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第30期救助科(PDF:336KB)
埼玉県消防学校 第30期救助科を実施しました [期 間] 平成 28 年 9 月 16 日(金)から 10 月 25 日(火)まで 25日間(150時間) 通学 ※1日のみ宿泊 [会 場] 埼玉県消防学校 [到達目標] 救助に係る最新の専門知識及び専門的で高度な技能、技術を修得す るとともに、基本活動要領を習熟することにより、救助活動及び救助 訓練において自らの安全を確保できる技能を培う。また、厳しい条件 下において、救助活動を遂行し得る旺盛な士気及び強健な身体を形成 する。 [教育対象] 救助業務に従事させようとする者で、初任教育修了者かつ採用後 3年以上の消防経験を有する35歳以下の者 [修 了 者] 25消防本部(局)60名 【日 課 表】 1時限 2時限 3時限 4時限 5時限 6時限 13:30∼14:20 14:30∼15:20 15:30∼16:20 月 日 曜 日 9:00∼ 9:30 9月16日 金 事務連絡・ 訓練準備等 行事その他 その他 災害救助対策 安全管理 入校式 校内服務等 各種災害と救助事例 活動・訓練における安全管理 9月20日 火 事務連絡・ 訓練準備等 災害救助対策 安全管理 講 話 救助業務関係法令 惨事ストレス対策 職責と心構え 9月21日 水 事務連絡・ 訓練準備等 9月23日 金 事務連絡・ 訓練準備等 災害救助対策 救助訓練(航空救助) 救助対策と活動事例 航空隊との連携 9月26日 月 事務連絡・ 訓練準備等 基本行動・救助員点検 9月27日 火 事務連絡・ 訓練準備等 救助訓練(合同) 9月28日 水 事務連絡・ 訓練準備等 救助訓練(合同) 9月29日 木 事務連絡・ 訓練準備等 救助訓練(合同) 9月30日 金 事務連絡・ 訓練準備等 10月3日 月 事務連絡・ 訓練準備等 救助訓練(午前1中隊) 救助訓練(午前2中隊) 登はん訓練 かぎ付はしご訓練 10月4日 火 事務連絡・ 訓練準備等 救助訓練(午前1中隊) 救助訓練(午前2中隊) 応急はしご救助訓練 懸垂降下訓練 10月5日 水 事務連絡・ 訓練準備等 救助訓練(午前1中隊) 救助訓練(午前2中隊) 応急はしご救助訓練 背負い・かかえ救助訓練 10月6日 木 事務連絡・ 訓練準備等 10月7日 金 10月11日 9:30∼10:20 10:30∼11:20 11:30∼12:20 救 急(合同) 資 機 材 撤収 ・ 事 務 連 絡等 資 機 材 撤収 ・ 事 務 連 絡等 その他(合同) 基本・器具・身体結索訓練 確保訓練 施設設定訓練 三連はしご訓練 資 機 材 撤収 ・ 事 務 連 絡等 健康管理 資 機 材 撤収 ・ 事 務 連 絡等 健康管理 資 機 材 撤収 ・ 事 務 連 絡等 救助訓練(合同) 救助器具取扱訓練 平面的救助訓練(空気呼吸器、搬送法、検索救助) 一般救助用器具 救助訓練(午前1中隊) 救助訓練(午前2中隊) はしご水平救助(二)訓練 事務連絡・ 訓練準備等 救助訓練(午前1中隊) 救助訓練(午前2中隊) 立て坑・横坑救助訓練 宙吊り救助訓練 火 事務連絡・ 訓練準備等 救助訓練(午前1中隊) 救助訓練(午前2中隊) 斜めブリッジ救助訓練 はしごクレーン救助訓練 10月12日 水 事務連絡・ 訓練準備等 10月13日 木 事務連絡・ 訓練準備等 10月14日 金 事務連絡・ 訓練準備等 交通事故等における救助訓練 10月17日 月 事務連絡・ 訓練準備等 火災時における救助訓練1 10月18日 火 事務連絡・ 訓練準備等 火災時における救助訓練2 10月19日 水 事務連絡・ 訓練準備等 木 事務連絡・ 訓練準備等 10月21日 金 事務連絡・ 訓練準備等 10月24日 月 事務連絡・ 訓練準備等 10月25日 火 事務連絡・ 訓練準備等 救助器具取扱訓練(合同) 健康管理 主要な救助器具取扱訓練 救助訓練(合同) 救助訓練(合同) 救助訓練(合同) 救助訓練(合同) 資 機 材 撤収 ・ 事 務 連 絡等 資 機 材 撤収 ・ 事 務 連 絡等 資 機 材 撤収 ・ 事 務 連 絡等 資 機 材 撤収 ・ 事 務 連 絡等 資 機 材 撤収 ・ 事 務 連 絡等 健康管理 資 機 材 撤収 ・ 事 務 連 絡等 健康管理 資 機 材 撤収 ・ 事 務 連 絡等 学科考察 学科・実科考察(検証) 資 機 材 撤収 ・ 事 務 連 絡等 ※夜間訓練 資 機 材 撤収 ・ 事 務 連 絡等 想定訓練 ※夜間訓練 総合訓練(合同) 資 機 材 撤収 ・ 事 務 連 絡等 想定訓練 総合訓練(合同) 資 機 材 撤収 ・ 事 務 連 絡等 想定訓練 想定訓練(査閲) 資 機 材 撤収 ・ 事 務 連 絡等 資 機 材 撤収 ・ 事 務 連 絡等 総合訓練(合同) 総合訓練(合同) 資 機 材 撤収 ・ 事 務 連 絡等 健康管理 効果測定(合同) フレックス 資 機 材 撤収 ・ 事 務 連 絡等 資 機 材 撤収 ・ 事 務 連 絡等 高度救助資機材取扱訓練 フレックス 資 機 材 撤収 ・ 事 務 連 絡等 健康管理 一箇所吊り担架水平救助訓練 10月20日 資 機 材 撤収 ・ 事 務 連 絡等 資 機 材 撤収 ・ 事 務 連 絡等 救急(救助現場における外傷処置) 実技考察 16:30∼ 17:00 行事その他(合同) 訓練場・環境整備 修了式 ≪入校≫ ≪救急≫ ≪航空救助≫ ≪結索訓練≫ ≪降下訓練≫ ≪かぎ付きはしご訓練≫ ≪はしご水平救助(二)訓練≫ ≪はしごクレーン救助訓練≫ ≪夜間訓練≫ ≪一箇所吊り担架水平救助訓練≫ ≪高度救助資機材取扱訓練≫ ≪実科査閲≫ 【修了生感想】 川口市消防局 野﨑 正幸 消防士長 *第1中隊 総代 修了しての感想 体力的にも精神的にもとても厳しい研修だったと思います。そして、この 25 日間に は内容の濃い1日1日が詰まっていました。 例年、怪我人等で全員で修了できる年が少ない中、この節目である第 30 期救助科は 60 人で入校し、60 人で修了することができました。第1中隊の総代としてR-30 の皆を 誇りに感じます。最高の仲間です。 後輩へのメッセージ 救助科の 25 日間は、長いようでとても短いです。1日1日を全力で走り抜けなけれ ば、達成感を味わう事は出来ないと思います。同期の仲間を大切にし、全員が一丸とな って頑張って下さい。誇りや恥ずかしい気持ちを捨てて、全力でバカになって下さい。 必ず大きな何かを得て卒業できます。 厳しい研修になると思いますが、心と体を大切にし、全力で走り抜けることを期待し、 祈っています。頑張って下さい。 越谷市消防本部 会田 裕介 消防士長 *第2中隊 総代 修了しての感想 救助科での訓練をしていく中で、私は消防・救助に対する自身の姿勢が中途半端で あることに気づき、改めなければならないと感じました。 訓練は、救助技術や知識に優れ経験も豊富な教官、助教官の熱い指導の下、一切の妥 協は許されず常に全力で緊張感が張りつめており、これまでの私は、自身の限界を自身 で決めつけていることを知りました。私も教官たちのような救助隊員になれるよう、こ れからは自身の殻を打ち破っていこうと思います。 また、私は総代という学生をまとめなければならない役職を経験したことで、大きく 成長できたのではないかと感じています。このことが、救助科で得た最も大きなものと 思っています。 後輩へのメッセージ 第30期救助科では、徹底して安全管理に努めました。活動はもとより装備等に不備 があっては、自分ばかりでなく仲間や要救助者に危険が及んでしまうからです。また、 私たちは訓練場を現場と呼び、災害現場同然の緊張感を持って訓練に臨みました。それ は多様化する災害や発生が危惧される大規模災害発生時に、必ず要救助者を救わなけれ ばならないからです。 さらに、私たちは「和衷協同」をスローガンに掲げ、全学生60名が心を一つにして 訓練に臨みました。私は、この仲間たちの熱い気持ちや暖かい励ましに助けられ、何度 も困難を乗り越えることができました。ここで得た絆は、私の一生の財産となっていま す。 蕨市消防本部 下川 岳 消防士長 *第1中隊 副総代 修了しての感想 先ず、25 日間に渡りご指導頂いた、教官、助教官、講師の方々、お世話になった学校 関係者の方々、救助科へ送り出してくれた所属消防本部に感謝を申し上げます。第 30 期救助科では、知識・技術を学ぶのはもちろんのこと、過酷な救助現場にも耐え得る気 力・精神力を、人命救助に必要な「心」を鍛えて頂きました。また、共に学び、苦楽を 共にした最高の仲間と出会えた事は一生の思い出であり、この最高の仲間との絆を一生 大切にしていきたいと思います。 後輩へのメッセージ 救助科は、厳しく辛いものです。しかし、救助隊員として、人命救助に携わる者とし て大切なことを学び、得ることが出来ます。入校が決まった際は、謙虚な姿勢で学ぶ事 を忘れず、仲間との絆を深め、全員で心ひとつに何事にも取り組んで下さい。時間もあ っという間に過ぎてしまうでしょう。1分1秒を無駄にする事なく訓練に励んで下さい。 上尾市消防本部 松﨑 智弘 消防士長 *第2中隊 副総代 修了しての感想 25 日間、150 時間はあっという間でした。ただその短い期間のなかに、教官、助教官 の思いが凝縮され、仲間たちとの絆は深く強いものになっていきました。私個人として は、救助技術だけでなく、今後の後輩指導や安全管理について学ぶことができたこと、 そして何よりも熱い心を身につけることができたことが、救助科に入校して良かったこ とだと思います。 後輩へのメッセージ 救助科は新しい自分を発見できる場所だと思います。仲間たちと共に汗をかき、厳し い訓練を乗り越え、多くの失敗を経験し、悔しい思いを味わう。そして人生でいちばん 熱い夜、伝統の夜間訓練を終えた先には、必ず何かを見つけることができると思います。 その為には、全ての訓練に全力で取り組んで下さい。そして仲間たちとの絆をつくって 下さい。