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図書寮本類聚名義抄出典略注 - 北海道大学情報基盤センター

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図書寮本類聚名義抄出典略注 - 北海道大学情報基盤センター
図書寮本類聚名義抄出典略注
池田 証寿
はじめに
書名。玄応音義からの間接引用。出典名 (頻度) は、广云
韻集
図書寮本類聚名義抄引用出典の書名・撰者・巻数、出典表記
(頻度)、内容解説(原典及び逸文情報)、先行研究の概要などを
韵集 (1) 、广云韻集 (1)。
書名。武玄之撰韻銓十五巻。吉田 (1955:87) 参照。出典
韻銓
記す。直接引用を中心とし 、間接引用の多くは頻度情報のみに
名 (頻度) は、韻銓 (1) 、韵銓 (1) 、¡亠决韵銓 (1)。韻銓の直接引
とど まる。配列は、五十音順。見出しとした出典名( 人名・書
用は 2 条。
名)は、図書寮本に出現する主要な表記を代表として示す。未
勘としたもの多く、博雅の士のご 叱正を乞う。
書名。惟宗允亮 (1000 年頃の人、明法博士) 撰。逸書。
允亮抄
図書寮本類聚名義抄の原本で使用されている以下の略字はそ
吉田 (1955:98) は「真仮名で倭訓を示し漢文で解説を施した一
のまま用いた。括弧内は通行の字体である。
種の意義分類体の辞書のようなもの」と推定。出典名 (頻度) は、
允亮抄 (1) 、允亮 (3) 、允 (8) 、又〔允〕(2)。允亮抄の直接引用
¡( 類) ( 經) »( 漢) ò( 最) は 14 条。
è( 疏) ( 曜)
永超僧都
ア
人名。永超 (1013-1095) は興福寺法相宗の学僧。東
域伝燈目録の編纂で著名。引用は片仮名和訓 1 条のみ。吉田
阿闍世 書名。玄応音義からの間接引用。出典名( 頻度)は、
阿闍世 (1)。
阿毘曇
→ヒ曇
(1954b:30) は、因明論疏記の逸文と推定。築島 (1953) は、永超
が僧都となったのは永保元年 (1081) であるから、類聚名義抄の
成立は永保元年以後と推定( 築島 (1976) も参照)。出典名 (頻
度) は、永超僧都 (1)。
人名。唐慧苑 (684-704) 撰新訳大方広佛華厳経音義二巻
慧苑
或四巻。存。吉田 (1954a:64) の考証による。出典名 (頻度) は、
イ
慧苑 (1)。
意
不明。出典名 (頻度) は、意 (1)。
為憲口遊
域
易
書名。片仮名和訓の引用。出典名 (頻度) は、易 (67)。
益
書名。大広益会玉篇。宋・陳彭年等撰。宋本玉篇ともいう。
→源為憲口遊
→西域記
吉田 (1954b:34) 参照。テキストについては岡井 (1933) 参照。出
典名 (頻度) は 、廣益玉竹 (1) 、廣益 (1) 、益 (23)。益の直接引
域記
→西域記
一乗義私記
書名。真興 (933-1004) 撰。寛和元年 (985) 成。詳し
くは「法華玄賛一乗義私記」といい、法華玄賛第七巻の一乗義の
用は 25 条。
慧沼
人名。慧沼 (649-714)。慈恩大師の弟子。吉田 (1954b:6)
は法華経略纂五巻と推定。原典と未照合。出典名 (頻度) は、慧
一章の解釈。日本大蔵経法華部章疏所収。以上、吉田 (1954b:17)。 沼 (1)。
「沼」
「沼法師」
「了義燈」も参照。
出典表記 (頻度) は、一乗義私記 (1) 、一乗義私 (1)。
慧浄
一切経音義
→广( 應)
人名。中算の法華釈文からの間接引用。出典名 (頻度) は、
中云慧浄 (1) 。
醫方
書名。玄応音義からの間接引用。出典名 (頻度) は、广云
醫方 (1)。
炎 書名。涅槃経。出典名 (頻度) は、炎 (1) 、炎 (2) 、炎文
字品 (1) 、僧侃云炎 (1) 、信曰炎 (1) 、見炎僧注 (1)。
59
圓暉師
人名。唐・圓暉撰。倶舎論頌疏論本二十九巻或三十巻。 葛洪字苑
大正蔵 41 所収。吉田 (1954b:30) の考証による。出典名 (頻度)
人名・書名。慈恩撰書・玄応音義からの間接引用。
出典名 (頻度) は、茲云葛洪字苑 (1) 、广云葛洪 (1)。
は、圓暉師 (1) 、暉 (1) 、倶舎頌 (1)。倶舎頌の直接引用は 3 条。
葛¡ 葛¡(2)。
書名。出典名 (頻度) は、延喜式 (2)。
延喜式
伽藍具
オ
广
伽藍具 (1)
人名。玄応撰一切経音義二十五巻。図書寮本類聚名義抄中
最大の引用頻度の出典である。吉田 (1954a:63) 以後、多くの論
»吾抄 書名。漢語抄。和名抄からの間接引用。出典名 (頻度)
は、川云»吾抄 (2)。
がある。原・山本 (1983) は、見出しと注との対応関係、表記形
式を詳論する。池田 (1991a) は、玄応を全載の方針であること、 顔氏・彦 書名。顔氏家訓。出典名 (頻度) は、顔氏 (2) 、顔氏
注文の採録序列が慈恩・弘法・玄応の順であることを指摘。山 注 (1) 、顔 (2) 、彦氏 (1) 、彦 (14)。
本 (1992) は、掲出語の採録序列が注文と同様に慈恩・玄応・中
»書 書名。間接引用。广云»書 (4)
算・真興であるとする。山本 (1993) は 、玄応からの掲出語が
川云»書 (1) 白氏六帖云漢書 (1)
玄応巻二十二瑜伽師地論から採る例の多いことを述べる。玄応
音義の諸本については、上田 (1981) 、石塚・池田 (1991) 、石塚
»書注 書名。前漢書。類音注の引用。吉田 (1955:97) 参照。出
(1995) を参照。出典名 (頻度) は、广 (1295) 、應 (3) 、广〔虫損〕
典名 (頻度) は、»書注 (1)。漢書注の直接引用は 1 条。
(1) 、又〔广〕(12) 、广二五 (1) 、广無注 (2) 、真引广 (1) 、抄批引
广 (1) 、真云广 (1) 、中云玄广同之 (1) 、中云應興同之 (1)。玄応の直
接引用は 1314 条。
「抄批」は四分律鈔批のこと。
王逸
書名。善珠 (723-797) 撰の成唯識論疏肝心記八巻。慈
恩の成唯識論述記の注釈。一巻のみ現存 (日本大蔵経唯識章疏
第二所収)。吉田 (1954a:72) による。万葉仮名が見える。出典
人名。玄応音義からの間接引用。出典名 (頻度) は、广云
名 (頻度) は、肝心記 (2) 、朱肝心記 (1)。後者の「朱」は善珠の
王逸 (1)。
王仁煦
肝心記
略称。肝心記の逸文については 、三保 (1974) 、池田 (1988) を
参照。
「珠」
「朱」も見よ。
人名。王仁煦切韻。吉田 (1955:86) 参照。出典名 (頻度)
は、王仁煦 (1) 、 (4) 、中云煦 (1)。王仁煦の直接引用は 5 条。
觀仏經
音義
書名。玄応音義からの間接引用。出典名 (頻度) は、广云
合。出典名 (頻度) は、觀仏 (4) 、觀仏 (1)。
音〔義〕(1)。
干
カ
覺苑
書名。佛陀跋陀羅 (368-421) 訳佛説三昧経十巻。観佛
三昧経ともいう。吉田 (1954a:65) の推定による。原典とは未照
書名。唐・顔元孫撰干禄字書一巻。出典名 (頻度) は 、干
(143) 。池田 (1992a) は 、吉田 (1954b:33) 、西原 (1987) などの
人名。遼・燕京円福寺覺苑 (1055-1101)。大毘盧遮那経
先行研究を踏まえた上で、(1) 干禄字書を独立した項として引
義釈演密抄。吉田 (1954b:26) の推定による。出典名 (頻度) は、 く例が半数を占めること 、(2) 俗体・通体の表示を欠くことは
覺苑 (4)。
ないが 、正体の表示はすくないこと、(3) 干禄字書の掲出字の
偏旁が異なる場合には、俗体・通体の所属部首で採録し 、正体
郭璞
人名。玄応音義からの間接引用。出典名 (頻度) は、广云
の所属部首で採録しないこと 、(4) 干禄字書の掲出字の九割を
郭璞 (1) 、广云璞 (1) 、广云郭璞注 (1)。
採録していることを指摘している。干禄字書のテキストについ
ては、杉本 (1972) が便利だが 、阿部 (1989) も参照。
伽抄
書名。出典名 (頻度) は、伽抄 (3) 、伽 (1) 、茲云伽少 (1)。
嘉祥
人名。隋・吉蔵 (549-623) 撰法華経統略六巻或三巻( 大
キ
日本卍続蔵経所収)
。及び法華経義疏十二巻( 大正蔵 34 所収)
。
吉田 (1954a:75) の考証による。出典名 (頻度) は、嘉祥 (3)。
嘉祥統略
記
書名。片仮名和訓の引用。史記か。出典名 (頻度) は 、記
(102) 。
人名・書名。隋・吉蔵 (549-623) 撰法華経統略六巻
或三巻。出典名 (頻度) は、嘉祥統略 (1)。前項を見よ。
暉
60
→圓暉師
人名。藤原季綱 (1102 年頃迄存)。季綱切韻二巻。逸書。 から引用する際に、前半のみを空海の原撰と認めてこれを尊重
季綱
本朝書籍目録に書目が見える。類音注と万葉仮名和訓を示す。和 し 、
「弘云」とし 、後半は玉篇の単なる抄録本と認めて「玉云」
訓に「師説」
「遊仙窟」
「選師」を併記し 、文選・遊仙窟等の訓読
としたものと推測」している。玉篇のテキストについては、岡
語が和訓として採用されたことが判明。以上、吉田 (1954b:84)
井 (1933) 、貞苅 (1957) 、上田 (1970) を参照。逸文については、
による。出典名 (頻度) は、季綱 (2) 、季 (147)。
馬淵 (1952) 、宮澤 (1977a) を参照。
人名。出典名 (頻度) は、吉 (2) 、中云吉 (11) 、中云吉蔵 (1) 、 公任 人名。藤原公任 (966-1041) 撰大般若経字抄。石山寺本が
茲云吉蔵玄範釋如 (1) 。
現存し 、古辞書音義集成第三巻( 汲古書院、1978 年)に影印所
吉
収。出典名 (頻度) は、公任卿 (1) 、公任 (2) 、公 (88) 、呉亠公任
出典名 (頻度) は、龜貝躰 (1)。
龜貝躰
(1) 、呉亠公 (9) 、呉ヽ公 (3) 。呉音資料として注目される。研究
の蓄積も多い。図書寮本の「公任」が大般若経字抄であること
僧名。法苑記八巻。逸書。出典名 (頻度) は、義濱 (1) 、義
義濱
賓 (1)。東域傳燈目録に「法苑記八巻 義濱記
」(大正蔵 55 、1162c)
東妻
とあり。吉田 (1954a:75) 参照。
出典名 (頻度) は、牛馬躰 (2)。
牛馬躰
行円
は、渡辺 (1953) が論証。岡井 (1937) 、吉田 (1954b:10) 、中田・
築島 (1957) 、高松 (1973) 、沼本 (1978b) 等参照。
ク
煦・ →王仁煦
人名。片仮名和訓、和音注、四声符を注記し 、注目すべ
き引用。行円なる学僧について、吉田 (1954b:29) は興福寺の学
僧とするが 、築島 (1976) は天台宗三井寺の学僧と見る(覆製解
書名。倶舎論。出典名 (頻度) は、倶舎 (2) 、茲云倶舎 (1)。
倶舎
説も参照)
。出典名 (頻度) は、行円 (13)。
倶舎頌
→圓暉師
人名。中算の法華釈文からの間接引用。出典名 (頻度) は、
行賀
中云行賀 (2) 。
書名。道宣 (596-667) 述四分律行事鈔。詳しくは四分
行事鈔
出典名 (頻度) は、口傳 (2)。
口傳
律刪繁補闕行事鈔という。三巻、六巻または十二巻。大正蔵 40
所収。東域録には「四分律行事抄十九巻 或二十巻也南山
」と見える。
上帙未到
書名。間接引用。出典名 (頻度) は、广云公羊傳 (1) 、茲
公羊傳
云公羊傳 (1) 。
吉田 (1954a:70) に引用箇所と大正蔵本文との比較あり。出典名
(頻度) は、行事鈔 (1) 、聿鈔 (1) 。
ケ
行 → ・ 經典釋文
玉抄
家語
書名。逸書。片仮名和訓の引用。いかなる辞書かについ
て吉田 (1955) に考察がある。築島 (1959) は、声点がほとんど
→論吾ーーー經β典釋文
書名。玄応音義からの間接引用。出典名 (頻度) は、广云
家語 (1)。
ないこと、注記形式などから後の増補の可能性を示唆。私見に
よれば 、玉抄の引用は玉篇前半部分に対応する掲出字に偏する。 華厳
出典名 (頻度) は、玉抄 (28)。
書名。出典名 (頻度) は、華厳 (1)。
月蔵
書名。出典名 (頻度) は、月蔵 (1)。
玉
書名。梁・顧野王 (519-581) 撰玉篇三十巻。巻八・九・十
八・十九・二十二・二十四・二十七の八巻が現存 (覆製は東方
月令・月
文化叢書所収)。出典名 (頻度) は 、玉 (594) 、又〔 玉〕(1) 、見
書名。出典名 (頻度) は、月令 (2) 、月 (18)。
玉竹 (1) 、公云玉 (1) 、茲云玉 (3) 、茲云玉作 (1) 、公云玉竹 (1) 、川云
玉竹 (1) 、茲云玉竹 (7) 、最行云玉篇切韻 (1)。吉田 (1954b:33) は、 賢
人名か。出典名 (頻度) は、賢 (3)。
「 玉篇と万象名義との両者を同所に註していても内容の重複す
ることはない」とする。宮澤 (1973) は、
「玉」の引用が万象名
人名。唐・京師西明寺道世か。道世には三巻抄三巻(逸、
玄 義後半第五・六帖に偏していること、注文内容が万象名義に一
奈良朝現在一切経目録 2279 に所見)毘尼討要六巻(卍続 1-70-2
致する例が多いことから、
「類聚名義抄の撰者は、篆隷万象名義
所収)の著作あり。出典名 (頻度) は、玄 (1)。
61
書名。隋・智 (538-597) 説、灌頂 (561-632) 説の法華玄
玄義
光法師
義二十巻。大正蔵 33 所収。吉田 (1954a:77) の考証による。出
人名。中算法華釈文からの間接引用。出典名 (頻度) は、
中云光法師 (1)
典名 (頻度) は、玄義 (2)。
「文句」の項も見よ。
弘
人名。弘法大師空海 (774-835) 撰の篆隷万象名義六帖。類
聚名義抄の「名義」はこの書に基づくとも考えられ 、最も重要
奥 書名。吉田 (1954b:34) は、菩提流志訳の不空羂索經
羂索 奥注と推定。大正蔵 20 所収。出典名 (頻度) は、羂索 奥 (2) 、 な出典の一つ。吉田 (1954b:32) をはじめとして数多くの研究が
ある。名義抄はこの書を全載の方針ではなく常用性のある漢字
羂索奥 (1) 、羂索 (1)。
を採録( 宮澤 (1987) 、池田 (1993a) )、採録の順位は慈恩に次
いで第二位であること( 池田 (1991a) )などが明らかになった。
書名。法華玄賛。慈恩大師窺基撰。出典名 (頻度) は、玄
玄賛
引用箇所の一覧は宮澤 (1973) にある。高山寺本が現存唯一本。
「慈恩」の項も見よ。
賛 (7) 、玄賛等 (1)。
影印は各種あるが 、高山寺資料叢書所収のものが索引・掲出字
人名。中算法華釈文からの間接引用。出典名 (頻度) は、 一覧表を備えており至便。出典名 (頻度) は、弘 (521) 、弘〔弘〕
騫師
中云騫師 (1) 。
(1) 、弘〔虫損〕(1) 、弘同 (1) 、又〔弘〕(2) 、又弘 (1) 。篆隷万
象名義の直接引用は 527 条。
玄応
→广 (應)
玄範
→劉 玄範同之、吉蔵玄範釋如
弘
人名。金剛頂経一字頂輪王儀軌音義一巻。空海 (774-835)
撰。この書は、不空三蔵訳金剛頂経一字頂輪王瑜伽一切時處念
誦成佛儀軌の音義。吉田 (1954a:69) は 2 例の引用とするが 、実
玄番式
書名。玄番式 (1)
は 7 例ある。引用箇所は、築島・小林 (1965) 、宮澤 (1978) を参
照。テキストは、高山寺典籍文書綜合調査団 (1977) 所収のもの
兼名苑
書名。兼名苑 (1)
川云兼名苑 (1) 中云兼名苑 (1)
がよい。出典名 (頻度) は、弘〔金〕(5) 、弘有處〔金〕(1) 、又
〔金〕(1)。一字頂輪王儀軌音義の直接引用は 7 条。
コ
高誘
孔安國
人名。中算法華釈文からの間接引用。出典名 (頻度) は、
中云高誘 (1) 。
人名。間接引用。出典名 (頻度) は、玉云孔安国 (1) 、玉
云孔安國 (1) 、川云孔安國 (1) 、广云孔安國 (1) 。
五薀義林
出典名 (頻度) は、五薀義林 (1)。
書名。吉田 (1995:87) は、現行の廣韻と不一致が多いこ
廣韻
呉音
とから 、
「少くとも現行の宋陳彭年等撰「 大宋重修広韻」では
→公任
ない」とする。図書寮本所引の宋韻が現行広韻に一致。出典名
書 (1) 、後»書 (4) 、後漢 (1) 、後 (42) 、同〔後〕(1) 、同上〔後
条。山田健三 (1998) も参照。
廣益玉竹・廣益
書名。吉田 (1955:96) 参照。出典名 (頻度) は、見後»
後漢書
(頻度) は 、廣韻 (1) 、廣韵 (2) 、廣 (10) 。廣韻の直接引用は 13
漢書〕(1) 、季云後»書 (1)。
→益
書名。出典名 (頻度) は、古今注 (1)。
古今注
廣疋 (雅)
書名。間接引用。出典名 (頻度) は、慈恩廣疋 (1) 、广
古語
云廣疋 (2) 、川云廣疋 (1) 、茲云廣疋 (1) 。
書名。斎部広成の古語拾遺一巻。万葉仮名の 3 例は現存
最古の卜部本古語拾遺に合致。吉田 (1955:96) の考証による。
考
書名。出典名 (頻度) は、考 (1) 、孝 (10)。
「古語」として片仮名和訓の例もあり。出典名 (頻度) は、古語
(5) 、古 (6) 。古語拾遺の直接引用は 11 条。
考工記
書名。出典名 (頻度) は、广云考工記 (1)。
呉普本草
广云呉普本草 (1) 。
孔子
出典名 (頻度) は、玉云孔子 (1)
光宅
人名。中算法華釈文からの間接引用。出典名 (頻度) は、
中云光宅 (1) 。
サ
西域記
功程式
書名。出典名 (頻度) は、功程式 (1)。
書名。玄応音義からの間接引用。出典名 (頻度) は、
書名。唐・玄奘三蔵 (602-664) 述、辯機記の大唐西域
記。出典表記 (頻度) は、西域記 (2) 、域記 (1) 、域 (51) 、又〔西
62
域記〕(3) 、又〔域〕(3) 、中云域記 (1) 、茲云域記 (1) 、中云域記慈
詩注
書名。毛詩注の引用。吉田 (1955:97) 参照。出典名 (頻
「舊云」など 割
傳广師 (1) 、明燈抄域記十 (1)。西域記の「唐云」
度) は、詩注 (3)。
注を伴う地名人名等の固有名辞を主として採用し 、割注は全載
書名。玄応音義からの間接引用。出典名 (頻度) は、广云
の方針( 吉田 (1954a:67) )。割注以外にも特定語彙( インド の
字苑
衣装)の本文からの採録があり、採録の序列は慈恩撰書よりも
字苑 (1)。
上位( 高稲 (1995) )。テキストは京都帝国文化大学編「大唐西
慈恩
域記」
( 国書刊行会、1972 年)に高麗蔵本を収める。
人名。慈恩大師窺基 (632-682)。吉田 (1954a:78) の考察
により、
「慈云」等の多くが法華音訓( 慧琳音義所引)と法華玄
賛( 大正蔵 34 所収)であることが判明。宮澤 (1988) は、図書
間接引用。出典名 (頻度) は、季云西京賦 (1) 、川云西京
西京賦
寮本では法華音訓を全載の方針であること、注の採録の順位は
賦 (1)。
慈恩が最上位に位置することを解明。池田他 (1988) は 、
「 慈」
人名。吉田 (1954a:75) は、薬師寺法相学徒沙門最行の法
最行
の出典の探索で、法華音訓と法華玄賛以外の多数の撰述書から
の引用を証明。出典名 (頻度) は、慈恩 (1) 、慈 (10) 、中云慈 (1) 、
苑義林章表無章集解二巻( 寛治元年 [1087] 成)と推定。法苑義
林章表無章集解は、詳しくは大乗法苑義林章表無章集解という。 茲 (312) 、茲又 (1) 、又〔慈〕(1) 、又〔茲〕(9) 、憲云茲 (1) 、真云
慈恩大師窺基撰法苑義林章の注釈で 、表無章の一章のみ現存。 茲 (4) 、中云茲 (22)。慈恩の直接引用は 334 条。
テキストは、日本大蔵経戒律宗章疏第一所収。出典名 (頻度) は、
茲釋法花一滴文
最行 (1) 、ò行 (1)。
吉田 (1954b:32) は書名とするが 、慈恩の注釈
した法華玄賛 (或いは音訓) の「一滴」の説明の文という意味で
あろう。図書寮本の掲出項が「滴數」であり、誤解のないよう
出典名 (頻度) は、祭祀具 (2)。
祭祀具
注記したと考える。出典名 (頻度) は、真云茲釋法花一滴文 (1)。
最勝孔雀等
間接引用。出典名 (頻度) は、真云最勝孔雀等 (1)。
尓雅
ò勝抄 書名。吉田 (1954b:26) は、善珠の弟子常樓 (742-815)
の最勝王経抄十巻と推定。逸書。注中に「倭言」が見える。出
ò勝燈王 書名。隋闍那崛多 (523-600) 等訳の東方最勝燈王如
史記
来経一巻。吉田 (1954a:66) の考証による。出典名 (頻度) は、ò
蔡 獨断 書名。玄応音義からの間接引用。出典名 (頻度) は、
獨断 (1)。
参照。出典名 (頻度) は、左氏傳 (1) 、玉云左氏傳 (1) 、广云左傳 (1) 、
山
三蒼
私記
書名。玄応音義からの間接引用。出典名 (頻度) は、广云
私記 (1)。
書名。春秋左氏伝注。晋・杜預の注を引く。吉田 (1955)
茲云左傳 (1) 。左氏伝の直接引用は 1
書名。出典名 (頻度) は、史記 (1) 、史記世界 (1) 、史記列
伝 (1) 、广史記 (1) 、广云史記 (2)。
勝燈王 (1)。
左氏傳
人名。延暦寺慈覚大師円仁 (794-864)。吉田 (1954b:31)
を参照。出典名 (頻度) は、慈覚 (1)。
广云蔡
玉云尓疋 (1) 、東云尓疋 (1) 、广云尓疋 (2) 。
慈覚
典名 (頻度) は、ò勝抄 (1)。
書名。すべて間接引用。出典名 (頻度) は、广云尓雅 (2) 、
条。
識è 書名。出典名 (頻度) は、識è(1)。
字指
書名。玄応音義からの間接引用。出典名 (頻度) は、广云
字指 (1)。
出典名 (頻度) は、山 (1)。
書名。慈恩撰書・玄応音義からの間接引用。出典名 (頻
度) は、广云三蒼 (7) 、茲云三蒼 (1)。
緇州
出典名 (頻度) は、緇州 (2)。
字書
書名。逸書。日本見在書目録に「字書二十巻
冷泉
」と見
院
える。吉田 (1955:94) 参照。出典名 (頻度) は、字書 (1) 、中云字
書 (1) 、東云字書 (1) 、茲云字書 (1)。字書の直接引用は 1 条。
シ
緇抄
書名。出典名 (頻度) は、緇抄 (1)。
間接引用もある。出典名 (頻度) は、詩 (172) 、見詩 (1) 、广云詩
師説
出典名 (頻度) は、師説 (1) 、季師 (1) 、季云師 (5) 、季云後»
(2) 。季云詩 (2) 。
書師 (1) 、季云師説 (1) 、川云師説 (2) 、?師説 (1) 。
詩
書名。毛詩訓点本の片仮名和訓の引用。まれに本文及び注、
63
書名。玄応音義からの間接引用。出典名 (頻度) は、 順・川
詩草木疏
广云詩草木疏 (1) 。
人名。源順 (911-983) 撰。倭名類聚抄。十巻本と二十巻
本とがある。図書寮本との関係については諸氏の論考がある。吉
田 (1955:74) 、築島 (1963c) 、こまつ (1976) 、望月 (1979) 、望月
書名。一巻。空海 (774-835) 撰。真偽未決。出典表記
(1984) 、望月 (1992) 、佐佐木 (1984) 、宮澤 (1986) 、山本 (1988)
(頻度) は、実語教 (1) 。
「有云弘法大師御作仍載之」と注記する
等参照。原典との対照表が望月 (1992) にある( 望月 (1976) の
意図について議論あり( 覆製本解説、吉田 (1954a:68) )
。
採録)。和名抄のテキストについては 、宮澤の一連の研究を参
実語教
照するのがよいであろう。宮澤 (1976) 、同 (1983) 、同 (1991) 、
同 (1993) 等。出典名 (頻度) は、順 (1) 、川 (364) 、又〔川〕(5) 、
出典名 (頻度) は、真云字統 (1)。
字統
倭名或本 (1) 、倭名後人加部第四脚足¡(1) 、倭名草¡(1) 、倭名
四分鈔批
書名。唐大覺撰。四分律鈔批十四巻或二十八巻。712
林野¡(1) 、广〔川の誤〕(1)。
年成。吉田 (1954b:29) 参照。四分 (1) 四分鈔批 (1) 抄批 (2) 四
書名。出典名 (頻度) は、春秋 (1)。
分鈔批の直接引用は 4 条。ただし 、抄批の 1 条は、
「抄批引广」 春秋
と玄応を引くのみ。
書名。書経本文に付された片仮名和訓の引用。出典名 (頻
書
闍
出典名 (頻度) は、闍 (3)。
度) は、書 (66) 、東云書 (1)。
寂
人名。吉田 (1954b:31) は義寂と推定。出典名 (頻度) は、寂
捷
云捷 (13) 。
(2) 。
釋氏
釋不可思議
中云掌記 (1) 。
正 中算法華釈文からの間接引用。出典名 (頻度) は、中云正
→不可思議
(2)。
書名。玄応音義からの間接引用。出典名 (頻度) は、广云
書 (1) 、茲云尚書 (1)。
→清徹
珠・朱・朱肝心記
集
小切韻
書名。撰者不明。逸書。単字に対する片仮名和訓が大
部分。書名は和訓の下に小書き。吉田 (1955:92) に考察あり、
→善珠・肝心記
「 邦人撰述の漢和字書の一種」と推定。倶舎論音義所引の「 小
切韻」、高山寺聖教目録に所見の「 四声小切韻一巻」との関係
書名。白氏文集の片仮名和訓の引用。出典名 (頻度) は、集
が問題。出典名 (頻度) は、小切韻 (1) 、小切 (6) 、切 (44)。小切
(139) 。
周書
書名。間接引用。出典名 (頻度) は、玉云尚書 (1) 、广云尚
尚書
釋名 (2)。
沙門清徹
書名。中算法華釈文からの間接引用。出典名 (頻度) は、
掌記
人名。間接引用。出典名 (頻度) は、真云釋氏 (1) 、中云釋
氏 (1)。
釋名
人名。中算法華釈文からの間接引用。出典名 (頻度) は、中
韻の直接引用は 51 条。
書名。玄応音義からの間接引用。广云周書 (2)
清徹
人名。中算法華釈文からの間接引用。出典名 (頻度) は、
中云清徹 (2) 、中云沙門清徹 (1) 。
周成難字
書名。慈恩撰書・玄応音義からの間接引用。出典名
(頻度) は、广云周成難字 (1) 、茲云周成難字 (1) 。
修文殿御覧
書名。出典名 (頻度) は、修文殿御覧 (1)。
抄批
→四分鈔批
蒋魴・魴・方
人名。蒋魴。蒋魴切韻五巻。蒋魴は東宮切韻に
見えないため直接引用。吉田 (1955:85) を参照。出典名 (頻度)
祝尚
人名。出典名 (頻度) は、祝尚 (1)。
は 、魴 (38) 、又〔 魴〕(2) 、方 (119) 、見魴 (1) 、蒋ー切ー麻韵
(1) 、中云蒋魴武玄之 (1) 。直接引用 161 条。
周易
書名。和名抄からの間接引用。出典名 (頻度) は、川云周
易 (1)。
沼
人名。慧沼 (649-714)。慈恩大師の弟子。法相宗の第二祖。
吉田 (1954b:6) は法華経略纂五巻と推定。原典と未照合。出典
周礼
書名。周礼 (1)
玉云周礼 (1) 广云周礼 (1)
名 (頻度) は、沼法師 (4) 、沼 (3)。
「慧沼」を参照。
64
書名。勝鬘経。片仮名和訓の引用。吉田 (1954b:31) 参照。 上林賦
勝曼
出典名 (頻度) は、勝曼 (1)。
間接引用。出典名 (頻度) は、東云上林賦 (1)。
除災横 等 書名。慈恩撰書からの間接引用。茲云除災横 等
(1)
書名。出典名 (頻度) は、声侖 (1)。
声侖
書名。出典名 (頻度) は、唱和集 (1) 、唱和 (1) 、唱
唱・唱和集
如淳
間接引用。出典名 (頻度) は、广云如淳 (1)。
字林
書名。間接引用。出典名 (頻度) は、真云字林 (1) 、東云字
(11) 。
林 (1) 、¡云字林 (1)。
書名。唐・徐堅等撰。初學記二十巻。吉田 (1955:94) 参
初學記
照。出典名 (頻度) は、初學記 (5) 、初學ー (1)。初學記の直接引
用は 6 条。
新 間接引用。出典名 (頻度) は、广云新 (1)。
人名。吉田 (1954b:28) は註梵網経一巻( 逸書)と推定。 信行・信 人名。信行は、元興寺信行と呼ばれ 、平安初期の法
東域録に「註梵網経一巻 處行述 」と見える。出典名 (頻度) は、處 相宗の学僧。吉田 (1954b:19) は、(1) 玄応音義等にもれた特殊
處行
行 (1)。
用語のある音義書を採用、(2) 四分律等の戒律関係の用語を含
む音義書を引用、(3) 同一特定の音義書のみの引用とは考えが
「 信行」
「信」等
食療 書名。出典名 (頻度) は、食療 (1) 、川云食療 (1)。 たい、とする。これをうけて山本 (1995) は、
の大部分が四分律音義であること、注の引用の順位は「少くと
も中算、真興より下位」であること、信行が下位であることは
書名。出典名 (頻度) は、諸蔵章 (1)。
諸蔵章
興福寺と対立関係にあった元興寺の僧であることが関係してい
什
人名。後秦鳩摩羅什訳の法華経音注。法華経本文中に割注
として示された梵語の音注。吉田 (1954a:76) の考証による。出
るであろうことなどを指摘している。元興寺信行撰述の音義に
ついては三保 (1974) を参照。出典表記 (頻度) は、信行 (4) 、信
(126) 、又〔信〕(3) 、真云信 (1) 。信行の直接引用は 133 条。
典名 (頻度) は、什 (2)。
真興・真
十住 書名。玄応音義からの間接引用。出典名 (頻度) は、广
云十住
人名。大般若経音訓四巻。真興 (933-1004) 撰。逸書。
出典表記 (頻度) は 、真興 (1) 、真 (668) 、如真興音義第二 (1) 、
(1)。
「真」
真〔虫〕(1) 、同〔真〕(2) 、又〔真〕(4) 、又〔真興〕(1)。
十二分教
等の注記の存する掲出項( 熟語)が大般若経に見える述語ない
出典名 (頻度) は、十二分教 (2)。
し固有名詞であること、鵝珠抄巻末記載の重誉撰大般若経音義
宿 書名。正しくは「文殊利菩薩及諸仙諸説吉凶時日善悪
宿曜経」という。唐・不空の訳。吉田 (1954a:67) による。出典
との類似などから、大般若経音訓であることが判明。
「真」等に
は、漢文の音注釈義の他に片仮名の和音・和訓を引く(以上、吉
田 (1954b:15) )。片仮名の注は、逸文に和訓の見えないことか
名 (頻度) は、宿 (1)。
ら、大般若経音訓とは別書ではないかとする見解(築島 (1959) 、
築島 (1960:10) 、築島 (1963b:28) )もあったが 、逸文と図書寮
人名。中算法華釈文からの間接引用。出典名 (頻度) は、 本の注文形式の分析から、片仮名音注は、大般若経音訓の傍書
中云順憬 (1) 、中云川憬 (1) 、中云憬 (1) 。
片仮名音注を採録したもの、和訓注記は多分なし 、と修正され
順憬
た( 築島 (1973) )。叡山文庫蔵息心抄所引の真興音訓逸文との
弉
比較から、採録の序列は、慈恩、玄応、中算より下位、上位出
出典名 (頻度) は、弉 (3)。
典に重ならない部分を引くこと、全載の方針であると推定( 山
鄭玄
本 (1990) )。真興の音注は漢字音研究の重要資料である( 沼本
人名。間接引用。出典名 (頻度) は、玉云鄭玄 (2) 、慈曰鄭
玄 (1) 、广云鄭玄 (2) 、真云鄭玄 (1) 、¡云鄭玄 (1) 、广云鄭玄注礼記
(1978a) )
。
(1) 。
新切韻
常騰
人名。常騰 (739-815) は興福寺の学僧。吉田 (1954a:74)
書名。中算法華釈文・慈恩撰書からの間接引用。出典
名 (頻度) は、中云新切韻 (3) 、中云新切韵 (2) 、茲云新切韵 (1)。
は常唯識論了義燈抄七巻( 一巻のみ現存)と推定。出典名 (頻
度) は、常騰 (1) 、又〔常騰〕(1)。
真帝
65
間接引用。出典名 (頻度) は、中云真帝 (1) 、广云真帝 (1)。
書名。中算・真興からの間接引用。出典名 (頻度) は、 山海 書名。出典名 (頻度) は、广云山海 (1)。
新唐韻
真云新唐韻 (1) 、中云新唐韵 (1) 。
ス
宣師
人名。唐・道宣 (596-667)。吉田 (1954b:32) による。出
が見える。
「道宣」の項も見よ。
度) は、广云随相侖 (1)。
盛弘荊州記
書名。間接引用。出典名 (頻度) は、信云善見 (1)。
典名 (頻度) は、宣師 (1)。道宣の書は、他に「行事鈔」
「聿鈔」
書名。随相論。玄応音義からの間接引用。出典名 (頻
随相侖
善見
書名。玄応音義からの間接引用。出典名 (頻度) は、 千字文
广云盛弘荊州記〔原作盛加前州記〕(1) 。
書名。梁・周興嗣撰。吉田 (1955:95) 参照。出典名 (頻
度) は、千字文 (5)。
千字文註
セ
善珠
征戦具 (1)
征戦具
書名。出典名 (頻度) は、千字文註 (1)。
人名。善珠 (723-797) は奈良時代に活躍、秋篠寺に住し
た法相宗の学僧。吉田 (1954a:72) は成唯識論疏肝心記八巻( 一
栖復
人名。唐・栖復。中算法華釈文からの間接引用。出典名
(頻度) は、中云栖復 (1) 。
巻のみ現存)と推定。出典名 (頻度) は、善珠 (1) 、善朱 (1) 、珠
(6) 、朱 (22) 、善朱同異 (1) 。
「肝心記」の項も見よ。
声¡ 書名。李登撰。聲類十巻。玄応音義からの間接引用。出
善珠義燈増明記
典名 (頻度) は、广云声¡(1)。
義燈増明記四巻。?所収。吉田 (1954a:73) による。出典名 (頻
人名・書名。善珠 (723-797) 撰の成唯識論了
度) は、善珠義燈増明記 (1)。
世親摂侖
人名・書名。世親菩薩釈、陳天竺三蔵真諦訳の摂大
乗論。吉田 (1954b:27) による。出典名 (頻度) は、世親摂侖 (1)。 全真
人名。全真には、梵字母釈義一巻、悉曇次第記、唐梵文
字一巻( 大正蔵 54 所収、唐・開成 4 年 (839) 成)の著作あり。
書名。出典名 (頻度) は、切韻 (1) 、公云切 (1) 、慈切韻 (1) 、 全真 (1) 真云全真悉曇章 (1) 真云全真 (2)
慈恩切韻 (1) 、茲云切韻 (5) 、茲云切韵 (5) 。
切韻
膳夫 書名。間接引用。出典名 (頻度) は、川云膳夫 (1)。
薛 人名。中算法華釈文からの間接引用。出典名 (頻度) は、
中云薛
(2)。
説無垢稱經疏
宣命
書名。出典名 (頻度) は、宣命 (2)。
→無垢稱疏
ソ
書名。出典名 (頻度) は、説文 (1) 、玉云説文 (1) 、信云説文
説文
(1) 、真云説文 (1) 、宋云説文 (1) 、中云 説文 (3) 、東云説文 (11) 、又
〔東〕説文 (1) 、¡説文 (1) 、¡云説文 (1) 、广云説文 (8) 、茲云説文 (2) 。
説文傳
増一
書名。間接引用。出典名 (頻度) は、信云増一 (1)。
宋韻
書名。宋・陳彭年等撰の大宋重修広韻。藤原信西撰の通
憲入道蔵書目録に「宋韻一部五帖」と見える。吉田 (1955:90) 参
出典名 (頻度) は、説文傳 (1)。
照。出典名 (頻度) は、宋韻 (1) 、宋韵 (1) 、宋 (41) 、宋同之 (1) 、
宣
宋并東 (1)。宋韻の直接引用は 47 条。山田健三 (1998) 参照。
出典名 (頻度) は、宣 (1)。
巽・選
僧侃
書名。季云巽 (1) 、川云見文選 (1) 、選 (36) 、巽 (163)。
人名。吉田 (1954a:72) は、僧侃撰大智度論疏( 逸書)と
推定。この書は東域録に「大智度論疏十五巻
文選音决
書名。公孫羅撰。文選音決十巻。逸書。引用は類音
字の注。日本国見在書目録に「文選音決十巻
公孫羅撰 」と見える。
大荘厳寺釋
」とある。
僧侃撰
出典名 (頻度) は、僧侃 (1)。なお、
「侃」は、異体字(人偏に品)
に作るが 、印刷の都合上、
「侃」を用いた。
吉田 (1955:95) による。出典名 (頻度) は 、選亠决 (1) 、巽音决
(3) 、巽亠决 (19) 、文選音决 (2) 、文巽亠决 (1) 、又巽音决 (1) 。
荘周
間接引用。出典名 (頻度) は、广云荘周 (1)。
文選音决の直接引用は 26 条。
相傳
66
信曰相伝 (1) 信云相傳 (2) 中云相傳 (1)
書名。令義解巻二所収。吉田 (1954a:70) 参照。出典
僧尼令注
書名。出典名 (頻度) は、广云大品 (1)。
大品
名 (頻度) は、僧尼令注 (1)。
苔¡ 出典名 (頻度) は、苔¡(1)。
宋法花
書名 。宋本法華経奥注 音釈 。類音注の 引用 。吉田
(1954b:1) 参照。出典名 (頻度) は、大宋摺本法花經奥 (1) 、宋摺
陀羅尼集 書名。唐・阿地瞿多訳陀羅尼集経十二巻。大正蔵
本法花奥 (1) 、宋本法花奥釋亠 (1) 、宋法花奥 (1) 、宋法花 (14) 、 18 所収。吉田 (1954a:65) の考証による。出典名 (頻度) は、陀
羅尼集 (2) 、陀羅尼集 注 (1)。
宋本法花 (1) 、法花大宋本 (1)。宋法花の直接引用は 20 条。
書名。中算法華釈文からの間接引用。出典名 (頻度) は、
探玄記
出典名 (頻度) は、葬斂具 (1)。
葬斂具
中云探玄記 (1) 。
草¡ 川云草¡(1) 。
人名。唐・湛然 (711-782)。法華文句記三十巻。大正蔵 34
湛然
所収。吉田 (1954b:7) による。原典未照合。出典名 (頻度) は 、
湛然 (4) 、然 (46)。
書名。玄応音義からの間接引用。出典名 (頻度) は、广云
楚辞
楚辞 (1)。
孫 人名。中算法華釈文からの間接引用。出典名 (頻度) は、
中云孫
チ
智廣
(1)。
智廣には悉曇字記、悉曇具書目録十八章附点図の著作あ
り。出典名 (頻度) は、真云智廣 (1)。
孫 → 吉田 (1954b:32) に言及あるが 、不明とする。出典名 (頻
智者
度) は、智者 (1)。
タ
智周 (678-733) には法華経玄賛摂釈四巻など 、多数の著
智周
陀
出典名 (頻度) は、陀 (2)。
台
出典名 (頻度) は、真云台 (2) 、中云台 (3)。
作あり。出典名 (頻度) は、智周 (1) 、真云智周 (1) 、中云智周 (1)。
智度侖 (論)
書名。龍樹菩薩造、後秦鳩摩羅什訳。大智度論百
巻。大正蔵 25 所収。出典名 (頻度) は 、智度侖 (1) 、智度 (1) 、
智論古点 (1)。真云智度 (1) 吉田 (1954a:72) に解説あり。
人名。唐・大覺撰の四分律鈔批か。吉田 (1954b:29) の四
大覺
分律鈔批の項に特に言及ない。出典名 (頻度) は、大覺 (6)。
中
太賢
人名。新羅系の唯識学僧太賢 (753 前後)。吉田 (1954b:6)
は、法華経古迹記四巻( 逸書)と推定。出典名 (頻度) は、太賢
(2) 、太賢平備釋不越應 (1) 。平備については 、
「 平備」の項を
見よ。
人名。興福寺の学僧松室仲算 (935-976) 撰の法華経釈文三
巻。醍醐寺本の影印が古辞書音義集成に所収。法華経釈文につ
いては、吉田 (1952) 、馬淵 (1972) 、宮澤 (1975) 、西原 (1991) 、
西原他 (1991) 、西原・河野 (1993) など 参照。図書寮本との関係
については、吉田 (1954b:2) 、宮澤 (1977b) を参照。法華釈文は
ほぼ全載、主要出典中の採録の順位は慈恩・弘法・玄応に次い
で第四位であることが明らかになっている。出典名 (頻度) は、
大集
書名。出典名 (頻度) は、大集 (1) 、广云大集 (1)。
中 (357) 、中引 (1) 、中引茲 (1)。中の直接引用は 360 条( 吉田
(1954b:2) は「約四百五十條」とする)
。
大宋
出典名 (頻度) は、大宋 (1)。
注
大宋摺本法花経奥
大唐俗語記
(2) 、广云注 (2) 、白氏六帖云註 (1) 、中云注
→宋法花
書名。大唐俗語記 (2)
出典名 (頻度) は、後»書注 (1) 、詩注 (1) 、書云注 (3) 、東云注
信云同記〔大唐俗語記〕(1)
蟲豸¡ 出典名 (頻度) は、蟲豸¡(1)。
注蒙求
大般若
書名。間接引用。出典名 (頻度) は、真云大般若 (1) 、中
云大般若新花厳 (1) 。
(3)。
書名。類音注を引く。高山寺聖教目録に「注蒙求三巻」
などと見える。吉田 (1955:96) による。出典名 (頻度) は、注蒙
求 (5)。
67
真云超悟 (1)
超悟
人名。唐・道宣 (596-667)。引用箇所は無注。出典名 (頻
道宣
「行事鈔」
「聿鈔」
「宣師」の項を見よ。
度) は、道宣 (1)。
長載三量撮
人名・書名。東大寺の長載撰述の三量撮一巻。逸
書名。吉田 (1954b:26) は、
「唐土撰述のもので佛典関
書。蔵俊の因明大疏抄四十一巻に引用がある。東域録にも書名
唐前記
が見える。以上、吉田 (1976a:76) による。出典名 (頻度) は、長
係の私記の如きもの」と推定。出典名 (頻度) は、唐前記 (1)。
載三量撮 (1)。
「東大寺長載」の項も見よ。
東大寺長載
長孫訥言
人名。出典名 (頻度) は、東大寺長載 (1)。
「長載三
量撮」の項を見よ。
人名。出典名 (頻度) は、東云長孫訥言 (1)。
兜沙 書名。後漢・支婁迦讖 (147-186) 訳の佛説兜沙経一巻。
ツ
吉田 (1954a:65) の考証による。出典名 (頻度) は、見兜沙 (1)。
書名。慈恩通俗文 (1)
通俗文
广云通俗文 (3)
人名。出典名 (頻度) は、杜預 (1) 、中云杜預 (1) 、玉云杜豫
杜預
(1) 。
テ
曇鸞・鸞
天請問è慈ー疏 書名。東域録に「〓〓」と見える。出典名 (頻
人名。東魏曇鸞 (476-543?)。無量寿経論偈註解二巻。
大正蔵 40 所収。本文中の割注部分の音注・釈義を引用。吉田
度) は 、天請問è慈ー疏 (1)。吉田 (1954b:31) は「 書名の如く
(1954b:26) を参照。出典名 (頻度) は、曇鸞 (8) 、鸞 (14) 。
見える」とするのみだが 、慈恩の書として問題ない。
ナ
出典名 (頻度) は、中云天台 (1)。
天台
出典名 (頻度) は、憲云内典 (1) 、真云内典 (1) 、中云内典 (4) 、
内典
東云内典 (1) 。
ト
・ 人名。行 。出典名 (頻度) は、 (4) 、 (1) 、中云 南海傳 書名。唐・義浄 (635-713) 撰。南海寄帰内法傳四巻。大
(7) 、真云 (6) 、真云 (1) 、真曰 (1) 、中云行 (1) 、中云 (1) 。 正蔵 54 所収。吉田 (1954a:68) 参照。出典名 (頻度) は、南海傳
(2) 。
書名。吉田 (1955:88) 参照。孫 切韻との関係が問題。山
唐韻
田健三 (1998) は 、切字反切を分析し「 ちなみに 、この分毫字
南都賦
出典名 (頻度) は、巽亠决南都賦 (1)。
弁・分毫字様からの引用と見られる記事の出典表示は、すべて
「唐韻」となっており、分毫字様を付録として持つ「唐韻」が存
在していた可能性を示唆する」と述べる。出典名 (頻度) は、唐
ニ
韻 (3) 、唐韵 (3) 、川云見唐韵 (1) 、〔順〕唐韻 (1) 、中云唐韻 (2) 、中
廿唯識
云唐韵 (1) 、倭名後人加部第四脚足¡唐韵 (1) 。唐韻の直接引用は 6
書名。出典名 (頻度) は、廿唯識 (1)。
条。
日本紀私記
東觀»記 書名。出典名 (頻度) は、東觀»記 (1) 、广云東觀»記
書名。出典名 (頻度) は、日本紀私記 (1) 、順云日本
紀私記 (1) 、川云日本紀私記 (2)。
(1) 。
如幻三昧經
書名。菅原是善の東宮切韻二十巻。逸書。850 年頃の成立。
東
書名。玄応音義からの間接引用。出典名 (頻度) は、
广云如幻三昧經 (1) 。
出典名 (頻度) は、東 (425) 、又〔東〕(4) 、真云見東宮ー (1)。引用
頻度は、図書寮本中第五位。東宮切韻については、吉田 (1955:83)
の他、岡田 (1935a 、1935b 、1935c) 、上田 (1956) 、上田 (1984)
ネ
を参照。
涅槃経
→炎
道行 書名。玄応音義からの間接引用。广云道行 (1)
唐式
書名。間接引用。出典名 (頻度) は、川云唐式 (1)。
然
→湛然
仁王疏
68
→良賁仁王è
出典名 (頻度) は、普門品 (2)。
普門品
ハ
白氏文集・白
書名。出典名 (頻度) は、白氏文集 (1) 、白 (43)。
書名。六巻。空海 (774-835) 撰。出典名 (頻度) は、
文鏡秘府論
文鏡秘府論 (1)。吉田 (1954a:69) 参照。
書名。白居易撰。白氏六帖百巻。吉田 (1955:97) 参
白氏六帖
照。出典名 (頻度) は、白氏六帖 (1)。
ヒ
書名。間接引用。出典名 (頻度) は、然云博物誌 (1)。
博物誌
兵書
書名。間接引用のみ。出典名 (頻度) は、信云兵書 (1) 、信
曰兵書 (1) 。
ヒ
備
→平備
出典名 (頻度) は、屏障具 (1)。
屏障具
蒼 書名。出典名 (頻度) は、 蒼 (1) 、广云 蒼 (1)。
平備
人名。元興寺の法相学者の平備 (生没年未詳)。万葉仮名
和訓が見える。吉田 (1954b:5) は、法華経音義と推定。出典名
書名。出典名 (頻度) は、白虎通 (1)。
白虎通
(頻度) は、平備 (2) 、備 (1) 。
「太賢平備釋不越應」の項も見よ。
匕盧遮那è 書名。吉田 (1954b:265) は 、一行 (683-727) 撰大
日経疏二十巻か覺苑撰義釈演密抄十巻の何れかと推定。唐・善
別è 書名。出典名 (頻度) は、別è(1)。
無畏 (637-735) 一行共訳の大毘盧遮那成佛神変加持経七巻の注
辨色ーー
釈。出典名 (頻度) は、匕盧遮那è(1)。
フ
書名。辨正論。出典名 (頻度) は、辨正侖 (1)。
辨正侖
不可思議
人名。唐不可思議撰大毘盧遮那經供養次第法疏二巻。
大正蔵 39 所収。出典名 (頻度) は 、不可思議 (5) 、釋不可思議
ホ
(3) 。吉田 (1954a:71) に考証がある。
法苑林章
不空
書名。出典名 (頻度) は、川云辨ーーー (1) 、辨色ーー
(1) 。
人名。出典名 (頻度) は、不空 (2)。
書名。唐・窺基撰。詳し くは大乗法苑義林章七巻。
大正蔵 45 所収。吉田 (1954a:74) の考証による。出典名 (頻度)
は、法苑林章 (1)。
武玄之
人名。間接引用のみ。出典名 (頻度) は、中云武玄之 (1)
真云武玄 (1)
普賢品
佛地
「蒋魴武玄之」も参照。
法炬 書名。玄応音義からの間接引用。出典名 (頻度) は、广
云法炬
(1)。
方言
書名。間接引用。出典名 (頻度) は、广云方言 (2) 、茲云方
出典名 (頻度) は、普賢品 (1)。
書名。間接引用。出典名 (頻度) は、茲云佛地 (1) 、真云佛
言 (1)。
地侖 (1)。
中公引仏花
書名。間接引用。出典名 (頻度) は 、中公引仏花
法證
人名。法華翼賛十巻か。出典名 (頻度) は、中云茲云法證 (1)。
(1) 。
法蔵僧都
佛土章
出典名 (頻度) は、佛土章 (1)。
人名。東大寺法蔵 (905-969) 撰大般若経玄文二十巻。
逸書。吉田 (1954b:18) 参照。出典名 (頻度) は、法蔵僧都 (1) 、
法蔵 (2) 、法蔵僧都大般玄文 (1)。東域録に「同( 大般若経)玄
仏本行
書名。玄応音義からの間接引用。出典名 (頻度) は、广
文二十巻
東大寺法蔵撰釋初四百巻云初
」
( 大正蔵 55:1148a )とある。
分疏北院上帙東大寺下帙
云仏本行 (1) 、广云佛本行ー (1) 。
法寶炎è 人名・書名。涅槃経略疏十五巻或二十巻か。東域録、
布斗若正本
書名。出典名 (頻度) は、布斗若正本 (1)。
諸宗章疏録第一に記載あり。出典名 (頻度) は、真云法寶炎è(1)。
69
墨子
書名。玄応音義からの間接引用。出典名 (頻度) は、广云
021210, 憲 (8)
墨子 (1)。
078610, 憲 (14)
115110, 憲 (17)
木¡ 木¡(1)。
142540, 憲 [18]
171110, 憲 (49)
200710, 憲 (21)
法花 書名。出典名 (頻度) は、法花 (1) 、法花 (2)。
227410, 憲 (25)
法花大宋本
266520, 憲 (30)
→宋法花
290640, 憲 (31)
304220, 憲 (35)
書名。撰者不明。法華義記には、梁・法雲 (467-529)
法花義記
撰法華義記八巻(大正蔵 33 )
、撰者未詳残欠本一巻(大正蔵 85 )
などがある。吉田 (1954a:77) は撰者を特定せず。出典名 (頻度)
()
は、法花義記 (1)。
番号。
本草補遺
書名。出典名 (頻度) は、本草補遺 (4)。
本草和名
書名。深根輔仁の本草和名二巻。平安初期成立。古
は成唯識論述記、[] は法華玄賛で 、山本の付した
書名。善珠 (723-797) 撰。因明論疏明燈抄十二巻。大
明燈抄
正蔵 68 所収。慈恩の因明大疏抄の注釈。吉田 (1954a:72) によ
る。出典名 (頻度) は、明燈抄 (2)。
「善珠」の項も見よ。
典全集所収。本草名は和名抄草木部からの引用多く、この書か
ら直接引用は少ない。吉田 (1955:32) の解説による。出典名 (頻
明度 書名。玄応音義からの間接引用。出典名 (頻度) は、广
度) は、本草和名 (2) 、本草和 (1)。本草和名及び本草書につい
云明度
ては、築島 (1965) 、岡西 (1977) などを参照。
本朝式
弥勒è 書名。間接引用。出典名 (頻度) は、茲云如弥勒è(1)。
書名。出典名 (頻度) は、本朝式 (1)。
ム
マ
麻杲
無垢稱疏
人名。間接引用。出典名 (頻度) は、憲云麻杲 (1) 、東云麻
典名 (頻度) は、無垢稱è(1) 、無垢è(1) 、真云無垢è(1)。吉田
書名。吉田 (1955:96) 参照。出典名 (頻度) は、萬葉集
(2) 、禾云萬葉集 (1) 。萬葉集の直接引用は 2
源為憲口遊
書名。慈恩大師窺基 (632-682) 撰説無垢稱疏十二巻。
大正蔵 38 所収。玄奘 (602-664) 訳説無垢稱經六巻の注釈。出
杲 (1) 、中云杲 (1)。
萬葉集
(1)。
条。
(1954a:71) には 2 例とするが 、池田他 (1988) によれば「茲」を
冠して無垢稱疏を引くものが 31 条にも及ぶことが判明した。
人名・書名。源為憲 (生年未詳-1011) の口遊一巻。
無量義 書名。出典名 (頻度) は、無量義 (1)。
970 年 12 月 27 日自序。大須真福寺宝生院本が現存唯一本。図書
メ
寮本所引の口遊の本文は現存本に見えず問題をはらむ。詳しく
は、吉田 (1955:80) を参照。出典名 (頻度) は、源為憲口遊 (1) 、
為憲口遊 (1)。
人名。出典名 (頻度) は、 (8) 、川云見 (1) 、真云 (1) 、中
明憲
人名。興福寺喜多院の明憲 (940-1021)。吉田 (1954b:28)
云
(3)。
は惣料簡私記と推定。その後、山本 (1994) は、その大部分が成
唯識論音義であることを立証。さらに注の採録順位は、慈恩・
弘法・玄応・明憲・中算・真興であるとした(掲出語の順位もほ
ぼ同じ )
。出典名 (頻度) は、明憲 (1) 、憲 (53)。直接引用は 54
モ
孟子
書名。玄応音義からの間接引用。出典名 (頻度) は、广云
条。山本 (1994) は 52 例とするが 、見消の 1 例と同一項に「憲」 孟子 (1)。
が重複する 1 例を除いたため。なお、山本は 、次の項の「 慈」
は明憲からの孫引きと推定。021210 は覆製本 21 頁 2 行 1 段目
毛詩
の意。
(1) 、广云毛詩 (1) 、毛詩序 (1) 。
「詩」の項も見よ。
70
書名。吉田 (1955:97) 参照。出典名 (頻度) は 、玉云毛詩
書名。宋韻からの間接引用。出典名 (頻度) は、宋云
文字指帰
(1954a:72) による。万葉仮名和訓も見える。出典名 (頻度) は、
「善珠」の項も参照。
唯識è序釋 (1)。
文字指帰 (1)。
出典名 (頻度) は、文字品 (1)。
文字品
書名。隋・智 (538-597) 説、灌頂 (561-632) 説。法華文
文句
書名。出典名 (頻度) は、唯識論 (1) 、唯識侖 (2)。
唯識論
有記
出典名 (頻度) は、有 (1) 、有記 (3)。
有人
出典名 (頻度) は、有人 (1)。
句十巻或二十巻。大正蔵 34 所収。出典名 (頻度) は、文句 (2) 、
中云文句 (1) 、文句引成侖 (1) 。吉田 (1954a:77) は直接引用か否
か不明とする。
「弘誓」(図 095-42) の注は文句十下の文 (大正蔵
34:145b) 。
「玄義」の項も見よ。
書名。出典名 (頻度) は、遊仙窟 (2) 、遊 (59) 、同
遊・遊仙窟
〔遊〕(5) 、季云遊仙窟 (1)。
書名。出典名 (頻度) は、文集 (2)。
文集
出典名 (頻度) は、有反古 (1)。
有反古
文集或音義
出典名 (頻度) は、文集或音義 (1)
文選江海賦
出典名 (頻度) は、記云文選江海賦 (1)。
十六巻。瑜伽師地論の注釈。大正蔵 43 所収。出典名 (頻度) は、
瑜伽略纂 (1) 、又〔瑜伽略纂〕(1)。吉田 (1954a:71) に原典との
出典名 (頻度) は、文選師説 (1) 、季云選師 (2) 、季云巽
文選師説
対照ある。池田他 (1988) によれば 、
「茲」を冠する例の中に瑜
師 (1) 、季云巽師説 (2) 、川云巽師説 (2) 、川云文選師説 (3)。川文選
伽略纂を引くものが 5 条がある。
師説 (1) 、
ヨ
出典名 (頻度) は、文選注 (1) 、川云文選注 (1)。
文選注
書名。慈恩大師窺基 (632-682) 撰。瑜伽師地論略纂
瑜伽略纂
出典名 (頻度) は、楊ーー (1) 、楊氏 (1) 、川云楊ーー (1) 、
楊氏
ヤ
川云楊氏 (1) 。
人名。玉篇ないし 玉篇引用文中の案語。出典名 (頻度)
野王案
ラ
は、野王案 (3) 、野 (1) 、野ーー (2) 、玉云野ーー (1) 、中云野ーー
(1) 、玉云野王案 (1) 。
「玉」も見よ。
川云礼記 (1) 、東云礼記 (1) 、广云礼記 (3) 。
出典名 (頻度) は、薬 (1)。
薬
康頼
書名。出典名 (頻度) は、礼 (11) 、玉云礼記 (1) 、真云礼記 (2) 、
礼
鸞
人名。出典名 (頻度) は、康頼 (1)。
→曇鸞
リ
ユ
唯議
書名。出典名 (頻度) は、又〔唯議〕(1) 、唯議 (1)。
陸詞切韻
唯識
書名。出典名 (頻度) は、唯識 (10)。
陸法言
書名。出典名 (頻度) は、川云陸詞切韻 (1)。
人名。出典名 (頻度) は、陸法言 (1)。
唯識疏
書名。慈恩大師窺基 (632-682) 述成唯識論述記二十巻。 理趣è 書名。出典名 (頻度) は、理趣è(1)。
大正蔵 43 所収。吉田 (1954b:18) 参照。出典名 (頻度) は、唯識
è(1) 、真云唯識è(1)。この出典名で述記を直接引用するのは一
律・聿
書名。出典名 (頻度) は、律 (1) 、聿 (15) 、信云聿 (1) 、又
〔 信〕聿 (1) 。
条のみだが 、
「 茲」等を冠して引く注文中に成唯識論述記によ
るものが 27 条ある( 池田他 (1988) )
。
聿集解
書名。出典名 (頻度) は、聿集解 (1)。
唯識 è 序釋 書名。善珠 (723-797) 集の成唯識論述記序釋一
巻。大正蔵 65 所収。慈恩の成唯識論述記の序文の注釈。吉田
聿鈔
71
→行事鈔
書名。出典名 (頻度) は、聿注 (1)。
聿注
六波 書名。出典名 (頻度) は、真云六波 (1)。
劉 人名。中算釈文からの間接引用。出典名 (頻度) は、中云
書名。出典名 (頻度) は、論吾 (2) 、論 (20) 、 侖 (26) 、
論・論吾
書名。出典名 (頻度) は、令 (1)。
令
書名。出典名 (頻度) は、呂氏春秋 (1)。
呂氏春秋
劉 玄範同之 (1)。
广云侖吾 (3) 、中云論吾ーーー
(1) 。
書名。慧沼 (649-714) 述の成唯識論了義燈十三巻か。大
了義燈
典釋文 (1) 、广云論語 (1) 、論吾注
正蔵 43 所収。吉田 (1954a 、1954b 、1955) に未見。出典名 (頻
度) は、了義登 (2) 、了義燈 (1)。
ワ
良賁仁王è 人名・書名。間接引用。唐・良賁 (717-777) 述、仁
或音義
書名。出典名 (頻度) は、公云或音義 (2)。
或反古
出典名 (頻度) は、或反古 (5)。
王護国般若波羅蜜多経疏七巻(大正蔵 33 所収)
。東域録にあり。
出典名 (頻度) は、真云良賁仁王è(1)。
或文集□義
ル
出典名 (頻度) は、或文集□義 (1)。
倭名或本、倭名後人加部第四脚足¡、倭名草¡、倭名林野¡ ¡亠决 (類音决)・¡ 書名。郭 撰一切経類音決八巻。逸書。智
証大師将来目録に「新定出典名 (頻度) は、¡亠决 (1) 、類 (1) 、 →川・順
¡(158) 、又¡(1) 、又〔 ¡ 〕(3) 、中云¡亠 (2)。吉田 (1954b:7)
は、
「 ¡亠决」
「 ¡ 」等が一切経類音決であることを考証し 、一
参考文献
切経の音義書としたが 、西原 (1988) は「字書・音義書などでは
なく、類似した字形の文字を弁別するための字様の一種である」
と異論を呈した。池田 (1993b) は、可洪「新集蔵経音義隨函録」
( 後晋・天福五 [940] 年成)の後序に「蔵経音決」の一つとして
挙げられていることから、一切経の音義書としてよいとした。
さらに池田 (1995) でその内容や図書寮本との関係を考察し 、部
首分類体であったこと、図書寮本撰者は全載の方針ではなかっ
たことを指摘した。
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留志
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レ
列
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書名。出典名 (頻度) は、列 (28) 、 列ー (1) 、列伝 (1) 、列
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ロ
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訓の引用法について|叡山文庫蔵息心抄所引の真興大般若経音
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訓との比較より|, 訓点語と訓点資料 85
名義抄』, 勉誠社
橋本不美男 (1976b) 図書寮本類聚名義抄出典索引,『図書寮本
山本秀人 (1992) 図書寮本類聚名義抄における標出語の採録法
について |注文の出典との関連を視点に |,『小林芳規博士退
類聚名義抄』, 勉誠社
官記念国語学論集』, 汲古書院
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書院
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点資料 2
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吉田金彦 (1954b) 図書寮本類聚名義抄出典攷 (中), 訓点語と訓
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点資料 3
宮澤俊雅 (1976) 倭名類聚抄二十巻本諸本の類別, 国語と国文
吉田金彦 (1955) 図書寮本類聚名義抄出典攷 (下一), 訓点語と
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渡辺修 (1953) 図書寮蔵本類聚名義抄と石山寺蔵本大般若経字
京大学出版会
抄について , 国語学 10
宮澤俊雅 (1977b) 図書寮本類聚名義抄と妙法蓮華経釈文,『松
村明教授還暦記念国語学と国語史』, 明治書院
付記
宮澤俊雅 (1986) 図書寮本類聚名義抄と倭名類聚抄,『松村明教
授古稀記念国語研究論集』, 明治書院
宮澤俊雅 (1987) 図書寮本類聚名義抄と篆隷万象名義, 訓点語
本稿は、平成 8 年度科学研究費・基盤研究 (C)「図書寮本類聚
名義抄出典索引の作成に関する研究」
( 課題番号 08610425 、研
究代表者:池田証壽、600 千円)による研究成果の一部である。
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