...

第 24 回総会、研究発表会を開催 15 年の年会費納入お願いします 野鳥

by user

on
Category: Documents
3

views

Report

Comments

Transcript

第 24 回総会、研究発表会を開催 15 年の年会費納入お願いします 野鳥
総会資料
・・・・・・・・・・・・・・・・2
第24回総会議事録
・・・・・・・・・・8
最近の生物多様性をめぐるトピックスから
坂本
優
・・・・・・・・・・・8
日本における社会保障システム
緑川芳樹
その 11
・・・・・・・・・・・11
活動報告 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
運営委員会だより
2015.3.31
・・・・・・・・・・・・・・・・16
No169
第 24 回総会、研究発表会を開催
第 24 回総会、会員の研究発表会を 2015
年2月13日(金)17 時から開催しました。
詳細は2ぺージ以降をご参照ください。
15 年の年会費納入お願いします
請求書はすでに送付済みです。同封の郵
便振替票を利用されるか、銀行口座(口座
番号は請求書に記載)へお振込みくださる
ようお願い申しあげます。財政面では会の
運営は厳しい状況にあります。ぜひご協力
お願いいたします。
野鳥観察会のご案内
102-0083 千代田区一番町9-7一番町村上ビル6F
TEL 03-3230-1237 FAX 03-3263-9463
http://www.geocities.jp/valdezsociety/index2.html/
個人年会費:7000 円
郵便口座:00100-8-12794 バルディーズ研究会
銀行口座:みずほ銀行麹町支店(普)2041606
バルディーズ研究会
4月 16 日(木)13:30
明治神宮原宿側入口集合
15:30 解散予定
連絡先:09090087337
1
坂本
第 24 回総会資料(2015 年 2 月 13 日)
活動報告
(1) 第23回総会で承認された運営委員により、運営委員会の構成を次の通り決定した。
(敬称略)
議
長:坂本 優
運営委員:阿部一雅、澤井昭雄、高木史人、高橋晴夫、角田季美枝、原子和恵
顧問・CSRアドバイザー:緑川芳樹
事務局長:澤井昭雄
監
事:小宮慶太
(2) 定例運営委員会を奇数月第一月または木曜に6回 18:30 から 2~3時間、事務所
会議室で 計6回開催した。
(3) 隔月刊の機関誌「バルディーズ研究会通信」をNo162からNo167までの6号を電子
版および冊子版で発行した。
(4) 第23回総会を2月14日(金)18:00から地球環境パートナーシッププラザ会議
室で開催した。
(5) 当会主催の見学会等:次の見学会・観察会等実施。各会とも研究会通信にてレポート。
(掲載号)
4/12 小平都道建設予定地見学会
(通信164号)
6/13 コカコーラ茨城工場見学会・ウォーターニュートラリティ説明会
(通信165号)
8/19 自然観察会 明治神宮
(通信166号)
10/17 自然観察会 目黒教育園
(通信167号)
12/12 自然観察会 明治神宮
(通信168号)
(6) 会員状況(12月末現在)
各種団体 2団体
個人
49名
(7) 参加団体
1.サステナビリティ・コミュニケーション・ネットワーク(NSC)
2.グリーン購入ネットワーク(GPN)
3.有害化学物質削減ネットワーク(Tウォッチ)
参加団体の活動状況
各団体の活動の詳細はそれぞれのホームページを参照されたい。
(1) サステナビリティ・コミュニケーション・ネットワーク(NSC)
定例会(資源問題を考える)を開催、環境報告書入門講座を開催、3大学ステーク
ホルダー・ダイアログ(中央大、横浜国立大、明治大。企業は清水建設、東洋イン
キSGホールディングスが参加)を実施した。環境及びCSRの2チームによる研究会を
継続している。7月に年次総会を開催。
2
(2) グリーン購入ネットワーク(GPN)
第16 回グリーン購入大賞を決定(環境大臣賞:㈱リコー、経済産業大臣賞:一般社
団法人東京都トラック協会、農林水産大臣賞:㈱デイーエルディーが受賞)。第14
回「GPN500万人一斉行動」キャンペーン実施。「エコ商品ねっと」による情報提供
を拡大。グリーン購入ガイドラインの改定(3商品)を実施。ニュースレター年4
回発行。9地域の地域ネットワークが活動。次年度「国際委員会」を設置の予定。
(3) 有害化学物質削減ネットワーク(Tウォッチ)
①運営全般
・1月25日、事務局体制、財政状況、中長期的な活動について検討会を実施し、コ
アメンバーで意見交換を行った。引き続き、運営委員会等で検討を行っている。
・5月25日、総会終了後、「放射能汚染をどう考えるか」をテーマにシンポジウム
を行った。
②PRTR制度の普及活動
・4月14日に国の担当者を招いてのPRTRデータ検討学習会を東京で開催した。
・地球環境基金の平成26年度活動助成に採択され、家庭にある製品の有害物質につ
いての調査をおこなっている。今年度は水銀条約採択もあり、水銀含有製品の保
有状況、処理状況などとともに、水銀条約に関する認知状況を、生協組合員を対
象にアンケート調査を行った。1月30日、東京で集計結果紹介、水銀条約の進捗
状況等の報告会を行った。
・PRTRデータ経年変化の分析も地球環境基金の助成金を受けて行っていく。共通の
ソフト(アクセス)を使って分析を進めていく予定。
③東日本大震災被災地の調査
・三井物産環境基金の助成を受けて行っている。2月に開催された三井物産環境基
金フォーラム2014に参加し、環境基金事務局や助成団体と交流した。
・東北の化学工場からの化学物質拡散につき、3月、7月に追加調査をおこなった。
・食品の放射能測定活動についても、3月、追加調査をおこなった。
・3年間の調査結果を最終報告書にまとめ、11月、三井物産環境基金事務局に提出
するとともに協力者等に送付した。
④放射能測定活動
・各地の市民測定活動団体とネットワークを進め、必要に応じて現地を訪問して調
査、助言をおこなっている。今後は、セシウム以外の核種についての測定活動を
進めていく予定。
・9月21日、東京でこの3年間の放射能測定活動に関する報告会を開催した。
・10月18日、台湾主婦連盟環境保護基金会主催「台日における食品中の放射能測定
技術と現況についての交流会」に中地さん、槌田さん、井上さんが参加した。
・10月19日、東京・東京都潮風公園で開催された「土と平和の祭典」にブースをワ
ーカーズコープ東京東部と共同で出展した。放射能測定活動を中心にPRTR制
度についての広報等をおこなった。
⑤ウエブサイトの改善
・更新メンバーを新しく募集し、改善に努めている。
⑥その他
・原発事故情報共有会をほぼ毎月、東京労働安全センターと共催でおこなっている。
・環境省の「環境と化学物質政策対話」には村田さんがTウオッチ所属として参加
していたが、2014年度以降、井上さんがTウオッチ所属として参加することとな
った。政策対話は
3
1月31日、8月4日、12月1日に開催された。
・12月10日、東京で、ダイオキシン・環境ホルモン国民会議と共催で水銀条約学習
会を開催した。
・12月に、水銀条約、水銀廃棄物に関する専門委員会、大気汚染部会での、国の水
銀条約関連の対策検討結果案に関するパブリックコメントをそれぞれ提出した。
・化学物質政策基本法制定については、活動の見直し検討を引続きおこなっている。
2015年度運営委員候補
2015年度運営委員候補は次の通り。(敬称略)
運営委員:阿部一雅、坂本 優、高木史人、高橋晴夫、角田季美枝、原子和恵
監事:
小宮慶太
2014年一般会計決算報告(案)
(期間:2014.1.1~2014.12.31)単位:円
(右側の( )数字は前年の実績金額、 単位千円)
1.収入の部
会費収入
112,000
( 150)
利息
60 (
0)
収入合計
2.支出の部
家賃
編集費
郵送費
参加団体年会費
通信費
消耗品費
雑費
112,060
60,000
60,000
5,124
24,760
0
672
2,850
( 150)
(
(
(
(
(
(
(
60)
60) バル研通信発行の費用等
3)
24) 注1参照
0)
1)
5)
支出合計
153,406 ( 152)
注1:NSC,GPN,Tウオッチの年会費
3.当年収支の部
収入合計
112,060 ( 150)
支出合計
153,406 ( 152)
4.収支計算の部
前期繰越金
当年収支
繰越金
-41,346
(
377,923
-41,346
( 380)
( -2)
336,577
( 378)
4
-2)
監査報告書
バルディーズ研究会2014年一般会計決算報告(案)は、同会の財務状況
を正しく示しており、その信頼性に問題がないものと認めます。
2015年2月1日
バルディーズ研究会監事
小宮慶太
印
2015年一般会計予算(案)
(期間:2015.1.1~2015.12.31)
単位:円
(右側の( )数字は前年の予算金額、単位千円)
1.前年繰越金
2.収入の部
会費収入
事業収入
雑収入
346,577
160,000
0
0
( 180)
( 0)
( 0)
収入計
160,000
3.支出の部
家賃
60,000
編集費
60,000
郵送費
6,000
参加団体年会費 25,000
消耗品費
2,000
雑費
7,000
( 180)
支出計
4.当年繰越金
( 180)
160,000
346,577
( 60)
( 60) バル研通信6回発行の費用等
( 3)
( 24) 参加3団体
( 1)
( 4)
分科会報告
グリーンコンシューマー研究会
この一年、従来と同様に定例会としていくつかのテーマで勉強会を開催してきた。
そのほか当研究会が代表世話人と会計を担当してきたグリーンコンシューマー全国
ネットワークの残金処理の事務を担当した。当研究会は12万円余の配分を受けた。
1.定例会(勉強会)の主なテーマと開催日程
(1)1月26日「地球温暖化防止活動環境大臣表彰の応募と受賞の状況について」
「王子ホールディングスCSR報告書について」=第三者意見の執筆に参加した。
(2)3月8日「『特定秘密保護法』について」=外交・防衛・テロなどの何が秘密なの
かを特定せず不明のまま。表現の自由などの民主主義原理を否定するのではないか。
(3)4月19日「IPCC報告書案について」「特定秘密保護法について」「安倍首相の『戦
後レジームからの脱却』について」=平和憲法体系を根本から覆すものとの認識。
(4)5月24日「『エネルギー基本計画』について」=計画案のパブコメに当研究会メ
5
ンバー2名が意見を提出した。パブコメには約1万9000の意見が出され、その94%が
原発反対であったが、政府は原発再稼働、核燃料サイクルの推進を盛り込み、その
他についてはあいまいな内容。政府の計画決定を批判する。「『集団的自衛権』に
ついて」
(5)6月28日「『大飯原発再稼働にNO!』の福井地裁判決をめぐって」「憲法を破壊
する『集団的自衛権』行使容認反対署名活動(戦争をさせない1000人委員会)につ
いて」
(6)8月14日「歴史認識を深める」(講師:明治大学専任講師・大江洋代さん)=慰
安婦問題などを中心に戦中日本の真実の探求。何が真実かを見極める方法論につい
て教示を受けた。
(7)9月21日「映画『幸せの経済学』をめぐって」=映画でのグローバル経済からロ
ーカル経済へとの克明な論評から学ぶ
(8)11月15日「IPCC報告書について」「映画『happy~しあわせを求めるあなたに』
について」=16か国・地域の幸せな状況が描かれる中、日本だけ不幸な国として過
労死問題が取り上げられている。
(9)2015年2月1日「食品の機能性表示について」=2015年4月から開始される。事
業者自身が根拠を明確にして届け出る。消費者自身が検索し知見を高めることが求
められる。
「戦後70年」=安倍政権も談話を発表する。ことばの問題ではなく歴史認識が重要
である。戦後50年の村山談話も、戦後60年の小泉談話も戦前を「植民地支配」「侵
略」との認識の下、「反省」「謝罪」をした。安倍内閣は?そして「戦後」は平和
憲法の下で平和を実現してきた。これからは?さまざまな論調を整理していきたい。
2.群馬県片品村の農業支援ボランティア
今年は8月9日・10日に、片品村で自然農業生産をしている当研究会メンバーを訪問
し畑の草刈りを手伝った(2名参加)。
3.エコマークの認定基準策定への参加
9月に開始したエコマークのトナー/インクカートリッジ基準策定委員会の委員とし
て当研究会メンバーが参加している。
4.地球温暖化防止活動環境大臣表彰への参加
「平成26年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰」の選考委員として当研究会メンバ
ーが参加した(12年目)。12月3日に表彰式・フォーラムが行われた。
5.学生からの論文作成のための取材
学生2人から卒論で「グリーンコンシューマー論」をテーマにするので取材をした
いとの依頼があり、10月7日早稲田大学生、10月15日法政大学生に1時間半程度レク
チュアを行った。
6.グリーンコンシューマー10原則絵はがきセットの頒布活動
10原則を10枚のマンガにした絵はがきセット(300円(送料100円))の頒布活動を継
続している。
7.ホームページ
グリーンコンシューマー研究会のホームページ
http://www.greenconsumer.orgを開設している。古い情報もあり、更新を図っていく。
6
生物多様性研究会
8月19日、明治神宮にて自然観察会
セミしぐれの中、シジュウカラなどのさえずりを頼りに、野鳥の姿を探すものの、森
の深い緑の枝葉に阻まれて、ハシブトやハシボソなどのカラス、キジバト、スズメなど
を除き、野鳥観察は叶わなかった。一昨年(5月)、耳にしたガビチョウの鳴声は、今
年は聞こえて来なかった。
その後、相変わらず繁茂するシュロを題材に、温暖化について話題にしながら、場所
を北池に変更し、トンボの観察を行なった。 おなじみの、シオカラトンボやギンヤン
マの滑空に暫し時を忘れていたが、種類のわからないトンボの群れがいる、との子供の
声に、橋の上に行く。何故か橋の周囲は、数多くのコシアキトンボが群れるというより
も乱れ飛んでいた。その周辺が雌雄の出会いの場になっているだろうか。黒い体の中で、
腰の部分のみが白く空いているように見えることからコシアキトンボという名前の由
来を話すと、双眼鏡などで早速観察して納得していた。
橋の下では、カワウが1羽、間近で採餌しており、子供たちが図鑑で見る、海の恐竜
のような姿だ、と話していたが、全くそのとおりで、私自身もちょうど、ネッシーの姿
を思い描いていた。
10月17日、目黒自然教育園にて観察会
紅葉には早かったが、足元の草花に深まる秋を感じながら園内の小路をくまなく散策
した。
かつて外来のセイタカアワダチソウに圧倒されるかに見えたススキが、ここでも、す
っかり勢力を盛り返している様子で、むしろアワダチソウを見つけることのほうが難
しいほどだ。水辺では、ガマも穂をつけ、そのまわりを赤トンボやヒョウモンチョウ
が舞っていた。人出があって、しかも近いからか、比較的観察しやすい、カモ類、サ
ギ類などの水鳥も残念ながら確認できなかった。手を加えずに再生している自然林の
茂み、狭い中でも植物相の遷移が見てとれる湿地、クマザサが迫る小路の風情など、
都心にいることを忘れてしまいそうな光景だった。
12月12日、明治神宮にて自然観察会
紅葉というより冬枯れのもみじや銀杏の落葉が、ときおり乾いた音をたてて舞うなか、
明治神宮の園内を散策した。
上野公園などに比べると水鳥の姿は少ないが、人間が餌やりをしない場合は、この程
度の密度なのだろう。しばし都会の喧騒と寒さを忘れて、紅葉の名残と野鳥の姿にい
やされた。
水辺では、カモ類のほか、カイツブリ、カワセミが観察できた。カワセミは池を縦断
するように直線的に舞い、ほんの数秒ではあったが、鮮やかな瑠璃色を、参加者全員、
目にすることができた。
林のなかではヤマガラが都内の他の公園などに比べ、比較的観察しやすかったように
感じた。落葉の積もった林の中で、たくましく根付くシュロの緑が印象的だった。
7
第 24 回総会議事録
第24回総会資料をもとに議事を進行した。内容については2ページの総会資料を参照。
報告事項、審議事項とも資料記載の内容に基づき報告され、了承、承認された。
2015年度の運営委員は、総会資料に運営委員候補として記載の
阿部一雅、坂本優、高木史人、高橋晴夫、角田季美枝、原子和恵の各氏と、議場で推薦
された澤井昭雄氏の計7名が新運営委員として承認された。
なお、監事は2014年度に引き続き小宮慶太氏が承認された。
最近の生物多様性をめぐるトピックスから
~
生態系被害防止外来種リストの制定 ~
坂本
優
環境省は、2015 年 3 月、「生態系被害
これより広い概念で、本来の生息地か
防止外来種リスト」等を作成した。実
効性のある外来種対策を進めるうえ
で、活用が期待されている。
ら人間や人間の営為などで移動させ
られた生きものを指す言葉である。
●侵略的外来種
● 外来生物法による規制と外来種
外来種については、広く一般に「外来
生物法」で規制されていると思われが
ちだが、外来生物法の正式名称は、
「特
野外で繁殖している外来種の中で、地
域の自然環境に大きな影響を与え、生
物多様性を脅かすおそれのあるもの
を、特に侵略的外来種という。各地の
定外来生物による生態系等に係る被
害の防止に関する法律」であり、法律
の目的は、あくまでも「特定外来生物」
による「生態系、人の生命・身体、農
林水産業への被害の防止によって、生
物多様性の確保、人の生命・身体の保
護、農林水産業の健全な発展に寄与す
ること・・・」である。税関などの水際
で国内持ち込みをチェックする趣旨
池沼でコイやフナの幼魚などを含む
多くの在来の水生生物を手当たり次
第に捕食しているとされるブラック
バスやブルーギル、日本固有種のニホ
ンイシガメの存続に多大な影響を与
えているアカミミガメ、その他、ウシ
ガエル、アメリカザリガニ、セイヨウ
タンポポなど、普段から多くの人が身
近に見聞きする生きものを含め、侵略
もあり、現時点で日本の野外で繁殖し
ていないものも含まれる。外来種は、
的外来種は数百種に及ぶ。
8
それらの中でも、沖縄本島や奄美大島
に持ち込まれ、ヤンバルクイナやアマ
ミノクロウサギなど貴重な固有種に
甚大な影響を与えているマングース、
独特の昆虫類の世界が形成されてい
る小笠原諸島で昆虫類に甚大な影響
を与えているトカゲ、グリーンアノー
ルなどは、世界的にも、その影響が懸
いる。江戸時代に入って来た動物、国
内の動物は、外来生物法の対象ではな
い。例えば、最近、東京都内でも数を
増やしている、アライグマは侵略的外
来種で、かつ、特定外来生物として外
来生物法の対象だが、ハクビシンは、
江戸時代以前に持ち込まれたと想定
されており、外来生物法の対象ではな
念されている。
い。三宅島でネズミ駆除のために持ち
込まれ、在来のオカダトカゲを絶滅さ
せたと言われるイタチは、日本に元々
生息するホンドイタチで、同じく外来
生物法の対象ではない。また、外来生
物であってイシガメの生存に大きな
脅威となっているアカミミガメは、典
型的な侵略的外来種だが、年間数十万
匹が輸入され、同じく数十万匹規模で
しかし、これらの生きものは、たまた
ま「本来」の生息地から、人間の手で、
あるいは人間の営為で、離れた場所に
移されたことによって、「侵略的外来
種」となっているが、いずれも普通の
生物であり、彼ら自身に侵略的性向が
ある訳ではない。彼らなりに必死に生
きているのであって、彼らには、罪も
責任もない。
飼育されていると思われることから、
それを規制することの難しさ、実効性
なども考慮のうえ、特定外来生物には
指定されてこなかった(とも言われ
る)。
日本で、ブラックバスやブルーギルが
外来種として駆除されるように、アメ
リカの五大湖地方では、増えすぎたコ
イが駆除の対象となっている。日本で
は、食料となるワカメもニュージーラ
ンドでは外来種として、在来の海草類
●「生態系被害防止外来種リスト」の
対象
への影響が懸念されている。小笠原で、
いかに駆除するか大きな問題となっ
ているグリーンアノールは、原産地で
は減少が懸念されている。
「生態系被害防止外来種リスト」では、
幅広く生態系等に被害を及ぼすおそ
れのある外来種を選定しており、外来
生物法に基づく規制の対象となる特
定外来生物・未判定外来生物に加えて、
● 特定外来生物とは
同法の規制対象以外の外来種も幅広
外来生物法にいう、特定外来生物とは、 く選定し、国外由来の外来種だけでな
く、国内由来の外来種も対象としてい
問題を引き起こす海外起源の外来生
る。地域固有の貴重な生物相、生物多
物で、かつ、明治時代以降に導入され
様性を守るためには欠くことのでき
たものを中心にピックアップされて
ない取り組みである。
9
●守るべき固有種とは、目指すべき生
物多様性とは
で駆除対象になるか、ならないかの違
いも生じてくるかも知れない。流木や
流氷に乗って人為によらず、渡ってく
る生きものは外来種ではない。しかし、
外来種でなくとも、伝染病予防などの
健康や安全、経済活動のために、分布
の拡大を阻止すべき動植物や昆虫も
少なくない。守るべき固有種、あるい
片や、中国から譲られたトキを繁殖さ
せて改めて佐渡を始め、日本の山野に
放鳥し、同じく海外から持ち込んだコ
ウノトリを兵庫や千葉で自然繁殖さ
せよう、との試みもある。飛翔力や渡
来例などから見て、コウノトリの場合、
大陸の集団とかつて日本にいた集団
は元々交流があり、遺伝的にも近いの
だろうが、中国と佐渡のトキ集団はど
うだろうか。一方では、亜種を含め固
有種の保護、という課題があり、他方
では、失われた生態系の環を補うこと
で、地域のかつての自然を取り戻し、
劣化した生物多様性を改善しようと
は目指すべき生物多様性の姿も考え
ていく必要がある。それは単に種のみ
では割り切れない。三宅島では、ホン
ドイタチは駆除対象だが、本州ではチ
ョウセンイタチのために分布域をど
んどん狭められている。と言って今更
チョウセンイタチを駆除するのは現
実的ではないだろう。
いう取組みもある。
今回のリスト作成なども契機に、日本
の貴重な自然と生物多様性、ひいては
持続可能な社会を次世代に引き継い
でいくために、どこで何を、どのよう
な観点から守り駆除するのか、総合的
な政策の一環としての外来種対策の
深化を期待したい。
中国からトキを譲り受けて繁殖させ
ているように、ニホンオオカミと遺伝
的に同一の種であることが、ほぼ明ら
かになった大陸のオオカミを移入し、
ニホンオオカミの絶滅で劣化した生
態系を回復させる、ということも、目
指すべき生物多様性の姿次第では、決
して荒唐無稽な発想ではない。
私たち個人も、外来種から、日本の自
然と生物多様性を守り、また、生きも
のの生命を、いたずらに駆除対象とし
て奪わなくてすむよう、
もしクマゼミが、植樹用の木の根など
に付いていた幼虫から東京に広まっ
たとするならば、東京のクマゼミは国
内由来の外来生物となろうが、温暖化
によって、西日本のクマゼミが関東以
北にも分布を広げてきた場合、そのク
マゼミを外来種とは呼ばない。それら
が混然一体となったらどう呼ぶので
外来種を「1.入れない 2.捨てな
い 3.広げない」の三原則を守り、
かつ、貴重な固有種を、趣味やレジャ
ーで無暗に採集しない、などの取組み
が求められる。 (さかもと・まさる
バルディーズ研究会議長)
あろうか。場合によっては解釈の違い
10
日本における生活保障システム
~企業の社会的責任とかかわる視点から~(その11)
緑川 芳樹
5.生活保障の基盤をつくる教育
教育政策改革がさまざまに進展して
いる。この1年、教育委員会制度見直し、
教科書検定、小中一貫校の制度化、公
立小中学校統廃合、英語教育の充実、
日本史必須化、道徳の教科化、大学入
試改革、幼児教育無償化などが実施、
提案、検討されている。政策の決定過程
と、日本は公的支出が少なく家計の負担
が高い。本稿のテーマは生活保障シス
テムであるので「教育費」の課題から入り
たい。
にかかわる人々が価値観の違いを乗り
越えて議論を尽くしてまとめ上げたもの
ではなく、次々と出される施策が教育現
場に与える影響はどうか、どうなったかの
情報も極めて少ないのは気がかりであ
る。
「教育は未来への投資である」といわ
れる。価値観形成にとっての重要な過程
である。また、社会の高度化・複雑化とと
のだろうか。どこがというのは負担の主体
のことであり、行政か雇用主か受益者
(親か本人か)かということである。
OECD(経済協力開発機構)が加盟国
別の教育費データを示している。それに
よると、日本の GDP に占める公的支出の
割合は加盟国でデータのある 31 か国中
最下位であり、私的負担は第1位である
(公的支出第1位はデンマーク)。公的支
もに格差や貧困など社会の課題が学校
に集まっている。教職員と児童・生徒との
対話を基本にした学校や教育のあり方
が問われている。
教育はもちろん子どもや若者だけの
課題ではない。大学は社会人向けのプ
ログラムを充実させているが、それをシス
テム化する準備もされている。
教育費は公的支出(税負担)と家計支
出は 5 年継続して最下位という極めて重
要なデータだ。OECD は先進国グルー
プとされるが、日本は加盟しているトルコ
やメキシコなどの発展途上国より下位で
ある。教育予算の 9 割以上を占める人件
費に問題がある。教職員の賃金水準が
低いというのでなく、児童生徒数に比べ
て教職員数が少なく人件費を抑制して
いるのである。1 学級の児童生徒数が欧
出で成り立っているが、国際比較をする
米は 20 人前後(OECD 加盟国の平均 21
11
(1) 教育費
教育費はどこがどの程度負担している
人)、日本では現行法は小学1年だけ 35
人とし、その他は40人としている。
私的負担としては、小学生からの学習
塾の費用があり、給食費、修学旅行費な
どいくつかの負担があるが、高校、大学
での負担が大きい(後述)。高校授業料
無償のシステムはあるが公立高校授業
料のレベルまでである。
主党政権で 40 人から 35 人とした公立小
学校1年の 40 人学級復活を文部科学省
に求めた。教職員を約 4,000 人減らすこと
ができ、義務教育の国庫負担を 86 億円
軽減することができるという。また、財務
省は公立小中学校の統廃合で 5,400 校
あまりを減らし、小学校の教員を約 1 万
8,000 人減らせるとしている。
2013 年 4 月、中央教育審議会は、教
育振興計画案のなかで公的支出を
OECD 諸国並みに増やす目標を明記し、
家計の教育費負担について軽減を図っ
ていくことが重要であるとした。しかし、目
立った変化はまだ見られない。
高校から大学までの教育費はいくらか
かるのだろうか。日本政策金融公庫が
2014 年 11・12 月に調査したところ、平均
40 人学級復活には強い反対がある。
財務省はいじめや暴力行為が増えてい
るので 35 人学級の効果が出ていないと
いうが、いじめなどの問題は家庭や社会
の問題もあり学校だけが原因ではない。
データの機械的な把握で効率性の観点
のみからの安易な予算削減策は止めて
ほしい。
35 人学級が小学 1 年だけにとどまった
879 万 4000 円に上ることが分かった。自
宅外から大学に4年間通う場合は生活
費や家賃などの仕送りが約560万円必
要になるという。仕送りだけでは足りず、
全国大学生協連の調査の調査によると、
下宿大学生のアルバイト収入額はリーマ
ンショック後最高の 2014 年 1 か月平均 2
万5560円となっている。親からの仕送り
額は平均 7 万 140 円で減少傾向にある。
のは財政難からである。本来必要な、あ
るいは社会の課題に対応できる教育の
ためには、全学年 35 人学級どころか、さ
らに少人数学級が必要なのではないだ
ろうか。幸い、2015 年度予算では 40 人
学級復活は見送られた。
問題提起したいのは、欧米の 20 人程
度の学級と日本の 40 人学級で何がどう
違うかということである。教科の知識を覚
2014 年9月に発表された文部科学省
の 5 年ごとの調査で、2012 年度に大学
や短大、高等専門学校の中退者は約8
万人で前回調査よりも 1 万 6000 人増え
た。そのうち 20.4%が経済的理由で学校
をやめ、それが 6.4 ポイントも増加してい
たことが分かった。
える知識教育だけでなく、社会の課題を
考え、対話しながら答えを探る授業がこ
れからは必要である。「覚える」教育から
「考える」教育へとの提案が様々にされ
ている。教師は教えるという形式にとどま
らず、子どもたち同士が話し合って学ぶ
形の導入は世界の教育の潮流である。1
回の授業ごとに全員と話すことができる
のか。習熟度の違うさまざまな子どもに
(2) 40 人学級
財務省は、2015 年度予算編成で、民
個別対応できているのか。40 人学級で
12
はできない。英語教育で世界の人々と交
流する能力を育成できるのかも疑問であ
る。財務省の提案は時代逆行である。流
れをもとに戻し、20 人学級を目標に計画
的、重点的に予算措置を講じ、国際水
準に追い付いていくべきではないのか。
(3) 教員の労働時間等
は給付奨学金制度がある。
日本では、奨学金も安易に借りると後
の本人の負担が大きい。奨学金額の 9
割を占める日本学生支援機構から奨学
金を借りている学生は約131万人いる。
う ち 91 万 人 が 有 利 子 型 だ 。 金 利 は
0.82%(固定)である。銀行の教育ローン
よりも金利は安いが、社会に出ると同時
日本の学校の教員は忙しい。添削や
成績管理、保護者対応はもとより多様な
授業外の校務を抱えている。2014 年 6
月公表された OECD の「国際教員指導
環境調査」によると、日本の中学教員の
平均勤務時間は週 53.9 時間で加盟 34
か国・地域で最も長いことが明らかにな
った。内訳を見ると、授業に使った時間
は 17.7 時間で OECD 平均の 19.3 時間
に 20 年にわたって返済が続く。奨学生
131 万人のうち 33 万人が返済を滞納して
いる。金額は 957 億円に上る。離職・休
職や非正規雇用者などで滞納が多い。3
か月滞納すると個人信用情報機関に登
録され、クレジットカードの利用などに支
障をきたす場合もある。有利子型奨学金
は「奨学金」に名を借りた教育ローンで
はないのか。制度開始の時には大学卒
より短い。しかし、部活動などの部外活
動の指導は平均の3倍以上、一般的事
務作業も平均の2倍近い。この調査では
学級運営や教科指導についての自己評
価を聞いているが「生徒に勉強ができる
と自信を持たせる」という設問で、「非常
に(かなり)良くできている」の答えは
17.6%でこれも最低であった。中学校の
女性校長の比率も最低。その他の設問
業後正社員になって年功賃金で生活保
障がされ、簡単には解雇もされないとい
う「日本型雇用システム」が前提にあった。
既述のように今は全く違う。当面、卒業
後の返済を年収が 300 万円超の金額に
なってからにしてはどうか。
返済義務のない給付型奨学金制度も
ある。しかし、だれでも利用できるわけで
はない。件数は極めて少ない。多くは成
も平均より低い回答が多い。学級定数減
を中心に教員の大幅増員が必要だ。
(4) 奨学金制度
教育費の項で述べたように、日本では
教育費の負担は家計に大きくのしかかっ
ている。親が正社員管理職の家庭でも
住宅ローン返済があり、子の高等教育費
と重なると楽ではない。ドイツなどの大学
績優秀者を対象にしている。成績優秀
者は十分な教育費をかけられた裕福な
家庭に多いという分析データもあり、奨
学金の不要な学生が結果的に受給して
いることが多いという。本当に必要な学
生はアルバイトで時間をとられ成績をよく
できないことが多い。大学に入れない層
や中退者も少なくない。進学できないと、
格差が広がり貧困の連鎖が続いていくこ
の学費無償の国は別として、多くの国に
とになる。
13
公的な奨学金で給付型奨学金がない
のは日本くらいだ。給付型奨学金を中心
に据えてこそ名実ともに「奨学金」となる。
グローバル人材を育てるようと官民一体
の留学支援制度が始まったが、寄付を
募り、給付型奨学金制度もある。留学に
とどまらず、官民一体のシステムを広げ
社会全体で取り組み、若者が希望の持
日本は技術・技能・職業経験がなくて
も新卒一括採用で就職できたから、大学
と職業の接続が弱かった。しかしこの 2、
3年急激にインターンシップの導入など
が進み、企業業務へのアクセスが容易
になりつつある。多様な働き方がいわれ
るが、新卒一括採用や年齢にこだわらな
い、通年採用を含む多様な採用があっ
てる国にしてほしい。財政負担はあるか
もしれないが、予算配分を根本的に見直
せばできる。
ていいであろう。
2015 年 3 月、政府の教育再生実行会
議は大学を社会人など多様な主体が学
ぶ場に変えるよう促す提言を政府に提
出した。社会人向けコースや職業復帰を
目指す女性のためのプログラムを導入
する大学を支援するよう国に求めている。
大学が保育施設を整備する、学んだあと
の就職や起業を支援することなども提案
(5) 大学改革
日本は大学進学率が 51%と高い。EU
は 25%である。8 割の高校生が高校を卒
業してすぐに大学・専門学校に入学する。
一部は 1,2 年「浪人」して志望大学を目
指す。大学入学者のうち 25 歳以上の割
合は、OECD の加盟国でデータのある
31 か国の平均 19.6%に対し、日本は
1.9%と最も少なく、平均の 10 分の 1 であ
る。大学卒業後の就職も職業未経験の
新卒一括採用がベースであり、他の
国々の即戦力となる職業経験者採用と
は大きく異なる日本独特のシステムであ
る。多くの職業がコンピューターや機械
している。欧州など他の国々は大学のす
べてのコースが高卒後職業経験のある
社会人向けともいえる。
人材難の時代に向かって、企業側に
とっても産官学が連携し、人材イノベー
ションを起こす多様な機会が到来してい
るのではないだろうか。
にとってかわられていくなか、大学卒業
までに身に着けた能力だけでは社会で
活動できないとの指摘もある。欧州は高
卒後に就職して働くのが一般的である。
ドイツやデンマークでは一般高校ではな
く職業学校が一般的である。18 歳で卒
業すると就職して親元から独立して生活
する。18 歳で職業を持ち自立した成人
になるのだ。職業を経験してから 20 歳代
障システム関連を中心に記述した。問題
の大きさに驚かされる。微々たる改善、
先送り、じわじわとした予算削減から脱
却し、予算配分を改め、真剣に未来への
投 資 を 考 え て ほ し い 。
(つづく)
教育システムの一端について生活保
(みどりかわ・よしき バルディーズ研究会
顧問兼CSRアドバイザー)
で大学に入学するのも一般的である。
14
活 動 報
告
■生物多様性研究会
■有害化学物質削減ネットワーク
2015 年 2 月 13 日、総会および研究発表会
(1) 2013 年度PRTRデータ検討会
前の時間帯に、明治神宮にて野鳥観察会実
・国の担当者を招いて話題提供いただく恒
施。清正公の井戸や菖蒲園に続く池にてカ
例の検討会を、3 月 30 日(月)、18:30~
ワセミを観察。飛び立った時の瑠璃色の後
東京・駿河台記念館で開催。
ろ姿も鮮やかで、実際に見るのは初めてと
・2013 年度の集計データ紹介(環境省、経
いう参加者も大いに感動していた。歩道す
済産業省)、コメント(Tウオッチ)を共有
ぐ近くでシロハラやアオジが採餌している
し、今後のリスクコミュニケーションの活
姿も見ることができた。池のほとりのベン
性化、制度の見直しの必要性など、フロア
チの周辺では、ピーナツなどを求めて手乗
の参加者も含めて意見交換を活発に行った。
りするヤマガラがいて、野鳥観察と言うに
(2)大気への総毒性排出トップ 50 事業所
は、そぐわないかも知れないが、間近で見
公表
る姿には、心なぐさめられるものがあった。
・PRTR のデータを活用した情報提供を
<参加者 3 名 うち会員 1 名> (坂本 優
WEB 検討会で検討しているが、このほど、
生物多様性研究会代表)
大気へ排出された 2012 年度届出排出量に
ついて、重み付けの毒性係数(エコケミス
トリー研究会)を活用した総毒性排出量ト
ップ 50 事業所を公開した。排出量トップ
20 成分別に、総毒性排出量上位 10 事業所
も公表した。
・今後は総毒性排出の改善に努めた事業所
名公表や 12 年間の経年変化分析の公表な
どを進めていく予定。
当日撮影
ヤマガラ↑
・最新情報等は以下でごらんください。
アオジ↓
http://www.toxwatchdata.net/
(3)その他
・
『T ウオッチ通信』30 号(2015 年3月 25
日号)を発送した。
・ガイドブック改訂版を作成・発行した(地
球環境基金助成事業)。
・2013 年度総会は、5 月 31 日に実施。総
会記念シンポジウムでは宮本憲一・大阪市
立大学名誉教授に基調講演いただく予定。
15
・第 24 回原発事故共有学習会を 5 月 21 日
制度、化学物質問題にかかわる学習会等開
(木)18:30~20:30、Zビル4階会議室で開催。
催を依頼した。
・3月 19 日のせっけん運動ネットワークの
*活動の詳細や最新情報については、Tウォ
幹事会に寺田理事が参加し、家庭の水銀製
ッチのウエブサイトをご参照願います。
品調査協力へのお礼とともに結果報告をし
http://toxwatch.net/
た。また、各生協等での報告会やPRTR
(角田季美枝/運営委員)
運営委員会だより
◆第 257 回運営委員会
・日時:2015 年 3 月 5 日(木)18:30~
・出席:坂本、阿部、高橋、角田、原子、澤井
1.役員の選出など
議長・・坂本優
事務局長・・澤井昭雄
顧問兼 CSR アドバイザー・・緑川芳樹
2.年間行事計画
施設等の見学会の候補先および担当者は以下の通り。
紙のリサイクルに関連して王子製紙の関連会社など:担当 高橋)
容器包装に関連して AGF など:担当
坂本)
3.リサイクルに関連して古紙などの持ち去りの背景や法律上の問題他
主に高橋さんより、紙のリサイクル事業の状況と関連して説明や情報提供があった。
5.通信 169 号の内容
・総会報告に加え、緑川さん坂本さんの連載継続、および阿部さんから化学関連のテ
ーマでの原稿。
●次回運営委員会・・・5 月 14 日(木)18:30~
16
Fly UP