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公開講座「『日本ワイン』を語る」 アンケート結果 男女比
公開講座「『日本ワイン』を語る」 アンケート結果 農林水産省関東農政局 このアンケートは、申込書にメールアドレスを記載いただいた参加者に電子メー ルを送付し、インターネットで回答を寄せられた方の御意見を取りまとめたもので す。多数の御回答、ありがとうございました。 1 回答者数 70 名(電子メールでの回答依頼者に対する回収率 2 46.4%) 属性 男女比 回答者の年齢層 女性, 24, 34% 20歳代以下 8 30歳代 13 40歳代 男性, 46, 66% 18 50歳代 20 60歳代 7 70歳代以上 2 0 5 10 15 20 職業 21 消費者 3 農業者 14 事業者 6 報道関係者 11 行政 6 団体 4 教員・学生 11 その他 0 5 10 15 1 20 25 25 3 シンポジウムに参加したきっかけ(複数回答) 43 日本ワインに興味があるから 29 ワインが好きだから 30 醸造用ぶどうの生産に興味があったから 52 日本ワインに関する情報収集をしたかったから 29 ワイナリーオーナーの話を聞きたかったから 9 その他 0 4 20 40 60 日本ワインを選ぶとき重視する点(複数回答) 5 メーカーの知名度 35 醸造家のこだわり 38 産地 36 ぶどうの品種 20 自社農場でぶどうを作っていること 14 農薬や酸化防止剤の使用状況 35 納得のいく価格 10 その他 0 5 10 20 30 40 日本ワインを振興することによる効果(複数回答) ワイン購入の選択肢が広がり、ワインの消費 が拡大する 34 日本ワインの産地に対する消費者の関心が高 まり、地域の知名度が上がる 45 醸造用ぶどう生産やワイナリー経営で地域に 新たな産業・雇用が生まれる 51 醸造用ぶどうの生産が増え、耕作放棄地の解 消や新規就農者の確保につながる 43 レストラン、ワイナリーツアーなど地域の観 光資源が生まれる 48 7 その他 0 20 2 40 60 6 日本ワインの振興のための課題(複数回答) 26 日本ワインの認知度が低いこと 雨量が多いなど、醸造用ぶどうの安定生産が難し いこと 農業者の高齢化など、醸造用ぶどうの生産拡大が 難しいこと 25 37 31 ワイナリー開設のハードルが高いこと 36 生産コストが高く、値段が高くなること 18 産地表示など法整備が不十分なこと 10 その他 0 7 10 20 30 40 日本ワイン振興のため、農林水産省に望むこと(複数回答) 27 日本ワインの消費拡大のための機運醸成 42 醸造用ぶどうの生産振興 45 新規就農者・ワイナリー開設希望者に対する経営支援 24 日本ワインの輸出振興 30 醸造ぶどう・日本ワインに関する統計の整備 28 国税庁など関係機関との連携の強化 16 その他 0 8 10 20 30 40 50 日本ワインMATSURI祭への参加の有無 41 参加した 参加しなかった(当 初から参加予定がな かった) 9 参加しなかった(参 加予定はあった) 20 0 10 20 3 30 40 50 【3 公開講座に参加したきっかけ(自由回答)】 ・ ・ ワインツーリズムについて研究しているから。 安全な食品(農産物)を生産する物理的、組織的体制について知りたかったか ら。 ・ 農水省の見解を聞きたかった。 ・ 実家(山梨県)が葡萄専業農家で、かつてワイン用甲州種の出荷もしていたか ら。 ・ 日 本 の 食 料 自 給 率 を 上 げ た い と 考 え て い る か ら 。地 域 の 活 性 化 を 考 え た い か ら 。 こ れ を 機 会 に 日 本 全 体 の 食 を 真 剣 に 考 え な い と 手 遅 れ に な る 。ブ ド ウ か ら 離 れ る が、減反のせいで日本の自給率や死んでいった水田が多いことを肝に銘じるべ き。 ・ 税理士先生の紹介で参加。 ・ 日本産ワインを卸売業界の活性化に役立てたいため ・ 行政の方々が大変チカラを入れ推進されている「今」を ご主催の場で学ばせて 頂きたく ・ 日本ワインについて著作があり、連載もしているため。 【4 日本ワインを選ぶとき重視する点(自由回答)】 ・ 海 外 の ワ イ ン し か 飲 ん だ こ と が な か っ た の で 、今 日 の セ ミ ナ ー に 参 加 す る ま で 、 国産ワインと日本ワインの違いすら知りませんでした。 ・ 雑誌などの情報 ・ その土地の環境的な要因。 ・ 味やラベル、保存環境を含めた品質 ・ 味 ・ 品質と価格のバランスです。品質については、栽培や醸造技術含めまだ他国と の 開 き を 感 じ ま す 。契 約 栽 培 だ と ど う し て も 収 量 が 優 先 さ れ て し ま う の で 、今 後 のドメーヌ生産者の若木が成長してぶどうの凝縮感が増してどれだけ高品質の ワイン造りができるのか期待度大です。 ・ 日 本 食 に 適 し た ワ イ ン で あ っ て 、日 本 人 の 嗜 好 に あ っ た 酒 質 と 味 覚 が 最 重 要 と 考える。 ・ 味やラベル、保存環境を含めた品質 ・ 味 ・ 単純に、海外の著名ワインと比べて美味しいかどうか。 【5 日本ワインを振興することによる効果(自由回答)】 ・ ・ ・ ・ 他国への輸出拡大 厚生労働の立場として健全な生活の礎になる。 世界のワイン愛好家へのアピール。 日 本 も 世 界 に 負 け な い ワ イ ン が で き る と い う 自 信 を 持 て る か ら( 醸 造 家 や 農 家 )。 過疎化の歯止め。 ・ 昔から日本ワインは細々と製造され、地元の人に飲まれていたが、これを商業 ベ ー ス に 乗 せ る に は 、地 場 の 行 政 と 卸 売 業 と の コ ラ ボ が 必 要 と 考 え る 。こ の よ う な仲介を農林水産省が橋渡しをすることが生産の拡大につながる。 ・ 消費者の関心の高まりが新たな雇用を創出するのではないか。 4 ・ 生産量だけが増えてもあまり効果がないと思います。 【6 ・ ・ 日本ワインの振興のための課題(自由回答)】 農家への支援体制の不備 中 間 流 通 マ ー ジ ン が 低 く 、小 売 販 売 社 と し て は 食 指 が 動 き に く い 商 材 で あ る こ と ・ 1.原 料 の 確 保 。2 .複 雑 な ワ イ ン 法 は 不 要 。3.作 っ て も 売 れ な い と 意 味 が な い 。 マ ー ケ テ ィ ン グ が 必 要 。4.魅 力 あ る 世 界 に 通 じ る 職 業 で あ る こ と を 認 知 さ せ る 。 ・ 国産ワインとの違いが消費者に認識されていないこと ・ 国の整備が遅い。ニューワールドの良い見本を見習うべき。 ・ 日本ワインが、各規模の産業として安定していくこと。産業拡大のための宣伝 のノウハウの支援が必要。 ・ ワ イ ン 醸 造 家 の 話 を 聞 い て み て 感 じ た こ と は 、官 庁 へ の 提 出 書 類 が 複 雑 で 難 解 で あ る こ と か ら 、農 林 水 産 省 の 中 に 指 導 部 門 の 設 置 を し た ら ど う か 。( 補 助 金 認 定、製造免許等) ・ 海外認知度を上げる、海外でのブランディング ・ 海外からバルクで大量に輸入されるものを低価格で国産として販売されている た め 、日 本 ワ イ ン の 内 容 の 周 知 が お い つ か な い 現 状 、価 格 へ の 理 解 が 得 ら れ て い ないこと。 ・ ワ イ ン を 知 ら な い ワ イ ン ジ ャ ー ナ リ ス ト 、我 田 引 水 し か 興 味 の な い ワ イ ナ リ ー オーナーが日本ワインを振り回していること。 【7 日本ワイン振興のため、農林水産省に望むこと(自由回答)】 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 栽培マニュアルの提示 畑の集約 教育研修の環境整備 クオリティを左右する適切な法律の整備 農家への援助が必須。 醸 造 用 ぶ ど う が ワ イ ン に 適 し て い る と い う 固 定 観 念 は 除 去 す る 。生 食 用 の ぶ ど うを原料に使用しても日本ワインとして認めること。デラウェア・マスカット・ ナイヤガラ・コンコード・巨峰・キャンベルアリー等をワインにしても、十分世 界のワインと戦える! ・ 関 係 省 庁 と 連 携 さ れ ワ イ ナ リ ー 開 設 の 要 件 等 の 緩 和 、ワ イ ナ リ ー 開 設 に 係 る 支 援策の拡充強化。 ・ 関係日本ワインの知名度が低いので国産ワインであることをもっと日本国民に 認識させるPRが必要と思う。 ・ 日本の気候に合ったぶどう品種の研究・開発 ・ 担 当 者 が 個 人 名 を も っ と オ ー プ ン に し て 、官 民 共 同 で プ ロ ジ ェ ク ト を 行 う な ど 、 農政しかできないことをするべき。 ・ 米トレサビ法と同様の原料ぶどうの産地表示の義務化。 ・ 自治体によるブドウ農地の集約化の取り組みの支援。 ・ 法整備 ・ 甲州を海外の消費者に紹介して頂きたい。また、この品 種を海外で生産するよ うな生産者が現れるようにして頂きたい。 ・ ワイン醸造では、国税庁の製造免許が一番の課題であり、農林水産省の認可を 5 受けた場合は、もう少し簡単に免許が取得できる方法の構築 ・ 行政と醸造家、ぶどう農家、関連法人、地域、メディアなど、それらを潤滑に 回 し リ レ ー シ ョ ン を は か れ る 効 果 的 な 機 構 の 支 援・発 足 な ど 。ま た サ ポ ー タ ー 制 度の導入支援。 ・ 商業ラインに乗せるための「基礎」をきちんと保持した考えの方に補助金等の 交付を検討してほしい。 ・ 拙速な整理で法改正が行われないことを願います。 【8 日本ワイン・公開講座に対するメッセージ】 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 前回、鹿取さんは、国産ワイン(海外原料)をワインと呼べない代物と言い ました。石井さんは、日本ワインと共存でき、共存すべき。技術者が日本の嗜好 にあわせ製造する入門用ワインとして適すというコメント、素晴らしいと思いま した。農水省は、海外原料ワインは、守備範囲外かもしれません。しかし、”ワ インに非ず”と排除すれば、日本ワイン振興にも悪影響と感じます。もし排除さ れ れ ば 、 市 場 が 70% に 縮 む か も し れ ま せ ん 。 ま た 、 ワ イ ン 生 産 者 、 流 通 業 者 、 小売店などもワイン事業を継続できなくなるかもしれません。 石井もと子さんのお話が大変興味深く、面白かったです。日本ワインは元々好 んでいただくことが多いのですが、世界に出しても遜色がないくらい素晴らしい ワインと、まだまだ発展途上なワインと、様々だと感じています。農林水産省の 皆様のお力添えで、素晴らしい日本ワインを世の中にどんどん広めていっていた だきたいと思います。 開催時間と会場の広さと見やすさをもう少し考えて欲しい。 日本ワインをもっと若い人にも広めたいです。そのためにはブランドの価値を 落とさない程度に消費者が手にいれやすい価格になるといいです。 あいにくの雨になりましたが,なかなか行く機会のない産地のワインが楽しめ ました。講師の方のお話がわかりやすく、非常に良い勉強になりました。日本ワ インをもっと応援したくなりました。 今後もつづけてほしい。 日本のワインは欧州やニューワールドと同じ評価軸で勝負するのか、同じ評価 軸で勝負することは難しいという意味で日本独自の評価軸で勝負するのかをよく 考えなければならないと思う。 本講座開講を企画されたことを評価いたします。一点、以下に意見を申し上げ ます。4 月のシンポジウムと比して、品格も話のレヴェルも論外であった。今後 の講師の選定はくれぐれも周到に願います。 日本ワインの今後の発展がとても楽しみです。色々な立場の方からのお話を伺 えて、とても勉強になりました。また、ぜひ参加させて頂きたいです。 ワインは農産物という立場から生産者と加工者・販売者が一体となる 6 次産業 化 は 必 須 で は な い で し ょ う か ? そ う い う 意 味 で 10R ワ イ ナ リ ー の よ う な イ ン キ ュ ベートワイナリーの各地の創設とそのための人的支援、更に経済的支援を自治体 や公的機関に求めます。 とても勉強になりました。 今後も是非こういった機会がありますと嬉しいです。 大 変 学 ぶ と こ ろ の 多 い 、 レ ベ ル の 高 い 講 座 で し た 。 日 本 ワ イ ン MATSURI に つ い ては、もう少し宣伝活動をお願いしたいです。当日まで知りませんでした。 生産者さんの生の声を聞けるのはとても貴重な体験でした。生産量が多く規模 としても大きくなっている生産者さんのお話は聞いたことがありましたが、ワイ ナリー設立されたばかりの、ノーザンアルプスヴィンヤードの若林 政起さんの 6 お話はとても興味深く聞かせていただきました。スタートラインに立たれたばか りのノーザンアルプスヴィンヤードへ 1 度訪れたいなと思いました。 ・ とても楽しいお話でした。ありがとうございました。 ・ 有意義な内容で、日本ワインに対して、より広く深い視点から見られるように なりました。有難う御座いました。 ・ いい話ばかりでなく、日本ワインの生産・消費拡大を妨げる問題・課題を聞い てみたい。 ・ 国が関与しすぎている!もし日本ワインに関するブドウに携わるなら、清酒の 原料の米。焼酎の原料の芋・蕎麦。梅酒の原料の梅等にも携わるべきである。こ れ以上、日本ワインに農水省が関わってほしくない。今まで何もしなかったの に、今さら・・・遅いと思う。ジャパニーズ・アルコールとして、他分野で援助 すべきだと思います。 ・ 第一回と比べて判りやすい内容で良かったと思います。 ・ 日本ワインの需要が伸びつつあるが、原料不足が懸念されるため、今後、高品 質の原料ブドウの生産をいかに拡大していくかが重要だと思いました。 ・ ワイン祭りのワインの提供価格がもっと安くすべきだ。 ・ ワイン祭りとのリンクは良かったと思いますが、午後 3 時スタートではセミナ ー終了と時間が空きすぎた点は、検討願います。 ・ ワイン後進県の茨城でも醸造用ブドウの栽培が拡大。しかしワイナリーは 1 箇 所。本年、各県内産地を集めてサミットを開催予定。今後ともご指導願います。 ・ 公開講座の場所がわかりにくかったので、辰巳駅から要所に道案内がいたのは よかった。会場のエアコンが効きすぎて寒かった。最後の講師は不要。終了時刻 は守っていただきたい。全体としてレベルの高い講座だったと思います。 ・ 農地の集約がもっと簡易な手続きでできるようにならないと、未来はありませ ん。特に山梨県は細分化されたまま所有権が移動しないので、既存の農地集約が 事実上不可能です。未利用農地の宅地並み課税、更には空家のように警告と強制 収用等を行わないと解決しない。農地の未利用は悪であるという政策の策定を望 みます。 ・ 講座の後祭に参加したかったが、時間が空きすぎて雰囲気だけ見ただけで、残 念だった。 ・ 通常の役所主催による催し物にくらべて、参加者の範囲が広く参加者も多かっ た。国民に向けた農林水産業への理解を深めるためのヒントがあったように思 う。 ・ 農政の役割にもっと期待したいですね。早くワイン法を整備して、品質向上に つなげて欲しいのと、国産ワインと日本ワインなんて消費者に紛らわしい名称が なくなるようにしてもらいたいものです。 ・ 大変勉強になった。こういう機会を増やしていただきたい。日本の農業を活性 化し、世界に認められる環境を。先月も台湾政府が日本の農作物すべてを輸入規 制するなど、原発の影響が大きい。縦割り行政を是正し、日本を元気にしてほし い。自信が持てる日本へ。 ・ 終了時間が延びた。会場の室温が低すぎた。 ・ 日本ワインの現状について勉強になった。そして、日本ワインにかける生産者 の熱意が伝わった。現地を見学してみたい。農水省で見学ツアーを企画してみた らいかがでしょうか? ・ 神事や仏事等、お酒は日本人の生活に密着しているが、ワインが生活の中に浸 透していくのには、まだ相当の時間が掛かると思われるので、じっくりとした取 り組みが必要だと思われる。しかし、ワインを好む方は着実に増えていると思う ので、各地で特色のあるワインが作られ、それぞれのワイナリーにある物語を楽 7 しんでもらうようになればいいと思うが、新規参入経費もあるので、無理をする 方が多くなるような煽りをしないことが肝要だと思う。いずれにしても単なるブ ームで終わらないようにあることを願っている。 ・ それぞれの講演者のお話はよかったと思いますが、テーマがちらばりすぎてい るような気がして、もう少しテーマを絞ったらもっと話がききやすかったと思い ます。 ・ 新規にワイナリーを開業された方は、販路をどのように確保しているのでしょ うか?ご自分の売店だけの販売だけでは経営はままならないと思います。すでに 一般流通等、製造量分の販路は確保しているのでしょうか?製造技術はもちろん 大切なのですが、きちんと販売まで考えた事業化モデルを示すことで、今後の新 規参入者の参考になると思います。 ・ 日本ワイン祭の件ですが、1 杯あたりの価格が高すぎのように感じます。平均 4~ 5 百 円 で 50ml く ら い の 感 じ で す が 、 4 箇 所 試 飲 す る と 2000 円 を 超 え て し ま い ました。一般量販店の販売価格の 3 倍くらいの価格だと思います。高級レストラ ンの価格のように思えましたが、立食でプラグラスで雰囲気もそこまでではあり ません。普及をめざすなら、ワインは原価で出すくらいの大判振る舞いが必要な のではと思いました。 ・ これからだと思いますが、日本の食卓に合った「日本ワイン」が増えてくると 思います。普及できるような情報提供と合わせて、価格設定も望まれます。 ・ 石井もと子さんのお話を聞いて、海外原料の国産ワインも、日本人好みの安価 なワインの供給という面で、ワイン消費の裾野を広げる役割を果たしていると分 かりました。 ・ 講座と祭りの会場が、近い方が、行き易い。講座の終わる時間とお祭りの始ま る時間が、連動していると、行き易い。もっと、各地の生産者の話しを、聴きた いと思いました。お祭りでワインは、購入出来るのでしょうか?各産地毎のブラ ンドで、国内向けや輸出も可能して売り出すように、するべきと思います。 ・ ワイン市場は、どうしても外国のワインと競争がでてくるので、地酒として地 域密着を考慮していくことが必要である。また、日本は米穀民族であることから 清酒と地米についても公開講座を開催してもらいたい。 ・ 新規にワイナリーを開業された方は、販路をどのように確保しているのでしょ うか?ご自分の売店だけの販売だけでは経営はままならないと思います。すでに 一般流通等、製造量分の販路は確保しているのでしょうか?製造技術はもちろん 大切なのですが、きちんと販売まで考えた事業化モデルを示すことで、今後の新 規参入者の参考になると思います。 ・ 醸造用葡萄生産者とワイナリー、消費者までの繋がりをもっと深めるにはどう したら良いのかと考えてます。耕作放棄地となったブドウ畑を借りてぶどう栽培 を始めましたが生活できる所得を得るには難しい所がいっぱいありそうです。ワ インの魅力という事でお金の事は考えないでブドウ栽培は出来るのですが、ワイ ン醸造のハードルは日本では高く難しそうです。インキュベーターワイナリーな どが出来てハードルが少しでも下がれば良いと思います。また、どぶろく特区の ような少量醸造のハードルを低くして地域の農家さんと都会の愛好家が共に醸造 して楽しむ事が出来れば都市と農村の交流が出来て地方再生の出来る可能性を秘 めているのではと考えてます。ワインでつながる人の交流もっと深めて行きたい と考えてます。 ・ 勉強になりました。今後もこのような会を開いていただきたいと思います。 ・ ありがとうございました。素晴らしい取り組みで、ぜひ応援とともに、この屋 内外イベント自体のサポーター制度の導入支援をご検討頂きたく思います。また 各企業、各ワイナリーのユーザーを育てる取り組みが素晴らしいので 行政側か 8 らもそれらを支援するか、若しくは消費者を育成する取り組みが欲しいです。例 えば今回の公開講座は、もっと大きなメインステージでも開催すべきでは。 ・ ご縁があり、国産ワインではなく、日本ワインの地域のイベントにボランティ アとして参加・勉強をさせていただく機会が多いため、麻井先生の 3 人の弟子で ある城戸社長のワインへの取組みについてのお話は、興味深く聞かせていただき ました。日本ワイン祭りは初日に一消費者として講座の帰りに楽しませていただ きました。イベント運営の経験上、2 日目以降の運営を危惧しておりました。運 営団体である協会さんへの苦言は、皆さんの次回企画への期待だと思います。こ れからのイベントに期待させていただきます。楽しい企画をありがとうございま した。 ・ 良くあることですが、自己紹介で完結してしまっておりあまり意味がなかった かなという印象です。日本ワインに対するヴィジョンや仮設、展望がまったく語 られなかったのはスピーカー選択のミスチョイスだったかと存じます。 9