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I/O - ワゴジャパン株式会社
モジュール式 I/O システム シリアルインターフェース モジュール RS232C 750 – 650 (/xxx-xxx) マニュアル Ver. 1.0.6.J(日本語版) 2 • 750-650(/xxx-xxx) シリアルインターフェース RS232C Copyright 2008 by WAGO Kontakttechnik GmbH All rights reserved. 〒136-0071 東京都江東区亀戸 1-5-7 日鐵 ND タワー ワゴジャパン株式会社 オートメーション TEL:03-5627-2059 FAX:03-5627-2055 WAGO Kontakttechnik GmbH Hansastraße 27 D-32423 Minden Phone: Fax: +49 (0) 571/8 87 – 0 +49 (0) 571/8 87 – 1 69 E-Mail: [email protected] Web: http://www.wago.com Technical Support Phone: +49 (0) 571/8 87 – 5 55 Fax: +49 (0) 571/8 87 – 85 55 E-Mail: [email protected] 本書の作成には万全を期しておりますが、お気づきの点やご意見がございまし たら下記までお知らせください。 E-Mail: [email protected] 本書で使用するソフトウェアおよびハードウェアの名称ならびに会社の商号は、 一般に商標法または特許法により保護されています。 本製品には、カリフォルニア大学バークレー校およびその協力者によって開発 されたソフトウェアが含まれます。 WAGO-I/O-SYSTEM 750 I/O モジュール 750-650 (/xxx-xxx)・3 シリアインターフェス RS232C 目 次 1 重要事項 ...................................................................................................................... 4 1.1 法的原則 ............................................................................................................... 4 1.1.1 著作権 ................................................................................................................... 4 1.1.2 使用者の資格基準 ............................................................................................... 4 1.1.3 用 途 ................................................................................................................... 4 1.2 図記号 ................................................................................................................... 5 1.3 書体の使い分け ................................................................................................... 6 1.4 記数法 ................................................................................................................... 6 1.5 安全上の注意 ....................................................................................................... 7 1.6 適用範囲 ............................................................................................................... 7 2 I/O モジュール............................................................................................................ 8 2.1 特殊モジュール ................................................................................................... 8 2.1.1 750-650(/xxx-xxx) [シリアルインターフェース RS232C] ............................... 8 2.1.1.1 バリエーション.............................................................................................. 8 2.1.1.2 外 観.............................................................................................................. 9 2.1.1.3 技術仕様.......................................................................................................... 9 2.1.1.4 表示ランプ.................................................................................................... 10 2.1.1.5 回路図............................................................................................................ 11 2.1.1.6 技術データ.................................................................................................... 11 2.1.1.7 機能解説........................................................................................................ 13 2.1.1.8 プロセスイメージ........................................................................................ 13 2.1.1.8.1 プロセスイメージ例.................................................................................... 14 2.1.1.9 データ伝送.................................................................................................... 16 2.1.1.9.1 データ送受信例............................................................................................ 17 2.1.1.10 設定可能モジュール 750-650/003-000 ....................................................... 19 WAGO-I/O-SYSTEM 750 I/O モジュール 4 • 750-650(/xxx-xxx) シリアルインターフェース RS232C 1 重要事項 本書が対象とするユニット類のインストールおよびスタートアップを迅速に行 うために、以下の情報と説明を十分に読んで理解し、その内容を順守してくだ さい。 1.1 1.1.1 法的原則 著作権 本書は図表を含めてすべて著作権で保護されています。本書に明記された著作 権条項に抵触する使用は禁じられています。複製、翻訳、電子的手段または複 写による保存および修正を行うには、ワゴコンタクトテクニック社(ドイツ) の同意書が必要です。これに違反した場合、当社には損害賠償を請求する権利 が生じます。 ワゴコンタクトテクニック社(ドイツ)は、技術の進展に合わせて改変を行う 権利を保有します。特許または実用新案による法的保護を受けている場合、ワ ゴコンタクトテクニック社(ドイツ)はすべての権利を保有します。なお、他 社製品については、常にそれらの製品名の特許権について記載しません。ただ し、それらの製品に関する特許権等を除外するものではありません。 1.1.2 使用者の資格基準 本書で説明する製品は、PLC プログラミングの資格を有する技術者、電気機器 の専門技術者、または適用規格を熟知している電気機器の専門技術者の指導を 受けた者が必ず操作してください。不適切な作業による損害、または本書の内 容を順守しないために発生したワゴ製品および他社製品の損害について、ワゴ コンタクトテクニック社(ドイツ)は一切の責任を負いかねますのでご了承く ださい。 1.1.3 用 途 使用されるコンポーネントは各用途に応じて、専用のハードウェアおよびソフ トウェアコンフィグレーションで動作するようになっています。変更する場合 は、必ず本書で記述された範囲内で行ってください。ハードウェアやソフト ウェアに対してそれ以外の変更を加えた場合や、コンポーネントが規格に準じ て使用されなかった場合は、ワゴコンタクトテクニック社(ドイツ)の責任範 囲外となりますのでご注意ください。 改造版および/または新規のハードウェアまたはソフトウェアコンフィグレー ションに関する要件については、ワゴジャパン株式会社まで直接お問い合わせ ください。 WAGO-I/O-SYSTEM 750 I/O モジュール 750-650 (/xxx-xxx)・5 シリアインターフェス RS232C 1.2 図記号 危 険 傷害防止のため、指示内容を順守してください。 警 告 装置の損傷防止のため、指示内容を順守してください。 注 意 円滑な動作を確保するため、限界条件を必ず守ってください。 静電気(ESD) 静電放電によって損傷する恐れのあるコンポーネントを示します。コンポーネ ントを扱う際には予防対策を行ってください。 メ モ 装置の効果的な使用およびソフトウェアの最適化のための手順やヒントです。 詳細情報 本書以外の文書、マニュアル、データシート、および Web サイトに関する参照 情報です。 WAGO-I/O-SYSTEM 750 I/O モジュール 6 • 750-650(/xxx-xxx) シリアルインターフェース RS232C 1.3 書体の使い分け パス名とファイル名は、イタリックで表します。 例: C:¥programs¥WAGO-IO-CHECK メニュー項目は、ボールドのイタリックで表します。 例: Save 連続したメニュー項目は、メニュー名の間に\を記します。 例: File\New ボタンは、ボールドのスモールキャピタルで表します。 例: ENTER キー類は太字で表記し、山括弧で囲みます。 例: <F5> プログラムコードは、Courier フォントで表記します。 例: END_VAR 1.4 記数法 記数法 例 備考 10 進 100 通常の表記法 16 進 0x64 C での表記法 2進 '100' '0110.0100' 「'」で囲む 4 ビットごとにドットで区切ります。 WAGO-I/O-SYSTEM 750 I/O モジュール 750-650 (/xxx-xxx)・7 シリアインターフェス RS232C 1.5 安全上の注意 注 意 バスモジュールの作業は、必ずシステムの電源を切ってから行ってください。 接点が変形している場合は、長期的な正常動作が保証されないので、疑わしい モジュールを交換する必要があります。 モジュールは、浸透性および絶縁性をもつ物質に対して耐性をもちません。そ のような物質には、エアロゾル、シリコン、トリグリセリド(ハンドクリーム などに使用される)などがあります。 この種の物質をモジュールの周辺から排除できない場合には、次のような対策 が必要になります。 ‐モジュールを適切なハウジングに収容する ‐モジュールを扱うときは必ず清浄な工具または材料を使用する 注 意 接点が汚損した場合は、必ずエチルアルコールと革布で清掃します。また、そ の際には静電気対策を考慮してください。 接点用スプレーは使用しないでください。最悪の場合、接点部分の機能が損な われます。 ワゴ I/O システム 750 とそのモジュールは外気にさらされています。組立作業 は必ずハウジング、キャビネット、または電気作業室にて行ってください。ま た、組立場所を鍵またはツールで保護し、許可された有資格者以外の入室を禁 じます。 スイッチボックスの設置については、それに関連する有効かつ適用可能な規格 およびガイドラインに従うものとします。 静電気(ESD) モジュール内の電子部品は、静電放電によって破損する場合があります。モ ジュールを扱う際には、作業者、作業場、包装などに対して十分な接地を行っ てください。また導電性の部品(金接点など)には手を触れないように注意し てください。 1.6 適用範囲 このマニュアルでは WAGO-I/O-SYSTEM 750 シリアルインターフェースモ ジュール 750-650 (/xxx-xxx) について記述しています。 取扱い、組立およびスタートアップ方法はフィールドバスカプラのマニュアル に記述されていますので、このマニュアルは適切なマニュアルと組み合わせて お読みください。 WAGO-I/O-SYSTEM 750 I/O モジュール 8 • 750-650(/xxx-xxx) シリアルインターフェース RS232C 2 I/O モジュール 2.1 特殊モジュール 2.1.1 750-650(/xxx-xxx) [シリアルインターフェース RS232C] 2.1.1.1 バリエーション Item-No. 仕様 詳細 750-650 RS232C / 9600 / N / 8/1 ボーレート:9600 ボー パリティ:無し データビット:8 ストップビット:1 750-650/000-001 RS232C / 9600 / N / 8 / 1 / 5byte ボーレート:9600 ボー パリティ:無し データビット:8 ストップビット:1 ユーザデータ:5byte 750-650/000-002 RS232C / 9600 / E / 7/2 ボーレート:9600 ボー パリティ:偶数 データビット:7 ストップビット:2 750-650/000-004 RS232C / 4800 / E / 7/1 ボーレート:4800 ボー パリティ:偶数 データビット:7 ストップビット:1 750-650/000-006 RS232C / 9600 / E / 8/1 ボーレート:9600 ボー パリティ:偶数 データビット:8 ストップビット:1 750-650/000-009 RS232C / 2400 / E / 8/1 ボーレート:2400 ボー パリティ:偶数 データビット:8 ストップビット:1 750-650/000-010 RS232C / 19200 / N / 8/1 ボーレート:19200 ボー パリティ:無し データビット:8 ストップビット:1 750-650/000-011 RS232C / 19200 / E / 8/1 ボーレート:19200 ボー パリティ:偶数 データビット:8 ストップビット:1 750-650/000-012 RS232C / 2400 / N / 8/1 ボーレート:2400 ボー パリティ:無し データビット:8 ストップビット:1 750-650/000-013 RS232C / 4800 / E / 7/2 ボーレート:4800 ボー パリティ:偶数 データビット:7 ストップビット:2 750-650/000-014 RS232C / 2400 / E / 7/2 ボーレート:2400 ボー パリティ:偶数 データビット:8 ストップビット:1 750-650/000-015 RS232C / 4800 / E / 8/1 ボーレート:4800 ボー パリティ:偶数 データビット:8 ストップビット:1 750-650/000-016 RS232C / 9600 / O / 8 / 1 / 5byte ボーレート:9600 ボー パリティ:奇数 データビット:8 ストップビット:1 ユーザデータ:5byte 750-650/003-000 RS232C ボーレートおよび通信パラメータを WAGO-I/O-CHECK にて設定 WAGO-I/O-SYSTEM 750 I/O モジュール 750-650 (/xxx-xxx)・9 シリアインターフェス RS232C 2.1.1.2 外 観 図 2.1.1-1:外観 2.1.1.3 技術仕様 このインターフェースは RS 232 C シリアルインターフェースを搭載した機器と 接続する事ができます。 通信先との配線はグランド(アース)同様に TxD, RxD、および必要に応じて RTS と CTS を接続させます。シールド(スクリーン)はキャリアレールと直接 接続されます。 インターフェースは TIA / EIA-232-F (CCITT V.28 / DIN 66259-1)規格に従って動 作します。 接続している機器は、制御ユニットとフィールドバスカプラ/コントローラ上 で直接通信しても構いません。実行中の通信チャンネルは上位のフィールドバ スシステムとは無関係に動作し、19200 baud までの全二重通信が可能です。 3 つの緑の LED が信号伝送の状態、および内部バス通信が問題なく動作してい るかを示します。 RS 232 インターフェースは電気的に信号が絶縁されているので、高い耐ノイズ 性を保証しています。 フィールドバスノードを構成する場合、特殊モジュールの様々な設定が可能で す。このモジュールはフィールドバス内のどこに配置しても構いません。モ ジュールをまとめて配置する必要はありません。 WAGO-I/O-SYSTEM 750 I/O モジュール 10 • 750-650(/xxx-xxx) シリアルインターフェース RS232C 注 意 このモジュールには電源ジャンパ接点がありません。もし右隣のモジュールに フィールド電源を供給する必要がある時は電源モジュールを使ってください。 シリアルインターフェースモジュール 750-650 とそのバリエーションは、 WAGO-I/O-SYSTEM 750 (750-320, -323, -324 および -327 を除く) 全てのカプラ/ コントローラにてご使用いただけます。 この内容はハードウェアおよびソフトウェアバージョン xxxx4108 およびそれ以 上から有効です。モジュールの側面に印刷してあるバージョンは製造番号に記 載されています。 2.1.1.4 表示ランプ LED A 緑 チャンネル ON/OFF OFF 機能 ON 1) 図 2.1.1-2:表示ランプ WAGO-I/O-SYSTEM 750 I/O モジュール 状態 動作準備ができていない、または内部 データバス通信が中断 動作準備完了、または内部データバス 通信に問題無し 信号伝送中 TxD 信号伝送無し TxD 信号伝送中 RxD 信号伝送無し RxD OFF B TxD 緑 ON 1) OFF C TxD 緑 ON 1) パルスは非常に短いので OFF 状態を目視することはできないかもしれません。 750-650 (/xxx-xxx)・11 シリアインターフェス RS232C 2.1.1.5 回路図 図 2.1.1-3:回路図 2.1.1.6 技術データ モジュール仕様データ 1 TxD / 1 RxD, 全二重 伝送チャンネル 1200…19200 baud(全二重) ボーレート < 3% ビットスキュー 最大 55mA 消費電流 最大 15m RS232C ケーブル長 バッファ 128byte / in, 16byte / out 電源供給 システム電圧 DC/DC 経由 500V(システム/電源間) 絶縁 1 x 24 ビット in/out(3 バイトユーザデータ) コントロール/ステータスバイト各 1 バイト 内部ビット幅 0℃~+55℃ 動作温度 適合電線 CAGE CLAMP 外形寸法(mm) Ⓡ W×H×L 0.08mm2~2.5mm2 12 x 64* x 100 AWG28-14 *DIN35 レール上部エッジから 電線むき長さ 8~9mm 重量 約 51.5g 規格および規制 (カプラ/コントローラマニュアル 参照) EMC CE 電磁障害―排除能力 EN 61000-6-2 (2005) に基づく EMC CE 電磁障害―放射 EN 61000-6-4 (2007) に基づく EMC 船舶 電磁障害―排除能力 ドイツ船級協会 (2003) に基づく EMC 船舶 電磁障害―放射 ドイツ船級協会 (2003) に基づく WAGO-I/O-SYSTEM 750 I/O モジュール 12 • 750-650(/xxx-xxx) シリアルインターフェース RS232C 承認 (カプラ/コントローラマニュアル 参照) CULUS (UL508) ABS (米国船級協会) BV (フランス船級協会) DNV (ノルウェー船級協会) Cl. B GL (ドイツ船級協会) Cat. A, B, C, D KR (韓国船級協会) LR (英国ロイド船級協会) Env. 1, 2, 3, 4 NKK (日本海事協会) RINA (イタリア船級協会) CULUS (ANSI/ISA 12.12.01) DENKO / IEC (750-650 のみ) Class I Div2 ABCD T4A I M2 / II 3 G/D Ex nA IIC T4 CE マーキング 詳細情報 承認に関する詳細は弊社 I/O-SYSTEM 総合カタログ W5-Vol3 を参照願います。 WAGO-I/O-SYSTEM 750 I/O モジュール 750-650 (/xxx-xxx)・13 シリアインターフェス RS232C 2.1.1.7 機能解説 このインターフェースモジュールは、すべての WAGO I/O フィールドバスカプ ラで使用できるように設計されています。シリアルインターフェースモジュー ルを使って RS232 インターフェース機器を WAGO I/O SYSTEM に接続する事が できます。RS232 インターフェースモジュールはフィールドバスプロトコルの ゲートウェイの役割をする事ができます。これはプリンタ、バーコードリーダ やローカルで動作するインターフェースのような機器をフィールドバスプロト コルにて PLC や PC マスタと直接通信する事ができます。このモジュールは上 位レベルのプロトコルはサポートしません。通信プロトコルはマスタ PLC や PC で構成されます。 128 バイトの入力バッファは高速なデータ伝送を可能としています。伝送を低速 にすると、データを損失することなく低いプライオリティで受信データを収集 することができます。 16 バイトの出力バッファは大きな文字列データの高速伝送を可能にしています。 注 意 750-650 の場合、データ伝送は 9600 baud で実行され、1 スタートビット、8 データ ビットおよび 1 ストップビットが伝送されます。パリティは有効ではありません。 ユーザは RTS と CTS 信号にてデータを制御します。これらの信号はバッファの実 行するステータスによりモジュールで生成されます。これらの制御は短絡すること によって無効にすることができます。その場合は RTS と CTS を結線します。 注 意 テスト目的として、Windows ハイパーターミナル を使用することができ ます。その場合、D-sub プラグ、ソケット付のケーブルが必要です。ピン 5 は入力 “コモン”に結線されます。ピン 2 は TxD にピン 3 は RxD に接続されます。モ ジュールの RTS と CTS は結線(短絡)させます。ターミナルと PLC 間のハード ウェアのハンドシェイクはできません。 2.1.1.8 プロセスイメージ I/O モジュール 750-650 を使用すると、6 バイトの入出力プロセスイメージが 1 つ の論理チャンネルによってフィールドバスカプラ/コントローラに伝送するこ とができます。伝送される送信データと受信データは 5 出力および 5 入力バイト (D0…D4) によって形成されます。コントロールバイト (C) とステータスバイト (S) は浮動データの制御のために使用されます。 注 意 I/O モジュールのプロセスデータの表現やプロセスイメージの変換はフィールドバ スカプラ/コントローラにより異なります。相応するカプラ/コントローラのプロ セスイメージに関する記述がされた ” Fieldbus Specific Design of the Process Data” 章 からコントロール/ステータスバイトそれぞれの仕様とこの情報と照らし合わせて ください。 WAGO-I/O-SYSTEM 750 I/O モジュール 14 • 750-650(/xxx-xxx) シリアルインターフェース RS232C インターフェースによって受信された 5 以内のキャラクタは入力バイトに格納 することができます。出力バイトは送信されるキャラクタを含みます。 入力データ 出力データ S ステータスバイト C コントロールバイト D0 入力バイト 0 D0 出力バイト 0 D1 入力バイト 1 D1 出力バイト 1 D2 入力バイト 2 D2 出力バイト 2 D3 入力バイト 3 *) D3 出力バイト 3 *) D4 入力バイト 4 *) D4 出力バイト 4 *) *) 5 データバイトタイプの際に追加 コントロールバイト B7 0 B6 OL2 TR RA IR OL0, OL1, OL2 0 C B5 B4 B3 B2 B1 B0 OL1 OL0 0 IR RA TR 伝送リクエスト 受信確認 初期化リクエスト 出力データ長(送信するキャラクタ数、出力バイトに保存される) 必ず 0 と記入 ステータスバイト B7 0 B6 IL2 TA RR IR BUF_F IL0, IL1, IL2 0 S B5 B4 B3 B2 B1 B0 IL1 IL0 BUF_F IA RR TA 送信確認 受信リクエスト 初期化確認 バッファ上限到達 出力データ長(受信したキャラクタ数、入力バイトに保存される) 必ず 0 と記入 2.1.1.8.1 プロセスイメージ例 PROFIBUS ID は 179 (0 x B3) (4 バイトの整合性)または 2 x ID177 (0 x B1) (2 x 2 バイトの 整合性)です。 出力バイト 機能 入力バイト 機能 D0 出力バイト 0 D0 入力バイト 0 D1 コントロールバイト D1 ステータスバイト D2 出力バイト 2 D2 入力バイト 2 D3 出力バイト 1 D3 入力バイト 1 WAGO-I/O-SYSTEM 750 I/O モジュール 750-650 (/xxx-xxx)・15 シリアインターフェス RS232C CANopen このモジュールは 2 バイトの入出力データを備えた入出力モジュールと同様と 考えます。 出力(Index 2500) 上位バイト 下位バイト 入力(Index 2400) 上位バイト 下位バイト Sub Index m コントロー ルバイト 出力バイト 0 Sub Index n ステータス バイト 入力バイト 0 Sub Index m+1 出力バイト 1 出力バイト 2 Sub Index n+1 入力バイト 1 入力バイト 2 DeviceNet このモジュールは、プロセスイメージで 6 バイトの入出力データを使用します。 出力バイト 説明 入力バイト 説明 D0 - D0 - D1 コントロールバイト D1 ステータスバイト D2 出力バイト 0 D2 入力バイト 0 D3 - D3 - D4 出力バイト 2 D4 入力バイト 2 D5 出力バイト 1 D5 入力バイト 1 MODBUS このモジュールは 2 x 16 ビットの入出力データを持っている複合の入出力モ ジュールと同様であると考えます。 ワード出力 機能 ワード入力 機能 D0 (Bit 0…15) 出力バイト 0 コントロー ルバイト D0 (Bit 0…15) 入力バイト 0 ステータス バイト D1 (Bit 16…31) 出力バイト 2 出力バイト 1 D1 (Bit 16…31) 入力バイト 2 入力バイト 1 CC-Link このモジュールは通常 2 x 2 ワードの入出力データを持っている複合の入出力モ ジュールと同様であると考えます。 リモート レジスタ 上位バイト 下位バイト リモート レジスタ 上位バイト 下位バイト RWr (k) 出力バイト D0 コントロー ルバイト C RWw (k) 入力バイト D0 ステータス バイト S RWr (k+1) 出力バイト D2 出力バイト D1 RWw (k+1) 入力バイト D2 入力バイト D1 RWr (k+2*) 出力バイト D4 出力バイト D3 RWw (k+2*) 入力バイト D4 入力バイト D3 WAGO-I/O-SYSTEM 750 I/O モジュール 16 • 750-650(/xxx-xxx) シリアルインターフェース RS232C * RWr (k+2)および RWw (k+2)は 6 バイトがマップされた場合のみ使用されます。 2.1.1.9 データ伝送 コントロール/ステータスバイトを使って、送受信モードの制御がおこなえま す。リクエストはステータスバイトのビット変化にて表現されます。割り当て られたビットはリクエストビットの値を使って実行を表現します。 モジュールの初期化: • コントロールバイトの IR(Bit2)をセットする • モジュールの初期化が開始される • 送信/受信機能がブロックされる • 出力/入力バッファが消去される • シリアルインターフェースモジュールは設定データをロードする 送信データ: • TR=TA: 出力バイト 0 (D0) …2 (D2) にキャラクタを入力する • キャラクタ総数を OL0 (Bit4) …OL2 (Bit6) に明記する • TR を反転させ読み出される • TR=TA の場合、キャラクタは出力バッファに入る 受信データ • RR≠RA: 入力バイト 0 (D0) …2 (D2) のデータでキャラクタは有効 • キャラクタ総数は IL0 (Bit4) …IL2 (Bit6) で指定される • IL0…IL2 の総数分のキャラクタが読み出される • RA を反転させ読み出される • RR=RA の場合、すべてのキャラクタが読み込まれる データの送受信は同時に行うことができます。初期化リクエストは優先度が高 く送信やデータの受信をすぐに停止します。 注 意 以下のメッセージで初期化ビットのリセットを実行する事ができます。 メッセージ: 入力バッファ上限 (Bit3) 入力バッファが上限に達した。現在受信しているデータはここで失われます。 WAGO-I/O-SYSTEM 750 I/O モジュール 750-650 (/xxx-xxx)・17 シリアインターフェス RS232C 2.1.1.9.1 データ送受信例 <文字列データ ”Hello” の送信> まず最初にモジュールの初期化をおこないます。 コントロールバイトの IR (Bit2) セットします。この設定をおこなうとデータ送 受信は停止し、モジュールバッファのデータメモリが消去されます。 初期化が終了すると、ステータスバイトの IA (Bit2) がセットされます。 出力データ 出力バイト 0 コントロール バイト 出力バイト 2 出力バイト 1 2 進数 0000 0000 0000 0100 0000 0000 0000 0000 送信データ数はコントロールバイトの OL0 (Bit4)…OL2 (Bit6) に指定したバイト 数だけ送信します(通常は 3 バイト)。送信する最初の 3 文字を出力バイト 0…3 に入力し、コントロールバイトの TR (Bit0) をセットします。 送信が完了するとステータスバイトの TA (Bit0) がセットされ TR=TA となりま す。 出力データ 出力バイト 0 コントロール バイト 出力バイト 2 出力バイト 1 2 進数 0100 1000 0011 0001 0110 1100 0110 0101 16 進数 0x48 “H” 0x31 0x6C “l” 0x65 “e” 送信する続きの 2 文字およびバイト数を出力バイト 0…2、OL0…OL2 に入力し、 コントロールバイトの TR (Bit0) をリセットします。 送信が完了するとステータスバイトの TA (Bit0) がリセットされ TR=TA となり ます。 出力データ 出力バイト 0 コントロール バイト 出力バイト 2 出力バイト 1 2 進数 0110 1100 0010 0000 xxxx xxxx 0110 1111 16 進数 0x6C “l” 0x20 - 0x6F “o” <文字列データ”WAGO” の受信> まず最初にモジュールの初期化をおこないます。 コントロールバイトの IR (Bit2) セットします。この設定をおこなうとデータ送 受信は停止し、モジュールバッファのデータメモリが消去されます。 初期化が終了すると、ステータスバイトの IA (Bit2) がセットされます。 出力データ 出力バイト 0 コントロール バイト 出力バイト 2 出力バイト 1 2 進数 0000 0000 0000 0100 0000 0000 0000 0000 WAGO-I/O-SYSTEM 750 I/O モジュール 18 • 750-650(/xxx-xxx) シリアルインターフェース RS232C 受信準備のため、コントロールバイトの RA (Bit1) をセットしてデータ受信リク エストをおこないます。この時、CTS/RTS のフロー制御にて外部機器に「送信 可」の信号が送られ受信を開始します。 出力データ 出力バイト 0 コントロール バイト 出力バイト 2 出力バイト 1 2 進数 xxxx xxxx 0xxx 001x xxxx xxxx xxxx xxxx コントロールバイトの RA (Bit1) をリセットし、OL0 (Bit4)…OL2 (Bit6) に指定し たバイト数を入力して、受信バッファに格納された受信データの内、最初の 3 バイト分をレジスタへ転送します。 転送が完了するとステータスバイトの RR (Bit1) がセットされます。 出力データ 出力バイト 0 コントロール バイト 出力バイト 2 出力バイト 1 2 進数 xxxx xxxx 0011 000x xxxx xxxx xxxx xxxx 入力データ 入力バイト 0 ステータス バイト 入力バイト 2 入力バイト 1 2 進数 0101 0111 0011 0x1x 0100 0111 0100 0001 16 進数 0x57 “W” - 0x47 “G” 0x41 “A” コントロールバイトの RA (Bit1) をセットし、OL0 (Bit4)…OL2 (Bit6) に指定した バイト数を入力して、残り 1 バイト分をレジスタへ転送します。転送が完了す るとステータスバイトの RR (Bit1) がリセットされます。 出力データ 出力バイト 0 コントロール バイト 出力バイト 2 出力バイト 1 2 進数 xxxx xxxx 0001 001x xxxx xxxx xxxx xxxx 入力データ 入力バイト 0 ステータス バイト 入力バイト 2 入力バイト 1 2 進数 0100 1111 0001 0x0x xxxx xxx xxxx xxxx 16 進数 0x4F “O” - - - メ モ ‘X’と表現した値は、上記解説では重要ではない事を表します。 WAGO-I/O-SYSTEM 750 I/O モジュール 750-650 (/xxx-xxx)・19 シリアインターフェス RS232C 2.1.1.10 設定可能モジュール 750-650/003-000 シリアルインターフェースモジュール 750-650/003-000 はソフトウェアツール WAGO-I/O-CHECK (型番:750-302)によってパラメータ化されます。 工場出荷状態では、ボーレート 9600 Baud, データビット 8, パリティ なし, ス トップビット 1 です。 このオペレーションモードでは、モジュールは基本モジュール 750-650 と同じビ ヘイビアとプロセス値を持っています。別のオペレーションモードがパラメー タの変更により選択されている場合には、モジュールはオペレーションの選択 モードのバリエーションによって作用します。 WAGO I/O CHECK のパラメータダイアログボックスは I/O モジュールの有効設 定に関する選択フィールドを表示します。 以下の内容はソフトウェアバージョン 41 のものです。 選択ボックス 有効設定 Baudrate ボーレート 1200 Baud / 2400 Baud / 4800 Baud / 9600 Baud* / 19200 Baud / 38400 Baud / 57600 Baud Data flame データフレーム 7 Data bits, Even Parity / 7 Data bits, Odd Parity / 8 Data bits, No Parity* / 8 Data bits, Even Parity / 8 Data bits, Odd Parity Even: 偶数, Odd: 奇数 Stop bits 1* / 2 ストップビット数 Output format Standard 標準 (カプラ/コントローラマニュアルの マッピングテーブル参照) Alternative* 選択 (カプラ/コントローラマニュアルの マッピングテーブル参照) Data byte (BK) データバイト 3* / 5 データバイト数(カプラ/コントローラマニュアルの マッピングテーブル参照) RTS / CTS Disable 無効 ハードウェアのハンドシェイク無効。なお、この設定にする 場合では RTS, CTS ポート間を実際に短絡させてください。 Enable* 有効 ハードウェアのハンドシェイク有効 モジュールの受信バッファが 114 キャラクタ以上であれば RTS がセットされ、104 キャラクタ以下であればリセットさ れます。CTS がセットされているとモジュールはデータを送 りません。 Normal* 標準 ステートバイトおよびデータバイトは同じ K-Bus サイクル で伝送されます。 Retarded 遅延 ステートバイトはデータバイトが伝送された後の K-Bus サ イクルで伝送されます。これは伝送速度をより遅くするため です。 出力フォーマット Copy State Byte ステートバイト コピー XON / XOFF ((送信) WAGO-I/O-SYSTEM 750 I/O モジュール OFF* モジュールは送信データの場合、XON / XOFF プロトコルを サポートしません。 ON モジュールは送信データの場合、XON / XOFF プロトコルを サポートします。 モジュールは XOFF (DC3=0x13)キャラクタを通信先から受 信するまで PLC によって運ばれたデータを送信します。 XON (DC=0x11)キャラクタを受信するまで伝送は停止され ません。 20 • 750-650(/xxx-xxx) シリアルインターフェース RS232C 選択ボックス 有効設定 Baudrate ボーレート 1200 Baud / 2400 Baud / 4800 Baud / 9600 Baud* / 19200 Baud / 38400 Baud / 57600 Baud Data flame データフレーム 7 Data bits, Even Parity / 7 Data bits, Odd Parity / 8 Data bits, No Parity* / 8 Data bits, Even Parity / 8 Data bits, Odd Parity Even: 偶数, Odd: 奇数 Stop bits 1* / 2 ストップビット数 Output format Standard 標準 (カプラ/コントローラマニュアルの マッピングテーブル参照) Alternative* 選択 (カプラ/コントローラマニュアルの マッピングテーブル参照) Data byte (BK) データバイト 3* / 5 データバイト数(カプラ/コントローラマニュアルの マッピングテーブル参照) RTS / CTS Disable 無効 ハードウェアのハンドシェイク無効。なお、この設定にする 場合では RTS, CTS ポート間を実際に短絡させてください。 Enable* 有効 ハードウェアのハンドシェイク有効 モジュールの受信バッファが 114 キャラクタ以上であれば RTS がセットされ、104 キャラクタ以下であればリセットさ れます。CTS がセットされているとモジュールはデータを送 りません。 Normal* 標準 ステートバイトおよびデータバイトは同じ K-Bus サイクル で伝送されます。 Retarded 遅延 ステートバイトはデータバイトが伝送された後の K-Bus サ イクルで伝送されます。これは伝送速度をより遅くするため です。 出力フォーマット Copy State Byte ステートバイト コピー XON / XOFF ((送信) OFF* モジュールは送信データの場合、XON / XOFF プロトコルを サポートしません。 ON モジュールは送信データの場合、XON / XOFF プロトコルを サポートします。 モジュールは XOFF (DC3=0x13)キャラクタを通信先から受 信するまで PLC によって運ばれたデータを送信します。 XON (DC=0x11)キャラクタを受信するまで伝送は停止され ません。 * 工場出荷時の設定 ** 容量の比較的大きな(大きくなる可能性のある)データの伝送では ON にした方が 良いでしょう。 詳細情報 このモジュールのパラメータ化についての詳細情報は、ソフトウェアツール WAGO-I/O-CHECK マニュアルにも記載されています 。 WAGO-I/O-SYSTEM 750 I/O モジュール 750-650 (/xxx-xxx)・21 シリアインターフェス RS232C ワゴ ジャパン 株式会社 WAGO Kontakttechnik GmbH & Co. KG 〒136-0071 Postfach 2880 ・ D-32385 Minden 東京都江東区亀戸1-5-7 日鐵NDタワー Hansastraße 27 ・ D-32423 Minden Tel: (03) 5627-2050 ㈹ Phone: 05 71/8 87 - 0 Fax: (03) 5627-2055 Fax: 05 71/8 87 - 1 69 E-Mail: [email protected] E-Mail: [email protected] Web: http://www.wago.co.jp Internet: http://www.wago.com WAGO-I/O-SYSTEM 750 I/O モジュール