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仕様書 - UR都市機構

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仕様書 - UR都市機構
別添1
補 償 業 務 特 記 仕 様 書
1.業務名称
平成 28 年度弥生町三丁目周辺地区避難道路1号整備事業に係る建物等調査・算定業務
2.業務の目的
弥生町三丁目周辺地区避難道路1号整備事業については、中野区と当機構が平成 28 年 4
月 30 日付で『弥生町三丁目周辺地区避難道路1号整備事業に関する覚書』を交換し、当該
事業を進めているところである。
本業務は、同覚書に基づき平成 28 年度に当機構が中野区からの受託を予定している当該
事業範囲に存する建物等の補償調査及び補償金算定の業務を行うことを目的とする。
3.履行期間
契約締結の翌日から平成 29 年 2 月 28 日まで
4.業務内容
業務内容は、以下のとおりとする。
項
目
建物等の調査・算定
単位
数量
式
1
一覧表等
備
考
別紙数量表及び対象 調査内容等は別記参照
物件一覧表のとおり
営業その他調査・算定
式
1
〃
〃
なお、東京都建設局の制定する「補償算定要領」等に定める算定要領、補償標準単価表
等及びその他監督員の指示によるものとする。
また、建物等の調査を行う際には、別添の「石綿調査要領」に基づき、調査対象物件に
石綿使用の有無に関する調査を実施すること。
5.提出書類
別記に定める書類、図面等一式
なお、成果品等に関しては、グリーン購入法に基づく基本方針(平成 22 年2月版)の判
断の基準を満たしていること。
また、次のとおり成果品の一部提出等について監督員の指示に従うこと
1)本業務の実施期間中であっても、監督員が成果品の全て、若しくはその一部、又はそ
れらの写しの提出を求めたときはこれに応ずるものとし、監督員が定める期限までに
これを提出することとする。
2)前項で提出した成果品について監督員が検査を行うときは、現場代理人を立ち会わせ
るものとする。
6.留意事項
(1)本業務の履行にあたっては、監督員と十分な協議を行い、その指示に従うこと。
(2)本仕様書に記載のない事項又は疑義が生じた事項については、監督員と協議して進める
こと。
(3)本業務に従事する現場代理人は、補償業務管理士(社団法人日本補償コンサルタント協
会の補償業務管理士研修及び検定試験実施規程第 14 条に基づく補償業務管理士登録台帳
に登録されている者をいう。)の各部門のうち、「物件部門」「営業補償・特殊補償部門」
の両方又は「総合補償部門」の資格を有していること。
(4)現場代理人の管理の下に、本業務に従事する者(補助者を除く)として、その業務に十
分な知識と能力を有する者として補償業務管理士の各部門のうち「物件部門」及び「営
業補償・特殊補償部門」又は「総合補償部門」の資格を有している者若しくは同等の能
力を有すると認められる者を充てなければならない。
また、建物等の調査に従事する者のうち1者以上は、一級建築士又は二級建築士の資格
を有し、建築士法第 5 条による登録を受けている者でなければならない。
(5)ディーゼル自動車の使用に関する特記事項
1)本業務の履行に当っては、都民の健康と安全を確保する環境に関する条例(平成 12 年
東京都条例第 215 号)他、各県条例に規定するディーゼル車規制に適合する自動車とす
ること。
2)本業務の履行において使用し、又は使用させる自動車については、排出される窒素酸化
物及び粒子状物質の特定地域における総量の削減等に関する特別措置法(平成 4 年法律
第 70 号)の対策地域内で登録可能な自動車利用に努めること。なお、適合の確認のた
めに、当該自動車の自動車検査証、粒子状物質減少装置装着証明書等の提示または写し
の提出を求められた場合には、速やかに提示または提出すること
(6)外部記録媒体によるデータ収受に関する特記事項
本業務の履行に当たって、監督員との間で外部記録媒体によりデータの収受を行う場合
は、作業開始前に最新のウイルス定義でウイルスチェックを実施し、安全を確認したう
えで作業に入ること。また、作業終了後に最新のウイルス定義でウイルスチェックを実
施し、安全を確認したうえで、納品等を行うこと。
(7)本業務は業務成績評定対象業務である。受注者には、業務完了後業務成績表定点を通知
する。付与した業務成績評定点は、将来、業務発注時に価格以外の評価項目として使用
することがあり、業務成績評定点が 60 点未満だった場合には、一定期間、企業の業務実
績として点数を与えないこと等がある。
(8) 独立行政法人等の保有する個人情報の保護に関する法律(平成 15 年法律第 59 号)及
び関係法令等に基づき、個人情報の取扱いを適正に行うこと。
また、本業務の実施に伴い知り得た個人情報については、厳重に管理すると共に、本
業務の実施に必要な個人情報について監督員から提供を受けた場合は、本業務の実施後
遅滞なく監督員へ返却することとし、これらの情報の提供を受ける際には書面にてその
旨依頼することとし、返却時には書面にて報告することとする。
以
上
(別紙)
業務数量表
項 目
区 分
単 位
数 量
準備打合せ
式
1
現地踏査
式
1
木造建物 A 70㎡未満
棟
1
木造建物 A 70㎡以上130㎡未満
棟
6
非木造建物 A 200㎡未満
棟
1
建築等の法令適合性の調査・算定 法令適合性調査(1) 木造建物
棟
4
附帯工作物の調査・算定
戸
17
権利者
8
事業所
(企業)
2
戸(世帯)
13
戸(世帯)
14
世帯
8
所有者
23
備 考
(建物等の調査・算定)
木造建物の調査・算定
非木造建物の調査・算定
住宅敷地 A 150㎡未満
残地移転要件の検討
(営業その他調査・算定)
営業に関する調査・算定
営業 B
居住者に関する調査
動産に関する調査・算定
一般住宅
借家人補償(算定)
その他通損に関する算定
移転雑費
※木造建物A
専用住宅、併用住宅、店舗、医院、診療所、共同住宅(アパート)、寄宿舎、その他これらに類するもの
※非木造建物A
鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造のうち耐火被覆を行うもの(S耐火)
対象物件一覧表
番
号
通損に関する調査及び算定
用途構造等
①
100.13
木造平屋建
店舗居宅
100
調査算定
②
98.34
木造2階建
居宅
93.38
調査算定
③
53.89
木造3階建
居宅
82.22
④
45.04
木造3階建
居宅
84.86
⑤
100.19
鉄骨造3階建
居宅
143.72
調査算定
算定
工
作
物
の
み
122.9
木造平屋建
居宅
21.48
調査算定
算定
工
作
物
の
み
⑦
930.63
RC造地下1階付2階
建
居宅物置
118.51
⑧
223.9
木造2階建
共同住宅
95.26
⑥
延床面積
(㎡)
建物等の調査及び算定
建物等の
残地移転要件
附帯
法令適合
の該当性の
工作物
性
検討
敷地地積
(㎡)
借家人等
木造
建物
木造特
殊建物
非木造
建物
調査
独立
工作物
立竹木
営業
営業
資産
居住者
調査
動産
借家人
補償
調査
調査
調査算定
算定
建物調査日より4週間以内
調査算定
調査
調査
調査算定
算定
建物調査日より4週間以内
調査算定
算定
調査
調査
調査算定
算定
算定
借家人
調査
調査算定
算定
算定
借家人
調査
調査算定
算定
算定
借家人
調査
調査算定
算定
算定
⑨
64.73
94.14
調査算定
調査
調査算定
調査
調査算定
工
作
物
の
み
算定
借家人
調査
調査
調査算定
調査算定
調査算定
調査算定
調査
調査
木造2階建
共同住宅
調査算定
成果品納品期限
考
調査算定
調査算定
調査算定
備
移転雑費
建物調査日より4週間以内
算定
建物調査日より6週間以内
建物調査日より4週間以内
調査
建物調査日より4週間以内
調査
調査算定
算定
算定
借家人
調査算定
調査
調査算定
算定
算定
借家人
調査
調査算定
算定
算定
借家人
営
業
借
家
人
調査日より2週間以内
調査日より2週間以内
工 作 物 の み
( 月 極 駐 車 場 )
⑩
76.93
-
-
調査算定
算定
⑪
56.79
木造2階建
共同住宅
78.48
調査算定
算定
工
作
物
の
み
⑫
93.58
木造2階建
店舗・共同住宅
128.42
算定
営
業
借
家
人
算定
( 店 舗 部 分 )
調査算定
調査算定
調査日より4週間以内
調査
調査日より2週間以内
調査日より2週間以内
建物調査日より4週間以内
調査算定
借家人
調査
調査算定
算定
調査算定
借家人
借
家
調査日より4週間以内
調査日より2週間以内
人
⑬
774.74
鉄骨造3階建
居宅店舗
171.16
調査算定
算定
工
作
物
の
み
調査日より2週間以内
⑮
66.6
木造2階建
居宅
71.97
調査算定
算定
工
作
物
の
み
調査日より2週間以内
⑯
131.66
木造3階建
共同住宅
136.75
調査算定
算定
工
作
物
の
み
調査日より2週間以内
⑰
260.63
木造2階建
居宅
131.94
調査算定
算定
工
作
物
の
み
調査日より2週間以内
⑱
184.6
木造2階建
居宅
65.51
調査算定
調査
0
0
算定
0
調・算
7
調査
調査算定
調査
0
4
0
8
0
0
0
0
1
0
※①は登記内容と現況建物とで相違があるため、延床面積は外景からの想定面積。
0
0
0
0
0
0
0
17
0
0
2
調査
調査算定
13
0
0
0
14
算定
8
23
建物調査日より4週間以内
別
記
1.建 物 等 の 調 査
建物等の分類
第1種 木造一般建物
住宅、店舗併用住宅、店舗(料理、飲食店)
、事務所、倉庫、集会場、旅館、共同住宅、工場、車庫、
医院、仮設建物等で第 2 種、第 3 種に属さないもの。
第 2 種 木造特殊建物
ア
特殊様式の建築物(数奇屋造り、寺社、寺院、教会等)及び最高級建築物に属すると認められるも
の。
イ 学校(各種学校を含む)
、体育館、病院、診療所、劇場、映画館、演芸場、公衆浴場、市場(マーケ
ットを含む)
、図書館、遊技場、その他これらに類するもの。
第 3 種 非木造建物
鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造、石造、煉瓦造等で次による。
ア
設計図書(平面図、配置図、矩計断面図、基礎伏図、屋根伏図)若しくは確認通知書の副本が完備
していないもの。
イ 上記関係書類が完備しているもの。
ウ 車庫、工場、倉庫で簡易なもの。
第 4 種 庭園
池水、築山、遊園路等が庭石、灯籠等の付属工作物と共に造園技術を要する造成がなされ、総合的な
景観が形成されているもので次による。
ア
地形の変化が多く造形の複雑なもの(上級)
。
イ
芝生等の占める面積が大きく、池等はあっても比較的平坦なもの(中級)。
※ その他一般的な庭は、一般工作物を適用する。
第 5 種 一般工作物
建物を除く、門、塀等の囲障、物置等の簡易な小屋、差掛け、井戸(附帯設備を含む)、庭石、敷石、
コンクリートたたき等の屋外工作物、その他の樹木、埋設物等で次による。
※ ただし、第 6 種の機械、設備等に該当するものは除く。
ア
対象物件が多種多様で数量的にも多く、形状、寸法及びその位置付け等の調査が建物調査相応の時
間を要するもの。
イ
対象物件が比較的建物に接近しており、種類、数量及びその位置付け等の調査が比較的容易に行わ
れるもの。
ウ
対象物件が囲障のみのような単一工作物及び樹木等が散存している等極めて簡易なもの。
1
第 6 種 一般工作機械・設備等
工場等の建物を除く、一般工作機械、その他設備等のもので次による。
※ (対象物件例)一般工場の工作場、ビル内機械室、ガソリンスタンドの施設、変電所(室)等。
ア
一般工作物の工作機械、設備等で基礎、変電施設等の調査を要するもの。又これに類似相応するも
の。
イ
調査がアに比べ比較的容易なもの。
※ (例)弱電メーカーの部品組立工場、洗濯工場、修理工場等のもの。
第 7 種 墓地・墳墓等
墓石、墓標、カロート、その他(棚垣、墓誌、その他墳墓廻りの工作物及び立竹木)のもの。
ただし、寺院、庫裡等の建物及び第 4 種、第 5 種に属するものを除く。
建物等調査
1.建物・敷地の権利に対する実態調査
ア 敷地に関すること
物件所在地
土地所有者住所氏名
土地権利者住所氏名
同上権利種類
同上賃料
敷地面積
イ 建物に関すること
所有者住所氏名
占用者住所氏名
使用実態・・・・・住宅、店舗、事務所、倉庫、その他
建物面積・・・・・建築面積、階別、用途別面積、述床面積
建築年月日
賃料・・・・・・・契約条件(敷金、権利金共)
業種
電話・・・・・・・電話番号、名義人
ウ 公法規制に関すること
用途地域、容積率、建ぺい率、防火・準防火地域の別、高度地区指定の別、建物等法令改善リス
トを作成する。
2
2.建物等の実測調査
(1) 木造一般建物
・推定再建築費の積算を行うために要する図面、調書を作成する。
調 査 項 目(作成図面)
(1)
図 面 名 称
縮
位置図
1/200~250
調 査 内 容
(記載事項)
尺
・現況図をものに調査対象物件を中心として 15m~20m 四方
の範囲で位置図を作成し敷地境界線を記入する。
・写真撮影位置を図示する。
(2)
各階平面図
1/100
・面積計算書共、図面は確認申請程度とする。通し柱には
「○」印を記入する。
・寸法は実測値による。この場合、定尺は 3 尺を 0.91m、
6 尺を 1.82m とする。
・構造概要は図面左側に材質、品等、寸法、規格等詳細に
記入する。
(3)
配置図
1/100
・敷地境界線は明確に表示し、建物位置図を正確に配置す
敷地の大きい
るとともに、境界と建物の距離を記入する。
場合は、
※ 工作物との共用も可。
1/200
(4)
設備等配置図
1/100
・ガス、水道、排水、電気その他これらに類する設備(建
築基準法第2条第 3 項)を図示する。
・調査は本管位置、メーター位置、敷地内配管、階上立ち
上がり、カラン、水栓、電灯スイッチ、コンセント、電
話機、排水枡等を図示し、材質、口径、種類、延長等を
記入する。
(5)
詳細図
1/20~1/100
屋根伏図
1/100
主要断面図
1/50~1/100
基礎詳細図
1/20
(6) 内外仕上表
・軒高、天井高、床高、屋根勾配、軒の出等の実測値。
※ 調査困難な場合は推測値を記入する。
-
・外部仕上げが部分的に異なる場合には、東、西、南、北
面等について記入すること。
・内外仕上げは、各室ごとに床、巾木、腰、壁、天井につ
いて記入する。
(7)
動産配置図
1/100
・居住用家財を除く屋内動産(店頭商品、什器、ピアノ、
金庫等)の品目、形状、寸法、重量等を記入する。
3
(2) 木造特殊建物
木造一般建物に準ずるほか、次の事項を調査し図面を作成する。ただし、その特殊性の表示に
ついては、充分配慮すること。
調 査 項 目(作成図面)
図 面 名 称
(1)
(2)
縮
調 査 内 容
(記載事項)
尺
各伏図
1/100
・本調査建物は建築費の積算を行うために、材料等の数量
軸組図
1/100
拾いに必要な図面を作成し、寸法、材質等詳細に記入す
矩計図
1/20~1/50
る。
立面図・4 面
1/100
建具表
1/20~1/50
詳細図
1/20~1/50
矩計図
1/20~1/50
小屋伏図
1/100
立面図・2 面
1/100
・対象の特殊性を表示するため、左記図面のほか、主要部
分の構造仕上げ等について詳細図を作成する。
(3) 非木造建物
建築費の積算を行うため、これに要する図面を作成する。
調 査 項 目(作成図面)
図 面 名 称
縮
調 査 内 容
(記載事項)
尺
(1)
位置図
1/250
・木造一般建物に準ずる。
(2)
配置図
1/100
・同上
(3)
平面図
1/100
・図面(面積計算書共)については、一般建築設計図に準
(4)
立面図・4 面
1/100
(5)
各伏図
1/100
(6)
矩計図
1/20~1/50
(7)
部分詳細図
1/20~1/50
(8)
仕上表
(9)
建具表
1/20~1/50
(10)
構造図
1/20~1/50
(11)
基礎・柱・梁
1/20~1/50
じることとする。
・材料等数量拾いが可能な図面を作成し、寸法、材質等詳
細に記入する。
リスト
(12)
設備図
1/100
(13)
動産配置図
1/100
・木造一般建物に準じる。
(4) 庭 園
池水、築山、遠路、その他石組、立竹木、灯籠等の工作物の種類、形状、財種及び数量を調査す
るとともに、それぞれの位置を明確に表示する。
4
なお、池水、築山等の地形に変化あるものについては、断面、構造図等を加え、また、特殊な門、
生垣、灯籠類は、スケッチ等による明確な表示をした調査図面を作成する。スケッチ等により難
い場合は、パノラマ写真等により庭園全体の形態構造を明らかにすること。
※
調査図 縮尺 1/100
(5) 一般工作物
建物を除くすべての工作物(動産を含む)を対象とし、その種別、形状、寸法、材種並びにそれ
ぞれの敷地内位置図等まで調査する。
・調査図については、建物配置図がある場合にはそれを共用するとともに、必要があれば「スケ
ッチ」等の表示を加える。
・樹木については、(4)で作成した調査図に連番で位置を示し、一般喬木については樹種、目通り
又は根廻り、高さの表示をし、必要があれば枝巾等の調査をくわえること。
・庭石の形状については、根入りについても充分考慮するとともに、体積は次の計算式による。
π/6×横巾×縦長×高さ=体積
(5) 一般工作機械、設備
対象物件を明確に表示し、図面左側に、機械名、規格(容量)
、寸法、重量、基礎の有無、大きさ
等を記入した一覧表を作成する。動力配線は図面に表示し、種類、規格、寸法、延長を記入する。
※ 配置平面図 縮尺 1/100
その他適宜、断面図、立面図、スケッチ等を作成すること。
(6) 墓地、墳墓等
墓地区画ごとに、墓石、墓標、カロート及びその他(柵垣、墓誌、墳墓廻りの工作物及び立竹木)
の平面図、立面図を作成し、寸法、材質等を記入する。
※ 配置図 縮尺 1/50~1/100
※ 調査図 縮尺 1/20~1/50
5
2.補
償
積
算
1.積算条件
(1) 各項目の積算に当たっては、別途指示する「算定要領」、「建設物価(月刊)」、「建築コスト情報」、
「積算ポケット」
、
「積算資料ポケット」を使用するものとする。
(2) 上記以外の資料の単価、歩掛かりを使用する場合は、監督員の指示を受け、根拠資料の写しを添付
すること。
(3) 単価の算出根拠を備考欄等に記載すること。
(4) 見積もりを行う場合は、原則として 2 社以上から徴収すること。
(1 社見積もりの場合にはあらかじ
め監督員の了解を得ること。
)
(5) (1)の「建設物価(月刊)」の公表価格と「積算ポケット」、「積算資料ポケット」を使用する場合には、
その都度、監督員の指示を受けること。
2.木造一般建物
(1) 建物ごとに「2」で作成した図面及び算出した数量をもとに別途監督員が指示する算定要領等により、
当該建物の推定再建築費を積算するものとする。
(2) 当該建物の移転工法が推定再建築費を基礎として算出できる工法が相当であると認められるときは、
その工法について移転工法検討書を作成するとともに、監督員と協議し、指示した工法について補償
額(当該建物に係わる解体費等一切の項目を含む。以下同じ)の積算を行うものとする。
3.木造特殊建物
(1) 建物ごとに「2」で作成した図面及び算出した数量をもとに個別計算により、当該建物の推定再建築費
を積算するものとする。
(2) 当該建物の移転工法が推定再建築を基礎として算出できる工法が相当であると認められるときは、
その工法について移転工法検討書を作成するとともに、監督員と協議し、指示した工法について補償
額の積算を行うもとする。
4.非木造建物
(1) 建物ごとに「2」で作成した図面及び算出した数量をもとに別途監督員が指示する算定要領等により、
当該建物の推定再建築費を積算するものとする。
(2) 当該建物の移転工法が推定再建築費を基礎として積算できる工法が相当である認められるときは、
その工法について移転工法検討書を作成するとともに、監督員と協議し、指示した工法について補償
額の積算を行うものとする。
5.機械設備
(1) 「2」で作成した資料をもとに当該機械の移設の可否及び移転工法との関連による移設の要否につい
て監督員と協議を行い、指示を受けなければならない。
(2) 移設を行うことが相当と認めた機械については、移設費用の積算を行う。
(3) 移設することにより従前の機能回復することが著しく困難と認めたもの及び移転工法との関連で再
設費の補償が相当と認められたもので、当該機械設備の再設費の積算に専門的な知識が必要であり、
6
かつ、製造メーカー等でなければ困難と認められるものについては、次の各号により製造メーカー等
から当該機械と同種又は同等のものの新設価格の見積書を徴収する。この場合、当該機械が製造され
ていないときは、その機械が最も近似するものとする。
ア 見積もりを行う機械の範囲を明確にする。
イ 原則として見積書は機種単位とする。
ウ 見積書は、原則として、2 社以上から徴収する。(1 社見積もりの場合には監督員の指示に従う
こと。
)
エ 見積書には、原則として、次の事項について記載する。
① 機械本体価格(工場又は製造所売渡し価格)
② 梱包運搬費及び据付費
③ 試運転その他費用
④ 雑費又は諸経費
6. 付帯工作物等
(1) 付帯工作物の積算にあたって、当該付帯工作物の再設又は移設の可否により別途指示する算定要領
等により再設費又は移設費の積算を行うものとする。
(2) 立竹木の積算は、別途指示する算定要領等により移設等の積算を行うものとする。
(3) 庭園の積算は、別途指示する算定要領等により移設費等の積算を行うものとする。
(4) 墳墓等の積算は、別途指示する算定要領等により移設費及び改葬費の積算を行うものとする。
7.その他の補償項目
仮住居、家賃減収、借家・借間人、移転雑費、営業等の補償項目の積算は、監督員と協議を行い、
別途指示する算定要領等により積算を行うものとする。
7
3.提
出
書
類
1.調査図面及び調書等
(1) 算定調書
3部
(2) 数量計算書
3部
(3) 単価算出根拠(単価にマーキングすること。
)
3部
※ 上記(1)~(4)を A4 版縦型ファイルに製本すること。その他に副本とし指定の CD-ROM での電子納
品を行うこと。
※ 製本したファイルの表紙及び背表紙に年度、件名、業務社名、権利者名を記載すること。
※ 書式は別途指定する指定のもの。
※ 圧縮しての提出は不可とする。
※ 図面の作成は、原則として JWW(Windows 対応)とし、別途 PDF も作成すること。
※ 電子操作による図面作成が困難な場合(手書作図の場合)は、下記によるものとする。
原 図
各1部
※ 上記で指定していない事項については、監督員の指示にもとづくこと。
2.写真
参考写真(カラー)は調査物件ごとに A4 版縦型台紙に貼付又は印刷し、1 部提出するものとする。サイ
ズは E サイズとする。
(1) 建物外観
建物内部
(2) 庭園
(3) その他
正面、側面又は庭面
→各 1 ヶ所以上
主要居室の天井、壁、床、建具、造作など
→2 ヶ所以上
全体を俯瞰するもの
→1 ヶ所以上
池水、築山等構成上重要な部分
→数ヶ所
工作物、樹木、機械設備、墳墓等必要に応じて撮影する
→各 1 ヶ所以上
※ 概ね上記の要領によるが、作成にあたっては監督員の指示にもとづくこと。
8
別
添
石綿調査要領
(適用範囲)
第 1 条 この要領は「平成 26 度三太通り及び茶沢通り道路拡幅整備事業に係る建物等調
査・算定業務」における、建物調査に関し、石綿の使用の有無に係る調査に適用する。
(用語の定義)
第2条 この要領において「対象石綿」とは、「建築物解体工事共通仕様書」
(国土交通省
大臣官房官庁営繕部)に定める「アスベスト含有吹付け材」、
「アスベスト含有保温材等」
及び「アスベスト含有成形板」をいう。
2 この要領において「石綿調査」とは、石綿障害予防規則(平成 17 年 2 月 24 日厚生労
働省令第 21 号。以下「石綿則」という。)第3条に基づき建物等の対象石綿の使用状況
を調査し、使用の有無を判定することをいう。
3 この要領において「不可視部分」とは、石綿調査の対象となる建物等に対して剥離又は
破壊をしなければ調査ができない部分をいう。
4 この要領において「既存図」とは、石綿調査の対象となる建物等の建築確認申請書の設
計図、建築請負契約書の添付設計図、建物等完成時の竣工図、その他法令の定めによっ
て作成された図面のほか、修繕等の建築記録をいう。
5 この要領において「分析調査」とは、対象石綿の有無を確認するため、石綿調査の対象
となる建物等から試料を採取し、採取した試料(以下「検体」という。)を分析し、必要
に応じた採取箇所の補修を行うまでの一連の作業をいう。
(調査の施行)
第3条 石綿調査に当たっては、この要領に定めるもののほか、廃棄物の処理及び清掃に
関する法律(昭和 45 年法律第 137 号)、労働安全衛生法(昭和 47 年法律第 57 号)、
労働安全衛生法施行令(昭和 47 年政令第 318 号)、労働安全衛生規則(昭和 47 年 9 月
30 日労働省令第 32 号)
、特定化学物質障害予防規則(昭和 47 年 9 月 30 日労働省令第
39 号)及び石綿則等の規定に準拠するものとする。
(石綿調査)
第4条 石綿調査は、現地における調査を基本とし、次の各号に掲げる区分に応じ、当該
各号に定める方法により、調査を行うものとする。
一 石綿含有吹付材及び石綿含有保温材等
イ
建物等の調査により、建物等の建築等時期及び修繕の実施状況等を確認の上、目
視、既存図の確認、施工業者等への対象石綿の使用の有無の聞き取り等の調査を行
い、施工箇所及び使用されている材ごとに「石綿使用なし」又は「石綿使用の可能
性あり、または不明」の判定を行うものとする。
ロ
イによる調査の結果、
「石綿使用の可能性あり、または不明」と判定した場合は、
建物等の所有者の協力を得て分析調査を実施し、対象石綿の有無を特定するものと
する。
二 石綿含有成形板
イ
建物等の調査により、建物等の建築等時期及び修繕の実施状況等を確認の上、目
視、既存図の確認、施工業者等へ対象石綿の使用有無の聞き取り等の調査を行い、
施工箇所及び使用されている材ごとに「石綿使用なし」
「石綿使用あり」「不明」の
判定を行うものとする。
ロ
イによる調査の結果、
「不明」と判定した場合は、可能な限り分析調査を行うもの
とする。ただし、試料採取箇所の補修を行うことが通常妥当と認められないような
場合には、石綿則第3条第2項の規定に基づき対象石綿が使用されているとみなす
こと(以下「みなし含有」という。
)ができるものとする。
ハ
分析調査を行う場合は、建物等の所有者の協力を得て実施し、対象石綿の有無を
特定するものとする。
二 みなし含有とする場合は、アスベスト診断士等の専門家の意見を参考とし、調査可
能な範囲をもって対象石綿の種類及び施工範囲を決定するものとする。
2 前項の調査の結果、対象石綿の使用が確認された場合(みなし含有とした場合を含む。)
には、対象石綿の施工状況が把握できる写真を撮影するものとする。
(調査表)
第5条 対象石綿の調査表は、前条の調査結果に基づき、様式第1の石綿調査表より作成
し、次の各号に掲げる項目につき、それぞれ当該各号に定める事項を記載するものとす
る。
一 所在地調査した建物等の所在地
二 調査年月日調査を実施した年月日
三 調査者調査を実施した担当者の氏名
四 整理番号所有者ごとの番号
五 所有者氏名建物等の所有者の氏名又は名称
六 所有者住所建物等の所有者の住所又は主たる事務所の所在地
七 建物等の仕上材等の調査結果調査した仕上材等の名称、調査方法
八 検体の分析結果検体の分析結果(専門機関の報告書を含む。
)
九 最終判定対象石綿の使用の有無
十 備考判定根拠に関する事項及びその他参考事項
(図面)
第6条 作成する図面の種類は、次に掲げるとおりとする。
一 石綿施工状況図
二 写真撮影方向図
2 石綿施工状況図は、特記仕様書に定める図面を利用し、対象石綿の使用されている位
置、範囲、厚さ等を明示するとともに、その確認方法についても記載するものとする。
3 写真撮影方向図は、前項に定める図面のうち対象石綿の位置が確認できるものを基に、
撮影の位置、方向及び写真番号を記入するものとする。
(分析調査及び補償額の算定について)
第7条 石綿調査の結果、分析調査及び対象石綿の除去処分費用の算定を要することとな
った場合、別途変更契約を締結するものとし、その内容等については別途監督員の指示
によるものとする。
以
上
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