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小笠原海域天然礁調査報告書 (硫黄島・南硫黄島浅海漁場調査)

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小笠原海域天然礁調査報告書 (硫黄島・南硫黄島浅海漁場調査)
ISSNO563-8461
東水試出版物通刊NO373
継続前誌
東京都水産試験場調査研究要報
東京都水産試験場調査研究報告
第208号
小笠原海域天然礁調査報告書
(硫黄島・南硫黄島浅海漁場調査)
J1
京
都水産試
験場
毒早隷水産試験場八丈菱壜
束
電話〈扇究六)’’1○一一○九番
平成6年12月
東京都八丈島八丈町三根四二二二
〒100-1511
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硫黄島西側海岸(沈船群)
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北の鼻海岸の海水の濁り
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硫黄島東側海岸(摺鉢山より)
硫黄島北側海岸
硫黄島南側海岸(摺鉢山より)
監獄岩東側海岸
硫黄島北の鼻海岸
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監獄岩西側海岸
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水深5mの造礁サンゴ(監獄岩東)
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水深5mの造礁サンゴ(監獄岩両のとび根)
南硫黄島南西造礁サンゴとシャコ貝
水深15mの造礁サンゴ(監獄詩東)
南硫黄島(東側)
ミナミイスズミの魚群(南硫黄島)
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アカマツカサ(監獄岩西側)
荒い波紋のある海底(南硫黄島南西側)
序
平成6年11月に、国連海洋法が発効したが、200海里内の漁業資源の許容漁獲量が、これからの
大きな課題となる。日本の200海里水域は386万kmlで、東京都は、その44%に相当する171万kmPを占
めている。これら水域内には人の住まない島しょや岩礁も数多く、広大な海洋に浮かぶこれらの
島しょは、魚類にとって索餌回遊や産卵回遊の拠点としての役割を担い、好漁場となっている。
200海里時代に入り、外国より締め出された我が国の漁船が、この広大で、しかも好漁場である東
京都海面に大量に参入してきており、東京都水産試験場としては、早急にこれら天然礁の漁場価
値を判定し,その有効活用をはかることが地元漁業振興の急務となった。
伊豆諸島におけるこれら天然礁の調査は1972年の銭州礁を皮切りに、恩馳群礁、大野原島につ
いて実施し、その調査結果を報告したが、今回、小笠原諸島父島南方約300kmにある火山列島の硫
黄島、南硫黄島に関しての漁業権設定について、地元漁業協同組合から要望があり調査を実施し
た。
調査方法は、伊豆諸島で実施している天然礁魚礁調査に準じ、東京都水産試験場と東京都小笠
原水産センターとの共同により実施した。
東京を離れることl,300km、はるか南方の孤島であることと、台風や熱帯性低気圧の発生水域に
近いこと等、調査には種々の制約があり、計画どおりには実施できなかったが、ここに結果をと
りまとめ、この報告書が今後、この水域における漁業振興の一助となることを期待している。
平成6年12月
東京都水産試験場
場長仲村正二郎
◎実施機関・担当区分およびとりまとめ分担
1実施機関
実施機関および調査船
東京都水産試験場大島分場 (分場長三村哲夫)
調査船「みやこ」127トン,高橋喜一船長他15名
東京都小笠原水産センター (所長三木誠)
調査船「興洋」46トン,五ノ井市朗船長他8名
2調査分担
海洋観測
大島分場
プランクトン
ノノ
〃〃
卵稚仔調査
ノノ
〃〃
磯根生物調査
水産センター
底生動物調査
底刺網調査
西村禾ロ久冨I参事研究員(調査総括)
ノノ
三木誠所長
ノノ
木村ジョンソン主事
大島分場
堤清樹主任研究員
ノノ
米山純夫研究員
ノノ
斉藤盛致研究員
水産センター
五ノ井市朗船長,調査船「興洋」
磯魚釣り調査
ノノ
〃
アサヒガニ網調査
ノノ
〃ノノ
イセエビ籠調査
ノノ
ノノ〃
底魚漁場調査
3
斉藤盛致研究員,調査船「みやこ」
大島分場
〃
斉藤盛致研究員,調査船「Z人やこ」
とりまとめ分担
とりまとめ総括〔堤清樹〕、海洋観測〔斎藤盛致〕、プランクトン〔堤清樹・斎藤盛致〕、卵稚
仔〔小泉正行(大島分場)・斎藤盛致〕、海底地形〔米山純夫〕、魚類〔堤清樹〕、軟体動物〔西
村和久〕、造礁サンゴ〔米山純夫〕、イセエビ類〔米山純夫〕、その他の動物類〔堤清樹〕、藻
類〔三木誠〕、底生動物〔堤清樹〕底刺網〔堤清樹〕、磯魚釣〔堤清樹〕、底釣〔斎藤盛致〕、
アサヒガニ網〔堤清樹〕、イセエビ籠〔米山純夫〕、底魚漁場〔斎藤盛致〕
目
次
I調査海域の概要………・………..……………・……・…………………………….………………1
11調査経過の概要・………・……・…・……………..…………………………・…………….……….1
111調査方法
1海況調査…………………・………………………・………………………・….…………….….2
2生物調査・…………………………………・……・……・……………………………………….、3
1)プランクトンネット等による調査……・…・……………………・…………….…………..3
2)素潜、スキューバ潜水による調査…..……・………………・…・………………・…………3
3)ドレツジ・刺網・カニ網・エビ籠による調査…・…・………・……………………………3
4)磯魚釣り・底魚一本釣りによる調査…・…………………………………・…………・……3
1V調査結果
1海況調査…………………………………………..…………………………………・…………10
2磯根海底地形調査・…・……………………………・…・…………・…………………………・…10
3生物調査……………・………………・………・………・…・………・……………………………11
1)プランクトン・卵稚仔……・………………・…………・…………・………………………・・11
2)魚類・………………・…………・………………………………………………………..…・…25
3)軟体動物……………………・……………………………………・…………………・………35
4)造礁サンゴ・…………………・・・……・…..………………………………・……・……………40
5)その他の動物類・………………………..………………………………・………..…・…..…42
6)藻類…・………………………・………………・………・……・………………………………・43
V考察…………………・…………………………・…………………………………・………………44
VI参考文献…・…………………………・…・………………………………………………・……・…・46
VH付表
l硫黄島産魚類目録…・………………………・……・…………・…・………………・……………49
2硫黄島産軟体動物目録……・………………………………・…………………・…・………・…・54
3南硫黄島産魚類目録………・…………………・……………・……・…………………..………60
4硫黄島産軟体動物目録…………………・……………………・……・…………………………64
I調査海域の概要
小笠原諸島とは、北から聟島列島、父島列島、母島列島、火山列島の4つの列島と、南鳥島・
沖の鳥島を含めた総称として使用されている。この海域は日本海の広さに匹敵し、行政上は、
東京都小笠原村に所属している。
火山列島は、北から北硫黄島、硫黄島、南硫黄島の3島から成る。今回調査を行った硫黄島
は、北緯24度47分、東経141度20分に位置し、東京の南南東1,250km、父島からは281km離れてい
る。島の大きさは周囲22km,面積22.361mfで、島の形状は大まかには北東から南西の方向に菱形
をなし、北東部に元山(高さ115m)、南西部には摺鉢山(165m)があり、この両山の間は平坦な
海岸砂丘でつながっている。
南硫黄島は、北緯24度14分、東経141度28分に位置し、東京の南南東1,350km、硫黄島とは約
45kmの距離にあり、硫黄島からその島影を見ることができる。島の大きさは周囲7km、面積3.7
kmPと小さいが、標高は916mあり、この高さは小笠原諸島随一である。また、南硫黄島の南南東
550kmには、マリアナ諸島最北端の島ウラカス島があり、この間には鷹寿東の場(水深30m)、
鷹寿西の場(水深50m)、日吉中の場(水深50m)、千代九場(水深55m)等約30の浅瀬が連な
り、底魚一本釣り漁業などが営まれている。この海域は海底火山の活動が盛んな海域であるが、
今後さらに漁場価値の増大が見込める海域でもある。
調査海域の位置を図1に示した。
11調査経過の概要
本調査は、水産試験場大島分場と小笠原水産センターとの両機関合同で実施した。大島分場
調査班は、昭和60年6月23日、調査指導船「みやこ」にて大島波浮港を出港し南下、途中、鳥島
まで沖合定線の海洋観測を行い,25日小笠原父島二見港に入港した。翌26日には調査内容の細
部について小笠原水産センターとの両機関合同の打ち合わせを行い、27日硫黄島向け出港予定
としたが、南方洋上にある台風6号のウネリが父島にまで達していたため、出港を延期した。
7月3日には台風6号も通過し、ウネリも収まったため、15時に「みやこ」と小笠原水産センター
調査指導船「興洋」は硫黄島向け父島二見港を出港し、翌4日早朝硫黄島に到着した。所要時
間は「みやこ」15時間、「興洋」10時間であった。
現地到着後「みやこ」は直ちに海洋観測、プランクトン・卵稚仔調査を、5日には底生生物
調査を実施した。
「興洋」は底刺網、磯魚釣り、アサヒガニ・イセエビ籠等の調査と磯根生物調査の潜水班(船
外機船にて行動)の母船と補給を分担し、4日午後より6日まで調査した。
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南硫黄島
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・パガン島
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図1硫黄島、南硫黄島の位置
磯根生物調査は4日午後より監獄岩周辺,同岩の沖側および摺鉢山西側にて潜水し,潮間帯
については硫黄島西側の3ケ所に上陸し調査した。なお、東側海域については風波が激しく、
「みやこ」による海洋観測・プランクトン・卵稚仔以外の調査はできなかった。
硫黄島調査終了後の7月6日夜に南硫黄島に向け出発し,翌7日未明に到着した。到着後「み
やこ」は海洋観測・プランクトン・卵稚仔調査および底魚調査を、「興洋」は磯根生物調査班を
降ろした後、磯魚釣り調査を実施した。
磯根生物調査班は南硫黄島の南西側と北西側にて潜水調査を行った。
「みやこ」は調査終了後、「興洋」は磯根生物調査班を収容後、それぞれ北上し、7月8日5時
には「興洋」が、7時には「みやこ」が父島二見港に帰港し、調査は終了した。
「みやこ」はその後小笠原海域の底魚漁場調査に従事した後、7月19日母港である大島彼浮
港に帰港した。
Ⅲ調査方法
1.海況調査
「みやこ」により実施した。観測項目は、気象については天候・気圧・風向・風力・雲型・
雲量等、海象についてはDBT(DigitalBathyThermograph)による海面から海底付近まで
の各層水温の他、透明度・水色・うねり・波浪・水深等についての調査を行った。
観測点は硫黄島海域については7月4日に14側点、南硫黄島海域については7月7日に8側
-2-
点を行い、その位置を図2.3に示した。
2.生物調査
|)プランクトンネットによる調査
プランクトン調査は丸特Bネットによる垂直曳き(150m深から海面まで)、卵稚仔について
は丸稚Aネットによる5分間の海面水平曳二(船速約2ノット)により行った。
調査点は、硫黄島海域においては7測点、南硫黄島海域においては4測点実施し、その位
置を図2.3に示した。
なお,採集物の分類・計測については日本海洋生物研究所(株)に委託した。
2)素潜り・スキューバ潜水による調査
「興洋」を母船とし、船外機船2隻を用いて実施した。まず、船上より上陸可能な地点を
選定し、硫黄島については4ケ所、南硫黄島については1ケ所で潮間帯の生物調査を行った。
干潮線以深については、船外機船を用い、船上より水眼で海底状況を確認の上、素潜りま
たはスキューバ潜水により、硫黄島については6ケ所、南硫黄島については2ケ所の調査を
行った(図4.5)。
生物相把握のため、出現した種類について極力採集に努めたが、採集個体数は必要最小限
にとどめた。また、目視や写真撮影等により採集困難種の確認を行った。
採集した標本は船内で凍結し、分場等に持ち帰り種の査定・計測等を行った。
3)ドレッジ・刺網・カニ網・エビ籠による調査
ドレッジ:新野式ドレッジを用い、底生生物調査を行った。調査地点は硫黄島周辺海域の
水深40~70mの5ケ所、南硫黄島の3ケ所で、「みやこ」にて行った(図2.3)。採集物に
ついては船内で冷凍し、大島分場まで持ち帰り種の査定等を行った。
刺網:三枚網(3寸目、32掛け、アミラン)を用いた生物調査を行った。刺網は7反使用
し、設置は7月5日夕方行い、翌6日に場網した。調査地点は監獄岩北側で「興洋」にて行っ
た(図6)。
採集した魚類は、サメ類については船上で測定の後投棄し、その他については氷蔵し、小
笠原水産センターに持ち帰り計測した。
カニ網:伊豆諸島海域で一般的なアサヒガニ網(図7)を使用し、「興洋」にて調査した。
漁具は一連に66個の網を取り付け、餌料としては冷凍したサンマ、クサヤモロを使用した。
調査は7月4~5日にかけて延べ5回行い、設置後2~3時間で引き上げた。調査地点は硫
黄島西側5ケ所である(図6)。
エビ籠:小笠原海域にて通常使用されているイセエビ籠(図9)11個を用い、7月4~5
日に図6に示した地点にて実施した。
4)磯魚釣り・底魚一本釣りによる調査
磯魚釣り:小笠原海域において通常使用される底魚釣具(図10)を用い「興洋」にて行っ
-3-
た。餌料はサンマ、クサヤモロの冷凍したものを使用し、図6.7に示した地点にて実施し
た。
底魚一本釣り:底魚一本釣り調査は伊豆・小笠原諸島海域で一般に使用されている漁具(図
10)を用い「みやこ」にて行った。餌料は冷凍クサヤモロを使用し、図11.12に示した地点
で実施した。なお,釣獲物は船上にて計測した。
15‘
+
141.20/
8W
St8
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50
St9
●
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△
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△
・東岩
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24F
S造6
St
、5.
●
△
・海洋観測調査
St3
St2
〃
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。
①プランクトン調査
△ドレッシ調査
5Km
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図2硫黄島海域調査地点(海洋観測・プランクトン調査・ドレッジ調査)
-4-
・海洋観測調査
I
゜プラノクトン調査
St2
△ドレンジ調査
o
z4P
Stl
15’
●
△
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。
St7
●
●
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o
13’
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●
St6
11’
o
26’
141.30
28′
図3南硫黄島海域調査地点(海洋観測・プランクトン調査・ドレッジ調査)
141.20′
15’
監獄岩
+
24.50’
北海岸北ノ鼻
/壹脹
図
45′
飛石鼻
0
5km
DB、■▲ロ
図4磯根生物調査地点(硫黄島)
(St、4.6.7:潮間帯、他はスキューバ潜水)
-5-
+
24.15′
北西側
S
10
13′
南西61
11′
141.30’
26’
図5磯根生物調査地点(南硫黄島)
(Stll:潮間帯、他はスキューバ潜水)
+
141.20’
15'
50’
■刺網
●
●カニ網
▲鐸●
○エビ寵
▲磯魚
0
束岩
●○●
24.50'
1
5km
IHBBII
図6刺網、カニ網、エビ籠、磯魚釣調査地点(硫黄島)
-6-
'
249
15’
■
13’
■
11’
26’
28′
141.30’
図7磯魚釣調査地点(南硫黄島)
一T
夕繊
2
夢
1
20
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1:幹縄
岸60-湯
2:親子サルカン
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夢
 ̄100cm ̄
3:枝縄
鰯
4:鉄線
5:網地(目合い2寸7分)
図9イセエビ籠
図8アサヒガニ漁具
-7-
●●
●●
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規格寸法
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B8
質
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Z別名称
数2
-
枝田
的針
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ダルマ型
50匁
ナイロン
ナナ
幹HU
』十爺 鉛悸》■
サルカン
中おも,
テコ真
ABCDBFqHI
道糸
24~26号
ナイロン
親子
サルカン
下方もり
鉄
切れ糸
クレモナ
1本
.・・・、
(700-800m)
2ケ
G・・・・
1ケ
9~11本
20~26号
8~10本
ムソ釣
24~26号
8~10本
4×5
8~10本
350匁
1ケ
6~7号
1本
0
§
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●
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図10底魚釣具
10’
●
141.15’
20
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●
●
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●
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●
●●
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硫黄島
24・
15Km
、Gnnun
ロ〃
45
図11底魚一本釣調査地点(硫黄島)
-8-
・・・I
141.25’
25’
35’
30,
●
。
I
20'
24F
15’
□南硫黄島
2
10Km
q_Luロロ】
図12底魚一本釣調査地点(南硫黄島)
-9-
1V調査結果
1.海況調査
観測結果を表1.2に示した。硫黄島海域における海面から水深200m層までの水温分布を
図13に、垂直分布を図14に、各方向から見た3次元水温分布を図15.16に示した。
硫黄島海域の水温分布は0m層は27~28℃、50m層23~27℃、100m層19~22℃、200m層
16~18℃であった。50m層の測点間の水温のバラツキは大きいが、ほぼ各層とも東高西低の傾
向が認められた。
水温躍層は30~100mに存在し、北側のSt9、10,11では50~75mの深さで水温較差3~5℃
以上と顕著であった。
南硫黄島海域の水平.垂直分布図を図17.18に示した。
南硫黄島海域は0m層は27~28℃、50m層は21~25℃、100m層は19~22℃、200m層は16~17℃
であるが、硫黄島海域とほぼ同様に50m層の各測点間でのバラツキが大きかった。
水温躍層は100m以浅に存在し、特にSt1.2の20~50mにおける躍層の温度差が5~6℃以
上と顕著であった。
硫黄島海域では各水深層を通じて水温は東高西低の傾向を示し、50m層の水温のバラツキが大
きかった。南硫黄島海域は北側海域の方が低水温の傾向を示し、硫黄島海域同様50m層で水温
のバラツキが大きかった。
 ̄般的に、黒潮等海流が島に当たった場合、島陰側には渦流が発生し、下層からはそれを補
うため湧昇流が生じて低水温域が形成される。このことから、硫黄島海域では東側から、南硫
黄島海域では南側からの流れ込みがあり、それぞれの島陰側が下層域からの湧昇流によって低
水温域を形成しているものと判断された。
2.磯根海底地形調査
|)硫黄島海域
(1)北の鼻の南西は湾入し、海岸は南西に向かって岩礁、砂浜、玉石浜と変化している。沿
岸部は強い濁りのため、底質を観察することはできなかった。湾入部から釜岩までの海域
も、濁りのため岸沿いの海底は見透せなかったが、陸上部と沖合水深'0m付近で砂地が卓
越していることから、大部分砂地であると考えられた。
(2)釜岩周辺は岩盤であり、付着生物は見られず荒涼としていた。
(3)釜岩から飛石鼻にかけ、島の西側は砂地が卓越している。岩礁は摺鉢山西のとび根周辺
(図4.St、6)にみられ、その南西側を除き径2~7mの巨岩が散在し、巨岩間は砂地か
転石帯となっていた。砂上に生物の住み穴らしきものはなく、リップルマークが顕著であっ
た。とび根と本島間にある巨岩の上部は平坦で造礁サンゴに覆われていた。
(4)監獄岩の東(St、1.2)は岸から沖へ向かって、崖、小転石帯(径,m以下)、砂泥帯と
10-
変化していたが、海岸湾入部では崖がなく、汀線付近は転石帯もしくは玉石帯になってい
た。それらの各境界水深は一様ではないが、崖は深いところで水深10mに達し、転石帯と
砂泥底の境界は水深15~25mであった。
St1の湾入部は崖がなく、岸から転石帯が続き斜度は約20度、水深20~25mで砂泥帯に
変っていた。St2の湾入部では、浅部に傾斜の緩い玉石帯があり、水深5m付近から傾斜の
急な(斜度約20~30度)転石帯が始まっていた。水深15mで砂泥帯に達し、砂泥帯の傾斜
はやや緩くなっていた。
監獄岩の東側は硫黄島海域の潜水調査地点中最もサンゴ礁が発達していた。
(5)監獄岩の北西(St3)は、砕波帯から水深5mまで急深で、その沖は傾斜が緩くなってい
た(斜度約10度以下)。水深5~10mの海底には巨岩(径2~6m)が散在し、その間は径
1m以下の根石・転石・礫帯であった。
(6)監獄岩の南西(St、4)は岸から水深10mまで径1m以下の転石帯が続き、転石には角張っ
たものが多く、水深5m以深では泥の沈着が認められた。水深10m付近には径l~5mの
巨岩・転石が散在し底質は砂であった。水深15m以深には岩盤が現れ、岩盤上に径1m以
下の転石が見られた。水深20mまで傾斜は緩やかであるが、20m以深で傾斜は強くなり(約
15度)水深30mに達して平坦になっていた。
(7)監獄岩西のとび根(SL5)の東側はほぼ垂直の壁で水深14mまで落ち込んでいた。落際の
東約30mに峰があり、水深は6~12m、この間は盆地状の地形であった。峰の東側はなだ
らかな斜面が水深18mまで続き、その先は傾斜が急で(斜度約20度)水深約30mの砂礫底
に達していた。盆地状の部分は径l~2mの根石・転石帯で造礁サンゴは少なく、東斜面
は造礁サンゴにかなり覆われ、転石はほとんどなく、基盤は岩盤であった。
2)
南硫黄島海域
(1)南西側は造礁サンゴに覆われた巨岩(サンゴ礁とも考えられる)が連なり、岩上部は平
坦でかなり広〈(広いものは100㎡以上)、岩間は溝で分かたれている。溝の深さは2~4
m、底質は砂で処々に広い砂地が見られた。
距岸約150m地点の岩上部は水深7m、沖に向かって同様な地形が続き、徐々に深くなっ
ていた。
(2)北西側の調査地点は比較的平坦な海底にある岩礁群で、南西部に似ていた。岩礁群の広
がりは南西部よりずっと狭く、約0.5ヘクタールであった。岩上部は平坦であるが、岩礁に
は深い溝のあるものが多く、岩と岩との間は数m~10数m離れ、底質は砂主体であった。
36生物調査
|)プランクトン・卵稚仔
採集したプランクトンの沈澱量は硫黄島周辺で41.7~95.8mC、平均で76.2M/1,000,3南硫
黄島周辺では58.3~133.3M、平均で93.7M/1,000m,と両海域ともほぼ同じであった。なお、
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調査地点別の沈澱量を図19.20に示した。出現の多かったのはCalanidae類、Oithona類、
Oikopleura類等であった。なお、出現したプランクトン査定結果を表3に示した。
また、魚卵は、カタクチイワシ科インドアイノコ属の一種Stolephorussp.と推定される卵
が最も多く、次いでサヨリトビウオOxyporhamphusmicropterusmicropterus、アオブダ
イ属Scarussp、の卵等が若干ではあるが採集された。なお、魚種名は明らかにできなかった。
魚卵は発育初期卵を多く含み、卵径・油球径および油球の有無から分類すると、少なくと
も20種を上回り、多くの魚種が本海域で産卵していることが判明した。
一方、稚仔魚は、夏季の代表種でもあるサヨリトビウオOxyporhamphusmicropterus、
ハゴロモトビウオExocoetusmonocirrhus等外洋性のトビウオ科稚仔がほぼ全測点で採集
されたほか、有用魚種であるマカジキ科Istiophoridaeが6個体、シイラ属のシイラCory
phaenahippurus稚仔が1個体硫黄島周辺海域で採集された。なかでもマカジキ科稚仔は、伊
豆諸島海域では稀にしか採集されない魚種であるが、本調査の11測点のうち2測点で採集ざ
れことは特筆される。魚卵・稚仔魚の査定結果を表4に示した。
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2)魚類
〔潜水観察による確認〕
潜水観察によって確認された魚種は116種であり、出現魚種を表5に示した。出現が多かっ
たのはベラ類Labridae、ハタ類Serranidae、フエダイ類Lutjanidae、ニザグイ類Acan‐
thuridae等のグループであった。
魚類相としては父島・母島列島海域で生息量の多い種が硫黄島・南硫黄島海域でも多かっ
たが、小笠原父島では希少な、イレズミゴンペParacirrhiteshemistictusやベニゴンペ
Neocirrhitesarmatus等が本海域では普通に見られたこと、また、父島・母島列島海域では
未確認のハギ類の一種(Teuthisachilles?)が群れで見られた等から、父島・母島列島と硫黄
島海域の特`性はやや異なっていた。
水産上有用性の高い魚類としてはハタ類の全部、アジ類Crarngidaeのポエイヒラアジ
(カッポレ)Caranxlugburis、ナンヨウカイワリCferdau、クサヤモロDecapterus
macrosomaやフエダイ科のクマササハナムロCaesiotile、その他のフエダイ類であった。
魚類を主要グループ別に記述すると下記の通りである。
○ベラ類は14種と出現種は多いが、その中でもヤマブキベラThalassomalutescensが何れ
の地点でも個体数が多く、それ以外の種の個体数は少なかった。
○ハタ類は総ての地点で個体数が多かった。シモフリハタEphinephelusrhyncholepisはい
ずれの潜水地点でも個体数は多かった。それ以外ではカンモンハタEmerra、ニジハタ
Cephalopholisurodelus等が普通にみられた。
○フエダイ類は8種が観察され、ホシフエダイLutjanussp、ヨスジフエダイLkasmira等
が多く、クマササハナムロも群れで見られた。また、近縁のフエフキグイ科Lethrinidae、ヨ
コシマクロダイMonotaxisgrandoculisも多く見かけられた。
○アジ類では7種が観察され、クサヤモロの他には大型のヒラアジ類、特にクロガメアジ(カ
スミアジ)Caranxmelampygus、ナンヨウカイワリ等が比較的多く観察された。
○ニザダイ類は16種と多く、中でもクロハギAcanthurus属の仲間は種・個体数とも多く、
特にスジクロハギAleucopareiusはいずれの潜水地点でも大群が観察された。伊豆諸島海
域に多いニザダイPrionurusmicrolepidotus(父島・母島列島海域には生息せず)の生息は見
られなかった。
○フグ類Tetraodontiformesではモンガラカワハギ科Balistidaeがほとんどで、ムスメ
ハギBalistesbursa、クロモンガラMelichthysviduaが特に多く目立った。
○チョウチョウウオ類Chaetodontidaeの出現状況は伊豆小笠原海域とやや異なり、伊豆諸
島や父島・母島列島海域にもIこ多く生息するユウゼンChaetodondaedalma、伊豆諸島海域
に多いチョウチョウウオC・auripes、トゲチョウチョウウオCauriga等は比較的少なく、
-25-
シチセンチョウチョウウオCpunctatofasciatus、ハナグロチョウチョウウオCornatis‐
simus、ハクテンカタギCreticulautus等伊豆諸島海域には生息せず、父島・母島列島海域
でも稀である、南方系の種が目立った。
○その他の魚類ではミナミイスズミKyphosusbigibbusが至るところで大群を形成し、ま
た、アカマツカサMyripristismurdjanも多く生息していた。
イシガキダイOplegnathuspunctatusも今回の調査にてその生息が確認され、また、監獄
岩北西側水深30m付近の砂地でガーデン・イールの一種Gorgasiasp・を見かけたが種の確認
には至らなかった。なお、潜水観察により確認した魚種を表5に示した。
〔刺網による確認〕
刺網による調査は硫黄島海域でのみ実施した。採集された魚類はネムリブカTriaenodon
obesus(5個体)、ツマジロCarcharhinusalbimargrinatus(1)の2種類のサメとハタタテダ
イHeniochusacuminatus(5)、アジアコシヨウダイPlectorhynchusorintali(2)、ヨスジフエ
ダイLutjanuskasmira(2)、ホオアカクチビLethrinusrubrioperculatus(1)、シテンヤッコ
Holacanthustrimacurlatus(1)、モンツキハギAcanthurusolivaceus(1)、ヒメフエダイL
gibbus(1)、テリエビスの一種Adioryxsp.(1)の12種24個体と少なかった。測定結果は表6に
示した。
〔磯魚釣りによる確認〕
硫黄島海域で磯魚釣り調査により釣獲された魚種及び測定結果は表7に示した。
釣獲された魚は21種139個体であり、そのうち有用な魚種としてアジ類ではポエイヒラアジ
(カッポレ)(FL26.2~48.8cm、平均36.8cm、48個体)、ナンヨウカイワリ(FL30.5~55.6
cm、平均39.5cm、13個体)、ヒレナガカンパチSeriorarivoliana(FLlOO、8cm、l個体)、ハ
タ類ではアカハタEpinephlusfasciatus(TL26.5~32.5cm、平均29.2cm、6個体)、ユカタハ
タCephalopholisminiatus(TL26.3~35.2cm、平均32.1cm、6個体)、スジアラ
Plectropomusleopardus(TLl13.9cm、l個体)、フエダイ類ではイシフエダイAphareus
furcatus(FL282~43.8cm、平均35.8cm、9個体)等があった。
これらのなかでもとくにポエイヒラアジとナンヨウカイワリは多く釣獲され、この2種で全
漁獲量の44%を占めた。
南硫黄島では潮流が速かったため釣獲は振るわず、短時間で調査を打切った。調査結果は表
8に示すとおりで、釣獲魚は7種18個体と少なく、魚種としてはシロダイGymnocranius
japonicus(FL35.9~48.1cm、平均44.0cm)が7個体と多く、ついでウメイロParacaesio
tumidus(FL28.4~32.8cm、平均30.2cm)6個体であったが、有用魚種としてはハチジョウ
アカムツEtelismarshi(FL32.7cm、l個体)、ナンヨウカイワリ(FL43.2cm、l個体)、ヤマ
ブキハタSelenanthiasanalis(TL38.2cm、1個体)などがみられた。
〔エビ篭による確認〕
-26-
硫黄島2カ所でイセエビ類を対象にエビ篭調査を実施し、摺鉢山西でヨスジフェダイ(1個
体)、アカモンガラOdonuserthrodon(1)が採集された。測定結果は表9に示した。
〔底魚一本釣りよる確認〕
硫黄島周辺海域では7月5~6日に延べ11回119鉢の底魚一本釣り調査を行った。その結
果、表10に示すとおり8種70個体が釣獲された。
そのなかで特に水産上重要であるハマダイEteliscarbunculus、ハチジョウアカムッE
marshiの魚体組成を図21に示した。ハマダイは37個体が釣獲され、その尾叉長は28.5~56.0
cm、平均39.8cm、体重では0.3~3.0kg、平均で1.07kgと小型魚が多くを占めた。また、1鉢
当たりの釣獲個体数も0.31、個体重量で0.33kgと低調であった。
底魚漁場における釣獲状況は時期により変動が激しいため、僅か2日間の調査でその漁場と
しての価値を断定する訳には行かないが、漁模様としては良くはなかった。
南硫黄島周辺海域では7月7日に実施した。調査は漁場として利用される可能性が高いと
思われる南硫黄島の北側の瀬上で実施したが、縄立ちが悪く、延べ2回、16鉢の調査に止ど
まった。
釣獲魚もハチジョウアカムツ(1)、ハナフエダイTropidiniusamoenus(3)と少なかった。調
査概要を表11に示した。
〔灯火への集まりによる確認〕
「みやこ」の錨泊中、7月4~6日、夜間船の灯火に集まってくる魚を手綱にて採集した。
採集数が最も多かったのはアヤトビウオCypseluruspoecilopterusで次いでアカトビウオ
Cangusticepsであった。採集された魚を表12に示した。
-27-
○観察種類●多く観察した種類
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○
○
○’○
南硫黄島
硫黄島
○
○
○
○一○
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○一○
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○一●一○一○
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○
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○
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○一●一○一○
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》・》三》・冊・』・抄
○
Lutjanusbohar
- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄---- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ラーウーベースーダークーダーキーハーモーダーダーエーダールージーメーヒ
ベーグーキーンーリーマーエービーサーローエーエーフーエーターメーヒージ
一勺一一フーーイー〃一イーー弘一牌一イーイー舛一イーミーージー〃
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○
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○一○一○
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○一○一○
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○
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ニーリーヤーホーノーョーイーアーク一ウーバーオーヨーホーマーアーイーフ
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○
○
○
○
Lkasmira
○
●一○
Klembus
○一●一○一○
K・cinerascens
○
キーノーンーナーンースーチークーシーミーッーレーサーンーギーマ
オーヌーギーミーテーイーブーホーホースーキーヒーケーカークーシ
○
Lfulvus
○一●一○
Kyphosusbigibbus
○
Cxanthonotus
○一●一○
○一●一○
Kuhliamugil
一一一一一一一一一一一一一一ニフ
Grammistessexlineatus
ナーーー雄一牌一一勺一一勺一一フーーラーラーーフー一抹
ジーシーイーースーイーーーキーーーフーキ、一ベーーフーベーベーベーーク/
打一桁一ゴーゴーガーハ一爪一ドー爪一胖一が一夘一肪一Ⅲ一勺一川
Girellamezina
;茜TJEi莚i
南西
摺鉢山西
同左沖の根
同左東
監獄岩西
観察魚種名
南硫黄島
硫黄島
海域名
○
T・lutescens
S-
t一
a-
n-
a-
u-
叩一
e一
○
冊・》》・冊・州・》・》・》・儘・四・冊・冊・》
一al
○’○
ホンソメワケベラ
○観察種類●多く観察した種類
表5-2潜水観察魚種リスト
○一●
○一○
●一○一○一○一○一○
○一○
○一○
○一○
○一○
○一○
○一○
●一●一○
○一●一○一○一○
○一●一○一○一○
●一○
●一●一○
●一●
●一○
○一○一●一○
●一●一○
○一○一○一●一○一○一●一●
●一○
一一一一
○一○一○一○一○
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○一○一○一○
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一一
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○
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○
○
○一○
○一○
○
○
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-30-
○
○
○
●
○
○
○
○
Curodelus
○
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○一●
○’○
客1コ=
○
○’○
○
○
南硫黄島
硫黄島
南西
摺鉢山西
同左沖の根
同左東
監獄岩西
○
ニジハタ
○観察種類●多く観察した種類
表5-3潜水観察魚種リスト
40
頻30
度
頻20
20
10
(%)
度10
0
,J
頓20
1
頻度%
(%)
度10
40
(%)
頻30
頓20
度
度10
20
10
(%)
(%)
30405060708090100mm
30
蔚没商
図22
4050607080gO100mm
殻高
硫黄島調査地点別マルサザエの穀高組成
ABC
ABC
監獄岩西側潮間帯(N=129)
図23
監獄岩東側潮間帯(N=80)
監獄岩東側素潜り(N=37)
島別マルサザエの穀高組成
:北硫黄島(N=180)
:硫黄島(N=246)
:南硫黄島(N=58)
4)造礁サンゴ
表15に標本採集および及び写真により確認した種名を示した。海域別に述べると下記のと
おりである。
(1)硫黄島海域
北の鼻から飛石鼻にいたる本島西側の大部分は砂地で造礁サンゴの着生基盤は少なく、わ
ずかに釜岩と摺鉢山西に岩礁がみられるが、釜岩周辺には造礁サンゴは全く着生していな
かつた。
摺鉢山西のとび根周辺(図4,sし5)についてみると、根の南・西・北側の岩上には造礁
サンゴが少なく、被度は1%以下であった。とび根と摺鉢山の間にある巨岩上部は平坦で造
礁サンゴが多く、被度は約90%、着生種はハマサンゴの一種Poritessp、アナサンゴモドキ
の一種Milleporasp・が主体であった。
監獄岩の東(図4,st、1.2)は調査地点中最も造礁サンゴが発達していた。
Stl浅部の根の上部(水深2m)では造礁サンゴの被度は35%,着生種はイボハダハナヤサ
イサンゴPocilloporaverrucosa、ナガレサンゴLeptoriaphygia、ハマサンゴの一種、カ
メノコキクメイシの一種Favitessp、が多かった。この根の落ち際、水深4mの転石帯には
全く造礁サンゴが着生していなかった。
Stlの沖側水深10mの転石帯の造礁サンゴの被度は15%、着生種はイボハダハナヤサイサ
ンゴ主体であった。水深20m以深は砂泥帯のため造礁サンゴはみられず、転石帯に限ってみ
-40-
表15硫黄島・南硫黄島海域の造礁サンゴ
AcroDOraSDD
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○
弓I】【】IaHL
注表中の○は標本採集による査定、△は写真による査定である。
種の査定はYabe(1936)、Ditlen(1980)により、和名は西平(1991)によった。
表16魚類・軟体動物以外の観察・採集動物
種
硫黄島
名
オニヤドカリ
Aniculusaniculus
オイランヤドカリ
Dardanuslagopodes
イシタダミヤドカリ
D・crasslmanus
ユビワサンゴヤドカリ
Calcinuselegans
ツマジロサンゴヤドカリ
Clatens
カニ類
(Brachyura)
メンコヒシガニ
Aethrascruposa
タマヒヅメガニ
Etisusrhychophorus
St3
_L-Q--L-
○一○
○一○一○一○
○一○一○
○
(Hoiothuroider)
Stichopuschloronotus
○一○
ゾウリナマコの一種 Holothariasp・
シカクナマコ
○一○》○
Colobocentrotusmertensl
○
○
○一○
ジンガサウニ
ナマコ類
一一一一
Heterocentrotusmamillatus
○
○一○一○
Echinostrephusaciculatus
一一一一
タワシウニ
パイプウニ
一一一一
Echinometramathaei
一○一一○一
ナガウニ
○一○一○一○一○
Tripneustesgratilla
一一一一
一一一一
一一一一
一------4---一
一一一一
一一一一
Diademasetosum
シラヒゲウニ
○
○}○一○
ガンガゼ
○
○
○
(停泊用ブイ○)
イポショウジンガニ PIagusiatuberculata
(Echinoidae)
一○一一○一
Percnonplanissimum
(北海岸砂浜○)
一一一一
一一一一
一一一一
一‐‐‐‐‐●‐‐‐‐,’一‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐一‐‐‐‐‐‐‐‐.‐‐‐一
一一一一
一一一一
Pacbygrapsusfakaravensls
トゲアシガニ
一○一一○一
ヨコスジイワガニ
一一一一
Grapsustenuicrustatus
一一一一
オオイワガニ
一一一一
Ocypodeceratophthalmus
Echinothrixcalamaris
○
○
ツノメガニ
ウニ類
IU ̄F5T工面
St・10
○
アカホシサンゴガニ Trapeziamforpunctata
トックリガンガゼモドキ
St8
○一○
(Anomura)
南硫黄島
St5
○一○一○一○一○
ヤドカリ類
SLl2
-39-
○
表14-3軟体動物リスト
種
●生貝(10個体以上採集)○生貝△死貝
調査地点(St、No.)
名
1
2
3
4
0
6
7
8
9
10
11
12
△一△
△
●一○
○
△
△
一一一-.
一一‐』一一
●一○一○一○一○一○
一一一○一一
-J-斗-1J-4-
○
●
○
○
○
○一○
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○一●一●
○一●一●
△
●一●一○
○
○
△
○一○
○
○
○一△
○一△一○
△一○
△
△一△
-38-
表14-2軟体動物リスト
種
●生貝(10個体以上採集)○生貝△死貝
調査地点(St、No.)
名
3
2
1
4
5
7
8
9
10
○
○’○
レイシガイダマシTenguellagranulata
11
-------------------------------------------------------------------------------- ̄ ̄ ̄
○
クチムラサキレイシガイタ:マシMorulastriata
-------------------------------------再一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一
○
クロイボレイシガイダマシM・uva
--------------------------------------------------------------------- ̄ ̄---- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
○
○’○
○
一○一、一
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一一●一
一一-
l一一
1↑ll1l
●一○一○一○
一一一
』一一
一一一△
アカレイシカ゛イ,.(R)rubusidaeus
lTLlII
一一一
シロイガレイシガイ,.(,.)albolabris
------------------------------------------------------------------ ̄ ̄ ̄ ̄------ ̄---- ̄ ̄
●一一●一
キマダライガレイシガイ、(,.)ricinus
--------------------------------------------------------------------------- ̄ ̄ ̄ ̄----
’十l↑↓’
ムラサキイガレイシガイDrupa(,.)m・rnorum
------------------------------------------------------------------------------ ̄ ̄---
12
●
○
●
○
○
--------------------------------------------------------- ̄-- ̄-------- ̄--- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄----
○
ヒロクチイガレイシガイ,.(R、)clathrata
------------------------------------------------------------------- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄--- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
△
△
△
△
△’|△
シロレイシガイダマシDrupellacornus
---------------------------------------------------------------- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄------------
ヒメシロレイシガイダマシD・fragum
△
----------------------------------------------------------- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄-- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄---- ̄ ̄-- ̄--
○
●
●一○
テツレイシガイT・(S、)savignyi
○一○
シラクモガイThais(S、)armlgera
------------------------------------------------- ̄ ̄ ̄-- ̄ ̄ ̄-- ̄ ̄ ̄ ̄---- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄---- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
●
●
○一●
ホソスジテツボラPurpuraperslca
------------------------------------------------------- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄-------------- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄--
--------------------------------------------------- ̄ ̄-- ̄ ̄ ̄---------- ̄ ̄----- ̄ ̄ ̄ ̄----
クチムラサキサンゴヤド')C、neritoidea
---------------------------------------- ̄ ̄ ̄------- ̄ ̄------ ̄ ̄ ̄ ̄------ ̄ ̄ ̄----- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
○
ハナヤサイサンゴヤド1)Quoyularnadreporarua
--------------------------------- ̄ ̄-------- ̄ ̄---- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄-- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄---- ̄ ̄ ̄ ̄------ ̄- ̄ ̄
マルフトコロガイEuplicaturturina
△
----------------------------------- ̄ ̄ ̄ ̄------ ̄ ̄---- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄---- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄------ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄--
クチベニレイシガイダマシClivipolliapulchra
△
△
-----------------------。------------- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄---------- ̄ ̄---- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄---- ̄ ̄------ ̄ ̄ ̄ ̄
スジグロホラダマシPolliaundosa
△
-----------------------‐--------- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄------ ̄ ̄-- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄------ ̄ ̄---------- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
○
ベッコウバイEcmanlslgnea
---------------------------------- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄---- ̄ ̄ ̄ ̄-- ̄ ̄-- ̄ ̄---- ̄ ̄---- ̄ ̄------ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
セコバィColubrariacastanea
△
------------------- ̄ ̄-- ̄ ̄-- ̄ ̄ ̄ ̄-- ̄ ̄ ̄ ̄---- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄-- ̄ ̄-- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄-- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄---- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
サメムシロガイAlectrionpapillosus
△
○
ハイイロムシロガイZeuxishepaticus
△
△11△
○|△
’)ユウキュウツノマタガイLatiruspolygonus
△
ベニマキガイBenimakiafastigium
△一△一△
シイノミヨウバイTelascovelatus
 ̄--- ̄-- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄-- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄-- ̄ ̄ ̄ ̄--- ̄ ̄ ̄-- ̄ ̄-- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄-- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄-- ̄ ̄-- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄---- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
- ̄--- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄------ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄-- ̄ ̄---------- ̄--------- ̄---- ̄------------ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄-------
一一△
一一
△
一一
ベッコウフデガイNebulariaferruglnea
‐ITI十l
ナガサキニシキニナLnagasakiensis
△一△一
一一△
スジグロニシキニナLatirulusturritus
三十会
△
イヌフデガイN、contracta
クチベニアラフデNeocancillapapilio
△
○一△一△
ナガシマヤタテガイStrigatellapaupercula
ドングリヤタテガイSoleacea
ホシヤマオトメフデガイIdiochilamoelleri
○
サツマビナOliva(Ajannulata
クロイトマキハラブトシャジクTbijubata
△
タガヤサンミナシDarioconustextile
△一△一△一○
ニシキミナシガイDendroconusstriatus
△
ナガアジロイモガイDmagnificus
△
オゴクダイモガイVirgiconusmoreleti
イポシマイモガイV」ividus
○一○
ムラサキアンポイナGastridiumobscurus
○’○
○|△
○
キヌカツギイモガイV・flavidus
ハイイロミナシRhizoconusrattus
△|△
サラサミナシRcapitaneus
○
△
○一△
ヤナギシボリイモガイRmiles
サラサモドキDauciconusvitulinus
-37-
○||△
○
○|△
△
表14-1軟体動物リスト
種
●生貝(10個体以上採集)○生貝△死貝
調査地点(St・NC)
名
12
○一○一○
オガサワラアオガイNetoacmasboninensis
○’’○|●
ヨメガカサガイCellanatoreuma
ヒラアナゴウSanhaliotisstomatiaeformis
○’○
○一○
チリメンアナゴウSulculuscrebrisculpta
オトメガサガイScutus(Ajsinensis
●
オオクロヅケガイMonodonta(N)pboniensis
●一△
○||●
ナツモモガイClanculusmargaritarius
テツイロナツモモガイC・(Mjdenticulatus
Turbo(Mjsetosus
チョウセンサザエ
Turbo(M)argyrostomus
△一●
ギンタカハマガイTectus(T、)pyramis
マルサザエ
Q+=
=:
Qlg
キバアマガイNerita(R)plicata
コウダカタマキビガイLittorariapintado
イボタマキビガイNodilittorinapyramidalis
○
オガサワラタマキビガイNLfeejeenis
●
●|●|●||●
フタモチヘビガイDendropomamaxlmum
○|●
コオニノツノガイCerithiumcolumna
キイロカニモリガイCcitrinum
●
メオトスジカニモリガイSinterstriatus
アツソデガイTricornisthersites
●
●
○
●一△一○
△一△
クロタマキビガイモドキSa,ogasawaranus
△一●
ヨコスジタマキビガイモドキAngiolalabiosa
一●一△
l1llll
△一●一
ミミズガイSiliquaria(A)cumingi
●
○
△
一一一○一
一一一-
一○一一一
-1111111
-トートーrトー
一一一。
ウミナシジダカラガイEcernica
一一一一
アヤメダカラガイEporarla
○一一一○一
力モンダカラガイErosariahelvola
』一一一
「一一△一○一○
キクスズメガイSabiaconlca
口
スイジガイHarpagochiraga
Ulg
イポダカラガイStaphylaea(Njnucleus
○
△
△
エダカラガイTalostolidateres
○一△
△’○
ヤナギシポリダカラガイLuria(B)isabella
タルダカラガイTalpariatalpa
○
○一△一△
クチムラサキダカラガイPonda(PJcarneola
ホシキヌタガイP.(Mjvitellus
ヒメホシダカラガイLyncinalynx
△一△
サツマボラLampusiaaquatilis
レンジャクガイCasmarlapnlpponensls
△
△一○
キッコウダカラガイM・(A、)maculifera
○一●
ハチジョウダカラガイMauritia(Mjmauritiana
○
●一●一○
ハナマルユキガイRavitronacmikado
△
△|△
△’○
--------------------------------------------------------------- ̄ ̄--------- ̄ ̄---- ̄ ̄ ̄
△’○
シワオキニシLampadopsiscruentata
------------------------------------------ ̄------------ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄---------- ̄ ̄ ̄------- ̄ ̄
イワカワウネボラColubrellina(,.)granularis
○一一●一
一△一○一△
オキニシBursabufoniadunkeri
-
ホラガイCharoniatritoms
○
----------------------------------------- ̄--------------- ̄ ̄ ̄----- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄------ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ウズラガイTonnaperdix
△
----------------------------------------------------------------------------- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
○
テングガイChicoreus(C、)ramosus
-36-
○
3)軟体動物
軟体動物については、未査定種が若干あるが、査定終了種数は硫黄島が腹足類92種、後鰕
類2種、斧足類17種、頭足類2種の計113種、南硫黄島が腹足類50種、斧足類6種の計58種で
ある(表13)。
小笠原海域の共同漁業権種と比較すると、貝類の漁業種類はシャコガイ、スイジガイ、マ
ルサザエ、クモガイ、タケノコガイ、タカラガイ漁業であるが、硫黄島ではクモガイLambis
lambisを除く総ての種類が、また、南硫黄島ではシャコガイ漁業のシラナミガイTridacna
(Flodacna)maxima、マルサザエ漁業のマルサザエTurbo(Marmarostoma)setosus、
タカラガイ漁業のハチジョウダカラMauritia(Mauritia)mauritianaの生息が確認された。
このうち、量的に多いのは、マルサザエ、ハチジョウダカラであるが、北硫黄島に比べると
硫黄島、南硫黄島ともにその量は多くない。
マルサザエ、ハチジョウダカラの生息場所は類似し、潮間帯やや下の波浪の良くあたる岩
礁帯である。
マルサザエの殻高組成を北硫黄島、硫黄島、南硫黄島の島別に比較してみると図22.23に
示すように南硫黄島のものがやや大型であった。なお、硫黄島でのマルサザエの生息は監獄
岩に多かった。
地点別に殻高組成を比較すると図22に示すように、素潜りがやや大型であった。
このことは地形との関係とみられ、東側は崖、西側は玉石場であり、地形的に採集し易い
順に小形となっており、漁獲強度が殻高組成に現れたものと考えられる。
その他漁業権種類の貝類を父島と比較すると、ハチジョウダカラは大型であるが、他は総て
小型であった。
シャコガイは極めて少なく、種類は父島と同じシラナミガイであったが、その形態は幼形
ほど鱗片突起の発育が良くヒレジャコガイTridacna(Flodacna)squamosaと見間違える
ほどであった。
なお、北硫黄島まで確認されたカサガイCellanamazatlandicaの生息は確認できなかつ
た。
頭足類はアナダコOctopusoliveriが監獄岩l、 硫黄島北海岸2の計3個体、ワモンダコ
Callistoctopusmagnocellatusが南硫黄島でl個
体採集された。これらはいずれも小笠原父島・母島
充黄島
4252
1
9
種
類類類類
足鰕足足
腹後斧頭
との共通種であった。
表13軟体動物の島別採集種数
南黄島
52種
6
合計11358
-35-
表11底魚漁場調査結果(南硫黄島周辺海域)
月日
調査位置
釣獲魚
7月6日
N24.23.15′
ハナフエダイ(2)
El41o2515'
N24.25.25′
ハナフエダイ(1),ハチジョウアカムツ(1)
E141゜23.38’
20
20
個
'1
、、
体
数10
10
(尾)
30405060cm
0123kg
ハマダイ体重組成
ハマダイ尾叉長組成
個10
10
体
cm5
数5
(尾)
20304050cm
0.51.01.520kg
ハチジョウアカムツ体重組成
ハチジョウアカムツ尾叉長組成
図21ハマグイ・ハチジョウアカムツの魚体組成
表12灯火採集・測定魚(硫黄島のブイ7月4~6日の夜~朝)
叉長c、体重9
体重
体重
魚種名
9一
18.9
101
20.0
112
19.0
110
8024181500-68
5253256052’05
1111111111-21
●●●●●●●●●●一●■
4069400466-91
0999911909-97
2111122121-22
6483-0202002808-26
ⅡMnⅢ一咄砧MnⅢ肥nnEM-u旧
●●●●一●●■●●●●●●●』■●
0820-6788233206-11
0991-0097919000-67
2112-2211121222’22
5-111-1111111111’111
0-6700-8686049280-688
-34-
0’2912《0143612341’483
ナンヨウサヨリHemiramphusmarginatus
1-
----------------------------■■-■■-■■■■-■■--■■---------------■■-■■-------------------- ̄■■' ̄-- ̄
●一●●●●一●●●●●●●●●●一●●●
アヤトビウオCpoecilopterus
2-0899-8899199098’685
Cypselurusangusticeps
8-8246-4486202184-428
ヒメアカトビウオ
0-2111-1111211211-222
1.
ハマダツAblenneshians吻端からの長さ
表8磯釣り調査結果(南硫黄島7月7日)
可勺
叉長c、体重9
)(
DCranluS1aDC
「1
jaracaesiotumIO
J
ADrlc
nrallxleluと
alOD1IaDC
DoonrnacroE
表9エビ篭の魚類(硫黄島摺鉢山西7月4~6日)
桂I
jDD、
体重9
種名
イー
エーガ
ダごフ
フーン
ジーモ
ヨーク
スーロ
Lutjanuskasmira
178
35
Melichthysvidua
表10底魚漁場調査結果(硫黄島周辺海域)
月日
釣獲
調査位置
N24.47.84′
佳I
Jm、
ハチジョウアカムツ(6)
E141.15.26′
7月5日
N24.47.90′
キハダ(1),ハナフエダイ(1),ハチジョウアカムツ(1)
E141.15.27′
N24゜48.80′
ハチジョウアカムツ(1)
E141.08.00′
N24.5088′
ハマダイ(11),チカメキントキ(1)
E141.08.00’
N24.50.70′
ハマダイ(3),ハナフエダイ(1),ハチジョウアカムツ(1)
E141.08.20′
N24.50.50′
ハチジョウアカムツ(2),ハナフエダイ(1)
E141.08.00′
N24.51.00′
ハマダイ(1),ハチジョウアカムツ(6)
E141.07.60′
N24゜51.80′
ハマダイ(1,,ヒメダイ(1),ハナフエダイ(1)
E141.07.00′
N24.51.10′
ハマダイ(2),ヒメダイ(1)
E141.07.80’
ハマダイ(5),ヒメダイ(1),ハチジョウアカムツ(1),
N24.52.30′
ヒレナガカンパチ(1)
E141.07.20′
N24.51.60′
ヒメダイ(1),ホウキハタ(1)
E141.08.30′
-33-
表6刺網調査結果(硫黄島監獄岩西,7月5~6日)
|、一一
長一仇-0-0
叉-1-2-4
-11一ワ白一0J
一s
一a一u
一・伽一m-M
-m-m-.皿
一s一
・喝一m一
m一m一
刷一山一
.,-叩一・噸一
nl
一S一
一u-
一t一
一a一
一m一s
一・砺一州
一帥-0
-u一S
lS一山一m
“州・呼一“一“・』
灯一ビーイー
ウーチーダーイーコーギ
』E制定垂だ』丘》一》
アーホーヨーヒーシーモ
名一理一雨三辨三》 呼・》一函一
種「》三吋一伽一吋
一一一
一の一サー
ーイー
ースーカースーダ
ービーツーマごア
ーエーマーカータ
ーリーカーニ一夕
ごプーアーオーハ
魚一種一
体重
体重
叉長
409
256
20.6
220
17.6
154
18.5
184
4,550
18.2
186
18.4
188
18.6
187
18.4
180
64.6
4,640
56.0
2,800
33.2
608
28.0
440
25.4
376
37.1
1,150
20.6
310
23.3
282
表7磯魚釣り調査結果(硫黄島監獄岩7月5~6日)
色
叉長c、体重9
体重
名
jDb、
Caranxferdau
Acanthurusglaucopareiu
サザナミトサカハギNasovlamingii
2,450
2,000
1,900
1,450
38.011,300138.8
43.611,700138.0
1,370
748
544
484
690
664
2,450
1,700
2,500
2,150
1,450
700
1,500
532
750
1,000
568
480
2,050
1,650
1,250
●●●●●■●●●●■
メガネクロハギ
688
2,700
4,200
1,700
82661242110
アオチビキAprionvirescens
508
43.9
61681216551
イシフエダイAphareusfurcatus
728
693
59.5
44323332444
ホオアカクチビLethrinusrubrioperculatus
584
1,620
2,730
2,900
51.2
2,200
1,450
1,050
684
1,400
1,350
●●●●●●●●●●●●
己
628
52.5
742936667404
Gvmnocranlus]aponlcus
1,000
52.0
021835976195
Bperditio
----~~ ̄:~~~~.~~~ ̄~ ̄~ ̄
1,000
55.6
1,350
2,800
3,750
43.8
434233224433
Bodianusbilunulatus
51.4
●●●●●●●●●●●●
Seriolarivoliana
40.5
028101453982
一チー一一
一f一一一
一ノー一一
一ン一一一
一カーラ一一
利一竹一が一勺一州
ムーレーッーキーロ
ッーヒーキーターシ
Elagatisbipinnulata
612
2,250
2,600
1,600
200398118285
344322334444
ポェイヒラアジ(カッポレ)
Clugburis
5723-855054006266-0-1-6-8-09-8554-818-8’04-4
・・・・一・・・..・・・・・・・一・一0一・一・一・・|・・・・一・・・一・一・・一・
0704’660012918520l7l1l2l3l42l3228l738l9l07l3
3454-333333234444-8--3-4-44-3332-332l7l32l4
ナンヨウカイワ')
体重
叉長
560
650
850
676
408
2,100
1,800
1,500
900
5,900
21,400
676
1,650
1,950
1,750
742
32.4
650
32.0
600
29.3
502
620
31.8
610
28.7
438
31.0
550
692
32.5
670
32.4
648
26.6
354
406
26.5
372
950
28.2
396
43.7
39.8
1,100
38.2
L;IIliiii
1,010
600
23.41360123.6
28.01572123.4
361
432
600
8,650
1,500
510
1,650
-32-
44.011,700
○観察種類●多く観察した種類
表5-4潜水観察魚種リスト
名
域
海
○一○一○
○
○
○
○
●
○
○
○一○一○一○一○一○一○
○一○一○一○
○一○
○一○一○
○『○
○一○
○』○一○一○一○
一一一一・一』一一一一一一。』一。』一一》一・一
一一一一一。}一一一一一一一一一一一一一・一一一
》)》にⅡ。》三由・》二朴・叶・皿・刊・》腓・冊・》・研三》三冊趾一》・》》三岼三》「冊甸
一一一肥一s一一一四一一H一一一一一一一一一一一一一一一
一》》》’|(|》c一一一一一一一一一一一一一一一
一一一一一一一一一a一一一一一一一一一一一一一一一
一一・一一一一一一一一一一一一一一一・一一一一一
一一一一一一一一・一一一一口一一一宇一一一一一一
一一一一一一・一一一一』一一一一一一一』句一一一
。一一}。ご口一・一一一・。』』一。』一一与一一
一一一一一。。一・。}一一口。一一』⑤一一←⑤二
一一・}』。》』一一一一一一一一・一一一一一一一
○一○一○一○
○一○一○一○一○一○一○
○一○一○
○
ミートーテーナーキーヒーッーダーアーハーゼークーヤーネームークームーモーキーイーソークーアーネーミ
一・》・{三{・杼缶峰託・》》許・》》・〉・}訓辨一・》・曰一》割。》T
-31-
○
○
○
○
○
○
fli
○
○
摺鉢山西
左沖の根
監獄石西
南硫黄島
硫黄島
れば水深10~15mに最も着生量が多かった。浅部転石帯に造礁サンゴが少ないのは、波浪に
よる石の動転が原因と思われる。
St.l南北の岸から落ち込む崖の壁面は造礁サンゴが発達し、水深5m以浅では被度80%、
イボハダハナヤサイサンゴが優占していた。なお,壁面には水面上数mにまで造礁サンゴの
死骸が残存し、島が急速に隆起したことを示していた。
St.l~2にかけて転石帯のサンゴ着生状況はStlと同じであるが、安定した基盤(恐らく
岩盤)上にはサンゴが発達し、局所的には被度70%に達する。着生種はイボハダハナヤサイ
サンゴが主体であるが、この他ミドリイシの仲間Acroporaspp.、ハマサンゴの一種、ハナ
ヤサイサンゴPocilloporadamicornis、クサビライシFungiascutaria、軟サンゴ類等が
確認された。クサビライシの生息密度は低く、60分潜水中の確認数は10個以下であった。
St、2の転石帯はStlとほぼ同じで、造礁サンゴ被度は15%程度、イボハダハナヤサイサン
ゴが主体であった。
監獄岩の北西(St、3)では造礁サンゴは全ナi没的に少なく、岩上部,側部にわずかに見られ
た。巨岩上部の造礁サンゴの被度は0~10%のところが多く、希に50%を越える。水深5~10
mの海域全体としてみれば被度は約5%であった。着生種はイボハダハナヤサイサンゴが主
体で、その他キクメイシの一種Goniastreasp.、ミドリイシの仲間等確認されたが、イポ
ハダハナヤサイサンゴ以外の群体はいずれも小さかった。
監獄岩の西のとび根東側(St5)についてみると、根の落ち際の盆地状部分には造礁サン
ゴはほとんど着生していなかった。盆地東側の峰とその沖側のゆるやかな斜面にはかなり着
生し、水深10m以浅では被度80%でイボハダハナヤサイサンゴが優占し、斜面上ではハマサ
ンゴの一種、アナサンゴモドキの一種、シロサンゴの一種Pavonasp.など塊状あるいはか
さぶた状の造礁サンゴが主体であった。
調査地点中西向きの海岸と東向きの海岸を比べると、前者(本島西岸、St、3.4)には造
礁サンゴの着生が少なく,後者(St、1.2.5.6)には多かった。これは西向きの海岸で
は西からの強い波浪の影響を直接受けるのに対し、東向きの海岸では本島の陰になり東から
の波浪の影響を受けないためと考えられる。
釜岩の東1kmの陸上噴気口からは常に噴煙が上がり、周辺には強い硫化水素臭がたちこめ
ていた。また、広範な海底のあちこちから気泡が発生し、釣りをすると釣り針が黒く変色す
る。これらのことは海底からSO2やH2Sを含んだ気体が吹き出し、周辺の海水が還元性を持
つことをうかがわせる。釜岩周辺にサンゴ他固着生物がみられなかった理由は、波浪の影響
だけでなく、SO2.H2Sの毒性や海水の還元性によるものと考えられる。
東向きの海岸、とりわけ監獄岩の束には造礁サンゴが多く、分布種はイボハダハナヤサイ
サンゴ主体でこの他ミドリイシ類、ハナヤサイサンゴなど産業的価値(おみやげもの)を持
つものも多かった。
-41-
(2)南硫黄島
南西部の巨岩上部~側部はほとんど造礁サンゴに覆われ被度は約95%であった。
標本採集により、イボハダハナヤサイサンゴ、ナガレハナサンゴ、マンジュウイシの一種
Cycloserispateliformis、リュウキュウイボサンゴHydnophoramicroconos、ミドリイシ
の一種、コカメノコキクメイシの一種、キクメイシの一種、カメノコキクメイシの一種、ノ
ウサンゴの一種、ハマサンゴの-種を確認した。
群体はカリフラワー状、樹枝状、塊状、かさぶた状など多様であるが、通常のサンゴ礁に
多いテーブル状あるいは鹿角状のミドリイシ類はみられず、樹枝状のミドリイシ類も枝が短
い。これらのことが、遠目にはサンゴ礁全体のイメージを地味なものとしていた。北西側の
岩上部~側部にも造礁サンゴは着生していたが、南西部より少なく被度は約70%であった。
かさぶた状の造礁サンゴが主体であるが、イポハグハナヤサイサンゴ(カリフラワー状)も
かなり見られた。
5)その他の動物類
〔イセエピ類〕
硫黄島海域2ケ所(図6)でイセエビ類を対象にエビ籠試験操業を実施したが、イセエビ
類の採集はできなかった。
硫黄島海域6カ所の潜水観察ではイセエビ類(Panulirus属)は確認できなかった。潜水観
察によれば、監獄岩の東には岩の深い割れ目や窪みが多く、イセエビ類の生息場所は少なく
なかった。イセエビ類は仮に生息してといるとしても極めて少数であるものと考えられた。
南硫黄島海域では潜水により島南西側でシマイセエビPanuliruspenicillatusl個体(頭
胸甲長75.6mm、旱、交尾跡(タールスポット)あり)、北西側でシマイセエビl個体(頭胸甲
長27.2mm)、カノコイセエビP」ongipesの脱皮殻l個体(頭胸甲長35.6mm)を採集し
た。また、北西側ではこの他シマイセエビ2個体(頭胸甲長30~40mm)を視認した。
硫黄島、南硫黄島とも岩には深い割れ目や窪みが多く住み場所は豊富にあり、かつ漁獲が
ほとんどきれていないにもかかわらず、イセエビ類の観察数は非常に少なかった。これらの
ことから本地区のイセエビ類資源量は少ないものと考えられた。
〔アサヒガニ〕
硫黄島海域のみで実施した。66個をl連とした網を延べ5回設置したが漁獲数は僅か4個
体であり、その頭胸甲長は79.0(早)、85.0⑰)、86.2(F)、93.9mm(c71)であった。
アサヒガニRaninaraninaの生息に適すると思われる砂地は硫黄島周辺に多いにもかか
わらず、わずか4個体しか採捕しかできなかったのは、基本的にその生息密度が低いためと
思われる。なお、本種はこの海域からの初記録である。
〔甲殻類・疎皮動物〕
潜水および海岸汀線の調査によって観察・採集きれた魚類、軟体動物以外の動物を表16に
-42-
示した。
硫黄島の本島沿岸における底生動物の種・個体数は潮間帯、潜水地点ともに極めて少なく、
北側海岸の砂浜ではツノメガニOcypodecerathophthalmaが、摺鉢山西側の潜水地点では
タワシウニEchinostrephusaciculatusが、同じくその海岸潮干帯でオオイワガニGrapsus
tenuicrustatus、ジンガサウニColobocentrotusmertensiが観察された程度であった。従っ
て、硫黄島海域で認められた底生動物はほとんど監獄岩周辺に出現したものであった。
ヤドカリ類はオニヤドカリAniculusaniculus等5種が認められ、カニ類は陸上海岸部の
ツノメガニ、オオイワガニを含めて6種、ウニ類は摺鉢山西側で多かったタワシウニ等7種
が認められた。
父島・母島列島海域に多いパイプウニHeterocentrotusmamillatusも監獄岩周辺で生息
を確認したが僅か数個体であった。
ナマコ類もきわめて貧弱で、わずかにゾウリナマコの一種Holothariasp.とシカクナマ
コStichopuschloronotusの2種が確認されたのみであった。
南硫黄島海域でも底生動物は極めて少なく、ヤドカリ類はオニヤドカリ等4種、カニ類4
種、ウニ類4種、ナマコ類はゾウリナマコの1種のみであった。これらの中で個体数が多かっ
た種は海岸汀線部のオオイワガニ、ジンガサウニとタワシウニ程度であり、その他の種は極
めて個体数は少なく、潜水観察でも多くて数個体程度の観察であった。
硫黄島・南硫黄島の両海域の動物相を小笠原父島・母島列島・伊豆諸島海域と比較すると、
種・個体数とも極めて少なく貧相であった。
伊豆諸島では転石下には豊富に動物が生息し、転石を起こすと少なくとも何種かの動物は
必ず付着している。しかし、両海域の海底の適当な転石を起こしても何も生息していないと
いう事が多かった。
なお、硫黄島周辺海域の水深40~70mの地点にて新野式ドレッヂを行ったが5~20cm大の丸
い多孔質の石が採集されたのみで動物は一切採集されなかった。また、採集された石にも付
着生物は認められなかった。この付近の海底はかなり貧相な動物相となっていると思われた。
6)藻類
硫黄島監獄岩西側の水深10~20mの盆地状海底にあった転石表面に藻長10~20cmのアミジ
グサ類Dictyotaceaeが繁茂していた。
また、その中にペニモズク類Helmithocladiaceaeが混生しているのが認められた。
監獄岩東側は西側と同様にアミジグサ類が認められたがその量は少なかった。また、潮干
帯にラッパモクTurbinariaornataが僅かに認められた。
南硫黄島南西側と北西側は造礁サンゴが発達しており、そのサンゴの間には硫黄島と同じ
アミジグサ類が処々に認められた。
以上のように海藻類はその種数、着生量ともに極めて少なかった。
-43-
V考察
本間不二男(1931)は、「硫黄島は火山列島の中央に位置し、ここは、航路の終点である。硫黄島
は、人口1千余を包含する卓状の火山島であって、殆ど全島民砂糖の生産に従事し、この外、海
鳥より得る羽毛が副業的に生産され、多少漁業も行われている。」と、昭和6年以前の島の産業を
紹介している。また、硫黄島定住可能性検討調査(1985)では、太平洋戦争への対処のため、昭和
19年に島民216所帯、1,164人が強制疎開によって本土に移住したとある。当時の漁業について、
東水試大島分場(1968)は、昭和16-18年の平均で、硫黄島の漁業協同組合員数82名、漁獲量
447,750kg、漁獲金額180,540円と、整理している。なお、主たる対象種は、マグロ・サワラ・ム
ロアジ・マルサザエ等であった。
その後,戦場となり,現在は自衛隊関係者が滞在しているのみで一般住民の居住はなく,年1,
2回の墓参船が父島経由で訪れる程度である。
近年、北硫黄島に第1種共同漁業権が設定され、硫黄島以南にも設定の必要`性が検討されはじ
めたこと、および、小笠原島漁業協同組合ならびに小笠原母島漁業協同組合所属の漁船性能の向
上にともない、南硫黄島の先にまで漁場が拡大しつつあること等により本調査を実施した。調査
の中間報告書は、昭和60年9月に作成し、水産課に提出したが、その後、生物の査定・計測等が
終了したので本報告書として取りまとめた。今回の卵稚仔調査で20種を上回る魚卵の採集や、伊
豆諸島海域では稀であるマカジキ科の稚仔魚が認められることなどから今後さらに調査が必要な
海域である。
また、この海域の底魚漁場についても系統的な調査資料が乏しく、海底地形図の作成や、漁海
況の把握が急務である。
磯根資源については,現在、火山列島3島にはマルサザエ・シャコガイ・イセエビの第一種共同
漁業権およびタカペ建切網・寄網の第二種共同漁業権が地先距岸2,000mに設定されている。
硫黄島の磯根資源については、調査期間が短かったが、マルサザエを主とした生息域の中心は
硫黄島北西の監獄岩である。かっては釜岩にも生息がみられたとの事であるが,釜岩は硫黄島本
島と陸続きとなり、また、漂砂等のため生物層は貧弱であった。
また、本島周辺は海岸と摺鉢山から吹き上げる煙等による硫黄臭が強く、海岸近くは噴出物等
のため黄緑色に変色している海域が広く、この海域での生物層は貧弱と考えられた。
当面、監獄岩を中心に資源の活用を図るべきて、ある。
南硫黄島では、潮間帯にマルサザエ等磯根資源の生息が認められたが、局所的調査に留まって
おり、更に総合的な調査が必要である。
シャコガイの生息量は、硫黄島・南硫黄島共に少なかった。
イセエビ類については、硫黄島での確認はできず、南硫黄島でシマイセェビ、カノコイセェビ
を若干確認したが、硫黄島を含め、その生息量はさほど多くはなく資源管理の必要な海域と判断
-44-
された。
また、漁場が南硫黄島の南方海域に広がっていくことを考慮すると、硫黄島は、漁船漁業の中
継基地としての役割も高いと判断された。
VI参考文献
Ditlen,H・(1980)Afield-guidetothereef-buildingcoralsofthelndo-pacific・
ScandinavianSciencePress、
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波部忠重(1985)南硫黄島の貝類.ちりぼたんNol6(1)日本貝類学会.
肥後俊一・後藤芳央(1993)日本及び周辺地域軟体動物総目録.エル貝類出版局.
本間不二男(1931)豆南および小笠原諸島.日本地理風俗大系.新光社.
菅野徹・倉田洋二・柳沢富雄(1980)小笠原諸島の魚類相概要.小笠原諸島自然環境現況調査
報告書(1)東京都立大学.
益田一・尼岡邦夫・荒賀忠一・上野輝彌・吉野哲夫編(1884)日本産魚類大図鑑.東海大学出版会.
望月賢二(1982)南硫黄島で得られたギンポ科魚類,Alticusorientalis・南硫黄島原生自然環
境保全地域調査報告書.環境庁自然保護局.
中坊徹次(1993)日本産魚類検索.東海大学出版会.
日本魚類学会編(1981)日本産魚名大辞典.三省堂.
西平守孝(1991)フィールド図鑑造礁サンゴ.東海大学出版会.
西村和久(1987)小笠原諸島の貝類1-北硫黄島ちりぼたんNol8(2)日本貝類学会.
西村和久(1987)小笠原諸島の貝類''一硫黄島ちりぽたんNol8(3.4)日本貝類学会.
西村和久(1988)小笠原諸島の貝類III-南硫黄島ちりぼたんNol9(3)日本貝類学会.
小笠原協会(1985)硫黄島定住可能'性検討調査.小笠原No30・
白井祥平(1977)沖縄の自然(魚).新星図書.
鳥羽水族館・朝日新聞社(1970)小笠原諸島海洋生物調査報告書.
東京都水試大島分場(1968)小笠原諸島調査必携(プリント).
東京都水産試験場(1969)小笠原諸島水産開発基礎調査報告書一水産業の発展経過,磯根資源調
査,軟体動物相,サンゴ礁概観等.東京都水産試験場調査研究要報No.83.
東京都水産試験場(1971)小笠原諸島水産開発基礎調査報告11-魚類相等.東京都水産試験場調
査研究要報NoL90・
東京都水産試験場(1974)小笠原諸島水産開発基礎調査報告IV-イセエビ類.東京都水産試験調
査研究要報NolO5・
東京都水産試験場(1975)小笠原諸島海域漁業調査報告書.東京都水産試験場調査研究要報No.
117.
-45-
東京都水産試験場(1976)小笠原諸島海域漁業調査報告書Ⅱ、東京都水産試験場調査研究要報
Nol23・
東京都水産試験場(1980)サメ被害防除対策研究報告書(昭和52-54年)東京都水産試験場調査
研究要報N0145.
東京都水産試験場(1984)小笠原諸島海域における底魚資源に関する研究L東京都水産試験場
調査研究要報Nol81・
東京都水産試験場(1985)硫黄島・南硫黄島浅海漁場調査中間報告書(プリント)
東京都水産試験場(1988)北硫黄島磯根資源調査.東京都水産試験場調査研究要報No.193.
内海富士夫監修(1975)学研中高生図鑑9,水生動物.学習研究社.
Yabe,H,Sugiyama,TandEguchi,M、(1936)Recentreef-buildingcoralsfromJapanand
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SecondSeriesSpecialVOLNo、1.
座間彰・藤田清(1977)小笠原諸島産魚類目録.JornaloftheTokyoUniv・ofFishVOL63
●
〈叩〃〈】
筐、UJ〃〃
△〃〃ⅡⅢ、
-46-
VⅡ付表
硫黄島産魚類目録
学名は日本魚類学会(1981)、科の配列は中坊(1993)に従った
軟骨魚網ClassChondrichthyes
板鰕亜綱SubclassElasmobranchii
ネズミザメ目OrderLamniformes
メジロザメ科FamilyCarcharhinidae
ネムリブカ
Triaenodonobesus(Ruppell)
ツマジロ
Carcharhinusalbimarginatus(Ruppell)
硬骨魚綱ClassOsteichthyes
条鰭亜綱SubclassActinopterygii
ウナギ目OrderAnguilliformes
ウツボ科FamilyMuraenidae
ハナビラウツポ
Gymnothoraxmeleagris(Shaw&Nodder)
ミゾレウツポ
G・neglectusTanaka
ガーデンイールの一種
Gorgasiasp.?
ダツ目OrderBeloniformes
サヨリ科FamilyHemiramphidae
ナンヨウサヨリ
Hemiramphusmarginatus(Forsskal)
トビウオ科FamilyExocoetidae
ヒメアカトビウオ
CypselurusangusticepsNichols&Breder
アヤトビウオ
Cpoecilopterus(Valenciennes)
ダツ科FamilyBelonidae
ハマダツ
Ablenneshians(Valenciennes)
キンメダイ目OrderBeryciformes
イットウダイ科FamilyHolocentridae
トガリエビス
Adioryxspinifer(ForsskaD
テリエビスの一種
A,sp
アカマツカサ
Myripristismurdjan(ForsskaD
カサゴ目OrderScorpaeniformes
フサカサゴ科FamilyScorpaenidae
ネッタイミノカサゴ
Pteroisantennata(Bloch)
スズキ目OrderPerciformes
ハタ科FamilySerranidae
タ
リ
ハタ
ノハタタゼ
メタハハホ
オカジカチ
アユニアツ
CephalopholisargusBloch&Schneider
Cminiatus(Forsskal)
Curodelus(Bloch&Schneider)
Epinephelusfasciatus(ForsskaD
Ehoedtii(Bleeker)
-49
カモンハタEmerraBloch
シモフリハタErhyncholepis(Bleeker)
ホウキハタEcometaeTanaka
スジアラPlectropomusleopardus(Lacepede)
ハナゴイMirolabrichthystukapascalus(Jordan&Tanaka)
バラハタVariolalouti(Forsskal)
ナガハナダイの一種Pseudanthiassp、
ユゴイ科FamilyKuhliidae
ギンュゴイKuhliamugil(Bloch&Schneider)
キントキダイ科FamilyPriacanthidae
ホウセキキントキPriacanthushamrur
チカメキントキPboops(Bloch&Schneider)
アマダイ科FamilyBranchiostegidae
ヤセアマダイMalacanthushoedtiiBleeker
アジ科FamilyCarangidae
ナンヨウカイワリCarangoidesferdau(Forsskal)
カツポレCaranxlugubrisPoey
カスミアジCmelampygusCuvier
クサヤモロ
DecapterusmacrosomaBleeker
ツムブリElagatisbipinnulata(Quoy&Gaimard)
ヒレナガカンパチSeriolarivolianaValenciennes
コバンアジTrachinotusbaillonii(Lacepede)
イケカツオScomberoideslysan(Forsskal)
フエダイ科FamilyLutjanidae
マダラタルミMacolorniger(forsskal)
イシフエダイAphareusfurcatus(Lacepede)
アオチビキAprionvirescensValenciennes
クマササハナムロCaesiotileCuvier
ウメイロモドキCxanthonotusBleeker
ハマダイEteliscarbunculusCuvier
ハチジョウアカムツEmarshiJenkins
ヨスジフエダイLutjanuskasmira(Forsskal)
オキフエダイLfulvus(Bloch&Schneider)
ホシフエダイLsp
ヒメフエダイLgibbus(Forsskal)
ヒメダイPristipomoidessieboldiiBleeker
ウメイロ
Paracaesioxanthurus(Bleeker)
ハナフエダイTropidiniusamoenus(Snyder)
イサキ科FamilyPomadasyidae
50-
アジアコショウダイ
Plectorhynchusorientalis(Bloch)
フエフキダイ科FamilyLethrinidae
ノコギリダイ
Gnathodentexaurolineatus(Lacepede)
シロダイ
GymnocraniusjaponicusAkazaki
ヨコシマクロダイ
Monotaxisgrandoculis(Forsskal)
ホオアカクチビ
LethrinusrubrioperculatusSato
ヒメジ科FamilyMullidae
アカヒメジ
Mulloidichthysvanicolensis(Valenciennes)
インドヒメジ
Parupeneusbarberinoides(Bleeker)
フタスジヒメジ
Pbifasciatus(Lacepede)
ハタンポ科FamilyPempheridae
ミナミハタンポ
PempherisxanthopteraTominaga
メジナ科FamilyGirellidae
オキナメジナ
GirellamezinaJordan&Starks
イスズミ科FamilyKyphosidae
ミナミイスズミ
KyphosusbigibbusLacepede
テンジクイサキ
K・cinerascens(ForsskaD
イスズミ
K」embus(Cuvier)
チョウチョウウオ科FamilyChaetodontidae
シテンヤッコ
Holacanthustrimaculatus(Lacepede)
ダイダイヤッコ
CentropygeshepardiRandall&Yasuda
ヒレナガヤッコ
Genicanthuswatanabei(Yasuda&Tominaga)
トゲチョウチョウウオ
ChoetodonaurigaForsskal
チョウチョウウオ
CauripesJordan&Snyder
ュウゼン
CdaedalmaJordan&Fowler
チョウハン
Clunula(Lacepede)
ハナグロチョウチョウウオ
CornatissimusCuvier
シチセンチョウチョウウオ
CpunctatofasciatusCuvier
シテンチョウチョウウオ
CquadrimaculatusGray
ハクテンカタギ
CreticulatusCuvier
フエヤッコダイ
Forcipigerflavissimus(Jordan&McGregor)
タテジマキンチャクダイ
Pomacanthusimperator(Bloch)
オニハタタテダイ
Heniochusmonoceros(Cuvier)
ハタタテダイ
Heniochusacuminatus(Linnaeus)
イシダイ科FamilyOplegnathidae
イシガキダイ
Oplegnathuspunctatus(Temminck&Schlegel)
スズメダイ科FamilyPomacentridae
イシガキスズメダイ
Plectroglyphidodondickii(Lienard)
ヒメスズメダイ
Chromisvanderbilfi(Fowler)
51
フタスジリュウキュウスズメDascyllusreticulatus(Richardson)
ゴンベ科FamilyCirrhitidae
スミツキゴンベ
Cirrhitopshubbardi(Schultz)
ベニゴンベ
NeocirrhitesarmatusCastelnau
メガネゴンベ
Paracirrhitesarcatus(Cuvier)
ホシゴンベ
Rforsteri(Bloch&Schneider)
イレズミゴンベ
Rhemistictus(Gunther)
ボラ科FamilyMugilidae
ボラの一種Mugilsp、
ベラ科FamilyLabridae
ブチススキベラAnampsescaeruleopunctatusRuppe11
ホクトベラA,meleagridesValenciennes
キツネベラBodianusbilunulatus(Lacepede)
スミツキベラBaxillaris(Bennett)
ヒレグロベラBhirsutus(Lacepede)
ケサカケベラBmesothorax(Bloch&Schneider)
タキベラBperditio(Quoy&Gaimard)
カンムリベラCorisaygulaLacepede
クギベラGomphosusvariusLacepede
シマタレクチベラHemigymnusfasciatus(Bloch)
ホンソメワケベラLabroidesdimidiatus(Valenciennes)
リユウグウベラThalassomafuscum(Lacepede)
ヤマブキベラTlutescens(Lay&Bennett)
ホシテンスXyrichtyspavo(Valenciennes)
ブダイ科FamilyScaridae
イチモンジブダイScaruslepidusJenyns
ハゼ科FamilyGobiidae
ダテハゼAmblyeleotrisjaponicaTakagi
アカハチハゼEleotriodesstrigatus(Broussonet)
ハタタテハゼNemateleotrismagnificaFowler
ゼブラハゼPogonoculiuszebraFowler
クロユリハゼPtereleotrisevides(Jordan&Hubbs)
ツノダシ科FamilyZanclidae
ツノダシZancluscornutus(Linnaeus)
ニザダイ科FamilyAcanthuridae
ヒラニザAcanthurusbleekeriGunther
ニセカンランハギA・dussumieriValenciennes
スジクロハギA、leucopareius(Jenkins)
ニジハギAlineatus(Linnaeus)
52
ザギ
ニハ
A・olivaceusBloch&Schneider
A・xanthopterusValenciennes
ギ
ハ
ロ
A・glaucopareiusCuvier
A・guttatusBloch&Schneider
ギギ
、、
種
ノノ
ーギグカ
ギ
のハンサギハギハ
ミキギクザギミーア訓ハウハガ
ギ
ズツハ、ネーーハナコナグヨロナ
レンロガマロザヤザンンイレ
ィモクメゴクサミサテナキヒ
A・maculiceps(AhD
A・sp
Ctenochaetusstriatus(Quoy&Gaimard)
Nasolituratus(Bloch&Schneider)
Nvlamingii(Valenciennes)
N・unicornis(ForsskaD
Paracanthurushepatus(Linnaeus)
Zebrasomaflavescens(Bennett)
Zveliferum(Bloch)
カマス科FamilySphyraenidae
オニカマス
Sphyraenabarracuda(Walbaum)
サバ科FarnilyScombridae
キハダ
イソマグロ
Thunnusalbacares(Bonnaterre)
Gymnosardaunicolor(Ruppell)
フグ目OrderTetraodontiformes
モンガラカワハギ科FamilyBalistidae
ムラサメモンガラ
Balistapusaculeatus(Linnaeus)
クマドリ
Bumdulatus(MungoPark)
ムスメハギ
BalistesbursaLacepede
ソロイモンガラ
Melichthysniger(Bloch)
クロモンガラ
M・vidua(Solander)
アカモンガラ
Odonuserythrodon(Gunther)
フグ科FamilyTetraodontidae
ミゾレフグ
TetraodonmeleagrisLacepede
ハリセンポン科FamilyDiodontidae
ネズミフグ
DiodonhystrixLinnaeus
53
硫黄島産軟体動物目録
腹足綱ClassGastropoda
前鯛亜綱SubclassProsobranchia
原始腹足目OrderArchaeogastropoda
ツタノハガイ亜目SuborderPatellina
オオカサガイ科FamilyPatellidae
ヨメガカサガイCellanatoreuma(Reeve)
オキナエビスガイ亜目SuborderPleurotomariina
Pleurotomarioidea
オキナエビスガイ超科SuperfamilyPleurotomari(
ミミガイ科FamilyHaliotidae
チリメンアナゴウSulculuscrebrisculpta(Sowerby)
ヒラアナゴウSanhaliotisstomatiaeformisReeve
スカシガイ超科SuperfamilyFissurelloidea
スカシガイ科FamilyFissurellidae
オトメガサガイScutus(Aviscutum)sinensis(Blainville)
ニシキウズ亜目SuborderTrochina
ニシキウズ超科SuperfamilyTrochoidea
ニシキウズ科FamilyTrochidae
ナツモモガイClanculusmargaritarius(Philippi)
テツイロナツモモガイC、(Mesoclanculus)denticulatus(Gray)
ギンタカハマガイTectus(Tectus)pyramis(Born)
リユウテンサザエ科FamilyTurbindae
マルサザエ
Turbo(Marmarostoma)setosus(Gmelin)
チヨウセンサザエT・(M、)argyrostomus(Linnaeus)
アマオプネ亜目SeborderNeritimorpha
アマオブネ超科SuperfamilyNeritoidea
アマオブネ科FamilyNeritiidae
キバアマガイNerita(Ritena)plicataLinnaeus
中腹足目SuborderMesogastropoda
タマキビガイ超科SuperfamilyLittorinoidea
マキビガイ科FamilyLittorinidae
コウダカタマキビLittorariapintado(Wood)
オガサワラタマキビNodilittorinaleucostictafeejeenis(Reeve)
イポタマキビNpyramidalis(Quoy&Gaimard)
キリガイダマシ超科SuperfamilyTerritelloidea
ミミズガイ科FamilySiliquariidae
ミミズガイSiliquaria(Agathirses)cumingi(Morch)
ムカデガイ超科SuperfamilyVermetioidea
-54
ムカデガイ科FamilyVermetidae
フタモチヘビガイDendropomamaximum(Sowerby)
オニノツノガイ超科SuperfamilyCerithioidea
ゴマフニナ科FamilyPlanaxidae
クロタマキビガイモドキSupplanaxisabbreviatusogasawaranus(Pilsbry)
オニノツノガイ科FamilyCerithiidae
コォニノツノガイCerithiumcolumna(Sowerby)
キイロカニモリガイCcitrinum(Sowerby)
メオトスジカニモリガイSemivertagusinterstriatus(Sowerby)
スイショウガイ超科SuperfamilyStromboidea
スイショウガイ科FamilyStrombidae
アッソデガイTricornisthersites(Swainson)
スイジガイHarpagochiraga(Linnaeus)
スズメガイ超科SuperfamilyHipponicoidea
スズメガイ科FamilyHipponicidae
キクスズメガイSabiaconicaSchumacher
タカラガイ超科SuperfamilyCypraeoidea
タカラガイ科FamilyCypraeidae
力モンダカラガイErosariahelvola(Linnaeus)
アヤメグカラガイEporaria(Linnaeus)
ウミナシジダカラガイEcernica(Sowerby)
ヤナギシポリダカラガイLuria(Basilitrona)isabella(Linnaeus)
タルダカラガイTalpariatalpa(Linnaeus)
ハナマルュキガイRavitronacaputserpentismikado(Schilder)
ハチジョウダカラガイMauritia(Mauritia)mauritiana(Linnaeus)
キッコウダカラガイM・(Arabica)maculifera(Schilder)
ヤッシロガイ超科SuperfamilyTonnoidea
トウカムリガイ科FamilyCassidae
レンジャクガイCasmariaponderosanipponensis(Abbott)
フジツガイ科FamilyCymatiidae
サツマポラLampusiaaquatilis(Reeve)
ホラガイCharoniatritonis(Linnaeus)
オキニシ科FamilyBursidae
オキニシBursabufoniadunkeriKira
シワオキニシLampadopsiscruentata(Sowerby)
イワカワウネボラColubrellina(Dulcerana)granularis(Roding)
ヤッシロガイ科FamilyTonnidae
ウズラガイTonnaperdix(Linnaeus)
新腹足目OrderNeogastropoda
-55-
アクキガイ超科SuperfamilyMuricoidea
アクキガイ科FamilyMuricidae
テングガイChicoreus(Chicoreus)ramosus(Linnaeus)
レイシガイダマシTenguellagranulata(Duclos)
クチムラサキレイシガイモドキMorula(Morula)striata(Pease)
ムラサキイガレイシガイDrupa(Drupa)morummorum(Roding)
キマダライガレイシガイ,.(、)ricinus(Linnaeus)
シロイガレイシガイ、(、)hadariEmerson&Cernohorsky
アカイガレイシガイ、(Ricinella)rubusidaeUsRoding
シロレイシガイダマシDrupellacornus(Roding)
ヒメシロレイシガイダマシDfragum(Blainville)
ホソスジテツボラPurpurapersica(Linnaeus)
シラクモガイThais(Stramonita)armigera(Link)
テツレイシガイT、(S)savignyi(Deshayes)
サンゴヤドリガイ科FamilyCoralliophilidae
クチムラサキサンゴヤドリガイCoralliophilaneritoidea(Lamarck)
ハナヤサイサンゴヤドリガイQuoyulamadreporarua(Sowerby)
エゾバイ超科SuperfamilyBuccinoidea
フトコロガイ科FamilyColumbellidae
マルフトコロガイEuplicaturturinaDuclos
エゾバイ科FamilyBuccinidae
クベニホラダマシClivipolliapulchra(Reeve)
スジグロホラダマシPolliaundosa(Linnaeus)
セコバイ科FamilyColubrariidae
セコバィColubrariacastaneaKuroda&Habe
オリイレヨフパイ科FamilyNassariidae
サメムシロガイAlectrionpapillosus(Linnaeus)
ハイイロムシロガイZeuxishepaticus(Pulteney)
イトマキポラ科FamilyFasciolariidae
リユウキユウツノマタガイLatiruspolygonus(Gmelin)
スジグロニシキニナLatirulusturritus(Gmelin)
ナガサキニシキニナLnagasakiensis(Smith)
ヒタチオビ超科SuperfamilyVolutoidea
フデガイ科FamilyMitridae
ベッコウフデガィNebulariaferruginea(Lamarck)
クチベアラフデガイNeocancillapapilio(Link)
イヌフデガイNebulariacontractaSwainson
ナガシマヤタテガイStrigatellapaupercula(Linnaeus)
ドングリヤタテガイSoleacea(Reeve)
56
ホシヤマオトメフデガイIdiochilamoelleri(Kiister)
イモガイ超科SuperfamilyConoidea
イモガイ科FamilyConidae
ニシキミナシガイ
DendroconusstriatusLinnaeus
タガヤサンミナシ
Darioconustextile(Linnaeus)
ナガアジロイモガイ
Dmagnificus(Reeve)
ムラサキアンポイナ
Gastridiumobscurus(Sowerby)
オゴクダイモガイ
Virgiconusmoreleti(Crosse)
イポシマイモガイ
V」ividus(Hwass)
キヌカツギイモガイ
Vflavidus(Lamarck)
サラサミナシガイ
Rhizoconuscapitaneus(Linnaeus)
ヤナギシポリイモガイ
Rmiles(Linnaeus)
サラサモドキ
Dauciconusvitulinus(Hwass)
アカシマミナシガイ
Leptoconusgeneralis(Linnaeus)
アラレイモかイ
Chelyconuscatus(Hwass)
ムラクモイモガイ
Stephanoconusvarius(Linnaeus)
ゴマフイモガイ
PuncticulispulicariusHwass
コモンイモガイ
P・arenatus(Hwass)
ガクフイモガイ
Virroconusmusicusmwass)
シロセイロンイモガイ
Vsponsalisnanus(Sowerby)
サヤガタイモガイ
V・fulgetrum(Sowerby)
ジュカケサヤガタイモガイ
Vcoronatus(Gmelin)
タケノコガイ科FamilyTerebridae
シマタケガイ
Acuminialanceata(Linnaeus)
ベニタケガイ
Subuladimidiata(Linnaeus)
キバタケガイ
Oxymeriscrenulatus(Linnaeus)
タケノコガイ
Terebrasubulata(Linnaeus)
マキザサガイ
Dimidacusbabylonia(Lamarck)
ニクタケガイ
Dcingulifera(Lamarck)
後鯛亜綱SubclassOpisthobranchia
頭楯目OrderCephalaspidea
オオシイハガイ超科SuperfamilyActeonoidea
ミドリガイ科FamilySmaragdinellidae
ドリガイ
Smaragdinellacalyculata(Broderip&Sowerby)
有肺亜綱SubclassPulmonata
基眼目OrderBasommatophora
カラマツガイ超科SuperfamilySiphonarioidea
カラマツガイ科FamilySiphonariidae
コビトカラマツガイ
Siphonaria(Siphonaria)rucuanaPilsbry
-57
頭足綱ClassCephalopoda
八腕形目OrderOctopoda
マダコ超科SuperfamilyOctopodoidea
マダコ科FamilyOctopodidae
アナダコ
Octopusoliveri(Berry)
ワモンダコ
0.cyaneaGray
斧足綱ClassPelecypoda
翼形亜綱SubclassPterimorphia
フネガイ目OrderArcoida
フネガイ超科SuperfamilyArcoidea
フネガイ科FamilyArcidae
エガイ
Barbatia(Abarbatia)foliata(ForskaD
コシロガイ
Acarplicatum(DillWyn)
イガイ目OrderMytiloida
ハポウキガイ超科SuperfamilyPinnoidea
ハポウキガイ科FamilyPinnidae
カゲロウガイ
Streptopinnasaccata(Linnaeus)
ウグイスガイ目OrderPterioida
ウグイスガイ超科SuperfamilyPterioidea
マクガイ科Familylsognomonidae
カイシアオリガイ
Isognomon(Isognomon)perna(Linnaeus)
シロアオリガイ
L(L)legumen(Gmelin)
ウグイスガイ科FamilyPteriidae
ミドリアオリガイ
Pinctadamaculata(Gould)
フクラスズメガイ
Pterialoveni(Dunker)
イタヤガイ超科SuperfamilyPectinoidea
ウミギクガイ科FamilySpondylidae
オオナデシコガイ
Spondylus(Spondylus)occidensSowerby
メンガイ
S.(S、)squamosusSchreibers
イタヤガイ科FamilyPectinidae
ナデシコガイ
Chlamys(Coralichlamys)irregularis(Sower
Chlamys(Coralichlamys)irregularis(Sowerby)
チサラガイ
Gloripalliumpallium(Linnaeus)
ミノガイ超科SuperfamilyLimoidea
ミノガイ科FamilyLimidae
ミノガイ
LimavulgarisLink
異歯亜綱SubclassHeterodonta
マルスダレガイ目OrderVeneroida
シヤコガイ超科SuperfamilyTridacnoidea
シヤコガイ科FamilyTridacnidae
-58
シラナミガイ
Tridacna(Flodacna)maxima(Roding)
ニツコウガイ超科SuperfamilyTellinoidea
アサジガイ科FamilySemelidae
アサジガイ
Semelezebuensis(Hanley)
アイスランドガイ超科SuperfamilyArcticoidea
フナガタガイ科FamilyTrapeziidae
ツキヨミガイ
Glossocardiaobesa(Reeve)
マルスダレガイ超科SuperfamilyVeneracea
マルスダレガイ科FamilyVeneridae
オオヌノメガイ
Periglypta(Periglypta)clathrata(Deshayes)
アラヌノメガイ
P.(P.)reliculata(Linnaeus)
-59
南硫黄島産魚類目録
学名は日本魚類学会(1981)、科の配列は中坊(1993)に従った。
軟骨魚網ClassChondrichthyes
板鯛亜綱SubclassElasmobranchii
ネズミザメ目OrderLamniformes
メジロザメ科FamilyCarcharhinidae
ネムリブカ
Triaenodonobesus(Ruppell)
エイ目OrderRajiformes
アカエイ科FamilyDasyatidae
マダラエイ
DasyatismelanospilosBleeker
トビエイ科FamilyMyliobatidae
ウシバナトビエイ
RhinopterajavanicaMuller&Henle
硬骨魚綱ClassOsteichthyes
条鰭亜綱SubclassActinopterygii
キンメダイ目OrderBeryciformes
イツトウダイ科FamilyHolocentridae
トガリエビス
アカマツカサ
Adioryxspinifer(ForsskaD
Myripristismurdjan(Forsskal)
スズキ目OrderPerciformes
ハタ科FamilySerranidae
アオメノハタ
CephalopholisargusBloch&Schneider
ニジハタ
Curodelus(Bloch&Schneider)
アカハタ
EpinephelusFasciatus(ForsskaD
カモンハタ
EmerraBloch
シモフリハタ
Erhyncholepis(Bleeker)
スジアラ
Plectropomusleopardus(Lacepede)
バラハタ
Variolalouti(ForsskaD
ヌノサラシ
Grammistessexlineatus(Thunberg)
ヤマブキハタ
SalopitapowelliSmith
ユゴイ科FamilyKuhliidae
ギンユゴイ
KuhliamugHBloch&Schneider
キントキダイ科familyPriacanthidae
ホウセキキントキ
Priacanthushamrur(Forsskal)
アジ科FamilyCarangidae
カツポレ
CaranxlugubrisPoey
カスミアジ
C・melampygusCuvier
ナンヨウカイワリ
Cferdau
クサヤモロ
DecapterusmacrosomaBleeker
-60
ツムブリElagatisbipinnulata(Quoy&Gaimard)
フエダイ科FamilyLutjanidae
マダラタルミMacolorniger(Forsskal)
イシフエダイAphareusfurcatus(Lacepede)
アオチビキAprionvirescensValenciennes
クマササハナムpCaesiotileCuvier
ヨスジフエダイLutjanuskasmira(Forsskal)
ホシフエダイLsp・
バラフエダイLbohar(Forsskal)
ウメイロ
Paracaesiotumidus(Tanaka)
ハチジョウアカムツEtelismarshiJenkins
ハナフエダイTropidiniusamoenus(Snyder)
イサキ科FamilyPomadasyidae
アジアコショウダイPlectorhynchusorientalis(Bloch)
フエフキダイ科FamilyLethrinidae
ノコギリダイGnathodentexaurolineatus(Lacepede)
ヨコシマクロダイMonotaxisgrandoculis(Forsskal)
シロダイGymnocraniusjaponicusAkazaki
ヒメジ科FamilyMullidae
アカヒメジMulloidichthysvanicolensis(Valenciennes)
フタスジヒメジPbifasciatus(Lacepede)
イスズミ科FamilyKyphosidae
ミナミイスズミKyphosusbigibbusLacepede
テンジクイサキKcinerascens(Forsskal)
チョウチョウウオ科FamilyChaetodontidae
タテジマキンチャクダイPomacanthusimperator(Bloch)
コガネヤッコ
Centropygeflavissimus(Cuvier)
ダイダイヤッコ
CshepardiRandall&Yasuda
ユウゼン
ChaetodondaedalmaJordan&Fowler
チョウハン
Clunula(Lacepede)
ハナグロチョウチョウウオCornatissimusCuvier
ンチセンチョウチョウウオCpunctatofasciatusCuvier
シテンチョウチヨウウオCquadrimaculatusGray
ハクテンカタギCreticulatusCuvier
イッテンチョウチョウウオCunimaculatusBloch
フエヤッコダイForcipigerflavissimusJordan&McGregor
オニハタタテダイHeniochusmonocerosCuvier
イシダイ科FamilyOplegnathidae
イシガキダイOplegnathuspunctatus(Temminck&Schlegel)
-61
スズメダイ科familyPomacentridae
ChromisvanderbiltiFowler
ヒメスズメダイ
ゴンベ科FamilyCirrhitidae
スミツキゴンベ
Cirrhitopshubbardi(Schultz)
ベニゴンベ
NeocirrhitesarmatusCastelnau
メガネゴンベ
Paracirrhitesarcatus(Cuvier)
ホシゴンベ
P・forsteri(Bloch&Schneider)
イレズミゴンベ
Phemistictus(Gunther)
ツパメコノシロ科FamilyPolynemidae
Polydactylusplebejus(Broussonet)
ツバメコノシロ
ベラ科FamilyLabridae
|フ
ーフベ
ーフ
ベケ
キーワ|フベ
スメベキー
スソキブ
シンシマ
ホホーーヤ
AnampsestwistiiBleeker
Labroidesdimidiatus(Valenciennes)
Thalassomacupido(Temminck&Schlegel)
T、lutescens(Lay&Bennett)
ブダイ科FamilyScaridae
ヒブダイ
ScarusghobbanForsskal
イソギンポ科FamilyBlenniidae
ヤセタマカエルウオ
AlticusorientalisTomiyama
ツノダシ科FamilyZanclidae
ツノダシ
Zancluscornutus(Linnaeus)
ニザダイ科FamilyAcanthuridae
ギ
Aleucopareius(Jenkins)
ハ
ザロギミキミテハハハ
ーーグハズツナコカグロ
マジジレンザヤサンイ
ゴスーーイモサミトテキ
AcanthurusguttatusBloch&Schneider
Alineatus(Linnaeus)
ギ
ハ
ザギギグ
ーーハハンギギギ
Amaculiceps(Ahl)
A・olivaceusBloch&Schneider
Ctenochaetusstriatus(Quoy&Gaimard)
Nasolituratus(Bloch&Schneider)
NTuberosus(Lacepede)
N・unicornis(ForsskaD
Zebrasomaflavescens(Bennett)
フグ目OrderTetraodontiformes
モンガラカワハギ科FamilyBalistidae
ムスメハギ
BalistesbursaLacepede
モンガラカワハギ
BconspicillumBloch&Schneider
キヘリモンガラ
B,flavimarginatusRuppell
イソモンガラ
BfuscusBloch&Schneider
ソロイモンガラ
Melichthysniger(Bloch)
-62
クロモンガラ
M、vidua(Solander)
アカモンガラ
Odonuserythrodon(Gunther)
!
ウチワフグ科FamilyTriodontidal
ウチワフグ
TriodonmacropterusLesson
-63
南硫黄島産軟体動物目録
腹足綱ClassGastropoda
前鯛亜綱SubclassProsobranchia
原始腹足目OrderArchaeogastropoda
ツタノハガイ亜目SuborderPatellina
チュウガサガイ科FamilyAcmaeidae
Nishihama)
オガサワラアオガイNotoacmaschrenckiiboninensis(Asakura&Nish
オオカサガイ科FamilyPatellidae
ヨメガカサガイCellanatoreuma(Reeve)
オキナエビスガイ亜目SuborderPleurotomariina
オキナエビスガイ超科SuperfamilyPleurotomarioidea
ミミガイ科FamilyHaliotidae
ヒラアナゴウSanhaliotisstomatiaeformisReeve
ニシキウズ亜目SuborderTrochina
ニシキウズ超科SuperfamilyTrochoidea
ニシキウズ科FamilyTrochidae
Asaka&
オオクロヅケガイMonodonta(Neomonodonta)preplexboninensisA
リュウテンサザエ科FamilyTrubinidae
マルサザエ
Turbo(Marmarostoma)setosus(Gmelin)
中腹足目SuborderMesogastropoda
タマキビガイ超科SuperfamilyLittorinoidea
タマキビガイ科FamilyLittorinidae
コウダカタマキビLittorariapintado(Wood)
オガサワラタマキビNodilittorinaleucostictafeejeenis(Reeve)
イポタマキビNpyramidalis(Quoy&Gaimard)
ムカデガイ超科SuperfamilyVermetioidea
ムカデガイ科FamilyVermetidae
フタモチヘビガイDendropomamaximum(Sowerby)
オニノツノガイ超科SuperfamilyCerithioidea
ゴマフニナ科FamilyPlanaxidae
クロタマキビガイモドキSupplanaxisabbreviatusogasawaranus(Pilsbry)
ヨコスジタマキビガイモドキAngiolalabiosa(Adams)
オニノツノガイ科FamilyCerithiidae
コオニノツノガイCerithiumcolumna(Sowerby)
メオトスジカニモリガイSemivertagusinterstriatus(Sowerby)
タカラガイ超科SuperfamilyCypraeoidea
タカラガイ科FamilyCypraeidae
イポダカラガイStaphylaea(Nucleolaria)nucleus(Linnaeus)
-64
Nishihama
カモンダカラガイ
Erosariahelvola(Linnaeus)
アヤメダカラガイ
Eporaria(Linnaeus)
エダカラガイ
Talostolidateres(Gmelin)
ヤナギシポリダカラガイ Luria(Basilitrona)isabella(Linnaeus)
ハナマルユキガイ
Ravitronacaputserpentismikado(Schilder)
ハチジョウダカラガイ
Mauritia(Mauritia)mauritiana(Linnaeus)
キッコウダカラガイ
M・(Arabica)maculifera(Schilder)
クチムラサキダカラガイ Ponda(Ponda)carneola(Linnaeus)
ホシキヌタガイ
P.(Mystaponda)vitellus(Linnaeus)
ヒメホシダカラガイ
LyncinalynxLinnaeus
ヤツシロガイ超科SuperfamilyTonnaoidea
フジツガイ科FamilyCymatiidae
サツマポラ
Lampusiaaquatilis(Reeve)
オキニシ科FamilyBursidae
シワオキニシ
Lampadopsiscruentata(Sowerby)
新腹足目OrderNeogastropoda
アクキガイ超科SuperfamilyMuricoidea
アクキガイ科FamilyMuricidae
レイシガイダマシ
Tenguellagranulata(Duclos)
クロイポレイガイダマシ Morula(morula)uva(Roding)
ムラサキイガレイシガイ
Drupa(Drupa)morummorum(Roding)
シロイガレイシガイ
、(、)albolabris(Blainville)
アカイガレイシガイ
、(Ricinella)rubusidaeusRoding
ヒロクチイガレイシガイ
D.(R)clathrata(Lamarck)
シロレイシガイダマシ
Drupellacornus(Roding)
ホソスジテツポラ
Purpurapersica(Linnaeus)
シラクモガイ
Thais(Stramonita)armigera(Link)
テツレイシガイ
T・(S)savignyi(Deshayes)
エゾバイ超科SuperfamilyBuccinoidea
エゾバイ科FamilyBuccinidae
クチベニホラダマシ
Clivipolliapulchra(Reeve)
ベッコゥバイ
Ecmanisignea(Gmelin)
オリイレヨフパイ科FamilyNassariidae
シイノミヨウバイ
Telascovelatus(Gould)
イトマキポラ科FamilyFasciolariidae
ベニマキ
Benimakiafastigium(Reeve)
リュウキュウツノマタガイ
Latiruspolygonus(Gmelin)
スジグロニシキニナ
Latirulusturritus(Gmelin)
ヒタチオビ超科SuperfamilyVolutoidea
-65
フデガイ科FamilyMitridae
ベッコウフデガイ
Nebulariaferruginea(Lamarck)
マクラガイ科FamilyOlividae
サツマビナ
Oliva(Annulatoliva)annulataGmelin
イモガイ超科SuperfamilyConoidea
クダポラ科FamilyTurridae
クロイトマキハラプトシャジクガイ
Turridrupabijubata(Reeve)
イモガイ科FamilyConidae
イポシマイモガイ
Virgiconuslividus(Hwass)
ハイイロミナシガイ
RhizoconusrattusHwass
ヤナギシポリイモガイ
Rmiles(Linnaeus)
ゴマフィモガイ
PuncticulispulicariusHwass
シロセイロンイモガイ
Virroconussponsalisnanus(Sowerby)
斧足綱ClassPelecypoda
翼形亜綱SubclassPterimorphia
フネガイ目OrderArcoida
フネガイ超科SuperfamilyArcoidea
フネガイ科FamilyArcidae
ベニェガイ
Barbatia(Ustularca)amygdalumtortum(Rod
(Roding)
コシロガイ
Acarplicatum(Dillwyn)
イガイ目OrderMytiloida
ハポウキガイ超科SuperfamilyPinnoidea
ハポウキガイ科FamilyPinnidae
カゲロウガイ
Streptopinnasaccata(Linnaeus)
ウグイスガイ目OrderPterioida
ウグイスガイ超科SuperfamilyPterioiea
マクガイ科Familylsognomonidae
力イシアオリガイ
lsognomon(Isognomon)perna(Linnaeus)
イタヤガイ超科SuperfamilyPectinacea
ウミギクガイ科FamilySpondylidae
オオナデシコガイ
Spondylus(Spondylus)occidensSowerby
異歯亜綱SubclassHeterodonta
マルスダレガイ目OrderVeneroida
シヤコガイ超科SuperfamilyTridacnoidea
シヤコガイ科FamilyTridacnidae
シラナミガイ
Tridacna(Flodacna)maxima(Roding)
-66
TheTokyoMetropolitanFisheriesExperimentStation
l-1Mizumotokoe、,Katushika-kuTokyol25,Japan
平成6年12月発行
平成6年度
登録第3号
編集東京都水産試験場技術管理部
電話(03)3600-2873
発行東京都水産試験場
〒125束京都葛飾区水元公園1番1号
電話(03)3600-2871
印刷原口Ep刷株式会社
Formerlylbkyo-toSuisanShikenjoChosaKenkyuYoho
Tbkyo-toSuisanShikenjoChosaKenkyuHokoku
ReportoftheTbkyoMetropoIitanFisheriesExperimentStation
No.208
Deeemberl994
ReportoftheSurveyonMarineHabitat
inTerritoriaIWRterSofIo-SimaaxldMinamiio百Sim瓢
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The'IbkyoMetropolitanFisheriesExperimentStation
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