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「日本再興戦略」改訂2014(一部抜粋)(PDF:226KB)

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「日本再興戦略」改訂2014(一部抜粋)(PDF:226KB)
参考5
「ロボット」に係る各種戦略中の記述(抜粋)
「日本再興戦略」改訂 2014
(平成 25 年6月 14 日閣議決定、平成 26 年6月 24 日改訂)
第一 総論
Ⅱ
1(2)
(社会的な課題解決に向けたロボット革命の実現)
日本がこれまで世界をリードし、そしてこれからも新たな市場を作り出すことができる、
イノベーションの象徴とも言える技術は、ロボット技術である。近年の飛躍的な技術進歩
と IT との融合化の進展で、工場の製造ラインに限らず、医療、介護、農業、交通など生活
に密着した現場でも、ロボットが人の働きをサポートしたり、単純作業や過酷労働からの
解放に役立つまでになっている。ロボットは、もはや先端的な機械ではなく我々の身近で
活用される存在であり、近い将来、私たちの生活や産業を革命的に変える可能性を秘めて
いる。
少子高齢化の中での人手不足やサービス部門の生産性の向上という日本が抱える課題の
解決の切り札にすると同時に、世界市場を切り開いていく成長産業に育成していくための
戦略を策定する「ロボット革命実現会議」を早急に立ち上げ、2020 年には、日本が世界に
先駆けて、様々な分野でロボットが実用化されている「ショーケース」となることを目指
す。
<鍵となる施策>
① 成長志向型の法人税改革
② イノベーションの推進と社会的課題解決へのロボット革命
第二 3つのアクションプラン
一
3(3)
iii)ロボットによる新たな産業革命の実現
グローバルなコスト競争に晒されている製造業やサービス分野の競争力強化や、労働者
の高齢化が進む中小製造事業者や医療・介護サービス現場、農業・建設分野等の人材不足
分野における働き手の確保、物流の効率化などの課題解決を迫られている日本企業に対し
て、ロボット技術の活用により生産性の向上を実現し、企業の収益力向上、賃金の上昇を
図る。
このため、日本の叡智を結集し「ロボット革命実現会議」を立ち上げ、現場ニーズを踏
まえた具体策を検討し、アクションプランとして「5カ年計画」を策定する。また、技術
開発や規制緩和、標準化により 2020 年までにロボット市場を製造分野で現在の2倍、サー
ビスなど非製造分野で 20 倍に拡大する。さらに、こうした取組を通じ、様々な分野の生産
性を向上させ、例えば製造業の労働生産性について年間2%を上回る向上を目指す。
さらに、2020 年オリンピック・パラリンピック東京大会等に合わせたロボットオリンピ
ック(仮称)の開催を視野に入れるなど、ロボットスーツや災害対応ロボットをはじめと
した様々な分野のロボットやユニバーサルデザインなどの日本の最先端技術を世界に発信
する。
「スマート農業」に係る各種戦略中の記述(抜粋)
農林水産業・地域の活力創造プラン
(平成 25 年 12 月 10 日
農林水産業・地域の活力創造本部決定、平成 26 年6月 24
日改訂)
Ⅱ 基本的考え方
経営感覚を持ち自らの判断で消費者・実需者ニーズの変化等に対応する「チャレンジす
る農林水産業経営者」が活躍できる環境を整備し、その潜在力を発揮させることによって、
ICT等も活用し、6次産業化や輸出促進をはじめ、付加価値を高める新商品の開発や国
内外の市場における需要開拓などを進める。併せて、農地の集約化等による生産コスト・
流通コストの低減等を通じた所得の増加を進め、農林水産業の自立を図る観点から現行施
策を見直す。これらを一体として進めることにより、農林水産業の産業としての競争力を
強化する。
Ⅲ 政策の展開方向
2.6次産業化等の推進
さらに、異業種連携による他業種に蓄積された技術・知見の活用、ロボット技術やIC
Tを活用したスマート農業の推進、新たな品種や技術の開発・普及、知的財産の総合的な
活用、生産・流通システムの高度化等により、農業にイノベーションを起こす。
Ⅴ 具体的施策
2.6次産業化等の推進
③ 次世代施設園芸等の生産・流通システムの高度化の推進
・ロボット技術やICTを活用して、超省力・高品質生産を実現する新たな農業(スマー
ト農業)について、2014 年3月に取りまとめたロードマップ等に基づき研究開発等を推
進するほか、ロボット技術の安全性確保策等の残された課題を検討
・高度な栽培技術を形式知化し、生産管理や営農指導等ができるシステム開発や、スマー
ト農業による効率的な農業経営の実証等を推進
「日本再興戦略」改訂 2014
(平成 25 年6月 14 日閣議決定、平成 26 年6月 24 日改訂)
第二 3つのアクションプラン
二
テーマ4-①
(3)新たに講ずべき具体的施策
これらの取組を、今般改訂の「農林水産業・地域の活力創造プラン」に掲げられた諸施
策と一体的に推進することにより、農林水産業を成長産業化して、農業・農村の所得倍増
を目指すとともに、美しく伝統ある農山漁村の継承と食料自給率・自給力の維持向上に資
するものとする。
世界最先端 IT 国家創造宣言
(平成 25 年6月 14 日
IT総合戦略本部決定、平成 26 年6月 24 日改訂)
Ⅲ.目指すべき社会・姿を実現するための取組
1(2)
② 関連産業の高度化
農業資材・機械等の農業関連の周辺産業において、
「AI 農業」等農業情報の活用の他、
農業機械へのセンサー搭載による圃場や収穫物に係る収集データを活用した圃場毎のきめ
細かな肥料散布や、GPS による自動走行システムを活用した農業機械の協調走行による生
産性向上などのスマート農業と呼ばれる取組が検討・実現されてきている。これらの個々
の情報の利活用に加え、多種多様な農業関連の流通情報・ノウハウの利活用によるソリュ
ーション展開(流通する情報・ノウハウを商品とセットで販売する等の複合的なサービス
の展開)を図り、2018 年までに業界の主要収益源の一つに成長させる。
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