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大学と危機管理

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大学と危機管理
九州大学グローバル30
第4回 九州・山口地域の大学国際化ワークショップ
大学と危機管理
1
大学と危機管理
—立命館アジア太平洋大学の経験から—
立命館アジア太平洋大学の経験から
2013年3月6日
立命館アジア太平洋大学
アカデミック オフ ス 大嶋名生
アカデミック・オフィス
[email protected]
APUについて 多文化キャンパス
2
ヨーロッパ(102)
アジア(2262)
日本(3208)
中東(14)
アメリカ(89)
アフリカ(42)
日本を含む
オセアニア(17)
世界84カ国・地域から、国際学生2526名、国内学生3208名
開学以来、約130カ国・地域の学生が学んだ
※2012年5月1日現在学生数。
開学時に掲げた目標
3
◆3つの「50
◆3つの「50」
*国際学生(留学生)の割合 50%
*学生の出身国・地域
*学生の出身国
地域 50カ国
50カ国・地域以上
地域以上
*教員構成(外国籍教員比率) 50%
世界でも例を見ないマルチカルチュラル・キャンパス
世界でも例を見な
チカ チ ラ キャン
多文化環境の中で学生が真に成長する教学創造
国際学生44%/83カ国・地域/外国籍教員50%
※2012年5月1日現在。
従来の発想を超える大学デザイン
4
(1) 学年暦
: 秋入学への対応(年2回の入学・卒業)
(2) 言語の壁
: 「英語基準」での受け入れ(日本語不問)
「英語基準 での受け入れ(日本語不問)
(3)) 教育言語
(
: 日英
日英2言語教育
言語教育
(4) 教育システム : 「学生を学ばせきる」教育
(5) 学生リクルート : 世界中での学生募集、海外オフィス
(6) ライフサポート : 国際学生寮、奨学金、キャリア支援
国際学生寮 奨学金 キャリア支援
(7) ネットワーク
: 地域、企業、大使館、海外大学、高校
APU学生の特徴と目指す人材像
5
◆APU学生の特徴・・・企業等から評価される点
・世界を変えたいという高い志
世界を変えたいという高い志
・チャレンジ精神
・We can do it ! の気構え
・世界で起きている出来事(人々)への共感力
・人を巻き込んで一緒に創っていく協働力
・Small Worldから、さらにReal worldへ(Student Mobility政策の推進)
「出る杭」でも打たれない多文化環境の中での成長力
出る杭」でも打たれない多文化環境の中での成長力
◆私たちが考えるグローバル人材とは?
高い志やチャレンジ精神を持ち どんな困難があっても果敢に乗り越えようとする強い意志と逞しさがあり 主体的かつ責任をもって問
高い志やチャレンジ精神を持ち、どんな困難があっても果敢に乗り越えようとする強い意志と逞しさがあり、主体的かつ責任をもって問
題解決をはかり、そのために異なる文化や価値観、立場の人々とも相互に理解し合い、協働することのできる能力や行動特性・感性を
持った地球市民。
◆キャンパスという自由な空間において、外国人と深い友情や絆を築いていく経験は、遠く離れた異文化の人々への共感力を育み、多様
性と文化の融合から創造性や新たな価値を生み出す素養を形成する。
◆本学が目指すグ
◆本学が目指すグローバル人材は、単にグローバルな競争に打ち勝つエリート的な人材ではなく、
バル人材は 単にグ
バルな競争に打ち勝
リ ト的な人材ではなく
「信頼と友情を育むことのできる心あるグローバル人材」 (2012年度文科省グローバル人
材育成推進事業・全学タイプ型に採択)
本題:APUにおける危機管理
本題
APUにおける危機管理
6
多様な学生が集い、かつ学生の海外派遣を進める大学
多様な学生が集い
かつ学生の海外派遣を進める大学
⇒さまざまな危機管理体制の整備の必要性
(1) 過去の流れ(2005年~)
⇒留学生の派遣プログラム・派遣数の増加
2005年425名⇒2011年620名
⇒Student Mobility政策の積極的な展開(大学経費+GP事業等)
⇒包括海外旅行傷害保険への加入を義務づけ(株・クレオテック)
⇒2006年夏・教学部研修の一貫で危機管理セミナー(シミュレーション)実施が契機
○危機管理セミナ 内容
○危機管理セミナー内容
「海外留学生安全対策協議会(JCSOS・詳細後述)」との共催により、学生の海外
渡航などにおける緊急事故発生を想定した「危機管理セミナー(模擬訓練)」を実施し、
危機管理にかかる外部評価を実施( 006年夏)。
危機管理にかかる外部評価を実施(2006年夏)。
(2)海外派遣に伴うリスクの発生
現地での疾病や事件事故対応(随時発生)
豚インフル(2009年4月)メキシコ協定大学派遣中止5名→派遣大学振替措置
危機管理強化の必要性
(1)専門機関との連携の強化
7
2005年~ 海外留学安全対策協議会(JCSOS)への加盟
http://www.jcsos.org/
JCSOSとは・・・
・学校法人を対象に海外派遣の研修や活動の際に必要な知識を提供する特定非
学校法人 対象に海外派遣
修や活動 際に必
知識 提供
特定非
営利活動法人。
JCSOSの正会員である立命館アジア太平洋大学(APU)に対して、学生および教職
・JCSOSの正会員である立命館アジア太平洋大学(APU)に対して、学生および教職
員の海外渡航に関わる事柄を、危機管理の観点から包括的なサポートを行う。
・JCSOSの危機管理システム(J-TAS、詳細後述)は、JCSOSが精査・選考をした賛
助会員 指定企業より構成 このシステムでは 立命館アジア太平洋大学の学生や
助会員・指定企業より構成。このシステムでは、立命館アジア太平洋大学の学生や
家族から、事の大小に関わらず24時間365日体制で受付・対応を行う。
<理事>
理事長/池野 健一
理事/服部 誠
理事/櫻井 光政
理事/大野 幸郎
理事/能勢 美昭
オックスフォード国際教育カレッジ 代表
元一橋大学国際化推進本部総括ディレクター
桜丘法律事務所 弁護士、日弁連司法支援センター推進本部スタッフ弁護士部会部会長
OTOA(社団法人日本海外ツアーオペレーター協会)理事
国際観光学会元副会長
危機管理強化の必要性
(1)専門機関との連携の強化
8
2010年~ JCSOSによる危機管理支援システム(JCSOS Total Assistance
Service) )利用開始:業務負荷軽減にも貢献
J TAS
J-TAS
各種電話相談
専門医による健康相談
24時間365日対応
連携対応
学生
(ご家族)
経験豊富な危機
管理対応
看護士以上の
医療従事者が対応
専門医相談対応
配布カードサンプル
事故対応
アドバイス
医療相談回答
このカードの裏面記載フリーダイアル番号では、世界各国から24時間365日相談・緊急対
応相談が可能です。また、海外健康電話相談サービスでは、救急救命士と看護士以上の
資格を持つ医療従事者が応対し、心の悩み相談を含めた専門医相談が可能です。
(海外危機管理サポートデスクは2言語(日本語・英語)に対応。ただし、海外健康電話相
談サービスは日本語のみなので、英語で健康相談を希望する場合は、海外危機管理サ
ポートデスクへ連絡すること。)
APU
(大学)
危機管理強化の必要性
(1)専門機関との連携の強化
9
J-TASの支援を受けたケース;
① 現地ホームステイ先で現金を紛失
 JCSOS担当者より対応のアドバイスを頂いて円滑に対応。
② フィリピンに留学中の学生がデング熱で入院
 デング熱は初めて罹った場合と2度目とで対処方法が大きく異なり、また、対処方法を
誤ると命取りになる。
誤ると命取りになる
 一次対応として、海外でかかりやすい病気、症例に熟知しているJ-TAS担当者の適当
なアドバイスを頂き、対応。
J-TAS加入のメリット;
 J-TASへの問い合わせ案件は全て大学へ報告され、急病や緊急対応他、大学が関知
しない案件の対応状況の把握が可能。
 危機発生時の対応全般に渡る助言。
危機発生時 対応全般に渡る助言
 テロ、デモ等、予想される危機に関する情報がメールマガジン(詳細後述)連絡があり、
必要に応じて、学生、教員等に注意喚起可。
危機管理強化の必要性
(1)専門機関との連携の強化
10
JCSOS加盟会員に送付される定期メールマガジン情報(JCSOSの承諾を得て、一部抜粋)
JCSOS加盟会員に送付される定期メ
ルマガジン情報(JCSOSの承諾を得て
部抜粋)
*JCSOSホームページ(http://www.jcsos.org)のアップデート情報の提供:学生へ適宜送信
【アジア 大洋州】
【アジア・大洋州】
[ベトナム] 青耳病及び鳥インフルエンザに対する注意喚起について
[インド] ハイデラバードにおける大規模テロの発生について
 【米州・(含む中・南米)】
[米国] 悪天候による死者の発生について
[メキシコ] 外国人襲撃事件の続発
 【ヨーロッパ】
[スペイン]
[
] 大規模デ
大規模デモについて
て
[ロシア] 公共の場における喫煙規制法案について
 【中東・アフリカ】
[トルコ] 一斉捜査でテロを阻止、容疑者11人逮捕

JCSOS海外要注意日情報 2013年3月4日版
(3月4日~3月17日迄)の海外要注意日情報をアップデートいたしました。
危機管理強化の必要性
(2)APU危機管理ガイドラインの作成
11
他大学の実践例や毎年の蓄積例を踏まえ改定(現在2013年1月版)
1.ガイドライン(考え方)
2 海外生活における安全対策の基本的心構え
2.海外生活における安全対策の基本的心構え
3.出発前
4 到着後
4.到着後
5.危機管理について
6 渡航先の注意点
6.渡航先の注意点
7.チェックリスト
8.安全管理情報リンク
9.安全対策の目安
10.危機管理チェック(まとめ)
危機管理強化の必要性
(3)教職員のための危機管理ガイドラインの作成(海外派遣)
12
危機管理にかかる基本方針や危機管理に関する考えをとりまとめ、
危機管理にかかる基本方針や危機管理に関する考えをとりまとめ
教職員で活用するもの(毎年の事例を踏まえて改訂)。
1.初期対応
1
初期対応
2.対策本部設置の場合の作業フロー






本部
学生・家族対応
情報収集・現地派遣担担当
渉外・手配担当
総務・経理
広報メディア
3 派遣可否判断
3.派遣可否判断


外務省安全対策情報
JCSOSからの情報
4 通常時の危機管理の考え方
4.通常時の危機管理の考え方
学生の海外派遣の流れ
「参加決定後~出発~現地での実習」における一連の流れ①
13
 本学で実施する海外派遣プログラムの全参加者は、下記が必須。
(1)渡航前の保険・予防接種(感染症)ガイダンス
(2)海外渡航に備えて必要な情報と留学生活での心構え および海外プログラ
(2)海外渡航に備えて必要な情報と留学生活での心構え、および海外プログラ
ムの危機管理授業
*出席を義務付け
 ガイダンス・授業に加え、プログラム参加決定後、健康調査も実施する。
 学生部(スチューデント・オフィス)の協力も得て、ヘルスクリニックからも健康
状況を確認
状況を確認。
 参加者が低回生中心の海外言語研修(言語イマージョン=集中訓練)では、
別途、異文化適応に関するワークショップを実施。異文化適応、現地での生
活
活をイメージしながら準備を進める。
ジし が 準備 進
学生の海外派遣の流れ
「参加決定後~出発~現地での実習」における一連の流れ②
参加決定後 出発 現地での実習」における 連の流れ②
14
受講者ガイダンス
・ 保険の説明、加入申し込み
・ 予防接種、感染症予防に関する講義 (ヘルスクリニックを通して予防接種申込み)
(既往症、アレルギー等の確認)
等の確認)
・ 健康状況自己申告書の説明、提出 (既往症、アレルギ
↓
APUヘルスクリニックに学生健康状況確認
↓
健康状況自己申告書の内容に基づき、必要に応じて学生と職員が個人面談
↓
健康状況自己申告書、個人面談内容、ヘルス情報等、随時担当教員と情報を共有
↓
派遣前ガイダンス(危機管理授業・詳細後述)
・ 危機管理意識向上を促す講義、APUガイドラインの説明、危機発生時の対応説明
・ 携帯緊急連絡先カードの記入、JCSOS(危機管理システム)について説明、等
携帯緊急連絡先カ ド 記入 JCSOS(危機管理シス ム)に
て説明 等
↓
派遣先機関へAPU危機管理体制、JCSOSの活用に関して連絡
派遣前ガイダン の強化①
派遣前ガイダンスの強化①
15
最近の強化のポイント
 JCSOS等との密な連携の促進
 学生向け危機管理ガイドラインの活用(十分な情報の提供)
 予防接種
 2012年冬派遣学生向けガイダンス例
【4時限】
14:20-14:35
0
35 危機管理に関する講義 【教員】(詳細後述)
14:35-14:55 体調管理に関する注意 【ヘルスクリニック】
14:55-15:05 海外旅行保険証書の配布【オフィス】
15:05-15:20 携帯緊急連絡カードの記入【オフィス】
15 20 16 05 保険に関する説明(海外旅行保険及びJ-TASサポート)【オフィス】
15:20-16:05
保険に関する説明(海外旅行保険及びJ TASサポ ト)【オフィス】
[5時限]
グラ 別 イダン 【教員】
16:15 – 17:40 プログラム別ガイダンス【教員】
派遣前ガイダンスの強化②
危機管理ガイダンス配布資料(抜粋)①
16
危機って何?
What is Risk?
犯罪
Crime
?
病気
Sickness
天災
Natural
Disaster
テロ
Terrorists
Attack
派遣前ガイダンスの強化②
危機管理ガイダンス配布資料(抜粋)②
17
どの位危険か How dangerous?
10万人あたり per 100,000
国
犯罪率
Crime rate
殺人
Murder
強姦
Rape
日本
Japan
2.3%
1.1
6.52
タイ
Thailand
0.25%
8.07
オーストラリア
オ
ストラリア
Australia
7.48%
3.62
81.41
窃盗
Theft
イギリス
UK
9 34%
9.34%
18 51
18.51
16 23
16.23
窃盗
Theft
Th
f
アメリカ
US
4.16%
5.61
32.05
窃盗
Theft
カナダ
Canada
8.57%
4.10
78.08
最も多い犯罪
The most common crime
窃盗
Theft
麻薬
Drug
窃盗
http://aplac.info/gogaku/icpo.html
Theft
派遣前ガイダンスの強化②
危機管理ガイダンス配布資料(抜粋)③
18
どうしたら避けられるのか
How can you avoid crisis?






「君子危うきに近寄らず」
危険を感知する能力を身につける
危機に入ってしまったときに逃れる方法を常に考える
Be smart and avoid the dangerous area/occasion.
Learn to have a good sensitivity to perceive danger.
Think how you can escape from the crisis situation.
ICPO調査
派遣前ガイダンスの強化②
危機管理ガイダンス配布資料(抜粋)④
19
you could become…
 いつでも加害者になる事があるという認識
 You could become a victimizer
victimizer.
派遣前ガイダンスの強化②
危機管理ガイダンス配布資料(抜粋)⑤
20
まとめ Summary
 もう日本ではない、という意識を持ち続けること
 「悲観的に準備し、楽観的に行動する」
悲観的に準備し、楽観的に行動する」
 You are no longer home.
home
 Prepare pessimistically, and act optimistically.
APUガイドラインより/from APU Guideline
緊急連絡カ ド(黄色)とJ TASカ ドを携帯すること!
緊急連絡カード(黄色)とJ-TASカードを携帯すること!
Always carry Emergency Contact Card (Yellow) and J-TAS Card!
学生派遣(出発)後の対応
個別プログラムのケ ス
個別プログラムのケース
21
言語イマージョンプログラム 108名(以下、派遣数は2012年のもの)
・ 引率、巡検教職員が健康状況等を確認
・ 全言語プログラム共通の「イマージョンプログラム質問表」を用いて、現地での
生活面 学修面についてヒアリング実施
生活面、学修面についてヒアリング実施。
・ 時期を違えて引率者、巡検者が現地入りする場合、ヒアリング内容を共有し、
必要に応じて学生の状況を見守る。
FIRST(1回生向け異文化体験学習)157名
フィ ルドスタディ約77名
フィールドスタディ約77名
・ 引率教員が、学生の状況を随時観察する。
・ FIRST引率学生向けのトレーニング強化(2012年~)
交換留学派遣プログラム68名
・ 現地到着後~留学中を通して、APU担当職員へ状況を報告する
いずれも緊急時の対応が必須で、
海外及び国内担当者の携帯は、手放せない。
受入れ留学生にかかる対応
個別ケ スのご紹介①
個別ケースのご紹介①
22
【短期受入れ前】
持病等の有無の調査を事前に実施(ただし自己申告)
・Self-report of Health Condition & Special Needsの記入と回収
・Medical Consent Formの記入と回収
海外旅行者保険加入の徹底 到着後コピ 提出(又は派遣元大学よりコピ 提出)
海外旅行者保険加入の徹底→到着後コピー提出(又は派遣元大学よりコピー提出)
【短期受入れ中】
教員
workshopを実施
p 実施
ストレスやカルチャーショックに備えて、教員によるMulticultural
Emergency Contact Cardの配布
緊急連絡(オフィス用携帯電話)の周知
ヘルスクリニック(カウンセリング含む)の案内
国内旅行保険の加入(フィールドトリップ中などの事故に備えて)
大分県外に出る際にはTravel Notification formを提出させる
学習困難な学生層に対して、日本語コーディネーターと職員でヒヤリング・対応
【その他、キャンパスにおける危機管理・例】
オンキャンパス居住寮(1300名規模)における地震・火災・急病怪我等の対応
寮長(Resident Assistant)向け研修、防災の心得周知、避難訓練の実施(毎セメスター)
Assistant)向け研修、防災の心得周知、避難訓練の実施(毎セメスタ )
受入れ留学生にかかる対応
個別ケ スのご紹介②
個別ケースのご紹介②
23
東日本大震災にかかる対応例
・東日本大震災や福島での原発事故の影響による風評被害等にかんがみて、
大分県が発表する放射性物質に関する情報を外国語に翻訳。
・大学のホームページや動画投稿サイト「ユーチューブ」を通して発信。
発信言語:12ヶ国語
中国語(繁体字・簡体字)、韓国語、英語
中国語(繁体字・簡体字)
韓国語 英語
インドネシア語、ベトナム語、ネパール語
シンハラ語(スリランカ)、タイ語、日本語
クメール語(カンボジア)
ベンガル語(バングラデシュ)
~他大学連携のさらなる強化へ~
APUでの取り組みご紹介①
24
海外危機管理研修会の開催(2012年11月)
・文部科学省によるグローバル人材育成推進事業(全学型・タイプA)の採択を受け、他大
学にも開放する「オープンSD/FD」の一貫として開催。
・危機管理の重要性を認識し、危機管理に関するノウハウを共有する機会。
・APU30名、他大学関係者18名によるグループワーク形式。
プログラム日程:
9:30~13:30 危機管理シュミレーション
14:30~15:30 危機管理体制の見直し
*想定される危機やAPUや各参加大学が持ち寄る
過去の事例をもとに今後の危機管理について検討
事
今
機管
検討
15:40~17:00 キャンパス見学
他大学の参加者アンケート結果
Q 4 ・ 意識・ 理解が変わっ たか
どちらともいえ
ない
6%
少し変わった
39%
あまり変わらな
かった
0%
全く変わらな
かった
0%
とても変わった
55%
~他大学連携のさらなる強化へ~
APUでの取り組みご紹介②
25
世界で活躍する日本発グロ バル人材
世界で活躍する日本発グローバル人材
~APU13年の歩みと卒業生のメッセージ~
日時:2013年3月16日(土)13:00~17:00
日時
年 月 日( )
場所:立命館アジア太平洋大学
基調講演:
田籠喜三氏(Talent Growth Support代表・
元富士通株式会社人事部長)
パネルディスカッション:
横山国際経営学部長、山本就職部長
在学生及び国内外の卒業生(留学生・日本人)
座談会:
世界で活躍する多数のAPU卒業生と
新入生及び参加者による少人数での座談会
*参加費無料
*お申込み([email protected], 0977-78-1101)
危機管理~今後の課題①~
26
(1) 教職員による役割分担
 教員・・・担当科目の領域における専門家・SME(Subject Matter Expert)
引率中の危機管理にかかる基本対応の徹底
 職員・・・各種の設計運営担当、リソース(体制・予算)調達
危機管理の評価システム構築 サポ ト プ グラム運営
危機管理の評価システム構築、サポート・プログラム運営
学生動機づけに資する「教育的」職員への転換へ
(2) 情報収集/情報管理
 災害・事故等(特にニュースが入りにくい地域等の)迅速な情報収集
 学生の居所のアップデート
危機管理~今後の課題②~
27
(3) マニ
マニュアル・ガイドライン関係の高度化
アル ガイドライン関係の高度化
↑↓ 相互のバランス
(4) マニュアルに頼りすぎないフレキシビリティの養成
 とっさに動けるような教職員のキャパシティ+日常的なアンテナ感度
(5) 危機管理を念頭に置いた実施プログラムの厳選
↑↓ 相互のバランス
(6) 多様な形態/地域(非伝統的地域等)での学生への
アクティブラーニング(Active Learning)の場の提供
APUは未だ発展途上、進化が問われるのはこれから。
A
は未だ発展途上 進化が問われるのは れから
開学13年の経験をベースとして、さらに先へ。
28
ご清聴 ありがとうございました。
ありがとうございました
ご質問をどうぞ。
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