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研究費ハンドブック
2012 年度(平成 24 年度) 研究費ハンドブック 目 [項 次 目] [ページ] 1. 研究費等案内 主管部署別 研究費等一覧 1 <学内補助金・助成金等> 《学部研究費について》 2 個人研究費 4 個人研究費 取扱要領 研究費によるスマートデバイス、タブレットデバイスなどと呼ばれる機器の購入原 則 パッヘ研究奨励金Ⅰ-A(特定研究助成) 5 10 パッヘ研究奨励金Ⅰ-B(特定図書・設備助成) 11 パッヘ研究奨励金Ⅱ-A(学部別研究助成) 11 パッヘ研究奨励金Ⅱ-B(海外出張・渡航費助成) 11 南山大学学術叢書出版助成 (南山学会) 学部配分図書費 12 12 図書館基本資料購入費 12 視聴覚資料費 12 研究出張旅費 13 短期海外研究出張費 13 留学費 14 学会開催援助金(学外の学会で、本学園施設を会場として開催される学会に対する援助) 14 9 <学外補助金・助成金等> 学外研究費を申請するにあたって 15 科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金/科学研究費補助金) 17 私立大学等関連助成事業 19 私立大学戦略的研究基盤形成支援事業(文部科学省) 20 私立大学・大学院等教育研究装置施設整備費補助金(文部科学省) 【研究装置】 21 【教育装置】 21 【ICT 活用推進事業】 22 私立大学等研究設備整備費等補助金(文部科学省) 【研究設備】 23 【教育基盤設備】 23 私立大学等経常費補助金特別補助(日本私立学校振興・共済事業団) 補助項目一覧 対象要件等一覧 学術研究振興資金(日本私立学校振興・共済事業団) 各種財団研究助成・外部資金 2. 公的研究費の管理・監査体制、「人を対象とする研究」等 研究機関における公的研究費の管理・監査のガイドライン(実施基準) 24 25 34 35 別1 公的研究費の管理・監査のガイドラインに基づく本学の体制 南山大学研究活動行動規範 南山大学「人を対象とする研究」倫理ガイドライン 南山大学「人を対象とする研究」倫理審査申請書 外部資金(受託研究・奨学寄付・共同研究)の研究費使途範囲について 別2 別3 別4 別5 別6 【研究費ハンドブック】 1 主管部署別 研究費等一覧 主 管 部 署 学 部 事 務 名 称 室 個人研究費 パッヘ研究奨励金Ⅰ-A(特定研究助成) パッヘ研究奨励金Ⅰ-B(特定図書・設備助成)(提出:学部事務室) パッヘ研究奨励金Ⅱ-A(学部別研究助成)(学部事務室に予算移管) パッヘ研究奨励金Ⅱ-B(海外出張・渡航費助成) 南山大学学術叢書出版助成(南山学会) 教 育 ・ 研 究 事 務 部 学会開催援助金(学外の学会で、本学園施設を会場として開催される学会に対する 教育・研究支援事務室 援助) 内線 1181~1184 科学研究費助成事業(文部科学省、日本学術振興会) (本部棟2階) 私立大学戦略的研究基盤形成支援事業(文部科学省) 私立大学等研究設備整備費等補助金【研究設備】(文部科学省) 学術研究振興資金(日本私立学校振興・共済事業団) 各種財団研究助成 外部資金 教 育 ・ 研 究 事 務 部 学部配分図書費(個人図書購入費) 図 書 館 事 務 課 図書館基本資料購入費 内線 1351・1352 視聴覚資料費 (図書館2階) 総 務 部 研究出張旅費 人 事 課 短期海外研究出張費 内線 1153・1154 留学費 (本部棟2階) (提出:学部事務室) 私立大学・大学院等教育研究装置施設整備費補助金【研究装置】(文部科学省) 教育・研究事務部 私立大学・大学院等教育研究装置施設整備費補助金【教育装置】(文部科学省) 情報システム課 私立大学・大学院等教育研究装置施設整備費補助金【ICT 活用推進事業】(文部科 内線 3745 学省) ( J 棟 1 階 ) 私立大学等研究設備整備費等補助金【教育基盤設備】(文部科学省) 総 務 部 総 務 課 私立大学等経常費補助金特別補助(日本私立学校振興・共済事業団) 内線 1113~1114 (本部棟1階) 2 【研究費ハンドブック】 《学部研究費について》 【学部研究費】 1 学部研究費とは、学部(研究所および英語教育センターを含む。)で一括管理し、その配分 額を学部の裁量により決定する研究費であり、以下の費目の合計額である。(詳細は 3 ページ の【学部研究費の構成】を参照のこと。) ( 1) 個人研究費相当額(専任教員数×35 万円[A.I.、英語教育センター語学講師 L.I.、GP 嘱 託講師、語学嘱託講師、瀬戸キャンパス語学講師および嘱託講師(博士研究員)は含まな い]) (2)パッヘ研究奨励金Ⅱ-A 学部配分額 (年度当初に教育・研究支援事務室から学部事務室に予算移管。ただし、英語教育センタ ーには配分しない。) (3)学部運営費からの転用額(教材印刷費等) (4)前年度からの学部研究費持越し額 (5)研究出張旅費相当額(教員数×15 万円[A.I.および語学嘱託講師は 14 万円]) 2 学部において、4 月末日までに個人別配分額(個人研究費、研究出張旅費)と学部共通研究 費の配分方法および配分額を決定し、人事課および経理課に報告する。11 月の補正予算編成時 に配分額を最終確定するが、それまではいずれの研究費も配分額の変更を可能とする。ただし、 学部運営費からの転用額については、配分決定時の額を変更することはできない。例えば、年 度途中で学部運営費からの転用額を増額、あるいは個人別配分額を減額して学部運営費に戻す ことはできない。 3 個人研究費および研究出張旅費の予算管理は個人単位で行う。個人研究費と研究出張旅費間 の転用は、補正予算編成時までは、個人別配分額の範囲内であれば限度額を設けず可能とする。 個人別配分額が最終確定された補正予算後は、執行額が個人別配分額を上回った場合は打切り 支給とする。これは、個人別配分額総額ではなく、個人研究費、研究出張旅費それぞれの配分 額に対して行う。 4 個人研究費および研究出張旅費の使途は、「研究費ハンドブック」に定める範囲とする。 【研究費ハンドブック】 3 【学部研究費の構成】 <教育・研究支援事務室> パッヘ研究奨励金Ⅱ-A 1(2) <学部事務室> <人事課> 個人研究費相当額 1(1) 学部運営費からの転用額 1(3) 前年度からの学部研究費持越し額 1(4) 研究出張旅費相当額 1(5) 予算移管 学部研究費(学部配分額) 学部による配分方法・配分額の決定 個人別配分額 学部共通研究費 個人研究費 転用 研究出張旅費 4 【研究費ハンドブック】 ◇個人研究費 学内教員個人の研究活動に直接的に要する諸経費に充てるもの。 助 成 対 象 助 成 金 額 申 請 時 期 申 請 方 法 交 付 方 法 ① 研究図書費 1冊 20 万円以上の図書 ② 教育研究用機器備品 1個または1セット 20 万円以上で、かつ耐用年数 1年以上の機器 ③ 用品費 1個または1セット 5 万円以上 20 万円未満で、かつ耐用年数1 年以上の機器 ④ 研究補助費 a. 20 万円未満の図書および定期逐次刊行物、雑誌(消耗図書費) b. 写真、PC 用ソフトウェア、音声資料、映像資料、語学用教材等の資料 c. 学内複写費、文具等の消耗品 d. 切手代、宅配便代等の通信運搬費およびファクス送信料等の電信電話料 e. コンピュータ等の保守・修繕費 f. 学会・研究会等の年会費*・参加費・懇親会費 (ただし、学内関係の学会・研究会等の費用は含まない。) *当該年度のもので、当該年度内に支払ったもの g. データベースアクセス料等の賃借料 h. 研究活動に直接的に要する印刷費 i.謝礼金 学部に配分された研究費総額の範囲内で、学部の配分方針に基づき個人別配分額 を決定する。 毎年 4 月 1 日~翌年 3 月 15 日(学部により申請期限を別途設ける場合がある。) ・「個人研究費取扱要領」(次ページ以降に掲載)を参照。 ・所定の用紙に必要事項を記入し、学部事務室へ提出。 ・休職者は申請することができない。 ・ 配分額を超えている場合は打切り支給とする。 ・ 立替払い金の交付は銀行振込とする。 (振込予定日については各学部事務室に確認することができる。) ・ 個人研究費と研究出張旅費間の転用は、補正予算編成時までは、個人別配分額 の範囲内であれば限度額を設けず可能とする。 ・ 上記、助成対象 ① ② ③ の物品は、処分する際に必ず除却等の手続を行うこ 特 記 事 項 と。 ・ 外部資金(受託研究、奨学寄附金、共同研究)との併用を希望する場合は、学 部事務室に事前に相談すること。 【研究費ハンドブック】 [個人研究費 取扱要領](名古屋キャンパス、瀬戸キャンパス 5 共通) 個人研究費執行の前提 1 研究費は、教員個人の研究活動に直接的に要する諸経費に充てるものとする。 学部に配分された研究費総額(以下「学部研究費」)の範囲内で、学部の配分方針に基づき個 人別配分額を決定する。 2 学部共通研究費について:各学部は、学部研究費の範囲内であれば、個人別配分額の他に学 部共通研究費へ配分し当該学部の研究活動の諸経費に充てることができる。3月末時点で学部 共通研究費が残っている場合は、この残高は学部共通研究費の持越し額とはしないで、学部研 究費の持越し額とする。この学部研究費の持越し額の次年度における配分方法は各学部で決定 する。 3 研究費の持越し:個人に配分された個人研究費または研究出張旅費の予算が3月末時点で残 っている場合は、この残高は各個人の持越し額とはならないで所属学部の学部研究費の持越し 額となる。この学部研究費の持越し額の次年度における配分方法は各学部で決定する。なお、 持越し額は教員数×15 万円+50 万円を上限とする。この場合の教員数には当該年度退職教員を 含まない。 個人研究費の使途範囲と分類 個人研究費の使途範囲と分類を次のとおりとする。 また、打切り補助の場合は、物品の価額でなく大学の負担額によって研究図書費、消耗図書費、 教育研究用機器備品、用品費、研究補助費に分類する(残額により形態別費目に分類する)。 1 研 究 図 書 費 1冊 20 万円以上の図書 2 教育研究用機器備品 1個または1セット 20 万円以上で、かつ耐用年数1年以上の機器 3 用 品 費 ・1個または1セット5万円以上 20 万円未満で、かつ耐用年数1年以上の 機器 4 研 究 補 助 費 a. 20 万円未満の図書および定期逐次刊行物、雑誌(消耗図書費) b. 写真、PC 用ソフトウェア、音声資料、映像資料、語学用教材等の資料 c. 学内複写費、文具等の消耗品 d. 切手代、宅配便代等の通信運搬費およびファクス送信料等の電信電話料 e. コンピュータ等の保守・修繕費 f. 学会・研究会等の年会費*・参加費・懇親会費 (ただし、学内関係の学会・研究会等の費用は含まない。) *当該年度のもので、当該年度内に支払ったもの g. データベースアクセス料等の賃借料 h. 研究活動に直接的に要する印刷費 i.謝礼金 次のものは使途範囲に含まれない。 A. 学会・研究会参加および資料収集のための旅費、宿泊費、ガソリン代等 B. アルバイト料、謝礼品代等 C. 打ち合わせ時の飲食代、学生とのコンパ代等 D. 振込手数料等 E. 名刺作成代、印鑑 6 【研究費ハンドブック】 個人研究費使用時の手続 1 立替払いと振込払い 個人研究費の支払方法は、立替払いと振込払いの二種類とする。但し、国外での購入および前払 いは立替払いのみとする。 ・立替払いでクレジットカードを使用する際の注意事項 立替払いは原則として現金によるものとするが、やむをえずクレジットカードで立替払いを行 う場合は、次の点に留意すること。また、デビットカード、小切手等で立替払いを行う場合も、 クレジットカードによるものに準じた扱いとする。 ① クレジットカードは本人名義のものであること。 ② 購入先の業者が領収書を発行する場合は、それを添付すること。ただし、領収書と明記さ れていないものや、宛名、日付、但書のないものは認められない。領収書が発行されない 場合は、クレジット会社発行の利用明細(コピー可)を添付すること。 ③ 領収書が発行される場合は、クレジットカードの使用日が年度内であること。 領収書が発行されず、利用明細を添付する場合は、クレジットカードの使用日、引落日と もに年度内であること。 上記、領収書の名義に「南山大学」名のない場合は、「代理執行」届の提出が必要となる。外 国で購入した場合や、クレジットカードの利用明細を証拠書類とする場合も同様である。 2 競争見積・物品等調達協議申請書等の手続き 立替払い・振込払いのいずれの場合でも、必ず以下の手続きを行わなければならない。 (1)競争見積書類の添付 1個または1セットの価格が 20 万円以上 30 万円未満の場合は、見積書とともに競争見積 書を添付するものとする。 (2)物品等調達協議申請書の提出および決裁 1個または1セットの価格が 30 万円以上の場合は、事前に物品等調達協議申請書を提出し、 決裁後に個人研究費の申請を行うものとする。 3 申請方法 (1)立替払いの申請方法 証拠書類(4 証拠書類 参照)を添付して学部事務室へ申請する。 (2)振込払いの申請方法 発注した物品の証拠書類(4 証拠書類 参照)を添付して学部事務室へ申請する。 【研究費ハンドブック】 4 7 証拠書類 証拠書類の宛名には個人名の他に「南山大学」名を、必ず入れなければならない。 また、日付、売り主等の必要事項が記載されていなければならない。 (1)立替払い証拠書類 a 領 収 書 ・ 全ての申請に対して必要。外国で購入した場合でも「paid」等の記載がないも のは無効。領収書の日付は当該年度のものでなければならない。 ・ 領収書の但し書きには内容を明らかにする記載が必要となる(品名等)。 b 納 品 書 ・ 消耗図書費については必ず必要。なお、消耗図書費以外で納品書を徴する ことが困難な場合は、領収書に領収明細を記載しなければならない。 ・ 納品先が個人宅の場合は個人研究費とすることができない。 (2)振込払い証拠書類 a 請 求 書 ・ 全ての申請に対して必要。支払日を、名古屋キャンパスは経理課、瀬戸キ ャンパスは第 1 課総務係と調整することなく、任意に定めることはできな い。 b 納 品 書 ・ 物品の購入の場合は必ず必要。なお、納品先が個人宅の場合は個人研究費とす ることはできない。 ・ 納品の日付は当該年度内でなければならない。 c 見 積 書 ・ 原則として全てに必要。1個または1セットの価格が 20 万円以上の場合は、 競争見積書も必要。 d 請書または ・ 1個または1セットの価格が 30 万円以上の場合は、契約者名の前に「南山 大学○○学部・職名」を必ず記載しなければならない。 契約書 5 その他 前払いの場合は、当該年度内の納品が確認できる書類を添付しなければならない。 6 申請期限 毎年度3月15日で申請を終了する。(学部により申請期限を別途設ける場合がある。) 個人研究費の支払い方法 1 立替払いの支払い方法 提出された申請書類の確認の後、適宜、振込手続きをすることとし、3 月の申請分につい ては、当月末日振込払いとする。振込手数料は受取人負担とする。ただし、当分の間、大 学が手数料を負担する。 なお、振込予定日については各学部事務室で確認することができる。 2 振込払い分の支払い方法 大学から直接業者へ支払う。 ただし、打切り補助の場合は打切り額の請求書を大学申請者宛とし、残額は申請者個 人宛に分けなければならない。 3 打切り補助 個人配分額を超過している場合の補助は配分額を限度に打切りとする。 4 外貨における交換レート 支払い日のレート(経理課または瀬戸キャンパス第 1 課総務係に確認)とする。 8 【研究費ハンドブック】 購入物品の管理責任と義務 物品は大学に帰属しており、原則として研究室に備えるものとする。また、やむをえず自宅に 持ち帰る場合でも、税務監査等の必要がある時は、要請に応じて研究室に備えなければならない。 a 研 究 図 書 費 (1 冊 20 万円以上の図書) b 消 耗 図 書 費 (1 冊 20 万円未満の図書) c 教育研究用機器備品 (1 個または 1 セット 20 万円 以上の機器) ・ 学部事務室において図書登録した後、大学から貸し出しを受け る。 ・学部事務室において、月ごとおよび年度ごとに納品書のコピー を綴り備える。納品書原本は申請書に添付するものとする。 ≪備品登録≫ ・ 購入の 1・2 ヵ月後に名古屋キャンパス施設課において備品登録 をした後、届いた「備品シール」を購入した備品の見やすい箇 所に貼り付ける。当該備品は大学から貸し出しを受ける。 ≪除却申請≫ ・ 備品が使用不能になった場合などは、教員からの申請により学 部事務室で除却申請する。ただし、退職する際には、各種手続 きの前に学部事務室に相談すること。なお、退職時の PC および 周辺機器の取扱については、下記別表 1 のとおりとする。 d 用 品 費 ≪用品登録≫ (1 個または 1 セット 5 万円 ・ 購入の 1・2 ヵ月後に学部事務室において用品登録をした後、経 理課で「用品シール」を受け取り、購入した用品の見やすい箇 以上 20 万円未満の機器) 所に貼り付ける。当該用品は大学から貸し出しを受ける。 ≪登録抹消≫ ・ 用品が使用不能になった場合などは、教員からの申請により学 部事務室で登録抹消する。ただし、退職する際には、各種手続 きの前に学部事務室に相談すること。なお、退職時の PC および 周辺機器の取扱については、下記別表 1 のとおりとする。 <別表 1> 個人研究費で購入した PC および周辺機器の取扱について -退職者への譲渡- 退職者個人が標記機器の譲渡を希望した場合、以下の条件を満たした場合に限り譲渡を認める。 ただし、死亡退職者の PC の取扱については、別に定める『職員の死亡時における PC の取扱いにつ いて』によるものとする。 (1)備品登録されているものについては、退職の前年度末時点で減価償却が完了していること。 (2)用品登録されているものについては、退職の前年度以前の取得であること。 注)PC および周辺機器については、すべてのデータを消去して譲渡する。したがって、退職 者個人に帰属するデータは、個人の責任において保管(データバックアップ)すること。 附則 この取扱いは 2009 年 4 月 1 日から適用する。 以上 【研究費ハンドブック】 9 [研究費によるスマートデバイス、タブレットデバイスなどと呼ばれる機器の購入原則] スマートデバイス、タブレットデバイスなどと呼ばれる機器は、多機能、汎用的であり、研究 室の外で研究目的のみで使用していることや、研究に直接的に要する機能のみを使用しているか 証明が難しい。しかし、研究利用したい希望も多くなっており、有効性が認められることも確か なので、以下の条件で機器の購入と利用を認める。なお、購入が認められない機器を直接研究対 象とする場合は、個別に判断する。 1 【個人研究費】による執行を認めないもの (1) 携帯電話およびスマートフォン (2) 通話料および通話料の支出を前提に発生する契約時手数料など 2 【パッヘ研究奨励金】による執行を認めないもの (1) 携帯電話およびスマートフォン (2) 通話料、データ通信料およびそれらの支出を前提に発生する契約時手数料など 3 【科学研究費補助金】による執行を認めないもの (1) 携帯電話およびスマートフォン (2) 通話料、データ通信料およびそれらの支出を前提に発生する契約時手数料など (3) 研究目的のみで使用していることの証明が難しい汎用的な機器 4 【個人研究費】【パッヘ研究奨励金】で研究目的のみで使用していることの証明が難しい汎 用的な機器を購入する場合は、以下の項目を明らかにする。 (1) 使用目的を明らかにする。 (2) 使用方法、使用場所、使用頻度を明らかにする。 (大学が不定期に現物確認を行なう可能性がある) (3) 当該機器の必要性と有効性を明らかにする。 a. 代替機器では研究活動に支障がでる理由を明らかにする。 b. 多機能機器の場合は、単機能機器では研究活動に支障がでる理由を明らかにする。 c. 多機能機器の場合は、研究に直接的に要する機能を明らかにする。 (4) 使用実績を明らかにする。 以 上 10 【研究費ハンドブック】 ◇パッヘ研究奨励金 【パッヘ研究奨励金Ⅰ-A-1(特定研究助成・特別)、Ⅰ-A-2(特定研究助成・一般)】 助 成 対 象 個人またはグループの特定研究に対する助成 Ⅰ-A-1(以下、「特別」)については、1 件につき 100 万円を上限に配分する。 (注 1) 助 成 金 額 Ⅰ-A-2(以下、「一般」)については、予算の範囲内で、科学研究費補助金また はその他の公募制研究助成金の申請・採択状況によって傾斜配分する。(注 2) 4 月(当該年度分)全教員(A.I.、英語教育センター語学講師(L.I.)、日本語 申 請 時 期 嘱託講師、GP 嘱託講師、語学嘱託講師、瀬戸キャンパス語学講師および嘱託講 師(博士研究員)を除く。)に文書にて通知 申 請 方 法 所定用紙に必要事項を記入のうえ、教育・研究支援事務室へ提出 「特別」の申請については、共同研究(本学専任教育職員に限る)を認める。ただ 申 請 資 格 し、パッヘ研究奨励金配分委員会委員は申請できない。 「一般」の申請については、個人研究に限る。 配 分 決 定 パッヘ研究奨励金配分委員会で審査後、配分案を作成、大学評議会で決定 ・ 過去にこの助成を受けた場合、この助成の受領を明記した研究成果を公刊して いない者は採択されない。 特 記 事 項 ・ 過去の助成および継続採択の制限は設けない。 ・ 配分決定後に仮払いにて助成し、翌年1月末までに清算する。 ・ ただし、謝礼費を支出した場合、税務処理のため、2012 年 12 月 3 日までに一 旦清算する。 (参考)2011 年度予算額:22,370,000 円(「特別」: 2,000,000 円、 「一般」:20,370,000 円、) (注 1)「特別」については、申請者の業績および提出された研究計画の審査に 基づき、2 件を上限に配分を決定する(予算額 200 万円)。本助成に関 しては比例配分を行わない。ただし、審査の結果、助成対象にふさわし い申請がないと判断された場合は、本予算は執行しない。また、予算に 残額が生じても、これを「一般」の配分対象とはしない。 (注 2)「一般」については、各申請の研究助成としての適格性について審査を 行い、配分額を決定する。配分は、以下の順で行う。なお、下記により 算出された額が申請額を上回る場合は、申請額を配分額とする。下記a 備 考 からdのいずれかの段階で配分総額が予算額を超えた場合には、その段 階の申請者について均等配分とし、次段階以降の者には配分しない。 a. 赴任後 3 年以内の初申請者に対しては、10 万円を配分する。 b.当該年度科学研究費補助金(新規申請、継続)またはその他の公募制研究 助成金(当該年度の本研究奨励金申請締切まで1年間の機関公募によるもの に限る)(以下、両者をあわせて科研費補助金等という)の採択を受けた者 および赴任後 3 年以内の初申請者に対しては 30 万円を上限として配分する。 c.科研費補助金等の不採択者に対しても、原則として 30 万円を上限として配 分する。ただし、研究費の使用計画ないし使途が整合性ないし妥当性に欠け ると判断された申請者は、dと同様の取扱いとする。 d.科研費補助金等を申請していない者に対しては、b の配分額の 5 割を上限 として配分する。 【研究費ハンドブック】 11 【パッヘ研究奨励金Ⅰ-B(特定図書・設備助成)】 助 成 対 象 助 成 金 額 申 請 時 期 申 請 方 法 配 分 決 定 特 記 事 項 備 考 学部・英語教育センターにおける研究環境の整備費(図書館資料、備品の購入) に対する助成 1件 10 万円以上 10 月(次年度分) 所定用紙に記入、物件のカタログ等必要書類を添え学部事務室・英語教育センタ ーへ提出 学部・英語教育センターで順位を決め、パッヘ研究奨励金配分委員会で配分案を 作成、大学評議会で決定 募集当該年度中に納入可能であること。 (参考)2011 年度予算額:10,815,000 円 【パッヘ研究奨励金Ⅱ-A(学部別研究助成)】 パッへ研究奨励金配分委員会の決定に基づいて、教育・研究支援事務室より各学 部(研究所)事務室(英語教育センターは除く。)へ配分する。 考 (参考)2011 年度予算額:7,266,000 円 配 分 方 法 備 【パッヘ研究奨励金Ⅱ-B(海外出張・渡航費助成)】 助 成 対 象 海外で開催される学会等において研究発表を行う場合の渡航費に対する助成 旅行会社等が発行する航空運賃領収書記載額(上限 20 万円) なお、20 万円を超えた場合の渡航費差額分、日当、宿泊費については、人事課 助 成 金 額 (瀬戸キャンパスは総務係)所管の研究出張旅費を併用することができる。 ※助成はエコノミークラスに限る。 申 請 時 期 随時(ただし渡航前) 申請書(要学部長(研究科長)印)に以下のものを全て添付し、教育・研究支援 事務室へ提出 ・ 旅行会社等が発行した航空運賃領収書(金額の内訳が明記されたもの。宛先: 南山大学 申請者氏名)および旅程表 申 請 方 法 ・ 発表スケジュールの記載された学会等プログラム(発表者として氏名が記載さ れていること) ・ 発表原稿(論文のほか、パワーポイント等の発表原稿も可) 配 分 決 定 パッヘ研究奨励金配分委員会で持ち回り審議後、配分。大学評議会に一括報告 出張後、報告書(要学科長(専攻主任)印・学部長(研究科長)印)を教育・研 特 記 事 項 究支援事務室へ提出 英語教育センター語学講師(L.I.)、GP 嘱託講師、瀬戸キャンパス語学講師お 備 考 よび嘱託講師(博士研究員)は対象外 (参考)2011 年度予算額:3,920,000 円 12 【研究費ハンドブック】 ◇南山大学学術叢書出版助成(南山学会) 南山学会の主として正会員による優れた業績の著書に対する出版助成。 助 成 対 象 助 成 金 額 申 請 時 期 申 請 方 法 配 分 決 定 特 記 事 項 備 考 独創的学術書のみ(翻訳書および教科書形式のものについては、原則として対象 外とする。) 1 件当たり上限 220 万円(出版にかかる直接的経費) 4 月に正式申請(前年 9~10 月南山学会理事会に対し助成申込書を提出。) 出版助成申請書、完成原稿、審査委員候補名簿等を教育・研究支援事務室へ提出 理事会は出版計画を検討し、業績の学術的価値についての審査を審査委員に委 嘱、審査委員の報告を総合的に判断して出版助成の可否を決定する。 同一著者による第 2、第 3 の申請については、先の出版物の刊行後 5 年を経た時 点で、年間予定出版数(原則 7 冊)を下回った場合にのみ可とする。 (参考)2011 年度予算額:16,940,000 円 ◇学部配分図書費 対 象 大学図書館に必要な学術資料の購入 個人図書購入費 15 万円 金 額 学部共通費 申 請 時 期 個人図書購入費分:11 月中旬まで、学部共通費分:2 月上旬まで。 ・ データシート(注文票)に記入し、個人図書購入費分は、図書館事務課へ提出。 図書館 Web ページからの申請も可能。 申 請 方 法 ・ 学部共通費分は、各学部・学科の図書購入担当教員(図書館委員会委員等)を 通じ図書館事務課へ提出。 ・ 購入手続きは図書館事務課で行う。 配 分 決 定 図書館委員会の議を経た後、大学評議会で決定。 第一種研究所員、A.I.、英語教育センター語学講師(L.I.)、GP 嘱託講師、語 備 考 学嘱託講師、瀬戸キャンパス語学講師および嘱託講師(博士研究員)は個人配分 対象外 ◇図書館基本資料購入費 対 象 金 額 申 請 時 期 申 請 方 法 決 定 備 大学図書館に必要とされる基本的な学術資料の購入 原則として1件 20 万円以上のセット物 4月 所定用紙に記入のうえ、図書館事務課へ提出 申請された資料について図書館委員会で審議、決定 購入資料は図書館の蔵書とする。 考 (参考)2011 年度予算額:7,000,000 円 ◇視聴覚資料費 対 象 申 請 時 期 申 請 方 法 決 定 備 視聴覚資料(CD-ROM、DVD 等)を購入するための費用 外国語部門:5 月末日まで、非外国語部門:9 月末日まで 学部の代表委員を通じ、図書館事務課へ提出 外国語部門は外国語委員会、非外国語部門は図書館委員会で決定 購入資料は、名古屋キャンパス視聴覚ライブラリー、瀬戸キャンパスマルチメデ 考 ィアルームの所蔵とする。 (参考)2011 年度予算額:2,318,000 円 【研究費ハンドブック】 13 ◇研究出張旅費 ①学会・研究会・セミナー等に出席する場合および研究資料収集・調査を目的と 助 成 対 象 して旅行する場合の旅費(運賃・宿泊費・日当) ②海外での旅費も対象 学部に配分された研究費総額の範囲内で、学部の配分方針に基づき個人別配分額 助 成 金 額 を決定する。 申 請 時 期 随時 申請書に必要事項を記入、学会等の開催に関する書類、または研究資料収集・調 申 請 方 法 査の日程表を添付し、学部事務室へ提出 決 定 学科長または専攻主任・学部長または研究科長の承認を得て所属部長決裁 ・ 個人研究費と研究出張旅費間の転用は、補正予算編成時までは、個人別配分額 の範囲内であれば限度額を設けず可能とする。 ・ 国内出張の場合は、当該旅程の規定運賃を支給する。 ・ 国外出張の場合は、国内規定運賃に加えて、IATA Y2 クラス料金(制限付きエ コノミークラス普通運賃)を上限にエコノミークラス航空運賃実費を支給す る。出張申請の際に、航空運賃等の内訳が明記された領収書および旅程表を添 付すること。 ・ パッへ研究奨励金Ⅱ-B と併用する場合の航空運賃は、領収書実費とパッへ研 特 記 事 項 究奨励金との差額を支給する。 ・ 当該年度に申請されたものに対して助成。 ・ 参加のみの場合および研究資料収集・調査の場合は、日当・宿泊費の 70%を 支給する。 ・ 1回の出張で、支給する旅費は 4 日を限度(国際会議等出席の場合は、この 限りではない)とする。 ・助成限度額を超えて出張する場合にも、出張申請書は提出する。 ・出張後、報告書(要学科長(専攻主任)印・学部長(研究科長)印)を学部事 務室へ提出。 ◇短期海外研究出張費 助 成 対 象 助 成 金 額 申 請 時 期 申 請 方 法 決 定 特 記 事 項 備 考 研究の性質上、極めて必要で、かつ有効であると判断される短期間(3ヵ月以内) 研究のために海外へ出張する場合 往復の航空運賃、国内移動交通費および宿泊費(予算に上限あり) 随時 研究計画調書および受入機関の招聘状を学部長へ提出 教授会の推薦をうけて大学評議会で決定 ・授業計画の実施等に大きな影響のないこと。 ・海外における受入機関が確定していること。 航空運賃については、IATA Y2 クラス料金(制限付きエコノミークラス普通運賃) を上限とする。ただし、長時間にわたる航空路による特定航空旅行をする場合に は、IATA Y クラス料金(エコノミークラス普通運賃)を超えない範囲において、 ビジネスクラスの実費を支給する。 14 【研究費ハンドブック】 ◇留学費 対 象 金 額 申 請 時 期 申 請 方 法 決 定 特 記 事 項 備 考 ①相当の業績のある者、または修士あるいは博士の学位を有する者 ②留学終了後、「南山大学留学規程」第 34 条に規定する義務年限を履行すること が可能な者 ③学究的精神に富み、留学目的を達するに必要とする程度の語学力のある者 ④身体健全である者 支度金:上限 7 万円、旅費:航空運賃および国内移動交通費、研究費:月額 1 万円、生活補助費:月額 4 万~12 万円、着後費:9 万~12 万円、その他:授業 料・他の納付金、留学先語学研修の授業料等 選考は原則として留学予定時期の 1 年前 学部長推薦 学部教授会、大学評議会、学内理事会の同意を得た上で学長が命ずる。 期間:学位取得の場合 2 年間、その他の場合 1 年間(事情により延長可) 留学終了後の勤務義務年限あり。 航空運賃については、IATA Y2 クラス料金(制限付きエコノミークラス普通運賃) を上限とする。ただし、長時間にわたる航空路による特定航空旅行をする場合に は、IATA Y クラス料金(エコノミークラス普通運賃)を超えない範囲において、 ビジネスクラスの実費を支給する。 ◇学会開催援助金 助 成 対 象 助 成 金 額 申 請 時 期 申 請 方 法 特 記 事 項 備 考 本学の教職員が責任者となって南山学園の施設を会場として開催される学外の 学会。 開催規模、開催形態を勘案のうえ、一般枠として全国的規模の学会は上限 20 万円、地域的規模の学会は上限 6 万円を援助。これとは別に、特別枠として 上限 100 万円を設定している。 開催予定の前年度 10 月頃 ・学会開催計画・援助申請書(様式 1)に記入し、学科長・学部長を経て教育・ 研究支援事務室へ提出。 ・開催については、学外者および学内担当者で運営。 ・学部・学科等が主催する研究会・講演会など、学内の組織・団体が主催するも のは対象外。 ・ 南山学園の施設を会場としてあるいは本学が事務局となり、毎年度定期的に開 催される研究会・講演会などは対象外。 ・ 援助を受けた申請者、学会または研究会等は翌年度から 3 年間は対象外。 ・ 会合費(懇親会費、飲食に関わるすべての経費)は申請費目の対象外。 学会開催後は、学会成果報告書(様式 2)、決算報告書(様式 3)、 南山大学宛の領 収書(様式 4)、使用費目の各種領収書(宛先は主催学会名)および当日の学会パ ンフレットを教育・研究支援事務室へ提出 (参考)2011 年度予算額:2,500,000 円 【研究費ハンドブック】 15 【学外研究費を申請するにあたって】 1.事前に検討すること 申請書の作成の前に、まず応募先が要求している研究がどのようなものであるのかという ことを十分に理解する必要があります。このことは民間助成金に限らず、科研費でも、その 他の府省の競争的研究資金の場合でもまったく同様です。特に財団は、もともと設立者があ る目的をもって設立したものであり、当然、その活動分野や助成対象には財団固有の優先順 位があります。したがって、財団が設定した助成プログラムの趣旨に合致しない申請は、い くら優れたものであっても審査の対象にすらならない場合もあります。 そこで重要なのは、①応募要項を熟読し、助成の趣旨・意図を理解すると同時に、過去の 助成実績を調べて、どのような研究に対して助成が行われているかを探ること②研究期間や 金額、あるいは研究体制についての制限事項を把握することです。 財団の助成意図を理解するうえでは、過去の助成実績を見ることが何よりも有効です。最 近はほとんどの財団がWebサイトで情報を開示していますので、応募情報と併せて過去の助成 実績を知ることができます。 2.申請書の書き方の留意点 (1)企画書として書く 申請書は専門的な研究論文ではなく企画書ですので、「これから何をしたいか、そのため にどのような費用が必要か」ということを主軸に据えて作成する必要があります。これまで 何をしてきたかとか、どうあるべきなのかという議論に終始し、具体的に何をどうするのか ということについての説明が、ほとんど、あるいはまったくなされていない申請が採択され ることはまずありません。 最初に、何をしたいかを明確に述べ、その後に、その研究の目的を、これまでの経緯や背 景事情などから説明するという叙述の形式が、企画書としての有効なスタイルです。企画書 の要点は、「何をしたいか」ということとともに、「どのような方法で」、「どれだけの費 用をかけて」、「どれほどの期間で」それを達成するかという具体的な計画を示すことでも あります。高い目標設定にくらべて方法論、費用、スケジュールなどが著しく具体性・現実 性を欠くというのは申請書として望ましくありません。とくに、助成金においては、費用対 効果ということが選考の重要な視点となります。計画の遂行に要する経費を明示するのも、 論文とは異なる、企画書としての大事なポイントです。 (2)読み手を意識する 申請書とは「他人である評価者に自分の研究内容を正しく理解してもらう」ことですから、 「なにより大事なのは、読み手の立場に立って分かりやすく書く」ということです。その際、 16 【研究費ハンドブック】 「読者は必ずしも専門家とは限らないという前提に立つ」ことも必要です。一般的に財団の 選考委員会の場合、よほど対象領域が限定されているのでないかぎり、申請者と全く同じ領 域の専門家が審査にあたる確率はかなり低いと言えます。畢竟専門外のことについても判断 をくださざるを得ず、専門用語を多用した書き方は、理解が得られないと考えるべきです。 申請書として強調すべきことは、「いまなぜこの研究が必要なのか」、そして「いまなぜ 自分が取り組むのか」ということであり、自分こそがこの研究を遂行する最適任者であると、 読み手である審査員に訴えることです。その基本姿勢を忘れると読み手に熱意は伝わらない ことになります。 また、書き手としては、多くを語りたい気持ちから、小さな字で行間も詰めて書きたくな るでしょうが、読み手となったときのことを考えれば、それがマイナスであることはすぐに ご理解いただけると思います。科研費の申請書でも文字サイズと記載スペースは厳格に決め られています。財団の申請書で、文字サイズまで指定がない場合でも、10-11ポイント程度で 行間をきちんととって書くのは当然のマナーと考えるべきです。また、記載スペースが限ら れているのであれば、そのルールを無視すべきではありません。 さらに表現方法について、「自分がもっともアピールしたいデータや写真などを盛り込む ことは有効」ですが、文章の流れとマッチして適切にレイアウトされていないと、かえって 全体に粗雑な印象を持たれやすいので注意する必要があります。 参考資料 (財)助成財団センター『研究者のための助成金応募ガイド』「助成金応募の手引き」 【研究費ハンドブック】 17 ◇科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金/科学研究費補助金) 人文・社会科学から自然科学までの全ての分野にわたり、基礎から応用までのあらゆる「学術研 究」(研究者の自由な発想に基づく研究)を格段に発展させることを目的とする「競争的研究資金」 であり、ピア・レビュー(専門分野の近い複数の研究者による審査)により、豊かな社会発展の基 盤となる独創的・先駆的な研究に対して助成。 なお、応募資格とは、次の①~④のすべての要件を満たすことであり、応募時点においてこれ ら4つの要件をすべて満たしていることが所属研究機関において確認されていることが必要。 <研究者に係る要件> ① 応募時点において、所属する研究機関から、次のア、イ及びウの要件を満たす研究者で あると認められ、e-Rad に「科研費の応募資格有り」として研究者情報が登録されている研 究者であること ア 研究機関に、当該研究機関の研究活動を行うことを職務に含む者として、所属する者で あること イ 当該研究機関の研究活動に実際に従事していること(研究の補助は除く) ウ 大学院生等の学生でないこと ② 科研費やそれ以外の競争的資金で、不正な使用、不正な受給又は不正行為を行ったとし て、平成 24 年度に、「その交付の対象としないこと」とされていないこと) <研究機関に係る要件> ③ 補助金が交付された場合に、その研究活動を、当該研究機関の活動として行わせること ④ 補助金が交付された場合に、機関としてその補助金の管理を行うこと 注)基盤研究(C)・挑戦的萌芽研究・若手研究(B)の新規採択課題については、平成 23(2011) 年度より、複数年度にわたる研究費使用が可能となる、学術研究助成基金助成金制度により 実施。 【科研費の研究種目】 研 究 種 目 等 研 究 種 目 の 目 的 ・ 内 容 科 学 研 究 費 国際的に高い評価を得ている研究であって、格段に優れた研究成果をもた 特 別 推 進 研 究 ※ らす可能性のある研究 (期間3~5年、1課題5億円程度を目安とするが、制限は設けない) 我が国の学術研究分野の水準向上・評価につながる研究領域、地球規模で 特 定 領 域 研 究 の取り組みが必要な研究領域、社会的要請の特に強い研究領域を特定して 機動的かつ効果的に研究の推進を図る (継続のみ) (期間3~6年、単年度当たりの目安1領域 2千万円~6億円程度) (研究領域提案型) 研究者又は研究者グループにより提案された、我が国 の学術水準の向 上・強化につながる新たな研究領域について、共同研究や研究人材の育成 等の取り組みを通じて発展させる (期間5年、単年度当たりの目安1領域 1千万円~ 3億円程度) 新学術領域研究 (研究課題提案型)(継続のみ) 確実な研究成果が見込めるとは限らないものの、当該 研究課題が進展す ることにより、学術研究のブレークスルーをもたらす可能性のある、革新 的・挑戦的な研究 (期間3年、単年度当たり1千万円程度) 18 【研究費ハンドブック】 (S)1 人又は比較的少人数の研究者が行う独創的・先駆的な研究 (期間原則5年、1課題 5,000 万円以上~2億円程度まで) (A)(B)(C)1 人又は複数の研究者が共同して行う独創的・先駆的 基 盤 研 究 ※ な研究(期間3~5年) (応募総額により A・B・Cに区分) 挑戦的萌芽研究※ 若手研究※ 研究活動スタート 支援※ 奨 励 研 究 ※ 特 別 研 究 促 進 費 研究成果公開促進費 (A) 2,000 万円以上 5,000 万円以下 (B) 500 万円以上 2,000 万円以下 (C) 500 万円以下 独創的な発想に基づく、挑戦的で高い目標設定を掲げた芽生え期の研究 (期間1~3年、1課題 500 万円以下) (S)42 歳以下の研究者が 1 人で行う研究(継続のみ) (期間5年、概ね 3,000 万円以上1億円程度まで) (A)(B)39 歳以下の研究者が 1 人で行う研究 (期間2~4年、応募総額によりA・Bに区分) (A)500 万円以上 3,000 万円以下 (B) 500 万円以下 研究機関に採用されたばかりの研究者等や育児休業等から復帰する研究 者等が 1 人で行う研究 (期間2年以内、単年度当たり 150 万円以下) 教育・研究機関の職員、企業の職員又はこれら以外の者で科学研究を行っ ている者が1人で行う研究 (期間1年、1課題 100 万円以下) 緊急かつ重要な研究課題の助成、研究助成に関する実験的試行 学会等による学術的価値が高い研究成果の社会への公開や国際発信の助 成 (B)学会や民間学術研究機関等が主催するシンポジウム・学術講演会等 で、青少年や一般社会人の関心が高いと思われる分野の研究動向・ 研究成果公開発表 研究内容を、分かりやすく普及啓発しようとするもの。 (150 万円以内) (C)我が国の学会が主催する国際シンポジウム・国際会議等で、主催に かかる運営体制が確保されているもの。 (1,000 万円程度まで(2年計画であれば2年間の総額)) 学術定期刊行物※ 学会又は複数の学会の協力体制による団体等が、学術の国際交流に資する ために定期的に刊行する学術誌の助成 学 術 図 書 ※ 個人又は研究者グループ等が、学術研究の成果を公開するために刊行する 学術図書の助成 データベース※ 個人又は研究者グループ等が作成するデータベースで、公開利用を目的と するものの助成 特別研究員奨励費※ 学術創成研究費※ (継続のみ) 日本学術振興会の特別研究員(外国人特別研究員を含む。)が行う研究の助 成(期間3年以内) 科学研究費補助金等による研究のうち特に優れた研究分野に着目し、当該 分野の研究を推進する上で特に重要な研究課題を選定し、創造性豊かな学 術研究の一層の推進を図る(推薦制 期間5年) 注1)※印の研究種目については、日本学術振興会が応募・審査、交付業務を担当する。 【研究費ハンドブック】 19 ◇私立大学等関連助成事業 ここでは、私立大学等関連助成事業の内、主な 5 つの事業に関する概略を掲載しています。 名 称 私立大学戦略的研究基 盤形成支援事業 私立大学・大学院等教 育研究装置施設整備費 補助金 概 要 大学の経営戦略に基づいて行う研究基盤の形成を支援する ため、研究プロジェクトを重点的かつ総合的に補助。 私立大学の教育研究の充実と質的向上を図ることを目的に、 私立大学の研究装置(短期大学を除く)及び教育装置の整備 並びに ICT 活用推進事業に要する経費を補助。 【研究装置】 【教育装置】 【ICT 活用推進事業】 私立大学等研究設備整 私立大学における学術の研究並びに特色ある教育を促進す るため、研究設備(短期大学を除く)並びに教育基盤設備の 備費等補助金 整備に要する経費を補助。 【研究設備】 【教育基盤設備】 私立大学等経常費補助 私立大学等経常費補助金とは、①私立大学等の教育研究条件 金特別補助 の維持向上、②在学生の修学上の経済的負担の軽減等に資す るため、③私立大学等の経営の健全性向上に資するため、教 育又は研究に係る経常的経費についての補助。その内、教職 員の給与費、教育と研究の経費等を対象とするものが「一般 補助」、各私立大学等における、特定分野や課程等に係る特 色ある教育・研究の振興を図るために交付されるものが「特 別補助」。 学術研究振興資金 日本私立学校振興・共済事業団が広く一般から受け入れた寄 付金を基金(学術研究振興基金)として運用し、その運用益 により社会的要請の強い学術研究を助成し、もって特色ある 学術研究の振興に寄与するために、私立の大学、短期大学及 び高等専門学校に交付するもの。 ページ 20 21~22 23 24~33 34 20 【研究費ハンドブック】 ◇私立大学戦略的研究基盤形成支援事業 目 的 研 究 観 点 研 究 期 間 評 価 項 目 留 意 点 支 援 措 置 申 請 時 期 申 請 方 法 手 続 特 記 事 項 備 考 大学の経営戦略に基づいて行う研究基盤の形成を支援するため、研究プロジェク トを重点的かつ総合的に補助 ① 研究拠点を形成する研究 ② 大学の特色を活かした研究 ③ 地域に根差した研究 ① 原則、5 年間 ②、③原則、3 年間 ・3 年目に中間評価、最終年度に事後評価を行う(3 年以下の事業は事後評価の み) ① 研究プロジェクトの意義と必要性 ② 研究内容の妥当性 ③ 研究組織の妥当性 ④ 事業費の妥当性 ① 特色ある戦略的な研究プロジェクトであること。 ② 研究目的は、焦点の絞られた具体的なものであること。 ③ 研究の進め方が着実で、研究経費の算出が合理的であること。 ④ 研究組織における研究者間の関連及び分担関係が明確であること。 ⑤ 研究成果の学術研究又は新技術開発等への高い貢献度が期待されること。 ○研究施設:プロジェクトに必要な施設の新増改築、改造工事 補助対象:事業経費 1,000 万円以上、補助率1/2以内 原則、初年度に行う整備に対し補助 ○研究装置・研究設備:プロジェクトに必要な機械、器具等 補助対象:(研究装置)事業経費 4,000 万円以上、補助率1/2以内 (研究設備)事業経費 500 万円(図書は 100 万円)以上、補助率 2/3以内 初年度から3年目までに行う整備に対し補助 ○研究費:教育研究経費、アルバイト関係経費、設備関係経費(1 個又は 1 組の 価格が 500 万円未満)及び PD・RA 関係経費(経常費補助金で補助) 補助金の上限:1 億円、補助率1/2以内 ※「研究費のみの支援を希望する研究」については、原則認められないが、①「研 究拠点を形成する研究」を選択したプロジェクトであって、大学の研究基盤の 形成が明らかなもののみ対象とする。その場合、補助額の上限は、年間 3,000 万円とする。 構想調書の提出期限:2 月上旬 構想調書を、教育・研究支援事務室へ提出 前年度の 6 月に個別事業計画書を作成のうえ、予算委員会、自己点検・評価委員 会で決定後、文部科学省に申請 文部科学省から選定を受けることを条件として、事業を遂行する。 1.「私立大学戦略的研究基盤形成支援検討会」において審査の上、選定結果の通 知(3月下旬~4月上旬)。 2. 選定された学校法人は、「研究施設・装置及び研究設備」に係る計画調書を 提出(4月下旬~5月)。研究費については、日本私立学校振興・共済事業団に 申請し補助を受ける(9月上旬~10月上旬)。 3. 計画調書の内容を確認した上で、補助金の交付を内定(7 月中旬)。 4.内定されたものについて、交付申請書を提出(7 月下旬~8 月中旬)。 5.補助金の交付を決定(9 月下旬)。 【研究費ハンドブック】 21 ◇私立大学・大学院等教育研究装置施設整備費補助金 【研究装置】 補 助 対 象 対 象 要 件 補 助 率 申 請 時 期 申 請 方 法 手 続 備 考 私立大学(短期大学を除く)の教授、准教授その他研究に従事する職員が職務と して行う学術の基礎的研究又は大学院の学生の研究指導に必要な機械、器具、そ の他の設備(主として学部の学生の教育、附属病院における診断、治療等に使用 されるものを除く。)。 ① 研究課題との関連で当該装置の必要性が高く、その装置を導入することによ り研究の進展が期待できるものであること。 ② 当該装置を設置する建物その他の施設に関し、新増改築工事(施設を新増改 築する場合)、改修工事又は電気工事、ガス工事、給排水工事その他の付帯 工事を必要とするものであること。 ③ 1個又は1組の価額が 4,000 万円以上のものであること。 ④ 機械、器具等を取りまとめて1組とした場合は、それらの設備が機能的に密 接な関係を持ち、装置としての一体性があるものであること。設備を単に数 個集めて 4,000 万円以上にしても1組とはみなされないので留意すること。 ⑤ 装置の維持運営及び管理するための体制が整備されていること。 装置の購入及び装置を設置するために要する経費の合計金額の1/2以内 5月 計画調査書を、情報システム課へ提出 前年度の 6 月に個別事業計画書を作成のうえ、情報システム委員会、予算委員会 で決定後、文部科学省に申請 「私立大学等研究設備整備費等補助金等に係る選定委員会」において選定。 ◇私立大学・大学院等教育研究装置施設整備費補助金 【教育装置】 補 助 対 象 対 象 要 件 補 助 率 申 請 時 期 申 請 方 法 手 続 備 考 私立大学等が行う教育に必要な機械、器具、その他の設備(主として研究、附属 病院における診断、治療等に使用されるものを除く。) ① 教育上の課題との関連で当該装置の必要性が高く、その装置を導入すること により教育の振興が期待できるものであること。 ② 当該装置を設置する建物その他の施設に関し、新増改築工事(施設を新増改 築する場合)、改修工事又は電気工事、ガス工事、給排水工事その他の付帯 工事を必要とするものであること。 ③ 1個又は1組の価額(補助対象購入経費)が大学にあっては 4,000 万円以上、 短期大学にあっては 3,000 万円以上のものであること。 ④ 機械、器具等を取りまとめて1組とした場合は、それらの設備が機能的に密 接な関係を持ち、装置としての一体性があるものであること。設備を単に数 個集めて上記の金額以上にしても、1組とはみなされないので留意するこ と。 ⑤ 装置の維持運営及び管理するための体制が整備されていること。 装置の購入及び装置を設置するために要する経費の合計金額の1/2以内 5月 計画調査書を、情報システム課へ提出 前年度の 6 月に個別事業計画書を作成のうえ、情報システム委員会、予算委員会 で決定後、文部科学省に申請 「私立大学等研究設備整備費等補助金等に係る選定委員会」において選定。 22 【研究費ハンドブック】 ◇私立大学・大学院等教育研究装置施設整備費補助金 【ICT 活用推進事業】 補 助 対 象 対 象 要 件 補 助 率 申 請 時 期 申 請 方 法 手 続 備 考 (1) 私立大学等において、ICT を活用した教育・学習方法の改善を図るために必 要となる装置(ICT 装置)の購入 (2) (1)の装置の導入に伴い実施される教室、研究室、図書室等の施設改造工事 の実施 (3) 既存の情報関連施設における冷房化工事の実施(情報関連機器の維持・管理 のために必要なものに限る) (4) 私立大学が行う研究又は私立大学等が行う教育に必要な情報通信ネットワ ークの構築に要する光ケーブル等敷設工事(ホストコンピュータ接続装置等 の通信装置、無線 LAN に係る通信基地装置等を含む。以下「学内 LAN」) ① 当該整備計画の事業費の合計(ICT 装置のみの申請の場合は、当該装置1個 又は1組の価額)が 1,000 万円以上のものであること。 ② 改造工事及び冷房化工事の上限:それぞれ、補助対象施設整備面積に 225,300 円を乗じた額。実施設計費の上限:補助対象工事費の1% ③ 学内 LAN については、次の要件を備えているものとする。 (ア) 光ケーブル等敷設工事費 (イ) 基幹ネットワークと無線基地局を結ぶケーブル敷設工事に要する経費 (ウ) ホストコンピュータ等の装置本体が、前年度以前に整備されているもの 又は当該年度に整備がされるもの ④ ICT 装置については、音声映像装置(ビデオプロジェクター、スクリーン等)、 機器制御装置、入出力装置、機器操作卓、送受信装置、教材・資料作成装置 等を補助対象 ⑤ 施設の改造工事については、ICT 装置の導入に伴い実施される施設の改造工 事(本工事及び付帯工事)を補助対象 ⑥ 冷房化工事については、ICT 装置、又はコンピュータ制御に係る研究用の装 置を備え付けている施設の冷房化工事を対象(機器の維持・保守に係る冷房 化に限る。) ⑦ 施設装置の維持運営及び管理するための体制が整備されていること。 事業に要する経費の1/2以内を補助 5月 計画調書を、情報システム課へ提出 前年度の 6 月に個別事業計画書を作成のうえ、情報システム委員会、予算委員会 で決定後、文部科学省に申請 「私立大学等研究設備整備費等補助金等に係る選定委員会」において選定。 【研究費ハンドブック】 23 ◇私立大学等研究設備整備費等補助金【研究設備】 補 助 対 象 対 象 要 件 補 助 率 申 請 時 期 申 請 方 法 手 続 特 記 事 項 備 考 私立大学(短期大学を除く)の教授、准教授その他研究に従事する職員が職務と して行う学術の基礎的研究に必要な機械、器具、標本、図書その他の設備 ① 研究目的(教育、診断、治療等を除く。)に使用されるものであり、研究課 題との関連で設備の必要性が高く、その設備を導入することにより研究の進 展が期待できるものであること。 ② 図書および雑誌のバックナンバー 1件 100 万円以上 4,000 万円未満 その他 1件 500 万円以上 4,000 万円未満 ただし、設備を単に数個集めて 500 万円(図書は 100 万円)以上にしても1 組とはみなされないので留意すること。 ③ 機械、器具等を取りまとめて1組とした場合は、それらの設備が機能的に密 接な関係を持ち、設備として、通常一体的に使用するものであること。 ④ 部品、付属品のみの場合は、その本体が購入されているものであること。 ⑤ 設備の維持運営及び管理するための体制が整備されていること。 設備の購入に要する経費の2/3以内 10 月(次年度分・学内締切、文部科学省の申請締切は次年度 5 月) 所定用紙に記入のうえ、希望物件のカタログ等必要書類を添え教育・研究支援事 務室へ提出。ただし、研究用情報処理関係設備に関しては、情報システム課にお 問い合せください。 図書館委員会、パッヘ研究奨励金配分委員会、予算委員会(ランニングコストを 必要とする場合)および大学評議会で決定後、文部科学省に申請 次年度中に納入可能なもの 「私立大学等研究設備整備費等補助金等に係る選定委員会」において選定。 ◇私立大学等研究設備整備費等補助金【教育基盤設備】 補 助 対 象 私立大学等が行う教育に必要な基盤的設備 ① 学生の実験・実習等に必要な設備であって、当該教育内容から設備の必要性 が高く、その設備が導入されることにより教育の進展が期待できるものであ ること。(研究、診断、治療等に使用されるものを除く。) ② 1 個又は 1 組の価額(補助対象購入経費)が 500 万円以上のものであること。 ただし、単に設備を複数集めて 500 万円以上にしても1組とはみなされない 対 象 要 件 ので留意すること。 ③ 什器類や備品とみなされるものや図書等の整備に係る経費は補助対象外と する。 ④ 設備の維持運営及び管理するための体制が整備されていること。 補 助 率 設備の購入に要する経費の1/2以内 申 請 時 期 5 月(次年度分) 申 請 方 法 計画調書を、情報システム課へ提出 前年度の 6 月に個別事業計画書を作成のうえ、情報システム委員会、予算委員会 手 続 で決定後、文部科学省に申請 備 考 「私立大学等研究設備整備費等補助金等に係る選定委員会」において選定。 24 【研究費ハンドブック】 ◇私立大学等経常費補助金特別補助補助項目一覧 対象要件等については、25 ページ以降をご参照ください。なお、本特別補助に関しましては、総務課所管 となりますので、ご不明な点は総務課に直接お問い合わせください。 補助項目 (メニュー、メニュー項目名) 算定要素 算定方法 Ⅰ.成長分野で雇用に結びつく人材の育成 1.成長分野で雇用に結びつく人材の育成 取組数 取組数×単価 受入学生数 受入学生数×単価 Ⅱ.社会人の組織的な受入れへの支援 ※1 1.正規学生としての受入れへの支援 2.多様な形態による受入れに対する支援 ※1 (1) 科目等履修生 受入学生数 受入学生数×単価 ※1 (2) 専攻科、別科 受入学生数 受入学生数×単価 ※1 (3) 履修証明プログラム 3.社会人の受入れ環境整備への支援 交付人数 交付人数×単価 取組数 取組数×単価 受入学生数 受入学生数×単価 Ⅲ.大学等の国際交流の基盤整備への支援 1.大学等の国際交流の基盤整備への支援 ※1 (1) 海外からの学生の受入れ ※1 (2) 海外からの教員の招へい 招へい教員数 招へい教員数×単価 ※1 (3) 学生の海外派遣 派遣学生数 派遣学生数×単価 ※1 (4) 教員の海外派遣 派遣教員数 派遣教員数×単価 (5) 大学等のグローバル化に向けた取組 取組数 取組数×単価 (6) 留学生に対する授業料減免 減免人数 減免人数×単価×減免率 1.大学院における研究の充実 教員数 教員数×単価×調整率 2.研究施設運営支援 所要経費 所要経費(表形式) 3.大型設備等運営支援 所要経費 所要経費(表形式) 4.学内施設・設備の共同利用 施設・設備数 施設・設備数×単価 5.戦略的研究基盤形成支援事業 所要経費 所要経費(表形式) 6.産学連携の推進 教員数 教員数×単価×取組数 7.大学間連携等による共同研究 所要経費 所要経費(表形式) 8.専門職大学院等 教員数・学生数 教員数・学生数×単価×調整率 9.法科大学院 教員数・学生数 教員数・学生数×単価×調整率 (1) 教育組織の高度化(専攻科)支援 学生数 キザミの定額 (2) 研究支援 教員数 教員数×単価 キザミの定額 Ⅳ.大学院等の機能の高度化への支援 ※2 10.短大・高専における教育研究の充実 Ⅴ.未来経営戦略推進経費 ※2 1.未来経営戦略推進経費 収容定員 ※2 2.経営改善計画に向けた取組 一定額 ※2 3.経営基盤強化に貢献する先進的な取組 一定額 Ⅵ.授業料減免及び学生の経済的支援体制の充実 1.授業料減免及び学生の経済的支援体制の充実 ※1 ※2 (1) 授業料減免事業等支援経費 所要経費 所要経費×1/2 以内 (2) 学生の経済的支援体制等の充実 取組数 取組数×単価 算定基礎となる人数を合算して算定 採択制項目 【研究費ハンドブック】 25 ◇私立大学等経常費補助金特別補助対象要件等一覧 補助項目 対象要件等 Ⅰ.成長分野で雇用に結びつく人材の育成 1.成長分野で雇用に結びつく人材の育成 【対象】 「新成長戦略(平成 22 年 6 月 18 日閣議決定)」を踏まえ、環境・エネルギー、医療、介護、教育、観光、国 際ビジネス、情報通信等、今後の経済成長を支える重要分野(成長分野という)における雇用に結びつく人材 育成を行っている大学等を対象。 【要件】 平成 23 年 5 月 1 日現在で、「新成長戦略」を踏まえ、成長分野における雇用に結びつく人材育成を行ってい る大学等で、次の①または②のいずれかに該当している学部等(大学においては学部、短期大学・高等専門学 校においては学科で、通信教育課程は除く)、大学院研究科(通信教育課程は除く)および短期大学・高等専 門学校の専攻科(大学評価・学位授与機構の認定を受けたものに限る)を設置している大学等であること。 ①地域の産業界、職能団体等、雇用ニーズを有する者から人材活用・実習施設の提供等の協力を得られる旨の 意思表示を組織的に受けており、かつ、大学等が養成した人材の雇用を促進するための取組(実習等)を実 施している。 ②次のアおよびイの両方に該当するインターンシップ(臨地実習を含む)を実施(予定を含む)している。 ア.正規の教育課程の授業科目(資格取得を目的とする授業科目も含む。必修科目・自由科目の別は問わ ない。)として実施し単位認定されるもので、授業の一環として学生を企業等へ派遣し、就業体験のた め現場実習を行わせるもの。なお、資格取得を目的とする場合は、当該学部等の主たる目的に基づく現 場実習を行う授業科目であること。 イ.インターンシップ先から学校法人に対してインターンシップに関連した金銭の支払いがないもの(企 業等から学生に対して報酬(謝金、旅費等)が支払われる場合については対象として取り扱う。)。 Ⅱ.社会人の組織的な受入れへの支援 【対象】 社会人の受入れを促進するため組織的に取り組んでいる大学等で、一定数の社会人の受入れ実績があり、社会 人の就学を促進する取組みを実施している大学等を対象。 【共通要件】 次の①および②の両方に該当する大学等であること。 ①社会人学生(平成 23 年 4 月 1 日現在で満 25 歳以上の者(昭和 61 年 4 月 1 日以前に生まれた者)で外国人 留学生は除く)が、当該大学等に正規学生、科目等履修生、専攻科・別科生、履修証明書交付(予定)者と して、大学は 10 人以上、短期大学および高等専門学校は 5 人以上在籍している。 なお、在籍者数は、各項目の基準日時点の人数を合計した数とする。 ②次のア~オに掲げる取組みを平成 23 年 9 月 30 日現在で 2 件以上実施している。 ア.社会人に対する特別な入学選抜制度の実施 イ.社会人向け履修コース等の設定 ウ.社会人に関する学修ニーズを学外から聴取する仕組みの構築 エ.施設・設備等の柔軟な利用制度の実施 オ.教育訓練講座の開講 1.正規学生としての受入れへの支援 【要件】 次の①および②の両方に該当する大学等であること。 ①前掲の「社会人の組織的な受入れへの支援全体にかかる事項」の「共通要件」に該当する大学等であること。 ②平成 23 年 5 月 1 日現在で社会人学生(平成 23 年 4 月 1 日現在で満 25 歳以上の者(昭和 61 年 4 月 1 日以前 に生まれた者)で外国人留学生は除く)を正規課程(大学においては学部および研究科、短期大学・高等専 門学校においては学科)に受け入れている大学等であること。 2.多様な形態による受入れに対する支援 (1) 科目等履修生 【要件】 次の①および②の両方に該当する大学等であること。 ①前掲の「社会人の組織的な受入れへの支援全体にかかる事項」の「共通要件」に該当する大学等であること。 26 【研究費ハンドブック】 ②平成 23 年 9 月 30 日現在で科目等履修生制度(大学設置基準第 31 条、大学院設置基準第 15 条、短期大学設 置基準第 17 条)に基づき社会人学生(平成 23 年 4 月 1 日現在で満 25 歳以上の者(昭和 61 年 4 月 1 日以前 に生まれた者)で外国人留学生を除く)を受入れている(受入れることが確実な場合を含む)大学等である こと。 (2) 専攻科、別科 【要件】 次の①および②の両方に該当する大学等であること。 ①前掲の「社会人の組織的な受入れへの支援全体にかかる事項」の「共通要件」に該当する大学等であること。 ②平成 23 年 5 月 1 日現在で専攻科(大学評価・学位授与機構の認定を受けていない専攻科も含む。)または 別科を設置し、社会人学生(平成 23 年 4 月 1 日現在で満 25 歳以上の者(昭和 61 年 4 月 1 日以前に生まれ た者)で外国人留学生を除く)を受入れている大学等であること。ただし、外国人留学生を対象とした「留 学生別科」 は含めないこと。 (3) 履修証明プログラム 【要件】 次の①および②の両方に該当する大学等であること。 ①前掲の「社会人の組織的な受入れへの支援全体にかかる事項」の「共通要件」に該当する大学等であること。 ②平成 23 年 9 月 30 日現在で学校教育法第 105 条及び学校教育法施行規則第 164 条の定めによる「履修証明プ ログラム」を開講し、受講者に対して修了時に履修証明書を交付(交付することが確実な場合を含む。)し ている大学等であること。 3.社会人の受入れ環境整備への支援 【要件】 前掲の「社会人の組織的な受入れへの支援全体にかかる事項」の「共通要件」に該当する大学等であること。 【社会人学生の受入れ環境整備の取組状況】 下記の「取組状況」は平成 23 年 9 月 30 日現在を基準として、実施しているか否かを判断すること。 ア.社会人に対する特別な入学選抜制度の実施 イ.社会人向け履修コース等の設定 ウ.社会人に関する学修ニーズを学外から聴取する仕組みの構築 エ.施設・設備等の柔軟な利用制度の実施 オ.教育訓練講座の開講 カ.その他社会人の就学を促進する取組 Ⅲ.大学等の国際交流の基盤整備への支援 1.大学等の国際交流の基盤整備への支援 【対象】 グローバル人材の養成促進のため、学生や教員の海外からの受入れ・海外への派遣、大学等の国際化に向けた 取組みを組織的に行っている大学等を支援。 (1) 海外からの学生の受入れ 【要件】 次の①および②に該当する大学等であること。 ①平成 23 年 9 月 30 日現在において、次のア~オに掲げる取組のいずれかを組織的に実施している大学等。 ア.留学生の受入体制の整備 イ.留学生の修学支援 ウ.留学生の就職支援 エ.留学生向けの入学制度の整備 オ.教育課程の編成 ②平成 23 年 5 月 1 日現在において以下に定める外国人留学生を受入れている大学等、もしくは平成 23 年 9 月 30 日現在において以下に定める招致学生を受入れている、または受入れることが確実な大学等。通信教 育通信教育学部等を設置する大学等。 (2) 海外からの教員の招へい 【要件】 次の①および②に該当する大学等であること。 【研究費ハンドブック】 27 ①平成 23 年 9 月 30 日現在において、海外からの教員の受入環境の整備のために、次のア~ウに掲げる取組の いずれかを組織的に実施している大学等。 ア.招へい教員に対する日本での教育研究や生活全般に関する相談窓口の設置や相談員の配置 イ.寄宿舎の整備(学校所有又は借上げ) ウ.当該大学等職員に対する語学研修(国内外は問わない)又は海外研修派遣 ②平成 23 年 9 月 30 日現在において、次のア~ウをすべて満たす教員による教育研究活動を実施している、ま たは実施することが確実な大学等。 ア.学長等名の招へい状に基づき海外から 2 週間以上 6 か月以内の期間で招へいした教育・研究業績の優 れた者 イ.招へい期間に学内教員との共同研究、学内での講義または講演等の教育研究活動を実施する者 ウ.海外の大学等に所属している教員であり、日本人ではない者 (3) 学生の海外派遣 【要件】 次の①及び②に該当する大学等であること。 ①平成 23 年 9 月 30 日現在において、日本人学生を協定に基づき協定校(日本の高等教育機関(大学・短期大 学・高等専門学校)に相当する海外の学校及びその附置研究所とする。ただし、当該大学等を設置する学校 法人が海外に設置・運営している学校等は対象外とする。)へ派遣している、または派遣することが確実な 大学等。 ②派遣する学生に対して派遣時に学生派遣事業の趣旨・目的・成果等に関するオリエンテーションを実施して いる大学等。 (4) 教員の海外派遣 【要件】 次の①及び②に該当する大学等であること。 ①平成 23 年 9 月 30 日現在において、次のア~ウをすべて満たす日本人の専任教員等を研修先機関(海外の大 学、研究所、その他これらに準ずる公共的な教育施設又は学術研究施設、民間企業の研究部門とする。)へ 派遣している、あるいは派遣することが確実な大学等。 ア.研修先機関からの招へい状に基づき海外へ 2 か月以上 2 年未満の期間で派遣した者 イ.平成 23 年 5 月 1 日現在で当該大学等に在籍する一般補助算定の認定基準を満たす者 ウ.平成 23 年 4 月 1 日現在で 55 歳以下の者(昭和 30 年 4 月 2 日以降に生まれた者) ②派遣する教員に帰国時に報告書等の作成を義務付けている大学等。 (5) 大学等のグローバル化に向けた取組 【要件】 大学等の教育研究環境の国際化のため、平成 23 年 9 月 30 日現在で、次の①~⑦に掲げる取組みのいずれかを 実施している大学等であること。 ①留学生の受入体制の整備 ②留学生の修学支援 ③留学生の就職支援 ④留学生向けの入学制度の整備 ⑤教育課程の編成 ⑥留学プログラムの実施 ⑦帰国留学生のフォローアップ (6) 留学生に対する授業料減免 【要件】 平成 23 年 4 月 1 日から平成 24 年 3 月 31 日までの間に経済的に就学困難な下記①および②に該当する外国人 留学生を対象とした授業料減免事業を選考基準等が明記された規程等に基づき実施している大学等であるこ と。 ①平成 23 年 5 月 1 日現在で、「出入国管理及び難民認定法(別表第一の四)」に定める「留学」の在留資格を 得ている者(平成 22 年 7 月 1 日改正の出入国管理及び難民認定法の施行に伴う経過措置により「就学」の 在留資格のまま在籍している者を含む)、または過去 6 か月の間に「留学」の在留資格を保有していた者で、 平成 23 年 5 月 1 日現在で「留学」の在留資格の更新等の手続きを行っている者 ②平成 23 年 5 月 1 日現在において、大学等の正規の課程(学部等及び研究科)または外国人留学生を対象と した「留学生別科」に在籍する者。ただし、次のア~ウのいずれかに該当する者は、対象外とする。 ア.平成 23 年 5 月 1 日現在で、休学中の者の休学期間が、継続して 1 年以上となることが明らかな者 28 【研究費ハンドブック】 イ.平成 23 年 5 月 1 日現在で、履修登録していない者の未登録期間が、継続して 1 年以上となることが明 らかな者 ウ.研究生、選科生、科目等履修生、聴講生等として在籍する者 Ⅳ.大学院等の機能の高度化への支援 1.大学院における研究の充実 【対象】 大学院における研究の充実を図るため、一定規模または一定水準以上の大学院を設置する大学を対象。 【要件】 次の①または②のいずれかに該当する大学院研究科を設置する大学であること。ただし、通信教育課程は対象 外とする。 ①平成 23 年 5 月 1 日現在で大学院研究科に在籍している正規学生の人数が 10 名以上であること。 ②大学院研究科にかかる研究実績について、次のア~ウの件数の合計が 10 件以上であること。 ア.平成 23 年 5 月 1 日現在で当該大学院研究科の講義・研究指導または研究を担当する(後期の講義予定 等を含む)教員が主体となって行う研究が、平成 22 年度に科学研究費補助金(文部科学省及び日本学術 振興会から交付されたもの)に新規採択された件数(研究分担者として採用されたものは除く。)。な お、当該教員については、科学研究費補助金に採択された時点では他大学に在籍していた場合も含む。 イ.当該研究科に係る研究内容に関して、平成 22 年度に当該大学が出願者となり特許を取得または申請(研 究者個人が特許申請した場合で当該大学に権利が継承される場合や TLO を通じて出願した場合を含む) した件数。 ウ.平成 23 年 5 月 1 日現在で当該研究科を担当する教員(当該研究科が設置する研究チーム等を含む)が 過去に発表した学術論文が、平成 22 年度中に国際学術雑誌、学会機関紙、研究報告等で他の研究者等か ら引用されている件数。 【女性研究者支援の取組状況】 ア.柔軟な勤務体制の構築 イ.相談体制の整備 ウ.その他女性研究者支援の取組 2.研究施設運営支援 【対象】 大学院等の機能の高度化を促進するため、組織上独立した研究施設を設置し、恒常的に研究活動を行っている 大学等を対象。 【要件】 次の①および②の両方に該当する研究施設を設置している大学等であること。 ①恒常的に研究活動を実施するため、次のア~エのすべてに該当する組織上独立した研究施設であること。 ア.当該研究施設専任の教員が配属されている。ただし、当該研究施設に専任教員が配属されていない場 合は、当該研究施設を兼任している教員が 5 人以上おり、かつ当該研究施設の専任職員が 1 名以上配属 されていること。 イ.平成 23 年 4 月 1 日現在で設置後 3 年以上経過している(平成 20 年 3 月 31 日以前に設置したもの)。 ウ.当該研究施設の設置に関する規程があること。 エ.研究施設での研究成果を集録した紀要等を作成していること。 ②当該研究施設にかかる平成 23 年度の所要経費の実績見込額が大学は 1,000 千円以上、短期大学・高等専門 学校は 600 千円以上であること。ただし、実績見込額のうち、教育研究用機器備品費の占める割合が 90%を 超える場合は、当該研究施設は対象外とすること。 3.大型設備等運営支援 【対象】 大学院等の機能の高度化を促進するため、大型設備等(大型特殊装置・大型設備 等)を保有し、研究活動を 行っている大学等を対象。 【要件】 次の①~③のすべてに該当する大型設備等を保有している大学等であること。 ①当該大型設備等を最初に保有した時点における 1 個又は 1 組の購入価格または寄贈時取得価格(寄贈された 機器の受入時の簿価)が 30,000 千円以上であること。 ②平成 23 年度において所有し、かつ教育研究に使用していること(予定を含む)。 【研究費ハンドブック】 29 ③当該大型設備等にかかる平成 23 年度の維持費等の所要経費の実績見込額が大学は 1,000 千円以上、短期大 学・高等専門学校は 600 千円以上であること。ただし、情報通信設備等(サーバ、ネットワーク機器、学生 用パソコン等)や視聴覚設備等(スキャナ、プロジェクター等)の機器の維持費等は対象外とする。 4.学内施設・設備の共同利用 【対象】 大学院等の機能の高度化を促進するため、大学間連携等の枠組みを通して他大学等と学内施設・設備の 共同利用に供している大学等を対象。 【要件】 次の①~③のすべてに該当する大学等であること。 ①他大学等との間で、教育もしくは研究を目的として、大学等が所有する施設・設備の利用に関する協定等を 締結している。 ②1 個または 1 組の価格が 5,000 千円以上の施設・設備を、他大学等の利用に供している。 ③大学等が所有する施設・設備について、当該年度の 9 月 30 日までに共同利用に供している、もしくは 10 月 1 日以降に共同利用に供することが確実である。ただし、学内施設・設備については、次のア~ウのいず れかに該当する場合は対象外とする。 ア.図書館の共同利用 イ.施設・設備を他大学等の利用に供することが収益事業に区分される場合 ウ.通信教育課程のみで所有する施設・設備 5.戦略的研究基盤形成支援 【対象】 文部科学省の「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」に選定された事業を実施し、私立大学における研究基 盤形成に取り組む大学を対象。 【要件】 次の①および②の両方に該当する大学等であること。 ①文部科学省の「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」に選定された事業を実施する大学であること。また、 平成 19 年度に「ハイテク・リサーチ・センター整備事業」「学術フロンティア推進事業」「社会連携研究 推進事業」「オープン・リサーチ・センター整備事業」に選定された事業を実施する大学についても対象と する。 ②上記①に該当する事業であっても、当該事業で実施する研究活動に直接必要な支出のうち、教育研究用機器 備品費の占める割合が 90%を超える場合は、当該事業は対象外とする。 6.産学連携の推進 【対象】 産学連携等に積極的に取り組んでいる大学等を対象。 【要件】 産業界との連携を効果的かつ円滑に推進するため、平成 23 年 9 月 30 日現在で次の①~⑤のいずれかの取組を 実施している大学等であること。ただし、通信教育課程のみを設置する大学等は対象外とする。 ①知的財産にかかるポリシー等の策定および実務研修の実施 ②知的財産を管理、活用するための委員会や部署等または TLO の設置 ③産学連携のための部署(委員会等)やコーディネータの配置 ④共同研究拠点等の環境の整備 ⑤産業界のニーズに対応したカリキュラム編成 7.大学間連携等による共同研究 【対象】 特定の研究課題について大学等の自主性の下にプロジェクトチームを編成し、産業界または国内外の大学等と 共同研究を実施する大学等を対象。 【要件】 次の①および②の両方に該当する大学等であること。ただし、通信教育課程のみを設置する大学等は対象外と する。 ①組織的な共同研究環境の整備のため、次のア、イの両方を実施していること。 ア.共同研究の実施にあたり、学内の委員会等で審査し、決定している。 イ.共同研究の研究成果を集録した紀要等の作成を義務付けている。 30 【研究費ハンドブック】 ②次のア~ウのすべてに該当する共同研究を実施していること。ただし、当該大学等が主体とならない受託研 究等は対象外とする。 ア.他大学等と共同研究の実施に関し、大学等の決定により協定や覚書等を締結している。 イ.1 研究課題あたりの平成 23 年度の所要経費が大学は 1,000 千円、短期大学・高等専門学校は 600 千円 以上である。 ウ.上記イの所要経費に占める教育研究用機器備品費の割合が 90%以下である。 8.専門職大学院等 【対象】 高度専門職業人の養成のため、専門職大学院および標準修業年限が 1 年以上 2 年未満の専攻等を設置している 大学を対象。 【要件】 次の①または②のいずれかに該当する専門職大学院等を設置している大学であること。ただし、法科大学院に ついては含めないこと。 ①学校教育法第 99 条第 2 項および専門職大学院設置基準に定める専門職大学院。 ②主として実務の経験を有する者に対して教育を行う大学院の修士課程で、標準修業年限が 1 年以上 2 年未満 の専攻等(大学院設置基準第 3 条第 3 項)。 9.法科大学院 【対象】 専門職大学院のうち法科大学院を設置している大学を対象。 【要件】 専門職大学院設置基準第 18 条第 1 項に定める法科大学院(平成 23 年度に学生募集を行っているもの)を設置 している大学であること。 10.短大・高専における教育研究の充実 (1) 教育組織の高度化(専攻科)支援 【対象】 短期大学・高等専門学校の教育組織の高度化のため、大学評価・学位授与機構の認定を受けた専攻科を設置し ている短期大学・高等専門学校を対象。 【要件】 次の①および②の両方に該当する専攻科を設置している短期大学・高等専門学校であること。 ①学位規則第 6 条第 1 項の定めにより、大学評価・学位授与機構の認定を受けた専攻科(過去に認定を受けて いたが、平成 23 年 5 月 1 日現在で認定を取り消されているものは除く。) ②平成 23 年 5 月 1 日現在で収容定員がある専攻科 (2) 研究支援 【対象】 短期大学・高等専門学校における研究機能の向上に向けた取組みを実施している短期大学・高等専門学校を対 象。 【要件】 平成 23 年 5 月 1 日現在で次の①~⑥のいずれかに該当する短期大学・高等専門学校であること。ただし、通 信教育課程のみを設置する短期大学・高等専門学校は対象外とする。 ①当該短期大学・高等専門学校の付置施設として平成 22 年 4 月 1 日以前に研究施設を設置している。 ②当該短期大学・高等専門学校に所属する専任教員が、学外の研究者または学内の他学科の教員と共同研究を 実施している。 ③受託研究を実施している(予定を含む)。 ④研究紀要を作成し、学外へ配布または公表している。 ⑤特許等(特許、商標、意匠、実用新案等の知的財産権)を取得または申請している。 ⑥専任教員の執筆した学術論文が学術誌等に掲載されている。 Ⅴ.自主的に経営改善に取り組む大学等への支援 1.未来経営戦略推進経費 【対象】 学校規模の適正化や、他機関(地方公共団体、他大学等(同一法人内を除く))の人的・物的資源を活用する など経営改善に向けた計画(以降「改善計画」という)を作成し、理事会の承認を得て改善計画を実施する大 学等を対象。また、2 以上の学校法人が相互の人的・物的資源を活用し、共同で改善計画を策定する大学等に ついても対象。 【研究費ハンドブック】 31 【要件】 以下の①及び②を満たす大学等であること。ただし、「東日本大震災に対処するための特別の財政援助及び助 成に関する法律」に規定する「特定被災区域」内に学部等を有する被災大学等については、下記①のイ~オ及 び②のアの要件は適用しないものとする。 ①平成 22 年度の補助金において、平成 22 年度私立大学等経常費補助金取扱要領及び配分基準に定める、以下 のア~オのいずれの減額措置等も受けていない大学等。 ア.取扱要領 4 の(1)による減額又は不交付 イ.教職員給与指数による補助金の補正(配分基準 別表 7) ウ.学校法人の収入超過状況による補助金の補正(配分基準 別表 8) エ.専任教員等及び専任職員ごとの年間給与費の額の状況ならびに役員報酬等の額の状況による減額もし くは補正(配分基準 別記 6 及び別表 7) オ.寄付金支出による減額(配分基準Ⅴの 4) ただし、2 以上の学校法人が相互の人的・物的資源を活用し、共同で改善計画を策定する場合は、上記イ~オ の要件は適用しないものとする。 ②次のア~エのいずれにも該当しない大学等。 ア.大学等の学部学科の収容定員(未完成・募集停止を含み、通信教育課程は除く)が 2,000 名を超える 大学等。収容定員に含める学生数については以下のとおりとする。 人数に含めるもの : 未完成、募集停止、昼間部、夜間部、第三部の学部学科 人数に含めないもの : 大学院、通信教育課程、別科、認定専攻科を含む専攻科 イ.平成 19・20 年度「定員割れ改善促進特別支援経費」、平成 21・22 年度「未来経営戦略推進経費」に 採択された大学等 ウ.大学等の設置後、完成年度を超えたことにより、平成 23 年度に初めて私立大学等経常費補助金の交付 対象となる大学等。 エ.通信教育課程のみを設置する大学等。 2.経営改善計画に向けた取組 【対象】 経営改善計画(以降「改善計画」という)策定の必要性を十分に認識し、平成 23 年度中の改善計画策定に向 けて取り組む大学等を対象。 【要件】 以下の①~③のいずれも満たす大学等であること。ただし、「東日本大震災に対処するための特別の財政援助 及び助成に関する法律」に規定する「特定被災区域」内に学部等を有する被災大学等については、下記①の イ~オ及び②のアの要件は適用しないものとする。 ①平成 22 年度の補助金において私立大学等経常費補助金取扱要領及び配分基準に定める次のア~オのいずれ の減額措置等も受けていない大学等であること。 ア.取扱要領 4 の(1)による減額又は不交付 イ.教職員給与指数による補助金の補正(配分基準 別表 7) ウ.学校法人の収入超過状況による補助金の補正(配分基準 別表 8) エ.専任教員等及び専任職員ごとの年間給与費の額の状況ならびに役員報酬等の額の状況による減額もし くは補正(配分基準 別記 6 及び別表 7) オ.寄付金支出による減額(配分基準Ⅴの 4) ②次のア~キのいずれにも該当しない大学等。 ア.大学等の学部学科の収容定員(未完成・募集停止を含み、通信教育課程は除く)が 1,000 名を超える 大学等。収容定員に含める学生数については以下のとおりとする。 人数に含めるもの :未完成、募集停止、昼間部、夜間部、第三部の学部学科 人数に含めないもの:大学院、通信教育課程、別科、認定専攻科を含む専攻科 イ.大学等の設置後、完成年度を超えたことにより、平成 23 年度に初めて私立大学等経常費補助金の交付 対象となる大学等。 ウ.平成 22 年度決算の消費収支計算書において当該大学等部門の帰属収入合計額が消費支出合計額を上回 っている大学等。 エ.通信教育課程のみを設置する大学等。 オ.平成 19・20 年度「定員割れ改善促進特別支援経費」に、平成 21・22 年度「未来経営戦略推進経費」 に採択された大学等 カ.平成 23 年度「未来経営戦略推進経費」に申請した大学等 32 【研究費ハンドブック】 キ.平成 22 年度「未来経営戦略推進経費(改善計画策定に向けた取組み支援)」に申請した大学等 ③理事会において「大学等が抱える現下の経営課題の抜本的解決に向けて、シンクタンク、民間企業、公認会 計士等の経営に関する専門知識を持つ外部組織等の協力を得て、大学等が主体となり平成 23 年度中に改善 計画を策定する」旨を機関決定し、実際に平成 23 年度内に改善計画を策定すること。平成 22 年度以前に既 に改善計画が策定済の場合であっても、現行の改善計画の内容が不十分であり、抜本的に修正する必要があ る場合であれば対象とする。なお、機関決定に際しては、以下の内容を含んでいることを要する。 必須事項:改善計画の策定に向けた実施体制及び計画の完成までのスケジュール 選択事項:改善計画に盛り込む改善事項 3.経営基盤強化に貢献する先進的な取組 【対象】 他大学においてモデルとなる先進的なガバナンス改革等を実施して一定の成果を上げており、全学的に組織改 革及び意思決定過程全般の見直し・強化等に関する取組を実施することにより、経営基盤強化が期待できる大 学等を対象。 【要件】 以下の①~⑤のいずれも満たす大学等であること。 ①本項目で申請する予定の内容について理事会で承認され、かつ取組の実施にあたって学内で共通認識が形成 されていること。 ②平成 21~23 年度の全ての年度において、昼間部の学部学科(未完成を含む)の志願倍率が 1.2 倍以上であ ること。 注意:志願倍率については、平成 23 年 4 月 6 日付私振私第 24 号で各学校法人へ依頼した「平成 23 年度 学校法人基礎調査」における調査票区分【110】「学生・生徒・児童・幼児数及び志願者数」の中 の「(1)定員」(1 年次定員)と「(5)入学志願者数」を用いて、学校全体の値を算出する。 算出例: A学部:1年次定員 200 名、志願者数、450 名 B学部:1年次定員 300 名、志願者数、720 名 ⇒大学全体:1年次定員 500 名、志願者数、1,170 名⇒志願倍率:1,170÷500=2.34≒2.3 倍 (小数第 2 位を四捨五入) ③平成 22 年度の補助金において、平成 22 年度私立大学等経常費補助金取扱要領及び配分基準に定める、以下 のア~ウのいずれの減額措置等も受けていない大学等。 ア.取扱要領 4 の(1)による減額又は不交付 イ.学校法人の収入超過状況による補助金の補正(配分基準 別表 8) ウ.情報の公表の実施状況(教育研究上の基礎的な情報)による補助金の補正(配分基準 別表 6) ④平成 23 年度の補助金において、情報の公表の実施状況による補助金の補正(増減率が増となる補正を除く) を受けていない大学等。 ⑤次のア~エのいずれにも該当しない大学等。 ア.平成 19・20 年度「定員割れ改善促進特別支援経費」に、平成 21・22 年度「未来経営戦略推進経費」 に採択された大学等 イ.平成 23 年度「未来経営戦略推進経費」及び「経営改善計画に向けた取組」に申請した大学等 ウ.大学等の設置後、完成年度を超えたことにより、平成 23 年度に初めて私立大学等経常費補助金の交付 対象となる大学等。 エ.通信教育課程のみを設置する大学等。 Ⅵ.授業料減免及び学生の経済的支援体制の充実 1.授業料減免及び学生の経済的支援体制の充実 (1) 授業料減免事業等支援経費 【対象】 経済的事情により修学困難な学生に対し「入学料及び授業料減免等を含む給付事業(以下「給付事業」 という。 )」 または「金融機関の教育ローン等にかかる利子負担事業(以下「利子負担事業」という)。」のいずれかを実 施し、学生の修学機会の確保に取り組んでいる大学等を対象。 【要件】 次の①~④のすべてを満たす大学等であること。 ①平成 23 年 4 月 1 日から平成 24 年 3 月 31 日の間において、次のア~ウのすべてに該当する「給付事業」、 または次のアおよびイの両方に該当する「利子負担事業」を実施している大学等であること。 【研究費ハンドブック】 33 ア.事業にかかる規程等が整備されていること。なお、規程等には経済的に修学困難な学生の授業料等(入 学料、施設利用料、教材費等、学生納付金収入に計上すべき収入科目の範囲内のもの)減免等の選考基 準が明記されていること。 イ.学内において、選考委員会等が設置されていること。 ウ.下記のa、bのいずれかの家計基準に該当する学生に対する授業料(入学料を含む)減免等であるこ と。 a.給与所得者 841 万円以下 b.給与所得者以外 355 万円以下 ※この項目でいう「家計基準」の金額とは、学生本人の父母又はこれに代って家計を支えている人(主 たる家計支持者一人)の収入金額をいい、「給与所得者」にあっては源泉徴収票の支払金額(税込) とし、「給与所得者以外」にあっては確定申告書等の所得金額(税込)とする。 ②平成 23 年度中に「災害により学生もしくは学生の学資を負担している者が被災し、授業料等の納付が困難 な学生」を対象とする場合は、当該要件を内部規程等に明記していない場合であっても、被災に対する授業 料減免事業等として決裁等の学内手続により措置したものについては上記ア、イに該当しているものとみな す。 ③東日本大震災(福島第一原子力発電所の事故による災害を含む。)に被災した学生に対する授業料減免事業 等は「学費減免に対する経常費助成(平成 23 年度補正予算)」において対象となるため、この項目では除 外すること。なお、その他の災害により被災した学生に対する授業料減免事業等は対象とする。 ④留学生に対する授業料減免事業等は対象外とする。 (2) 学生の経済的支援体制等の充実 【対象】 経済的事情により修学が困難な学生に対し、経済的支援体制等を充実させ、学生の修学機会の拡大に組織的に 取り組んでいる大学等を対象。 【要件】 平成 23 年 9 月 30 日現在で、経済的事情により修学が困難な学生に対する、次の①~⑤のいずれかの経済的支 援体制の整備の取組みを実施している大学等であること。 ①自治体、商工会議所、同窓会等と連携した奨学制度 ②学内・学外でのワークスタディ制度 ③ファイナンシャル・プランナー等の相談員の配置 ④授業料等の納付期限延長(延納)制度 ⑤その他経済的に修学が困難な学生に対する経済的支援体制の整備 34 【研究費ハンドブック】 ◇学術研究振興資金 対象研究分野 対 象 研 究 継 続 交 付 対 象 経 費 資 金 交 付 額 申 請 時 期 申 請 方 法 (1) 人文・社会科学系の研究 (2) 自然科学系(理工系・生物系)の研究 (3) 複合領域の研究 私立大学等 1 学校につき新規、継続の区分を問わず、1 件の応募となる。 対象は、次の 2 つの要件を満たす研究。 ① 当該私立大学等(研究所の研究を含む。)に所属する研究者(教職員) が、2 人以上で共同して行う研究であること。ただし、研究代表者は、 当該私立大学等の専任教職員であること。また、研究代表者以外にも う 1 名、私立大学等(他法人設置でも可)に所属する研究者(非常勤 教職員でも可)がいること。 ② 平成 24 年 4 月 1 日現在で 1 年以上の研究実績があること。 当該研究の進捗状況に応じて継続して 3 年間応募し、資金交付を受けるこ とができる。ただし、選考は毎年行われるため、継続して採択されるとは 限らない。 60 万円以上の対象経費(法人の負担額 30 万円以上)が必要 対象経費の1/2以内(採択制)。単年度においては自然科学分野・複合 領域分野(非実験系のものは除く。)は 750 万円、その他の分野は 400 万 円を上限 9 月(次年度分) 所定用紙に記入のうえ、教育・研究支援事務室へ提出 ◇学術研究振興資金 (若手研究者奨励金) 対象研究分野 研 究 期 間 対象研究者等 交 付 額 申 請 時 期 申 請 方 法 生物学系、医学系及び生物学系・医学系の複合分野(参考:平成 24・25 年度。 2 年ごとに変更) 平成 24 年 4 月 1 日~平成 25 年 3 月 31 日までに行う研究 私立大学等1学校につき1名。以下の要件をすべて満たすことが必要。 (1) 当該私立大学等に所属する、平成 24 年 4 月 1 日現在 39 歳以下で、平 成 23 年 10 月 1 日現在、助教又はポスト・ドクターの職にある者が1 人で行う研究 (2) 当該私立大学等に採用され、原則として、助教にあっては本務教員給 を支給されている者、ポスト・ドクターにあっては兼務職員給を支給 されている者 (3) 平成 23 年 10 月 1 日現在、科学研究費補助金「若手研究」の交付対象 ではない者 (4) 平成 23 年 10 月 1 日現在、日本学術振興会特別研究員ではない者 50 万円(一人当たり)総額 1,500 万円(予定) 9 月(次年度分) 所定用紙に記入のうえ、教育・研究支援事務室へ提出 【研究費ハンドブック】 35 ◇各種財団研究助成 民間の財団等が大学の学術研究に対して助成するもの。財団の設立趣旨等により、助成内 容・対象等さまざまな形態があり、募集時期も異なる。これらについては、その都度、教育・ 研究支援事務室「助成ニュース」および「PORTA(ポータルシステム)」への掲示、または教 育・研究支援事務室 Web ページ(http://www.ic.nanzan-u.ac.jp/kenkyu/kyoken/index.html) への掲載等により案内する。 助成金の公募情報については、(公財)助成財団センター(http://www.jfc.or.jp/)の「民 間助 成金ガイド 」、(独) 科学技術振 興機構( JST) の産官学連 携支援 データベー ス ( http://www.jst.go.jp/data/m3.html ) ま た は 科 学 技 術 ポ ー タ ル サ イ ト の 公 募 情 報 (http://scienceportal.jp/boshu/component/spjrds/)でも入手できる。 ◇外部資金 ①奨学寄附金:特定の教員個人の研究奨励、または研究分野の教育研究の奨励を目的として 寄附されるもの。 ②受託研究:学外から委託を受けて行う研究で、これに要する経費を委託者が負担するもの。 ③受託研究員:学外機関から委託を受けて、本学において特定の課題について本学教員の指 導を受けて研究を行うもの。 ④共同研究:学外機関から研究者、研究経費等を受け入れて、学外機関の研究者と共通の研 究課題について共同で行う研究。 別紙1 【研究費ハンドブック】 研究機関における公的研究費の 管理・監査のガイドライン(実施基準) 文部科学省 研究機関における公的研究費の管理・監査のガイドライン(実施基準) 平成19年2月15 日 文 部 科 学 大 臣 決定 本ガイドラインは、文部科学省又は文部科学省が所管する独立行政法人から配 分される、競争的資金を中心とした公募型の研究資金(以下、「競争的資金等」 という。 具体的な制度は 別紙のとおり。なお、新設・廃止等により、対象となる 制度に変更があった場合は、その都度公表する。 )について、配分先すべての機 関においてそれらを適正に管理 するために必要な事項を示したものである。第1 節から第6節においては、それぞれの研究機 関が実施するべき課題をテーマ別に 記述 し、第7節においては、それらの課題の実施状況評価をめぐ って文部科学省 がとるべき方策等を記す。 本ガイドラインの大前提にあるのは、次のような 考え方である。 第1に、競争的資金等には研究機関に交付されるものと個々の研究者の研究遂 行のためのものがあるが、個人への補助の性格を有するものであっても、その原 資が国民の税金である以上、国民の信頼に応えるため、競争的資金等の管理は研 究機関の責任 において行うべきである、というこれまでの原則を一層徹底するこ とが適当である。 第2に、競争的資金 の管理を委ねられた機関の責任者は、研究費の不正な使用 が行われる可能性が常にあるという前提の下で、不正を誘発する要因を除去し、 抑止機能のあるような環境・体制の構築を図らなくてはならない。 研究機関は、その 性格や規模において極めて多様であり、管理の具体的な方法 について 一律の基準を強制することはかえって実務上の非効率を招き、研究機関 の研究遂行能力を低下させる危険性が高い。本ガイドラインは、大綱的性格のも のであって、具体的にどのような制度を構築するかは、個々の研究機関の判断に 委ねられている。各研究機関において、組織の長の責任とリーダーシップの下、 構成員である研究者と事務職員が自律的に関与して、留意事項を参照しつつ、そ れぞれの研究機関にふさわしい、より現実的で実効性のある制度を構築すること が求められる。 なお、文部科学省又は文部科学省が所管する独立行政 法人から競争的資金等の 配分を受ける限り、企業、財団法人、NPO、外国の研究機関等も本ガイドライ ンの適用対象となる。ただし、小規模な企業、財団法人又はNPO、あるいは我 が国 の原 則を強制することが無理な 外国の研究機関等 、ガイドラインに掲げたす べて の項 目を実施することが困難な 団体について は、資金配分機関においてチェ ックを強化するなどの措置によって 代替する 場合がある。また、企業等において、 会社法に基づく内部統制システムの整備の一環等 として、規程等がすでに設けら れている場合はこれを準用する ことを可能とする。 また、 別添 として幾つかの実施事項の 例を挙げているが、 これらは多様であり 得る制度構想の選択肢の一部として参考までに挙げているものであり、各研究機 関がこの例の通りに実施することを 求めるものではない。なお、本ガイドライン 自体も、今後の運用を通じて、研究機関の実態により即した、より現実的かつ実 効性のあるものになるよう見直しを行っていくこととする。 1 第1節 機関内の責任体系の明確化 競争的資金等の運営・管理を適正に行うためには、運営・管理に関わる者の責 任と権限の体系を明確化し、機関内外に公表すること が必要である。 (全機関に実施を要請する事項) ① 機関全体を統括し、競争的資金等の運営・管理について最終責任を負う者 (以下、「最高管理責任者」という。)を定め、 その職名を 公開 する。最高 管理責任者は、原則として、機関の長が当たるものとする。 ② 最高管理責任者を補 佐し、競争的資金等の運営・管 理について機関全体を 統括する実質的な責任と権限を持つ者(以下、「統括管理責任者」という。) を定め、 その職名を 公開する。 ③ 機関内の各部局等(例えば、大学の学部、附属の研究所等、一定の独立し た事務機能を備えた組織)における競争的資金等の運営・管理について実質 的な責任と権限を持つ者(以下、「部局責任者」という。)を定め、 その職 名を公開する。 ④ 最高管理責任者は、統括管理責任者及び部局責任者が責任を持って競争的 資金等の運営・管理が行えるよう、適切にリーダーシップを発揮しなければ ならない。 (実施上の留意事項) 各機関において適当と判断する場合は、部局等単位で責任の範囲を区分したり、 対象となる資金制度によって責任の範囲を区分することができる。その場合は責任 の範囲があいまいにならないよう、より明確に規定する。 第2節 適正な運営・管理の基盤となる環境の整備 最高管理責任者は、研究費の不正な使用(以下、「不正」という。)が行われ る可能性が常にあるという前提の下で、不正を誘発する要因を除去し、十分な抑 止機能を備えた環境・体制の構築を図らなくてはならない。 (1)ルールの明確化・統一化 (全機関に実施を要請す る事項) 競 争的資金等に係る事務処理手続きに関するルールについて、以下の観点 か ら見直しを行い、明確かつ統一的な運用を図る。 ① す べ ての研究者及び事務職員にとって分かりやすいようにルールを明確に 定 め 、ルールと運用の実態が乖離していないか、適切なチェック体制が保持 できるか等の観点から常に見直しを行う。 ② 機関としてルールの統一を図る。ただし、研究分野の特性の違い等、合理 的な理由がある場合には、機関全体として検討の上、複数の類型を設けるこ とも可能とする。また、ルールの解釈についても部局間で統一 的運用を図る。 ③ ルールの全体像を体系化し、すべての研究者及び事務職員に分かりやすい 形で周知する。 2 ④ 事務処理手続きに関する機関内外からの相談を受け付ける窓口を設置し、 効率的な研究遂行を適切に支援する仕組みを設ける。 (実施上の留意事項) ① 機関内ルールの策定に当たっては、慣例にとらわれることなく、実態を踏まえ 業務が最も効率的かつ公正に遂行できるものとする。 ② ルールの例外的な処理は、ルールと実態の乖離を招く恐れが強いことから、極 力こ れ を認 めな い 。 や む を え ず認 め る必要がある場 合に つ い ては 、例外処理の指 針を定め、手続 き を 明 確 化して行うものとする。また、例外的処理を認めたケー スについて先例集を作成して周知させるなど、実務が放恣に流れないよう最大限 の努力を惜しんではならない。 (2)職務権限の明確化 (全機関に実施を要請する事項) ① 競争的資金等の事務処理に関する研究者と事務職員の権限と責任につい て、機関内で合意を形成し、明確に定めて理解を共有する。 ② 業務の分担の実態と職務分掌規程の間に乖離が生じないよう適切な職務 分掌を定める。 ③ 各段階の関係者の職務権限を明確化する。 ④ 職務権限に応じた明確な決裁手続きを定 める 。 ( 実施上の留意事項) ① 不正を防止するためには、適切なチェックが必要であることについて研究者の 理解を促進し、現場でのチェックが適切に行われる体制を構築することが重要で ある。 ② 業務の実態が変化しているにもかかわらず、職務分掌規程等が改定されないま ま実態と乖離して空文化し、責任の所在があいまいになっていないかという観点 から必要に応じ適切に見直す。 ③ 決裁が形式的なものでなく責任の所在を反映した実効性のあるものとなるよ う、決裁手続きを簡素化する。その際、決裁者の責任を明確にするためにも、決 裁者の 人数を少人数に絞ることが望ましい。 (3)関係者の意識向上 (全機関に実施を要請する事項) ① 研究者個人の発意で提案され採択された研究課題であっても、研究費は公的 資金によるものであり、機関による管理が必要であると いう原則とその精神を 研究者に浸透させる。 ② 事務職員は専門的能力をもって公的資金の適正な執行を確保しつつ、効率 的 な研究遂行を目指した事務を担う立場にあるとの認識を機関内に浸透させる。 ③ 研究者及び事務職員の行動規範を策定する。 (実施上の留意事項) ① 不正の発生の背景 には個人のモラルの問題だけでなく、組織による取り組みの 3 不十分さという問題があるという 認識を徹底させる 。 ② 不正発生を根絶するに は、研究者 、研究者コミュニティの自己決定によるルー ルと体制作り が前提であり 、それに従うことが研究者倫理であると いう意識を 浸 透させる。 ③ 不正の問題は、機関全体、さらには広く研究活動に携わる すべ ての者に深刻な 影響を及ぼすものであることを、研究者は十分に認識しなければならない。 ④ 事務職員は、研究活動の特性を十分理解する。 ⑤ 事務職員は、研究を行う上で必要な事柄については、ルールに照らし実現可能 であるか柔軟に検討するとともに、検 討結果につきできるだけ早く研究者に適切 な説明を行うことが求められる。なお、柔軟な検討については、本節(1)に述べ たこと に充分留意することが必要 である 。 ⑥ 部局責任者等、研究現場における組織風土の形成に直接責任のある者は、会議 等の運営に当たり、研究者と事務職員の相互理解を促進させるよう配慮する。 ⑦ 事務職員のキャリアパスが、専門性を高められるものとなるよう配慮する 。ま た、機関として専門性の高い人材の育成に取り組む。 ⑧ 行動規範の内容は、研究者や事務職員の問題意識を反映させたものとする。研 究者や事務職員の意識向上のため、現場で問題となりうる具体的な事項や実務上 必要な内容を優先順位を付けて記載し、個々の事象への対応ではなく、機関の職 員としての取り組みの指針を明記するものとする。 (4)調査及び懲戒に関する規程の整備及び運用の透明化 (全機関に実施を要請する事項) ① ② 不正に係る調査の手続き 等を明確に示した規程等を定める。 不正に係る調査に関する規程等の運用については、公正であり、かつ透明性 の高い仕組みを構築する。 ③ 懲戒の種類及びその適用に必要な手続き等を明確に示した規程等を定める。 ( 実施上の留意事項) ① 不正に関する調査や懲戒に関する規程等については、不公平な取扱 いがなされ たり、その疑いを抱かれたりすることのないように、明確な規程とするとともに 適用手続きの透明性を確保する。 ② 懲戒規程等は、不正の背景、動機等を総合的に判断し、悪質性に応じて処分が なされるよう、適切に整備する。 ③ 調査の結果、不正が確認された場合は事案を公表する。また公表に関する手続 きを予め定める。 第3節 不正を発生させる要因の把握と不正防止計画の策定・実施 不正を発生させる要因を把握し、具体的な 不正 防止対応計画を策定・実施する ことにより、関係者の自主的な取り組みを喚起し、不正の発生を防止することが 必要である。 (1)不正を発生させる要因の把握と不正防止計画の策定 (全機関に実施を要請する事項) 4 ① 不正を発生させる要因がどこにどのような形であるのか、機関全体の状況 を体系的に整理し評価する。 ② 不正を発生させる要因に対応する具体的な不正防止計画を策定する。 (実施上の留意事項) ① 不正を発生させる要因の把握に当たっては、一般的に以下のような点に注意が 必要である。 (ア)ルールと実態が乖離していないか。 (イ)決裁手 続きが複雑で責任の所在が不明確になっていないか。 (ウ)取引に対するチェックが不十分になっていないか。例えば、研究者と事務職 員の間の意思疎通が円滑でないことなどにより、事務職員から研究者に取引状況 の確認が行いにくい状況がないか。又は、研究者と取引業者の間が密接になり過 ぎており、チェックがかけにくい状況になっていないか。 (エ)予算執行が特定の時期に偏っていないか。 (オ)過去に業者に対する未払い問題が生じていないか。 (カ)競争的資金等が集中している部局・研究室はないか。 (キ)非常勤雇用者の管理が研究室まかせになっていないか。 ② 不正には複数の要因が関わる可能性があることに留意する。 ③ 具体的な要因を把握するに当たっては、組織全体の幅広い関係者の協力を求 め、実際に不正が発生する危険性が常にどこにでもあることを認識させ、自 発 的 な改善の取り組みを促す。 ④ 不正を発生させる要因に 対 す る不正 防止計画は、優先的に取り組むべき事項を 中心に、明確なものとするとともに、定期的に見直しを行うことが必要である。 ⑤ 不正防止 計画の策定に当たっては、経理 的な側面のみならず、ルール違反防止 のためのシステム や業務の有効性、効率 性といった側面についても検討する。 ⑥ 不正防止計画への取り組みに部局等によるばらつきが生じないよう機関全体 の観点からのモニタリングを行う。 (2)不 正防止計画の実施 (全機関に実施を要請する事項) ① 研究機関全体の観点から 不正防止計画の推進 を担当する者又は部署(以下、 「防 止計画推進部署」という。)を置く。 ② 最高管理責任者が率先して対応することを機関内外に表明するとともに、自 ら不 正防止計画の進捗管理に努めるものとする。 (実施上の留意事項) ① 防 止計画推進部署は、最高管理責任者の直属として設置するなどにより、機 関 全体を取りまとめることができるものとする。なお、機関の規模によっては既存 の部署を充て、又は既存の部署の職員が兼務することとしても差し支えない。 ② 防 止計画推進部署には、研究経験を有する者も含むことが望ましい。 ③ 防 止計画推進部署は機関の内 部監査部門とは別に設置し、密接な連絡を保ちつ つも内 部監査部門からのチェックが働くようにすることが望ましい。 ④ 不 正防止計画の着実な実施は、最高管理責任者の責任であり、実際に不正が発 生した場合には、最高管理責任者の対応が問われることとなる。 5 ⑤ 部局等は、機関 全体で不正が生じにくいように、防止計画推進部署と協力しつ つ、主体的に 不正 防止計画を実施する。 第4節 研究費の適正な運営・管理活動 第3節で策定した不正防止計画を踏まえ、適正な予算執行を行う。業者との癒 着の発生を防止するとともに、不正につながりうる問題が捉えられるよう、他者 からの実効性のあるチェックが効くシステムを作って管理することが必要であ る。 (全機関に実施を要請する事項) ① 予算の執行状況を検証し、実態と合ったものになっているか確認する。予 算 執行が当初計画に比較して著しく遅れている場合は、研究計画の遂行に問題 がないか確認し、問題があれば改善策を講じる。 ② 発注段階で支出財源の特定を行い、予算執行の状況を遅滞なく把握できるよ うにする。 ③ 不正な取引は研究者 と業者の関係が緊密な状況で発生しがちであることに かんがみ、癒着を防止する対策を講じる。 ④ 発注・検収業務について当事者以外によるチェックが有効に機能するシステ ムを構築・運営する。 ⑤ 納品検収 及び非常勤雇用者の勤務状況確認等の研究費管理体制の整備につ いて、機関の取り組み方針として明確に定める。 ⑥ 不正な取引に関与した業者への取引停止等の処分方針を機関として定める。 ⑦ 研究者の出張計画の実行状況等を部局等の事務で把握できる体制とする。 (実施上の留意事項) ① 予算執行が年度末に集中するような場合は、執行に何らかの問題がある可能性 があることに留意し、事務職員は必要に応じて研究者に対して執行の遅れの理由 を確認するとともに必要な場合は改善を求める。 ② 物品調達に係るチェックシステムは、不正の防止と研究の円滑かつ効率的な遂 行を両立させるよう配慮し、調達業務全体の枠組みの中で検討する。 ③ 書面によるチェックを行う場合であって も、形式的な書類の照合 ではなく、業 務の実態を把握するように実施する。 ④ 発注業務を柔軟にすることを目的として一定金額以下のものについて研究者 による直接の発注を認める場合で あって も、従来の慣行に関わらず、発注の記録 方法や発注可能な金額の範囲等について、機関として可能な限り統一を図る。 ⑤ 納品伝票は納品された現物と照合した上で保存し、後日の検証を受けられるよ うにする。 ⑥ 物品調達について事務部門による検収を実施することが実務上困難な場合に おいて も、発注者の影響を排除した実質的なチェックが行われるようにしなけれ ばならない。 ⑦ 研究費の執行が当初計画 より遅れる場合等においては 、繰越明許制度の積極的 活用等 、 ル ー ルそのものが内蔵する弾力性を利用した対応を行う。 6 第5節 情報の伝達を確保する体制の確立 ルールに関する理解を機関内の関係者に浸透させること、機関の内外からの情 報が適切に伝達される体制を構築することが、競争的資金等の運営・管理を適切 に行うための重要な前提条件となる。 (全機関に実施を要請する事項) ① 競争的資金等の使用に関するルール等について、機関内外からの相談を受 け付 ける窓口を設置する。 ② 機関内外からの通報(告発)の窓口を設置する。 ③ 不正に係る情報が、最高管理責任者に適切に伝わる体制を構築する。 ④ 研究者及び事務職員が機関の定めている行動規範や競争的資金等のルール をどの程度理解しているか確認する。 ⑤ 競争的資金等の不正への取り組みに関する機関の方針及び意思決定手続き を外部に公表する。 (実施上の留意事項) ① 機関内部及び取引業者等、外部からの通報の取扱いに関し、通報者の保護を徹 底するとともに、保護の内容を通報者に周知する。 ② 誹 謗 中 傷 等から被 告発者を保護する方策を講じる。 ③ 顕名による通報の場合、原則 として、受け付けた通報に基づき実施する措置の 内容を、通報者に通知する。 ④ 機関内外からの相談窓口及び通報窓口の仕組みについて、ホームページ等で積 極的に公表する。 ⑤ 行動規範や競争的資金等のルールの理解度の調査においては、ルールの形骸化 やルールを遵守できない事情等がないか把握するよう努め、問題点が発見された 場合には、最高管理責任者のリーダーシップの下、適切な組織(コンプライアン ス室、監査室等)が問題の解決に当たる。 ⑥ 民間企業等において、企業活動上、社 内 規程等を外部に公表することが困難な 場合は、資金配分 機関への報告を もって公表に代えること ができる 。 第6節 モニタリングの在り方 不正の発生の可能性を最小にすることを目指し、機関全体の視点から実効性の ある モニタリング体制を整備することが重要である。 (全機関に実施を要請する事項) ① 競争的資金等の適正な管理のため、機関全体の視点からモニタリング及び 監査制度を整備する。 ② 内部監査部門 は、会計書類の形式的要件等の財務情報に対するチェックの ほか、体制の不備の検証 も行う。 ③ 内部監査部門は第3節(2)の防止計画推進部署との連携を強化し、不正 発生要因に応じた内部監査を実施する。 ④ 内部監査部門を最高管理責任者の直轄的な組織として位置付け、必要な権 限を付与する。 7 ⑤ 内部監査部門 と監事及び会計監査人との連携を強化する。 (実施上の留意事項) ① 内部監査部門を強化するため、高い専門性を備 え、機関の運営を全体的な視点 から考察できる人材を配置する。 ② 内部監査は、機関全体のモニタリングが有効に機能する体制となっているか否 かを確認・検証するなど、機関全体の見地に立った検証機能を果たすことが重要 である。調達業務を例にとると、発注・検収・支払いの現場におけるチェック及 び防止計画推進部署によるそれらのモニタリングがともに機能しているか否か を内部監査により確認する。また内部監査には、ルールそのものにも改善すべき ことがないか検証することが期待されている。 ③ 監事及び 会 計 監 査 人と内部監査部門が、それぞれの意見形成に 相互に 影響を及 ぼすことを 避 け つ つ、機関内の不正発生要因や監査の重点項目について情報や 意 見の交換を行い、効率的・効果的 かつ多角的 な監査を実施できるようにする。 ④ 内部監査部門は、コンプライアンス委員会や外部からの相談窓 口等 、機関内の あらゆる組織と連携し、監査の効果を発揮できるようにする。 ⑤ 内 部監査の実施に当たっては、把握された不正発生要因に応じて、監査計画を 随時見直し効率化・適正化を図る。 第7節 文部科学省による研究機関に対するモニタリング、指導及び是正措置の 在り方 文部科学省及び文部科学省が所管する資金配分機関である独立行政法人(以下、 「文部科学省等」という。)は、研究機関が第1節から第6節に記載した課題を 実施する状況について、次のように確認、評価及び対応を行う。 (1)基本的な考え方 文部科学省等は、資金配分先の研究機関においても研究費が適切に使用・ 管理されるよう所要の対応を行う責務を負っている。文部科学省等は、研究 機関における管理体制について、ガイドラインの実施状況を把握し、所要の 改善を促す。 (文部科学省等が実施すべき事項) ① 有識者による検討の場を設け、ガイドラインの実施等に関してフォローア ップするとともに、必要に応じてガイドラインの見直し等を行う。 ② 文部科学省等は、研究機関側の自発的な対応を促す形で指導等を行う。管 理体制の改善に向けた指導や是正措置については、緊急の措置が必要な場合 等を除き、研究活動の遂行に及ぼす影響を勘案した上で、段階的に実施する。 (実施上の留意事項) ① 従来も資金配分機関により額の確定現地調査やその他の確認が個別の競争的資 金等で行われている。文部科学省等はそれらの手段を有効に組み合わせて、研究 者 及 び 研 究 機 関 の 負 担 を 可 能 な 限 り 増 や さ ず に 効 率 的 ・ 効 果 的 な 検 証 を 行 う よう 努める 。 8 ② 研究機関が不正を抑止するために合理的に見て十分な体制整備を図っている場 合には、文部科学省等は、構成員個人による意図的かつ計画的な不正が発生した ことをもって、直ちに機関の責任を問う ものではない。 ③ 研 究 機 関の 問 題 は 、 個 別 の 部 局 に あ る 場 合 も あ る が 、 部 局 も 含 め た 体 制 整 備 の 責任は、機関の長にある。したがって、体制整備の問題に関する評価、及び評価 結果に基づき行われる是正措置の対象は原則として機関全体とする。 (2)具体的な進め方 (文部科学省等や研究機関が実施すべき事項) ① 研究機関は、ガイドラインに基づく体制整備等の実施状況について、年に 1回程度、書面による報告を文部科学省に提出する。 ② 文部科学省は、①の報告書を基にガイドラインの「全機関に実施を要請す る事項」の内容との整合性について確認を行う。なお、文部科学省は、確認 に当たり必要に応じて資金配分機関と協議する。 ③ 文部科学省等は、②の報告書に基づく確認以外に、資金配分額の多い機関 を中心にサンプリング等により対象を選定して現地調査を行い、体制整備等 の実態把握を行う。 ④ 文部科学省等は、②の確認や③の調査の結果、機関の体制整備等の状況に ついて問題を認める場合には、当該機関に対して問題点を指摘する とともに、 問題点の事例を機関名を伏して各機関に通知し、注意を促す 。 ⑤ 問題を指摘された機関は、指摘された問題点について文部科学省等と協議 の上、改善計画を作成し、同計画を実施する。 ⑥ 文 部科学省等は、改善計画を履行していないなど、体制整備等の問題が解 消されないと判断する場合、有識者による検討の結果を踏まえて、当該機関 に対して必要に応じて次のような是正 措置を講じる。なお、是正措置の検討 に当たっては、機関からの弁明の機会を設けるものとする。 (ア)管理条件の付与 管理強化措置等を講じることを資金交付継続の条件として課す。 (イ)機関名の公表 体制整備等が不十分であることを公表する。 (ウ)一部経費の制限 間接経費の削減 等、交付する経費を一部減額する。 (エ)配分の停止 当該機関及び当該機関に所属する研究者に対する資金の配分を一定期間停 止する。 ⑦ ⑥の是正措置は、改善の確認をもって解除する。 (実施上の留意事項) ① 改善項目の指摘に関する判断基準(チェックリスト)を、対象となる機関の多 様性を踏まえつつ作成し、公表しておく。 ② 機関はガイドラインに基づく体制整備等に速やかに着手し、実現可能なものか ら実施に移した上で、平成20年度の競争的資金等に係る申請時点から取り組み 状況について報告を提出する。 ③ 評価、改善指導や是正措置は基本的に機関全体に対して行われるべきであるが、 9 具体的な問 題点を把握するため、いく つかの部局を選び、現地調査を実施し、機 関全体の体制整備等の状況について評価する際の判断材料とする。 ④ 不正事案が発生した場合、文部科学省等は、当該機関から追加の情報提供を求 め、現地調査を実施するなどにより、不正に関与した者の責任とは別に、体制整 備等の問題について調査を行い、その結果に基づき、上記⑤から⑦までの対応を 行う。 10 別添 実施事項の例 ここに示す事例は、各機関がガイドラインに示された事項を実施する際の参考として 示すものであり、このとおりに実施することが求められるものではない。これらにとら われることなく、各機関の実情を踏まえた多様な方法が試みられることが期待される。 第1節 ① 機関内の責任体系の明確化 競争的資金の取扱いに関する規程において、最高管理責任者、統括管理責任者、 部局責任者に相当する者の職名を特定し、それぞれの責任範囲・権限を規定する とともに相互の関係を明記する。 ② ①の内容をホームページ等で公表する。 第2節 適正な運営・管理の基盤となる環境の整備 (1) ルールの明確化・統一化 ① 競争的資金等の執行に関する各種ルール及び運営方法の全体像を、機関内外に 対してホームページ等により公表する。部局によって異なるルールがある場合は それら を含める。 ② よく尋ねられる質問については、FAQ等で統一見解を明確に示す。 (2) 職務権限の明確化 競争的資金等の執行に関して決裁権限規程を見直す。機関全体について一覧で きる権限規程とし、責任と権限を明確にする。 (3) 関係者の意識向上 ① 研究者や事務職員に対する研修を行い、行動規範や各種ルールの周知・徹底を 図る。研 修 は 、対象者本人の出席を義務付ける形で実施し 、具体的な事例を紹介 するなどの方法が有効である。なお、最高管理責任者及び 統 括 管 理 責任者はそ れ らの周知に当たり、自ら繰返し徹底して伝達することが肝要で あ る 。 ② 体制整備に向けた研究者と事務職員の間のコミュニケーション強化を目的と して、退職した研究者(同一機関退職者を避けることが望ましい。)の 再 雇 用(臨 時雇用等)や外部人材の活用を図る。これらの者からのアドバイスを受けて、事 務職員が研究者の意識や立場をより深く理解することにより、研究費の運営・管 理が円滑に行われるようにする。但しその際、研究現場の古い体質や慣習の排除 に留意する。 ③ 事務職員の専門性を向上させる施策を講じる。また、必要に応じ特定の高い専 門性を有する事務職員を採用する。事務職員に期待される専門性としては、関連 法令、会計制度等に関する広範な知識に加え、研究の内容や動向、研究遂行に必 要な機器・環境等についての理解が挙げられる。 ④ 競争的資金等に採択された研究者から、関係ルールを遵守する旨の誓約書の提 出を求める。 (4)調査及び懲戒に関する規程の整備及び運用の透明化 ① 不正事案の調査を担当する組織として、事案が発生した部局から独立した第三 者(本部事務局の職員あるいは外部の弁護士、公認会計士等)を加えた組織を設 置する。事実の認定を受けて処分を検討する組織が事案発生部局である場合に は、判断基準を明確化・透明化することで、公正性と客観性を確保することに特 11 に留意する。 ② 懲戒に関しては、機関全体として取り組む。具体的には、懲戒事案の審議の開 始を決定する段階から本部の役員等が関与し、審議過程に本部の役員等や外部有 識者を参画させるなどの方法をとる。 ③ 懲戒に関する委員会の運営については、内部通報制度との連携を図るととも に、外部有識者によるモニタリングを行う。 第3節 不正を発生させる要因の把握と 不正防止計画の策定・実施 (1)不正を発生させる要因の把握と不 正防止計画の策定 ① 部 局ごとに問題となりうる具体的な事項を洗い出し、一覧表を作成する。その 際には、規程と運用が乖離している事務処理手続き等、現場で実際に問題となっ ている事項を具体的に把握する。 ② ①の一覧表をもとに、個々の要因ごとに定量的な評価を行う。定量的な評価と は、発生可能性と影響度をそれぞれ段階的に評価したものを組み合わせて評価す ることなどをいう。この評価結果をもとに、個々の要因への対応の優先度を決定 する。 ③ 不正を発生させる要因を機関全体に起因するものと個別部局ごとに特有のも のとに分類した上で、両者に 対 す る具体的な 不正防止計画を策定する。 ④ 不正 防止計画を確実に遂行していくため、各種媒体を活用して職員に最高管理 責任者の対応姿勢を明示する。 ⑤ 統括管理責任者が不 正 防 止計画の実施状況を各部局ごとにモニタリングし、必 要に応じて部局に対して改善を指示する。 ⑥ 最高管理責任者、統括管理責任者及び部局責任者について、不 正防止計画に関 する実施責任及び権限を明確にする。 (2) 不正防止計画の実施 ① 防 止計画推進部署として、競争的資金等に関するコンプライアンス室を設置す る。コンプライアンス室は、機関全体の観点から実態を把握・検証し、関係部局 と協力して、不正発生要因に対する改善策を講じる。次のような業務も実施する ことが望ましい。 (ア)適切なチェック体制の構築や機関内のルールの統一について提言する。 (イ)行動規範案を作成する。 (ウ)行動規範の浸透を図るための方策を推進する。 ② コンプライアンス室には、会計・法務の専門的な知識を有する者のほ か、退職 した研究者等で、研究経験に基づき関係者に助言ができる人材を確保する。 ③ 不正防止計画 を具体的に実行するための運用ガイドラインを策定する。 第4節 ① 研究費の適正な運営・管理活動 年度開始 後 、競争的資金が交付されるまでの間、機関内での立替払い制度等の 代替策を講じる。 ② 予算執行を適切かつ効率的に管理することができるよう、財務会計システムを 構築する。 ③ 研究者による発注を認める場合は、チェック機能が十分発揮されるよう、次の ような対応を適宜組み合わせる。 (ア)研究者が有する発注権限の範囲を機関の外部に対して明示する。 12 (イ)発注様式を統一あるいは電子化することで、発注記録が必ず残るようにす る。 (ウ)検収センターを設置するなどにより、発注者以外の者による検収を検収者 の責任を明確にした上で厳格に実施する。 (エ)納品と同時に請求書を業者から機関事務局に直接送付する仕組みとする。 (オ)納品の事実確認を抜打ちで実施する。 (カ)業者の原伝票との照合等、発注・検収に関する事後的な検証を厳格に行う。 ④ 研究の円滑な遂行の観点から、可能な限り柔軟な運用を図る一方、発注者と業 者の間に事務局が介在して実態的なチェックがなされる仕組みを導入する。例え ば、資金配分機関が認める場合は、事務局と業者が包括契約(業者等に一括 契約 しておき、 そ の 都 度物 品 の 納 品の確認等 を行って年度内に全体を精算する方式。 限度枠及び業者の選定方法に留意が必要。)を行い、請求書は事務局に直接送付 させる。 ⑤ 発注書に支出財源を明示させ、それらを財務会計システムに入力できるように する。 ⑥ 旅費については、宿泊費等について、一定の上限を設定し、実費精算方式とす る。また、航空賃や新幹線の運賃等についても領収書等を添付する。 ⑦ 非常勤雇用者の採用や契約更 新に当たって、事務局側で非常勤雇用者との面談 を行い、勤務実態等 を確認する。また、採用後も、日常的に非常勤雇用者と事務 職員が面談をするなど勤務実態について事務局側で把握できるような体制を構 築することが望ましい。 ⑧ 一定期間継続して雇用する非常勤雇用者の管理については部局事務で一元化 して行い、事務職員が非常勤雇用者と接触する機会を持ち、実態を把握する。 第5節 ① ② 情報の伝達を確保する体制の確立 通報者の保護のため、利害関係のない弁護士事務所等を通報窓口とする。 外部有識者からなるコンプライアンス委員会を設置し、通報された事項が適切 に処理されているかどうか検証する。 ③ 行動規範や各種ルール等について、研究者及び事務職員の コンプライアンス意 識の浸透度調査を定期的に(2∼3年に1度程度)行う。調査を行うに当たって は、機関全体の状況を反映し、研究者や事務職員のありのままの意識を把握する ため、できるだけ全職員を対象とし、外部を活用するなど の配慮を行う。 ④ 競争的資金等に関する管理・監査状況に関する報告書を作成し、ホームページ 等により公表する。 ⑤ USR(大学の社会的責任)報告書等において、競争的資金等に係る不正への 取り組みに関する機関内の責任体制や運 営・管理の仕組み、コンプライアンスへ の取り組み等 について積極的に公表する 。 第6節 ① モニタリングの在り方 内部監査部門には、会計・法務等の専門的な知識を有する者の ほか、研究活 動 の実情に精通した者を配置する。 ② 納品書について、業者発行の原伝票を確認し、伝票の連番等 を通して取引時期 を特定する。 ③ 研究者の一部を対象に、当該研究者の旅費を一定期間分抽出し て検証したり、 13 出勤簿に照らし合わせるほか、出張の目的や概要を抜打ちでヒアリングするな ど、実効性のある監査を行う。 ④ 非常勤雇用者の一部を対象に勤務実態についてヒアリングを行う。その際、謝 金等の振込口座のある支店所在地と居住 地の違い等 、実態的な側面に注意する。 ⑤ 監 査の質を一定に保つため、監査手順を示したマニュアルを作成し、随時更新 しながら関係者間で活用する。 ⑥ 財政上の制約から独立した専属の内部監査部門を設置することが困難な場合、 以下のような対応を行うことも考えられる。 (ア) 経 理 的 な 側 面 に対する 内 部 監 査は 、 担 当 者 を 指 定 し 、 そ の 取 り ま と め 責 任 の下に、複数の組織から人員を確保してチームとして対応する。 (イ) ル ー ル 違 反 防 止 の た め の シ ス テ ム や 業 務 の 有 効 性 、 効 率 性 と い っ た 側 面に 対する 内部監査は 、防 止計画推進部署等が兼務して実施する。 ⑦ 防 止計画推進部署から不正発生要因の情報を入手した上で、監査計画を適切に 立案する。 ⑧ 監事及び会計監査人と内部監査部門が定期的に相互の情報交換を行う場を設 ける。 ⑨ 監査報告の取りまとめ結果について、研究機関内で周知を図り、類似事例の再 発防止を徹底する。 14 別紙 競争的資金等一覧 (1)文部科学省の競争的資金 ・科学研究費補助金 ・科学技術振興調整費 ・21世紀COEプログラム ・キーテクノロジー研究開発の推進 ・地球観測システム構築推進プラン ・原子力シス テム研究開発事業 (2)文部科学省が所管する独立行政法人から配分される競争的資金 ・戦略的創造研究推進事業 ・先端計測分析技術・機器開発事業 ・革新技術開発研究事業 ・独創的シーズ展開事業 ・産学共同シーズイノベーション化事業 ・重点地域研究開発推進プログラム ・地域結集型研究開発プログラム等 (3)文部科学省の公募型の研究資金 ・私立大学学術研究高度化推進事業 ・都市エリア産学官連携促進事業 ・知的クラスター創成事業 ・世界を対象としたニーズ対応型地域研 究推進事業 ・ゲノムネットワークプロジェクト ・細胞・生体機能シミュレーションプロジェクト ・ライフサイエンス分野の統合データベース整備事業 ・再生医療の実現化プロジェクト ・個人の遺伝情報に応じた医療の実現プロジェクト ・がんトランスレーショナル・リサーチ事業−革新的ながん治療法等の開 発に向けた研究の推進− ・次世代の電子顕微鏡要素技術の開発 ・知的資産の電子的な保存・活用を支援するソフトウェア技術基盤の構築 ・X線自由電子レーザー利用推進研究課題 ・ 革新的原子力システム技術開発公募 (4)文部科学 省が所管する独立行政法人から配分される公募型の研究資金 ・ 地域研究開発資源活用促進プログラム ・人道的対人地雷探知・除去技術研究開発推進事業 ・バイオインフォマティクス推進事業 ・戦略的国際科学技術協力推進事業 ・先端研究拠点事業 ・アジア研究教育拠点事業 ・アジア・アフリカ学術基盤形成事業 ・日中韓フォーサイト事業 ・二国間交流事業(共同研究・セミナー) *平成19年2月現在(ただし、平成 18年度終了事業を除く。) 15 別紙2 【研究費ハンドブック】 公的研究費の管理・監査の ガイドラインに基づく本学の体制 教育・研究支援事務室 公的研究費の管理・監査のガイドラインに基づく本学の体制<組織図> 2007 年 11 月 1 日施行 【機関内外からの通報受付部署】 学長 下線は、部局および課室 (最高管理責任者) 学長室 ( )は、役割 学長室長 (通報受付責任者) 教学担当副学長 (統括管理責任者) 名古屋・瀬戸キャンパス共通 【外部者による相談】 弁護士等 法人事務局 学長室員 連携 (通報受付担当者) 1 瀬戸キャンパス 名古屋キャンパス 【防止計画推進部署】 【納品検収部署】 学部 学部 【執行確認部署】 教育・研究事務部長 学部長* 学部長* (部局責任者) ・・・ 教育職員(研究者) 【機関内外からの相談受付部署】 (部局責任者) 教育職員(研究者) (納品検収責任者) 教育・研究支援事務室 教育・研究支援事務室長 名古屋C担当 瀬戸C担当 経理課 第2課 (防止計画推進責任者) 【発注・事実確認部署】 【発注・事実確認部署】 第1課 学事課 第1課長 学事課長 (発注・事実確認責任者) (発注・事実確認責任者) (執行確認責任者) 【監査部署】 (相談受付責任者) 総務課 教育・研究支援事務室員 (防止計画推進担当者) (執行確認担当者) (相談受付担当者) 学部事務室 学部(研究所)事務室 (発注・事実確認担当者) (発注・事実確認担当者) 総務課長 (監査責任者) 総務課員 (監査担当者) *研究所は研究所総合委員会委員長 *研究者が事務職員の場合は所属部長 【監事および外部者による監査】 法人事務局 連携 監事 公認会計士等 公的研究費の管理・監査のガイドラインに基づく本学の体制<相関関係図> 2007 年 11 月 1 日施行 通報受付部署】 (最高管理責任者) 学長室 教学担当副学長 【監査部署】 (統括管理責任者) 総務課 学部長* 2 (部局責任者) * 研究者が事務職員の 場合は、所属部長 【納品検収部署】 【発注・事実確 認部署】 教育職員 学事課・第1課 (研究者) 名古屋C 瀬戸C 担当 担当 経理課 【防止計画推進部署】 【執行確認部署】 【機関内外からの相談受付部署】 教育・研究支援事務室 第2課 法人事務局 【機関内外からの 学長 【外部者による相談】 弁護士等 【外部者による監査】 監事 公認会計士 物品(消耗品、用品・備品)発注・検収フロー【名古屋キャンパス】 取引の流れ 本学職員( 研究者) 必要書類の流れ ①見積書・ 発注依頼書( 様式 1-2) ⑥納品 ②見積書・ 発注依頼書( 様式 1-2) ( データ 送信) 教育・ 研究支援 ⑧収支簿作成 事務室 学部事務室・ 研究所事務室 ③承認 ⑤見積書・ 発注依頼書 ( 様式 1-2) ( 書類なし ) ④発注 注文書(様式 1-3) 業者 納品書 請求書 ⑥納品 経理課 ⑧支払 ⑦発注依頼書( 様式 1-2) 見積書 納品書 請求書 検収 業者 ① 本学職員( 研究者) は発注依頼書(様式 1-2)に見積書を添付し て学部事務室( 研究所事務室) へ提出 ② 学部事務室( 研究所事務室) は教育・ 研究支援事務室に発注依頼書(様式 1-2)・見積書を データ 送信 ③ 教育・ 研究支援事務室が確認し 、 学部事務室( 研究所事務室) へ発注承認 ④ 学部事務室( 研究所事務室) が発注( 業者へ注文書(様式 1-3)を Fax) ⑤ 学部事務室( 研究所事務室) は業者から 納品日を確認し 、 経理課へ発注依頼書(様式 1-2)・ 見積書を送付 ⑥ 業者は経理課まで納品書・請求書・ 購入物品を持参し て検収を受けた上で本学職員( 研究者) へ 納品 ⑦ 経理課は検収印押印後に教育・ 研究支援事務室へ発注依頼書(様式 1-2)・見積書・ 納品書・ 請 求書を送付 ⑧ 教育・ 研究支援事務室が業者へ支払、 収支簿作成 3 物品(消耗品、用品・備品)発注・検収フロー【瀬戸キャンパス】 取引の流れ 本学職員( 研究者) 必要書類の流れ ①見積書・発注依頼書( 様 式 1-2) ②見積書・ 発注依頼書( 様 式 1-2) 教育・ 研究 学部事務室 ⑥納品 ③承認 ( 書類なし ) ⑤ 見積書・発 注依頼書 (様式 1-2) 支援事務室 ④発注 ⑨支出伝票・ 証拠書類( 第 2 課検収経由) 注文書(様式 1-3) 第1 課 ⑧支払 ⑧収支簿作成 業者 納品書 請求書 ⑥納品 第2 課 検収 業者 ⑦発注依頼書( 様式 1-2) 見積書 納品書 請求書 ① 本学職員( 研究者) は発注依頼書(様式 1-2)に見積書を添付し て学部事務室へ提出 ② 学部事務室は教育・ 研究支援事務室に発注依頼書(様式 1-2)・ 見積書をデータ 送信 ③ 教育・ 研究支援事務室が確認し 、 学部事務室へ発注承認 ④ 学部事務室が発注( 業者へ注文書(様式 1-3)を Fax) ⑤ 学部事務室は業者から 納品日を確認し 、 第 2 課へ発注依頼書(様式 1-2)・ 見積書を送付 ⑥ 業者は第 2 課まで納品書・ 請求書・ 購入物品を持参し て検収を受けた上で本学職員( 研究者) へ納品 ⑦ 第 2 課は検収印押印後に第 1 課へ発注依頼書(様式 1-2)・ 見積書・ 納品書・ 請求書を送付 ⑧ 第 1 課が業者へ支払、 収支簿作成 ⑨ 第 1 課が所定用紙に見積書・ 発注依頼書(様式 1-2)・ 納品書・ 請求書を添付し 、 第 2 課( 検 収) 経由で教育・ 研究支援事務室に送付 4 物品(図書等)発注・検収フロー【名古屋キャンパス】 ①発注 本学職員( 研究者) 書 店 ③納品 ②物品等発注連絡票( 様式 1-1) ⑤支払 書 ③納品 店 経理課 検収 ④物品等発注連絡票( 様式 1-1) 見積書 納品書 請求書 見積書 納品書 請求書 教 育・ 研究 支援事 務 室 ⑤収支簿作成 必要書類の流れ 取引の流れ ① 本学職員(研究者)が直接、 書店に図書等を発注 ② 本学職員( 研究者) が物品等発注連絡票(様式 1-1)を経理課に提出 ③ 書店担当者は経理課まで見積書・ 納品書・ 請求書・ 購入図書等を持参し て検収を受けた上で、本学 職員( 研究者) へ納品 ④ 経理課は検収印押印後に教育・ 研究支援事務室へ物品等発注連絡票(様式 1-1)・ 見積書・ 納品 書・ 請求書を送付 ⑤ 教育・ 研究支援事務室が書店へ支払、 収支簿作成 留意事項 * 物品等発注連絡票(様式 1-1)は、 発注後すみやかに経理課に提出し てく ださ い。 * 上記③による検収・ 納品( 書店担当者による経理課での検収を受けた後、 本学職員( 研究者) へ 納品) ではなく 、 郵送等により 本学職員( 研究者) へ直接納品さ れた場合は、 見積書、 納品書、 請求書、購入図書等を学部事務室(研究所事務室)へ提出し てく ださ い。学部事務室( 研究所事務室) が経理課に持参し 、 検収を受けた後、 購入図書等を本学職員( 研究者) に戻し ます。 5 物品(図書等)発注・検収フロー【瀬戸キャンパス】 ①発注 本学職員( 研究者) 書 店 ③ 納品 ②物品等発注連絡票( 様式 1-1) ⑤支払 書 ③納品 店 第2 課 検収 ④物品等発注連絡票 ( 様式 1-1) 見積書 納品書 請求書 ⑤収支簿作成 見積書 納品書 請求書 第1 課 ⑥支出伝票・ 証拠書類 ( 第 2 課検収経由) 必要書類の流れ 取引の流れ 教育・ 研究支援事務室 ① 本学職員(研究者)が直接、 書店に図書等を発注 ② 本学職員( 研究者) が物品等発注連絡票(様式 1-1)を第 2 課に提出 ③ 書店担当者は第 2 課まで見積書・ 納品書・ 請求書・ 購入図書等を持参し て検収を受けた上で、本学 職員( 研究者) へ納品 ④ 第 2 課は検収印押印後に第 1 課へ物品等発注連絡票(様式 1-1)・ 見積書・ 納品書・ 請求書を送付 ⑤ 第 1 課が書店へ支払、 収支簿作成 ⑥ 第 1 課より 第 2 課( 検収) 経由で教育・ 研究支援事務室へ支出伝票・ 証拠書類を送付 留意事項 * 物品等発注連絡票(様式 1-1)は、 発注後すみやかに第 2 課に提出し てく ださ い。 * 上記③による検収・ 納品( 書店担当者による第 2 課での検収を受けた後、 本学職員( 研究者) へ 納品) ではなく 、 郵送等により 本学職員( 研究者) へ直接納品さ れた場合は、 見積書、 納品書、 請求書、 購入図書等を学部事務室へ提出し てく ださ い。 学部事務室が第 2 課に持参し 、 検収を 受けた後、 購入図書等を本学職員( 研究者) に戻し ます。 6 旅費申請フロー【名古屋キャンパス】 取引の流れ 本学職員( 研究者) 必要書類の流れ ④出張報告書( 様式 2-2-1) <各種必要書類> 旅費計算書兼領収書 ( 様式 2-3) ①出張申請書( 様式 2-1-1) <各種必要書類> 学部事務室( 研究所事務室) ②出張申請書(様式 2-1-1) <各種必要書類> 部局責任者等の承認 ⑤出張報告書( 様式 2-2-1) <各種必要書類> 旅費計算書兼領収書 ( 様式 2-3) ③支払 旅費計算書兼領収書( 様式 2-3) 部局責任者等の承認 教育・ 研究支援事務室 ③収支簿作成 ① 本学職員( 研究者) は出張申請書(様式 2-1-1)を学部事務室( 研究所事務室) へ提出 ② 部局責任者等( 学科長・ 学部長) の承認・ 教育・ 研究事務部長の決裁を経て、出張申請書(様 式 2-1-1)が教育・ 研究支援事務室に送付さ れる ③ 教育・ 研究支援事務室が旅費計算書兼領収書(様式 2-3)を作成後、 本学職員( 研究者) へ 旅費支払、 収支簿作成 ④ 本学職員( 研究者) は出張報告書(様式 2-2-1)と 添付書類および旅費計算書兼領収書(様 式 2-3)( 署名・ 押印のこ と ) を学部事務室( 研究所事務室) へ提出 ⑤ 学部事務室( 研究所事務室) は部局責任者等( 学科長・ 学部長) の承認後に出張報告書類を 教育・ 研究支援事務室へ送付 7 旅費申請フロー【瀬戸キャンパス】 本学職員( 研究者) 取引の流れ ④出張報告書( 様式 2-2-1) <各種必要書類> 旅費計算書兼領収書 (様式)2-3 ①出張申請書( 様式 2-1-1) <各種必要書類> 必要書類の流れ 学部事務室 ⑤出張報告書 ( 様式 2-2-1) <各種必要書類> 旅費計算書兼領収書(様 式)2-3 ②出張申請書( 様式 2-1-1) <各種必要書類> ③支払 旅費計算書兼領収書( 様式 2-3) 部局責任者等の承認 部局責任者等の承認 第1 課 確認 ③収支簿作成 ⑥支出伝票・ 出張関係書類一式( 第 2 課検収経由) 教育・ 研究支援事務室 ① 本学職員( 研究者) は出張申請書(様式 2-1-1)を学部事務室へ提出 ② 部局責任者等( 学科長・ 学部長) の承認・ 瀬戸キャ ンパス事務部長の決裁を経て、 出張申請書 (様式 2-1-1)が第 1 課に送付さ れる ③ 第 1 課が旅費計算書兼領収書(様式 2-3)作成後、 本学職員( 研究者) へ旅費支払、 収支簿作成 ④ 本学職員( 研究者) は出張報告書(様式 2-2-1)と 添付書類および旅費計算書兼領収書(様式 2-3)( 署名・ 押印のこ と ) を学部事務室へ提出 ⑤ 学部事務室は部局責任者等( 学科長・ 学部長) の承認後出張報告書類を第 1 課へ送付 ⑥ 第 1 課は出張報告書類を確認後、 支出伝票・ 出張関係書類一式を第 2 課( 検収) 経由で教育・ 研究支援事務室へ送付 8 別紙3 【研究費ハンドブック】 南山大学研究活動行動規範 教育・研究支援事務室 南山大学研究活動行動規範 (目 的) 第1条 南山大学(以下「本学」という。)は、本学の学術研究の信頼性と公正性を確保するこ とを目的として、本学において学術研究に携わる者( 以下「研究者」という。)およびそれ を支援する事務職員等( 以下「研究支援者」という。)の研究活動上の基本的な行動規範を 定める。 (定 義) 第2条 この規範において「研究者」とは、本学の専任職員のほか、本学で研究活動に従事す る者をいう。学生も研究活動に従事するときは、「研究者」に含まれるものとする。 ② この規範において「研究支援者」とは、本学の公的研究費管理・監査体制上の部署にお いて、研究者の研究活動を支援する者をいう。 (基本理念) 第3条 研究者および研究支援者は、次の各号の実現をその研究活動の基本におかなければな らない。 1 人類の知的基盤、健康および福祉に貢献する社会的に有益な研究の実施とその支援 2 生命と人間の尊厳および人権の尊重 3 科学的または社会的利益に対する個人の人権保障の優先 4 個人情報保護の徹底 5 研究に関わる安全の確保と適切な研究環境の保持 6 捏造、改ざん、盗用、研究費の不正使用その他の研究上の不正行為の防止 7 法令、本学の諸規程および学会等において認められた研究に関わる規範の遵守 (人を対象とする研究) 第4条 研究者は、個人に関する情報の提供を受けて行う人を対象とした研究については、 「南 山大学『人を対象とする研究』倫理ガイドライン」に定める手続に従って、当該の対象とな る個人等から明確な同意を得て、研究を行わなければならない。 (研究審査委員会) 第5条 研究者は、本学の規程等により研究審査委員会の審査を受けなければならない研究を 実施しようとする場合は、当該研究についてその審査を受けなければならない。 ② 前項のほか、法令または当該分野の学会等の規程において、研究の実施に先立って審査 を受けるものとされている場合には、その審査を受けなければならない。 (個人情報の保護) 第6条 研究者は、「南山大学個人情報保護に関する規程」を遵守し、研究の必要上、個人情 報を使用または保管する場合には、それが漏洩することのないよう厳格に管理し、研究結果 の公表に際しては、個人名が特定されることのないよう最大限配慮しなければならない。 (捏造、改ざんおよび盗用の防止) 第7条 研究者は、いかなる場合にも、研究活動に関する次の各号の不正行為を行なってはな らない。 1 捏造(存在しないデータの作成) 2 改ざん(データの変造、偽造) 3 盗用(他人のデータや研究成果、著作物等を適切な引用なしで使用) 1 ② 研究者は、前項に規定する不正行為が、自らの指導のもとにある研究者、研究活動に関 与する研究補助者、研究協力者、学生等(以下「指導下にある研究者等」という。)によって 行なわれることのないよう適切な措置を講じなければならない。 ③ 研究者は、第1項に規定する不正行為を行なっていないことを証明するために、必要な 資料、データおよび研究実施経過に関する記録(実験ノート等)を、適切な期間保管しなけれ ばならない。 (研究費の不正使用の防止) 第8条 研究者は、研究費の使用に当たって、法令および本学の諸規程に反し不正に使用して はならない。また、研究費を最も効果的かつ効率的な方法で使用するよう努めなければなら ない。 ② 研究者および研究支援者は、研究費の源泉が、国・地方公共団体からの運営交付金、補 助金、財団や企業等からの助成金、共同研究費および寄付金等によって賄われていることを 常に留意し、研究費の適正な使用に努め、その負託に応えなければならない。 (不正行為を知り得た時の対応) 第9条 研究者および研究支援者が、不正行為のあることを知り得た時は、適切な手続を経て、 すみやかに全てこれを明らかにしなければならない。 (研究成果の適切な発表) 第10条 研究者は、特許出願その他合理的理由のために公表に制約がある場合を除いて、研究 の成果を広く還元するために、適切な方法により発表するよう努めなければならない。 ② 研究成果の発表に当たっては、私的利益への配慮や不当な圧力により研究成果の客観性 を歪めることがあってはならない。 (利益相反) 第11条 研究者は、自らの研究行動に当たって、 公共性に配慮しつつ、利益相反や責務相反の 発生に十分な注意を払い、このような状況が発生する場合には、情報公開を行なう等適切な マネジメントを行なわなければならない。 (公正な審査) 第12条 研究者は、研究助成金、学会賞等の審査または学術誌の審査にあたる場合には、審査 対象者の属性や審査対象者との関係等によって不当な評価を行なうことなく、学問的基準の みに基づいて公正な審査を行なわなければならない。 ② 前項の審査を行なった研究者は、その過程で知り得た研究上の情報を、自らの研究に不 当に利用したり、他に漏らしたりしてはならない。 (指導下にある研究者等への配慮) 第13条 研究者は、研究活動の遂行に当たって、指導下にある研究者等の利益に常に配慮する よう努めなければならない。また、ハラスメント行為を行なうことはもとより、指導下にあ る研究者等の弱い立場を利用して研究への支援や協力を強いる等の不当な行為を、一切行な ってはならない。 (安全管理) 第14条 研究者は、実験等に用いる機器、装置および薬品等が、研究に従事する者はもとより、 その他の本学構成員および学外者にいかなる危険もおよぼすことのないよう、その安全管理 に万全を尽くさなければならない。 ② 研究で用いた廃液、薬品および材料等は、法令および本学の諸規程を遵守の上、自然環 境に害を与えないよう処理しなければならない。 2 (研究支援者の役割) 第 15 条 研究支援者は、研究費の管理時において、自ら不正行為に関与してはならない。 ② 研究支援者は、研究者の不正行為に加担しないことはもとより、公的研究費管理・監査 体制上の牽制機能等により、不正行為の発生を未然に防止するように努めなければならない。 (規範の改正) 第 16 条 この規範の改正は、大学評議会の承認を得なければならない。 附 則 この規範は、2009 年 4 月 1 日から施行する。 3 別紙4 【研究費ハンドブック】 南山大学「人を対象とする研究」 倫理ガイドライン 教育・研究支援事務室 南山大学「人を対象とする研究」倫理ガイドライン 1.目的 このガイドラインは、本学の内外で行う、人を直接の対象とし、個人からそ の人の行動、環境、心身等に関する情報、データ等を収集・採取して行われる 研究活動(以下「人を対象とする研究」という。)を行うすべての者(以下、 「研究者」という。)の行動、態度の倫理的ガイドラインを示し、その研究計 画等の審査に関する事項を定める。 2.研究の基本 人を対象とする研究を行う者は、南山大学の建学の理念に則り、生命の尊厳 および個人の尊厳を重んじ、科学的および社会的に妥当な方法・手段で、その 研究を遂行しなければならない。 (1) 人を対象とする研究を行う場合は、法令、所轄庁の告示、指針等および 「南山大学個人情報保護に関する規程」を遵守しなければならない。 (2) 研究の実施に際しては、対象者の人権の尊重が最も重要であり、科学的 および社会的利益よりも優先しなければならない。 (3) 研究者が、個人の情報、データ等の収集・採取を行う場合、安心・安全 な方法で行い、提供者の身体的、精神的負担および苦痛をできるかぎり与え ないよう努めなければならない。 (4) 研究および研究に関連する業務に従事する研究者は、役割を遂行するた めに必要な教育、訓練を受けていること、または当該研究を実施した経験を 有しなければならない。 3.定義 このガイドラインにおいて、個人から収集・採取する「人の行動、環境、心 身等に関する情報、データ等」(以下「個人の情報、データ等」という。)と は、個人の思惟、行動、個人環境、身体等に係る情報およびデータや、人なら びに人由来の材料およびデータ(血液、体液、組織、細胞、遺伝子、排泄物等) をいう。 (1) 「提供者」とは、研究のため個人の情報、データ等を提供する者をいう。 (2) 「個人情報」とは、個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏 名、生年月日その他の記述等により特定の個人を識別することができるもの (他の情報と容易に照合することができ、それにより特定の個人を識別する ことができることとなるものを含む。)をいう(「南山大学個人情報保護に関 する規程第2条」)。 4.研究者の説明責任 研究者が、個人の情報、データ等を収集・採取するときは、研究者は、提供 1 者に対して研究目的、研究成果の発表方法など、研究計画について事前に分か りやすく説明しなければならない。 研究者は、個人の情報、データ等を収集・採取するにあたり、提供者に対し 何らかの身体的、精神的な負担、苦痛あるいは危険性を伴うことが予見される 場合、その予見される状況をできるだけ、事前に分かりやすく説明しなければ ならない。 5.インフォームド・コンセント 研究者が、個人の情報、データ等を収集・採取するときは、事前に提供者の 同意を得なければならない。 (1) 「提供者の同意」には、個人の情報、データ等の取扱および発表の方法 などに関わる事項を含むものとする。 (2) 研究者は、提供者から当該個人の情報、データ等の開示を求められたと きは、これを開示しなければならない。 (3) 研究者は、提供者が同意する能力がないと判断される場合は、本人に代 わりうる者からの同意を得なければならない。 (4) 提供者からの同意は、原則として文書でもって行う。何らかの身体的、 精神的な負担、苦痛あるいは危険性を伴うことが予見される場合には、同意 については必ず文書でもって行わなければならない。研究者は、同意に関す る記録を適切な期間保管しなければならない。 (5) 研究者は、提供者が同意を撤回したときは、その情報、データ等を廃棄 しなければならない。 (6) 研究者は、研究活動が終了した後は、収集・採取した個人の情報、デー タ等を直ちに廃棄しなければならない。ただし、第2項に基づく開示を求め られることが予想される場合、氏名を特定しうる個人の情報、データ等につ いては5年間保存しなければならない。 (7) 研究者は、研究終了後も情報、データ等を活用する場合は、委員会の審 議を経て、提供者に対して説明し、同意を得なければならない。 6.第三者への委託 研究者が第三者に委託して、個人の情報、データ等を収集する場合は、本ガ イドラインの趣旨に則った契約を交わして行わなければならない。 研究者は、提供者から要求があった場合は、研究目的などを提供者に直接説 明しなければならない。 7.授業等における収集・採取 教員が、授業、演習、実技、実験・実習等、教育実施の過程において、研究 のために受講生から個人の情報、データ等の提供を求めるときは、事前に受講 生の同意を得なければならない。 2 教員は、個人の情報、データ等の提供の有無により、受講生に成績評価にお いて不利益を与えてはならない。 8.研究計画等の審査 本学において、人を対象とする研究を行う研究者による研究の実施計画、公 表計画等(以下「研究計画等」という。)の審査は、研究(申請)者からの事前の 申請書(様式1)、 研究計画書およびその他の添付資料に基づき、南山大学研究 審査委員会(以下「委員会」という。)で審査を行うものとする。審査に当た っては、南山大学研究審査規程第2条第4項に基づき、研究内容の重要性に応じ て、迅速審査または本審査にて行うものとする。通常は委員長が指名する委員 若干名による迅速審査を行い、申請者に通知し委員会に報告する。迅速審査と して審査できない重要な内容は、本審査として委員会審議を行う。 ただし、倫理的に大きな問題はないと考えられる次のいずれかに該当する研 究は、倫理審査申請を行わなくても差し支えないものとする。 (1)法律の規定に基づき実施された調査データのみを使用する研究 (2)資料として既に連結が不可能で、匿名化されている情報のみを用い る研究 (3)自治体等から研修のため派遣された者が、自らの担当業務に係わる 資料のみを使用し、本学において個人が匿名化されている情報のみを用 いる研究 9.事務 このガイドラインに関する事務は、教育・研究事務部教育・研究支援事務室 の担当とする。 10.改廃 このガイドラインの改正は、研究審査委員会および評議会の議を経て行う。 附則 このガイドラインは、2007年4月1日から施行する。 附則 このガイドラインは、2009年4月1日から施行する。 附則 このガイドラインは、2009年12月1日から施行する。 3 別紙5 【研究費ハンドブック】 南山大学「人を対象とする研究」 倫理審査申請書 教育・研究支援事務室 (様式 1) 南山大学「人を対象とする研究」倫理審査申請書 年 南山大学研究審査委員会委員長 月 殿 所 属 職 名 申請者 1.審査事項 2.課 題 研究計画 名 日提出 研究経過 研究計画変更 ㊞ その他 (研究費の種類も記入) 3.研 究 組 織 ①研究組織名 ②研究実施者名 (所属 職名 ) (所属 職名 ) ③研究責任者名(指導教員名) 4.研究概要 (審査対象となる研究計画書を添付すること) (1)目的 (2)研究方法(研究デザイン、研究データの収集方法、データ管理の方法、デー タ解析の方法等) 1 5.研究結果の公表方法等 6.研究における科学的合理性と倫理的妥当性について (1)研究の対象となる個人に理解を求め了承を得る方法(説明文および同意文書 を添付すること) (2)研究の対象となる個人の人権の保護および安全の確保(対象者に与える身体 的・精神的な侵襲について記載することおよび個人情報漏洩などの危険が最小 限になるよう講じる予防対策を記載すること) (3)研究によって生ずるリスクと科学的な成果の総合判断 7.研究(予定)期間 年 月 日 ~ 年 月 日 <留意事項> 1. 他の施設との共同研究として実施する場合は、本申請が研究全体についての 審査か、あるいは本学で実施する分担部分のみについての審査かを明記する こと 2. 提出先:教育・研究事務部教育・研究支援事務室 3. 「南山大学個人情報保護に関する規程」および「南山大学「人を対象とする 研究」倫理ガイドライン」を十分に参照すること 2 別紙6 【研究費ハンドブック】 外部資金(受託研究・奨学寄付 ・共同研究)の研究費使途範囲について 教育・研究支援事務室 外部資金(受託研究、奨学寄付、共同研究)の 研究費使途範囲について 外部資金による研究費について、当該受託研究・奨学寄付・共同研究の目的遂行のため に必要な直接経費(謝金、旅費、消耗品費、技術指導料、研究支援者等の人件費、設備費 等)の具体的な使途範囲を以下のとおり定めるものとする。 費 目 謝 金 旅 費 消耗品費 資 料 費 使 途 範 囲 講演および共同研究等(招聘者を含む)の謝礼(旅費・交通費を含む)、 研究協力者への謝礼、謝礼品代等 本学研究者の研究活動に伴う国内外の出張旅費(本学の旅費規程に基づ く出張旅費) 文具類、学内複写(コピーカードを含む)、写真、PC用ソフト、音声 資料、映像資料等の研究用消耗品 資産化しない図書(消耗図書費)および定期逐次刊行物、雑誌等 情報理工学部、数理情報研究科、および数理情報研究センターにおける 技術指導料 当該研究者による技術指導等の助言業務に関する報酬(2006 年 6 月 5 日 付、「間接経費の取り扱い方について」による「技術指導料の設定基準」 に定める額を支給) 人 件 費 研究活動支援のためのRA等臨時職員の雇用 用 品 費 設 備 費 1 個または 1 セット 20 万円以上で、かつ耐用年数 1 年以上の研究用機器 印 刷 費 研究活動に伴う資料等の印刷・製本費 会 合 費 研究活動に伴う打ち合わせ等の飲食代金 1 個または 1 セット 5 万円以上 20 万円未満で、かつ耐用年数 1 年以上の 研究用機器 ・ 切手代、宅配便等の通信運搬費およびファクス送信料等の電信電話料 ・ PC等研究用機器等の保守・修繕費 その他、研 ・ 学外の学会、研究会等の年会費・参加費・懇親会費等 究活動に伴 ・ データベース・アクセス料等の賃借料 う ・ データ解析等の業務委託費 費 用 ・ 出張地でのレンタカー代およびガソリン代 ・ その他、振込手数料、現金書留送料、ビザ取得代等の諸費用 注:①会計処理および必要な証拠書類等については、学校法人会計基準および南山学園経 理規程等諸規程に準じること。 ②外部資金が公的研究費による場合の使途範囲および会計処理等については、公的資 金の定めにしたがうこと。 ③課税等必要な法令を遵守すること。 2009 年 2 月 20 日 大学事務部長会議 2012 年度(平成 24 年度)研究費ハンドブック (2012 年 4 月 1 日発行) 南山大学 教育・研究事務部 教育・研究支援事務室 〒466-8673 名古屋市昭和区山里町 18 (名古屋キャンパス本部棟 2 階) Phone(052)832-3111(代表)内線 1181~1184 Phone (052) 832-3686(直通) Fax (052) 831-2741 E-mail: [email protected]