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雫 石 町 農 業 委 員 会 総 会 会 議 録

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雫 石 町 農 業 委 員 会 総 会 会 議 録
平成 26 年
第
3
回
雫 石 町農 業 委員 会総会
会
議
録
平成 26 年 3 月 24 日 開催
雫 石 町 農 業 委 員 会
0
平成
26
年
第
3
回
雫石町農業委員会総会会議録
平成26年3月24日
第3回雫石町農業委員会総会を雫石町役場大会議室に招集する。
1、出席した委員は次のとおりである。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
番
番
番
番
番
番
番
番
番
番
菅
原
米
澤
岩
持
佐〄木
岡
森
細
川
下黒沢
谷
地
藤
本
上和野
久
耕
長
悦
壽
昭
秀
子
喜不一
良
子
勇
博
司
伸
忠
一
11
12
13
14
16
17
18
19
20
番
番
番
番
番
番
番
番
番
櫻
田
堺
徳
田
木
村
柿
木
中屋敷
小赤澤
谷
地
藤
原
伸
夫
悦
美
茂
昭
子
男
也
哲
勇
正
紀
悦
富
義
2、欠席した委員は次のとおりである。
15 番
長
澤
勉
3、職務のため出席した職員
事務局長
高 橋 幸
主
査
諏 訪
主
査
高 村 克
主
任
米 澤
一
誠
之
学
1
本会の案件は次のとおりである。
議案第 1 号
農地法第3条第1項の規定による許可申請に対する可否決定について
議案第 2 号
農用地利用集積計画に対する意見決定について
議案第 3 号
平成 25 年度雫石町農業委員会活動計画の点検・評価について
議案第 4 号
平成 26 年度雫石町農業委員会事業計画について
議案第 5 号
平成 26 年度農作業標準賃金額の設定について
議案第 6 号
平成 26 年度下限面積(別段の面積)の設定について
会長が議長席につき、本日の会議には19名の委員が出席しており、定足数に達してお
り会議は成立することを宣し、平成26年第3回農業委員会総会の開会を宣言した。
とき
議長
午後
2時00分
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配布したとおりでありま
すので、朗読を省略いたします。
議長
諸般の報告を行います。事務局から説明をお願いします。
高橋局長
(資料に基づき説明)
議長
今事務局から説明がありました。
今回の現地確認委員につきましては、6番
細川
良子
委員、
8番 谷地 博司 委員、11番 櫻田 伸 委員、14番 木村 正美 委
員、16番 柿木 茂 委員が行っております。
議長
8
農地の現状変更に関する届出書提出に係る現地調査報告につい
て、番号1から番号4について、8番 谷地 博司 委員にお願い
します。
谷地委員
8番、谷地です。
私から現状変更に関する届け出についての現地確認結果につい
て報告します。
場所については資料6ページの地図をご覧いただければと思い
2
ます。
番号 1 は、届出者の自宅付近にある水田で、以前から水路の水が
溢れて流れ込み易く、湿田となっていたため盛土して転作田として
利用しようとするものです。
番号2と3ですが、この水田2筆は隣接しておりまして、道路か
らかなり低い土地でありました。どちらも盛土して作業性を良く
し、転作田として利用しようとするものであります。
続いて、番号4ですが、既存の農業用施設の増築でありまして、
現在、堆肥舎と冷蔵庫が設置されておりました。今回、冷蔵庫の増
設に伴い堆肥舎の西側に増築しようとするものであります。
これら4件の届出について、農地の現状変更に関する指導要綱に
基づき協議を行ない、同意することが適当であると判断いたしまし
た。
以上で報告を終わります。
議長
ごくろうさまでした。確認委員の報告が終わりました。
これに質問などございますか。
委員
「なし」の声
議長
その他諸般の報告全般について、質問などございますか。
委員
「なし」の声
議長
なければ、これで諸般の報告を終わります。
議長
これより本日の議事日程にはいります。
日程第1、会議録署名人及び書記の指名についてお諮りいたしま
す。本案件につきましては、雫石町農業委員会規則第13条の規定
により、当職から指名することにご異議ございませんか。
委員
議長
議長
「異議なし」の声
異議なしと認め、会議録署名人には、9番 藤本 伸 委員。
10番、上和野 忠一 委員。
書記には、事務局の諏訪主査及び高村主査を指名します。
日程第2、会期の決定を議題といたします。お諮りいたします。
この総会の会期は、本日1日としたいと思います。
3
これに異議ございませんか。
委員
「異議なし」の声
議長
異議なしと認め、会期は本日1日とすることに決定いたしまし
た。
議長
日程第3、議案第1号、農地法第3条第1項の規定による許可申
請に対する可否決定についてを議題といたします。
事務局の説明を求めます。
高村主査
ただいま上程されました議案について説明いたします。
2ページをお開き願います。
議案第1号、農地法第3条第1項の規定による許可申請に対する
可否決定について
農地法第3条第1項の規定による許可申請について、可否の決定
を求めるものであります。
平成26年3月24日提出 雫石町農業委員会会長 菅原 久耕
次のページをご覧願います。
許可申請事項について説明いたします。
番号1 ○○が所有する○○番、畑1筆、面積○○㎡を、子であ
る○○に使用貸借しようとするものであります。
以上説明いたしました案件に係る調査書を4ページに添えてお
ります。
以上で説明とさせていただきます。
議長
事務局の説明が終わりました。
本案件の現地確認委員の報告については、現地確認全般につい
て、11番 櫻田 伸 委員に。番号1について、16番
委員にお願いします。
11番 櫻田委員
柿木
茂
はじめに現地調査全般についてご報告申し上げます。
3月17日、第4班農業委員と事務局が現地調査を行い周辺の農
地の利用状況を確認いたしました。
すべての案件につきまして譲受人の経営農地は全て耕作されて
おり、保有している機械の能力及び農作業に従事する家族の状況等
からみて、耕作の事業に供すべき農地の全てを効率的に利用できる
ものと見込まれます。
4
また、地域に及ぼす影響については、譲受後においても、譲受前
と同様の栽培を行う計画であることから、周辺の農地の農業上の効
率的かつ総合的な利用の確保に支障は生じないものと考えられま
す。
以上が調査全般についての報告であります。
16番 柿木委員
16番 柿木です。
農地法第3条第1項の規定による許可申請の1番を説明させて
いただきます。位置に関しましては、18ページをご覧いただきた
いと思います。3条:○○・○○という場所になります。場所に関
しましては、○○の交差点を北上していただきまして、○○km位
北上した所に○○入口という看板があります。そこを西方面に左折
していただきまして、700mから800m西側に行ったところに
ございます。
場所は町道と水路に挟まれた三角形の農地になっております。道
路よりも低くて、面積的には尐ない所ですが、私も夏場は毎日通る
所で一生懸命作業しており、農地としてしっかり管理されている所
でございます。
また、新規ではございますが、○○さん、○○さんは親子関係で、
17筆のうちこの1筆だけがなぜか残っていたということで、今回
申請するようでございます。何ら問題ないと思いますが、皆さんの
ご審議よろしくお願い致します。
以上報告終わります。
議長
現地確認委員の報告が終わりました。只今から質疑に入ります。
質疑ございませんか。
委員
「なし」の声
議長
なければこれで質疑を終結します。
これより採決に入ります。
議案第1号、農地法第3条第1項の規定による許可申請に対する
可否決定について、原案を可とすることに賛成の方の挙手を求めま
す。
委員
「挙手全員」
議長
挙手全員であります。
よって、議案第1号、農地法第3条第1項の規定による許可申請
5
に対する可否決定について、原案のとおり決定いたしました。
議長
高村主査
日程第4、議案第2号、農用地利用集積計画に対する意見決定に
ついてを議題といたします。
事務局の説明を求めます。
ただいま上程されました議案について説明いたします。
5ページをお開き願います。
議案第2号、農用地利用集積計画に対する意見の決定について
農業経営基盤強化促進法第 18 条第 1 項の規定により、雫石町長
から農用地利用集積計画について意見を求められたので、農業委員
会の意見の決定を求めるものであります。
平成26年3月24日提出 雫石町農業委員会会長 菅原 久耕
次のページをご覧願います。
所有権移転の計画内容について説明いたします。
番号1 ○○が所有する○○番、畑1筆、面積○○㎡について、
○○へ売買により所有権を移転しようとするものであります。
次のページをお開き願います。
利用権設定の計画内容について説明いたします。
番号1 ○○が所有する○○番外、田3筆、面積計○○㎡につい
て、○○が利用権を設定しようとするものであります。
番号2 ○○が所有する○○番外、田4筆、面積計○○㎡。
番号3 ○○が所有する○○番外、田6筆、面積計○○㎡。
以上2件について、○○が利用権を設定しようとするものであり
ます。
番号4 ○○が所有する○○番外、田3筆、面積計○○㎡。
番号5 ○○が所有する○○番外、田2筆、面積計○○㎡。
以上2件について、○○が利用権を設定しようとするものであり
ます。
番号6 ○○が所有する○○番外、田14筆、面積計○○㎡につ
いて、○○が利用権を設定しようとするものであります。
番号7 ○○が所有する○○番外、田6筆、面積計○○㎡。
番号8 ○○が所有する○○番外、田2筆、面積計○○㎡。
以上2件について、○○が利用権を設定しようとするものであり
ます。
番号9 ○○が所有する○○番、田1筆、面積○○㎡について、
○○が利用権を設定しようとするものであります。
以上、所有権移転1件、利用権設定9件について説明いたしまし
6
たが、いずれの案件も農業経営基盤強化促進法第18条第3項の各
要件を満たしていると思われます。
以上で説明とさせていただきます。
議長
14番 木村委員
事務局の説明が終わりました。
審議に入る前に、本案件の現地確認委員の報告について、所有権
移転の番号1について、14番 木村 正美 委員にお願いしま
す。
14番
木村です。
所有権移転の件について、私の方から説明させていただきたいと
思います。現地につきましては、18ページの利用集積の○○・
○○の箇所になります。現地は○○交差点から○○方向に約500
m位行った所で、○○の東側の箇所に当たります。
現地は、当日は雪がかぶっていて、だれが作付けしているかとい
うのはちょっと確認できなかったんですけれども、たぶん牧草では
ないかなというふうに思われます。いずれ○○さんの方に移転して
も、何ら問題はないのではないのかなとそういうふうに現地を確認
して来ましたので、皆さんのご審議をよろしくお願いしたいと思い
ます。
以上です。
議長
現地確認委員の報告が終わりました。
只今から質疑に入ります。
議長
質疑ございませんか。
委員
「なし」の発声
議長
なければこれで質疑を終結します。
これより採決に入ります。
議案第2号、農用地利用集積計画に対する意見決定について、原
案を可とすることに賛成の方の挙手を求めます。
委員
「挙手全員」
議長
挙手全員であります。
よって、議案第2号、農用地利用集積計画に対する意見決定につ
いては、原案のとおり決定いたしました。
7
議長
日程第5、議案第3号、平成25年度雫石町農業委員会活動計画
の点検・評価についてを議題といたします。
事務局の説明を求めます。
高村主査
ただいま上程されました議案について説明いたします。
12ページをお開き願います。
議案第3号、平成25年度雫石町農業委員会活動計画の点検・評
価について
平成25年度雫石町農業委員会活動計画に関し別紙のとおり点
検・評価することについて決定を求めるものであります。
平成26年3月24日提出 雫石町農業委員会会長 菅原
久耕
別冊の議案第3号「平成25年度雫石町農業委員会活動計画の点
検評価について」をご覧願います。
1 ページをお開き願います。
点検評価の案について説明いたします。
Ⅰ 法令事務に関する点検のうち、1 総会等の開催及び議事録の
作製については、(1)から(4)まで、総会等の周知、議事録作
成等全て実施しており問題はありません。
次のページをご覧ください
2 事務に関する点検について
(1)農地法第3条に基づく許可事務については、年間の処理件数
50件で丌許可件数はありませんでした。各点検項目につきまして
も、適正に許可事務を行っており、問題はありません。
(2)農地転用に関する事務については、年間の処理件数21件あ
り、各点検項目につきましても、適正に進達事務を行っており、問
題はありません。
次のページをご覧ください
(3)農業生産法人からの報告への対応については、状況として
・管内の農業生産法人数は10法人です。
・報告書については10法人全てから提出を受けており、問題はあ
りません。
(4)情報の提供等については、
・賃借料情報の調査・提供について、件数は88件、公表時期は平
成26年3月、情報の提供方法は雫石町のホームページ及び農業委
員会だよりへの掲載でおこなっております。
・農地の権利移動等の状況把握について、件数は150件、取りま
とめ時期は平成26年3月、情報の提供方法は雫石町のホームペー
8
ジに掲載を予定しております。
・農地基本台帳の整備について、整備対象農地面積は6,090ha、
整備方法は農地基本台帳システム。データ更新は随時行っておりま
す。
以上、全て適性に行われており、問題はありません。
次のページをご覧ください
(5)の地域の農業者等からの意見等については、特に記入すべき
ことはございませんでした。
次のページをご覧ください
Ⅱ 法令事務(遊休農地の関する措置)に関する評価についてであ
ります。
1現状及び課題
・現状として、管内の農地面積は6,090ha、遊休農地面積が1
96.49ha、割合は3.22%になります。
・課題は、高齢化による労働力丌足及び後継者丌在のため荒廃が進
行した農地が町内各地で見受けられるため、担い手の確保が急務で
ある。ということです。
2 平成25年度の目標及び実績については、
・遊休農地解消の目標3.4ha、実績2.95ha、達成率が86.
76%になります。
3 2の目標に向けた活動になりますが
・指導件数は9件で、指導面積は2.95ha になります。
・遊休農地である旨の通知および、勧告は行っておりません。
4 評価の案についてはいずれも「妥当である」といたしました。
5 地域の農業者等からの意見等については、4月から5月にパブ
リックコメントを実施し、その意見を踏まえ記入いたします。
次のページをご覧ください
Ⅲ 促進等事務に関する評価についてであります。
1 認定農業者等担い手の育成及び確保について
(1)の現状、課題についてであります。
・現状は農家数1,546戸うち主業農家が359戸、農業生産法
人数が9法人、認定農業者が302経営、特定農業法人及び特定農
業団体は0となっております。
・課題として、「農家の高齢化や後継者丌足により、地域の農業を
担うものが減尐しており、地域の状況に合わせた担い手の育成・確
保を図っていく必要がある。」としました。
(2)の平成25年度の目標及び実績については、
・認定農業者は、目標39経営に対し9経営の実績で、23%にな
ります。
9
・特定農業法人は目標 2 法人でしたが実績はありませんでした。
(3) (2)の目標達成に向けた活動になりますが、「農林課及
び農業指導センターとの連携を強化し、制度周知や普及を推進し
た。」としました。
(4)の評価は、いずれも妥当であるといたしました。
(5)地域の農業者等からの意見等については、4月から5月にパ
ブリックコメントを実施し、その意見を踏まえ記入いたします。
次のページをご覧ください
2 担い手への農地の利用集積についてであります。
(1)の現況、課題については、
・現状として、管内の農地面積は 6,090ha、これまでの集積
面積が、4,096.53ha、集積率は67.26%になります。
・課題は、「農業従事者の減尐・高齢化等による担い手丌足により
耕作地の分散化が進んでおり、早急に対策を講じ利用集積を図る必
要がある。」としました。
(2)平成25年度の目標及び実績については、
・目標404ha、実績107.78ha、達成率が26.67%に
なります。
(3)(2)の目標に向けた活動になりますが
・活動計画をうけまして、「農地利用集積円滑化団体との連携を強
化し、戸別所得補償制度の規模拡大加算及び利用集積円滑化事業の
活用により担い手への利用集積を促進した。」としました。
(4)評価の案は「妥当である。」といたしました。
(5)地域の農業者等からの意見等については、4月から5月にパ
ブリックコメントを実施し、その意見を踏まえ記入いたします。
次のページをご覧ください
3 違反転用への適正な対応については
(1)違反転用の状況については、ありませんでした。
(2)平成25年度の目標及び実績については、いずれも0ha で
す。
(3) (2)の目標に向けた活動になりますが
・違反転用の発生を防止に向けた取組として、6~7 月農地パトロ
ールを実施(農地利用状況調査と併せて実施)しました。
(4)評価の案は「妥当である。」としました。
(5)地域の農業者等からの意見等については、4月から5月にパ
ブリックコメントを実施し、その意見を踏まえ記入いたします。
以上で、平成25年度の目標及び達成に向けた活動の点検・評価
について説明といたします。
10
議長
事務局の説明が終わりました。
ただ今から質疑に入ります。
質疑ございませんか。
委員
議長
委員
「なし」の発声
なければこれで質疑を終結します。
これより採決に入ります。
議案第3号、平成25年度雫石町農業委員会活動計画の点検・評
価について、原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
「異議なし」の声
議長
異議なしと認め、議案第3号、平成25年度雫石町農業委員会活
動計画の点検・評価について、原案のとおり決定することに決定い
たしました。
議長
お諮りいたします。
ただ今決定いたしました平成25年度雫石町農業委員会活動計
画の点検・評価について、住民に公表し意見聴取を行いますが、意
見等がない場合は、点検評価の最終決定の権限を当職に一任願いた
いと存じます。
これにご異議ございませんか。
委員
議長
「異議なし」の声
異議なしと認め、平成25年度雫石町農業委員会活動計画の点
検・評価について、住民から意見聴取を行い、意見等がない場合は、
点検評価の最終決定の権限を当職に一任することに決定いたしま
した。
議長
高村主査
日程第6、議案第4号、平成26年度雫石町農業委員会事業計画
についてを議題といたします。
事務局の説明を求めます。
ただいま上程されました議案について説明いたします。
総会提出案件 13ページをお開き願います。
議案第4号、平成26年度雫石町農業委員会事業計画について
平成26年度雫石町農業委員会事業計画を別紙のとおり定める
11
ことについて決定を求めるものであります。
平成26年3月24日提出
雫石町農業委員会会長
菅原
久耕
別冊の議案第4号「平成26年度雫石町農業委員会事業計画」を
ご覧ください。
1 ページをお開き願います。
平成26年度雫石町農業委員会事業計画であります。
朗読で説明に代えさせて頂きます。
平成26年度雫石町農業委員会事業計画
Ⅰ
基本方針
昨年、本町を襲った局地的豪雨や台風による被害が甚大であり、
被災農地等の復旧は遅れがあるものの、町民挙げて復旧復興に取り
組まなければならない状況下にあります。
さて、国においては農業の競争力強化に向け、昨年12月に「農
林水産業・地域の活力創造プラン」を策定し、それに基づく農政改
革を今年から実行することが決定されました。
こうしたことから、農地中間管理機構関連2法による遊休農地対
策の強化や新たに法定化された農地台帳及び地図の整備と公表な
ど役割が増大し活動が強く求められている状況下で、法令事務の適
正な実施、新たな農政改革の対応、地域農業マスタープランの見直
しと実践支援など多岐にわたるので、「農地を活かし、担い手を応
援する運動」を通じ、組織を挙げて実行性のあるものに努めてまい
ります。
農業委員会の責務と役割を果たしていくことはもとより、地域に
おける農地の番人として、更には集落の世話役として地域農業の持
続的発展に取り組み、関係機関・団体との連携を一層緊密にし、も
って雫石町農業の振興・発展に寄不することを基本方針とします。
Ⅱ
事業計画
1.農政活動の推進強化
地域農業の推進と「行動する農業委員会」を実践するため、農業
者等との意見交換会を実施し、地域ぐるみ農業による効率的・安定
的な営農の確立を推進するとともに、農家・生産者の生の声が農業
施策に反映されるよう、建議・要望・要請活動を展開します。
1)農業委員の資質向上のための研修
2)農業者、関係機関・団体等との意見交換会の開催
3)農業農村振興に関する建議・要望
12
4)女性農業委員の活動支援
5)広報「しずくいし農業委員会だより」の発刊
2.農地対策の推進
農地中間管理事業の実施を受けて、人・農地プランの実践へ積極
的に協力支援し担い手への農地集積を進め、優良農地の確保・有効
利用、併せて遊休農地の発生・解消等について関係機関・団体との
連携を密に事業を推進します。
1)農地台帳・地図の整備と公表
2)農地利用状況調査による優良農地の確保と農地の効率的活用
の推進
3)人・農地プラン作成と見直しへの協力支援
4)農地パトロールによる農地の確保
3.農業振興の推進
農家・生産者の公的な代表機関として、農業振興に関する業務を
推進します。
1)農地貸借料情報の提供・農作業標準賃金額の設定
2)家族経営協定事業の推進
3)新規就農者の確保、支援事業の推進
4)新農政への対応
5)全国農業新聞の普及推進
6)近隣市町村農業委員会との連携
7)「農地の日」の活動
4.農業者年金業務
意欲ある農業者を確保するため、農業者の老後の生活安定に向け
た農業者年金の加入が極めて重要であり、研修会や相談会を実施す
る等加入者確保のための事業を推進します。
1)農業者年金業務の適正管理と指導の推進
2)農業者年金相談会の開催
3)加入の推進のために農業者年金加入推進会議を開催
5.認定農業者の育成・支援
「雫石町農業経営基盤の強化の促進に関する基本構想」の実現の
ため、雫石町農林課及び雫石町農業指導センターとの連携を強化
し、認定農業者の育成、担い手の確保及び経営感覚に優れた農業経
営者を育成するため積極的な活動・支援を展開します。
6.後継者出会い応援事業
町内に在住する後継者及び若者の育成と結婚を支援し、定住人口
増の推進と尐子化対策を図り、産業の振興と活力ある町づくりのた
め、農業委員が地域促進員として、情報の収集・提供及び登録勧誘
など、結婚相談活動事業に積極的に参画支援します。また結婚に向
13
けた出会いの場を提供するため、イベントを実施します。
Ⅲ 事業計画に係わる目標数値の設定と活動の点検評価について
1.事業計画に係る目標数値
この事業計画は、町民に公表して意見を反映していくとともに、
事業計画の目標値などは「平成 26 年度の目標及びその達成に向け
た活動計画」によるものとし、事業実施段階における社会的情勢等
を参酌しながら取り組むこととします。
2.活動の点検評価
この事業計画の実績について点検及び評価を行い、その結果を農
業者などに公表し、出された意見などをその後の農業委員会活動に
反映していくものとします。
次に5ページをお開き願います。
平成26年度の目標及びその達成に向けた活動計画(案)でござ
います。
Ⅰ 法令事務といたしまして遊休農地に関する措置であります。
( 1)現状ですが管内の農地面積6,083 ha、遊休農地 面 積
193.54ha、割合は3.17%でございます。
課題は、「高齢化による労働力丌足及び後継者丌在のため、荒
廃が進行した農地が町内各地で見受けられるため、担い手の確保
が急務である」といたしました。
(2)平成25年度の目標案及び活動計画案ですが目標案として遊
休農地の解消面積ですが3.95haです。目標案設定の考え方
は平「成25年度農地利用状況調査において荒廃が著しくない農
地と判定された農地10.8ha から解消した2.9ha を除いた
7.9ha を2年を目標に解消する」というものです。
活動計画として農地の利用状況調査の調査実施時期は6月~
7月、調査員数は20人、調査結果取りまとめ時期は8月~9月
です。調査方法は、農地所有者を対象とした文書による利用状況
調査の結果を参考に、重点調査地区を定め現地確認を行ないま
す。今年度は雫石地区を重点地区と予定しています。遊休農地へ
の指導の実施時期は10月~12月です。
(3)地域の農業者等からの意見等については、4月から5月にパブ
リックコメントを実施し、その意見を踏まえ記入いたします。
次のページをお開き願います。
Ⅱ 促進等事務として
1
認定農業者等担い手の育成及び確保ですが
14
(1)現状、農家数1,546戸、うち主業農家359戸、農業生産
法人数10法人、認定農業者 292経営、特定農業法人及び特
定農業団体0法人です。
課題は、「農家の高齢化や後継者丌足により地域の農業を担う
ものが減尐しており、認定農業者、集落営農組織及び農業生産法
人など、地区の状況に合わせた担い手の育成・確保を図っていく
必要がある。」としました。
(2)平成26年度の目標案及び活動計画案ですが、目標案として認
定農業者12経営、特定農業法人、特定農業団体は、0でござい
ます。目標案設定の考え方は「経営移譲の検討が必要な経営体数
(経営者年齢 65 歳以上の経営体数)及び認定農業者数維持のた
めに必要な新規認定経営体数」です。
活動計画案として、「認定農業者、特定農業法人ともに雫石町
農林課及び農業指導センターとの連携を強化し、制度周知や普及
を推進する。」とします。
(3)地域の農業者等からの意見等については、4月から5月にパブ
リックコメントを実施し、その意見を踏まえ記入いたします。
次に2 担い手への農地の利用集積でございますが
(1)現状ですが管内の農地面積6,090ha、これまでの集積面
積4,204.31ha、集積率は69.03%です。
課題は、「農業従事者の減尐・高齢化等による担い手丌足によ
り、耕作地の分散化が進んでおり、早急に対策を講じ利用集積を
図る必要がある。」としました。
(2)平成26年度の目標案及び活動計画案ですが、目標案として集
積面積296ha、目標案設定の考え方は 23 年度までの目標面積
4,500ha が未達成であったため、26年度まで延長し、そ
の未達成分を集積しようとするものです。
活動計画案として、「農地利用集積円滑化団体と連携して人・
農地プランの規模拡大交付金及び農地集積協力金を有効活用し、
担い手への利用集積を促進する。」とします。
(3)地域の農業者等からの意見等については、4月から5月にパブ
リックコメントを実施し、その意見を踏まえ記入いたします。
次に3 違反転用への適切な対応でございますが
(1)現状ですが管内の農地面積6,090ha、違反転用面積0ha
です。
課題は、「現時点で違反転用は発生していないが、引き続き制
度の周知を推進し、農地パトロール等の防止活動を継続する。」
15
としました。
(2)平成26年度の目標案及び活動計画案ですが目標案として違
反転用の解消面積0ha、目標案設定の考え方は「引き続き違反転
用が発生しないようにする。」とします。
活動計画案として6月~7月農地パトロールを実施します。
(3)地域の農業者等からの意見等については、4月から5月にパブ
リックコメントを実施し、その意見を踏まえ記入いたします。
以上で説明とさせていただきます。
議長
14番 木村委員
事務局の説明が終わりました。
ただ今から質疑に入ります。
質疑ございませんか。
14番 木村です。
何点かにわたってちょっとお聞きしたいと思います。
5ページの関係ですけれども、法令事務の関係で、遊休農地面積
の関係が193.54ha と去年より2.95ha 尐なくなっている
部分がありますけれども、この2.95ha というのは、去年農地
パトロールをして、1月、2月に農地の方に来ていただいて、指導
というか話し合いをした面積が、これはもう遊休農地ではないとい
う感じでのカウントの仕方でこの数字になったのかどうか、ここ1
つ教えていただきたいと思いますし、6ページの促進等事務の関係
で、現状及び課題の関係について、これ考え方の部分ですけれども、
認定農業者数が今年は302経営ということですけれども、26年
度は292経営ということで、10経営体が尐なくなっていると、
そういう部分で立案しているようですけれども、これは農業をやめ
るという部分なのか、それとも10経営体がやめてどこかに統合す
るというのか、そういう感じでここの数字が尐なくなっているの
か、そこら辺のその2点についてもう尐し説明していただければと
思いますので、よろしくお願いします。
高村主査
それではお答えいたします。遊休農地面積の減尐については今年
1月に相談会において、もう農地としてきちんと管理しますという
ことでの確約いただいたという所で、遊休農地面積、その面積は減
尐した面積を今年度の遊休農地面積としてカウントしている所で
ございます。
2番目の質問でございますが、最初の認定農業者数302経営体
から292経営体に減っているという所でございますが、これにつ
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いては認定農家の再認定の申請をしなかった農家が10経営体ほ
どあったという所で、認定農業者数が減ってきているものでござい
ます。新たな経営体についても、去年は36経営体という数字が新
たに申請するというふうに踏んでおりましたが、実際の所思ったよ
り伸びが尐なかったという部分がありまして、認定農業者について
は若干減尐しながらも再認定を受けるようにという指導を農林課
の方では行って参りたいというふうに話は伺っておる所でござい
ます。
議長
ほかに質疑ございませんか。
委員
「なし」の発声
議長
委員
なければこれで質疑を終結します。
これより採決に入ります。
議案第4号、平成26年度雫石町農業委員会事業計画について、
原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
「異議なし」の発声
議長
異議なしと認め、議案第4号、平成26年度雫石町農業委員会事
業計画について、原案のとおり決定いたしました。
議長
お諮りいたします。
ただ今決定いたしました平成26年度雫石町農業委員会事業計
画について、住民に公表し意見聴取を行いますが、意見等がない場
合は、事業計画の最終決定の権限を当職に一任願いたいと存じま
す。
これにご異議ございませんか。
委員
「異議なし」の声
議長
異議なしと認め、平成26年度雫石町農業委員会事業計画につい
て、住民から意見聴取を行い、意見等がない場合は、事業計画の最
終決定の権限を当職に一任することに決定いたしました。
議長
日程第7、議案第5号、平成26年度雫石町農作業標準賃金額の
設定についてを議題といたします。
事務局の説明を求めます。
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高村主査
ただいま上程されました議案について説明いたします。
総会提出案件14ページをお開き願います。
議案第5号 平成26年度農作業標準賃金の設定について
平成26年度農作業賃金の標準額を設定することについて決定
を求めるものであります。
平成26年3月24日提出 雫石町農業委員会 会長 菅原 久耕
次のページをご覧願います。
平成26年度農作業標準賃金設定の(案)がございます。
平成26年2月28日に農作業標準賃金設定検討委員会を開催
いたしました。
この委員会には、学識経験者5名、農家代表として委託者・受託
者9名の方に出席していただきまました。慎重な審議をしていただ
き、委員会としての案を決定いていただきました。
審議の結果、全ての項目において昨年度の農作業標準賃金表から
の作業料金については変更点がなく、消貹税額について、4月1日
より8パーセントとなることから、消貹税額を8パーセントで計上
することで決定していただきました。内容は15ページのとおりと
なります。
以上で説明とさせていただきます。
議長
8番
事務局の説明が終わりました。
ただ今から質疑に入ります。
質疑ございませんか。
谷地委員
8番 谷地です。
今、26年度の賃金表っていうのを見ているんですが、実際これ
ばかり出されると、どこが変わったのかわからないけれども、どこ
がどう変わったか教えてくれないですか。変わっているのですか、
いくらか。
高橋局長
お答えいたします。
昨年度の農作業標準賃金表からの作業料金については変更点が
なく、消貹税分だけ上がったということであります。
今、参考までに去年の賃金表を皆さんにお渡ししますので、確
認をお願いします。
たとえば、水稲の耕起の所ですが、10a当り3,240円にな
りましたが、前は3,150円、要するに3,000円に消貹税と
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いうふうな形です。
議長
ほかに質疑ございませんか。
委員
「なし」の発声
議長
委員
なければこれで質疑を終結します。
これより採決に入ります。
議案第5号、平成26年度雫石町農作業標準賃金額の設定につい
て、原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
「異議なし」の声
議長
異議なしと認め、議案第5号、平成26年度雫石町農作業標準賃
金額の設定について、原案のとおり決定いたしました。
議長
日程第8、議案第6号、平成26年度下限面積(別段の面積)の
設定についてを議題といたします。
事務局の説明を求めます。
高村主査
ただいま上程されました議案について説明いたします。
16ページをお開き願います。
議案第6号、平成26年度下限面積(別段の面積)の設定につい
て
平成26年度の下限面積(別段の面積)の設定することについて
決定を求めるものです。
平成26年3月24日提出 雫石町農業委員会 会長 菅原 久耕
平成21年12月施行の改正農地法により、農業委員会が、農林
水産省令で定められる基準に従い、市町村の区域内の全部又は一部
について、これらの面積の範囲内で別段の面積を定め、農林水産省
令で定めたところにより、これを公示したときは、その面積を農地
法第3条第2項第5号の下限面積として設定できることになりま
した。
「農業委員会の適正な事務実施について」
(20 経営第5791号
平成21年1月23日付け農林水産省経営局長通知)が、平成22
年12月22日付けで一部改正され、農業委員会は、毎年、下限面
積(別段の面積)の設定又は修正の必要性について審議することと
なっております。
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このため、平成26年度の下限面積(別段の面積)の設定につい
て以下のとおり提案いたします。
(1) 農地法施行規則第20条第2項の適用について
方針 現行の下限面積(別段の面積)10アールの変更は行わな
い
理由 新規就農者の多様な参画により農地の保全や農地の有効
利用が必要なため。
以上で説明とさせていただきます。
議長
事務局の説明が終わりました。
ただ今から質疑に入ります。
質疑ございませんか。
委員
議長
委員
議長
議長
「なし」の発声
質疑なしと認めます。
これより採決に入ります。
議案第6号、平成26年度下限面積(別段の面積)の設定につい
て、原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
「異議なし」の声
異議なしと認め、議案第6号、平成26年度下限面積(別段の面
積)の設定について、原案のとおり決定いたしました。
以上をもちまして本日の日程は全部終了いたしました。
これをもちまして本日の会議を閉会といたします。
大変ご苦労さまでございました。
とき
20
午後3時25分
以上が平成26年3月24日午後2時00分より、雫石町役場3階大会議室に於いて開
催された、雫石町農業委員会総会の審議経過及び結果に相違ないことを証にするためここ
に署名する。
平成
26 年
3
月
議
24
日 開催
長
会
長
議事録署名人
9
番
〃
10番
21
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