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アートショップ「信画堂」
経営学部創立 周年記念講演会と記念祝賀会が6月9日、生田キャン パスで開かれた。経営学部の学生、卒業生、教員ら延べ300人が参加。 講演会では、富士急スケート部監督の黒岩彰氏(昭 商)をはじめ3人 者は熱心に聴き入った。 本学経営学部は196 そのあと黒岩彰氏が、 や添加物を使わず、昔な がらの無添加石けん一本 でいく」と宣言。 年に 方向転換した。 しかし苦難の道をたど ることになった。月8千 万円の売上は 万円に、 2 年 に 誕 生 。「 理 論 と 実 易流行のマネジメント― 加藤茂夫教授(創立 周 年のサラエボ冬季五輪で を命じられ、タブーとさ ードクリエイティブファ 100人以上いた従業員 講演会のテーマは「不 の卒業生が成功と挫折の秘話や人材育成にまつわる体験談を披露。参加 59 年 記 念 事 業 委 員 会 委 員 惨 敗 。「 世 界 チ ャ ン ピ オ れていたCM出演やメジ クトリー代表取締役)に は5人になり、赤字は たカルガリー冬季五輪 「人材を育成するに当 ョンが行われた。 心の製品を届ける」信念 大学在学中に起業を決 を貫き、無添加石けんの 専大入学時、当時スピ ( 年)よりも負けたサ たっては、常に変わらな 意した五十嵐氏は「ゆと パイオニアとしての地歩 を与える負債 森田氏は本居宣長の 人材から利益 『好信楽』から引用し、 を運ぶ資産人 「好きな道を信じ抜くこ 材に変貌させ とで苦しいことでも楽し オーナーの新居邦雄さん 田神保町は、学生はもちろん芸 「本の街」として知られる神 ▶ し、ゆとり世 いろいろなことにチャレ 術家、文化人、学者らが集い、 ∥信画堂の地下画廊で 代を会社に利 ンジできる学生のうちに る ― 」 と 題 いと思えるようになる。 化に応じて変えていくべ 益をもたらす人材に育て 多くを吸収、それによっ 文学、音楽、芸術をはじめ大衆 っ た 前 嶋 孝 法 学 部 教 授 と振り返った。 (現・名誉教授)との出 会 い に よ り 、「 世 界 の ト ピードスケート部監督を れば絶対結果が出る と 彼らとどうかかわるかで の人生を助けてくれるだ ! 森田氏の講演は、 「 『シ を贈った。 その神田神保町の路地裏「す つ。店舗1階にある販売店脇の 画材を扱い、店内に画廊を持 ずらん通り」にある信画堂は、 と決意。大学1年次に世 スを手に夜遅くまでマス 事 。そ れ を 大 学 の 4 年 間 ャボン玉石けん』に秘め 階段で地下1階に降りると、茶 ートをやる意味がない」 長へ転身。プレスリリー する発想やアイデアが大 続いて、企業経営者と 社は 年代に石油から作 スカッションでは、会場 西武グループ在籍時は 盛大に記念講演会・祝賀会 背負って臨んだ1984 から松坂大輔の専属広報 (平 経営・シャボン玉 を増やしたが、先代社長 活発な質問が飛び、和や カベには、日本のフォービス つ、来賓の小笠原英司明 博理事長・学長のあいさ 記念祝賀会は、日髙義 気で見る者に迫ってくる。 り上がり、むせかえるような熱 で、赤を基調にした絵の具が盛 点。いずれも 代のころの作品 ムの巨匠・林武の女性画が数 治大学大学院長の祝辞の 洗剤を使い続けることの 会は幕を閉じた。 石 け ん ㈱ 代 表 取 締 役 社 である父・光徳氏が合成 かな雰囲気のうちに講演 長)と五十嵐豪氏(平 経営・料理研究家、㈱フ 危険性を知り「化学物質 ースが現われる。 室が備わった小さなアートスペ 60 しかし、期待を一身に 堤義明オーナー(当時) して活躍する森田隼人氏 る合成洗剤を主力に売上 の企業経営者や教員から で総合優勝。 界スプリント選手権大会 コミ各社を走り回った。 で学んだ」 と締めくくった。 ら れ た 一 筋 の 理 念 」。 同 世准教授を交えてのディ 馬塲杉夫教授と奥村経 ・若者文化の発信地でもある。 現役を退き、専大のス き部分がある。これをや るには経営者や管理職が て増えた引き出しが今後 黒 岩 彰 氏ら O B 3 氏 後輩に成功秘話披露 ードスケート部監督であ ラエボが忘れられない」 い土台部分と、環境の変 りを動かす―会社に損失 を築いた。 88 ップを狙わなければスケ 務めたのち企業の広報課 いうものはない。先取り 決まる、と持論を展開。 ろう」と、後輩にエール " 20 は3万5千人に達した。 を紹介。 教育体制を拡充。卒業生 准教授が経営学部の歩み マに基調講演した。 ってカリキュラム刷新や さつに続き、宇佐美嘉弘 来をひらく人材」をテー なった。銅メダルを取っ かわった。 瓶子長幸学部長のあい 長)との対談形式で「未 ンになって守りの姿勢と ャーリーグ移籍に深くか よる講演とディスカッシ 年 続 い た が 、「 安 全 、 安 践の融合」の教育方針の 未来をひらく人材―」 。 50 の作品を見て判断します。上手 「作家は勢いのある若いころ 音楽サークルのスカバ ・下手の問題ではなく、自己主 あと、鏡開きで開宴。 ンド研究会スフィーダ、 マンドリンクラブ、 o m E l l i H 、男 声 合 唱 グ リ ー クラブの歌や演奏をバッ クに歓談が繰り広げられ た。 また、 講演会で講師を 信画堂の店頭 う、当店3代目のオーナー新居 張があるかどうかが大事」と言 !!25 50 下、常に時代の変化に沿 17 務めた料理研究家・五十 ▶ 邦雄さん。 さらに日本画の最高峰・平山 郁夫の作品でシルクロードを舞 台にし た 「 老 人 」、 美 術 の 大 衆 化、民衆芸術運動に尽力し、ク レパスを世に広めた山本鼎の絶 筆「海」……。 味わい深い作品ばかりで、新 居さんの絵にかける思いと美学 がみえる。在庫は地下2階、同 3階にもあり140~150点 「目を養うには? それはと になる。 にかく見る体験を増やすことに 尽きますね。絵は現物の情景を 越える瞬間があります」と絵画 が持つ力を語った。 創業は関東大震災(1923 年)の少し前。 年を超える老 舗だ。新居さんの大祖父は立正 大学の学祖である・新居日薩上 「創業当時は神田錦町の電気 人。 通信大学近くで店を構えていた んですよ。震災で被災。神田神 保町に移りました」と新居さん の姉・協子さん。 新居さんが店を継いだのは戦 後で、客は近所の絵画好きから 田中角栄、ビル・ゲイツら各界 の大物も。ゲイツはぶらりと同 店に立ち寄りピカソの絵を購入 していったそうだ。 新居さんの薫陶を受けた作家 は数え切れない。「若い人には、 無駄に見える時間こそ大事。無 駄の中から 本もの が分かり ますからね」 。 の ☎ ・3291・2034 ∥東京都千代田区神田神保町1 ※アートショップ「信画堂」 " &## % % % % % % % % % '$$ 10 12 90 74 嵐氏が考案した「特製グ ! 五十嵐 リーンカレー」がお披露 時~ 時。日曜定休。 03 17 ▲ 福原康司ゼミの4人によるプレゼンテーション 目された。 10 11 講演する黒岩彰さん(右)と加藤茂夫教授 ▲ アートショップ 「信画堂」 豪氏 森田 ▲ 路地裏の小さな画廊 B・ゲイツも訪れた 78 隼人氏 ▲ アカペラを聴かせてくれた Emo Hill ▲ マンドリンクラブの演奏 ▲ 記念祝賀会で ▲ 第502号 (昭和44年10月14日第3種郵便物認可) 修 専 ス ー ュ ニ 2012年(平成24年)7月15日 (3) 経営学部創立50周年 学生・卒業生らが祝う