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ABUロボコン2006 クアラルンプール大会 ベトナムのホーチミン市工科
(報道資料) ABUロボコン2006 2006年9月10日 NHK広報局 クアラルンプール大会 ベトナムのホーチミン市工科大学が3度目の優勝! ∼日本代表・東京農工大チームはベストアイデア賞∼ 手作りのロボットの技術とアイデアを競う第5回「ABUロボットコンテス ト(ロボコン)」が、本日10日、マレーシア・クアラルンプールのプトラ世界 貿易センターで開催されました。NHKがABU(アジア太平洋放送連合)の 加盟放送機関に呼びかけて始まった大会で、東京、バンコク、ソウル、北京に 続き、今年で5回目になります。今年は、日本を含む18の国と地域から選抜 された19チームが、ロボットの性能、アイデア、そしてチームワークを駆使 してチャンピオンの座を目指しました。会場には、マレーシアの学生ら、およ そ1300人の観客が訪れ、声援を送りました。 開会式では、ABUの会長でもあるNHKの橋本元一会長が挨拶し、「手作り ロボットのアイデアや技術を競うことを通じて、科学技術やもの作りへの関心 をいっそう高め、将来、それぞれの国や地域の発展を支える人材に育ってほし いと思います。試合の3分間はライバルですが、コンテストの後はお互いの文 化に対する理解を深め、交流の輪を広げていただきたいと思います。」と、各国 の学生たちを激励しました。 今年の競技は、マレーシアの首都クアラルンプールのランドマークとして有 名なツインタワーがモチーフ。フィールドの外側では手動ロボットが8つのブ ロックを積み上げてタワーを完成させ、フィールドの内側では自動ロボットが スカイブリッジ(渡り廊下)を作り上げる。 競技の結果、19チームの頂点に立ったのは、ベトナムのホーチミン市工科 大学。決勝戦で、初出場のタイのサムットソンクラーン大学を破り、2002 年の第1回大会、04年の第3回大会についで、見事3回目の優勝(グランプ リ)に輝きました。 -1- 一方、今年初めて日本代表の座を獲得した東京農工大学チームは予選を2試 合とも圧倒的な強さで勝ち、ベスト8に進出しました。決勝トーナメントでは 初戦で対戦したベトナムのホーチミン市工科大学に敗れましたが、早いスピー ドで防御しながら得点するアイデアが審査員団から評価され、ベストアイデア 賞が贈られました。 また、審査員団が技術、アイデア、デザインなどを総合的に見て最も高く評 価したチームに贈られるABUロボコン大賞は、マレーシアのマレーシア工科 大学に決まり、橋本元一会長から、賞状とカップが授与されました。 NHKでは、日本チームを中心に参加各国の学生の奮闘振りを紹介するドキ ュメントを、下記の日程で放送する予定です。 <放送予定> 「ABUロボコン2006クアラルンプール大会」 ● 10月 9日(月・祝)総合テレビ 午前10時05分∼11時35分 ● 10月15日(日)BS-hi 午後4時30分∼6時00分 ABUロボコンは、NHKが提唱して2002年に始まったABU(アジア 太平洋放送連合)主催の大会で、アジア太平洋地域の若いエンジニアを育成し、 当地域の発展に貢献すると同時に、共同制作における広範な人材と情報の交流 を通じて、アジアの放送文化の向上を推進することが目的です。 来年の大会は、ベトナムのハノイで開催される予定です。 -2- <参考> 参加各国の状況について ABUロボコン 競技課題 参 加 国 ・地域 2002 年東京大会 2003 年バンコク大会 2004 年ソウル大会 2005 年北京大会 2006 年クアラルンプール大会 富士山頂をめざせ タクローの覇者 織姫と彦星 万里の長城を照らせ ツインタワー・ビルダー 19 19 19 19 18 <参考> 各国・国内大会参加 チーム総 参加者総数 数 235 3500 573 6500 817 9000 1041 11500 923 10153 「ABUロボコン」の優勝・準優勝チーム 年度 開催地 優勝・準優勝/チーム名 2002年 日本・東京 ① ベトナム/ホーチミン市工科大学 ② 中国/中国科学技大学 2003年 タイ・バンコク 2004年 韓国・ソウル ① ② ① ② 2005年 中国・北京 <参考> タイ/スワンデンディン技術専門学校 タイ/キングモンクット工科大学 ベトナム/ホーチミン市工科大学 中国/西南科技大学 ① 日本/東京大学 ② 中国/北京科学技術大学 日本代表チームの成績 年度 参加チーム名 成績 ベスト4 ベスト4 第2回 2003年 ○ 豊橋技術科学大学 ○ 金沢工業大学 ※開催地のため、2チームが参加 ○ 愛知工科大学 第3回 2004年 ○ 東京大学 予選敗退 第4回 2005年 ○ 東京大学 優勝 第1回 2002年 -3- ベスト4 ABUロボコン 2006 クアラルンプール大会 国/地域・放送局 バングラデシュ BTV(バングラデシュテレビ) ブルネイ 2 RTB(ブルネイ国営放送) 中国 3 RTPRC(中国国家ラジオ映画テレビ 総局)/CCTV(中国中央電視台) エジプト 4 ERTU(エジプトラジオテレビ放送連合) フィジー 5 FIJI TV(フィジーテレビ) 香港 6 RTHK(香港特別行政区放送局) インド 7 DDI(インド国営テレビ) インドネシア 8 TVRI(インドネシア国営テレビ) 日本 9 NHK(日本放送協会) 韓国 10 KBS(韓国放送公社) マカオ 11 TDM(マカオテレビ放送) 1 12 13 14 15 16 17 18 マレーシア RTM(マレーシア国営放送) モンゴル MPRTV(モンゴル公共ラジオテレビ局) ネパール NTV(ネパールテレビ) サウジアラビア SAB(サウジアラビアラジオテレビ) スリランカ ITN(インデペンデントテレビ) タイ Modernine TV・MCOT(モダナインテレビ) ベトナム VTV(ベトナムテレビ) 参加国・大学・チーム 代表大学 チーム名 バングラデシュ工科大学 MECH.BUET ジェフリボルキア工科大学 SAMOT 2006 西安交通大学 Inspire アラブ科学技術アカデミー Al Kawaser 南太平洋大学 PACSEA-Swift 香港大学 SAPIENTIA ネルマ大学 Team NIT スラバヤ電子工学ポリテクニック DEPTH4 東京農工大学 RUR 韓国技術教育大学 STARDOM マカオ大学 UMAC Jubilee Team マルチメディア大学 MMU マレーシア工科大学 RoboMask モンゴル科学技術大学 Sky Bridge トリブバン大学 SID-10 Nepal キング・アブドゥルアジーズ大学 Robo Knights ペラデニア大学 UOP サムットソンクラーン技術大学 Hoi Lod ホーチミン市工科大学 BKPRO 18の国と地域から19チーム出場 -4-