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Page 1 博物館の展示に関する一考察 ー種類別博物館のフィールド
博 物 館 の展 示 に 関 す る一 考 察 一 種 類 別 博 物 館 の フ ィー ル ドワー ク を 通 じて 一 中 は じめ に 一 本 稿 の 目的 と執 筆 動 機 一 畑 充 弘* 展 示 方 法 を考 え る 」 と は した もの の 、 筆 者 は 博 物 館 評価 の 項 目 は 、博 物 館 を構 成 す る モ 単 に利 用 者 ・鑑 賞 者 ・来館 者 の 立 場 とい うだ ノ ・ヒ ト ・バ の 全 て に わ た る も の だ が 、 と り けで 執 筆 に至 っ た の で は ない こ とを予 め付 言 わ け 、博 物 館 の 対 社 会 的活 動 、 す な わ ち 、 展 して お く必 要 が あ ろ う。筆 者 は本 学 博 士 後 期 示 ・教 育 を 中 心 と し た 評 価 が 重 要 で あ ろ う 。ω 課 程 にお い て指 導 教 官:大 胡 修 博 物 館 の評 価 には 大 別 して、① 計 画 的 、 科学 調 査 法 ・フ ィ ー ル ド ワ ー ク 論)に 的 、分 析 的 な 評 価 フ ィ ー ル ドワ ー ク の 実 践 法 、 エ ス ノ グ ラ ② 感 情 的 ・情 緒 的 評 価 が 教 授(社 会 師 事 し、 あ る。① に 関 して は 、 わ が 国 で は 体 系 的 な フ ィー の 記 述 法 に つ い て指 導 を受 け た 。 なお 、 「 評 価 」 の 理 論 とシ ス テ ム の構 築 は不 十 分 で 、 大 胡 教授 は 国立 民 族 学 博 物 館(大 組 織 的 ・系 統 的 に 実 施 さ れ て い な い 現 状 が あ 機 関 の1つ で あ り博 物 館 を保 有 す る研 究所 、 り 、 ② に 関 し て は 所 謂 、`世 間 的'な 以 下 「民 博 」 と略 記)に8年 評 価 と 学 共 同利 用 間(1975-1983 も呼 び う る が 、 こ れ も ま た トー タ ル 評 価 と し 年)助 手 と して在 籍 した経 緯 を もつ 。 また筆 て 鋭 い も の が あ り`来 者 は 、 本 学:明 治 大 学 古 代 学 研 究 所 指 導 教官: 賞 者 本 位'も 館 者 至 上 主 義'や`鑑 否 め な い 経営 志 向 か らい っ て も 無 視 で き な い 評 価 指 標 の1つ 山 内健 治 教 授 に文 化 人類 学 的 調査 技 術 の 訓 練 を受 け て き た。 ま た筆 者 は既 に2005年 で あ る 。(2)① に 関 して は 、 博 物 館 自 身 の 研 究 精 査 ・技 術 開 本 学:明 発 も含 め 、 欧 米 先 進 博 物 館 の よ う に 専 任 の リ 國雄 サ ー チ ャ ー(researcher)や 学 芸 員)を (evaluator)の エ バ リ ュエ ー タ ー 配 備 を含 め た展 示 評価 が 重 要 で 治 大 学 学 芸 員 養 成 課 程(講 教 授 ・吉 田 優 助 教 授/実 修 了 し、2006年 別 共 同 利 用 研 究 員 と して 在 籍 し、 「 経 営 人類 学 」(5)(指 導 教 官:中 牧 弘 允 問題 か ら帰 納 的 に吸 い上 げ 、 プ ラ グマ テ ィ ッ 物 館 教 授)を 専 攻 して い る。 用 的 ・実 践 的)に 習:外 山徹 度 よ り民 博 の特 あ り、 ② に 関 して は 、 事 実 に 立 脚 し、 実 際 的 ク(実 度、 師:矢 島 国 立 民 族学 博 改 革 な い し改 良 をす いず れ に しろ 筆 者 の 博 物 館 に 関す る 学 的 関 で は 現 場 に お け る 観 察 ・精 査 と 心 は、 一 筋 縄 で は括 れ ない 多 彩 な刺 激 に依 る い っ た フ ィ ー ル ド ワ ー ク な い し参 与 観 察 と い もの で は あ る が 、 少 な くと も種 々の 博 物 館 を う武 器 が 有 用 と な ろ う 。 展 示 の 評 価 に つ い て 見 学 す る にあ た り、 「経 営 人 類 学 」 的 視 点 も は 、 一 般 に 来 館 者 の 反 応 を 調 査 す る こ と を通 視 座 に据 え て 記 述 して い こ う と考 え て い る 。 す め る(3)上 し て 実 施 さ れ て お り、i.来 館 者の観察調査、 これ は 単 に合 理 効 率 化 や マ ネー ジ メ ン トセ ン ii.ア ン ケ ー ト調 査 が あ り 、 後 者 は 、 面 接 ア ス とい っ た運 営 管 理 を標 榜 す る わ けで は ない 。 ン ケ ー ト と非 拘 束 自 由 記 入 式 と が あ る 。(4) 博 物 館 の 主 要素 に は モ ノ(コ 「博 物 館 に お け る フ ィ ー ル ド ワ ー ク を 基 に *明 治大学博 士後期課程政 治経済学 研究科政治学専攻 一21一 カ ネ(予 算 ・資 本 等)は レ ク シ ョ ン等)、 言 う まで も な く、 ヒ ト(学 芸 員 ・職 員 等)の 存 立 意 義 が 重 要性 を 用 者 に社 会 的 ・教 育 的 ・啓 蒙 普 及 的 なサ ー ビ 増 して い る。 本 稿 の 後 半 部 に は こ の`ヒ スや ホ ス ピ タ リ テ ィ を提 供 す る の と同 時 に、 ト' =学 芸 員 に 力 点 を置 い て 分 析 を行 っ て い く 。 . 昨 今 「魅 せ る博 物館 」 な るス ロ ー ガ ンが 少 エ ン ダー テ イメ ン ト性 や鑑 賞 者 に ア メニ テ ィ な くな く掲 げ られ るが`魅 せ られ る'を 決 め ター を確 保 す る う.えで博 物 館 の 、 も し くは学 る の は あ く まで 受 け と り側 の 来 館 者 ・鑑 賞 者 芸 員 の 避 け て通 れぬ 枢 要 な 命 題 で はあ る。 であ っで を味 わ い 反 発 して も ら うこ と もま た、 リ ピー 企 画 ・立 案 者 で あ る学 芸 員 の創 造 物 で は な い筈 で あ る。 鑑 賞 者 の 主 観 に 委 ね る 1.博 と言 え ば そ れ まで だ が 、 現 地 調 査 な い し参 与 1.博 物 館 の 展 示 ・教 育 の理 論 的 枠 組 一 「博 物 観 察 に よ る 視 点 か ら、(や や文 学 的 表 現 だが) 館 学 」(倉 田 ・矢 島:1997)を 珠 玉 的 な展 示 、 感 覚 器 官 を強 く刺 激 す る よ う 物 館 の 展 示 ・教 育の 理 念 と統 計 資 料 中心 に一 博 物 館 の展 示(6)の 種 類 に は① 分 類 展 示 〈 な官 能 的 な展 示 、 来 館 者 の 琴 線 に触 れ る展 示 自然 的 分 類(自 然 系)・ 人 為 的 分 類(人 な る もの 、 が 仮 に存 在 した と した ら、 そ の 展 〉② 生 態 展示 く生 態 系(自 然 系)・時 代 室(人 示 的 魅 力 や そ れ らの 共 通 点 が 模 索 で きる の で 文 系)〉 ③ 動 態 展 示 ④ 課 題 展 示 く テ ーマ に よ は な い か 、 と考 え る次 第 で あ る。 る企 画 展 等 〉⑤ 総 合 展 示 が あ り、 ま た形 態 ・ 以 下 で は 、 筆 者 が博 物 館 の 展 示 方 法 に 関 す 文 系) 内 容 に よ っ て 屋 内 展 示 型 博 物 館(indoor る基 礎 的 な理 論 ・方 法 ・技 術 ・知 識 に 関 して museum)、 動 植 物 園 や 移築 建 築 物 等 の 屋 外 展 博 物 館 実 習 を通 じて履 修 した 経 験 を踏 まえ な 示 型(outdoor/openairmuseum)、 が ら、 同 時 にあ らた め て 来 館 者 ・見 学 者 ・利 や 現 地 保 存 型 の 博 物 館(sitemuseum)が 用 者 ・鑑 賞 者 の 立 場 か ら考 え る。 展 示 物 や 作 る(7)。 展 示 の 物 理 ・化 学 的 条 件 と して は 「 動 品 を体 感 ・体 験 ま た は鑑 賞 し、率 直 に受 け取 っ 線 計 画 」・「視 線 計 画 」・温 湿 度 ・照 明 ・採 光 た 瞠 目、も』 し くは官 能 的 な刺 激 を感 じ得 た(場 の 条 件 が あ る(8)。また 展示 の バ リエ ー シ ョ ン さら に遺 跡 合 に よ っ て は ナ イー ブ で 、 直 感 的 と も言 うべ に は 、L説 き)熱 烈 な 印 象 が 残 った 展 示 物 が 、如 何 な る 知 識 を合 理 的 に伝 達 す る)ii.問 題 発 見 法(ど 展 示 方 法 な い し技 術 内 容 に裏 打 ち され て い る こ に問題 が あ るの か を指 摘 す る科 学 的 研 究 法 か 、 を検 討 し、 整 理 す る。 を説 明 す る)iii.探 求 法(学 む ろ ん こ れ らは 、 展 示 にお け る理 論 方 法 ・ 明 的 ・実 証 的 方 法(確 あ 立 され た 習 者 自 らが 問 題 を もち 、 仮 説 を 立 て 、照 明 す るiv.以 上 の 方 技 術 ・知 識 を駆使 した 上 で 、 科 学 的 な い し客 法 を組 み 合 わせ た もの(9)、が あ り視 覚 中心 教 観 的 に抽 出 した 測 定 ・分 析 ・解 釈 ・判 定 を精 育 の 原 点 に は`観 察'と`比 査 せ ね ば な る ま.い。 そ う した 分 析 装 置 や論 的 で あ る こ と を強 調 して い る。 「展 示」 とい う 手 続 き を踏 襲 しつ つ 施 策 や 実 施 を行 い 、 また 方 法 は、 見 る こ とに よ り、学 習 者 が 自分 の知 そ の 評 価 な い し真 価 ・真 贋 の 声 、 善 し悪 し を 識 、 関心 、興 味 に応 じて そ れ ら を学 習 す る こ 企 画 ・設 計 ・製作 の段 階 に遡 及 させ て フ ィー とで あ り、 い わ ゆ る視 聴 覚 的 、 特 に視 覚 的方 ドバ ッ ク して い か ね ば な ら ない 。 博 物 館 で は 法 を中心 と した学 習(教 育)で 蓋 し美 術 作 品 や`鑑 賞 者 の 主 観'・ま た は`鑑 物 館 特有 の 視 聴 覚 な い し視 覚 的 教 育 と は 「感 賞 者 へ の 心 的 委 託'ま で を も学 芸 員 は考 慮 な 性 的 認識 」 と 「理 論 的 認識 」 を統 一 し、 具 体 い し銘 記 しな くて は な ら ない か ら で あ る。 つ 的 な もの と抽 象 的 な もの どの 相 互 の 結 びつ き ま り博 物 館 が 掌 り、 追 求 す るの は リア リズ ム の 実 現 に 努 め る こ とで あ る。(10) 一 般 に われ われ は特 に文 献 ・図 版 を通 して だ け で は な くリ リ シズ ム な る もの を も また 内 包 しな くて は な ら ない の で あ る。 来 館 者 ・利 一22一 較 対 照'が 肝 要 あ り、 こ の博 `知識'と して消 化 して い る もの は数 多 あ る が 未 だ そ れ を 実 見 した り触 った り、 訪 れ て い な と が大 事 で あ る 。 そ の 内 容 は決 して結 論 的 に い こ との 方 が む しろ 多 い(例 帰 趨 させ る こ と な く、 あ る い は`モ ノ の ふ' えば 保 護 対 象 の 天 然 記 念 物 、珍 しい 動植 物 、 遠 国 ・奥 地 の民 を`完 結'さ 族 ・世 界 遺 産 等)。 筆 者 を 含 め 文 化 人 類 学 を ど は存 在 しな い こ と を前 提 に 、 お 膳立 て は こ 専 攻 してい る研 究 者 で す ら も、 専 門 調 査 地 以 ち ら(制 作 者側)で 外 は 訪 れ て い な い 国 々 の ほ うが 圧 倒 的 に 多 い ら鑑 賞 者 の想 像 力 に託 し、創 造 力 を掻 き立 て こ とが 普 通 で あ ろ う。 もの を体 験 した り実 感 る`余 地'を 残 して お くこ とが 大 切 で あ る と した りす る(モ ノ の姿 形 を様 々 な角 度 か ら凝 考 え る。`問 い か け'を 含 め鑑 賞 者 との 「知 」 視 、 刮 目 し手 で重 さを感 じる)こ と で初 め て の(無 言 の)対 体 得 で き る もの が あ る の だ と筆 者 は博 物 館 実 る こ と を筆 者 は博 物 館 実 習(11)から学 ん だ。以 習 を通 じて つ くづ く痛 感 した もの で あ っ た。 下 で は 、学 芸 員 は ドグマ 的 に 、 あ る い は恣 意 「本 物(実 物)を 見 せ 、 あ る い は 触 れ させ せ ず 、 元 々`解 答 な る もの'な 用 意 し含 み を持 た せ な が 話 を楽 しむ こ とが 最重 要 で あ 的 に道 理 を諭 す 伝 導 者 で は な く、 あ く まで鑑 て 、 感 じ させ 、発 見 させ 、 考 え させ る こ と」 賞 者 の 知 的 好 奇 心 を喚 起 す る 鼓 舞 的 な 役 割 、 は 、 い わ ば 教 育 の原 点 と も言 え る こ とで あ る 。 つ ま りサ ポ ー ター(支 援 者)に 徹 す る とい う この 見 る と い うこ とは 、 た だ 何 と な く目 で見 姿 勢 を強 調 して い る 。 る 、 網 膜 に写 した とい う こ とで は な く、 目 を 「 展 示 され た モ ノ を見 る こ と に よ って 、そ の 通 して 脳 で 見 て い る こ とで あ り、 意 識 の 流 れ モ ノ を 自分 の 目 で 観 察 し、知 識 を確 認 す る と に 還 元 しなが ら 「視 る」 こ とで 、 見 る人 の 積 と もに、 そ の モ ノ を通 じてそ の背 後 に あ る コ 極 的 な 活 動 と な る。 展 示 に は 、 こ の 「視 る」 トを学 ぶ の で あ る 。 展 示 と は 、変 ・古 ・珍 な こ と を促 す 誘 い 込 み が 欠 かせ な い し、 学 習 者 る モ ノ を陳 列 して 人 々 の 好 奇 心 を刺 激 す る だ が 自 らの 知 識 に応 じて検 討 して 「わ か る」 こ け で は な く言 葉 の通 りモ ノ を 「展 べ 広 げ 、覆 と と、 「わ か ら な い 」 こ と が 「適 当 な 割 合 」 わ れ て い る もの を取 り払 って 」 人 々 に 示 し見 で混 在 して い る こ と に よる 、 さ ら な る学 習 の せ る こ と に あ る。 しか もモ ノ と モ ノ との 関連 促 し、 知 的 好 奇 心 を起 こ させ る刺 激 と な る と を 意 味 づ け なが ら、学 習 者 に提 供 し、 そ れ ら い わ れ る 。[デ ー ル ・エ ドガ ー:1967]」 を 視 る こ と を通 じて 自然 や 文 化 、 歴 史 を体 験 1つ の モ ノ を通 して、 増 幅 す る 心 的 世 界 と 的 に学 習 す る こ とを補 助 、 支 援 す る こ とで あ い う`余 白'を 鑑 賞 者 に残 して あ げ て 、 敷 桁 る 。 旧 来 の 博 物 館 は 、 陳 列 した モ ノ を 見せ 、 的 な解 説等 は モ ノの`履 歴'に 知 ら しめ る伝 達 的 教 育(学 と どめ モ ノか 習)で あ ったが、 ら得 、受 動 し、 また は彷 彿 す る イメ ー ジ を立 今 日、博 物 館 の 展 示 は モ ノで 見 せ 、考 え させ 体 的 に拡 大 させ る よ う に 、制 作 者 は あ くまで る 「視 覚 的 思 考 」 で あ り、創 造 的 学 習 へ 誘 う 鑑 賞 者 へ の橋 渡 し的 な`触 媒'と とい う進 化 的 転 換 を行 わ しめ る もの で あ る と して 在 るべ きで あ る と考 え る。 例 え ば キ ャ プ シ ョンの 内 容 な ど も制 作 者(こ 者(来 館 者)へ こで は学 芸 員)か ら鑑 賞 の単 方 向 の教 義 的 な い し啓 蒙 考 え る 。[倉 田 ・矢 島1997:240頁]」 1つ の モ ノか ら出発 して 、外 延 的 か つ積 分 的(よ り立 体 的 に か つ 高 次 に 上 げ る よ うな) 的 な説 明、 敷 桁 的 な模 範 解 答 を提 示 して は な に増 幅 す る 世 界 や 、 も し くは代 表 的 、 象 徴 的 ら ない ので あ る 。 つ ま り、制 作 者 と鑑 賞 者 の に岨 噛 した イ メ ー ジ と して解 釈 した印 象 は鑑 間 の`双 方 向 の コ ミ ュニ ケ ー シ ョ ン'が 重 要 賞 者 そ れ ぞ れ に よ り異 な る。 あ まつ さ え首 肯 で あ る とい う指 摘 で あ る。 的 、場 合 に よ っ て は 対 礁 的 な 理 解 や 解 釈 と キ ャ プ シ ョ ンを例 に とれ ば 、 制 作 上 留 意 す い っ た 「理 論 的 認 識 」 に と ど ま らず 、 モ ノが る こ と は、 概 説 的 ・網 羅 的 ・簡 略 的 で あ る こ 放 つ 残 像 や 機微 、 得 も言 わ れ ぬ珠 玉 との 避道 一23一 や 瞠 目 、感 覚 器 官 を刺 激 す る よ うな 官 能 的 な 物 館 総 数 に 占 め る 割 合35.4%)で 心 象 や 銘 記 とい った 「感 性 的 認 識 」 は 、 両 者 次 い で 歴 史 博 物 館405館(同33.9%),総 が 二 分 法 的 あ る い は 折 衷 的 に分 け ら れ て 消 博 物 館156館(同13.0%)の 化 ・鑑 賞 され る の で は な く、 渾 然 と して 「視 また博 物 館 類似 施 設 で は 歴 史博 物 館 が2,795 る 」 ヒ トの懐 に 入 って くるの で あ る 。鑑 賞 を 施 設(博 物 館 類 似 施 設 総 数 に占 め る 割 合 重 ね る こ とに よ り、知 識 や 造 詣 を深 め る こ と 63.2%)で 最 も多 く,次 い で 美 術 博 物 館667施 に よ り、 と きに 窺 蓄 を傾 け る こ とに よ り反 発 設(同15.1%),科 して 味 わ うこ とが 出来 るの で あ る。 こ う した `学 び'な い し教 育 に は 「学 校 教 育」 に は な の順 とな っ て い る。(12) い 。 教 科 上 、 「算 数 」 と 「図 工 」 な い し 「 数 て入 館 者 の 割合 が 相 対 的 に低 く、科 学 博 物 館 ・ 学 」 と 「美 術 」 に 区分 な い し分 断 さ れ て い る 動 物 園 ・水 族館 の 入 館 者 が館 数 と比 較 して 相 の とは 違 っ て 、博 物 館 の`モ 対 的 に 多 い とい う こ とが い え る。 断 的'で 最 も多 く, 合 順 と な っ てい る。 学 博 物 館366施 設(同8.3%) こ れ に よれ ば 歴 史 博 物 館 が そ の館 数 に比 し ノ'学 習 は`横 こ の こ と は 後 述 す る(稿 末:結 あ り畢 寛 、既 述 して きた よ うに 「 理 び)、 科 学 論 的 認 識 」 と 「感 性 的認 識 」 とが 融 合 し、 し 博 物 館 の体 験 型 ・参 加 型 の 博 物 館 の施 策(ま か も同 時 に総 合 的 に尖 鋭 化 で き る こ とが 「社 とめ③)や 会 教 育 」 な い し 「博 物 館 教 育 」 の 醍 醐 味 な の す る`実 物 が 動 く'(ま である。 す るか に み え る が 、 こ こで は提 起 に と どめ て ノ 、 最先 端 の 映 像 ・動 画 技 術 を凌 駕 と め④)こ と に起 因 お く。 2.わ が 国 の種 類 別博 物 館 数 と入 館 者数 なお 、博 物 館 の 展 示 技 術 を評 価 す る 上 で 、 (2005年 度) 照 明 ・背 景 色 ・キ ャ プ シ ョ ン ・映 像 ・展 示 に 博 物 館 及 び博 物 館 類 似 施 設 に つ い て種 類 別 注 目す る こ とは重 要 と な るの で、 こ れ らに つ に み る と,博 物 館 で は 美術 博 物 館 が423館(博 図1種 類 別 博 物 館 数 ・博 物 館 類 似 施 設 数(表1-1,表1-2,図1-1,図1-2) 表1-1種 区 い て も以 下 で触 れ て い きた い 。 分 平 成17年 度 類 別博 物 館 数(単 位 科学 博物 館 歴史 博 物館 美術 博物館 156 108 405 423 13 32 12 9 38 100% 13.0% 9.0% 33.9% 35.4% 1.1% 2.7% 1.0% 0.8% 3.2% 計 総合 博 物館 科学 博物 館 262 366 5.9% 8.3% 計 1,196 野外 博物 館 施 設) 総合 博 物館 動物 園 植物 園 動植物 園 水族館 . (構成 比%) 表1-2種 区 分 . 平 成17年 度 4,421 類 別 博 物 館 類似 施 設 数(単 位 歴史 博 物館 2,795 施 設) 美術 博物 館 野外 博物 館 動物 園 667 93 63 15.1% 2.1% 1.4% 植物園 動植物園 水族館 121 16 38 0.4% 0.9% . (構成 比%) 〈注 〉 100% 63.2% 2.7% 「 総 合 博 物 館 」 と は 人 文 科 学 及 び 自 然 科 学 に関 す る資 料 を ,「科 学 博 物 館 」 とは 主 と して 自 然 科 学 に 関 す る資 料 を,「 歴 史博 物 館」 とは 主 と して 歴 史 及 び民俗 に関 す る資 料 を,「 美 術 博 物 館 」 と は主 と して 美 術 に 関 す る資 料 を,そ れ ぞ れ 収 集 ・保 管 ・展 示 す る もの をい い,「 野 外 博 物 館 」 と は戸 外 の 自 然 の景 観 及 び 家 屋 等 の 形 態 を,「 動 物 園」 と は 主 と して 動 物 を,「 植 物 園 」 とは 主 と して 植 物 を,「 動 植 物 園」 とは動 物 ・ 植 物 を, 「 水 族 館 」 と は主 と して 魚 類 を,そ れ ぞ れ育 成 して そ の生 体 を展 示 す る もの をい う。 一24一 図1-1博 植物園 物 館の構成比 動 植物 園 水族館 0.elS32鴬 野外 博物 館 1.1 出 典:文 部 科 学 省 ホ ー ム ペ ー ジ(Home>総 査 中間報告 〉 http:〃wwwmext.go.jp/b 表2種 合 案 内 〉 各 種 統 計 情 報 〉 社 会 教 育 調 査 〉 平 成17年 度社会教育調 調 査 結 果 の 概 要) _menu/toukei/001/0041h17m/002.htmよ りほ ぼ全 抜 粋 した もの を筆 者 が 部 分 的 に 編 集 類 別 博 物 館 数 ・博 物 館 類 似 施 設 入 館 者 数(表2-1,表2-2) 表2-1博 区 計 分 . 1 総合 博 物館 科学 博物館 物 館 の 入館 者 数 歴史 博物館 美術 博物館 (平成16年 度 間) 野外 博 物館 動物園 植物園 動植物園 水族館 博物館数 入館者総数(千 人) 117,470 40,507 登録 博物館数 入館者総数(千 人) (構成 比%) うち特別展(千 人) 入館者総数(千 人) 32 12 9 18,197 2,182 4,300 4% 13 2,687 11% 14% .28% 2% 15% 2% 6,016 17,077 535 1,108 191 1 1 一 9 9 一 1,215 125 65 288 334 8 55,141 6,825 8,779 11,676 24,844 1,081 712 1% 100% 12% 16% 21% 45% 2% 24,123 2,194 2,540 4,820 13,721 464 16,384 (注)「 博 物 館 数 」 は,平 39 24、 3,231 3,863 5% 1,277 成16年 5 1,606 3% 6% 9% 13% 1,196 3,356 度 間 未 開 館 及 び 平 成17年 物 館>37博 72 8,412 108 5,323 1,489 部 科 学 省 ホ ー ム ペ ー ジ(Home>総 間 報 告 〉統 計 表 一 覧>5博 38 17,151 4,029 9% 100% (構成 比%) 406 33,256 831 62329 うち特別展(千 人) 12,642 3,471 328 博物館相当施設数 396 16,999 104 10,056 100% (構成 比%) うち特別展(千 人) 出 典:文 149 1,159 (登録十相当施設) 0% 0% 14 11 31 71 9 2,173 28% 3% 1,094 190 度 新 設 の 博 物 館(37館)を 8,062 2% 一 1 17,485 15% 18 4,300 7% 18 369 29 15,936 26% 7,693 除 く。 合 案 内 〉各 種 統 計 情 報 〉社 会 教 育 調 査 〉平 成17年 度 社 会教 育 調査 中 物 館 の 入 館 者 数) http://wwwmext.go.jp/b_menu/toukei/001/004/h17m/005/037.xls 表2-2博 区 計 分 総合 博物館 物館類似 施設の入館者数 科学 博物館 歴史 博 物館 美術 博物 館 野外 博物館 (平成16年 度 間) 植物園 動植物園 水族館 動物 園 . 3,946 234 344 2,433 620 85 61 119 14 36 入館者総数(千 人) 148,857 7,702 17,251 57,521 22,868 3,868 14,672 12,603 2,334 10,038 10% 8% 2% 7% 1,916 317 4,944 施 設 数 (構成比%) うち特別展(千 人) (注)平 100% 5% 12% 39% 15% 3% 29,981 1,542 2,805 9,767 7,942 217 成16年 度 間 未 開 館 及 び平 成17年 度 新 設 の 博 物 館 類 似 施 設(475施 出典:文 部 科 学 省 ホ ー ムペ ー ジ(Home>総 531 設)を 除 く。 合 案 内 〉各 種 統 計 情 報 〉社 会 教 育調 査 〉平 成17年 度 社 会 教 育 調 査 中 間報 告 〉統 計 表 一 覧>6博 物 館 類 似 施 設>45博 物 館 類 似施 設 の 入 館 者 数) http=//www.mexLgo.jp/b _menu/toukei/OO1/004/h17m/005/045.xls −25一 ll.博 物 館 調 査 と実 証研 究 一 フ ィー ル ド ・ もの と な っ て い る 。 実 際 に使 用 した と され る ノ ー トよ り一 60cmの 1.明 治 大 学 博 物 館 の展 示 に つ い て(事 例1) よ う な捕 物 道 具 は 希 少 価 値 が 高 い 。 ギ ロチ ン、 `ニ ュ ル ンベ ル クの 鉄 の処 女'は 戦 燥 的 な 印 象 <見 学 館:明 治 大 学博 物 館 見 学 日:2005年4月'23日 〉 「江 戸 町 方 同 心 捕 者 出 役 長 十 手 」 の を与 え、 ま た そ の 妾 ら に 「人 権 」 とい う人 類 館 内 全 体 の 内 装 の壁 面 や 床 面 の 「配 色 」 に の テ ーマ に照 ら し合 わ せ た差 別 解 消 ・人権 擁 非 常 に趣 向 が 凝 ら され て い る 。館 内 は 薄 暗 く 護 の 立 場 を考 慮 した`お 統 一 感 が あ り、 壁 ・床 面 の 暗 くシ ッ ク な色 合 慮 が な され て い る 。 い と、背 景 も し くは壁 紙(白 色 も し くは ク リ ー ム 色)と こ と わ り'書 きの 配 考 古 部 門 で は 、 明 治 大 学 が50年 以 上 に わ の コ ン トラス トが 見 事 で あ り、 よ り た っ て 旧石 器 時代 か ら古 墳 時 代 に い た る 各 時 展 示 品 が 浮 き立 つ 演 出 が な され て い る。 レ イ 代 の 遺 跡 を調 査 研 究 して きた実 績 を主 に発 掘 ア ウ トは(敷 地 面 積 の 制 約 上)簡 潔かつ明瞭 品 を 中心 と して 時 代 別 ・遺 跡 別 に詳 説 して あ な 間仕 切 りで 、 商 品 ・刑 事 ・考 古 の 各 部 門 の る。 群 馬 県 岩 宿遺 跡 ・埼 玉 県 砂 川 遺 跡 ・神 奈 バ ナ ー サ イ ン(釣 会場 区 分 が 明 瞭 で 川 県 夏 島貝 塚 ・栃 木 県 出流 原 遺 跡 等 、個 々 展 あ る。 時 系 列 的 な展 示 が な され て い る考 古 部 示 内 容 ・技 術 に は 立 ち入 らな いが 、全 体 的 に 門 以 外 は順 路 が 無 く`自 由動 線'が モ ノ が引 き立 つ ラ イ テ ィ ング に統 一感 が あ り、 り幕)で 想定 され て お り利 用 者 の 興 味 本 位 を尊 重 し、 来 館 者 の 不 世 出感 を醸 し出 して い る。 黒 曜 石 原 石 、 武 放 恣 を許 容 す る よ うな 配 慮 が 施 され て い る 。 器 形 青 銅 器 「広 形 銅 矛 」、矢 出 川 遺 跡 「細 石 入 室 時 に鳥 撤 図 等 で館 内 の広 さ をあ る程 度 把 刃」、 夏 島 貝 塚 「尖 底 深 鉢 形 土 器 」 等 に 当 て 握 で き るの で 利 用 者 は時 間 を気 にせ ず 安 心 し た照 明 は 、影 をつ く らな い よ う配 慮 され て い て 鑑 賞 で き る。 天井 が7mも る。 圧 巻 な の は 「杉 田 貝塚 貝 層 剥 離 標 本 」(縄 あ る こ とか ら 開 放 感 が あ り、 ガ ラ ス ケ ー ス個 々 の 間 隔 が 贅 沢 文 中 ∼晩 期)の に と られ 窮 屈 感 や切 迫 感 は全 く感 じら れ な い。 ら れ瞠 目す る よ う な臨 場 感 が あ る 。 また 茂 呂 商 品 部 門 で は 、磁 器 ・陶 器 ・漆 器 及 び友 禅 遺 跡 、平 沢 良 遺 跡 の ナ イ フ形 石器 、 上 ノ平 遺 染 の 製 造 工 程 を 示す に あ た っ て 、 現 物(素 材 貝 層 断 面 で あ る。 壁 面 にか け 跡 の槍 先 形 尖 頭 器(石 槍)は ス モ ー ル ・ラ イ 品 ・段 階 別 半 製 品 ・完 成 品)の 陳 列 だ けで な トの効 果 もあ って か 透 明度 や 尖 り具 合 が 明 瞭 く、 製 法 や 加 飾 の工 程 段 階 を写 真 添 付 す る こ で あ る 。 暗 色 の 銅 鐸 「四 区袈 裟樫 文銅 鐸 」 も と に よ り詳 細 に 解 説 して あ っ た(「 先 染 糸 」 底 面 照 明 で 文 様 が くっ き り表 出 して い る。 パ の 段 階 別 の 色 の 濃淡 が 把 握 し易 い)。ま た原 材 ネ ル の タ イ トル"文 字 に現 れ た倭 国"は 、 大 料 別 多 用 途(ex.木:割 き さに もイ ンパ ク トが あ り効 果 的 。 物 ・挽 物 ・檀 榔 ・い 草 ・こ け し)の 展 示 も伏 線 と な り、`商 品' 大 学 史 展 示 室 は、 沿 革 が時 系 列 的 に並 べ ら の 展 示 で あ る と共 に`人 間 の 技 法 ・技 術 ・技 れ 、床 面 の 「敷 石(1928)」 量'の 展 示 で もあ るこ と を訴 えて い る。 た3人 の創 立 者 、 旧記 念 館 の 模 型 は 荘 厳 さ を 刑 事 部 門 で は 、 文字 資 料 だ けで な くカ ラ ー 醸 し だ し格 調 高 い 。 記 録 案 内 ・記 事 ・設 計 図 版(「 答打 ・ 石 抱 の 図」・「武 器 二 百 図」・「新 図 ・手 帳 ・日誌 ・学 則 要 項 そ の他 写 真 ・作 品 入 りの しゃ く り」)等 や 実 物 資 料(石 に 至 る まで 当時 の 学 園 生 活 を追 体 験 で きる 。 抱拷具 ・ ・壁面 か ら突 出 し 礫 柱 ・獄 門首 台 木 ・火 罪 木 等)を 満 載 し、 視 ガ ラス ケー ス につ き5∼6点 覚 的 ア ピー ル が 強 く鑑 賞 者 を瞠 目 ・圧 倒 させ 絞 って あ る ため 、 ゆ っ た りと した 安 堵 感 を与 る 。 例 え ば 礫 柱 に も 「礫 の 図」・「刑 場 の 図 」 え 、 読 む気 を削 が な い 工 夫 が な され て い る。 を添 え る こ と に よ って よ り リア リテ ィが 高 い 一26一 に(間 隔 を 空 け) 2.歴 史 系 地 域 博 物 館 の 活 動 の 特 色 につ い て (事例2) と 三 浦半 島 が 一望 で き、 断 面(層)構 中 や 海底 に生 息 す る動 植 物(ア ガ キ ・トビハ ゼ等)や <見 学 館:浦 安 市 郷 土 博 物 館 見 学 日:2005年10月16日 〉 造で海 シ ・ア サ ・マ 、 地 中 に生 息 す るア ナ ジ ャ コ ・オ サ ガニ ・ス ゴ カ イ イ ソ メ等 も覗 け 同 市 の 安 定 した財 政状 況 が 反 映 して か 同 館 る よ うに な っ て い る 。 ア オ ギ ス の 生態 観察 水 の 入 館 料 は無 料 で あ る。 開 館5周 年(平 成13 槽 、 ウ ロ ハ ゼ ・チ チ ブ等 の 自 由研 究水 槽 は水 年4月1日)の 族 館 並 み の 巨 大水 槽 で あ る。海 の 映画 館 「チ ャ 横 断 幕 が あ り、 同 館 は 保 存 機 ン コ の 海 』、浦 安 史 談r浦 安 亭 』 の 演 目(6 能 が 不 十 分 で あ っ た 郷 土 資 料 館(昭 和55年 ∼)の リニ ュ ー ア ル 館 で あ る。 受 付 に順 路 を 回/日 上 映)、 漁 師 た ち の 方 言rこ 尋 ね る と ま ずBIFの 蔵 庫 」 は`語 屋 外 展 示 場 「浦 安 の ま と ばの 収 り'の 音 声 展 示 で あ り趣 向 が凝 ち 」 に是 非 行 く よ う に薦 め られ る。 い きな り ら され て い た 。 各 コー ナ ー に は タ ッチ パ ネ ル 戦 後 復 興 後 に タ イム ス リ ップ した よ うな 臨 場 式 のPCが 感 を 受 け る。 活 況 を呈 した`漁 師 の 街'と と に よ り、館 内順 路 を歩 きな が ら説 明 を聞 け 、 設 置 さ れ 、携 帯 電 話 を貸 し 出す こ 数 多 の 市 指 定 有 形 文 化 財 の 立 ち並 び 、 ボ ラ ン る とい うシ ス テ ム が 施 さ れ て い る 。 ミ ュー ジ テ ィアの 人 々 の 、 実 際 にそ こ に暮 ら して い る ア ム シ ョ ップ に は 浦 安 特 産 品(焼 か の よ うな挙 措 、 立 ち振 る舞 い ま た は所 作 が き あ さ り等)が 売 られ て い る。 ユ ニ ー クな 試 手 伝 い 、 ダ イナ ミズ ム が あ りそ の リア リテ ィ み で あ る。 の 高 さ に瞠 目す る 。 当博 物 館 の コ ンセ プ トは き海 苔 、焼 地 方 博 物 館 が 保 持 す る 「郷 土 」 や 「 風 土」 ① 市 民 参 加 を モ ッ トー と した 「す べ て に 開 か につ い て考 え させ る こ とを念 頭 と し、 そ れ ら れ た 博 物 館 」 ⇒ 市民 が 主 体 の 新 しい博 物 館 ② を`問 体 験 を重 視 した 「 生 きて い る博 物 館 」 ⇒ 新 た 安 市 の浦 安"史"の な 市 民 文 化 の発 信 基 地③ い つ 来 て も新 しい 発 域(史)学 見 の あ る 「リ ピー ター の 呼 べ る博 物 館 」 ⇒ 生 46年 の 漁業 権 全 面 放 棄 以 降 、複 合 都 市 と して 涯 にわ た っ て学 習 の で き る施 設④ 博 物 館 も学 の オ リエ ンテ ー シ ョン を図 り、 相 次 ぐ海面 埋 校 で あ る と位 置 づ け 「 学 校 教 育 に生 かせ る博 物 館 」 ⇒ 未 来 の浦 安 を築 くエ ネル ギ ー で あ り、 め 立 てが 行 わ れ激 動 ・激 変 の 時 代 を経 て きた。 `風 土'の 中 で 長 い 時 間 を か け て 、新都市 へ い ず れ も市 民 主 体 ・市民 文 化 教 育 が キ ー ワ ー と変 貌 を遂 げ た現 在 の 浦 安 市 を 、確 か に数 々 ドに な っ て お り、千 葉 県 指 定 の 文 化 財4、 浦 の 展 示 物 で 克 明 に 表現 し、 正 に地 域 に 根 ざ し 安 市 指 定 文 化 財 が24の 保 護 ・活 用 に も力 が 注 た郷 土博 物 館 で あ る こ と を首 肯 させ られ る。 が れ て い る。 ま た 数 々 の 体 験 教 室(「 お 手 玉 ・ね つ け作 り う'こ と を基 本 的 態 度 と して い た。 浦 変 遷 を見 事 に現 代 史 ・地 に 融 合 させ て い る。 浦 安 市 は昭和 なか んず く臨 場 感 の あ る展 示 は 、屋 外 展 示 教 室 」 「境 川 乗 船 体 験 」 「干 潟 観 察 会 」 「郷 土 場 の 船 宿 、 豆 腐 屋 、風 呂屋 や 路 地 広 場 の共 同 料 理 教 室 一 あ さ り飯 ・ふ うか し(あ さ りの 味 水 道 。 松 井 天 山 に よ っ て描 か れ た 「浦 安 鳥 撤 噌 汁)一 」)に は 、 浦 安 市 郷 土 の 自然 や 文 化 図」 は 、 山 本 周 五 郎 「青 べ か物 語 』 の 舞 台 と の 継 承 ・振 興 ・育 成 を図 って い こ う とす る こ な っ た 昭 和 初 期 の浦 安 の 世界 に浸 る こ とが で とが 見 て取 れ 、文 化 セ ン ター と して の役 割 や き、 時 代 を 越 え た郷 愁 に駆 ら れ る。 「 船 の展 地 域 学 術 の 振 興 を担 っ て い る こ とを確 認で き 示 室 」 で 実 物 大 の`投 網 船'`小 る。 船'が(ス 網 船'`打 瀬 ペ ー ス を喰 うた め鉄 柱 を組 ん で) 高 さ2段 組 で 展 示 さ れ て い る 。 さ ら に 「埋 め 3.理 立 て 前 の 浦 安 の 干 潟 」 の ジオ ラマ は房 総 半 島 展 示 とそ の 比 較(事 例3) 一27一 工 系 博 物 館 の 参 加 型 ・体 験 型 博 物 館 の <見 部門 学 館:地 下 鉄 博 物 館/国 立 科 学博 理 工 自 身 が 電 池(人 間 の 体 重 の お よ そ2/3が 水分 で 、そ の 中 に イ オ ン が 溶 け て い る=「 電 解 質 」) 見 学 日:2005年6/12,18・10/23> に な っ て い る こ ど を 知 っ た り 、 「手 回 し 発 電 1【 地 下 鉄博 物 館 】1 入 館 す る と 「日本 最 初 の地 下 鉄 電 車」 及 び 機 」 で は磁 石 の傍 で 金 属 を動 か す と動 か した 「丸 の 内 線 第1号 車」 の 実 物 車 両(乗 車可)展 瞬 間 だ け 金 属 に 電 流 が 流 れ た りす る こ と を 学 示 に 迎 え ら れ る。 ま た 当 時(1927年S.2) ぶ こ とが で きる 。 そ の他 10銭 白銅 貨 を入 れ てい た 「ター ン ス タ イル 自 ハ ム の 円 盤 」 「サ ウ ン ドル ー プ 」 「トム ソ ン リ 動 改 札 機 」 に コ イ ンを入 れ て通 過 で き る よ う ン グ 」 「ア ー ク 放 電 」 「 作 用 反 作 用 」 「光 の 三 に な っ て い る。『地 下 鉄 プ レイ ラ ン ド』の 「メ 原 色 」 「ジ ャ イ ロ ホ イ ー ル 」 等 、 モ ノ の 道 理 トロパ ノ ラ マ 演 出 時 間」(4回/日)で が 教 育 ボ ラ ン テ ィ ア の 指 導 の も と 実 験 ・体 験 は巨 大 ガ ラ ス ケ ー ス で ミニ チ ュ ア の 都 心 を象 り地 で き る 。B3の 下 鉄 車 両(東 西 ・丸 の 内 ・銀 座 ・日比 谷 ・有 l(分 子 原 子6.023×1023))の 楽 町 ・千 代 田 ・半 蔵 門 ・南 北 線)を 「強 力 磁 石 」 「ベ ン 実 験 ・体 感 コ ー ナ ー で は1mo 量 を 水 ・炭 素 ・ 旧 ・新 系 ア ル ミ ・銅 ・タ ン グ ス テ ン と の 比 較 に よ っ て 統 と も に走 らせ て い る。 解 説 アナ ウ ンスが つ 重 さ を 実 感 さ せ た り、1秒 が ど の く ら い の 長 き照 明 の 明 暗 の 変化(日 さ の 時 間 か を 自 身 の`脈 中→ 終 電)で 時 間 の 拍'と 比 して感 覚 さ 経 過 を演 出 して い た。 体 感 コー ナ ーで は映 像 せ た り、 とい った 趣 向 に は愕 然 と させ られ る。 を み な が ら実 際 に運 転 操 作 す る5000系 1kgは 転 台(東 西 線:西 船橋 行)、8000系 (有 楽 町線:新 木 場 行)、02系 線:池 袋 行)が 統運 統運転 台 運 転 台(丸 の内 あ りボ ラ ンテ ィア の 人 が案 内 ど れ く ら い 重 い か4つ の 錘 を 選 択 し1 kg近 似 を推 量 さ せ る コ ー ナ ー も あ る 。ま た 諸 単 位(cd,A,s,)を 例 え ば1cd(カ 実 体 験 ・体 感 す る 展 示 、 ン デ ラ)≒1燭(ロ ウ ソ クの 指 示 を しな が ら操 作 方 法 を解 説 し て くれ る。 炎)と ま た 映 写 機3台 (ア ン ペ ア)は ど の く ら い の 電 流 か を 実 感 さ せ レ ー タ ー:僕 を駆使 した 「電 車 運 転 シ ミ ュ も君 も運 転 士 」(小 学 生 以 上) 比 較 し て 視 て 明 る さ を 感 覚 さ せ 、1A る た め(1Ω の 抵 抗 が 繋 い で あ る)発 電 機の で は 運 行 映 像 と電 車 の`揺 れ'を 体 感 しな が ノ ブ を 廻 し て1Vを ら運 転 速 度 制 御(ex.`階 大 変 、 負 荷 が 要 る か を 体 感 さ せ 、(人 為 の 口 段 緩 め'等)や 速度 発 電 させ る こ とが 如 何 に に 応 じた ア クセ ル ・ブ レ ー キ の使 い 方 、停 止 頭 説 明 な し で も)解 位 置 へ の停 車 の 仕 方 を ボ ラ ンテ ィ アの 人 が 付 他 に もlm(子 き添 っ て解 説 して くれ る。 速 度 制 限(各40・ ル を動 か す こ とで 感 覚 的 に 覚 え させ 、 そ の 僅 55・70km/h)を 差 を 電 光 表 示 し た り 、1K(ケ オ ー バ ーす る とATCが 働 くの に は 驚 愕 だ。 「 地 下 鉄 車 両 の し くみ 」 で は100系(S.59ま で銀 座 線1825号 車 に使 用) (セ 氏)の 釈 が よ り直 裁 的 で あ る。 午 線 の1/1000万)を 、カ ー ソ ル ビ ン)と1℃ 関 係 を解 説 してい る。 総 じ て 両 博 物 館 を 比 較 す る と、 地 下 鉄 博 物 の 模 擬 運 転 室 で運 転 の 手 順(マ ス コ ン・ブ レー 館 は 特 に 幼 児 ・小 中 学 生 を 対 象 と し て 体 感 ・ キ ハ ン ドル)を 学 べ る。 「総 合 司 令 室」 で は 実 感 さ せ る こ と に 重 き を お き 、 操 作 ・試 行 を 運 行 状 況 モ ニ ター ・葛 西 駅監 視 モ ニ タ ー を み 通 じ て ア ミ ュ ー ズ メ ン ト性 や エ ン タ ー テ イ メ た り"指 令 体 験"で ン ト的 要 素 に 力 点 を 置 くの に 対 し 、 国 立 科 学 は受 話 器 を と っ て ク イ ズ 博 物 館:理 に答 え る形 式 に なっ て い る。 も無 柳 す る こ と な く楽 し む こ とが で き 、 我 々 1【 国 立 科 学 博 物 館:理 工 部 門】1 B2で 工 部 門 は 中 学 ・高 校 生 以 上 の 大 人 は 音 ・光 ・力 ・運 動 ・電 気 ・磁 気 等 の 身近 で は常 時様 々 な物 理 現 象 が起 こ って い の 現 象 を体 感 ・実験 す る こ とが で きる。 例 え る こ と を 自 覚 ・意 識 させ 知 的 好 奇 心 を 促 進 ・ ば 「人 間電 池 」 は金属 板 に両 手 を置 く と人 間 触 発 させ る 趣 向 が 読 み 取 れ る 。 平 た く言 う と 、 一28一 地 下 鉄 博 物 館 は疑 似 体 験 ・模 擬 運 転 とい う普 る。B1は 恐 竜 の 実 物標 本 が フ ロ ア を 占 めB2 段 、 実 務 者 ・専 門 家 の み に 許 され た`経 験' の 「地 球 環 境 の変 動 と生 物 の 進 化 』 は 半 ば 強 を 享 受 させ 、 国 立 科 学 博 物 館 は`モ ノ の道 理 制 動 線 の 複 雑 順 路 で あ り地 球 の 生 い 立 ち ・営 を 思 考 させ る'`未 知 な る もの へ の 探 求 心 を煽 み ・環 境 変 動 ・人類 の 進 化 が お よそ 時 系 列 的 る'展 示 で あ る と言 え よ う。 に理 解 で き る よ うに な っ て い る。(筆者 の 学 的 関 心 上)人 類 学 的 な貴 重 資 料 と して 、 古代 ポ 4.自 然 系 博 物 館 の 展 示 に つ い て(事 〈 見 学 館:国 立 科 学 博 物 館/自 リ ネ シ ア 人 が 南 ア メ リ カ に 達 した と され る 例4) r古 代 カ ヌ ー 」の レプ リ カ1/3模 型(ヨ ーロ ッ 然史部 門 パ 人 の 探 検 記 録 に 基 づ き1975年 見 学 日:2005年6/12・7/3・11/13> 新 館(B3F∼3F)を が10種 入る とリーフ レッ ト 類 に 彩 ら れ 用 意 さ れ て い る 。と い う の を モ デ ル)や 、 「メ ジ リ チ 遺 跡 」 を 部 分 的 に 復 元 した 「マ ンモ スの 骨 を利 用 した 住 居』(氷 ハ イ 期 が 和 らい だ4万 年 前 頃 ホ モ ・サ ピエ ンス が し く は 目 的 別(理 工 系 コ ー そ れ まで 未 踏 の酷 寒 の北 の 大 地 ・シベ リア 奥 ゆ え 、 時 間 節 約 型(60分 ロ ア)で も し く は90分 ス ・自 然 と の 共 生 を 考 え る コ ー ス 等)用 に作 成 さ れ て い る の で あ る 。 入 場 し た1Fは 『地 球 の 多 様 な 生 き 物 だ ち 』 と題 し多 様 生 物 た ち の 系 統 や`種'が 研 究 者 らが 復 元 した実 験 航 海 船 「ホ ク レア号 」 あるが も 余 り に 広 大 な 階 層(計6フ ラ イ トコ ー ス 等)も にハ ワイ の 環 境 適 応 、 共生 して い る姿 地 に居 住 域 を拡 げ て い っ た こ と を示 す)で あ る。 ユ ニ ー ク な展 示 と して は 「物 質 の 階 層構 造 』 で周 期 表 を模 写 した ガ ラ ス ケー ス に元 素(自 を 演 出 して い る 。特 に 「系 統 広 場 」(円 状 ス ペ ー 然界 にて 常 温 で存 在 す る もの の み)の 配 列 展 ス)で は 古 細 菌 界 ・真 正 細 菌 界 ・菌 界 ・植 物 示 が あ りタ ッチ パ ネ ル で発 見 年 ・発 見 者 ・由 界 ・動 物 界 の 標 本 も し く は 剥 製 が 同 心 円 状 に 来 ・特 徴 ・用 途 が確 認 で き る機 器 が 設 置 して 配 列 展 示 さ れ 広 場 の 中 央(円 ら鑑 あ る 。 圧 巻 な の はr宇 宙 ・物 質 ・法 則 」 の 展 の 内 側)か 賞 す る こ と が で き る 。 広 場 中 央 に は 「原 生 動 示 で 最 新 鋭 の 動 画 映像 機 器 が 完 備 され てお り 物 界 」(ネ オ モ ナ ー ダ 類 ・ア ー ケ ゾ ア 類)は タ ッチ パ ネ ル に お い て は 「トラ ッ ク ボ ー ル」 動 画 映 像 で 、 そ の 他 ア メ ー バ類 は 等 倍 大 の レ が あ りボ タ ン操 作 との併 用 で 視 野 を上 下左 右 プ リ カで 展 示 して あ る。 節 足 動物 類 は ガ ラ ス 方 向 に向 け た り中心 の 天 体 に近 づ い た り離 れ ケ ー ス(30∼200虫/1ケ た りで き る(「 太 陽 系 シ ミュ レ ー タ ー」 等)。 ー ス)ご と に標 本 「界 」 は 設 置 さ れ て い る タ ッ また 「ジ ョイ ス テ ィ ック」 を操 作 す る と表 示 チ パ ネ ル 式 の モ ニ タ ー で 詳 説 を見 る こ とが で 中 の 天 体 を様 々 な角 度 か ら眺 め る こ とがで き き標 本 ケ ー ス ・分 類 ・和 名(50音 加 速 飛 行 も楽 しめ る(「銀 河 系 ナ ビ ゲ ー タ」等)。 され て い る。 各 (ア ル フ ァ ベ ッ ト順)で 検 索 で き る。 な る ほ ど微 生 物 の 場 合(B1・B2Fの い)当 順)・ 学 名 恐 竜 展 と は違 然 な こ と な が ら倍 率 を 上 げ た 展 示(ex. 繊毛 虫 門 ス チ ロ ニ キ ア ×4,000)が あ る こ と を 認 識 さ せ ら れ る 。3Fの 3次 元 空 間 に位 置 し様 々 な明 る さ を放 つ恒 星 は ヒ ッパ ル コ ス星 表 を も と に して お り衛 星 に よ っ て 得 ら れ た デ ー タ か ら約12万 個 の 天 体, 必要で が割 り出 され 、 距 離 は 年 周 視 差 か ら求 めた も 「た ん け ん の で 眺 め は よ り リア ル で あ る。 全 天 星 の分 布 広 場 』 は ス ペ ー ス全 体 が レプ リカ の 木 々 に覆 を投 影 した モ ニ ター は 天 体 カ タ ロ グUSNO- わ れ 様 々 な 鳥 類 や 昆 虫 の ボ タ ン を 押 す とそ の B1.0,SAOJ2000の 鳴 き声 が フ ロ ア内 に響 き渡 る仕 掛 け に な っ て 用 者 に望 遠 鏡 操 作 よ っ て標 準 を捉 え させ 可 視 い る 。 ま た 数 種 の コ ケ(ウ メ ノ キ ゴ ケ ・タ マ 光 ・赤 外 線 ・電 波 ・X線 等 、 波 長 を 変 える こ 回 転 式 の 顕 微 鏡 で覗 く こ とが で き とで様 々 な姿 を魅 せ る工 夫 ・趣 向 が な され て ゴ ケ 等)を 一29一 デ ー タを基 に描 か れ、 利 い る 。 特 に 自 然 系 博物 館 の 展 示 は微 視 的 ・巨 とい わ れ 、 な ん と棘 皮動 物)は 奇 矯 な もの で 視 的 も し くは 不 可 視 的 か つ 抽 象 的 で 未 知 な も あ っ た 。圧 巻 なの は 『ア クア シ ア ター 」(巨 の を も取 り扱 うの で 音 声 ・動 画 ・映 像 を併 用 大 三 日 月状 水 槽)で`マ 駆 使 した展 示 は よ り効 果 的 であ る。 よ りリア は 愕 然 と させ られ る 。(海 の`底'を ル な 疑 似 体 験 を させ る の に今 後 も科 学博 物 館 マ グ ロ に対 し餌 付 け を す る ペ ー ス を調 整 す る グ ロの 餌 の 時 間'に 知 らぬ) の ハ ー ド面 は よ りハ イ テ ク化 して い くで あ ろ こ と に感 心 、 納 得 させ られ る。 ち なみ に餌 は う と考 え られ る。' ア ジ ・エ ビ ・イ カ ・イ ワ シで あ る。 次 に屋 外 のr渚 の 生 物 』・「ペ ンギ ンの 生 態 」 コ ー ナ ー 5.水 族 館 の 展 示 に つ い て(事 <見 学 館:葛 に 向 か う と 、落 差 の 少 な い 階段 を上 る過 程 の 例5) 左 壁 面 が 水 槽 に な っ て お り水 中 が 覗 け る仕 組 西臨海水族館 み に な って い る工 夫 が凝 ら され てい る。rしお 見 学 日:2005年6/11・11/20> エ ス カ レ ー タ ー を 降 り る と既 に 館 内(2F) だ ま り」で は 「ス ポ ッ トガ イ ド」と して ス タ ッ 水槽 が出迎 フが様 々 な生 物 を幼 児 に 触 らせ なが ら紹 介 し え て くれ る 。 当 フ ロ ア に は 『レ ク チ ャ ー ル ー て い た 。 ペ ン ギ ンの 生態 も下 階段 に よ り水 中 ム 』(筆者 が 訪 れ た 時 は 「も っ と 楽 しい 水 族 園 」 で 泳 い で い る姿 も見 る こ とが で き各 ペ ンギ ン が 約10分 の フ リ ッパ ー(翼)に で サ メ(ア カ シ ュ モ ク ザ メ 等)の 間 上 映)と 『 情 報 資 料 室 」 が あ り、 カ ラー リ ング を付 け ナ そ こ に は 情 報 カ ウ ン タ ー ・展 示 生 物 情 報 検 索 ンバ リン グ して い る 。 そ の 他 『海 藻 の 林 』 で シ ス テ ム ・ビ デ オ ラ イ ブ ラ リ ー が あ り カ ウ ン は 上 部 か ら光 を差 し入 れ る こ とで(光 合 成 可 ター の 受 付 の 方 に リクエ ス トして各 椅 子 に要 能 な)「 簗 場 」 を ス ク リ ー ン状 の 水 槽 に生 成 望 した ビデ オ を個 別 に放 映 して貰 え る。 さ ら し、 さ ら に機 械 で緩 水 流 を起 こ し栄 養 吸 収 を に フ ロ ア を 下 る と1Fメ 筒 状(正 確 に は8角 形)の イ ンフロアで巨大円 促 進 させ て い る 。 『キ ッズ ・ア ク ア リ ウ ム 』 水 槽 が あ り中 に は で は幼 児 用 に 「うみ の ニ ン ジ ャ学 校 」(タ コ ・ カ ツ オ ・ス マ ・キ ハ ダ ・ク ロ マ グ ロ が 水 槽 上 カ レ イ等 の 体 色 変 化 を絵 本 や 開 閉扉 式 水 槽 で 部 か ら の 照 明 に よ り光 沢 を 帯 び 、 魚 類 の 銀 肌 解 説)・「 探 検 ゾー ン」が あ り『実 験 展 示10min」 へ の 反 射 効 果 を狙 って い る 。 こ の大 水槽 は後 で は ウ ミホ タル が 発 光 す る様 子 を 、 さ らに伊 の 順 路 で 反 対 側(裏 ら再 度 見 る こ と に 豆 七 島 ・東京 湾 に生 息 す る生 物 の 水 槽 は 、 「上 な る 。 さ ら に 『世 界 の 海 」(太 平 洋 ・イ ン ド 部 水 槽 」 が 設 置 され 、 餌 づ けの 様 子 や 目前 の 洋 ・大 西 洋 ・カ リ ブ 海 ・深 海 ・北 極 ・南 極 海) 東 京 湾 の渚 が 一 望 で き る趣 向 が 凝 ら され て い で 地 域 別 の 水 槽 が 壁 面 一 杯 に並 列 して い る。 る。 こ こ で は 濁 っ た 水(植 物 プ ラ ン ク ト ン) 水 槽 は 厚 い ア ク リ ル ガ ラ ス(16∼26㎜)で を アサ リに吸 い こ ませ 水 を浄 化 させ る過 程 が 覆 わ れ 水 圧 や 大 地 震 に も耐 え う る と の 説 明 放 わ か る水 槽 や 「周 辺 環 境 調 査 」 の実 績 が 示 し 送 が あ る 。 紙 面 の 都 合 上 全 て は 記 述 し得 な い て あ る。 「 潮 だ ま り」 と 「 磯 」 の 水 槽 で は携 が 、 と り わ け 太 平 洋:セ 帯 電 話 を も っ て い る と2次 元 バ ー コ ー ド(Q ン メ ダ イ(光 側)か レベ ス 海 の ヒ カ リキ っ て い る の は 実 は 眼 で な く眼 の 下 の 発 光 器 に 住 む 微 生 物 が 光 る)や 八 一 ル サ ー ジ ャ ン フ ィ ッ シ ュ(尾 Rコ ー ド)で 生 き物 の 解 説 を 聞 くこ とが で き る。 ま た 『東 京 湾 の 生 物 』 の 「ア マ モ場 」 で 紅 海:ソ び れ 付 け根 は環 境 問 題 ・地 球 温 暖 化 防 止(CO2の 吸 収) に ワ ン ポ イ ン トの オ レ ン ジ の 威 嚇 の 為 の 鋭 と絡 め た キ ャ プ シ ョ ンが セ ッ ト され 、 「 泥干 棘)や 大 西 洋:北 ア メ リ カ 東 部 の グ ー ス フ ィ ッ 潟 」 で は トビハ ゼ の 生 態 を見 せ る。 水 槽 の 泥 シ ュ(釣 を深 くす る な どの 工 夫 が な され て い る 。 り を す る 魚)、 深 海:ト リ ノ ア シ(ウ ミ ユ リ 綱 ゴ カ ク ウ ミ ユ リ 科:"生 き た 化 石" 一30一 6.展 示 と ミ ュ ー ジ ア ム シ ョ ップ の 関 係 に つ い て(事 例6) 図巻 」 は 四 季 の 植 物 ・鳥 類 ・虫 類 を春 夏 、 秋 冬 の 上 巻 と下 巻 の2巻 〈 見学 館:東 京 国 立 博 物 館(本 館) 見学 日:2005年11月27日 〉 訪 れ た の は 東 京 国 立 博 物 館Blの に 分 け て 描 い た と指摘 され て お り、 光 琳 の 四季 花 鳥 図 な どが 本 図 の 画 想 の 源 と され て い る。 抱 一 筆 ミュ ー ジ 風 夏秋草図屏 夏 図(銀 地 の 上 に可 憐 な草 花 を描 い た叙 ア ム シ ョ ップ で 、 まず 「2006年 国 宝 カ レ ン 情 性 と装 飾 表 現 を 自 由 に統 合 させ た 優 美 な作 ダ ー」 や書 籍 コー ナ ーの 東 京 国立 博 物 館 関 係 品)を モ チ ー フ に して特 許絵 画 織 の 技 術 技 法 刊 行 物(百 を用 い た 「絵 画 織 ブ ッ クカ バ ー 」 も店 頭 に並 年 史 ・蔵 書 目 録 ・図 版 目 録 ・紀 要 ・研 究 誌598号2005)が 購買 用 に陳列 さ ん で い る。 そ の 他 「土 偶 ペ ン ダ ン ト」 は 当館 れ て い る 。 また 当 館 名 品 シ リー ズ の 「カ ラ ー 所蔵 の重文 ス ラ イ ド」 日本 絵 画(普 時 代(晩 (源 氏 物 語 抄 賢 菩 薩)・ 日本 書 跡 近 衛信 サ 筆)・ 日本 工 芸(梅 竹 文 透 釣 燈 籠)・ 日本 考 古(袈 裟樫 文銅 鐸 伝 土偶 期)を 宮城 県田尻町出土 縄文 デ ザ イ ン化 、 「勾 玉 イ ヤ リ ン グ ・ピア ス」 は 当 館 所 蔵 の`埴 輪/踊 (埼玉 県 江南 町 野 原 出 土 る 人々' 古 墳 時代6c)、 勾 玉 香 川県 出 土)も 販 売 さ れ て い る 。 当 館 展 示 に (京都 府 八 幡 市 八 幡 大 芝 関 す る もの と して は ミニ チ ュ ア の 「 屏 風 」(国 古 墳 時 代4c)を デ ザ イ ン化 した も の で 特 に `埴輪/踊 る 人 々'や`浮 世 絵(金 魚 づ く し 宝 檜 図屏風 伝狩野永徳筆 東京国立博物 西 車 塚 古 墳 出土 当 館 所 蔵 の`日 本 の 染 織'の 模 様 よ 国 芳 画)'を モ チ ー フ に耐 熱 ガ ラ ス を素 材 と り制 作 し た オ リ ジ ナ ル 商 品 で あ る 「グ リ ー し"ラ ン プ ワ ー ク"と い う技 法 を用 い た手 作 館 蔵)や テ ィ ン グ カ ー ド」(手 摺 復 刻 浮 世 絵 版 画 ・赤 りの 「ガ ラ ス細 工 」 は 非 常 に綺 麗 ・嘆 美 であ 地 花 菜 文様 更 紗 ・白麻 地 る 。 「栓 抜 き」 も当 館 所 蔵 の 「玉 兎 透 鐸 」(銘 様 草木御所車柴垣模 帷 子 ・茶 地 枝 垂 桜 飛 鳥模 様 等)が 其 阿弥 正比 作 厚板唐織 得 も言 わ れ ぬ彩 色 ・意 匠 で あ る。 と り (無名 尾張 江 戸 時 代19c)・ 室 町時 代16c)を 「蟹 透鐸 」 参 考 製 作 し、 わ け 「茶 地 枝 垂 桜 飛 鳥 文 」 の 生 地 デ ザ イ ンは 「(輪島)箸 」 も当館 所 蔵 の 鼠 地 唐 織 「花 文 網 当館 所 蔵 の 能 装 束(生 地 は 女 役 が 上 着 と して 目繋 八 橋 胡 蝶 模 様 」 打 掛(江 戸 時 代19c)に 着 用 す る唐 織 物 と 同様 で あ りなが ら装 束 と し 表 され て い る デ ザ イ ン を参 考 に製 作 され 、「小 て は 男 役 が 着 付 と して着 用 す る もの)で 箱 あ り、 秋 草 図屏 風 」は当 館 所 蔵 の 重 要 文 化 財 「秋 そ の華 麗 な意 匠 は垂 下 す る 枝 垂 桜 の 直 線 的 な 草図屏風 流 れ が 枝 と尾 長 鶏 の華 や か さ に緊 張 感 を もた ザ イ ン を 、 「小 箱 げ 、 見 事 に調和 して い る。 この デ ザ イ ンを用 蔵 の 「花 鳥 沈 金 手 箱 」(明 時 代15c)を い ネ ク タ イ ・油 と り紙 入 り ミ ラ ー ・両 面 ミ ン化 した もの で名 刺 入 れ ・楊 枝 入 れ ・小 物 入 ラ ー ・宝 石 袋 ・二 折 札 入 ・コ イ ン入 れ ・革 嚢 れ と して愛 用 で きる 。 札 入 ・ポ ー チ ・カ ー ド人付 革 嚢 名刺 入 れ ・ボ 俵屋 宗雪筆 江 戸 時 代17c」 のデ 花 鳥 沈 金 手 箱 」 も当 館 所 畢 寛 、 展 示 品 を`お 土 産 品'と デザ イ して持 ち帰 ス トンバ ッ グ ・ハ ン ドバ ッ グ ・テ ー ブ ルセ ン る こ と で 、 来 館 者 が 印 象 に残 っ た作 品 の イ ター ・小 襟 紗 ご蓋 付 懐 紙 入 ・数 寄屋 袋 と して メー ジ を銘 記 し記 憶 と して 留 め る こ とが で き 販 売 され て い る。 その 他 「色 紙」 も当 館 所 蔵 る し、 ま た逆 に ミュ ー ジア ム シ ョ ップ を立 ち の(山 水図 寄 る こ とで 再 度 、 同博 物 館 に足 を運 び た くな 屏風 長谷川等伯筆 酒井抱 一筆 久隅守景筆 江 戸 時代 ・松 林 図 桃 山 時代 ・四 季 花 鳥 図 江 戸 時 代)が あ り、 この う ち 「四 季 花 鳥 図」 の 画 法 は 商 品 名=「 ぐい呑 み (酒 グ ラ ス)」 に彫 刻 され て い る。 「四 季 花 鳥 一31一 る よ う な揺 曳 や 、 あ まつ さ え`気 に掛 か る展. 示'が 発 見 で きる とい う効 果 も期 待 で きるの で は ない か と考 え る 。 7.野 外 博 物 館 の 展 示 につ い て(事 例7) <見 学 館:千 の住 居 趾 が 発 見 され た 「復 原 集 落 」(小型貝 塚) 葉 市 立 加 曽利 貝 塚 博 物 館 は 加 曽 利En式 見 学 日:2005年6/19・12/4> り北 貝塚(大 同 、野 外 博 物 館 は 日本 最 大 の`大 型 貝 塚'・ 期 の 集 落 を復 元 した もの で あ 型 貝 塚)と の相 関 関 係 を知 る上 で 重 要 な地 点 で あ る。 野 外 敷 地 に お い て 北 貝 住 居 趾 で あ り、 と にか くそ の 広 さ、規 模(約 塚 のE地 点 と南 貝塚 のB地 点 で は 考 古 学 上 、 134,500m2)に 重 要 な 資 料 が 発 掘 され て お り`説 明 板'(公 お い て 圧倒 させ ら れ る。 加 曽 利 貝塚 公 園全 体 が 展 示 の 対 象 で あ り博 物 館 建 園 内 に 全11ヶ 所)が 置 か れ て い る。E地 点 は 物 自体 は そ の1部 「加 曽 利E式 土 器」(縄 文 中 期 後 半.:口 辺 部: ご と博 物 館'で に過 ぎ な く、 所 謂 、`ま る あ り国 指 定 史 跡 で あ る 。公 園 外 返 し、 口唇 部:内 湾 の 深 鉢 形)と して 、B 内 は 大 き く 「北 貝塚 」 と 「南 貝 塚 」 に 分 か れ 、 地 点 で は1924年 前 者 に 「住 居 跡 群 観 覧 施 設 」、 後 者 に 「復 原 器」(堀之 内 式 土 器 の 上 層 部 で深 鉢 形 ・ 浅鉢 形 ・ 集 落 」 及 び 「旧 大 須 賀 家 住 宅 」 が あ り、両 者 椀 形 土 器)と にそれぞ れ 「 貝 層 断 面 観 覧 施 設 」 が あ りこれ の 基 準 を も た ら した場 で あ る。「旧 大 須 賀 家 住 らは 全 て"野 外 施 設"で 宅」(寛 保 ∼寛 延1741∼1750年)は あ る。 当公 園 は縄 文 に発 掘 され た 「加 曽 利B式 土 して と もに縄 文 土 器 の 型 式 編 年 元 、幕 張 後 期 の 植 生 を復 元 しク ヌ ギ ・コ ナ ラ ・ア カ ガ 町 に あ っ た もの を 昭 和43年 シ ・ブ ナ等 が遺 跡 内 に再 現 して お り、 食用 の され 、 民 俗 資 料 と して保 存 す る為 、 当 園 に移 ナ ンテ ンハ ギ 、 薬 用 の オ ミナ エ シ も遺 跡 と共 築 され た もの で 武 家 風 の`書 に保 存 さ れ て い る。 南 ・北 の 「貝 層 断 面 観 覧 室 禁 止 だ が 、 家 屋 の 外 か ら 土 間 ・居 間 ・戸 施 設」 は貝 層 を縦 に切 断 して貝 層 や土 層 の 堆 棚 ・薪 置 が 覗 け る。 軒 は壁 面 の外 側 に出桁 を 積 状 態 、 貝 塚 の 成 り立 ちや 年 代 の新 旧 、 各 時 設 け る`せ が い 造 り'に な っ て い る。 家 屋 す 期 の 文 化 の様 相 を側 面 か ら具 に観 察 で きる よ ぐ隣 に は 「お 祭 り広 場 」(傾 斜 斜 面 を人 為 的 う断 面 を固 定 して あ る。 貝 層 中 に は縄 文 人 の に 削 っ て テ ラ ス状 の 平 坦 面 を つ く りそ こ に巨 使 っ た 道 具 ・食 と した 魚 や 獣 の骨 な どが 混 入 大 な 竪 穴 が 掘 り込 ま れ た遺 構)が して お り、 人 々 の 生 活 を知 る手 が か りと なっ に この 近 辺(公 園 の 東 端 部)に て い る。 北 の 階 層 断 面 は表 土 層 の 間 に 帯状 の れ 、 縄 文 時 代 の 「舟 着 場 」 と推 定 され る場 で キ サ ゴ純 貝 層 ・ハ マ グ リ純 貝 層 が 、南 は ハ マ あ り大 量 の 貝 を丸 木 舟 に積 ん で荷 揚 げ した 場 グ リ ・アサ リ ・シ オ フ キ ・オ オ ノ ガ イ 等 が 層 所 と思 わ れ 、 当 貝 塚 の 玄 関 口 と考 え られ て い の1部 に 凝 り固 まっ て 点在 して い る。「 住 居跡 る。 群 観 覧 施 設 」 に は無 数 の 住 居 趾 や貯 蔵 穴 が み られ 遺 跡 が集 落(=遺 構)で して い る 。 直 径 約170m「 に 千 葉 市 に寄 贈 院造'で あ り入 あ り、 さら は坂 月 川 が 流 野 外 博 物 館 や エ コ ミュ ー ジ ア ム は 考 古 復 元 あ る こ と を示 唆 型 ・史 的 ない し知 的 整 備 型 、移 築 復 元 型 等 い 南 貝 塚 の貝 層 」 に ず れ も文 化 財 の 延 命 を組 み 立 て な が ら エ ン は 焚 き火 の跡 と煮 炊 き用 の土 器 が発 見 され て ター テ イ メ ン ト化 し、 当時 の生 活 を忠 実 に復 お り、 貝 塚 は 単 に ゴ ミ捨 て場 で な く大 量 の 貝 元 し、 人 と人 の 持 っ て い る技 術 、 属 人 的 な部 を 土 器 で 煮 て 身 だ け を取 り出 し天 日で 干 して 分 を ス トレ ー トに魅 せ る こ とが 肝 要 で あ る 。 「干 貝 」に加 工 してい た む ら む らの 共 同作 業 場 この 組 み 立 て とはあ くま で`研 究 ベ ー ス'で の跡 で あ っ た こ と を物 語 っ て い る 。南 貝塚 の あ り、`調 査 研 究'の 中 心 部 に は 貝 や住 居 趾 が 少 な く土 偶 や 石 棒 、 欠 落 して は な ら な く、`地 域 ま る ご と'の 発 埋 葬 人 骨 が 集 中 して発 見 さ れ た場 所 で あ り当 想 に して も単 な る`観 光 資 源'で 時 の 儀 礼 ・祭 礼 ・弔 い を知 る上 で 貴重 な 資 料 各 サ テ ラ イ トが 機 能 連 関 的 に ネ ッ トワ ー クで で あ る。北 貝 塚 か ら200m離 関係 づ け られ 組 織 化 され て い な くて は意 味 が ノ れ た場 所 に13戸 一32一 ウエ イ トが 低 減 な い し は ダメで、 ない(矢 島 國 雄 教 授 講 義 の一 説 、 〈注>13参 照)。 同 博 物 館 は 史跡 を レ ア にそ の ま ま活 か して 熱 帯 雨 林 ・湿 原 ・温 帯 林 ・高 山 ・砂 漠 を補 足 解 説 して い る 。 い るの で そ れ は そ れ で 良 い が 、展 示 物 に 関 す 葛 西 臨 海公 園 水 族 館 は メ イ ンフ ロ ア に入 る る知 識 が 浅 い と無 柳 な時 間 を過 ご して し ま う 可 能 性 もあ る。 また 貝塚 全 体 も長 期 的 な 時 間 前 に 「レ クチ ャ ー ル ー ム」(Auditorium)に て `概観'的 な デ モ ンス トレー シ ョ ン と して当 館 推 移 の 中 で は劣 化 を も伴 うの で、 その 点 に留 の 目 玉 とな る 魚 、 珍 魚 の 紹 介 を 中心 に 映像 を 意 し維 持 保 存 に努 め るべ きで あ る。 利 用 して い る 。 例 え ば グ ー ス フ ィ ッシ ュ(釣 り をす る 魚)、 海 藻 に 隠 れ る ヨウ ジ ウ オ、岩 8.博 物 館 で の 映 像 利 用 に つ い て(事 例8) につ い た 藻 を 食 べ る タマ カエ ル ウ オ 、 メガ ネ 〈 見 学 館:複 数 館 の 映 像 展 示 モ チ ノ ウ オ(ナ ポ レ オ ンフ ィ ッシ ュ)等 を ア 見 学 日:2005年7/10・10/23・11/13> ニ メ ー シ ョ ンの キ ャ ラ ク ク ター の 解 説 と組 み 国立科学博物館 では宇宙船操縦室 を象った 合 わせ て幼 児 ・低 学 年 向 け に も分 か り易 い言 よ う な 巨 大 モ ニ ター(ナ シ ョナ ル 機 器)で 葉 に加 工 して い る。 当 館 の ア ウ トラ イ ンを順 『ピ ッ ク バ ンか ら現 在 ま で 』 を宇 宙 の 年 齢 ・ 路 導 入時 に提 示 す る こ とに よっ て 時 間 的 に余 原 子 の 誕 生 ・原 始 銀 河 ・太 陽 系 の 誕 生 等 「宇 裕 の な い利 用 者 に と っ て も観 覧 の順 序 選択 の 宙 を知 る こ と=私 指 針 が決 め や す い もの とな っ て い る。 自身 の ル ー ツ を知 る こ と」 と位 置 づ け 、気 の 遠 くな る よ うな時 間 を時 系 2005年7月 に オ ー プ ン した 六 本 木 ヒル ズ 列 ・編 年 的 に短 時 間 で 音 声 映 像 に て紹 介 して 森 タワ ー50F、 森 都 市 未 来 研 究所 にて 映像 で い る。 観 覧 席 は数 箇 所 しか な いが リ ピー ト的 下 る 「東 京 静 脈 』(現 在 の 神 田 川 の 流 脈 か ら に 放 映 され誰 し も思 わ ず モ ニ ター の前 で立 ち 都 市 を観 る 内 容)の 順 路 沿 い の放 映 は 、独 創 止 ま らせ る よ うな効 果 が あ る。`科 博 の 活 動' 的 か つ奇 矯 的 で あ る。 神 田 川 下 り を想 定 し な 部 門 で は 、 カ プセ ル に 入 っ た 各 種 の`モ が ら川面 側 な い し乗 船 者 側 か ら都 市 を眺 め 観 ノ' 資 料 の 側 の ボ タ ン を押 す と天 井 に備 え付 け た 覧 し、東 京 また は現 代 都 市 の新 しい姿 を探 る、 上 部 の 映 写 機 か ら展 示 机(腰 と い う奇 抜 な 発 想 で あ る。 原 風 景 が枯 渇 し無 く らい の 高 さ) に 解 説 映 像 が投 影 され`映 像(解 説)'と`モ ノ'の 同 時 併 用 の効 果 が 渾 然 と してお り、 且 機 質 的 な イメ ー ジ を もつ 都 市 の`顔'な いし `表情'を ハ イ セ ンス に捉 え 、 も し くは従 容 つ 重 厚 な印 象 を与 え て い る。 展 示 資 料 の例 と と した モ ダ ン性 を掲 げ な が ら美術 的 ・絵画 的 して 人 類 の 進 化 を語 る ア ウ ス トラ ロ ピテ クス な効 果 も狙 っ て い るが 、 欲 を言 え ば`音 声' の 脳 、 科 学 技 術 を語 る和 磁 石 、地 球 を語 る カ が な い の が惜 しい と こ ろ だ。 何 か ↑ 舌淡 として ン ラ ン岩 、 太 陽系 を語 る限 石 、生 命 史 を語 る い て 酒脱 感 は あ るが 、ペ ー ソス や 機微 に触 れ ア ンモ ナ イ ト化 石 、 緑 の も と を語 る ソ テ ツ と る よ うな 相好 が 得 ら れ な い。 もち ろん 揺 曳性 エ ビ ネ ラ ンの種 子 、 消 え 行 く種 を語 る ニ ホ ン や漂 泊性 を演 出 し、 鑑 賞 者 に感 想 を委 ねる と カ ワ ウ ソの 頭 骨 等 が あ る。 ま た同 館 の 「 地球 い う芸 術 性 な い し意 匠 性 は評 価 で き るが 、 放 上 に芽 生 え た 「生 命 の 花 」」 は 、 「系 統 樹 」 を 映 が 敷 桁 的 で な く少 々 、 放 恣 皮 相 的 で あ り、 象 った モ ニ ター で あ り異 な る能 力 を もっ た 生 何 時 そ の 場 を離 れ て よ い もの か 、 なか なか タ 物 を取 り込 み細 胞 内 の 器 官 とす る こ とに よ っ イ ミ ン グが つ か め な い の が勿 体 な い と ころ で て 生 物 が 飛 躍 的 に進 化(原 核 生物 ⇒ 真 核 生 物) はある。 した こ と を表 現 して い る。 大 型 映 像 「地 上 の 総 じて 映 像 利 用 に 関 して考 え る に、 利用 者 さ ま ざ ま な景 観 」 も大 型 ス ク リー ン1機 で 臨 の視 点 に 立 っ て 考 え る と、 映 像 だ け の 展示 は 場 感 を 、6機 の モ ニ ター で マ ング ロー ブ林 ・ 臨場 感 こそ あ る もの の`音 声'と 一33一 の 組 み合 わ せ が ない とあ ま り効 果 は ない と思 わ れ る(も た)等 ち ろ ん ス ペ ー ス 制 約 に よ る音 量 調 整 は考 慮 さ 所 以 ま た は モ チ ー フ(例 え ば② 奈 良 公 園 の 夕 れ て い る の で あ ろ う が)。 こ れ に比 して 動 物 方 で 最 後 に残 っ た仔 鹿 を梵 鐘 をバ ック に描 い 園 ・水 族 館 へ 訪 れ る来 館 者 の 支 持 が厚 い の は `実物'が 動 くか らで あ る 。COMグ ラフィッ た こ と 、 ま た徳 岡神 泉 が描 い た 他 作 品の 「 狂 ク等 の 動 画 技 術 の 進 歩 も著 しい が利 用 者 に当 を送 っ てい た頃 で富 士 の 麓 にて 描 い た等)に 該 館 まで 足 を運 んで も ら っ た`甲 斐'に 応え 関 連 す る事 柄 に も触 れ た 。 金 成 氏 は作 者 が ど しっぱ な し放 映' うい う気 持 ちで 描 い た か 、 そ の ポ リシ ー は何 る た め に は 、 映 ・画像 の`流 を解 説 し、 また描 い た 頃 の 時 代 背 景 や 女 」 は 徳 岡 が 「文 展 」 に 入 選 せ ず 苦 悩 の 日々 で は 仮 に 高価 な巨 大 ス ク リー ンや モ ニ タ ー を か?を 探 る こ と も鑑 賞 の ポ イ ン トと した。 ① 駆 使 した展 示 とて お 金 に もの を 云 わ せ る ハ コ 「在 る と思 うか ら在 る、見 よ う と思 う か ら見 る もの 誇 示 に 終 わ っ て しま うよ うに思 え る 。 ま ん だ!」 ③ 「キ ャ ンバ ス の 上 に絵 が あ る の で た 美 術 ・芸 術 的 色 彩 を伴 う博 物 館 展 示 に はあ は な く、絵 は キ ャ ンバ ス と一 体 にあ る(空 る程 度 、 敷 桁 的 な`縁 取 り'を した音 声 案 内 描 い た の で は な い 、 空 そ の もの だD」 、④ が 必 要 で あ ろ う。 「人 間が 視 る もの は 写 真 の 像 とは違 う!」 等 に を つ い て も付 言 され て い た 。 また 描 画 技 法 に つ い て の 解 説 ① 油 彩 ・キ ャ ンバ ス② 紙 本 ・彩 色 9.美 術 館 の 展 示 解 説 活 動 に つ い て(事 例9) <見 学 館:東 京 国 立 近 代 美 術 館 見 学 日:2005年12月24日 (ニ カ ワ で 顔 料 を溶 い た)④ ゼ ラ チ ン ・シ ル バ ー ・プ リ ン ト等 の 説 明 を行 い 、 特 に③ は筆 〉 【所 蔵 品 ガ イ ド】 で 描 い たの で は な く布 に 染 込 ませ 没 入 し塗 り 時 間14:00∼14:45 た くっ て キ ャ ンバ ス と格 闘 した 、 と され る描 ガ イ ド:金 成 圭 章(か なり よ しあ き)氏 状 を 解 説 さ れ た。 ま た④ は 撮 影 技 法 上 、 ト 【当 日の テー マ】 リ ッ クが 施 して あ り、 鑑 賞 者 に当 画 の カ ラ ク 「そ こに 在 る?」 リ につ いて 問 うて考 え させ て か ら詳 説 を され 【鑑 賞 画 】 た(す 3F① 大 き さ の よ う に見 え る 写 真 は 、 実 は カ メ ラ と 金 山康 喜 「ア イ ロ ンの あ る建 物 」 ② 徳 岡神 泉 「仔 鹿 」 2F③ 被 写 体 との 距 離 が全 て バ ラバ ラで 、 我 々 人 間 小 林 正 人 「絵 画=空 」 の 既 成 概 念 の 硬 直 性 、`真 実 さ'の 不 確 実 性 や 我 々 の視 覚 や 認識 の`曖 昧 さ'を 表 現 した ④ 若 江 漢 字 「見 る こ とと祝 え る こ と 一 枝 ・定 規 一 」 まず(金 な わ ちY字 型 の 枝 を写 した9枚 の 同 じ も の で あ る 、 とす る 説 明)。 ま た 最 後 に 全 体 成 氏 は)観 賞 者 に夫 々率 直 な 感 想 の テー マ、 即 ち 「そ こ に在 る?」 に整 合 す る を述 べ て も ら うこ とか らギ ャ ラ リー トー ク を よ う 「祝 え る こ と とは 何 な の で あ ろ うか?」 始 め て い た 。 十 人 十 色 の 感 想 全 て に賛 同 し `(印 象 に)正 解 な る もの は存 在 しな い'こ と につ い て問 い`あ や ふ や'の 表 現 と して の絵 画 を選 集 して魅 せ た こ と を確 認 し、 後 は観 賞 を力 説 され て い た。 ま た絵 画 の うち どの 場 所 者 の 自 由 自在 で放 恣 な受 容 ・岨 囎 あ る い は ナ に 惹 か れ た か?光 イ ー ヴ な瞠 目 や憧 憬 な る もの に委 ね任 せ る ス が ど こか ら 当 た っ て い る か?に つ い て 注 視 させ た。 全 員 の感 想 を訊 い た う え で 今 度 は、 作 者 の経 歴(例 タ ンス を貫 い て い た 。 え ば① 金 山 学 芸 員 の 立 場 に立 っ て 「展 示 解 説 活 動 に つ 山 旧制 高 → 東 大 → ソル ボ ン ヌ い て」 につ い て述 べ る な らば 、 観 賞 者 の感 性 小林 正 人 は敬 慶 な ク リス チ ャ ン④ 若 や 絵 画 か ら受 け る率 直 で 直 感 的 な感 想 を尊 重 江 は司 馬 江 漢 の フ ァンで ペ ンネ ー ム に借 用 し し、 ま た は 共 感 ・賛 同 ・首 肯 し、`答 え な る 康 喜 の 略 歴=富 大 等)③ 一34一 もの'を 用 意 した り、 説 明 的 に解 説 す る の で フ レ ッ ト、博 物 館 だ よ り 「ぽ い す」 の 発 行 、 は な く、 観 賞 者 の官 能 的 な印 象 も受 け 入 れ な 夏 休 み に は「わ くわ く ミュ ー ジ ア ム」(子供 向) が ら共 有 的 に、 その 画 の さ ら な る可 能 性 に つ の 企 画 等 さ ま ざ まな プ ロ グ ラ ムが 組 ま れ、 博 い て 互 い に模 索 しよ う とい う姿 勢 ・態 度 で 対 物館 は 建 物 ・施 設 とい っ た ハ ー ド的 な側 面 だ 話 して い く こ と が 重 要 だ と 感 じた。 「解 説 」 け で は な く、 企 画 立 案 ・プ ロ グ ラ ム等 の ソ フ は あ くまで 補 説 、余 談 的 に用 い て 、 観 賞 者 が ト面 、 能 動 的 な知 的教 育 ない し啓 蒙 ・普及 活 目 で 見 ・視 ・観 る営 み をサ ポ ー トす る と同 時 動 とい った 人 的 な働 きか け 、 ない しサ ポー ト に 、 共 に`知 性'で な しに は 成 り立 た な い こ と を思 い 知 ら され る。 な く`感 性'を 養 う よ う な演 出 が 大 切 で あ る と痛 感 した 。 ガ イ ドは作 そ れ は 専 門 分 野 の さ らな る 深 化 に留 ま らず 自 者 の思 考 に近 づ け る よ うな想 像 ・創 造 力 を働 由 で 奇抜 な発 想 や 閃 き、学 芸 員 自身 の 興 味 対 かせ る よ う諭 した り、頭 を巡 らせ て絵 画 の 表 象 ・趣 味 を駆 使 す る こ と も肝 要 で あ る(鈴 木 現 す る もの を伏 線 的 に考 え させ るの で は な く、 学芸 員 談)。 オ ー プ ン ・ヤ ー ド見 学 に お い て 、 当絵 画 か ら得 ら れ る熱 烈 な 印 象 や 、 心 の琴 線 と りわ け 顕 著 で 特 徴 的 な 展 示 は、 館 内 誘 導 ト に触 れ る よ う な リ リ シズ ム 、研 ぎ澄 ま さ れ た ン ネル(非 レア で無 垢 な感 動 あ る い は ペ ー ソ スや 腐 心 を GM)、 共 に味 わ う よ う な、 感 化 の触 媒 的 役 割 に徹 す の`補 助 シ ー.ト'の 懇 切 丁 寧 さ)、 山 桜 ・花 る こ とが肝 要 だ と考 え る 。 見弁 当 の レ プ リ カ 、荒 川 の 河 川 敷 の ジ オ ラマ 日常 性 へ の解 放 ・清 涼 感 の あ るB 「自由 動 線 」 に関 す る工 夫(順 序発奮 (時 間 的 経 緯 ・サ イ ク ル)、f飛 鳥 山 劇 場 」 の 10.博 物 館 活 動 を支 え る施 設(事 〈 見学 館 例10) ラ ンニ ン グ コス ト高 、体 験 学 習 室 で 製 作 した モ ノ とそ の 展 示 連 携(短 冊 ・小 麦 ま ん じゅ う 北 区 飛 鳥 山博 物 館 見学 日:2005年6月24日 〉 等)で あ る。 ま た 閲覧 コ ー ナ ー で はハ ンデ ィ 当館 学 芸 員 の 鈴 木 直 人 さん は 当 館 建 設 の 計 画 段 階 、 間 取 り ・設 計 に関 与 し1998年 館 に至 る ま で の7年 間 を主 にPRの の開 期 間、 固 キ ャ ップ の あ る 人 々 の 為 の 上 下 移 動 可 の机 、 授 乳 室 の 設 置 、子 供 向 け の タ ッチパ ネ ル式PC の ク イズ 形 式 解 説 が 目 を引 く。 バ ッ ク ヤー ド 定 客 の獲 得 に力 を注 が れ た こ と を力 説 され た。 で は 「図 書 資 料 室 」 の 移 動 式 ラ ッ ク と安 全 装 そ の際 、 区 民 と共 同 で技 術 体 験 ・復 元 を(講 置 、 「研 究 ・作 業 室 」 の 講 座 資 料 ・ポ ス ター ・ 座 等 を通 じて)行 ち ら し ・キ ャプ シ ョ ン製 作 、 扉 が3方 う こ とを心 掛 け 、 今 後 は調 にあ る 査 研 究 を よ り充 実 させ て 行 きた い と添 え た 。 `経費 節 約'や 合 理 効 率 化 の 例 と して は 、① 「特 別 展 示 室 の前 室 」、2tロ ン グ車 が す っぽ り ミ ュ ー ジ ア ム ・バ ッヂ を委 託 ・外 注 ・`丸投 ン講 習 や 玉掛 け 講 習 等 の 受 講 も必 要)、ス トロ げ'せ ず 白飴 で 作 成 す る な ど の 内 製 化 、② "セ レ ク シ ョ ンフ ァ イル"を 小 出 し に して 長 期 ボ撮 影 可 の 「ス タ ジ オ」、 機 械 入 れ 替 え の 為 安 定 的 な サ ー ビス を 供 給 、③"展 機 械 室 」 の解 説 や 、 当 初 目的 とは 異 な る部 屋 示 シ ー ト" 入 る 「搬 入 口」(学 芸 員 の 技 能 と して ク レー の屋 外 ス ペ ー ス 「マ シ ンハ ッチ」、 「熱 源 室 ・ を作 成 し綴 る こ とで 、 そ れが そ の ま ま当博 物 利 用(ex.煉 館 の 資 料 目録 ・館 史 と な る、 等 が あ る 。 来 館 廊 下 の物 置 と して の 活 用 な ど状 況 に応 じた有 者・ 利 用 者 の ニ ーズ に 呼 応 す る こ と と、 設 備 ・ 効 活 用 に は 目 を み は る も の が あ る。24時 間 、 サ ー ビ スの 拡 充 との は ざ まの 中 で両 者 を ど う 温 湿 度 管 理 され 錦 絵 ・油 絵 等 の美 術 品 や掛 け 両 立 させ る か とい う点 で 博 物 館 開館 後 の 草 創 軸 等 が収 納 され て い る 「特 別 収 蔵 庫 」 には 入 期 も し くは`立 ち上 げ 期 間'が 如 何 に 労 苦 を 室 で きな か っ た が 主 に考 古 資 料(土 伴 うか を痛 感 させ られ た 。 年4回 発 行 の り 一 や民 具 生 活 資 料 が収 蔵 さ れ て い る 前 室 有2重 一35一 薬 用 倉庫 ・補 修 作 業 室 ・監 査 室)、 器・ 石 器) 扉 の 「一 般 収 蔵 庫 」 で は大 型 の 桐 箪 笥 や剥 製 説 され た 内容 は強 く心 象 に残 っ て い る し、 ま 安 置 さ れ て お り、立 体 地 図 や して や来 館 当 事 者 に と っ て 関心 の あ る展 示 に 貝 殻 剥 ぎ取 り標 本 は内 壁 を 利 用 して保 存 され い た っ て は 自身 の 知 識 を よ り掘 り下 げ深 化 す て い る 。 室 内 部 が2層 式 に な って い る の は床 る こ とが で き る。 沈 黙 して い る`モ ノ'の 放 面 積 ・建 坪 率 や 建 物 検 査 を 勘 案 考 慮 して い る つ価 値 性 や 意 匠 性 は あ る意 味(鑑 賞 者 の 知 識 もの で 、 あ くま で備 品購 入 した"棚"利 レベ ル に も依 るが)`一 (死 骸 利 用)が して後 設 置 した床 面(パ 用と ンチ ン グ メ タ ル製= 方通 行 ない し単 方 向' で あ る の で 、 解 説 員 が モ ノ と鑑 賞 者 とに 介 す 、他 館 に もみ られ る巧 妙 で合 る触 媒 と な る こ と で`双 方 向'の 対 話 が 成 立 法 的 な 設 計 ・施 工 で あ る。 総 じて 安 全 性 ・衛 す る こ とが 可 能 で あ る。 こ う し た コ ミ ュ ニ 生 面 を 熟 考 しつ つ"モ ケ ー シ ョンの や りと りが鮮 明 な記 憶 とな りリ 穴 開 き鋼 板)は ノの 収 納 の 仕 方"が 重 要課 題 ない し難 題 で あ る こ とが う かが え る 。 ピー タ ー確 保 に 繋 が る と期 待 す る。manto man配 ま とめ 置 と は い か な い ま で もfacetofaceの 一 今 後 の魅 力 あ る 博 物 館 へ の 模 索 一 精 神 を視 座 とす る企 画 ・立 案 や公 共 サ ー ビ ス 年 間10数 余 の 博 物 館 の フ ィ ー ル ドワ ー ク 提 供 者 と して の ホ ス ピ タ リテ ィが重 要 で あ る を 実 施 し た 体 験 か ら、 筆 者 か らみ て 印 象 に と考 え る 。 残 っ.た博 物 館 そ の もの が保 有 す る特 徴 や魅 力 ② は 、 ほ と ん ど行 わ れ て い な い の が 実 状 で 的 な ポ イ ン ト等 を考 え なが ら思 索 す る と、 今 あ ろ うが 、 こ れ は可 及 的 に取 り組 まね ば な ら 後 の博 物 館 に求 め られ るニ ー ズや 発 展 に 関 し な い 問題 で あ る と考 え る。 む ろ ん学 芸 員 は 解 て お よそ 以 下 の5つ 説員 ・ボ ラ ン テ ィア以 上 に専 門 的 な 解 説 ・提 の 点 が 肝 要 と思 わ れ る 。 供 を行 う こ とが で きる 力量 を兼 ね備 え て い な ① 解 説 員 ・ボ ラ ンテ ィ アの 適 正 配 置 と来 くて は な ら な いの で あ ろ うが 、何 よ りも来 館 館 者 との コ ミ ュニ ケ ー シ ョン の向 上 者 の ニ ー ズ や 館 内行 動 の トレ ン ド、 そ して 如 ② 学 芸 員 の 開場 時 に お け る オ ー プ ン フロ 何 に 興 味 を引 くポ ピュ ラ ー な 展 示 方 法 を察 知 アの俳徊 ない し把 握 で き る か が 、 今 後 の 展 示 計 画 を作 る うえ で 必 要 に な っ て くる で あ ろ う。 学 芸 員 ③ 実 体 験 、体 感 ない し追 体 験 学 習 の 企画 増設 の(調 査 研 究 の賜 と して の)意 図 した 展 示 が 、 どん な に専 門 的 で 詳細 で あ り、 敷 桁 的 且 つ 深 ④ 映 像 ・音 声 の 複合 も し くは融 合 的 な展 示技術 奥 的 な解 説 で あ っ て も リ ピー ター が 来 なけ れ ⑤ ナ レ ッジ セ ン ター と して の博 物 館 が 来 ば意 味 は な く管 理 運営 に支 障 を きた す こ と は 館 者 に地 域 共 同体 の 一 員 と して の 自覚 否 め ない 。 来 館 者 の微 細 な 反 応 を み た り、 評 を喚起 価 を 考慮 す る こ とで`魅 せ 方'に もい っそ う の ア イデ アや 創 意 工 夫 が 見 い だ せ るか も知 れ ① は 、 あ く まで 人件 費 や 固 定 費 等 の経 常 的 ない 。 常 に来 館 者 の挙 措 や 一挙 手 一 投 足 に 目 な コス トや財 政 的 資 金 力 と絡 み合 う問題 と な を光 らせ 、 鑑 賞 者 の レ ピ ュテ ーシ ョン に ア ン ろ うが 、 解 説 員 や ボ ラ ンテ ィア か ら来 館 者 へ テ ナ を張 る こ とは 重 要 で1単 の呼 び か け 、話 しか け や 誘(い にオ ー プ ンフ ロ ざ な)い 、 と アの レ イ ア ウ トを 含 め た傭 鰍 的 な 構 造 ・静 態 っ か け'を 提 供 す る こ とは 、 ひ い 的 な 観 察 、 つ ま り来館 者 の 呼 び 物 ・人 気 展 示 て は 来 館 者 が否 応 な く解 説 に`引 き込 ま れ る' の カ ウ ン トや 統 計 だ け で な く、 参 与 観 察 な い こ と に な る。 来 館 者 に と っ て 元 々 興 味 が な し動 態 観 察 と い っ た フ ィー ル ドワ「 ク を 中心 か っ た 展 示 対 象 で あ っ て も、 実 際 に 肉 声 で 解 と した来 館 者 調 査 やAIDMA行 い っ た`き 一36一 動観 察の実践 が 急務 と な ろ う。 学 芸 員 が展 示 デ ザ イ ナ ー と ない と あ ま り効 果 は ない と考 え る(も ち ろ ん コ ミュニ ケ ー ター を 兼任 す る こ と は もち ろ ん 、 展 示 ス ペ ー ス制 約 に よ る音 量 調 節 は考 慮 され 積 極 的 も し くは能 動 的 に コー デ ィネ ー タ ー あ て い る の で あ ろ う が)。 比 較 的 、動 物 園 ・水 る い は フ ァ シ リテ ー ター とな るべ く、 そ う し 族 館 の リ ピー ター や 来館 者 数 が 多 く、 来館 動 た モ ラ ール を高 め る努 力 が望 まれ る。 機 を尋 ね る ア ンケ ー ト等 で 来 館 者 の 支 持 が 厚 ③ は 、筆者 が 特 に理 工 系 ・自然 科 学 系 の 体 い の は`実 物'が 動 くか らで あ る と されて い 験 型博 物館 に殊 に感 化 され た経 験 か ら述 べ る。 る。CG等 の 動 画 技 術 の 進 歩 も著 しい が、 利 体 験 型博 物 館 の 企 画 ・イベ ン トは実 験 ・操 作 ・ 用 者 に当 該 館 ま で足 を運 ん で もら っ た`甲 斐' 試 行 を通 じて ア ミュ ー ズ メ ン ト性 やエ ン ター に応 え る た め に は 、 映像 の`流 テ イ メ ン ト的 要 素 に 力点 を置 き、 我 々の 身 近 映'で で は常 時様 々 な物 理 現 象 が起 こ っ てい る こ と ター を駆 使 した展 示 とて 金 に もの を云 わせ る を 自覚 ・意 識 させ 知 的好 奇 心 を促 進 ・触 発 さ ハ コ もの 誇 示 に終 わ って しま うよ う に 思 え る。 しっ ぱ な し放 は、 仮 に高 価 な巨 大 ス ク リー ン ・モ ニ せ る趣 向 が 大 切 に な る で あ ろ う。 来 館 者 に体 ⑤ は 、 受 動 的 で な く能 動 的 に地 域 へ 発信 す 感 や 体 験 とい う形 で 享受 して も ら い`モ ノ の る博 物 館 で あ る。 そ して そ の 地 域 共 同 体 に所 道 理 を思 考 させ る'ま た は`未 知 な る もの へ 属 す る一 般 市 民 が 博 物 館 を通 じて、 ロ ー カ ル の探 求 心 を煽 る'こ とは 、来 館 者 に と っ て も ア イデ ンテ ィテ ィを 軸 に、 自文 化 の 担 い手 で 何 に も代 え難 い 摂 取 な い し悦 び と な ろ う。 特 あ る こ と を 自覚 させ る よ う な住 民 参 加 型の 博 に 自然 系博 物 館 の展 示 は微 視 的(ex.原 物 館 の 整 備 で あ る。`知の 宝庫'、`知 の トポス' 子 ・細 胞 ・微 生 物 等)ま 子分 で あ る博 物 館 が 地 域 の ナ レ ッ ジセ ン ター とな た は 巨 視 的(ex.恐 竜 ・宇 宙 ・天 文 等)素 材 の展 示 、 あ るい は 不 る こ と は当 該 地 に居 住 す る利 用 者 の 知 識 ・技 可 視 的 、 抽 象 的 かつ 未 知 的 な もの を も扱 うの 術 ・倫 理 ・感 性 を育 み 、 知 的 向上 心 を 煽 る こ で 、 展 示 の`サ き さの 設 定) と に な り、 自治 体 レベ ル で の 人 々の 生 活 向上 が 重 要 と な る。 その 展 示構 想 ない し計 画 自 体 イ ジ ン グ'(大 に寄 与 す る こ とに な ろ う。 文 化 財 の 延 命 を組 が あ る種 、 人 為 を超 越 した非 現 実 的で 、 幻 想 的 な事 象 ・事 物 ・事 柄 また は 問 題 提 起 を も含 み 立 て なが らエ ン ター テ イ メ ン ト化 し、 こ の `組み 立 て'と は 、興 味 本 位 で 呼 び込 み 偏 重 ん で い る展 示 提 供 者 の`仕 業'な い し`演 出' 型 の ラ ン ドマ ー ク や シ ン ボ リ ック な 目玉展 示 で あ るが 故 に 、鑑 賞 者 も博 物 館 を訪 れ る こ と を意 図 す る だ け の もの で は な く、あ く まで`研 で 非 日常 性 を感 じ られ る の で は な い だ ろ うか。 究 ベ ー ス'で あ り、 「調 査 研 究 」 の ウ エ イ ト 学 芸 員 の 仕 事 の 醍 醐 味 は 、展 示 の 稀 有 ・奇 矯 が 欠 落 な い し低 減 して は な ら な く、「地 域 ま る さ を 謳 う展 示 で 勝 負 す る の で は な く、 そ う ご と博 物 館 」 の発 想 に して も単 な る観 光資 源 い った 来 館 者 の 憧 憬 や瞠 目 を誘 導 ・演 出す る で は ダ メ で あ り、 各 サ テ ラ イ トが 機 能 連 関 的 悦 び なの で あ る。 に ネ ッ トワ ー ク で 関 係 づ け ら れ組 織 化 され て ④ は 、 これ ま で本 稿 の 訪 問館 事 例 の 随 所 に い な くて は 意 味 が な い。(19)吉 田 優 に よれ ば 触 れ て お り、 今 後 の 博 物 館 に期 待 され る項 目 「地 方 の 博 物 館 が そ れ ぞ れ に 持 っ て い る 「風 と して博 物 館 関 係 の 概 説 書等 に も少 な くな く 土 」 を中 心 に据 え 、地 方 博 物 館 の郷 土 の"顔" 述 べ られ て い る ので 、 こ こで は 深 く立 ち 入 ら を検 討 して い くこ とが 、 地 方 博 物 館 の 持 っ て な い が 、`モ ノ'と`映 い る地 域 的役 割 と地 方博 物 館 の意 義 を 明 らか 像 ・音 声'と の同時 併 用 ない し複 合 的効 果 が 重厚 ・重 層 的 な印 象 に して ゆ け る もの と考 え る。」[吉田:2000]と を与 え るの で あ っ て 、映 像 だ け の 展 示 は臨 場 して お り、 地 域 博 物 館 に して も当地 の 属人 的 感 こそ あ る もの の`音 声'と な部 分 、 風 土 の匂 い 、 泥 臭 さ 、 とい っ た 自文 の 組 み 合 わせ が 一37一 化 を 象 徴 ・代 表 させ る よ う な ノ ス タル ジ ア を め て い るの かが 調 査 され 、 そ の 時 点 の 展 示 で 煽 る 展 示 が 望 ま しい と考 え る。 は 何 が 実 現 され て い な い か を明 らか にす る こ と、② 社 会 と構 成 員 が博 物 館 に対 して どの よ むすびに かえて 一 旭 山動 物 園(北 海 道:旭 う な意 識 を持 ち 、何 を 求 め て い るの かが 調 査 川 市)の 成 功 例 をふ ま えて一 され 、 博 物 館 が展 示 の なか で 何 を ど う実 現 し 近 年 、 博 物 館 を 紹 介 す る ホー ム ペ ー ジ は 充 実 して い る。 画 像 ・動 画 映 像 もそ こ に掲 載 さ れ て い る展 示 物(モ ノ)を ク リ ッ クす れ ば 、 わ ざわ ざ博 物 館 に 足 を運 ば な くて も … て い くべ きで あ る の か を探 る こ とが 重 要 で あ る 。(15) 学 びた い 人 が 充 た され 、 未 知 な る もの が既 と 知 と な り、 未 来 を予 測 した り、 無 垢 な発 見 に さえ 思 う こ と もあ る。 しか し なが ら`実 物' 触 発 ・感 化 さ れ た り、 開 眼 した り、 あ る い は に 目で 触 れ る こ と に よ り、 慧 眼 を養 う貴 さ を 発 明 ・研 究 と い っ た 人 類 の営 為 に、 こ れ まで 博 物 館 は 示 唆 せ ね ば な ら な いの で あ る。 無 人 資 料(モ で 人 の 手 を介 さな い イ ン タ ー ネ ッ トと差 別 化 い も ない 。 博 物 館 とは 、 ま さ に そ う した もの を図 るの で あ れ ば ハ ー ド的 側 面(館 蔵 品 ・資 な の で あ る。 と こ ろ が 、 わ が 国 の 博 物 館 は、 料 ・建 物 施 設 ・機 械 設備 等)よ 学 芸 員 の 絶 対 的 不 足 、 これ に よ る専 門未 分 化 、 側 面(企 り も ソ フ ト的 ノ)や 図書 が 貢 献 して きた こ と は疑 画 ・事 業 ・プ ロ グ ラ ム を 等)、 す な 調 査研 究 の 時 間分 配 の 少 な さ、 単 年 度 予 算 主 わ ち 人 的 サ ポ ー トに よ り一 層 、 力 点 を置 く こ とが 望 ま れ る。 ま とめ の④ で も述 べ た が`実 義 に よ る資 金 運 用 の 限 定性 、 ハ コモ ノ な い し `見 て くれ'偏 重 の ハ ー ド優 先 投 資 な ど 、幾 物 が 動 く'生 々 し さは い つ の 時 代 も新 鮮 で あ 多 の 問 題 が 山積 して い る 。教 育 機 関 と して の る 。 本 稿 末 に掲 載 した 、 今 や衆 人 環 視 の 「 旭 博 物 館 の 、 こ れ ら意 義 か ら考 え る と膨 大 な予 山動 物 園 」 の 特 質 すべ きユ ニ ー ク な点 は 、 単 算 枠 を取 って 然 るべ きで あ ろ う と考 え るの で に動 物 の 姿 を見 せ る の で は な く、動 物 本 来 の あ る 。 学 芸 員 もそ う した こ とを 念 頭 に、 蓄 積 動 的 な魅 力 を ダ イ ナ ミ ッ ク に見 せ る 「行 動 展 して きた研 究 調 査 の 成 果 ・実 績 を余 す と こ ろ 示 」 の手 法 を とっ た こ とに 妙 が あ る。 さ らに な く展 示 な い し公 開 し、 そ れ ら を活 用 した教 裏 方 で あ る飼 育 係 を前 面 に押 し出 し飼 育 係 が 育 ・普 及 に 関 して熱 意 、沓 持 を も って 行 うべ 来 園者 の 目の 前 で 自分 が世 話 を してい る動 物 きで あ る 。 しか しな が ら、 そ れ は 木 鐸(文 化 を紹 介 す る手 法 を導 入 した 。 同 園 の 成 功 は希 的 指 導 者)と して で は な く、飽 くま で来 館 者 ・ 少 動 物 が い な くて も知 恵 を 絞 れ ば 絶 大 な集 客 鑑 賞 者 な い し利 用 者 の サ ポ ー ター 、 あ るい は が 可 能 に なる こ とを証 明す る と同 時 に、 生 活 触 媒 と して の 役 割 に徹 す る こ とが 肝 要 で あ ろ 着 の 間 に 「動 物 の 生 態 を体 感 して 学 び た い」、 う。 「動 物 の 本 来 の魅 力 に触 れ 、心 が な ご む動 物 園 が ほ しい」 とい っ た強 い潜 在 的 ニ ー ズが あ っ た こ と を 証 明 した 事 例 と して 注 目 され て い 〔 謝辞〕 本 稿は、本学 「 学 芸 員 養 成 課 程 」 の博 物 館 実 習 1の 課 題 に基 づ く報 告 で あ る。実 習 を 通 じて ご指 導 、 る。(14) 学 校 教 育 に お け る 「机 間指 導 」 に習 い 、 博 物 館 館 内 の俳 徊 にせ よ、 館 外 を 取 り巻 く地 域 共 同 体 の 要 求 把 握 の た め の 社 会 調 査 にせ よ、 フ ィー ル ドワ ー ク な い し参 与 観 察 の 重 要 性 は ご教 示 を賜 っ た矢 島 國 雄 先 生 、 吉 田 優 先 生 、 松 浦 淳子先生 、 並 び に 実 習mで お世 話 に な り ま した 外 山 徹 先 生 に は 、ここ に 記 し て謝 意 を表 した い と思 い ま す 。 ま た 、 草 稿 段 階 で 矢 島 先 生 に は数 々 の 貴 重 な ご助 言 を 賜 り、 編 集 ・校 正 にお い て 真坂 オ リエ 氏 、 増 して い る 。 展 示 の企 画 以 前 の段 階 の 評 価 に TA村 は 、① 博 物 館 来 館 者 が 博 物 館 の 展 示 に何 を求 心 よ り御 礼 申 し上 げ ます 。 一38一 上 晃 子 氏 に は ご助 力 戴 き ま した。あ らた め て 〈注 〉 (1)倉 した もの 。 田 公裕 ・矢 島 國 雄 『新 編 東 京 堂 出 版 、1997年 (2)同 上 、305-306ペ (3)同 上 、296,304,311ペ (4)同 上 、310ペ 博 物館 学 』 東 京 、 、291ペ ー ジ。 17年 下 、 科 研 と 表 記)に よる 化 の 総 合 的 研 究 」(代 表 者:中 牧)が 「会 社 文 h17m〆002.htm (13)本 始 ま り、 業 博 物 館 の 人 類 学 的 研 究 」(代 表 者:中 (14)増 研 究所 で あ る 『企 業 博 物 館 の 経 営 ・要 約 ・補 足 し た 。 レ経 営 研 究 所 チ ー フエ コノ ミ レ経 営 『エ コ ノ ミ ス ト ・ア ナ リ ス ト の コ ラ ム 』 (2006.2.2付 して出版 三 友 新 聞rセ ン サ ーjに も掲 載) http://www.tbr.co.jp/pdflcolumnlclm_aOIO.pdf# search=%22%20%E6%88%90%E5%8A%9F%2 0%22%E6%97%AD%E5%Bl%B1%E5%8B%9 (6)Adams,P.R.,'Theexhibition',ICOMed."The OrganizationofMuseums-PracticalAdvice." (UNESCO1960)〈 5%E7%89%A9%E5%9C%92%20%22%20filet- 国 際 博 物 館会 議 日本 委 員 会 訳 〉 「展 示 」 『博 物 館 組 織 そ の 実 際 的 ア ドバ イ ス 』 国 際 博 物 館 会 議 日 本 委 員 会,1965年 れば、博物 館の に よ 「展 示(exhibition)と せ る こ と(toshow)、 は、 見 陳 列 す る こ と(todispiay)、 目 に 触 れ る よ う に す る こ と(tomakevisible) で あ り、 多 く の 国 語 に お い て 、展 示 とは 、 も の を 選 び 意 味 の あ る 表 示(meaningfulofthings)、 目 的 の あ る 陳 列(displaywithpurpose)を 意味 して い る 」 と定 義 され て い る。 ま た 倉 田 公 裕 ・ 矢 島 國 雄(『 新編 博 物 館 学 」 東 京,東 版,1997年,183ペ ー ジ)に 京堂出 よ れ ば、 単 に 雑 「陳 列 」 に 止 ま る こ と な く モ ノ に 心 を 惹 か れ る よ う 工 夫 し、 配 列 、 照 明 、 色 彩 、 デ ザ イ ン 等 で 注 意 を 喚 起 し 、モ ノ が ヒ トに 能 動 的 に は た ら き か け る も の で な く て は な ら な く、 心 理 的 ・生 理 的 に も 展 示 環 境 の ア メ ニ テ ィ を 追 求 し 、楽 し み な が ら 学 ぶ と い う 教 育 性 と 娯 楽 性 を 兼 ね 備 え た 展 示 が 今 後 ます ます 要 求 さ れ て お り、 そ れ ゆ え 調 査 研 究 ・コ レ ク シ ョ ン を 掌 る 学 芸 員 の 責 任 も重 大 で あ る 、 と して い る 。 ま た 、 こ こ で い う`心 理 的'条 デ ィ ス プ レ イ のAIDMAに い て い る(同 書220ペ (7)前 掲 、r新 編 (8)同 上 、195-218ペ (9)同 上 、252-253ペ 件 に は、 商 品 見 習 う必要性 を説 ー ジ)。 博 物 館 学 』,184ペ ー ジ。 ー ジ。 ージ。 (10)同 上 、253ペ (11)筆 者 が 明治 大 学学 芸 員 養 成 課 程 に お い て 商 品 部 門:学 田 貴 司(東 ス ト)「 今 、 体 感 型 学 習 が 面 白 い 」,東 牧)が され た 。 然 と した 「博 物 の講 義 に て矢 島 國 雄 教 授 が コ メ ン 留 あ た もの を整 理 行 わ れ た 。 ま た、 一 連 の 博 物 館 調 査 は経 営 人 牧 ・日 置 共 編2003)と 治 大 学 の 学 芸委 員 養 成 課 程 の ト及 び 板 書 さ れ た こ と を 筆 者 が ノ ー ト に 書 き 度 、これ に付 随 半 ば 継 続 す る 形 で 民 博 共 同 研 究 「会 社 文 化 と 企 校:明 館 実 習1」 余 の 「企 業 博 物 館 」で の フ ィ ー ル ド ・ワ ー ク が 実 施 さ れ 、1996∼1997年 人 類 学 』(中 度 社 会 教 育 調 査 中 間 報 告 〉調 査 結 果 の http:〃www.mext.go.jp/b_menu/toukeVOO1/004/ 度 に お い て は文 部 省 科 学 研 究 類 学 シ リ ー ズ 第3弾 部 科 学 省 ホ ー ム ペ ー ジ(Home>総 概 要) ー ジ。 ージ。 費 補 助(以 典:文 合 案 内 〉各 種 統 計 情 報 〉 社 会 教 育 調査 〉平 成 ー ジ。 (5)1995∼1996年 100館 (12)出 ー ジ お よ び245ペ ー ジ。 芸 員 の外 山 徹 先 生 の 指 摘 を要 約 整 理 一39一 ype%3Apdf%22 (15)前 掲 、 『新 編 博 物 館 学 』,308ペ ー ジ。 【 主 要 参 考 文 献] 小川修 三 編 「研 究 と経 営 」r梅 悼 忠 夫 著 作 集,第 22巻 』 東 京,中 央 公 論 社,1993年 倉 田 公 裕 ・矢 島 國 雄 『新 編 。 博 物 館 学 』 東 京,東 京 堂 出版,1997年 。 国 立 民 族 学 博 物 館 『国 立 民 族 学 博 物 館 要 覧2005』 2005年6月 。 棚 橋 源 太 郎 『博 物 館 教 育 ▲ 大 阪,創 元社,1953年 デ ー ル ・エ ドガ ー 『視 聴 覚 教 育 』(西 本 三 十 二 日本 放 送 協 会,1967年 中畑 充弘 「 図 書 館 の`ビ ジ ネ ス 支 援'と 。 訳) 。 地域 活性 化一 経 営 人 類 学 の 視 点 か ら」政 治 学 研 究 論 集(21),明 治 大学 大 学 院,2004年,55 -75ペ ージ 。 「 学 習 指 導 案 一 「鉄 」 に 関 す る 総 合 的 ・ 学 際 的授 業(高 校2年 総 合 科 目[社 会 (歴 史 ・公 民 ・政 治 経 済 ・文 化 ・民 俗) お よび 理 科(化 学)])」 明 治 大 学 司 書 課 程 年 報(2),2002年,49-54ペ 中 牧 弘 允 ・日 置 弘 一 郎 共 編r企 ージ。 業博物 館 の経営 人 類 学 』 大 阪,東 方 出 版,2003年 。 中牧弘允 「 大 阪 企 業 家 ミ ュ ー ジ ア ム の企 業 家 群 像 」 (報 告1)『 企 業 家 の 特 異 条 件 一 狂 気 ・異 形 ・ 才 覚 』(企 業 家 研 究 年,79-81ペ 第3号)2006 ー ジ。 「ミュ ー ジ ア ム の 経 営 人 類 学 一 ア ー カ イ ブ ズ の 経 営 戦 略 へ の提 言 」(平成16年 度 実 務 担 当 者研 究 会 議),国 立公文書館編 「ア ー カ イブ ズ」(19),2005年,2136ペ ー ジ。 日本 展 示 学 会 『展 示 学 事 典 』 編 集 委 員 会 編 『展 示 学 事 典 』東 京,ぎ ょ うせ い,1996年 。 博 物館 学研究 会編 『 展 示 一 そ の 理 論 と方 法 』1971 年。 矢 島國 雄 「 博 物 館 経 営 論(序)」 『MuseumStudy』 明 治 大 学 学 芸 員 養 成 課 程 紀 要(8),1997 年。 吉 田 優 「地 方 博 物 館 に お け る 「郷 土 」 概 念 に つ い て」 『MuseumStudy』 課 程(ll),2000年 明 治大学学芸 員養成 。 一40一 日本最北 の旭 川市 旭山動物園 正門入場 口 旭山動物園全景 「行 動 展 示 」 で有 名 に! 診 ぶ4 爽 二 360.水 中 トンネ ル の ペ ン ギ ンは 飛 行 して い る か の よ う 「マ リ ン ウ ェ イ 」(上 下 の 水 槽 を結 ぶ 円 筒 状 の トン ネル)ユ を 縦 に 泳 ぐ ゴ マ フ ア ザ ラ シ 。360。 か ら観 察 可 能(下 ホ ッ キ ョ ク グ マ の 飛 び 込 み や 泳 ぎ を 水 中 か ら… キ ヒ ョ ウ が 寝 て い る の を 真 下 か ら 眺 め られ る が 空 間 に な って い る と こ ろ で寝 る性 質 を利 用 した) (写真 一41一 中畑 充 弘2006年9月6日 撮 影)