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大学発ベンチャーを成功させるには!

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大学発ベンチャーを成功させるには!
大学研究者の起業を支援するセミナー
大学発ベンチャーを成功させるには!
2014.4.24
合同会社SARR(サール)
Science & Research for Reconstruction
松田一敬
Copyright2014 SARR,LLC
「起業家度」を高めよう!
起業家度が高い=自分が起業する、起業を手伝う人が多いほど国や地域は活力がある
国内総生産の成長率(
2000年予測値)
韓国
フィンランド
イスラエル
スウェーデン
フランス
スペイン
オーストラリア
アルゼンチン
イギリス
カナダ
ノルウェー
アメリカ
ドイツ イタリア
デンマーク
日本
起
業
家
1
度
Copyright2014 SARR,LLC
「起業家度」を高めよう!
雇用を生み出しているのは創業後5年未満が一番多く、10年超は雇用を喪失している!
つまり、起業を促進することが雇用創出につながる!
社齢と雇用創出・喪失率の関係2001-2006年
企業の社齢別に見た常用雇用の純増2001-2006
出所:深尾京司・権赫旭(2010)「日本経済再生の原動力を求めて」
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Copyright2014 SARR,LLC
「起業家度」を高めよう!
ベンチャーが盛んと思われているアメリカでも雇用を増やしているのは創業1年目の起業のみ
アメリカにおける社齢と平均雇用者数・
喪失者数の関係1992-2006年
アメリカにおけるスタートアップ企業
と既存企業の純雇用増
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Copyright2014 SARR,LLC
「起業家度」を高めよう!
日本の失われた20年
日経平均最高値38957.44円(1989年12月)からずっと続く閉塞感 経済の停滞
ベンチャーの停滞 中国・韓国・インド等の台頭
実はこの間、ずっと廃業率が開業率を下回り、企業数が100万社以上減少
=起業が減れば経済は停滞 起業を増やすことが日本への処方箋
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Copyright2014 SARR,LLC
テクノロジー&ビジネスプランコンテスト
in KYOTO 2013
 2011年から開催。我が国では少ない「テクノ
ロジー」を冠したビジネスプランコンテスト
 ASTEM共催、大学との連携案件多い
 全国から学生が参加、レベル高い
 BP添削、プレゼン指導、海外でプレゼン、展
示会参加
 ファイナルイベント2013/12/2に開催!
コンテスト概要 http://www.sarr-llc.com/BPC/
FBページ https://www.facebook.com/TechBPCKYOTO2013
これをNEDO、JST、SCOPE等と連携してオールジャパンのコンテストにしたい!
交渉中!!!
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Copyright2014 SARR,LLC
コンテスト2012
ファイナリスト
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Copyright2014 SARR,LLC
テクノロジー&ビジネスプランコンテスト
in KYOTO 2013 受賞者
最優秀賞
Capy.Inc
“使いやすい革新的セキュリティ・ソリューション『Capy CAPTCHA』”
京都大学
TiE Con にてTiE50 Winner
優秀賞
株式会社ジーンクエスト
日本初の個人向け大規模遺伝子解析サービス
東京大学
京都で起業賞 Connexx Systems株式会社
新型燃料電池シャトルバッテリー
京都大学等、NEDOの開発資金
2013 Intel Global Challenge at UC Berkeleyのファイナリスト
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Copyright2014 SARR,LLC
ものづくり中小企業の医療機器・実験機器参入支援
再生医療周辺ビジネスの探索
 日本の製造業(大企業)の海外進出と競
争力低下
 新規事業への進出が課題
 医療機器、実験機器、再生医療周辺ビジ
ネスへの参入を支援
 再生研究、再生医療に必要な機器の開
発が急務
 京都府、KRP、近畿経産局京都大学・大
阪大学・理研・東京女子医大等と連携
 日本再生医療学会付設展示会(2014/3)
 Biotech2014(2014/5) 出展
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日本再生医療学会3/4-6@京都国際会館
京都ものづくりワールド出展
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2013/12/6
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事業化実績(例)
•
日本発のバイオシミラー(G−CSF)の開発(上市済み)
ジーンテクノサイエンス(4584マザーズ)←北海道大学
⇒富士製薬・持田製薬、科研製薬
•
自己組織化ペプチドを活用した止血剤(日本承認申請済、欧州承認済)
スリーディーマトリックス(東証JQG7777)←MIT
⇒扶桑薬品
•
siRNAを使ったC型肝炎治療薬(臨床入)
Tacere Therapeutic(売却済み)←スタンフォード・豪州CSIRO
⇒ファイザー
・ レクチンアレーとスキャナーを活用した糖鎖解析
グライコテクニカ←産総研・成育医療センター他(NEDO予算)
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事業化過程のもの(バイオ)
• siRNA向けDDS開発及びsiRNAによる乳がん治療薬
ヒト臨床試験準備中 3DM&国立がんセンター
• 機能性抗GPCR抗体によるCOPD治療薬開発
NBバイオ研究所←北海道大学・京都大学、大手化学メーカー等
• 個人向け大量遺伝子解析ビジネス ※サービスイン済
ジーンクエスト←東京大学
• テロメア長計測ならびにGテイル計測 ※サービスイン済
• miRNAを活用した癌等の超早期診断 ※サービスイン済
ミルテル←広島大学・国立がんセンター等
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事業化段階・商業機会を伺うもの(エネルギー)
• 印刷型セパレータを活用した低コスト燃料電池の開発
FCコンソーシアム(大企業&ベンチャー、大学) NEDO予算
• 色素増感型太陽電池の実用化
新エネコンソ(大企業&ベンチャー、三重大学、山形大学)
CEATECに出展、NEDO予算
• 有機ハイドライドを用いた水素の貯蔵運搬
• 自然エネ発電余剰電力を活用した水素製造と貯蔵運搬
フレインエナジー←北海道大学 NEDO予算
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大学の研究シーズの事業化のポイント
1. 優れた大学があっても、大学に知財戦略・商業化戦略がな
ければビジネスは生まれてこない
2. 事業化の基礎は技術の権利化
3. 大学発ベンチャーの役割は大学と産業のブリッジ役
4. 研究室の成功データと企業が求めるデータは同じではない
5. 研究=1、事業化=10、商品化=100、製品化=1000のイ
ンプットが必要
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テクノロジー型・開発型ベンチャーのポイント
1. CASH IS KING
2. 開発型は通常の損益計算は意味を成さない 貸借対照表が大事
3. マイルストーン達成までに必要なコストと時間は?
4. 毎月のバーンレートは?
5. 手持ちのキャッシュはいくらあるか?
6. 余分なものにお金をかけていないか?事務所、研究機器、秘書
7. 目先売上につながるものは何か?
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バイオ:基本プレーヤー
大学
バイオベン
チャー
Start-up
製薬企業
VC
行政 支援機関
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基本戦略
• 製薬企業
①ネタを外部から集める 品目を増やす
オープンイノベーション
②新興成長市場を開拓する
M&A、グローバル戦略
③後発医薬品市場に参入する
オープンイノベーション、M&A、新薬⇒後発
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What is Open Innovation?
Closed innovation
Research
Open innovation
Development
Research
Development
New
market
Existing
market
Market
Start-up companies
play important roles in
open innovation
:Research
Project
: Boundary of
the company
Cited from H. Chesbrough, “Open Innovation”, 2003
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従来の研究開発投資
クローズド・イノベーションに沿った社内のみの「研究」「開発」投資.
NIH(Not Invented Here)/NSH(Not Sold Here)に対する
アレルギーは強い.
大企業
資 金
研究
開発
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生産
販売
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新しいパラダイムによる「イノベーションへの投資」
大企業
資 金
研究
開発
生産
販売
ファンド
基本コンセプトは
「オープン・イノベーション」
ベンチャー
ベンチャー
研究
ベンチャー
開発
生産
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バイオベンチャーに求められる能力の検証
(起業家的ダイナミックケイパビリティもしくはEOが必要)
製造
受託
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Copyright2014 SARR,LLC
市場環境の変化
2010年前後の主な特許切れ、内製開発の不調
年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
医薬品
フォサマック
プログラフ
アムロジン
ノルバスク
オノン
ラジカット
タケプロン
ハルナール
コザール
アリセプト
クラビット
パキシル
リピトール
アクトス
シングレア
バイアグラ
ブロプレス
パリエット
メーカー
メルク
アステラス製薬
大日本住友製薬
ファイザー
小野薬品工業
田辺三菱製薬
武田薬品工業
アステラス製薬
メルク
エーザイ
第一三共
グラクソスミスクライン
ファイザー
武田薬品工業
メルク
ファイザー
武田薬品工業
エーザイ
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製薬企業の戦略
①ネタ探し−外部導入
②新興成長市場開拓
③ジェネリック参入
垂直統合→水平統合
企業境界の低下
市場密度の高さ
Copyright2014 SARR,LLC
大学発ベンチャーは大学と産業のブリッジ役
創薬スタートアップのケース=日本も最近は少し改善されてきた。
ゴールを間違えない
顧客=製薬企業のニーズをしっかり理解しているか?
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Copyright2014 SARR,LLC
例:製薬企業が開示している領域・技術情報を
しっかり見ているか?
OUR AREAS OF INTEREST
Research & Enabling Technologies
RNA Therapeutics
Drug Delivery and Formulation
Translational Models / In vivo
Pharmacology
Biomarkers
Lead Identification and Screening Assays
Chemical Synthesis / Purification
Modeling Tools
Automated Workflows
Information Technology / Software
Analytical Technology
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Copyright2014 SARR,LLC
大企業⇔大学発ベンチャー間のコラボレーション事例
大学発ベンチャーを核として国内外の大企業が連携する
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Copyright2014 SARR,LLC
フレインエナジーの事例
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水素の貯蔵運搬技術
Copyright2014 SARR,LLC
エコエルクの事例-バイオディーゼル
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ハイテクスタートアップ投資の留意点

どこで回収するかを常に考える
早期回収と思っていても時間はかかる

知財戦略・開発計画が重要

サイエンスとビジネスは別物 それを納得すること

大学の教授、研究者主導のベンチャーはまず失敗する
設立3年以内に研究者主導から事業主導に転換

資金計画-VC、補助金ばかりに頼らないケチケチ戦略ができるか?
事業会社とのアライアンスが大事、自前主義は危険。

早期のライセンスアウト&自社開発のバランスを考えているか?
収入とアップサイドの両方を考える

類似する技術・ターゲットの導入=知財プール・パイプラインの拡充
競争相手を仲間にする「三本の矢」ができるか?
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Copyright2014 SARR,LLC
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