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11 飼料設計のポイントについて教えて 12 牛群改良のポイントについて

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11 飼料設計のポイントについて教えて 12 牛群改良のポイントについて
11飼 料 設 計 の ポ イ ン トに つ い て 教 え て
Ql乾
物 摂 取 量 って 何 ?
乾 草 、 サ イ レー ジ 、 ビー トパ ル プ 、 配 合 飼 料 な ど様 々 な飼 料 が 乳 牛 に 与 え られ て い ます 。 こ
れ らの 飼 料 に 含 まれ る水 分 は 、飼 料 に よ つ て ま ち ま ち です 。
乾 物 摂 取 量 ( D r y M a t t e r l n t a k e ; D M I ) とは 、 飼 料 に含 まれ る水 分 を除 い た も の = 乾 物 ( タ
ン パ ク、 繊 維 、糖 、 デ ン プ ン 、脂 肪 な ど) を 食 べ た 量 の こ とを い い 、飼 料 設 計 を行 う上 で非 常
に重 要 に な ります 。
.
・
日本 飼 養 標 準 乳 牛 ( 1 9 9 9 年度 版 ) で は 、泌 乳 牛 の 乾 物 摂 取 量 ( D M I ) は次 の よ うに求 め ます 。
※注
乾物摂取量 (DMI)=2.98120+0.00905X体 重 +0.41055X4%脂
肪補 正乳 量
※注 : 4 % 脂 肪補正乳量 ( F C M ) = ( 1 5 × 予L 脂肪 ( % ) ÷
100+0.4)×
乳量
(例)体 重 650kg、乳脂肪 3.7%、手L量並 kgの 牛 では
4%脂 肪補正乳量 (FCM)=(15X3二
÷100+0.4)X亜
=33.4撻
=2.98120+0.00905×
650+0.41055× 33.4
=2.98120+ 5.8825 +13.71237
=融
乾物摂取量 (DMI)
環境 ・
管理要因
もち ろん この数 字 は栄 養
要 求 に 基 づ い た DMIで 、 給
与飼 料 の 品質 や 気 温 、飼 養
環 境 に よ つ て DMIは 違 つ て
き ま す 。 (図 1)
体重
成長
乳生産
胎児発育
飼料構成
化学組成
繊維
脂肪
水分
発 酵 品質
物理性
,肖化 層
匡
疾病
BCS
こ れ ら の 諸 要 因 が 1つ 、 2
つ 、 3つ 。 ・ 。 と乳 牛 に と
気温
湿度
風
日射
給与量
給与回数
給与順序
飼養密度
飼槽幅
群間競合
つ て 不 満 足 な もの が 重 な っ
て い く と 、 DMIは 低 下 し 、
疾 病 の発 生 や 生 産 性 の低 下
を招 く こ とに な りま す 。
図 l DMIに 及ぼす各種要 因 (日本飼養標準 ・
手L牛 (1999年 度版)より)
!
C摯 〉 粗飼 料 の水 分 に注 意
粗 飼 料 の 水 分 は 変 化 しや す く ( 特に ラ ッ プ や バ ン カ ー サ イ ロ の 変 わ っ た と き な ど) 、 設 計
通 りや つ て い る つ も り が 、 実 際 は 乾 物 摂 取 量 が 足 りて い な か っ た こ と も … ・
水 分70%
水 分75%
水 分 を き ち ん と把 握 しま し ょ う !
左 の 例 は サ イ レー ジ の 水 分 を 7 0 % と して 設 計 した
+t.{ v*l
40.0(12.0)
40.0(10 0)
のが 、 実 は75%で あ つた場合 の比 較 です。 DMIと し
配合飼 料
9.0(7.9)
9 。0 ( 7 . 9 )
て 2 k g の 差 が あ り、 これ で は 設 計 どお りの 乳 量 は 望
2.5(2.2)
2.5(2.2)
め ま せ ん し 、 牛 の 調 子 は 悪 く な りま す 。
例 水 分 の 変 化 に よ る D M : の差
°
L'-*1.r"ルフ
合 計 kg
51.5(22.1)
( )は
51.5(20 1)
乾 物量 (kg)
採 食 量 を観 察 し、 水 分 が 変 わ つ た ら飼 料 分 析 を
行 い 設 計 を 見 直 す こ とが 必 要 で す 。
-19-
イ レー ジ の 品 質 と栄 養 充 足 に つ い て 教 え て く だ さ い
ー
牧 草 の 刈 り取 り時 期 、 調 整 方 法 、 草 種 な 表 1 サ イ レ ジの 品 質 比 較
どに よ つ て 、 で き あ が っ た サ イ レー ジ の 品
Q2サ
質 は か な りば ら つ き が あ りま す 。
こ こ で 仮 に 、 2 つ の サ イ レー ジ ( 表 1 ) で
サイレ│■ジ
比 較 して 、 乳 牛 の 栄 養 充 足 を 考 え て み ま し
ょ う。 サ イ レ ー ジA は 出 穂 期 ( 適期 刈 り)
乾物率■│(%)
粗タンパク│(1乾
物申%)
すONII■■│(乾物中%)
1乾
物申%)
NOFI・│■ 〈
で サ イ レ ー ジB の 開 花 期 ( 刈 り遅 れ ) と 比
べ 、T D N と 粗 タ ン パ ク が 高 く、N D F が 低 くな
B
チモシー
開花期
30
30
12
10
65
58
60
65
表 2 サ イ レー ジ の 品 質 の 違 い と設 計 例
りま す 。
与・量一
給一
セ. 計算結 果一 %
・
N D F 含 量 が 高 い と消 化 速 度 が 遅 く な り、
乳 牛 のD M I は 低 下 しま す 。
飼 料 設 計 モ デ ル を 乳 牛 の 体 重 650kg、 乳
量 3 5 k g 、 平L 脂 肪 率 3 . 7 % と し 、 簡 単 に 考 え
る た め に 配 合 飼 料 と ビ ー トパ ル プ で の 設 計
例 を示 しま した 。 ( 表 2 )
サ イ レ ー ジ の 品 質 の 差 に よ り摂 取 栄 養 量
に 不 足 が で た り、 よ り多 く の 配 合 飼 料 が 必
要 とな り、 コ ス トが 高 くな りま す 。
Q3飼
A
チモシァ
出穂 期
A
サイレ■ジ
35.0
31.0
6■ フ4
乳配 1‐
11.5
13.0
ビ│■トパルプ
210
2.0
乾物摂取量充足率
99。1
99.6
TDN充 癬
99.3
97.4
相暉ンパタ=足率
98.0
95.3
1.3
1.3
NDF/体 重
料 設 計 を うま く活 用 す る た め に 、 ど
粗飼料1濃厚飼料
ん な こ とに注意 が 必 要 で す か ?
飼 料 設 計 の 目的 は 、 乳 牛 の 泌 乳 能 力 を 引
B
51:49
45:55
十日本 飼 養 標 準 ・乳 牛 (1999年版 )の 要 求 量 か ら算 出
き 出 し 、農 場 の 経 済 性 を 高 め る こ とで す ( 図
2 ) 。 近 年 、乳牛 の 栄養 につ い ての研 究 が進 み 、新 しい 考 え ・ 軍L 牛の健康 ■│ │ ‐
方 が飼 料設計 に取 り入れ られ ています 。し か し、 あ くまで も ・ 高年庫 . ( 乳
‐ 、繁殖)
二t l乳軍
冨
環
霧
変
θ鷲ふ
銭ξ 姦
,f:量:】
,11
11「
1,1‐
設 計 どお りに な らな か っ た 問題 点 を確 認 し対 処 して い く こ と ・ 省力化
で す ( 図3 ) 。
2 飼 料設計の ゴール
図
一
計
設
一
一
料
一
飼
モ ニ
リン
牛 群 の情報
飼料 の情報
価格情報
飼養 環境
農 場 の体制 な ど
│■I._ξ
F?訂 1■^│14空
ヤ●1■'I髯
見‐
直 │じ●│1娘
図3 飼 料 設 計 の フ ロー チ ャー ト
-20-―
12牛 群 改 良 の ポ イントに つ い て 教 えて
Q l 牛 群改良は どの よ うに進 め るの ?
改 良は、牛群検 定や 後代検 定 の成績 に基 づ く計 画 的 な交配 を進 め る こ とと、改 良速度 を早 め
るこ とが基 本 とな ります。 ポイ ン トは 、
① 雌牛 の遺伝的能力 の優 劣 を把握 し、後継候補 牛 を選抜 し低能力牛 を淘汰 す る
② 雌牛 の長所 を伸ば し、短所 を補 う遺伝的能力 を有す る種 雄牛 を選定交配 す る
③ 遺伝的能力が高 い初産牛産子 の積極的な保 留 に よつて 、改 良速度 が 早 ま ります
また、受精 卵移植 技術 の 活用 に よる 「
遺伝 的能力 の 高 い 後継候補牛 か らの 産 子増殖」や 「
優
れ た遺伝的能力 の外部導入」 を行 な うことも、効 率的 な牛群 改 良を促進す る1 つの方法です 。
遺伝 的能力 の優劣 を把握
産平Lt体 型t管 理の遺伝形質を把握
げ げ げ げ げ
鶴
鶴
鶴
鶴
鶴 鶴 鶴 鶴
乳検デ ー タ牛群改良情報 の活用
Q2後
種雄牛評価成績 (赤本).│の
活用
継 牛 を生 産 す る雌 牛 の 選 抜 は ?
年 2 回 ( 5 月、 H 月 ) 集 計 され る乳 検 の 牛 群 改 良 情 報 で は 、 個 々 の 牛 の 遺 伝 的 能 力 を 示 す 推 定 育
種 価 ( E B V ) の産 乳 成 分 ( 乳量 、 乳 成 分 ) を 1 0 段階 で 評 価 して い ま す 。
牛 群 内 評 価 の 高 い 牛 は 、 乳 代 プ ラ ス の 改 良 が 期 待 され ま す 。 これ を参 考 に 、 体 型 や 気 質 等 の E
B V を 考 慮 し、 後 継 牛 を生 産 す る雌 牛 を選 抜 ・淘 汰 しま し ょ う。
NTP上
位 の種 雄牛 を交配
H菫
―
本 牛 の 生乳 生産 は継 続
産 子 は 売却
本牛 の EPA
図 2後 継牛の選抜
-21-
Q3交
配 す る種 雄 牛 の 選 び 方 は ?
乳 用 種 雄 牛 評 価 成 績 ( 赤本 ) で は 、 グ ラ フ 表 示 で
各 形 質 の E B V の情 報 が 、 分 か り易 く示 され て い ま す 。
( 図3 )
総 合 指 数 ( N T P ) 順位 の 上 位 4 0 頭 か ら 、 後 継 候 補 牛 の
長 所 を伸 ば し、短 所 を補 う種 雄 牛 を選 定 しま し ょ う。
ま た 、 近 親 交 配 や 遺 伝 病 発 症 を避 け るた め 、 近 交
係 数 や 遺 伝 病 発 症 率 の 情 報 に も注 意 が 必 要 で す 。
財
猛晟薮鮨
は 年 4 回 公 表 され
Q4牛
群 の 改 良状 況 を把 握 す るに は ?
・種 雄 牛 の選 択 状 況
図 3 種 雄 牛の形質 グラ フ
乳 検 牛 群 情 報 ( 毎月 ) の 種 雄 牛 別 乳 代
効 果 とE B V の表 で 確 認 しま し ょ う。 ( 表1 )
現 在 供 用 中 の 種 雄 牛 ほ ど、 改 良 目標 と
して い る項 目の 数 値 が 高 くな るはず で す 。
項目別
│
│
種雄牛成績 ▲
RH+
I
■│ヤ
■ Ё‐
│IЁ
量 │1乳 脂IJI姜 白│1 無 脂
1 乳
+135433
| +863 | -o.oo | +0.01 I +0.00
・ 雌 牛 の 改 良状 況
年 2 回 集 計 され る乳 検 牛 群 改 良情 報 の 全
国 パ ー セ ン ト順位 で 確 認 しま し ょ う。
未経 産
1産
│
■
+1025551 +710 1=0101‐
,■=:リ ト ロト、,ヽ_+,anttR l
*我 が 家 の トップ 集 団 の 全 国 パ ー セ ン ト順位
低 い場 合 は 、 改 良 が 遅 れ て い ます 。
図 1 の 模 式 図 に沿 つ て計 画 的 な交 配 を進 め る
0_031-002
,90621 1 +742 1 -007 1 -0.04 1 -0.05
+^,n
l _n lR I _o o4 1 _n nA
供 用 中が高 くな つて い ます か ?
こ とが 大 切 で す 。
雛鐵 輩
推定育種価 ( E B V : E s t i m a t e d B r e e d i n g V a l u e )
牛 が 持 つ 各遺 伝 的 能 力 をB L U P 法ア ニ マ ル モ デル と呼 ばれ る方 法 で 計 算 し、推 定 した 指 数 で す 。
E B V で評 価 され る項 目
泌 乳 形 質 ・ ・ ・( 乳量 、乳 脂 量 、 無 脂 固 形 分 量 、乳 蛋 白質 量 ) 数 値 が 大 き い と⇒ プ ラ ス に 改 良
管 理 形 質 ・ ・ ・( 分娩 難 易 、 気 質 、 搾 乳 性 、 体 細 胞 ) 蜘 動 汰 きいと= 誠睦 少 なし、 気闘副鳳 孵 鼎 し、 ―
体 型 形 質 ・ ・ ・C L 房 や 尻 な ど1 6 形質 と外 貌 、体 積 な ど得 点 6 形 質 ) 1 ∼ 9 段 階 で評 価 、 5 が 中程 度
い
総合指数 (NTP:Nippon Total Profit :ndex)
泌 乳 形 質 と体 型 形 質 の 推 定 育 種 価 ( E B V ) に重 み づ け し、 乳 量 、 乳 成 分 、 長 命 連 産 性 の 改 良 が 最 大 とな る よ う算
出 した 指 数 です 。
理 論 的 に はN T P が高 い ほ ど、 我 国 の 気 候 風 土 に適 した 経 済 性 の 高 いバ ラ ンス 良 い改 良 が 期 待 され る能 力 を持 つ
牛 と言 う こ とが で き ます 。
'
推 定 」ヒ産 能 力 (EPA: Estimated Producing Ability)
先 天 的 な能 力 で あ るE B V に、育 成 の 影 響 等 後 天 的 に備 わ つた 能 力 を加 えた 生 産 能 力 で す 。
後 継 牛 候 補 とな らな い 雌 牛 の 、 生 産 を継 続 す る牛 と淘 汰 す る牛 を選 別 す る指 標 とな りま す 。
―-22-―
13サ イ レー ジの 調 製 方法 に つ い て 教 えて
イ レー ジ調 製 の 基 本 原 則 を教 え て 下 さ い
サ イ レー ジ 調 製 の 目的 は 、原 料 を安 全 に 貯 蔵 す る こ とで す 。 そ の た め基 本 原 則 を 守 り 「早 期 詰
め 込 み 」 「早 期 密 封 」 に よ っ て 良 質 サ イ レー ジ を作 りま し ょ う。
1 細 断 サ イ レー ジの 場 合
・ 原 料 草 の水 は7 0 % 以
分
下 を 目安 に 予 乾
Ql サ
醸楼饒難緑蝙陪條聰餘難難 ・牧草の切断長は1 5 m m 以
下にする
・ 飼 料 用 トウモ ロ コ シ の 切 断 長 を黄 熟 は約 1 0 m m 、
期
完 熟 した 場 合
や 霜 に よ り葉 が 枯 れ 上 が っ た も の は5 m m 程度 にす る
° シ ャ ー プ な カ ッテ イ ン グの た め
、刃 を研 磨 す る
・ 踏 圧 作 業 の 専任 者 をお い て
、 て い ね い に踏 圧 す る
・ 詰 め込 み 作業 は
、長 くス ロー プ をつ け て 、踏 圧 の 厚 み を3 0 c m 以
下 に す る と効 果 が 高 い
。 サ イ ロ の 間 口が い と
狭
、真 ん 中部 分 の踏 圧 が で き な い の で最 低
ー
で も トラ ク タ の 車 輪 幅 の 2 倍 の 間 日は 必 要 ( 図 1 )
・ 詰 め 込 み 後 、 で き る だ け 早 く密 封 す る こ とが 大 で
切 す
図 1踏 圧 は念 入 りに
2ラ ップサイレージの場合
動
Ⅲ・な―
扮鞠軽節‐・ 原 料 草 は 、 水 分 5 0 ∼6 0 % を 目安 に 予 乾
基本療用な 1=││●
‐ ■│ 1 0 ウ ィ ン ドロー の 厚 さ を 均 一 に す る こ とで 、形 が 良 く、 品 質 の 良
基枷
●着■霧│な1封│
い も の に巻 け る
10ベ ール 後 は、出
来 る だ け 早 く ( 1 2 時間 以 内 ) ラ ッ ピ ン グ か 袋 詰
め を行 う
。4 重 巻 き ( 5 o % 重 ね で 2 回 巻 き ) を 基 準 とす る
基本原 則●IF■ ‐
■ル破損に'注意
● ラ ップ 後 に運 搬 す る場 合 は 、 ビ ニ ー ル の 破 損 に 注 意 し 運
、 搬後
に破 損 個 所 が な い か 点 検 し、 見 つ けた らす ぐに補 修 す る
。 ダ ンプ や トレー ラー の 突 起 に 、 古 毛布 や 古 シ ー トを敷 く
・ 貯 蔵 は排 水 が よい 平 坦 な場 所 と し、 ベ ー ル の 堆積 は3 段 以 内 に と
どめ る。 3 段積 み の 場 合 、 下 2 段 は縦 積 み す る
・ 防 鳥 と直射 日光 対 策 と して ビニ ー ル シ ー ト ( 有色 ) で 覆 う
ンカ ー サ イ ロ を開 けた いの です が 密 封後 何 曰 くらい で 開 封 して 良 いで しょ うか ?
サ イ レー ジ は表 1 のよ うな段 階 を経 て 給 与 の 開始 が で き る安 定 期 を迎 え ます 。 条 件 が よけれ ば
1 5 日∼ 2 5 日で 安 定期 に入 ります 。
Q2バ
表 1 良 質 サ イ レー ジ の 生 成 過 程
段階
環 境 条件
変化 の主役
1
好気 的
植 物細胞
2
好気的
好気 性 細 菌
3
嫌気 的
乳酸菌
4
物 質 変化
炭 水 化 物 を消 費 して 炭 酸 ガ ス 、 水 、熱 を発 生
蛋 白質 や 糖 を分 解 し、 ア ミノ酸 ・酢 酸 ・孝L 酸等 を生成
期 間
約 3日間
乳 酸 発 酵 が進 む
平L 酸 菌
乳 酸 の 量 が 1.0∼1.5%に 増カロ、pH4.2以 下 に な っ て安 定
ー
不 良サ イ レ ジの 生 成 過 程
嫌気 的
2∼3週間
サ イ レ ー ジ の 取 り出 し面 は 、 二 次 発 酵 を避 け る た め 滑 らか に 垂 直 に 維 持 しま し ょ う。
―-23-―
イ レー ジ 添 加 物 の 種 類 と使 用 方 法 を教 え て 下 さ い
Q3サ
添加 物 の 利 用 に 際 して は使 用 目的 に 合 う添 加 物 を選 択 し、原 料 草 に 合 っ た 添 加 量 を守 る ( 表2 ) 。
表2 添 加 物 の種 類 ・
加物の
ギ加
原 料 の pHを 4p.に低 下 し、不 良発酵
原 料 の 0.3∼0.5%
(酪酸発 酵)を 抑圧 し蛋 白質 の分解 を防 ぐ。
酸
低糖 含量の原料に添 加 し、乳酸菌 を活発 化
させ乳酸 発1 酵│ を
促1 淮させ る。糖含量 は草種
刈 り取 り時期 、栽培法 な どに よって変化す
糖 密 │
( 糖分 添加 法 )
し、平
L酸発酵を促進させる。
乳酸菌
(平
L 酸菌 添 加 法 )
原料 の 1∼ 3%
( 倍 量 の 温 湯 に とい て使 用 す
原 料 の O.05∼
1%
乳酸菌は原料 の糖分 を栄養源 に乳酸を生成
してサイ レー ジの , H を 下げる。糖含量が
少ない原料は乳酸菌 が多 くても、良質サイ
レ‐ ジ ル な お な い
∼ 0.5%
(高 野 1980)
草 サ イレー ジの 品 質 の 見 分 け方 を教 えて下 さい
サ イ レー ジの 品質 は表 3 に示 した 化 学 分 析 や 色 沢 や
Q4牧
香 りや 触感 等 で 判 断 します 。 表 4 に サ イ レー
ジの 品質 の 見 分 け方 を示 しま した 。 化 学 分 析 は飼 料 分析 時 にオ プ シ ョン で 申 し込 む必 要 が あ りま
す。
表 3 良 質 サ イ レー ジ の 化 学 分 析 に よ る 評 価 基 準
乳 ■酸
0軍
酢 酸
NH3-―
酪 酸
T一
4 , 2 以下
1.5 ^ウ 2.50/0
0.5ハYO.80/0
0 . 1 % 以下
N*
N
8%以 下
は 全 窒 素 中 に 占め るア ンモ ニ ア態 窒 素 の 割 合
表 4 サ イ レー ジの 簡 易 な 品 質 の 見 分 け方
注) * 印
等 級
区
分
安全
サ イ レー ジ を
注 土
思
不 向
* 危 険
明黄緑 色
快 い軽 い 甘
牛 舎 に 入 り牛 が 採 食
手 を洗 い た い とは 思 わ
酸
す るまで分 か らな い
ない
黄緑色褐
甘 酸 臭 に軽
牛舎 に入 る とわ か る
水 で 洗 う と臭 い は とれ
色帯び る
い刺激臭
褐色
強 い刺 激 臭
黒褐 色
アンモニア臭
注 )*牛
給 与 して い る と
pH
手 で触 れ る と
ら
3.9∼
0.1∼ 0.2
お湯 で洗 う必 要 が あ る
4.2∼
0.3 ^ψ O.4
4.5
牛舎 100m前 か ら臭 う
お 湯 と石 け ん で洗 つ て
や つ と臭 いが とれ る
腐敗 臭
明黄緑色
黄緑色褐色帯び る
4.6
以上
舎 作 業 を して 家 に帰 る と子 供 達 に 臭 い といわ れ た ら、要 注 意
色 沢 の色 調表
0
4.2
る
牛舎前 2 0 - 3 0 m か
3.6∼
(%)
3.8
臭う
C
D
酪酸含量
香 り
A
B
サイ レー ジ を
色沢
0.5
以上
(高野 一 部 改 変 )
褐
色
黒 褐 色
写遷鑽爾
NH3-N/T―
N:サ イレージの乳酸発酵が上手くいかないと、原料草のタンパク質が分解 してアンモニアが生成され
る こ とか ら 、 サ イ レー ジ の 品 質 判 定 に 指 標 と して 使 わ れ る 。
―-24-―
14良 い 草 地 を永 く維 持 す る方法 は あ りま す か ?
Ql 良
い牧 草 地 と は どん な草 地 を言 うの で す
か?
牛 が 健 康 で 高 い 生 産 性 を 安 定 的 に維 持 す る た
め に は 、 良質 の 粗 飼 料 が 重 要 で す。
良 い 草地 とは 次 の 通 りで す。
①嗜好性 が高 い
② 高 い 栄養 価 と豊 富 な ミネ ラル
③ 乾物 生産 量 が 多 く安 定 的 で あ る
図 1 の よ うに イ ネ 科 牧 草 とマ メ 科 牧 草 が 高 い 密
度 で生 育 して い る状 態 が 良 い 草 地 と言 え ます 。
悪 い 草 地 は 、 牧 草 が 消 えイ ネ科 雑 草 や 広 葉 雑
草 ・裸 地 な どが 目 立 つ 草 地 で す : 肥 料 を 散 布 し
て も期 待 した 栄 養 収 量 が 得 られ な くな ります 。
「牛 が 草 を 食 わ な い 」 時 は 草 地 を 疑 う こ と も
必 要 です 。
図 1良 い 草 地 と悪 い草 地
Q2草
地 を維 持 させ るポ イ ン トは 何 です か ?
1 施 肥 と刈 取 り
( 1 ) 植 生 ( マメ科 率 ) に あわせ た施 肥 を しま し ょ う
マ メ 科 牧 草 の 根 に は 根 粒 菌 が つ い て い 表 1 チモシー採草地 の施肥標準
て適 正 な マ メ科 混 播 草 地 で は根粒 菌 が 空 気
中の窒 素 を 1 0 k 蒼
/ 1 0 a 程度 固 定 しま す 。 しか
し、根 粒 菌 は 窒 素 成 分 が 多 くあ る と衰 え て
い き マ メ科 牧 草 も消 失 して しま い ます 。
牧 草 の 施 肥 標 準 は表 1 の とお りで あ り、
マ メ 科 率 で 大 き く肥 料 成 分 が 変 化 す る た
め 、植 生 に あ っ た 肥 料 銘 柄 が 必 要 に な りま す 。
( 北海 道 施 肥 ガ イ ド2 0 0 2 よ り作 成 )
( 2 ) 刈 取 り高 さ
チ モ シ ー や オ ー チ ャ ー ドの 刈 取 り高 さは 、 地 際 か ら1 0 c m 程度 で刈 取 る の が 再 生 と収 量 か ら
見 て有利 です 。
(3)刈
取 り時 期
表 2牧 草 刈 取 り時 期
牧 草 の 刈 取 り時 期 と 間 隔 は
永 続 性 に 影 響 が あ りま す 。 ま
た 飼 料 と して の 価 値 を 考 え る
と刈 取 り時 期 は 表 2 の よ う に
推 奨 され ま す 。
( 4 ) 茎 数 を増 や す 施 肥
牧 草 の 茎 数 を増 や す こ とに
番
草
1
2・ 3
草
種
イネ科 牧草
チ モシー
刈取 り時期
出穂 始 ∼ 出穂 期
刈 取 り後 50∼ 60日
オTチ ャー ド メ1取 り後 40-45日
よ り、収 量 や 永 続 性 に 期 待 が 高 ま ります 。
① チ モ シ ー は 、 萌 芽 期 ( 早春 ) の 時 期 と刈 取 り後 早 めの施 肥 が茎 数 を増 や す
② オ ー チ ャ ー ドは 、 8 月 下旬 の 施 肥 に よ り分 げ つ 数 が 増 え る
―-25-―
(5)最
終 刈 取 り、 刈 取 り危 険 帯
ー
モ
シ
チ
、 オ ー チ ャ ー ド( ア ル フ ァル フ ァ、 ア カ ク ロ ー バ な ど の 寒 地 型
牧 草 は 、 短 日条 件 に
な る と生 長 を停 止 して 養 分 を貯 蔵 して 越 冬 の 準 備 に 入 りま す 。 最 終 刈 取 り危 険 帯 は 草 種 に よ
つ て 注 意 が 必 要 で す 。 ア ル フ ァル フ ァは 、 最 終 刈 取 りを9 月 中旬 ま で と し刈 取 り高 1 5 c m 以
を
上
に しま しょ う。 ォ ー チ ャ ー ドは 1 0 月上 旬 ∼ 中 旬 は 刈 取 り危 険 帯 に な りま す 。
2 炭 カル の 追 肥 は重 要 です
土壌 が酸性化す る と、①有毒物 質
に よる根 の障害② りん酸 の肥効 の低
下③石灰や苦土 等 の塩基欠 乏④ 土壌
微生 物 の働 きの低 下等 の障害がお き
ます。 また 、作物 が生 育 しやす い酸
度範囲があるので 、牧 草 の永続性 を
高 めるため酸度矯正 の炭 カル を施用
表 3 維 持 草 地 の 炭 カル 追 肥
∼ 5.5
pH(H20)
炭カル
追肥量
5.5∼
6. 0
0 ∼ 5 c m 土 層のp H を6 . 0 に 40kg/10a/1F
改良するのに必要な量
( 2 ∼3 年分を一 括施用も可)
しま しょ う。
Q3現
場 か ら施 肥 に お け る 問 題 点 は あ りま せ ん か ?
表 4 、 表 5 は 別 海 町 8 戸 9 3 ほ 場 の 施 肥 の 状 表 4 調 査農場の施肥量
況 と上 壌 分 析 値 で す 。
施 肥 の 問題 点 と して は 、 8 戸 と も 一 時 期
に散 布 す る肥 料 銘 柄 は 1 種 類 だ け で あ り草
地 の 植 生 に 対 す る配 慮 は ほ とん どみ られ
化学肥料
Oa)
N
P
K
6.9
13.9
9.7
自給肥料
3.5
0.1
0.3
合計
10.3
14.0
9.9
ませ ん 。
備考
チモシー 植 生 3
施肥標準
N:P:K=10:8:18
(H16別海 町 )
リ ン 酸 重 視 型 の 施 肥 に よ り上 壌 中 の リ
ン酸 蓄積 が 多 くな っ て い ます 。
調査 農場 の土壌分 析値
また 、9割以 上 の ほ場 で石 灰 が不 足 し
て い ま した 。
交換 性
カリウム*
牧 草 地 の 永 続 性 を 高 め る た め炭 カ ル の
追肥 を行 い ま し ょ う。
減肥可能
( H 1 6 別海 町 )
地管
理台
帳
≫草
∈
菫
マ メ 科 率 の 高 い 草 地 と低 い 草地 の 窒素施 肥 量 に メ リハ リをつ けて い ます か 。 糞尿 散 布 も植
生 を考 えて 行 つ て い ます か 。 草 地 の植 生 を 一 度 悪 く して しま うと回復 が 困難 な こ とは 経 験 さ
れ て い る と思 い ます 。 草 地 を管理 す るた め に 、記 録 を つ け ま し ょ う。 シ ス テ ム 手 帳 や パ ソ コ
ン を使 い ほ 場 ご との デ ー タ を残 し管理 を見 直 しま し ょ う。
草 地管 理 台帳 に記 帳 す る項 目 ( 例)
① ほ 場 番 号 ② 面積 ③ 造成 時記 録 ( a 造成 年 b は 種 草 種 c 土 壌 改 良 資材 と量 )
④ 本 年 の 記録 ( I 植 生 タイ プ Ⅱ 収 量 { 番草 ご と } Ⅲ 化 学肥 料 { 銘柄 、施 用 月 日
。施 用 量 } _ Ⅳ 自給 料 { 種類 、施 用 月 日
、施 用 量 } )
月
日
斃1麟議鵞
マメ科率 :混 播草地に全体における、ァカクローバやシロクロTバ 、ア ル フ ァル フ ァ 等 の マ メ 科 牧 草 を あわ せ
た冠 部 被 度 ( 見た 日の 割 合 ) を 言 い ま す 。
-26-―
15草 地 更 新 を行 い た いの で す が 日…
Ql な
ぜ草地更新 が必要 なの ?
当 地 で の 牧 草 更 新 率 は 6 % 程 度 に と どま っ て お り、 経 年 化 に よ る不 良 草 地 の 増 加 が 土 地 生 産 性 を
低 下 させ て い ま す 。 造 成 初 期 に 良好 で あ っ た 草 地 も、 年 が 経 つ と生 産 量 が 落 ち て き ま す ( 図 1 ) 。
二ヽ一劇 野 叫 胡
12345678910111213141516
経過年数
道 農 政 部 「牧 草 生 産 利 用 実 態 調 査 」
図 1 経 年 変 化 に よ る収 量 推 移 例
種 ・品種 の選 び方 は ?
牧 草 の 種 子 選 定 に あ た っ て は 、① 採 草 ・放 牧 等 の 利 用 目的 ② 収 穫 体 系 と刈 取 り期 間③ 周 辺 の 草
地 と管 理 ( 刈取 り 。利 用 ) が 同 じよ うな品種 ④ ほ 場 の 地理 的 条件 を加 味 して 行 い ま し ょ う。
Q2草
< 採 草 地 播 種 設 計 の 考 え方 >
チ モ シ ー 主 体 混 播 草 地 ° チ モ シ ー は刈 り取 り時 期 に 合 つ た 早 晩性 の 品種 を選 ぶ ( 図2 )
● チ モ シ ー の 極 早 生 ・早 生 種 とア カ ク ロー バ を混
播す る
始 曰
穂
出月
6/16
24
ク ンプ ウ
種
ロ
”
早晩生 極 早生
30
ノオホ
サ │ク
ツロセ
プライ
早
ァ
ッ
ケ
シ
7/10
中葉
播す
草 種 の 特性
キ
リ
タ
ッ
プ
ホ
ク
シ
三≡≡ヨ
晩 生
ホ
ク
エ
ィ
生 EI亜
⑫ 動多
● チ モ シ こ の 極 早 生 ・早 生種 と シ ロ ク ロー バ の 大葉 型 を混
播す る
。 チ モ シ ァ の 中 生 種 と シ ロ ク ロー バ の
と混
る
ウ
図 2チ モ シー 品種 の 熟 期 別 配 列
ク ロー バ
年 生 の マ メ科 牧 草。 別 名 ア カ ツ メ ク
サ 。 耐 寒 性 が強 く栄養 価 が 高 い 。
メ ドウ フ ェス ク
多年 草 の イ ネ科 牧 草 。 混 播 特性 が 良 い 。
耐 寒性 は強 く暑 い 夏 に は弱 い 。
< 兼 用 地 播 種 設 計 の 考 え方 >
チ モ シー 主 体 混播 草 地 e 放
牧利 用 は一番 刈 取 後 に開 始 す るの が基本
0 チ モ シ ー は 中生 種 を選 ぶ
° シ ロ ク ロ ー バ の 中葉 も し くは 小 葉 型 と混 播 す る
° ア カ ク ロ ー バ は 混 播 しな い
・ メ ドウ フ ェ ス ク を混 す る場 合 は は種 量 を調 す る
播
、
節
< 放 牧 地 播 種 設 計 の 考 え方 >
チ モ シ ー 主 体 混 播 草 地 ・ 放 牧 利 用 は 、 「ホ ク シ ュ ウ」 を選 ぶ
・ シ ロ ク ロ ー バ の 小 葉 も し くは 中 葉 型 と混 播 す る
。 メ ドウ フ ェ ス ク を混 播 す る場 合 は 、 は種 量 を調 節 す る
―-27-―
Q3草
地 更新 作 業 の 方 法 は ?
草 地 更新 は 、整 備 改 良事 業 等 の公 共 事 業 や 自力 更新 に よつ て 行 つて き ま した 。 公 共 事 業 が 削減
され て い く中 、 草地 更新 割 合 を維 持 又 は高 め るた め に は 、 自力 更 新 を高 め る必 要 が あ ります 。
作 業 の タイ ミ ン グ 春 は種 は 、雑 草 との 競 合 を避 け るた め 春 先 の で き るだ け早 い 時 期 に
夏 は 種 は 、少 雨 の 時 期 を避 け 、遅 く と も8 月 中旬 ま で に は種 を終 えま す 。
1 岬 ●1 新 │
↓
│1荘
││
│ヽ
↓
==剤10■
│^
草 地 の 造 成 更 新 時 の 施 用 上 限 は 5 ∼ 6 t / 1 0 a を 目安 と し 、 土 壌 凍 結
や 積 雪 時 の 散 布 は避 け ま し ょ う
前 植 生 を反 転 で き る よ うに 作 業 速 度 に 注 意 し、 む らの な い よ うに
作 業 しま す
′
炭 カ ル を 土 壌 診 断 に よ り必 要 量 施 用 しま す
↓
( 一般 的 な 目安 は 炭 カ ル 3 0 0 ∼5 0 0 k g / 1 0 a )
■腱 轟 議1難 │
■
下 層 は 荒 く と も上 層 は 細 粒 とな る よ うに丁 寧 に 行 い ま す
種子 、肥料 を十 分混和 し、 は種 む らが起 きな い よ う丁寧 に
( 土改材 として 、 リン酸肥料 2 0 ∼3 0 k g / 1 0 a 程
度追加 )
牧草種子 と土壌 との密着度 を高 め、良好 な発芽 を促 します
春は種 では 、雑 草 の 草勢 を抑 えるために掃除刈 りを行 い ます
│││111,ヽ
1言
111ヽ
111t,1,I`1111111
Q4草
│
く要》 簡
り
合 計 す る と、 ヘ ク タ ー ル 当 た
2
2
種子
・
・ ・
0
・ 0
肥料
4
ダブリン │
ヒ成122
高度イ
3 の
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一
一
一
一
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¨
師
・
・
地更新の経費はどれ くらいかかるの ?
= 撃 的 な施工r l J で
試 算す る と 1 髯 当た りのおおまかな経費 は、次の とお りです。
Ihtil
釉そ
馨
必 要 と な りま す 。
易更新 とは どうい う方法か
プ ラ ウを用 い 反 転 ・耕 起 す る完 全 更新 に対 して 、
ー
ロ タ リー や デ ス ク ハ ロー を用 い 表 層 撹 拌 だ け で は種 した
り、専 用 の は種 機 で 草 地 に溝 を切 り、 マ メ科 や イ ネ 科 牧 草
を追 播 す る方 法 で す 。 天候 、既 存 の 牧 草や 雑 草や 土壌 の 乾
湿 状 況 等 で発 芽 後 の 生 育 が影 響 を受 けや す く、 ほ場 の 選 定
や 実 施 時 期 ・機 械 の 調 節 に 注意 が必 要 です 。
成 功 す るた め の 条件 は ?
・プ ラ ウを使 わ な い ロー タ リー や デ ス クハ ロー 利 用 の 更 新 は 、
通 常 更 新 時 と同量 の 種 子 量 で 土 改材 、施 肥 、掃 除 刈 りが必 要
・簡 易 更新 の時 期 は 、 6 月下 旬 ∼ 8 月 中旬 迄 の 施 工 と します
―-28-―
簡 易草 地 更 新 機
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