とします.
研 修 内 容: 診察・診断法、検査(内視鏡・US検査・造影検査)、手術、
術前・術後管理、救急外科、学会発表・誌上発表など
基本的手技: 結紮・縫合等の基本的手術手技、外来小手術・処置、腹腔・胸腔ドレナージ、
鼠径ヘルニア根治術、虫垂切除術、胆嚢摘出術癌に対する手術、急性腹症
等の緊急手術など
手術症例数
がんの手術件数
手術名
2011
2010
2009
乳腺・甲状腺
140
141
120
肺・縦隔
112
101
70
食道・胃・十二指腸
129
130
140
小腸・虫垂
91
78
78
大腸・肛門
151
126
148
ヘルニア・イレウス
128
125
156
肝・胆・膵・脾
191
166
161
その他
61
66
65
総数
1003
936
当院におけるがん化学療法件数
938
外科での研修を志望される方へ
豊富な手術症例があり、鏡視下手術
等を含む最新の手術が学べ、各分野に
は指導医,専門医がいるため、充実した
研修が受けられます。また、癌の症例だ
けでなく臨床研修医の期間中に執刀経
験すべき虫垂炎、ヘルニア、胆嚢結石
などの良性疾患の手術数も非常に多い
特徴があります。
基本的な手術手技を習得し、助手か
ら始めて徐々に術者の経験を積めるよ
う指導します。
虫垂・ヘルニア・胆嚢摘出術手術数
産婦人科
当科は香川県西部地区の産婦人科基幹病院として、救急疾患症例を含め、近隣施設よ
り幅広く紹介を受け入れています。産婦人科医は他科兼務や委託も含め現在7名(専従4
名)で、後期研修医以外の6人全員が産婦人科専門医です。(うち婦人科腫瘍専門医1名、
母体保護法指定医2名) また、当院は平成24年3月現在において日本産婦人科学会指
定の卒後研修指導施設、日本婦人科腫瘍学会の専門医制度規則指定修練施設の指定
を受けています。
症例について
右記のように、婦人科腫瘍を主として、産科手術
も含め、幅広い手術症例を扱っています。婦人科
悪性腫瘍と腹腔鏡や子宮鏡下での手術とメッシュ
挿入による子宮脱矯正手術(TVM手術)に力を入
れています。分娩件数は少なめですが、母体に合
併症等の問題のある症例の割合が多く、貴重な症
例を経験できます。
研修内容
外来は子宮癌検診と胎児超音波検査から研修を始
め、手術や分娩は指導医の介助、助手から経験を積
み、徐々にできる事を増やしてスキルアップしていけ
るように丁寧に指導します。
当院で習得できる基本的手技
良性腫瘍手術や産科手術の執刀または助手、婦
人科悪性腫瘍の助手を務めます。子宮癌検診、婦
人科や胎児の超音波検査が独力で行えるようにな
ります。正常分娩を独力で取り扱えれるようになり
ます。
希望があれば、産婦人科専門医、母体保護法指
定、婦人科腫瘍専門医の資格取得のための研修も
当院で行えます。
手術名
2011
子宮悪性腫瘍手術
29
子宮付属器悪性腫瘍手術
12
子宮全摘術(腹腔鏡手術含む)
77
子宮付属器腫瘍摘出術(開腹)
39
同上(腹腔鏡下手術)
63
子宮脱手術(メッシュTVM法)
24
同上(子宮全摘+膣壁形成)
21
筋腫核出術(腹腔鏡手術含む)
15
子宮頚部円錐切除術
47
子宮鏡下内膜腫瘍切除術
48
子宮内膜掻破・流産手術
25
帝王切開
32
子宮頚管縫縮術
5
総数
508
写真添付
産婦人科での研修を志望される方へ
産婦人科は医師の絶対数が少ないため、医師一
人あたりの症例数は非常に多く、貴重な症例を多
数経験できる環境に現在あります。将来産婦人科
志望で研修される方はもちろん大歓迎ですが、前
期研修の選択科の一つとして、産婦人科を選択さ
れて、研修される方も歓迎いたしますので、どうぞ
おいで下さい。
腹腔鏡手術に取り組む後期研修医
脳神経外科
脳神経外科医は現在5名で、そのうち脳神経外科専門医4名(うち脳神経血管内治療専
門医3名、脳卒中専門医4名、脊髄外科学会認定医2名)で構成されています。
日本脳神経外科学会専門医訓練施設、日本脳卒中学会専門医認定制度研修教育病院
の指定を受けています。
当科で扱う疾患は脳卒中、脳腫瘍、脊髄疾患、外傷などです。
症例について
脳腫瘍、血管障害、外傷、脊髄疾患など
豊富な症例があり、経験豊かなスタッフが
指導します。
研修内容
・脳神経外科医として基本的な知識・技術
を身につけることを目的とします。
・神経学的診察法(脳卒中分野も含む)
・検査(CT、MRI、脳血管撮影など)
・手術(後述)および脳血管内手術
・術前、術後管理
当院で習得できる基本的手技
・皮膚・皮下の縫合手技
・脳室ドレナージ
・穿頭洗浄術
・脳血管撮影
・頭部外科手術
・脳内出血(顕微鏡使用)
・頚動脈内膜剥離術
・バイパス手術
・脳腫瘍摘出術
・脳動脈瘤クリッピング術
・頚動脈ステント留置術
・脳動脈瘤コイル塞栓術
手術名
2011
2010
2009
脳腫瘍
37
43
32
43
脳動脈瘤
18
36
36
40
3
4
0
1
20
20
40
23
バイパス手術
7
24
11
7
微小血管減圧術
1
5
3
4
慢性硬膜下血腫
79
69
86
75
脊椎・脊髄手術
42
45
51
33
血管内手術総数
19
33
27
16
(8)
(15)
(11)
(8)
(10)
(10)
(2)
(3)
(1)
(4)
(2)
(2)
305
397
401
359
脳動静脈奇形
内膜剥離術
(コイル塞栓術)
(頚動脈ステント)
(硬膜動静脈瘻)
総数
脳神経外科での研修を志望される方へ
症例が豊富であり、まず助手を経験しなが
ら、徐々に術者として経験を積むことができ
るよう指導します。
2008
顕微鏡下に手術を実施する後期研修医
整形外科
整形外科は筋骨格系疾患を扱い、主に骨折などの外傷、腰痛などの脊椎疾患、膝痛など
の関節疾患を扱っていますが、膝の半月損傷や靱帯損傷などのスポーツ外傷も増えていま
す。整形外科医は10名でそのうち6名が日本整形外科学会専門医の資格をとり、研修医の
指導に当たっています。
症例について
当科の手術件数は毎年増加し、昨年は1146手術あり、内容は表のとおりですが、半
数以上が骨折などの急患手術となっています。グループごとに手術適応を厳格にし、
適格な手術を行っています。
研修内容
・整形外科医としての基本的な知識・技術を身につけることを目的とします。
・骨折などは基本から取得できます。
・X線、CT、MRIなどの画像診断ではピットホールも習得できます。
・脊髄造影、筋電図、関節造影などの諸検査を指導します。
()件数は人工関節数
2011
2010
2009
・術前術後の管理
外傷
690
646
638
・神経学的診察法
当院で習得できる基本的手技
・創傷治療(縫合など)の基本手技
・骨折・脱臼の整復法(ギプス治療)
・関節疾患の診察法
・骨折治療の理論と内固定法の実際
・脊椎手術
・人工関節手術
・絞扼性神経障害の診断・治療
・脊髄・関節造影の手技
整形外科での研修を志望される方へ
関節
74(55)
76(45)
77(49)
腫瘍
37
20
23
脊髄
184
170
142
手の外科
69
64
67
その他
92
106
86
1146
1082
1033
そう手術件数
写真添付
指導医の指導のもと執刀する研修医
当科は上記のように、幅広い領域の症例が豊富であり、経験豊富なスタッフが分かりや
すく指導します。手術は助手として実際の手術手技の基本から習得でき、最後には術者
として執刀できるレベルをめざしています。
リハビリテーション科
日本リハビリテーション医学会認定の研修施設で、専門医3名(1名は指導医)、認定
臨床医2名です。理学療法士7名、作業療法士3名、言語聴覚士1名です。脳血管疾患
等リハ、運動器リハ、呼吸器リハの施設基準(I)を満たし、心大血管疾患リハ、がん患者
リハも行っています。また、中讃地区地域リハビリテーション支援センターに指定されて
いて、地域連携パスで地域の病院と連携しています。
外来患者数
症例について
当科の1ヵ月当たりの患者数は延べ約
2500人です。経験豊かなスタッフが指導
します。
脳血管疾患等
診療内容、研修内容
脳性麻痺を含む小児疾患
・リハ科紹介症例の機能検査等の評価
・リハ対象症例のリスク評価
・リハ実施計画書の作成
・リハ治療の内容、治療効果の目標とゴ
ールの設定
・リハの効果判定、再度の実施計画また
は終了判定
・義肢装具、車いす等の処方および装着
判定
・身体障害者診断書・意見書、年金診断
書の作成
・労災保険・自賠責保険等の後遺診断書
の作成
・介護保険主治医意見書の作成
脊髄損傷その他脊髄疾患
関節リウマチを含む骨関節疾患
2011
1600
250
1000
6
神経筋疾患
30
切断
15
呼吸・循環器疾患
200
注:入院患者のリハ科紹介患者を含みます。
広い理学療法室(他は全員ベッドサイドリハ中)
当院で習得できる基本的手技
紹介症例の病状の理解、障害の理解(機能障害、能力障害、社会的不利)、リスク
評価ができるようになり、リハ指示が出せるようになるのを目標にします。
リハビリテーション科での研修を志望される方へ
リハビリテーション科は他科から紹介された患者さんにリハビリテーション医療を提
供する科ですが、様々な科や医療の知識が必要です。国家試験で知識豊富な初期研
修医の方々には、患者さんを第一に考えるという意気込みさえあれば、リハビリテー
ション科の医師になったも同然です。一緒にがんばりましょう。
形成外科
形成外科で縫合技術、創傷治療について学びませんか!平成18年度の統計では形成
外科医は全医師数の0.7%と報告されています。
将来形成外科医を目指す方は100人に一人もおられないようです。専門化された近年
の医療現場では、先に進めば進むほど他科の技術に触れる事は少なくなってしまいます。
形成外科というと口唇顎口蓋裂、小耳症の再建といった、まさに専門的な手術を、まず
思い浮かべられると思います。ただ、こういった手術も例えば小さな母斑を切除し縫縮す
る、局所皮弁で修復する、そういった形成外科の基本手技の積み重ねの延長線にあるも
のに過ぎません。
研修内容
外科系志望の諸君:体幹の炎症性粉瘤、脂肪腫、陥入爪による爪周囲炎、小外傷等々、開
業医レベルの患者さんも来られます。将来開業を考えておられるなら貴重な経験となると思い
ます。専門医を目指す場合も、フックピンセットを用いた真皮縫合など形成外科的手技を少しでも
経験しておけば、将来の縫合に対する考え方は少し違ったものになるかもしれません。
内科系志望の諸君:高齢化に伴い褥瘡を併発し、基礎疾患が悪化して救急外来に搬送・入
院されるお年寄りが増えています、褥瘡に限らず,小さな膿瘍でも切開しないでそのままにす
れば、炎症は波及します。そんな時に外科医に頼らず、すぐに自分で切開なりデブリードマンが
できれば、炎症は急速に消退してゆきます、主治医として少し満足気にもなれます。一度でも
経験すれば些細な手技です。また救急外来で簡単な縫合処置をしないといけない病院もあり
ます。縫合も結局は慣れです。すぐに患者さんでという訳にはゆきませんがスポンジなどで練習
しましょう。
皮膚科志望の諸君:当院には皮膚科が無く、尋常性
疣贅の液体窒素療法や、熱傷、褥瘡の保存的加療も
当科で行っています。母斑切除など皮膚科小手術は
もちろんです。希望があれば空いた時間に病理部で
の組織診断等の研修も可能です。
形成外科での研修を志望される方へ
いわゆる創傷、褥瘡治療において、「湿潤環境
下での創傷治療」の論理が展開され、様々な被覆
材が開発されています、適切に用いなければ本来
指導医の下、褥瘡治療を実施する初期研修医
の効果は引き出せません。
また「消毒はしてはいけない水道水で洗いなさい」そういった事も当然の真理の様に語られて
いますが、はたして実際の創傷治療においてそうなのでしょうか。手術手技だけでなく、こう
いった保存的治療の基礎も一緒に学びませんか。
当科では後期研修は行っていませんが、他科研修期間に当科を数ヶ月、または手術のみ研
修といった事も可能です。
昭和57年、当時「東の大森、西の谷」と称されていた川崎医科大学初代形成外科教授、故 谷太三郎先生の人柄と
その手術に憧れ形成外科を志す。 形成外科 田中 均
耳鼻咽喉科・頭頸部外科
耳鼻咽喉科医は現在3名で、そのうち耳鼻咽喉科専門医2名で構成されています。日本耳
鼻咽喉科学会専門医研修施設の指定を受けています。
当科で扱う疾患は、頭頸部腫瘍、鼻副鼻腔疾患、急性感染症、急性感音難聴などです。
症例について
頭頸部腫瘍、鼻副鼻腔疾患、扁桃疾患など豊富
な症例があり、経験豊かなスタッフが指導します。
研修内容
・耳鼻咽喉科医として基本的な知識・技術を
身につけることを目的とします。
・検査(喉頭ファイバー、エコーなど)
・手術(後述)
・術前・術後管理
当院で習得できる基本的手技
・皮膚・皮下の縫合手技
・扁桃摘出術、アデノイド切除術
・鼻中隔矯正術、粘膜下鼻甲介切除術
・内視鏡下副鼻腔手術
・声帯ポリープ切除術
・頸部リンパ節摘出術
・気管切開術
・顎下腺摘出術
・耳下腺腫瘍摘出術
・頭頸部腫瘍摘出術
・鼓膜チュービング術
手術名
2010
口蓋扁桃摘出術
90
鼻中隔矯正術
50
内視鏡下副鼻腔手術
60
顎下腺摘出術
8
耳下腺腫瘍摘出術
10
頚部リンパ節摘出術
25
気管切開術
25
鼓膜チュービング術
10
LMS
30
頭頸部悪性腫瘍手術
15
その他
25
総数
348
耳鼻咽喉科での研修を志望される方へ
症例が豊富であり、まず助手を経験しながら、
徐々に術者として経験を積むことができるよう指
導します。
口蓋扁桃摘出術をしている後期研修医
泌尿器科
泌尿器科医は現在3名で、そのうち泌尿器科専門医は3名で構成されています。また、日本泌尿
器科学会専門医教育施設の指定を受けています。当科で扱う疾患は、尿路悪性腫瘍、尿路結石、
排尿障害、泌尿器的腎・尿路疾患などです。
症例について
経験目標項目において必修項目になっている血
尿、排尿障害(尿失禁・排尿困難)、悪性腫(腎盂、
尿管、膀胱、前立腺等)尿路結石、尿路感染症等
豊富な症例があり、経験豊かなスタッフが指導い
たします。
手術名
前立腺全摘
81
根治的腎摘
16
腎尿管全摘
12
膀胱全摘
研修内容
泌尿器科医として基本的な知識・技術を身
につけることを目的とします。
臨床検査(検尿、尿沈渣)
2011
6
TURBT
102
TURP
152
前立腺生検
386
TUL
手術・手技(尿道麻酔、仙骨麻酔、導尿法
膀胱鏡下で尿管カテーテル挿入
・及び尿管ステント留置、ESWL等)
当院で習得できる基本的手技
膀胱鏡
経直腸的前立腺生検術
膀胱瘻・経皮的腎瘻造設
陰嚢水腫穿刺術
包茎手術
経尿道的手術等
泌尿器科での研修を志望される方へ
症例が豊富であり、しっかりと経験を積むことができます。まずは見学から足を運んでみ
てはいかがでしょうか。皆さんとお会いできること心よりお待ちしています。
56
眼科
眼科は、現在常勤医1名、非常勤医1名(ともに日本眼科学会専門医)で診療していま
す。当院で扱う疾患は白内障、緑内障、糖尿病網膜症、屈折異常などが主となります。
日本眼科学会専門医制度研修施設になっています。
症例について
白内障手術が主で、その他、レーザー手術、外眼部手術なども行っています。
研修内容
眼科領域の疾患に対する適切な診断、検
査、治療を行うための基本的能力を身につけ、
患者の状態が把握でき、初期治療が行える
ようになることを目的とした研修となります。
手術名
2011
2010
2009
白内障手術
153
189
183
外眼部手術
12
20
16
当院で習得できる基本的手技
・眼科的諸検査(眼底検査、眼底カメラ撮影、
眼圧検査、超音波検査、三次元画像解析検
査など)
・眼科理学的検査(対光反射、輻湊反射、眼
球運動、視力検査、視野検査など)
・眼科手術の基礎と手術の助手(レーザー治
療、外眼部手術、白内障手術など)
・眼科基本処置
・眼科救急疾患の初期治療
・眼鏡、コンタクトレンズ処方
眼科での研修を志望される方へ
眼科学会専門医の取得を目指し、眼科診療の基本的知識や手技が習得
できるように指導します。
放射線科
放射線科は現在5名の医師で診察を行っています。そのうち放射線科専門医は2名(放射線診断専門
医、放射線治療専門医)です。日本医学放射線学会専門医修練機関、日本核医学会専門医教育病院、
日本IVR学会専門医修練機関、日本放射線腫瘍学会認定協力施設の指定を受けています。単純X線撮
影装置、マンモグラフィー撮影装置、X線TV装置 2台、CT装置 2台、1.5TMRI装置 2台、血管撮影装置 2
台、デジタルガンマカメラ 1台、放射線治療装置 1台、放射線治療用CT装置 1台など最新の診断・治療
装置を利用し診療しています。
研修内容
放射線科医として適切な画像診断および放射線治療を行うための基本的知識、能力を身につけ、放
射線科および放射線業務についての理解を深めることを目標とします。
画像診断では、CT・MRI・RI検査の読影、診断を行います。検査の方法、造影剤についての知識、検
査の適応について学びます。また、腹部超音波検査、消化管造影検査を行い検査手技についての知識
を習得します。IVR(Interventional Radiology)では、超音波装置や血管撮影装置を利用した膿瘍ドレ
ナージやPTBD(経皮的胆道ドレナージ術)、肝動脈塞栓術、外傷性出血に対する動脈塞栓術や透析
シャント血管の経皮的血管形成術などのIVR手技を行います。IVR手技の方法、適応、注意すべき合併
症について学びます。
放射線治療は、治療装置が2011年1月に最新治療機器に更新され、定位照射+IGRT、IMRT等の高
精度照射が可能となりました。放射線治療の最新の治療法や適応、合併症について学びます。
画像診断、放射線治療はこれからもっともっと進歩するでしょうし臨床現場には必要不可欠です。CT
やMRI画像の異常所見を指摘し鑑別診断、臨床診断を挙げる能力“読影能力”は簡単に習得できるもの
ではありません。限られた研修期間で読影ができるようにはなりません。しかし、各画像診断における正
常解剖の確認、異常所見とその成り立ち、common diseaseを中心とした異常所見、救急疾患の異常所
見について、実際臨床やteaching filmを利用した研修をおこない、将来、臨床現場で役に立つ知識が得
られるよう研修内容を考えています。
CT・MRI・RI検査件数
2011年
年
2010年
年
2009年
年
2008年
年
CT
24819
23384
20788
20598
MRI
7892
7831
7283
7522
RI
1462
1492
1264
1389
とある日の
読影室風景
放射線治療件数
*放射線治療は、治療装置更新のため2009年9月~2011年1月まで休止
2011年
年
2010年
年
2009年
年
2008年
年
新患
222
-
146
224
再診
17
-
22
41
放射線治療装置2011年2月更新
放射線科での研修を志望される方へ
放射線科医の仕事は、Doctor’s Doctorとしての業
務であり非常にやりがいのある分野です。一緒に仕
事ができる若いENERGYをお待ちしています。
CTガイド下生検のシュミレーション
を行う後期研修医
検査・病理科
病理医は現在2名で、そのうち病理学会認定専門医1名、臨床細胞学会認定専門医1名、
厚生労働省認定解剖資格者2名、臨床検査医学会認定管理医1名で構成されています。
また、日本病理学会認定施設(B)、日本細胞学会認定研修施設の指定を受けています。
当科では、全身諸臓器から採取された組織・細胞の検査、剖検を行っています。
症例について
香川労災病院では、各科が活発な診療
を行っており、病理に提出される検体は
平成23年1年間に組織診断数6,100
件、迅速組織診断640件を、また細胞診
断数は13,100件をこえています。
種
別
組
織
2010
2009
内科
1,770
1,938
1,983
外科
1,688
1,646
1,554
120
120
108
98
122
114
泌尿器科
854
705
803
産婦人科
1,033
1,120
908
耳鼻咽喉科
380
364
362
口腔外科
188
122
63
形成外科
44
51
64
総数
6,176
6,192
5,962
内科
1,057
1,047
991
外科
1,555
1,442
1,110
泌尿器科
1,747
1,779
1,747
産婦人科
6,778
6,709
6,305
人間ドック
1,851
1,646
1,680
13,113
12,736
11,895
整形外科
脳神経外科
研修内容
病理専門医として必要な基礎的な知識、
考え方を習得することを目指します。
症例は豊富で、全身諸臓器からまんべん
なく提出されるため、病理組織診断全般
にわたって、経験することができます。
2011
診療科
細
胞
当院で習得できる基本的手技
専門医資格として日本病理学会病理
専門医、日本臨床細胞学会細胞診専門
医、厚労省死体解剖資格などです。
検査・病理科での研修を志望される方へ
病理医師は常勤2名で、1名は経験年数25
年の医師で、もう1名は意欲的な若手病理医で
あり、組織・細胞所見の見方、マクロ所見の取り
方はもちろん、各診療科医師との意見交換な
ど、病院病理医として必要不可欠なことを懇切
丁寧に指導をいたします。
総数
麻酔科 救急・集中治療部
麻酔科、救急・集中治療部においては、1.手術室での麻酔、2.救急・集中治療での診療、
3.ペインクリニック(緩和ケア)の研修を受けることできます。
麻酔科は現在8名で、そのうち2名が日本麻酔科学会指導医、3名が日本麻酔科学会専
門医(その他、集中治療専門医2名、救急科専門医2名、ペインクリニック専門医3名)です。
当院は、日本麻酔科学会認定指導施設、日本救急医学会指定施設、日本集中治療医学
会専門医研修施設、ペインクリニック専門医認定施設であり、将来専門医を取得すること
が可能です。
研修内容
1.麻酔の研修
当院は香川県中讃地区の地域医療の中核病院として
位置付けられており、手術件数も非常に多く、年間約
4,400症例の手術が行われております。そのうち麻酔科
管理件数は約3,700症例です。手術の麻酔管理を通して、
いずれの診療科においても必要な基本的な生命維持方
法(呼吸・循環管理)を修得することができます。研修中に
は、全身麻酔に必要な気道確保、気管挿管、人工呼吸
(人工呼吸器の扱い方)、鎮静法(静脈麻酔)、鎮痛法(硬
膜外麻酔、麻薬など鎮痛剤の扱い)、血圧管理法(観血的
動脈圧測定、昇圧剤・降圧剤の使い方)などを徹底的に
指導します。
2.救急・集中治療部での研修
前述のように地域の基幹病院であり、一年間に約
4,000台の救急搬送症例を受け入れています。また、集
中治療室には、年間約800名の入室があり、さまざまな
重症症例の治療を経験することができます。救急部に
おいては、救急患者の診療のみならず、心肺蘇生法
(BLS, ACLS)、外傷診療(JATEC,JPTEC)などを修得し
ていただくことになります。H25年春には救急棟が完成
する予定であり、ICUが6床から8床に増床され、新たに
HCUも8床新設されることになり、救急・集中治療部門
が一層充実する予定です。
3.ペインクリニックに関する研修
日本ペインクリニック学会専門医3名により、年間約
8,000名の外来患者数の診療を行っております。このよ
うに豊富な症例の診療が可能であるとともに、緩和ケ
アチームの一員となり積極的に癌性疼痛の治療にもた
ずさわっていただきます。ペインクリニック研修中には、
様々な要因による疼痛の診断と対処法を学ぶと共に、
疼痛に伴う心理的・身体的症状(不定愁訴など)の治
療の修得を目指します。
麻酔科/救急・集中治療部の風景
お伝えしたいこと
院長
多田慎也
副院長
津村眞
副院長
北浦道夫
内科部長
臨床研修委員会委員長
荒木雅史
医師としての新たなスタートライン
医療を目指す気持ちは、医学部を受験するところから始まっています。
これまで多くの医学知識を学び、医療面接においては患者さんとのふれ合いもあったと思います。
これからは臨床研修医として病める人に寄り添い、患者の気持ちをより深く理解し、自分より人生経験の長
い人達から多くを学び、医師として成長することが期待されています。
当院は香川県の中讃地域における地域医療支援病院として、多くの医療機関と医療連携を結び、地域が
ん診療連携拠点病院としても専門的ながん治療をリードしています。一方で救急医療においても地域住民
の信頼を得ており、24時間体制で救急搬送への対応を行っています。
当院では、熱心な指導医のもとで多くの症例を経験をすることができ、安心安全な研修が可能です。
卒後臨床研修を控えた皆さんには、当院の見学をお勧めします。ご希望の体制で、実習できるように対応
させて頂きます。
それでは、お会いできる日を楽しみにしております。
院長
多田
慎也
医師としてだけではなく、人として成長する
当院は香川県丸亀市に位置し、中讃地区(人口約25万人)の中心病院です。昭和31年に設立されて
以来、地域の市民病院的役割を担ってまいりました。平成22年、救急患者数は11246人、院内がん
登録者数は1305件でした。
市の中心部には日本一美しいと言われる石垣を有する丸亀城があり、周囲は堀でめぐらされておりま
す。静かな落ち着いた雰囲気の中で、日夜、地域住民のために診察に励んでおります。
初期研修医の皆様は、これから社会人として、また、医師としての一歩を踏み出すわけでありますが、
これからの数年間は大変重要な時期にあるといえます。特に最初の初期研修2年間は医師としてだけ
ではなく、人として成長していただきたいと考えます。
時々、医師の中には、病気は治すが、病人を治せない人を見受けます。
患者さんは大変弱い立場です。また、その周りの家族も同様です。まずは暖かい思いやりの心を持っ
て研修に励んでいただきたいと思います。そして、同時に十分な知識と技術を身につけ、人間性あふ
れる素晴らしい医師を目指していただきたいと考えます。
是非、香川労災病院において、ともに学びともに成長いたしましょう。
副院長
津村
眞
より良い研修が送れるよう、様々なサポートをご用意いたします
卒後医師臨床研修制度は平成16年4月、これまでの努力目標から必修・義務化となり、社会のニーズ
としてプライマリ・ケアを重点的に研修することが義務付けられました。さらに平成22年度より、臨床研修
プログラムに変更があり、初期臨床研修は実質1年間に圧縮されており、早期に専門診療科研修に入る
ことが可能となりました。
これから研修先を選ばれる医学生の方々に誇れる香川労災病院の特徴としましては、過去に在籍した
初期研修医が当院でそのまま後期研修に移行する割合が高いことがあげられると思います。
その理由としては救急搬送患者も多く、また地域がん診療拠点病院でもあり豊富な臨床症例が経験できるからだと思います。
当院は、そういう意味で後期研修病院としてもまさにうってつけであり、初期研修・後期研修を「中高一貫校」
さながらに出来る病院であると考えております。
初期・後期臨床研修プログラムも皆様の意向を尊重した充実した内容とし、他の医療スタッフと連携してより
良い研修が送れるように、さまざまなサポートするつもりです。
また、平成25年春には新しい救急棟が完成の予定で、より一層の救急体制の充実がはかれると思います。
日々忙しい研修になると思いますが、皆様との出会いを心待ちにしております。
副院長
北浦
道夫
相談し、教えてもらい、成長しましょう。
患者さんのためになる医療をするには、医学的な知識や技術だけでは成り立ちません。
医師として知識や技術はもちろん大切で、研修医の期間にたくさん症例を経験し勉強する
ことで実力がついていきます。
しかし医師だけでは患者さんのためになる医療を提供することはできないのでチーム医療
というのが大切になってきます。
現在の医療は多くの職種の人が協力することで成り立っています。
病院にはいろんな職種の人がいます。チーム医療といわれていますがチーム医療を支える
また別の職種のチームもあります。
研修医は、まず社会人としても第一歩を踏み出したばかりですから、先輩の医師だけでなく
多くの社会人としての先輩に教えてもらうことも必要です。
いろんなチームが協力していくにはコミュニケーションが大切です。
疑問があれば相談し、教えてもらい成長していきましょう。研修医の期間は教えてもらう
大切な時期です。当院にこられた研修医の数はこれまで決して多くはありません、しかし
当院で研修された先生の多くは3年目以後も残って一緒に働いています。
当院には救急患者さんも多く忙しい日もあります、自分の体調に気をつけることも大事です。
医療者の体調が悪ければ決して患者さんのためにはなりません。
忙しい時には協力しあって仕事を続けていかなくてはなりません。当院の研修で協力しな
がら成長していきませんか。
内科部長
臨床研修委員会委員長
荒木
雅史
ぜひ病院見学にお越しください。病院全体で歓迎いたします。
「閑静な城下町、お城から見下ろせる病院・町並みに惹かれ県外から来ました。
当院は地域の中核病院であり、多くの症例に恵まれている点も魅力の一つだと
思います。」(研修医2年目)
「多種多様な患者・疾患を経験できます。当直時には、ウォークインファーストを
任されていますが、すぐ傍で指導医がついてくれていたので安心して患者さん
にあたることができました。」(研修医2年目)
「医師の連携が良いだけでなく、看護師、コメディカルとの垣根が低くチーム医
療が実践できる環境の良い病院です。初期研修を終えた先輩医師の多くが、
当院の後期研修に進んでいることも惹かれる点です。」(研修医2年目)
「電子カルテ・イントラネットが充実していることも研修をするうえで大事だと思い
ます。院内感染、医療安全の情報がリアルタイムで職員同士で共有できます。
また、「今日の医療」・「薬剤情報」などの閲覧が可能です。知りたいこと・調べた
い事・伝えたい事が瞬時に簡単に可能であるという点は、香川労災病院の強み
だと思います。」(研修医2年目)
募集要項
募集定員
応募資格
4名
①医師免許取得者又は平成24年度の取得見込者
②医師臨床研修マッチング参加者IDの取得(見込み)者
①申込書(指定様式)
応募書類
②履歴書(指定様式)
③成績証明書
④最終学校卒業(見込み)証明書
試験会場
香川労災病院 管理棟3階 会議室
試験日程
詳細が決定次第、HPにて広報する予定です。
下記応募先へ、応募書類①~④を送付下さい。
応募方法
提出期限は、各試験日1週間前必着にてお願いします。
〒763-8502 香川県丸亀市城東町3-3-1
独立行政法人労働者健康福祉機構 香川労災病院
総務課
応募・連絡先
中島
TEL:0877-23-3111
FAX:0877-24-1147
Email:[email protected]
URL:http://www.kagawah.rofuku.go.jp/
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