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お試しサイト操作マニュアル

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お試しサイト操作マニュアル
OM1‐4001
PLMシステムをご検討中のお客様向け
ノン・カスタマイズですぐに使えるクラウド型PLM
お試しサイト版
 操作マニュアル Part1
2015年9月
日本電気株式会社
製造・装置業システム開発本部
ご利用上の注意
Obbligato for SaaS お試しサイトでは、次の行為を禁止します。
2012年12月
行為が確認された場合にはご利用を中止して頂きますのでご了承ください。
日本電気株式会社
‐本サービスの導入検討、契約を前提とした動作検証以外の目的によるご利用。
共通ソリューション開発本部
‐弊社からご案内したURL・ID・パスワード・マニュアルを第三者へ開示する行為。
‐有害なコンピュータプログラム等を送信または書き込む行為。
‐第三者の著作権その他の無体財産権を侵害する行為。
‐第三者を誹謗もしくは中傷しまたはその名誉を傷つけるような行為。
‐第三者の財産またはプライバシーを侵害する行為。
‐その他法令に違反する行為。
© NEC Corporation 2015
目次
▌実際の操作に入る前に
P2
 Obbligato for SaaS とは、どんなサービス?
 Obbligato for SaaS で、技術情報はどう見える?
•代表的なObbligatoの業務画面のご紹介
▌Obbligato for SaaS に、実装されている設計業務の流れ
P5
▌実際に Obbligato for SaaS を使ってみましょう!
P6
 Step1:ログイン ~ Step6:部品表を整える
※Step7:新規設計を承認してもらう ~ Step9:製品情報の出力 は、
操作マニュアルPart2に含まれます。
▌補足:Obbligato for SaaS の共通操作
クライアントのインストール、認証キーの設定、ログインの確認までは
セットアップガイドをご参照ください。
以下をお手元にご用意ください。
- メールでご案内済みの お試しサイトのURL/ログインユーザ名
- セットアップ時に変更した ログインパスワード
本マニュアルでは、ログインユーザ名に含まれる以下のIDをデモデータに
利用します。ログインユーザ名とは、例えば、user1、user2 などです。
ユーザID:ログインユーザ名のuserに続く 1文字(数字)
ex)user1→1 、 user2→2
お試しサイトでは、お客様にてご用意されたデータも登録いただくことが
可能ですが、企業名や製品名などをそのまま登録せず、必ずサンプルの
データをお使いいただきますようご注意ください。
Page 1
© NEC Corporation 2015
P20
Obbligato for SaaS とは、どんなサービス?
お試しサイトご利用頂きありがとうございます。
実際にObbligato for SaaS を操作いただく前に、簡単に概要をご紹介します。
『Obbligato for SaaS』とは、豊富な導入実績を持つ「Obbligato」を
SaaS型クラウドサービスとしてご提供するサービスです。
設計業務を効率化するPLMシステムをインターネットを通じて、簡単!安価!に
ご利用いただくことができるサービスです。
特 長
1
自社導入型のPLMシステムと比べて
初期費用やシステムの維持・運用費用を含めた
トータルコストを大幅に低減します
2
汎用的な設計業務が実装されている為
ノン・カスタマイズで導入でき、クイックスタートが可能
SaaSでスモールスタート!将来オンプレミスにステップアップ可能
3
ノン・カスタマイズとは言っても、各種パラメータ設定ができ
属性名や利用者画面設定などお客様用に柔軟にフィット
教育受講でお客様側で設定変更が可能です
4
運用・保守も含めたサービス利用により
設計システムのIT要員不足を解消
システム運用、バージョンアップの要員も最小限に抑えられます
これまで導入したくても初期投資に数千万円かかっていたPLMシステムが、
月額利用料金制で手軽に導入(利用)できるようになりました。
国内で一番使われているPLMシステムのクラウドサービスなので、
とても安心してお使いいただくことができます。
Page 2
© NEC Corporation 2015
Obbligato for SaaS で、技術情報はどう見える?
実際にObbligatoでは、技術情報がどのように管理され、どのように使うことができるのか。
現在、PLMをお使いでないお客様が、Obbligatoを利用するとどんなメリットがあるのかをご紹介します。
Obbligatoでは、<部品や製品構成(BOM)>と<図面や仕様書などのドキュメント類>を別々に管理し、
製品構成(BOM)を中心にそれに関連するものを紐付けて統合管理しています。
製品 ユニット 部品
カタログ
各種CAD
システム
図面
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
生産
システム
見積書
購入仕様書
ビューワ
Obbligatoでは、製品に関する多様な技術情報は、それぞれの特徴や、個々の業務にあった画面を起動
して、設計業務を進めることになります。代表的な業務画面とそのポイントをまとめます。
代表的な業務画面のご紹介
▌製品構成管理
製品構成(BOM)を中心に、製品・部品に関連する図面
や文書、その他の情報を確認する検索系の画面です。
《Obbligatoを使うメリット》
BOMがビジュアルに、マルチレベルで確認できる
逆展開で設計変更時に影響を受ける親部品の検索が可能
BOMに関連する様々な情報(図面や文書、構成履歴、差
分表示など)を簡単に確認できる
製品情報が一画面に集約されているイメージです。
様々なシステムや図面庫などあちこち探さずに、必要な情報
を確認することができます。一番特徴的な画面です。
▌部品管理
部品の品目情報(属性、スペックなど)を管理します。
《Obbligatoを使うメリット》
品目マスタがビジュアルに見えて検索しやすい
分類毎に必要な属性、検索したい属性を定義できる
部品スペックで類似部品が探し出せる
部品のカタログや見積書など関連文書が簡単に確認できる
Page 3
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▌部品表エディタ
製品構成(BOM)を作成する専用のエディタ画面です。
《Obbligatoを使うメリット》
過去の構成、標準モデル構成などを簡単に流用できる
部品管理で検索した部品をドラッグ&ドロップの簡単操作で
部品表に取込可能
Excel にも、コピー&ペーストできてなじみやすい
部品順番の並べ替えが簡単
覚えている品番は直接入力すると属性が検索される
EXCELや生産システムのメンテナンス機能より
格段に使いやすいBOM専用エディタです。
▌ドキュメント管理
図面、仕様書、見積書、カタログ、設計標準など
製品に関する様々なドキュメント類を管理します。
《Obbligatoを使うメリット》
最新版がひと目でわかるので間違えて旧版を更新すること
がない
旧版も確認可能(見えなくすることも可能)
属性やビューワデータで必要な文書がすぐに見つかる
文書管理として単独でも使えます
▌設計変更オーダ管理
設計変更通知書の情報と図面や製品構成を関連つけて
管理している画面です。
《Obbligatoを使うメリット》
設変通知書と関連する図面や製品構成がセットになってい
て確認しやすい
図面や製品構成をセットで承認ワークフローを回せる
設変情報から構成のどこが変わったか差分を簡単に確認で
きる
個々の業務によって、利用画面が異なりますが、日本の製造業様に使い込まれた
業務画面は、細かい便利機能が備わっていて使いやすいとご好評です。
では、実際に汎用的な設計業務を想定して、Obbligatoを使ってみましょう。
設計業務の一連の流れを体感してみてください。
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Obbligato for SaaS に、実装されている設計業務の流れ
Obbligato for SaaS に実装されている汎用的な設計業務とは、どんな流れなのでしょうか。
業務の流れを見てみましょう。
設計領域のシステムを取りまとめる人や設計業務系システムを構築するIT要員がいない場合でも、システム
設計に期間を取られることもありません。汎用的な業務シナリオに沿って、Obbligatoを使っていくと、設計
業務をスムーズに進めることができ、PLM導入メリットを受けることができます。
【業務の流れ】
1
【システム操作フロー】
設計情報をいろいろ検索・確認してみましょう
流用の検討
【製品構成管理】 部品表検索
【部品管理】 部品情報検索
【ドキュメント管理】 関連図面文書検索
2
Part1
新規に設計するモノの番号を採番
部品番号や図面番号を採番してみましょう
※CAD上の操作に
なります
3
CADで図面を作成
4
CADで図面情報を出力
5
CAD情報の取り込み
【部品管理】 自動採番、手動採番
【ドキュメント管理】 自動採番
Part1
CADの出力情報を取込み登録してみましょう
6
部品表を整える
【部品管理】 外部入力(部品属性、構成取込)
【ドキュメント管理】 外部入力(図面取込)
【部品管理】 外部入力(部品図面関連登録)
CADで作成しない情報を付加して部品表を
完成させましょう
Part1
【部品管理】 属性追加、部品検索
【部品表エディタ】 部品追加、構成編集
作った成果物をまとめて承認してもらいましょう
7
新規設計を承認してもらう
8
設計成果物の一括承認
【設計変更オーダ管理】 ECO採番
【設計変更オーダ管理】 部品、ドキュメント関連生成
【設計変更オーダ管理】 承認者設定
【設計変更オーダ管理】 承認依頼
承認者が成果物をまとめて承認します
【設計変更オーダ管理】 部品、ドキュメント確認
【設計変更オーダ管理】 一括承認
9
製品情報の出力
Part2
Part2
生産システムに転送する元データを出力します
【部品管理】 出力(品目情報、構成情報)
Part2
:お試しサイトで、ご体感頂く操作です。
この一連の設計業務の流れに沿って操作していくと、自社でも、この流れで
いけそう、ここが普段と違うけど使えるかも?などの判断材料になりますね。
次のページ以降、具体的な操作説明に入ります。
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実際に Obbligato for SaaS を使ってみましょう!
お試しサイトのURL/ユーザ名/企業ID(ユーザ名のuserに続く数字1文字) をお手元にご用意ください。
あわせて、セットアップ時に変更したパスワードもご用意ください。
デモデータを使い、汎用的な業務の流れに沿って、実際にObbligatoを触ってみましょう!
見やすい表示方法や、便利な共通的な操作について、【補足:共通操作】のページも合わせてご確認ください。
0 ログイン
:Obbligatoにログインします
【操作説明】
①お試しサイトのURLにアクセスします
1
※クライアントモジュールは、自動配付機能がありま
す。更新が必要な場合には、自動的にダウンロード
更新されます。
2
②ランチャーのメニューから接続のアイコン
をクリックするとログイン画面が起動します
3
③ユーザ名、パスワードを入力して、OKを
押します
※ユーザ名は、メールでご連絡してあります。
※パスワードは、セットアップ時に変更したパスワー
ドを使用して下さい。
※初回のみ、サーバ名を選択してください。
ランチャ画面
4
メニューアイコン
④ログインに成功するとメニューアイコンや
業務機能(アプリケーション)のアイコンが
表示されます
アプリケーションのアイコン
ログインできました。
ログインできましたね。業務機能を利用するには、利用したいアプリケーションの
アイコンをダブルクリックして、それぞれの業務画面を起動して利用します。
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1
流用の検討
:今回の新規製品にどの製品が流用できそうか検討します
流用する製品の技術情報を確認します。過去の製品や標準モデルなど
Obbligatoで管理している技術情報をいろいろ検索することで
Obbligatoの基本操作を体感していただきたいと思います。
1-1
標準モデルの製品構成や仕様書を確認してみます
1
ランチャ画面
2
簡易検索バー
【操作説明】
①ランチャの「製品構成管理」アプリケーショ
ンのアイコンをダブルクリックして、製品構成
管理画面を起動します
<例>部品番号:SP01A0001の製品構成を
検索してみます
②簡易検索バーに検索条件を入力して、
のボタンをクリックし、検索実行します
[部品番号][等しい][SP01A0001]
※値:SP01A0001(エスピーゼロイチエーゼロゼロゼロ
イチ)入力、[Enter]キーでも検索実行します
製品構成管理画面
簡易検索バーは、部品番号がわかっている
場合などに使う簡単な検索方法です。
他に、複雑な条件式を入力する条件検索
画面([検索]-[条件検索])や、よく使う検索
条件を保存して使う便利機能もあります。
[ガイドパネルの表示/非表示]アイコンで、画
面分割を切替可能です。(P22参照)
3
③検索結果が表示されます
をクリックすると、部品の構成を展開する
ことができます
をクリックして下位構成を展開するより詳
細な条件を指定することも可能です。
構成展開条件を指定するダイアログから
構成展開する方法をご紹介します。
4
構成展開ダイアログ
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<例>部品番号:SP01A0001の下位構成を
マルチレベルで全展開してみます
④[SP01A0001]の行番号[1]をクリック
して選択された状態(行がアクティブな青色
表示状態)で、右クリック[部品からの構成
展開]を選択して条件指定するダイアログを
起動します
[マルチレベル]を選択[OK]をクリックします
製品[SP01A0001]がマルチレベルで構成展開されました。
関連図面など、様々な情報の確認ができます。代表的な情報、見方をご紹介します。
【操作説明】
製品構成管理画面
<例>製品[SP01A0001]の図
面を確認します
①左側エリアの行番号[1]をク
リックすると、右上に関連ドキュメ
ントが一覧表示されます
1
2
3
②右側ドキュメントタブの行番号
をクリックすると、選択した関連
ドキュメントの表示データが右下
ビューワエリアに表示されます。
③左側エリアの行番号を次々ク
リックすると、選択した部品の関
連ドキュメントが右側ドキュメント
タブに表示されます。
構成展開結果
左側エリアは、
構成展開結果が表示されます。
部品分類毎に定義されたアイコン
でビジュアルに製品構成(BOM)
が表示されます。
ボタンで構成をまとめたり展開
したりできます。
関連情報データブラウザ
右側エリアは、
タブを切り替えることで、左側で選択し
た部品に関連する情報が確認できます。
ドキュメントタブでは、関連図面や、仕
様書、解析データなど様々なドキュメン
トデータを参照、ビューワエリアで表示
データの確認ができます。
BOMと図面が一画面に集約され
るとは、こんなイメージになるのです
ね。設計変更のときに修正する部
品やドキュメントも漏れなく探し出せ
そうです。
製品構成管理では、2つの製品、または、旧版と最新版などの差分検索も可能です。
SP01A0001のVer1(左)とVer2(右)を比較し、差分をハイライト表示しています。
製品構成が大きくても、ハイライト表示され
るなら、ひと目で変更箇所を確認できてミス
も少なくなりそうですね。
Ver1の構成
Page 8
Ver2の構成
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差分情報
BOMを構成する全ての部品の品目情報は、部品管理で管理されています。
部品管理画面で、確認してみましょう。
【操作説明】
部品管理画面
2
※ランチャ画面の「部品管理」アプリ
ケーションのアイコンをダブルクリッ
クして、部品管理画面を起動します
簡易検索バー
3
1
<例>分類:製品で、部品番号:SPで
始まる部品情報を検索してみます
①左側エリア[製品]を選択クリック
②簡易検索バーに検索条件を入力し
て、検索実行します
[部品番号][等しい][SP*]
検索結果:部品一覧
部品分類ツリー
4
<例>SP01A0001の関連ドキュメント
を確認します
③右上エリア:検索結果の部品一覧
から、SP01A0001の行番号を選択
④右下エリアでドキュメントタブを選
択すると、関連ドキュメントが確認でき
ます
部品の関連情報
部品分類と個別属性について、少し補足します。
部品は、検索しやすさなどから、分類を定義して、分類分け
して管理することができます。
全部品に共通の属性にプラスして、分類毎に、個別の属性
を定義することができます。
分類ツリーや、個別の属性項目は、部品を検索するときに
使うキーにもなります。
【定義してあるサンプル部品分類モデル】
・・・ 装置、ユニット、プリント基板 など
・・・ ボルト、ワッシャー、Oリング など
・・・ 梱包材、副資材、媒体 など
機構部品分類/材質/表面処理
機構部品に個別の属性です。
【部品分類:機構部品】
Page 9
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電子部品分類/形状/型式
電子部品に個別の属性です。
【部品分類:電子部品】
部品に関連付いているドキュメントは、ドキュメント管理上で管理されています。
ドキュメント管理画面で、確認してみましょう。
【操作説明】
ドキュメント管理画面
1
※ランチャ画面の「ドキュメント管理」
アプリケーションのアイコンをダブル
クリックして、ドキュメント管理画面を
起動します
簡易検索バー
2
検索結果:ドキュメント一覧
ディレクトリツリー
ドキュメントの関連情報
<例>製品SP01A0001の製品仕様
書を検索します
①簡易検索バーに検索条件を入力し
て、検索実行します
[ドキュメント名称]
[含む][製品仕様書]
結果は、ドキュメント一覧に表示され
ます
※画面起動後、左側ディレクトリツリーを選択
してから、簡易検索すると選択ディレクトリ配
下のみ検索するため、画面起動後、ディレク
トリを選択しない状態で、簡易検索を実行し
てください。
画面右下のビューアエリアでは、簡易表示用のTiffや
PDFでドキュメントをぱらぱらと確認することができます。
また、XVLビューアをインストールしておけば、
XVLデータも表示可能です。
4
ファイル一覧
3
Microsoft Excel
②ドキュメント一覧の行番号を選択ク
リックすると、製品仕様書の実体ファ
イルが、ファイル一覧に表示されます
<例>「Spress 製品仕様書」のExcel
ファイルを参照します
③ファイル一覧でドキュメント名称が
「Spress 製品仕様書」の行番号をク
リックして実体ファイルを選択します
④メニュー[データ]-[参照]で
Excelが起動して実ファイルを参照で
きます
製品に関連するいろいろな情報が関連付いて管理されていて
Obbligatoを使うと、情報をいろいろ辿って確認できるということがわ
かってきました。
Page 10
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流用したい製品SP01A0001の製品構成を中心に、図面や仕様書などの
関連ドキュメントの情報までを検索、確認してみました。それでは、
流用元製品のどこを流用して、何を新しく設計するのか、整理してみます。
1-2
流用部分と新規設計部分の確認
ここでは、以下のような流用設計を想定しています。
・標準モデル構成である製品SP01A0001の製品構成を流用する
・標準モデルの図面を流用しながら、新製品をCADで作図する ※お試しサイトでは、CADは操作しません
・CADで作成した構成情報を出力してObbligatoに取り込む ※お試しサイトでは、CAD出力、取込は操作しません
・CADで作成しない部品を追加したり、部品表の順番を並べ替えて、設計部品表を完成させる
【流用元製品の構成】
SP01A0001
【新製品の構成】
新製品PRODUCT*
CDドライブ
筐体カバー
自動採番
CDドライブ
サーバマシンの構成です
筐体カバーを
新しい筐体カバーに変更し
専用ネジを追加します
新筐体カバー
自動採番
専用ネジ
手動採番
は、そのまま流用する部品やユニットです。
が、新規に作成する部品です。
については、Obbligato上で新しく採番して設計を進めます。
ここで、採番について、少し補足します。
※以下、部品/ドキュメント/設計変更オーダ 共通の内容です
【自動採番/手動採番】
部品や図面の番号は、自動採番することが可能です。また、別のシステムや台帳で採番している場合など、その番号を
手動で入力することも可能です。
CADで番号を採番して作図してから、Obbligatoに登録することも可能になります。
【採番ロジック】
データの分類毎に、採番ロジックを組み込むことが可能です。
例えば、部品番号の場合、部品の分類(電子部品と機構部品など)毎に異なる採番ロジックを設定することができます。
意味あり/意味なしのコードと連番の組合せや、大分類/中分類/小分類の選択などのロジックを設定が可能です。
※お試しサイトに設定している採番ロジックは、P15に記載しています。
【採番のパラメータ設定】
採番ロジックの設定は、管理者があらかじめ設定ツールで設定しておく必要があります。
設定方法については、パラメータ設定教育コースにて、実習しながらご説明しています。
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2
新規に設計するモノの番号を採番
:新しく作成する設計成果物の番号を採番します
ここでは、新製品と新規部品の部品番号、新製品の図面番号を採番します。
採番には、採番ロジックを設定して、自動採番することも可能です。
採番台帳やシステムが別にある場合は、手動入力も可能です。
2-1
新製品の部品番号を採番します
【操作説明】
ランチャ画面
製品/部品の属性は、部品管理で管理しています。
新製品の部品番号採番は、部品管理で行います。
1
①ランチャの「部品管理」アプリケーションのアイ
コンをダブルクリックして、部品管理画面を起動
します
部品管理画面
新製品にあたる 「部品分類」:[製品]の部品番号
を1つ採番します
②部品分類:[製品]を選択
③メニューから[編集]‐[行追加]
2
3
4
5
6
7
④採番する部品数:1を入力して[OK] ボタンを
押すと、部品一覧に空の行が一行追加されます
部品名称などの属性を入力して採番します
⑤部品一覧に追加された空の行の
[部品名称]欄をクリックして、
部品名称:[製品□]と入力します。
□は、ご自分のユーザID(1など)を入れてください。
⑥行選択(行番号1をクリック)してから、
右クリック[新規生成]を選択すると、
製品シリーズを指定する「採番の設定」ダイアログ
が表示されます
⑦リストから製品シリーズをどれかひとつ選択し、
[OK]をクリックすると、選んだ製品シリーズに該
当する製品の番号が採番されます
※採番ロジックは、P15で説明しています。
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2-2
新規部品の部品番号を採番します
部品管理画面
:ここでは、新筐体カバーを自動採番して
専用ネジは手動で採番(番号登録)してみます
【操作説明】
筐体カバーを自動採番します
新筐体カバーにあたる 「部品分類」:[機構部品]
の部品番号を1つ採番します
①部品分類:[機構部品]を選択し、メニューから
[編集]‐[行追加]
1
2
3
4
②採番する部品数:1を入力して[OK]ボタンを押
すと、部品一覧に空の行が一行追加されます
※同じ分類で複数部品を採番したい場合は、追加ダイアロ
グで希望数を入力。その個数分の空の行が追加されます。
部品名称など、採番された部品番号以外の属性
を入力して採番します
③部品名称の欄(セル)をクリックして、
部品名称:[新筐体カバー□]と入力します。
□は、ユーザID(1など)です。
④行番号クリックで、行を選択してから、
右クリック[新規生成]で、番号を採番して、登録
します。
専用ネジは手動で番号登録します
⑤部品分類:[材料部品]を選択、
一番左のメニューアイコン [新規生成]をクリック
5
6
Page 13
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⑥以下を入力して、[OK]で、部品登録します。
[部品番号]: SCR-PR0DUCT□
[部品名称]: 専用ネジPRODUCT□
□は、ユーザIDです。
※部品番号は必須項目です。
※既に登録してある部品番号は登録できません。
※6-2(P18)部品を追加して部品表を整える項目で、こ
こで手動登録した部品「専用ネジ」を使います★
2-3
【操作説明】
新製品の図面を採番します
図面(ドキュメント)の番号や、属性、図面ファイル
(CADデータ)は、ドキュメント管理で管理しています。
図面の採番は、ドキュメント管理で行います。
ランチャ画面
1
①ランチャの「ドキュメント管理」アプリケーション
のアイコンをダブルクリックして、ドキュメント管理
画面を起動します
ドキュメント管理画面
3
2
4
5
※ログインユーザ名のディレクトリ配下は自由に
ご登録頂けるディレクトリになっています。
自分のログインユーザ名のディレクトリに図面を採
番します。
②左側エリアのディレクトリから自分のログイン
ユーザ名と同じディレクトリ「user□」を選択
※初期データとして1件図面が表示されます
③データ分類:[図面]を選択
④メニューから[編集]-[行追加]
⑤採番するドキュメント数:1を入力して[OK]ボタ
ンを押すと、ドキュメント一覧に空の行が一行追加
されます
⑥ドキュメント一覧に追加された行を選択(行番
号1をクリック)して、右クリックで[新規生成]を
選択すると、データ分類:[図面]に設定された採
番ロジックで、自動採番され、ドキュメント番号に
設定されます
6
自動採番するときは、採番したい数の分、行追加し、追加された空の行の行番号を選
択して、右クリック[新規生成]メニューの実行で、自動採番を行います。
これは、部品/ドキュメント/設計変更オーダの採番ともに同様の操作です。
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ドキュメント名称などの番号以外の属性を入力して
情報更新します
⑦ドキュメント名称の欄をクリックし、「製品図面」
と入力します。
行番号を選択クリック、
右クリック[更新]で、編集内容を登録します。
7
※行番号選択、右クリック[プロパティ]で、プロパティ画面を
起動し、属性を入力、更新することも可能です。
図面や部品の番号は、自動採番できることがわかりました。
必ず、この操作でないといけないのか、複数の図面を採番し
た場合の属性の修正方法は、どうなんだろう?
複雑な採番ロジックも組み込めるのだろうか?
プロパティ画面
属性項目の編集について、少し補足します。
部品/ドキュメント/設計変更オーダ 共通です
【編集できる属性とできない属性】
一覧テーブルの属性名には、青字と黒字があります。
青字の属性項目(番号や名称、その他の追加定義した属性など)は、ユーザが更新できる属性項目です。
黒字の属性項目(VERや日付など)は、システムが更新する属性なので、ユーザは編集できません。
【一覧表示/カード表示】
一覧表示とカード表示は、メニュー[表示]‐[一覧表示/カード表示] で切り替えることができます。
複数行を一度に更新したい場合は、一覧表示が便利です。EXCELなどからコピー&ペーストして、まとめて属性を
編集することも可能です。
お試しサイトに設定している採番ロジックをご説明します。
【部品分類と採番ロジック】
部品分類:製品、電子部品、機構部品 に、固有の採番ロジックを設定しています。
それ以外の部品分類には、共通の採番ロジックを設定しています。
PR■■□□□□ ・・・ [PR]固定 ■■採番時リストから選択2桁 □□□□連番4桁
EL□□□□□ ・・・ [EL]固定 □□□□□連番5桁
ME□□□□□ ・・・ [ME]固定 □□□□□連番5桁
以外
P□□□□□ ・・・ [P]固定 □□□□□連番5桁
【ドキュメント分類と採番ロジック】
ドキュメント分類:図面 に、固有の採番ロジックを設定しています。
それ以外の分類には、共通の採番ロジックを設定しています。
DR□□□□□ ・・・ [DR]固定 □□□□□連番5桁
以外
Page 15
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DO□□□□□ ・・・ [DO]固定 □□□□□連番5桁
CAD上の操作やCAD情報の取り込みについては、お試しサイトでは、操作しません。
※CAD上の操作に
なります
3
CADで図面を作成
4
CADで図面情報を出力
5
CADの出力情報を取り込み登録してみましょう
CAD情報の取り込み
【部品管理】 外部入力(部品属性、構成取込)
【ドキュメント管理】 外部入力(図面取込)
【部品管理】 外部入力(部品図面関連登録)
※Obbligato for SaaS 体験セミナで、
ご確認いただけます。
CADから出力
外部ファイル入力
Obbligato
CDドライブ
PN
部品情報
【CADから取り込んだ構成】
新製品PRODUCT*
BOM
CADシステム
PS
新筐体カバー
構成情報
専用ネジ
CSVファイル
CADで作成しない情報は、CSVファイルに
情報がない為、取り込まれません
CADから出力した部品情報/構成情報を
Obbligatoで取り込み可能なファイルフォーマット(CSV)に合わせておくと
外部入力メニューでObbligatoに取り込むことができます
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6
部品表を整える
:CADで作成しない情報を付加して部品表を完成させます
CADで作った部品構成を出力し、Obbligatoに取り込んでいますが
CADでは管理していない部品の属性情報や、CADでは作図しない購入部品の
追加、部品の並び順の入れ替えなど、部品表を整えて完成させます
6-1
CADから取り込んだ新製品の構成を確認してみます
ランチャ画面
1
【操作説明】
6-2で、部品表を整える(編集する)ので
製品構成の確認に、製品構成管理ではなく
部品表エディタを利用します
①ランチャの「部品表エディタ」アプリケーションの
アイコンをダブルクリックして、部品表エディタ画
面を起動します
部品表エディタ画面
本来は、CADから取り込みますが
お試しサイトでは、予めCADから取り込んだ
想定の構成を使って、進めます
2
3
簡易検索バー
<例>CADから出力した想定の製品
[部品番号]:PRODUCT□の製品構成を検索し
ます
※□は、自分のユーザID(1など)です。
②簡易検索バーに検索条件を入力して、検索実
行します
[部品番号][等しい][PR0DUCT□]
③検索結果が表示されます
をクリックすると、部品の構成を展開すること
ができます
4
④これから部品表を編集するので、親部品(新製
品トップ)を排他制御のために、ロックします
行番号1を選択して、右クリックメニュー[ロック]
2-2で採番した新筐体カバーの部品番号も、CADから出力した情報
に含まれていたので、新製品の構成に取り込まれているという想定です。
次に、CADで作図しない部品を構成に追加していきます。
部品表エディタ画面は、そのまま表示させておきます。
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6-2
CADで作図しない部品を追加します
ランチャ画面
1
【操作説明】
CADで作図しない専用ネジは、
部品管理で検索しておき、編集中の部品表
エディタにドラッグ&ドロップで追加します
①ランチャの「部品管理」アプリケーションのアイ
コンをダブルクリックして、部品管理画面を起動
します
部品管理画面
専用ネジを部品表に追加するので検索します
★2-2⑥(P13)で分類:材料部品に手動で
登録した専用ネジを検索します
②分類:材料部品を選択
③簡易検索バーに検索条件を入力して検索実行
します。※□は、自分のユーザID(1など)です。
[部品番号][含む][PRODUCT□]
部品一覧に2-2⑥で登録した部品(専用ネジ)
が表示されます
3
4
2
部品表エディタ画面
5
ドラッグ&
ドロップ
部品管理の専用ネジをドラッグして、部品表エディ
タにドロップして部品を構成に追加します
④部品管理の専用ネジの行番号を選択クリックし
て、アクティブな部品の行(部品番号セルのあた
り)をドラッグし、
⑤6-1で起動していた部品表エディタ画面の新
製品トップ(1行目)の部品番号のセルにドロップし
ます
一番下の行にドラッグ&ドロップした専用ネジが追
加されます
ドラッグ&ドロップの操作は、ドロップ先の画面(こ
こでは、部品表エディタ画面)を左側に
レイアウトしておくと、操作がしやすいです。
6
<例>CADで取り込まれた新筐体カバーの位置
を筐体の上の位置に並べ替えます
⑥行番号12を選択クリック(新筐体カバーの部
品)して、
メニューアイコンの左から2番目[上へ移動]を5回
程クリックして筐体カバーの上の場所まで並べ替
えます
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部品表エディタ画面
専用ネジを追加し、部品順番の並べ替えて整えた
部品表(構成情報)を登録します
⑥親部品行番号1を選択
⑦右クリック[構成登録]
6
部品表編集が終わったので、ロックを解除します
⑧親部品行番号1を選択
⑨右クリック[ロック解除]
7
部品表エディタは、Excelのインタフェース
とも似ていて親しみやすく感じました。
ドラッグ&ドロップ以外にも、便利機能が
まだまだたくさんありそうな気がしました。
8
9
【業務の流れ】
Part1
1
流用の検討
2
新規に設計するモノの番号を採番
3
CADで図面を作成
4
CADで図面情報を出力
5
CAD情報の取り込み
6
部品表を整える
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※CAD上の操作に
なります
いかがでしたでしょうか?
本 お試しサイト操作マニュアル~Part1~
では、1~6までの業務の流れを体験して頂
きました。
慣れるまで、操作が煩雑になりがちですが、
慣れてしまうと、情報が関連付いていて、必
要な情報を漏れなく簡単に探し出すことが
できてとても便利です。業務の流れに沿った
操作以外の操作も、お試しください。
補足:Obbligato for SaaS の共通操作編
どの画面でも共通な操作について、ご説明します。
うまく行が選択されない、データのソート、表示順を見やすく変えたいなどの便利機能についてご確認ください。
□ 対象データの選択 (行選択)
【操作説明】
各行の左側に表示されている行番号部分
をクリックします
※セルを選択しても行選択されません
行番号をクリック
複数行を選択したい場合は、[Ctrl]キーや
[Shift]キーを押しながら選択します
□ 列幅を文字列の幅に合わせる (表示幅の最適化)
データの一覧表示した際に、列幅が狭いと
文字列の表示が欠けてしまう場合がありま
す。
行番号の一番上にあるグレーの何も記載さ
れていない枠を右クリックすると、全ての列
を文字列の幅に自動的に合わせてデータを
見やすくすることができます。
マウス右クリック
列幅調整
1つの項目の列幅を調整したいときは、属性
項目の境界線にマウスを持っていくと矢印
が出ます。そこで、境界線をドラッグすると列
幅を自由に調整できます。
□ 固定列の設定
固定列としたいセルの右側のセルを選択し、
メニュー[表示]‐[固定列の設定/解除]
を選択します
再度、メニュー[表示]‐[固定列の設定/
解除]を選択することで固定列の設定を解
除できます
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□ 表示順序の変更 (1項目づつ並べ替え)
変更位置
表示順を変更したい列のヘッダ(タイトルセ
ル)をドラッグし、変更位置にドロップします。
自由に並べ替えが可能です。
ドロップ
□ 表示順序の変更 (複数項目まとめて並べ替え)
右クリックメニュー
列のヘッダ(タイトルセル)行で右クリックメ
ニュー [表示設定]を選択します
インデックス表示設定ダイアログから表示
順序の変更、非表示の変更を行います
インデックス表示設定ダイアログ
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□ 一覧テーブルの表示切替(カード表示/一覧表示)
一覧表示
メニュー[表示]‐[一覧表示]と[カード表
示]で表示方法を切り替えることができます
カード表示
□ エリア境界線の位置変更
エリアの境界線は自由に変更できます。
境界線がありそうなところにマウスを持って
いくと矢印が表示されたら、ドラッグすると
境界線を変更可能です。
□ 製品構成管理画面のガイドパネルの表示非表示
構成管理画面では、構成を2つ並べて差分
を見たり、1つの構成を大きく表示させたり
切り替えることができます。
メニューアイコンから[ガイドパネルの表示/
非表示]ボタンで、左側の構成表示エリア
を表示/非表示切り替えられます。
ガイドパネル
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ターゲットテーブル
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□ 一覧テーブルのソート
列のヘッダ(タイトルセル)でするとデータが
ソートされるので、探したいデータが見つけや
すくなります
属性名(ヘッダ)をクリック
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