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あなたの屋上も緑化できます

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あなたの屋上も緑化できます
はじめに
都内では、市街地の拡大に伴い特に都心部を中心に多くの緑が失われてきま
した。こうした緑の減少に対し、都は、これまで様々な対策を講じて、緑の創
出や保全の取組を続けてきましたが、緑は今もなお減り続けています。
都市における緑は、都民に潤いや安らぎを与えるだけでなく、都市防災やヒ
ートアイランド対策などの都市環境の改善、美しい都市景観の創出、生態系の
保全への寄与など、その役割は、ますます多様に、かつ重要となっています。
この多様な効果を有する都市の緑を保全・回復するために、都は、地上部の緑
化だけでなく、建築物の屋上や壁面の緑化なども推進してきました。
平成 13 年(2001 年)から、「東京における自然の保護と回復に関する条
例」(自然保護条例)に基づき、都内の一定規模以上の敷地において、建築物の
新築や増改築など新たな開発を行う際に、地上部の緑化のほか屋上等の緑化を
義務付ける緑化計画書制度を開始いたしました。そして、これが契機となり、
屋上緑化に対する認識は、着実に広まり、多くの企業により様々な緑化関連製
品の開発が進められ、屋上緑化の分野は大きく成長してきました。
一方、
「自然保護条例施行以前に建てられた建築物」(既存建築物)について
は、緑化義務の対象外であることや、屋上の積載荷重制限や防水面に対する不
安などにより、屋上緑化の普及状況は必ずしも十分といえる状況にはありませ
ん。しかし、近年、緑化関連製品の開発が進んだことにより、既存建築物であ
っても設置が可能な緑化システムも増えてきており、都内に存在する膨大な既
存建築物の屋上の利用は、東京の緑の保全・回復にとって重要な課題の一つと
なってきています。
本事例集は、既存建築物における屋上緑化の普及に向け、都内に存する既存
建築物屋上緑化の事例について、写真や図面、設計・施工・維持管理に関する各
種情報や設置の目的・効果・コストなどを取りまとめて紹介するものです。
目次
事例概要
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
既存建築物屋上緑化における主な留意点
事例における工夫点・留意点及び効果
P. 1
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
P. 3
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
P. 4
事例紹介・目次詳細
A.業務
01 松田平田設計本社ビル
02 豊島屋ビル
P.9
P.7
04 熊谷組本社ビル
05 雪印乳業本館
P.13
07 丸の内センタービル
06 三井住建道路本社ビル
12 新国際ビル
P.27
P.25
14JR恵比寿ビル
P.31
16 玉川髙島屋ショッピングセンター
P.37
P.23
P.21
11 郵船ビル
13 新宿ルミネ1
P.17
09 朝日生命大手町ビル
08 新有楽町ビル
10 新東京ビル
P.11
P.15
P.19
B.商業
03 高輪東誠ビル
P.29
15 伊勢丹本店
P.33
17 ホテルニューオータニ
P.39
P.35
事例紹介
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
P. 6
都区部における屋上緑化等に関する助成制度・問合先一覧
・・・・・・・・・・・・
P.63
御協力頂いた屋上緑化施設の管理者・設計者・施工者一覧
・・・・・・・・・・・・
P.64
C.福祉
医療
19 特別養護老人ホーム暖心苑
18 福祉系事務所
P.43
P.41
21 グレースメイト鷺ノ宮
23 日本大学通信教育部
E.住宅
P.49
25 学校法人実践学園
24 小松川第三中学校
P.51
26 大京町サンハイツ
<事例紹介・目次の見方>
P.55
P.53
27 恵比寿ガーデンテラス弐番館
P.57
P.45
22 青梅市立総合病院
P.47
D.学校
20 ジョイステージ八王子
P.59
28 戸建住宅(参考)
P.61
事 例概 要
本事例集で取り上げている 28 事例の概要を、2 ページの一覧にまと
めました。また、28 事例をその植栽内容により、次の 3 つの緑化タイ
■芝生植栽
プに大別し、緑化施設の緑化面積・設置重量・設置費・維持管理費につ
いて緑化タイプ別に整理すると、次のようになりました。
■事例概要:緑化タイプ別の平均
■地被・低木植栽
注)事例ごとに重量や費用の内訳は異なりますが、計算上は特に考慮していません。
①芝生などによる緑化(平面的緑化)
芝などによる高さの低い緑化。平面的に見えることから平面的緑化と
も言われます。
■高木・中木植栽
②地被や低木による緑化(平面的緑化)
草花や低木などによる高さの低い緑化。平面的に見えることから平面
的緑化とも言われます。
③高木・中木を組み合わせた緑化(立体的緑化)
草花や低木などと中高木をバランスよく組み合わせた緑化。立体的に
見えることから立体的緑化又は複合緑化とも言われます。
その他、池などの水と植物とを組み合わせ、水辺環境を人為的に作る
ことによって、生き物の生息空間を生み出す緑化タイプは、ビオトープ
緑化と言われています。本事例集においては、このビオトープ緑化につ
いても、使用されている植物の高さに応じて、上記の 3 つの緑化タイプ
の中で整理しています。
事 例紹 介の見 方
28 の事例は、建物の用途別に、緑
地面積の小さものから順に掲載して
います。
各事例紹介は 2 ページからなり、1
ページ目では、緑化の目的・効果・工
夫点等とともに、現地の写真を掲載し、
屋上緑化の効果や魅力を分かりやす
く紹介しています。2 ページ目は、緑
化に関する設計、施工、維持管理など
の詳細データ等を取りまとめて掲載
しています。
1
■水辺植物植栽
事例概要
■事例概要:一覧
なお、1ページ目の基本情報では、建
物の主な用途、主な構造、階数、住所な
どを掲載していますが、主要構造につい
ては右図のように略号で表示し、階数に
ついては地上階数のみを表示していま
す。
建物詳細情報では、建物の竣工年、緑
化施設を設置する前の屋上部分の既存
防水の仕様及び分かる範囲での建物設
計時の積載荷重を掲載しています。
2
既 存建 築物屋 上緑 化にお ける 主な留 意点
一般に、屋上緑化を行う場合は次表のように「目的の明確化」
、「周辺環境の把握」、「建築特性
の把握」、「法規制」や「助成制度」の確認を行った後に、具体的な緑化計画や植栽計画の検討を
進めます。既存建築物における屋上緑化では、まず事前調査において、過去に設計された既存建
築物の屋上部設計積載荷重を確認するとともに、防水層や排水構造等の現況を十分に調査・把握
することが重要です。
①積載荷重の確認
既存の建築物は、一般にその設計年により耐震安全性に差がある可能性が高いといわれてい
ます。特に新耐震設計法(昭和 56 年(1981 年))以前に設計された建物では、耐震安全性に問
題がないか、まずは耐震診断を行い、建物の耐震性能や屋上への積載荷重条件を確認し、問題
があれば耐震改修等を行うことが必要です。本事例集においては、28 事例中5事例が耐震改
修した後に屋上緑化を行った事例でした。
②防水層の確認
防水層についても同様に事前調査を行い、屋上からの漏水の危険が生じないように、仕様や
施工時期、劣化状況等を確認し、状況に応じて補修や改修を行うことが必要です。本事例集に
おいては、28 事例中 9 事例が既存の防水層を補修又は改修した後に屋上緑化を行った事例で
した。
③工事における周辺への配慮
既存建築物の屋上緑化では、一般に、建物を使用しながら工事を進めることになります。そ
のため、資材等の運搬方法やその経路、工事に伴う騒音や振動などについて、既利用者に支障
を来さないよう十分に配慮した計画を立てて、工事を行うことが必要です。
■基本的な調査・検討事項
参考:特定非営利活動法人屋上開発研究会「改訂版
3
屋上緑化設計・施工ハンドブック」
■基本的な植栽計画検討事項
事 例に おける 工夫 点・留 意点 及び効 果
本事例集では、各事例の屋上緑化関係者に、屋上緑化における工夫点・留意点及び効果につい
て記載頂きました。その概要をまとめたものが次ページの表です。
主な留意点・工夫点としては、
①厳しい積載荷重条件に対応するため、軽量化に対する工夫(軽量土壌や軽量緑化システムの
採用、押えコンクリートを撤去する工法等)を行ったこと。
(17 件)
②荷重制限の範囲内で、できるだけ季節感のある植栽計画を行ったこと。
(7 件)
③防風ネットやマルチング材の敷設など風対策を行ったこと。(7 件)
④憩いの場・交流の場・リフレッシュの場、あるいは園芸療法のための癒しの場など、テーマ
性のある空間形成を図ったこと。(6 件)
⑤荷重制限内でできるだけ立体的な緑化を行ったこと。
(3件)
⑥ビオトープや流れを導入したこと。
(3件)
⑦分解性材料などエコ材料を導入したこと。
(2 件)
⑧使用中の建物における資材運搬に留意したこと。
(2件)
などが挙げられています。
一方、屋上緑化の具体的な効果としては、
①熱環境改善効果や省エネ効果等があった。
(15 件)
効果については、
「年間 12%の電気代が削減された。」、「真夏でも緑化パネルの下の温度
は平均 28.5℃であった。
」など、具体的な数値も挙げられています。
②憩いやリフレッシュの場が、社員や学生、居住者や来客者に活用され、評価を得た。
(12 件)
③野鳥や昆虫が飛来するようになり、身近な自然の場がうまれた。
(7件)
④屋上緑化を契機に社員や学生の緑・環境等への関心が高まった。
(5件)
⑤周辺ビルからの眺めが良くなり景観が向上した。
(4件)
など、幅広い効果があげられており、関係者の創意工夫により、各事例の屋上緑化は魅力的で
効果の高いものとなっています。
4
■事例における留意点・工夫点、効果
5
事 例 紹 介
N O .1
松田平田設計本社ビル
■屋上緑化面積:約 92 ㎡
■竣工年:2006 年
■設置費:約 190 万円
(設計費含まず)
所:港区元赤坂 1-5-17
■建物:事務所、RC 造、地上 8 階建
■住
▲彩り豊かな屋上緑地:全景
▲芝桜とウッドデッキ部
▲上空写真:全景
■緑化の目的・動機:社屋の改修に合わせて計画。隣地の赤坂御所の緑地につなげること、社員のア
メニティ向上、断熱性の向上のためなど。
■緑化による効果等:見学者が多くなった。社員の緑化への関心が高まった。野鳥やトンボなどが来
るようになった。
■工夫点・留意点等:四季折々の花を計画し、見て楽しめるようにした。積載荷重を 60 ㎏/㎡以下に
抑えること(超軽量化)
。
7
A業務
■建物竣工年:1960 年
■緑地平面図
■植栽樹種
低木
地被
■設備機器
■設置重量
■構造詳細
■屋根:アスファルト防水
■設計積載荷重:床荷重 60kg/㎡
フィリフェラオ-レア、アベリアエドワ-ドゴ-チェ、ギボウシ
シバザクラ、アガパンサス、ロ-ズマリ-
自動灌水装置
単位面積当たり 約 60kg/㎡
R-パレットシステム詳細図
防水シ-ト:アスファルト防水シ-ト、防根シ-ト:ル-トガ-ド、排水層:発砲ポリスチレン
ボ-ド、土壌:人工軽量土壌、その他:軽量化のためR-パレットシステムを導入
■緑地の維持管理
自 主 管 理:ただし、剪定はスポット(隔年)で約 22 万円で委託により実施。
管理のポイント:除草と枯葉の処理が主。灌水は雨水の再生水利用。灌水コントロ-ラ-は太陽電
池で駆動。
維 持 管 理 費:
(約 11 万円/年)
■緑地設計者:(株)松田平田設計
■緑地施工者:田島ル-フィング(株)、東邦レオ(株)、
(株)日比谷アメニス
8
N O .2
豊島屋ビル
■屋上緑化面積:約 110 ㎡
■建物:事務所、SRC 造、地上 7 階建
■竣工年:2006 年
■設置費:約 670 万円
■住 所:千代田区内神田 1-13-1
▲水と緑豊かな屋上緑地:全景
▲上空からの眺め
▲小川部分
■緑化の目的・動機:
「幸せになる貸しビル」を事業コンセプトとしており、当ビルでは「テナントへ
のサ-ビス」として憩いの空間を提供するために屋上庭園を計画した。庭園は、テナントの休憩ス
ペ-スや商談の場、ミ-ティングスペ-スとして活用されている。
■緑化による効果等:屋上緑化導入後、断熱性能の向上や、環境への取り組みについてテナントに理
解を求めた結果もあり、12%の電気代が削減できた。庭園の実現は、憩いの場の提供や環境への貢
献とともに、経営活動の面でも貢献している。
■工夫点・留意点等:限られた荷重条件で小川を流すため、軽量のかさ上げ材を用いて高低差を作り、
軽量ブロックに遮水シ-ト等を巻き付けて、小川の土台を仕上げる技術などを導入した。
9
A業務
■建物竣工年:1971 年
■屋根:塩ビシ-ト防水
■改修等:耐震改修を実施済み
■設計積載荷重:床荷重 180 kg/㎡、地震荷重 60 kg/㎡
■緑地平面図
<パース図>
■植栽樹種
高木
中木
低木
地被
芝生
■設備機器
■設置重量
■構造詳細
モミジ、ヒメシャラ、ヤマボウシ、ヤマザクラ、ソヨゴ
クロチク
カメリアエリサ、アセビ、ビルベリ-
ロ-ズマリ-、カンスゲ、クリスマスロ-ズ、ツワブキ、ギボウシ
6㎡
自動灌水装置
単位面積当たり 約 40~160kg/㎡
流れ部分・断面詳細図
防根シ-ト:PG防根シ-ト、排水層:エコグリ-ンマット、土壌:ビバソイル
■緑地の維持管理
管理会社に委託:管理頻度 6 回/年
管理のポイント:剪定・施肥、芝生刈込み、小川清掃、ポンプ清掃・点検、ドレイン清掃
自動散水設備点検
維 持 管 理 費:約 22 万円/年
■緑地設計者:東邦レオ(株)
■緑地施工者:東邦レオ(株)
10
N O .3
高輪東誠ビル
■屋上緑化面積:約 123 ㎡
■建物:共同住宅・事務所、SRC 造、地上 7 階建
■竣工年:2006 年
■設置費:約 500 万円
■住 所:港区高輪 1-4-26
▲四季の彩りを楽しめる屋上緑地
▲7種類の地被類を植栽
▲植栽直後の地被類
■緑化の目的・動機:不動産事業を通じた地球環境の保全を実現するため、屋上緑化の推進・環境配
慮型オフィスビルの開発・省エネ設備の導入等を積極的に推進しており、屋上緑化については、当
ビルを含めて、2010 年 3 月までに累計 63 棟、約 2,770 ㎡の緑化を実現している。
■緑化による効果等:2006 年にヒートアイランド緩和効果の測定を実施。外気温が 30℃以上、「コ
ンクリート露出面」が 60℃近くなる夏季でも、「緑化システム下部」の温度が平均 28.5℃以下を
保っていたことから、緑化による建築物の蓄熱緩和や、劣化防止効果が期待されている。
■工夫点・留意点等:既存ビルの荷重制限の中でも「土壌の厚み」を確保し、植物の彩を楽しめるよ
うな植栽パレットによる工法(R-パレットシステム)を採用した。
11
A業務
■建物竣工年:1961 年
■屋根:ウレタン塗布防水
■設計積載荷重:床荷重 180kg/㎡、柱梁荷重 180kg/㎡、地震荷重 80kg/㎡
■緑地平面図
■植栽樹種
地被 アベリア、ラベンダ-、シバザクラ、フイリヤブラン、リュウノヒゲ
ヒペリカム・ヒデ-コ-ト、セイヨウイワナンテン
■設備機器 自動灌水装置
■設置重量 単位面積当たり 約 60kg/㎡
■構造詳細 R-パレットシステムの施工写真
▲施工前
▲防根シート敷設
▲R-パレット敷設
防根シート:ルートガード、土壌:R-パレットシステム(排水機能一体型)
■緑地の維持管理
管理会社に委託:管理頻度 6 回/年
管理のポイント:定期的に現場を訪問。低木の剪定、雑草除去、灌水装置の点検などを実施。
維 持 管 理 費:約 18 万円/年
■緑地設計者:東邦レオ(株)
■緑地施工者:東邦レオ(株)
12
N O .4
熊谷組本社ビル
■屋上緑化面積:約 160 ㎡
■建物:事務所、SRC 造、地上 12 階建
■竣工年:2006 年
■設置費:約 580 万円
■住 所:新宿区津久戸町 2-1
▲屋上緑地の全景:森の舟(手前・大舟、奥・中舟)
▲左(中舟)
、手前(小舟)
、奥(大舟)
▲上空写真:芝地に浮かぶ3つの森の舟
■緑化の目的・動機:自社で開発した軽量かつ低コストの屋上緑化・ビオト-プ技術の実用化により
建物内への熱負荷を低減させ、ヒ-トアイランド対策の一助とする。また、当該技術の展示を行う
ことで、技術のさらなる普及展開を図る。
■緑化による効果等:バッタ、セミ、トンボ等の昆虫やスズメ等の野鳥が飛来するようになった。社
員の緑化への関心が高まった。
■工夫点・留意点等:高層建築に囲まれた低層部屋上の緑化であるため、見下ろした時に鑑賞者が安
らぎ、親近感を抱けるよう意匠に配慮した。大中小の楕円形里山(通称=森の舟)を配置し、また、
芝生、せせらぎ、藤棚、トレリス(壁面緑化)を設けることで、平面・立体的に変化に富む意匠と
した。立体的な部分は発泡スチロ-ル等による嵩上げで軽量化を図った。
13
A業務
■建物竣工年:1974 年 ■屋根:アスファルト防水 ■改修等:ウレタン系塗膜防水で補強済み
■設計積載荷重:床荷重 180kg/㎡
■緑地平面図
<パース図>
藤棚
トレリス
トレリス
森の舟(小舟)
森の舟(大舟)
森の舟(中舟)
芝
■植栽樹種
高木 シラカシ、ヤマボウシ
中木:カナメモチ、アラカシ、サザンカ
低木 ツツジ、ハギ、ナンテン、ウメ、ムクゲ、ユキヤナギ、ムラサキシキブ、フジ
地被 スイセン、ユリ、アザレア、シャクナゲ、ヒガンバナ、ビオラ、マリ-ゴ-ルド
ブル-サルビア、ペチュニア等季節の草花、マコモ、ヘデラ、ハイゴケなど
芝等 コウライシバ
■設備機器 自動灌水装置、循環ポンプ、太陽電池付き照明
■設置重量 単位面積当たり 約 170kg/㎡
■構造詳細 森の舟(大舟)の里山部分・断面詳細図(発泡スチロールによる軽量積載構造)
裏込材:軽石砂利
木材構造
表土:軽量混合
発泡スチロール
防水シートと養生マットによ
る池構造
防根シ-ト:複合マット(フェルト/ビニ-ルシ-ト)
、排水層:軽石層/溝付き発泡ポリスチレン
ボ-ド、土壌:軽量土壌(軽石、砂、黒土、赤玉土等混合)
■緑地の維持管理
自 主 管 理:ただし、年 1 回程度約 10 万円で植栽の調整(剪定、植替等)を委託で実施。
管理のポイント:年に3回程度雑草抜き、芝刈り。日常管理として植栽状況点検、落ち葉除去、灌
水装置点検、灌水量/頻度調整、排水口点検等。灌水はタイマ-による自動灌水。
維 持 管 理 費:
(約 10 万円/年)
■緑地設計者:(株)熊谷組、設計室春秋
■緑地施工者:(株)熊谷組、設計室春秋
14
N O .5
雪印乳業本館
■屋上緑化面積:約 163 ㎡
■建物:事務所、SRC 造、地上 11 階建
■竣工年:2009 年
■設置費:約 971 万円
■住 所:新宿区本塩町 13
▲中央部の芝生植栽
▲周辺部の園路、休息コーナー
▲周辺部の中木コンテナ植栽
■緑化の目的・動機:都市環境問題の改善といったグリ-ンエリア増大による環境改善、および従業
員の心のやすらぎや精神疲労回復といった心理効果を目的とする。
■緑化による効果等:緑化以前は、喫煙者しか屋上に上がっていなかった(喫煙所が屋上にあるため)
。
緑化後は芝生を見ながらベンチに腰掛け、くつろいでいる人がよく見受けられるようになった。従
業員の精神衛生上、貢献大であると思われる。
■工夫点・留意点等:スノ-エコタ-フ・センチピ-ドタイプを使用した(軽量で雑草の発生が少な
く、ロ-メンテナンスタイプで、微生物によって分解する生分解マットの為、環境にやさしい)。
15
A業務
■建物竣工年:1966 年
■屋根:アスファルト防水+ウレタン塗膜防水
■改修等:耐震改修を実施済み
■設計積載荷重:床荷重 180kg/㎡、柱梁荷重 130kg/㎡、地震荷重 60kg/㎡
■緑地平面図
■植栽樹種
中木 キンモクセイ
低木 イヌツゲ
地被 ロ-ズマリ-、ヘデラ、フレンチラベンダ-、チェリーセイジ、ラベンダ-セイジ
アガパンサス、ビアンカマジョ-ル、シバザクラ、ヘビイチゴ
芝等 スノ-エコタ-フ
■設備機器 自動灌水装置
■設置重量 単位面積当たり 約 105kg/㎡(全体 17,138kg)
■構造詳細 芝生部分・断面詳細図
防水シ-ト:保護シ-ト、防根シート:耐根シ-ト、排水層:板状排水材
土壌:軽量土壌、その他:透水シ-ト
■緑地の維持管理
管理会社に委託:管理頻度 50 回/年
低木苅込(1 回/年)
、芝生手入(11 回/年) 、雑草点検(50 回/年)
排水口点検・灌水装置点検(適宜/年)
管理のポイント:週 1 回以上、現場点検確認を行い、必要作業を実施。
維 持 管 理 費:約 86 万円/年
■緑地設計者:雪印種苗(株)
■緑地施工者:雪印種苗(株)
16
N O .6
三井住建道路本社ビル
■屋上緑化面積:約 203 ㎡
■建物:事務所、RC 造、地上 2 階建
■竣工年:2008 年
■設置費:約 489 万円
■住 所:新宿区余丁町 13-27
▲芝生による屋上緑化
▲可視画像(左)と熱画像(右)
:芝生面の表面温度が低い
■緑化の目的・動機:ヒ-トアイランド化対策。建物の温熱環境改善(快適な住環境確保/省エネ)。
■緑化による効果等:2階執務室における夏季日中の頭上の暑さが軽減された。
■工夫点・留意点等:住宅地内での施工の為、材料搬入時、施工時の近隣住民への配慮。灌水システ
ム用の水源確保(ポンプ別途設置)。
17
A業務
■建物竣工年:1995 年
■屋根:アスファルト防水、一部押さえコンコリ-ト
■設計積載荷重:床荷重 180kg/㎡、柱梁荷重 130kg/㎡、地震荷重 60kg/㎡
■緑地平面図
■植栽樹種
芝生 202.5 ㎡
■設備機器 週間式灌水コントロ-ラ、点滴灌水チュ-ブ
■設置重量 単位面積当たり 約 80kg/㎡(全体 16,200kg)
■構造詳細 断面詳細図
防根シ-ト:ポリエチレンシ-ト、発泡ポリエチレンシ-ト、複合ラミネ-ト品 t=2mm
排水層:発泡スチロ-ル製、貯・排水パネル t=30mm
土壌:石炭灰(クリンカ-アッシュ)t=100mm
■緑地の維持管理
自 主 管 理:管理頻度(随時/年)、芝生手入(4 回/年)
管理のポイント:自社において芝生を管理。
維 持 管 理 費:水道、コントロ-ラ、ポンプ等の使用により水道・光熱費が発生。
■緑地設計者:積水化成品工業(株)
■緑地施工者:積水化成品工業(株)
18
N O .7
丸の内センタービル
■屋上緑化面積:約 218 ㎡
■建物:事務所、SRC 造、地上 20 階建
■竣工年:2007 年
■設置費:約 984 万円
■住 所:千代田区丸の内 1-6-1
▲屋上全景:緑地はビルの両側に設置
▲緑地近景:高さの異なる地被による植栽
▲緑地上空写真
■緑化の目的・動機:屋上緑化によるヒ-トアイランド現象の低減に寄与することで、社会貢献を図
る。
■緑化による効果等:屋上緑化施工後、最上階のテナントより、社内報に掲載され、評価を得た。コ
ンクリ-ト露出面が 51℃である時でも、緑化部分は 32℃を保っていたことから、建築物の蓄熱緩
和、劣化防止が期待される。
■工夫点・留意点等:屋上の風対策として、植栽の上部には「飛散防止ネット」を採用した。
19
A業務
■建物竣工年:1984 年
■屋根:ウレタン塗膜防水+塩ビシ-ト
■設計積載荷重:床荷重 300kg/㎡、柱梁荷重 500kg/㎡
■緑地平面図
■植栽樹種
地被 タマリュウ、ロニセラニチダ、タイムロンギカウリス
■設備機器 自動灌水装置、SUS見切り材設置固定、ウッドデッキ設置
■設置重量 単位面積当たり 約 31kg/㎡
■構造詳細 断面詳細図
防水シ-ト:ウレタン塗膜防水+塩ビシ-ト、防根シ-ト:耐根シ-ト(ル-トガ-ドD)貼り
排水層:灌水用ドリップホ-スФ16 埋設、土壌:エコグリーンマット
その他:飛散防止ネット取付(#25 ポリエチレン)
■緑地の維持管理
管理会社に委託:管理頻度 4 回/年
灌水装置プログラム変更(4 回/年)、灌水装置点検(2/年)
管理のポイント:管理時に雑草除去・刈込等を実施。
維 持 管 理 費:約 60 万円/年
■緑地設計者:新進綜合設備(株)
■緑地施工者:(株)風土デザイン
20
N O .8
新有楽町ビル
■屋上緑化面積:約 345 ㎡
■建物:事務所、SRC 造、地上 14 階建
■竣工年:2009 年
■設置費:
■住 所:千代田区有楽町 1-12-1
-
▲植栽ユニットによる立体的な緑化:全景(施工直後)
▲中央部のビオト-プ池(施工後 1 年)
▲水辺には湿性植物を導入(施工後 1 年)
■緑化の目的・動機:水と緑の立体的なネットワ-クを築き、ヒ-トアイランド対策や CO2 削減へ
の貢献、および魅力ある屋上景観の創出を図るため。
■緑化による効果等:これまで設備器機の置場等のみで使われていた屋上を緑化することにより、周
辺ビル高層棟からの景観の向上につながった。
■工夫点・留意点等:植栽ユニットにより立体緑化を実現した。水辺緑化では、積載荷重の制限上、
平均水深 7cm しか確保できないため、水性マット植物や植栽ユニットを使って湿生植物の導入を行
った。
21
A業務
■建物竣工年:1967 年
■屋根:ウレタン塗膜防水
■設計積載荷重:床荷重 180 kg/㎡、柱梁荷重 130kg/㎡
■緑地平面図
<平面図>
<パ-ス図>
■植栽樹種
低木
地被
■設備機器
■設置重量
■構造詳細
コクチナシ、ドウダンツツジ、クサツゲ、イヌツゲ、カンツバキ
タマリュウ、シバザクラ、ミゾハギ(水辺植栽部)
自動灌水装置
全体約 30,000kg
立体緑化システムの施工写真
▲防根シ-ト敷設
▲支持ユニット設置
▲植栽ユニット設置
防根シ-ト:ル-トガ-ド、土壌:ユニット式立体緑化システム
■緑地の維持管理
管理会社に委託:管理頻度 12 回/年
管理のポイント:植物の剪定、雑草除去、池の掃除、病害虫対策(都市の中心地のため特に病害虫
の管理に注力)
維 持 管 理 費:上記労務費のほか、水道・光熱費。
■緑地設計者:三菱地所設計(株)
■緑地施工者:大成建設(株)
22
N O .9
朝日生命大手町ビル
■屋上緑化面積:約 500 ㎡
■建物:事務所、S 造、地上 29 階建
■竣工年:2008 年
■設置費:約 1,000 万円
■住 所:千代田区大手町 2-6-1
▲屋上緑地・上空写真
▲中木(オリ-ブ)と地被による植栽
▲植栽地内に歩石ブロックをリズミカルに配置
■緑化の目的・動機:ビルのイメ-ジアップと地域の景観形成貢献。熱負荷低減。生態系ネットワ-
クへの参画。
■緑化による効果等:屋上を緑化することにより、周辺ビル高層棟からの景観の向上につながった。
また、熱負荷低減効果についての数値は不明であるが、最上階のテナントより評価を得た。
■工夫点・留意点等:既存防水層を生かしながら、現場打の植栽立ち上がりを設置。既存躯体の荷重
制限の範囲内で軽量化を実現できる素材選定を行った。
23
A業務
■建物竣工年:1971 年
■屋根:アスファルト防水+押えコンクリ-ト
■設計積載荷重:床荷重 600kg/㎡
■緑地平面図
■植栽樹種
中木 オリ-ブ、トネリコ
地被 オタフクナンテン、ハイビャクシン、ユリオプスデイジ-、アベリアホ-プレイズ
■設備機器 自動灌水装置
■設置重量 単位面積当たり 約 60kg/㎡
■構造詳細 ---
防根シ-ト:有、排水層:有、土壌:人工軽量土
■緑地の維持管理
管理会社に委託:管理頻度4回/年
管理のポイント:剪定、除草、施肥、消毒、灌水装置点検
維 持 管 理 費:労務費、水道光熱費等が発生。
■緑地設計者:清水建設(株)一級建築士事務所、
(株)フィ-ルドフォ-・デザインオフィス
■緑地施工者:清水建設(株)
24
N O .1 0
新東京ビル
■屋上緑化面積:約 630 ㎡
■建物:事務所、SRC 造、地上 9 階建
■竣工年:2009 年
■設置費:
■住 所:千代田区丸の内 3-3-1
-
▲上空写真:地被やツル性植物の植栽と3つのグリ-ンコラム(立体緑化用構造物)
▲上空写真:同上
▲彩りのある地被植栽
■緑化の目的・動機:水と緑の立体的なネットワ-クを築き、ヒ-トアイランド対策や CO2 削減へ
の貢献、および魅力ある屋上景観の創出を図るため。
■緑化による効果等:これまで設備器機の置場等のみで使われていた屋上を緑化することにより、周
辺ビル高層棟からの景観の向上につながった。
■工夫点・留意点等: グリ-ンコラム(立体緑化のための構築物)の固定方法が粘着固定から自重固
定に設計変更になったため、位置の変更等も含めて荷重や安全面について十分な検討を行った。
25
A業務
■建物竣工年:1963 年
■屋根:ウレタン+FRP防水
■設計積載荷重:床荷重 180 kg/㎡、柱梁荷重 130 kg/㎡、地震荷重 50 kg/㎡
■緑地平面図
■植栽樹種
地被 ハ-ブ類:ラベンダ-、ロ-ズマリ-、チェリ-セ-ジ
カラ-リ-フ類:アメリカツルマサキ
フラワ-類:ガザニア、コレオプシス、ルドベキア
グラス類:ペニセツム、ナルコユリ、フェスツカ、フウチソウ
ツル性植物 ヘデラ、ムベ、カロライナジャスミン、ツルバラ、モッコウバラ
■設備機器 -
■設置重量 単位面積当たり 約 67kg/㎡(全体 41,909kg)
■構造詳細 グリ-ンコラム(立体緑化用の構造物)詳細写真
防水シ-ト:ウレタン+FRP防水、防根シ-ト:ル-トガ-ドD、排水層:FDドレインLN
(エコムテ-プ 20 止め)、土壌:FDソイル、その他:FDマルチ
■緑地の維持管理
管理会社に委託:管理頻度 12 回/年
管理のポイント:植物の剪定、雑草除去、病害虫対策など
維 持 管 理 費:上記労務費のほか、水道・光熱費など。
■緑地設計者:三菱地所設計(株)
■緑地施工者:大成建設(株)
26
N O .1 1
郵船ビル
■屋上緑化面積:約 693 ㎡
■建物:事務所、主に S 造、地上 15 階建
■竣工年:2008 年 ■設置費:
■住 所:千代田区丸の内 2-3-2
-
▲リフレッシュコ-ナ-として整備された南側屋上緑地:全景
▲ゴンドラレ-ル内のコンテナ植栽
▲パ-ゴラやベンチのある木製デッキ休息空間
■緑化の目的・動機:環境への配慮、施設や街並み景観の向上、社員の福利厚生施設として計画。
■緑化による効果等:屋上の表面温度の低下、外気や日射による影響の緩和など、省エネ効果が認め
られるほか、祭りや懸垂大会など社内イベントが企画され、社員のコミュニケ-ションやリフレッ
シュの場として活用されている。
■工夫点・留意点等:保護コンクリ-トの撤去により荷重条件を緩和し、多様な植物を植栽。また、
ゴンドラレ-ル内に植栽用コンテナを設置することにより、四季の彩り豊かな植栽空間を創出した。
緑地は、社員が散歩できるように、ビルの外周を一周できるような配置計画とした。
27
A業務
■建物竣工年:1978 年
■屋根:アスファルト防水+押えコンクリ-ト
■設計積載荷重:床荷重 180kg/㎡、柱梁荷重 130kg/㎡、地震荷重 60kg/㎡
■緑地平面図
(緑地は、ビル外周を一周できるように計画)
■植栽樹種
高木 ヤマボウシ、サルスベリ
低木 サツキ、カワシバアジサイ、クチナシ、カンツバキ、ジンチョウゲ、シャリンバイなど
地被 セダム類、ヘデラ類、フイリヤブラン、ロ-ズマリ-、ラベンダ-など
芝生 TM9(コウライシバ改良種)
■設備機器 自動灌水設備
■設置重量 単位面積当たり 約 200kg/㎡
■構造詳細 ---
防根シ-ト:有、排水層:排水パネル、土壌:ケイソイル、草花名人
■緑地の維持管理
管理会社に委託:管理頻度 20 回/年
管理のポイント:剪定、施肥、防虫、除草、芝生苅込、ドレイン清掃、自動散水設備点検
維 持 管 理 費:約 2,600 円/㎡
■緑地設計者:(株)松田平田設計、
(株)ランドスケ-プデザイン
■緑地施工者:戸田建設(株)、
(株)日比谷アメニス
28
N O .1 2
新国際ビル
■屋上緑化面積:約 1,410 ㎡
■建物:事務所、SRC 造、地上 9 階建
■竣工年:2008 年 ■設置費:約 11,000 万円
■住 所:千代田区丸の内 3-4-1
▲上空写真:西側緑地全景
▲ビル街につくられたビオト-プ空間
▲生物が飛来する水辺の植栽
■緑化の目的・動機:ヒ-トアイランド化対策。建物の温熱環境改善(快適な住環境確保と省エネ)。
■緑化による効果等:竣工後、温熱環境計測および生物調査を 2 年にわたって実施した。その結果、
屋上ビオト-プを施工することにより、屋上スラブ面の温度を暑中には 10~30℃程度低下し、建
物室内への熱負荷を低減できることが明らかとなった。また、飛来生物では、鳥類で 7 種類、昆虫
で 133 種類が確認され、小さな薄層型のビオト-プにおいても、生物が利用できる空間になること
が検証された。
■工夫点・留意点等:既存建物の屋上緑化は積載荷重の範囲内で施工とする必要があり、軽量化のた
め、新たに開発された水辺を有する超薄層軽量型ビオト-プ工法を適用した。
29
A業務
■建物竣工年:1966 年
■屋根:ウレタン塗膜防水
■設計積載荷重:床荷重 180kg/㎡、柱梁荷重 130kg/㎡、地震荷重 60kg/㎡
■緑地平面図
屋上緑地
屋上緑地
■植栽樹種
中木 エノキ、イロハモミジ、コナラ、タブノキなど
低木 ヤブツバキ、マユミ、ナンテン、アオキ、ヤツデなど
地被 ジャノヒゲ、ヤブコウジ、セキショウ、ノアザミ、フジバカマ、キキョウ、オミナエシ
オカトラノオ、ヘデラ、シバザクラなど
芝等 540 ㎡
■設備機器 自動灌水装置、小川・池廻り循環装置、雨水および余剰水貯留型植栽基盤
■設置重量 単位面積当たり 約 60~140kg/㎡
■構造詳細 超薄層軽量型ビオト-プ工法詳細図
防根シ-ト:既存ウレタン防水上にFRP複合防水を施工、土壌:人工軽量土壌
■緑地の維持管理
管理会社に委託:管理頻度 6 回/年程度
管理のポイント:植物の生育管理と屋上緑化システムのメンテナンスの実施など。
維 持 管 理 費:約 200 万円/年
■緑地設計者:清水建設(株)一級建築士事務所、
(株)フィ-ルドフォ-・デザインオフィス
■緑地施工者:清水建設(株)
30
N O .1 3
新宿ルミネ1
■屋上緑化面積:約 456 ㎡(ウッドデッキ等含む) ■竣工年:2007 年 ■設置費:約 1,470 万円
■建物:百貨店、SRC+S 造、地上 8 階建
■住 所:新宿区西新宿 1-1-5
▲ウッドデッキの休息空間
▲芝地内の散策路
▲芝地のゆるやかなマウンド
■緑化の目的・動機:断熱性の向上。冷房エネルギ-の低減。スタッフの福利厚生。
■緑化による効果等:スタッフの緑化への関心・エコ活動への関心が高まった。スタッフのコミュニ
ケ-ションの場・リフレッシュの場として利用されている。
■工夫点・留意点等:スタッフが緑の中でくつろげる空間づくりを工夫。排水計画や構造上の荷重制
限に合わせた植栽や設備の選択・配置計画などに留意。
31
B商業
■建物竣工年:1976 年
■屋根:アスファルト防水+保護コンクリ-ト
■設計積載荷重:床荷重 180kg/㎡、柱梁荷重 130kg/㎡、地震荷重 60kg/㎡
■緑地平面図
■植栽樹種
高木 グリ-ンコ-ン、シマトネリコ、ドイツトウヒ、アラカシ、キンモクセイ
ジュ-ンベリ-、シデコブシ、アオシダレなど
低木 アベリアエデワ-ドゴ-チャ-、シルバ-プリペットなど
芝生 402 ㎡
■設備機器 自動灌水設備
■設置重量 単位面積当たり 約 125kg/㎡(全体 56,941kg)
■構造詳細 芝生部分・ル-フソイル断面詳細図
防根シ-ト:ポリエチレン t0.3mm、保護マット:合成繊維不織布 t20mm、
土壌:ル-フソイル (腐植泥炭配合軽量土壌)、その他:土留材ラブリック(リサイクルゴムレンガ)
■緑地の維持管理
管理会社に委託:管理頻度 8 回/年
低木苅込・高木手入(2 回/年)、芝生手入(7 回/年)
灌水装置点検(8 回/年)
管理のポイント:除草、散水のコントロ-ル
維 持 管 理 費:約 3,000 円/㎡
■緑地設計者:(株)マサキ・エンヴェック
■緑地施工者:(株)マサキ・エンヴェック
32
N O .1 4
JR恵比寿ビル
■屋上緑化面積:約 1,134 ㎡
■建物:駅舎・店舗等、S 造、地上 15 階建
■竣工年:2009 年 ■設置費:約 12,200 万円
■住 所:渋谷区恵比寿南 1-5-5
▲上空写真・緑地全景
▲中央広場
▲休息コ-ナ-:高木植栽とウッドデッキ
■緑化の目的・動機:環境保全活動の一環として、ヒ-トアイランド現象の軽減効果のある屋上緑化
を都心の駅ビル等で推進している。
■緑化による効果等:
冷房エネルギ-、CO2の削減。地域の皆様の憩いの場の提供。
■工夫点・留意点等:荷重制限上、立体感を出すのに苦労した。また、風の強い場所の為、マルチン
グ材や防風網等を工夫した。
33
B商業
■建物竣工年:1997 年
■屋根:アスファルト防水+保護コンクリート
■設計積載荷重:床荷重 300kg/㎡、柱梁荷重 240kg/㎡、地震荷重 130kg/㎡
■緑地平面図
■植栽樹種
中木
地被
■設備機器
■設置重量
■構造詳細
ヤマボウシ、オリ-ブ
低木 ツツジ、シャクナゲ、ムクゲ
ハ-ブ、花(季節ごとに植え替えている) 芝生 380 ㎡
自動灌水設備
単位面積当たり 約 130kg/㎡(全体 209,949kg)
植栽部・断面詳細図
防根シ-ト:耐根シ-ト(三星ル-トガ-ド)、土壌:軽量土壌(ル-フソイル)
排水層:保水排水パレット・透水フィルタ-・トリカルパイプ(有孔管)
■緑地の維持管理
管理会社に委託:管理頻度 12 回/年、低木苅込(2 回/年)
、高木手入(2 回/年)
芝生手入(12 回/年)
、排水口点検(12 回/年)
、灌水装置点検(4 回/年)
維 持 管 理 費:約 1000 万円/年
■緑地設計者:(株)ジェイアール東日本建築設計事務所・ジェイアール東日本コンサルタンツ(株)
設計 JV、協力・(株)ランドスケープデザイン
■緑地施工者:(株)マサキ・エンヴェック
34
N O .1 5
伊勢丹本店
■屋上緑化面積:約 1,690 ㎡
■建物:百貨店、SRC 造、地上7階建
■竣工年:2006 年 ■設置費:約 25,000 万円
■住 所:新宿区新宿 3-14-1
▲上空写真:緑地全景
▲里山雑木林ゾ-ンと散策路
▲緑地へのアプロ-チ空間(EVホ-ル)
■緑化の目的・動機:設備や耐震改修工事に合わせ、建物価値の向上を目的として「お客様へのおも
てなしの心」をコンセプトに、都会の喧騒から逸れるア-バンオアシスとなる緑地を計画した。
■緑化による効果等:お客様からは高い評価を得ている。都心にある芝生広場や里山の森は、お客様
に憩いの空間として利用されているほか、鳥や昆虫が屋上に飛来し、新宿御苑につながるエコロジ
カル・ネットワ-クの形成にも寄与している。
■工夫点・留意点等:緑量を必要とする個所はマウンド植栽(人工軽量土壌)とすることで、必要客
土厚を確保し、軽量な芝生エリアとメリハリをつける計画とした。管理面では高木の樹高を維持す
る剪定とし、荷重増や強風による倒木にも対応している。
35
B商業
■建物竣工年:1933 年~1965 年にかけ複数回増築
■屋根:アスファルト防水
■改修等:耐震改修及び防水改修(樹脂注入型防水)を実施済み
■設計積載荷重:床荷重 300kg/㎡
■緑地平面図
■植栽樹種
高木 東梅桜、イロハモミジ、カマツカ、シマトネリコ、ソヨゴなど
中木 イヌマキ、キンカン、ミツマタ、ワビスケなど
低木 アセビ、マルバシャリンバイ、キンシバイなど
地被 スミレ、ビクト-ルシバなど
■設備機器 自動灌水設備
■設置重量 単位面積当たり 約 93~784kg/㎡
■構造詳細 -―-
防根シ-ト:有、排水層:有、土壌:ラピュタソイルエコラ
■緑地の維持管理
管理会社に委託:管理頻度 2~3 回/週
低木苅込(1 回/年)
、高木手入(随時/年)、芝生手入(随時/年)
排水口点検(随時/年)
、灌水装置点検(4回/年)
管理のポイント:剪定、施肥、防虫、除草等を年に数回必要に応じて行う。
維 持 管 理 費:約 900 万円/年(光熱水費別)
■緑地設計者:清水建設(株)一級建築士事務所、
(株)フィ-ルドフォ-・デザインオフィス
■緑地施工者:清水建設(株)、
(株)日比谷アメニス
36
N O .1 6
玉川髙島屋ショッピングセンタ-(本館・南館)
■屋上緑化面積:約 2,200 ㎡(既存建築部での面積) ■竣工年:2003 年 ■設置費:
■建物:百貨店、既存建築部 RC 造、地上 6 階建
■住 所:世田谷区玉川 3-17-1
-
▲くつろぎの坪庭:南館屋上・2003 年緑地新設
▲サウスガーデン:南館屋上・2003 年緑地新設
▲デッキテラス:本館屋上・2003 年緑地改修
■緑化の目的・動機:1969 年の開業当初から屋上の庭園化に取り組み、2003 年の南館増築を機に、
本館屋上庭園の改修と南館屋上庭園の増設を行い「ニューアーバンアダルトガーデンシティー」を
コンセプトとした約 4,100 ㎡の国内最大級の屋上庭園を完成させた。
■緑化による効果等:ヒ-トアイランド対策等環境への配慮、地域の方々への社会貢献、及び憩いの
場として利用して頂きたく、屋上庭園を提供している。管理が行き届いた空間で子供を安全に遊ば
せる事ができ、身近に自然を感じられるとして、お客様に好評を得ている。
■工夫点・留意点等:憩いの場としてのテ-マ設定、ゾ-ンニングに配慮した。また、植物の多様性
(ハ-ブ、果樹等)に配慮した。
37
B商業
■建物竣工年: 本館 1969 年・南館 1977 年(新南館増築 2003 年)
■屋根:アスファルト防水+保護モルタル
■設計積載荷重:床荷重 300kg/㎡
■緑地平面図
<2003 年、本館 3 階のローズガーデンも改修>
■植栽樹種
高木
中木
低木
地被
芝等
■設備機器
■設置重量
■構造詳細
クスノキ、ヤマモモ、マテバシイ等
オリ-ブ、イロハモミジ、サザンカ等
アベリア、プリペット、バラ等
ハ-ブ、ヘデラ、ヤブラン、ベアグラス等
約 400 ㎡
自動灌水設備
単位面積当たり 約 150kg~200g/㎡(土壌の荷重)
-―-
防根シ-ト:一部敷設有り、土壌:人工軽量土壌(真珠岩パ-ライト)
排水層:不織布・構造用発泡スチロ-ルを通して既存排水溝へ
■緑地の維持管理
管理会社に委託:管理頻度 365 回/年
低木苅込(2 回/年)
、高木手入(10 回/年)
、芝生手入(3 回/年)、
排水口点検(12 回/年)、灌水装置点検(12 回/年)
管理のポイント:常駐作業員配置により綺麗で安全な環境維持を心がけている。
維 持 管 理 費:労務費、水道光熱費が発生。
■緑地設計者:(株)乃村工藝社
■緑地施工者:(株)グリ-ンワイズ
38
N O .1 7
ホテルニュ-オ-タニ(本館)
■屋上緑化面積:約 2,935 ㎡
■建物:ホテル、S 造ほか、地上 17 階建
■竣工年:2007 年 ■設置費:約 12,390 万円
■住 所:千代田区紀尾井町 4-1
▲17 階円形レストラン前の屋上緑地
▲レストラン内からの眺め
▲固化成型緑化基盤に地被や低木を植栽
■緑化の目的・動機:レストラン・客室からの眺望・景観等の向上のため計画。(屋上緑化は紀尾井
町特定街区において義務付け。)
■緑化による効果等:レストラン周景の向上、屋上蓄熱の軽減。
■工夫点・留意点等:高層緑化につき、風対策及び緑化基準を満たす高さの確保に配慮。固化成型緑
化基盤により、土壌の飛散を防止。育成させることに時間を要した。
39
B商業
■建物竣工年:1964 年
■緑地平面図
■植栽樹種
低木
地被
■設備機器
■設置重量
■構造詳細
■屋根:塩化ビニ-ルシ-ト防水
■設計積載荷重:床荷重 60kg/㎡
フィリフェラオ-レア、ナワシログミ
ブル-パシフィック、ブル-スタ-、フイリヤブラン
自動灌水設備
単位面積当たり 約 48kg/㎡
植栽部・断面詳細図
防根シ-ト:ポリエチレン t0.3mm、土壌:エクセルソイル(固化成型緑化基盤)
排水層:不織布
■緑地の維持管理
管理会社に委託:管理頻度 5 回/年
低木苅込(5 回/年)
、排水口点検(5 回/年)
、灌水装置点検(1 回/年)
維 持 管 理 費:約 450 万円/年
■緑地設計者:(株)日建設計
■緑地施工者:大成建設(株)
40
N O .1 8
福祉系事務所
■屋上緑化面積:約 131 ㎡
■建物:事務所、RC+S 造、地上 3 階建
■竣工年:2009 年
■住 所:
(非公開)
■設置費:約 1,030 万円
▲地被植栽ユニットとデッキユニットの組合せによる屋上緑化
▲屋上緑地・全景
▲地被植物の植栽ユニット
■緑化の目的・動機:近年、緑被率が減少傾向にあることから、緑被率の回復・増進を目的として、
施設改修に合わせて屋上緑化工事を行った。
■緑化による効果等:屋上緑化による緑被率増進への寄与。また、直下階における熱環境の改善効果
なども期待されているが、竣工後間もないため、まだ効果の程は分からない。
■工夫点・留意点等:既存フェンスの架台などがあり、予定していたとおりの形状の緑地を作ること
が困難であった。また同じく架台の存在により、デッキの目地を通すのにも苦労があった。
41
C福祉・医療
■建物竣工年:1978 年
■屋根:アスファルト防水+押えコンクリ-ト
■設計積載荷重:床荷重 110kg/㎡
(耐震改修等評価書:補修防水 15kg/㎡、屋上緑地は 95kg/㎡内)
■緑地平面図
■植栽樹種
地被 ラベンダ-、ロ-ズマリ-、シバザクラ、ブル-パシフィック、カロライナジャスミン
芝生 18.7 ㎡
■設備機器 自動灌水設備・2系統用 雨センサ-対応型
■設置重量 単位面積当たり 約 53kg/㎡(全体約 7,000kg)
■構造詳細 芝生部・デッキ部・地被植栽(Gウェイブシステム)部・詳細図
防水シ-ト:アスファルト防水冷工法(ガムク-ルFX)
防根シート:ル-トガ-ドD、排水層:FDドレイン、土壌:FDソイル
■緑地の維持管理
管理会社に委託:竣工後間もないため、通年の委託管理はまだ行われていない。ただし、施工者の
アフタ-サ-ビスとして、芝や地被類の手入れ、灌水装置の点検等が行われた。
維 持 管 理 費:水道光熱費等が発生しているが、現時点で、内訳等は不明。
■緑地設計者:(非公開)
■緑地施工者:(非公開)
42
N O .1 9
特別養護老人ホーム暖心苑
■屋上緑化面積:約 147 ㎡
■建物:老人ホ-ム、RC 造、地上 4 階建
■竣工年:2009 年
■設置費:約 930 万円
■住 所:江戸川区北葛西 4-3-16
▲屋上庭園全景:手前チュ-リップの植栽とウッドデッキ
▲南側の高木植栽
▲東側ウッドデッキ前のハ-ブ植栽
■緑化の目的・動機:夏の暑さ低減。老人ホ-ム利用者の方へ「憩い」の場を提供。
■緑化による効果等:夏でも屋上へ出られるようになった。花を見るために入居者が活動的になった。
鳥や昆虫が来るようになった。
■工夫点・留意点等:風が強いので支柱に根杭をし、補強した。
43
C福祉・医療
■建物竣工年:1988 年
■屋根:アスファルト防水+押えコンクリ-ト
■設計積載荷重:床荷重 180 kg/㎡、柱梁荷重 130 kg/㎡、地震荷重 60 kg/㎡
■緑地平面図
■植栽樹種
高木
中木
低木
地被
その他
■設備機器
■設置重量
■構造詳細
ウメ(紅・ピンク・白)、センダン、サルスベリ、カッシア
ドイツトウヒ、ギンバイカ、シダレモミジ
ネムノキ、セイヨウニンジンボク、ナツハゼ、サツキ
ロ-ズマリ-、タイム、セイヨウイワナンテン 芝等:109.5 ㎡
バラ(ピ-ス)など
自動灌水装置
単位面積当たり 約 123kg/㎡(全体 18,265kg)
地被・低木植栽部詳細図
防根シート:フリ-ガ-デンシ-トE同等品、排水層:プライムボ-ド同等品
土壌:フリ-ガ-デンソイルN、黒土、その他:グリ-ンハ-ト材
■緑地の維持管理
自 主 管 理:管理頻度 22 回/年、ボランティアさんによる草取りもあり。
低木苅込(6 回/年)、高木手入(4 回/年)、芝生手入(8 回/年)
排水口点検(2 回/年)、灌水装置点検(2 回/年)
管理のポイント:雑草取り、施肥、消毒
維 持 管 理 費:
(約 3 万円/年・光熱水費等)
■緑地設計者:(株)新環境設計
■緑地施工者:(株)富沢造園
44
N O .2 0
ジョイステ-ジ八王子
■屋上緑化面積:約 200 ㎡
■竣工年:2009 年
■設置費:約 2,500 万円
(防水改修含む)
所:八王子市横川町 924 番地 2
■建物:老人ホ-ム、RC 造、地上 4 階建
■住
▲上空写真:緑地全景(手前は、菜園・ハ-ブ園)
▲屋上緑地:芝と花壇の全景
▲パ-ゴラ部
■緑化の目的・動機:施設を建設して 15 年が経過し、大規模修繕工事の一環として、屋上の歩行音
対策、夏季における最上階の室温上昇対策、フラットで使い勝手のよい屋上の活用、園芸療法の積
極的導入などを目的として、屋上の防水工事と併せて、屋上緑化を実施した。
■緑化による効果等:室温を下げる効果を、今後、期待。アクティビティの拡がりとご入居者間の会
話が活発化。気分転換ができたり、楽しみながら歩ける環境ができたと喜んで頂いた。スタッフと
ご入居者が交流する機会や場が増えた。屋上の歩行音が気にならなくなった。
■工夫点・留意点等:荷重制限(地震荷重 30kg/㎡)内での緑化工法の検討。強風に備え、システム
やパ-ゴラ等の固定方法を工夫。ご入居者立会いのもと現場実験により音対策方法を検討。
45
C福祉・医療
■建物竣工年:1995 年
■屋根:ゴムシ-ト防水
■設計積載荷重:床荷重 90 kg/㎡、柱梁荷重 90 kg/㎡、地震荷重 30 kg/㎡
■改修等:防音シ-ト+塩ビシ-ト(耐根性)の上部に、歩行部は歩行用塩ビシ-トを全面貼り、非
歩行部は高反射塗料仕上げ
■緑地平面図
<パース図>
■植栽樹種
地被 アベリア・エドワ-ドゴ-チャ-、フイリヤブラン、ヒペリカム・カリシナム、
耐寒マツバギク
芝生 200 ㎡
■設備機器 自動灌水器(点滴式 50cm 間隔)
■設置重量 単位面積当たり 約 86kg/㎡(全体 17,240kg)
■構造詳細 菜園・ハ-ブ園の花壇部詳細図
防水シ-ト:防音マット+塩ビシ-ト(耐根タイプ)、防根シ-ト:耐根シ-ト(ル-トガ-ドD)
排水層:板状保水排水層(FDドレインLN)、土壌:不織布マット+FDソイル2号
■緑地の維持管理
自 主 管 理:管理頻度 9 回/年、芝刈り(7 回/年)
、施肥(3 回/年)
、目土入(1 回/年)
草花手入(11 回/年)
、草花植替(2 回/年)
、病虫害の防除(3 回/年)
排水口点検(12 回/年)、周辺清掃(12 回/年)
管理のポイント:芝生、草花への水やり回数を月毎に設定。草取りは月 1 回以上実施。
■緑地設計者:NPO屋上開発研究会
■緑地施工者:田島緑化工事(株)
46
N O .2 1
グレ-スメイト鷺ノ宮
■屋上緑化面積:約 310 ㎡
■建物:老人ホ-ム、RC 造、地上 3 階建
■竣工年:2007 年
■設置費:約 870 万円
■住 所:練馬区中村 3-33-15
▲屋上緑地の全景
▲園路のウッドデッキ
▲樹木・草花による植栽
■緑化の目的・動機:
「お客様の側に立った質の高いサ-ビスの提供」を基本方針とし、その一環とし
て、芝生が植えられていただけの屋上を、人が集い、イベントが実施できる賑わいの場とするため、
屋上緑化のリニュ-アル工事を実施した。
■緑化による効果等:屋上庭園の完成によって入居者が施設内で気軽に自然に触れられるようになっ
た。また、入居者参加型の菜園プログラムも実現している。スタッフからも「休憩時間にリフレッ
シュできる。」と福利厚生面での効果も出ている。
■工夫点・留意点等:樹木や草花の植栽により、華やかで、季節感があり、利用者が気軽に安全に過
ごせる空間を計画した。ウッドデッキの設置や、テ-ブルセット、レイズドベッドやタ-フなどの
設置により、イベントの開催が可能になった。
47
C福祉・医療
■建物竣工年:2005 年
■屋根:アスファルト防水+押えコンクリ-ト
■設計積載荷重:床荷重 180kg/㎡、地震荷重 60kg/㎡
■緑地平面図
■植栽樹種
高木 サクラ、ゲッケイジュ、シダレウメ
中木 ビバ-ナム、マンサク、キンモクセイ、ブッドレア
低木 ラベンダー、ローズマリー、ブルーベリーなど
地被 カレックス、セダムなど
■設備機器 自動灌水装置
■設置重量 単位面積当たり 約 130kg/㎡
■構造詳細 ---
排水層:発泡系貯排水、土壌:ビバソイル
■緑地の維持管理
管理会社に委託:管理頻度 12 回/年、別途千葉大によるサポ-トあり。
管理のポイント:千葉大学園芸学部と共同で、花の植え替えやプランタ-に植えられた野菜の手入
れなどを入居者と一緒に行っている。
維 持 管 理 費:約 90 万円/年
■緑地設計者:東邦レオ(株)
■緑地施工者:東邦レオ(株)
48
N O .2 2
青梅市立総合病院
■屋上緑化面積:約 704 ㎡(庭園全体)
■建物:病院、SRC 造、地上 6 階建
■竣工年:2004 年
■設置費:約 3,800 万円
■住 所:青梅市東青梅 4-16-5
▲屋上緑地内の散策路
▲上空写真:緑地全景
▲花壇・芝生・高木プランタ-などの多彩な植栽
■緑化の目的・動機:患者の方に、きれいで静かな療養環境を提供したいという思いから、リハビリ
への活用と、患者のリラクゼ-ション、家族との団らんの場となるような屋上緑地を計画。
■緑化による効果等:ヒ-リングエンバイロメント(治癒的環境)としての役割に、患者の方から「安
心する」
、「励みになる」等の声が寄せられている。
■工夫点・留意点等:120kg/㎡という荷重制限の中で、癒しの環境を実現するために、花壇・芝生・
高木プランタ-・ウッドチップ舗装・パ-ゴラなど、空間を演出する様々な設備を設置する必要が
あり、計画に当たっては「システムの軽量化」が最も重要なポイントであった。
49
C福祉・医療
■建物竣工年:1979 年
■屋根:アスファルト防水+押えコンクリ-ト
■設計積載荷重:地震荷重 60 kg/㎡
■緑地平面図
■植栽樹種
高木 ビバ-ナムティヌス、ミモザ、ジュ-ンベリ-、エゴノキ、サルスベリ
西洋ニンジンボク、ヤマボウシ
低木 タイム、ビバーナムエスキモ-、コデマリ、西洋シャクナゲ、ブル-ベリ-、アジサイ
アセビ、クランベリ-、ユキヤナギ、ラベンダ-、イヌツゲ、ヤマブキ
芝生 82.8 ㎡
■設備機器 自動灌水装置
■設置重量 単位面積当たり 約 60 kg/㎡
■構造詳細 芝生部(エコグリ-ンマットシステム)詳細図
防根シ-ト:ル-トガ-ド、排水層:αウェ-ブシステム
土壌:(花壇)ビバソイル、(芝生)エコグリ-ンマットシステム
■緑地の維持管理
管理会社に委託:管理頻度:夏期間(週3回)、冬期間(週1回)、春・秋期間(週2回)
管理のポイント:屋上庭園を訪れる方とのコミュニケ-ションを業務の一環とするスタッフが、季
節応じて定期的に訪問。
維 持 管 理 費:約 300 万円/年
■緑地設計者:(株)伊藤喜三郎建築研究所
■緑地設計者:(株)松本造園土木
50
N O .2 3
日本大学通信教育部
■屋上緑化面積:約 87 ㎡
■建物:学校、RC 造、地上 6 階建
■竣工年:2007 年
■設置費:約 380 万円
■住 所:千代田区西神田 2-7-10
▲屋上緑地:全景
▲シバザクラとフイリヤブランの地被植栽
▲アクセントとなっている中央プランタ-植栽
■緑化の目的・動機:地球温暖化対策及びヒ-トアイランド対策への取組として、屋上緑化を行った。
屋上面の蓄熱を抑え、階下にある講堂への熱伝導を軽減することにより、省エネルギ-と冷房コス
トの低減を図ることを目的とする。
■緑化による効果等:屋上緑化を行った校舎では、ガス使用量が低減した。これは屋上の断熱効果に
より、屋上躯体面の温度上昇が抑制され各講堂内の空調(ガスヒ-トポンプ)負荷が低減したこと
が要因の一つであると考えている。
■工夫点・留意点等:断熱効果をもたらすと同時に、季節ごとの植物の配植をした。荷重制限がある
ため土圧を最小限に抑え軽量土壌等で工夫した。
51
D学校
■建物竣工年:1969 年
■屋根:ウレタン防水
■設計積載荷重:床荷重 180kg/㎡、小梁荷重 180kg/㎡、地震荷重 60kg/㎡
■緑地平面図
■植栽樹種
地被 シバザクラ、フイリヤブラン、セイヨウイワナンテン
■設備機器 自動灌水装置
■設置重量 単位面積当たり 約 60kg/㎡
■構造詳細 R-パレットシステム詳細図
防根シ-ト:エコムガ-ド、土壌:(排水機能一体型)R-パレットシステム
■緑地の維持管理
管理会社に委託:管理頻度 6 回/年
管理のポイント:植栽の剪定、除草、施肥などを行いながら、植物の成長管理も同時にしている。
また、的確に自動灌水システムが機能しているかも確認している。
維 持 管 理 費:約 94,500 円/年
■緑地設計者:(株)小関田中園
■緑地施工者:(株)小関田中園
52
N O .2 4
小松川第三中学校
■屋上緑化面積:約 180 ㎡
■建物:学校、RC 造、地上 4 階建
■竣工年:2009 年
■設置費:約 900 万円
■住 所:江戸川区平井 5-3-11
▲3種類の地被植栽パレットによる屋上緑化
▲ラベンダ-の植栽パレット
▲ロ-ズマリ-の植栽パレット
■緑化の目的・動機:緑被率が減少し、ヒ-トアイランド現象などの環境問題が顕在化する中、公共
施設の緑化促進を目的として、学校施設の屋上緑化を実施した。
■緑化による効果等:施工後1年足らずであるため、まだ、熱環境の改善効果等の実感はない。除草
などに参加した生徒達には、植物は維持管理してやらねばならいものだということが伝わっている
ようだ。
■工夫点・留意点等: 下地防水層がウレタン防水であったため、アスファルト防水シ-トをその上に
敷設して、防水補強を行った。施工時に、ウレタン防水を傷つけないように気をつけた。
53
D学校
■建物竣工年:1961 年
■屋根:ウレタン防水
■改修等:耐震改修及び防水補強(既防水層の上にアスファルト防水シ-トを敷設)を実施済み
■設計積載荷重:地震荷重 60kg/㎡
■緑地平面図
■植栽樹種
地被
ラベンダ-、ロ-ズマリ-、ブル-パシフィック
■設備機器 自動灌水装置
■設置重量 単位面積当たり 約 59kg/㎡(全体 10,700kg)
■構造詳細 Gウェイブシステム詳細図
防水シ-ト:自着層付改質アスファルトル-フィング(ガムク-ルFX)
、防根シ-ト:自着層付耐
根シ-ト(エコムガ-ド)、土壌:FDソイル、その他:植栽植付済ユニット
■緑地の維持管理
自 主 管 理:管理頻度 12 回/年程度
管理のポイント:月に1回程度、教員が生徒を引率して、除草作業などを行っている。
維 持 管 理 費:水道費等が発生しているが、使用量や費用は不明。
■緑地設計者:江戸川区
■緑地施工者:グロリ-防水工業(株)、田島緑化工事(株)
54
N O .2 5
学校法人実践学園
■屋上緑化面積:約 490 ㎡
■建物:学校、S 造、地上 4 階建
■竣工年:2009 年
■設置費:
■住 所:中野区中央 2-34-2
-
▲屋上緑地:全景
▲緑地内の散策路
▲休息コ-ナ-
■緑化の目的・動機:環境教育の充実を目的とし、教育条件等の一環として屋上緑化を行った。温暖
化対策のみならず、自然と人間の共生を学び「いのちのつながり」を感じさせたいと考えている。
■緑化による効果等:緑化後 1 年間計測を行い、大気浄化と熱的効果を知ることができた。二酸化炭
素は 71.22kg 削減され、屋上の温度が緑化以前の 55℃から 25~30℃に減少する等の効果があ
った。
■工夫点・留意点等:水田や流れの水際線などを自然な形に整え、また、樹木植栽なども自然の森の
佇まいを感じさせるような緑地となるように工夫した。
55
D学校
■建物竣工年:1996 年
■屋根:アスファルト防水+押えコンクリ-ト
■設計積載荷重:床荷重 300kg/㎡、柱梁荷重 330kg/㎡、地震荷重 210kg/㎡
■緑地平面図
■植栽樹種
高木 シラカシ、ヤマザクラ、クロマツ、イロハモミジなど
芝生 100 ㎡
その他 畑、水田、流れ
■設備機器 自動灌水装置、循環ポンプ、風力発電
■設置重量 単位面積当たり 約 178kg/㎡(全体約 64,100kg)
■構造詳細 -―-
防根シ-ト:ル-トガ-ド、排水層:発砲ポリスチレンボ-ド、土壌:人工軽量土壌
■緑地の維持管理
管理会社に委託:管理頻度 2 回/年
管理のポイント:剪定、施肥、防虫、除草、芝刈り、小川清掃、ドレイン清掃、自動散水設備点検
学生による自主点検も行っている。
維 持 管 理 費:労務費、光熱費などが発生。
■緑地設計者:(有)緑花技研
■緑地施工者:(株)日比谷アメニス
56
N O .2 6
大京町サンハイツ
■屋上緑化面積:約 111 ㎡
■建物:共同住宅、SRC 造、地上 4 階建
■竣工年:2007 年
■設置費:約 298 万円
■住 所:新宿区大京町 6-6
▲一面に広がる緑の芝生
▲省管理型芝生
▲植栽システム構成
■緑化の目的・動機:ヒ-トアイランド化防止対策。夏場の直下階居室の室温改善(低減)
、エアコン
使用率の軽減(省エネ)
。
■緑化による効果等:屋上緑地により冷暖房効率が向上。
■工夫点・留意点等:薄層緑化システム(特殊繊維構造基盤)により超軽量緑地を実現。
省管理型芝生により芝刈回数削減(芝刈り年2回程度)
。
57
E住宅
■建物竣工年:1977 年
■屋根:アスファルト防水
■改修等:防水改修(35 年耐用アスファルト防水)を実施済み
■設計積載荷重:床荷重 180kg/㎡、柱梁荷重 130kg/㎡、地震荷重 60kg/㎡
■緑地平面図
■植栽樹種
芝生 省管理型コウライシバ
■設備機器 自動灌水設備
■設置重量 単位面積当たり 約 36kg/㎡(全体 3,926kg)
■構造詳細 芝生部・断面詳細図
防根シ-ト:合成樹脂フィルム(自着式)
、排水層:ポリエチレン樹脂(プラスチックリサイクル)
土壌:ポリエステル繊維(衣料リサイクル)
、その他:超軽量繊維土(衣料リサイクル)
■緑地の維持管理
管理会社に委託:管理頻度 3 回/年
芝生苅込(2 回/年)
、除草(2 回/年)
、灌水点検(3 回/年)
管理のポイント:季節ごとの生育計画と適正作業
維 持 管 理 費:約 1,355 円/㎡、水道代約 25,000 円/年
■緑地設計者:山﨑産業(株)
■緑地施工者:ア-スコンシャス(株)
58
N O .2 7
恵比寿ガ-デンテラス弐番館
■屋上緑化面積:約 946 ㎡
■建物:共同住宅・店舗・映画館、SRC 造ほか
地上 13 階建
■竣工年:2007 年
■設置費:約 1,200 万円
■住 所:渋谷区恵比寿 4-20-2
▲上空写真:屋上緑地の全景
▲薄層緑化システムによるコウライシバの植栽
▲同左、近景
■緑化の目的・動機:屋上面の蓄熱を抑制し、設置直下階室内への伝導熱を軽減することにより省エ
ネや冷房コストの削減を図る。
■緑化による効果等:屋上面の蓄熱を抑制し、設置直下階の省エネに効果があったと思われる。屋上
の温度変化を軽減し、防水層や屋上表面の劣化を防ぐのに効果がある。
■工夫点・留意点等:既存の居住中の建物であるため、人力にて既設のエレベ-タ-を使用し、計画
的に資材運搬を行った。建物内側が吹抜けであるため資材の飛散対策に留意した。
59
E住宅
■建物竣工年:1994 年
■屋根:アスファルト防水+押えコンクリ-ト
■設計積載荷重:床荷重 180kg/㎡、柱梁荷重 130kg/㎡、地震荷重 60kg/㎡
■緑地平面図
■植栽樹種
芝生 コウライシバ
■設備機器 センサ-式自動灌水装置
■設置重量 単位面積当たり 約 48kg/㎡(全体 45,408kg)
■構造詳細 芝生部・スクエアタ-フシステム詳細図
貯水トレ-+土壌コンテナ式の芝生植栽システム
■緑地の維持管理
管理会社に委託:芝生手入(6 回/年)
、排水口点検(12 回/年)
、灌水装置点検(12 回/年)
管理のポイント:高層の建築物が複数近接しており、通年強風に晒される環境のため、刈屑飛散抑
制のため、管理作業を雨天時に設定している。
維 持 管 理 費:約 45 万円/年
■緑地設計者:共同カイテック(株)
■緑地施工者:共同カイテック(株)
60
N O .2 8
戸建住宅例(参考)
■屋上緑化面積:約 38 ㎡
■建物:住宅、軽量 S 造、地上 2 階建
■竣工年:2004 年
■住 所:
(非公開)
■設置費:約 230 万円
▲野外卓のある屋上緑地中心部
▲芝生周辺の草花植栽
▲野外卓脇のパ-ゴラ付植栽コンテナ
■緑化の目的・動機:自宅改築前も屋上で鉢植えを育てていたが、改築後に、本格的にガ-デニング
を楽しみたいと思い、2 階に居住しているため、屋上を緑化することにした。
■緑化による効果等:屋上に庭ができたことで、家族やペットなどと一緒に過ごす時間が増えた。夏
場には下階室内の気温が少し下がって、冷房費などが軽減されていると思う。
■工夫点・留意点等:庭の半分をテラスとし、軽量の人工土壌を利用して軽量化を図った。緑のスク
リ-ンとなるように、庭の出入口とテラスの間にパ-ゴラつきの大型コンテナを設置した。
61
E住宅
■建物竣工年:2004 年改築
■屋根:シ-ト防水
■設計載荷重:床荷重 180kg/㎡、地震荷重 60kg/㎡
■緑地平面図
■植栽樹種
高木 イチゴノキ、ブドウ、オリ-ブ、ネグンドカエデ、ジュ-ンベリ-、ユ-カリ、バラ
低木 ブル-ベリ-、アメリカテマリシモツケ、カシワバアジサイ、コケモモ、セ-ジ
地被 アケビ
芝生 コウライシバ
■設備機器 自動灌水装置
■設置重量 単位面積当たり 約 60kg/㎡(全体約 2,300kg)
■構造詳細 αウェ-ブシステム詳細(厚 2.5cm で貯水・排水性能を持つ)
防根シ-ト:PG 耐根シ-ト、排水層:αウェ-ブシステム、土壌:ビバソイル
■緑地の維持管理
自 主 管 理:冬季・梅雨期を除き、夏期は朝夕、春秋はほぼ毎日、水やり(自動灌水装置以外
の箇所など)と植物の点検、手入れを行っている。
維 持 管 理 費:水道費が発生しているが、費用は不明。
■緑地設計者:東邦レオ(株)
■緑地施工者:東邦レオ(株)
62
助成制度・問合先一覧
都 区部 におけ る屋 上緑化 等に 関する 助成 制度・ 問合 先一覧
平成 22 年 4 月現在
場
所
東 京 都
「制度名」
問
対象:上限
財団法人東京都公園協会
「街かど緑化支援事業」
屋上・壁面、総額:200 万円(特定 500 万円)
千代田区
「千代田区ヒートアイランド対策助成金交付要綱」
屋上:50 万円、壁面:50 万円、総額:100 万円
中 央 区
「花と緑のまちづくり推進要綱」
区
「屋上等緑化の助成」
屋上:500 万円、壁面:45 万円、総額:500 万円
新 宿 区
「新宿区屋上等緑化助成制度」
「屋上等緑化整備補助金」
03-3647-2079
www.city.koto.lg.jp
都市環境事業部水とみどりの課みどりの係
「屋上緑化等助成制度」
03-5742-6799
www.city.shinagawa.tokyo.jp
都市整備部みどりと公園課みどりの係
「みどりのまちなみ助成」
03-5277-9359
屋上:40 万円、壁面:40 万円
大 田 区
www.city.meguro.tokyo.jp
環境保全課環境対策担当
「屋上緑化・壁面緑化助成制度」
03-5744-1365
屋上・バルコニー・壁面、総額:50 万円
世田谷区
www.city.ota.tokyo.jp
みどりとみず政策担当部みどり政策課
「屋上緑化・壁面緑化助成制度」
03-5432-2282
屋上・壁面、総額:50 万円
渋 谷 区
www.city.setagaya.tokyo.jp
都市整備部環境保全課環境計画推進係
「屋上緑化等助成制度」
屋上:40 万円、ベランダ:10 万円、壁面:10 万円
杉 並 区
「屋上・壁面緑化助成」
区
03-3981-4908
www.city.toshima.lg.jp
生活環境部環境課自然環境みどり係
「都市建築物緑化促進事業助成金」
03-3908-8618
屋上:50 万円、壁面:30 万円
荒 川 区
www.city.kita.tokyo.jp
環境清掃部環境課環境保全係
「エコ助成金交付制度」
屋上:30 万円、壁面:30 万円、総額 40 万円
板 橋 区
「民間建築物屋上緑化助成」
03-3993-1111
www.city.nerima.tokyo.jp
みどりと公園推進室みどり推進課緑化推進係
「建築物緑化工事助成金交付要綱」
03-3880-5188
屋上:50 万円、壁面:50 万円
葛 飾 区
www.city.arakawa.tokyo.jp
土木部みどりと公園課緑化推進グループ
www.city.kita.tokyo.jp
環境部みどり推進課みどり協働係
「屋上緑化助成制度」
屋上:80 万円、壁面:30 万円
足 立 区
03-3802-3111
03-3579-2533
屋上・ベランダ、総額:40 万円
練 馬 区
www.city.shibuya.tokyo.jp
都市整備部みどり公園課みどりの事業係
www2.city.suginami.tokyo.jp
土木部公園緑地課緑地推進グループ
「屋上緑化助成制度」
屋上:50 万円、壁面:30 万円
北
03-3463-2749
03-3312-2111
屋上・ベランダ・壁面、総額:100 万円
豊 島 区
www.city.taito.lg.jp
環境担当環境保全課緑化推進担当
www.city.sumida.lg.jp
土木部水辺と緑の課みどりの係
「みどりのまちなみ緑化助成制度」
屋上・ベランダ・壁面、総額:30 万円
目 黒 区
03-5246-1323
03-5608-6208
屋上・壁面、総額:30 万円
品 川 区
www.city.chuo.lg.jp/
各総合支所 協働推進課
芝総合支所 03-3578-3111
www.city.minato.tokyo.jp
みどり土木部みどり公園課みどりの係
www.city.bunkyo.lg.jp
環境整備部環境課民間施設緑化助成金担当
「屋上緑化等助成金制度」
屋上:40 万円、壁面:40 万円
江 東 区
www.city.chiyoda.lg.jp
土木部公園緑地課緑化推進係
03-5803-1254
屋上:60 万円、壁面:30 万円、総額:100 万円
墨 田 区
03-5211-4255
www.city.shinjuku.lg.jp
土木部みどり公園課緑化係
「屋上等緑化助成制度」
非公開、詳細は問合
台 東 区
www.tokyo-park.or.jp
環境安全部環境・温暖化対策課エネルギー対策係
03-5273-3924
屋上:30 万円、壁面:10 万円
文 京 区
03-3232-3099
03-3546-5438
屋上・ベランダ・壁面、総額:200 万円
港
合 先
www.city.adachi.tokyo.jp
環境部環境課緑化推進係
「屋上緑化等補助金制度」
03-5654-8239
屋上・ベランダ・壁面、総額:60 万円
www.city.katsushika.lg.jp
63
ご協力者一覧
御協力頂いた屋上緑化施設の管理者・設計者・施工者
施設名称
管理者
設計者
施工者
松田平田設計本社
(株)松田平田設計
(株)松田平田設計
田島ルーフィング(株)
東邦レオ(株)
(株)日比谷アメニス
豊島屋ビル
(有)豊島屋ビル
東邦レオ(株)
東邦レオ(株)
高輪東誠ビル
トーセイ(株)
東邦レオ(株)
東邦レオ(株)
熊谷組本社ビル
(株)熊谷組
(株)熊谷組、設計室春秋
(株)熊谷組、設計室春秋
雪印乳業本館
雪印乳業(株)
雪印種苗(株)
雪印種苗(株)
三井住建道路本社ビル
三井住建道路(株)
積水化成品工業(株)
積水化成品工業(株)
丸の内センタービル
中央ビルマネジメント(株)
新進綜合設備(株)
(株)風土デザイン
新有楽町ビル
三菱地所(株)
三菱地所設計(株)
大成建設(株)
朝日生命大手町ビル
三菱地所ビルマネジメント
(株)
清水建設(株)一級建築士事務所
(株)フィールドフォー・デザイオフィス
清水建設(株)
新東京ビル
三菱地所(株)
三菱地所設計(株)
大成建設(株)
郵船ビル
郵船不動産(株)
(株)松田平田設計
(株)ランドスケープデザイン
戸田建設(株)
(株)日比谷アメニス
新国際ビル
三菱地所(株)
清水建設(株)一級建築士事務所
(株)フィールドフォー・デザイオフィス
清水建設(株)
新宿ルミネ1
(株)ルミネ
(株)マサキ・エンヴェック
(株)マサキ・エンヴェック
JR恵比寿ビル
(株)ジェイアール東日本ビ
ルディング
(株)ジェイアール東日本建築設計事務所
ジェイアール東日本コンサルタンツ(株)
(株)マサキ・エンヴェック
伊勢丹本店
(株)三越伊勢丹ホールディ
ングス
清水建設(株)一級建築士事務所
(株)フィールドフォー・デザイオフィス
清水建設(株)
(株)日比谷アメニス
玉川髙島屋
ショッピングセンター
東神開発(株)
(株)乃村工藝社
(株)グリ-ンワイズ
ホテルニューオータニ
(株)ニューオータニ
(株)日建設計
大成建設(株)
特別養護老人ホーム
暖心苑
社会福祉法人東京清音会
(株)新環境設計
(株)富沢造園
ジョイステージ八王子
(株)エヌエムライフ
NPO屋上開発研究会
田島緑化工事(株)
グレースメイト鷺ノ宮
(株)オールライフメイト
東邦レオ(株)
東邦レオ(株)
青梅市立総合病院
青梅市立総合病院
(株)伊藤喜三郎建築研究所
(株)松本造園土木
日本大学通信教育部
学校法人日本大学
(株)小関田中園
(株)小関田中園
小松川第三中学校
江戸川区教育委員会
江戸川区
グロリ-防水工業(株)
田島緑化工事(株)
学校法人実践学園
学校法人実践学園
(有)緑花技研
(株)日比谷アメニス
大京町サンハイツ
大京町サンハイツ管理組合
山﨑産業(株)
アースコンシャス(株)
恵比寿ガーデンテラス
弐番館
恵比寿ガーデンプレイス
(株)
共同カイテック(株)
共同カイテック(株)
64
平成23年1月
平 成 22 年 度
登録番号 (22)067
環境資料第22040号
あなたの屋上も緑化できます!-既存建築物屋上緑化事例集-
発 行
東京都環境局自然環境部緑環境課
〒163-8001 東京都新宿区西新宿二丁目8番1号
電話 03-5388-3455 (ダイヤルイン)
印刷所
株式会社アイガー
電話 03-3202-7101
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