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赤十字秋田 - 日本赤十字社秋田県支部

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赤十字秋田 - 日本赤十字社秋田県支部
(1)2014(平成26年度) 秋 号
№67
Japanese Red Cross Akita Journal
赤十字秋田
■編集・発行
日本赤十字社秋田県支部
〒010-0922 秋田市旭北栄町1-5
TEL 018-864-2731 FAX 018-864-6852
U R L http://www.akita.jrc.or.jp/
E-mail [email protected]
Japanese Red Cross Akita Journal
日本赤十字社第一ブロック支部合同災害救護訓練を開催!
~北海道・東北の赤十字救護班が秋田に集結~
「指揮命令系統」の確認に重点
日本赤十字社第一ブロック(北海道・東北)支部
合同災害救護訓練が、9月26日、27日の2日間に
わたり日本赤十字秋田看護大学・短期大学を主会
場に開催され、各道・県支部から参集した医療救護
班や防災ボランティア、学生ら総勢約400人が大規
模災害への対応を確認しました。
訓練は、26日午前7時に秋田市直下を震源とす
る震度6強の地震が発生し、日赤秋田県支部から応
援が要請された想定。日赤各道・県支部から派遣さ
れた救護班らは、正午過ぎにかけて続々と集結し、
順次、整列・敬礼し到着報告を受けて、訓練を開始
しました。
今回の訓練は、東日本大震災の混乱した現場活
動で課題となった「指揮命令系統」について学習す
ることを大きなテーマとして実施しました。
効果的な意思決定とそれに基づいた的確な行動
がとれるよう、初日には「図上訓練」におけるグルー
プ討議や「学習訓練」の講義により、基本的事項を
確認しました。
東日本大震災後、日赤各支部には、風雨・雪に強
く結露しにくいシェルター型の仮設 救 護 所用「ド
ラッシュテント」が配備されています。今回の訓練で
は、このテントを各支 部が持ち寄り2張りを連 結
し、翌日の「実動訓練」の現場救護所として活用し
たほか、野営用のテントも設営し、救護班らがここ
に寝泊まりする訓練も行いました。被災地における
寝食は全て自己完結という設定からです。
「実動訓練」で学習の成果を確認
2日目の「実動訓練」は前日の学習を踏まえ、
「現
地災害対策本部」、
「防災ボランティアセンター」か
らの指示に基づき、情報を共有しながら系統だった
救護活動を行うことを目的に実施しました。
日赤秋田看護大・短大グラウンドに開設した「現
救護所となる
「ドラッシュテント」
の展開訓練
図上訓練~指揮命令系統を確認~
場救護所」では、次々と搬送されてくる傷病者に対
する医療救護活動が行われ、総括するリーダーの指
示のもと、患者情報の取りまとめや救急搬送の手配
など、
「現地災害対策本部」と頻繁に無線連絡を取
りながら多様な対応に追われました。
救護班らは「避難所」として設定した上北手地区
コミュニティーセンターや中央シルバーエリアにも
移動し、災害対策本部との情報共有を心掛けなが
ら、巡回診療やこころのケア活動を実施しました。
実動訓練~傷病の度合いに応じた手当~
実動訓練~次々と搬送されてくる傷病者~
避難住民役として参加した赤十字奉仕団、日赤秋
田看護 大・短大学生のほか一 般のボランティアの
方々の被災者になりきった演技によって、臨場感の
ある訓練を行うことができました。
「実動訓練」終了後は、昼食に秋田市赤十字奉仕
団の炊き出しによるカレーライスをいただいた後、
訓練の検証を行い、
「被災者の声を聴くことの大切
さ」や「赤十字の行うべきは、人を人として扱う救
「こころのケア」
も救護班の役割のひとつ
避難所への
「巡回診療」
を想定した訓練も実施
護」であることなどを確認しました。
赤十字広報特使
「藤原紀香さん」がサプライズで登場!!
~赤十字キッズタウンを開催しました~
5月は赤十字の創設者アンリ―・デュナン生誕の月、
世界赤十字デーなど赤十字にゆかりのある月であるこ
とから「赤十字運動月間」と定め、全国各地でイベント
を開催しています。
日赤秋田県支部では、子どもたちが赤十字職員とな
り、皆で働き、学び、遊ぶことを通して親子一緒に赤十
字を知っていただく体験型のイベントを、5月24日、秋
田拠点センター「アルヴェ」のきらめき広場を会場に開
催しました。
参加した子どもたちは、秋田県内にある赤十字施設
の業務を体験できる6つのブースで、それぞれ救護服、
白衣、看護実習衣やエプロンに着替えて、災害救護体
赤十字広報特使「藤原紀香さん」
と佐竹支部長が会場に! 験や、医師・看護師・薬剤師、献血業務、保育士などの
仕事を元気に頑張ってくれました。
また、秋田県知事でもある佐竹支部長と一緒に、サプライズゲストの赤十字広報特使「藤原紀香さん」
も登場しました。広報特使は、子どもたちと一緒にお仕事体験をするなど、参加した皆さんとの交流を深
めました。
たくさんの方々にご参加いただき、スタッフ一同、心から感謝しております。ありがとうございました。
日本赤十字社の公式
マスコットキャラクターが誕生!
5月8日の世界赤十字デーに、日本赤十字社の
公式マスコットキャラクター「ハートラちゃん」が
誕生しました。
「苦しんでいる人を救いたい」
という強い思いで、
ハートランドの森からやってきたハートラちゃん。
おでこの赤十字標章、
大きなハート型の耳や真っ白
な体に赤いしま模様がチャームポイントです。
今後、日赤の活動を広く知っていただくため、
「クロスキッドくん」とともに活躍しますので、どう
ぞよろしくお願いします。
秋田赤十字乳児院のブース
~保育士になってコマ作り~
日赤秋田看護大学・短期大学のブース
~車椅子での介護補助~
日赤秋田県支部のブース
~無線で災害現場と通信~
赤十字の活動はインターネット上からもご覧になれます。 URL http://www.akita.jrc.or.jp E-mail [email protected]
秋田県赤十字血液センターのブース
~プラカードを持って献血の勧誘~
日赤秋田県支部のブース
~水上安全法(ライフセービング体験)
~
秋田赤十字病院のブース
~聴診器を使っての問診~
(2)2014
(平成26年度) 秋 号
№67
Japanese Red Cross Akita Journal
感謝の気持ちを込めて
病 院
100周年記念事業を開催
記念式典で挨拶する近衞社長
医師・看護師サポートのもと消化器内視鏡操作体験
乳 児 院
秋田赤十字病院は7月1日(火)に創立100周年を迎え、近衞社長、佐竹秋田県支部
長(秋田県知事)ら約160名が出席し、記念式典を行いました。会場となった秋田市
中通の「にぎわい交流館」は前病院の跡地に建設された施設で、当院ゆかりの地での
式典となりました。
式典は、支部長の式辞、社長の挨拶に続いて、秋田県医師会長、秋田大学学長から
祝辞をいただきました。結びに小棚木院長が「秋田赤十字病院百年のあゆみ」と題し
てスライドショーを行い、この日のために収集した貴重な写真とともに当院の100
年の歴史を振り返りました。
式典終了後は、会場を秋田キャッスルホテルに移し、記念祝賀会を行いました。祝
賀会のアトラクションとして、秋田県赤十字芸能奉仕団による秋田民謡が披露され、
会場は一気に盛り上がり、結びは当院木村副院長による三本締めで幕を閉じました。
また、7月5日(土)には、日頃より当院を支援してくださっている地域の方々への感
謝の気持ちを込めて、病院を開放して感謝祭を開催しました。
感謝祭では、始めに長年にわたりロビーコンサートなどボランティア活動を行って
いる4団体・2個人に当院から感謝状が贈呈されました。その後院内では、ロビーコン
サート、当院の歴史を振り返るパネル展示、健康相談、救急法、内視鏡操作の体験
コーナーなど、院外では救急車・ドクターヘリ見学会、フリーマーケットなどが行わ
れ、約3,000人が来院し大いににぎわいました。
職員は、改めて多くの方々に支えられていることを実感し、これからも地域の期待
と信頼に引き続き応えていきたいと決意を新たにした1日となりました。
里親支援事業に取り組んでいます
秋田赤十字乳児院では、県内で初めてとなる「里親支援専門相談員」
を配置し、
子どもの幸せについ
て関係機関と協働し、里親への支援を推進しています。
今年度は、下記の各種事業をはじめ、秋田県里親連合会での講演や各種研修などを通して、資質の
向上や専門性を高めるように努めています。
来年度は、質・量ともに更に充実を図り各種事業に取り組んでまいります。里親に少しでも興味・
関心がある方は、お気軽に当院までご連絡ください。職員一同とかわいい子どもたちが、
“あなた”を
お待ちしております。
なお、この事業は日本赤十字社HPや当院HPにも掲載していますので、
ぜひ一度ご覧ください。
当 院 主 催
関連機関主催
☆里親希望者交流会
『ひだまりの会』
●開催日:
①平成26年 7月12日
②平成26年10月11日
③平成27年3月(予定)
☆里親認定前研修
●開催日:①平成26年6月21日
②平成26年12月13日
☆秋田赤十字乳児院里親研修会
●開催日:平成26年11月8日
☆第60回秋田県里親大会
●開催日:平成26年7月19日
☆平成26年度全国里親大会
●開催日:平成26年10月18日
~ 19日
☆里親ふれあいキャンプ
●開催日:平成26年9月20日
~ 21日
☆里親に関する電話相談
●時間:9:00 ~ 17:00
里親支援事業に関するお問い合わせ先/秋田赤十字乳児院(担当:京極) ☎018-884-1760
血液センター
「複数回献血クラブ」会員募集中!
輸血を必要とされる患者さんのために
は、春夏秋冬の区別なく輸血用血液が必要
です。
そのため、1年を通じて、献血により常に
安全な血液を安定的に確保することが求め
られます。
輸血用血液を安定的に確保するために
は、1年間に何回か献血のご協力をいただ
ける複数回献血クラブの会員が必要です。
会員登録をいただいた会員の皆さまには、メールなどを通じて、
献血依頼や各種イベント等のご案
内をさせていただいています。まだ登録されていない方は、
ぜひこの機会にご登録ください!
現在、秋田県では、少子化と高齢化の進行により、献血にご協力くださる方が減少しています。多
くの皆さまのご登録をお待ちしております。
~複数回献血クラブ会員特典~
①
「会員専用献血カード」切り替え
②けんけつちゃん「壁紙」ダウンロード
③けんけつちゃん「スクリーンセーバー」ダウン
ロード
④
「着メロ」ダウンロード
⑤最近の献血記録と検査結果を画面で確認可能
高額社資にご協力いただいた皆様(平成26年5月以降)
秋田市
秋田市
秋田市
秋田市
秋田市
秋田市
秋田市
秋田市
秋田市
秋田市
秋田市
秋田県赤十字芸能奉仕団 様
社会医療法人 明和会 様
文化シャッター秋田販売株式会社 様
株式会社 清水ゴム商会 様
アトレ株式会社 様
株式会社 綜合防災 様
株式会社 ユアテック秋田支社 様
医療法人 久幸会 様
株式会社 アキケン 様
株式会社 秋田銀行 様
北日本コンピューターサービス株式会社 様
大館市
北秋田市
大仙市
大仙市
能代市
湯沢市
横手市
横手市
大館市
能代市
株式会社 沓澤製材所 様
株式会社 合川環境 様
秋田振興建設株式会社 様
東北醤油株式会社 様
株式会社 やすとく 様
株式会社 ささき 様
ショップ・プランニング 様
株式会社 ダスキンよねや 様
株式会社 本家比内地鶏 様
株式会社 エスワイエス 様
ご協力大変ありがとうございました。
感謝祭スタッフ一同
豪雨・大雨災害などの義援金を受付しています
今年は、
全国各地で台風や豪雨・大雨による災害が多数発生しています。
日本赤十字社では、いち早く医療救護活動を展開するとともに、被災された方々への
見舞金である災害義援金を受付しております。
お寄せいただいた義援金は、
手数料などを一切いただくことなく、
全額を各被災自治体
に設置される義援金配分委員会に送金し、
被災された皆さまにお届けしてまいります。
皆さまのご支援をよろしくお願い申し上げます。
○受付中の災害義援金
義援金名称
平成26年8月京都府豪雨災害義援金
平成26年広島県大雨災害義援金
平成26年8月丹波市豪雨災害義援金
7・9南木曽町豪雨災害義援金
東日本大震災義援金
受付期間
平成26年12月26日まで
平成26年12月26日まで
平成27年3月31日まで
平成27年3月31日まで
平成27年3月31日まで
※秋田銀行、
北都銀行、郵便振替にて取扱いしております。窓口での取扱いの場合、
送金手数
料は無料です。受領書を希望される方は、併せて「受領書希望」と明記してください。
今年も奉仕団員のまごころが集結!
~岩手県「いわての学び希望基金」に寄付金を贈呈しました~
秋田県内の全奉仕団(ボランティア)で組織される
「赤十字奉仕団秋田県支部委員会」で
は、
今年度も岩手県「いわての学び希望基金」
に寄付金を贈呈しました。
この募金活動は、東日本大震災において親を亡くされた子どもたちに赤十字奉仕団員
一人ひとりが自ら100円を拠出することにより、子どもたちが厳しい現実に直面しながら
も、夢をあきらめることなく前に進んでいただきたいとの思い
から実施したものです。
今回で3回目の活動となりましたが、過去最高の117万1,
686
円をお寄せいただき、
日赤秋田県支部から日赤岩手県支部に依
頼し、岩手県復興局にお届けしております。今年も心温まる善
意をお寄せいただき、心から感謝申し上げます。ありがとうござ
日赤岩手県支部の早野事務局長(左)から
いました。
岩手県復興局へ贈呈(10月9日)
赤十字講習会のご案内
救急法
救急法資格継続研修
救急法基礎講習+救急員養成講習
●受講料
(教材費)
3,200円
●救急法基礎講習(初日)13:00~17:00
(基礎)
救急員養成講習会(2.3日目)9:00~17:00(救急員養成)
●定員30名
●受講者には受講証を交付
●検定に合格した者は、基礎講習修了者及び救急員に認定する
●現に有効な救急法基礎講習修了者認定証を所持する者は、
2日目からの救急員養成講習に参加可能(受講料1,700円)
期 日
複数回献血クラブ専用サイト
https://www.kenketsu.jp/nskc/user/
人工呼吸を学んでいます。真剣!!
会 場
11/22㈯・29㈯・30㈰
十和田市民センター
※講習時間が異なります。
申し込み時にご確認ください。
申込み期限
11/14
12/13㈯・14㈰・20㈯
秋田県社会福祉会館
12/11
H27.3/14㈯・15㈰・21㈯
秋田県社会福祉会館
3/12
自分の
ために
家族の
ために
地域の
ために
健康生活支援講習
健康生活支援講習支援員養成講習会
●受講料(教材費)900円 ●9:00~16:00
●定員20名 ●受講者には受講証を交付
●検定に合格した者は、
支援員に認定する 期 日
会 場
申込み期限
11/15㈯・16㈰
秋田県社会福祉会館
11/13
H27.2/21㈯・22㈰
秋田県社会福祉会館
2/19
■受講資格
平成23年4月1日以降に資格取得し、その資格喪
失まで1年以内の者
※当該資格の有効期間中に受講していただく必要があります。
■研修時間
13:00~17:00
■資格継続期間
元々の資格喪失日から3年
■受講料(教材費)
800円
※本研修を受講することにより、救急法基礎講習修了者の資格
も継続されます。
期 日
会 場
申込み期限
H27.1/24㈯
秋田県社会福祉会館
1/22
日本 赤 十 字 社 では、いざ
という時に役立つ
「一次救
命 処 置(BLS)-心 肺 蘇 生
と AED-」の VTR を web
上で公開しています。
ぜひご覧ください。
【URL】
www.jrc.or.jp/study/safety/
日本赤十字社秋田県支部 事業推進課
赤十字の活動はインターネット上からもご覧になれます。 URL http://www.akita.jrc.or.jp E-mail [email protected]
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