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Ge を蒸着した Si(110)-16×2 表面での特異な表面再構成構造
成蹊大学理工学研究報告 J. Fac. Sci.Tech., Seikei Univ. Vol.51 No.2 (2014)pp.13-18 成 蹊 大 学 理 工 学 研 究 報 告 Vol.51 No.2(2014.12) Ge を蒸着した Si(110)-16×2 表面での特異な表面再構成構造 横山 有太* Unique surface structure formations on a Ge-covered Si(110)-16 × 2 surface Yuta YOKOYAMA*1 ABSTRACT:Si–Ge structures forming new shapes on a Si(110)-16 × 2 reconstructed surface were investigated via scanning tunneling microscopy. Pyramidal-shaped Si–Ge nanoislands lying along the <1 1 1> directions were formed on the striped structure at high Ge coverage surface. However, when a single monolayer of Ge was deposited on the Si(110)-16 × 2 surface, single-domain of 16 × 2 striped structure disappeared, and a new double-domain striped structure was formed over the surface along directions that differed from original directions. This structure represents a new Si–Ge striped structure that forms by the mixing of Ge and Si due to high temperature annealing. These results indicate that the surface structure changes specifically with a trace of Ge. Keywords:Surface nano structure, Surface reconstruction, Scanning tunneling microscopy, Germanium silicon alloys (Received September 19, 2014) 1.はじめに トップダウンによる方法では,これ以上の微細加工は困 難である。一方,原子・分子を組み立てて部品を作製す Si-Ge半導体デバイスは,純粋なSiやGeを用いたデバイ るボトムアップによる手法を用いれば,より微細な,究 スに比べて高速動作,低消費電力といった優れた特性を 極的には単原子・分子デバイスを作製することも可能で 持つ。そのためSi-Geは半導体において最も重要な系のひ ある。 とつであり,これまでに多くの研究やデバイス開発が行 しかし,現在一般的に使用されているSi-Ge薄膜の厚さ 1-3)。特に,Si-Ge薄膜は,歪Si薄膜を作製する は数 10~数 100 nmであり,構造を原子レベルで制御し ための下地として用いられる。Si-GeはSiに比べて僅かに ようとする試みはほとんど行われていない。今後より高 大きな格子定数を持つため,この格子定数の不整合によ 性能なSi-Geデバイスを作製するためには,より薄く,結 り,Si-Ge上のSi薄膜には引っ張り応力が印加される。歪 晶性の良いSi-Ge薄膜をボトムアップ的に作製すること Si薄膜は歪のないSi薄膜に比べて大きなキャリア移動度 が重要である。 われてきた を示すことから,この薄膜を用いたデバイス開発も盛ん に行われている 本研究では,原子レベルで構造を制御した薄膜を作製す 4-9)。 べく,Si(110)基板へのGe真空蒸着による薄膜作製を試み 半導体デバイスの高性能化は,素子の微細化に比例し た。Si(110)表面は,他のSi低指数表面に比べて大きなホー て発展してきた。近年のSi半導体では,数~数 10 nmサイ ル移動度を示すことから,現在の主流であるSi(100)表面に ズの加工が可能となってきており,微細化によるデバイ 変わる次世代半導体表面として期待されている 10-12)。 スの低消費電力化,高性能化が一層進展している。しか さらに,Si(110)表面は“16×2”構造と呼ばれる特徴的な し,現在のようにバルクの結晶を削って部品を作製する 再構成構造を有することが知られている 13-15)。この構造 は,幅 2 nmほどの単原子高さ(約 0.2 nm)のストライプ * 状の構造が,約 5 nmの間隔で凹凸を繰り返す。このユニ : 物質生命理工学科 ークな 1 次元構造は,ナノワイヤーのような低次元ナノ 助教 ([email protected]) ─13─ 成 蹊 大 学 理 工 学 研 究 報 告 Vol.51 No.2(2014.12) 構造を作製するためのテンプレートとして利用できると 0.02 Ω cmのものを 1×7×0.3 mm3 のサイズにカットし 考えられる。 たものを使用した。このとき,<1 1 2>方向が基板の長辺 しかし,16×2 構造は互いに等価な 2 つの方向に沿っ を向くようにカットした。超高真空へ導入する前に,ア て形成される(ダブルドメイン)ほか,ストライプ構造 セトン・エタノール・超純水による超音波洗浄を行い, になりきれなかった不規則構造が混在するため,本研究 表面不純物の除去を行った。超高真空中でSi(110)基板の ではまずストライプ構造を 1 方向へそろえる単一ドメイ <1 1 2>方向に沿って通電加熱することで,単一ドメイン ン化を行った 16,17)。単一ドメイン化は,16×2 の 16×2 構造を作製した。 構造が形 成される方向(例えば�1�12��方向)に沿ってdcを通電する Ge蒸着は,蒸着源として純度 99.999 %のGe片をグラフ ことで行う。電流を流すことで,電流および電界の影響 ァイトるつぼへ詰め,るつぼを電子衝突加熱することで により表面のSi原子が通電方向に沿って動きやすくなる。 行った。Ge蒸着時のSi表面温度は室温とした。Geの蒸着 これを適切な温度・時間で行うことで,通電方向のみに レートは膜厚計を用いて計測し,およそ 1.2 �/minになる 沿った 16×2 構造を作製することができる。 ようにるつぼ温度を調整した。 本研究では,このようにして作製したSi(110)-16×2 単 最後に,基板を様々な温度・時間で加熱することで, 一ドメイン表面へGeを蒸着・加熱することで,新たなSi- 表面のGe原子とSi原子のミキシングを起こし,新しいSi- Geナノ構造の作製を目指した。その結果,Ge蒸着量や表 Ge再構成構造の作製を目指した。 面温度により表面構造がさまざまに変化し,ピラミッド 状のアイランド構造や,Si-Geによる新規ナノストライプ 3.結果・考察 構造が形成されることを見出した。 図 2 に,dc通電加熱により作製したSi(110)- 16×2 単一 2.実験方法 ドメイン構造のSTM像,LEED像および模式図を示す。 STM像より,�1�12��方位に沿ったストライプ構造が測定範 本研究は,図 1 に示すような超高真空装置を用いて行 囲全体にわたって形成されていることが確認できる。こ った。この装置は試料導入チャンバー,トリートメント れらのストライプの間隔はおよそ 5 nm,高さは 0.2 nmで チャンバー,測定チャンバーの 3 つのチャンバーで構成 あり,過去の報告とも一致する 17)。図 2 に挿入したLEED されており,それぞれ独立に真空排気されている。トリ 像には,16×2 単一ドメインに由来するスポットのみが ートメントチャンバーにはGe蒸着のための蒸着源およ 現れている。サンプルの異なる部分のLEED像も同様の び膜厚計,表面形状・元素測定のための低速電子線回折 スポットパターンであったことから,16×2 単一ドメイ /オージェ電子分光(LEED/AES)装置が取り付けられて ンは基板全体にわたって形成されていることが示唆され いる。測定チャンバーには,表面形状・電子状態を測定 る。また,AESにおいても,Si以外の元素によるピークは するための走査トンネル顕微鏡(STM)が取り付けられて バックグランドレベルであり,きわめて清浄なSi(110)- Pa以下であ 16×2 単一ドメイン表面が形成できていることを確認し いる。測定チャンバーの到達真空度は 2×10 -8 る。本研究では,すべてのSTM計測は表面温度室温,ト た。 ンネル電流一定のモードで行った。 次に,この表面へGeを蒸着した。Si表面へGeを蒸着す る場合,3 原子層(3 ML)以上蒸着すると,SK成長により さまざまな形状のGeナノドットが形成されていること が知られている 18-26)。SK成長モードは,基板元素と薄膜 元素の格子定数が僅かに異なる場合に生じる薄膜成長モ ードであり,薄膜成長初期は層状成長していくが,膜厚 が一定の厚さ(臨界膜厚)を超えると,3 次元的な島状 成長へ変化する。これは,格子定数の違いにより生じる 歪を緩和し,エネルギー的に安定化するためである。 Figure 1. Composition of experimental system. 実験はまず,基板となるSi(110)-16×2 単一ドメイン表 面の作製から行った。Si(110)基板はp型で比抵抗が 0.01- ─14─ 成 蹊 大 学 理 工 学 研 究 報 告 Vol.51 No.2(2014.12) 表面は加熱によりSiとGeが混ざり合った,Si-Geによる再 構成構造であると考えられる。このSi-Geによるナノアイ ランド構造は,サイズが比較的揃っていることから,今 後アイランドの密度を高めることができれば,半導体レ ーザーや電子放出源としての応用が期待できる。 一方,Geを臨界膜厚以下である約 1 ML蒸着し,高温 で通電加熱した場合,アイランド構造とは異なる再構成 構造が形成されることが明らかとなった。 まず,図 4 (a)のように,室温の表面へGeを 1 ML蒸着 Figure 2. (a) STM image of a clean Si(110)-16 × 2 single-domain surface (Vs = 1.7 V, It = 0.1 nA, 300×300 nm2) and a LEED image in the inset. A striped structure is formed only along the �1�12�� direction. (b) Magnified STM image (15 × 15 nm2). The unit cell of the 16 × 2 structure is indicated by the parallelogram superimposed on the STM image. (c) Schematic image of 16×2 structure. すると,表面全体がGeのグレイン(粒状の構造)で覆わ れる。ただし,下地のSi(110)表面の<1 1 2>方向に沿った 16×2 構造は維持されている。表面温度室温の場合,Ge を 3 ML以上蒸着した場合でも同様の構造が得られた。こ れは,表面温度が室温程度では,吸着したGe原子の表面 拡散が十分でなく,Ge原子は吸着位置に留まることを示 本研究においても,Geを 3 ML以上蒸着した場合,3 次 唆している。 元ナノアイランド構造が得られた。図 3 に,Geを室温で 6 ML蒸着した後,表面を 973 Kで 4 時間通電加熱した後 のSTM像を示す。このアイランドはピラミッド状の形状 であり,典型的なサイズは一辺の長さが約 20 nm,高さ が 3 nmである。また,これらの底辺はほぼすべてが<1 1 1>方向に沿っており,基板のSi(110)-16×2 構造の方向で ある<1 1 2>方向には沿っていない。これまでに,<1 1 2> 方向に沿ったピラミッド構造は報告されているが 25),<1 1 1>に沿ったものはいまだ知られておらず,これは新し いナノアイランド構造であると考えられる。 Figure 4. STM images reflecting changes in surface morphology by Ge deposition and prolonged annealing. (a) After 1 ML of Ge deposition on Si(110)-16×2 single-domain surface at RT (Vs = −1.5 V, It = 0.1 nA). (b) After 30 min annealing at 873 K (Vs = −0.8 V, It = 0.3 nA). (c) After 30 min annealing at 927 K (Vs = 2.0 V, It = 0.3 nA). (d) After 240 min annealing at 973 K (Vs = −0.8 V, It = 0.3 nA). Figure 3. (a) STM image of the surface structure of a high Ge-covered ( ~ 6 ML) Si(110)-16 × 2 surface after 240 min annealing at 973 K (Vs = 1.7 V, It = 0.2 nA). (b) Magnified image (Vs = 1.7 V, It = 0.3 nA). (c) 3D image of a pyramidalshaped structure. そこで,Geの表面拡散を起こすため,この表面を 873 Kで 30 分加熱した。その時の表面形状を図 4 (b)に示す。 ここで,基板表面の構造を詳しく観察すると,非常に Geで覆われた 16×2 構造はほとんどが壊れ,不規則な構 間隔の狭いストライプ構造が<1 1 1>方向に沿って形成さ 造となっている。清浄なSi(110)-16×2 構造は 873 Kでも れていることが確認できる。清浄なSi(110)表面やGe(110) 安定であることから,この不規則構造はGe原子の表面拡 表面ではこのような構造は形成されないことから,この 散により 16×2 構造が破壊された結果であると考えられ ─15─ 成 蹊 大 学 理 工 学 研 究 報 告 Vol.51 No.2(2014.12) 造で見られるSi原子の 5 員環ペア構造とは異なって見え る。 次に,より高温(923 K)で加熱した場合,図 4 (c)のよう る。図 5 の挿入図は,それぞれのストライプ構造の拡大 に,不規則構造が消失し,ダブルドメインのストライプ 図である。本研究のSTM計測からだけでは詳細な構造の 構造がもう一度現れた。このストライプ構造を詳しく観 決定には至らなかったが,Si-Geによるストライプ構造は, 察すると,異なる方向に沿った 2 組のストライプが混在 清浄なSi(110)表面のストライプ構造とは原子の配列やサ していることが確認できる。1 組は,清浄なSi(110)-16× イズが異なることは明らかである。 2 構造と同じく<1 1 2>方向に沿ったものである。もう 1 このように,Si(110)表面とSi-Ge/Si(110)表面では,非常 組は,<1 1 2>方向から約 7°ずれたもので,<5 5 13>方向 によく似たストライプ状の再構成構造が形成されるが, に沿ったストライプである。 ストライプの方向やサイズは僅かに異なる。これは,Si これらのストライプ構造は,高温で長時間加熱するこ とGeの大きさや物理的性質の違いによるものであると とで,より規則的になることが明らかとなった。図 4 (d) 考えられる。たとえば,SiとGeは格子定数が約 4 %異な に 973 Kで 4 時間加熱した場合のSTM像を示す。驚くべ る。そのため,Si(110)-16×2 構造を形成するSiのうち, きことに<1 1 2>方向に沿ったストライプが全て消失し, いくつかがGeと置き換わった場合,その構造にはストレ <5 5 13>方向に沿ったダブルドメイン構造のみが形成さ スが生じる。そのような状態で安定な構造をとるために, れた。この構造は非常に安定であり,973 Kで 12 時間以 ストライプの方向や構造が僅かに変化したと考えられる。 上加熱しても構造が変化することはなかった。この温度 これまでに,<1 1 3>方向に沿ったSi-Geによるストライ 27) 。彼らの 範囲でのSi(110)表面とGe(110)表面の安定構造はともに プ構造がButzとLüthによって報告されている <1 1 2>方向に沿った 16×2 構造である。そのため,この 実験方法はSi表面へSiとGeを同時に蒸着するという手法 構造は純粋なSi(110)やGe(110)表面の構造ではなく,Siと であり,本研究とはGe蒸着量や蒸着条件が異なる。しか Geがミキシングを起こしたSi-Geによる再構成構造であ し,Geのミキシングが 10 %以下の場合,ストライプ構造 ると考えられる。 の間隔がおよそ 4 nmになると報告している。この報告に よれば,本研究で作製したSi-Ge構造のGe量は 10 %以下 ここで,このSi-Geによるストライプ構造と,清浄な Si(110)-16×2 ストライプ構造を比較する。図 5 に,それ であると考えられる。 ぞれのSTM像およびA-A’部分の断面形状を示す。まず, 実際に,本研究で行ったAES計測においても,Geのピ それぞれのストライプ間隔を計測すると,清浄 16×2 構 ーク強度はほぼバックグランドレベルであり,Siのピー 造ではおよそ 5 nmであるのに対し,Si-Geストライプ構 ク強度の 2 %以下であった。この結果は,非常に僅かな 造ではおよそ 4 nmとわずかに狭くなっている。 Geが混合しただけで,表面構造が大きく変化することを 示唆している。これはまた,Geのミキシング量を詳細に コントロールすることができれば,ストライプの方向が 制御できる可能性を示唆する。任意の方向に沿ったスト ライプ構造が形成できれば,ナノワイヤーなどの低次元 構造のテンプレートとしての利用価値がより高まるとい える。今後SiとGeのミキシング過程を解明することで, この表面を用いた新しいSi-Ge半導体デバイスの開発が 期待される。 4.おわりに Figure 5. STM images showing a comparison of (a) a clean Si(110)-16×2 surface and (b) Si–Ge striped structure. 本研究では,蒸着量や表面温度などの条件を変えなが らSi(110)-16×2 表面へGeを真空蒸着することで,特異な 再構成構造を持つSi-Ge表面の作製に成功した。 また,清浄 16×2 構造ではストライプ構造の凸の部分 Geを 3~6 原子層程度蒸着した場合,SK成長により, (upper terrace)と凹の部分(lower terrace)では同じ幅・構造 <1 1 1>方向に沿ったピラミッド状のSi-Geナノアイラン であるのに対し,Si-Geストライプではupper terraceの幅が ド構造が形成された。一方,およそ 1 原子層程度のGeを 広くなっている。また,upper terraceの構造も,16×2 構 蒸着し,973 Kで長時間加熱することで,基板である ─16─ Vol.51 No.2(2014.12) 成 蹊 大 学 理 工 学 研 究 報 告 Si(110)-16×2 構造の方向とは異なる方向に沿ったスト 12) M. Saitoh, N. Yasutake, Y. Nakabayashi, K. Uchida, T. ライプ状の 1 次元構造を作製することに成功した。この Numata, IEEE Trans. Electron Devices 57 (2010) 2493- 構造は表面のSi原子とGe原子が混ざり合い,新たに再構 2498. 13) Y. Yamamoto, S. Ino, T. Ichikawa, Jpn. J. Appl. Phys. 25 成した構造であると考えられる。また,SiとGeの混合の (1986) L331-L334. 割合により,ストライプの方向や間隔が変化することが 14) W. E. Packard, j. D. Dow, J. Appl. Phys. 81 (1997) 994- 示唆された。 996. ストライプ構造のような 1 次元構造は,ナノワイヤー 15) T. An, M. Yoshimura, I. Ono, K. Ueda, Phys. Rev. B 61 などを作製するためのテンプレート表面としての応用が (2000) 3006-3011. 可能であり,今後この表面を用いた新しいSi-Ge半導体デ 16) Y. Yamada, A. Girard, H. Asaoka, H. Yamamoto, S.-ichi バイスの開発が期待される。 Shamoto, Phys. Rev. B 76 (2007) 153309. 17) Y. Yokoyama, H. Asaoka, A. Sinsarp, M. Sasaki, e-J. Surf. 謝辞 Sci. Nanotech. 10 (2012) 509-512. 18) E. Bauer, Appl. Surf. Sci. 11-12 (1982) 479-494. 本研究は,独立行政法人日本原子力研究開発機構,量 19) H. Sunamura, N. Usami, Y. Shiraki, S. Fukatsu, Appl. 子ビーム応用研究部門,ナノ構造制御研究グループの朝 岡秀人博士および魚住雄輝氏の協力の下に行われました。 Phys. Lett. 66 (1995) 3024-3026. 20) G. Medeiros-Ribeiro, Science 279 (1998) 353-355. この場を借りて厚く御礼申し上げます。 21) F. M. Ross, Science 286 (1999) 1931-1934. 22) M. Kästner, B. Voigtländer, Phys. Rev. Lett. 82 (1999) 参考文献 2745-2748. 1) F. Schäffler, Semicond. Sci. technol. 12 (1997) 1515-1549. 23) J. T. Robinson, J. A. Liddle, A. Minor, V. Radmilovic, D. 2) T. E. Whall, E. H. C. Parker, J. Phys. D: Appl. Phys. 31 O. Yi, P. A. Greaney, K. N. Long, D. C. Chrzan, O. D. (1998) 1397-1416. Dubon, Nano Lett. 5 (2005) 2070-2073. 3) 4) K. K. Bhuwalka, J. Schulze, I. Eisele, Jpn. J. Appl. Phys. 24) J. T. Robinson, D. A. Walko, D. A. Arms, D. S. Tinberg, P. 43 (2004) 4073-4078. G. Evans, Y. Cao, J. A. Liddle, A. Rastelli, O. G. Schmidt, J. Welser, J. L. Hoyt, J. F. Gibbons, IEEE Electron Device O. D. Dubon, Phys. Rev. Lett. 98 (2007) 106102. Lett. 15 (1994) 100-102. 5) 25) S. M. V. Fischetti, S. E. Laux, J. Appl. Phys. 80 (1996) 2234H. Klauk, T. N. Jackson, S. F. Nelson, J. O. Chu, Appl. 27) R. Butz, H. Lüth, Surf. Sci. 365 (1996) 807-816. T. Mizuno, S. Takagi, N. Sugiyama, H. Satake, A. Kurobe, 232. M. T. Currie, C. W. Leitz, T. A. Langdo, G. Taraschi, E. A. Fitzgerald, D. A. Antoniadis, J. Vac. Sci. Technol. B 19 (2001) 2268-2279. 9) K. Phys. 107 (2010) 56103. A. Toriumi, IEEE Electron Device Lett. 21 (2000) 2308) Yoshimura, Ueda, 26) C.-H. Lee, C. W. Liu, H.-T. Chang, S. W. Lee, J. Appl. Phys. Lett. 68 (1996) 1975-1977. 7) M. Nanotechnology 20 (2009) 475401. 2252. 6) Gangopadhyay, T. Mizuno, N. Sugiyama, T. Tezuka, S.-ichi Takagi, Appl. Phys. Lett. 80 (2002) 601-603. 10) T. Satô, Y. Takeishi, H. Hara, Y. Okamoto, Phys. Rev. B 4 (1971) 1950-1960. 11) W. Cheng, A. Teramoto, M. Hirayama, S. Sugawa, T. Ohmi, Jpn. J. Appl. Phys. 45 (2006) 3110-3116. ─17─