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平成26年度 事業報告書(PDF形式 369 キロバイト)

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平成26年度 事業報告書(PDF形式 369 キロバイト)
平成26年度
新潟ふるさと村アピール館指定管理者
事業報告書
新潟ふるさと村アピール館
館長 宮崎 俊麿
1
アピール館管理運営の状況
新潟ふるさと村アピール館の指定管理事業を平成23年度から5年間委託されている。平成26年
度も引き続き既提出済の事業計画書のとおり適切な管理運営に努めた。
誘客事業においては、今年度は新潟県を舞台とした大型観光企画「新潟デスティネーションキャン
ペーン」が平成26年4月から6月まで開催された。また、平成27年3月14日には北陸新幹線が
金沢まで開業した。今年度も新潟県の観光拠点施設として、
「新潟 B 級グルメ横町」やアンテナショ
ップ&カフェ「GATARIBA」といった新潟ふるさと村の特性を効果的に活用し、食をテーマに新潟
県産品のPR,消費拡大、R10プロジェクト推進に寄与するイベント展開に努めた。
イベントでは、食をテーマにした各種自主イベント、県内各市町村と連携した新潟ブランド推進イ
ベント、アンテナショップと融合した新潟県の観光情報発信、体験教室などを企画、実施した。特に、
県外団体ツアー客の誘客では、10月から11月のイベント「あられおせんべいまつり」の16日間
連日開催、年末年始の恒例イベント「年末年始市」の23日間連日開催、3月の「市町村鍋合戦&丼
まつり」9日間連日開催など、長期間の開催により、毎日が新潟ふるさと村の施設全体が「お祭り」
的な雰囲気であることを告知することで、県外団体ツアー客はもとより、県内外の多くお客様の入館
獲得に努めた。(添付資料①「平成26年度
県外団体ツアー客誘客イベント入館資料」参照)
また、新たな企画では県内有名ベーカリー13店舗が集結パンの祭典「Komachi’s BaKery」、新潟
の「うんめねっか」が大集合「うんめねっかスタジアム」などを開催。さらに、ふるさと庭園で新企
画チャレンジショップ大集合「あきんどまつり」を4月と9月に開催するなど積極的に新企画に取り
組み、実施し誘客を図った。
アピール館アンテナショップ&カフェ「GATARIBA」では、引き続き、米粉商品を中心に、麹や
雪室商品の普及に努めた。また、これらをテーマにしたチャレンジショップ出店販売や体験教室を開
催した。さらに、新潟魚沼産コシヒカリの「発芽玄米」で作った無添加・無調整の米乳など新商品の
取り組みにも努めた。また、3階シアターを活用した新潟県出身で活躍するアーティストイベントな
ど開催し誘客に努めた。
花畑では、今年度は春の「きらめきのアートガーデン」
(チューリップ)
、夏から秋の「大きな希望
の花のアートガーデン」
(ダリアと花苗)と題し、季節毎にテーマ性のあるデザインの植栽を行い、
開花状況、時期などを細目にホームページなどで告知を図った。
以上のように、これまでの食イベントの開催や新たな企画・イベントなどを実施し誘客に努めた。
その結果、11月迄は前年度比18,000人ほどの入館増と比較的堅調であったが、12月に入っ
ての悪天候、2週続けて週末イベント時の大雪による影響などで入館数が大きく落ち込んだこと。年
末年始の休日要因などで(前年は冬季間天候に恵まれたことや年末年始の連続休日要因などで入館数
が伸び平成19年度以降では最高であった)、入館者数は1,703,400人
1/16
対前年度比99.2%
13,200人ほどの減となった。入館減とはなったが、平成19年度以降では前年度に次ぐ入館数
であった。また、前年度に続いて170万人を上回った。
施設運営業務では、
(株)新潟ふるさと村と共同で組織する「新潟ふるさと村推進本部」を活用し、
相互の連携強化を図った。
施設維持管理業務でも、施設を訪れる利用者の安全かつ快適性向上を目的に仕様書を遵守した各種
維持管理業務を適正に履行しつつ、さらなる利便性の向上、景観の美化を図るべく仕様書の枠にとら
われない、お客様目線に立った臨機応変な対応を行った。
平成26年度新潟ふるさと村アピール館指定管理事業全般を通じては、お客様からは開催イベント
や施設の利便性などを高く評価して頂いていると考える。今後も頂戴したご意見ご要望には真摯に耳
を傾け、対応すべくお客様を第一とした安心、安全の施設維持管理に徹するとともに、これまで以上
に「おもてなし」に職員一人一人が心がけ、新潟ふるさと村の新たなファンと更なるリピーターが獲
得できるよう努めるものとする。
〇起業・新商品開発の支援について
■ チャレンジショップの運営
起業家の新商品がビジネスとして成立するか否かを探るためチャレンジショップの場を設置し
ている、この制度をふるさと村ホームページで周知を図り、平成26年度は前年比3社増の20社
の出店があった。また、新企画のチャレンジショップ大集合「あきんどまつり」では、4月と9月
の2回開催に40店舗が出店した。
今年度で4年目を迎え、これまでの出店者のうち1社が、新潟県の「繊維産業異分野進出促進事
業補助金」交付対象企業として認定された他、当所で利用者のニーズに沿い改良又は新商品の開発
を行い、全国有名店に進出するなどの実績を上げている。更に女性起業家の越後姫を原料とした商
品も国内一流デパートに採用されるなど徐々に成果を上げている。これらを更に追求し、新産業育
成に寄与したい。
(添付資料⑥「チャレンジショップ出店店舗売上集計及び出店者」参照)
■ アンテナショップの運営
主として新商品の売れ筋を探るため「GATARIBA」を設置し4年目に入っているが、今年
度の売上は、11,351,462円
対前年度比102.4%であった。
今年度アピール館入館数555,500人は、当グループが指定管理を受けた平成20年度以降
では、アンテナショップ&カフェ「GATARIBA」がオープンした平成23年度及び前年度に
次ぐ入館数となった。また、オープン後4年連続50万人台の入館数を達成できたことは、県産品
のPR、アンテナショップの役割は果たせたものと考える。
平成27年度も引き続き、米粉商品を中心に、県産米を活用した糀や自然に恵まれた新潟の雪室
商品の普及に努めると共に、新しい商品の取り組みに注力し、売上に繋がる商品の販売など、アン
テナショップとしての役割を活かすべく取り組んで行きたい。
また、収支は16,000円ほどの赤字となったが、アピール館への誘客効果を考えれば、十分
にその費用対効果はあったものと考える。
(添付資料⑤「平成26年度
出計算書」参照)
2/16
アンテナショップ収入支
2
施設の利用状況
○バザール館入館者数
平成26年度
バザール館 入館者数
1,703,400
平成25年度
1,716,000
対前年度比
99.2%
○アピール館入館者数
平成26年度
正面入口
入館者数
グリーンハウス
入館者数
計
平成25年度
対前年度比
337,500
338,500
99.7%
218,000
217,800
100.1%
555,500
556,300
99.9%
○その他施設利用者数
平成26年度
3
平成25年度
対前年度比
シアター
入場者数
80,000
83,800
95.5%
民家A棟
入場者数
11,200
10,500
106.7%
管理運営業務(実績)
○管理運営業務の概況
業務
施設運営業務
業務の実施状況、自己評価(業務改善の方向等を含む。)
①
協定書の定めに従い、毎月20日までに月次実施報告書を提出
し、定期的に実施されるヒアリングには関係書類を開示し、管理者
である新潟県に対し遅滞なく報告を行った。
②
予算の執行にあたっては、共同事業体3社による運営協議会を毎
月開催し、予算の執行状況を確認して適正に執行した。
(添付資料④「平成26年度
新潟ふるさと村運営グループ収入
支出計算書」参照)
③
誘客活動では(株)新潟ふるさと村と共同で「新潟ふるさと村推
進本部」を組織し連携を強化した宣伝活動を協議、実施した。(毎
月1回推進本部企画運営会議を開催して宣伝活動の実施検討を行
った。)
展示業務
①
館内の景観を損ねぬよう館内サインの明瞭化を図っている。
また、イベント案内では、アピール館玄関案内板でイベントカレン
ダー、32インチのデジタルフォトフレームでは新潟ふるさと村の
イベント案内の掲示を実施し、毎週更新に努めた。さらに旧 9 面マ
ルチ前のスペースには年間を通して県内のイベントパンフレット
やご当地グルメのパンフレットを設置・紹介した。また、イベント
ホール内展示では季節毎に新潟のみどころを紹介した「おでかけナ
3/16
ビ展」を実施するなど新潟県全体の「楽しさ」をお客様に告知がで
きたものと考える。
②
既存展示については、大規模な改修は不可であるが、県内情報紹
介において、「新潟の日本一」展示パネルのデータ更新をするなど、
極力最新情報の提供に努めた。
施設等維持管理業務
①
施設設備及び展示物において、アピール館常勤職員による日常点
検、専門業者による定期点検等により、故障や異常の早期発見に努
め、故障の際には代替機器を手配し営業に支障をきたすこと無く、
来館者に安全で快適な場所を提供するよう努めた。
②
植栽管理において、計画的な維持管理サイクルを継続して行うこ
とで、病気や病虫害の発生を未然に防ぐことや常に気持ちよくご利
用頂けるような管理に務めた。
自主事業
①
花畑を活用しての春のチューリップ、夏から秋にかけてのダリア、
河川敷花畑での和綿づくりなど新潟ふるさと村に『にぎわい』を生
み、お客様のさらなる来館を促すような自主事業に努めた。
○「施設等維持管理業務」の実施状況
※添付資料②「平成26年度 新潟ふるさと村年間維持管理実績表」添付資料③「平成2
6年度 新潟ふるさと村本体植物管理業務委託及び使用」参照。
特筆すべき内容等がある項目のみ下記にて報告するものとする。
項
目
自家用電気
工作物
備
考
補
・電源コンセント交換(コロネード通
路)
足
設備点検時に指摘を受けた箇所を交換し電
源利用の安全を確保した。
・№4電気区画絶縁不良補修
消防設備
・屋上避雷針設備復旧工事
落雷により破損した設備の復旧とあわせ火
・自動火災報知機用受信機更新
災発生時に各設備が円滑に作動するよう改
・グリーンハウス入口防火
修し、火災の際における万全の体制を整備し
シャッター改修工事
電気設備
た。
・1-2Fスロープ間接照明改修
安定器の故障及びソケットの破損で、器具の
・2-3Fスロープ間接照明改修
更新が必要になった場合には、それを機にL
ED照明に変更することにより、消費電力を
大幅に抑え電力量をコストダウンする事が
出来た。
空調設備
・温水ヒーター修理
温水を館内に送る際の「真空状態」が保たれ
(グリーンハウス暖房用)
ず微細な空気漏れを応急修理。
稼働から 20 年以上経過し各部腐食、経年劣
化が進行し部品供給も困難である。
4/16
池設備
・ろ過器循環用配管漏水補修
地震により地下の配管等が破損し補修。ま
・池給水用仕切弁交換
た、ろ過装置の機能を維持するためろ過砂の
交換が必要である。
清掃業務
・休館日(2月17日・18日)の清
掃
グリーンハウス内遊具清掃点検。
グリーンハウス内暖房ファン清掃。
○備品取得等の状況(物品管理委託簿に記載される備品等を対象とする。
)
【取得した備品】
備品名
規格品質
温泉情報検索タッチモニタ
ID-DATA LCD-AD
ー(パソコンモニター)
172F2-T
新潟県観光
ビデオライブラリー映像装置
温泉情報検索機(パソコン
本体)
金額
保管場所
118,800
エントランスホール
インテル VOSTRO200
71,400
エントランスホール
日本エイサー AXC605-A34D
97,200
エントランスホール
富士通 FMV-D5280
70,000
エントランスホール
平成 26 年度取得備品総合計
357,400 円
【廃棄した備品】
備品名
規格品質
祭り情報検索機(パソコン)
ビデオライブラリー映像装置
金額
保管場所
66,150 エントランスホール
㈱マウスコンピューター LM-M100S
Emachines EL1600-E1 22 型ワイドカラー液
132,300 エントランスホール
晶 PTFBHF
祭り情報検索機(パソコン)
Emachines EL1332-E12
73,500 エントランスホール
祭り情報検索機(パソコン)
19 型LCDタッチモニター ET1925L
60,375 エントランスホール
○修繕・維持補修の実施状況(県、指定管理者負担を問わず、すべての修繕等を記載)
修繕等の内容
実施時期
場所
所要額
自動火災報知機用受信機更新
平成 27 年 2 月 アピール館
970,380
漏水補修関連工事
平成 27 年 3 月 グリーンハウス内
602,726
エントランスドーム案内看板製作設置工事
平成 27 年 3 月
837,000
エントランスドーム
県負担修繕
小
計
2,410,106 円
ファンセレクトスイッチ交換工事
平成 26 年 4 月
浄化槽
34,560
タイムスイッチ取替工事
平成 26 年 4 月
浄化槽
21,600
ろ過器圧力計ドレンバブル交換
平成 26 年 5 月
庭園池
36,180
シンボルサイン吊下モニュメント撤去工事
平成 26 年 5 月
駐車場
185,760
降雪機ベアリング交換工事
平成 26 年 5 月
2 階明治・雪国の暮らし
599,999
ステンレス製車止め交換工事
平成 26 年 6 月
駐車場
22,680
間接照明改修
平成 26 年 8 月
1~2Fスロープ
24,678
5/16
4
間接照明改修
平成 26 年 8 月
1~2Fスロープ
24,678
男子トイレ小便器用自動フラッシュ交換
平成 26 年 8 月
外トイレ
82,080
男子トイレ小便器用自動フラッシュ交換
平成 26 年 8 月
外トイレ
52,596
手洗い場水石鹸入れ交換修理
平成 26 年 9 月
グリーンハウス内
間接照明 LED 改修
平成 26 年 9 月
2~3F スロープ
プロジェクター修理
平成 26 年 9 月
3 階シアター
ろ過器循環用配管漏水補修
平成 26 年 9 月
池
77,760
池給水用仕切弁交換
平成 26 年 10 月 池
232,200
平板通路部 舗装工事
平成 26 年 10 月 エントランスドーム
341,280
屋上避雷針設備復旧工事
平成 26 年 10 月 屋上
226,800
パンク修理
平成 26 年 10 月 車椅子
温水ヒーター修理
平成 26 年 11 月 アピール館
369,360
仮設火災受信機設置工事
平成 26 年 11 月 アピール館
162,000
1階床下排水用水中ポンプ
平成 26 年 12 月 機械室
4,644
47,088
312,012
1,000
52,920
職員通用口ドアクローザー交換
平成 27 年 1 月
通用口
33,264
№4 区画絶縁不良補修
平成 27 年 1 月
電気室内
18,900
グリーンハウス中庭側入口扉ガラス交換
平成 27 年 1 月
グリーンハウス内
17,712
自動火災報知機用受信機更新
平成 27 年 2 月
アピール館
木製複合遊具ネット部かがりロープ交換補修
平成 27 年 2 月
グリーンハウス
97,200
男子トイレ A 換気扇交換
平成 27 年 2 月
外トイレ
38,880
1 階事務所避難口誘導灯蓄電池交換
平成 27 年 2 月
事務所内
16,912
入口防火シャッター降下不良工事
平成 27 年 3 月
グリーンハウス
14,040
男子外トイレ A 換気扇 2 台交換
平成 27 年 3 月
外トイレ
71,280
手洗い場水栓交換
平成 27 年 3 月
グリーンハウス
18,900
グリーンハウス暖房用ボイラー№2 ヒーター修理
平成 27 年 3 月
機械室
電源コンセント交換
平成 27 年 3 月
コロネード通路
グリーンハウス入口防火シャッター改修工事
平成 27 年 3 月
グリーンハウス通路
507,600
木製デッキ床板修繕工事
平成 27 年 3 月
花畑側木製スロープ
147,150
荒目スクリーン修繕工事
平成 27 年 3 月
浄化槽
129,600
正面入口自動ドア脇フィックス破損ガラス交換
平成 27 年 3 月
アピール館正面入口
36,504
正面入口脇土間補修
平成 27 年 3 月
アピール館正面入口
30,240
215,460
214,920
4,820
指定管理者負担修繕費
小 計
4,515,297 円
修繕・維持補修
総 計
6,925,403 円
提出した事業計画書の記載内容の実施状況
項
目
新潟ふるさと村関
①
事業計画書の主な内容
業務の実施状況、自己評価
新潟ふるさと村推進本部の
① (株)新潟ふるさと村との誘客宣伝組
6/16
係者との連携
設置
織「新潟ふるさと村推進本部」を設置し
て、バザール館との連携を強化しつつ、
効率的・効果的な誘客宣伝活動を検討、
実施した。
アピール館で運営したアンテナショ
ップでは、アンテナショップで得たデー
タ、情報をバザール館へ提供し、また、
バザール館商品をアンテナショップで
積極的にPR、販売を実施し、より相互
の連携強化を図った。
また、毎月1回推進本部企画運営会議
を開催して毎月の集客結果、誘客宣伝に
係る予算の効率的・効果的な執行とイベ
ント開催内容、宣伝計画を検討・協議し
た。
施設の利用促進
①
潜在的利用者への誘客活動
①
アンテナショップ&カフェ「GAT
ARIBA」では、新潟県産品への商
品のこだわり、米粉商品を中心に、県
産米を活用した糀や新潟の雪室商品
の普及に努め、また、新潟や新潟人に
関する書籍を集めた『新潟の書籍』コ
ーナーのなど、あらたな客層への訴求
を図った。
② 3階シアターの活用
②
引き続き新潟県出身で活躍するア
ーティストイベント「スプリングJA
ZZコンサート」「ご当地アーティス
ト
スペシャルマジックショー」「マ
ジック&漫才スペシャルステージ」な
どの開催。恒例の「全国高等学校野球
選手権大会」新潟県代表高等学校の試
合を上映など、シアターの活用を図
り、新たなお客様並びにリピーターの
獲得に努めた。
③
施設利用者の利便性向上に向
③
平日の体験教室開催を実施するな
けた施設の開放、営業時間の変更
どの利用促進を引き続き図っている。
等
また、営業時間の変更等については、
入館が増加するゴールデンウィーク
などで開館時間を18時まで延長す
るとともに、地元黒埼地区の「黒埼ま
7/16
つり」においては21時まで開館を延
長し、お客様にとっての施設の利便性
向上に努めた。
一年を通して楽し
①
める新潟ふるさと
四季を楽しむ花畑へとグレ
①
ードアップ
春の「きらめきのアートガーデン」
(チューリップ)、夏から秋の「大き
村へ
な希望の花のアートガーデン」(ダリ
アと花苗)と題して、テーマ性のある
デザインの植栽を行い、四季折々の花
が楽しめるよう花の時期を考慮した
植栽を施した。
②
体験教室の活用
②
今年度も一年度を通して週末、春休
み、夏休み、冬休みを中心に体験教室
を開催し、年間を通して、子供、家族
で参加して、楽しめる施設運営に努め
た。
利用者サービスの
① ホームぺージの活用
①
向上
イベント告知を推進すべく、花畑ペ
ージやブログ・フェイスブックでのネ
ットサービスを活用し、お客様にリア
ルタイム情報の提供を図った。
② バリアフリー対応支援
②
高齢者や車椅子利用者の方が読み
やすいよう館内サインは大きな文字
やマークを使用し、さらに、わかりや
すい色分けに工夫することにより、利
用者に伝わりやすいものとなるよう
配慮、工夫に努めた。さらに、お子様
など目線の低いお客様にも見やすく
なるよう配慮して設置した。
③ 外国人リーフレットの作成
③
外国人旅行者向けの外国語リーフ
レットを作成し、お越しいただいた全
てのお客様にご満足いただけるよう
利用者サービスの向上を図った。
④
動線の明瞭化
④
アピール館への入館を促すようコ
ロネード通路に誘導サインを設置す
ると共に、アピール館入口前のイベン
ト情報看板への情報掲出を頻繁に更
新し、館内への誘導を積極的に図っ
た。さらに、アピール館正面入口脇に
ウエルカムガーデン(花壇と花壇周り
の植栽)の活用や寄せ植え(鉢植え)、
8/16
ハンギング、入口付近へ大型鉢の設置
を行いウエルカムフラワーとして植栽
を施した。具体的には、寄せ植え・ハ
ンギングは春:チューリップ・ムスカ
リ/夏:ペチュニア/秋:ガザニア・ア
ンゲロニア、大型鉢は年3回程度の寄
植えの植替えをした。
⑤
グリーンハウスの活用
⑤
グリーンハウス内及び庭園の一部
を飲食可としたことが周知され、家族
連れを中心に軽食やお飲み物を持参
されながら施設を回遊、グリーンハウ
ス内で飲食をされるお客様が多く見
られた。また、お客様からは、より快
適にグリーンハウスをご利用頂くよ
うに、夏のグリーンカーテンやグリー
ンハウス内で体験教室を実施するな
ど、グリーンハウスの活用にも努め
た。
さらには、グリーンハウス内には、明
るい雰囲気でお迎えするべく入口付近
に色彩の明るいプランターを設置し、月
一回程度植栽の植替えを実施した。
⑥
四季の新潟をPRする魅力あ
⑥
る展示の実施
旧9面マルチ前の有効活用として「新
潟の花情報コーナー」を設置し、季節毎
に新潟県内の花卉の見どころを紹介し、
来館されたお客様を県内各地に回遊さ
せるべく、県内各施設のイベント情報や
B級グルメを中心としたご当地グルメ
の情報を掲示、定期的な更新に努めた。
また、イベントホールにおいても、季節
の花を展示するフラワー展を数回開催
するなど四季折々の魅力溢れる展示に
努めた。
⑦
通訳員の配置
⑦
本年度も、中国を始めとした諸外国か
らの視察団、観光客が来館されていた
が、その都度、当運営グループより英語、
中国語、韓国語が堪能な職員が対応した
結果、施設としての利便性を大変高く評
価して頂いた。
9/16
利用者ニーズの把
① アンケート調査の実施
①
館内アンケート、お客様との日常会話
握と対応
の中で頂戴したご意見は、確認を日々行
い、職員に伝達、すぐに対応を実施する
ものがあれば、迅速に対応策を検討、実
施し、その対応について、各員への周知
を図っている。また、アンケートでの要
望については、今後の施設設備の利便性
及び顧客サービスの向上に資するべく、
毎月の運営会議にて対応策を含め検証
し、施設運営の改善に反映させ、顧客サ
ービスお及び業務品質の維持・向上に努
めた。
② クレームへの対応
②
苦情処理マニュアルに添い、館長がク
レーム対策責任者となり、クレーム申立
者に対し丁寧で敏速な対応を心がけ、ご
納得・ご理解をいただけるよう最大限の
努力と誠意を持って対応し解決してい
る。また、クレーム内容、対応を運営会
議等で検討し、各職員への周知と再発防
止、施設の利便性向上への改善案策定に
役立てている。
尚、お客様からのクレーム・要望につ
いては対応方法、経過等を県に定期的に
報告している。
自主事業
①
和棉の栽培
①
和綿花がどんな植物なのかを広く
一般の方に知って頂くために和綿の
栽培を河川敷花畑にて行った。
②
チューリップ品種人気投票
②
ゴールデンウィークに花畑のチュー
リップ品種人気投票を行い、上位の品
種を27年度のチューリップ品種選
定に活かした。
事業評価と業務改
①
自己評価と業務改善
①
県によるヒアリングや、毎月1回開
催しているアピール館運営会議での
各員の意見を踏まえ、毎月1回、共同
事業体各社責任者による連絡協議会
を開催して、運営状況の確認及び業務
改善について協議した。
施設の維持管理
① 施設等の維持管理について
施設・設備の維持管理の基本方
10/16
①
仕様書に定める点検基準は確実に
実行し、水質検査(消毒副生成物等)
針(仕様書に定める点検基準及び
及び貯水槽清掃を年1回、衛生害虫消
各種関係法令を遵守し、施設を訪
毒業務に関し害虫の発生しやすい場
れる利用者が安全かつ快適に利用
所の2ヶ月に1回の調査予防措置、空
できるユニバーサルな施設環境の
気環境測定を2ヶ月に1階、冷却塔の
創出を目指し、施設にあった最適
レジオネラ菌検査は年1回実施し、環
な維持管理業務を構築する)
境衛生の向上につとめた。
天気予報を活用し、天候気温を的確に
把握、その日にあった利用者にとって
快適な室内温度をこまめに設定する
ことにより、光熱費の無駄を省き結果
として省エネに成功した。
② 修繕について
② 修繕計画を策定し、また日常の点検を
修繕計画の策定(日常・定期的な
徹底することにより異常箇所の早期発
修繕計画を策定し、施設の異常の
見・早期補修に努めた。
早期発見・早期補修の徹底を図る)
③ 清掃について
③ 内外トイレ清掃に重点を置き、こまめ
快適空間を提供(「建築物の衛生環
な巡回清掃に努めた結果、浮浪者等の
境の確保に関する法律」に基づき、
居座りが無くなった。
年間清掃回数を増やし衛生環境及
日常の清掃の他、閉館後に館内一斉床
美観の維持を確保する)
清掃を月毎に実施し窓ガラス清掃・カ
ーペットクリーニングを年2回行い、
環境衛生及び美観の維持に努めた。さ
らに、飲食コーナー設置に対応するた
め、清掃員の人数・巡回数を増やし清
潔な空間を提供できるよう努めた。
① 警備について
① 開館時間中の防犯体制向上のため、制
巡回警備回数の変更(開館時間中
服を着用した警備員の巡回警備を実
の防犯体制の向上を目的とし、不
施し、不審者・不審物・不審車両のチ
定期に制服を着用した警備員によ
ェック、危険物や危険箇所の早期発見
る施設内の巡回を実施し、犯罪等
に努めた。また、長期放置車両につい
に対する抑止効果を高めるととも
ては、速やかに移動をご理解頂くため
に、利用者への安心感を高める)
のパンフレットを作成し、車輌に貼
付、ドライバーに周知を促した。また
市の係員とも連携し長期車上生活者
に定期巡回と各種保護施設等紹介し
た結果、長期放置車両を無くすことが
出来た。
② 駐車場対策について
②週末イベント時の駐車場付近における
混雑の緩和と、自家用車で来館する利用
11/16
者の円滑な誘導のため、臨時誘導員を含
めた該当日の朝ミーティングで周辺道
路の渋滞を減らすべくより良い誘導方
法や臨時駐車スペースの研究など情報
共有を図り実践した。
植栽維持管理
①
樹木の病虫害対策
①
添付資料②参照
病虫害の発生を抑制する予防保全
に努めた管理で、定期的な薬剤防除を
行った
②
樹木の刈込・剪定
②
利用頻度の多い箇所や生育の早い樹
種は刈込み回数にこだわらず、特に頻繁
な刈込みを実施した。主な刈込み場所
は、庭園・駐車場(2回)等で実施した。
④
芝生の育成管理
③
フェスティバルパークは、エアレーシ
ョン作業、目土掛け作業の追加と細目な
散水をし、健全な芝生の育成に努めた。
⑤
芝生の刈込み
④
利用目的・頻度に応じた優先順位をつ
けた芝生の管理に努めた。主な刈込み場所
は、庭園(6回)イベント広場(6回)等
で実施した。
⑤
庭園の池外周における環境整
備
⑤
定期巡視点検を行い、池周辺植栽は繁
茂する状況に応じ刈込を実施し風通しの
改善等により害虫発生と散布被害の抑制
を図った。
⑥
リバーサイドにおける環境整
備
⑥
春は、そば。夏から秋は、和綿花とそ
ば植栽をして、春はそばの花が畑一面に咲
き、夏から秋は和綿花とそばの花が咲き、
河川敷を利用される方々が普段目にしに
くい植物の花が観察出来る演出を図った。
安全対策・緊急時対
① 安全対策
①
応
施設管理責任者のみならず、施設運
営に係わる職員全員が常に利用者の
安全・安心を意識し行動している。
② 緊急時対応
②
館長を本部長とする「自衛消防隊」
を組織している。また、危機管理マニ
ュアルを作成し、その周知を職員に徹
底するとともに、その緊急時の対策本
部設置や対応方法などの周知徹底を
図っている。
環境への配慮
① 効率的なエネルギー管理
①
照明器具については、器具の更新(4
や新設の際にはLEDとした。また、
12/16
冷暖房の稼動は、タイマー運転に頼ら
ず外気温を確認しながら手動で調整
し、省エネに努めた。
②
緑のカーテン
②
グリーンハウス外側ガラス側面に
グリーンカーテンを設置した。昨年度
に引き続き『ヘチマ』と夏に彩りと涼
感を演出する『アサガオ』を選定し、
より遮光性を高め室内温度の抑制に
努めると共に外観を楽しめるように
した。また、グリーンハウス・ステー
ジ側入口に空飛ぶメロン、ゴーヤなど
ユニークなグリーンカーテンにも取
り組んだ。
管理運営体制
①
基本的な管理運営体制
①
提案書に記載した人員について共同
事業体各社の専門員を適正に配置し、管
理統括者である館長のもと一元化した
組織として円滑な運営を行った。
②
共同事業体3社の連携
②
毎月1回共同事業体構成法人各社責
任者による運営協議会を開催するとと
もに、定例会以外でも議案があれば個別
に打ち合わせを実施している。また、代
表法人代表も必要に応じて協議会に出
席するなど共同事業体のさらなる業務
の連携に努めた。
職員の資質向上
①
施設・人材に合わせたオーダ
①
ーメイド研修
案内業務担当者を含めた施設職員に
は「接遇マナー」を中心に業務を担当す
る当グループ構成法人の幹部と館長に
よるオンザジョブ研修を継続しており、
施設全体の「接遇マナー」向上に努め、
利用者アンケートでは良い結果が得ら
れている。
② 施設維持管理者の人材育成
②
本施設の安全で快適性を維持するた
めの知識と技術の習得や更なる施設設
備向上を目的とし、お客様から安心して
楽しい時間を過ごしていただく施設と
するために、当グループ各社から専門者
を派遣してもらい研修を継続した。
③
職員の自己啓発への取り組み
③
職員同士がミーティングを積極的に
開催し、お客様がご利用いただく施設の
13/16
更なる利便性向上、顧客満足度向上のた
めの企画・改善を立案させ、検討実施し、
その効果を検証するなど、相互啓発に努
めている。さらに全体的な立場からグル
ープ各社の幹部、館長による啓発を推進
し、各員の能力、資質向上を図っている。
個人情報保護及び
① 個人情報の管理体制
①
情報公開への対応
管理者の選任
・個人情報保護管理責任者
代表法人代表者
・個人情報保護管理統括者
アピール館館長
・窓口対応責任者
アピール館副館長
・窓口対応
アピール館全職員
②
個人情報保護内部規定整備
②
新潟ふるさと村アピ-ル館の管理上
お預かりした個人情報は新潟県個人情
報保護条例に基づき運営グループ各社
ごとに制定した、「個人情報保護マニュ
アル」に従い情報管理を徹底している。
なお、アピール館で取り扱っている個人
情報は「施設の利用申込書」「アンケー
ト調査表」が主である。アンケートにつ
いては、アンケート項目以外の個人が特
定されるデータは電子化せず目的達成
後は破砕処理を実施することとし、情報
漏洩を防止している。
③
情報公開に対する対応
③
アピール館館長を文書管理者として
職員全員に個別文書管理を徹底してい
る。また、情報公開については新潟県情
報公開条例に基づき広く公開を実施す
る。本年度は条例に基づく公開請求は皆
無の状況であるが、請求があった場合は
館長が新潟県担当部局の指示を受けて
迅速に対応することとしている。
県内産業振興、雇用
①
館発注品の対応
①
確保等への配慮
一部特殊品を除きすべて県内業者へ
発注している。
②
地元産品の消費拡大への取り ②
組み
地元産品のPR活動に継続して取り
組んでいる。今年度も引き続きバザー
14/16
ル館「新潟B級グルメ横町」及びアピ
ール館「ガタリバ」を利用し、新潟県
産米粉商品のPRや、麹や雪室商品の
普及努め積極的にPRを行った。
③
地元観光・資源等の積極的P
R活動
③
市町村展の魅力向上に努めるべく、各
市町村担当と積極的に交流し、各市町村の
観光資源の掘り起こしや、それに伴う各地
への誘客を促進すべく展示、イベント、物
産展等の開催や広報についてアドバイス
の継続に努めた。また、「GATARIB
A」との連携により、アピール館内での展
示とPR販売が可能となり、PR販売を実
施した市町村からは好評を得たと考える。
④
地元優先の雇用促進
④
アピール館での従事者は提案書に記
載のとおりアルバイトも含め全て地元
新潟県出身者を継続して雇用している。
⑤
アンテナショップの活用
⑤
引き続きチャレンジショップを活用
した新潟県の観光、物産、産業の振興、
新たな産業の担い手の育成の推進、県産
品のPRを通じて、次世代につなぐ食育
にも注力した。
その他
①
新潟ふるさと村サポーターズ
クラブの活用
①
平成21年度に設立した「新潟ふる
さと村」サポーターズクラブは、新潟
ふるさと村のコアなリピーターを確
保すべく、また、新潟ふるさと村で行
われるイベント等にボランティアと
して参加することにより、幅広い年齢
層とふれあい新たなコミュ二ティを
創出しつつ社会貢献の場を提供する
ことを目的とし設立した。今年度は会
員数が前年度の80名から127名
になった。活動は5月には花畑でチュ
ーリップの撤去作業、6月はハンキン
グ制作、7月にムスカリの掘り取り作
業、9月は寄せ植えの制作、10月に
ダリアと花苗の撤去作業の年間5回
ボランティア活動を実施し,延べ15
4名の参加があり、個人の集まりを中
心とした「新潟サポーターズクラブ」
15/16
のさらなる活用と、団体同士のつなが
りを広げる「新潟ふるさと村ネットワ
ーク」推進に注力した。
5
添付資料
資料場号
資料名称
①
平成 26 年度県外団体ツアー誘客イベント入館資料
②
平成 26 年度 新潟ふるさと村年間維持管理実績表(①~⑤)
③
平成 26 年度 新潟ふるさと村本体植物管理業務委託及び仕様(①~⑧)
④
平成 26 年度 新潟ふるさと村運営グループ収入支出計算書
⑤
平成 26 年度アンテナショップ収入支出計算書
⑥
平成 26 年度チャレンジショップ出店店舗売上集計表及び出店者(①~②)
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