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序論 本論 結論

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序論 本論 結論
なぜ日本人はメジャーリーグを目指すのか
SN
序論
・国際大会で日本代表は良い成績をおさめているのも関わらず、メジャーリーグを目指す
選手が増えていくことに疑問を感じたから
・日本における野球人気回復のため、これからの日本プロ野球の在り方について考察しよ
うと考えたから。
本論
1、
資金面の違い
メジャーリーグの豊富な資金の根源はどのようなものなのか、
その仕組みは日本の球団とはどのように違うのか
2、
選手の年棒
それぞれのトップクラスの選手ではその差がどれくらいあるのか
やはりそれは選手の選択に影響するほど大きなものなのか
3、 選手をとりまく環境
福利厚生などの野球以外での環境の違い
野球面での環境(考え方)の違い(先発投手の球数制限など)
結論
調べ始めたら、メジャーリーグは観客を魅了することに重点を置いておりその結果
人気を維持していることがわかった。
観客に楽しんでもれえるよう選手がより高度なプレー、質の高いパフォーマンスが出来る
よう野球に集中出来る環境を整えていることもわかった。
この質の高いパフォーマンスがメディアへの露出を増やし、常に国民の関心が野球に集ま
るようになっているのではないかと考えた。
出典
http://baseballmonster.nobody.jp/major/difference.html
http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20120426/231411/
なぜ日本人はメジャーリーグを目指すのか
2 年 6 組 14 番
第一章
櫻井 稔希
初めに
第一節
テーマ設定の理由
今年 2013 年、第 3 回ワールドベースボールクラシックが開催された。第 1 回、第 2 回
と日本は 2 連覇していた中で迎えた第 3 回大会は惜しくも準決勝でプエルトリコに敗れ
第 3 位という結果に終わってしまった。残念な結果になってしまった要因としてあげら
れるのは今大会、イチローをはじめとする日本人メジャー組が相次いで辞退を表明した。
それによって日本チームの戦力ダウンが各メディアで報じられた。
さらにここ数年日本人のメジャー進出が増えている。しかしなぜ、ワールドベースボー
ルクラシック第 1 回、2 回大会で世界 1 という称号を得て、日本の野球こそ世界 1 だと
いうことを証明したにも関わらず、メジャーリーグを目指すのか、なぜ世界 1 のプロ野
球を捨ててメジャーリーグを目指すのかということについて疑問を持ち、メジャーリー
グにはそのような一流の選手を引き付けるどんな魅力があるのか知りたいと思いこの
テーマを設定した。
第2節
研究の狙い
多くの日本人がメジャーリーグを志す理由はどこにあるのか、また日本プロ野球界とメ
ジャーリーグの環境の違い、経営面での違いなどのさまざまな違いを調べ、これから日
本人の一流選手がメジャーリーグではなく日本プロ野球で活躍したいと思われるよう
な魅力的なプロ野球会を作るためにはどうすべきなのかを考える。
第3節
研究の内容と方法
日本プロ野球とメジャーリーグの違いとを照らし合わせメジャーリーグの良いところ
をふまえ、日本プロ野球のこれからを考える。
第2章 研究の展開
第1節
日本のプロ野球とメジャーリーグの違い
違いを見る前にここ数年の日本人メジャーリーガーの推移を見てみよう。
上図のようにここ何年かは多少減ったものの 1995 年から見ると 2011 年はなんと 1995
年の日本人メジャーリーガーの 10 倍もの人数の選手がアメリカに渡っている。
ではこの増加の理由の一つでもある日米プロ野球会の違いを見てみよう。
<収益>
右肩上がりの赤い線は、公表数字を基に示した MLB の総収益。この 15 年間で約 4 倍
に増えて、5000 億~5500 億円(66 億ドル)になっている。一方の NPB は頭打ちの状
態です。1 チーム平均約 100 億円の収益として推定したが、実態からそう遠くない数字
のはずだ。
メジャー(MLB)とプロ野球(NPB)の総収益の推移
NPB の総収益は 1400 億円と推定、1 ドル 80 円で換算
資料:MLB、チーム分析
(イラスト/北村公司)
プロ野球が 12 チームなのに対し、メジャーは 30 チームあるというベースの差がある
かもしれない。しかし、ここで見ていただきたいのは細かな数字の比較ではない。15
年前はリーグとしてほぼ同じ規模だったのに、たった 15 年間でこれほどまでの差がで
きてしまったという大きな傾向だ。このままでは両者の差は開く一方です。
日米には、どこに違いがあったのだろうか。答えを引き出すためのキーワードは「リー
グビジネス」だ。
その差は、日本にはない「リーグビジネス」
メジャーの収益源を大きく分けると、「チームビジネス」と「リーグビジネス」がある。チームビジ
ネスとは、各チームが独自の裁量でやっているビジネスで、チケット収入、スポンサー収入、
グッズ収入、スタジアム内の飲食収入、ローカルテレビやローカルラジオからの放映権収入
がある。
実は、平均してしまえば、日米ともにチーム単体のビジネスの規模はほぼ同じだ。100 億円
のビジネスをやっているチームが日本には 12 あり、米国には 30 あるという計算になります。
両者の決定的な違いは、メジャーでは平均 40 億~50 億円の分配金がリーグから出ることだ。
その分配金の出処がリーグビジネスなのだ。
リーグビジネスは、文字通りリーグ全体として展開する事業だ。全国ネットや海外の放映権
収入、リーグスポンサーからの広告獲得、オンラインでのチケット・グッズ販売などがある。リ
ーグからの分配金は、2003 年が平均 30 億円でしたが、2009 年には 40 億円まで増えた。リ
ーグビジネスは急成長しているのだ。
<年棒>
日本プロ野球とメジャーリーグの収益の差からわかるように日米間のプロ野球会では経済的
な差が明らかである。そのため選手に支払われる年棒も差が出てくる。
出典 www.seraio.com
左側がメジャーリーグの選手トップ 25 人の年棒だ。この 25 人の平均はなんと 16.13 億
円。それに比べ右側が日本プロ野球界トップ25人の年棒。平均は 3 億円となっている。
<ぜいたく税>
チームの総年俸が一定額を超えると、課徴金が課せられる。これをぜいたく税といいます。ぜい
たく税は選手の福利厚生や野球界発展に利用される。また収入の多い球団の課税額が低いチーム
へ分配される。
<先発投手の役割>
日本では先発投手は完投することもあるが、メジャーリーグでは通常完投はしない。試合では1
00球前後までしか投げない。メジャーリーグでは消耗品である肩を大事に扱い、練習でも日本
とは違い数十球しか投げない。先発は完投では評価せず、クオリティスタート(QS)という投
手評価指標で評価する。クオリティスタートは先発投手が6イニング以上で3失点以内に抑えた
ときに記録される。計算はクオリティスタート数÷先発登板数でだす。メジャーでは試合が多く、
休みがない為このようになる。
<暗黙のルール>
メジャーでよくみる乱闘騒動だが、参加しないと逆にペナルティがあるのだ。だから危ない死球
を投げようものなら乱闘に参加しなければならない。また大量リードしている場合での送りバン
トや盗塁もせず、相手を思いやってプレー?する。また頭の後ろをかすめるようなボールを投げ
られれば、もちろん報復として投げ返す。これができないと一人前のメジャーリーガーとは認め
てもらえず、チームの信頼も得られないようだ。
第2節
日本人がメジャーリーグを目指す理由
1 節からわかるようにメジャーリーグと日本プロ野球との一番の差は経済力だ。そのた
め年棒の差は日本人がメジャーリーグを目指す一つの理由だろう。そして経済力の違い
と並ぶ大きな理由の一つは日本のプロ野球は「観せる野球」をしているのに対し、メジ
ャーリーグは「魅せる野球」をしているということだ。1 節で説明したようにメジャー
リーグには<暗黙のルール>があるように、日本では考えられないことをし、観客を魅
了する。そのことによって高い人気が維持され、国民の関心が高く、大きな経済効果を
産んでいるのだろう。自分も野球をやっているのでわかるが、やはり日本のプロ野球選
手もメジャーのような桁違いの観衆の中、プレーしてみたいという思いは誰もが持って
いることだろう。
第3章
これからの日本プロ野球のあり方
サッカーなどの野球以外のスポーツが以前より注目を集めはじめ、国民の野球離れがマ
スコミなどで叫ばれる中、プロ野球の今後のあり方は野球人気復活の大きなキーとなる。
日本にはメジャーのような経済力はない。ではどこで勝負すべきか?
日本は wbc 第 1 回、2 回大会で連覇している。3 回大会は残念だったが日本の野球は世
界に誇れるものである。これはほかのスポーツでもなかなかないことだ。しかし野球の
テレビ放送はどんどん減っていくばかりだ。それによって国民の関心も低くなっている。
サッカーというスポーツがあまり人気ではなかった J リーグが発足した 20 年前、だれ
が今のサッカー人気を予想しただろう?20 年という短い期間でこれだけ人気になると
いうことは J リーグにそれなりの理由があるのだろう。日本プロ野球がかつてのような
人気を取り戻すために J リーグに学んでみるというのはどうだろうか。若年層の育成な
どの面で学べることは多いだろう。
日本プロ野球は経済面や環境などからしたらメジャーリーグには勝てないだろう。しか
し、日本の野球力はアメリカには負けていないのだから技術という面では負けていない
と思う。私もプロ野球ファンとしてこれからの日本プロ野球に注目していきたい。
出典
http://baseballmonster.nobody.jp/major/difference.html
http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20120426/231411/
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