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第 84 回日本音楽コンクール受賞記念演奏会
行 事 予 定 夏期受験準備講習会 日㈰ 鬼頭 容子 ︽大学受験コース︾ 3日㈬ 日㈯ 長柄 伸子 月まで 中高生のための楽典教室 7月∼ ︵原則︶第1・第3土曜日︵全8回︶ 日㈯ 日㈮ 新 任 講 師 紹 介 専攻コース︵ヴァイオリン︶ 専攻コース︵ピアノ︶ 東京藝術大学卒業 カヤレイ・ヴァイオリン アカデミー(スイス) 卒業ディプロマ取得 ︽高校受験コース︾ 日㈰ 林 珠美 日㈮・8月1日㈪・2日㈫ 7月 8月5日㈮・8日㈪・9日㈫ 7月 7月 日㈰ 羽塚 知啓・羽塚 真由美 日㈰ 江口 仁美・菊池 タカミ 月 ジャズバイオリン ワークショップ 日㈯・ 年1月7日㈯ 9月 日㈬∼ ダルクローズ・リトミック 夏期セミナー 8月 春日井 久美子 ダルクローズ・リトミック 春期セミナー ∼ミレイユ先生をお迎えして∼ ク ラ ス コ ン サ ー ト 7月 月 菰田 尚子 日㈯ 市石 実穂・小坂井 貴子 日㈮ 8月 日㈰ 星野 光代 8月 日㈯ 家田 智恵 8月 日㈰ 合同クラスコンサート 9月4日㈰ 中川 友子 9月 月9日㈰ 近藤 幹夫 月 森崎 一子 月5日㈯ 服部 浩美・後藤 和子 宮田 淳子 月6日㈰ 服部 浩美・宮田 淳子 日㈰ 山下 玲子 大家 恵利 月 日㈰ 柴垣 敦子 月 基礎コースでは、赤ちゃんから6歳児まで お子様の発育における重要な期間に、 質の高い音楽やレッスンを提供しています! 日㈰ 中須賀 悦子・大家 敏司 月 日㈰ 稲垣 理恵・松本 真由巳 日㈰ 栗木 直美 12 小川恭子さん 指揮 : 松尾葉子先生 (写真提供 : 毎日新聞社) 基礎コース︵リトミック科︶ 基礎コース︵リトミック科︶ 当 日 は 足 元 の 悪 い 中、開 場 前 から多数のお客様にお並びいた だ き、毎 年 楽 し み に し て い た だ いていることを改めて実感する ことができました。 演奏会のトップを飾ったのは、 バ イ オ リ ン 部 門 第 1 位、岩 谷 賞 ︵聴衆賞︶も受賞した小川恭子さ ん︵曲 目 ブ ラ ー ム ス バイオ リン協奏曲 ニ長調作品 ︶。冒 頭のオーケストラのみの演奏か ら 独 奏 で 加 わ る や 否 や、情 熱 的 かつ濃密な音色がホールに響き ま し た。終 始 ス ケ ー ル が 大 き く 技 量 の 高 い 演 奏 で、聴 衆 の 心 を 掴みました。 次 に3 年 ぶ り と な っ た ト ラ ン ペット部門で応募者140 名の 中から第1位と岩谷賞に選出さ れ た 守 岡 未 央 さ ん︵曲 目 フ ン メル トランペット協奏曲 変 ホ長調︶。倍音が豊かで澄み切っ た 音 色 が 心 地 よ く、丁 寧 な 表 現 力、安 定 し た 音 楽 の 運 び で 実 力 を示しました。 休 憩 を 挟 み、オ ペ ラ・ア リ ア の回であった声楽部門で第1位 と岩谷賞に輝いた城宏憲さん︵曲 目 ヴェ ル デ ィ 椿姫より 燃 える心を、ビゼー カルメンより 花の 歌 他︶。地 元 岐 阜 県 出 身 と い う こ と も あり、聴衆の期待がますます感じられる 雰囲気の中で、リリコ・スピントの力強 い歌声を朗々と鳴り渡らせた熱演は出色 の 出 来 で し た。そ れ を 裏 付 け る よ う に、 それぞれの曲間では喝采が沸き起こり ました。 最後には、国内外コンクール入賞者が 列 立 し た 激 戦 区 の ピ ア ノ 部 門 で 第1 位 を 獲得した黒岩航紀さん︵曲目 ラフマニ ノフ パガニーニの主題による狂詩曲 作 品 ︶。確 実 な 打 鍵 と リ ズ ム 感 で 一 気 に聴衆が惹きつけられ、細部まで練られ た分析力やオーケストラとの掛け合いも 見事でした。 コンサート最後には、鳴りやまない拍 手 に 促 さ れ る よ う に 出 演 者4 人 が 再 登 場 し、また一段の賞賛が送られました。 43 月 月 月 日㈯ 近藤 倫世 月4日㈰ 安藤 知子 月 日㈰ 藤原 康子 日㈰ 野々宮 恵子 11 19 山本 多恵佳 小笠原 喜代美 川手 真由 29 10 10 10 17 ●小学生以下(マンマ・ミュウ・サローネは除く) ●小学生以下 入学金 10,800 円→5,400 円 申込金 1,080 円→0 円 さらにオリジナルバッグもプレゼント! 7 月から 8 月末までのお申し込みの方 あとがき 夏のキャンペーン情報! ●中学生以上 入学金 10,800 円→0 円 申込金 1,080 円→0 円 音楽学校の一大イベント、日本音楽 コンクール受賞記念演奏会が、みなさ まのおかげをもちまして今年も無事に 終了しました。 通常レッスンはお休みでしたが、そ の分生徒さんたちも来場しやすく、一 流の音楽を肌で感じていただくことが できたのではないでしょうか。 音楽を表現する者にとって勉強・練 習するのと同じくらい、良い演奏を生 の音で聴くことは大事だと思います。 普段のレッスンから先生の音を参考に されているとは思いますが、たくさん の良い音に触れて感性を磨き、自分の 音を創りあげていって欲しいと願って います。 ︵編集担当︶ 名古屋芸術大学卒業大学院修了 パリ・エコール・ノルマル音楽院 修了ディプロマ取得 名古屋芸術大学非常勤講師 名古屋音楽大学卒業 名古屋芸術大学短期大学部 卒業 月 1月 日㈯ 戸山 志津江 2017年 1月 ソルフェージュ特別レッスン 8月 日㈰ 21 29 90 おんがく NAGOYA SCHOOL OF MUSIC 4 1 おんがく NAGOYA SCHOOL OF MUSIC カーテンコールの様子 吉田名誉学校長 齊藤毎日新聞社中部代表 山本学校長 小川さん 黒岩さん 松尾先生 城さん 守岡さん 基礎コース専用 第 回日本音楽コンクール受賞記念 演 奏 会 が 4 月 日 ㈭、愛 知 県 芸 術 劇 場 コ ン サ ー ト ホ ー ル に 於 い て、名 古 屋 音 楽 学 校・毎 日 新 聞 社・セ ン ト ラ ル 愛 知 交 響 楽 団 の 主 催、 NHK名 古 屋 放 送 局・ 愛 知 県・岐 阜 県・三 重 県・名 古 屋 市 各 教 育 委 員 会 の 後 援 で 開 催 さ れ ま し た。 84 84 回 を 数 え 初 回 は 戦 前 19 3 2 年 か ら という、歴史と伝統に彩られた由緒ある 日本音楽コンクールは、若手の音楽家に は華々しい登竜門としても知られていま す。今年もまたその受賞者たちをソリス トに迎え、松尾葉子先生指揮のセントラ ル愛知交響楽団共演のもと、素晴らしい ホールでレベルの高い演奏をお楽しみい ただける機会を設けることができ、この 地域への音楽振興に役立っているものと 確信しております。 77 28 27 31 24 10 11 23 22 19 13 27 20 10 18 17 11 28 22 28 17 ホームページ 作成中♪ 近日公開予定 10 10 10 11 11 11 11 12 12 11 11 愛知県芸術劇場コンサートホール 20 2016 年 7 月(年 2 回 発 行) 発行 名古屋市中区新栄町 2 - 9 スカイオアシス栄 名 古 屋 音 楽 学 校 電 話 9 7 3 - 3 4 5 6 編集 名古屋音楽学校機関誌 おんがく編集委員会 12 12 12 第 84 回日本音楽コンクール受賞記念演奏会 日 本 ジ ャ ッ ク=ダ ル ク ロ ー ズ 協 会が発行する国際免許の取得を目 指 し、今 年 も 3 月 日 ㈫∼4 月 1 日㈮までの4日間に亘って春期セ ミナーを開催いたしました。 今回はリトミックの創始者であ る ダ ル ク ロ ー ズ の 故 郷・ジ ュ ネ ー ヴに て、長 年 ダ ル ク ロ ー ズ 教 育 の 普 及 に あ た ら れ、声 楽 家 と し て も ご 活 躍 さ れ て い る ミ レ イ ユ・ヴェ ヴェ ー ル=バ ル マ 先 生 を お 迎 え す ることができました。 初来日となるミレイユ先生の講 座 を 受 講 し た い と、北 海 道 か ら 沖 縄まで日本各地から 名を超える リトミック指導者にお集まりいた だきました。 特に小学生 名が実際に参加し た公開 レッス ンでは、 ミレイ ユ先生 の指導 方法を 間近で 体験す ること ができ、 先生の子どもたちに対するアプ ロ ー チ 等、よ り 実 践 的 な 内 容 に 受 講者のみなさんも共感し参考とな る部分が多かったようでした。 第94号 出 演 者 の 声 名古屋は、岐阜出身の僕にとっ て 今 も 昔 も 大 都 会。赤 味 噌 の 食 文 化、そ し て 方 言。よ く 似 て い る と は 言 え、や っ ぱ り 駅 前 を 見 て も 名 古 屋 は 岐 阜 よ り﹁さ か え とる﹂イメージ。 そ ん な 名 古 屋・栄 で の 演 奏 経 験 を 遡 る と、全 日 本 学 生 音 楽 コ ン ク ー ル に 行 き 着 く。名 古 屋 大 会3 位 に な っ て 同 じ コ ン サ ー ト ホールで演奏をした 歳のあの 頃。あ の 頃 の 僕 に 今 の 人 生 を 想 像 す る 事 は 出 来 な か っ た け ど、 東 京、イ タ リ ア と 勉 強 し 続 け て 帰 っ て き て み て も や っ ぱ り﹁名 古 屋 は 大 都 会﹂だ っ た。ま だ ま だ 僕 に は 未 来 は 見 え な い。き っ とまた大きくなって名古屋に 帰 っ て き ま す。ご 来 場 い た だ い た お 客 様 に、心 か ら 感 謝 申 し 上げます。 ソリストを代表してお二方からコメントをいただきました。 この度の日本音楽コンクール 受賞記念演奏会にご尽力くだ さ っ た 関 係 者 の 皆 様 に、厚 く 御礼申し上げます。 初 め て 訪 れ た 名 古 屋 は、皆 様 の 温 か い お も て な し に よ り、と ても心地良い滞在となりました。 ま た、過 去 の 受 賞 者 の 方 か ら 素 晴らしいと聞いて楽しみにして いた愛知県芸術劇場コンサート ホールに立てた時間はとても 幸せでした。 松尾葉子先生とセントラル愛 知交響楽団の皆様の心強いサ ポートのもと大変学びのある経 験をさせていただきましたこと、 心より感謝申し上げます。 今 後 さ ら に 精 進 し、成 長 し た 姿をまた名古屋の皆様にお見せ で き る よ う、日 々 努 力 し て ま い ります。 音 楽 大 学 ・ 高 校 合 格 者 紹 介 音 楽 高 校 者 か ら の お 便 り 紹 介 めました﹂﹁とても楽しくてあっと 親子で一緒にクリスマス 児 童科修了演奏会 い う 間 の 1 時 間 で し た﹂等、喜 び 基礎コース生による のコメントをたくさんいただきま 月5 日㈯に当校ホールにて﹃親 春の音楽会 した。 子で一緒にクリスマス﹄を開催し、 コ ン サ ー ト は 保 護 者 様 や お 子 様 100名以上の親子の皆様に参加 た ち が 笑 顔 で 鑑 賞 さ れ る 中 、 先 生 年中さんから2年に亘りソルフェー していただきました。 が曲に合わせて小道具を動かした ジュと楽器を並行して学ぶ児童科の、 当校でリトミック科の指導にあ 修了演奏会及び修了式が3 月 日 ㈯ り、ダ ン ス を 一 緒 に 踊 る 場 面 で は たる鈴置育代先生と伊藤由記衣先 に行われました。 先生の振付を一生懸命真似したり 生 の 歌 と 演 奏 に 合 わ せ、歌 い な が と、和 や か な ム ー ド で 進 ん で い き 緊張しながらも、2年間勉強して ら 絵 本 を 読 ん だ り、曲 に 合 わ せ て きた成果を少しでも披露しようと ま し た。目 と 耳、さ ら に は 体 全 体 踊 っ た り、タ ン バ リ ン や 鈴 な ど の 一生懸命演奏する姿に、今後の成長 で音楽をたくさん感じられる演出 楽器を使ってリズムをとったりし がとても待ち遠しくなりました。演 で、親 子 で 満 足 し て い た だ け た 様 て、た く さ ん 音 楽 と 触 れ 合 っ て い 奏後には修了式が行われ、山本学校 子でした。 た だ き ま し た。お 子 様 た ち が 積 極 長より一人ずつ修了証書が授与され 的に前に出て、絵本に釘付けになっ ました。 ていた姿が印象に残りました。 ファミリーコンサート また、今回から初めて赤ちゃんか ﹁子供に普段体験させられない生 ら年長さんまでのお子様が在籍する の演奏を聞かせてやれてよかった 基 礎 コ ー ス 生 に よ る﹁春 の 音 楽 会﹂ です﹂﹁親子で一緒に楽しめて参加 2 月 日 ㈯ に 当 校 ホ ー ル に て を同時開催し、約 名のお子様と保 し て よ か っ た で す﹂等、た く さ ん ﹃フ ァ ミ リ ー コ ン サ ー ト﹁魔 笛﹂﹄ 護者様にご参加いただきました。 が行われました。 のコメントをいただき楽しいひと 初めの赤ちゃんのクラス︵マンマ・ ときを過ごしていただけました。 モ ー ツ ァ ル ト が 最 後 に 作 曲 し た ミ ュ ウ・サ ロ ー ネ︶の 発 表 で は、お オ ペ ラ を、当 校 研 究 科 講 師 の 落 合 美 和 子 先 生 の 指 導・監 修 の も と、 母さん、お父さんと一緒に椅子に座 りながら音楽に合わせて手を叩いた 門下生のみなさんにご出演いただ り、体を揺らしたり、身体をいっぱ き上演されました。 い使って可愛らしく表現をしていま オペラが初めての方にも分かり した。 やすい演出になっており、﹁涙が出 そうなくらい感動的な歌声でした﹂ その後、バンビーノ、ドルチェと アマービレ、児童科1年目のクラス ﹁親子で楽しめ、良かったです﹂﹁初 も発表があり、歌ったりさまざまな めてのオペラでしたが楽しめたよ 楽器を使ったりして、それぞれの演 う で す﹂等、お 子 様 で も 興 味 を 持 目を楽しそうに披露していました。 てる内容に賞賛のお声をいただき ま し た。出 演 者 の 方 々 の 素 晴 ら し 最後には、児童科修了生も含めた 出演者全員で歌を歌い、音楽をたく い 演 技 や 歌 声 は、親 子 一 緒 に な っ さん感じていただけた音楽会になり て楽しめた時間となったようでし ました。 た。 スマイルコンサート 格 1月 日㈯に当校ホールにて﹃ス マ イ ル コ ン サ ー ト﹄を 開 催 い た し ました。 当校で開設する赤ちゃんとママ の た め の 教 室﹁マ ン マ・ミ ュ ウ・ サ ロ ー ネ﹂の 創 設 者 で も あ る 岡 田 智恵子先生が練られたプログラム に、来場者の方々からは、﹁動きや 演 出 が あ り 子 供 も 楽 し め ま し た﹂ ﹁いろいろな工夫があり親子で楽し 合 ス で リ ト ミ ッ ク を、4 歳 か ら ピ ア 私は3歳から伊藤陽子先生クラ ノを始めました。 19 音楽科 声楽 ◆東京藝術大学付属高校 1名 名 ◆愛知県立明和高校 名 いことばかりではなく大変なこと 専門に進むと決めてからは楽し も あ り ま し た が、佐 野 翠 先 生 が 熱 心 に レ ッ ス ン を し て 下 さ り、温 か 50 私はこの春ずっと憧れてきた菊 里高校に合格することができまし た。入 学 し て 今 は 次 々 に 新 し い 経 験 を し て、又 音 楽 を 共 有 で き る 仲 間 に 恵 ま れ、刺 激 を 受 け る 毎 日 で す。 私は名古屋音楽学校で小学3年 生 か ら ピ ア ノ を 近 藤 倫 世 先 生 に、 ソルフェージュを田島知佐子先生 にご指導頂きました。 近藤先生には基礎的な打鍵から 響きのある粒のそろった音を目指 していける様に優しく時にはきび しく丁寧にレッスンをして下さい ま し た。又、脱 力 に 関 し て も 根 気 強くきめ細やかな指導をして下さ いました。 ソルフェージュはグループレッ スンを受けたことがなかったので 最 初 は 不 安 も あ り ま し た が、田 島 先生の的確なアドバイスにより自 分の課題も分かり不安はすぐに無 く な り ま し た。田 島 先 生 の 工 夫 が 詰まった聴音問題を取り組んでい くうちに少しずつ自信につながっ てきたと思います。 受験直前には斎木先生の特別授 業で模擬テストを受けたり、リハー サル会に参加して受験に向かう準 備を整えることができ落ち着いて 入 試 に の ぞ む こ と が で き ま し た。 これまで私を温かく見守り支え て下さった先生方ありがとうござ いました。 名古屋市立菊里高校 バイオリン の支援と、地元の音楽文化向上のお役に 演 奏 会 を 終 え て 立てるよう、音楽教育や企画を一層充実 させていきたいと考えています。 名古屋音楽学校としてこの演奏会が次 最後となりましたが、この場を借りて 世代を担う若き演奏家たちの貴重な経験 協賛・関係者の方々に感謝申し上げます となることを期待し、さらに研鑽を積み とともに、演奏会の成功に寄与してくだ 才能を開花させていただきたいと願って さった来場者の皆様に厚く御礼申し上げ います。そしてこれからも若き音楽家へ ます。 18 ◆名古屋市立菊里高校 ◆同朋高校 2名 い 言 葉 も か け て 下 さ い ま し た。ま す ま す 音 楽 の 奥 深 さ を 知 り、練 習 も面白く楽しく感じるようになり ま し た。ま た、佐 野 先 生 か ら は 音 楽 以 外 の こ と も 多 く 学 び、そ れ は いつも心に残っています。 そ し て、高 校 3 年 か ら は 西 川 秀 人 先 生 に も み て 頂 き ま し た。レ ッ スンでは素敵な音を身近で聴くこ と が で き、と て も 貴 重 な 時 間 で し た。 た が、田 島 知 佐 子 先 生 が 工 夫 し て ソルフェージュは初め大変でし 課 題 を 作 っ て 下 さ っ た り、弾 い て 下さったので難しい問題にも徐々 に慣れることができました。 に 支 え ら れ て き ま し た。そ の 恵 ま 他にも家族や仲間など多くの方 れ た 環 境 に 感 謝 し、さ ら に 視 野 を 広げ音楽面でも精神面でも成長し ファミリーコンサートの様子 大野 美穂 20 私 は、愛 知 教 育 大 学 に 合 格 し ま し た。音 楽 の 先 生 を し て い た 母 へ の 憧 れ か ら 志 望 し て い ま し た。今 は、教 師 を 目 指 す 仲 間 と 共 に 学 べ ることをうれしく思います。 私 は、ピ ア ノ を 山 田 陽 子 先 生 に 4 年 間 教 え て い た だ き ま し た。高 校 3 年 生 か ら は、都 築 美 佳 先 生 に ご 指 導 い た だ い て い ま す。ソ ル フ ェ ー ジ ュ は 佐 藤 節 子 先 生 に、声 楽は戸山志津江先生に教えていた だきました。 音楽学校に入学したばかりの頃 は、初 め て 習 う こ と に 戸 惑 い、苦 労 し ま し た が、先 生 方 の 手 厚 い ご 指導のおかげで、今までできなかっ た こ と が 少 し ず つ 上 達 し、音 楽 の すばらしさを感じるようになりま した。 受 験 で は、セ ン タ ー 試 験 の 勉 強 と実技の練習の両立が一番の課題 で し た。模 試 の 結 果 が 思 う よ う に 出 な い こ と も あ り ま し た が、先 生 方 の 励 ま し に 元 気 づ け ら れ、落 ち ついて受験に臨むことができまし た。本当に感謝しています。 こ れ か ら は、い ろ い ろ な 音 楽 に 触 れ、児 童 に 音 楽 の 楽 し さ を 教 え ら れ る 教 師 を 目 指 し、日 々 努 力 し ていきたいと思います。 愛知教育大学 12 ていけるよう、頑張ります。 教育学部 初等音楽 親子で一緒にクリスマスの様子 永田 美香子 春の音楽会の様子 小川 真由 音 楽 大 学 ◆東京藝術大学 7名 名 ◆愛知県立芸術大学 ◆国立音楽大学 3名 ◆東京音楽大学 4名 ◆桐朋学園大学 2名 名 ◆名古屋音楽大学 ◆名古屋芸術大学 5名 ◆武蔵野音楽大学 1名 ◆愛知教育大学 2名 ◆金城学院大学 4名 ◆信州大学 1名 東京藝術大学 おんがく NAGOYA SCHOOL OF MUSIC 2 3 おんがく NAGOYA SCHOOL OF MUSIC 音楽学部 器楽科 城 宏憲さん 11 11 23 小川 恭子さん 11 12 出 演 者 の 声 名古屋は、岐阜出身の僕にとっ て 今 も 昔 も 大 都 会。赤 味 噌 の 食 文 化、そ し て 方 言。よ く 似 て い る と は 言 え、や っ ぱ り 駅 前 を 見 て も 名 古 屋 は 岐 阜 よ り﹁さ か え とる﹂イメージ。 そ ん な 名 古 屋・栄 で の 演 奏 経 験 を 遡 る と、全 日 本 学 生 音 楽 コ ン ク ー ル に 行 き 着 く。名 古 屋 大 会3 位 に な っ て 同 じ コ ン サ ー ト ホールで演奏をした 歳のあの 頃。あ の 頃 の 僕 に 今 の 人 生 を 想 像 す る 事 は 出 来 な か っ た け ど、 東 京、イ タ リ ア と 勉 強 し 続 け て 帰 っ て き て み て も や っ ぱ り﹁名 古 屋 は 大 都 会﹂だ っ た。ま だ ま だ 僕 に は 未 来 は 見 え な い。き っ とまた大きくなって名古屋に 帰 っ て き ま す。ご 来 場 い た だ い た お 客 様 に、心 か ら 感 謝 申 し 上げます。 ソリストを代表してお二方からコメントをいただきました。 この度の日本音楽コンクール 受賞記念演奏会にご尽力くだ さ っ た 関 係 者 の 皆 様 に、厚 く 御礼申し上げます。 初 め て 訪 れ た 名 古 屋 は、皆 様 の 温 か い お も て な し に よ り、と ても心地良い滞在となりました。 ま た、過 去 の 受 賞 者 の 方 か ら 素 晴らしいと聞いて楽しみにして いた愛知県芸術劇場コンサート ホールに立てた時間はとても 幸せでした。 松尾葉子先生とセントラル愛 知交響楽団の皆様の心強いサ ポートのもと大変学びのある経 験をさせていただきましたこと、 心より感謝申し上げます。 今 後 さ ら に 精 進 し、成 長 し た 姿をまた名古屋の皆様にお見せ で き る よ う、日 々 努 力 し て ま い ります。 音 楽 大 学 ・ 高 校 合 格 者 紹 介 音 楽 高 校 者 か ら の お 便 り 紹 介 めました﹂﹁とても楽しくてあっと 親子で一緒にクリスマス 児 童科修了演奏会 い う 間 の 1 時 間 で し た﹂等、喜 び 基礎コース生による のコメントをたくさんいただきま 月5 日㈯に当校ホールにて﹃親 春の音楽会 した。 子で一緒にクリスマス﹄を開催し、 コ ン サ ー ト は 保 護 者 様 や お 子 様 100名以上の親子の皆様に参加 た ち が 笑 顔 で 鑑 賞 さ れ る 中 、 先 生 年中さんから2年に亘りソルフェー していただきました。 が曲に合わせて小道具を動かした ジュと楽器を並行して学ぶ児童科の、 当校でリトミック科の指導にあ 修了演奏会及び修了式が3 月 日 ㈯ り、ダ ン ス を 一 緒 に 踊 る 場 面 で は たる鈴置育代先生と伊藤由記衣先 に行われました。 先生の振付を一生懸命真似したり 生 の 歌 と 演 奏 に 合 わ せ、歌 い な が と、和 や か な ム ー ド で 進 ん で い き 緊張しながらも、2年間勉強して ら 絵 本 を 読 ん だ り、曲 に 合 わ せ て きた成果を少しでも披露しようと ま し た。目 と 耳、さ ら に は 体 全 体 踊 っ た り、タ ン バ リ ン や 鈴 な ど の 一生懸命演奏する姿に、今後の成長 で音楽をたくさん感じられる演出 楽器を使ってリズムをとったりし がとても待ち遠しくなりました。演 で、親 子 で 満 足 し て い た だ け た 様 て、た く さ ん 音 楽 と 触 れ 合 っ て い 奏後には修了式が行われ、山本学校 子でした。 た だ き ま し た。お 子 様 た ち が 積 極 長より一人ずつ修了証書が授与され 的に前に出て、絵本に釘付けになっ ました。 ていた姿が印象に残りました。 ファミリーコンサート また、今回から初めて赤ちゃんか ﹁子供に普段体験させられない生 ら年長さんまでのお子様が在籍する の演奏を聞かせてやれてよかった 基 礎 コ ー ス 生 に よ る﹁春 の 音 楽 会﹂ です﹂﹁親子で一緒に楽しめて参加 2 月 日 ㈯ に 当 校 ホ ー ル に て を同時開催し、約 名のお子様と保 し て よ か っ た で す﹂等、た く さ ん ﹃フ ァ ミ リ ー コ ン サ ー ト﹁魔 笛﹂﹄ 護者様にご参加いただきました。 が行われました。 のコメントをいただき楽しいひと 初めの赤ちゃんのクラス︵マンマ・ ときを過ごしていただけました。 モ ー ツ ァ ル ト が 最 後 に 作 曲 し た ミ ュ ウ・サ ロ ー ネ︶の 発 表 で は、お オ ペ ラ を、当 校 研 究 科 講 師 の 落 合 美 和 子 先 生 の 指 導・監 修 の も と、 母さん、お父さんと一緒に椅子に座 りながら音楽に合わせて手を叩いた 門下生のみなさんにご出演いただ り、体を揺らしたり、身体をいっぱ き上演されました。 い使って可愛らしく表現をしていま オペラが初めての方にも分かり した。 やすい演出になっており、﹁涙が出 そうなくらい感動的な歌声でした﹂ その後、バンビーノ、ドルチェと アマービレ、児童科1年目のクラス ﹁親子で楽しめ、良かったです﹂﹁初 も発表があり、歌ったりさまざまな めてのオペラでしたが楽しめたよ 楽器を使ったりして、それぞれの演 う で す﹂等、お 子 様 で も 興 味 を 持 目を楽しそうに披露していました。 てる内容に賞賛のお声をいただき ま し た。出 演 者 の 方 々 の 素 晴 ら し 最後には、児童科修了生も含めた 出演者全員で歌を歌い、音楽をたく い 演 技 や 歌 声 は、親 子 一 緒 に な っ さん感じていただけた音楽会になり て楽しめた時間となったようでし ました。 た。 スマイルコンサート 格 1月 日㈯に当校ホールにて﹃ス マ イ ル コ ン サ ー ト﹄を 開 催 い た し ました。 当校で開設する赤ちゃんとママ の た め の 教 室﹁マ ン マ・ミ ュ ウ・ サ ロ ー ネ﹂の 創 設 者 で も あ る 岡 田 智恵子先生が練られたプログラム に、来場者の方々からは、﹁動きや 演 出 が あ り 子 供 も 楽 し め ま し た﹂ ﹁いろいろな工夫があり親子で楽し 合 ス で リ ト ミ ッ ク を、4 歳 か ら ピ ア 私は3歳から伊藤陽子先生クラ ノを始めました。 19 音楽科 声楽 ◆東京藝術大学付属高校 1名 名 ◆愛知県立明和高校 名 いことばかりではなく大変なこと 専門に進むと決めてからは楽し も あ り ま し た が、佐 野 翠 先 生 が 熱 心 に レ ッ ス ン を し て 下 さ り、温 か 50 私はこの春ずっと憧れてきた菊 里高校に合格することができまし た。入 学 し て 今 は 次 々 に 新 し い 経 験 を し て、又 音 楽 を 共 有 で き る 仲 間 に 恵 ま れ、刺 激 を 受 け る 毎 日 で す。 私は名古屋音楽学校で小学3年 生 か ら ピ ア ノ を 近 藤 倫 世 先 生 に、 ソルフェージュを田島知佐子先生 にご指導頂きました。 近藤先生には基礎的な打鍵から 響きのある粒のそろった音を目指 していける様に優しく時にはきび しく丁寧にレッスンをして下さい ま し た。又、脱 力 に 関 し て も 根 気 強くきめ細やかな指導をして下さ いました。 ソルフェージュはグループレッ スンを受けたことがなかったので 最 初 は 不 安 も あ り ま し た が、田 島 先生の的確なアドバイスにより自 分の課題も分かり不安はすぐに無 く な り ま し た。田 島 先 生 の 工 夫 が 詰まった聴音問題を取り組んでい くうちに少しずつ自信につながっ てきたと思います。 受験直前には斎木先生の特別授 業で模擬テストを受けたり、リハー サル会に参加して受験に向かう準 備を整えることができ落ち着いて 入 試 に の ぞ む こ と が で き ま し た。 これまで私を温かく見守り支え て下さった先生方ありがとうござ いました。 名古屋市立菊里高校 バイオリン の支援と、地元の音楽文化向上のお役に 演 奏 会 を 終 え て 立てるよう、音楽教育や企画を一層充実 させていきたいと考えています。 名古屋音楽学校としてこの演奏会が次 最後となりましたが、この場を借りて 世代を担う若き演奏家たちの貴重な経験 協賛・関係者の方々に感謝申し上げます となることを期待し、さらに研鑽を積み とともに、演奏会の成功に寄与してくだ 才能を開花させていただきたいと願って さった来場者の皆様に厚く御礼申し上げ います。そしてこれからも若き音楽家へ ます。 18 ◆名古屋市立菊里高校 ◆同朋高校 2名 い 言 葉 も か け て 下 さ い ま し た。ま す ま す 音 楽 の 奥 深 さ を 知 り、練 習 も面白く楽しく感じるようになり ま し た。ま た、佐 野 先 生 か ら は 音 楽 以 外 の こ と も 多 く 学 び、そ れ は いつも心に残っています。 そ し て、高 校 3 年 か ら は 西 川 秀 人 先 生 に も み て 頂 き ま し た。レ ッ スンでは素敵な音を身近で聴くこ と が で き、と て も 貴 重 な 時 間 で し た。 た が、田 島 知 佐 子 先 生 が 工 夫 し て ソルフェージュは初め大変でし 課 題 を 作 っ て 下 さ っ た り、弾 い て 下さったので難しい問題にも徐々 に慣れることができました。 に 支 え ら れ て き ま し た。そ の 恵 ま 他にも家族や仲間など多くの方 れ た 環 境 に 感 謝 し、さ ら に 視 野 を 広げ音楽面でも精神面でも成長し ファミリーコンサートの様子 大野 美穂 20 私 は、愛 知 教 育 大 学 に 合 格 し ま し た。音 楽 の 先 生 を し て い た 母 へ の 憧 れ か ら 志 望 し て い ま し た。今 は、教 師 を 目 指 す 仲 間 と 共 に 学 べ ることをうれしく思います。 私 は、ピ ア ノ を 山 田 陽 子 先 生 に 4 年 間 教 え て い た だ き ま し た。高 校 3 年 生 か ら は、都 築 美 佳 先 生 に ご 指 導 い た だ い て い ま す。ソ ル フ ェ ー ジ ュ は 佐 藤 節 子 先 生 に、声 楽は戸山志津江先生に教えていた だきました。 音楽学校に入学したばかりの頃 は、初 め て 習 う こ と に 戸 惑 い、苦 労 し ま し た が、先 生 方 の 手 厚 い ご 指導のおかげで、今までできなかっ た こ と が 少 し ず つ 上 達 し、音 楽 の すばらしさを感じるようになりま した。 受 験 で は、セ ン タ ー 試 験 の 勉 強 と実技の練習の両立が一番の課題 で し た。模 試 の 結 果 が 思 う よ う に 出 な い こ と も あ り ま し た が、先 生 方 の 励 ま し に 元 気 づ け ら れ、落 ち ついて受験に臨むことができまし た。本当に感謝しています。 こ れ か ら は、い ろ い ろ な 音 楽 に 触 れ、児 童 に 音 楽 の 楽 し さ を 教 え ら れ る 教 師 を 目 指 し、日 々 努 力 し ていきたいと思います。 愛知教育大学 12 ていけるよう、頑張ります。 教育学部 初等音楽 親子で一緒にクリスマスの様子 永田 美香子 春の音楽会の様子 小川 真由 音 楽 大 学 ◆東京藝術大学 7名 名 ◆愛知県立芸術大学 ◆国立音楽大学 3名 ◆東京音楽大学 4名 ◆桐朋学園大学 2名 名 ◆名古屋音楽大学 ◆名古屋芸術大学 5名 ◆武蔵野音楽大学 1名 ◆愛知教育大学 2名 ◆金城学院大学 4名 ◆信州大学 1名 東京藝術大学 おんがく NAGOYA SCHOOL OF MUSIC 2 3 おんがく NAGOYA SCHOOL OF MUSIC 音楽学部 器楽科 城 宏憲さん 11 11 23 小川 恭子さん 11 12 行 事 予 定 夏期受験準備講習会 日㈰ 鬼頭 容子 ︽大学受験コース︾ 3日㈬ 日㈯ 長柄 伸子 月まで 中高生のための楽典教室 7月∼ ︵原則︶第1・第3土曜日︵全8回︶ 日㈯ 日㈮ 新 任 講 師 紹 介 専攻コース︵ヴァイオリン︶ 専攻コース︵ピアノ︶ 東京藝術大学卒業 カヤレイ・ヴァイオリン アカデミー(スイス) 卒業ディプロマ取得 ︽高校受験コース︾ 日㈰ 林 珠美 日㈮・8月1日㈪・2日㈫ 7月 8月5日㈮・8日㈪・9日㈫ 7月 7月 日㈰ 羽塚 知啓・羽塚 真由美 日㈰ 江口 仁美・菊池 タカミ 月 ジャズバイオリン ワークショップ 日㈯・ 年1月7日㈯ 9月 日㈬∼ ダルクローズ・リトミック 夏期セミナー 8月 春日井 久美子 ダルクローズ・リトミック 春期セミナー ∼ミレイユ先生をお迎えして∼ ク ラ ス コ ン サ ー ト 7月 月 菰田 尚子 日㈯ 市石 実穂・小坂井 貴子 日㈮ 8月 日㈰ 星野 光代 8月 日㈯ 家田 智恵 8月 日㈰ 合同クラスコンサート 9月4日㈰ 中川 友子 9月 月9日㈰ 近藤 幹夫 月 森崎 一子 月5日㈯ 服部 浩美・後藤 和子 宮田 淳子 月6日㈰ 服部 浩美・宮田 淳子 日㈰ 山下 玲子 大家 恵利 月 日㈰ 柴垣 敦子 月 基礎コースでは、赤ちゃんから6歳児まで お子様の発育における重要な期間に、 質の高い音楽やレッスンを提供しています! 日㈰ 中須賀 悦子・大家 敏司 月 日㈰ 稲垣 理恵・松本 真由巳 日㈰ 栗木 直美 12 小川恭子さん 指揮 : 松尾葉子先生 (写真提供 : 毎日新聞社) 基礎コース︵リトミック科︶ 基礎コース︵リトミック科︶ 当 日 は 足 元 の 悪 い 中、開 場 前 から多数のお客様にお並びいた だ き、毎 年 楽 し み に し て い た だ いていることを改めて実感する ことができました。 演奏会のトップを飾ったのは、 バ イ オ リ ン 部 門 第 1 位、岩 谷 賞 ︵聴衆賞︶も受賞した小川恭子さ ん︵曲 目 ブ ラ ー ム ス バイオ リン協奏曲 ニ長調作品 ︶。冒 頭のオーケストラのみの演奏か ら 独 奏 で 加 わ る や 否 や、情 熱 的 かつ濃密な音色がホールに響き ま し た。終 始 ス ケ ー ル が 大 き く 技 量 の 高 い 演 奏 で、聴 衆 の 心 を 掴みました。 次 に3 年 ぶ り と な っ た ト ラ ン ペット部門で応募者140 名の 中から第1位と岩谷賞に選出さ れ た 守 岡 未 央 さ ん︵曲 目 フ ン メル トランペット協奏曲 変 ホ長調︶。倍音が豊かで澄み切っ た 音 色 が 心 地 よ く、丁 寧 な 表 現 力、安 定 し た 音 楽 の 運 び で 実 力 を示しました。 休 憩 を 挟 み、オ ペ ラ・ア リ ア の回であった声楽部門で第1位 と岩谷賞に輝いた城宏憲さん︵曲 目 ヴェ ル デ ィ 椿姫より 燃 える心を、ビゼー カルメンより 花の 歌 他︶。地 元 岐 阜 県 出 身 と い う こ と も あり、聴衆の期待がますます感じられる 雰囲気の中で、リリコ・スピントの力強 い歌声を朗々と鳴り渡らせた熱演は出色 の 出 来 で し た。そ れ を 裏 付 け る よ う に、 それぞれの曲間では喝采が沸き起こり ました。 最後には、国内外コンクール入賞者が 列 立 し た 激 戦 区 の ピ ア ノ 部 門 で 第1 位 を 獲得した黒岩航紀さん︵曲目 ラフマニ ノフ パガニーニの主題による狂詩曲 作 品 ︶。確 実 な 打 鍵 と リ ズ ム 感 で 一 気 に聴衆が惹きつけられ、細部まで練られ た分析力やオーケストラとの掛け合いも 見事でした。 コンサート最後には、鳴りやまない拍 手 に 促 さ れ る よ う に 出 演 者4 人 が 再 登 場 し、また一段の賞賛が送られました。 43 月 月 月 日㈯ 近藤 倫世 月4日㈰ 安藤 知子 月 日㈰ 藤原 康子 日㈰ 野々宮 恵子 11 19 山本 多恵佳 小笠原 喜代美 川手 真由 29 10 10 10 17 ●小学生以下(マンマ・ミュウ・サローネは除く) ●小学生以下 入学金 10,800 円→5,400 円 申込金 1,080 円→0 円 さらにオリジナルバッグもプレゼント! 7 月から 8 月末までのお申し込みの方 あとがき 夏のキャンペーン情報! ●中学生以上 入学金 10,800 円→0 円 申込金 1,080 円→0 円 音楽学校の一大イベント、日本音楽 コンクール受賞記念演奏会が、みなさ まのおかげをもちまして今年も無事に 終了しました。 通常レッスンはお休みでしたが、そ の分生徒さんたちも来場しやすく、一 流の音楽を肌で感じていただくことが できたのではないでしょうか。 音楽を表現する者にとって勉強・練 習するのと同じくらい、良い演奏を生 の音で聴くことは大事だと思います。 普段のレッスンから先生の音を参考に されているとは思いますが、たくさん の良い音に触れて感性を磨き、自分の 音を創りあげていって欲しいと願って います。 ︵編集担当︶ 名古屋芸術大学卒業大学院修了 パリ・エコール・ノルマル音楽院 修了ディプロマ取得 名古屋芸術大学非常勤講師 名古屋音楽大学卒業 名古屋芸術大学短期大学部 卒業 月 1月 日㈯ 戸山 志津江 2017年 1月 ソルフェージュ特別レッスン 8月 日㈰ 21 29 90 おんがく NAGOYA SCHOOL OF MUSIC 4 1 おんがく NAGOYA SCHOOL OF MUSIC カーテンコールの様子 吉田名誉学校長 齊藤毎日新聞社中部代表 山本学校長 小川さん 黒岩さん 松尾先生 城さん 守岡さん 基礎コース専用 第 回日本音楽コンクール受賞記念 演 奏 会 が 4 月 日 ㈭、愛 知 県 芸 術 劇 場 コ ン サ ー ト ホ ー ル に 於 い て、名 古 屋 音 楽 学 校・毎 日 新 聞 社・セ ン ト ラ ル 愛 知 交 響 楽 団 の 主 催、 NHK名 古 屋 放 送 局・ 愛 知 県・岐 阜 県・三 重 県・名 古 屋 市 各 教 育 委 員 会 の 後 援 で 開 催 さ れ ま し た。 84 84 回 を 数 え 初 回 は 戦 前 19 3 2 年 か ら という、歴史と伝統に彩られた由緒ある 日本音楽コンクールは、若手の音楽家に は華々しい登竜門としても知られていま す。今年もまたその受賞者たちをソリス トに迎え、松尾葉子先生指揮のセントラ ル愛知交響楽団共演のもと、素晴らしい ホールでレベルの高い演奏をお楽しみい ただける機会を設けることができ、この 地域への音楽振興に役立っているものと 確信しております。 77 28 27 31 24 10 11 23 22 19 13 27 20 10 18 17 11 28 22 28 17 ホームページ 作成中♪ 近日公開予定 10 10 10 11 11 11 11 12 12 11 11 愛知県芸術劇場コンサートホール 20 2016 年 7 月(年 2 回 発 行) 発行 名古屋市中区新栄町 2 - 9 スカイオアシス栄 名 古 屋 音 楽 学 校 電 話 9 7 3 - 3 4 5 6 編集 名古屋音楽学校機関誌 おんがく編集委員会 12 12 12 第 84 回日本音楽コンクール受賞記念演奏会 日 本 ジ ャ ッ ク=ダ ル ク ロ ー ズ 協 会が発行する国際免許の取得を目 指 し、今 年 も 3 月 日 ㈫∼4 月 1 日㈮までの4日間に亘って春期セ ミナーを開催いたしました。 今回はリトミックの創始者であ る ダ ル ク ロ ー ズ の 故 郷・ジ ュ ネ ー ヴに て、長 年 ダ ル ク ロ ー ズ 教 育 の 普 及 に あ た ら れ、声 楽 家 と し て も ご 活 躍 さ れ て い る ミ レ イ ユ・ヴェ ヴェ ー ル=バ ル マ 先 生 を お 迎 え す ることができました。 初来日となるミレイユ先生の講 座 を 受 講 し た い と、北 海 道 か ら 沖 縄まで日本各地から 名を超える リトミック指導者にお集まりいた だきました。 特に小学生 名が実際に参加し た公開 レッス ンでは、 ミレイ ユ先生 の指導 方法を 間近で 体験す ること ができ、 先生の子どもたちに対するアプ ロ ー チ 等、よ り 実 践 的 な 内 容 に 受 講者のみなさんも共感し参考とな る部分が多かったようでした。 第94号