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MFNE 4.10 リリース ノート

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MFNE 4.10 リリース ノート
Dell™ Migrator for Notes to Exchange
4.10
リリース ノート
2014 年 8 月
ドキュメント ID 231
このリリース ノートでは、Dell™ Migrator for Notes to Exchange 4.10 リリースに関する情報を提供します。
•
Migrator for Notes to Exchange 4.10 について
•
機能強化
•
解決済みの問題
•
既知の問題
•
システム要件
•
製品のライセンス
•
MFNE 4.10 はじめに
•
グローバリゼーション
•
Dell について
Migrator for Notes to Exchange 4.10 につ
いて
Dell の Migrator for Notes to Exchange(MFNE)は、Lotus Domino サーバー(Lotus Notes クライアントを使
用)から Microsoft Exchange(Outlook クライアントを使用)に移行する組織のさまざまな移行戦略を手助けす
る目的で設計された、連携して動作する一連のソフトウェア アプリケーションです。MFNE は、独自の
Exchange 環境、または Microsoft の Office 365 などのホスト型 Exchange サービスのいずれかに移行できます。
MFNE 4.10 は拡張機能が追加されたマイナー リリースです。新機能、機能強化、および解決済みの問題を参照
してください。
MFNE 製品は、本リリースで、Dell ブランドにブランド変更されました。製品コンポーネントおよび機能は基本
的に同じですが、プログラム画面や製品文書に表示/記載される社名が Dell Inc. に変更されました。
機能強化
本リリースに実装されている機能強化:
Dell Migrator for Notes to Exchange 4.10
リリース ノート
1
一般的な機能強化
機能強化
問題 ID
Exchange 2013 SP1:MFNE がターゲット Exchange 環境として Microsoft Exchange 2013 SP1
(RTM リリースに追加)をサポートするようになりました。
334419
PowerGUI 3.8:MFNE インストール パッケージに、PowerGUI 3.8 ソフトウェアが含まれるように
なりました。
326513
Lotus Live のサポート:MFNE で Lotus Live からの移行が一部サポートされるようになりまし
た。MFNE の SSDM を Lotus Live と併用するには:
322906
• Lotus Notes クライアントが 8.5.3 以降である必要があります。
• IBM Web サイトから .NSF 自動構成ファイルをダウンロードして、ローカルの Lotus Live
向け Notes クライアントを構成する必要があります。ファイルをダウンロードするには:
1
メニュー バーから [Apps](アプリケーション)ドロップダウン メニューをクリックし
て、[Downloads](ダウンロード)、[Setup](セットアップ)の順に選択します。
2
[IBM SmartCloud Notes] セクションで、[View IBM SmartCloud Notes](IBM SmartCloud
Notes を表示)オプションを選択します。
3
[Welcome to IBM SmartCloud Notes](IBM SmartCloud Notes へようこそ)ページで、
[With IBM Notes client](IBM Notes クライアントを使用)を選択すると、ダウンロー
ド ページが開きます。
4
[Download](ダウンロード)ボタンをクリックします。
このダウンロード ファイルでは、Lotus Live と連携するように Notes クライアントを構成し、
さらに、MFNE の SSDM で使用できる user.id ファイルを(Notes\data ディレクトリに)生成し
ます。Notes クライアントを使用してダウンロードした .NSF を開くと、SmartCloud Notes に
参加するように求められます。この後、SSDM を正常に使用できるようになります。
プロキシ アドレスおよび Admin Account Pooling を使用した Office 365 の移行:MFNE の
SQL データベースでユーザーのターゲット アドレスがターゲットのメールボックスのプライマリ
SMTP アドレスではなく、プロキシ アドレスに一致する場合、MFNE の Data Migration Wizard
で、Admin Account Pooling を使用した Office 365 への移行がサポートされるようになりまし
た。
357461
Domino Web Access で作成された会議のプライベート ステータスの保存:Domino Web Access
で作成され、プライベートとして指定されたカレンダーの会議を、プライベート ステータスを保
持した状態でターゲット システムに移行できるようなりました。
354387
グループのプロキシ アドレス リストへの x500 アドレスの保存:[ActiveDirectory]
MergeX500 ブール プログラム パラメータは、マージされたオブジェクトのプロキシ アドレス
リストにオブジェクトの x500 アドレスを保存するかどうかを MFNE の Provisioning Wizard に
指示するために使用されますが、このパラメータが拡張され、Groups Provisioning Wizard のグ
ループにも適用できるようになりました。
346230
構成可能な Admin Account Pool アカウント番号: MFNE で、一連の Admin Account Pool アカ
ウントの開始値として特定の数値を指定できるようになりました。この値は、Global Defaults
および Task Parameters の [Exchange] セクションで、1 組の新しいプログラム パラメータで
次のように指定します。
338609
[Exchange]
AdminAcctPoolRoleGroupName=<GroupName>
AdminAcctPoolFirstAccountSeq=<####>
GroupName には最初の番号を割り当てるグループの名前を指定し、#### にはプール内の最初の管
理者に割り当てる最初の番号を指定します。例:
[Exchange]
AdminAcctPoolRoleGroupName=DellMFNEAdminGroup
AdminAcctPoolFirstAccountSeq=2001
デフォルトは次のとおりです。
[Exchange]
Dell Migrator for Notes to Exchange 4.10
リリース ノート
2
AdminAcctPoolRoleGroupName=Notes Migrator Admins Role Group
AdminAcctPoolFirstAccountSeq=1001
UPN がプライマリ/ターゲット SMTP アドレスと異なる場合の O365 ユーザーへのライセンス付
与:userPrincipalName がプライマリ SMTP アドレスと異なる場合、MFNE の Data Migration
Wizard で、Office 365 ユーザーにライセンス付与できるようになりました。これまでは、
userPrincipalame の SMTP アドレスのみが使用されており、userPrincipalName が異なる環境で
は、O365 の Administrative Operations ウィザードがターゲット O365 環境のユーザーを検出
できないという問題が起きていました。
311725
この機能強化により、管理者は MFNE の TSV インポート機能を使用して、別の UPN 値を SQL デ
ータベースに割り当てることができるようになりました。これには、[Export Notes Directory]
(Notes ディレクトリをエクスポート)画面で、次の手順を実行します。
1
コレクションの SQL データを tsv ファイルにエクスポートします。
2
ユーザーの UPN 値を tsv ファイルの UPN 列に入力します。
3
tsv ファイルを SQL データベースに再度インポートします。
O365 ユーザーへのライセンス付与時に、インポートされた UPN 値がデータベースに存在すれ
ば、MFNE はその値を読み取ります。
Data Migration Wizard でより詳細なプログラム ログ ファイルを生成できるようになりまし
た。ログ ファイルには (移行されるユーザーごとに) 次の項目が表示されます。
247383
ユーザーの表示名
移行の開始日時
移行の終了日時
移行時間
ユーザーの移行データ
解決済みの問題
このリリースで対処された問題は、次のとおりです。
Data Migration Wizard の解決済みの問題
解決済みの問題
問題 ID
MFNE がリソース フォレスト用に構成されている場合の AlwaysUseOldAlias=1 設定の実行が調整
されました。
371017
Office 365 への移行時のすべてのカスタム フォルダでの ACLs=0 の処理が改善されました。
368496
移行前に Notes ですでに受け入れられている移行済みタスクの処理が改善されました。
360504
グループに割り当て済みのタスクの処理が改善されました。
360500
非 ASCII 文字が含まれるハイパーリンクの処理が改善されました。
358730
日本語オペレーティング システムで同じアドレス帳の完全に同じコピーを複数移行する際のアド
レス帳の処理が改善されました。
355403
out-of-office(不在)メッセージの処理が改善されました([ServerData] OOF=1 で有効になっ
ている場合)。
354263
351510
Data Migration Wizard テンプレートに設定されたメール転送アドレス オプションの保持が改善
されました。
351188
Data Migration Wizard テンプレートを介した以降の実行で、Office 365 へのライセンス割り当
ての処理が改善されました。
345991
移行後のカレンダーの会議のプリントアウトに任意出席者を含められるようになりました。
345447
Data Migration Wizard が SQL データベースまたは Notes データベースを検出できない場合の
処理が改善されました。
347007
Dell Migrator for Notes to Exchange 4.10
リリース ノート
3
特定のバージョンの Outlook および OWA では、 Notes エクスポートに制限があるため、移行さ
れたメッセージの表示が影響を受けていましたが、この制限に対応するために RTF 本文の処理が
改善されました。
346995
343924
すべてのログ データがログ ファイルに書き込まれるまで、Data Migration Wizard が再起動を
待つようになりました。
344936
344435
MAPI エラーによる再起動の処理が改善されました。
344686
グループ プロビジョニング後の O365DirSyncPreserveADattrMail=1 オプションの機能が改善さ
れました。
344050
移行時の MAPI 破損エラーの対応が改善されました。
339927
Outlook 2013 クライアントを移行サーバーにインストールし、「Exchange へようこそ」メッセ
ージ機能を有効にする場合のパフォーマンスが改善されました。
338696
ファイル システムで Notes の非ラテン語系バージョンから移行する場合の日本語などの非ラテ
ン語系のテキストの処理が改善されました。
334437
一部の環境での繰り返し会議の処理が改善されました。
334137
一部の環境での日本語のフォントの処理が改善されました。
333410
Directory Export Wizard の解決済みの問題
解決済みの問題
問題 ID
一部の環境での TSV エクスポートの PSTdir 列の処理が改善されました。
360410
Directory Exporter の Global Defaults または Task Parameters の [DirectoryExport] セク
ションの KeepMailAddressDN=0 設定により、他のユーザーに転送するように設定されている
Notes の正規転送アドレスが含まれるオブジェクトをアプリケーションで抽出できます。
358804
表示名の SMTP アドレスを含むメールイン データベースの Directory Exporter による処理が改
善されました。
356557
Directory Export Wizard で、フィールド長の制限を超える特定のプロパティ(メール ドメイ
ン、インターネット アドレスなど)を持つ Notes オブジェクト レコードが見つかった場合、フ
ィールドのコンテンツが切り詰めて表示されるようになりました。
354686
BES Migration に関する解決済みの問題
解決済みの問題
問題 ID
BES 移行でのデバイス有効化パスワードの生成アルゴリズムが強化されました。
347438
ユーザーのデータが TSV インポート機能によって変更された場合に、BES 移行時のターゲット
アドレスの処理が改善されました。
347372
qsched の解決済みの問題
解決済みの問題
問題 ID
MFNE の qsched ジョブ スケジューラで、最近作成された(作成から 1 ~ 2 分以内にスケジュ
ールされた)タスクが実行されるようになりました。
330812
プロビジョニングの解決済みの問題
解決済みの問題
問題 ID
Notes の外部ディレクトリ同期の設定または削除で、Notes に PROTECTED フラグが設定されてい
る場合、Notes で AvailableForDirsync プロパティが保持されるようになりました。
327239
Dell Migrator for Notes to Exchange 4.10
リリース ノート
4
既知の問題
移行プロセスで発生するほとんどの既知の問題および制限は、ソース環境とターゲット環境での機能の不整合に
よるものです。つまり、Notes 環境で使用できる機能は、ターゲット環境でも同じ機能や互換性のある機能が提
供されていなければ移行できません。その他の制限は、機能の非互換性によるものです。ソース環境とターゲッ
ト環境で同じ機能が提供されていても、実装方法が大きく異なる場合は、実際には移行できないことがあります。
どの場合でも、ほとんどの管理者は、このような制限を移行プロジェクト全体の中では些細なこと、または偶発
的なこととみなします。
Dell では、一時的かつ今後のリリースで解決されると予想される(ここに記載された)既知の「問題」と、プ
ロセスや環境アーキテクチャに固有のものと考えられ、したがって解決は望めないと予想される既知の「制限」
とを区別しています。『MFNE 移行前プランニング ガイド』の「付録 A」には、Dell の Migrator for Notes
to Exchange の現行バージョンによって改善されたこれらのすべての移行プロセスの既知の問題が記載されてい
ます。
他社製品に起因するものも含め、このリリースの時点で存在する既知の問題の一覧を次に示します。
一般的な既知の問題
既知の問題
問題 ID
Domino/Notes 9.0.1 からの移行が、ファイル システムを使用して移行するように設定されてい
る場合、ユーザーのファイル システムが検出されないときは、サーバーから移行されます。
353409
一連の会議の繰り返しパターンが Notes ではサポートされているが Outlook ではサポートされ
ていない場合に、主催者または出席予定者のどちらか(両方ではない)が移行されると、個々の
会議の一部の更新/キャンセル/応答は動作しません。
227308
Exchange への移行前に実行されていない会議の代案は、Exchange への移行後に実行できませ
ん。
227303
Notes のバージョンによっては、カスタム Notes ACL アクセス レベルの No Access +Read や
No Access +Read +Write で移行しても、Outlook 2003 の連絡先フォルダへの権限がユーザーに
付与されません。
Data Migration Wizard が Office 365 ユーザーからの転送を削除し、ローカルの Active
Directory が存在しない場合、ウィザードは実行を正常に完了しますが、3 つのエラーが発生し
ます。うち 2 つは、Active Directory でユーザーの検出に失敗した、というエラーです。
100088
Dell の Report Pack for Lotus Notes Migration バージョン 2 のインストーラは、バージョン
1 のインストーラとは異なり、MFNE データベースのテーブルに対して MessageStats Report サ
ーバーの URL を設定しません。
100083
Domino 名が Exchange の最大名前長を超えている場合、MFNE によって Notes ユーザーの名前が
切り詰められます。ただし、その後 Directory Export Wizard を実行すると、切り詰められた名
前が Notes の元の名前と同じものとして認識されないため、重複したオブジェクト レコードが
生成されてしまいます。
100071
ドラフトのカレンダー アイテムは Exchange に移行されますが、移行後は一部の機能が動作しま
せん。
100000
移行前に、会議の委任と、委任されたユーザーが承諾または辞退を行った場合、繰り返しタイプ
の会議を移行すると、会議主催者により会議の招待を委任された Notes ユーザーの会議承諾/辞
退状況が正しく表示されない場合があります。
242781
個人用アドレス帳を移行する場合、MFNE の Data Migration Wizard は、Notes に登録されてい
る連絡先の携帯電話番号を、対応する Exchange レコードの [ポケットベル] フィールドに移行
してしまいます。
88418
iNotes 連絡先のみを移行する場合、[Notes Mail Files](Notes のメール ファイル)画面が表
示されないため、管理者がサーバー経由またはファイル システム経由のどちらで移行するかを選
択できません。最後の移行で選択したのがファイル システムの場合は、Task Parameters か INI
ファイルに移動して変更しない限り、ファイル システム経由でプログラムが実行されます。
57447
Dell Migrator for Notes to Exchange 4.10
リリース ノート
5
Exchange が原因で、他のアプリケーション(Notes Migrator for Exchange を含む)で、リソー
スのメールボックスに移行されたアイテムの「所有者」プロパティを設定できません。
57381
Exchange 2003 管理ツールが実行されていても、Exchange 2007 管理ツールが実行されていない
システムでは、Microsoft PowerShell が誤ってプログラム エラーを報告することがあります。
59936
Exchange 2013 または 2010 に移行する場合:1 つのフォレストで複数のドメインで構成された
Exchange 2013 または 2010 環境への移行で、連絡先をマージするか、メールボックス有効にす
る場合、グローバル カタログとドメイン コントローラの設定(Notes Migration Manager の
[Active Directory Configuration](Active Directory の構成)画面上)を、移行またはメール
ボックス有効にする Active Directory ユーザー オブジェクトを含むドメイン内のサーバーに設
定する必要があります。
75388
このリリースでは、Notes Migrator for Exchange は、Notes Active Mail を移行しません。
94566
Directory Export Wizard の既知の問題
既知の問題
問題 ID
Microsoft Transporter を使用して、Notes と Exchange を並行運用し、Notes から Exchange
へのメール転送の設定を行っている場合、続けて実行される Directory Export Wizard により次
のエラーが生成されます(ユーザーごとに 1 エラー)。
56474
ERROR: [2448-147-22-00000000] Unable to import SMTP Address '[address]'
このエラーは、メールの転送の際に、Notes のユーザー文書で 2 つの @ 記号が付いた修正済み
のアドレス形式が要求されるために発生します。Data Migration Wizard では、メール転送の設
定時にアドレスが設定されるので、Directory Export Wizard は無効な SMTP アドレスとして正
しくフラグを立てることができます。このようなエラーは、メール転送が設定された後は無関係
となるため、無視しても問題ありません。
SSDM の既知の問題
既知の問題
問題 ID
Domino/Notes 9.0.1 から移行する場合、3 か月分の各月の最終週の金曜日にスケジュールされて
いる会議と予定が SSDM で Exchange に移行されません。
353408
Domino/Notes 9.0.1 から移行する場合、1 か月に複数回繰り返される会議は、SSDM 経由では
Exchange に移行されません。
353407
BES Migration の既知の問題
既知の問題
問題 ID
[Specify How to Notify BlackBerry Users](BlackBerry ユーザーの移行方法の指定)画面の
[Template file](テンプレート ファイル)フィールド(Data Migration Wizard)では、このウ
ィザードが使用するテンプレート ファイルを指定できる [Browse](参照)機能が提供されてい
ます。MFNE 4.10 にアップグレードすると、[Browse](参照)機能はデフォルトで、新しい Dell
フォルダではなく、ファイルのアップグレード前の場所(Quest フォルダ)を参照しているた
め、新しい Dell フォルダにファイルを手動で移行する必要があります。以前の Quest フォルダ
からファイルを選択すると、移行できません。この影響についての説明が『MFNE 管理ガイド』の
[Specify How to Notify BlackBerry Users](BlackBerry ユーザーの移行方法の指定)画面の注
に追加されています。
375843
オフライン移行の既知の問題
既知の問題
問題 ID
オフラインでの移行の場合は、Data Migration Wizard の Task Parameters にある [General]
セクションの HTMLdoclinks プログラム パラメータを 0(ゼロ)に設定する必要があります。
HTMLdoclinks=0 に設定すると、ウィザードで Notes DocLinks が Notes スタイルの DocLinks
として移行されます。DocLinks は、Notes クライアントがクライアント ワークステーションに
インストールされている場合にのみ、Exchange で開くことができます。デフォルト(HTMLdoc
30886
Dell Migrator for Notes to Exchange 4.10
リリース ノート
6
links=1)では、Notes DocLinks は HTML スタイルのリンクとして Exchange に移行され、ユー
ザーが iNotes を使用できる場合は、Web ブラウザで開くことができます。ただし、このデフォ
ルト設定を使用すると、オフライン移行ではエラーが発生します。
Outlook の既知の問題
既知の問題
問題 ID
自動アーカイブに設定した保存期間が過ぎるまで、Outlook のアーカイブは、移行対象のメッセ
ージには適用されません。Outlook は、最終更新日時に基づいてメッセージの保存期間を決定し
ますが、移行時に最終更新日時が移行の日時に書き換えられてしまうためです。メッセージは移
行されると、その移行日が更新日になりますが、Outlook では Data Migration Wizard でプロパ
ティを移行前の本来の日時にリセットできません。Outlook のアーカイブ機能では、メッセージ
が移行されてから保存期間(通常は 30 日)が経過してメッセージが「更新日の再計算」される
までメッセージはスキップされ、保存期間が経過した時点ですべての移行されたメッセージが保
存されます。
58004
DocLinks の既知の問題
既知の問題
問題 ID
Outlook XP と Outlook 2003 では、移行済み DocLinks をプレビュー ペインから開くことがで
きず、DocLinks が含まれる表示されたメッセージからのみ開くことができます(ただし、
Outlook 2007 の場合は、DocLinks をプレビュー ペインから開くことができます)。
51131
Migrator for Sametime の既知の問題
既知の問題
問題 ID
Migrator for Sametime(MFS)は、パブリック Sametime グループを移行しません。
233012
システム要件
MFNE 4.10 をインストールする前に、システムが次のハードウェアおよびソフトウェアの最小要件を満たしてい
ることを確認する必要があります。また、MFNE の『クイックスタート ガイド』および『移行前プランニング
ガイド』で説明しているように、MFNE には、ハードウェアおよびソフトウェアの基本要件に加えて、特定の権
限と構成が必要です。
Lotus Domino サーバー
サポートされる Domino ソース環境(すべての範囲が含まれる):
Notes/Domino 9.0.0 および 9.0.1
Notes/Domino 7.0.0~7.0.4
Notes/Domino 8.5.0~8.5.3 および 8.0.0~8.0.2
Notes/Domino 6.x および 5.x
Microsoft Exchange サーバー
サポートされる Exchange ターゲット環境:
Microsoft Office 365
Exchange 2010 RTM、SP1、SP2 または SP3
Exchange 2013 RTM または SP1
Exchange 2007 SP3
Dell Migrator for Notes to Exchange 4.10
リリース ノート
7
必要な SQL Server へのアクセス権
Microsoft SQL Server
管理者の移行サーバーまたは別のサーバーのいずれかにインストールされている
Microsoft SQL Server にアクセス可能である必要があります。また、最低 20GB の
空きディスク スペースが必要です。注:
•
Microsoft SQL Server バージョン 2012、2008、2008 Express、2008 R2、
2005、2005 Express、または 2000 がすでにインストールされている場合
は、それを使用することができます。また、MFNE AutoRun インストーラに
用意されているリンクを使用して Microsoft から無料コピーをダウンロー
ドし、インストールすることもできます。
•
SQL Server 2008 を実行する MFNE では、SQL と通信するために、管理者の
ワークステーションに SQL 2005 Native Client が必要です。SQL 2008
Native Client は、現時点ではサポートされていません。
SQL Server 2012 コマン MFNE 移行管理用サーバーには、Microsoft SQL Server 2012 コマンド ライン ユー
ド ライン ユーティリテ ティリティもインストールする必要があります。これは、MFNE Autorun で提供され
ィ
ているリンクから、無料でダウンロードできます。
最高のパフォーマンスを MFNE の Directory Export Wizard で最高のパフォーマンスを得るために、特に大
実現するための推奨事項 量のグループやドメインを持つサイトでは、完全な機能を持つエディション
(Express 以外)の SQL Server を利用することをお勧めします。
MFNE 移行管理用サーバーの要件
サポートされているオペレーティング システム(移行
先)...
Exchange 2013/2010
または Office 365
Exchange 2007
Windows Server 2008 SP2 または 2008 R2 32 ビット
•
•
64 ビット
•
64 ビット
•
Windows Server 2012 または 2012 R2
Windows 7、32 ビットまたは 64 ビット
•
Windows 8、32 ビットまたは 64 ビット
•
Exchange BlackBerry の移行の要件は次に別途記載。
ワークステーションの並 大規模な移行を迅速に行うために、複数の移行サーバーで並行して MFNE を実行す
行実行:
ることができます。
ワークステーションのハ Exchange サーバーとは別のマシンが必要ですが、AD および Exchange と同じドメ
ードウェア
インのメンバーにします。
仮想マシンでも使用できますが、「物理的な」専用マシンを用意する方が、移行パ
フォーマンスの向上が望めます。
ハードウェアの最小要件:
•
2GHz 以上のデュアル コア プロセッサ、4GB のメモリ、および 20GB のデ
ィスク空き容量。
パフォーマンス向上のための推奨事項(特に、大容量データを移行する場合):
•
2GHz のクワッドコア プロセッサ、8GB のメモリ。
•
すべての移行サーバー、Exchange、および Domino サーバーで、1Gbps の
NIC および 1 Gbps より高速なネットワーク接続。
移行先のすべての
Windows Installer 4.5(この Microsoft リンクからダウンロード可能)。
Exchange ターゲット タ
Dell Migrator for Notes to Exchange 4.10
リリース ノート
8
イプに適用される要件
(Office 365 を含む)
.Net Framework 4.0。
Lotus Notes がシングルユーザー モードでインストールおよび設定されている必要
があります。Notes クライアントのバージョンは、9.0.0 ~ 9.0.1、8.5.0 ~
8.5.3、8.0.0 ~ 8.0.2 または 5.0.11 ~ 7.0.4 のいずれか 1 つである必要があ
ります。クライアントのバージョンは、Domino サーバーのバージョンと同じかそれ
以降である必要があります。
デフォルトのメール クライアントとして、32 ビット エディション (のみ) の
Outlook 2013、2010、または 2007 を設定する必要があります。Exchange 2013 ま
たは Office 365 へ移行する場合、Outlook クライアントは Microsoft の
Exchange 2013 または Office 365 に関する要件をそれぞれ満たす必要がありま
す。Dell では、Outlook 2013 を Office 365 に移行することをお勧めします。
移行の実行に必要な MAPI DLL は、ダウンロード可能な Exchange「サーバー」MAPI
ではなく、Outlook に含まれる MAPI DLL である必要があります。
Exchange 2013、2010、
または Office 365
への移行に
必要な他の要件
Windows PowerShell 2.0(Windows 7 または Windows Server 2008 R2 ではデフォ
ルトでインストールされます)。その他の Windows の各バージョンの場合、
PowerShell 2.0 は Windows Management Framework の一部として、この Microsoft
のリンクからダウンロードできます。Windows 7、Windows Server 2008 R2、または
Windows Server 2012 を実行している場合、PowerShell 2.0 の代わりに
PowerShell 4.0 を使用できます。
Exchange 2007 に
移行する場合に
必要な他の要件
Exchange 2007 SP3 管理ツール(32 ビット バージョン)。これには、.Net
Framework 2.0、Microsoft Management Console(MMC)、および Windows
PowerShell 2.0 が必要です。この Microsoft リンクから Exchange 2007
Management Tools の 32 ビット版を入手できます。また、Microsoft の インスト
ール ガイドを参照してください。
(上記の .Net Framework 2.0 および 4.0 に加え).Net Framework 3.5 SP1。
Admin Account Pooling
機能
に必要(『管理ガイド』
の第 14 章を参照)
Microsoft Office 365 コマンドレットのインストール。それに伴い、Windows 7 ま
たは Win Server 2008 R2 が必要です。
Windows PowerShell 2.0(サポートされるいずれかの OS と共にデフォルトでイン
ストールされる)、および (上記の .Net Framework 4.0 と) .Net Framework
3.5 SP1。Windows 7、Windows Server 2008 R2、または Windows Server 2012 を実
行している場合、PowerShell 2.0 の代わりに PowerShell 4.0 を使用できます。
MSOL Sign-in Assistant、x86 または x64。
エンドユーザー デスクトップ(SSDM を実行する場合)
SSDM エンドユーザー ワークステーションには仮想マシンも使用できますが、物理的な専用マシンを用意する方
が移行パフォーマンスの向上が望めます。
サポートされている
オペレーティング シス
テム
Windows 8.1、Windows 8 または Windows 7:32 ビットまたは 64 ビット エディシ
ョン。
Windows Server 2012:32 ビットまたは 64 ビット エディション。
Windows Vista(Business、Enterprise、または Ultimate):32 ビットまたは 64
ビット。
Windows 2003:32 または 64 ビット エディション。
Windows XP SP2 または SP3 Professional:32 ビット エディション(のみ)。
必要な
Outlook クライアント
Outlook 2013、2010、2007、または 2003 の 32 ビット エディション (のみ)。
Dell では、Outlook 2013 を Office 365 に移行することをお勧めします。
Exchange 2013 または Office 365 へ移行する場合、Outlook クライアントは
Microsoft の Exchange 2013 または Office 365 に関する要件をそれぞれ満たす必
要があります。
Dell Migrator for Notes to Exchange 4.10
リリース ノート
9
Unicode のサポート
Unicode のサポートには、次のいずれかのバージョンの Lotus Notes クライアント
が必要です。
•
9.0.0 または 9.0.1
•
8.5.0 ~ 8.5.3(含む)
•
8.0.0 ~ 8.0.2(含む)
•
5.0.11 ~ 7.0.4(含む)
両側のエンドユーザーの Microsoft .Net Framework バージョン 2.0 がインストールされている必要があり
ます。
SSDM デスクトップ
エンドユーザーが(各ユーザーのローカル コピーからではなく)ネットワーク共有
から SSDM アプリケーションを実行する場合:各ワークステーションには .Net 3.5
SP1(以降)がインストールされているか、ネットワーク共有内の SSDM に完全な信
頼を付与する Code Access Security(CAS)ポリシーが必要です(必要な CAS ポリ
シーを設定する手順については、MFNE の『シナリオ ガイド』の第 4 章「SSDM を
実行する前に」を参照してください)。
移行の実行に必要な MAPI DLL は、ダウンロード可能な Exchange「サーバー」MAPI
ではなく、Outlook に含まれる MAPI DLL である必要があります。
Lotus Sametime から Microsoft Lync への移行要件
MFNE にバンドルされている Dell Migrator for Sametime が必要です。また、Sametime クライアントおよび
Lync クライアントをインストールして実行する必要があります。
Domino BlackBerry から Exchange BlackBerry への移行要件
サポートされるソース
Notes BlackBerry Enterprise Server 4.1.x または 5.0.x
サポートされるターゲッ Exchange BlackBerry Enterprise Server 10.x または 5.0.x。
ト
MFNE
移行管理用サーバー
オペレーティング システム:Windows 7 SP1 または Win Server 2008 R2。
Windows Powershell 3.0、および Windows Management Framework 3.0。
BlackBerry Enterprise Server Resource Kit、BlackBerry サーバーと互換性のあ
るバージョン。BES 10 には、BES Resource Kit バージョン 6.x が必要です。
Domino および Exchange BlackBerry Enterprise Server のバージョンが異なる場
合、両方が移行サーバーにインストールされている必要があります。
BlackBerry 移行のため
の Migration
Webservice エンドポイ
ント
オペレーティング システム:Windows 7 SP1 または Win Server 2008 R2。
Microsoft IIS 7 以降と、Net 3.5 SP1 および .Net 4.0 が実行中の Web アプリケ
ーション プール。
SSDM スケジューリング ユーティリティの Web サービスをホ
ストしているサーバー
ASP.net バージョン 4.0 がインストールされている必要があります。SSDM Scheduling Web Service が実行さ
れている場合、SSDM Scheduling Web Service によって使用されているアプリケーション プールの .NET
Framework バージョンを .NET 4.0 に変更する必要があります。
Dell Migrator for Notes to Exchange 4.10
リリース ノート
10
アップグレードと互換性
新しいバージョンをインストールするために、以前のバージョンをアンインストールする必要はありません(た
だし、後述の BES Migration Website をアップグレードする場合は例外です)。アップグレード インストール
およびセットアップは完全に自動化されており、以前のバージョンによって移行済みのすべてのデータが保護さ
れます。そのため、以前のバージョンで移行を中止したところから移行プロセスを再開できます。
IMPORTANT: アップグレード プロセスにより、既存の pabreplicator.nsf、attrs.tsv、wte.htm およ
び ybm.htm の各ファイルがファイル名に日付スタンプが追加されてバックアップされるため、元のフ
ァイルと同じ名前で新しいファイルが作成されます。
IMPORTANT: MFNE では、旧バージョンの NME から MFNE 4.10 への BES Migration Website のアップ
グレードはサポートされていません。旧バージョンの NME から MFNE 4.10 にアップグレードする場
合、Quest BES Migration Website の旧バージョンをアンインストールしてから、4.10 を最初から再
インストールする必要があります。アンインストール手順は次のとおりです。
Quest BES Migration Website をアンインストールするには
残りの NME/MFNE インストールは変更しないで、Quest BES Migration Website のみをアンインストールするし
てから、現行バージョンをインストールするには、次の手順を実行します。
1
PowerShell を開いて、次のコマンドレットを実行します。
Get-MigrationConfiguration -ServerName <BES Migration Website がインストールされている
サーバーの名前> -id "Default settings"
–ServerName の一般的な値は、localhost:4399 です。
このコマンドレットを実行すると、移行構成情報が返されます。この情報には、ConfigurationGuid も
含まれています(ConfigurationGuid の内容をメモしてください)。
2
次のコマンドレットを実行します。
Export-MigrationConfiguration -ServerName localhost:4399 -id <ConfigurationGuid>
-FileName <出力ファイルのパス>
3
出力ファイルのコピーを作成し、バックアップとして保管します。
4
元の出力ファイルを開き、ファイルの一番下までスクロールします。次に、[BlackBerry] セクション全
体を削除し、ファイルを保存します。
5
次のコマンドレットを実行します。
Import-MigrationConfiguration -ServerName <BES Migration Website がインストールされてい
るサーバーの名前> -ConfigurationGuid <ConfigurationGuid> -FileName <出力ファイルのパス>
6
Windows の [コントロール パネル] で、[プログラムの追加と削除] を開き、Quest BES Migration
Website のアンインストールを実行します。
7
C:\Program Files\Quest Software から Quest BES migration website フォルダを削除します。
8
インストーラを実行して、MFNE をバージョン 4.10 にアップグレードします。Quest BES Migration
Website は、必ず、MFNE と共にインストールしてください。
9
インストールが完了したら、Notes Migration Manager を起動して、[BlackBerry Servers]
(BlackBerry サーバー)画面を開き、[Enable](有効)ボタンをクリックして、Quest BES Migration
Website のインストールを実行します。
Website のインストールが完了すると、[BlackBerry Servers](BlackBerry サーバー)画面のフィールドがす
べて有効になります。
Dell Migrator for Notes to Exchange 4.10
リリース ノート
11
製品のライセンス
Dell の Migrator for Notes to Exchange は、有効なライセンス キーが付与されているアプリケーションを必
要とする従量使用製品です。MFNE ライセンス キーは、MFNE の Notes Migration Manager コンポーネント内に
インストールされます。
Dell Inc. では、移行するユーザー数に応じたライセンス キーを販売しています。この制限に達すると、ソフ
トウェアは移行済みのユーザーに対しては表面上は引き続き機能しているように見えますが、それ以降ユーザー
は移行されません。特定のユーザーのすべての機能(プロビジョニング、転送、移行など)に同じライセンスが
使用されます。プログラム機能が各ユーザーに初めて適用されると、ユーザー ライセンスの数がその分だけ増
えていきます。つまり、任意の MFNE コンポーネントの任意の機能を特定のユーザーに適用した場合、そのユー
ザーにすべてのコンポーネントのすべての機能を同じライセンスで適用できます。また、必要に応じて、オリジ
ナルのライセンスを使用して、ユーザーを再移行することができます。再移行には、追加のライセンスは必要あ
りません。
評価版(トライアル版)ライセンスの目的は、ご使用の環境でお客様独自のデータを使用して MFNE ソフトウェ
アを実際に使用し、MFNE の機能がニーズに合っているかどうかをお客様が確認できるようにすることです。そ
のため、評価版/トライアル版ライセンスでは、「MIGRATION EVALUATION」(移行評価)というプログラム スタ
ンプがすべての移行後のメッセージの [Subject](件名)の前に付き、さらに、次の制限が適用されます。
•
2 週間以上先のカレンダー アイテムは、移行されない。
•
個人用アドレス帳の移行時に移行できるのは、個人用アドレス帳 1 つにつき 5 件の連絡先と 5 個のグ
ループのみ。
ライセンス キーの取得または追加については、Dell Software セールスの担当者までお問い合わせください。
評価版、永久版のいずれも、ライセンス キーは NotesEX_4-###-#####.asc というファイル名形式(###-#####
は固有のライセンス番号)で、Dell Licensing から添付ファイルとして送信されます。ライセンス キー ファ
イルをデスクトップまたはその他の適切な場所にコピーします。
製品はライセンス キーがなくてもインストールできますが、ソフトウェアを初めて実行するときに、ライセン
ス キーを適用するように要求するメッセージが表示されます。Dell Inc. から提供されたライセンス キー フ
ァイルを検索し、ライセンス キーを適用するように求められます。[Browse](参照)機能を使用して、.asc ラ
イセンス ファイルを検索し、指定します。
MFNE 4.9 からアップグレードする場合は、自動アップグレード プロセスによって既存のライセンス キーが新
しいバージョンに転送されます。したがって、再インストールは不要です。
NOTE: ほとんどの環境では、Dell ライセンスを MFNE にインストールする前に UAC(User Account
Control: ユーザー アカウント制御)を無効にする必要があります。
MFNE 4.10 はじめに
•
アップグレードとインストールの手順
•
その他の資料
アップグレードとインストールの手順
Migrator for Notes to Exchange をインストールするには:
1
Dell.com Web サイトから Migrator for Notes to Exchange の zip フォルダをダウンロードし、すべ
てのファイルをインストール フォルダに抽出します。インストール フォルダから Autorun.exe を実行
します。
(これを実行するのではなく、MFNE 製品 CD を挿入してもかまいません。自動的に Autorun ユーティ
リティが実行されます。
Autorun ユーティリティが起動し、製品をインストールする前に前提条件やすべての MFNE ドキュメン
トを含む製品情報を参照できます。
Dell Migrator for Notes to Exchange 4.10
リリース ノート
12
2
ご使用の環境がこのリリース ノートで指定されているシステム要件に準拠していることを確認します。
必要なサードパーティ製コンポーネントのいくつかは、Autorun の [Prerequisites](前提条件)タブ
にあるリンクから入手できる場合があります。
3
インストールの準備ができたら、Autorun の [Install](インストール)タブを選択します。
4
Notes Migrator for Exchange 製品名を選択してから、[Next](次へ)を選択します。
5
ライセンス契約を読んで同意します。
6
MFNE Installation Wizard の説明に従います。
注:Microsoft の再配布可能コンポーネントが含まれている場合は、移行サーバー上でインストールで
きます。Dell Migrator for Notes to Exchange を使用するには、移行環境に Microsoft SQL Server
がインストールされている必要があります。Microsoft SQL Server 2005 Express をインストールする
場合は、マシンに .NET Framework 2.0 がインストールされている必要があります。
NOTE: インストール先が Windows Server 2003 で、Microsoft の再配布可能コンポーネントの 1 つを
インストールする場合、InstallShield Wizard を閉じてセットアップを終了するように指示するダイ
アログボックスが表示されて、プロセスが中断されることがあります。このメッセージが表示されても
InstallShield Wizard を閉じる必要はありません。[無視] ボタンをクリックしてダイアログボックス
を閉じて、セットアップを再開しても問題ありません。
注:MFNE では、SQL Native Client にアクセスする必要があります。移行サーバーに Microsoft SQL
Server がインストールされている場合は、Native Client もインストールされています。Native
Client がインストールされていない場合は、Installation Wizard で Dell Inc. MFNE インストール
の最後に、Microsoft SQL Server Native Client をインストールするオプションを選択してくださ
い。
7
MFNE インストーラで表示される残りの手順と指示を実行します。
注:MFNE には、環境をスキャンし、MFNE アプリケーションのシステム要件に適合しているかどうかを
判断するウィザードが用意されています。MFNE Prerequisites Checker により、必要なソフトウェア
と設定、接続、権限、およびアクセス権が確認されます。MFNE インストーラの終了ページからこのウ
ィザードが自動的に起動されるようにするには、インストーラの [Finish](完了)ボタンをクリック
する前に、チェックボックスをオンにしておきます。
[
] セットアップが終了したら、Prerequisites Checker を起動します。
この Checker は、Windows の [スタート] メニューの [Dell Inc.]、[Dell Migrator for Notes to
Exchange] グループから個別に実行することもできます。Prerequisites Checker のログ ファイル
は、%SystemDrive%\ProgramData\Dell\ に書き込まれます。
最後の画面の [Finish](完了)をクリックして、インストールを完了します。MFNE のインストーラが終
了すると、Autorun ユーティリティの [Install](インストール)タブに戻ります。[Prerequisites
Checker] チェックボックスをオンにすると、Prerequisites Checker のウィザードが(別ウィンドウで)
すぐに実行されます。
8
必要に応じて、Autorun の他のタブを参照できます。
9
Autorun の他のタブを参照したら、(ウィンドウの右上隅にある [X])閉じるボタンをクリックして
Autorun ユーティリティを閉じます。
10 任意選択の MFNE タスク スケジュール機能を使用する場合は、『MFNE 管理ガイド』の「付録 A」の
「タスクのスケジュールを設定するには」セクションに記載の手順に従って、MFNE Task Scheduler が
構成されていることを確認ます。
MFNE コンポーネントを構成または実行する前に、上記の「製品のライセンス」を参照してください。
NOTE: ロケール固有の設定:また、英語以外の Lotus Notes 環境からの移行を行う場合は、特定の表
示要素のために英語以外の適切な値で Data Migration Wizard と SSDM の両方を構成する必要があり
ます。『管理ガイド』の「付録 A」の「MFNE で英語以外の Notes ロケールを構成するには」を参照して
ください。
Dell Migrator for Notes to Exchange 4.10
リリース ノート
13
その他の資料
MFNE に関する情報(すべての製品ドキュメントを含む)は、Dell Software のサポート ポータル
https://support.software.dell.com/jp からダウンロードできます。
MFNE の詳細については、次のマニュアルを参照してください。
•
Dell MessageStats Report Pack for Lotus Notes Migration ユーザー ガイド:Dell MessageStats
Report Pack for Lotus Notes Migration の紹介、インストール、および操作に関する説明が記載され
ています。
MessageStats Report Pack for Lotus Notes Migration は、独立した Dell 製品であり、MFNE には含まれてい
ません。
Dell の Windows Management and Migration オンライン コミュニティ
Dell Windows Management and Migration Community は、次のようなトピックについて情報を交換するための対
話型のオンライン コミュニティです。
•
電子メール、ID、アプリケーションの Windows Exchange プラットフォーム(業務用および Office 365
のようなホストされた Exchange プラットフォームを含む)への移行。Exchange、GroupWise、Notes か
らの移行を含みます。
•
Active Directory の移行。
•
Notes アプリケーションおよび Exchange パブリック フォルダから Sharepoint への移行。
•
共存戦略とツール。
このコミュニティは Dell Migration の専門家とユーザーの協力関係を促進することを目的に作成されたもので
す。このコミュニティを通じて:
•
製品リリースやベータ版に関する情報を誰よりも早く入手できます。
•
Dell の製品リーダーや、移行および共存のエキスパートにアドバイスをもらうことができます。
•
ディスカッション フォーラムへの参加、洞察やアイデアの共有をはじめ、一般的な質問に回答してもら
うことができます。
フォーラムやライブラリは自由に参照できますが、コミュニティの利点をフルに活用し、新しいスレッドを立て、
他のユーザーからのメッセージに応答し、ドキュメントやダウンロードの評価を行うには、コミュニティに加入
する必要があります。すでに Dell アカウントをお持ちの場合、または他の Dell コミュニティのメンバーであ
る場合は、サインインするだけです。サインインおよび加入機能はどちらも、Dell Windows Management and
Migration Community のページの右上にあるリンクから利用することができます。
グローバリゼーション
ここでは、北米以外の地域のお客様に必要な、この製品を英語以外の言語構成でインストールして構成する方法
を説明します。ここでの説明は、製品ドキュメントの別の箇所に記載されているサポートされているプラットフ
ォームと構成についての説明に代わるものではありません。
このリリースでは、Unicode が利用可能で、すべての文字セットがサポートされています。すべての製品コンポ
ーネントが同じまたは互換性のある文字エンコーディングを使用するよう構成する必要があり、同じロケールお
よび地域オプションを使用してすべての製品コンポーネントをインストールする必要があります。このリリース
を利用できる対象地域は、北米、西ヨーロッパ、ラテンアメリカ、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、極東アジア、
日本です。このリリースでは、コンプレックス スクリプト(中央アジア:インド、タイ)をサポートしていま
す。
本リリースのリリース ノートは、日本語向けにローカライズされています。
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リリース ノート
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Dell について
Dell はお客様の声を大切にし、常に製品やサービスの向上に努めております。詳細については、
http://software.dell.com/jp-ja/ を参照してください。
Dell へのお問い合わせ
テクニカル サポート:
オンライン サポート
製品に関するご質問および製品のご購入:
03-5908-3511
メール アドレス:
[email protected]
テクニカル サポート リソース
テクニカルサポートは、有効な保守契約が付属する Dell ソフトウェアを購入している場合、
または試用版を保有している場合にご利用いただけます。サポート ポータルを利用するには、
https://support.software.dell.com/jp にアクセスします。
サポート ポータルには、問題を自主的にすばやく解決するために使用できるセルフヘルプ ツールがあり、24
時間 365 日ご利用いただけます。また、ポータルでは、オンライン サービス リクエスト システムを使用して、
製品サポート エンジニアに直接連絡することもできます。
サイトでは次のことを実行できます。
•
サービス リクエスト(ケース)の作成、アップデート、および管理
•
ナレッジベース記事の参照
•
製品に関するお知らせの入手
•
ソフトウェアのダウンロード試用版ソフトウェアを入手するには、試用版のダウンロードにアクセスし
ます。
•
入門ビデオの閲覧
•
コミュニティ ディスカッションへの参加
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リリース ノート
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本製品に使用されているサードパーティ ソフトウェア
本製品には、次のサードパーティ コンポーネントが含まれています。サードパーティのライセンス情報につい
ては、http://software.dell.com/legal/third-party-licenses.aspx を参照してください。アスタリスク(*)
が付いているコンポーネントのソース コードについては http://opensource.dell.com を参照してください。
コンポーネント
ライセンスまたは承認
AutoMapper 2.0
このコンポーネントを使用するには、MIT 1.0 ライセンスを遵守する必要があ
ります。
CommandLineParser 1.9
Copyright 2005-2012 Giacomo Stelluti Scala.
このコンポーネントを使用するには、MIT 1.0 ライセンスを遵守する必要があ
ります。
Crypto++ 5.6.1
Compilation Copyright © 1995-2009 by Wei Dai.All rights reserved.
Portions contributed by Wei Dai.
このコンポーネントを使用するには、Crypto 5.6.0 ライセンスを遵守する必要
があります。
Entity Framework 5.0
このコンポーネントを使用するには、Apache ライセンスを遵守する必要があり
ます。
JQuery 1.8.2
Copyright 2012 jQuery Foundation および本製品に使用されているその他のサ
ードパーティ ソフトウェア
このコンポーネントを使用するには、MIT 1.0 ライセンスを遵守する必要があ
ります。
JQuery UI 1.10.0
Copyright 2010 John Resig.http://jquery.com/
このコンポーネントを使用するには、MIT 1.0 ライセンスを遵守する必要があ
ります。
JQuery Validation 1.11
Json.NET 4.5
このコンポーネントを使用するには、MIT 1.0 ライセンスを遵守する必要があ
ります。
Json.NET 5.0.6
Knockout 2.2
Log4Net 1.2.11
Copyright 2001-2006 The Apache Software Foundation.
このコンポーネントを使用するには、Apache ライセンスを遵守する必要があり
ます。
LumenWorks 3.8.0
LumenWorks.Framework.IO.CSV.CachedCsvReader Copyright (c) 2005
Sébastien Lorion.
このコンポーネントを使用するには、MIT 1.0 ライセンスを遵守する必要があ
ります。
Moderizr 2.6
このコンポーネントを使用するには、MIT 1.0 ライセンスを遵守する必要があ
ります。
WebGrease 1.3
このコンポーネントを使用するには、Apache ライセンスを遵守する必要があり
ます。
zlib 1.2.3
Copyright ©1995-2005 Jean-loup Gailly and Mark Adler.
このコンポーネントを使用するには、Zlib 1.2.3 ライセンスを遵守する必要が
あります。
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Notes 、および Domino は、世界各地の管轄区で登録されている International Business Machines Corporation の登録商
標です。
凡例
注意: 注意アイコンは、指示に従わなかった場合に、ハードウェアの損傷やデータの損失につながる可能性がある
ことを表しています。
警告: 警告アイコンは、物的損害、人身傷害、または死亡事故につながるおそれがあることを示します。
重要な注、注、ヒント、モバイル、ビデオ:情報アイコンは、サポートされる情報を示します。
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