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ISICO Vol.028 (2006.06発行

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ISICO Vol.028 (2006.06発行
(財)
石川県産業創出支援機構 Ishikawa Sunrise Industries Creation Organization
vol. 28
ページ
産学官連携の最前線
06
トライアングル
横河電機(株)金沢事業所
企業の成長戦略を探る
07
いしかわ発 ! 熱血企業
大京
(株) (株)オノモリ
I T 強国の現況を学ぶ
08
韓国 I T最新事情セミナー
伝統工芸の販路拡大
09
ネット販売で反転攻勢
和座本舗
(九谷物産(株))
海外での成功の秘訣を探る
10
海外進出レポート
(株)金田鉄工所
I S I C O の取り組みをダイジェストで
11
イシコ・トピックス
融資・助成制度のご利用を
12
FINANCE
私たちがサポートします!
13
ISICOスタッフ紹介
県内中小企業の製品紹介
16
県産品 News
02 I 巻頭特集
新産業の創出や
産業人材の確保に向け、
オーダーメードで
I S I C Oが支援
谷本正憲 理事長インタビュー
ISICOでは年間150回を
超えるセミナーを開催し、人
材育成などに努めている。
巻 頭 イ ン タ ビ ュ ー
新産業の創出や産業人材の確保に向け、
I SICOが果たす役割やこれからのビジョンについて、
当財団の理事長でもある谷本正憲知事に聞きました。
谷本正憲
石川県知事
県内中小企業の総合サポートセンター・I S I C O は今年で8年目を迎え
ました。産学官連携を通じた新産業の創出や販路開拓、企業再生、産業
人材の確保など、支援メニューも充実しています。さまざまな専門分野
に精通したスタッフが企業のニーズや実情に合わせて、企業の成長を多
角的にサポートします。ぜひご活用ください。
2
I S I C O は設立以来、事業の
して、新産業育成に努めていきたい。 は、これからの石川県の企業誘致の
柱として産学官連携による新産業の
県内企業にはバイオ・食品関係の研
方向性を示してくれたと感じている。
創出、次世代型企業の育成を掲げて
究センターとしてどんどん利用してほ
つまり、共同研究の中から企業誘
いる。現在の取り組みは。
しいし、県外企業にも連携を呼びか
致という成果を生み出していくのも
けていく。
高等教育機関が集積する石川らしい
石川県は、金沢大学や北陸先端科
企業誘致のあり方であり、今後は、県
学技術大学院大学、金沢工業大学、 国からの補助金を受けなが
外の大手企業と共同研究を進めてい
石川県立大学など、高等教育機関の
ら産学官が協力して進める大型プロ
る研究者の方々ともネットワークを強
高い集積度が特徴だ。一方で、技術
ジェクトの状況は。
化していきたい。
だ中小企業が数多く存在するなど、産
平成16年度からスタートしてい
新産業の創出、ニッチトップ
学官連携に取り組む土壌は整ってい
る「知的クラスター創成事業」は、 企業の育成の一方で、人口減少時代
る。I SIC Oが企業と研究者のパイプ
I S IC Oが中核機関となり、大学や県
へ突入し、産業人材の育成が急務と
役として両者のマッチングを図ること
工業試験場の研究者をはじめ、民間
なっている。
で、
新産業の創出を後押ししている。
企業18社が参加し、認知症の早期診
石川県では、昨年策定した「産業革
断システムの開発に取り組んでいる。 特に最近は、ものづくり企業の皆
新戦略」の中でニッチトップ企業倍増
プロジェクトは3年目に突入しており、 さんから、
人材不足が指摘されるよう
という目標を掲げており、こうした取
医工連携による医療機器開発などの
になってきた。企業を支えるのはや
り組みを続けていくことで、目標も達
産業創出を目指して、活動が本格化
はり人材であり、人材の確保、育成、
成できると考えている。
している。
定着は大きな課題だ。
連携を促進するための拠点として
また、産学官で新技術の実用化に
このため、I S I C Oでは今 年7月、
はこれまで、能美市のいしかわサイ
向けた研究開発を行う平成18年度 「人材支援課」を新設し、企業の人材
エンスパーク内に低賃料のインキュ
地域新生コンソーシアム研究開発事
対策を支援していく。人材支援課に
ベート施設「 いしかわクリエイトラ
業にも2件が採択された。このうちの
は人材アドバイザーを配置し、
企業の
ボ」や一戸建ての研究開発用賃貸施
1件、
「小動物用心磁計の研究開発」 求める人材像や能力などに十分配慮
設「 いしかわフロンティアラボ」など
は知的クラスター創成事業で取り組
した人材確保・ 育成指導を行い、企
を整備してきた。
んできた研究の事業化に向けた取り
業における社員研修の実施方法、早
さらに、今年9月には石川県立大
組みである。
期離職を抑制するための工夫などを
開発に意欲的で、進取の気性に富ん
学の敷地内に独立行政法人中小企
アドバイスしていく。
業基盤整備機構が大学連携型のイ
今 年1月には、
「知的クラス
ンキュベート施設「i-BIRD(アイ・バー
ター創成事業」に参画する横河電機
ド)
」を開設する。
県立大学にはバイオテクノロジー
団塊の世代が大量に退職する
(株)
(東京都)が金沢市内に事業所 「2007年問題」に備え、技術の継承
を開設した。
を危ぶむ声もある。
集まっていることに加え、最新の研究
横河電機の進出は大きな意味で知
I S I C Oでは現在、
「産学連携製造
機器も導入した。i - BI R Dでは、全国
的クラスター創成事業の成果の一つ
中核人材育成事業」
を手がけている。
トップレベルのハードとソフトを活用
ととらえている。同時に、今回の進出
昨年度、金沢工業大学と連携し、講
や食品分野で実績のある先生方が
3
巻 頭 イ ン タ ビ ュ ー
義や実習に必要なテキストを作成し、 駐専門家による相談指導のほか、中
けることで、総合産業として活路が開
今年度から、30∼40代の主任、工場
小企業診断士、税理士など外部専門
ける可能性がある。ISICOでは現在、
長クラスの人材を対象に生産効率を
家も活用して企業の再生支援計画策
農業や食品加工分野の専門スタッフ
高める機械や人員の配置方法につい
定の支援などを行ってきた。
も加わり、そういった取り組みをサ
て学んでもらっている。座学だけでな
平成15∼17年度までの3年間で再
ポートしており、今後も、あらゆる産
く、澁谷工業
(株)
(金沢市)や大同工
生計画策定を完了した件数は32件と
業の皆さんから期待されるような存
業
(株)
(加賀市)など、県内企業にも
全国上位で、今年度も引き続き支援
在感を発揮していく。
協力を仰ぎ、工場内での実習も盛り
していく。
込んだ実践的な教育プログラムが特
これに加え、再生支援で功を奏し
徴となっている。
た手法を経営革新に取り組む企業、
また、
今年度からは「高専を活用し
起業家にも応用し、新製品開発や創
I S I C O のスタッフは、スタート以
た中小企業人材育成事業」もスター
業を後押しする考えだ。
来、質量ともに充実を図り、現在では
読者の皆さまへメッセージを。
トさせた。こちらは20代の若手技術
100人を超える規模になった。支援
者を対象としており、石川高専と連携
再 生 支 援 事 業 を 通 して、 メニューも産学官連携による研究開
し、生産管理能力などを養ってもら
I S I C O の支援対象も幅広くなって
発から再生支援、販路開拓、産業人
い、将来のリーダーを育成することを
きた。
材の確保に至るまで幅広くそろえ、ワ
目的としている。
ンストップサービスを提供している。
当初はものづくり企業を主な支援
「元気な企業は、石川県の活力の
中小企業からは再生支援や
対象としていたが、金融機関の経営
源」という考えのもと、県内中小企業
事業転換に対するニーズも多い。
破たんでさまざまな業種の企業から
の総合サポートセンターとして、企業
相談が寄せられたことなどから、自ず
の抱える個別のニーズやそれぞれの
石川県では地元の金融機関の破
と支援する業種の幅も広がってきた。
実情を考慮したオーダーメードの支
たんにより、整理回収機構
(R C C)に
また、ここ数年、企業からのニーズ
援を提供していくので、どんなことで
債権を譲渡された企業が多数あっ
がどんどん多様化しており、こうした
も、
まずは気軽に相談してほしい。
た。また、景気回復が進む一方で、構
ニーズにきめ細かく応えていくため
造変化に十分対応できず、経営危機
に支援メニューも幅広くなってきて
に陥っている企業も少なくなかった。
いる。
しかし、そのような状況でも再生に
例えば、農業分野への取り組みも
意欲的で、すばらしい技術や商品を
その一つである。農業は、作物の品
持った企業は多く、I S IC Oでは再生
質だけを売り物にするのではなく、加
の可能性を秘めた企業に対して、常
工や販売など、新たな付加価値をつ
4
ISICO Outline
理事会
監 事
評議員会
理事長
副理事長
専務理事
常務理事(事務局長)
ISICO
業 務 組 織
総務企画部
プロジェクト推進部
組織の管理と事業の総合調整
● 総務企画課 産学官・産業間連携の推進と
共同研究による新技術開発の促進
● 研究交流課
産業振興部
・特許流通支援室
中小企業の情報化の推進、
受注・販路開拓支援
産業人材の確保・育成支援
● 産業情報課 広報、
インフォメーション
産業情報の収集・発信、
情報化支援
● 販路開拓課 取引情報の収集提供と取引あっせん、
販路開拓支援
・ 石川県ビジネス
サポートセンター 首都圏ビジネス支援拠点
(東京都千代田区)
● 人材支援課(平成18年7月1日から) 産業人材の育成・確保支援
・ ジョブカフェ石川センター 産業人材の確保、
若年者の就業支援拠点
加賀サテライト
能登サテライト
小松市
七尾市
経営支援部
中小・ベンチャー企業の創造的事業活動の促進、
経営基盤の強化、
再生、
経営革新など総合的支援
● 経営支援課 ・ 新事業支援室 産学官・産業間連携の推進
共同研究のコーディネート、
プロジェクト管理
特許流通、
知的財産活用支援
・つくば科学技術情報センター つくば学園都市の情報収集、
研究者交流の推進
● 都市エリア推進室
都市エリア産学官連携促進事業の管理
● 知的クラスター推進室
知的クラスター創成事業の管理
サイエンスパークオフィス
サイエンスパークの活性化推進
新産業創造の支援拠点
・ 石川ハイテク交流センター
サイエンスパークの総合窓口・交流拠点
・ いしかわクリエイトラボ
ベンチャー・研究開発型企業の
インキュベート施設
・ いしかわフロンティアラボ
ベンチャー・研究開発型企業の賃貸施設
(財)
石川県産業創出支援機構
総合相談窓口
中小・ベンチャー企業の経営基盤の
強化、
経営革新支援
所在地
〒920 - 8203
石川県金沢市鞍月2丁目20番地
石川県地場産業振興センター新館
創造的・意欲的中小企業の発掘、
創業・新事業支援
TEL
076 -267-1001
FA X
076 -268 - 4911
URL
h t t p://w w w.isi c o.o r.jp
E - mail
inf o @isi c o.o r.jp
S O H Oビジネス支援拠点
・ S O H Oプラザ・
クリエーションオフィス ● 設備資金課 設備資金の貸付、
設備の貸与・
リースによる設備導入支援
● 再生支援室
中小企業の再生、
事業転換・
新分野進出支援
※担当のスタッフに関しては、13∼15ページをご覧ください。
5
県内では、産学官の連携によって
ニュービジネス創造を目指す動きが本格化しています。
ここでは、その実例に迫ります。
脳磁計などを備えた
「リサーチセンター」を開放
本社/東京都武蔵野市中町2-9- 32 TEL 0422- 52- 5555
金沢事業所/金沢市北陽台2-3(金沢テクノパーク内) TEL 076 -258 -7000
■ 代表者
内田 勲
■ 設立
大正9年12月
■ 資本金
434億100万円
■ 従業員数
5,112名
■ 事業内容 制御機器、計測機器などの製造
●http://www.yokogawa.co.jp/
横河電機
(株) ■ 所在地
制御、計測機器大手の横河電機は今年1月、ライ
とともに、認知症の早期診断システムの開発に取り
フサイエンス事業を担う新たな拠点として、金沢市
組んでいる真っ最中だ。最近では金沢大学の医学
の金沢テクノパーク内に金沢事業所を開設した。
部、工学部の研究者と意見交換を重ねるなど、連携
ライフサイエンス事業は、同社が計測機器、制御
体制の構築を図っている。
機器に次ぐ将来の柱として期待する事業。脳深部
こうした動きをさらに加速させようと、同社では
の磁場を計測して脳の活動を調べる脳磁計、生きた
金沢事業所内に産学官連携の拠点となる「リサー
細胞を観察する共焦点顕微鏡、人間がもつ固有の
チセンター」を整備した。
遺伝情報を利用して新薬を開発するゲノム創薬の
センターには脳磁計や共焦点顕微鏡など同社の
ための開発支援装置の3分野について、研究、開発、
製品を備えたほか、論文執筆室も確保し、大学など
製造を進めている。
の研究者らに開放す
現在はエンジニアを中心に80人のスタッフで操
る。瀧岸部長は「研究
業しており、2010年には500人体制まで拡充し、
者の皆さんに最新機
150億円の売り上げを目指している。
器 を 使って 研 究して
金沢事業所を統括する瀧岸眞一ライフサイエン
もらい、論文を出して
ス事業部長は、
同社が金沢に進出した理由の一つと
ほしい。ゆくゆくは金
して「医学やバイオ、工学を専門とする大学や研究
沢 がライフサイエン
機関の集積」を挙げる。
スの情報発信基地に
実際、金沢工業大学とは脳磁計開発の初期段階
なれば」と期待を膨ら
から共同研究を進めるなど縁が深い。また、現在
ませる。
は、I S I C O が中核となって進めている「知的クラ
もちろん、同 社に
スター創成事業」に参画し、県内の大学や民間企業
とっても研究者に施設を利用してもらうメリットは
金沢事業所を統括する瀧岸ライフサ
イエンス事業部長
大きい。というのも、機器開発そのものは同社の得
意とするところだが、例えば、脳磁計を認知症やて
んかんの診断に応用するなど、その用途を広げてい
くのは社内だけでは難しく、リサーチセンターでの
研究成果が機器の用途拡大や改良につながるから
である。
このほか、瀧岸部長は「石川県は数々の伝統工芸
を育むなど、ものづくりの D N Aを受け継ぐ土地柄
だけに、開発時の試作や製品テストに関しても環境
が整っている」と話し、県内企業や県工業試験場と
金沢事業所の中に設けられた「リサーチセンター」。脳磁計(写真左奥)などを備え、
研究者らに開放する
6
の連携も強めながら、新製品の開発を進めていく考
えだ。
いしかわ発 ! 熱血企業
企業の成長戦略を探る
石川県には、
キラリと光る技術を持つ企業がたくさんあります。
そういった技術力を認められ、
県外企業からも幅広く受注に成功している
ものづくり企業の成長戦略を紹介します。
大京ではキャブ(運転席)やエンジンフードな
ど、建設・鉱山機械用部品の板金溶接、塗装、組
立を手がけている。中でも、同社が真骨頂を発揮
するのが、創業以来、事業の中核を担ってきた塗
装の分野である。その中で主力となっているの
が、カチオン電着塗装だ。これは電気的に塗料
を付着させる手法で、紫外線などによる耐候性、
さび止め効果を向上させ、自動車並みの美しい
塗装を実現する。
昨年9月には、同社で二つ目となるカチオン電
着塗装ライン(写真)を導入した。塗装槽は軽自
動車2台がすっぽりと入るほどの大きさ。大きな
部品を丸ごと浸すことができるので、複雑な形状
の部品でも塗料を隅々まで行き渡らせることが
可能だ。
また、従来の塗装ラインに使用しているアイボ
リーの塗料ではなく、需要の高い黒色専用ライン
とした。アクリル樹脂塗料を使用することで、1
回で下塗りと上塗りを兼ねた品質が得られるよ
うになり、約40%のコストダウンにつながった。同
社の二宮吉男社長は「塗装会社としては日本最大
の設備」と胸を張る。
近年、海外での建設・鉱山機械需要が高まって
いることから、中国・山東省の工場に加え、今年11
月からはタイで新工場を稼働させる。タイ工場で
は、東南アジアやヨーロッパ向けの生産を担い、
初年度は30億円の売り上げを目指す。
今年7月には設立30周年を迎え、記念式典では
独自に開発した新製品を発表する。二宮社長は
「これを機にオリジナル製品の開発にも力を入れ
ていきたい」と意気込んでいる。
繊維機械の技術を生かし
環境分野などへ進出
株( オ)ノモリ
大京 株( )
日本最大級の塗装設備
今秋にはタイで新工場が稼働
創業以来、40年にわたって合繊織物用の染色
仕上機械を製造してきたオノモリ。設計から板金
溶接、機械加工、組立までの一貫生産体制を構築
し、近年では、繊維機械で蓄積してきた技術を生
かして、さまざまな分野へと業容を拡大している。
「繊維用の機械は水や蒸気、薬品を扱うので、
ステンレス鋼材の板金や溶接、表面処理は当社
の得意とするところ」と話すのは同社の小野森
守社長。また、高圧あるいは低圧、真空などの状
態を作りだす容器の製造を得意としており、圧力
容器に関しては日本と中国で製造認可を取得し
ている。同社では、これらのコア技術を活用し、
環境関連機械や化学機械を製造。その中の一つ
が、真空乾燥システム「R V D シリーズ」だ。
これは生ゴミや汚泥など、水分を多く含んだ廃
棄物を真空乾燥で減量化する装置。真空なので
低温での乾燥となり、エネルギー効率が良く、悪
臭の発生を抑えた。装置の本体は耐食性に優れ
たステンレス鋼材を用いている。今までに全国の
有名ホテルや大手食品会社などへの納入実績を
持っている。
こうした機械の製造が順調に伸び、現在では
かつての主力だった繊維機械の売り上げ比率が
10%にまで下がり、同時に、自社製品の売り上げ
が30∼40%を占めるまでに伸びてきた。
小野森社長は「今後も一貫体制を維持しつつ、
オーダーメードの加工機械から提案型の開発機
械までを手がけるエンジニアリング企業を目指
す」と話し、ゆくゆくは自社製品の比率を50%に
まで高める考えだ。
小松市串町工業団地1-1
TEL 0761-44-1111
■ 代表者
二宮 吉男
■ 設立
昭和51年7月
■ 資本金
9,900万円
■ 従業員数 370名
■ 事業内容 建設・鉱山機械部品の板金溶接、
塗装、
組立
●http://www.bigtoday.co.jp/
■ 所在地
能美市上清水町タ30番地1
TEL 0761-51-5755
■ 代表者
小野森 守
■ 設立
昭和42年4月
■ 資本金
2億9,000万円
■ 従業員数 65名
■ 事業内容 繊維機械、
産業機械の設計、
製作
●http://www.onomori.co.jp/
■ 所在地
建設機械の塗装需
要を見込んで整備し
た黒色専用のカチ
オン電着塗装ライン
オノモリの自社製品
は環境関連機械や
金属加工機械など
多彩。写真は化学機
械
7
韓国の最新 I T 事情を探る
今年からモバイル向け高速通信が登場!
I S I C Oは5月18日
(木)
、e - m e s s e k a n a z awa 2006を開催中の県産
業展示館で、
「韓国IT最新事情セミナー」
を開催した。当日は、
韓日ITジャー
ナリストの趙章恩氏が、
「I T 強国韓国の現況と日本が学ぶべき戦略」と題し
て講演。ここではその内容をダイジェストで紹介する。
趙 章恩氏
韓国ソウル生まれ。東京韓国学校初中高等部、梨花
女子大学(ソウル)卒業。韓国大手企業の日本担当
部署を経て、現在、韓国のI T企業の海外進出サポー
ト、ウェブサイト企画から構築までを指揮するプロ
デューサー。著書に
「韓国インターネットの技を盗め」
(アスキー刊)など。
無料のパソコンが街中に
各種申請もネットで O K
ではすでに3歳以上の幼児も対象に統
コーダーは売れなくなりました。予約録
計を取っている)
。
画はもう死語です。
街中には、わざわざインターネットカ
V O Dによるテレビ局の収益はどんど
フェにいかなくても、無料で使えるパソ
ん増えていて、あるテレビ局では年間24
コンが至る所にあります。一般家庭では
億円を売り上げています。
デジタル家電の利用が進んでおり、いわ
またVO Dと連動してネットショッピン
ゆるおサイフケータイやナンバーポータ
グを楽しむこともできます。例えば、
ドラマ
ビリティーもすでに導入されています。
の中のある場面を選択すると主人公が着
2002年からは電子政府が実現し、さ
ている衣装の詳細が出てきて、ショッピ
韓国では現在、
「u-IT839戦略」
に沿っ
まざまな書類をネット申請できるまでに
ングサイトと連動するといった具合です。
てさらなる情報通信化に取り組んでい
発達しました。大学入試や公務員試験、
ネットでの消費活動が活発な要因の
ます。この戦略は「通信と放送の融合」
司法試験なども100%ネットで手続きを
一つは、多彩で便利な決済システムにあ
します。
ります。一番よく使われているのは携帯
「有線と無線の融合」に焦点を当てたの
電話による少額決済です。
また、
クレジッ
が特徴で、昨年には、世界に先駆けて
D M B(日本で言うワンセグ)をスタート
しました。さらに、今年はWibro(ワイ
予約録画は死語に
再放送はネットで購入
トカード会社やお店が発行するポイント
などを全部まとめて使えるO K C A S H
BACK、固定電話の料金に合算される
ブロ)という時速120キロの車の中でも
仕組みなども利用されています。
使えるモバイル向け高速無線インター
市民のネット生活を少し紹介しましょ
ネットのサービス開始を予定し、移動中
う。韓国ではT Vドラマの再放送分を1
でも大容量データをやりとりできる環境
本50∼100円でネット配信しています。放
が整います。
送終了後、24時間以内に、洋画など一
韓国の05年末時点のネット利用率は
部を除き全ての番組がネット上にアップ
72.8%です。この中で特筆すべき点は、
され、VOD(ビデオ・オンデマンド)で
3∼5歳の幼児でも47.9%が日常的にネッ
楽しむことができます。ネットを使えば、
トを利用しているということです(韓国
いつでも再放送が見れるのでDV Dレ
I T先進国・韓国の現状を解説
Ta l k S e s s i o n
趙 章恩 氏 × 阿部 和也 氏 × 松崎 秀規 氏
セミナー終了後 、
趙氏は、
韓国企業と提携している
(株)シーピーユー 開発研究室の
阿部和也氏、
(株)
アイ・ツーの松崎秀規代表取締役とトークセッションを行った。
そこでは、連携においてお互いを理解するための徹底的なコミュニケーションの大
切さ、韓国のバラエティー豊かなコンテンツ及びブロードバンド環境の利用価値など
を中心に討論された。
ISI COでは今年4月から、新たに(財)
日韓産業技術協力財団と協力し、韓国 ・ 大
邱広域市の
(財)
大邱デジタル産業振興院(D I P)
と引き続き連携を図っていく。
韓国ベンチャーとの連携について実体験を踏まえ討論
8
伝 統 工 芸 の 販 路 拡 大
ネット販売で反転攻勢
作家の発掘など、九谷焼をプロデュース
伝統工芸品の販売不振が叫ばれて久しい。
そんな中、ネット販売に活路を見いだし、
順調に売り上げを伸ばしているのが
九谷焼の販売を手がけるネットショップ「和座本舗」である。
同店の西田 上 代表に、ネットを活用した伝統工芸品の
販路開拓について聞いた。
興味を持つ人に
直接アピールしたい
和座本舗(九谷物産(株))
■ 所在地
■ 代表者
■ 資本金
■ 事業内容
能美市寺井町レ88
TEL 0761-57-2121
西田 上
■ 設立
昭和44年11月
1,430万円
■ 従業員数 5名
九谷焼販売
4点掲載した。合わせて、作家の情報やこだわり、商品
の背景にある物語性を自身の言葉で紹介した。どちら
も、スペースの限られた紙のカタログでは難しかったこ
「和座本舗」では自社サイトのほか、大手ショッピン
とだ。
グモールの楽天市場、
Yahoo!ショッピングにも出店し、
さらに、一度利用してくれた顧客と太く、長く付きあ
現在3店舗を運営している。ネット通販による年商は
うため、メールマガジンを頻繁に発行するなど、継続的
5,500万円で、会社全体の8割を占める。今年3月には、
に商品情報を提供。顧客が増えてくると、購買力に応じ
特定非営利活動法人全国イーコマース協議会が主催
てセグメントし、それぞれのニーズに応じた情報を発信
する「1000人の店長が選んだベストE Cショップ大賞
し、
購買意欲をより刺激した。
2006」で大賞に輝いた。
こうした取り組みが実を結び、一度購入してくれると
消費者はもちろん、同業者からも認められる人気
ほとんどの人がリピーターになってくれた。メールマガ
ショップのオープンは平成12年3月のことだ。ショップ
ジンの登録者数は現在、55,000人を数える。
の母体は昭和44年から九谷焼を販売してきた九谷物
産である。法人向けギフト商品のカタログ販売を主力
としてきた同社は、バブル以降、売り上げが低迷。
「売
窯元に市場ニーズを提供
若手作家にもチャンスを
れないところでもがくより、売れる市場に出て勝負した
売れる商品を作るため、西田代表は和食器プロ
い」
。西田代表はそう考えてネット販売に乗りだした。
デューサーとしての役割も発揮している。
確かにそれまで営業対象としてきたデパートや百貨
例えば、老舗の窯元に市場のニーズを汲んだデザイ
店には大勢の来客がある。しかし、食器、それも九谷
ンを提案して新作を作ってもらったり、サイト内では技
焼が目当てとなれば、それはほんの一握りに過ぎない。
術のある若手作家にスポットを当てている。また、
数あ
それならば食器や九谷焼を探している人と直接コミュ
る商品の中から季節に応じて茶碗や皿、湯飲みなど、
ニケーションできるネットを活用しようというわけだ。
自らの言葉で
商品の魅力を語る
ht tp: //www.wa -za . net /
コレクション性の高い商品づくりも戦略のひとつ。西田代表が手にしているのは
季節限定生産で人気があるチビ招き猫・桜吹雪バージョン。
複数のアイテムをコーディネートし、セット商品として提
案することもある。
ネットショップの運営が軌道に乗った今、これからの
ビジョンとして掲げるのは、実店舗のオープンだ。九谷
当時から伝統工芸品はネット販
物産では2年前、能美市内にあった店舗を閉めたが、顧
売に適さないと言われていたが、西
客の多い東京や大阪にアンテナショップを出店するこ
田代表は「九谷焼の魅力は絵柄や
とで、
ネットショップとの相乗効果を狙う。
デザイン。実物を手に取らなくても
また、ネットで成功した手法で、既存のカタログも再
買ってくれる」と考えていた。そこで
生できないか検討中だ。九谷焼をいかに販売するか。
ネットショップには、忠実な色の再
西田代表は、
「和座本舗」のブランド確立に今日も思い
現、商品の立体感などを念頭に自ら
を巡らせている。
撮影した写真を、商品1点につき3∼
9
海外進出レポート
蘇州に独資企業を設立
今年9月から新工場が稼働
巨大市場を狙って生産能力を増強
(株)金田鉄工所
■ 所在地
小松−上海便が週3便となり、
県内企業にとっては中国とのビジネスチャンスがより拡大した。
中国の可能性に魅せられた企業トップに話を聞いた。
白山市福留町292
TEL 076 -277-1335
■ 代表者
金田 喜至
■ 設立
昭和37年9月
■ 資本金
3,500万円
■ 従業員数 47人
■ 事業内容 金属プレス加工
現地向けの
機構部品などを製造
電一廠から、
「当公司の加工部門を分離し、御社と合弁企業
金田鉄工所は今年9月、
中国・蘇州市の経済開発特別区
た技術でも売れなければ価値がないと考える先方の経営
で、板金溶接、機械加工を主に手がける新工場を稼働させ
者の価値観に共感し、
合弁に踏み切った。
る。中国に進出している日系メーカーなどに対して拡販を図
金田鉄工所が55%、蘇州有線電一廠が45%を出資した
り、5年後をめどに年間売上高1億人民元(※)を見込む。
蘇州金田機電部品有限公司は、設立後、日本への輸入は視
新工場は、一昨年に同社が独資で設立した蘇州新金
野に入れず、中国市場の開拓に専念。取引先は40数社を数
田機電技術有限公司の製造拠点となる。敷地面積は約
え、
年商は4,000万人民元を狙えるところまできた。
を設立したい」ともちかけられたのだ。
金田社長は「技術よりも市場ありき」
、
つまりどんなに優れ
33,000平方メートル、建築面積は約8,000平方メートル。各種
製造機械のほか、将来のOE M 生産を見すえて、空調を効
かせた環境下で組立作業が行えるよう配慮した。当初は20
独資で設立し、
中国進出は新たな段階へ
人体制でスタートする。
経営は安定していたが、
一方で、
金田社長はジレンマも抱え
ていた。合弁会社には国営企業時代の社員も多く、社内のド
ラスティックな意識改革が難しかった。そこで、合弁企業が安
定しているうちに独資企業を別に立ち上げ、新たな市場に対
応したいと考えたのだ。
新工場では、
「規模は追求せず、少数精鋭でいく。チャンス
があれば自社製品にも挑戦したい」と金田社長はビジョンを
明かす。
金田社長にとって中国への進出は、自分たちが長年積み上
伸びゆく巨大市場を見すえて設立した蘇州新金田機電技術有限公司
「技術よりも市場ありき」に
共感し、
合弁に乗り出す
げてきた技術を必要とされてい
ることが最大の理由だった。し
かし、
今では様相が変わり、
中国
でビジネスを展開する醍醐味は、
同社が中国との交流をスタートさせたのは昭和59年にさ
何と言っても世界中の企業が集
かのぼる。県鉄工機電協会の日中経済交流事業の一環と
中する巨大市場にある。
「チャン
して、
蘇州市の企業を視察したのが始まりだ。翌々年には技
スをものにするためには、社員全
術研修生を受け入れ、金型やプレス加工の技術を手取り足
員が顧客の心をつかむために、
取り教えた。
「当時はビジネスパートナーとしてはまったく意
一丸となれることが絶対条件と
識していなかった」と金田喜至社長は振り返り、あくまでも
なる」
(金田社長)という確信の
ボランティア精神で技術交流に取り組んだという。
もと、金田鉄工所の中国ビジネ
同社がビジネスの側面から中国とかかわりはじめたのは
スは新たな展開を迎えようとし
平成8年のこと。電話交換機などを製造していた蘇州有線
ている。
中国市場の開拓に力を入れる金田社長
(※)1人民元=14.02円(平成18年6月1日現在)
10
ISICO では、県内の中小・ベンチャー企業の活性化、
TOPICS
産学官連携の推進のため、さまざまな取り組みを行っています。
その様子をダイジェストでどうぞ!
イ シ コ ・ト ピ ッ ク ス
石川県企業交流懇談会
∼谷本知事によるトップセールス∼
ビジ ネス チャン ス 獲 得 に 向 け、受 発 注 企 業 が 積 極 的 に 交 流
石 川 県 と I S I C O は5月18日
新規受注を目指す県内企業と取引の可能性を
探る県外企業の交流で会場は熱気に包まれた
「名刺交換を通じ、お互いを理解
の拡 大を図るため、金 沢エクセ
し、この機会をぜひ生かしてほし
ルホテル東 急で「石川県 企 業 交
い」と呼 びか け た。発 注 企 業 代
流 懇 談 会 」を 開 催した。県 外か
表のサンケン電気(株)江角輝夫
ら大 手 ・ 中堅 発 注 企 業 41社 の
取締役常務執行役員からの乾杯
役員、発注担当部課長47名が参
の音頭の後、活発な意見交換が
加。石川県からは、I S I C O 理事
行われた。
長の谷本正憲知事をはじめ県内
最後に、受注企業代表の(株)
企業98社106名が参加した。
高 林 製 作所 高 林健一 代 表 取 締
懇談会は、発注企業と受注企
役 社 長 が「知 事 のトップセール
業 の 情 報 交 換 会 からスタート。
スのもと、お客様のニーズに応え
会 場 のいたるところで 活 発に名
るよう努力していく 」とあいさつ
刺交換が行われ、県内
し、懇談会は盛況裡に終了した。
企業の参加者は熱心に
ま た、18日( 木)から3日間、
自社の技術力や生産体
I S I C O は県産業展示館2号館で
「石川県中小企業技術交流展」を
制をアピールした。
自らトップセールスを
行う谷本知事
石川県中小企業技術交流展では71社9組合・グループが
技術力を披露した
その後、会場を移し
開催した。会期中は、約54,000
て、発注企業と受注企
人が来場し、71社9組合・グルー
業が各テーブルに同席
プがそれぞ れの 技 術、開発 の成
し、交 流 を 深 めた。冒
果を一堂に展示し、PRを行った。
独 自 性 の 高 い 技 術 を 誇 る 県 内 5 社 が 選 出 さ れる
今年4月、中小企業庁が選定
する「明日の日本を支 える元 気
なモノ作り中小企業300社」に
県内から右記の5社が選ばれま
会社名
中小企業庁が選定する
「元気なモノ作り中小企業300社」
選定理由
(株)石野製作所(金沢市)
コンベア技術に自動給茶装置をドッキングさせた回転寿司コンベア機で
日本の食文化に革命を興し、世界シェアの60%を獲得。
(株)
ビルドス(小松市)
世界で初めて米連邦航空局(FA A)の基準をクリアした繊維強化プラスチッ
ク( F R P)製の航空機用洗面カウンターを製作し、
世界シェア40%を獲得。
(株)
明石合銅(白山市)
鋼に銅合金を接合する技術によって、2つの金属の長所を持つ理想的な
油圧ポンプ用シリンダーブロックを製造し、
その国内シェアは100%。
した。
各々、世界規模の市場で高い
頭あいさつに立った谷本知事は、
(木)、県内中小企業の受注機会
シェアを持つ製品を製造してい
ることや独創的な技術を持つこ
(白山市)
オリエンタルチエン工業(株)
となどが評価されました。
おめでとうございます。
(株)
東振精機(能美市)
「世界最小のチェーンをつくろう」を合言葉に、ピッチ3.175m m の産業機
械用チェーンの量産技術を確立。内視鏡用チェーンでは世界シェア70%。
サブミクロンの高精度(1/10,000mm)でベアリング組込用ローラを製造す
る専門メーカー。高精度ローラは世界中に供給され、国内でのシェアは70%。
11
経営の安定や積極的な事業展開を支援する融資・助成制度のご紹介です。
【お問い合わせ】
(財)石川県産業創出支援機構
経営支援部 設備資金課 「設備投資に対する助成がさらに充実しました 」
TEL
076 - 267-1174
● 設備貸与制度( 割賦・リース)
貸与損料/年2.75%
対象業種、
対象設備の指定なし
利子助成制度により、設備貸与の貸与金利が
実質0.92% とお得
〈金沢市内の企業の場合〉
※各市により、
利子助成制度が異なりますので詳細に
ついては、お問い合わせください。
※実質金利の計算は、
返済期間を7年で計算しており、
返済期間が短くなると更に金利は下がります。
借入金利2.75% が、
県からの利子助成0.5% ( 貸付期間中 )
金沢市の利子助成2.0% (3年間限定 ) で実質 0.92% となります。
ただし、 対象業種は、
機械金属、
電機電子などの製造業。
1年
2年
3年
4年
5年
6年
7年
備 考
1
2.75%
2.75%
2.75%
2.75%
2.75%
2.75%
2.75%
石川県助成金利 2
0.50%
0.50%
0.50%
0.50%
0.50%
0.50%
0.50%
金沢市助成金利 3
2.00%
2.00%
2.00%
助成金利合計 2 + 3
2.50%
2.50%
2.50%
0.50%
0.50%
0.50%
0.50%
実質負担金利1- 2 - 3
0.25%
0.25%
0.25%
2.25%
2.25%
2.25%
2.25%
貸
与
金
利
全貸与期間
3年間
● 設備資金貸付制度
設備資金の1/2を限度
無利子、対象業種、
対象設備の指定なし
(7年償還、据置期間は、
半年または1年)
I S I C Oライブラリー 書籍・ビデオ情報
ISICOライブラリーでは、皆様のご要望を取り入れな
がら、
随時、
書籍・ビデオの整備を行っています。お気
軽にお立ち寄りください。
書籍情報
「日本マーケットシェア事典」
「中小企業白書」
「科
学技術白書」
「環境白書」の各最新版を整備しま
した。
閲覧ができますので、
ぜひご活用ください。
開館時間
月∼金曜日 8 時 3 0 分∼19 時 3 0 分
土曜日 10 時∼17 時
ビデオ情報
近年、さまざまな業種で、
「トヨタ式」を導入して大き
な成果を出している企業が増えています。今なぜ「ト
ヨタ式」なのでしょうか? 多品種少量生産の実現、生
産性の向上、競争力の強化 ……、いろいろとその理
由が挙げられますが、一番重要なことは「人が育つ」
ということです。
「トヨタ式」の各ポイントが明示して
ある格好の教材ですので、
ぜひご活用ください。
休館日
原則として日曜・祝祭日、
年末年始
(12月29日∼1月3日)
※このほか、
都合により休館することもあります。
【お問い合わせ】
(財)石川県産業創出支援機構
産業振興部 産業情報課 「人が育つトヨタ式改善の進め方 ( 全3巻 )」
いしかわクリエイトラボ入居者募集
■募集区画(H18.6.1現在)
・50㎡×8区画(50㎡区画を2区画以上借りること可)
・25㎡×5区画
■応募資格
(1) インキュベータ
●新分野への進出、技術開発など、
創造的企業活動を行う中小企業
●独自の事務所・研究室が持てない
小規模企業
●創業まもない中小企業、これから
起業を目指す意欲ある方
(2)レンタル・ラボ
●研究開発に取り組むすべての企業
●入居から5年を経過したインキュベータ
12
TEL
076 - 267-10 01
いしかわサイエンスパーク内のインキュベート施設「いしかわクリ
エイトラボ」では、
現在、
入居企業を以下の通り募集しています。
■利用料金
●賃貸料
【インキュベータ】
1㎡あたり2,000円/月
【レンタル・ラボ】
1㎡あたり3,000円/月
●共益費 1㎡あたり500円/月
●保証金 月額賃貸料の2カ月相当
■利用期間
インキュベータは5年間
レンタルラボの利用は制限なし
■入居者特典
●高速インターネット完備
( 最大100M b p s ) 常時接続
●24時間365日利用可能
●無料駐車場
●北陸先端科学技術大学院大学との共同研究の
場合は、大学の設備も一部利用可能
【お問い合わせ】
(財)
石川県産業創出支援機構
サイエンスパークオフィス
TEL
0761 - 51 - 012 2
I S I C O’S
S U PP O R T
MEMBERS
職員数
107人
・常勤役員
3人
・職員 104人
(派遣・非常勤含む)
企 業 や 新 分 野 進 出 、経 営・技 術 革 新 に 関 すること な ど 、
何 で も 構 い ま せ ん 。私 たち107人 が 力 に なりま す。
ま ず は 、お 気 軽 にご 相 談ください 。
課長代理
誠実に!
融和
主任
本県産業振興のため、コンベ
ンション環境の充実を目指し
ます。
安心・安全に心して。
沢谷
昌子
地場産業振興センター課長
舟川
親
技師
小杉
勝治
事務職員
笑顔での対応を心がけます。
中尾
一也
総務企画課長
坂
芳幸
ISICOは頑張る企業の応援
団です。
南野
啓子
主任
藤井
俊江
主任
中川
美知子
スピーディーかつ丁寧な対応
を!
何事にも前向きに!
常務理事
︵兼事務局長・総務企画部長︶
何事にも前向きに全力で取り
組みます。
稲口
幸男
専務理事
喜田
孝雄
副理事長
斉藤
直
頼りがいのある存在であるよ
うに。
総務企画部
企業の皆様に満足して頂ける
センターに!
主任
牧野
典子
産業情報課長
尾井
一秀
産業振興部長
中島
正英
主任
西田
理恵
主任
谷内
秀樹
産業振興部
役に立つ人材養成事業を。
お客様に楽しんで頂ける展示
企画を!!
事務職員
DGnetを通して、新鮮な情
報をお届けします。
主任
中道
英機
主任
県内受注企業のニーズに応え
られるよう頑張ります。
DGnetでお役に立つ情報を
提供します。
梶井
朋美
ネットショップを支援する専
門家派遣をご利用下さい。
谷内田
努
課長代理
長田
豊
発注・受注企業の架け橋として。
事務職員
役立つ情報を提供しますので、受
付へお気軽にお越しください。
IT・コンテンツ関連企業の支
援をしています。
水野
敦子
事務職員
課長代理
受注企業にとって実りのあるあっ
せんと情報提供を目指します。
販路開拓アドバイザー
田辺
敏行
受注開拓アドバイザー
自然体で誠意を尽くす。
持田
麻紀
事務職員
販路開拓・拡大のサポートを
しています。
高木
悟
受注開拓アドバイザー
高平
良司
受 発 注 斡 旋 で 最も大 切 な の
は信頼に裏打ちされたパート
ナー実績。
「 お店ばたけ」でネットショッ
プ運営者を応援します。
木下
保彰
担当課長
受・発注企業の紹介・あっせん。
ちょっと・・・・・・を求めて。
矢田
美絵
ビジネスに役立つライブラリ
を心掛けるので、お気軽にご
利用下さい。
本多
保夫
受注開拓アドバイザー
釜本
隆司
信頼あるパートナーシップで
確実に!!
事務職員
販路開拓課長
松田
弥
受注あっせん業務が順調なの
は県 内 受 注 企 業 の 皆 様 の 熱
意のおかげです。
吉本
佐知子
主任
古川
陽一
情報誌ISICOの担当として、
今年度も新しい創造・思考で
企画を!
迅速 ・ 適確な情報発信、事業
サポートに努めます。
販売促進に即効性あるサポー
トを心掛けたい。
13
ISICO’S SUPPORT MEMBERS
ジョブカフェ 石川センター長
次世代に希望と活力を与えら
れるかどうかはオトナ次第で
すよね!
加賀サテライト所長
沼崎 英暉
事務職員
能登の若者が気軽に集うジョ
ブカフェに!
植村 まゆみ
企業の中核人材育成をお手伝
いします。
岡崎
優子
能登サテライト所長
中川
秀平
能登サテライトは、リニューア
ルオープンで就職支援も強化
です!
事務職員
企業とジョブカフェの連携を
お手伝いします。
戸田
知美
事務職員
事務職員
明るく就活できるように応援
します!
今部 奈津子
モノづくり人材の育成をお手
伝いします。
高村
知美
マネージャー
深浦
吉昭
効果的な企業情報の提供によ
り、
若者と企業のマッチングを
支援します!
コーディネーター
産業人材の育成・強化を後押
しします。
市川 太刀雄
コーディネーター
マネージャー
笠間
晃
石 川 の 明 日を 担う若 者 の 自
立・就職をサポート!
七山
幸夫
人材支援課長
前野
貴志
県内企業の産業人材確保・育
成を支援します。
「 ものづくり企業」と 自立を
目指 す若 者 の出会 いをサ
ポートします!
課長代理
紺村 茂
新事業支援室長
北川
健一
経営支援課長
穴田
雅晴
経営支援部長
兼
( 再生支援室長
浅井
豊樹
事務職員
池端
美貴
)
経営支援部
就職活動の 活力 を得られる
ような環境作りを目指します!
アドバイザー
事業化までの一貫したお手伝い。
課長代理
岡本 龍治
設備資金支援を通して中小企
業の活性化をサポートします。
再生支援室アドバイザー
村田 憲泰
事務職員
資金、貸与の事務処理をして
います。
産業大学経営講座、研究開発
助成事業をご案内します。
北嶋 正廣
オフィス事務職員
設備資金関連の総括・企業の
パートナーとして前進!
青山
美鈴
中小企業再生に全力投球で取
り組んでます。
事務職員
山森
陽子
アドバイザー
上野
和人
アドバイザー
経営改善は正しい会計・記帳
に基づく正規の財務諸表の作
成から。
いしかわSOHOプラザクリ
エーションオフィスへお気 軽
にお越し下さい。
部長代理
︵兼設備資金課長︶
嘱託指導員
水谷
清
返済計画の相談相手としてサ
ポート。
S
O
H
O
米尾
正司
コーディネーター
新しい事業にチャレンジしま
しょう。積 極的にサポートい
たします。
事業者の経営革新を応援します。
安田
一代
SOHOと 企 業 間 のビジネス
マッチングをお手伝いします!
石田
弘昭
主任
山本
浩一
中小企業再生の為にいかなる状
況下でも共に考え、行動します!
主任
アドバイザー
経営 革 新 企 業 へ の 融 資を応
援します。
経験豊富なスタッフをご活用
下さい。
北川 亜津子
主任
確実な前進のお手伝いをします。
中野
学
アドバイザー
安藤
晃
経営上の問題点の改善に努力
します。
現場を見てカイゼン活動をお
手伝いします。
野村
博樹
主任
事務・回収処理をしてます。
井口
広明
お手伝いします。自立できる
ベンチャーへ。
桐田
宏美
14
アドバイザー
アドバイザー
多田
昭男
元気な会社になるようお手伝
いします。
専門家派遣で経営体質の改善
をお手伝いします。
金平
勲
主幹
山崎
伸一
設備資金貸付・設備貸与制度
の利用企業をバックアップ。
主任
アドバイザー
多田
年成
現場の問題発見と「 ありたい
姿」をいっしょに考えましょう。
中村
陽一
主任
平井
一也
異業種交流グループ活動の支
援などを担当!役立つ情報を
提供します!
期待に応えられるISICOを
目指します。
誠意を持って丁寧に応対しま
す。
私たちスタッフに
おまかせ下さい!!
主任
畑 逸郎
主任
コーディネーター
小浦場 卓
コーディネーター
農業・食品産業・大学との連携
を支援!
コーディネーター
梅田 章
特許情報アドバイザー
企業の人材育成をお手伝いし
ます。
主任
門前 哲也
知的クラスター推進室長
各大学や他地域との連携の強
化と知的クラスター事業の研
究シーズの技術移転を推進!
産学・産業間連携による技術開
発のための助成制度を紹介!
知的クラスター事業における
研究シーズ移転企業を発掘!
科学技術コーディネーター
︵知的クラスター担当︶
臼井
睦
サイエンスパーク
オフィス
知 的 クラスター 事 業 の 研 究
シーズの事業化移転を支援!
事務職員︵レストラン︶
皆様と一緒にISPを明るくし
ます。
牧
桃子
事務職員
橋本
朱巳
事務職員
新田
松子
主任
利用者の方に気持ちよく使っ
て い た だ ける よう心 掛 け ま
す。
新製品開発前の特許調査や商品
のネーミング時にご相談下さい。
沢柳
健二
科学技術コーディネーター
︵知的クラスター担当︶
塚林
和雄
知的クラスター事業から生まれ
る研究成果の事業化を支援!
産 学 官 の ニーズ と シ ーズ の
マッチングを支援します!
辻
寛司
特許流通アドバイザー
事業総括
︵知的クラスター担当︶
中川
脩一
知的クラスター事業の総括と
して、県内企業の新たな事業
化への取り組みを支援!
知的財産戦略、つくば研究学
園都市、宇宙産業分野の専門
家を紹介!
上田
芳弘
コーディネーター
開放特許のライセンスを通じて
新製品開発をお手伝いします。
石田
崇史
特許流通支援室長
新製品・新技術開発への連携
作りを支援!
近岡
和英
事務職員
橋本
岳文
クリエイトラボ、フロンティア
ラボの入居 促 進 及びISPの
活性化を・・・。
特許取得に関する相談、事業化に
必要な特許のあっせんを推進!
笠森
正人
マーケティングアドバイザー
科学技術コーディネーター
︵知的クラスター担当︶
知 的 クラスター 事 業 の 研 究
シーズの事業化移転を支援!
柳
浩一
つくばセンター長
都市エリア事業をサポートし
ます。
石原
理
次長
内 徳幸
石川ハイテク交流センターの
利用促進を。
ブランド作成のお手伝いをし
ます!
江野
理奈
事務職員
室野
律子
研究開発情報、知的クラスター
事業をサポート!
技術開発のための研究者情報、
つくばの研究シーズを紹介!
倉本
卓次
都市エリア推進室事業総括
産地の皆様と連携して都市エ
リア事業を推進します。
研究 ・ 支援機関との調整、大
学などの研究者を紹介!
大野
悟
食卓を彩る新製品・商品造り
を支援!
中道
俊久
サイエンスパークオフィス所長
下口
宗裕
交流の輪をさらに広げます。
コーディネーター
主任
東出
千延
知的クラスター事業をサポー
トします。
特許相談のインフォメーショ
ンとして役立つ情報を!
近藤
哲史
ネットワークサブマネージャー
井口
敏夫
県内中小企業のネットワーク
づくりをお手伝いします。
事務職員
コーディネーター
川畠
平一
農工商連携で新しい風を起こ
そうとする現場の声を支援し
ます!!
山本
沙樹
事務職員
宮前 由紀乃
技術開発のための共同研究、
研究会参加のお手伝い!
研究交流課長
産学官連携による共同研究開
発の総合案内!
川口
喜仙
プロジェクト推進部長
大霜
祥栄
プロジェクト
推進部
皆様のレストランご利用をお
待ちしております。
コーディネーター
西谷
祐義
クリエイトラボの皆様の発展
を目指し、誠心誠意の対応に
心掛けます。
15
県産品 News
このコーナーでは、県内の中小企業の製品の中から、I S I C O が主催する展示会に出展され
た製品を紹介します。今回は、5月18日
(木)∼20日
(土)に開催した「石川県中小企業技術
交流展」に出展され、
石川ブランド優秀新製品として認定された製品のうち、
4点です。
カエル博士のフラッシュバッジ
友禅シート
(高輝度LEDフラッシュバッジ・ソーラー充電装置)
強い光を放つ高輝度 L EDを利用したバッジで、連続16時
伝統の加賀友禅模様を描いた紙や布に樹脂をコーティン
間の点滅が可能。夜間でも約300メートル先から視認でき
グして、シート状に加工。U V カットの樹脂を用いている
るため、交通事故防止の安全グッズなどへの利用が見込ま
ため変色しにくく、耐水性にも優れている。機能性とデザ
れている。形や 絵
イン性を兼ね備
柄、
点滅場所は自由
え たイン テリア
にオーダーメード
用品として、テー
でき、会社 P R など
ブル クロスや ラ
にも活用できる。
ン チョン マット
などに最適。
(株)
カエル博士
T E L 076 -267- 0005
http://www.kaeru-hakase.co.jp
工房久恒
T E L 076 -251-7184
http://www18.ocn.ne.jp/~yumeki/
ふぃっと椀
左官アート額
指を添える部分に厚みを加えているため、熱湯を注いで
伝統的な左官技法で仕上げた、砂、しっくい、珪藻土など
も熱くなりにくく容易に持ち運ぶことができる。また、高
の自然素材の土壁を、45cm四方の額に閉じ込めた。心
台の周辺に付けたくぼみが滑り止めの役割を果たしてお
癒やされる芸術的なインテリアとして、和室はもちろん洋
り、握 力 の 弱 い
室 に も マ ッ チ。
高齢者や子供に
落ち着いた「和」
も使い勝手がい
の雰囲気を感
い。県 工 業 試 験
じることができ
場と共同で研究
る。デ ザインの
開発を行った。
バリエーション
も豊富。
(株)タカノ
T E L 0761-77- 0135
http://www.takano-tc.co.jp
(株)イスルギ
T E L 076 -247- 4646
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今 年度は情報誌の発行を年6回とし、
よりタイムリーに情報提供いたします。
そして、スタッフ一同、今後も皆様の
ニーズに合った事業を行えるよう、
全力
で対応いたします。
[発行月]2006年6月
(年6回発行)
[発行所]財団法人 石川県産業創出支援機構[編集協力]ライターハウス/金沢市問屋町1丁目75番地
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