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環境活動レポート - エコアクション21

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環境活動レポート - エコアクション21
平成28年7月15日 作成
環境活動レポート
(平成27年度)
目次
1. 環境方針 P-1
2. 事業活動の規模 P-2・3
3. EA21推進体制 P-4
4. 環境目標とその実績 P-5
5. 環境活動計画の取組みと評価
P-6
6. 環境関連法規の遵守 P-7
7. 代表者による全体評価と見直しの結果 P-7
紅陵造園株式会社 環境方針
〔基本理念〕
紅陵造園株式会社は、この日本に今在る樹木、草花、土などの自然の財産を守るため、
そして子供たち孫たちが安心して住める環境を維持するために、まず地域社会において
は自然の植物たちの働きとその重要性を伝え、事業においては自然環境への負荷をでき
るかぎり削減できるよう努めていきます。
〔基本方針〕
1.当社は、植樹、樹木の手入れ、庭園造りなどの事業活動において、環境に与える負
荷を削減するために次の事項に取り組みます
①自動車及び機材から排出される二酸化炭素排出量の削減に努めます
②事業活動より排出される発生材については、それを財産(発生財)と考え、適正な
管理のもと有効な再利用に努めます
③水の使用量削減のため節水に努めます
2.事業活動において、環境に関わる法律、規制その他の公的基準を遵守します
3.地域社会における環境保全の重要性を啓発し、緑化推進のための社会貢献活動に努
めます
4.事業活動で使用する資材は調査・検討の上、再生材料から作られているものを優先
的に使用するよう努めます
また、環境に配慮したガーデニングスタイルを提案していきます
5.事務用品や作業着など、グリーン購入できるものを選び使用するよう努めます
6.農薬等に含まれる化学薬品の使用の削減に努めます
全従業員に当社の環境方針を周知し、従業員一人ひとりが自覚をもって環境に配慮
した事業活動を行えるよう環境教育を行っていきます
平成25年12月15日
紅陵造園株式会社
代表取締役社長 伊藤 知明
1
2.事業活動の規模
1. 事業所及び代表者名
紅陵造園株式会社 代表取締役社長 伊藤 知明
◎一般建設業許可
許可年月日:平成28年2月18日
許可番号:群馬県許可(般-22) 第8809 有効期限:平成33年2月17日
◎産業廃棄物収集運搬業許可
許可番号:01000164496
許可年月日:平成24年2月24日
有効期限:平成29年2月23日
◎一般廃棄物処分業許可
許可年月日:平成27年10月13日
許可番号:前橋市許可 第1013号
有効期限:平成29年10月12日
◎一般廃棄物収集運搬業許可
許可番号:前橋市 第317号
許可年月日:平成26年10月3日
有効期限:平成28年10月2日
◎一般廃棄物処理施設設置許可
許可番号:前橋市 第049-0号 許可年月日:平成22年9月14日
2.所在地
本 社 :〒370-3573 群馬県前橋市青梨子町1617-1
一般廃棄物処理施設設置場所:〒370-3573 群馬県前橋市青梨子町字熊野前1418
3.環境保全関係の責任者及び担当者連絡先
代表責任者 : 代表取締役社長 伊藤 知明
環境管理責任者 : 取締役 山宮 衛
担当 : EA21事務局
伊藤 さゑ子・山宮 有香里
TEL : 027-251-9917
FAX : 027-251-9993
4.対象範囲
紅陵造園株式会社 全組織
5.レポートの対象期間
平成27年1月1日~平成27年12月31日
6.事業の内容
造園工事業、剪定枝のチップ化(自社発生分のみ)、施設年間管理業、
害虫防除業、植木、花などの生産及び販売業、他
2
7.事業規模(平成27年度)
工事等の件数
(個人)・庭園管理工事 120件
・造園工事 11件
・樹木等剪定工事 7件
・境内整備工事 7件
・移植工事 5件
・植栽工事 4件
・その他 19件 他
(公共)・街路樹維持管理業務
・公園維持管理業務
・学校樹木剪定業務
・除草業務
・その他 従業員数
7人
保有車両の種類と台数
2tダンプ
3t吊ユニック
高所作業車
塵芥車
乗用草刈機
軽トラック
普通軽自動車
小型バックホー
チッピングロータリープレス車
1
1
1
1
2
4
1
1
1
剪定枝のチップ化及び活用方法
自社の作業現場から
発生した剪定枝類
チップ化
(チッパシュレッダ等)
防草用マルチとして活用
3
3.EA21推進体制
【最高責任者】
代表取締役社長
伊藤 知明
【環境委員会】
(年2回開催)
【環境管理責任者】
山宮 衛
【事務局】
伊藤 さゑ子
山宮 有香里
【造園部】
浅井 啓佑
田中 秀樹
【環境委員会】
最高責任者・環境管理責任者・事務局・部門長で構成し、月1回環境管理責任者が招集する。環境目標
の設定、環境活動計画の策定及び進捗管理について協議する。
環境管理責任者が必要と認めた者は出席することができる。
職名
最高責任者
役割
【代表取締役 伊藤 知明】
①環境管理責任者をはじめ、必要な責任者を任命する。該当責任者
には、現在の責務に関わりなく、兼任で責任と権限を明示する。
②エコアクション21の構築・運用・維持に必要な経営諸資源(人材・
資金・機器・設備・技術・技能を含む)を準備する。
③環境方針を制定する。
④エコアクション21の構築・運用に関する情報を収集し、環境方針・
環境目標をはじめシステム全体の見直しを行い、必要に応じ改訂
を指示する。
環境管理責任者 【山宮 衛】
①エコアクション21に関する経営諸資源の合理的・効果的な運用を
図り、目的を達成するために環境委員会を運営する。
②エコアクション21の構築と運用を円滑に行い、最高責任者による
見直しのための情報として、構築・運用に関する情報を最高責任者
に提供する。
事務局
【伊藤 さゑ子・山宮 有香里】
①事務局として、環境管理責任者を補佐し、エコアクション21に
関する実務全般を所管する。
造園部
【浅井 啓佑・田中 秀樹】
①当社の社員として環境方針にのっとり、環境を考慮した事業活動
に取り組むよう努める。
②現場でできるさらなる取り組みを検討し、環境委員会などで提案
していく。
4
4.環境目標とその実績
【目標1】 二酸化炭素排出量の削減
★電力使用量 1.0%の削減
電力使用量(kWT)
二酸化炭素(㎏-CO2)
基準値
2425
1285.25
※排出係数は0.530(㎏-CO2/kWh)を使用
目標値
2422.58
1283.97
H27年度実績
2608
1382.24
削減率 H30年度目標値
2422.58
7.5%増
1283.97
(H25年度)
(基準値比1.0%削減)
★燃料使用量 基準値から10%増までに抑える
ガソリン(ℓ)
軽油(ℓ)
二酸化炭素(㎏-CO2)
基準値
3164.45
4401.57
18730.21
目標値
3480.90以下
4841.73以下
20603.23以下
平成27年度実績
3738.78
4883.14
21309.05
削減率 H30年度目標値
18.1%増 3449.25以下
10.9%増 4797.71以下
13.8%増 20415.93以下
(H23年度)
(基準値比9%増まで)
【目標2】 廃棄物排出量の削減(伐採木材の自社処理量の増加)
自社処理(t)
業者排出(t)
自社処理の割合(%)
基準値
28.20
59.60
32.12
目標値
ー
-
32.12以上
平成27年度実績
52.50
187.38
21.89
割合
ー
ー
減少
H30年度目標値
ー
ー
増加
(H23年度)
【目標3】 水資源使用量の削減(400㎥以内を維持する)
水資源使用量(㎥)
基準値
385
目標値
400以内
平成27年度実績
381
削減率 H30年度目標値
400以内
2.5%減
(H26年度)
【目標4】 購入品リストによるグリーン購入の徹底(5品目以上の購入)
事務用品の購入は継続できている(5品目以上)
【目標5】 本業に関する目標:環境に配慮したガーデニングスタイルの提案
(一点以上の提案)
新たな提案はできなかった
【目標6】 化学物質使用量の削減
現状把握
5
5.環境活動計画の取組みと評価
*平成27年1月~12月の一年間の活動の取組みと評価です。
活動計画・達成状況
①‐1 二酸化炭素排出量の削減(電力)
『目標』電力使用量1.0%の削減
目標の達成状況:7.5%増
①‐2 二酸化炭素排出量の削減(燃料)
『目標』燃料使用量を10%増まで
に抑える
目標の達成状況:13.8%増
② 廃棄物排出量の削減
『目標』自社処理の割合の増加
目標の達成状況:減少
環境活動計画の取組み結果の評価
・電気使用量は、7.5%増加してしまった。5月から契約アンペアを40
Aから50Aへ上げた。その影響も考えられるが、電化製品の使用方法
をもう一度見直す必要がある。
【次年度への取組内容】
・目標はそのままとし、今後もさらに取り組みを徹底していく。
・燃料の使用量はガソリン使用量が18.1%増加、軽油が10.9%増加、二
酸化炭素排出量は燃料全体で13.8%増加してしまった。ガソリン使用
量の増加が顕著だが、除草業務で使用した乗用草刈機によるものが大
きな要因と思われる。また、売り上げ百万円あたりの原単位では削減
は図れている(基準値比約20%の削減)。
【次年度への取組内容】
・業務の都合上、機材の使用量は制限できないが、引き続きエコドライ
ブ等の従業員教育を行い、二酸化炭素排出の削減に努めていく。
・廃棄物(伐採木材等)は、業者への搬入が約80%を占めている。また、
自社処理量の割合についても、ほぼ横ばいで推移している。要因とし
ては、公共事業の場合、排出先が制限されてしまうこと、自社での処
理後の活用方法が広げられていないことがあげられる。
【次年度への取組内容】
・次年度は、公共事業を除き評価していく。また、夏期や年末の業務の
立て込む時期の対処方法の検討も行っていく。
③ 水資源使用料の削減
・400㎥以内に抑えることができ、削減も図れている。
『目標』年間使用量400㎥以内
目標の達成状況:381㎥
【次年度への取組内容】
・今後も引き続き取り組みを継続していく。
④ グリーン購入の推進
・グリーン購入は継続できている。
『目標』グリーン購入の継続
目標の達成状況:
【次年度への取組内容】
・今後もこのまま維持していく。
⑤ 本業に関する目標
『目標』環境に配慮したガーデニ
ングスタイルの提案
・お客様への提案は、その機会にも恵まれなかったこともあり、新たな
提案はできなかった。
目標の達成状況:
【次年度への取組内容】
・芝生苅草で堆肥を作る方法を取り入れたいと考えている。まずは自社
で行い、成果があればお客様への提案も行っていきたいと考えている。
⑥化学物質使用料の削減
・現状を把握した。使用量は削減できていない。
『目標』化学物質の使用量の削減
目標の達成状況:
【次年度への取組内容】
・今後も化学物質の使用状況の把握を継続し、さらに化学物質使用量の
削減のための方法の提案、検索を行っていく。また、使用の際に情報
を提供し化学物質の少ない薬品を使用できるよう促していく必要もあ
ると考える。(PRTR法に該当する薬品を使用しているが、使用量
が少ないため、量の記載は省略する。)
6
6.環境関連法規の遵守
1.当社に適用となる主な環境関連法規
法規制等の名称
遵守状況
廃棄物処理法
遵法
建設リサイクル法
遵法
自動車NOx、PM法
遵法
消防法・危政法
遵法
道路交通法
遵法
農薬取締法
遵法
毒薬及び劇物取締法
遵法
PRTR法
遵法
グリーン購入法
遵法
環境教育等による環境保全の取組の促進に関する法律
遵法
フロン排出抑制法
遵法
2.環境関連法規への違反、訴訟等の有無
平成27年12月28日の環境関連法規遵守状況の確認において、環境関連法規への違反
はありません。
尚、関係当局よりの違反等の指摘は過去3年間ありません。
フロン排出抑制法に基づきパッケージエアコンの点検を実施。異常なし(H.28.7.15)
7.代表者による全体評価と見直しの結果
平成23年12月にEA21の活動を開始し、今年で5年目に入った。その間、当社の
エネルギー使用についての現状や、廃棄物(主に木くず)の処理状況など、環境に関わるこ
とについて毎年調べ評価を行ってきた。また、環境活動に伴う様々な従業員教育や社内の
整備、整理整頓の徹底など、EA21の活動を通して事業活動全体の見直しも行ってきた。
その中で特に評価できるのは、水道使用量の削減である。さらに、社内を整理整頓した
ことで様々な無駄を排除することができた(労力、余分な物品の購入等)。 また、化学物
質については、業務上やむを得ず化学物質の多く含まれる農薬を使用する機会もあったが、
出来る限り環境に配慮した代替品を見つけ使用するよう努めた。
このように、評価できる分野がある一方で、なかなか成果を出せないのが化石燃料の使
用による二酸化炭素排出量の削減である。業務上、機材や社用車自体の使用の制限は難し
く、エコドライブやエコ対策車の導入などもすすめているものの、燃料使用に伴う二酸化
炭素の排出量は年々増加している。また、社用車ごとのメーターチェックが徹底されず、
各車輌の燃費を把握できていないのも問題点と思われる。
また、廃棄物についても自社での処理量がなかなか増加せず、業者の処理が多くを占め
ている。こちらも、業務上、業者への排出が義務づけられている場合もあり、コントロー
ルしきれない部分もある。ただ、自社処理が可能なものも、業務が立て込んでいる場合は
業者を利用する場合もある。ここでの問題点としては、自社での処理後の活用方法が広が
らないことで自社処理量が増やせないということであると思われる。
以上、現在の大きな課題としてはこの2点があげられるが、今後、できることから少し
ずつ取り組みを増やし、来年度の評価ではさらなる改善が見られるよう努めていきたい。
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