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平成18年度香川・岡山広域海面利用協議会次第 日時
平成18年度香川・岡山広域海面利用協議会次第 日時:平成19年3月27日(火) 午後 1 時 30 分~ 場所:岡山市下石井 2-6-41 ピュアリテイまきび 1 開 会 2 挨 拶 3 委員紹介 4 議 事 (1) 平成17年度香川・岡山広域海面利用協議会等の概要について(報告事項) ① 平成17年度香川・岡山広域海面利用協議会等の概要について ② 平成18年度香川県海面利用協議会の概要について ③ 平成18年度岡山県海面利用協議会の概要について (2) 両県における海面利用の現状について (3) その他 5 6 話題提供 (1) 海洋牧場について 閉会 【資 料】 1 平成17 平成17年度香川 17年度香川・ 年度香川・岡山広域海面利用協議会の 岡山広域海面利用協議会の概要 日時・場所 平成 18 年 3 月 23 日 午後 1 時 30 分~ ピュアリテイまきび 1)会議の概要 ①両県における海面利用の現状等について 小型船舶( PB)の在籍状況、遊漁船業者の登録状況に加え、遊漁者への海面利用 のルールやマナーなどの啓発状況及び現場指導状況が報告された。 ○啓発活動 両 県:「海の手帳」の作成・配布、水産課ホームページでの啓発 岡山県:「海で楽しむみなさんへ」の作成・配布、啓発看板の設置、 遊漁船業者への文書指導 香川県:香川地区小型船安全協会総会において「遊漁者の漁具漁法の制限」等 について指導 その他:香川地区小型船安全協会会報「かがわニュース」への掲載 小豆島地区水産資源保護対策協議会による新聞折込広告の配布 ○現場での指導 香川県:めばるの夜焚き釣り、さわらのひき釣り、まだこ釣り、かにすくい網 岡山県:保護水面指導、夜焚き釣り、かにかご ②主な意見と協議の概要 ○小豆島東部のマダイ釣りで漁場でのトラブルが多発していることが報告され、対 応を協議検討したところ、まずは地元で遵守して欲しい内容を取りまとめ、周知 を徹底すること及び本件に関しては海上保安部並びに岡山県も協力し、場合によ っては兵庫県への協力依頼を行う旨の話し合いがもたれた。 ○遊漁者の違反に対しては罰則などを記載した新聞広告の配布が効果的であった。 さらに実際に検挙するなど厳しい措置があれば抑止効果となる ○遊漁者の組織化を考える場合、エンジンのメンテナンス講習を受講できるとか、 漁業者との話し合いの場が持てるといった、その組織に入ることにより得られる メリットを設けることが必要ではないか。 -1- 2 平成18 平成18年度香川県海面利用協議会 18年度香川県海面利用協議会の 年度香川県海面利用協議会の概要 日時・場所 平成 18 年 2 月 13 日 午後 1 時 30 分~ 香川県庁第3会議室 1)会議の概要 ①香川県海面利用協議会の活動報告について ②18年度事業の結果について それぞれ、資料に基づき説明。 〔主な意見〕 ○本協議会の存在や議論が一般の遊漁者に知られていない。また、遊漁者が問題視 されていることを遊漁者に認識してもらうことも一つの方法ではないか。 ○釣具店の店員の方が、禁止されている釣り方や道具などについての知識を持って いないので、周知が必要。 ③プレジャーボートの適正な保管に向けて パンフレット「プレジャーボートの適正な保管に向けて」について、県港湾課か ら説明。 〔主な意見〕 ○漁港や港湾でプレジャーボートを係留するのに料金がかかるようになってきてい るが、漁船の方が料金が安いことから、プレジャーボート所有者が漁協の准組合 員になって漁船登録するという人が出てきている。 ○放置艇について、所有者が経済的負担に耐えられないような場合、補助などがで きないか。 ○放置艇は、所有者が責任をもって処分すべき。 ④海面利用の現状と課題について ルール・マナーの徹底・向上、現地指導の強化、海面利用(遊漁)情報の収集に ついて資料により説明。 〔主な意見〕 ○小豆島の内海町地先海面では、島内でのチラシ配布の効果により、地元の遊漁者 によるメバルの夜焚き釣りはほとんどいない状況に変わったが、岡山から来た遊 漁者の中には夜焚き釣りを行う者がいるという情報がある。岡山県で開催された 小型船安全協会の安全講習会に参加し20名程度にチラシを配布を行ったが、もう 少し岡山県での周知をお願いしたい。 ○丸亀沖でのいいだこ釣りに、岡山からかなり来ている。福山や広島からも来てい る。海底にテンヤが無数に落ちて、それが底曳網のネットローラーに絡まって、 操業の支障になっているほか、手を怪我することもある。何かよい対策はないか。 テンヤの値段を1個千円、2千円にしたらいい。 釣具店やマリーナに啓発用のポスターを貼ったらいい。 ポスターで、漁業者が手に怪我をして痛い目に遭っているなどの迷惑がかかって いるということが一目瞭然になるようにするといい。 切れにくく底に引っかかりにくいようなテンヤに改造できないものか。 遊漁船の業務主任者講習会で注意、指導してはどうか。 -2- ⑤19年度事業計画について 資料により説明。 2)その他の意見 ○広域海面利用協議会の結果について、できるだけ水産庁へ上げていってもらい たい。 -3- 3 平成18 平成18年度岡山県海面利用協議会 18年度岡山県海面利用協議会の 年度岡山県海面利用協議会の概要 日時・場所 平成 19 年 3 月 12 日 午後 1 時 30 分~ ピュアリテイまきび 1)会議の概要 ①火光を利用する釣り(夜焚き釣り)について 15 年 7 月に岡山県海面漁業調整規則を改正し、夜焚き釣りを禁止し、その啓発 指導を行うことにより沈静化はしているが、従来の笠岡海面以外の宇野沖でも夜焚 き釣りが行われているとの情報がある。 〔主な意見〕 ○水中ライトを使用した夜焚き釣りが見られる。現場では確認しづらいが、抜け道 は塞ぐべきだ。 ○現在もやってる人は悪質であり、県も検挙は難しい等と言わず海上保安部の協力 を仰いでもっと取締を行うべきだ。 ②遊漁者の組織化 平成 17 年度協議会で話題となった兵庫県の NPO 法人について資料を取り寄せて 検討したところ、指定管理者制度に向けた PB の係留のための組織化であり、遊漁 者の組織化にはなじまない。 〔主な意見〕 ○漁業者と対話するためには遊漁者も組織化が必要である。 ○ PB の所有者を考えた組織化なら、(社)瀬戸内海小型船安全協会や(社)マリーナ ビーチ協会を拡充することを考えた方がいいのではないか。 ○ PB を使わない遊漁者も多い。これまでも小さな同好会的なものを作っているが、 まとまったものがないのは課題である。 ③海洋牧場について 白石島海洋牧場(笠岡市において 13 年度完了)及び東備地区海洋牧場(備前市日生 において整備中)において、遊漁者による無秩序な釣りが問題となっていることか ら、将来的には漁場の区分、遊漁料金の徴収などを盛り込んだ条例の整備を検討し ていきたい。 〔主な意見〕 ○海洋牧場を区域を定めることで大きな釣り堀と捉え、利用者から遊漁料を徴収す る事という理解でよいか。積極的に考えるべきだ。 ○東備地区海洋牧場では遊漁者を取り込んだ形を模索している。兵庫県家島の例な どを参考にしながら突っ込んで考えるべきだ。 2)その他の意見 ○個別案件への対応も重要であるが、遊漁者と漁業者の関係についてもっと大き な意味でのルール作りを検討して欲しい。漁業には生活の場所として最も重要 なことは理解しているが、遊漁と漁業以外にも海を楽しむ者もいることから、 極端に言えば漁業と遊漁が排除した遊べる海も必要ではないか。例えば漁業者 と遊漁者及び海を楽しむ者とのゾーニング等を考える必要があるのではないか。 -4- 4 両県における 両県における海面利用 における海面利用の 海面利用の現状について 現状について 1)小型船舶在籍数について(H18.3.31 現在 日本小型船舶検査機構資料) 香川県 岡山県 6,899 隻 10,024 隻 2)遊漁船業について(H19.3.27 現在) ①登録件数・隻数 香川県 岡山県 登録業者数 登録船隻数 登録業者数 登録船隻数 69 業者 73 隻 123 業者 163 隻 岡山県 50 50 40 40 30 30 営業所数 営業所数 ②市町村別登録状況業者数(営業所別) 香川県 20 10 20 10 0 ③業種別登録状況業者数 香川県 倉 敷 市 笠 岡 市 瀬 戸 内 市 玉 野 市 岡 山 市 井 原 市 備 前 市 浅 口 市 早 島 町 高 松 市 三 豊 市 小 豆 島 町 土 庄 東 町 か が わ 市 丸 亀 市 観 音 寺 市 さぬ き 市 直 島 町 坂 出 市 0 岡山県 観光底 びき ・ 定置 12% 12 % 瀬渡 し 17 % 瀬渡 し 24% 24 % 釣り船 71 % 釣り 船 70% 70 % -5- ④遊漁船業務主任者講習会の開催状況 講習会主催者 香川県 18 年度開催 H19.1.25 (高松市) 19 年度計画 必要に応じて開催 (財)尾道海技学院 H18.6.27 (尾道市) H18.10.19(岡山市) H19.2.23 (尾道市) H19.6 (尾道市) H18.10(岡山市) 以後未定 (社)中国船舶職員養成協会 H19.2.15 (倉敷市) H20.1 (倉敷市) H20.3 (倉敷市) H19.2 末現在実績なし 希望に応じて随時開催 岡山県 (株)MSTC ⑤遊漁船業の適正化に関する法律に係る不利益処分要領の制定 香川県:平成 18 年 4 月 1 日付けで制定 岡山県:平成 17 年 8 月 19 日付けで制定 3)平成 18 年度普及、啓発、指導実績 【香川県】 ①普及・啓発実績 ○「海の手帳」(23,000 部)を作成し、釣具店やマリーナ等へ配布した。 ○マナガツオ流し刺網漁業操業図を作成し、海運関係者等に配布 ②主な指導実績 ○ 18 年 1 月、詫間町三崎御幸岩付近の建網漁業権区域内に多数の遊漁者が訪れ、 漁業者の操業が困難な状況となったため、遊漁者に対して漁業者の操業の妨げ にならないよう指導を行った。 ○ 18 年 3 月、粟島~荘内半島海域及び小豆島東部~南部海域で PB10 隻に対して 夜焚き釣りの禁止に関して指導を行った。 ○ 18 年 10 月、櫃石島~岩黒島海域でまだこ釣りを行っていた遊漁者に対して指 導を行った。併せて許可内容と異なる漁船でまだこ釣りを行っていた漁業者に 対して指導を行った。 ○平成 18 年 1 ~ 11 月にかけて以下のとおり遊漁者等を検挙した。 ・18 年 1 月、小豆島大角鼻沖で岡山県の遊漁船 1 隻、遊漁者 2 名をメバル夜焚 き釣りで検挙。 ・18 年 8 月、小豆島地蔵崎沖で香川県の遊漁船 1 隻、遊漁者 1 名をひき釣りで検挙。 ・18 年 9 月、小豆島内海湾で香川県の遊漁船 1 隻、遊漁者 1 名をひき釣りで検挙。 ・18 年 9 月、小豆島大角鼻で香川県の遊漁船 1 隻、遊漁者 1 名をひき釣りで検挙。 ・18 年 11 月、小豆島権現鼻で香川県の遊漁船 1 隻、遊漁者 1 名をひき釣りで検挙。 ・18 年 11 月、さぬき市丸山鼻で香川県の遊漁船 1 隻、遊漁者 1 名をひき釣りで検挙。 -6- 【岡山県】 ①普及・啓発実績 ○「海の手帳」(40,000 部)を作成し、釣具店やマリーナ等へ配布した。 ○「海で楽しむみなさんへ」(7,000 部)を作成し、海技免許更新時における配布 を尾道海技学院等へ依頼した。 ○県管理プレジャーボート係留施設を利用する船舶所有者へ啓発用パンフレット 1,200 部を配布した。 ○マナガツオ流し刺網漁業操業図を作成し、海運関係者等に配布 ○県水産課 HP の更新 遊漁者の使用できる漁具・漁法及び禁止漁法、保護水面、体長制限等につい て内容を更新するとともに、隣接県における規制について新たに公開した。 また、平成 17 年度海面利用協議会の議事録等を閲覧できるよう更新した。 ○小型船舶安全協会と連携し、 東部地区小型船安全協会総会での遊漁ルールの啓発 18 年 5 月 24 日、玉野港湾合同庁舎 2 階会議室 東部地区小型船安全協会主催の安全講習会へ講師を派遣し、遊漁ルールを啓発 18 年 10 月 5 日 備前市市民センター 1 階会議室 18 年 12 月 7 日 岡山港湾福祉センター 2 階会議室 19 年 2 月 17 日 牛窓町総合福祉センター会議室 西部地区小型船安全協会総会への出席 18 年 5 月 15 日 水島シーサイドホテル ②主な指導実績 ○ 18 年 2 月、営業中に事故を起こした倉敷市の遊漁船業者に立入検査を行い、安 全性の確保について指導を行った。併せて利用者名簿の備え置き及び使用船舶 への登録番号等の掲示を徹底するよう指導及び事後確認を行った。 ○ 18 年 3 月、笠岡海域で遊漁者への一斉指導を実施し、PB11 隻、陸上からの釣 り人 10 名に対し、夜焚き釣りの禁止に関して厳重指導を行った。 ○ 18 年 4 月、笠岡地区の遊漁船業者に立入検査を行い、バッテリー貸し出しの中 止及び夜焚き釣り禁止について利用者への周知を徹底するよう指導を行った。 併せて利用者名簿の備え置き及び使用船舶への登録番号等の掲示を徹底するよ う指導及び事後確認を行った。 ○ 18 年 4 月~ 19 年 2 月、虚偽の申請により遊漁船業の登録を受けた遊漁船業者 及び共犯した関係遊漁船業者の取消処分を行った。 ○ 19 年 2 月、備前市日生地先で遊漁者が行うイイダコつぼ縄の漁具に警告書の添 付を行った。 ○その他通常取締、指導業務のなかで次のような指導等を行っている。 ・素潜りでワカメを採捕していた遊漁者に対する指導 ・保護水面内にて釣りを行おうとした遊漁者に対する指導 ・四つ手網の採捕に関して遊漁者に対する指導 ・海区委員会指示による採捕禁止区域内での釣りについてPBに対する指導等 ・新岡山港で遊漁者が行うかにかご漁具に警告書を添付 -7- 4)平成 19 年度普及、啓発、指導計画 【香川県】 ①普及・啓発計画 ○「海の手帳」を作成、釣具店、マリーナ等への配布(23,000 部) ○遊漁船業務主任者講習会を開催 ○遊漁や海洋性レクリエーションがどのような活動を行っているのか、漁業との トラブルの発生状況などの実態を把握して、啓発・指導等に活かす。 ②指導計画 遊漁者による釣り等の指導・取締及び遊漁者と漁業者のトラブルが頻発してい る地域での重点的な指導を実施する。また地域ルールの検討を行う。 【岡山県】 ①普及・啓発計画 ○「海の手帳」を作成、釣具店、マリーナ等への配布(40,000 部) ○「海で楽しむみなさんへ」を作成、尾道海技学院等への配布(7,000 部) ○ 県管理プレジャーボート係留施設を利用する船舶所有者への啓発用パンフレッ トの配布 ②指導計画 夜焚き釣りに関して重点指導を実施するほか、法令を遵守していない事態や漁場 を巡るトラブルが発生したときは随時現地での指導及び解決策を講じる。 -8-