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情報転送専門委員会 - TTC 一般社団法人情報通信技術委員会
2014年度4Q技術標準案 社団法人情報通信技術委員会(TTC) 情報転送専門委員会 2015年3月 情報転送専門委員会資料 1 組織図 情報転送専門委員会 網間論理インタフェースSWG JT-G8112(新規制定) MPLS-TPレイヤネットワークにおけ るインタフェース 網間物理インタフェースSWG 網間マネージメントSWG 情報通信装置のEMC SWG 情報転送専門委員会資料 2 標準化対象 【新規:1件,改定:0件,廃止:0件】 TTC標準 対応する国際標準 JT-G8112(新規制定 第1版) ITU-T G.8112(2012.10) &Amendment1(2014.4) 情報転送専門委員会資料 3 TTC標準草案 (Draft TTC Standard) 情報転送専門委員会 網間論理インタフェースSWG 情報転送専門委員会資料 4 標準案 JT-G8112: MPLS-TPレイヤネットワークにおけるインタフェース 第1版 Interface for the MPLS Transport Profile layer network 情報転送専門委員会資料 5 標準案概要 情報転送専門委員会資料 6 JT-G8112 制定の背景 パケットサービスの急速な拡大により、SLA(Service Level Agreement) を保ちつつ、TCO(Total cost of ownership)を最小限に抑えるような キャリアグレードのパケットトランスポート技術への期待が高まっている。 MPLS-TPによるパケットトランスポートネットワーク(PTN)では、パケット毎の 効率的な多重機能に加えて、SONET/SDHと同等のパス設定・管理機能、 高い保守運用性を実現するOAM機能、切替機能等を具備しており、 今度さらにキャリアNWへの適用が想定される。 MPLS-TPレイヤNWのアーキテクチャはITU-T G.8110.1および TTC JT-G8110.1として標準化がなされ、また、そのインタフェースは、 ITU-T G.8112にて2012.10月にITU-T標準化がなされており、 TTCにおいても本標準の速やかな制定が必要であると判断した。 情報転送専門委員会資料 7 JT-G8112 本標準の位置づけ MPLS-TP ITU-T G.8110.1 (TTC JT-G8110.1) MPLS-TPアーキテクチャ (G.8112の親標準に相当) ITU-T G.8112 (TTC JT-G8112) MPLS-TPレイヤネットワークにおけるインタフェース 情報転送専門委員会資料 8 JT-G8112標準案 【JT-G8112での規定事項】 MPLS-TPレイヤネットワ-クにおけるインタフェースについて規定する。 【ITU-T G.8112との差異】 なし 【その他】 なし 情報転送専門委員会資料 9 JT-G8112 目次 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 適用範囲 参照文献 定義 略語 記法 MPLS-TPレイヤネットワークインタフェース構造 多重化/マッピング原理 MPLS-TPインタフェースの物理仕様 ・付録Ⅰ/Ⅱ ・参考文献 情報転送専門委員会資料 10 JT-G8112 MPLS-TPトランスポートネットワーク構造 MPLS-TPのクライアント信号を収容する際、IPv4、IPv6は直接MPLS-TPに収容する。ETH、PDH、SDH、ATM、FR、HDLC、 PPPは、Common interworking indicatorsを付与し、MPLS-TPに収容する。 MPLS-TPネットワークノードインタフェースは、下記が存在する。 MPLS-TPオーバETH (MoE)、MPLS-TPオーバSDH (MoS)、MPLS-TPオーバOTH (MoO)、MPLS-TPオーバPDH (MoP) MPLS-TP固有のインタフェースはなく、PDH、SDH、OTH、イーサネットのトランスポート技術において規定される物理インタフ ェースによってサポートされる。 Clients (IPv4, IPv6) Clients (ETH, PDH, SDH, ATM, FR, HDLC, PPP) Common interworking indicators (Payload convergence)(Timing)(Sequencing) MPLS-TPP (LSP, PW) MPLS-TP MPLS-TPT (Sub-path maintenance) PPP in HDLC GFP PPP in HDLC GFP GFP PDH Pqe, Pqs PDH Pqe, Pqs Pqe-Xv, Pqs-Xv SDH VC-n VC-n-Xv VC-4-Xc SDH VC-n VC-n-Xv VC-4-Xc OTH ODUk ODUk-Xv ETH MoP MoP MoS MoS MoO MoE MPLS-TP network node interfaces 情報転送専門委員会資料 G.8112-Y.1371(12)_F6-4 11 JT-G8112 MPLS-TPネットワークノードインタフェースの情報構造 MPLS-TPレイヤネットワークのクライアント信号は、2つの異なるカプセル化(ダイレク トカプセル化、制御ワードベースカプセル化)のうちの1つを用いて、MPLS-TPペイロー ドフィールドにマッピングされる。 制御ワードベースカプセル化 (ETH) ダイレクトカプセル化 IPv4, IPv6 MPLS-TP OAM IP header OAM payload Link header EXP Label 0 or more times for S tunnelling TTL TC Label S Payload TTL OAM header Client CII (PW) encapsulation Payload header Payload MPLS-TP_CI traffic unit MPLS-TP_CI MPLS-TP labelled packet Payload MPLS-TP_CI traffic unit MPLS-TP_CI MPLS-TP labelled packet MPLS-TP labelled packet Link trailer Link frame G.8112-Y.1371(12)_F6-5 情報転送専門委員会資料 12 JT-G8112 MPLS-TP OAM OAM Header G-ACh message ACH TLV Header and ACH TLV (if present) G-ACh header TTL (1) S (1) TC LABEL (13) MPLS-TP OAMのジェネリックフォーマットを示す。 MPLS-TP OAMヘッダはMPLS-TP GALから構成される。 MPLS-TP OAMペイロードは、 G-AChヘッダ、ACH TLV(オプション)とG-AChメッセージから構成される。MPLS-TP OAM パケットは、OAMヘッダによりユーザデータパケットと区別できる。 OAM Payload G.8112-Y.1371(12)_F6-7 MPLS-TP OAMのジェネリックフォーマット 情報転送専門委員会資料 13 JT-G8112 MPLS-TPリンクフレーム(1/2) DA SA TC MPLS-TP_CI traffic unit Payload MPLS-TP labelled packet MPLS-TP_CI EtherType encapsulated client Client data PAD Type Label S TTL ■ETHリンクフレーム MPLS-TP_CIトラヒックユニットは、3ビットTCフィールドおよび20ビットのラベルで拡張す ることでシムヘッダを完成させる。 そして、結果としてのMPLS-TPラベル化パケットは、 カプセル化タイプに応じてETHペイロード情報フィールドにマッピングされ、MAC DA、 MAC SAとTypeフィールドが、先頭に付加される。 M_SDU ETH MAC FCS frame PA SFD G.8112-Y.1371(12)_F6-8 情報転送専門委員会資料 14 JT-G8112 MPLS-TPリンクフレーム(2/2) ■GFP-Fリンクフレーム MPLS-TP_CIトラヒックユニットは、 3ビットTCフィールドおよび20ビットのラベルで拡張 することでシムヘッダを完成させる。そして、MPLS-TPラベル化したパケットは、GFPペイ ロード情報フィールドにマッピングされる。 PLIとcHECフィールドによるコアヘッダと、PTI、 PFI、EXI、UPIとtHECサブフィールドによるペイロードヘッダが、先頭に付加される。 Core Payload header header PLI cHEC Payload GFP-F FCS GFP payload information field PTI = 000 PFI = 1 EXI = 0000 UPI = 0x0D (unicast) tHEC = 0xD2DE (unicast) 0 1 2 3 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 TC S TTL Label G.8112-Y.1371(12)_F6-9 MSB Bit # LSB Octet # 7 6 5 4 3 2 1 0 Label 1 2 3 4 2 PLI <07:00> 3 cHEC <15:08> 4 cHEC <07:00> PTI = 000 EXI (0x0) PFI = 1 PTI 6 UPI (0x0D, 0x0E) 7 tHEC (0xD2, 0xE2) 5 8 TC tHEC (0xDE) 9 Label Label PFI LSB MSB LSB MPLS-TP labelled packet MPLS-TP_CI LSB MSB MPLS-TP_CI traffic unit Payload MSB TC Label S TTL MSB Bit # LSB Octet # 1 2 3 4 5 6 7 8 1 PLI <15:08> GFP payload information field S TTL 5 GFP-Fリンクフレーム Payload M N Payload FCS (32 bits) G.8112-Y.1371(12)_F6-10 GFP-FリンクフレームへのMPLS-TPラベルパケットマッピング 情報転送専門委員会資料 15 JT-G8112 MPLS-TP NNI ■MPLS-TP NNI 以下に列挙されるインタフェースによりサポートされる。 (1)MoE NNI ETH上のMPLS-TP(MoE) NNIは、ETHリンクフレームに基づ いたカプセル化タイプを使用する。 (2)MoS NNI SDH上のMPLS-TP(MoS) NNIは、GFP-Fリンクフレームを使用 GFP する。 MPLS-TP VC-m, VC-m-Xv VC-n VC-n-Xv VC-4-Xc G.8112-Y.1371(12)_F6-12 (3)MoO NNI OTH上のMPLS-TP NNIは、GFP-Fリンクフレームを使用する。 GFP (4)MoP NNI PDH上のMPLS-TP(MoP) NNIは、GFP-Fリンクフレームを使用 する。 GFP MPLS-TP ODUj MPLS-TP ODUj-Xv ODUk P11s-Xv ODUk-Xv P32e G.8112-Y.1371(12)_F6-13 情報転送専門委員会資料 P32e-Xv P11s P11s-Xv P31s P31s-Xv P12s P12s-Xv G.8112-Y.1371(12)_F6-14 16 JT-G8112 MPLS-TPラベルおよびシムヘッダ ■MPLS-TPラベル MPLS-TPの接続識別子となるシムヘッダのラベルフィールドは20ビットである。この ラベルフィールド値のいくつかは予約されている。 MPLS-TPラベル値 0-3 4-12 説明 [IETF RFC3032]で定義される。MPLS-TPにおいては利用されない。 将来の標準化のために予約されている(注)。 13 [IETF RFC 5586]で定義される。 14 [ITU-T Y.1711]で定義される。MPLS-TPにおいては利用されない。 15 将来の標準化のために予約されている(注)。 16-1,048,575 MPLS-TPの接続識別子範囲([IETF RFC3031]により割当てられた値)。 注 -IANAはIETFの合意プロセスを通してこれらの値を割当てる。 ■MPLS-TPシムヘッダ MPLS-TPトラヒックユニットは、[IETF RFC3031]で定義されているように、また[IETF RFC 3032]の2章においてラベルスタックエントリとして示されるように、1つ以上の MPLSシムヘッダを持つ。 情報転送専門委員会資料 17 JT-G8112 多重化/マッピング原理 下図は様々な情報構造要素間の関係を示し、クライアント信号からリンクフレームへ のMPLS-TPにおける多重化構造とマッピングを図示した。MPLS-TP LSP に入るMPLSTP信号のnレベル多重化を図示している。MT_CIトラヒックはMPLS-TP ユニットグルー プレベル1(MUG 1)に多重化される。MUG 1は2番目のMPLSシムヘッダで拡張され、 更に高位のMUGレベルに多重化される。 20 x2 OAM x1 MPLS-TP LSP x220 Payload header OAM IP Shim header x1 Tunnel MUG1 .. PPP/ HDLC Shim header ..... MPLS-TP LSP x220 .. Tunnel MUGn .. GFP-F MPLS-TP LSP ETH Shim header OAM Non-IP G.8112-Y.1371(12)_F7-1 情報転送専門委員会資料 18