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平成26年度活動報告・提言書(PDF:4955KB)

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平成26年度活動報告・提言書(PDF:4955KB)
松江市女性リーダー
松江市女性リーダー育成支援事業
松江市 21 世紀ウィメンズプロジェクト
ウィメンズプロジェクト
平成 26 年度活動報告・提言書
年度活動報告 提言書
平成 26 年度 WP提案!
☆『しんじ湖だんだんマルシェ』プロジェクト
プロジェクト
☆松江市転勤女子会×nico*cafe「地元女子
地元女子と楽しむ松江のてぃーたいむ」
☆公民館まちあるきマップの活用座談会
座談会
☆ピンクの軽トラ活用プロジェクト
役所女子のコネづくり∼
☆女子コネ∼まつえ女子×お役所女子
『松江市 21 世紀ウィメンズプロジェクト
ウィメンズプロジェクト』の活動を通じて
◎メンバーレポート
『しんじ湖だんだんマルシェ』プロジェクト
nico*cafe × 転勤女子会
女 子 コ ネ
リーダー塾
公民館まちあるきマップの
まちあるきマップの活用
はじめに
平成 26 年度リーダー 原
奈々恵
私たち、松江市21世紀ウィメンズプロジェクトは、今年で
3年目を迎えました。今年度は、昨年度からの継続メンバー
10名に、新たに8名のメンバーを迎えて総勢18名で活動して
います。
昨年度からの大きな変更点は、何といってもグループ編成です。昨年度同様に3つ
のグループですが、新規の調査研究課題に取り組むAグループ、主に平成25年度の
提案した事業の実現に取り組むBグループ、ホームページの検証や改善とリーダー塾
の企画と女性リーダーの育成事業に取り組むCグループに分かれました。
Aグループでは、1年目のメンバー6名で、地産地消、農業の活性化、地域活性化の
研究を盛り込んだ「しんじ湖だんだんマルシェ」を提案。
Bグループでは、松江市事業の「転勤女子会☆松江暮らし講座」と「nico*ca
fe」
(カフェのような雰囲気で交流やリラックスを図り、参加者がニコニコ笑顔にな
れる空間)のコラボ、「公民館のまちあるきマップ」活用方法の調査、「ピンクの軽ト
ラ活用プロジェクト」(挑戦する女子を応援)のニーズの把握から実現向けて。
Cグループでは、ホームページ「松江☆暮らしパーフェクトナビ」の松江を楽しむ為
の情報発信」や新コーナー「私たちの推しメン@松江」、
「まちかどスナップ」の企画、
「リーダー塾」
(女性のためのスキルアップ研修)の企画と実施、お役所女子(松江市
と島根県の女性行政職員)とまつえ女子(松江市在住、在勤の女性)のコネクション
作りの場の「女子コネ」を企画。
私たちの目標は、松江市の地域活性化と一人ひとりのキャリアアップです。
「松江が大好き」、「松江をもっと楽しみたい」、「松江をもっと良くしたい」、「松江を
盛り上げたい」そう思う、みんなの思いの詰まった活動を通じて、松江市の活性化は
もちろんのこと、自分自身の成長へもつなげていきます。
松江市21世紀ウィメンズプロジェクトが、3年間続けてこられたのも、皆様のご
協力があってこそだと思っております。本当にありがとうございます。
これからもまだまだ続く活動ではありますが、私たちだけで出来ることは限られてお
ります。皆様のお力を借りる事によりどんどん良いものになるのではと思います。
これからもメンバー1人ひとりが成長できる
場として、また、様々なまちづくりの事業提案
や実現できる場として活動を行っていきたい
と思いますので、何卒、よろしくお願いします。
∼「共創」のまちづくりへもっともっと女性の力を∼
松江市女性リーダー育成支援事業にかかわって
松江市 21 世紀ウィメンズプロジェクト
オブザーバー
澤 アツ子
次世代の女性リーダーとなる人材を発掘・育成するために、2012(平成 24)年 7 月
に取り組みが始まった「松江市 21 世紀ウィメンズプロジェクト」事業の平成 26 年度
のメンバーは 18 人(3 年間延べ 59 人)。
毎年度メンバーは、
「女性の活力とアイディアをいかしたまちづくり」について、調
査、研究を行い必要な事業などを立案し、市などへ提案する。そして、提案した事業
の実現に向けてさらなる取り組みを進めていく努力を続ける。メンバーには、学生、
団体職員、会社員、主婦、公務員等異業種交流のなかで、年齢、経験など立場の違う
仲間と一緒に取り組んだ。
本事業の取組という機会に恵まれた1年間のプロセスを通して、メンバーは、
「人前
で自分の意見を述べることができるようになった。」、
「途中で活動と仕事や家庭の両立
に苦しんだ場面も、みんなに助けてもらって頑張れた。」、
「自分ひとりではとても考え
つかないアイディアが次々と出てきた。」
「柔軟な考え方ができる自分に気づいた。」な
ど自己成長し、同時に①思いを重ねる、②知る(知識・情報)、③伝える(コミュニケ
ーション)、④行動する(ファシリテーション、チームワーク)、⑤プロセス(共働)、
という女性が活躍できる男女共同参画社会に向けて大切なことを学び、人との出会い
「B さんの仕事と育児を両立させるタ
から、例えば「A さんのリーダーシップの発揮」
イムマネジメント」など自分がそうありたいと考える目標ごとにロールモデルを設定
して、
「いろいろな人の良いところから学ぶ」視点を持つことを学ぶ機会になったので
はないかと私は感じました。
最後に、提案した事業が実現できるように本事業にかかわったメンバー、提案事業
に“縁”を結んだ関係者が今後それぞれに当事者意識をしっかり持って、アイディア
を持ち寄り、点から線へ繋がっていく取り組みを協働して進めていく努力を続けるこ
とこそ、「共創」のまちづくりの第一歩ではないでしょうか。
事務局の皆さまに感謝
***
も
く
じ
***
1
松江市 21 世紀ウィメンズプロジェクトについて
…
2
平成 26 年度の活動について
…
3
グループ別活動報告・提言内容
Aグループ
・『しんじ湖だんだんマルシェ』プロジェクト
…
Bグループ
・nico*caf 「地元女子と楽しむ松江のてぃーたいむ」
・公民館まちあるきマップの活用座談会
・ピンクの軽トラ活用プロジェクト
Cグループ
・女子コネ∼まつえ女子×お役所女子のコネづくり∼
4
提言発表会
ワールドカフェ「地域活動と女子力」
…
5
メンバーレポート「松江市 21 世紀ウィメンズプロジェクト」の活動を通じて
6
松江市 21 世紀ウィメンズプロジェクトのこれから
「女性が新たな一歩を踏み出すための場所(機会)として」
7
メンバー一覧
…
1 松江市 21 世紀ウィメンズプロジェクトについて
(1) 松江市 21 世紀ウィメンズプロジェクトとは
松江市が次世代の女性リーダーとなる人材を発掘・育成するために実施する事業。
市内に在住・在勤・在学の 18 歳から概ね 40 歳までの女性を対象に、「まちづくり」
の調査・研究・提言活動を行う組織として、平成 24 年 7 月に結成。
(2) 活動の目的
松江市の地域活性化のために、『女性の活力とアイデアをいかしたまちづくり』施
策の調査・研究、市等への提言に向けて活動している。
また、活動を通じて、職域を超えた交流の機会と参加者個々の資質向上を図る。
(3) メンバー構成
平成 26 年度 18 名 (平成 24 年度 19 名、平成 25 年度 22 名)
※各種団体・企業等からの推薦と市報・市 HP などによる公募。
(4) 団体の詳細について
活動の詳細については、下記にて随時発信中。
facebook https://www.facebook.com/21wipuro
ホームページ『松江☆暮らしパーフェクトナビ』
http://matsue-wp.com
(5) これまでの主な活動実績
平成 24 年度
・松江女子 1,000 人アンケート実施(平成 24 年 12 月)
・平成 24 年度活動報告・提言書完成(平成 25 年 3 月)
平成 25 年度
・松江市上下水道局『縁の水』ペットボトルラベルデザイン協力(平成 25 年 6 月)
・まつえ・まちづくり塾主催『秋のマチコレ』に事業提案・実施(平成 25 年 11 月)
・松江市男女共同参画フォーラムへの参加(平成 25 年 11 月)
『ファミサポ出前講座 by ウィメンズプロジェクト』
・
『nico*caf 』の実施(平成 25 年 12 月)
・ホームページ『松江☆暮らしパーフェクトナビ』の開設(平成 25 年 12 月)
・平成 25 年度活動報告・提言書完成(平成 26 年 3 月)
平成 26 年度
・
「転勤女子会☆松江暮らし講座〔松江市市民生活相談課〕」第 3 回目に『nico*caf 』を実施(平
成 26 年 9 月 27 日)
・
『女子コネ∼まつえ女子とお役所女子のコネづくり∼』
(平成 26 年 11 月 29 日)
・松江市プリエールフェスティバルパネル展示(平成 26 年 11 月 29 日、30 日)
・松江市市民活動センターおかげまつりパネル展示(平成 27 年 1 月 25 日)
(6) 各種審議会・国県市の事業への参加
【松江市の審議会への参画状況
※公募・所属団体推薦を含む】
○松江市総合計画検証委員会(∼H25.3.31)宇都宮 真理
○松江市特別職報酬等審議会(H25.7.17∼H25.8.5)田口 恵
○松江市公共交通利用促進市民会議(H24.6.27∼H26.3.31)益子 亜里紗
○松江市中心市街地活性化協議会(H25.6.28∼H26.6)河野 美知
○松江市タウンレポーター(H26.4∼)大谷 怜美
○松江市中心市街地活性化協議会(H26.6∼)益子 亜里紗
○松江市男女共同参画週間企画委員会(H27.1∼)馬場 範子
【松江市・国県等の各種事業への参加】
○松江サークル・コネクション〔松江市政策企画課〕に登録
○松江市上下水道局「縁の水」販売キャンペーンへの意見交換(平成 26 年 6 月)および
同販売キャンペーンイベントとウィメンズプロジェクトPRイベントの共同実施(平成 26 年
9 月∼)
○松江市交通局・一畑バス バス試乗および意見交換(平成 26 年 6 月∼9 月)
○島根県観光連盟「しまね欲張り図鑑」への情報掲載(平成 26 年 11 月∼)
○ミズベリング松江会議参加「ミズベ女子の妄想対決」
(平成 26 年 11 月 29 日)
○宍道湖水環境改善協議会「ヨシ刈り取りボランティア」参加(平成 26 年 12 月 14 日)
上下水道局「縁の水」×ウィメンズプロジェクトPR
(市民大綱引き・スサノオマジック試合)
ミズベリング松江会議
・・・〔WP 活動番外編〕「ぐるっと松江女子会ツアー」企画・実施・・・
≪目的≫
・バスを利用して、アンケートや
意見交換会(?)に備える。
・松江のいいところを調査、情報収集し、
HPの活性化に役立てる。
(最低でも一人一ネタ)
・wp メンバーの絆を深める。
−本日のスケジュール−
ほろ酔いコース
・栄橋→豊の秋(shop)
・京橋→國暉酒造
・小泉八雲記念館→松江ごころ(李白)
・堀川遊覧船乗場西入口→地ビール館
癒しのコース
・松江しんじ湖温泉 or 千鳥町(しじみ館)→足湯
・カラコロ工房→ピンクのポスト(ミニもある
よ)
・県立美術館前→うさぎ
14:45 集合
レイクライン
−オリエンテーション
15:00 松江駅スタート
−レイクラインで松江めぐり
17:00 懇親会
−佐香や(カラコロ広場)
19:00 頃解散
−バスの時間に合わせて帰宅
ものぐさコース
・15:00 松江発→15:48 松江駅着
・15:20/15:40/16:00/16:20(松江駅発)
神社めぐりコース
・松江城(大手前)→松江神社
・塩見縄手→松江護国神社、松江城山稲荷
・清光院下→阿羅波比神社、愛宕神社
・須衛都久神社前→須衛都久神社
・大橋南詰→出世稲荷、売布神社
「ぐるっと松江女子会ツアー」レポート
JR松江駅から
スタートです!
とき 平成 26 年 8 月 31 日(日)15:00-17:00
乗車!! 乗降口は低くいから、浴衣でも
子どもでも乗りやすい
バス停の近くに雨粒御伝が◎
雨粒御伝探しコース
・京橋
・大手前堀川遊覧船乗場
・塩見縄手
・小泉八雲記念館前
・堀川遊覧船乗場
・カラコロ工房前
・大橋南詰
立って景色を眺めれるレイクライン
やっぱり宍道湖が好き☆
女性の運転手さんの気配りも揺れが
すくない丁寧な運転も嬉しい!!
レイクライン乗車中
なんと!!アナウンスは
あの佐野史郎さん
バスを降りたらまちあるき
も good
松江は浴衣が似合うまち◎
2 平成26年度の活動について
(1)プロジェクト会議
※全体会議
第 0 回プロジェクト会議(継続メンバー)
日時 平成 26 年 4 月 23 日(水) 18:30-20:00
場所 松江市市民活動センター(スティック)
内容 1)平成 26 年度の運営について
2)リーダー塾『松江市女性の活躍促進プロジェクトについて』
第 1 回プロジェクト会議
日時 平成 26 年 6 月 21 日(土)10:00-16:00
場所 松江市市民活動センター(スティック)
内容 1)リーダー塾①『男女共同参画と女性リーダーの重要性∼男女共同参画は一日にしてな
らず∼』講師 澤 アツ子さん
2) 平成 25 年度の活動内容について
3)平成 26 年度の活動の目標と進め方
4)リーダー塾②『参加したくなる会議∼基礎編∼』
講師 吉田 朝香さん
5)役員の選任
第 2 回プロジェクト会議
日時 平成 26 年 8 月 6 日(水) 18:30-20:30
場所 松江市市民活動センター(スティック)
内容 1) リーダー塾『松江を学ぶ∼市報の読み方・活かし方∼』
講師 松江市政策企画課 佐目 元昭さん、広報室長 山崎 文子さん
2) 各グルー進捗状況の報告
3) 松江市長との意見交換会&プチプレゼンに向けて
第 3 回プロジェクト会議(松江市長との意見交換会)
日時 平成 26 年 10 月 1 日(水) 18:30-20:30
場所 カラコロ工房地下金庫室
内容 平成 26 年度活動・提言の中間報告
第 4 回プロジェクト会議
日時 平成 26 年 12 月 3 日(水) 18:30-20:30
場所 松江市市民活動センター(スティック)
内容 1) リーダー塾『カラー講座/自分に似合う色を見つけて、恋も仕事もワクワクに♪』
講師 Arcencel 代表 原 奈々恵さん
2) 各グルー進捗状況の報告
3) 提言発表会及び提言書の作成について
第 5 回プロジェクト会議
日時 平成 27 年 2 月 19 日(木) 18:30-21:00
場所 松江市市民活動センター(スティック)
内容 1) 提言発表会リハーサル
2) ワールドカフェ
「ウィメンズプロジェクトに参加して」
提言発表会/ワールドカフェ「地域活動と女子力」
(詳細はP.
日時 平成 27 年 2 月 22 日(日) 10:00-12:30
場所 松江市市民活動センター(スティック)
松江市長へ「平成 26 年度活動報告・提言書」提出
日時 平成 27 年 3 月 24 日(火) 16:00場所 松江市役所市長室
第 6 回プロジェクト会議
日時 平成 27 年 3 月 24 日(火) 18:30-20:30
場所 市内
∼リーダー塾の様子∼
(2)運営委員会
※リーダー・サブリーダーで構成する会
7 月 29 日(火)
、11 月 25 日(火)
)
(3)グループ会議/活動
Aグループ
〔会議〕
6 月 21 日、7 月 8 日、31 日、8 月 7 日、21 日、
9 月 11 日、17 日、24 日、30 日、10 月 16 日、
11 月 7 日、19 日、12 月 4 日、18 日、
1 月 8 日、15 日、22 日、27 日、
2 月 3 日、9 日、13 日、16 日、20 日
〔活動・調査〕
10 月 23 日(木)第 1 回「しんじ湖だんだんマルシェ」意見交換会
11 月 29 日(土)ミズベリング松江会議参加
Bグループ
〔会議〕
6 月 21 日、7 月 10 日、8 月 1 日、25 日、
9 月 3 日、12 日、25 日、11 月 5 日、11 日、
12 月 17 日、1 月 20 日、2 月 12 日、21 日、3 月 4 日
〔活動・調査〕
9 月 27 日(土)松江市市民生活相談課事業
「転勤女子会☆松江暮らし講座」第 3 回目に『nico*caf 』を実施
11 月 26 日(月)まちあるきマップ座談会
「推しマップ de おじゃマップ!推しマップ決定戦」
1 月 12 日(月・祝)城東エリアまちあるき
1 月 21 日(水) 城東公民館まちあるきマップ作成者ヒアリング
1 月 27 日∼2 月 3 日
ピンクの軽トラプロジェクトアンケート調査
(市役所ロビー、マザーズコーナー、おもちゃの広場ほか)
Cグループ
〔会議〕
6 月 21 日、30 日、7 月 17 日、23 日、9 月 11 日、
10 月 5 日、21 日、11 月 14 日、1 月 22 日、3 月 10 日
〔活動・調査〕
随時 ホームページ「松江☆暮らしパーフェクトナビ」の改修
8 月 6 日(水)リーダー塾『松江を学ぶ∼市報の読み方・活かし方∼』
12 月 3 日(水)
リーダー塾『カラー講座/自分に似合う色を見つけて、恋も仕事もワクワクに♪』
11 月 29 日(土)
『女子コネ∼まつえ女子とお役所女子のコネづくり∼』
3
グループ別活動報告・提言内容
Aグループ
グループの概要: 新たな調査研究テーマに取り組む。1 年目のメンバー 6 名が所属。
☆『しんじ湖だんだんマルシェ』プロジェクト
26 年間続く『水辺の朝市』を活かしつつ、バラエティ豊かな地元生産物を提供する生産者を主
役に、生産者と外食/小売り等の商業者とのコラボを実現させ、しんじ湖岸に若者や観光客も楽し
めるマルシェを常設したい!」
しんじ湖の絶好のロケーションを活用した生産者と商業者、そして消費者との縁をつなぐマル
シェプロジェクトを提案します。
Bグループ
グループの概要: 平成 25 年度に提案した事業の実現に向けて調査研究・実施に向けて取り
組む。3 年目、2 年目、1 年目のメンバー 7 名が所属。
☆nico*caf 「地元女子と楽しむ松江のてぃーたいむ」
松江に転入された女性の方を対象に松江暮らしについて語り合う「nico*caf 」を開催。松江
のおもてなしにかかせない「はしま」を手に楽しい空間を実現しました。
開催報告とその成果、今後について提案します。
☆公民館まちあるきマップ活用座談会
松江市内の各公民館にある『まちあるきマップ』を使って、女子の目線で活用方法を考えます。
ワークショップで独自のルートを考えたなかから、今回は城東地区を実際に歩いてみました。
☆ピンクの軽トラ活用プロジェクト
起業やボランティア・地域活動にがんばる女子を応援するために、どのようなサポートが良い
か、女性のニーズに関するアンケート調査の結果を踏まえて、昨年度からよりパワーアップした
企画を提案します。
Cグループ
グループの概要:HP「松江☆暮らしパーフェクトナビ」の検証・改善と女性リーダーの育成
について調査研究に取り組む。3 年目のメンバー 5 名が所属。
☆女子コネ∼まつえ女子×お役所女子のコネづくり∼
'まちづくり'に興味があったり関わったりしている松江市在住在勤の女性と松江市や島根県の
女性行政職員との意見交換会を設け、コネクションを作り、今後のキャリアに繋げる出会いの場
を提供。松江女子のキャリアアップについて提案します。
Aグループ
「
『しんじ湖だんだんマルシェ』プロジェクト」
◎三代
岡本
香衣 ○清水 有希子
千紘、後藤 展枝、津田
玲奈、野津
早希子
1.わたしたちがマルシェに望むこと
私たちは松江市の大きな魅力のひとつである宍道湖の水辺を活用した「しんじ湖だ
んだんマルシェ」プロジェクトについて検討しました。マルシェというのは市場(い
ちば)という意味です。
そもそもこのマルシェを提案する背景として、26 年続いている水辺の朝市がありま
す。水辺の朝市は毎週日曜日、松江市役所の駐車場で開催されていますが、お客さん
は顔なじみのお年寄りが多いというのが現状です。このような朝市を見て、私たちは
以下のように考えました。
2.マルシェのコンセプト
そこで、私たちが望むマルシェを詰め込んだコンセプトを決めました。それは「農
林漁業者を中心に、人と人をつなぐマルシェ」です。
私たちはあくまでも農林漁業者を中心としてこのマルシェを考えています。
農林漁業者はマルシェに出店することで、消費者に直接販売する場を得て、新たな
販路の開拓・拡大を実現することができます。さらに、消費者のニーズを身近に感じ
ることができるとともに、消費者とのふれあいそのものも楽しみの一つとなります。
一方、消費者はマルシェに足を運ぶことでスーパーでは購入できないような島根の
こだわり野菜を買うことができたり、地元産の素材を使ったおいしいものをその場で
気軽に食べたりすることができます。
また、ここに商業者が加わることで、農林漁業者と商業者が出会い、マッチングが
実現し、地元産の素材をより効果的に PR することが可能となります。そして農林漁
業者にとっては、これもまた販路の開拓・拡大となります。
商業者にとっても、販路開拓・拡大やニーズの把握が期待でき、マルシェで農林漁
業者と繋がりを持つことで、自分の店舗等の商品に地元産の安心・安全な食材を使う
ことができるようになるなどして他店との差別化を図ることができます。
さらに、新規就農希望者と既存の農家とをつなぐ仕組みを整えることで、農業の後
継者育成も期待できます。
なお、消費者のターゲットは、A グループのメンバーと同世代の 20 代の若者や 30
代の子ども連れや観光客をメインに来場してもらいたいと考えています。
以上のようなコンセプトを考える上で、消費者のマルシェに対するニーズ調査およ
び水辺の朝市出店者の意識調査を行い、その結果を参考にしました。
平成26年9月21日 市民大綱引き大会(学園通り) 回答者68人
平成26年11月1日 スサノオマジック松江市冠試合 回答者37人
消費者アンケートの結果
①農家さんと対面で直接野菜や加工品を購入できる場をどう思うか
特に利用したいと
その他
思わない
11%
3%
無回答
3%
60代∼
8%
50代
13%
とても良い
ぜひ利用し
てみたい
86%
20代
7%
30代
31%
40代
16%
回答者の属性
②どのような朝市が魅力的だと思うか(複数回答可)
飲食が楽しめる
オーガニックである
女性
飲食
オーガニック
イベント
特産物
イベント
魚介類の販売
プチ・クルーズ
美容や癒しが楽しめる
38%
36%
0%
飲食
雑貨が並んでいる
ワークショップ
∼10代
22%
10%
20%
30%
男性
40%
オーガニック
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
50%
60%
59%
47%
特産品
しじみ漁
その他
49%
38%
0%
10% 20% 30% 40% 50% 60% 70%
4
消費者アンケートでは、マルシェのようなイベントを利用してみたい方が 86%で
高いニーズがあると分かりました。
消費者がマルシェに望む内容は、男女ともに「飲食」が1位、女性は 2 位オーガニ
ック、3 位イベントで『非日常の雰囲気を楽しみながらこだわりの商品が買いたい』
という女性特有のニーズが見えてきました。
男性は優先順位が変わり 2 位特産品、3 位オーガニックで、特にビール等の嗜好品
も重要です。マルシェのメインターゲットは台所仕事の多い女性ですが、マルシェを
更に盛り上げるためには夫や恋人など男性の参加が不可欠であり、そのためにも「飲
食」「特産品(嗜好品)」の充実が重要なポイントとなります。
一方、生産者がマルシェのような機会をどのように考えているかを知るため、JA
様に実施していただいた水辺の朝市の出店者へのアンケートを参考にしました。出店
の動機について「お客さんとの対話販売が楽しいから」が1位(25 名/29 名)で、複
数回答可にもかかわらず収入面でのメリット(4名/29 名)を圧倒的に上回りました。
農家にとって対面販売は人手と時間を取られるため、負担になることが予想されま
す。それに加え金銭的なメリットを感じないにも関わらず、お客さんとの触れ合いや
繋がりがやりがいとなり、出店を続けていることがわかりました。
生産者が考える水辺の朝市の改善点は「飲食・加工品の販売」がトップで消費者の
ニーズとも一致しています。また、同じくトップが「インターネットやマスコミを通
じた宣伝」が必要だという意見で、それに対して「具体的にはどのようにしたらよい
か分からない」という意見も上がっており、高齢の農家が運営主体である特色がみら
れました。
3.出店構成イメージ
このコンセプトをもとに、出店してもらいたい生産者や飲食店をリストアップしま
した。そのときに、メインターゲットである 20 代の若者や 30 代の子ども連れ、観光
客が行きたくなるかどうか、という視点を大事にしました。さらに、特に重視した点
として以下 4 点が挙げられます。
①こだわり野菜・有機野菜の地元生産者
②地元産品を使用する加工業者と飲食店
③松江市内に限らず、県内中山間地の農林漁業者
④島根の伝統をPRする文化的なイベントに加え、若い女性を集客できるイベント
このような視点を基に、メンバーのお気に入りのお店や、県内のマルシェ等に出店
したことがある生産者などをベースに 221 店をリストアップしました。
4.マルシェの開催計画
マルシェスタート時は、以下のような開催計画が望ましいと考えています。
開催場所
島根県立美術館を核とした水辺エリア
開催日・時間
毎月 1 回・日曜日・9 時∼15 時
開催月
3 月∼11 月(冬季はお休み)
駐車場
旧市立病院跡地
私たちの提案するマルシェは、初めからリストアップしたすべての店舗に出店して
もらう予定ではなく、徐々に出店者数・範囲を拡大していく計画としています。スタ
ート時の出店者数は 40 店舗、開催場所は島根県立美術館を核とした水辺エリアで、
しじみ漁体験や嫁が島散策など松江ならではの水辺を使ったイベントを組み入れた
いと考えています。
また、開催月については、出店者の負担になり、かつ客足の見込めない冬季はお休
みとします。
5.マルシェ構想事業計画
このマルシェは継続的に見ると島根県立美術館周辺にとどまりません。3 年後には
宍道湖大橋南詰までで 70 店舗、さらに 5 年後には松江市役所周辺までエリアを拡大
し 100 店舗に拡大・増加させる計画です。
出店者が増加していくための取り組みとして以下のようなことが考えられます。
・出店農家が新規就農希望者向けのイベントを提供することで、新規就農者を開拓
・出店希望者が出店しやすくなるよう、初回出店料の無償化
・マッチング促進イベントとして、商業者がパスポートを提示すれば気軽に農業者
の野菜を味見できる「テイスティングパスポート」の発行
また、来客数の最終目標は 9,000 人(こだわり特産市、島根県立美術館来場者数を
基に推計)としていますが、集客策としては、
・宍道湖温泉・島根県立美術館とコラボし、宿泊者・美術館利用者へマルシェ割引
券の配布
・宍道湖温泉のホテルで気軽に入れるオープンカフェの実施
・マルシェ開催日にしじみ漁を解禁、宍道湖観光漁船の運航
などを考えており、特に 3 点目は観光客集客の重要なキーとなります。
しんじ湖だんだんマルシェ
事業計画
∼1年目
1∼3年目
3∼5年目
10年目
千鳥南公園、しんじ湖温泉湖岸まで拡大
白潟公園等宍道湖大橋南詰めまで拡大
岸公園等美術館周辺
40店
70店
100店
100店
徳島マルシェ初回32店舗
徳島マルシェ3年目77店舗
新規就農者向けのイベントを出店農家
マッチング促進イベントの開始(業者向けテイスティングパスポート等の発行)
が提供
宅配サービス(主に観光客向け)
初回お試し出店料無料
中山間地域の発信場所として活用
出店者数目標達成のための
取り組み
販促ツール・ディスプレイ講習の開催
HPを作成し、農家等を紹介
マルシェの広告をしてくれた人への優待
目標来客数
2,770人
5,200人
9,000人
9,000人
地元客
2000人
4000人
5000人
5000人
観光客
770人
1200人
4000人
4000人
地元客:こだわり特産市を基に推計
根拠
観光客:美術館来場者を基に推計
宍道湖温泉とのコラボ
宍道湖温泉とのコラボ
・ホテルのセットプラン
集客策
・宿泊者、美術館利用者へ割引券配布、PR
・ホテルのオープンカフェ出店(例;一畑
ホテルとのコラボ)
年間の経済効果
29776500円
6534000円
105300000円
105300000円
年間支出 (各項目は1回開催あたり)
4384000円
4284000円
飲食用机・イス
26,000円
26,000円
市立病院跡地に地元材で建物建設(2
のぼり・看板(9号沿いに10m間隔)
100000円
階建て+屋上)
ある程度の
出店者用パラソルレンタル
200,000円
200,000円
・1階ステージ、店舗(全部or一部)
受益者負担
パラソル設備工事
電気給排水設備工事、音響設備
200,000円
200,000円
・2階ガラス張りフードコート
が必要!
ゴミ処理業務委託
30,000円
30,000円
・結婚式を挙げる場所
障害・損害賠償保険料
10,000円
10,000円
・地下駐車場
ごみ袋・その他消耗品
10,000円
10,000円
年間収入 (各項目は1回開催あたり)
4144000円
2550000円
2460000円
2460000円
出店料 (3000円)
120000円
210000円
300000円
300000円
クラウドファンディングによる資金集め
700000円
助成金『島根女性ファンド』
1000000円
『みんなで広げる有機の里事業補助金』
500000円
500000円
その他
96000円
160000円
240000円
240000円
●オリジナルグッズの製作・販売・ピクニックシート・
ロゴ入りエコバック・タンブラー・ブランケット・レシピ本の発行
●マルシェ限定特産品ショップ(オリジナル菓子を作り販売等)
夕日スポット常設店舗
●クラウドファンディングの運営(マージン収益)
エリア
目標店舗数
根拠
規
模
来
客
数
事
務
局
収
支
+
●レンタサイクル事業→放置自転車の活用を市と連携して行う
●夕日スポット常設店舗『しじみBar』『夕日Cafe』
●県産材で机・椅子づくりワークショップ(イス・机レンタルの支出をなくす)
●手作り結婚式の運営
『しじみBar』
or
『夕日Cafe』で運営費
6.マルシェ実現への課題
夕日スポット常設店舗『夕日CAF 』(夕日にまつわる世界のドリンク)
運営費の捻出
(別紙事業計画参照)
オリジナルグッズの販売(タンブラー・ピクニックシート・ロゴ入りトート)
クラウドファンディングの運営
イベント『釣った魚でBBQ』
運営参加ワークショップ『地元材でマルシェ用椅子・机作り』
運営費と膨大な業務が発生する事務局をどこが運営するか?
マルシェで見込まれる年間経済効果
(年9回の場合)
3年後
初年度
5年後
1億
5600万
3000万
マルシェを実現するため私たちは前頁のような事業計画書を作成しました。そこ
でわかったことは、開催には「水道光熱費」「廃棄物処分代」「機材のレンタル代」
などの運営費がかかり、それを出店者からの出店料のみで賄うのは難しいというこ
とです。
そこで私たちは運営費の捻出のための上記のような案を考えました。
「シジミ」
夕日スポットでの CAFÉ の運営は市民・観光客両方の需要が見込まれ、
や「夕日」といった独自性を前面に打ち出す事で新たな観光スポットとなるものを
目指しています。
「松江の人は出不精」などと言われますが、水燈路などの参加型イ
ベントの成功を模範にマルシェで使用するテーブルと椅子を作ってもらう参加型ワ
ークショップも考えました。
また、膨大な業務が発生する事務局を誰が運営するかということも大きな課題で
す。全てをボランティアでというのは無理があり、ビジネスとして成り立つ仕組み
作りが必要です。
しかしながらマルシェで見込まれる経済効果は初年度で 3000 万円、
3 年後は 5600
万円、5 年後は 1 億円に上ると試算しています。
単に松江のものを販売するだけでなく、農家と商業者のマッチングや新規就農者
支援、宅配サービスなど時代のニーズに沿ったシステムを組み入れる事で試算以上
の経済効果が生まれ、松江の活性化に大いに貢献できると考えています。
7.マルシェがもたらす効果
最後に、私たちが提案するマルシェが実現すると、以下のような効果が期待され
ます。
このように、松江市民そして松江市全体にとって様々な効果がもたらされる
「農林漁業者を中心に、人と人をつなぐマルシェ」を私たちは提案します。
以上
***Aグループの活動の様子***
B グループ
∼nico*caf ・マップの活用・ピンクの軽トラプロジェクト∼
◎清水 妙子 ○佐々岡 直子
宇都宮 真理、馬場 範子、宮本 さやか、鈴木 雅子、福島 祐子
ロールモデルカフェ nico*caf
∼地元女子と楽しむ松江のてぃーたいむ∼
nico*caf
☆はじめに∼これまでのながれ
Bグループは過去2年間、暮らし・子育てを中心に、松江市の女性が求める交流の
場について、調査・研究を深めてきました。そして、多くの女性が「趣味を深める仲
間」や「一生涯の友人」を求めていること、共通の話題や同じ悩みを持つ人との交流
を期待していることがわかりました。この現状を踏まえ、参加者同士の“縁”を深め
る『場』として、みんながニコニコになる空間をめざしたことが『nico*caf 』のは
じまりです。
ちょっとおさらい!ロールモデルカフェとは??
ロールモデル
:仕事や生活の様々な場面で、自分の身近な目標となる人のこと
ロールモデルカフェ:ロールモデルを囲んで、趣味や仕事、子育てや個人の生き方についてカ
フェのような雰囲気で語り合うもの
☆実 施
日 時:平成26年9月27日(土) 10:00∼15:00
場 所:かやぶき交流館(松江市八雲町平原)
八重垣神社(松江市佐草町)
ライフスタイルショップ Decolle(松江市大場町)
石窯パン工房森のくまさん(松江市乃白町)
☆事業計画∼特に今回の特色
nico☆point1:『転勤女子会』と『nico*caf 』の collaboration 企画
交流を求める女性の中でも、特に地元の人とのつながりを感じたい転勤者の方を対
象とし、『転勤女子会』と『nico*caf 』の collaboration 企画を実現しました。
今回のロールモデルは、松江での生活を楽しむ地元女子、ウィメンズプロジェクト!
転勤女子と地元女子のそれぞれの目線から、松江での生活の楽しみ方について、また
「こんな時はどうしてる??」といったことについて気軽に話し合うことで、松江の良
さを再発見できます。
また、今回の企画は市民生活相談課との共同開催であり、参加者同士の意見を行政
が聞くことで、新たなまちづくりのヒントを得る機会にもなります。
nico*caf
転勤女子会☆松江暮らし講座とは??
松江市(市民生活相談課)が平成25年度から行っている事業
平成26年5月30日に転勤女子会(市民生活相談課)との打合せを行い、8月号の市報「情
報ひろば」に、
「転勤女子会☆松江暮らし講座」参加募集記事が掲載されました。
nico☆point2:松江のお茶事情を知る
参加者全員にすぐに打ち解けていただくために、『はしま(間食)文化』を提供し、
松江のお茶事情を楽しんでいただくことにしました。
グループでの話し合いの際、松江に来てよそのお宅を訪問した時に、お茶と一緒に
お菓子だけではなく漬物やおかずまで出され、カルチャーショックを受けたとの意見
がありました。これこそ松江のお茶だね!ということで採用決定。田舎に遊びに来た
ような感覚で、お茶と一緒に漬物、のやき、板わかめ等を食しつつ会話を楽しみ、時
間が来たらお昼ご飯(旬彩レストラン「知足亭(ちそくてい)」さんのお弁当)をい
ただきました。サブタイトルもお茶処の代表である松江として、“おもてなしの心”
とゆる∼い感じを伝えるために『てぃーたいむ』と表記しました。
☆実施状況
参加者11名(転勤女子会)
当日は晴天に恵まれ、かやぶき交流館のゆったりし
た空間と『はしま』の効果もあり、転勤女子会のみな
さんも私たちも直ぐに打ち解け、気がついたら、ニコ
ニコの空間ができあがっていました。
☆みなさんの感想
・同年代の女性と話ができて楽しかった。松江に住んでいても知らないカフェや雑貨
屋さんがたくさんあるので、みんなで遊びに行けたらいい。来年も参加したい。
・同世代や、ちょっと年下の世代と話す機会が全くなかったので、とても楽しかった。
・
『はしま』やお昼ご飯がとても美味しかった。
『はしま』のおもてなしは、2度目だ
ったが楽しめた。
・初めてかやぶき交流館に行けて良かった。
・市が主催でこういった会があることが、とても住みやすい所だと感じた。
・松江をもっと PR したら、もっと人が寄ってくる。
・先輩(転勤女子会第1期生)の体験談を聞くことができて有意義だった。
☆結果と考察
nico*caf 企画当初は、転勤女子会のみなさんとのご縁をつなげるために、年明け
に「同窓会」を企画しようと思っていましたが、逆に、転勤女子会のみなさんが主催
nico*caf
する会にご招待いただきました。もともと積極的な方々でしたが、自分たちの考えで
自発的に会を主催し、松江ライフを充実させるために、ニコニコの女性の輪をさらに
拡げて欲しいと感じました。
今回の企画が、次につながったポイントは、以下の点だと考えます。
1 nico*caf の目的が明確だった。
2 昨年度開催の nico*caf の経験をフルに生かすことができた。
・場の設定(食事等)
・少人数グループの設定
・参加者同士が仲良くなるための、きっかけづくり(WPが仲介役になり話題を
提供)
3 市民と行政が、私たちが暮らすまちについて一緒に考える貴重な時間となった
ことで、参加者同士に信頼感が生まれ、「松江」のイメージがアップした。
☆今後の提案・期待すること
nico*caf を活用した空間づくり⇒自発的に会を主催できる人材育成の場へ
どんな『場』を設定するかで、どんな『空間』を創造できるかが決まります。この
企画を通して、みんなが笑顔になれる場が設定できれば、自ずと人は集まり、「次は
これを企画しよう!」という声が自然発生してくることを体感しました。
「おもてなし」は、
“言葉づかいと心づかい”ということを忘れず、困ったときは、
“笑顔からの逆算”を基本とし、自発的に会を主催できる人材育成の『場』として、
今後も nico*caf を継続的に活用して欲しいと思います。
まちあるきマップを活用する
マップの活用
∼わがまち自慢発掘プロジェクトのマップ活用∼
前年度の提言より、各公民館にある、わがまち自慢発掘プロジェクトで作成された
マップを活用することを実践しました。実践するために行ったのは、まちあるき座談
会とまちあるきです。また、市民が広告塔になるという前年度の提言より、この座談
会をフェイスブック等で紹介することでマップの存在や松江の楽しみ方を伝えよう
と考えました。
まちあるき座談会
題して、『※推しマップ de おじゃマップ!』です。
マップの活用
お宝情報満載のマップを見れば新しい発見や見過ごしていたモノに出会えるはず。
好きな地域のマップを選んでじっくり見てみよう!
お気に入りスポットを組み合わせてオリジナルのまちあるきコースを作ります♪
そして、どんなコースができたか発表&投票!はたして、歩きたいコース NO.1 に
選ばれるのはどのまちのどんなコースなのか・・・!?
※推しマップとは『イチ推しのマップ』を略したもので、各地域のわがまちマップの中のイチ推しマップを意味
する。
◆マップの選定について
マップは市内公民館ごとに作られていて、全部で 29 あります。どのマップもそれ
ぞれに特徴があり、見れば見るほどその魅力にハマってしまいます。そこで、マッ
プを wp の拠点でもある中央ブロックの 6 地域に絞りじっくり見るようにしました。
◆開催日時:平成 26 年 11 月 26 日(水)
◆参加者:8名(wp メンバー他、facebook 等にて参加者を募集)
◆ファシリテーター:NPO 法人まつえ・まちづくり塾 舟木友香さん
座談会「推しマップ de おじゃマップ」スケジュール
19:00
19:05
19:10
19:20
19:55
20:05
20:35
20:45
21:00
あいさつ・自己紹介
「まちあるきとは」こんなことをやりました!(まつえ・まちづくり塾の紹介)
マップをいろいろ見てみよう♪→選ぶ!(グループ分け)
マップの中で気になるとこ探し→ポストイットに記入→並び替え、コースにする
プログラム(まちあるきコース)を育てるシートに整理する
グループ内で話し合う→いいね!ポイント抽出
各グループコースの発表
あるきたいコースに投票、1位を選ぶ!
終了
マップの活用
◆各グループの発表内容
グループ①
グループ②
エリア
城西
城東
チーム名
強欲チーム
チーム橋
イニシャル S
メンバー
馬場、坂本、宇都宮
田口さん、池田さん、宮本
鈴木、清水
まちあるき
歴バルまちバル癒しバ
水辺の小さな橋めぐり
白潟欲張り散策ツアー
タイトル
ル
内容
歴史のまちを食べ歩く。 橋に注目したまちあるき。
歴史を学びながら白潟な
最後は足湯で歩き疲れ
水の都を感じながら、観光
らではの美味しいものを
た足を癒す。
地を違った目線で楽しむ。
食べ歩き。
2
4
3
投票数
グループ③
決定
白潟
◆マップを選んだ理由
<城西地区>
・マップに吹き出しで見所ポイントが書いてあって面白そう
・普段行かない地域だからじっくり見たかった
・歴史的に興味のある場所があった
<城東地区>
・好きな地域だから
・写真が載っていて興味がわいた
・橋がいっぱいあって面白そう
<白潟地区>
・いろんな切り口で見ることができそう
・よく通るところなのに知らないことが多く、
もっと発見したいと思った
◆マップ座談会、感想
・ 初めて話す人もいたが、盛り上がって楽しかった。
・実際に歩いて自分の目で見て、そこにあるものを確かめたい。
・よく通っているのに、何も知らなかった。マップに書いてあることを意識して通っ
てみようと思う。
・マップを使ってコースを作るのは、楽しかった。ほかのマップでもやってみたい。
城東地区のマップを片手にイザ!まちあるきへ…
マップの活用
◆開催日時:平成 27 年1月 12 日(月)
◆参加者:WPメンバーなど6名
『水辺の小さな橋めぐり』ルート
県立図書館集合
→緑樹橋、花園橋、中橋、幸橋
→カラコロ広場で遊覧船に乗船!
→月ヶ瀬でお抹茶とおだんご
→ビストロクールでランチ
◆感想
・地図が大きく、見やすい
・遊覧船のリーフレットのデザインがかわいい。普段見ている町なみでも、船から眺
めると新鮮
・小さな橋の名前も載っている。マップと照らし合わせながら歩くだけでも楽しい
・船頭さんのおすすめスポット紹介も掲載され、情報がかなり詳細
さらに、まちあるき後…
マップ作りにかかわった方の声を聞きました
◆開催日時、場所:平成 27 年 1 月 21 日(水)
、城東公民館
◆出席者:城東公民館の繁浪館長ら地元の方や、堀川遊覧船の船頭さん5人
WP:清水妙、宇都宮、本田(事務局)
◆マップについて
<城東地区について>
・松江でも一番多くの橋が掛かっていて、橋の一つ一つに歴史や物語がある
・歴史的な価値のある町。「歩くまち」として楽しんでほしい。江戸時代のまち並
みからほとんど変わっていない。そのため、江戸時代の地図を見て歩いてもほぼ目
的地に着く(ス、スゴイ!)
<マップの特徴>
・散策コースも入っている。
・まち全体が見渡せる大きさ (A2)
・江戸時代の地図と近代の地図を見比べることができる
<マップ作成について>
・1 年半∼2 年をかけ、計 16 回の会合を重ねて完成。
・地域の方や専門家を尋ね、掲載場所へも実際に何度も足を運んで調べた
・資料にない橋の名前は一つ一つ丹念に調査
・イラストは手描きで書き下ろし!
ヒアリングを終えて…
座談会や町あるきでWPメンバーが感じたマップへの「熱意」「こだわり」を、
実際に作り手側が意識していたことを実感!色んな思いや工夫が詰まったマップ
でした♪
城東地区のマップを始め、まちあるきマップは松江市内に 29 種類!
既存の地域資源を生かさないのはもったいない!
そこで、さらなる活用を提案します
★観光客にとっては…一般の観光冊子よりもディープな、地元密着の情報源として
★地元住民にとっては…より郷土を知るためのツールとして
活用のために…
観光客や住民がよく出入りする場所に、29 種類す
べてを集め、手に取れるコーナーの設置を提案!
「わがまち自慢発掘プロジェクトマップコーナー」
(仮)として、女子目線のカワイイコーナーから、
郷土の魅力、自慢の発信を!!
イメージ
ピンクの軽トラ☆活用プロジェクト
ピンクの軽トラ☆活用プロジェクト
平成 25 年度、新規メンバーでがんばる女性を応援するべく、
企画したピンクの軽トラ☆活用プロジェクト。
平成 25 年度時の企画
テーマ
理想像
思い
女性のキャリアアップ
女性たちがピンクの軽トラを活用し、いろいろなところへ行ったり出店するなどアクティブ
に活躍している。
今の自分自身より一歩前に踏み出したい女性が取り組める環境があるだろうか?
女性のやってみたい夢や願望を叶える仕組みが必要である。
主なターゲット/新しいことに挑戦したい松江女子
具体的
内容
内容/ピンクにデコレーションした軽トラを貸し出し、活用してもらうことで松江女子の夢を
サポートする。
経費など/会員制度を導入し、賛同企業や協力者を募って広告などを行うことで継続的
運営を目指す。
効果
・自発的な取り組みが増えて松江女子の活躍の場が増える
・新たな開業などを助長し、経済活動の活性化に繋がる
・運営資金集め
課題
・貸し出しシステムと管理方法の検討
・物資の確保(デコレーションしても良い軽トラ)
平成 26 年度の協議
これらの企画をまとめた企画書を作成し、関係各所への協力依頼と利用希望者募集
を並行して行おうと進めてきました。しかし、検討するほど、物資の管理・維持の課
題が先立ってしまい、実際の運用の行く手を阻みました。
→がんばる女性の応援をしたいという目的に立ち返り、どのようなことができるか、
再検討を行いました。その結果、がんばる女性にとっての支援方法として、利用され
ることを待つ「軽トラ貸し出しシステム」よりも、知識やスキルをお届けする「出張
オープン講座」を考えてはどうか、と切り替えました。
ピンクの軽トラ☆活用プロジェクト
ピンクの軽トラはがんばる女性の応援のシンボルとし、
“出張オープン講座” を提案
します。
技術や知識や情報等を提供
し、能力向上や趣味を深めるこ
とでより良い自分になるため
の、お届け型講座がもしあった
としたら・・・。ニーズはある
のか、また講座を開くとすれば、
何を・どこで・学びたい等、何
が求められているのか聞き取
り調査を実施しました。
アンケートの内容は次の3つです。
① どのような出張講座があったら利用したいですか?
② 出張オープン講座に参加するためには次のどれが必要ですか?
③ このようなサービスがあったら利用しますか?
アンケートの回答者数は 88 名。
市役所ロビー、駅前マザーズコーナー、おもちゃの広場、商工会議所等で実施しまし
た。また、企業の方からも回答を頂きました。
回答者の内訳は、結婚している 30 代の方が 1 番多く 33 名、そのうちお子さんがいら
っしゃる方が 32 名。40 代でお子さんがいらっしゃる方も 17 名と多く、アンケート
にお答えいただいた半数以上の方が結婚してこどもがいる女性です。
講座のテーマとして、複数回答でお答えいただいたところ、一番ニーズがあったのが
「食・食生活」、ついで「運動・ヨガ」
「資格取得」の 3 つがどの世代からも多いとい
う結果でした。
ピンクの軽トラ☆活用プロジェクト
その他の意見で、10∼20 代はメイクのやり方やマッサージ、30 代では着物の着付け
や美しい文字の書き方講座、そして 40 代の方から、高齢出産した人との交流相談会
があるといい、また認知症患者家族のケアについて、という意見があり、世代ごとに
求められるテーマがあるということを認識させられました。
講座に参加するために必要な条件としては、価格の安さを重視する傾向があり、また
こどもがいる女性の 93%が子供を連れていっても安心なサービス、託児所などの必
要性が高く求められています。
またお話を聞くと子育て世代の中でもお子さんの年齢によって参加しやすい時間帯
や曜日が変わるため、配慮が必要だとわかりました。
ピンクの軽トラ☆活用プロジェクト
その他の自由意見
活発な交流を行うためには、講座の回数を多くすることが有効だと思う。有料な
ら 1,000∼1,500 円くらい
色々な制度が整備されているようだが、自分が知らないということを自覚してい
ない人が多い。必要な情報をどう手に入れたらいいかわからない人が多い。
市報は欠かせないと思う。
いろいろな時間帯に習い事のようなものがあれば、いきいき働きながら楽しみ、
生活が充実すると思う。
公園を整備してほしい。
元気な街になるといい。道路が広くなるといい。
自分自身資格を持っており講座など開きたいが、その受け皿がない。
天気が悪いので、天気予報をよく見て行動する。
お店、服屋さん、飲食店が少ない。
保育所に入れるための決まり事は多くなかなか入れないのがおかしい
日曜日に子どもを遊ばせるところが少なくて困っている
少人数で意見交換等できる場があれば相談しやすい。
(一方的な講師の話を聞くだ
けではない)
調査の結果、
お答えいただいた方の 96%の方
が出張講座に参加したいと答え、
学びたい・挑戦したいという思い
をもち、
そのきっかけを求めている女性が
多いことがわかりました。
また、自由意見の中には、
働いているため、土日祝日の保育が難しく、子どもが小学校へ入ってからの土日
祝日等が不安である
小児科、保育園をもっと増やしてほしい。予約がいっぱいで断られることがある
り困る。
といった、仕事と子育ての両立で悩む女性の切実な悩みが聞かれました。
知識の習得はもちろんですが、こうした困り事を話したり、普段抱えている悩みを共
有したりと歩み寄るコミュニケーションが必要であると感じました。
松江の女性たちに聞き取りを行ったところ、ウィメンズプロジェクトの活動を知らな
いという方も多かったのですが、出張オープン講座を切望してくださり、可能性を感
じました。
今後もウィメンズプロジェクトの更
なる知名度を高めると同時に、がん
ばる女性のサポートをしていきたい
と思います。
松江市 21 世紀ウィメンズプロジェクトBグループ
女性のニーズアンケート
松江市 21 世紀ウィメンズプロジェクトでは、次のようなプロジェクトを進めるため、調査・研究を行
っています。より良い内容にするため、あなたのご意見をお聞かせください。
がんばる女性応援プロジェクト「出張オープン講座」
対象者:松江市内に在住もしくは勤務する女性
目
的:女性が求める技術や知識等を提供し、能力向上や趣味の深化を図ることで、参加
者が「より良い自分」になることを目指す。
内
容:家事や育児、仕事等で多忙な女性に向け、住まいから近く参加しやすい出張型の
オープン講座を開催する。講座テーマは、資格取得や趣味に関すること、家事に
関することなどを予定。
1.どのような出張オープン講座もしくは情報提供があったら利用したいですか。(複数回答可)
①資格取得
②パソコンスキルなど職業能力向上
③起業に向けた支援
④自己分析
⑤運動やヨガ
⑥美容・メイクアップ
⑦食・食生活
⑧妊娠・出産
⑨子育て
⑩家計のやりくり
⑪家事のワザ
⑫趣味・教養
⑬コミュニケーション能力
⑮行政の支援メニュー
⑭マナー・作法
⑮その他(
)
具体的に(
)
2.出張オープン講座に参加するためには次のどれが必要ですか(複数回答可)
。
①会場が家から近い
②子どもを連れて行っても安心(託児サービスなど)
③曜日や時間帯が指定できる
④参加費が安い・無料
⑤気になることが相談できる
⑥その他(
)
3.上記のような出張講座および情報提供のサービスがあったら利用しますか。
はい ・ いいえ
4.松江暮らしを楽しくするヒント、困り事など、自由な意見を聞かせてください。
(
)
=回答者情報=*差し支えなければ教えてください
年齢【∼10 代 ・ 20 代 ・ 30 代 ・ 40 代以上】
子ども【いる(
結婚【既婚 ・ 未婚】
人)
・ いない】 住所【松江市内(
)・松江市外】
ご協力ありがとうございました
***Bグループの活動の様子***
Cグループ
女子コネ∼まつえ女子×お役所女子コネづくり∼
◎益子
大塚
亜里紗
純子、
○上
河野
麻衣
美知、
原
奈々恵
1
WPホームページの充実と改善の研究
Cグループはウィメンズプロジェクトのホームページ「松江☆暮らしパーフェクト
ナビ」の中の「松江の素敵なキラキラ女子」コーナーを主に担当しました。このコー
ナーは、市内で頑張る私たちと同世代の女性を、私たちの目線で紹介しています。
今年度は新たに 2 つのコーナーを設けました。
一つ目は、男性も紹介してほしいというご要
望にお応えして、「私たちの推しMEN@松江」
として、仕事も家庭も地域での活動も大切にし
ているイチオシの松江男子を紹介するコーナー
です。
さらにもう一つは「ウィメンズ街角スナップ」
です。このコーナーでは、松江のまちづくりへ
のメッセージとともにスナップ写真を掲載して
います。
2
リーダー塾の企画と運営
リーダーとしての必要なスキルを学び、メンバー個々の自己成長を図ることを目的
とし、ウィメンズプロジェクトの活動をはじめ仕事や日々の生活にも直ぐ活かせるこ
とをポイントに、
「リーダー塾」を企画運営しました。第 2 回プロジェクト会議では、
ウィメンズプロジェクトメンバーに事前知識として松江市の仕組みを知り活動に役
立ててもらうことを目的として、
「松江を学ぶ∼市報の読み方・活かし方∼」と題し、
松江市の政策企画課と秘書広報課の
方にお越しいただき、市の施策につ
いて学びました。
第 4 回プロジェクト会議では、「自
分に似合う色を見つけて、恋も仕事も
ワクワクに♪」と題し、プロジェクト
リーダーの原奈々恵さんを講師に迎え、
カラー講座を実施しました。
3
女性リーダーの育成方法の研究
今年度の取り組みのメインは『女性リーダーの育成方法の研究』です。Cグループ
が考える「女性リーダー」とは、企画や仕事などを人に向かって呼びかけたり、自己
発信したりすることができる人です。
そこで、まちづくりに興味がある松江市在住在勤の女性(まつえ女子)と松江市と
島根県の女性行政職員(お役所女子)のコネクションを作ろうと考え、「女子コネ」
というイベントを開催しました。
●女子コネの実施
女子コネの目的
松江市と島根県の女性行政職員(お役所女子)と、まちづくりに興味がある松江
市在住在勤の女性(まつえ女子)との意見交換会を設け、ともに行政課題や日々の
悩みを話し合い、コネクションを作ることで参加者の今後のキャリアアップに繋げ
る。最大の目的は、「今後の活動においてのコネクションが出来る」ことです。
対象はおおむね 20 代∼40 代の松江市在住・在勤の女性で、女子コネにより得ら
れる効果として、まちづくりへの意識の高い同世代の女性と接することで刺激を受
ける、松江で意欲的に活動している女性たちの把握をする、同じ世代の職員と話す
ことで行政課題への親近感が湧くなどです。
工夫した点
企画に際して工夫した点は、以下の通りです。特に工夫した点は、事前に参加者
の情報を教えていただきオリジナルの名刺を作成したことです。
当日の様子
○当日の様子①
名刺を活用して、1 対 1 で向かい合って 1 分ずつお互いの自己紹介をする『縁結
び自己紹介』をしました。お互いのプロフィールを知ることが、話のきっかけづく
りになったようです。
○当日の様子②
参加者の方が、自分が関わっている事業やイベントなどを自由に PR する場を設
けました。パワーポイントのスライドや広告チラシなど、参加者が準備をして積極
的にお話をしていただき、皆さん興味深く耳を傾けていました。
○当日の様子③
皆で乾杯をしてから、お待ちかねのランチタイムです。自己紹介やアピールタイ
ムで打ち解けたのか、和気藹々とお喋りをして盛り上がりました。
アンケート結果
続いて、参加メンバーにご協力いただいたアンケートの結果です。参加者は島根
県の職員や市の職員といったお役所女子が 12 名、一般のまつえ女子 14 名の計 26
名でした。
参加者の年代は、30 代女性が最も多かったです。さらに、女子コネについて知る
きっかけとなった情報媒体については紹介が最も多かったです。また、今回の目的
であった「コネづくり」については、コネづくりできた方が 90%以上でしたので、
目的達成ができたと考えられます。
コネづくりについて所属別に見てみますと、お役所女子は推薦で参加していただ
いた方が多かったわりに、まつえ女子より「コネづくり」できた方が多いという結
果でした。 お役所女子のほうが、このようなコネクションづくりの意向が高いの
かもしれません。
コネづくりを年代別に見てみますと、このようなキャリアアップにつながるコネ
づくりに対して年代による違いが見えてきます。20 代の人は仕事を始めたばかりで
あまり余裕がなかったり、結婚をする友人が少なかったりし、あえて外につながり
を求めていないのかもしれません。30 代からは仕事上で後輩が出来たり、家庭環境
が今までと異なってきたりなど、年代によって求めるものが違うことをこの結果は
表わしていると考えられます。
参加者の感想
日頃仕事では知り合うことができない方とお話できた、積極的な女性がたくさ
んいて刺激を受けたという声が多くありました。私たち自身も感じたことですが
参加者の皆さんが本当に輝いていてモチベーションが上がりました。ただ、自己
紹介が思うようにできなかった方や他の方としっかり交流できなかったという声
もありました。
今回の女子コネの成果は当初の目的であった、コネ作りができたこと。また、
互いに刺激を受けられたことです。一方、課題は交流が深められなかった人がい
たことです。
4
今後の展開
せっかくの女子コネを単発で終わらせるのはもったいない!そこで、今回できたご
縁も活かして、より発展させていきたいと考えています。また、単なる食事と意見交
換だけではなく、女子力アップのセミナーなどスキルアップも図っていきたいです。
特定の人に負担がかかる形だと大変なので、持ち回りで幹事をしたり、他の団体とコ
ラボするなどしたりして、継続していきたいと思います。
アンケートに記載のあった今後の展開として連携して行えそうなイベントは、お役
所女子とのコラボで市役所や図書館など公共スペースでのイベント。それから、女性
が好きなランチや観光などを行って、今後の観光発信などにつなげるというような声
がありました。
夜版の女子コネを開催してほしいという声があったことと、地酒について詳しく、
利き酒イベントなどを開催しているという参加者の方がいらっしゃったこともあり、
夜版女子コネ、題して「ヨル活@女子コネ」を実施しました。前回の女子コネの参加
メンバーに SNS などを利用し参加を募りました。
12 名。
今後の女子コネの展開についてお話し、皆さんの自己紹介に移りました。
自己紹介に併せて「こんなことをしてみたい!」という声が聞こえ始め、
そこからは参加者の皆さんがやってみたいことが次から次へと溢れてき
転勤で松江(島根)に来られた方もおられ、こちらでの暮らしの良さを友
人にアピールしているという話も出ました。今後、松江のPR戦略に転勤
女性の少ない職場で働いている方からは「女性の集まり本当に楽しい!」
とにかく集まった女性たちは松江をひいては島根を盛り上げていきたい
という気持ちが強く、今後女子コネを継続していくことの有効性を改めて
5
女性のキャリアアップとリーダーの育成について
個人のスキルを高める事がキャリアアップなのでしょうか。キャリアアップと聞く
と、難しく身構えてしまいがちです。だからこそ、女子会のような雰囲気で気兼ねな
く話せる場を作ることも、女性のキャリアアップには大切なポイントではないでしょ
うか。そのような場で違う業界の人や違う環境の人と出会うことで、自然と新たな人
脈が出来、新たな発想や視点を学ぶことが出来ます。人とのつながりを広げ、新しい
ことにチャレンジすることや、協力してアイディアを実現することもキャリアアップ
のひとつであると考えます。
また、リーダーについては、周りのみんなをグイグイ引っ張ったり、周囲の人をあ
たたかく見守り調和したり、それぞれのやり方がありますが、私たちは「自分はこう
考えている」、
「こんな企画を考えた」、
「こんなことがしたい」などと人に向かって自
己発信できることがリーダーに必要ではないかと考えました。
新たな発想や視点を学ぶことでリーダー育成にもつながる「女子コネ」を、柔軟に
形を変えながら継続していきたいと考えています。
***グループの活動の様子***
4 提言発表会・ワールドカフェ『地域活動と女子力』
(1)発表会の趣旨・目的
・各グループの調査研究内容及び提言を広く発信し、各方面からの意見やアドバイスを得
て提言事業の実現を図る。
・地域活動等に女性が参画しやすい仕組みや環境づくり、また女性のリーダー育成の課題
や支援について参加者で意見交換を行い、得られた成果を今後の事業等にいかしていく。
(2) 開催日時・場所
〔日 時〕平成 27 年 2 月 22 日(日)10:00∼12:30
〔場 所〕市民活動センター 201・202 研修室
(3) 内 容
平成 26 年度活動報告(10 分)
グループ別平成 26 年度活動報告&提言プレゼンテーション(50 分)
ワールドカフェ『地域活動と女子力』(80 分)
講評(10 分)
(4) 主催・共催
主催 松江市 21 世紀ウィメンズプロジェクト
共催 松江市(男女共同参画課)
『地域活動と女子力』意見交換会<資料>
今回、参加者の皆さまとともに『地域活動と女子力』をテーマにワールドカフェの手法
で意見交換を行います。
地域活動に参画してみたいと思う女性は少なくないのですが、いろんな事情で一歩が踏
み出せない女性も多いようです。
そこで、これから、地域活動やあらゆる場面で女性が楽しく活動できるように、どんな
後押しがあると良いのかといったことについて考えます。
●ワールドカフェとは?
意見交換会の一つの手法のことです。
まさに“カフェ”にいるようなリラックスした雰囲気で参加者が少人数に分かれたテー
ブルで自由に対話を行い、ときどき他のテーブルとメンバーをシャッフルしながら話し合
いを発展させていきます。
●その他
当日の様子は、市民活動センターロビーで展示します。
***平成 26 年度提言発表会の様子***
ご来場いただいた吉山副市長さんから
今日の発表された方、大変お疲れさまです。提案した内容を実現して
いくためには、さまざまな困難があるでしょう。でも、大切なことは、
こうしてまいた種(アイデア)をみんなで見守り育てていく、そういう
ところから大きな成果が生まれると思います。
本日お集まりのみなさんと一緒になって、共創協働の視点で、この
「松江」のまちづくりや課題解決をしていければと思います。
講評(澤 アツ子さん)
WP の活動を通じて、市役所や市民団体の方々と話をするという日常
ではできない、とても大切な体験・経験となったと思います。
WP の活動がまだ十分知られていないとの話も出ていました。SNS
の活用など時代に即したやり方が有効だと思いますので、しっかり
考えていってほしいと思います。
松江市は若い人の力をまちづくりに活かしたいとのことですので、ぜひ、この WP 活動
についてもだれでも参加できる事業であることを広めていただき、また、本日参加の皆さ
んからも伝えていって欲しいと思います。
本日のワールドカフェで出された意見には、素晴らしいものがたくさんあります。大切
なことは、ここで出た意見やアイデアが「誰かがやってくれる」のではなく、皆さんが
『我がこと』として行動することです。がんばっていきましょう。
ウィメンズプロジェクトでの活動を通じて感じたこと
Aグループリーダー
三代香衣
私がウィメンズプロジェクトに参加した 2014 年 6 月ごろ、ちょうど勤め先で同
じ部署だった女性の先輩が退職されたころでした。私の部署の女性はこの先輩と私
だけだったので、社内でのロールモデルと言うべき存在がいなくなったのでした。
またこの時期、東京都議会のセクハラ野次問題が取り沙汰されていました。この 2
つの出来事から、
「女性の働き方ってなんだろう?」、
「女性の幸せってなんだろう?」
ということを自問自答している時期だったため、ウィメンズプロジェクトが女性の
働き方やキャリアアップについて考える機会になるといいな、と考えていました。
しかし、グループ分けの際にまちづくりの新たな企画を考えるグループを選んだ
こともあり、思い描いていた活動とは少し路線が違ってしまいました。もちろん、
Aグループの活動自体はとても刺激的で充実していました。特に広島県出身のメン
バーには良くも悪くも客観的に見たままの島根の姿を教えてもらうことができ、視
野が広がりました。また、Aグループでミズベリング松江会議に参加させていただ
いたことで新たな人とのつながりも生まれて大変ありがたかったです。そして、最
終成果は皆それぞれに仕事や家庭と両立しながら力を合わせて頑張って、自信のあ
るものが出来上がったと思います。
個人的には、グループリーダーらしい働きはあまりできなかったと反省していま
すが、自分にできることは率先してやるように心がけました。その結果、自分の得
意分野だと言えるものがいくつか見つかり、このことは成長した点だと思います。
ただ、他のチームのメンバーとの交流があまりにも少なかったことは心残りです。
ウィメンズプロジェクトに集まってきた女性がどのような仕事をしているのか、ど
のような働き方をしているのか、何を大切しながら生きているのか・・・。こうい
ったことを知る機会があると、自分がどのような生き方をしているのかということ
を客観的に見ることもできるような気がしました。
また、ただ単に仕事に追われるだけではなかなか考えが及ばない「ワークライフ
バランス」や「女性のキャリア」の考え方などを学んだり、考えたりする機会があ
ると嬉しいと思いました。
最後に、この一年間、Aグループの活動を支えてくださったウィメンズプロジェ
クト事務局の皆様、また、松江市関係各課の皆様に感謝申し上げます。本当にあり
がとうございました。
松江市 21 世紀ウィメンズプロジェクトの活動を通じて
A グループ
岡本千紘
1.
活動を振り返って
今年度から始めて参加し、この1年間で多くのことを学ばせていただきましたが、
なかでも「人とのつながり」の重要性を改めて感じました。
なぜなら、専門的知識や現状の把握が必要不可欠であった私たちのアイデア(農
業支援)に対して、農業者、行政、関係各所からご協力やご意見をいただいたおか
げで、現時点まで進めることが出来たからです。一人のアイデアや思いだけで物事
をすすめるのはなかなか難しいけれど、同じ志を持った人同士が集まり考えていく
ことで、少しずつでも前進し、より良いものを作りだせるのだと思います。こうし
たつながりづくりが、まちづくりの一歩になると感じられる活動となりました。
また、ウィメンズプロジェクトに参加すること自体も「つながり」の一つでした。
職業も年齢も出身も様々だけれど、松江のまちをもっとよくしたいという同じ気持
ちを持った女性たちが集まって、アイデアを出し合い、考え、実行していくという
過程で得られるものはとても多く、刺激を受けました。
さらに、私は人前で発言することや、意見を述べることに苦手意識を持っていま
したが、メンバーとの活動のなかで、グループディスカッションやプレゼンテーシ
ョンを多く経験することによって、少しずつ意識が変化したように思います。この
ような貴重な機会をいただけたことに、感謝したいです。
2.
これからの自分について
ウィメンズプロジェクトの活動のなかで得たもの、学んだことを活かして生活を
より充実したものとしたいです。また、これからも市や地域の活動に積極的に参加
し、つながりを広げたいと思います。
3.
女性リーダー育成事業への提案
他の市町村などで先進的な女性リーダー育成事業を行っている団体と交流や、合
同企画などをしてはどうかと思います。今回、人との出会いのなかで刺激を受ける
ことが多くあったので、そうした出会いによって、女性たちが様々なものを得るこ
とができ、女性リーダー育成の促進が図られるのではないかと考えます。
また、他の団体とつながることで幅広く宣伝され、
「女性リーダー育成事業」自体
の周知にもつながり、興味を持っている人・新たに興味を持つ人を集めるまたは増
やすことができると思います。
「ウィメンズプロジェクトでの活動を通じて」
A グループ
後藤
展枝
私は一昨年広島から引っ越してきましたが、広島とは違い情緒ある松江が新鮮で
とても愛着を持っています。松江の魅力が更に増すよう、①『宍道湖の水質改善』
②『廃棄物の有効活用』③『水辺のオーガニックマルシェ』を実施したいと思い、
ウィメンズプロジェクトに応募しました。育児で4年間社会から離れていたので活
動を通じて社会復帰の為のスキルを身につけたいとの思いもありました。
私の所属する A グループのプロジェクトが『水辺のマルシェ』に決まり、実施に
向けて様々なことを行いました。マルシェへのヒアリング調査では実際にマルシェ
を運営されている全国の事務局の方々に貴重なデータや励ましの言葉を頂きまし
た。市役所での協議会では各専門分野からの貴重なアドバイスを頂きました。ミズ
ベリング松江会議ではプレゼンの機会を頂き、水辺で活躍する様々な方とのつなが
りができました。どれも個人では実現しなかった事ばかりで、メンバーや関わって
下さった方々のお陰で企画が出来上がったと感じています。
また私自身、既存のマルシェ・市主催のイベント・行政の制度・農家等について
調べる中であまり身近ではなかった行政の仕事や農業の裏側が垣間見え、今までと
は違ったものの見方を養う事ができました。
プロジェクトを進める中、チームで1つのものに向かっていく難しさも実感しま
した。メンバー6人が違う専門を持っていることもあり、それぞれの個性をプロ
ジェクトに活かすことができれば、と考えていました。しかしそれ以前にモチベー
ションの共有や「活発に平等に意見を述べる会議」の実現などといった部分で課題
が多かったように思います。これらも非常に良い経験となり、更なる勉強と場数を
踏むようチャレンジしていきたいと考えています。
活動を通して大勢の前での発言やプレゼンをする機会も多くありました。初めは
何を話しているか自分でもわからなくなるような緊張具合でしたが、徐々に自分の
考えを伝える楽しさも感じるようになりました。最後のプレゼンは緊張もしました
が少し周りを見る余裕が出来ていたので、成長したようで嬉しく思いました。
『水辺のマルシェ』は「提案」という形になり、来年度は「未定」の状態です。
しかし私たちの活動が何かの形で活用されることを願っています。
私自身は来年度より主人の転勤によりいったん松江を離れる事になりますが、活
動での経験を活かし、一回り成長して松江に戻って来られたら嬉しいです。
「松江市 21 世紀ウィメンズプロジェクト」の活動を通じて
Aグループ
1
津田玲奈
活動を振り返って
私は生まれてから今までずっと松江で暮らしていますが、松江について深く考え
たことはなかったです。そこで、何か小さなことでもいいので松江をより良い町に
する手助けができ、私自身がもっと松江を好きになれるといいなと思い、WPに参
加しました。実際にはWPについて何も知らないまま職場で勧められて参加したの
がきっかけなので、活動が始まってからもなかなか雰囲気がつかめず、
「一体何をす
ればいいんだ!?」という感じでした。
WPでの活動を通して、人と協力しながら一つの目標に向かって活動していくこ
との難しさと充実感を感じました。本当に何もないところから、0から作り上げた
Aグループのマルシェプロジェクトがここまで大きな構想になったことに、活動を
終えてから振り返り、改めて感動を覚えました。このマルシェプロジェクトはまだ
まだやるべきことや課題が多く残っていて、実現させるのは簡単ではないですが、
本当に楽しそうなプロジェクトになったのでどうにかして実現してほしいと思って
います。
2
これからの自分について
私は元々、人前に出るのが得意でなかったので、WPの活動を通して人前でプレ
ゼンする力やリーダーシップ性が少しでも身に着けばいいなと思っていましたが、
その点に関してはまだまだだと感じています。でも、こうやって故郷である松江の
ために活動できたことが嬉しく、今まで気付かなかった松江の良いところを知るこ
とができ、松江のことが前より好きになることができました。進学や就職で松江を
出ていく人が多い中で、私は松江に残っていて良かった、これからも松江で暮らし
ていきたいと心から思えるようになったので、WPに参加して良かったです。これ
からはWPでの経験を活かして、松江のために私なりにできることを探し、松江を
より良い町にしていきたいと思っています。
3
女性リーダー育成事業への提案
プロジェクト会議で何度かリーダー塾を受けましたが、同じ女性が活躍している
姿を間近で見ることができ、とても刺激を受けたし勉強になったので、こういった
輝く女性が講師となって講義をする場が、WPに限らずもっとあれば良いと感じま
した。
松江がもっと「女性が輝く良い町」になりますように!(*^_^*)
松江女子の心のヨリドコロに
B グループリーダー
清水
妙子
○活動を振り返って
思えば一昨年4月、広島から引っ越し、松江市に馴染める方法はないか考えてい
た頃、市報で「松江市 21 世紀ウィメンズプロジェクト」のメンバー募集を知り、興
味を持って応募しました。女性が活躍し、ならではのアイデアや感性が活きる街づ
くりって素敵じゃないか、と思いました。
1年目のメンバーで「女性のキャリアアップ」について提言企画を作るため、何
回も打ち合わせを行い、あれこれ夢を膨らませては具体的に絞り、を繰り返しまし
た。「ピンクの軽トラプロジェクト」の協議は悩ましくも楽しいものでした。
「女性のキャリアアップ」とは何か。結婚を機に仕事を辞め、慣れ親しんだ土地
を離れて心機一転した自分自身、キャリアをどう築いていくか、ずっと考えてきま
したが、プロジェクトを通じて自分なりに分かった気がします。気負わず「置かれ
た場所に咲く」気持ちが第一歩であるということ。仕事、子育て、家事等のバラン
スの中で「こうでなければならない」という生き方はないはずで、自分がより良い
自分に、気持ちよく暮らせる状況にするに早いも遅いもない。そう思えたらわたし
自身気が楽になりました。わたしにとってそうだったように、暮らし方や考え方を
一緒に考えるウィプロのような団体があることが松江女子にとって心のヨリドコロ
になっていくといいなと思います。
○これからの自分
人生の中で訪れる様々な変化を受け止めながら、社会にアイデアを投げかける姿
勢を持ち続けたいです。
○女性リーダー育成事業への提案
リーダーに必要な具体的ノウハウ(ワークショップの運営方法、読みやすい文章
の書き方)を学ぶ機会が少なく感じたので、もっとメンバーと学び合う機会がある
と良いです。
また、ウィプロへの期待感が高まっている一方で、関わる人もどんどん増えてい
くと思います。
“もっと暮らしを良くしたい女性”の意見が採用され具現化していく
喜びを感じながら進められるプロジェクトを実践できると良いですね。
自分を見つめ直す活動、
(ウィプロ)
B グループ
佐々岡
直子
活動を振り返って
・転勤で3年ぶりに戻った松江の町を見つめ直したいと、今年度初めてウィプロに参
加しました。町歩きやカフェ開催など実際の活動を通じて、客観的に知ることができ
て、とても勉強になりました。以前に比べ、観光や暮らしに女性目線がたくさん取り
入れられていると実感しました。
・何よりの実りは、企画立案や実現に向けた思いと活動をメンバーで共有できたこと!
☆企画の実現 nico*カフェやまちあるきマップ座談会など、「こういうのがあったら
楽しい」
「こうしたい」とメンバーで出したアイディアが少しずつ形になっていくこと
はとてもやりがいがありました
☆声が届く 思いを共有できる nico*カフェでは、メンバーが接待役として参加者の
中に入るため、参加者の声を直接聞くことができました。仕事柄、日々書いている記
事の反応を目の前で一つ一つもらうことはなかなかありません。メンバーで一つのこ
とに向かい、「よかったね」「頑張れた」と終始思いを共有できたことは、活動で得た
大きな喜びでした。
・なかなか活動に出られない中、メンバーの「できる時にできることをすればいい」
の言葉に励まされました。参加できる時に、きちんと準備してしっかり役割を果たそ
う、と気持ちにメリハリを持てました。少しでも活動したいという意識がある人を、
周囲が上手に迎えることは、活動人口を増やすことにつながると思います。メンバー
の意識は、町づくりの活動など、全般に求められている形だと思います。
これからの自分
・グループ会議でやりたいと口にしたアイディアを、どういう形でなら実現できるか、
メンバーにたくさん支えてもらい、アドバイスをもらいました。私も誰かの力になれ
る人になりたいです。さまざまなことを「とりあえずやってみる!」という気持ちで、
まず動くことを意識したいです
女性リーダー育成事業への提案
・日常のスケジュール管理術や家計簿術など、専
門家の方を呼ぶ講座に合わせ、メンバー間で「私
はこうしている」
「これが便利と活用法やグッズを
紹介し合う機会があると、参考にできて、さらに
その人のキャラクターや考えを知る機会になり、
面白いのではと思います。学んだことをいろいろ
な形でウィプロとして発信も必要だと思います
・facebook や twitter、ブログの活用術や、女子的文章の書き方など、女子的メディア
活用術を学ぶ講座や意見交換の場があるといいと思います。
松江市 21 世紀ウィメンズプロジェクトの活動について
B グループ
宇都宮 真理
1. 活動を振り返って
グループ活動では、前年度の提言を受けて3つの事業を実施しました。
提言発表ではワールドカフェの進行をさせてもらいました。決まった時は、一瞬後
ずさりしそうな私もいましたが、挑戦と成長のチャンスをいただき感謝しています。
また、終わってから優しい人たちの温かい言葉が私の経験をさらに大きな自信へと変
えてくれました。ありがとうございます。
2. これからの自分について
積極的にチャレンジしたいと思う気持ちや未知の世界へ踏み出す恐怖やワクワク等、
これからも様々な場面で生まれる感情を大切にしながら成長していきたいです。そし
て相手の気持ちを察して気遣いのできるような人になりたいです。また、知性や教養
を高めるために今までほとんど読んだことのないジャンルの本、例えば哲学書や歴史
書などの漫画本から読んでいきたいと思います。
3. 女性リーダー育成事業への提案
これからも、ウィプロは欲しいもの・やりたいことを自分でつくっていける場所で
あってほしいです。自由な発想で自分も含めて女性が輝くために役立つようなモノを
楽しくつくっていけたら・・・笑顔と前向きさを伝染させられるようなリーダーにな
れますか?(笑)
「松江市 21 世紀ウィメンズプロジェクト」の活動を通じて
B グループ
鈴木
雅子
3 年前に約 15 間暮らした大阪から実家のある松江市に戻って生活をスタートし、少
し落ち着いてきた頃にウィメンズプロジェクトの存在を教えていただき、メンバーに
加入するご縁をいただきました。
15 年も離れて戻ってきた松江は若い人たちが中心になっている活動がとても活発で、
私も関わらせていただくこともあり松江市のまちづくりに大変興味がありました。
それまで仕事と家庭と 3 人の子育てが日常だった私には未知の世界で、最初は右も
左もわからないことだらけだったのを思い出します。
自分の生活からは馴染みの無い活動でしたが、私が所属させてもらった B グループ
は先輩メンバーが多く、みなさんが楽しい雰囲気で会議を進めてくださったり、わか
らないことを教えてくださったり、、、と、たくさん助けてもらいました。
それまでの私の日常ではきっと出会っていなかったであろう異年齢・異業種の方た
ちとも出逢わせてもらい、会って時間を重ねていく度にそれぞれの経験やスキル、い
ろんな考え方や発想などに気付き、触れることができ、たくさんのことを学ばせても
らいました。
たくさんの方に出逢わせてもらい、ひとつのことに向かって一緒に活動させてもら
えたことだけでも、私にとってはとてもありがたいことです。
ウィメンズプロジェクトとしての活動に参加するということは私にとっては大きな
1歩でした。
1年間の活動を通して、新しい出逢いや物、出来事に触れ、本当にたくさん勉強さ
せていただきました。
家族の協力は不可欠でしたが、1歩を踏み出して得たものはたくさんあったように
思います。
今の自分の中での優先順位はやはりこどもと家庭なので、そこは守りつつ、新しい
出逢いを求めてこれからも自分のペースで新しい1歩を踏み出してみたいと思ってお
ります。
女性リーダー育成事業では、掲げている「まちづくり」を女性の活力とアイデアを
生かし活動をする中で、ウィメンズプロジェクトメンバーだけの活動ではなく、松江
に暮らすもっとたくさんの女性の方と共に活動できる事業になったら、ひとりひとり
のまちづくりに対する考え方や志も変わり、松江がよりよいまちになるのではないか
と思っています。
この1年間ウィメンズプロジェクトのメンバーとして活動させていただけたことに
感謝します。
「松江市 21 世紀ウィメンズプロジェクト」の活動を通じて
Bグループ
福島
祐子
1
活動を振り返って
今年度の私の目標は、以下の2点。
①「私らしく」みんなと成長するために気遣いを忘れず活動する。
②「できること」にスポットライトを当てて活動する。
私の所属するBグループは、昨年度までの提案を具現化することを主な目的とし、
3年目2人、2年目3人、1年目2人とバランスの取れた構成員でグループ課題に
取り組みました。当初は、結構大変かな!?と感じたこともありましたが、魅力的
な人材の集まりに、次第にやりがいの方が大きくなりました。
私は、夢中になったり「こうだ!」と思い込むと語気が強まり、グループメンバ
ーにプレッシャーを与えてしまったかなと思うことも多々ありましたが、どんなと
きも2つの目標を胸に、みんなに向き合ってきました。
最終的には様々な価値観で、3つの課題に全員で話し合って結果を出し、提言発
表できたことが、なりより嬉しかったです。
グループの話し合いの中で、それぞれの価値観を先ずは「受け入れる」というこ
とが、大人になっても成長し続けるための最大のポイントではないかと感じます。
私を受けとめてくれたBグループに、感謝感謝です!
2
これからの自分について
私が今までの人生で経験して失敗してきたこと・学んだことは、すべてWPや仲
間たちの Jump UP!!のための燃料になればいいなと思っています。今後もWPの活
動に関わっていきたいです。
どんなときも、視野を広げ、活動の枠を超えて、様々な地域の人と自分自身の人
生や、生活の仕方、楽しみ方、夢や希望について語り合いたいと思います。世界で
の出来事を自分自身のこととして捉え、地域で暮らしていくためのヒントにしてい
きたいですね。
大切な人たちと笑顔で過ごせたら、私はいつでも最高に Happy です!
3
女性リーダー育成事業への提案
価値観や喜びのポイントは違っても、自分自身の人生を充実させたいと願ってい
る女性を応援できるような、またチャレンジしたい女性の背中をそっと後押しでき
るようなプロジェクトであり続けるために、今後も率先して行動を起こす姿勢を大
切にしてほしいです。次世代が自然と集まってくるような、いつまでも新鮮で『魅
力的な大人』を輩出してください。
26年度は個人的に「課題」の多い一年でしたが、WPの創造的な活動と、仲間
の明るさに励まされ助けられました。本当にありがとうございました。
Lots of love
「松江市 21 世紀ウィメンズプロジェクト」の活動を通じて
C グループリーダー
益子
亜里紗
1
活動を振り返って
ウィメンズプロジェクトホームページの充実と改善の研究、リーダー塾の企画運
営、女性リーダー育成方法の研究を担当するCグループとして活動しました。1 年
目と 2 年目は、自分の好きなことについて調査研究をさせていただいたので、今年
度はキャリアアップのために、あえて自分には足りない力を必要とするグループを
選びました。
メンバーはそれぞれ年齢や職業、立場も異なり、忙しい時期なども様々で、個々
のライフイベントもあります。活動に必ず全員が揃うわけではありませんでした。
しかしながら、それぞれの個性と長所で補完しながら活動ができ、グループ活動の
素晴らしさを実感できた 1 年間でした。
2
これからの自分
ウィメンズプロジェクトに参加するまでは人見知りで、人前で話すことに苦手意
識がありました。今年度はグループリーダーをさせていただいたり、提言発表会で
司会をさせていただいたりし、人前で話す機会を作っていただいたことで、実際に
人前で話す経験が積め、私にもできた!という自信がつきました。また、メンバー
と会議で意見を交換し合ったり、資料を作成したり、時には外部の方と打ち合わせ
をしたりと、活動の一つひとつから沢山学ぶことができました。
普段の学校生活では得られない貴重な出会いと体験は、漠然とした未来の不安を
打ち砕いてくれました。女性として仕事と生活を調和させ、自己成長を図る道は一
つではなく、様々だと気がつけたことで、春から社会人として過ごすことがとても
楽しみになりました。自分なりのキャリアアップを求めて生活したいです。
3 女性リーダー育成事業への提案
Cグループの活動で女性リーダーの育成について考えてきました。個々の想いを
集めて合わせることで、さらに新たな気づきと高い目標が生まれるのではないかと
「女子コネ」を通じて感じました。アイディアは周囲に認識され、刺激を受けるこ
とでより磨きがかかると思います。秘めた志を持つ人が集まれる機会をつくり続け
ることが女性リーダー育成につながると思います。
この活動に参加するにあたってご協力いただいた皆様、そしてウィメンズプロ
ジェクトメンバーの皆様、何より事務局の皆様、ありがとうございました。
「松江市 21 世紀ウィメンズプロジェクト」の活動を通じて
C グループ
上
麻衣
1
活動を振り返って
このプロジェクトの立ち上がりから3年間活動をしました。さまざまな事を実行
する機会(チャンス)が何度もありました。考えていることを行動に移すことの難
しさや、失敗がありました。しかし、それ以上に得るものの方が大きかったと感じ
ています。
また、メンバーと一緒に活動をすることで目の当たりにしたのが、挑戦(チャレ
ンジ)することで、人は変わる(チェンジ)ことです。私自身も、他の人が考えて
いることを聞いたり、セミナーを受講する中で、心の持ちようや自分の見せ方が若
干変化したと感じています。
多くの人がキーワードにしている「chance challenge change」それがウィメンズ
プロジェクトにも詰まっていました。
2
これからの自分について
これからライフスタイルが刻々と変わっていくと思いますが、この活動を通じて
知り合った方は今後の私の人生に多くの影響を与え続けてくれると思います。私が
受けた刺激が自分の財産となり、別の誰かの刺激になるといいなと思います。
また、今年度開催した女子コネを発展させていきたいと考えています。ウィメン
ズプロジェクトは今年度で卒業しますが、今後も様々な活動を通じて自分磨きを続
けていきたいです。
3
女性リーダー育成事業への提案
「リーダーになりたい!!」という人を育てることはとても難しいと思うし、リ
ーダーだけが頑張っても物事はうまく回らないと思います。それよりも、誰にだっ
てリーダーになれる素質はあるという状態をつくることが大切だと感じます。特別
なことをするのがリーダーではないし、色々なタイプのリーダーがいていいと思い
ます。
「私でもできるんだ」という気づきと、伝える技術を磨くことが必要だと思い
ます。その技術を身に着けたり磨いたりするには、セミナーなども有効かもしれま
せんが、緊張せずに自分の思っていることを口にできる空間で場数をふむことが第
一歩になると思います。
「松江市 21 世紀ウィメンズプロジェクト」の活動を通じて
C グループ
大塚 純子
1
活動を振り返って
私は C グループに所属し、ホームページの開設、
“女子コネ”の開催といった活動
に携わってきました。そもそも「キャリアアップって何だろう?」という疑問から
スタートした私たち。活動を通して気づいたのは、仕事のみならずはなく家庭や趣
味など幅広い分野で自分のスキルを向上させていくことが、結果として自己啓発や
社会貢献につながるということです。つまり、キャリアアップとは“人間力を高め
ること”。
そのためには同じ目標を持つ仲間をつくって、みんなで楽しみながら刺激を受け
る場が必要だと感じました。他団体なども巻き込んで、向上心にあふれた松江女子
のネットワークづくりをますます発展させていきたいと思います。
2
これからの自分について
結婚や出産等で人生が変化する機会も多い“女性”。仕事と家庭の両立など「大変
そう」だと思い込んでいましたが、どちらも充実している女性の姿を見て勇気づけ
られました。考え過ぎるよりもとりあえずチャレンジしてみる、完璧を求め過ぎず
適度に頑張る、仕事も家庭もプライベートも楽しむ…そうした“前向きに生きる”
姿勢を、活動を通して出会った方々から教えていただきました。
今後も地域の活動に積極的に参画しながら、人とのつながりを大切にして、たく
さんのことに挑戦していきたいです。
3
女性リーダー育成事業への提案
ウィメンズプロジェクトの良いところは、メンバーが意欲を持って活動しており、
“やらされている感”がないところです。
女子会のような和気藹々とした雰囲気を継承しつつ、今後は市役所関連以外の市
民団体等との連携を強化して、様々な地域活動(特に女性が少ない場)に参加する
機会を設けていただけると、一層地域における女性リーダー育成につながると思い
ます。
活動を振り返って、ウィメンズプロジェクトへの提案
C グループ
河野 美知
「女性のキャリアアップ」に取り組んだグループに参加して 3 年目を迎えま
した。1 年目は「松江在住/在勤の女性への意識調査アンケート」、2 年目は「ウ
ィメンズプロジェクトメンバーによる情報発信」、3 年目は「松江で活動する女
性たちのマッチングイベント開催」に関わり、
“課題を探る”ところから“実践
に移す”貴重な経験をさせていただきました。
特にホームページの立ち上げはまだ情報量が少なく未完成ではありますが、
参加メンバーが、
“日々の暮らしの中での新たな発見を松江の良さとして情報発
信する”貴重な機会であり、またメンバーの育成ツールにもなりえると感じて
いますので、是非次年度以降のメンバーでバージョンアップして続けて頂きた
く思います。
活動を通して自身のキャリアアップに役立ったのは「効率的なミーティング
運営」の仕方を学べたことです。同じ年代の女性の集まりは「女子会ノリ」に
なりがちで、その良さもあるのですが、
“結論がまとまりにくい”という難点も
ありました。ファシリテーションを指導してもらい意識をしてから、
“効率的に
意見を出し合いまとめる”作業がスムーズにいくようになりました。また、こ
れまでは自分自身で“会を進行”することが多かったのですが“会の進行をサ
ポートする”大切さも改めて実感した次第です。
この 3 年のWPでのキャリアや“ご縁”を活かして、私自身、今後の松江の
まちづくりを担えるリーダーになれるよう仕事や団体活動にさらに力を入れて
まいります。
ウィメンズプロジェクトでは市の事業への提言や、女性が主体となったイベ
ントを企画していますが、一番力を入れてほしい点は『次世代の女性リーダー
の発掘・育成』です。リーダーというと少し大袈裟かもしれませんが、必要な
能力は ①情報を収集・発信できること ②企画を立案できること ③プレゼンテ
ーション力が高いこと だと感じています。これまでもプロジェクトの中で実
践していますので、活動のなかで常に意識をして、個々の自信を高めていって
ほしいと願います。
互いを思いやれる元気な女性(リーダー)が増えれば、松江はますます元気に
なります!
松江 21 世紀ウィメンズプロジェクト、頑張れ∼ヽ(^o^)丿
「松江市 21 世紀ウィメンズプロジェクト」の活動を通じて
C グループ
原
奈々恵
① 活動を振り返って。。。
今年度は、プロジェクト全体のリーダーとして、自分がどうあるべきなのか、
何ができるのかを考える1年でした。
人前で喋る事も、パソコンを使って資料作りやプレゼンをすることも苦手、何
よりも他力本願の私は戸惑う事が多かったです。そんな中、私が出来ない事をメ
ンバーに助けて貰うことが多く、とても支えられていました。この1年間続けて
こられたのも、メンバーや家族のおかげです。とても感謝しています。
人にはそれぞれ、「出来る事」、「出来ない事」があり、ウィプロのメンバーは
全員がそれぞれの得意分野をもっており、それが集まることで大きな力になるこ
とを実感させられました。
② これからの自分
今年度、学んだ事を生かしつつ、他の人の良い所を吸収し、自身を持って活動
していけるようになりたいです。
女子コネのような活動に積極的に参加し、コネクションを広げ、一歩を踏み出
す勇気を持って行動したいと思います。
③ 「女性リーダーの育成事業への提案」
誰でもリーダーになれる可能性はありますので、気軽にリーダーになれる場所
を作ってみるのも楽しいのでは?
その人の得意分野を講師として迎える場所♪作り。
いつもはリーダーでなくても、その時はリーダーになれます。
メンバーが交代でリーダーになることで、色んな個性の発見にも繋がり、メン
バー自身のスキルアップにもつながるのではないでしょうか。
松江市 21 世紀ウィメンズプロジェクトのこれから
女性が新たな一歩を踏み出すための場所(機会)として
松江市 21 世紀ウィメンズプロジェクトの設立の背景
松江市では、平成 23 年 10 月に、国内最大の男女共同参画に関する会議「日本女性会議 2011
松江大会」が多くの市民活動団体や企業の参画のもとに開催されました。そこには、特に男
女共同参画をテーマに活動している女性団体が中心となり、地域活動・まちづくりにおける
様々なスタイルの「女性リーダー」の活躍がありました。そして、高まった男女共同参画の
機運を引き継ぐため、次代を担う人材の育成が必要であると考えられました。
そして、平成 24 年 7 月に松江市の女性リーダー育成支援事業として、松江市 21 世紀ウィ
メンズプロジェクトが設立しました。
年度
24
25
26
メンバー(継続)
19 名
グループ編成
「観光・産業」
「暮らし・子育て」「女性のキャリアアップ」
*課題の把握と事業提案が中心
「暮らし・子育て」「女性のキャリアアップ」
22 名(11 名) 「観光・産業」
*H24 の提案事業の実現が中心
18 名(10 名) 「新たな課題」
「H25 提案事業の実現」「女性リーダーについて」
*平成 26 年度の継続メンバー10 人中 7 人は平成 24 年度から継続(3 年目)
メンバー意見交換
ウィメンズプロジェクトの目的の一つである女性リーダーの発掘・育成について、
「女性リ
ーダー」の考え方、この活動を通じて得られたことや成長を実感できたことについて、設立
当初から 3 年間継続して関わったメンバーで意見交換を行いました。
メンバー 宇都宮 真理、大塚 純子、上 麻衣、益子 亜里紗
(原 奈々恵、福島 祐子…個別追記)
オブザーバー 澤 アツ子さん
実施日:平成 27 年 2 月 3 日(火)
女性リーダーとは?
大塚
リーダーというと、カリスマ性があって、引っ張る人というイメージが強いけど、た
とえば、ウィメンズプロジェクトのリーダーの2人のように調和や人と人とのつながりを考
える人や、みんなの様子をみながらまとめていく人、そういうイメージがいいなと思う。
宇都宮 そうそう、引っ張っていくというとプレッシャー。私もみんなと調和をとりながら、
下から支えるというリーダー像が素敵だなと思う。
益子 いるだけでその場が明るくなるというか、和むというか、自分もそうなれたらと思う。
福島 『元気』と『笑顔』がキーワードかな。
仕事とプライベート(生活)の両立について
益子
自分の将来を考えたときに、仕事と家庭の両立は自分にはできないだろうというイメ
ージを持っていた。働いて結婚したらやめようとか、働き続けるのなら家庭はナシかなと思
っていた。でも今は、視野が広がったというか、いろんな人の働き方を見て刺激を受けて前
向きに考えられるようになった。
大塚
仕事もして家庭のこともとなると大変だなというネガティブなイメージがあった。で
も、ウィメンズプロジェクトのメンバーには、普通に仕事もやって家庭もしている人もおら
れて、
「自分なり」でやればいいのかなと思えた。
澤
「女性のリーダー育成」を全面に出して募集して、自分から手を上げる人は少ない地域
性があると思う。周囲からの薦めがあって参加した人もいると思う。
でも、実際に出てみると、参加者同士の想いが一致しているから楽しく、活動を続けるこ
とができたと思う。
リーダー像というのは、ある意味固定的なものは無くていいと思う。様々なロールモデル
を見て、「いいな」「私にもマネできるかも」と思うことで成長できる。そして、いつしかリ
ーダーになっていくので、あまり構えなくてもいいと思う。
また、ウィメンズプロジェクトで活動する時間を作ることで、仕事や家庭等とのバランス
をとるということを実践出来たと思う。
益子
イベントの実施など、小さくても目標(ゴール)があって活動をしていたときはモチ
ベーションが上がって、それが終わると下がるというか忘れることもあった。でも、みんな
と会うと自然とモチベーションが上がった。
一年の大きな目標だと漠然としすぎてしまうけれど、もう少し短期間での目標があるとい
いなと思う。
宇都宮 やっぱり、メンバーと会うとモチベーションがあがった。全体会議で他のグループ
の人たちの話を聞いたりすると、新たな発見があり、やる気につながった。
上 誰もが主体的だから気持ちよく活動できた。
大塚 会議だけでなく、ここでできた繋がりがプライベートでも仲良くなれて、一緒にがん
ばろうと思えた。メンバーに恵まれた。
福島 自分を復活させる(いたわる・癒す)時間を持てるかどうかが重要。自分の元気の「素」
を持っている人は強いと思う。
澤
確かに仕事や家のことで気分が下がることはあるけれど、WP の会議など気持ちがあがる
場所や時間があるというのは良いですね。
「ウィメンズプロジェクト」で大切にしたいこと
益子
仕事や学業ではないところで集まっているので、重い責任があると入りづらいかな。
ウィメンズは自主的なというところを大切にしながら続いて行ったらいいなと思います。
宇都宮 完全に自分たちだけではなく、事務局に市の担当者が関わっていることで、安心感
や、行政の関係部署からのアドバイスをもらえることが良かった。
上
「リーダー塾」で学んだマナー講座やカラー講座など、自分磨きの講座を受けて、でき
ることからやればいいということに気づき、自分を見つめる機会になったので、これから取
り入れるといい。
大塚
やっぱり「雰囲気」は大切にしてほしい。女子会のようなラフな雰囲気は、女性に向
いていると思う。固い会議だったら、意見も言いづらいし発言しづらいと思うし、女性特有
のおしゃべりしながらアイデアをポンポンだしあってああでもないこうでもないと話せるの
がすごくいい。
上
ウィメンズプロジェクトでイベントを開催するなど最初のきっかけをつくり、そこから
新たなネットワークや活動が生まれてくるといいなと思う。
福島 明るく楽しいプロジェクトであり続けてほしい。
原
みんなで助けあって成長できるプロジェクトでありたい。
澤 今年で3年目ですが、全体で集まる機会は一年目のほうが多かった。また、1 年目、2 年
目、3 年目と事務局のかかわり方が変わってきた。少し間を置き、自主性を大事にすること
はすごく必要なこと。
また、市が事務局を担うことで組織のマネジメント体制がしっかりしていた。こうした様
子をみなさんが見ていて、今後、何か自主的な活動をやるときの参考にして、マネジメント
の相談に行ける場所ができたなど、繋がりができたことは非常に大切なこと。
次の世代の人材を育てるということについては、10年は続けなければならないと考える。
そして、様々な人が参加しやすい形をめざしてほしいですね。
「女性リーダー」の発掘・育成のために
3 年間の活動を通じて、延べ 59 名の女性がプロジェクトに参加しました。
これまでの活動の中心は「まちづくり」をテーマにした調査研究・提言活動で、企画力や
プレゼンテーション力が養われ、行政課題への関心も深まりました。しかし、メンバーが成
長を感じることができた背景には、メンバー同士のつながりや触れ合いから得られたものが
大きかったと言えます。
また、メンバーが理想とするリーダー像は、
「人のつながりや調和を大切にする」というと
ても柔らかなイメージで、これまでウィメンズプロジェクトのリーダーを務めた二人に似て
います。
女性リーダーのイメージや人生の参考にしたいと思うモデル(ロールモデル)には、身近
な同性の存在の影響が大きく、また、一つのイメージにとらわれず、複数の女性リーダーに
出会い、感じることが必要です。
そして、リーダーとして成長していくためには、自分自身を磨くこと、様々なロールモデ
ルに出会うこと、自身のネットワークを広げることが有効だと考えられます。
また、3 年の間、メンバー一人ひとりが就職、結婚、出産、転勤(夫の転勤)と様々なラ
イフイベントを迎えていました。女性は特に結婚・出産等で生活環境が大きく変わることが
あります。女性人材を発掘し育成する場合、長期的な展開と柔軟に取り組むことでより多く
の人材の育成が期待できます。
松江市 21 世紀ウィメンズプロジェクトでは、女性リーダーの発掘・育成をめざし、女性が
社会や地域をなどあらゆる場面へ新たな一歩を踏み出すための場として活動していきます。
具体的には、学びと交流を中心とした活動の展開とより多くの女性がWPで活動の機会を
持てるように、柔軟な組織づくりを提案します。
***これからの「松江市 21 世紀ウィメンズプロジェクト」***
コンセプト
地域活動や社会参画などに興味を持つ女性のための「まちづくり」をテー
マにした活動と交流の場(機会)。
対象
松江市在住・在勤・在学の 18 歳以上おおむね 40 歳までの女性
加入方法
随時募集・登録
具体的活動
●「
(仮)女子力アップセミナー」の開催
ライフデザイン、企画力、コミュニケーション力、伝える力、松江市の行政課題や仕組
み etc ⇒仕事や生活にもいかせるスキルを学び、自分を磨いて自信をつける。
●メンバー同士の交流と新たなネットワークの構築
●地域のためにやりたいことをWPでみんなと一緒に企画・実践に取り組む
松江市 21 世紀ウィメンズプロジェクト 街頭アンケート
第1回 実施日 平成 26 年 9 月 21 日(日)10:00∼13:00
場
所 市民大綱引き in 松江学園通り商店街 回答者数 68 人
第 2 回 実施日 平成 26 年 11 月 1 日(土)16:00∼21:00
場
1
所 スサノオマジック松江市冠試合(松江市総合体育館) 回答者数 37 人
回答者の属性
男性
女性
合計
構成比
∼10 代
6
17
23
21.9%
20 代
2
5
7
6.7%
30 代
10
23
33
31.4%
40 代
6
11
17
16.2%
50 代
5
9
14
13.3%
60 代∼
2
6
8
7.6%
無回答
1
2
3
2.9%
32
73
105
30.5%
69.5%
合計
構成比
60代∼,
7.6%
50代,
13.3%
不明, 2.9%
∼10代,
21.9%
20代,
6.7%
40代,
16.2%
30代,
31.4%
2−(1)
「水辺の朝市」を知っていますか?
回答数
知っている,行ったことがある
16
15.2%
知っている,行ったことはない
32
30.5%
知らない
57
合 計
知ってい
る,行った
ことがあ
る,
15.2%
構成比
54.3%
知らない,
54.3%
105
知ってい
る,行った
ことはな
い,
30.5%
2−(2)農家さんと対面で直接野菜や加工品を購入できる場所をどう思いますか?
回答数
構成比
その他,
2.9%
とても良い,ぜひ利用してみた
い
90
85.7%
特に利用したいと思わない
12
11.4%
3
2.9%
その他
合 計
105
特に利用
したいと
思わない,
11.4%
とても良
い,ぜひ利
用してみた
い, 85.7%
2−(3)
「水辺の朝市」がより魅力的な朝市となるには、どのような要素があると良いと思いますか?
(複数回答)
回答数
回答率
飲食が楽しめる
55
52.4%
オーガニックである
40
38.1%
特産物が販売されている
36
34.3%
イベント
34
32.4%
魚介類も販売されている
27
25.7%
プチ・クルーズ*
8
21.6%
雑貨が並んでいる
17
16.2%
美容や癒しが楽しめる
12
11.4%
ワークショップ
10
9.5%
しじみ漁の風景*
3
8.1%
回答数
32
73
105
その他
3
2.9%
*うち第2回
12
25
37
男性
女性
*2 回のみアンケート実施
2−(4)
「水辺の朝市」の開催時間についてどう思いますか
回答数
構成比
適当な時間
31
29.5%
朝早すぎる
36
34.3%
開催時間が短い
30
28.6%
朝早く・開催時間が短い
7
6.7%
無回答
1
1.0%
合 計
105
朝早く・
開催時間
が短い,
6.7%
開催時間
が短い,
28.6%
無回答,
1.0%
適当,
29.5%
朝早い,
34.3%
計
3
お住まいの地区の「まちあるきマップ」を知っていますか。
(回答数 n=78)
回答数
構成比
知っている
22
28.2%
知らない
56
71.8%
知って
いる,
28.2%
知らな
い,
71.8%
4
松江市 21 世紀ウィメンズプロジェクトのホームページについて
(1) ご存知ですか(回答数 n=97)
回答数
知ってい
る,
16.5%
構成比
知っている
16
16.5%
知らなかった
81
83.5%
知らな
かった,
83.5%
(2) どんな情報が掲載されていると良いと思いますか(複数回答)
回答数
回答率
観光地
52
49.5%
子育て
49
46.7%
美容・ファッション
17
16.2%
ステキな女性
14
13.3%
講座・セミナー
14
13.3%
若者・女性団体
13
12.4%
イクメン
10
9.5%
3
2.9%
その他
松江市 21 世紀ウィメンズプロジェクト
代表(C グループ)原 奈々恵
Aグループ
山陰合同銀行
㈱エブリプラン
③
Aグループ
岡本 千紘
JAくにびき
Aグループ
◎三代 香衣
①
後藤 展枝
①
野津 早希子
松江商工会議所
Bグループ
①
福島 祐子
松江工業高等専門学校(職員)
Bグループ
Aグループ
③
宮本 さやか
平成 26 年度メンバー一覧
①
○清水有希子
Aグループ
①
津田 玲奈
あおぞら保育園
①
Bグループ ◎清水 妙子
Bグループ ○佐々岡 直子
島根県中小企業団体中央会
山陰中央新報社
Bグル―プ
②
宇都宮 真理
松江市男女共同参画センター
③
Bグループ
鈴木 雅子
②
おやこ劇場
①
Cグループ
○上 麻衣
Cグループ
河野 美知
松江市役所
③
松江青年会議所
Aグループ
弁護士兼農業アドバイザー
フリーアナウンサー
③
Bグループ
①
馬場 範子
松江商工会議所
②
Cグループ ◎益子 亜里紗
松江工業高等専門学校
Cグループ
大塚 純子
松江市職員ユニオン
◎グループリーダー ○グループサブリーダー
③
③
①∼③は WP 年数
松江市 21 世紀ウィメンズプロジェクト(WP)の紹介
松江市が行う次世代人材育成事業として、松江市に暮らす 20∼40 代の女性で構成する団体です。
松江市における女性の活力とアイデアをいかしたまちづくりについて調査研究するとともに、必要な事
業などを立案し、市などに提言することをめざして活動しています。そして、自分たちが提案した事業の実
現に向けて、日々努力しています。
お問い合わせ、活動の詳細はこちらへ
0852-32-1196(市男女共同参画課内)
[email protected]
HP http://matsue-wp.com
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