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輸入分野における総則に関する インドネシア共和国商業大臣規則 第 54

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輸入分野における総則に関する インドネシア共和国商業大臣規則 第 54
輸入分野における総則に関する
インドネシア共和国商業大臣規則
第 54/M-DAG/PER/10/2009 号
唯一なる神の恵みの下に
インドネシア共和国商業大臣は
a. インドネシアにおける輸入貿易活動は、その活動の継続性を可能にする開かれた市場経済シス
テムに由来するものである他に、国内産業の生産および国民消費のニーズのための国内のソー
スではまだ入手できない物品の需要を満たすために行われるものであること;
b. 現在の急激に発展している国際貿易の自由化およびグローバル化のプロセスはグローバル市
場をさらに広く開かれたものにするものである一方、他方では競争の激化を招くものでもあり、
インドネシアにおける輸入活動の実施に影響を及ぼしており、最終的には国家経済開発の利益
を阻害しかねないこと;
c. 国家経済開発の利益をグローバル市場のネガティブな影響から守り、農業生産者の生活水準を
引き上げ、かつ健全な貿易および好ましい国内市場創出の後押しをする一環として、輸入分野
をより透明性・効果・効率性・継続性が高いものにすべく輸入部門の規則を再度補完すること
により輸入の秩序を引き上げる努力をする必要があること;
d. 上記 a、b、および c 項の意図する検討事項に基づき、商業大臣規則を制定する必要があること
を検討し、
1. Bedriifsreglementerings Ordonnantie(ビジネス規制法)1934(官報(Staatsblad)1938 年第 86
号);
2. 監督下にある物品の貿易に関する法律 1962 年第 8 Prp.号(インドネシア共和国官報 1962 年第
42 号、官報追記第 2469 号)
;
3. 企業登録義務に関する法律 1982 年第 3 号(インドネシア共和国官報 1982 年第 7 号、官報追記
第 3214 号)
;
4. 工業に関する法律 1984 年第 5 号(インドネシア共和国官報 1984 年第 22 号、官報追記第 3274
号);
5. 動物、魚類、および植物の検疫に関する法律 1992 年第 16 号(インドネシア共和国官報 1992
年第 56 号、官報追記第 3482 号)
;
6. 保健に関する法律 1992 年第 23 号(インドネシア共和国官報 1992 年第 100 号、官報追記第 3495
号);
7. 世界貿易機構設立協定の承認に関する法律 1994 年第 7 号(インドネシア共和国官報 1994 年第
57 号、官報追記第 3564 号)
;
8. 関税に関する法律 1995 年第 10 号(インドネシア共和国官報 1995 年第 75 号、官報追記第 3612
資料は、インドネシア語の原文を参考までに和訳したものですが、定訳ではなくあくまでも仮訳ですので、内容の正確性・完全性に
ついては保証いたしかねます。正確な理解のため、原文も必ず参照されることをおすすめいたします。また、ジャカルタ・ジャパン・
クラブは本資料に起因して生ずるいかなる業務上の責をも負うものではありません。
号)及びその改正法である法律 2006 年第 17 号(インドネシア共和国官報 2006 年第 93 号、官
報追記大 4661 号)
;
9. 食料に関する法律 1996 年第 7 号(インドネシア共和国官報 1996 年第 99 号、官報追記第 3656
号);
10. 環境管理に関する法律 1997 年第 23 号(インドネシア共和国官報 1997 年第 68 号、官報追記第
3699 号)
;
11. 独占行為及び不健全競争禁止に関する法律 1999 年第 5 号(インドネシア共和国官報 1999 年第
33 号、官報追記第 3806 号)
;
12. 消費者保護に関する法律 1999 年第 8 号(インドネシア共和国官報 1999 年第 42 号、官報追記
第 3821 号)
;
13. 商標に関する法律 2001 年第 15 号(インドネシア共和国官報 2001 年第 110 号、官報追記第 4131
号);
14. 国防に関する法律 2002 年第 3 号(インドネシア共和国官報 2002 年第 3 号、官報追記第 4169
号);
15. 著作権に関する法律 2002 年第 19 号
(インドネシア共和国官報 2002 年第 85 号、官報追記第 4220
号);
16. 地方政府に関する法律 2004 年第 32 号(インドネシア共和国官報 2004 年第 125 号、官報追記
第 4437 号)及びその改正法である法律 2005 年第 8 号(インドネシア共和国官報 2005 年第 108
号、官報追記第 4548 号)
;
17. 投資に関する法律 2007 年第 25 号(インドネシア共和国官報 2007 年第 67 号、官報追記第 4724
号);
18. 国家標準化に関する政令 2000 年第 102 号(インドネシア共和国官報 2000 年第 199 号、官報追
記第 4020 号)
;
19. 政府、州政府、県/市政府の行政分担に関する政令 2007 年第 38 号(インドネシア共和国官報
2007 年第 82 号、官報追記第 4737 号);
20. 保税蔵置場に関する政令 2009 年第 32 号(インドネシア共和国官報 2009 年第 61 号、官報追記
第 4998 号)
;
21. 商業大臣の外国貿易分野の責務に関する大統領決定 1967 号第 260 号;
22. 統一インドネシア内閣結成に関する大統領決定 2004 年第 187/M 号および数次にわたり改正さ
れ、その最終改正である大統領決定 2005 年第 171/M 号;
23. インドネシア共和国国務大臣府の地位・任務・機能・組織構成・作業手順に関する大統領規則
2005 年第 9 号および数次にわたり改正され、その最終改正である大統領規則 2008 年第 20 号;
24. インドネシア共和国国務大臣府エセロン I の組織ユニットと任務に関する大統領規則 2005 年
第 10 号および数次にわたり改正され、その最終改正である大統領規則 2008 年第 50 号;
25. インドネシア共和国商業省の組織と作業手順に関する商業大臣規則第 01/M-DAG/PER/3/2005 号
および数次にわたり改正され、その最終改正であるインドネシア共和国商業大臣規則第
資料は、インドネシア語の原文を参考までに和訳したものですが、定訳ではなくあくまでも仮訳ですので、内容の正確性・完全性に
ついては保証いたしかねます。正確な理解のため、原文も必ず参照されることをおすすめいたします。また、ジャカルタ・ジャパン・
クラブは本資料に起因して生ずるいかなる業務上の責をも負うものではありません。
24/M-DAG/PER/6/2009 号;
を鑑み、
以下を決定した:
輸入分野における総則に関する商業大臣規則を定める。
第一条
本大臣規則の中で、
1. 輸入とは、関税領域内への物品の搬入活動のことである。
2. 物品とは、有形および無形のもの、動的および不動なもの、消耗品および非消耗品で、取引、
使用、活用、または利用可能なもののことである。
3. 輸入業者とは、輸入を行う個人または事業体で、法人格を有するまたは法人格がないもののこ
とである。
4. 輸入業者番号(以下、API と表記)とは、輸入業者たる身分証のことである。
5. 輸入統制とは、大臣が特別に制定した輸入活動のことである。
6. 大臣とは、貿易の分野において任務・責任を有する大臣のことである。
第2条
輸入分野における商業貿易の政策決定の権限は大臣が有する。
第3条
(1) 輸入は API を有する輸入業者のみが行うことができる。
(2) 特定の輸入業者は大臣が決定した判断と理由に基づき API なしで輸入を行うことができる。
(3) 第(1)項の意図する輸入を行う輸入業者の API 取得の規定と手続きおよび第(2)項の意図する
API なしの輸入規定は大臣規則で制定する。
第4条
(1) API 発行の権限は大臣が有する。
(2) 第(1)項の意図する API 発行の権限は商業貿易分野を担当する他の政府機関および/または地
方政府機関に委託・委譲することができる。
第5条
第 3 条(1)項の意図する API 取得義務の規定および第 3 条(2)項の意図する API を取得しない場合の
規定の他、輸入を行おうとする輸入業者は法規規則の規定に基づいて規定されたほかの規定を満た
す義務を有する。
第6条
資料は、インドネシア語の原文を参考までに和訳したものですが、定訳ではなくあくまでも仮訳ですので、内容の正確性・完全性に
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クラブは本資料に起因して生ずるいかなる業務上の責をも負うものではありません。
(1) 輸入する物品は新品の状態でなければならない。
(2) 特定の場合において、大臣は以下に基づき新品の状態ではない輸入物品を規定することができ
る:
a. 法規規則;
b. 大臣の権限;および/または
c. 他の政府機関からの提案または技術的な判断。
第7条
(1) 法規規則の規定において輸入が厳しく禁止されている物品を除き、特定の輸入物品に対して独
自の輸入統制を規定することができる。
(2) 第(1)項の意図する特定物品の輸入統制は以下の判断と関係に基づいて決められる。
a. 安全の確保;
b. 消費者の安全保護;
c. 人間、動植物の環境に関する健康の確保;
d. 環境保護;
e. 知的財産権の保護;
f. 社会、文化、社会的道徳の保護;
g. 農業生産者の生活水準を引き上げ健全な貿易および好ましい国内市場創出の後押しをす
ることを含むその他の国家経済開発の利益の保護;および/または
h. 法規規則の規定の実施。
(3) 第(1)項の意図する特定物品への輸入統制は大臣の権限に基づく大臣規則および/または他の
政府機関からの提案および/または技術的な判断によって規定される。
第8条
(1) 第 7 条の意図する特定物品の輸入統制の実施は以下のようなメカニズムで実施される:
a. 自らが必要とする輸入活動を実施する特定の物品の輸入業者としての承認;
b. 取引または他者へ譲渡するための輸入活動を行う特定の物品の輸入業者としての決定;
c. 輸入許可;および/または
d. 輸入の技術的検証または追跡。
(2) 第(1)項の意図する承認、決定、輸入許可および/または輸入の技術的検証または追跡を受け
る特定物品の輸入業者の規則と条件は大臣規則で規定する。
(3) 大臣は第(1)項 d 号の意図する輸入の技術的検証または追跡の実施者であるサーベイヤーを決
定する。
第9条
(1) 第 8 条(1)項の意図する承認、決定、輸入許可の発行手続きおよび/または輸入の技術的検証
資料は、インドネシア語の原文を参考までに和訳したものですが、定訳ではなくあくまでも仮訳ですので、内容の正確性・完全性に
ついては保証いたしかねます。正確な理解のため、原文も必ず参照されることをおすすめいたします。また、ジャカルタ・ジャパン・
クラブは本資料に起因して生ずるいかなる業務上の責をも負うものではありません。
または追跡の実施は標準操作手順(Standard Operating Procedure)とサービス水準(Service
Level Arrangement)に沿って実施される。
(2) 第(1)項の意図する承認、決定、輸入許可の発行手続きおよび/または輸入の技術的検証また
は追跡の実施は大臣規則で規定する。
第 10 条
(1) 保税蔵置場へ輸入される物品または保税蔵置場から同じ関税領域内の他の場所へ移動される
輸入由来の物品には輸入統制規定を運用することができる。
(2) 第(1)項の意図する輸入統制規定の施行は大臣規則で定める。
第 11 条
(1) 特定地域への輸入および/または法規規則の規定に基づき特別な扱いまたは便宜を受けた特
定の輸入業者が実施する輸入は、第 7 条および第 8 条の意図する輸入統制から除外することが
できる。
(2) 第(1)項の意図する規則の実施は独自に大臣が規定するか他の政府機関からの提案および/ま
たは技術的な判断によって規定される。
(3) 法規規則の規定が定める輸入禁止は特定地域への輸入および/または第(1)項の意図する特定
輸入業者の実施する輸入にも適用される。
第 12 条
第 3 条と第 6 条の規定に違反した輸入業者は以下のような処分を受ける:
a. API の凍結または取り消し;および/または
b. 第 8 条(1)項の意図する承認、決定および/または輸入許可の凍結または取り消し。
第 13 条
本大臣規則の施行が開始される時、
1. 輸入分野における総則に関する工業・商業大臣決定第 229/MPP/Kep/7/1997 号は取り消され、
効力を持たないことが明言される;および
2. 輸入分野に関する工業・商業大臣決定および商業大臣規則は本大臣規則に反しない限りにおい
て依然として有効であることが明言される。
第 14 条
本大臣規則は決定日から 30 日後から発効する。
全ての人が知りうるようにすべく、本大臣規則制定をインドネシア共和国官報に記載するよう命じ
る。
資料は、インドネシア語の原文を参考までに和訳したものですが、定訳ではなくあくまでも仮訳ですので、内容の正確性・完全性に
ついては保証いたしかねます。正確な理解のため、原文も必ず参照されることをおすすめいたします。また、ジャカルタ・ジャパン・
クラブは本資料に起因して生ずるいかなる業務上の責をも負うものではありません。
2009 年 10 月 9 日
ジャカルタにて決定
インドネシア共和国商業大臣
署名
マリ・エルカ・パンゲストゥ
写しは原本に合致している
商業省 官房 法制局長
署名
ウィドド
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