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土木学会 平成24年度全国大会
水理・水文解析ソフトウェア統合型共通基盤の
活 と普及 向け
活用と普及に向けて
― CommonMP
CommonMPの現状について
の現状について ―
■CommonMP開発の経緯
■CommonMPのダウンロード件数
■CommonMPのダウンロ
ド件数、利用目的
利用目的
■要素モデルライブラリのWEB公開
■マルチスレッド(同時並行処理)対応のCommonMP Ver1.2の公開
■水文水質データ取得ツールの公開・運用
平成24年 9月 7日
国土交通省 河川計画課 河川情報企画室
国土交通省 国土技術政策総合研究所 河川研究部
1
CommonMP開発の経緯(1)
①日本の河川データ及び水理・水文ソフトの状況
データの一部は
標準化
デ タの構造をソフトごと
データの構造をソフトごと
に処理している
各事業主体の解析のソフト専
用の互換性のないデータがそ
の都度ばらばらの構造で作ら
れ、汎用化されていない。
水文水質DB
A社
I/F
I/F
I/F
ダム諸量DB
B社
河川環境DB
○○○DB
I/F
I/F
○☓DB
I/F
△△△
C社
☓☓☓
河川基盤地図
各社・各河川事務所・地整等事
各社
各河川事務所 地整等事
業主体が独自に整備
I/F
I/F
I/F
各社解析ソフトも独自に開発し、データ構造も
独自に決めているため、同じ流域の計算をする
ときでもソフトの違いによって複数のデータ構造
のデータを準備しなければならない
2
CommonMP開発の経緯(2)
②研究・開発の状況
 他の人の開発したソフトウェアを試す機会がない。
 他のモデルと組み合わせることができない。
 データフォーマットが統一されていないので、データの再利用ができない。
 河川・流域データが利用しにくい。
河川 流域デ タが利用
く
◇水理・水文モデル
◇水理
・水文モデルの研究
の研究開発成果の分散
開発成果の分散
◇共通に利用できるデータ整備の遅れ
◇共通
に利用できるデータ整備の遅れ
3
CommonMP開発の経緯(3)
水・物質循環モデルだけでなく、それをとりまく複雑系を統合的に同
期 調
期同調して解析できる共通プラットフォームを構築する。
解析
通 ラ
を構築す 。
これにより、種々の解析モデルを相互に組み合わせて、水の流れや
物質の移動を表現するシステムを提供します。
また、水・物質循環のモデルの開発環境を提供することにより、モデ
互いに
ルの研究開発の活性化に寄与する。 “複雑系”の
複雑系 の
分析・評価・予測
降雨
予測
降雨
予測
流出
計算
流出
計算
河道
計算
同期同調
氾濫
解析
海洋モデル
生物生態モデル
河道
計算
社会経済モデル
CommonMP
既存のモデルを利用した
新たなモデルの開発が可能
4
CommonMPの経緯(4)
6者コンソーシアムの設立(H21.7.16)
5
CommonMPの経緯(5)
CommonMPプロジェクト推進委員会・幹事会・部会の関係
ジ ク 推進委員会 幹事会 部会 関係
推進委員会
•CommonMP及びCommonMP上で動作
する要素モデルの運営、開発、普及及
び発展を支援することを目的とする。
各部会
運営評価部会
コンソーシアム
•CommonMPの運営管理基準の検討
•要素モデルの認証方法の検討 など
技術部会
•CommonMP保守・管理、開発に関す
保守 管理 開発に関す
る技術的検討 など
支
援
幹事会
•委員会の指示を受けて委員会の事務
の一部を処理し、必要に応じて部会を
組織する。
演算アルゴリズム分科会
ユーザインタフェース分科会
普及・参画部会
•講習会、研修の実施
•テキスト等の作成
テキスト等の作成
•国内外での普及方策の検討 など
6
CommonMPの経緯(6)
コンソーシアムの活動状況
H21. 7
国土交通省(下水道部・河川局・国総研)、(社)土木学会、(社)建設コンサル
タンツ協会及び(社)全国上下水道コンサルタント協会による共同開発運営
体制(コンソーシアム)の設立
H22. 3
員
第1回合同開催
推進委員会・同幹事会
H22. 3.31
“CommonMP ver.1.0”の公表
H22 6
H22.
幹事会(第2回)開催
H22.12
幹事会(第3回)開催
H23 6
H23.
推進委員会(第2回)・同幹事会(第4回) 合同開催
H23. 8.4
“CommonMP ver.1.1”の公表
H23 12
H23.
幹事会(第5回)開催
H24. 3
推進委員会(第3回)・同幹事会(第6回) 合同開催
H24. 8.2
“CommonMP ver.1.2”の公表
(H23 3を震災で延期)
(H23.3を震災で延期)
7
CommonMPの経緯(7)
CommonMP開発のこれまでの経緯
リリース時期
バージョン
開発及び改良(機能改善・不具合修正)の概要
2010/03/31
Ver1 0
Ver1.0
※ホームページ上にて公開(http://framework
※ホ
ムペ ジ上にて公開(http://framework.nilim.go.jp/)
nilim go jp/)
2010/05/06
Ver1.0.1
・伝送データの内挿処理パターンの追加
(降雨量を内挿して伝送できるようにした)
2010/07/12
Ver1.0.2
・縦横断表示ツールの追加(GIS版のみ)
Ver1.0.3
9 年以前のデ タが処理できるよう改善
・1970年以前のデータが処理できるよう改善
・縦断表示ツールの表示不具合(一定時間経過後、画面が表示できなく
なる。)の修正
Ver1.1
(
および
)
上
対応
・Windows7(32bitおよび64bit)、VisualStudio2008以上への対応
・シミュレーション・プロジェクトのポータビリティの改善
・エラー・トレースの容易化
2011/02/02
2011/08/04
2012/03/21
・要素モデルライブラリの公開
2012/06/08
・水文水質データ取得ツールの追加
2012/08/02
Ver1.2
・マルチスレッド対応(同時並行処理) 等
8
CommonMPのダウンロード件数
【Ver1.0リリース時(2010/03/31)から2012年7月までの累計】
ダウンロード申込件数(累加)
ダウン
ド申込件数(累加)
ダウンロード申込者(属性)の割合
ダウン
ド申込者(属性) 割合
7月:4362件
400
5000
354
311
3568
3384
3299
3190
ダウン
ンロード件数(毎月)
300
256
250
200
200
180
171
1618
1438
1298
1127
1012
124
100
85
0
888
211
2500
184
2000
131
115
82
74
69
都道府県・市
町村
76件
2%
国
1959件
45%
1500
1000
46
335
Ver1.0
10
Ver1.0.2
Ver1.0.3
Ver1.1.0
500
20
0
0
2010年
民間
1824件
42%
94
85
79
70
123
114
109
100
535
250
252
3000
22762346
20712145
19562025
1874
140
150
50
3500
2879
2779
2700
230
その他
96件
2%
財団系
大学関係 151件
3%
256件6%
4362 4500
4151
4028
3934
3820
4000
350
ダウン
ンロード件数(累加)
3 3
353
2011年
2010年3月31日公開
010年 月 1日公開
2010年7月12日公開
2011年2月2日公開
2011年8月4日公開
2012年
※ダウンロード申込件数 :CommonMPウェブサイトからCommonMPもしくはCommonMP-GISのダウンロードを申込し
た総件数のことで、1人で複数PC分の申込やGISライセンス更新に伴う再申込の回数を含む累計である。
9
CommonMPの利用目的(項目)


CommonMPダウンロード申込フォーム改良(2012/5末)により利用目的(項目、
詳細)の集計が可能となった。
利用目的(項目)では、業務、研究・学習使用が利用目的の大半を占めてい
る。
【2012/6/01~2012/7/31】
【2012/6/01
2012/7/31】
180
160
利用目的(項目)
業務
研究・学習
研修・講習会
件数
158
59
140
100
80
16
GISライセンス更新
27
その他
※利用目的(項目)は、複数回答あり
1
1
その他
データ取得
27
Gラ
ISイセンス更新
0
16
データ取得
23
8
試 用・
テスト
試用・テスト
23
10
システム開発
20
要素モデル開発
8
研修・
講習会
40
研究・
学習
10
59
業務
60
システム開発
111
120
111
要素モデル開発
素 デ 開発
158
10
CommonMPの利用目的(詳細)
【2012/6/01~2012/7/31】
利用目的(詳細)
件数
CommonMPで自分の要素モ
デルを開発したい
自分のモデルを他の人に
使ってもらいたい
自分のモデルを他の人のモ
デルと組み合わせて使いた
い
データベースからデータ取
得ツールでデータをダウン
得ツ
ルでデ タをダウン
ロードしたい
使っているFortranプログラム
をCommonMP上で使いたい
(ラッピング)
グ
比率
%
106
31.7
2
0.6
6
45
13 5
13.5
1.5
63
18.9
その他
107
32.0
合計
334
100.0
※利用目的(詳細)は重複なし
2
1%
1.8
5
CommonMPの機能(GUI、
CUI)をもっと活用したい
106
32%
107
32%
45
14%
63
19%
6
2%
5
2%
CommonMPで自分の要素モデルを開発したい
自分のモデルを他の人に使ってもらいたい
自分のモデルを他の人のモデルと組み合わせて使いたい
データベースからデータ取得ツールでデータをダウンロードしたい
使っているFortranプログラムをCommonMP上で使いたい(ラッピング)
プ グ
グ
CommonMPの機能(GUI、CUI)をもっと活用したい
その他
11
要素モデルライブラリのWEB公開
要素モデルライブラリの閲覧・ダウンロード
トップページ
要素モデルライブラリ
閲覧
登録
12
要素モデルライブラリのWEB公開
要素モデルライブラリの閲覧・ダウンロード
ライブラリの一覧画面
要素モデル
解説書の閲覧
ライブラリの詳細画面
規約の確認
ダウンロード
LZH
13
要素モデルライブラリのWEB公開
要素モデルライブラリの閲覧・ダウンロード
要素モデルの一覧表示
規約画面
ダウンロードの回数
が表示される
ダウンロード
規約に同意することで
ダウンロード可能
14
要素モデルライブラリのWEB公開
要素モデルライブラリへの登録
要素モデルライブラリ
トップページ
閲覧
登録
15
要素モデルライブラリのWEB公開
要素モデルライブラリへの登録
届出書登録フォーム
著作権に関する
情報項目
規約の確認
規約に同意することで登録
フォームにアクセス可能
要素モデルのDLL名
の重複がある場合、
再入力を求めるポップ
アップが表示される
16
マルチスレッド(同時並行処理)対応のCommonMP Ver1.2の公開
CommonMPの改良(同時並行処理)
●CommonMP Ver1.2の場合
・複数のプロジェクトの演算実行や操作・編集が可能
○複数プロジェクトの
同時計算を実行
実行中
○他のプロジェクトも計算が可能
○他プロジェクトの操作・編集も可能
・複数のプロジェクトを同時に演算実行可能なため、待ち時間がなく、作業効率が良い。
17
マルチスレッド(同時並行処理)対応のCommonMP Ver1.2の公開
タスクグループコントロールによるリアルタイム計算
①パラメタ―タを変更した
複数プロジェクトを設定
→計算時間を設定し、同
時計算を定期実行
タスク
グループ
コントロール
③複数のプロジェクトの計
③複数のプロジ
クトの計
算結果を自動で再描画
②複数プロジェクトの計算
結果が定期更新される
洪水予測ツール
個別画面
一般グラフ表示
ハイエトハイドロ表示も可能
・タスクグループコントロールにより、リアルタイムの雨量データを取り込みながら、複数のプロジェクトを同時に
・タスクグループコントロールにより
リアルタイムの雨量データを取り込みながら 複数のプロジェクトを同時に
自動計算することが可能
・設定した複数のプロジェクトの計算結果を自動に比較表示することができる
18
水文水質データ取得ツールの公開・運用
ミラーリング
全国版
水文水質データベース
現行のWEBサービス
に影響を与えないよう
にミラーサーバを整備
ミラーサーバ
水文水質デー
タ取得ツール
インターネット上
で一般公開
水文水質データ
ベースの公開
CommonMP上から
ツールを起動して条
件に応じたデータを
取得できる
観測所を選択しデータの
閲覧が可能(データダウ
ンロードは制限がある)
ン
ドは制限がある)
観測所検索
CommonMPがインストールされたPC
WEB
検索方法
ダウンロードファイル形式
ダウン
ロード
期間
データ取得ツール
1観測所毎に検索
(テキストファイル)
1水系内の複数観測所をまとめて
検索可能(バイナリorCSVファイル) 取得したデータは
入力要素モデル
で直接読込可能
リアルタイムデータ
リアルタイムデ
タ バイナリor
自動取得可能
Wisef(csv)
リアルタイム
雨量・水位
10分データ
10分デ
タ
-
過去データ
(雨量・水
位・流量・ダ
流
ダ
ム諸量)
10分データ
直近7日間
任意の7日間
時間データ
時間デ
タ
1ヶ月
1年間
日データ
1年間
10年間
年統計データ
全期間
全期間
Wisef(csv)
洪水予測計算用に
洪水期間中の連続
自動取得が可能
19
水文水質データ取得ツールの公開・運用
デ タ取得ツ ル職種別利用申請数
データ取得ツール職種別利用申請数
【2012/6/01~2012/7/31】
職種
国土交通省
比率
%
合計
17
10.9
国の機関(国交省以外)
2
13
1.3
都道府県
1
0.6
市区町村
2
1.3
大学・高専等教員
11
7.1
学生
13
8.3
建設コンサルタント会社
84
53.8
1
0.6
その他民間企業
13
8.3
財団・社団法人
10
6.4
1
0.6
1
0.6
156
100 0
100.0
航測会社
自営業
その他
合計
財団・社団法人
10件
6%
自営業 その他
1件
1件
1%
1%
その他民間企業
13件
8%
都道府県
1件
1%
国の機関
(国交省以外)
2件
1%
国土交通省
交通省
市区町村
2件
1%
17件
11%
航測会社
1件
1%
大学・高専等
教員 11件
7%
建設コンサルタント
会社
84件
54%
学生
13件
8%
国土交通省
国の機関(国交省以外)
都道府県
市区町村
大学・高専等教員
学 高 等
学
学生
建設コンサルタント会社
航測会社
その他民間企業
財団・社団法人
自営業
その他
20
水文水質データ取得ツールの公開・運用
水文水質データ取得ツールを用いたデータ取得方法(1/3)
①水文水質データ取得
ツールを起動
③過去データの取得ボ
タンをクリック
②デ タの保存先を指定し、
②データの保存先を指定し、
設定ボタンをクリック
21
水文水質データ取得ツールの公開・運用
水文水質データ取得ツールを用いたデータ取得方法(2/3)
④データ項目・データ種
④デ
タ項目 デ タ種
別を選択
⑤河川名、観測所名を
選択
⑦対象の洪水を選択し、
ダウンロードボタンをクリック
⑥期間を選択し、
検索ボタンをクリック
22
水文水質データ取得ツールの公開・運用
水文水質データ取得ツールを用いたデータ取得方法(3/3)
⑧初期環境設定で指定し
⑧初期環境設定
指定
た保存先にWISEF形式
で保存される
⑩データを選択し、グラフ作成
ボタンをクリック
⑨グラフ描画ボタンをクリック
23
水文水質データ取得ツールの公開・運用
水文水質データ取得ツールを用いた主要洪水検索
水系、河川、都道府県のいずれかを
選択すれば該当する観測所リストが表
示される
過去の主要洪水または水害が発生
している洪水から対象期間を設定
できる(洪水名と発生日がわかる)
24
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