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『えひめ夢提案制度』 夢提案様式 別添
別添 『えひめ夢提案制度』 夢提案様式 提案主体名 個人 提案の公開の可否 提案主体分類コード 公開 p 個人 ※「非公開部分有り」の場合は、下記に理由を具体的に記入。 要望事項(事項名) 県オリジナル果樹の地域連携栽培 根拠法令等 種苗法 提案分野 7. 農林水産分野 制度の所管・関 係省庁 プロジェクト 県オリジナル果樹の地域連携栽培プロ 名 ジェクト 求める措置の具体的内容 本県の研究機関が開発し、種苗法に基づき品種登録された県内でのみ限定生産される柑橘「紅まどんな(愛媛果試28号)」「甘平 (愛媛果試34号)」は市場の評価が高く、生産農家をはじめ、関係者の期待は大きい。 一方、他県でも、それぞれが普及をめざす種類の果樹の開発が進められ、有力なオリジナル品種が数多く創出されている。その中 には、本県でも導入を図り生産を伸ばしたい果樹もあるが、種苗法上登録後18年(現行法では30年)を経なければ本県での栽培はで きない。 そこで、気候条件等を勘案し、瀬戸内圏域の各県でオリジナル品種の他県生産を許容する地域連携協定を結んで欲しい。あるい は、種苗法上の規制を緩和する特区としての許可を得るという手法もあるかもしれない。 具体的事業の実施内容・提案理由 連携協定を結ぶ圏域内では、自由に他県オリジナル品種を栽培可能とする。オリジナル品種は野菜や家畜もあるが、まずは果樹で 実験的に取り組むのが適切であろう。 「紅まどんな」「甘平」は、他県での評価も高く、門戸を広げる要望が強い。他に本県が全国一の生産を誇るキウイの品種には、香川 県開発の「さぬきゴールド」「讃緑」という有力なオリジナル品種の事例がある。 各県が苦労と努力をして多額の予算をかけて開発した品種をオープン化するには、県の決断と既に産地化を図っている地域での需 給バランスの変化による価格下落を懸念した反対を論破するビジョンが必要であることは当然である。 各県では、それぞれ開発に重点を置く種類が異なっており、他県開発の優良品種がオープン化されれば、生産農家の経営安定や果 樹の消費拡大も期待できる。また、現在輸入農産品には高い関税がかけられ、国内農業を守ってきたが、経済連携協定(EPA)等の検 討も始まっており、日本国内の産地間で競争し合うよりも、国内農家全体の生産性を高めることを考えて行く時期に来ていることを覚 悟しなければならないだろう。 その他(特記事項) この提案は、本来農協組織が行うべきものであろう。実現すれば、当然全県の農業者が取り組むことになるものであり、個人の要望 に留まるものでないことは充分承知している。 オリジナル品種の囲い込みを止めることで県の損失は大きいかもしれないが、一方で他県の優良品種が手に入ることによる利益も 大きい。より大きな視点で品種の取り扱いを考えるべきであり、商品を作ることも大切であるが、それをどう売り込んでいくかを各産地 は競うべきである。 回答素案 各県で開発されましたオリジナル品種の利用につきましては、種苗法に基づき各県においてその取扱方法を決めている許諾要領等 により決められております。 本県におきましても、基本的に独自で開発しました品種につきましては、まずは県内において品種特性を活かした早期の産地化を優 先的に推進し、県内生産者の有利な販売に繋げていくという観点から、概ね3年程度の間県外での利用を制限する取扱いとしており、 各県ともに概ね同様な取扱いとしているようです。 加えて、近年、各県においては、こだわりや希少性等に着目した農産物のブランド化が進められており、こうした情勢の下、御提案の ありました各県が連携した産地化は難しい面があると考えられます。 しかしながら、果実全体の消費量が伸び悩む中、長い時間とたゆまない努力を傾け開発しました高品質で美味しい品種の消費を拡 大し、生産を振興するためには、御提案のような地域性や物語性を持った取組みも必要であると考えられますことから、隣接県の考え などを確認しながら、実現できる可能性を検討してまいりたいと考えます。 対応区分 A-5 (対応不可) 提案主体からのご意見 各県オリジナル品種の囲い込みが、回答のとおり「概ね3年程度の扱い」であれば、有力品種の大部分がオープン化されているはず であり、現実的には、別の障害要因があるのではないか。 確かに、希少性によるブランド化を進める上では、オープン化は逆行であり、オリジナル品種を有する各県が連携しなければ、かえっ て損失を被ることは言うまでもない。 貿易自由化への流れは、近い将来現実となる可能性は高く、それに向けた農業関連産業の具体的準備を進めることが急務となって いる。 日本の農産物の競争力は安全性と高品質にある。もちろん国内でも、新品種が品質を伴わなければ、生き残ることはできない。県を 越えて、適地適作を進め、あくまで消費者サイドの視点に立ち、高品質な農産物を増し、消費を拡大することで農家の競争力を高める 時期となっていることを認めるべきである。 関係者間では傑作であるとの評価がある「紅まどんな」「甘平」を有する本県が、他県に働きかけることで、連携栽培は可能になるも のと考えており、短期間での実現は困難であるとしても、その必要性を認めたのであれば、具体的に「検討組織」を作る等、どの様に 検討を進めていくのかを示して欲しい。 事務局再検討要請 提案主体からのご意見を踏まえ、回答されたい。 最終回答 各県で開発されましたオリジナル品種の利用につきましては、種苗法に基づき各県においてその取扱方法を決めている許諾要領 等により決められております。 本県におきましても、基本的に独自で開発しました品種につきましては、まずは県内において品種特性を活かした早期の産地化を優 先的に推進し、県内生産者の有利な販売に繋げていくという観点から、概ね3年程度の間県外での利用を制限する取扱いとしており、 各県ともに概ね同様な取扱いとしているようです。 加えて、近年、各県においては、こだわりや希少性等に着目した農産物のブランド化が進められており、こうした情勢の下、御提案の ありました各県が連携した産地化は、本県をはじめ関係県等の同意を図ることが不可欠であり、全国的にオリジナル品種の制限を行 い産地化を進めている中、容易に同意を得ることはことはできない状況にあります。 しかしながら、果実全体の消費量が伸び悩む中、長い時間とたゆまない努力を傾け開発しました高品質で美味しい品種の消費を拡 大し、生産を振興するためには、御提案のような地域性や物語性を持った取組みも必要であると考えられますことから、隣接県の考え などを確認しながら、実現できる可能性を検討してまいりたいと考えます。 なお、検討の具体的な進め方としては、 ○まずは、例年開催されている中国四国各県の研究担当者会で提案し、状況を把握する。 ○他県や他県の農業団体の同意形成を図る。 ○見込みがあれば、関係県で検討会を設置する。 ことを考えおります。 せっかくの御提案に対しまして、時間を要する対応となりますが、御理解をお願いします。 対応区分 A-5 (対応不可) ※回答文では「実現できる可能性を検討」するとしている一方で、対応区分を「対応不可」としているのは、提案の実現は 容易ではなく、検討には相当の時間を要することから、合理的期間内(最終回答から概ね1年程度)では「対応不可」とし ているものです。 『えひめ夢提案制度』 夢提案様式 提案主体名 愛媛木建 提案の公開の可否 要望事項(事項名) 提案主体分類コード 公開 ※「非公開部分有り」の場合は、下記に理由を具体的に記入。 放置林追放構想 根拠法令等 提案分野 g 民間企業 7. 農林水産分野 制度の所管・関係省庁 プロジェクト名 放置林追放プロジェクト 求める措置の具体的内容 間伐に対して交付される補助金について、愛媛県下全域の放置林切捨間伐と間木止間伐を同じ扱いにしてほしい。 今、切捨間伐の山は大変になっている。現場を見て山の中を歩いて見れば良くわかる。 具体的事業の実施内容・提案理由 平成17年春第1回の夢提案で、間伐に対して交付される補助金を、いわゆる「巻枯らし」でも対象とされるよう提案し たところ、「平成17年度から5ヶ年間で、巻枯らし実施時期も含め調査研究することとしており、良好な結果が得られれ ば、施策化をできるだけ早く検討します。」と回答があり、6年待つことになった。その間に山主が80歳を過ぎ、山主の 元気がなく、私が提案で述べたとおり、山は死に近い状態になっていることをどう思われますか。 18年間で22万haの間伐を行うという現在の計画は、私の概算では無駄と思いますが、なぜ現場をよく見ないのでしょう か。私は現場を60年間見て、植林、育林、間伐、集材、製材、建築をしてきましたが、なぜ、山、木、材、住宅の流れに合 わせた一貫的な対策をしないのでしょうか。 優秀育林者は、60年間で1haで1億円以上の手取りを得ている方もいます。当人の言うことには、育林とは雨と太陽が 木を太らせる。1年に1ha、10日間の育林仕事で、50年に1haで2,000本の木を太らせることで、1本5万円で60年で全伐す れば1億円以上になる。つまり、500日の育林仕事で1日当たり20万円以上の収入になる山仕事です。 その他(特記事項) 小径木も間木止すれば割れもありません。柱材の間木止伐採は、木の目あいよく生切の倍の強さがあり、黒芯が赤に なり人口乾燥も不要で運搬も生木の半分の重さで良いです。節材も使い方で良い物です。これは60年間の実績です。 木を見て山を見ずして林政は無駄です。私の一命をかけて努力します。 回答素案 平成17年度から5ヶ年間調査研究を行った結果、巻き枯らし間伐(間木止)については、木材を搬出せず、林内におい て処理を行う切捨(保育)間伐と比べた場合は、施業後の安全に注意を払うことが必要ですが、その他に特に大きな障 害はないと考えております。 このことから、H22.10.12付けで知事より回答いたしましたとおり、「間木止」(巻き枯らし間伐)について、今後の対応を 検討するため要望調査いたしました。結果、事業実施を希望する林家も存在することから、施策化については、現在検 討しているところです。 対応区分 A−4(提案実現の可否を含め検討) 提案主体からのご意見 平成5年秋、林業試験場に立木葉枯らしの調査研究を強く申し立てたのに、平成17年まで調査は開始されなかった。 平成22年現在、人工林内を見れば1年に林内の上土が10mm流れ出て平成5年より平成22年までに18年林内の土が 18cm流れ出た。人工林で40年間手入不用であれば木を太らす良い上土が40cm流れ出た現在の人工林の姿は死に近 い現状です。 平成22年現在になっても間木止間伐の施策化の検討とは、人工林22万haを見捨てるなら、林政の仕事に先の見えぬ 林政政策は不用に見えます。 国、県ともに森林整備予算は林木業現場に目に見える予算を出せば良い。県の予算の赤字が5,000億の頃から私は 知っています。赤字とは無駄が多いからです。 林政公務員も90%の人は人工林の山に入り1haで2,000本残して間木止間伐すれば良い。切捨間伐をすれば林内は 荒れるが、間木止間伐であれば風倒木も少なくすみます。 森林環境税や森林基金の活用はどうなっていますか。 責任を県民に見える形で公開を希望します。 今現在できることは、私の60年間の植林、育林、間木止間伐、集材、製材、製品開発、住宅、建築の林木材の流れの 説明に全県下をまわり、人工林の大切さと合理的な現在の森林整備の説明に手助けを希望します。 今現在であれば、平成23年4月より22万haの80%と整備が出来、男女共に雇用が多く百%以上解決可能と考えます。 地下水も水問題も早く解決可能です。 事務局再検討要請 提案主体からのご意見を踏まえ、回答されたい。 最終回答 平成17年度から5ヶ年間調査研究を行った結果、巻き枯らし間伐(間木止)については、木材を搬出せず、林内におい て処理を行う切捨(保育)間伐と比べた場合は、施業後の安全に注意を払うことが必要ですが、その他に特に大きな障 害はないと考えております。 このことから、H22.10.12付けで知事より回答いたしましたとおり、「間木止」(巻き枯らし間伐)について、今後の対応を 検討するため要望調査いたしました。結果、事業実施を希望する林家も存在することから、森林局においては、平成23 年度からの事業採択に向け、現在予算計上の作業を行っているところです。 対応区分 A−4(提案実現の可否を含め検討) 『えひめ夢提案制度』 夢提案様式 提案主体名 個人 提案の公開の可否 提案主体分類コード 公開 p 個人 ※「非公開部分有り」の場合は、下記に理由を具体的に記入。 要望事項(事項名) タバコの栽培・加工・販売 根拠法令等 わかりません 提案分野 7. 農林水産分野 制度の所管・関係省庁 プロジェクト名 「地タバコ」プロジェクト 求める措置の具体的内容 現在、農業においては、販売の低迷を根源として諸問題が噴出し、衰退の一途をたどっております。愛媛県も例外で はなく、農業は急速に弱ってきております。そんな現況を打破すべく、また地方(地域)の特色を前面に押し出した特産 品の開発が急務の今、新しい地域ブランド産品としての「地タバコ」の生産・加工・販売を提案したいと思います。 具体的事業の実施内容・提案理由 タバコは、法律により厳しく管理されており、もはや農家と言えどもタネすら見たことのないような作物になっておりま す。けれども長い間、嗜好品として多くの人に愛されてきた歴史があり、思い入れの深い人もたくさんいると思います。 調べてみたところ、栽培における性質はとても強健で、県内でも多くの地域で育成が可能と思われます。地域農業の振 興、農家の所得向上、また観光資源のひとつとして、取り組むべき価値のあるものであると考えております。多くの人に 楽しんでもらえる「地タバコ」に仕上げるためには、タネの入手から始まり、栽培方法・加工技術・販売方法・楽しみ方の 提案の検討等、問題が山積するかと思いますが、愛媛県の全力の支援を受けながら、実現に取り組んでいけたらと 思っております。合言葉は「愛媛産タバコには愛がある」! 最終回答 たばこの製造については、たばこ事業法第8条で、日本たばこ産業株式会社でなければ、製造してはならないと定め られております。 また、たばこの製造に使われる葉たばこの栽培についても、日本たばこ産業株式会社と毎年、契約した者しか出来な いこととなっております。 よって、ご提案の「地たばこ」の取組み実施に当たっては、国(制度の所管:財務省)の規制緩和を受ける必要がありま すので、構造改革特区制度の活用を御検討ください。 なお、刻みたばこの原料である阿波葉の生産地である徳島県三好市が、構造改革特区制度(H21年11月の第16次提 案募集)を活用して、「たばこの製造・販売に係るたばこ事業法の適用除外」の提案を行った事例があります。残念なが ら、この提案に対する国の回答は「特区として対応不可」となっておりますが、参考事例として、別添資料をご参照くださ い。 対応区分 B(国の権限に関するもの)