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関西国際観光推進本部 2016年度事業計画

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関西国際観光推進本部 2016年度事業計画
関西国際観光推進本部
1
2016年度事業計画
取組み方針
・推進本部のスタートの年度であり、具体的事業を通じて、参画団体のベクトル
を合わせる。
・実施に当たっては、広域観光周遊ルート「美の伝説」をはじめ、関西広域で取
り組む意義のある事業を取り上げ、参画団体から多くの参加を得て、関西への誘
客を一丸となり推進する。
2 指針・行動計画の策定等
(1)「KANSAI 国際観光指針」の策定
・政府が新たに設定する訪日外客数の目標や、関西広域連合の「関西観光・文化
振興計画」の改訂内容を踏まえ、2016 年度から 2018 年度の3年程度を見据え
た誘客方策として、「KANSAI 国際観光指針」(指針)を策定する。
(2)「KANSAI 国際観光行動計画」の策定・提示
・指針策定と併行して、
「KANSAI 国際観光行動計画」
(行動計画)を策定する。
本行動計画では、参画団体の観光事業の中で、他団体と連携協力することで単
独事業以上の価値を生み関西広域の誘客に役立つ事業を、集約・調整する。
3 関西をアピールするリーディングプロジェクト
(1)美の伝説 THE FLOWER OF JAPAN, KANSAI
観光庁の「広域観光周遊ルート形成促進事業」
『美の伝説 THE FLOWER OF
JAPAN, KANSAI』事業は、関西広域連合・関西経済連合会・関西地域振興財
団の3団体が認定を受け推進しているところ。2016 年度からは推進本部の取組
みとして位置付け、受入環境の整備、滞在コンテンツの充実、海外への情報発
信・プロモーションや外客へのマナー啓発など幅広い活動を展開する。
また、
『美の伝説』ルートの認知度向上のため、海外のターゲット国・地域に
おけるデスティネーションキャンペーン実施に向けた調査検討を行う。
(2)KANSAI ONE PASS
訪日外客向け関西統一交通パス「KANSAI ONE PASS」(※1)を活用した外客の
回遊性向上、消費意欲の喚起、および観光情報の発信強化に取り組む。また、
専用モバイルサイトで情報を提供し利便性の向上を図る。
(※1) 2016 年 4 月 8 日より試験販売開始
(3)無料 Wi-Fi 整備
『美の伝説』モデルコース上での円滑な観光情報入手のための無料公衆無線
LANの利便性向上に取り組む。
(4)関西ブランドの発信
・「はなやか関西」シンボルマークによるKANSAIイメージの普及:
海外でシンボルマークの露出機会を創出、国内では観光施設や店舗等への
積極的な掲出を働き掛ける。
・関西国際観光推進本部トッププロモーション:
関西広域連合トッププロモーションを発展させ、参加者や目的を拡充、関
西が一体となって関西ブランドをさらに広く浸透させる。
・その他海外プロモーション:
関西地域振興財団が出展する旅行博等に、関西広域から多くの参加団体を
募り、一大ブランド発信の場とする。
・ファムトリップ、プレスツアー等:
関西地域振興財団実施のファムトリップ(※2)や海外メディアのプレスツア
ーをさらに活用し、KANSAIを積極的にPRするのはもちろん、関西
地域振興財団の海外情報拠点・関西プロモーションオフィス(※3)のネット
ワークを活用した情報発信も強化する。
(※2)海外の旅行代理店やブロガー等を関西へ招聘し視察・取材旅行を行う取り組み
(※3)ソウル、台北、北京、上海、香港、バンコクの6カ所に設置、略称はKPO(Kansai
Promotion Office)
(5)マーケティング調査
外客の目線に立った観光政策を推進するため、ターゲット国・地域別、属性
別のマーケティング調査や、外客の動態調査等を行う。成果は参画団体と共有
し、観光データとして整備する。
また、セミナーや説明会等により、自治体・商工会議所独自調査の結果(※4) や
インバウンド関連事業者の成功・先進事例等の情報を共有、インバウンド拡大
のための課題克服や取組み改善のサポートを行う。
(※4) 大阪商工会議所「
“大阪インバウンド”促進に向けた研究会 提言書」(2015 年 10
月)
、京都市「民泊施設実態調査中間報告速報(2016 年 1 月)など
4
本格的な国際観光推進体制の検討
・2017 年度のスタートを目標に、関西国際観光推進本部が強いリーダーシップ
を発揮する、より実効性の高い体制をめざし、関西地域振興財団のあり方も含
め、本格的な国際観光推進体制を検討する。
・本格的な国際観光推進体制での観光推進本部においては、観光庁が推進する
DMOのうち、複数府県にまたがる広域連携DMOの先駆けを目指し、その条
件整備に取り組む。
以
上
参
考
関西国際観光推進本部
2016 年度「KANSAI 国際観光行動計画」
2016 年度については、本部実施のリーディングプロジェクトの参画団体によ
る活用を主としつつ、今後の行動計画の中心となる「参画団体間の事業調整」
「事業内容の調整」にも取りかかる。
記
1 海外プロモーションへの共同参加の促進
関西国際観光推進本部トッププロモーションや関西地域振興財団が出展
する各国旅行博・商談会への参画団体の共同参加を促進、府県を超えたオ
ール関西でのPRを展開する。
2 参画団体間の事業調整、事業内容の調整による関西広域の誘客推進
期中の調整となるが、参画団体事業情報を収集し、可能な限り事業調整
を行う。
3「はなやか関西」シンボルマークの普及
参画団体事業でのシンボルマークの掲出と国内観光施設や店舗等への掲
出に取り組む。
4 受入環境の整備(宿泊施設不足への対応)
関西広域での宿泊施設の確保にむけ、都市部から周辺地域への
宿泊の促進と旅館等の活用、宿泊可能施設の情報共有などに取り組む。
5 本格的な国際観光推進体制に向けた情報共有
推進本部がPDCAによる実効性の高い持続的な取組みを主導できるよ
う、外客の誘致推進につながる成果・課題等の情報を推進本部へ集約、参
画団体で共有するしくみを確立する。
以
上
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