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学習メモ
英語表現 Ⅰ
学習メモ
#38 Lesson 25
Food Self-Sufficiency 〈ディスカッション〉
ポイント Pick of the Day
講師:由井ロバート
美沙が学校新聞の記者として、トレイシーのお父さん、スティー
ブにインタビューしています。彼は「一生懸命に仕事をした」と言っ
ていますが、どのように働いたと表現しているでしょう。
英語で I worked as if ∼と言っていますので、聞き取ってみま
しょう。また、彼はもっと早く何に気がついていれば良かったと
生徒:半谷りさ
言っているでしょう? 英語で I wish I had realized ∼ earlier.
と言っていますので、こちらも聞き取ってみましょう。
プロミネンス大学のハワード教授による食糧自給率についての講演会がありました。
M
M
=Misa T =Tracy E =Eric
: Today’s lecture about food self-sufficiency was very interesting, wasn’t it?
T :
Yes, I was surprised to learn that Japan’s self-sufficiency rate was so low.
E :
Me, too. The professor said that what Japanese people had eaten fifty
years ago and what we ate four years ago were very different.
M
: I think so, too. My grandparents ate rice and miso soup for breakfast.
eat bread.
E :
He also told us that Japan’s food self-sufficiency rate had been about
seventy percent in the 1960’s, but was as low as about forty percent
four years ago.
T : That
explains Japan’s increased rates of imported foods.
1)直接話法と間接話法
今回は、人の話を伝達する方法を学びます。人が言ったことをそのまま引用符(
)
で囲んで伝えるのが直接話法(direct speech)です。一方、話し手(主語)の立場から、
発言の内容を示すのが間接話法(indirect speech)です。間接話法は、人の言葉を話し
手の言葉に置き換えて伝える方法と言えるでしょう。
(1) She said, I am angry.
「彼女は『私は怒っている』と言いました。」
(2) She said (that) she was angry.「彼女は
(彼女自身が)
怒っていると言いました。
」
※ that は省略することもあります。
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#38 Lesson 25
(1)の文が直接話法で、
(2)の文が間接話法です。
2つの文の違いは、直接話法が引用符(
)を使って話したことをそのまま表すのに
対して、間接話法では said の後、that 以下の部分で発言の内容を伝えます。
上の例では I am angry. が she was angry になっていますが、このように話し手と
の関係によって 誰が の部分が変わります。また、that 以下の時制もメインの文の動詞
(said)の時制と合わせなくてはなりません。
間接話法の「時制の一致」は、重要なのでもう少し説明しましょう。
直接話法の場合、メインの動詞が現在形であろうが過去形であろうが、引用府の中の時
制は影響を受けません。しかし、間接話法では違います。メインの動詞が現在形であれば
that 以下は言ったままの時制で問題ないのですが、メインの動詞が過去形の場合、that
以下の時制はその影響を受けます。
次のような場合はどうなるでしょう?
She said, I was angry.
「彼女は『私は怒っていた』と言いました。」
発言の内容がメインの文の時制より 過去のこと の場合です。
この文を間接話法にすると、 (彼女が)怒っていた ことはメインの文の時制(She
said)より前に起こっているので、that 以下は次のようになります。
She said (that) she had been angry.
2)tell を使った間接話法
これまで見た文では、直接話法で動詞が say/said であれば、間接話法にする場合もその
まま say/said を使いました。しかし、間接話法にするとき、動詞が tell/told になる
ことがよくあります。
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She said to me, I am angry.
「彼女は『私は怒っている』と私に言いました。」
She told me that she was angry.
つまり、メインの文が said to ~(∼に言った)となる場合などです。
She said to me (that) she was angry.
でも良いのですが、動詞をtellに変えるほうが一般的と思います。
3)直接話法から間接話法に言い換える場合の注意
(1) She said, I will go to school tomorrow.
「彼女は『私は明日学校に行く』と私に言いました。」
(2) She said (that) she would go to school the next day.
(1)の例文(直接話法)は、(2)から間接話法にする際、tomorrow(明日)が the
next day(次の日)になっています。直接話法の「明日」は、発言したときの明日であり、
今から見ると明日ではありません。なので(2)のように、次の日=「the next day」と
なります。このように、直接話法 → 間接話法に言い換える場合、いくつかの語を適切な
形に変える必要があります。
以下はその例です。
this(これ)→ that(あれ)
these(これら)→ those(それら)
here (ここ)→ there(あそこ)
now(今)→ then(その時)
today(今日)→ that day(その日)
tonight(今夜)→ that night(その晩)
this week(今週)→ that week(その週)
yesterday(昨日)→ the day before(その前日)
last week(先週)→ the week before(その前週)
※ the previous week も可
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tomorrow(明日)→ the next day(その次の日) ※ the following day も可
next week(来週)→ the week next(その次の週)
∼ ago → ∼ before(two years ago → two years before など)
実際に言い換えた例を紹介します。
She said, I will go to school tomorrow.
「彼女は『私は明日、学校に行く』と言いました。」
She said that she would go to school the next day.
「彼女は彼女自身が翌日、学校に行くと言いました。」
He said to me, I am ready to leave now.
「彼は『いま私は行く用意が出来ている』と私に言いました。」
He told me that he was ready to leave then.
「彼はそのとき、彼自身が行く用意が出来ていると私に言いました。」
4)例外的な場合
直接話法から間接話法への変換で主語が変わらない場合もあります。
My mother said to me, We will go shopping tomorrow.
My mother told me that we would go shopping the next day.
「私の母は『私たちは明日買い物に行く』と私に言いました。
母親と私が一緒に買い物に行くので、that 以下の主語は we のままです。
時制の一致にも例外があります。
She said,
I know the cake shop is closed on Mondays.
She said that she knew the cake shop is closed on Mondays.
「彼女は『月曜にそのケーキ屋が閉まっているのを知っている』と言いました。
直接話法から間接話法にするとき、発言内の動詞 know は過去形になりますが、彼女が
知っていることの内容(=ケーキ屋さんが毎週月曜に店を閉めること)が現在も行われてい
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る習慣・事実を言う場合は、その事柄について述べる部分は現在形のままとなります。
5)引用する発言が疑問文の場合
引用符(
)の中が 5W1H を使う疑問文の場合を見てみましょう。
She said, When will he come? 「彼女は『彼はいつ来るの?』と言いました。」
She asked when he would come.「彼女は、彼がいつ来るのかと尋ねました。」
メインの文の動詞が said から asked に変わり、when に続く部分も過去形に。また、
when 以下は「疑問文ではなく肯定文」、つまり、
「主語→動詞」の順になります。例文をも
う1つ。
She said, Why are you tired?
「彼女は『なぜあなたは疲れているの?』と言いました。」
She asked why I was tired.「彼女は、私がなぜ疲れているのかと尋ねました。」
次に、引用符(
)の中が yes / no で答える疑問文の場合です。
She said, Can you finish your work before lunch?
「彼女は『あなたはお昼前に仕事を終えられますか?』と言いました。」
She asked if/whether I could finish my work before lunch.
「彼女は私がお昼前に仕事を終えられるかと尋ねました。」
メインの文の動詞が said から asked に変わり、発言の内容に if/whether をつけます。
if と whether はどちらも使えるのですが、通常、会話などでは if が多く使われます。
ポイント 今ドキ! 英語
「食」に関連した新しい単語をいくつか紹介をします。
まずは chowder ですが、これはすでに日本でもポピュラーな食べ物と思います。基本的に
シーフード (seafood) または野菜 (vegetable) を使ったシチュー (stew) で、クラッカーなど
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#38 Lesson 25
とともに食べます。
これに似たもので、今はやっている物では hommony と言うものがあります。
トウモロコシを粗びきにしておかゆ状にしたものです。また、とうもろこしつながりでもう
一品、succotash という食べ物もあります。これは新鮮なトウモロコシ、豆をバターで調理
したものを言います。
ポイント 自分でやってみよう !
今回のテーマはディスカッション。日本の食料自給率について、Pick of the Day の中で
どの人の言葉が印象に残ったかをリサと私で話し合います。
* * * R : risa / Y : Yui R : I was impressed by what Eric said.
He said that Japan s self-sufficiency rate was as low as about forty
percent four years ago.
リサ:エリックの言葉が印象的でした。
彼は、4年前の日本の食糧自給率は40%ほどしかないと言っていました。
R : And Misa s was also impressive. She said that although she eats bread
for breakfast herself, her grandparents ate rice and miso soup before.
リサ:それと、美沙の言葉も印象的でした。彼女は、彼女本人はパンを食べるけれど、彼女の祖父母
は朝食にご飯とみそ汁を食べていた、と言っていました。
Y : Over 80% of wheat we use to make bread is imported. What do you
think happens when countries that export wheat to Japan face food
shortage themselves?
由井:パンの原料である小麦は80パーセント以上が輸入品です。ということは、小麦を輸出している
国で食糧不足が起きたらどうなるでしょう?
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R : If our country depends too much on imported food, we might be in
trouble when the amount decreases.
リサ:輸入食料に頼りすぎると、輸入が減ったときに 私たちは困難に陥るかもしれません。
Y : Do you think there is a way out?
由井:困難を避ける方法はありますか?
R : Actually, we should all make effort not to waste food. Many people say
that Japan is a country that wastes food.
リサ:私たちは食材を無駄にしないよう努力しないといけません。日本は、世界有数の食糧を捨てる
国だと言われていますから。
本文訳
食糧自給率
M =美沙,T =トレーシー,E =エリック
M:食糧自給率に関する今日の講演はとてもおもしろかったわね。
T:そうね。日本の食糧自給率があんなに低いなんて驚いたわ。
E:僕もだよ。教授は日本人が50年前に食べていたものと4年前に食べていたもの
が様変わりしていると言っていたね。
M:彼の言うとおりだと思うわ。私の祖父母は朝食にご飯とおみそ汁を食べていた
けど、私はパンを食べるわ。
E:彼は、1960年代には約70%だった日本の食糧自給率が、4年前ではわずか約
40%だったとも言っていたよ。
T:だから日本の食糧輸入率が上がったのね。
percent four years ago.
seventy percent in the 1960 s, but was as low as about forty
He also told us that Japan s food-sufficiency rate had been about
years ago and what they ate four years ago were very different.
The professor said that what Japanese people had eaten fifty
聞き取りの答え
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