...

アニュアルレポート2009 ア ニ ュ ア ル レ ポ ー ト

by user

on
Category: Documents
19

views

Report

Comments

Transcript

アニュアルレポート2009 ア ニ ュ ア ル レ ポ ー ト
アニュアルレポート2009
Corporate Philosophy
博報堂DYグループの経営理念
博報堂DYグループは、以下の 7 つの経営理念を掲げ、ビジネスを実践する
ことにより、ステークホルダーの皆様、さらには社会の発展に貢献してまい
りたいと考えております。
1. 広告主に対して、常に最善のサービスを提供し、ビジネス価値の向上に
貢献する。
2. メディアの革新と向き合い、メディア価値の向上に貢献する。
3. 世界的にネットワークを展開し、サービス網の充実をはかる。
4. 生活者から発想することで、人々の次世代の豊かさを創造し、社会の発
展に寄与する。
5. 自由と自律を尊重し、多様な個性とチーム力を価値創造の源泉とする。
6. 競争と協調の精神で、新しい挑戦を続け、世界一級の広告会社グループ
を目指す。
7. 企業価値の継続的な向上をはかり、株主からの信頼と期待に応える。
Sei-katsu-sha & Partnership
生活者発想とパートナー主義
私たちは、設立以来、基本的なグループポリシーとして、「生活者発想」と「パー
トナー主義」の 2 つを掲げています。
「生活者発想」
博報堂DYグループの発想の原点。人々を単に「消費者」として捉えるのではなく、
多様化した社会の中で主体性を持って生きる「生活者」として捉え、深く洞察す
ることから新しい価値を創造していこうという考え方。生活者を誰よりも深く
知っているからこそ、広告主と生活者、さらにはメディアとの架け橋をつくれ
るのだと考えます。
「パートナー主義」
博報堂DYグループのビジネスの原点。常に生活者視点に立ち、広告主・媒体社
の ビ ジ ネ ス を 共 に 見 つ め、 語 り 合 い、 行 動 す る こ と か ら ソ リ ュ ー シ ョ ン を
提供していこうという考え方。パートナーとして広告主・媒体社と長期的な関
係を築き、継続性のある一貫したソリューションを提供していくことを常に目
指しています。
これからの時代、私たちはこのポリシーに新たなイノベーションを起こす時
を迎えていると考えます。広告主との間では、マーケティングソリューション
全領域においてビジネス価値の向上を共に目指すパートナーとして。媒体社や
コンテンツホルダーとの間では、多様化するメディアやコンテンツの価値向上
を共に目指すパートナーとして。私たちは生活者発想とパートナー主義のイノ
ベーションを通して、質の高いワンランク上のサービスを提供してまいります。
博報堂 DY グループ
純粋持株会社
• 持株会社体制の優位性
• グループ経営基盤強化
• 経営統合シナジー効果の活用
博報堂DY
ホールディングス
広告事業会社
総合メディア事業会社
• 3 つの異なる広告事業会社が
それぞれの「個性」と「強み」を活かし、
広告主に対応
• 規模の拡大による事業機会の創出
• 媒体社、コンテンツホルダーとの
パートナーシップ強化
• 効率的事業運営体制の整備
博報堂
大広
広告主
読売広告社
博報堂DY
メディア
パートナーズ
媒体社・コンテンツホルダー
博報堂は、「生活者発想」と「パートナー主義」という 2 つのフィ
「優れたアイデアだけが、最強のコミュニケーションを可能に
ロソフィーを掲げ、「クリエイティブ力」と「実現力」によって広
する・・・」大広のフィロソフィー「Ideas win」は、ここから生ま
告主のさらなるブランド価値向上を図る「パワーブランド・パー
れました。クライアントのマーケティング課題の解決をはじめ、
トナー」を目指しています。新領域ナレッジ開発や、i- 事業領域・
戦略的なソリューション力と卓越したアイデアで、より効果的・
マーケティングプロモーション領域についても積極的に取り組み、
効率的なコミュニケーションを創出することを目指し、提供し
統合的な課題解決力を提供する体制も構築。「生活者発想」を進
ていきます。大広は、ブランドの開発・育成から、販売促進、
化させ続ける博報堂だからこそできるマス・マーケティングと
顧客管理に至るまで、クライアントの「マーケティング・ソリュー
リレーションシップ・マーケティングの統合を核とした「統合
ション・パートナー」としての役割を果たしてまいります。
マーケティングソリューション」を提供し、広告主のマーケティ
ング活動全体の最適化を実現してまいります。
会社名
株式会社 大広
東京本社所在地
〒 107-6107
東京都港区赤坂五丁目 2 番 20 号
会社名
株式会社 博報堂
本社所在地
〒107-6322
電話
03-6364-8111
東京都港区赤坂五丁目3 番 1 号
大阪本社所在地
〒 530-8263
電話
03-6441-8111
大阪市北区中之島二丁目 2 番 7 号
創業
1895 年 10 月
電話
06-7174-8111
設立
1924 年 2 月
創業
1893 年
代表取締役社長
成田 純治
設立
1944 年 2 月
社員数(連結)
5,291 人(2009 年 3 月 31日現在)
代表取締役社長
高野 功
URL
http://www.hakuhodo.co.jp
社員数(連結)
1,510 人(2009 年 3 月 31 日現在)
URL
http://www.daiko.co.jp
1929 年創業の読売広告社は、住生活分野を起点とする卓越した
博報堂DYメディアパートナーズは、博報堂、大広、読売広告社
マーケティング開発力、セールスプロモーション分野での長年
の 3 広 告 会 社 の メ デ ィ ア 機 能 を 統 合 し て 設 立 さ れ た「 総 合
の経験に基づいたクライアントの売りの完結に向けた戦略提案
メディア事業会社」です。
力に定評がある一方、アニメーション番組やイベント事業の企
博 報 堂 DYグ ル ー プ の メ デ ィ ア ビ ジ ネ ス、 コ ン テ ン ツ ビ ジ
画を通して培ったエンタテインメント分野のビジネス開発力を
ネスを担い、同領域におけるプラニング、プロデュース、バイ
有しています。これらの強みを深化・拡張させ、さらなる独自
イング、トラフィック、ナレッジを主要な機能として駆使し、3
性の追求を目指しています。クライアントの成功へのパートナー
つの広告会社と連携して、広告主、媒体社、コンテンツホルダー
となるべく、実効の上がるソリューションを提供していきます。
に対し、最適な課題解決力を提供します。
「生活者」を読者・視聴者・観客として捉え、消費者・顧客へ
会社名
株式会社 読売広告社
とつなげていく新しいメディア価値の創造。このようにメディ
本社所在地
〒 107-6105
アを広義に捉え、「メディア効果をデザインする」ことが私たち
東京都港区赤坂五丁目 2 番 20 号
の目指すメディア・コンテンツビジネスです。
電話
03-3589-8111
創業
1929 年 6 月
会社名
株式会社 博報堂DYメディアパートナーズ
設立
1946 年 7 月
本社所在地
〒 107-6321
代表取締役社長
中田 安則
社員数(連結)
717 人(2009 年 3 月 31 日現在)
電話
03-6441-9321
URL
http://www.yomiko.co.jp
設立
2003 年 12 月
代表取締役社長
佐藤 孝
社員数(連結)
1,620 人(2009 年 3 月 31 日現在)
URL
http://www.hakuhodody-media.co.jp
東京都港区赤坂五丁目 3 番 1 号
目次
05
財務ハイライト
06
株主・投資家の皆様へ
07
Q&A – マネジメントインタビュー
13
コーポレート・ガバナンス
18
取締役及び監査役
19
財務レビュー
20
連結貸借対照表
22
連結損益計算書
23
連結株主資本等変動計算書
24
連結キャッシュ・フロー計算書
25
連結財務諸表注記
61
ファクトシート
73
会社概要/投資家情報
免責事項
博報堂DYグループに関連する業績見通し、計画、方針、経営戦略、目標、予定、
将来の数値・数額、事実の認識・評価等といった、将来に関する情報をはじめと
する歴史的事実以外の全ての記述は、当社グループが現在入手している情報に基
づく、現時点における予測、期待、想定、計画、認識、評価等を基礎としている
ものです。また、見通し・予想数値を算定するためには、過去に確定し正確に認
識された事実以外に、見通し・予想を行うために不可欠となる一定の前提(仮定)
を使用しております。これらの記述または前提(仮定)については、その性質上、
客観的に正確であるという保証も、また将来その通りに実現するという保証もあ
りません。
財務ハイライト
百万円
(各表示年の 3 月 31 日に終了した会計年度)
2005
2006
2007
2008
2009
会計年度:
¥1,089,524
¥1,111,121
¥1,088,442
¥1,118,749
¥1,033,396
売上総利益
151,815
155,953
158,769
163,897
154,059
販売費及び一般管理費
129,421
131,242
134,315
138,889
139,042
営業利益
22,393
24,710
24,454
25,007
15,016
税金等調整前当期純利益
19,837
22,670
21,018
18,896
7,874
当期純利益(損失)
10,390
11,313
12,055
10,021
(3,277)
¥ 503,170
¥ 518,471
¥ 534,481
¥ 552,697
売上高
会計年度末:
総資産
8,280
5,992
3,894
2,615
2,679
203,592
215,626
214,074
206,048
38,855,810
38,855,810
38,855,810
38,855,810
38,855,810
¥
¥
¥
¥
¥
純資産2
発行済株式総数(株)
¥ 480,768
187,330
有利子負債残高1
キャッシュ・フロー:
営業活動によるキャッシュ・フロー
26,687
27,533
1,230
26,085
(14,570)
投資活動によるキャッシュ・フロー
3,786
(25,281)
(13,171)
(20,390)
6,783
財務活動によるキャッシュ・フロー
(3,751)
(4,690)
(4,293)
(6,431)
(4,613)
現金及び現金同等物の期末残高
81,398
79,522
63,904
63,358
50,222
1 株当たり(円):
当期純利益(損失)
(潜在株式調整前)
¥
261.71
当期純利益(潜在株式調整後)3
¥
285.51
—
—
¥
310.30
—
¥
258.76
¥
(84.97)
258.71
̶
30.00
55.00
70.00
80.00
70.00
4,815.70
5,234.58
5,471.13
5,472.83
5,142.58
売上総利益率4
13.9
14.0
14.6
14.7
14.9
オペレーティング・マージン5
14.8
15.8
15.4
15.3
9.7
5.7
5.8
5.8
4.7
(1.6)
配当金
純資産額2
比率(%):
自己資本当期純利益率(ROE)
37.2
39.3
39.8
38.2
41.3
6,774
7,292
7,886
8,305
9,600
自己資本比率
従業員数(人)
(会計年度末)
:
1 有利子負債残高は、短期借入金と長期借入金(1 年以内返済予定を含む)を合算したものです。
2 2007 年 3 月期より「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準第 5 号 2005 年 12 月 9 日)及び「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計
基準等の適用指針」(企業会計基準適用指針第 8 号 2005 年 12 月 9 日)を適用したことに伴い、「純資産」「1 株当たり純資産」を記載しております。2006 年 3 月期以
前については、改正後の基準に従って算定しております。
3 当連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在しますが、1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。
4 売上総利益率は売上高に対する売上総利益の比率を表示しております。
5 オペレーティング・マージンは売上総利益に対する営業利益の比率を表示しております。
アニュアルレポート 2009
5
株主・投資家の皆様へ
株主・投資家の皆様には、ますますご清祥のこととお喜び
パートナーになる」という中期基本戦略を打ち出し、以来、
申し上げます。当期の事業概況をご報告するにあたり、一言
その対応強化に努めてまいりました。これはマス・マーケティ
ご挨拶申し上げます。
ングとリレーションシップ・マーケティングを統合し、最適
博報堂DYグループは、2008 年春、当社及び中核事業会
社(博報堂、大広、読売広告社、博報堂DYメディアパートナー
化されたソリューションを、広告主に提供するものであり、
ズ)の東京地区オフィスを、赤坂へ移転、集結させました。
ます。当期においては、
「統合マーケティングソリューション」
これは、グループ連携をより高度化し、一層の競争力強化を
の重要な領域であるインターネット領域の競争力強化を図る
図るためでした。
ため、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会
しかしながら、当期の業績は、急激な市場環境悪化の影響
社を子会社化し、対応体制を整備しました。今後も、この戦
を受け、売上高は大幅な減収となりました。これに対して、
略を強化するため、成長領域への積極的な投資や事業領域の
緊急策も含めた、原価削減、費用圧縮に努めたものの、営業
拡大を進めてまいります。
利益は大幅な減益となりました。また、株式市場の低迷によ
利益還元につきましては、安定配当を継続して実施するこ
る投資有価証券評価損等の特別損失や、繰延税金資産の取り
とを基本方針としておりますが、当期の業績や今後の事業環
崩しなどが影響し、残念ながら、当期利益は 2003 年の当社
境などを総合的に勘案して、誠に遺憾ではございますが、当
設立以来、初の赤字となりました。この結果を真摯に受け止
期の配当は 10 円減配の年間 70 円とさせていただきました。
めるとともに、ご支援を賜っている皆様方に深くお詫び申し
2010 年 3 月期につきましても、当期と同額の年間 70 円を
上げます。なお、 2008 年 10 月から今期末の 2010 年 3 月
予定しております。
までの間、当社及び中核事業会社の常勤取締役は、月例報酬
わが国経済は、引き続き不透明な状態が続くと予想されま
の一部を自主返上することといたしました。
すが、厳しい環境下でも、利益を確保できる事業体質への転
現在、広告市場は、経済の循環変動の影響に加えて、マー
換を図ってまいります。また、良き企業市民として、法令順
ケティング・コミュニケーションの構造そのものの変化に直
守はもとより、より高いコンプライアンス意識を徹底し、顧
面しています。つまり、日本の総広告費における 4 マスメディ
客から選ばれ、社会から信頼される存在となるべく、不断の
ア(新聞・雑誌・テレビ・ラジオ)構成比の相対的な低下とい
努力を重ねてまいります。
う「構造変化」です。広告主が「 4 マスメディア中心」から「4
株主・投資家の皆様の日頃のご支援に心より感謝申し上げ
マスメディアと 4 マスメディア以外の最適化・統合化」へと
るとともに、引き続き、当社グループへのご理解をよろしく
マーケティング・コミュニケーション活動をシフトし始めた
お願い申し上げます。
ことが、この構造変化の大きな要因の一つであると考えてお
ります。この変化にいち早く対応するため、当社グループは
2007 年に「広告主の統合マーケティングソリューションの
6
博報堂DYホールディングス
この「構造変化」を好機とすることができる戦略と考えており
2009 年 7 月
代表取締役社長
Q&A
マネジメントインタビュー
代表取締役社長
戸田 裕一
Q1 まず始めに、博報堂DYグループの特長と、現在
の事業戦略を教えてください。
現在の事業戦略ですが、当社グループは、2007 年 5 月に、
「マス・マーケティングとリレーションシップ・マーケティ
ングの統合を核として、広告主のマーケティング活動全体の
•「生活者発想」「パートナー主義」というDNAを持つ
広告会社グループ
• 2007 年 5 月に、中期基本戦略「マス・マーケティン
最適化を実現するパートナーとなる」ことを中期基本戦略に
掲げました。広告主の求めるソリューションの変化、つまり、
「 4 マスメディアと 4 マスメディア以外の最適化・統合化」
グとリレーションシップ・マーケティングの統合を
へとマーケティング・コミュニケーション活動をシフトさせ
核として、広告主のマーケティング活動全体の最適
ていく変化は、生活者を熟知し、広告主のパートナーである
化を実現するパートナーとなる」を掲げ、構造変化
私たちにとっては、大きなチャンスであると考えています。
にいち早く対応
現在、この中期基本戦略を経営の中核に据え、一層の推進
のために、体制整備に努めています。
博報堂DYグループは、 2 つの変わらぬDNAを持ってい
ます。「生活者発想」と「パートナー主義」が私たちの一番の核
(コア)であり、この 2 つは対を成しています。
まず、「生活者発想」です。私たちは、広告主のマーケティ
ング活動の対象を、単なる「消費者」としてではなく、多様化
し、成熟した社会の中で主体性を持って生きる「生活者」とし
て捉えています。そして、広告主の顧客創造のために、生活
者に関する知見を蓄積し、生活者を一番よく知っている広告
会社になることで、広告主の課題解決を図ってきました。
次に、「パートナー主義」です。生活者視点に立つことによ
り、広告主のパートナーとして、継続性のある一貫した課題
解決を提供することが可能となります。その強みを活かすこ
とにより、私たちは、広告主と長期的なパートナーとなるこ
とを目指してきました。
8
博報堂DYホールディングス
代表取締役専務
沢田 邦彦
Q2 博報堂DYホールディングスの 2009 年 3 月期を
総括してください。
えました。しかしながら、売上減による売上総利益の減少額
が大きく、営業利益は前年同期比 40.0% 減の 150 億円とな
りました。また、経常利益では 170 億円を確保したものの、
• 急速な経済環境の悪化が広告業界を直撃、当社グ
ループも大幅減収に
• 特別損失や繰延税金資産の取り崩しにより、上場
来初の当期赤字
投資有価証券の評価損など多額の特別損失を計上したことや
繰延税金資産の取り崩しによる税負担が増大したことによ
り、当期は 32 億円の純損失となりました。上場来初の赤字
を計上する結果となり、大変残念に思っています。
• オフィス移転・集結により、グループ連携強化へ
一方、当期は、当社及び中核事業会社(博報堂、大広、読
• 成長領域には着実な投資を継続、シェアアップへ
売広告社、博報堂DYメディアパートナーズ)の東京地区オ
フィスを、赤坂地区へ移転、集結させました。これは、グルー
当期の国内経済は、米国の金融危機に端を発した世界的
プ連携力を高めることにより、一層の競争力強化を図るため
な経済情勢悪化の影響を受け、厳しい状況が続きました。
でした。
国内広告業界も急速な景気悪化の打撃を受け、当社グルー
また、かねてより将来成長のカギと位置付けている「イン
プを取り巻く環境は近年にない厳しいものとなりました。
ターネット領域」強化のための戦略投資も着実に推進しまし
売上高を得意先業種別にみますと、ほぼ全業種にわたって
た。その一環として、インターネットメディアレップ会社
前年割れとなりましたが、特に「自動車」、「金融・保険」な
のデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(株)(以下、
どの、当社にとって売上高構成比率の高い得意先企業にお
DAC)の連結子会社化や、Webインテグレーション事業大
けるマーケティング予算が大きく抑制されました。また、
手の(株)アイ・エム・ジェイの持分法適用関連会社化を行
広告種目別では「インターネットメディア」の成長が貢献し、
いました。さらに、「マーケティング/プロモーション領域」
4 マスメディア以外の売上高は前年比微減となる一方で、 4
強化においても、グループ内製化体制の拡充を目的に、諸
マスメディア広告費の売上高、とりわけ「新聞」、「テレビ」
施策を積極的に実施してきました。これらの結果、国内の
の広告出稿が大きく減少することとなりました。この結果、
同業主要 9 社の売上高平均が前期比 8.8% の減少 * となる中
連結売上高は 1 兆 333 億円(前年同期比 7.6% 減少)と大幅
で、これを上回る成果を収めることができました。
な減収となりました。
* 当期の国内主要 9 社の公表数値による。
こうした状況に対応し、販売管理費はあらゆる費用の見直
しを行い、移転費用による増分などを吸収し、前年並みに抑
アニュアルレポート 2009
9
Q3 厳しい状況に直面し、どのような対応をされた
Q4 広告市場は、これからどうなっていくのでしょ
のでしょうか。
うか。
• 原価管理の徹底、制作業務の内製化体制の強化・活
• 4 マ ス 広 告 費 が 相 対 的 に 落 ち 込 む「 構 造 変 化 」は
用により売上総利益率を改善
続く
• 厳しい広告市場の落ち込みに対応し、コスト削減な
• 4 マス中心から 4 マスとそれ以外を最適に組み合わ
どの緊急諸施策を発動
せる
「統合型ソリューション」
が、より求められていく
当社グループとしては、基本戦略である「広告主の統合マー
前述のとおり、国内広告市場は過去経験したことのない急
ケティングソリューションパートナー」になるべく、幅広い
速かつ大幅な減少となり、先行きについても不透明な状況が
領域での提案と新規業種、得意先の開拓を積極的に展開して
続いています。これを種目別に見ると、新聞・雑誌・テレビ・
きました。結果として、インターネット領域、マーケティン
ラジオといった 4 マスメディア広告費が 4 マスメディア以
グ/プロモーション領域での成長は維持することができまし
外の広告費に比べて、より大きく落ち込む「構造変化」が起き
たが、下期以降の市況悪化は予想をはるかに超えた厳しさと
ています。
なり、第 4 四半期では売上高前年同期比 80% 台という未経
このような構造変化の背景には、広告主が「 4 マスメディ
験の水準となりました。
ア中心」から「4 マスメディアと 4 マスメディア以外の最適化・
こうした状況に対応し、利益を確保するべく、売上総利益
統合化」へとマーケティング・コミュニケーション活動をシ
率向上への取り組みと販売管理費コントロールの徹底を推進
フトさせてきたことが大きな要因のひとつとしてあります。
しました。売上総利益率向上については、原価管理の徹底、
当社グループが、こうした広告市場の大きな変化に適応し、
制作業務の内製化体制の強化・活用などに努めた結果、売上
次の競争優位を構築するためには、自社のビジネス構造を「マ
総利益率は前年同期比で約 0.3 ポイント改善し 14.9% とな
ス・マーケティング中心のビジネス構造」から「統合ソリュー
りました。現場の継続的な努力が奏功し、売上総利益率は上
ションのビジネス構造」へと転換させることが、喫緊の経営
場以来、継続して改善してきています。販売管理費について
課題であると考え、ワンランク上の「統合マーケティングソ
は、人件費を含め、可能な限り費用圧縮に努めたことにより、
リューション」を提供する体制の整備に努めています。
本社移転に伴う一時費用、退職給付費用の増加といった約
65 億円のコスト増加要因に加え、連結対象の子会社増加に
よる 22 億円の費用増もほぼ吸収し、販売管理費を全体で前
年同期比約 1 億円の増加に抑えました。
広告業界を取り巻く環境は依然として不透明ですが、企業
の成長力、社員のモチベーションを維持しながら、利益確保
に向けた取り組みを加速させていこうと考えています。
総広告費に占める「4 マスメディア」
「4 マスメディア以外」の割合
売上総利益率
%
2005 年 3 月期 2006 年 3 月期 2007年 3 月期
2008 年3 月期
2009 年3 月期
%
15.0
100
14.5
80
14.0
60
13.5
40
13.0
20
0.0
1989 年 3 月期
1999 年 3 月期
0
13.9
14.0
14.6
14.7
14.9
4 マス以外
42.9%
44.5%
57.6%
4 マス
57.1%
55.5%
42.4%
出所:特定サービス産業動態統計調査(経済産業省)
売上総利益率
10
博報堂DYホールディングス
2005 年 3 月期 2006 年 3 月期 2007年 3 月期 2008 年3 月期 2009 年3 月期
%
15
2009 年3 月期
Q5 2007 年 5 月に発表された「統合マーケティング
また、セールスプロモーション業務を中心に、グループの
ソリューション」の展開や進捗について、教えて
内製率を一層促進するとともに、新たな業務のグループ内製
ください。
化体制整備にも取り組み、収益力強化を図っています。(株)
東京サーベイ・リサーチの連結子会社化は、この種目のさら
•「統合マーケティングソリューション」強化への 4
なる拡大に貢献しました。
つの課題
• 当期に注力した、マーケティング/プロモーション
種目、そしてインターネット領域
インターネット領域の対応力強化
統合マーケティングソリューションの提供に欠かせないの
が、ソリューション全体のハブとなるインターネット領域で
広告市場での「4 マス割合の減少・ 4 マス以外割合の増加」
す。インターネットは、企業と生活者をつなぐ、双方向かつ、
という構造変化はさらに進行すると認識しています。当社グ
多機能なコミュニケーションツールとなっており、単に広告
ループは、その変化を先取りし、対応する「統合マーケティ
媒体としてだけではなく、マーケティング活動全般において、
ングソリューション」の強化に既に取り組んでいます。さら
その重要性がますます高まってきています。当領域について
なる強化のために、 4 つの課題があります。
は、これまで、 2006 年にグループ横断組織として発足した
①コア広告領域でのさらなる競争力・収益力の強化
博 報 堂 DYグ ル ー プ・ i-ビ ジ ネ ス セ ン タ ー を 中 心 に 競 争 力
②クロスメディア提案力の強化
強化や、外部専門企業との提携を積極的に進めてきました。
③インターネット領域の対応力強化
結果、インターネットメディアとその制作関連の売上高は、
④広告周辺領域の強化
順調な伸びを示しています。
この中で当期、具体的な施策や成果が現れた 2 つの取り組
当期においては、わが国有数のインターネットメディア
みをご紹介します。
レップであり、関連会社であったDACを連結子会社とする
とともに、博報堂の子会社で、インターネット領域の制作会
「マーケティング/プロモーション種目」の拡大
社である㈱博報堂アイ・スタジオをDACの子会社とする再
「マーケティング/プロモーション種目」は、セールスプロ
編を行いました。DACは、これまで持っていた、インターネッ
モーション、イベント、PR、調査などからなる、
「 4 マスメディ
ト領域の「メディア」「テクノロジー」の専門性に加え、あら
ア以外」の中では非常に大きな領域で、当社グループ売上高
たに、「制作」機能を持つことになり、インターネット領域の
の約 20% を占める種目です。当社グループは、この売上高
課題に幅広く対応できる体制となりました。今後は、DAC
推移を広告市場の構造変化への対応の進捗を確認するひとつ
をこれまで以上に当社グループのインターネット戦略の「核」
の指標として捉えています。この売上高は 2007 年 3 月期よ
と位置付け、広告主へ提供する統合マーケティングソリュー
り競合他社を上回る成果を残しており、当社グループの着実
ションの価値向上を図っていきます。
な対応の証しといえます。
インターネットメディア/ 制作関連の売上高推移
マーケティング/プロモーションの売上高推移
億円
2007 年 3 月期
2008 年 3 月期
2009 年 3 月期
億円
2,500
500
2,000
400
1,500
300
1,000
200
500
100
2007 年 3 月期
2008 年 3 月期
2009 年3 月期
0
0
博報堂 DY
1,748
2,058
2,053
競合他社
1,733
1,791
1,709
制作関連
インターネットメディア
博報堂DYは博報堂・大広・読売広告社単体合算
アニュアルレポート 2009
11
Q6 海外市場の、現在の取り組みについて教えてく
ださい。
Q7 2010 年 3 月期の業績見通しについて教えてく
ださい。
• 中国を中心としたアジア市場にフォーカス
• 日系広告主の進出をマーケティング活動のパート
• 基本戦略「統合マーケティングソリューション」を
推進
• 広告主の中でのシェア拡大、売上総利益率の向上、
ナーとしてサポート
販売管理費のさらなる圧縮に注力
国内市場が成熟する中、当社グループが今後も企業価値を
• 厳 し く 不 透 明 な 環 境 下、 中 長 期 視 点 で の 成 長 へ
高めていくためには、海外市場、とりわけ中国を中心とした
の投資とのバランスをとりながら利益確保に取り
アジア市場が重要であると認識しています。当社グループは、
組む
中国市場において、北京、上海、広州、香港をはじめとした
主要都市に複数の拠点網( P68 参照)を有し、主要日系企業
当社グループの基本戦略である「統合マーケティングソ
の進出とマーケティング活動をサポートしながら事業拡大を
リューション」は、広告市場の構造変化に対応するものであ
進めています。
り、私たちは、この戦略をさらに推し進めていきます。一方、
当社グループでは、海外での事業進出において、現地の事
国内総広告費市場は、 2 年連続で前年同期比 10% 減の市場
情をよく知る広告会社への出資や、共同での合弁会社設立の
縮小となると現時点では予想していますが、 2010 年 3 月期
際、連結子会社化にこだわらない柔軟な展開をしています。
(今期)は従来以上に先が見通しづらい状況であると認識して
よって、その事業規模の成長を把握するため、各事業会社の
います。
連結子会社および持分法対象の関連会社の売上高合算値を管
こうした不透明な状況が続く中、今期は、シェアの拡大、
理指標にしています。
売上総利益率の改善、販売管理費のさらなる圧縮の 3 点に
中国市場では当期も、グループ既存拠点の順調な成長に
取り組みます。まず、将来の景気上昇局面でのポジション確
加え、新たに持分法対象となった関連会社が貢献し、大幅な
立を見据え、市場全体が縮小する中にあっても、着実なシェ
事業拡大を達成しています。また、 2008 年 4 月には、アジ
ア維持・拡大戦略を進めます。次に、売上総利益率の向上に
アと並び高い成長が期待されるロシアにも拠点を設立しまし
向けて、引き続き制作業務での原価管理の徹底や内製化体制
た。今後も引き続き、海外市場への展開に積極的に取り組ん
の強化を推し進めていくことに加え、これまで以上に収益性
でいきます。
を意識した取り組みを進めていきます。販売管理費について
は、年金資産運用の悪化による退職給付費用の増加という費
用増要因があるものの、当期に引き続きさらなる費用削減を
断行し、DACの連結影響を除き、当期と比較してさらに削
減する計画です。
当社独自に見積もった(注 1)DACの寄与分を合わせ、今
期の売上高は 9,700 億円、営業利益は 85 億円と減収、営業
減益の見通しです。しかしながら、今期は大きな特別損失な
どを見込んでいないため、当期純利益は 2009 年 3 月期の
中国事業の推移
億円
2006 年 1–12 月
2007 年 1–12 月
2008 年 1–12 月
32 億円の赤字から、42 億円の黒字を計画しています。
500
これまでにない不透明な事業環境において、今後、利益確
400
保に取り組むとともに、中長期の成長へ向けた取り組みも着
300
実に進めていく考えです。また、環境変化を見極めながら、
200
慎重かつ機動的に対応していきたいと考えています。
100
1 DACは業績見通しを非開示にしているため、当社業績全体に占めるネット広
0
博報堂DYホールディングス各事業会社の連結子会社及び持分法対象関連会社の売上高合算ベース
告の状況などから当社が独自に見積もり、それを反映させています。
2 業績見通しについては、常に見直しをしており、大きな変動がある場合は、
適時開示を行なっています。
12
博報堂DYホールディングス
Governance
コーポレート・ガバナンス
コーポレート・ガバナンス
コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方
② 当社は、当社の常勤取締役及び中核事業会社の社長を中心
にする経営会議を設置しています。経営会議は、当社及び各
当社は中核事業会社である(株)博報堂、(株)大広、(株)読売
事業会社を含むグループ全体の意思決定にかかる審議機能を
広告社及び(株)博報堂DYメディアパートナーズの 4 事業会
有しています。
社を擁する持株会社です。持株会社として当社グループに
おける経営の透明性の向上及びコンプライアンス遵守の観点
③ 当社の意思決定にかかる事項については、稟議制度を設け
から、グループ全体のコーポレート・ガバナンスの強化、充
ることにより相互牽制機能を持たせています。
実を経営の重要課題として認識しています。
また、経営環境の変化に迅速に対応できる組織体制を構築
④ 当社は、事業会社管理に関する方針及び方法等の基本的な
し、経営の効率性を追求した企業価値の最大化を経営の基本
事項を「事業会社管理規程」に定めることにより、当社グルー
目標と位置付けています。
プの総合的な事業の発展及び業績の向上を図っています。
⑤ 当社は、取締役会の諮問機関である「報酬指名会議」を設置
会社の機関の内容及び内部統制システムの整備の状況
しています。報酬指名会議は当社及び中核事業会社の社長を
中心に構成され、事業会社における業績評価の共有を前提に、
1. 会社の機関の内容及び内部統制の整備状況
役員の任免、役員の報酬・賞与について審議を行い、取締役
会へ答申する機能を有しています。
① 当社は、定款において取締役の員数を 14 名以内と定めて
います。取締役は 2009 年 6月 30 日現在 13 名で、取締役会を
⑥ 当社は、監査役会設置会社であり、監査役会を原則月 1 回
原則月 2 回開催し、経営にかかる重要事項の決定、業務執行
開催しています。監査役 5 名のうち 3 名は社外監査役であり、
状況の監督並びに当社及び各事業会社の業務執行に関する報
取締役会への出席をはじめ、取締役との意見交換、中核事業
告を行っています。
会社からの事業報告を受けるなど、持株会社としてのグルー
当社は、取締役選任決議について、議決権を行使すること
プ視点にたった取締役の職務執行につき監査を行っています。
ができる株主の議決権の 3 分の 1 以上を有する株主が出席し、
その議決権の過半数をもって行う旨及び累積投票によらない
⑦ 当社は、社長直属の監査室が内部監査を担当しており、期
旨定款に定めています。
末日現在の人員は 9 名です。また、中核事業会社にも内部監
また、当社は、株主総会決議事項を取締役会で決議するこ
査部門を設置し、監査の実施や情報の共有化を通じ、グルー
とができる事項として、以下の事項を定款に定めています。
プ全体における内部監査機能の向上、充実を図っています。
(自己株式の取得)
当社は、資本政策の機動性を確保するため、会社法第 165 条
第 2 項の規定により、取締役会の決議によって自己の株式を
取得することができる旨定款に定めています。
(中間配当)
当社は、取締役会の決議によって毎年 9 月 30 日を基準日と
して中間配当をすることができる旨定款に定めています。
なお、当社は、株主総会の円滑な運営を行うことを目的と
して、会社法第 309 条第 2 項に定める株主総会の決議につい
て、議決権を行使することができる株主の議決権の 3 分の 1
以上を有する株主が出席し、その議決権の 3 分の 2 以上をもっ
て行う旨定款に定めています。
14
博報堂DYホールディングス
博報堂 DY グループのガバナンス体制
株主総会
選任
選任
選任
監査役・
監査役会
監査
会計監査
取締役・
取締役会
監査
会計監査人
選任・監督
代表取締役
当社各部門
内部監査
監査役
業務部
監査室
グループ
法務室
指導・助言
各社監査部門
指導・助言・啓発
内部監査
博報堂
大広
読売広告社
博報堂DY
メディア
パートナーズ
アニュアルレポート 2009
15
2. リスク管理体制の整備状況
3. 情報開示体制の整備状況
① 取締役会の委嘱を受け、当社及び中核事業会社の社長を中
① 当社は事業会社の経営管理に関する基本的な事項を定めた
心に構成される「グループコンプライアンス委員会」を設置し
「事業会社管理規程」の中で、情報開示の体制等に係る基本方
て お り、 グ ル ー プ 全 体 の コ ン プ ラ イ ア ン ス に 関 わ る 指 導、
針を規定しています。併せ、当社及び連結対象子会社において、
啓発を図っています。「グループコンプライアンス委員会」は、
法定・適時開示情報に係る当社への集約、開示体制等に関す
グ ル ー プ 役 職 員 の コ ン プ ラ イ ア ン ス マ イ ン ド の 向 上、
る詳細を明文化した情報開示に係る規程を制定しています。
コンプライアンス・企業倫理等の重要事項に関する方針の策
定、運営体制の整備、グループ各社におけるコンプライアン
② 当社に係る法定・適時開示情報をはじめとするIR情報に
ス活動の進捗管理、助言、指示、指導等を主な役割としており、
ついては、社内関連部門を横断する「IR委員会」を設置し、情
適宜、取締役会に対し報告を行っています。
報の共有を図っています。
また、グループ全体を対象としたグループ企業及び役職員
一方、主要な連結対象子会社においては、総務・広報部門
の具体的な行動指針となる「博報堂DYグループ行動規範」を
にIR担当者を置き、各社に関連する法定・適時開示情報を
制定しています。
一旦集約する仕組み・体制をとっています。IR担当者は、
集約された法定・適時開示情報をはじめとするIR情報を、
② 当社は、グループ法務室を設置しており、当社グループに
速やかに当社グループ広報IR室IRグループへ書面を以って
おける具体的なコンプライアンスに関する諸施策の立案、実
連絡することとしており、グループ広報IR室IRグループで
施、指導、啓発及びモニタリングを行っています。さらに中
は当該情報について開示の要否を検討の上、情報取扱責任者
核事業会社の法務部門や外部機関との連携を図り、各事業会
に上程しています。
社における事案への検証を行うことによって、一定の牽制機
また、投融資事項や経営管理にかかる重要事項等のうち、
能を確保し、企業の社会的責任やリスクに対する助言を行っ
事前に当社に対して報告を要する事項についても、主要な連
ています。
結対象子会社に関する重要情報として、当社において一元管
理をしています。
③ 当社は、情報管理の不備による信用喪失等の危険を防止す
これら企業グループ内の重要情報の共有、グループとして
るため、「グループコンプライアンス委員会」の下部組織とし
のIR方針の決定並びにそれに係る重要事項の協議の場とし
て「情報セキュリティ委員会」を組成し、当社各部門に対し指
て、グループを横断する「グループIR委員会」を設置し、円
導、助言等を行うことにより、情報管理体制の整備・改善を
滑なグループIR活動の実現を図っています。
推進しています。また、経理・財務関連のリスクを回避する
ために、関連する諸規程を制定し、経理の適正を確保すると
③ 当社において取締役又はそれに準ずる役職者のうちから選
ともに、投融資リスクの最小化に努めています。
任する情報取扱責任者が、当社グループを一元的に代表し、
情報開示事項の社内管理、情報の更新及び訂正の必要性を判
断し、適時開示を担当するとともに、非開示情報の取扱いに
ついて社長へ適宜相談・提言を行っています。
一方、主要な連結対象子会社においては、取締役又はそれ
に準ずる者のうちから、情報管理責任者を選任しています。
各社の情報管理責任者は、重要情報の社内管理に関する統括
責任を負い、重要情報の管理・報告体制の構築、維持のために、
適宜・適切な措置を講ずるものとしています。
16
博報堂DYホールディングス
博報堂 DY グループのコンプライアンスの仕組み
経営会議
諮問
審議
取締役会
報酬指名会議
答申
報告
委嘱
審議
指導・助言・啓発
当社各部門
グループ
コンプライアンス
委員会
情報
セキュリティ
委員会
意見
事前報告
博報堂
大広
読売広告社
博報堂DY
メディア
パートナーズ
指導・助言・啓発
アニュアルレポート 2009
17
取締役及び監査役
2009 年 6月29日現在
取締役
氏名
① 代表取締役社長
戸田 裕一
② 代表取締役専務
沢田 邦彦
③ 取締役相談役
宮川 智雄
④ 取締役
野沢 和彦
読売広告社取締役、博報堂執行役員
⑤ 取締役
松崎 光正
博報堂DYメディアパートナーズ取締役
⑥ 取締役
進藤 一馬
大広取締役
⑦ 取締役
佐藤 孝
博報堂DYメディアパートナーズ代表取締役社長
⑧ 取締役
成田 純治
博報堂代表取締役社長
⑨ 取締役
高野 功
大広代表取締役社長
⑩ 取締役
宮地 彰
博報堂取締役副社長
⑪ 取締役
中田 安則
読売広告社代表取締役社長
⑫ 取締役
岩井 秀一
大広取締役常務執行役員
⑬ 取締役
寺内 温保
読売広告社取締役執行役員
監査役
氏名
常勤監査役
保科 伸夫
常勤監査役
佐藤 隆夫
*
監査役(社外)
北原 弘也
監査役(社外)
饗場 元彦
監査役(社外)
宮内 忍
*
*
中核事業会社における役職
博報堂取締役専務執行役員
* 北原弘也、饗場元彦、宮内忍の各氏は、「会社法」第 2 条第 16 号に定める社外監査役です。
18
博報堂DYホールディングス
②
③
⑪
⑦
⑬
⑫
④ ⑩
⑥
⑨
⑧
①
⑤
Financials
財務レビュー
本アニュアルレポートの作成と監査の位置付けについて
本(和 文)ア ニ ュ ア ル レ ポ ー ト の 財 務 レ ビ ュ ー は、あ ず さ 監 査 法 人(KPMG
AZUSA & Co.)の監査を受けた第6期の有価証券報告書に記載されている連結
財務諸表を含む財務内容を抜粋し、一部レイアウトを変更して掲載しております。
また、内容に関しては、有価証券報告書と相違が生じないように配慮して制作
しております。
なお、アニュアルレポートの公平性及び充実化の観点から、和文アニュアル
レポートを英訳した英文アニュアルレポートも作成し、皆様にご提供すること
としました。今回の英文アニュアルレポートの財務レビューは、有価証券報告
書の財務内容を抜粋した和文アニュアルレポートの英訳となります。また、和
文アニュアルレポートと英文アニュアルレポートとで内容の重要な相違が生
じないように配慮して英文アニュアルレポートを作成しております。
但し、アニュアルレポート自体は、和英ともに、あずさ監査法人による監査
の対象とはなっておりません。
連結貸借対照表
株式会社博報堂DY ホールディングス及び連結子会社
平成21年及び平成20年 3月31日現在
百万円
前連結会計年度
当連結会計年度
(平成20年3月31日)
(平成21年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金
※2
71,476
※2
294,706
受取手形及び売掛金
1,002
有価証券
金銭債権信託受益権
54,977
269,459
※2
3,685
2,700
—
たな卸資産
14,959
短期貸付金
970
1,009
8,578
6,153
16,634
12,886
△429
△569
407,899
362,928
18,844
17,556
繰延税金資産
その他
貸倒引当金
流動資産合計
※3
12,624
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物
△11,914
△7,470
建物及び構築物(純額)
6,929
10,086
土地
8,642
9,530
その他
6,903
5,167
△3,013
△3,054
3,890
2,113
19,462
21,730
ソフトウエア
5,250
4,296
のれん
3,153
1,359
67
1,752
8,471
7,408
減価償却累計額
減価償却累計額
その他(純額)
有形固定資産合計
無形固定資産
その他
無形固定資産合計
投資その他の資産
投資有価証券
※1, ※2
※1, ※2
46,330
918
809
前払年金費用
13,187
14,274
繰延税金資産
11,834
7,922
長期貸付金
その他
※1
35,896
※1
23,445
貸倒引当金
△3,439
△4,081
投資その他の資産合計
116,864
88,701
固定資産合計
144,798
117,840
資産合計
552,697
480,768
※連結財務諸表注記をご参照ください。
20
58,468
博報堂DYホールディングス
百万円
前連結会計年度
当連結会計年度
(平成20年3月31日)
(平成21年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金
短期借入金
1年内返済予定の長期借入金
未払費用
292,409
240,548
2,615
2,413
—
173
9,818
5,148
2,259
1,694
13,896
10,710
317
67
50
50
11,376
6,633
332,743
267,439
—
93
退職給付引当金
3,058
4,254
役員退職慰労引当金
1,735
1,859
その他
1,084
1,072
固定負債合計
5,879
7,280
338,623
274,720
資本金
10,000
10,000
資本剰余金
88,894
88,894
利益剰余金
111,987
104,583
自己株式
△1,972
△1,972
株主資本合計
208,910
201,505
1,416
△1,744
737
△1,433
2,153
△3,177
—
93
3,009
7,627
純資産合計
214,074
206,048
負債純資産合計
552,697
480,768
未払法人税等
賞与引当金
役員賞与引当金
債務保証損失引当金
その他
流動負債合計
固定負債
長期借入金
負債合計
純資産の部
株主資本
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金
為替換算調整勘定
評価・換算差額等合計
新株予約権
少数株主持分
アニュアルレポート 2009
21
連結損益計算書
株式会社博報堂DY ホールディングス及び連結子会社
平成21年及び平成20年 3月31日終了年度
百万円
前連結会計年度
当連結会計年度
(自 平成19年4月1日 至 平成20年3月31日)
売上高
売上原価
売上総利益
販売費及び一般管理費
給料及び手当
退職給付費用
賞与引当金繰入額
役員退職慰労引当金繰入額
役員賞与引当金繰入額
のれん償却額
貸倒引当金繰入額
その他
販売費及び一般管理費合計
営業利益
営業外収益
受取利息
受取配当金
持分法による投資利益
その他
営業外収益合計
営業外費用
支払利息
為替差損
投資事業組合運用損
その他
営業外費用合計
経常利益
特別利益
固定資産売却益
投資有価証券売却益
ゴルフ会員権売却益
持分変動利益
関係会社清算益
特別利益合計
特別損失
固定資産売却損
固定資産除却損
減損損失
投資有価証券売却損
関係会社株式売却損
投資有価証券評価損
貸倒引当金繰入額
のれん償却額
たな卸資産評価損
事務所移転費用
賃貸借契約解約損
特別退職金
退職給付費用
その他
特別損失合計
税金等調整前当期純利益
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
法人税等合計
少数株主利益
当期純利益又は当期純損失(△)
※連結財務諸表注記をご参照ください。
22
博報堂DYホールディングス
1,118,749
954,852
163,897
(自 平成20年4月1日 至 平成21年3月31日)
※4
54,238
954
13,761
415
317
1,093
1,563
66,545
138,889
25,007
56,132
2,758
10,461
379
57
934
1,132
67,187
139,042
15,016
466
526
642
741
2,377
401
697
537
902
2,539
92
152
109
—
245
134
490
17,065
—
274
519
26,864
※1
※2
※3
※5
7
30
12
336
45
433
※1
22
396
2
85
0
2,202
128
※2
※3
※5
0
196
286
208
0
6,408
—
—
※8
1,665
900
193
612
88
※4, ※6, ※7
136
10,697
7,874
3,802
7,075
10,878
272
△3,277
1,506
—
—
561
171
195
8,401
18,896
7,658
980
8,639
235
10,021
1,437
68
—
—
—
4,633
※6, ※7
1,033,396
879,337
154,059
—
連結株主資本等変動計算書
株式会社博報堂DY ホールディングス及び連結子会社
平成21年及び平成20年 3月 31日終了年度
百万円
前連結会計年度
(自 平成19年4月1日 至 平成20年3月31日)
株主資本
資本金
前期末残高
当期末残高
資本剰余金
前期末残高
当期末残高
利益剰余金
前期末残高
在外子会社の会計処理の変更に伴う増減
当期変動額
剰余金の配当
当期純利益又は当期純損失(△)
連結範囲の変動
当期変動額合計
当期末残高
自己株式
前期末残高
当期変動額
自己株式の取得
当期変動額合計
当期末残高
株主資本合計
前期末残高
在外子会社の会計処理の変更に伴う増減
当期変動額
剰余金の配当
当期純利益又は当期純損失(△)
連結範囲の変動
自己株式の取得
当期変動額合計
当期末残高
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金
前期末残高
当期変動額
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
為替換算調整勘定
前期末残高
当期変動額
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
評価・換算差額等合計
前期末残高
当期変動額
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
新株予約権
前期末残高
当期変動額
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
少数株主持分
前期末残高
当期変動額
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
純資産合計
前期末残高
在外子会社の会計処理の変更に伴う増減
当期変動額
剰余金の配当
当期純利益又は当期純損失(△)
連結範囲の変動
自己株式の取得
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
当連結会計年度
(自 平成20年4月1日 至 平成21年3月31日)
10,000
10,000
10,000
10,000
88,894
88,894
88,894
88,894
105,069
111,987
△1,192
△3,103
10,021
—
6,918
111,987
△3,278
△3,277
△6,212
104,583
△32
△1,972
△1,939
△1,939
△1,972
△0
△0
—
342
△1,972
203,931
208,910
△1,192
△3,103
10,021
—
△1,939
4,978
208,910
△3,278
△3,277
342
△0
△6,212
201,505
7,882
1,416
△6,465
△6,465
1,416
△3,160
△3,160
△1,744
746
737
△9
△9
737
△2,170
△2,170
△1,433
8,629
2,153
△6,475
△6,475
2,153
△5,331
△5,331
△3,177
—
—
—
—
—
93
93
93
3,065
3,009
△56
△56
3,009
4,617
4,617
7,627
215,626
214,074
△1,192
△3,103
10,021
—
△1,939
△6,531
△1,552
214,074
△3,278
△3,277
—
—
342
△0
△620
△6,833
206,048
※連結財務諸表注記をご参照ください。
アニュアルレポート 2009
23
連結キャッシュ・フロー計算書
株式会社博報堂DY ホールディングス及び連結子会社
平成21年及び平成20年 3月31日終了年度
百万円
前連結会計年度
当連結会計年度
(自 平成19年4月1日 至 平成20年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益
減価償却費
減損損失
のれん償却額
賞与引当金の増減額(△は減少)
役員賞与引当金の増減額(△は減少)
退職給付引当金の増減額(△は減少)
役員退職慰労引当金の増減額(△は減少)
貸倒引当金の増減額(△は減少)
受取利息及び受取配当金
支払利息
為替差損益(△は益)
持分法による投資損益(△は益)
持分変動損益(△は益)
関係会社株式売却損益(△は益)
投資有価証券売却損益(△は益)
投資有価証券評価損益(△は益)
固定資産売却損益(△は益)
固定資産除却損
売上債権の増減額(△は増加)
たな卸資産の増減額(△は増加)
仕入債務の増減額(△は減少)
前払年金費用の増減額(△は増加)
その他
小計
利息及び配当金の受取額
利息の支払額
法人税等の支払額
営業活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の預入による支出
定期預金の払戻による収入
有価証券の取得による支出
有価証券の売却による収入
有形固定資産の取得による支出
有形固定資産の売却による収入
無形固定資産の取得による支出
投資有価証券の取得による支出
投資有価証券の売却による収入
出資金の払込による支出
出資金の回収による収入
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入
敷金の差入による支出
敷金の回収による収入
短期貸付金の増減額(△は増加)
長期貸付けによる支出
長期貸付金の回収による収入
債権信託受益権の増減額(△は増加)
その他
投資活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少)
長期借入金の返済による支出
社債の償還による支出
ファイナンス・リース債務の返済による支出
自己株式の取得による支出
配当金の支払額
少数株主への配当金の支払額
少数株主からの払込みによる収入
財務活動によるキャッシュ・フロー
現金及び現金同等物に係る換算差額
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)
現金及び現金同等物の期首残高
新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額
現金及び現金同等物の期末残高
※連結財務諸表注記をご参照ください。
24
博報堂DYホールディングス
(自 平成20年4月1日 至 平成21年3月31日)
18,896
2,979
2
1,093
1,743
94
618
△22
1,246
△993
92
△44
△642
△336
0
54
2,202
14
374
5,018
△6,312
19,135
△2,558
△702
41,955
1,535
△138
△17,267
26,085
7,874
4,278
286
2,600
△3,246
△256
1,030
56
713
△1,099
109
19
△537
—
0
140
6,408
△1,436
171
27,770
5,458
△54,385
△1,087
△4,693
△9,824
1,516
△100
△6,162
△14,570
△3,296
4,824
△1,746
3,396
△4,051
△2,658
10,105
△95
808
△6,857
2,142
△2,304
△5,840
93
△649
△15,901
3,370
△40
※2
723
△77
14
△2,410
—
△8,224
15
—
※2
288
728
△53
156
3,388
△276
△20,390
△1,176
△116
—
△21
△1,939
△3,097
△80
—
△6,431
△215
△306
△770
△26
△0
△3,273
△31
10
△4,613
△1,432
△13,832
63,358
190
※1
△546
63,904
—
63,358
4,920
△543
8,916
△34
△42
151
△2,681
138
6,783
※1
697
50,222
連結財務諸表注記
株式会社博報堂DY ホールディングス及び連結子会社
連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について
(1)当社の連結財務諸表は、
「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」
( 昭和 51年大蔵省令第28号。以下「連結財
務諸表規則」という。)に基づいて作成しております。
前連結会計年度(平成 19年 4月 1日から平成20年 3月31日まで)は、改正前の連結財務諸表規則に基づき、当連結会計年度(平
成20年 4月1日から平成21年 3月 31日まで)は、改正後の連結財務諸表規則に基づいて作成しております。
(2)当社の財務諸表は、
「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」
( 昭和 38年大蔵省令第 59号。以下「財務諸表等規
則」という。)に基づいて作成しております。
前事業年度(平成 19年 4月1日から平成 20年3月 31日まで)は、改正前の財務諸表等規則に基づき、当事業年度(平成 20年4月1
日から平成 21年3月 31日まで)は、改正後の財務諸表等規則に基づいて作成しております。
監査証明について
当社は、金融商品取引法第193条の2第 1項の規定に基づき、前連結会計年度(平成 19年4月 1日から平成20年 3月31日まで)及
び前事業年度(平成19年 4月1日から平成20年 3月 31日まで)並びに当連結会計年度(平成 20年 4月 1日から平成 21年 3月31日ま
で)及び当事業年度(平成 20年4月 1日から平成 21年 3月31日まで)の連結財務諸表及び財務諸表について、あずさ監査法人の監
査を受けております。
連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項
1 連結の範囲に関する事項
当連結会計年度
(1)連結子会社の数
93社
主要な連結子会社名は、P70~P72をご参照下さい。
なお、
( 株)博報堂キャスティング&エンタテインメント、外 4社は新規設立のため、Hakuhodo Malaysia Sdn. Bhd.、外 6社は
重要性が増加したため、
( 株)東京サーベイ・リサーチ、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(株)、外 10社は持分取得
により連結の範囲に加えております。これらのほか、
(株)盛岡博報堂は非連結子会社であった(株)ビバ横丁ドットコムを吸収
合併いたしました。
また、
( 株)博報堂アドダムは連結子会社である(株)博報堂プロダクツに、
( 株)大広ブランドデザインは連結子会社である
(株)大広に、
(株)ナップス及び(株)ディ・エス・ピイは(株)大広ONES(旧(株)大広クリエイティブ・アンド・パートナーズ)に、
(株)大広京都及び(株)大広神戸は(株)大広関西(旧(株)近畿広告社)に、
( 株)読広企画は連結子会社である(株)読売広告社に、
それぞれ吸収合併されました。
(2)主要な非連結子会社名
(株)ダビック
(連結の範囲から除いた理由)
非連結子会社はいずれも小規模会社であり、合計の総資産、売上高、当期純損益及び利益剰余金(持分に見合う額)等は、いず
れも連結計算書類に重要な影響を及ぼしていないためであります。
アニュアルレポート 2009
25
前連結会計年度
( 1)連結子会社の数
76社
(株)ショウゲートは持分取得により子会社となったため、
(株)博報堂DY アドステーション、MJW Advertising Brisbane
Pty. Ltd.、Hakuhodo Asia Pacific Co., Ltd.、読広大広(上海)広告有限公司は新規設立のため、当連結会計年度より連結の範囲
に含めております。
大広太平洋国際広告有限公司は会社清算のため、当連結会計年度末に連結範囲から除いております。
また、
( 株)大広三重および(株)アド大広岐阜は連結子会社である(株)中部朝日広告に、
( 株)読広アドクレスは連結子会社で
ある(株)読広クロスコム(旧(株)読広コムズ)に、それぞれ吸収合併されました。
( 2)主要な非連結子会社名
(株)ダビック
Hakuhodo Malaysia Sdn. Bhd.
Hakuhodo(Singapore)Pte. Ltd.
(連結の範囲から除いた理由)
非連結子会社はいずれも小規模会社であり、合計の総資産、売上高、当期純損益及び利益剰余金(持分に見合う額)等は、いず
れも連結財務諸表に重要な影響を及ぼしていないためであります。
2 持分法の適用に関する事項
当連結会計年度
( 1)持分法を適用した非連結子会社数
前連結会計年度に同じ
( 2)持分法を適用した関連会社数
26社
(主要な会社等の名称)
(株)スーパーネットワーク、
( 株)アドスタッフ博報堂、ジー・プラン(株)、
(株)シーエー・エイチ、
( 株)広告EDI センター、
(株)F1メディア、
(株)mediba、Mendelsohn ǀ Zien Advertising, LLC、DAMM&BIERBAUM Agentur fur Marketing und
Kommunikation GmbH、Group Nexus/H Ltd.、Percept/H Pvt. Ltd.、上海広告有限公司、comON21 Co., Ltd.、広東省広博報
堂広告有限公司、TBWA \HAKUHODO China Ltd.、
( 有)ペコラインク
Tequila Hakuhodo Ltd.、外 6社は重要性が増加したため、
( 株)デベロップジャパン、
( 株)アイ・エム・ジェイは持分取得のた
め、それぞれ持分法の適用対象としております。
なお、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(株)、
( 株)スパイスボックスは当連結会計年度末より連結子会社となっ
たため、
(株)関西どっとコムは持分を譲渡したため、持分法の適用対象から除いております。また、
(株)エビデンスラボは実質
的に同社の経営に影響を及ぼしていないと認められるため、当連結会計年度末より持分法の適用対象から除いております。
( 3)持分法を適用しない非連結子会社及び関連会社のうち主要な会社等の名称
Foresight Research Co., Ltd.
Media Intelligence Co., Ltd.
(持分法を適用しない理由)
持分法非適用会社は、それぞれ当期純損益及び利益剰余金等に及ぼす影響が軽微であり、かつ全体としても重要性がないた
め、持分法の適用から除外しております。
26
博報堂DYホールディングス
(4)持分法の適用の手続について特に記載する必要があると認められる事項
持分法適用会社のうち、決算日が異なる会社については、当該会社の事業年度に係る財務諸表を使用しております。
在外持分法適用会社の決算日は 12月31日でありますので、平成 20年 1月 1日から平成20年 12月 31日までの財務諸表を使用
しております。
(株)シーエー・エイチの決算日は9月30日でありますが、平成 20年 4月 1日から平成 21年 3月31日までの仮決算数値を使用し
ております。
前連結会計年度
(1)持分法を適用した非連結子会社数
1社
(会社の名称)
(株)ダビック
(2)持分法を適用した関連会社数
20社
(主要な会社等の名称)
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(株)、
(株)スーパーネットワーク、
(株)アドスタッフ博報堂、ジー・プラン(株)、
(株)関西どっとコム、
(株)シーエー・エイチ、
( 株)エビデンスラボ、
( 株)広告EDI センター、
(株)F 1メディア、
( 株)mediba、
Mendelsohn ǀ Zien Advertising, LLC、DAMM&BIERBAUM Agentur fur Marketing und Kommunikation GmbH、
Group Nexus/H Ltd.、Percept/H Pvt. Ltd.、上海広告有限公司、comON21 Co.,Ltd.、広東省広博報堂広告有限公司、TBWA \
HAKUHODO China Ltd.、
(有)ペコラインク、
( 株)スパイスボックス
なお、
(株)スパイスボックスは株式取得による持分増加のため、当連結会計年度より持分法の適用対象としております。
(3)持分法を適用しない非連結子会社及び関連会社のうち主要な会社等の名称
Hakuhodo Malaysia Sdn. Bhd.
Hakuhodo(Singapore)Pte. Ltd.
(持分法を適用しない理由)
持分法非適用会社は、それぞれ当期純損益及び利益剰余金等に及ぼす影響が軽微であり、かつ全体としても重要性がないた
め、持分法の適用から除外しております。
(4)持分法の適用の手続について特に記載する必要があると認められる事項
持分法適用会社のうち、決算日が異なる会社については、当該会社の事業年度に係る財務諸表を使用しております。
在外持分法適用会社の決算日は 12月31日でありますので、平成 19年 1月 1日から平成19年 12月 31日までの財務諸表を使用
しております。
また、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(株)の決算日は11月 30日でありますので、平成 18年12月 1日から平成
19年11月30日までの財務諸表を使用しております。
(株)エビデンスラボの決算日は 6月30日でありますが、平成 19年 1月1日から平成 19年 12月 31日までの仮決算数値を使用し
ております。
(株)シーエー・エイチの決算日は9月30日でありますが、平成 19年 4月 1日から平成 20年 3月31日までの仮決算数値を使用し
ております。
(株)スパイスボックスの決算日は9月 30日でありますので、平成18年 10月 1日から平成 19年9月 30日までの財務諸表を使用
しております。
アニュアルレポート 2009
27
3 連結子会社の事業年度等に関する事項
当連結会計年度
連結子会社の決算日のうち、決算日が異なる会社については、当該会社の事業年度に係る財務諸表を使用しております。
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(株)及びその連結子会社については、平成 21年 2月 28日における仮連結決算
数値を使用しております。
在外連結子会社の決算日は12月 31日でありますので、平成 20年 1月 1日から平成 20年 12月31日までの財務諸表を使用してお
ります。
なお、決算日の翌日から連結決算日までに生じた重要な取引については、連結上必要な調整を行っております。
前連結会計年度
連結子会社の決算日は在外連結子会社を除き、連結決算日と一致しております。
在外連結子会社の決算日は12月 31日でありますので、平成19年 1月 1日から平成 19年 12月 31日までの財務諸表を使用して
おります。
なお、決算日の翌日から連結決算日までに生じた重要な取引については、連結上必要な調整を行っております。
4 会計処理基準に関する事項
( 1)重要な資産の評価基準及び評価方法
当連結会計年度
① 有価証券の評価基準及び評価方法
ⅰ 満期保有目的の債券
前連結会計年度に同じ
ⅱ その他有価証券
a 時価のあるもの
前連結会計年度に同じ
b 時価のないもの
前連結会計年度に同じ
② デリバティブ取引の評価基準
前連結会計年度に同じ
③ たな卸資産の評価基準及び評価方法
主として個別法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)
(会計方針の変更)
通常の販売目的で保有するたな卸資産については、従来、主として個別法による原価法によっていましたが、当連結会計年
度より「棚卸資産の評価に関する会計基準」
( 企業会計基準委員会 平成 18年7月 5日 企業会計基準第9号)が適用されたことに
伴い、主として個別法による原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切下げの方法)により算定しており
ます。
これにより、営業利益及び経常利益は 210百万円、税金等調整前当期純利益は 1,110百万円それぞれ減少しております。
なお、セグメント情報に与える影響は、
(セグメント情報)に記載しております。
28
博報堂DYホールディングス
前連結会計年度
① 有価証券の評価基準及び評価方法
ⅰ 満期保有目的の債券
償却原価法
ⅱ その他有価証券
a 時価のあるもの
決算日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)
b 時価のないもの
移動平均法による原価法
なお、投資事業有限責任組合及びそれに類する組合への出資(金融商品取引法第 2条第 2項により有価証券とみなされるもの)
については、組合契約に規定される決算報告日に応じて入手可能な最近の決算書を基礎とし、持分相当額を純額で取り込む方
法によっております。
② デリバティブ取引の評価基準
時価法
③ たな卸資産の評価基準及び評価方法
主として個別法による原価法
(2)重要な減価償却資産の減価償却の方法
当連結会計年度
① 有形固定資産(リース資産を除く)
連結財務諸表提出会社及び国内連結子会社は、主として定率法によっております。
なお、耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっております。
ただし、平成 10年 4月 1日以降に取得した建物(附属設備を除く)については、定額法によっております。
在外連結子会社は主として定額法を採用しております。
② 無形固定資産(リース資産を除く)
前連結会計年度に同じ
③ リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。
なお、所有権移転外ファイナンス・リース取引のうち、リース取引開始日が平成 20年3月 31日以前のリース取引については、
通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっております。
前連結会計年度
① 有形固定資産
連結財務諸表提出会社及び国内連結子会社は、主として定率法によっております。
なお、耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっております。
ただし、平成 10年 4月 1日以降に取得した建物(附属設備を除く)については、定額法によっております。
在外連結子会社は主として定額法を採用しております。
(会計方針の変更)
当連結会計年度から、法人税法の改正に伴い、平成19年 4月 1日以降取得の有形固定資産については、改正後の法人税法に規
定する償却方法に変更しております。
これに伴う営業利益、経常利益及び税金等調整前当期純利益に与える影響額は軽微であります。
なお、セグメント情報に与える影響は、
(セグメント情報)に記載しております。
アニュアルレポート 2009
29
(追加情報)
当連結会計年度から、法人税法の改正に伴い、平成 19年3月 31日以前に取得したものについては、償却可能限度額まで償却
が終了した翌年から 5年間で均等償却を行う方法を採用しております。
これに伴う営業利益、経常利益及び税金等調整前当期純利益に与える影響額は軽微であります。
なお、セグメント情報に与える影響は、
(セグメント情報)に記載しております。
② 無形固定資産
定額法によっております。
なお、耐用年数については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっております。
ただし、ソフトウェア(自社利用分)については、社内における利用可能期間( 5年)に基づく定額法を採用しております。
( 3)重要な引当金の計上基準
当連結会計年度
① 貸倒引当金
前連結会計年度に同じ
② 賞与引当金
前連結会計年度に同じ
③ 退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、当連結会計年度
末に発生していると認められる額を計上しております。
数理計算上の差異は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定年数(7年~ 17年)による定率法(一部の連結子会
社では定額法)により翌連結会計年度から費用処理することとしております。
過去勤務債務は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定年数( 5年~ 7年)による定額法により発生時から費用
処理することとしております。なお、一部の連結子会社では発生時に一括して費用処理しております。
④ 役員賞与引当金
前連結会計年度に同じ
⑤ 役員退職慰労引当金
前連結会計年度に同じ
⑥ 債務保証損失引当金
前連結会計年度に同じ
前連結会計年度
① 貸倒引当金
債権の貸倒れによる損失に備えるため、回収不能見込額を計上しております。
ⅰ 一般債権
貸倒実績率によっております。
ⅱ 貸倒懸念債権及び破産更生債権
財務内容評価法によっております。
② 賞与引当金
従業員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額に基づき当連結会計年度に見合う額を計上しております。
③ 退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、当連結会計年度
末に発生していると認められる額を計上しております。
数理計算上の差異は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定年数(7年~ 17年)による定率法(一部の連結子会
社では定額法)により翌連結会計年度から費用処理することとしております。
30
博報堂DYホールディングス
過去勤務債務は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定年数( 5年~ 7年)による定額法により発生時から費用
処理することとしております。なお、一部の連結子会社では発生時に一括して費用処理しております。
(追加情報)
一部の連結子会社において、数理計算上の差異の費用処理年数について、従業員の平均残存勤務期間が短くなったことに伴
い、平均残存勤務期間以内の一定の年数を16年から 14年に変更しております。なお、この変更に伴う損益に与える影響は軽微
であります。
また、一部の連結子会社において、従業員の増加に伴い退職給付に係る会計処理をより適正に行うため、退職給付債務の計
算方法を簡便法から原則法に変更しております。
この変更に伴い、当期首における退職給付債務について計算した簡便法と原則法の差額 171百万円を特別損失に計上してお
ります。
この結果、従来の方法によった場合と比較して、営業利益および経常利益は 42百万円、税金等調整前当期純利益は 214百万
円それぞれ減少しております。
なお、セグメント情報に与える影響は、
(セグメント情報)に記載しております。
④ 役員賞与引当金
役員に対して支給する賞与の支出に充てるため、当連結会計年度における支給見込額を計上しております。
⑤ 役員退職慰労引当金
役員及び執行役員(退職給付制度上従業員とみなされる者を除く。)の退職慰労金の支給に備えるため、内規に基づく期末要
支給額を計上しております。
⑥ 債務保証損失引当金
保証債務に係る損失に備えるため、当連結会計年度末における損失発生見込額を計上しております。
(4)重要なリース取引の処理方法
前連結会計年度
連結財務諸表提出会社及び国内連結子会社は、リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナン
ス・リース取引については、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっております。
(5)重要なヘッジ会計の方法
当連結会計年度
① ヘッジ会計の方法
原則として繰延ヘッジ処理によっております。ただし、振当処理の要件を満たす為替予約については振当処理によっており
ます。また、特例処理の要件を満たしている金利スワップ等に関しては、特例処理を採用しております。
② ヘッジ手段とヘッジ対象
(ヘッジ手段)
(ヘッジ対象)
為替予約取引
外貨建金銭債権債務及び外貨建予定取引
金利スワップ
借入金
③ ヘッジ方針
外貨建取引における為替変動リスク及び金利変動リスクを回避しリスク管理を効率的に行うことを目的として、社内ルール
に基づき為替予約取引と金利スワップ取引を行っております。
④ ヘッジ有効性の評価方法 為替予約取引については、ヘッジ対象とヘッジ手段に関する重要な条件が同一であり、高い相関関係があると考えられるた
め、有効性の判定を省略しております。また、金利スワップ取引については、特例処理の要件を満たしているものに限定するこ
とで有効性の評価を代替しております。
アニュアルレポート 2009
31
前連結会計年度
① ヘッジ会計の方法 原則として繰延ヘッジ処理によっております。ただし、振当処理の要件を満たす為替予約については振当処理によっており
ます。
② ヘッジ手段とヘッジ対象
(ヘッジ手段)
為替予約取引
(ヘッジ対象)
外貨建金銭債権債務及び外貨建予定取引
③ ヘッジ方針
外貨建取引における為替変動リスクを回避しリスク管理を効率的に行うことを目的として、社内ルールに基づき為替予約取
引を行っております。
④ ヘッジ有効性の評価方法 為替予約取引については、ヘッジ対象とヘッジ手段に関する重要な条件が同一であり、高い相関関係があると考えられるた
め、有効性の判定を省略しております。
( 6)その他連結財務諸表作成のための重要な事項
当連結会計年度
① 繰延資産の処理方法 創立費
前連結会計年度に同じ
② 消費税等の会計処理
前連結会計年度に同じ
前連結会計年度
① 繰延資産の処理方法 創立費
支出時に全額費用として処理しております。
② 消費税等の会計処理 消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。
5 連結子会社の資産及び負債の評価に関する事項
当連結会計年度
前連結会計年度に同じ
前連結会計年度
連結子会社の資産及び負債の評価方法は、全面時価評価法によっております。
6 のれん及び負ののれんの償却に関する事項
当連結会計年度
前連結会計年度に同じ
前連結会計年度
のれんの償却に関しては、その個別案件ごとに投資効果の発現する期間を判断し、20年以内の合理的な年数で均等償却して
おります。その他合理的な年数の見積りが困難なものについては原則 5年間で均等償却しております。
32
博報堂DYホールディングス
7 連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲
当連結会計年度
前連結会計年度に同じ
前連結会計年度
手許現金、要求払預金及び取得日から3 ヶ月以内に満期日の到来する流動性の高い、容易に換金可能であり、かつ、価値の変
動について僅少なリスクしか負わない短期的な投資からなっております。
会計方針の変更
当連結会計年度
(リース取引に関する会計基準)
所有権移転外ファイナンス・リース取引については、従来、賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっておりましたが、
当連結会計年度より、
「リース取引に関する会計基準」
(企業会計基準第 13号(平成 5年 6月 17日(企業会計審議会第一部会)、平成
( 企業会計基準適用指針第16号(平成 6年 1月 18日(日本公
19年3月30日改正))及び「リース取引に関する会計基準の適用指針」
認会計士協会 会計制度委員会)、平成19年 3月 30日改正))を適用し、通常の売買取引に係る方法に準じた会計処理によってお
ります。
なお、リース取引会計基準の改正適用初年度開始前の所有権移転外ファイナンス・リース取引については、引き続き通常の賃
貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっております。
これに伴う営業利益、経常利益及び税金等調整前当期純利益に与える影響額は軽微であります。
なお、セグメント情報に与える影響は、
(セグメント情報)に記載しております。
(連結財務諸表作成における在外子会社の会計処理に関する当面の取扱い)
当連結会計年度より、
「 連結財務諸表作成における在外子会社の会計処理に関する当面の取扱い」
( 企業会計基準委員会
平成 18年5月17日 実務対応報告第 18号)を適用し、連結決算上必要な修正を行っております。
これにより、経常利益及び税金等調整前当期純利益は、それぞれ57百万円減少しております。
表示方法の変更
当連結会計年度
(連結損益計算書)
前連結会計年度において営業外費用の「その他」に含めて記載しておりました「投資事業組合運用損」は、当連結会計年度にお
いて、重要性が増したため、区分掲記することといたしました。
なお、前連結会計年度の「投資事業組合運用損」は26百万円であります。
前連結会計年度
(連結損益計算書)
前連結会計年度において区分掲記しておりました「投資事業組合運用損」は、当連結会計年度において、重要性が減少したため、
「その他」に含めて記載しております。
なお、当連結会計年度の「投資事業組合運用損」は26百万円であります。
アニュアルレポート 2009
33
注記事項
(連結貸借対照表関係)
※1 非連結子会社及び関連会社に対するものは次のとおりであります。
当連結会計年度
投資有価証券(株式)
投資その他の資産
その他(出資金)
5,268百万円
868百万円
前連結会計年度
投資有価証券(株式)
投資その他の資産
その他(出資金)
7,814百万円
2,203百万円
※2 担保資産及び担保付債務
当連結会計年度
定期預金877百万円及び有価証券1百万円を取引保証金の代用として差し入れております。また、投資有価証券 10百万円を
営業保証金等として差し入れております。
前連結会計年度
定期預金1,973百万円及び投資有価証券 2百万円を取引保証金の代用として差し入れております。また、投資有価証券 13百万
円を営業保証金等として差し入れております。
※3 たな卸資産
当連結会計年度
当社グループのたな卸資産は、広告関連業務に関する諸権利、進行中業務に関する費用等多種多様であり、適切に区分する
ことができませんので、一括して表示しております。
4 偶発債務
当連結会計年度
(1)従業員の住宅融資制度による銀行からの借入金に対する保証債務が 535百万円あります。
(2)連結子会社以外の会社の金融機関からの借入等に対して、以下のとおり債務保証を行っております。
Percept/H Pvt. Ltd.(INR 99,000千)
comON21 Co., Ltd.(KRW 2,260,000千)
Media Intelligence Co., Ltd.(THB 30,000千)
Yonhap TV News(KRW 45,000千)
合計
191百万円
159百万円
78百万円
3百万円
431百万円
前連結会計年度
(1)従業員の住宅融資制度による銀行からの借入金に対する保証債務が 586百万円あります。
(2)連結子会社以外の会社の金融機関からの借入等に対して、以下のとおり債務保証を行っております。
Percept/H Pvt. Ltd.(INR 99,000千)
comON21 Co., Ltd.(KRW 2,000,000千)
Media Intelligence Co., Ltd.(THB 30,000千)
Hakuhodo Percept Pvt. Ltd.(INR 29,961千)
Yonhap TV News(KRW 45,000千)
合計
34
博報堂DYホールディングス
250百万円
202百万円
115百万円
75百万円
5百万円
649百万円
5 受取手形割引高及び裏書譲渡高
当連結会計年度
受取手形割引高
受取手形裏書譲渡高
3百万円
-
前連結会計年度
受取手形割引高
受取手形裏書譲渡高
7百万円
187百万円
(連結損益計算書関係)
※1 固定資産売却益の内容は次のとおりであります。
当連結会計年度
有形固定資産
建物及び構築物
土地
その他(車両運搬具)
その他(工具器具備品)
計
8百万円
1,418百万円
6百万円
1百万円
1,437百万円
前連結会計年度
有形固定資産
建物及び構築物
土地
その他(車両運搬具)
その他(工具器具備品)
計
0百万円
2百万円
3百万円
1百万円
7百万円
※2 固定資産売却損の内容は次のとおりであります。
当連結会計年度
有形固定資産
建物及び構築物
その他(車両運搬具)
その他(工具器具備品)
計
0百万円
0百万円
0百万円
0百万円
前連結会計年度
有形固定資産
建物及び構築物
土地
その他(車両運搬具)
その他(工具器具備品)
計
14百万円
0百万円
0百万円
6百万円
22百万円
アニュアルレポート 2009
35
※3 固定資産除却損の内容は次のとおりであります。
当連結会計年度
有形固定資産
建物及び構築物
その他(工具器具備品)
無形固定資産
ソフトウェア
その他
計
75百万円
92百万円
28百万円
0百万円
196百万円
前連結会計年度
有形固定資産
288百万円
0百万円
0百万円
70百万円
建物及び構築物
その他(機械装置)
その他(車両運搬具)
その他(工具器具備品)
無形固定資産
ソフトウェア
その他
計
11百万円
25百万円
396百万円
※4 通常の販売目的で保有するたな卸資産の収益性の低下による簿価切下額
当連結会計年度
210百万円
900百万円
売上原価
特別損失
※5 減損損失
当連結会計年度
当連結会計年度において、当社グループは収益性の著しく低下した以下の広告事業用資産等の帳簿価額を回収可能価額まで
減額し、当該減少額を減損損失( 286百万円)として特別損失に計上いたしました。
地域
主な用途
種類
首都圏
その他
広告事業用
遊休地
建物及び構築物
土地
減損損失
284百万円
1百万円
なお、当資産グループの回収可能価額は、正味売却価額または使用価値により測定しており、土地の正味売却価額について
は、主として固定資産税評価額を基礎に、また建物及び構築物の使用価値は処分により生じると予想されるキャッシュ・フロー
の現在価値を基礎に評価しております。
前連結会計年度
当連結会計年度において減損損失を計上しておりますが重要性が乏しいため、記載を省略しております。
36
博報堂DYホールディングス
※6 特別損失「その他」の内容は次のとおりであります。
当連結会計年度
ゴルフ会員権評価損
ゴルフ会員権売却損
計
133百万円
2百万円
136百万円
前連結会計年度
たな卸資産評価損
ゴルフ会員権評価損
ゴルフ会員権売却損
計
180百万円
14百万円
0百万円
195百万円
※7 ゴルフ会員権評価損
当連結会計年度
貸倒引当金繰入額 16百万円が含まれております。
前連結会計年度
貸倒引当金繰入額 8百万円が含まれております。
※8 のれん
当連結会計年度
「連結財務諸表における資本連結手続に関する実務指針」
( 日本公認会計士協会 平成 19年3月 29日 会計制度委員会第7号)
第32項の規定に基づき、のれんを償却しております。
アニュアルレポート 2009
37
(連結株主資本等変動計算書関係)
1 発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項
当連結会計年度
株
前連結会計年度末株式数
当連結会計年度増加株式数
当連結会計年度減少株式数
当連結会計年度末株式数
38,855,810
-
-
38,855,810
289,934
142
-
290,076
発行済株式数
普通株式
自己株式
普通株式
(注)普通株式の自己株式の株式数の増加142株は、単元未満株式の買取りによる増加89株、及び新規連結子会社が保有する自己株式(当社株式)の当社帰属分53株であり
ます。
前連結会計年度
株
前連結会計年度末株式数
当連結会計年度増加株式数
当連結会計年度減少株式数
当連結会計年度末株式数
38,855,810
-
-
38,855,810
4,384
285,550
-
289,934
発行済株式数
普通株式
自己株式
普通株式
(注)普通株式の自己株式の株式数の増加285,550株は、取締役会決議に基づく取得による増加285,510株、及び単元未満株式の買取による増加40株であります。
2 新株予約権等に関する事項
当連結会計年度
連結子会社における当連結会計年度末残高
93百万円
前連結会計年度
該当事項はありません。
3 配当に関する事項
当連結会計年度
(1)配当金支払額
平成20年6月 27日の定時株主総会において次の通り決議しております。
・普通株式の配当に関する事項
①
②
③
④
配当金の総額
1株当たり配当額
基準日
効力発生日
1,542百万円
40円
平成20年3月31日
平成20年6月30日
平成20年11月13日開催当社取締役会において次の通り決議しております。
・普通株式の配当に関する事項
①
②
③
④
38
配当の総額
1株当たり配当額
基準日
効力発生日
博報堂DYホールディングス
1,735百万円
45円
平成20年9月30日
平成20年12月5日
(2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が当連結会計年度末後となるもの
平成21年6月 29日開催定時株主総会において次の通り決議しております。
・普通株式の配当に関する事項
①
②
③
④
⑤
配当の総額
配当の原資
1株当たり配当額
基準日
効力発生日
964百万円
利益剰余金
25円
平成21年3月31日
平成21年6月30日
前連結会計年度
(1)配当金支払額
平成19年6月 28日の定時株主総会において次の通り決議しております。
・普通株式の配当に関する事項
①
②
③
④
配当金の総額
1株当たり配当額
基準日
効力発生日
1,554百万円
40円
平成19年3月31日
平成19年6月29日
平成19年11月 14日開催当社取締役会において次の通り決議しております。
・普通株式の配当に関する事項
①
②
③
④
配当の総額
1株当たり配当額
基準日
効力発生日
1,549百万円
40円
平成19年9月30日
平成19年12月7日
(2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が当連結会計年度末後となるもの
平成20年6月 27日開催定時株主総会において次の通り決議しております。
・普通株式の配当に関する事項
①
②
③
④
⑤
配当の総額
配当の原資
1株当たり配当額
基準日
効力発生日
1,542百万円
利益剰余金
40円
平成20年3月31日
平成20年6月30日
アニュアルレポート 2009
39
(連結キャッシュ・フロー計算書関係)
※1 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係
当連結会計年度
現金及び預金
有価証券
計
預入期間が3 ヶ月を超える定期預金
MMF、FFF、及び公社債投信以外の有価証券
現金及び現金同等物
54,977百万円
3,685百万円
58,663百万円
△4,942百万円
△3,498百万円
50,222百万円
前連結会計年度
現金及び預金
有価証券
計
預入期間が3 ヶ月を超える定期預金
MMF、FFF、及び公社債投信以外の有価証券
現金及び現金同等物
71,476百万円
1,002百万円
72,479百万円
△8,303百万円
△817百万円
63,358百万円
※2 株式の取得により連結子会社となった会社の資産及び負債の主な内訳
当連結会計年度
(デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(株))
流動資産
固定資産
資産合計
11,134百万円
4,120百万円
15,254百万円
流動負債
固定負債
負債合計
5,108百万円
311百万円
5,419百万円
前連結会計年度
((株)ショウゲート)
流動資産
固定資産
資産合計
流動負債
固定負債
負債合計
3,961百万円
124百万円
4,086百万円
6,196百万円
43百万円
6,240百万円
なお、取得による支出の金額は、株式取得代金のほか、上記流動負債に含まれる短期借入金の返済額 2,200百万円を含み、現
金及び現金同等物 411百万円を控除して表示しております。
40
博報堂DYホールディングス
(リース取引関係)
1 リース取引に関する会計基準適用初年度開始前の所有権移転外ファイナンス・リース取引
(借主側)
(1)リース物件の取得価額相当額、減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
当連結会計年度
百万円
その他(機械装置)
その他(車両運搬具)
その他(工具器具備品)
ソフトウェア
合計
取得価額相当額
減価償却累計額相当額
期末残高相当額
18
29
3,766
1,333
5,146
3
20
2,208
1,067
3,300
14
8
1,557
265
1,846
取得価額相当額
減価償却累計額相当額
期末残高相当額
31
18
35
4,189
1,543
5,819
26
0
23
2,071
997
3,119
5
17
12
2,117
546
2,699
前連結会計年度
百万円
建物及び構築物
その他(機械装置)
その他(車両運搬具)
その他(工具器具備品)
ソフトウェア
合計
(2)未経過リース料期末残高相当額
当連結会計年度
1年内
1年超
合計
830百万円
1,085百万円
1,916百万円
前連結会計年度
1年内
1年超
合計
1,115百万円
1,659百万円
2,774百万円
(3)支払リース料、減価償却費相当額及び支払利息相当額
当連結会計年度
支払リース料
減価償却費相当額
支払利息相当額
1,205百万円
1,071百万円
56百万円
前連結会計年度
支払リース料
減価償却費相当額
支払利息相当額
1,313百万円
1,164百万円
65百万円
アニュアルレポート 2009
41
( 4)減価償却費相当額及び利息相当額の算定方法
当連結会計年度
① 減価償却費相当額の算定方法
前連結会計年度に同じ
② 利息相当額の算定方法
前連結会計年度に同じ
前連結会計年度
① 減価償却費相当額の算定方法
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法によっております。
② 利息相当額の算定方法
リース料総額とリース物件の取得価額相当額の差額を利息相当額とし、各期への配分方法については利息法によっております。
2 オペレーティング・リース取引
当連結会計年度
(借主側)
未経過リース料(解約不能のもの)
1年内
1年超
336百万円
258百万円
595百万円
合計
前連結会計年度
(借主側)
未経過リース料
1年内
1年超
169百万円
168百万円
337百万円
合計
(有価証券関係)
1 満期保有目的の債券で時価のあるもの
当連結会計年度
百万円
区分
時価が連結貸借対照表計上額を超えるもの
時価が連結貸借対照表計上額を超えないもの
合計
連結決算日における連結貸借対照表計上額
連結決算日における時価
差額
137
5,199
5,336
137
4,715
4,852
△484
△484
連結決算日における連結貸借対照表計上額
連結決算日における時価
差額
73
5,519
5,592
73
5,340
5,414
△ 178
△ 178
0
前連結会計年度
百万円
区分
時価が連結貸借対照表計上額を超えるもの
時価が連結貸借対照表計上額を超えないもの
合計
42
博報堂DYホールディングス
0
2 その他有価証券で時価のあるもの
当連結会計年度
百万円
区分
連結貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの
① 株式
② 債券
③ その他
小計
連結貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの
① 株式
② 債券
③ その他
小計
合計
取得原価
連結決算日における連結貸借対照表計上額
差額
3,636
0
1,195
4,832
5,503
1
1,215
6,720
1,867
0
20
1,888
17,427
50
3,838
21,316
26,149
13,982
50
3,486
17,519
24,240
△3,445
-
△352
△3,797
△1,909
(注)その他有価証券で時価のある株式について6,044百万円減損処理をおこなっております。 前連結会計年度
百万円
区分
連結貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの
① 株式
② 債券
③ その他
小計
連結貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの
① 株式
② 債券
③ その他
小計
合計
取得原価
連結決算日における連結貸借対照表計上額
差額
8,097
50
547
8,695
13,857
50
659
14,566
5,759
0
112
5,871
16,178
1
3,939
20,118
28,813
12,646
0
3,857
16,505
31,071
△3,531
△0
△81
△3,613
2,258
(注)その他有価証券で時価のある株式について1,893百万円減損処理をおこなっております。 3 当連結会計年度中に売却したその他有価証券
当連結会計年度
百万円
売却額
売却益の合計額
売却損の合計額
399
68
208
売却額
売却益の合計額
売却損の合計額
4,717
30
85
前連結会計年度
百万円
アニュアルレポート 2009
43
4 時価評価されていない有価証券
当連結会計年度
百万円
内容
連結貸借対照表計上額
(1)満期保有目的の債券
コーラブル債
合計
600
600
(2)その他有価証券
① 非上場株式
② 債券
③ その他
合計
14,459
99
11
14,570
前連結会計年度
百万円
内容
連結貸借対照表計上額
(1)満期保有目的の債券
コーラブル債 合計
600
600
(2)その他有価証券
① 非上場株式
② その他
合計
14,144
248
14,393
5 その他有価証券のうち満期があるもの及び満期保有目的の債券の連結決算日後における償還予定額
当連結会計年度
百万円
区分
① 債券
国債・地方債等
社債
その他
② その他
合計
1年以内
1年超5年以内
5年超10年以内
10年超
102
-
-
-
-
600
300
3,412
10
9
1,530
1,000
2,550
1年以内
3
624
4,800
1,000
5,802
600
-
3,310
-
-
-
600
300
1年超5年以内
5年超10年以内
10年超
2
10
-
-
-
-
-
-
-
前連結会計年度
百万円
区分
① 債券
国債・地方債等
社債
その他
② その他
合計
44
博報堂DYホールディングス
-
-
627
-
610
(デリバティブ取引関係)
1 取引の状況に関する事項
(1)取引の内容
当連結会計年度
当社グループは、通常の営業過程における外貨建取引の為替相場の変動によるリスクを軽減するため、外貨建取引高の範囲
において為替予約取引を利用しております。
また、連結子会社において将来の金利市場における金利変動リスクを回避するため、金利スワップ取引を利用しております。
前連結会計年度
当社グループは、通常の営業過程における外貨建取引の為替相場の変動によるリスクを軽減するため、外貨建取引高の範囲
において為替予約取引を利用しております。
(2)取引に対する取組方針
当連結会計年度
前連結会計年度に同じ
前連結会計年度
当社グループは、実需が伴う取引をヘッジ対象として、かつその元本・期間の範囲内に限って、デリバティブ取引を行って
おります。将来の予定取引をヘッジ対象として、デリバティブ取引を行う場合には、事前に対象取引の予測可能性と実行可能
性について充分に検討を行っております。
(3)取引の利用目的
当連結会計年度
当社グループは、外貨建取引における為替変動リスクや金利市場における金利変動リスクをヘッジしリスク管理を効率的に
行うことを目的として、デリバティブ取引を利用しております。投機的な取引及び短期的な売買損益を得る取引の利用は行っ
ておりません。
① ヘッジ手段とヘッジ対象
ⅰ ヘッジ手段
ⅱ ヘッジ対象
為替予約取引
外貨建金銭債権債務及び外貨建予定取引
金利スワップ
借入金
② ヘッジ方針
外貨建取引における為替変動リスクや金利変動リスクを回避しリスク管理を効率的に行うことを目的として、社内ルールに基
づき為替予約取引と金利スワップ取引を行っております。
③ ヘッジ有効性の評価方法
為替予約取引については、ヘッジ対象とヘッジ手段に関する重要な条件が同一であり、高い相関関係があると考えられる
ため、有効性の判定を省略しております。また、金利スワップ取引については、特例処理の要件を満たしているものに限定
することで有効性の評価を代替しております。
アニュアルレポート 2009
45
前連結会計年度
当社グループは、外貨建取引における為替変動リスクをヘッジしリスク管理を効率的に行うことを目的として、デリバティ
ブ取引を利用しております。投機的な取引及び短期的な売買損益を得る取引の利用は行っておりません。
① ヘッジ手段とヘッジ対象
ⅰ ヘッジ手段
ⅱ ヘッジ対象
為替予約取引
外貨建金銭債権債務及び外貨建予定取引
② ヘッジ方針
外貨建取引における為替変動リスクを回避しリスク管理を効率的に行うことを目的として、社内ルールに基づき為替予約
取引を行っております。
③ ヘッジ有効性の評価方法
為替予約取引については、ヘッジ対象とヘッジ手段に関する重要な条件が同一であり、高い相関関係があると考えられる
ため、有効性の判定を省略しております。
( 4)取引に係わるリスクの内容
当連結会計年度
当社グループが利用しているデリバティブ取引は、為替相場の変動と市場金利の変動によるリスクを有しておりますが、
ヘッジ対象の資産負債から生じる損益により、そのリスクは原則として減殺されております。
また、当社グループは、当該取引の潜在リスクを慎重且つ充分に検討した上で、取引金融機関又は他の優良な金融機関を相手
先としてデリバティブ取引を行っているため、相手先の契約不履行による信用リスクはほとんどないものと認識しております。
前連結会計年度
当社グループが利用しているデリバティブ取引は、為替相場の変動によるリスクを有しておりますが、ヘッジ対象の資産負
債から生じる損益により、そのリスクは原則として減殺されております。
また、当社グループは、当該取引の潜在リスクを慎重且つ充分に検討した上で、取引金融機関又は他の優良な金融機関を相手
先としてデリバティブ取引を行っているため、相手先の契約不履行による信用リスクはほとんどないものと認識しております。
( 5)取引に係わるリスク管理体制
当連結会計年度
前連結会計年度に同じ
前連結会計年度
デリバティブ取引の執行・管理については、社内ルールに基づき、資金担当部署において行っております。
2 取引の時価等に関する事項
当連結会計年度
該当事項はありません。
なお、為替予約取引及び金利スワップ取引を行っておりますが、いずれもヘッジ会計を適用しておりますので注記の対象か
ら除いております。
前連結会計年度
該当事項はありません。
なお、為替予約取引を行っておりますが、いずれもヘッジ会計を適用しておりますので注記の対象から除いております。
46
博報堂DYホールディングス
(退職給付関係)
1 採用している退職給付制度の概要
当連結会計年度
当社グループは、確定給付型の制度として、確定給付企業年金制度、適格退職年金制度、新規約型企業年金制度、厚生年金基
金制度及び退職一時金制度を設けております。また、従業員の退職等に際して割増退職金を支払う場合があります。
前連結会計年度
当社グループは、確定給付型の制度として、確定給付企業年金制度、適格退職年金制度、新規約型企業年金制度及び退職一時
金制度を設けております。また、従業員の退職等に際して割増退職金を支払う場合があります。
2 退職給付債務に関する事項
当連結会計年度(平成 21年 3月31日)
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
退職給付債務
年金資産(退職給付信託を含む)
未積立退職給付債務(①+②)
未認識数理計算上の差異
未認識過去勤務債務
連結貸借対照表計上額純額(③+④+⑤)
前払年金費用
退職給付引当金(⑥-⑦)
△85,248百万円
75,908百万円
△9,340百万円
19,870百万円
△509百万円
10,019百万円
14,274百万円
△4,254百万円
(注)1 一部の国内連結子会社は退職給付債務の算定にあたり、簡便法を使用しております。
2 上記退職給付債務には早期退職優遇制度の年金引当額16百万円を含んでおります。
前連結会計年度(平成20年 3月31日)
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
退職給付債務
年金資産(退職給付信託を含む)
未積立退職給付債務(①+②)
未認識数理計算上の差異
未認識過去勤務債務
連結貸借対照表計上額純額(③+④+⑤)
前払年金費用
退職給付引当金(⑥-⑦)
△84,210百万円
91,412百万円
7,201百万円
4,087百万円
△1,160百万円
10,128百万円
13,187百万円
△3,058百万円
(注)1 一部の国内連結子会社は退職給付債務の算定にあたり、簡便法を使用しております。
2 上記退職給付債務には早期退職優遇制度の年金引当額29百万円を含んでおります。
3 退職給付費用に関する事項
当連結会計年度(自 平成20年4月1日 至 平成21年3月31日)
①
②
③
④
⑤
⑥
勤務費用
利息費用
期待運用収益
数理計算上の差異の費用処理額
過去勤務債務の費用処理額
退職給付費用(①+②+③+④+⑤)
3,083百万円
2,033百万円
△2,036百万円
411百万円
△645百万円
2,846百万円
(注)1 簡便法を採用している国内連結子会社の退職給付費用は、
「①勤務費用」に計上しております。
2 確定給付企業年金基金に対する従業員拠出額を控除しております。
アニュアルレポート 2009
47
前連結会計年度(自 平成19年4月1日 至 平成20年3月31日)
①
②
③
④
⑤
⑥
勤務費用
利息費用
期待運用収益
数理計算上の差異の費用処理額
過去勤務債務の費用処理額
退職給付費用(①+②+③+④+⑤)
3,156百万円
1,988百万円
△2,280百万円
△1,068百万円
△645百万円
1,150百万円
(注)1 簡便法を採用している国内連結子会社の退職給付費用は、
「①勤務費用」に計上しております。
2 確定給付企業年金基金に対する従業員拠出額を控除しております。
4 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項
当連結会計年度
① 退職給付見込額の期間配分方法
前連結会計年度に同じ
② 割引率
前連結会計年度に同じ
③ 期待運用収益率
前連結会計年度に同じ
④ 数理計算上の差異の処理年数
前連結会計年度に同じ
⑤ 過去勤務債務の処理年数
前連結会計年度に同じ
前連結会計年度
① 退職給付見込額の期間配分方法
期間定額基準
② 割引率
2.0% ~ 2.5%
③ 期待運用収益率
0% ~ 2.5%
④ 数理計算上の差異の処理年数
7年~ 17年
(注)発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数による定率法(一部の連結子会社は定額法)により、翌連結会計年度から費用処理することとしております。
⑤ 過去勤務債務の処理年数
5年~ 7年
(注)発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数による定額法により、発生時より処理することとしております。なお、一部の連結子会社では発生時に一括して
費用処理しております。
48
博報堂DYホールディングス
(ストック・オプション等関係)
当連結会計年度(自 平成20年 4月1日 至 平成 21年3月 31日)
1 ストック・オプションの内容、規模及びその変動状況
(1)ストック・オプションの内容
デジタル・アドバタイジング・
コンソーシアム(株)
平成16年4月
新株予約権
付与対象者の区分及び人数
同社取締役
4名
同社監査役
1名
同社従業員
14名
同社連結子会社の取締役
4名
同社連結子会社の従業員
2名
ストックオプションの数(注4) 普通株式 11,704株
普通株式 4,000株
付与日
平成12年9月29日
平成16年4月9日
権利確定条件
権利行使時において、同社の取締 権利行使時において、同社又は同
役、監査役又は従業員であるこ
社の子会社、関連会社の役員(含
と。
(注)1
む監査役)又は従業員であるこ
と。
(注)3
対象勤務期間
-
-
権利行使期間
自 平成12年11月1日
自 平成18年3月1日
至 平成22年9月29日
至 平成23年2月28日
会社名
デジタル・アドバタイジング・
コンソーシアム(株)
第1回無担保社債
(新株引受権付社債)
同社取締役
4名
同社従業員
7名
デジタル・アドバタイジング・
コンソーシアム(株)
平成17年7月
新株予約権
同社取締役
4名
同社監査役
1名
同社従業員
68名
同社連結子会社の取締役
5名
同社連結子会社の従業員
1名
普通株式 6,000株
平成17年7月8日
権利行使時において、同社又は同
社の子会社、関連会社の役員(含
む監査役)又は使用人であるこ
と。
(注)3
-
自 平成19年3月1日
至 平成24年2月28日
デジタル・アドバタイジング・ デジタル・アドバタイジング・ デジタル・アドバタイジング・
コンソーシアム(株)
コンソーシアム(株)
コンソーシアム(株)
平成18年4月
平成19年7月
平成19年7月
新株予約権
新株予約権
新株予約権
付与対象者の区分及び人数
同社取締役
6名 同社取締役
5名 同社従業員
31名
同社監査役
1名 同社監査役
1名
同社従業員
168名
同社連結子会社の取締役
6名
ストックオプションの数(注4) 普通株式 10,000株
普通株式 1,800株
普通株式 1,970株
付与日
平成18年4月6日
平成19年7月20日
平成19年7月20日
権利確定条件
権利行使時において、同社又は同 権利行使時において、同社又は同 権利行使時において、同社又は同
社の子会社、関連会社の役員(含 社の子会社、関連会社の役員(含 社の子会社、関連会社の役員(含
む監査役)又は使用人であること。む監査役)又は使用人であること。む監査役)又は使用人であること。
(注)3
(注)3
(注)3
対象勤務期間
-
自 平成19年7月20日
自 平成19年7月20日
至 平成21年6月27日
至 平成21年2月28日
権利行使期間
自 平成20年3月1日
自 平成21年6月28日
自 平成21年3月1日
至 平成25年2月28日
至 平成26年6月27日
至 平成26年2月28日
会社名
アニュアルレポート 2009
49
会社名
付与対象者の区分及び人数
ストック・オプションの数
(注3)
付与日
権利確定条件
対象勤務期間
権利行使期間
会社名
付与対象者の区分及び人数
ストック・オプションの数
(注3)
付与日
権利確定条件
対象勤務期間
権利行使期間
(株)エルゴ・ブレインズ
平成13年5月
新株引受権
同社取締役
同社従業員
同社認定支援者
普通株式 591,700株
(株)エルゴ・ブレインズ
平成13年11月
新株引受権
3名 同社従業員
26名
6名
普通株式 49,900株
平成13年5月28日
権利行使時において、同社の役員
又は使用人であること。但し、同
社認定支援者を除く。
(注)2
-
自 平成13年5月28日
至 平成23年5月27日
(株)エルゴ・ブレインズ
平成18年4月
新株予約権
同社取締役
同社監査役
同社従業員
普通株式 106,500株
取締役
監査役
従業員
アルバイト
出向者
業務協力者
普通株式 2,015株
平成18年4月20日
11名
1名
55名
4名
1名
1名
平成18年4月21日~
平成20年11月28日
権利行使時において、同社又は同 権利行使時において、連結子会
社の子会社の取締役、監査役又は 社、その親会社等及びその子会社
従業員であること。
(注)3
の取締役、監査役、従業員等であ
ること。
(注)3
-
-
自 平成22年1月1日
自 平成20年5月1日
至 平成26年12月31日
至 平成28年12月31日
2.但し、同社の「新株引受権付与契約」に定める特例条件に該当する場合はこの限りではありません。
3.但し、同社の「新株予約権割当契約」に定める特例条件に該当する場合はこの限りではありません。
4.株式数に換算して記載しております。
博報堂DYホールディングス
普通株式 234,500株
その他連結子会社
新株予約権
8名
3名
64名
3名
78名
平成13年11月16日
平成17年12月22日
権利行使時において、同社の役員 権利行使時において、同社又は同
又は使用人であること。
(注)2
社の子会社の取締役、監査役又は
従業員であること。
(注)3
-
-
自 平成13年11月16日
自 平成20年1月1日
至 平成23年11月15日
至 平成22年5月31日
(注)1.但し、同社の「新株引受権の売買に関する覚書」に定める特例条件に該当する場合はこの限りではありません。
50
(株)エルゴ・ブレインズ
平成17年12月
新株予約権
26名 同社取締役
同社従業員
(2)ストック・オプションの規模及びその変動状況
① ストック・オプションの数
会社名
デジタル・アドバ デジタル・アドバ デジタル・アドバ デジタル・アドバ デジタル・アドバ デジタル・アドバ
タイジング・コン タイジング・コン タイジング・コン タイジング・コン タイジング・コン タイジング・コン
ソーシアム(株)
ソーシアム(株) ソーシアム(株) ソーシアム(株) ソーシアム(株) ソーシアム(株)
第1回無担保社債
平成16年4月
平成17年7月
平成18年4月
平成19年7月
平成19年7月
(新株引受権付社債)
新株予約権
新株予約権
新株予約権
新株予約権
新株予約権
権利確定前
期首(株)
付与(株)
失効(株)
権利確定(株)
未確定残(株)
権利確定後
期首(株)
権利確定(株)
権利行使(株)
失効(株)
未行使残(株)
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
1,800
1,850
―
―
―
―
―
―
1,800
1,850
3,757
3,360
5,220
8,660
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
3,757
3,360
5,220
8,660
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
(株)エルゴ・
ブレインズ
平成13年5月
新株引受権
(株)エルゴ・
ブレインズ
平成13年11月
新株引受権
(株)エルゴ・
ブレインズ
平成17年12月
新株予約権
(株)エルゴ・
ブレインズ
平成18年4月
新株予約権
その他
連結子会社
新株予約権
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
68,500
1,275
―
―
―
―
―
―
68,500
1,275
298,900
2,800
99,200
―
―
―
―
―
―
298,900
2,800
99,200
―
―
―
―
―
677
―
―
―
権利確定前
期首(株)
付与(株)
失効(株)
権利確定(株)
未確定残(株)
権利確定後
期首(株)
権利確定(株)
権利行使(株)
失効(株)
未行使残(株)
―
―
―
677
(注)期首に記載されている数字は、当連結会計年度末に連結子会社となりましたデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(株)及びその連結子会社の新規連結時点の
残高を記載しております。
アニュアルレポート 2009
51
② 単価情報
デジタル・アドバ デジタル・アドバ デジタル・アドバ デジタル・アドバ デジタル・アドバ デジタル・アドバ
タイジング・コン タイジング・コン タイジング・コン タイジング・コン タイジング・コン タイジング・コン
ソーシアム(株) ソーシアム(株) ソーシアム(株) ソーシアム(株) ソーシアム(株) ソーシアム(株)
第1回無担保社債
平成16年4月
平成17年7月
平成18年4月
平成19年7月
平成19年7月
(新株引受権付社債)
新株予約権
新株予約権
新株予約権
新株予約権
新株予約権
権利行使価格(円)
17,976
119,500
123,000
225,000
67,448
67,448
行使時平均株価(円)
―
―
―
―
―
―
付与日における公正
―
―
―
―
31,143
30,153
な評価単価(円)
(株)エルゴ・
ブレインズ
平成13年5月
新株引受権
権利行使価格(円)
1,000
行使時平均株価(円)
―
付与日における公正
な評価単価(円)
―
(株)エルゴ・
ブレインズ
平成13年11月
新株引受権
1,000
―
(株)エルゴ・
ブレインズ
平成17年12月
新株予約権
(株)エルゴ・
ブレインズ
平成18年4月
新株予約権
その他
連結子会社
新株予約権
758
708
81,671
―
―
―
―
―
―
―
2 ストック・オプションの権利確定数の見積方法
基本的には、将来の失効数の合理的な見積りは困難であるため、実績の失効数のみ反映させる方法を採用しております。
前連結会計年度(平成20年 3月31日現在)
該当事項はありません。
52
博報堂DYホールディングス
(税効果会計関係)
1 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
当連結会計年度
(繰延税金資産)
退職給付引当金
賞与引当金
投資有価証券評価損
税務上の繰越欠損金
貸倒引当金
減価償却費
役員退職慰労引当金
その他
(小計)
評価性引当額
(合計)
(繰延税金負債)
特別償却準備金等
その他
(合計)
繰延税金資産の純額
百万円
8,038
4,492
4,666
3,924
1,289
103
779
3,628
26,923
△12,584
14,338
135
142
278
14,060
前連結会計年度
(繰延税金資産)
退職給付引当金
賞与引当金
投資有価証券評価損
税務上の繰越欠損金
事務所移転費用
貸倒引当金
減価償却費
役員退職慰労引当金
その他
(小計)
評価性引当額
(合計)
(繰延税金負債)
有価証券評価差額等
特別償却準備金等
その他
(合計)
繰延税金資産の純額
8,460
5,661
3,018
2,857
1,702
991
887
709
3,119
27,407
△4,462
22,944
1,841
135
903
2,881
20,063
アニュアルレポート 2009
53
2 法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異の原因となった主な項目別の内訳
当連結会計年度
法定実効税率
(調整)
交際費等永久差異項目
繰延税金資産評価における評価性引当の影響
のれん償却
在外関係会社の留保利益の影響
持分法投資利益
その他
税効果会計適用後の法人税等の負担率
40.69%
14.54%
76.73%
13.73%
△6.60%
△2.22%
1.28%
138.15%
前連結会計年度
法定実効税率
(調整)
交際費等永久差異項目
税務上の繰越欠損金による影響
のれん償却
子会社投資損失による影響
その他
税効果会計適用後の法人税等の負担率
54
博報堂DYホールディングス
40.69%
7.58%
3.16%
2.35%
△6.96%
△1.10%
45.72%
セグメント情報
(事業の種類別セグメント情報)
当連結会計年度
百万円
Ⅰ 売上高及び営業損益
売上高
(1)外部顧客に対する売上高
(2)セグメント間の内部売上高又は振替高
計
営業費用
営業利益
Ⅱ 資産、減価償却費、減損損失及び資本的支出
資産
減価償却費
減損損失
資本的支出
広告業
その他の事業
計
1,032,005
57
1,032,063
1,011,694
20,369
1,390
6,022
7,413
6,981
431
1,033,396
6,080
1,039,477
1,018,675
20,801
448,333
4,123
286
7,467
13,524
148
461,857
4,271
286
7,705
-
238
消去又は全社
連結
-
(6,080)
(6,080)
(295)
(5,785)
18,910
6
-
-
1,033,396
-
1,033,396
1,018,380
15,016
480,768
4,278
286
7,705
(注)1 事業区分の方法
当社グループの経営の実態を具体的かつ適切に開示できるよう、本業である広告業及びその周辺領域事業とその他の事業に区分しております。
2 各事業区分の主な内容
広告業:新聞、雑誌、ラジオ、テレビ、デジタルメディア等各種媒体における広告業務取り扱い及び広告表現に関する企画、制作並びにマーケティング、PR 等の
サービス活動の一切
その他の事業:不動産賃貸、物品販売、ビルサービス、人材派遣等
3 営業費用のうち、消去又は全社の項目に含めた配賦不能営業費用の主なものは、親会社本社の管理部門に係る費用であり、当連結会計年度は4,554百万円であります。
4 資産のうち、消去又は全社の項目に含めた全社資産の主なものは、親会社での現金及び預金、管理部門に係る資産等であり、当連結会計年度は19,680百万円であり
ます。
5 会計処理の方法の変更
所有権移転外ファイナンス・リース取引については、従来、賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっておりましたが、当連結会計年度より、
「リース取引に
関する会計基準」
(企業会計基準第13号(平成5年6月17日(企業会計審議会第一部会)、平成19年3月30日改正))及び「リース取引に関する会計基準の適用指針」
(企
業会計基準適用指針第16号(平成6年1月18日(日本公認会計士協会 会計制度委員会)、平成19年3月30日改正))を適用し、通常の売買取引に係る方法に準じた会
計処理によっております。
これに伴う営業費用、営業利益に与える影響額は軽微であります。
また、通常の販売目的で保有するたな卸資産については、従来、主として個別法による原価法によっていましたが、当連結会計年度より「棚卸資産の評価に関す
る会計基準」
(企業会計基準委員会 平成18年7月5日 企業会計基準第9号)が適用されたことに伴い、主として個別法による原価法(貸借対照表価額については収
益性の低下に基づく簿価切下げの方法)により算定しております。
この結果、広告業において営業費用が210百万円増加し、営業利益は同額減少しております。 アニュアルレポート 2009
55
前連結会計年度
百万円
Ⅰ 売上高及び営業損益
売上高
(1)外部顧客に対する売上高
(2)セグメント間の内部売上高又は振替高
計
営業費用
営業利益
Ⅱ 資産、減価償却費及び資本的支出
資産
減価償却費
資本的支出
広告業
その他の事業
計
1,117,352
74
1,117,426
1,090,236
27,189
1,397
6,055
7,452
6,718
733
1,118,749
6,129
1,124,878
1,096,955
27,923
522,409
2,799
5,859
15,117
164
34
537,527
2,964
5,893
消去又は全社
-
(6,129)
(6,129)
(3,213)
(2,916)
15,170
15
2
連結
1,118,749
-
1,118,749
1,093,742
25,007
552,697
2,979
5,895
(注)1 事業区分の方法
当社グループの経営の実態を具体的かつ適切に開示できるよう、本業である広告業及びその周辺領域事業とその他の事業に区分しております。
2 各事業区分の主な内容
広告業:新聞、雑誌、ラジオ、テレビ、デジタルメディア等各種媒体における広告業務取り扱い及び広告表現に関する企画、制作並びにマーケティング、PR 等の
サービス活動の一切
その他の事業:不動産賃貸、物品販売、ビルサービス、人材派遣等
3 営業費用のうち、消去又は全社の項目に含めた配賦不能営業費用の主なものは、親会社本社の管理部門に係る費用であり、当連結会計年度は2,888百万円であります。
4 資産のうち、消去又は全社の項目に含めた全社資産の主なものは、親会社での現金及び預金、管理部門に係る資産等であり、当連結会計年度は18,064百万円であり
ます。
5 会計方針の変更
当連結会計年度から、法人税法の改正に伴い、平成19年4月1日以降取得の有形固定資産については、改正後の法人税法に規定する償却方法に変更しております。
これに伴う営業費用、営業利益に与える影響額は軽微であります。
6 追加情報
当連結会計年度から、法人税法の改正に伴い、平成19年3月31日以前に取得したものについては、償却可能限度額まで償却が終了した翌年から5年間で均等償却を
行う方法を採用しております。これに伴う営業費用、営業利益に与える影響額は軽微であります。
一部の連結子会社において、数理計算上の差異の費用処理年数について、従業員の平均残存勤務期間が短くなったことに伴い、平均残存勤務期間以内の一定の年
数を16年から14年に変更しております。これに伴う営業費用、営業利益に与える影響額は軽微であります。
また、一部の連結子会社において、従業員の増加に伴い退職給付に係る会計処理をより適正に行うため、退職給付債務の計算方法を簡便法から原則法に変更し
ております。この結果、広告業において営業費用が42百万円増加し、営業利益は同額減少しております。
56
博報堂DYホールディングス
(所在地別セグメント情報)
当連結会計年度
百万円
Ⅰ 売上高及び営業損益
売上高
(1)外部顧客に対する売上高
(2)セグメント間の内部売上高又は振替高
計
営業費用
営業利益
Ⅱ 資産
日本
海外
計
1,003,389
1,821
1,005,210
984,797
20,413
448,821
30,006
5,450
35,457
35,105
352
14,047
1,033,396
7,271
1,040,668
1,019,903
20,765
462,869
消去又は全社
-
(7,271)
(7,271)
(1,523)
(5,748)
17,899
連結
1,033,396
-
1,033,396
1,018,380
15,016
480,768
(注)1 本邦以外の区分に属する主な国又は地域
海外:アメリカ、ドイツ、フランス、ロシア、中国、韓国、タイ、マレーシア、シンガポール、ベトナム、インド、オーストラリア
2 営業費用のうち、消去又は全社の項目に含めた配賦不能営業費用の主なものは、親会社本社の管理部門に係る費用であり、当連結会計年度は4,554百万円であります。
3 資産のうち、消去又は全社の項目に含めた全社資産の主なものは、親会社での現金及び預金、管理部門に係る資産等であり、当連結会計年度は19,680百万円であり
ます。
4 会計処理の方法の変更
所有権移転外ファイナンス・リース取引については、従来、賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっておりましたが、当連結会計年度より、
「リース取引に
関する会計基準」
(企業会計基準第13号(平成5年6月17日(企業会計審議会第一部会)、平成19年3月30日改正))及び「リース取引に関する会計基準の適用指針」
(企
業会計基準適用指針第16号(平成6年1月18日(日本公認会計士協会 会計制度委員会)、平成19年3月30日改正))を適用し、通常の売買取引に係る方法に準じた会
計処理によっております。
これに伴う営業費用、営業利益に与える影響額は軽微であります。
また、通常の販売目的で保有するたな卸資産については、従来、主として個別法による原価法によっていましたが、当連結会計年度より「棚卸資産の評価に関す
る会計基準」
(企業会計基準委員会 平成18年7月5日 企業会計基準第9号)が適用されたことに伴い、主として個別法による原価法(貸借対照表価額については収
益性の低下に基づく簿価切下げの方法)により算定しております。
この結果、日本において営業費用が210百万円増加し、営業利益は同額減少しております。
前連結会計年度
百万円
Ⅰ 売上高及び営業損益
売上高
(1)外部顧客に対する売上高
(2)セグメント間の内部売上高又は振替高
計
営業費用
営業利益
Ⅱ 資産
日本
海外
計
1,092,177
354
1,092,531
1,064,922
27,609
515,651
26,572
5,597
32,170
31,915
254
21,086
1,118,749
5,952
1,124,701
1,096,838
27,863
536,738
消去又は全社
-
(5,952)
(5,952)
(3,095)
(2,856)
15,959
連結
1,118,749
-
1,118,749
1,093,742
25,007
552,697
(注)1 本邦以外の区分に属する主な国又は地域
海外:アメリカ、ドイツ、フランス、中国、韓国、タイ、オーストラリア、ベトナム
2 営業費用のうち、消去又は全社の項目に含めた配賦不能営業費用の主なものは、親会社本社の管理部門に係る費用であり、当連結会計年度は2,888百万円であります。
3 資産のうち、消去又は全社の項目に含めた全社資産の主なものは、親会社での現金及び預金、管理部門に係る資産等であり、当連結会計年度は18,064百万円であり
ます。
4 会計方針の変更
当連結会計年度から、法人税法の改正に伴い、平成19年4月1日以降取得の有形固定資産については、改正後の法人税法に規定する償却方法に変更しております。
これに伴う営業費用、営業利益に与える影響額は軽微であります。
5 追加情報
当連結会計年度から、法人税法の改正に伴い、平成19年3月31日以前に取得したものについては、償却可能限度額まで償却が終了した翌年から5年間で均等償却
を行う方法を採用しております。これに伴う営業費用、営業利益に与える影響額は軽微であります。
一部の連結子会社において、数理計算上の差異の費用処理年数について、従業員の平均残存勤務期間が短くなったことに伴い、平均残存勤務期間以内の一定の
年数を16年から14年に変更しております。これに伴う営業費用、営業利益に与える影響額は軽微であります。
また、一部の連結子会社において、従業員の増加に伴い退職給付に係る会計処理をより適正に行うため、退職給付債務の計算方法を簡便法から原則法に変更し
ております。この結果、日本において営業費用が42百万円増加し、営業利益は同額減少しております。
アニュアルレポート 2009
57
(海外売上高)
当連結会計年度
Ⅰ 海外売上高(百万円)
Ⅱ 連結売上高(百万円)
Ⅲ 連結売上高に占める海外売上高の割合(%)
30,796
1,033,396
3.0
(注)1 本邦以外の区分に属する主な国又は地域
海外:アメリカ、ドイツ、フランス、ロシア、中国、韓国、タイ、マレーシア、シンガポール、ベトナム、インド、オーストラリア
2 海外売上高は、当社及び連結子会社の本邦以外の国又は地域における売上高であります。
前連結会計年度
Ⅰ 海外売上高(百万円)
Ⅱ 連結売上高(百万円)
Ⅲ 連結売上高に占める海外売上高の割合(%)
28,666
1,118,749
2.6
(注)1 本邦以外の区分に属する主な国又は地域
海外:アメリカ、ドイツ、フランス、中国、韓国、タイ、オーストラリア、ベトナム
2 海外売上高は、当社及び連結子会社の本邦以外の国又は地域における売上高であります。
(関連当事者情報)
当連結会計年度
(追加情報)
当連結会計年度より、
「関連当事者の開示に関する会計基準」
( 企業会計基準第 11号 平成 18年 10月 17日)及び「関連当事者の
開示に関する会計基準の適用指針」
( 企業会計基準適用指針第13号 平成 18年10月 17日)を適用しております。
該当事項はありません。
前連結会計年度
該当事項はありません。
(企業結合等関係)
当連結会計年度
該当事項はありません。
前連結会計年度
該当事項はありません。
58
博報堂DYホールディングス
(1株当たり情報)
当連結会計年度
1株当たり純資産額
1株当たり当期純損失金額(△)
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額
5,142円58銭
△84円97銭
-
前連結会計年度
1株当たり純資産額
1株当たり当期純利益金額
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額
5,472円83銭
258円76銭
258円71銭
(注)1 1株当たり純資産額の算定上の基礎は以下のとおりであります。
項目
連結貸借対照表の純資産の部の合計額(百万円)
普通株式に係る純資産額(百万円)
差額の主な内訳(百万円)
新株予約権
少数株主持分
普通株式の発行済株式数(千株)
普通株式の自己株式数(千株)
1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の普通株式の数(千株)
前連結会計年度末
平成20年3月31日
当連結会計年度末
平成21年3月31日
214,074
211,064
206,048
198,327
—
93
7,627
38,855
290
38,565
3,009
38,855
289
38,565
2 当連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在しますが、1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。
3 1株当たり当期純利益金額又は当期純損失金額及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額の算定の基礎は、次のとおりであります。
項目
前連結会計年度
(自 平成19年4月1日
至 平成20年3月31日)
当連結会計年度
(自 平成20年4月1日
至 平成21年3月31日)
1株当たり当期純利益金額又は当期純損失金額
連結損益計算書上の当期純利益又は当期純損失(△)
(百万円)
普通株式に係る当期純利益又は当期純損失(△)
(百万円)
普通株式の期中平均株式数(千株)
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額
当期純利益調整額
(百万円)
調整の主な内訳(百万円)
関連会社の発行する潜在株式(ストック・オプション)
10,021
10,019
38,729
△3,277
△3,277
38,565
△2
—
△2
—
(重要な後発事象)
当連結会計年度
当社の連結子会社である株式会社博報堂エルグの執行役員が、低料第三種郵便制度を利用したダイレクトメールの取り扱いを
めぐり、平成21年4月16日に郵便法違反容疑で大阪地方検察庁に逮捕され、同年5月6日に大阪簡易裁判所に起訴されました。
当該案件の今後の推移によっては当社の連結業績に影響を及ぼす可能性がありますが、現時点ではその影響は不明です。
アニュアルレポート 2009
59
連結附属明細表
(社債明細表)
該当事項はありません。
(借入金等明細表)
区分
短期借入金
1年内返済予定の長期借入金
1年内返済予定のリース債務
長期借入金(1年以内に返済予定のものを除く。)
リース債務(1年以内に返済予定のものを除く。)
その他有利子負債
合計
百万円
百万円
%
前期末残高
当期末残高
平均利率
2,615
2,413
173
22
93
49
2.4
2.0
―
―
2,644
2,752
―
―
―
16
―
12
返済期限
―
―
―
平成28年3月30日
平成 22年5月30 日~
平成 26年8月31日
―
―
―
2.5
―
(注)1「平均利率」については、期末残高に対する加重平均利率を記載しております。
2 リース債務の「平均利率」については、リース料総額に含まれる利息相当額を定額法により各連結会計年度に配分しているため、記載を省略しております。
3 リース債務(1年以内に返済予定のものを除く)の連結決算日後5年以内における返済予定額は以下のとおりであります。
リース債務(百万円)
1年超2年以内
0
2年超3年以内
4
3年超4年以内
3
4年超5年以内
31
その他
当連結会計年度における各四半期連結会計期間に係る売上高等
第1四半期
(自 平成20年4月1日
至 平成20年6月30日)
売上高(百万円)
税金等調整前四半期純利益金額(百万円)
四半期純利益金額又は四半期純損失金額(△)
(百万円)
( 円)
1株当たり四半期純利益金額又は四半期純損失金額(△)
254,825
689
197
5.12
第2四半期
(自 平成20年7月1日
至 平成20年9月30日)
259,465
4,432
2,100
54.46
第3四半期
(自 平成20年10月1日
至 平成20年12月31日)
261,348
164
△2,292
△59.44
第4四半期
(自 平成21年1月1日
至 平成21年3月31日)
257,757
2,587
△3,282
△85.11
本アニュアルレポートの作成と監査の位置付けについて
本(和文)アニュアルレポートの財務レビューは、あずさ監査法人(KPMG AZUSA
& Co.)の監査を受けた第6期の有価証券報告書に記載されている連結財務諸表を
含む財務内容を抜粋し、一部レイアウトを変更して掲載しております。また、内容
に関しては、有価証券報告書と相違が生じないように配慮して制作しております。
なお、アニュアルレポートの公平性及び充実化の観点から、和文アニュアルレ
ポートを英訳した英文アニュアルレポートも作成し、皆様にご提供することとし
ました。今回の英文アニュアルレポートの財務レビューは、有価証券報告書の財務
内容を抜粋した和文アニュアルレポートの英訳となります。また、和文アニュアル
レポートと英文アニュアルレポートとで内容の重要な相違が生じないように配慮
して英文アニュアルレポートを作成しております。
但し、アニュアルレポート自体は、和英ともに、あずさ監査法人による監査の対
象とはなっておりません。
60
博報堂DYホールディングス
Fact Sheets
ファクトシート
6ヵ年財務サマリー
百万円
2007
2008
2009
¥ 906,687 ¥1,089,524 ¥1,111,121 ¥1,088,442
¥1,118,749
¥1,033,396
2004
(各表示年の3月31日に終了した会計年度)
2005
2006
会計年度:
売上高
売上総利益
126,486
151,815
155,953
158,769
163,897
154,059
販売費及び一般管理費
108,298
129,421
131,242
134,315
138,889
139,042
営業利益
18,188
22,393
24,710
24,454
25,007
15,016
税金等調整前当期純利益
15,523
19,837
22,670
21,018
18,896
7,874
7,114
10,390
11,313
12,055
10,021
(3,277)
¥ 480,363 ¥ 503,170 ¥ 518,471 ¥ 534,481
¥ 552,697
当期純利益(損失)
会計年度末:
総資産
有利子負債残高
2
純資産3
¥ 480,768
11,421
8,280
5,992
3,894
2,615
2,679
176,635
187,330
203,592
215,626
214,074
206,048
キャッシュ・フロー:
営業活動によるキャッシュ・フロー
¥ (29,895) ¥
投資活動によるキャッシュ・フロー
(14,047)
財務活動によるキャッシュ・フロー
(4,839)
26,687 ¥
27,533 ¥
3,786
1,230
¥
26,085
(25,281)
(13,171)
(20,390)
(3,751)
(4,690)
(4,293)
(6,431)
261.71 ¥
285.51 ¥
310.30
¥
(14,570)
6,783
(4,613)
:
1株当たり(円)
当期純利益(損失)
(潜在株式調整前)
当期純利益(潜在株式調整後)
4
配当金
純資産額3
¥ 180.67 ¥
¥
258.76
¥
(84.97)
̶
̶
̶
̶
258.71
̶
10.00
30.00
55.00
70.00
80.00
70.00
4,543.52
4,815.70
5,234.58
5,471.13
5,472.83
5,142.58
14.0
13.9
14.0
14.6
14.7
14.9
14.4
14.8
15.8
15.4
15.3
9.7
比率(%)
:
売上総利益率5
オペレーティング・マージン
6
自己資本当期純利益率(ROE)
自己資本比率
従業員数(人)
(会計年度末)
:
(1.6)
4.5
5.7
5.8
5.8
4.7
36.8
37.2
39.3
39.8
38.2
41.3
6,610
6,774
7,292
7,886
8,305
9,600
1 当社は2003年10月1日に、博報堂、大広、読売広告社が株式移転制度を活用して設立されておりますが、この企業結合処理におきましては、博報堂を取得会社と識別した
上で、大広及び読売広告社にはパーチェス法を適用しております。2004年3月期の当社連結業績については、博報堂については12 ヵ月分の損益を取り込んでいる一方、
大広及び読売広告社(両社の関係会社を含む)に関する株式移転日以前6 ヵ月分の損益を取り込んでいないなど、企業結合会計による特殊要素を含んでいます。
2 有利子負債残高は、短期借入金と長期借入金(1年以内返済予定を含む)を合算したものです。
(企業会計基準第5号2005年12月9日)及び「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等
3 2007年3月期より「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」
の適用指針」
(企業会計基準適用指針第8号2005年12月9日)を適用したことに伴い、
「純資産」
「1株当たり純資産」を記載しております。2006年3月期以前については、改
正後の基準に従って算定しています。
4 当連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在しますが、1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。
5 売上総利益率は売上高に対する売上総利益の比率を表示しています。
6 オペレーティング・マージンは売上総利益に対する営業利益の比率を表示しています。
62
博報堂DYホールディングス
当期純利益(損失)
営業利益
売上高
億円 2005
2006
2007
2008
2009 %
12,000
16
10,000
15
8,000
14
6,000
13
4,000
12
2,000
11
0
0
売上高
億円 2005
2006
2007
2008
2009 %
14.6
14.7
14.9
億円 2005
2006
2007
2008
2009
14
120
6
150
12
80
4
100
10
40
2
50
8
0
0
0
0
–40
–2
当期純利益(損失)
223
247
244
250
150
14.8
15.8
15.4
億円 2005
2006
2007
15.3
9.7
2009 %
120
100
(32)
5.7
5.8
5.8
4.7
(1.6)
2006
2007
2008
2009
59
38
26
26
2006
2007
2008
2009
7,292
7,886
8,305
9,600
億円 2005
100
2,000
40
80
1,500
30
60
1,000
20
40
1,000
500
10
20
0
0
0
4,000
113
有利子負債残高
2008
50
5,000
103
ROE
2,500
6,000
2009 %
200
純資産
総資産
2008
8
オペレーティング・マージン
14.0
2007
160
10,895 11,111 10,884 11,187 10,333
13.9
2006
250
営業利益
売上総利益率
億円 2005
16
3,000
2,000
純資産
総資産
5,031
5,184
5,344
5,526
0
有利子負債残高
1,873
4,807
2,035
2,156
2,140
2,060
39.3
39.8
38.2
41.3
82
自己資本比率
37.2
1 株当たり当期純利益(損失)
1 株当たり配当金
円 2005
2006
2007
2008
2009
円 2005
2006
2007
2008
従業員数
2009
人 2005
100
400
10,000
80
300
8,000
60
200
6,000
40
100
4,000
20
0
2,000
0
–100
1 株当たり当期純利益(損失)
1 株当たり配当金
30
55
70
80
70
261.71 285.51 310.30 258.76 (84.97)
0
従業員数
6,774
アニュアルレポート 2009
63
業種別・種目別売上高3ヵ年データ
業種別売上高
百万円
2007
(各表示年の3月31日に終了した会計年度)
エネルギー・素材・機械
¥
22,777
2008
¥
21,384
¥
%
2009
構成比
18,919
1.8%
71,636
71,064
71,059
6.9%
108,248
117,174
115,628
11.2%
薬品・医療用品
36,702
40,485
37,937
3.7%
化粧品・トイレタリー
63,326
65,745
63,364
6.1%
ファッション・アクセサリー
20,530
21,578
15,533
1.5%
精密機器・事務用品
16,147
13,361
12,831
1.2%
食品
飲料・嗜好品
34,695
33,752
31,335
3.0%
154,534
152,679
125,439
12.1%
家庭用品
16,307
17,502
17,950
1.7%
趣味・スポーツ用品
27,877
27,008
23,480
2.3%
不動産・住宅設備
40,628
43,202
39,441
3.8%
出版
26,310
27,255
22,846
2.2%
122,982
122,459
122,048
11.8%
流通・小売業
47,143
46,152
43,943
4.3%
金融・保険
75,333
72,193
63,826
6.2%
交通・レジャー
54,035
53,900
46,510
4.5%
外食・各種サービス
18,184
20,969
38,674
3.7%
官公庁・団体
12,063
38,224
13,921
1.3%
0.7%
家電・AV機器
自動車・関連品
情報・通信
7,793
7,354
6,798
37,395
38,665
36,935
3.6%
1,014,652
1,052,112
968,426
93.7%
その他連結子会社等
73,789
66,637
64,969
6.3%
グループ売上高合計
¥1,088,442
¥1,118,749
¥1,033,396
100%
教育・医療サービス・宗教
案内・その他
上記合計
種目別売上高
百万円
%
2009
構成比
98,807
10.2%
38,204
3.9%
2007
2008
新聞
¥ 133,083
¥ 128,185
雑誌
52,143
48,054
ラジオ
22,467
21,732
19,930
2.1%
テレビ
434,055
441,688
410,615
42.4%
合計
641,749
639,661
567,557
58.6%
インターネットメディア
15,811
18,760
22,020
2.3%
アウトドアメディア
43,837
42,312
40,305
4.2%
クリエイティブ
98,859
105,155
98,218
10.1%
186,034
222,964
220,592
22.8%
28,359
23,257
19,731
2.0%
372,903
412,451
400,868
41.4%
1,014,652
1,052,112
968,426
100.0%
(各表示年の3月31日に終了した会計年度)
マスメディア広告
¥
その他の広告
マーケティング/プロモーション
その他
合計
上記合計
64
その他連結子会社等
73,789
66,637
64,969
グループ売上高合計
¥ 1,088,442
¥ 1,118,749
¥1,033,396
博報堂DYホールディングス
業種別売上高
単位:百万円
2008
自動車・関連品
152,679
情報・通信
122,459
飲料・嗜好品
117,174
食品
71,064
金融・保険
72,193
化粧品・トイレタリー
65,745
交通・レジャー
53,900
流通・小売業
46,152
不動産・住宅設備
43,202
外食・各種サービス
20,969
薬品・医療用品
40,485
家電・AV機器
33,752
趣味・スポーツ用品
27,008
出版
27,255
エネルギー・素材・機械
21,384
家庭用品
17,502
ファッション・アクセサリー 21,578
官公庁・団体
38,224
精密機器・事務用品
13,361
教育・医療サービス・宗教
7,354
案内・その他
38,665
その他連結子会社等
66,637
2009
125,439
122,048
115,628
71,059
63,826
63,364
46,510
43,943
39,441
38,674
37,937
31,335
23,480
22,846
18,919
17,950
15,533
13,921
12,831
6,798
36,935
64,969
0
60,000
120,000
180,000
* 一部得意先が事業内容に合わせて会社を設立したため、それに基づいて2009年3月期から新しい区分で業種別売上高を集計。しかしながら、2008年3月期以前の売上高
を新しい区分で集計することが難しいため、前年同期比の数値が一部実質とは異なる業種がある。具体的には、2008年3月期まで、官公庁・団体の業種であった一部得
意先が、2009年3月期から、外食・各種サービス、金融・保険に分かれている。仮に、前期と同じ基準で当期の官公庁・団体の売上高を前年同期と比較すると、6% 程度の
減少。また、金融・保険、外食・各種サービスもそれぞれ16%、4% 程度の減少となる。
種目別売上高構成比
単位:%
その他の広告
その他
マーケティング/プロモーション
2009
マスメディア広告
2.0%
新聞
10.2%
雑誌
3.9%
22.8%
クリエイティブ
アウトドアメディア
4.2%
インターネットメディア
2.3%
金額(百万円)
構成比
ラジオ
2.1%
テレビ
42.4%
金額(百万円)
10.1%
2009
構成比
567,557
58.6%
400,868
41.4%
アニュアルレポート 2009
65
各事業会社別財務ハイライト
百万円
2005
2006
2007
2008
2009
¥ 793,873
¥ 819,132
¥ 818,281
¥ 839,559
¥ 776,354
15,676
17,480
20,422
21,379
8,043
¥ 10,552
¥
¥ 181,036
¥ 181,571
¥ 169,110
¥ 172,464
2,767
2,715
2,846
1,674
(各表示年の3月31日に終了した会計年度)
博報堂(連結)
売上高
経常利益
当期純利益
8,033
¥
¥
15,855
9,430
¥
6,148
大広(連結)
売上高
経常利益
当期純利益
(損失)
281
¥
¥
1,174
¥
1,336
¥ 161,590
998
(10)
¥
¥
(505)
読売広告社(連結)
¥ 106,439
売上高
1,166
経常利益
(損失)
当期純利益
(損失)
2006
2008
2009
(150)
億円 2005
2007
2008
2009
億円 2005
8,000
8,000
8,000
6,000
6,000
6,000
4,000
4,000
4,000
2,000
2,000
2,000
0
0
8,182
8,395
億円 2005
2006
1,815
1,691
1,724
1,615
大広業績推移
2007
2008
2009
億円 2005
1,064
2006
2007
2008
2009
億円 2005
250
250
200
200
200
150
150
150
100
100
100
50
50
50
0
0
0
– 50
– 50
– 50
経常利益
156
174
204
213
億円 2005
2006
27
28
16
9
大広業績推移
博報堂業績推移
2007
2008
2009
億円 2005
2006
2007
2008
2009
億円 2005
150
100
100
100
50
50
50
0
0
0
当期純利益(損失)
80
105
博報堂DYホールディングス
94
61
1,039
961
981
867
2006
2007
2008
2009
12
3
6
(11)
2007
2008
2009
0
4
(27)
2006
– 50
– 50
80
2009
11
150
– 50
2008
読売広告社業績推移
150
当期純利益
2007
経常利益(損失)
27
158
2006
読売広告社業績推移
250
経常利益
(2,722)
売上高
1,810
7,763
¥
0
売上高
8,191
482
¥
読売広告社業績推移
2006
10,000
7,938
(1,115)
682
49
10,000
博報堂業績推移
¥ 86,723
¥ 98,194
359
¥
10,000
売上高
66
¥
大広業績推移
2007
¥ 96,140
1,245
1,387
¥
博報堂業績推移
億円 2005
¥ 103,988
2
当期純利益(損失)
11
13
(0)
(5)
13
(1)
国内ネットワーク
2009年3月31日現在
❽
❼
❻
❷
❸
❺
❹
❶
❶ 九州・沖縄エリア
❷ 中国・四国エリア
❸ 近畿エリア
❹ 東海エリア
博報堂グループ
博報堂グループ
博報堂グループ
博報堂グループ
• 博報堂九州支社
• 中国博報堂
• 博報堂関西支社
• 博報堂中部支社
鹿児島営業所
• 四国博報堂本社
京都営業所
• 静岡博報堂
• アドスタッフ博報堂
愛媛支社
大広グループ
浜松営業所
大広グループ
大広グループ
• 大広大阪本社
大広グループ
• 大広九州福岡本社
• 大広西日本広島本社
• 大広関西大阪オフィス(本店)
• 大広名古屋支社
南九州支局
高松支社
京都オフィス
• アド大広名古屋
沖縄支局
岡山支社
滋賀オフィス
• 中部朝日広告本社
読売広告社グループ
松山支社
神戸オフィス
三重支社
• 読売広告社福岡支社
徳島営業所
姫路オフィス
岐阜支社
読売広告社グループ
• 朝日エリア・アド大阪本社
読売広告社グループ
• 読売広告社広島支社
奈良支社
• 読売広告社名古屋支社
和歌山支社
石川営業所
福井営業所
読売広告社グループ
• 読売広告社関西支社
❺ 関東エリア
❻ 北陸・甲信越エリア
❼ 東北エリア
❽ 北海道エリア
博報堂グループ
博報堂グループ
博報堂グループ
博報堂グループ
• 博報堂本社
• 新潟博報堂
• 青森博報堂
• 北海道博報堂
大広グループ
• 北陸博報堂本社
• 秋田博報堂
大広グループ
• 大広東京本社
富山支社
• 盛岡博報堂
• 大広北海道支局
読売広告社グループ
大広グループ
• 仙台博報堂
読売広告社グループ
• 読売広告社本社
• 大広新潟支局
• 福島博報堂本社
• 読売広告社札幌支社
立川支社
• 大広北陸本社
郡山支社
• 読広アドライン
富山支社
大広グループ
• 読売神奈川広告社
福井支社
• 大広仙台支局
読売広告社グループ
• 読売広告社仙台支社
アニュアルレポート 2009
67
海外ネットワーク
2009年3月31日現在
• Moscow
London •
Paris •
• Hamburg
• Düsseldorf
• Frankfurt
• Munich
Beijing •
• Seoul
Dubai •
• Los Angeles
Shanghai •
New Delhi • • Lucknow
Baroda • • Indore
Mumbai •• Pune
• Taipei
Guangzhou ••
Hong Kong
Bangkok •
Bangalore • •
Chennai
Kuala Lumpur •
• Ho Chi Minh City
• Singapore
Jakarta •
• Brisbane
• Sydney
• Melbourne
オセアニア
オーストラリア
MJW Hakuhodo Pty. Ltd.(MJW 博報堂)
• Head Office(Sydney)
• Branch Office: Melbourne
Mountain Studios Pty. Ltd.(Sydney)
MJW Advertising Brisbane Pty. Ltd.(Brisbane)
(大広グループ)
Daiko(Beijing)Advertising Co., Ltd.(大広(北京)広告)
Daiko(Guangzhou)Advertising Co., Ltd.(大広(広州)広告)
Daiko(Shanghai)Advertising Co., Ltd.(大広(上海)広告)
(読売広告社・大広グループ)
YOMIKO & DAIKO(Shanghai)Advertising Co., Ltd.
(読広大広(上海)広告)
香港
(博報堂グループ)
アジア
中国
Hakuhodo Hong Kong Ltd.(博報堂香港)
(大広グループ)
Daiko Communications Asia Co., Ltd.(大広亜洲)
(博報堂グループ)
Shanghai Hakuhodo Advertising Co., Ltd.(上海博報堂)
• Beijing Hakuhodo(北京博報堂)
• Guangzhou Hakuhodo(広州博報堂)
Beijing Delphys Hakuhodo Advertising Co., Ltd.
(北京代思博報堂[北京デルフィス博報堂])
Guangdong GDAD-Hakuhodo Advertising Co., Ltd.
(広東省広博報堂)
TBWA\HAKUHODO China Co., Ltd.
(広州天博広告[TBWA\ 博報堂中国])
Hakuho Communications Inc.(博報廣告)
Taiwan Hakuhodo Media Inc.(台湾博報堂媒體)
インド
Hakuhodo Percept Pvt. Ltd.(博報堂パーセプト)
• Head Office(New Delhi)
• Branch Offices: Bangalore, Chennai
H&H Communications Pvt. Ltd.(New Delhi)
Percept/H Pvt. Ltd.(パーセプトH)
• Beijing Branch(北京)
• Head Office(Mumbai)
Guangdong GDAD Delphys Hakuhodo Advertising Co., Ltd.
• Branch Offices: New Delhi, Lucknow, Chennai,
(広東省広代思博報堂[広東デルフィス博報堂])
Bangalore, Pune, Baroda, Indore
Shanghai Advertising Co., Ltd.(上海広告)
Imageads Services Pvt. Ltd.(Mumbai)
• Branch Office: Beijing(北京)
AMO Communications Pvt. Ltd.(Mumbai)
Hakuhodo Inc., Beijing Representative Office
Percept Swift Advertising Pvt. Ltd.(Indore)
(博報堂北京駐在員事務所)
68
台湾
博報堂DYホールディングス
インドネシア
P.T. Hakuhodo Indonesia(博報堂インドネシア)
韓国
米州
アメリカ
Mendelsohn ¦ Zien Advertising LLC
Hakuhodo Cheil Inc.(博報堂チェイル)
comON21 Co., Ltd.
マレーシア
Hakuhodo Malaysia Sdn. Bhd.(博報堂マレーシア)
People’ n Rich-H Sdn. Bhd.
欧州
フランス
Hakuhodo France S.A.S.(博報堂フランス)
シンガポール
TBWA\G1 S.A.S.
Hakuhodo Singapore Pte. Ltd.(博報堂シンガポール)
Agence 154 S.A.
• Hakuhodo Communications Asia Pte. Ltd.
Nexus/H FRANCE S.A.S.
• Hakuhodo Communications Singapore Pte. Ltd.
MbD France S.A.S.
タイ
ドイツ
Hakuhodo Asia Pacific Co., Ltd.(博報堂アジア・パシフィック)
Hakuhodo Deutschland GmbH(博報堂ドイツ)
Thai Hakuhodo Co., Ltd.(タイ博報堂)
• Head Office(Düsseldorf)
Hakuhodo(Bangkok)Co., Ltd.(博報堂バンコク)
• Frankfurt Office
Media Intelligence Co., Ltd.
• Hamburg Office
Foresight Research Co., Ltd.
• Munich Office
Delphys Hakuhodo(Thailand)Co., Ltd.
(デルフィス博報堂タイランド)
• HDD GmbH
DAMM & BIERBAUM Agentur für Marketing und
Kommunikation GmbH
ベトナム
(博報堂グループ)
Hakuhodo & Saigon Advertising Co., Ltd.(博報堂SAC)
(大広グループ)
Daiko Advertising Inc. Vietnam Office
(大広 ベトナム連絡事務所)
Daiko Vietnam Co., LTD.(大広ベトナム)
アラブ首長国連邦
イギリス
Group Nexus/H Ltd.
Nexus/H UK Ltd.(Tunbridge Wells)
Media by Design Ltd.(Tunbridge Wells)
Tequila Hakuhodo Ltd.
ロシア
Hakuhodo Rus Limited Liability Company(博報堂ロシア)
Inpress Advertising FZ-LLC
Percept Gulf FZ-LLC(subsidiary of Percept/H Pvt. Ltd.)
アニュアルレポート 2009
69
連結子会社及び持分法適用関連会社
2009年3月31日現在
名称
住所
議決権の所有割合
名称
住所
%
博報堂グループ
(連結子会社)
70
100.00
議決権の所有割合
%
(株)博報堂デザイン
東京都港区
100.00
( 100. 00)
(株)博報堂ケトル
東京都港区
66.00
(66. 00)
(株)博報堂 1
東京都港区
(株)TBWA \HAKUHODO
東京都港区
60.00
(60.00)
(株)博報堂ブランドコンサルティング
東京都港区
100.00
( 100. 00)
(株)TBWA \HAKUHODO
INTERNATIONAL2
東京都港区
50.00
(50.00)
(株)博報堂ネットプリズム
東京都港区
66.00
(66. 00)
(株)北海道博報堂
北海道札幌市
100.00
(100.00)
Hakuhodo Deutschland GmbH
ドイツ デュッセル
100.00
ドルフ
( 100. 00)
(株)青森博報堂
青森県青森市
100.00
(100.00)
博報堂香港有限公司
中国 香港
100.00
( 100. 00)
(株)秋田博報堂
秋田県秋田市
100.00
(100.00)
上海博報堂広告有限公司 2
中国 上海
50.00
(50. 00)
(株)盛岡博報堂
岩手県盛岡市
100.00
(100.00)
Hakuhodo Cheil Inc.
韓国 ソウル
51.00
(51. 00)
(株)仙台博報堂
宮城県仙台市
100.00
(100.00)
Hakuhodo(Bangkok)Co., Ltd.2
タイ バンコク
48.99
(48. 99)
(株)福島博報堂
福島県福島市
95.00
(95.00)
Thai Hakuhodo Co., Ltd.2
タイ バンコク
48.99
(48. 99)
(株)新潟博報堂
新潟県新潟市
100.00
(100.00)
Hakuhodo Asia Pacific Co., Ltd.
タイ バンコク
100.00
(100. 00)
(株)北陸博報堂
石川県金沢市
100.00
(100.00)
Hakuhodo USA Holdings Inc.
米国 ウィルミントン 100. 00
(100. 00)
(株)静岡博報堂
静岡県静岡市
100.00
(100.00)
Hakuhodo France S.A.S.
フランス パリ
100.00
(100. 00)
(株)中国博報堂
広島県広島市
100.00
(100.00)
台湾博報堂媒體股 有限公司
台湾 台北
100.00
(100. 00)
(株)四国博報堂
香川県高松市
100.00
(100.00)
博報廣告股 有限公司
台湾 台北
100.00
(100. 00)
(株)博報堂マグネット
東京都港区
100.00
(100.00)
MJW Hakuhodo Pty. Ltd.
オーストラリア
ムアパーク
100.00
(100. 00)
(株)中央アド新社
東京都中央区
85.10
(85.10)
Hakuhodo Rus LLC
ロシア モスクワ
100.00
(100. 00)
(株)博報堂プロダクツ
東京都江東区
100.00
(100.00)
Hakuhodo Malaysia Sdn. Bhd. 2
マレーシア
シャーアラム
45.00
(45. 00)
(株)博報堂エルグ
福岡県福岡市
100.00
(100.00)
Hakuhodo(Singapore)Pte. Ltd.
シンガポール
シンガポール
100.00
(100. 00)
(株)博報堂キャスティング&
エンタテインメント
東京都港区
100.00
(100.00)
Hakuhodo Communications
Asia Pte. Ltd.
シンガポール
シンガポール
100.00
(100. 00)
(株)BrandXing
東京都港区
59.00
(59.00)
Hakuhodo Communications
Singapore Pte. Ltd.
シンガポール
シンガポール
100.00
(100. 00)
(株)東京サーベイ・リサーチ
東京都中央区
74.40
(74.40)
Hakuhodo & Saigon
Advertising Co., Ltd.
ベトナム
ホーチミン
65.00
(65. 00)
(株)博報堂アーキテクト
東京都港区
100.00
(100.00)
Hakuhodo Percept Pvt. Ltd.2
インド
ニューデリー
50.00
(50. 00)
(株)博報堂クリエイティブ・ヴォックス
東京都港区
100.00
(100.00)
博報堂DYホールディングス
名称
住所
議決権の所有割合
名称
住所
議決権の所有割合
%
%
大広グループ
(連結子会社)
(持分法適用関連会社)
(株)アドスタッフ博報堂
沖縄県那覇市
36.05
(36. 05)
(株)大広1
大阪府大阪市
100.00
(株)アイ・エム・ジェイ
東京都品川区
28.72
(28. 72)
(株)大広関西
大阪府大阪市
100.00
( 100.00)
(株)シーエー・エイチ
東京都渋谷区
40.00
(40. 00)
(株)アド大広名古屋
愛知県名古屋市
100.00
( 100.00)
ジー・プラン(株)
東京都千代田区
24.88
(24. 88)
(株)大広九州
福岡県福岡市
100.00
( 100.00)
Mendelsohn¦Zien Advertising, LLC
米国 ロサンゼルス
49.90
(49. 90)
(株)大広北陸
石川県金沢市
100.00
( 100.00)
DAMM&BIERBAUM Agentur für
Marketing und Kommunikation GmbH
ドイツ フランクフルト
30.00
(30. 00)
(株)大広西日本
広島県広島市
100.00
( 100.00)
Group Nexus/H Ltd.
イギリス タンブ
リッジウェルズ
50.00
(50. 00)
(株)中部朝日広告
愛知県名古屋市
58.40
(58.40)
Percept/H Pvt. Ltd.
インド ムンバイ
50.00
(50. 00)
(株)朝日エリア・アド
大阪府大阪市
55.96
(55.96)
Tequila Hakuhodo Limited
イギリス ロンドン
50.00
(50. 00)
(株)大広ONES
大阪府大阪市
100.00
( 100.00)
TBWA \G1 S.A.S
フランス パリ
20.00
(20. 00)
(株)大広メディアックス
大阪府大阪市
75.00
(75.00)
Delphys Hakuhodo(Thailand)Co., Ltd.
タイ バンコク
24.50
(24. 50)
(株)ディー・クリエイト
東京都港区
100.00
( 100.00)
People ’n Rich-H Sdn. Bhd.
マレーシア
クアラルンプール
25.00
(25. 00)
(株)D&I パートナーズ
東京都港区
100.00
( 100.00)
Inpress Advertising FZ-LLC
U.A.E. ドバイ
25.01
(25. 01)
大廣亞洲有限公司
中国 香港
100.00
( 100.00)
北京代思博報堂広告有限公司
中国 北京
35.00
(35. 00)
大広(上海)広告有限公司
中国 上海
100.00
( 100.00)
上海広告有限公司
中国 上海
25.00
(25. 00)
大広(北京)広告有限公司
中国 北京
100.00
( 100.00)
広東省広博報堂広告有限公司
中国 広州
50.00
(50. 00)
大広(広州)広告有限公司
中国 広州
100.00
( 100.00)
広州天博広告有限公司
(TBWA \HAKUHODO China)
中国 広州
50.00
(50. 00)
Daiko Vietnam Co., LTD.
ベトナム ホーチミン 100.00
( 100.00)
広東省広代思博報堂広告有限公司
中国 広州
25.00
(25. 00)
comON21 Co., Ltd.
韓国 ソウル
43.59
(43. 59)
1 特定子会社です。
2 持分は50% 以下でありますが、実質的に支配しているため子会社としたものです。
アニュアルレポート 2009
71
名称
住所
議決権の所有割合
名称
住所
%
議決権の所有割合
%
博報堂DY メディアパートナーズグループ
(連結子会社)
読売広告社グループ
(連結子会社)
100.00
(株)読売広告社1
東京都港区
100.00
(株)読広クロスコム
東京都港区
100.00
( 100.00)
(株)博報堂DY インターソリューションズ 東京都港区
100.00
( 100. 00)
(株)読売神奈川広告社
神奈川県横浜市
100.00
( 100.00)
(株)博報堂DY スポーツマーケティング
東京都港区
100.00
( 100. 00)
(株)読広アドライン
東京都中央区
100.00
( 100.00)
(株)博報堂DY アドステーション
東京都港区
100.00
( 100. 00)
中国 上海
100.00
( 100.00)
(株)ショウゲート
東京都中央区
100.00
( 100. 00)
(株)T メモ
東京都港区
90.00
(90. 00)
東京都渋谷区
53.70
(53. 70 )
(株)トライサーキット
東京都渋谷区
100.00
(100. 00 )
(有)デジタル・アド・テック
東京都渋谷区
100.00
(100. 00 )
(株)アド・プロ
東京都渋谷区
100.00
(100. 00 )
(株)インタースパイア 3
東京都港区
60.38
(60. 38 )
(株)インターライド
東京都港区
100.00
(100. 00 )
(株)エルゴ・ブレインズ2、3
東京都港区
56.38
(56. 38 )
(株)スパイスボックス
東京都渋谷区
91.44
(91. 44 )
(株)テトテ
東京都渋谷区
100.00
(100. 00 )
(株)レリバンシー・プラス
東京都渋谷区
51.00
(51. 00 )
中国 北京
75.07
(75. 07 )
読広大広(上海)広告有限公司
(株)博報堂DY メディアパートナーズ 1
東京都港区
(持分法適用関連会社)
(株)デベロップジャパン
東京都港区
20.00
(20.00)
デジタル・アドバタイジング・
コンソーシアム(株)1、2
北京迪愛慈広告有限公司
(株)博報堂アイ・スタジオ
東京都江東区
100.00
(100. 00 )
(持分法適用関連会社)
(株)スーパーネットワーク
東京都港区
50.00
(50 .00)
(株)mediba
東京都港区
35.81
(35 .81)
(株)広告EDI センター
東京都中央区
29.85
(29 .85)
(株)F1メディア
東京都港区
34.42
(34 .42)
博報堂 DY ホールディングスグループ
(連結子会社)
1 特定子会社です。
2 有価証券報告書提出会社です。
(株)エルゴ・ブレインズを
3 (株)インタースパイアと(株)エルゴ・ブレインズは、
吸収合併存続会社とし、
(株)インタースパイアを吸収消滅会社として、平成21
年5月1日付で合併し、社名を(株)スパイアに変更しております。
72
博報堂DYホールディングス
(株)博報堂DY トータルサポート
東京都江東区
100.00
(株)博報堂DY キャプコ
東京都港区
100.00
(株)博報堂DY アイ・オー
東京都江東区
100.00
会社概要/投資家情報
2009 年 3 月 31 日現在
株式会社博報堂 DY ホールディングス
設立:2003 年 10 月1 日
お問い合わせ先
資本金:10,000 百万円
株式会社博報堂DYホールディングス IR 部 〒 107-6320 東京都港区赤坂五丁目3番1号
電話:03-6441-9033 FAX:03-6441-9065
URL:http: //www.hakuhodody-holdings.co.jp/
Email:[email protected]
上場証券取引所
所有者別株式分布状況
東京証券取引所市場第一部
金融機関
証券コード:2433
金融商品取引業者
発行済株式総数:38,855,810 株
その他の国内法人
事業年度:4月1日から翌3月31日まで
外国法人等
定時株主総会:6月中
個人・その他(自己株式含む)
所有株式数の
割合(%)
所有株式数(10株)
703,305
8,765
1,399,809
517,989
1,255,530
3,885,398
計
大株主の状況
所有株式数(株)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
7,060,535
2,027,000
1,428,930
1,319,250
1,255,000
1,122,349
1,035,769
1,023,050
986,680
862,000
財団法人博報児童教育振興会
一般社団法人博政会
博報堂DYホールディングス社員持株会
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口4G)
中本 基子
株式会社朝日新聞社
ノーザン トラスト カンパニー(エイブイエフシー)サブ アカウント アメリカン クライアント
第一生命保険相互会社
日本生命保険相互会社
日本テレビ放送網株式会社
18.10
0.23
36.03
13.33
32.31
100.00
発行済株式総数に
対する割合(%)
18.17
5.21
3.67
3.39
3.22
2.88
2.66
2.63
2.53
2.21
株主名簿管理人
みずほ信託銀行株式会社 〒103-8670 東京都中央区八重洲一丁目2番1号
株価及び出来高の推移
2006 年 3 月期
円/千株
2007 年 3 月期
2008 年 3 月期
2009 年 3 月期
12,000
10,000
8,000
6,000
4,000
2,000
0
4
5
6
7
8
9 10 11 12 1
2
3
4
5
6
7
8
9 10 11 12 1
2
3
4 5
6
7
8
9 10 11 12 1
2
3
4
5
6
7
8
9 10 11 12 1
期間高値
10,510
10,780
8,670
6,440
期間安値
7,200
6,500
5,130
3,800
期末株価
9,850
8,240
5,930
4,220
2
3
株式会社博報堂DYホールディングス
アニュアルレポート 2009
アニュアルレポート2009
Printed in Japan
Fly UP