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平成 27 年度 第4回静岡市国民健康保険運営協議会会議録

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平成 27 年度 第4回静岡市国民健康保険運営協議会会議録
平成 27 年度
第4回静岡市国民健康保険運営協議会会議録
1 日 時
平成 27 年 12 月 24 日(木)午後3時00分から午後4時30分頃まで
2 会 場
静岡市役所静岡庁舎本館3階 第2委員会室
3 出席者
(委 員)
被保険者代表 ‥‥‥‥‥‥ 望月委員、田中嶋委員、水野委員
保険医・保険薬剤師代表 ‥ 本間委員、宮城委員
公益代表
‥‥‥‥‥‥‥‥ 栗田委員、丹沢委員、中山委員、山本委員
被用者保険等保険者代表 ‥ 中村委員、水戸委員
(事務局)
福祉部 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 松永保健福祉局次長
保険年金管理課 ‥‥‥‥‥ 森参与兼課長、他
葵区保険年金課 ‥‥‥‥‥ 吉永課長
駿河区保険年金課 ‥‥‥‥ 山﨑課長
清水区保険年金課 ‥‥‥‥ 小畑課長
4 欠席者
(委 員)
被保険者代表 ‥‥‥‥‥‥ 糟谷委員
保険医・保険薬剤師代表 ‥ 青山委員、松永委員
5 会 議
局次長
定刻になりましたので、平成 27 年度第4回静岡市国民健康保険運営協議会
を開催させていただきます。本日は年末でお忙しい中、当運営協議会にご出席
いただきましてありがとうございます。
会議に入る前に本日の資料の確認をお願いいたします。まず、委員の皆様に
事前に送付しました資料として「次第」、右上に資料1とあります「(1)国民
健康保険料(税)の分割納付について」、右上に資料2とあります「(2)国・
県の動向について」
、同じく右上に資料3とあります「(3)平成 28 年度保険
料率等について」となります。
次に本日配布しました資料として「委員名簿」、
「席次第」、
「年間スケジュー
ル」
、「国保新聞」、また本日付で静岡商工会様より提出されました「昨年度に
引き続き平成 28 年度の国保料の更なる引き下げを求める申し入れ」、右上に追
1
加資料とあります資料です。
最後に右上に訂正後試算1とあります「国保財政状況及び今後推計」、これ
の最下段の部分、活用可能額の一部に誤りがございましたので、差し替えをお
願い致します。こちらは資料3の2ページの訂正後の資料となります。訂正箇
所につきましては後ほど資料説明の中で説明をさせていただきます。資料は以
上です。不足等ありましたら、挙手をお願いいたします。よろしいでしょうか。
次に本日の会議の成立につきましてご報告いたします。本日の出席者につき
ましては、定数 14 名中 11 名、各代表区分1名以上の出席をいただいておりま
す。
このため、運営協議会規則第5条第3項の定足数を満たしており、会議が成
立していることをご報告いたします。
それでは栗田会長よろしくお願いします。
議長
ただいまから第4回運営協議会を開催いたします。本日はお忙しいところを
お集まりいただき、ありがとうございます。ではこれより、議事に入ります。
本日の会議の終了は、午後4時 30 分頃を予定しております。議事の進行に
あたり、委員皆様のご協力をお願いいたします。
なお、運営協議会規則第6条の規定により、本日の会議録署名人に、水野委
員と中山委員を指名させていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
---「異議なし」の声---
議長
水野委員、中山委員よろしくお願いいたします。
それでは、議事の(1)「前回運営協議会での委員要求資料」について、事
務局から説明してください。
保険年金管理課長
前回の運営協議会で、田中嶋委員から資料要求がありました、資料1「国民
健康保険料(税)の分割納付について」をお願いします。
こちらは、葵区保険年金課にて使用しているもので、被保険者の方がやむ
を得ない事情等により、保険料を納期限までに納付できない場合、係の職員と
納付相談の結果、分割納付の約束をした際にお渡しするものです。内容は、分
割納付における注意点などが記載されています。
前回、田中嶋委員とのやり取りの中でご指摘のあった項目は1番の⑤「高額
療養費などの給付が発生した場合、原則、未納となっている保険料へ充当して
いただきます。
」という記載かと存じますが、これは、高額療養費などの現金
給付が発生した場合、その現金給付の全部、又は一部を未納となっている保険
料へ充当するよう、区の保険年金課収納係がお願いするものです。お願いの結
2
果、被保険者の方の同意を得た場合は、未納分の保険料へ充当し、滞納額を減
らすことができます。このようなことから、高額療養費などの現金給付を強制
的に未納保険料に充当するものではございません。
また、前回、収納対策についてご説明しましたが、収納率の低下による保
険料収入の減少は、滞納者以外の被保険者の方の負担の増加を招いてしまうた
め、今後も、きめ細やかな納付相談を行いながら、収納率の向上に努めてまい
りたいと考えております。
その他、分割納付にあたって、ご承知いただきたいことを記載しております。
資料1の説明は以上です。
議長
これより質疑に入ります。
ただ今の資料に関しまして、質問がございますか。
望月委員
1 の②について伺います。延滞金の延滞金利というのが 9.1%と載っていま
すが、これは国で決められているものですか。それとも市で独自に決めること
ができるものなのでしょうか。銀行金利が 0.1 とか 0.2 とかの時代にとても高
い金利に思います。なぜこのような金利になっているのか教えて下さい。
課長
これにつきましては条例できめております。
田中嶋委員
市の条例で決められているということですが、お金がなくて払えなくて滞
納するわけですよね。本当に高い金利だと思いますので、是非これについて
は、市が独自で決めているということでしたら、検討をしていただきたいと思
います。
質問ですが、前回市民の代表の方が、4人家族で保険料 389,300 円という
説明をして今現在滞納をして分割をしているということと、前回は就学援助が
受けられなくなったということでしたが、5の新年度の保険料について質問し
ます。新年度保険料が課賦された場合は、分割納付とは別に納期限内に納付
していただきます、と書かれていますが、こういうことは現実に可能なのでし
ょうか。こういう事例がありますか。分割納付をしている人が新年度、別に保
険料を徴収するということですよね。そういう例がありますか。
課長
過年度分を分割納付ということで係のものと相談して納付をいただいてお
りまして、また保険料についてはその都度(毎年度)新たに発生してまいりま
すので、そちらについても納付していただきたいと。そうしませんと、どんど
ん納付額が増えていってしまいますので、そういう意味でも新年度の納付額に
ついては別途納付をいただいているというものです。
宮城委員
前回の要求資料ではないのですが、前回の案内の中に普及啓発ということ
3
で、保険者による患者への差額通知があると。当薬局も後発は 78%以上出し
ているものですから、そういう患者さんが来るかなと思っていましたが、ほと
んど来ませんでした。一人来たのですが、その患者さんは後発希望だったので
すが、ドクターが処方箋に変更不可をかけてきたので、ジェネリックに変え
ることができなかったということを説明して納得していただきました。その後
先生に話をして、後発希望なので次回からは変更不可を外してもらえるように
して、その後、後発品に変更することができたのですが、その時に持ってき資
料を見ますと差額通知で、この位の金額が出ますというけど、ちょっと言葉が
足りないように思います。要はドクター側が変更不可をかけますと、その通り
にいかないことがありますよという文を入れておいてもらわないと、全て薬局
が悪いように捉えられてしまうので、なるべく、その一文を入れてもらうよう
していただかないと、薬局側からすると困りますということでお願いしたいと
思います。
議長
今は資料1についての質疑ということですので、せっかく質問していただ
いたのですが、先に資料1の質疑に限らせていただいて、後ほどよろしいで
しょうか。大変申し訳ありませんが、そういう進め方でやらせていただいて
よろしいでしょうか。
資料1に関して他にありますか。
望月委員
1の④についてです。累積納付額が一定基準に達しないと、短期被保険証
になるとありますが、この一定基準とはどういうものか教えて下さい。
課長
一定基準というのは、これは前年度、前々年度の納付額のだいたい半分、
2分の1に満たないものを一定基準とさせていただいています。
田中嶋委員
7の滞納処分についてですが、②納付に誠意がないときとは、具体的にど
ういうことでしょうか。
課長
お約束をしていても果たされないとか、勝手に保険の通知を戻してしまっ
たりとか、そういういろいろな状況の中で、誠意がないと表現させていただ
いております。あと、これはお約束の中でやっている話ですので、その中の
取り決めを履行していただけないというものが、納付に誠意がないという表
現をさせていただいております。
議長
他にございませんか。
次に議事の(2)
「国・県の動向について」、事務局から説明してください。
課長
議事の(2)国・県の動向について、国の資料等によりご説明します。右
4
上の資料2の1ページをお願いします。国保運営方針についてです。
平成 30 年度に予定されています国保都道府県単位化において、都道府県が
財政運営の責任主体となり安定的な財政運営や効率的な事業運営の確保等の
国保運営に中心的な役割を担いますが、そのために、都道府県は、都道府県内
の統一的な運営方針としての国保運営方針を定め、市町村が担う事務の効率化、
標準化、広域化を推進します。
運営方針を定めるプロセスとしましては、まず、都道府県は、あらかじめ市
町村の意見を聴いた上で、都道府県に設置する国保運営協議会での議論を経
て、地域の実情に応じた国保運営方針を定めます。厚生労働省は、地方と協議
を しつ つ国 保運 営方 針の ガイ ドラ イン を作 成し 、都 道府 県へ 示します。
このガイドラインの案が年明け1月中にも示される予定です。運営方針への主
な記載事項は、下の囲みの(1)から(8)までに記載されているとおりです。
2ページをご覧ください。新制度の施行に向けた主な流れです。ここでは、
平成 27 年度から 30 年度までの国、都道府県、市町村の新制度に向けた施策等
の流れを記載しています。
国においては、改正法などについての説明会の実施や制度・運用の詳細に
関する厚生労働省と地方との協議、また、新システムの設計・開発などを行い
ます。
都道府県においては、平成 30 年度から活用可能になります財政安定化基金
の設置や国保運営協議会の設置を行い、市町村の意見を聴きながら、納付金の
算定ルールや国保運営方針を検討、決定し、平成 30 年度の市町村ごとの納付
金の額、標準保険料率を検討、決定します。
市町村においては、都道府県による納付金、標準保険料率の決定を受けて、
国保運営協議会での審議を経て、平成 30 年度の保険料率を決定します。
次に、3ページをお願いします。こちらは、平成 27 年 11 月 20 日に開催さ
れました厚生労働省社会保障審議会医療保険部会の資料のうち、平成 28 年度
に改正が予定されています国民健康保険料賦課限度額についての資料です。現
在、賦課限度額は、基礎賦課が 52 万円、後期高齢者支援金等賦課分が 17 万円、
介護納付金分が 16 万円で、合計 85 万円が賦課限度額となっています。右側の
二つ四角がありますが、上の段をご覧ください。このうち、基礎賦課分、後期
高齢者支援金等賦課分をそれぞれ2万円ずつを引上げるというものです。賦課
限度額を引上げることで、中間所得層の保険料負担を軽減することが可能とな
ります。
以上で「国・県の動向について」の説明を終わります。
議長
ただいまの「国・県の動向について」の資料につきまして、説明をしましたけ
れど、委員皆様からご意見やご感想等を伺いたいと思います。よろしくお願いい
たします。
5
望月委員
新制度に向けて市長村の意見を聞くというふうに県が行うとありますが、この
意見を聞くというのは、市に対してどういうところに聞くということはわかって
いますでしょうか。というのはこの運営協議会も何かそういうことに関わること
になるのでしょうか。
課長
これから国がガイドラインを示してくると思います。それから都道府県は、こ
こにありますように、あらかじめ市町村の意見を聞いた上ということで、これか
ら県内ですと村はありませんので、市町の意見をいろいろ求めて聞いてくると思
います。それから運営協議会につきましては今現在市町村国保ですので、市町村
に運営協議会がございますが、今度は県も運営協議会を持つということになりま
す。県の運営協議会としましては国保の運営方針を作りますので、そういったも
のを協議する、それからこれから各県内の市町に示す保険料率ですとか、そうい
ったものを協議するということになろうかと思います。
市町につきましては、国保の賦課とか徴収、保健事業等についてはこれまで通
り実施してまいりますので、そういったものについて、またこれから県から納付
金が示されますので、それに基づいて市町で独自にそれを参考にして、保険料を
算定するということ等についてご審議いただく運営協議会になろうかと思います。
田中嶋委員
この説明をみますと、どこが決定的に違うのかよくわかりません。今説明いた
だいたことは県に運営協議会ができるということですよね。県で財政を、予算決
算、歳出歳入を持つことがわかりましたけれど、どこが一番違うのか、今私、静
岡市の国保運営協議会委員をしているのですけれど、静岡市、市町村の国保運営
協議会は変わるのか変わらないのか、どこが変わるのか変わらないのか説明をお
願いします。県で国保運営協議会を持つことはわかりました。今まで県で、財政
は持っていないわけですよね。それを持つというところまではわかりましたけれ
ど、静岡市がどうなるのかがわかりませんので、その辺を説明してください。
課長
2ページにこれからのスケジュールがありますが、そこに国・都道府県・市町
村とありまして、真ん中のところ、右側四角の中ですが、県のほうで、平成 30 年
度の納付金額、標準保険料率を検討、決定となっておりますが、そこについて県
の運営協議会が審議をします。そして一番下の市町村のところ、右側の四角、30
年度の保険料率を検討、決定ということでこれまで通りといいますか、県から示
6
された納付金に基づいて、それを参考にして市町村は独自に保険料率を決めたり
するとことになります。あとはこちらの運営に関する事項についてはこれまで通
り審議をお願いしてまいります。ですので、県が国保の運営方針の検討・決定、
納付金の算定ルールといったものについて運営協議会で審議し、市町はそれを受
けて、その保険料率を検討・決定するとところが大きな違いで、残りは市町につ
きましてはこれまで通りの、運営協議会の内容について審議をお願いしていくと
いうことになります。
田中嶋委員
今まで通りということで、静岡市は自主的に運営できるということですよね。
県はいろいろ言ってくるけれども、今まで通り、静岡市は静岡市で独自で保険料
率ですとか、あとからお聞きします基金のことも含めて、自主的に決定できると
いうことでしょうか。
課長
今回5月に制定されました、国保の一部改正の法律の中でも、昨年までは県が
保険者ということかなと思われておりますが、今は県が財政運営の主体となって、
中心的に運営をしていきますよと、市町村も今まで通り、市町村の行っている事
務につきましてやっていきますということで、県も市も、両方とも保険者という
形になりましたので、ですので、今おっしゃっておられます保険料についても、
県が示してきた納付金について市町村で独自に保険料率を決めていくことになり
ますので、その部分は今まで通り変わらない、ただ細かいことについてはこれか
ら先決められてくると思います。
山本委員
今の件で具体的に確認しますけど、県は標準保険料率、目標収納率決めて納付
金を市町毎に決めるということを受けて、市は独自に保険料率を決められるとい
うことですから、市として独自に一般会計からの繰入ができる、独自に基金の積
み立てができるということでよろしいでしょうか。
課長
保険料率については市町村で決めることになりますが、繰入金についてどうか
ということは、まだ決まっておりません。今この段階でそれも含めて、決められ
ますよということはお答えできません。
山本委員
厚労省では標準保険料率はあくまで参考だから、法的拘束力はないという言い
方をして、したがって一般会計繰入と基金を市町が独自に使う、積み立てるとい
7
う、いわば前提にしていると表現をしているのですが、それはご存知ですよね。
今は具体的に言えないとのことでしたが、厚労省の考えは独自に基金と繰入する
のを前提にしているということですが。そういう認識はありませんか。
課長
30 年度以降の基金ということでよろしいですか。それは今度国で 200 億円用意
して、各都道府県に財政安定化基金というものを設置するということで、最終的
にはもう少し大きな金額になるのですが、それは 30 年度以降に、例えば急な保険
給付費が要るようになったですとか、或いは想定していた保険料の収納が不足し
たといった場合に、30 年度以降、その基金を活用して充てていくことになってい
ます。それと繰入金ですが、基盤安定ですとか、今までの繰入金、法定繰入につ
きましてはこれまで通りあるだろうと言われています。
山本委員
基金について、今課長が言ったのは県に造成する財政安定化基金ですよね、私
が言ったのは 30 年度以降市が独自に、今までやっているような基金積立造成を、
別にできないと縛られているわけではないですよねと、そこだけ教えてください。
今繰入は可能だとおっしゃいましたが。
課長
造成するかどうかということは別として、それにつきましては特に言われてお
りません。
山本委員
スケジュールのところで念のため確認ですが、2ページのところです。県が市
町毎の納付金と保険料率を決定し、それを受けて市町が独自に決めるということ
ですが、だいたいの時期、今独自に市町が運協に諮問して答申してという時期と
ほぼ変わりないのでしょうか。
課長
時期につきまして、すぐ平成 30 年ですので、それほど時間はないのかなと思っ
ています。これはどこの都道府県市町村も同じ考えだとはおもいますが、まず運
営協議会について、静岡市の運営協議会はそのまま残っていくわけですが、県に
つきましても 29 年度には 30 年度の保険料等を決めていかなくてはなりませんの
で、そんなことを考えていきますと、ある程度、来年 28 年度位には何らかの形で
設置に向けた何らかのことをしていかなくては、間に合わないのかなと思ってい
ます。それに向けて、市町のいろいろな意見を言う場もその前に設けられると考
えております。
8
山本委員
ガイドラインがこれからなので、わかりにくいということはありますが、国・
県の動向の中で、全体としては、広域化によって低所得層の負担軽減という取組
をさらに強めるという流れは示されているのですが、この中に、国はそういうこ
とで財政支援を強めていくと、この県の保険者になることによって、県も市町を
独自に支援するという仕組みは、県が作ろうと思えば作れるわけです。すでにそ
ういうのは想定されているのでしょうか。県が独自に市町を財政支援するという
仕組みです。現在静岡県は全くないと。他の都道府県はやっているのでしょうか。
課長
特にそういった独自の支援は聞いておりません。
山本委員
そこは是非県にも要望していってもらいたいと思います。
念のため、先ほど課長からのお話で、30 年以降は静岡県も静岡市も保険者にな
るという、いわば完全移行の形ではなく、両方が責任を持つという形になったわ
けですが、変な話、不完全な二重行政が新たに生まれたということで、先ほども
言った、県は県独自に財政支援をするといった仕組みが新たに生まれてくれば、
メリットにはなりますが、県単位化によって、今まで市が独自に判断してやった
権限の一部も県が持つようになれば、今までの市が独自に自主的に決めてきたこ
とに制約が生まれたり、財政的に市として負担減になるとか、何かメリットは具
体的にどう考えているかお示しいただきたいと思います。
課長
メリットということですが、今まで個々に市町でやっておりましたが、県単位
でやるということで、例えば県が造成する基金の話もありましたが、急な病気等
で保険給付費が急に使うようになったりした場合、静岡市には今のところそのよ
うな心配はありませんが、小さいところにつきましては資金がショートすること
がなくなると思います。静岡市についてもいえることです。他のメリットとしま
して、身近な話にはなるのですが、これまで各市町で高額療養費の多数回受診と
いうものがありまして、3回以上になったら多少限度額が抑えられますよという
のが、静岡市だけだったのですが、県内移動したとしてもそういったものが活用
できるといったこともあろうかと思います。
山本委員
その高額療養費にしても、一般保険給付にしても、今レセプト1円以上は、市
町共同拠出して、静岡市も毎年 70 億円以上拠出して、いざという時に対応する仕
9
組みはもうすでに何年も前から、そういう意味での県単位化はやられているわけ
で、敢えて 30 年以降のメリットということではなかろうかと思います。もし突発
的にインフルなどで医療費が予定していなかったところで必要になるのであれば、
それを市町の保険者、あるいは被保険者に責任を負わせて保険料を被せていくの
は基本的におかしい話でして、国・県がそこの部分をきっちり持つように要望と
して、市として言ってもらいたいということを言っておきます。
議長
他にございませんか。
丹沢委員
資料2の一番最後の賦課限度額の見直しの部分で、昨年度も保険料率の値上げ、
この限度額の見直しがありまして、また今年度も来年度もということでしたが、
傾向としては、これはもう被用者保険の方がたとのバランスということで、一定
程度仕方がないことなのかなと思っております。反対するというものではありま
せん。しかし、高額の所得があるからと、いくらでもとっていいというものでは
決してないと思いますし、また今回4万円がプラスになって 89 万円ですね、後期
高齢者と介護分合わせて。年間 89 万円負担していただくとなっていきます。それ
も現状これ見直していったところで、2.18%と表にのっていますが、一番上の四
角の中の最初の○の小さな文字の中では、1.5%位までに近づけていきたいよとい
うと、また来年、再来年以降の限度額の見直しというのもあるのかなと思ってお
ります。これによって国民健康保険を払うのをやめてしまいたくなる方というの
が、高額所得の人たちの中に出てきてしまうのは、やはり問題があると思います。
これだったら自分で、自腹で 100%払って医療にかかった方が楽だよという方も
出かねないという現状もあるものですから、その点はそういう課題があるという
ことを認識しておいていただければと思います。反対ということではありません。
課長
今のご意見ですが、高額で払っている方の意欲をそぐという結果になりかねな
いということだと思いますが、そういう場がありましたら、意見を言わせていた
だきたいと思います。今おっしゃいましたように被用者保険とのバランスという
ことですから、被用者保険の方も今いらっしゃいますが、そのバランスで1%が
1.5%の範囲内に収まるよう、被用者保険では法定化されているということですの
で、なかなか国保でどうかといえないのですが、今はそこまでは行きませんが、
そことのバランスで目指していきましょうということで賦課限度額に達する世帯
についても国保につきましては 1.5%に近づくように、段階的に引き上げていく
10
という国の方針が出されているものですから、発言する機会があればさせていた
だきますが、そういうこともお汲み取りいただきたいと思います。
議長
次に、議事の3「平成 28 年度保険料率等について」事務局から説明してくださ
い。
課長
議事の(3)の「平成 28 年度保険料率等ついて」説明します。資料の1ペー
ジをお願いします。1.保険給付費の見通しです。平成 28 年度保険料率を設定す
る際には、保険給付費の見通しを立てる必要があります。平成 27 年度は、上半
期の保険給付費の支出状況などから、26 年度の決算額 503 億 9,900 万円に対し
て、509 億 4,300 万円で、約5億4千万円増、プラス 1.08%となると見込んでい
ます。
平成28年度の保険給付費の試算ですが、主なものとしまして「療養諸費」及
び「高額療養費」試算額は、前年度決算見込額に過去3か年の1人あたり保険給
付費の伸び104.01%と、平成28年度被保険者数減少見込率96.45%を乗じたもの
です。
被保険者数の減少見込については、被保険者の年齢構成から後期高齢者医療制
度への移行者数見込みやここ数年の経済状況による社会保険離脱、国保加入者数
の状況等を勘案したものとなっています。
以上のことから、平成28年度の保険給付費を試算しますと、511億6,500万円
余、前年度見込額より、約2億2,100万円増、プラス0.43%となると考えていま
す。1人あたりでは、前年度より約11,300円増、プラス4.01%と見込んでいます。
2ページをお願いします。事前に送付いたしました資料に誤りがありましたの
で、先ほど配布しましたA3の資料と差し替えをお願いいたします。どこが訂正
箇所かといいますと、2の31年度の推計、一番下の表、さらに一番下の活用可能
額、平成23年度から25年度の金額が誤っていたということで訂正をさせていただ
きます。申し訳ございませんでした。他は間違いがございません。
平成31年度までの財政状況及び今後推計です。こちらは、あくまで現時点での
見通しであり、今後の医療費の動向や保険料収納状況、国の交付金の決定状況や
制度改正などにより変わってくる可能性があります。
まず、現行のまま保険料据え置き、法定外繰入12億円を継続した場合です。左
の数字の1に、平成22年度から26年度までの実績、数字の2に、平成31年度まで
の推計を記載しています。2の31年度までの推計の見方ですが、上の表が歳入、
その下の表が歳出、その下に、単年度収支、その下の表に前年度繰越金、基金繰
入金、基金積立金、累計収支、基金保有額及び活用可能額(累計収支+基金保有
額)を記載しています。
単年度収支は、その年度における純粋な収支で、この単年度収支に前年度から
の繰越金や基金繰入金を足して、基金積立金を引いたものが累計収支で決算上の
11
収支となります。この累計収支に基金保有額を足したものが、次年度以降に活用
可能な金額となります。
平成28年度以降の歳入歳出推計方法を右上の囲みに記載しています。
推計方法としましては、
①1人あたり保険給付費の伸びは、平成25年度から27年度までの平均
伸び率である4.01%で推計
②被保険者数は、平成28年度、3.55%減、29年度、3.65%減
③保険料の市単独軽減は、平成29年度まで継続
④平成30、31年度における過年度精算分は、26年度実績による
⑤平成27年度からの国費の拡充(保険者支援)による収入増は約6億円
⑥平成27年度以降の現年保険料収納率は、平成27年10月末時点の見込で
ある91.36%で推計
これらの条件の下、都道府県単位化の精算を含んだ平成31年度までの推計がこ
ちらの表となっています。中段の歳出の表の下から3行目「1人あたり保険給付
費」をご覧ください。平成28年度以降も1人あたりの保険給付費が毎年約1万円
程度伸びていきます。一方、被保険者数は減少していくため、保険給付費全体は
微増となる見込みです。上段の表の下から4行目、
「現年度分保険料収納額」をご
覧下さい。保険料収納額は、被保険者数の減少により、28年度以降、毎年6億円
程度減少していくことが見込まれます。
これらのことなどにより、単年度収支は、27年度に約8億円の赤字、28年度に
約10億円の赤字、29年度に約17億円の赤字となり、基金を取り崩し、27年度保険
料率を維持しながら運営を行い、最終的な活用可能額は約57億円となる見込みで
す。こちらにつきましては、都道府県単位化後に活用することとなります。
3ページをお願いします。右上に試算2とあるもので、こちらは、平成26年度
決算においての見込みを上回る国費等の収入増によりまして、27年度9月補正予
算において計上しました予備費18億円を財源にしまして、28年度、29年度の2カ
年で9億円ずつ活用するというものです。
活用方法としましては、昨年度の当協議会での答申におきまして、妥当とし
ていただきました、保険料と法定外繰入金を同額引き下げ、市民全体の負担を
軽減するという考え方に基づきまして保険料収入を4億5千万円、法定外繰入
金も4億5千万円減額するものです。この場合、1人あたり保険料の引き下げ額
としましては、年間2,844円となります。平成27年度から1人あたりの引き下げ
額が6,067円となり合わせますと、1人あたり年間8,911円の引き下げとなりま
す。
また、現行制度精算後の最終的な活用可能額は約37億円となり、こちらにつ
きましても、都道府県単位化後に活用できることとなります。
続きまして、今日配布いたしました追加資料をご覧ください。保険料収入を4.5
億円減額した場合の保険料率の試算です。保険料率の試算と、一世帯あたりの保
険料、1人あたりの保険料の、現行との比較です。左の表が平成27年度、右の表
12
が平成28年度の試算になります。(1)の保険料は平成27年度と28年度を比べま
して、医療分の所得割で、右の表の増減分になりますが、マイナス0.33%となり、
均等割で1,150円の減額、平等割で900円の減額になります。後期分で限度額の引
き上げに伴いまして、所得割がマイナス0.06%、介護分で平成28年度介護納付金
の見込み額の減額に伴いまして、所得割マイナス0.05%、均等割で600円の減額
となる見込みです。
(2)の一世帯あたり・1人あたりの保険料ですが、一世帯あたりの保険料の
医療分の2,844円と後期・介護合わせた全体で平成27年度、163,870円が28年度
159,817円となり、4,053円の減額となります。1人あたりの保険料、医療・後期・
介護全体で27年度100,860円が、28年度97,583円となりまして、3,277円の減額と
なる見込みです。
2ページをお願いします。こうした場合における世帯負担額の影響(モデル
ケース)です。一番左の列に、所得、世帯人数、その右3つの列が平成26年
度から28年度試算までの年間保険料額、その右2つの列に前年度との比較を
記載しています。単位は円になります。
世帯所得の分布として最も割合が高いのは、表中段あたりの「100 万円から
200 万円」の世帯で約 25%となりますが、こうした世帯では今回試算により、
一番右の列で、平成 27 年度から 28 年度にかけて約6千円から 1 万2千円の減
額となる見込みで、平成 26 年度から計算しますと、一番右の列とその左の列の
合計で約1万5千円から3万円の減額となる見込みです。
以上で「平成28年度保険料率等」についての説明を終わります。
ご審議の方どうぞよろしくお願いします。
議長
今いろいろと説明がありましたが、仕組みが非常に複雑でして、理解するのが
大変かと思いますが、ただいまの説明について、委員皆様からご意見やご感想・
質問をいただきたいと思います。
丹沢委員
自民党の丹沢です。公益代表の立場から今のご説明を受けまして1点申し上げ
ます。私ども自民党市議団では、昨年度、国保料率の引き下げについての提案さ
せていただきました。それ以降、継続的に当局との協議をさせていただきながら
今後の国保運営について言及をしてきたところであります。私ども自民党市議団
として、最も重要と考える点は2つあります。1つは、中長期的な安定性を保っ
ていくということ。それからもう1つは、全市民的な公平性を保っていくという
ことです。この2つが堅持された上で被保険者の負担を軽減できるならば当然削
減、軽減していくべきというのが自民党の基本的な考え方です。今回示された当
局側の試算としては、26 年度決算を受けて予備費に計上されていた 18 億円、こ
13
れを財源として来年・再来年と保険料率を引き下げていく、それから、法定外繰
入を並行して減らしていくというものでありまして、私どもの考え方と基本的に
一致するものであります。適切だと思っております。ただ、しかしながらですね、
静岡市が単独で今度ともずっと公共的に保険者として国保を運営していくという
のであれば、今回の引き下げはここまででよかろうと思いますが、先ほどから話
があるように平成 30 年には県の広域化が目前となっているところであります。で、
自民党では広域化の清算も含めて平成 29 年度末の時点での活用可能額をいくら
ぐらい、どのくらい確保していくべきかについて検討して、独自に試算をしてき
たところであります。今回の当局の試算では、表にあります、試算2の 29 年度末
の一番下のところですね、活用可能額が、累計収支 43 億円と基金残高3億円を合
わせて 46 億円を確保していくと、で、31 年度末には 37 億円ですか、これを確保
していくということだと思いますが、県の方に財政安定化基金が設置されていく
ことを考えると必ずしもこの位の規模のものを市が抱えていなくても大丈夫なの
ではないだろうかと思うわけです。つまり、今ある基金を財源に残り2ヵ年、こ
れ以上の更なる引き下げが可能ではないかというのが自民党としての提案であり
ます。これが可能であれば、結果として前回の引き下げとこれから引き下げる分
と合わせていくと1人あたり1万の減額というのも可能になってくる、視野に入
ってくるのではないかと思っております。そんなことから、この今の試算は、こ
れはこれとして適切なのだけれども、基金を活用した引き下げというのも次の運
協までにもう一度精査して、検討していただきたいと、ぜひ私ども提案が可能な
のかどうか、その辺の当局側の見解を次回までに示していただけたらと思ってい
るところであります。申し上げたいのは以上でございます。
議長
課長
これに対して、当局なにかありますか。
ただいま丹沢委員からさらに精査して 30 年以降、財政安定化基金も設置される
ことだからここまではどうかというようなお話もいただきました。今回提示させ
ていただきましたのは、今回 26 年度決算で 40 億の繰越金が生じまして、その中
で清算に使う分とか、今回の基金の(取り崩し)回避分とかというもので 18 億円
が予期せぬというのはおかしいのですが、前期高齢者交付金とか国の交付金が想
定外に増えたということで、それを今回活用して、引き下げをと考えたところで
ございます。ただ、今後、国から示される数字などもあろうかと思いますのでそ
の辺はまた考えていかなければならないかと思っておりますが、今回はその 18 億
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円を活用します。今、すでに基金は、ここに 61 億とありますが、すでに 28,29 年
度で 40 億円は使うということになっておりますので、それも含めまして試算をし
ております。それから、先ほどの県の動向の中でも来年の年明けには国がガイド
ラインを示して、県が納付金、標準保険料率等の試算をすることになっておりま
す。その辺の状況がまだ見えていないところもございますので、それも見ながら、
進めていきたいと思っております。今回はこういう試算で出させていただきまし
たので、この辺でご審議頂きたいと思っております。それから、先ほども言いま
したけど、法定外につきましても昨年、市民全体の負担を軽減するということで
運協の方でも言われておりますので、その辺は昨年の運協の考え方を引き継いで
参りたいと考えております。
丹沢委員
法定外の引き下げについては、これは被保険者の方々も含めて納税してくださ
っている全市民的な負担ですので、これは当然保険料率と同じように同率で還元
していくというのは、これ当然だと思います。それから、現状のところでのこの
今回の試算は適切なものだと思いますけれども、基金のあり方等含め、まだ可能
ではないかと自民党では思っておりますので、また、こちらも精査しますが当局
の方でもさらにご検討いただければと思います。以上です。
中山委員
1点お聞きしたいのですけども、試算の1と試算の2の中で平成 30 年,31 年の
ところの単年度収支のところが、どちらの試算1でも単年度収支で 29 年度は 17
億ぐらいの赤字になる、下げた場合の試算2では 27 億になっていて、その次の年
が8億の単年度収支の赤字なんですかね。これはどういう考え方で、こういうこ
とになるのですかね。普通に考えると 30 年以降がもっとがばっと単年度収支が悪
くなるのか、良くなるのかよくわからないですけど、その辺説明できますか。
課長
これは先ほど言いましたが個々に単年度収支ということになっております。そ
の下の段を見ていただきますと、それらを加えたもので累計収支というのが下か
ら3番目にあります。それが、単年度収支のウとその下の部分を足したものにな
ります。そして、累計収支の下に基金の保有額というものになりますので、単年
度では赤字になんですけど、繰越金とか基金がまだ残っておりますので、単年度
で見た場合は赤字になりますけど、最終的には活用可能額が残るということで、
黒字のようになっているという表の見方になります。そして、最終的に平成 30
年,31 年で清算が出てきますので、そういったものを差し引くと最終的に使える
15
お金、活用可能額が右下の方に出てきまして、保険料を据え置いた場合が 57 億、
先ほど試算で保険料を 4.5 億ずつ引き下げた場合、37 億という風な金額になると
いうものでございます。ですから、一番下のところを見ていただいた方がいいの
かなと思います。
中山委員
一応今までの黒字分というか、累計収支の関係でそういうことになっているか
と思うのですけども、その試算2の方の基金が3億ですかね、下げなかった場合
は 21 億ぐらいで、3億ぐらいあればいいという風に考えたのだろうと思ったので
すけども、この辺はこれでいいのですか。要するに 30 年,31 年以降の基金ってい
うのは、ほとんど持たなくてもいいよという考えなのですかね。3億ぐらいです
よね。そういう質問なのですけれども。
課長
29 年度末で基金が3億ぐらいになってしまうと、これはそれまでにこういった
基金も活用しながらやってきまして最終的にはこれぐらいの額になります。それ
も含めて最終的に累計収支と基金保有額を足したものが一番下の欄になりますの
で、基金も含めて全体で見ていただいた方がいいのかなと思います。
中山委員
もう1つ。要するに単年度収支ね、基金とか累計の収支を考えなかったときに
は本来ならばマイナスじゃまずいのではないかと思うのですけども、その辺の考
え方っていうのはどうですか。
課長
単年度収支の 30 年,31 年のところですか。
中山委員
その前の、29 年とかも 27 億の赤字ですよね。だから、単年度収支で赤字にな
るっていうこと自体がおかしくないですかねっという質問です。
課長
単年度で見ると赤字になるのですが、健全な財政になるのかということですか。
中山委員
2年間は確かにいいのだけども、本当に単年度収支ね、本来の貯金みたいなや
つが、本来の普通の家庭みたいなやつだと貯金を切り崩して健全だというのはお
かしくないかなということで、その辺の考え方について今聞いているのですけど
も、たまたま基金とか累計収支が残っているから 30 年も 31 年もその先も、37 億
あるからだいたい 10 年ぐらいはそれでなんとかなるのかもうわからないです。そ
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の考え方だけを教えて下さい。
課長
昨年度に引き下げをした時も、基金を活用して、30 年の県単位化後それから清
算を含めて、どうしていくかということでやっております。ですから、同じこと
を言って申し訳ないのですけれども、単年度で赤字になるということは確かにそ
れをあらわす表にはなっているのですけれども、考え方としては基金も含めて全
体を活用してどういった運営をしていくかということで試算した表になっており
ます。最終的には、右下の可能額が残るということで赤字にはならないというこ
とでやっております。
丹沢委員
今の中山委員の言い分はもっともだなと思いながらも、先ほど私どもの申し上
げました自民党が大事にしていることというのは中長期的な安定性ということで、
国保料を引き上げた時にはだいぶ反発もありましたが、今この局面になって引き
下げも検討できる、県への引き継ぎも大きな問題なくそのまま進んでいけるって
いうことでは、1年、1年見ると赤字の年、黒字の年とありますけども、今回の
ものも今まで貯めてきたものを市民に還元してきているということだと私どもは
理解しておりので、中長期的な安定性というのはそういうことなのかなと思って
おりますが、そういう考えで間違えてないでしょうか。よろしいでしょうか。
課長
そのような考えでやっております。基金の方も今まで活用して参りましたので、
それも含めて最終的な右下の黒字額となります。
田中嶋委員
引き下げをするという方向は私たちも異論はありません。そのまま据え置きで
はなくて、平成 28 年度も 29 年度も引き下げるという方向でしたけれども、一般
財政からの繰入のことをちょっと質問したいのですけれども、30 年度からも繰入
は市町村で自主的にできると回答がありましたけれども、去年 7.5 億下げた、今
年も 4.5 億下げて、来年は8億ですか。これを見ますと、確かに基金があります
からね。しかし、基金は誰のお金でしょうかと私は問いたいと思いますけれども、
基金があるからそれを取り崩せばいい、だから一般財政からの繰入も同時に減ら
せばいいと、去年どこかの党が保険料引き下げましたよ、自民党主導で引き下げ
ましたよと同時に一般財政からも繰入を減らしましたよというのが正確な言葉だ
と思います。今回も確かに引き下げの提案がされておりますけれども、なぜ、4.5
億の一般財政からの繰入を減らすのでしょうか。これはゼロにしたいとういう当
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局の方針なのでしょうか。そこをセットで減らすということには納得できないで
おります。
課長
一般会計からの法定外繰入金を減らすということについてだと思いますが、昨
年度の運営協議会でも議論致しまして、保険料を引き下げるのは被保険者の負担
軽減になるということで、ただ、他の市民からも一般会計の繰入金をしていると
いうことで、市民全体の負担軽減を図ることを一緒にやるべきだということにな
りましたので、保険料の引き下げと同時に一般会計から国保の方に出ております
繰入金についても一緒に減らしましょうというのが昨年の考え方でありまして、
それを今回も踏襲しております。
議長
まだ皆さんからのご意見等あるかと思いますけれども、ここで、各委員の方々
にただ今の保険料の引き下げ、法定外繰入の減額についての意見を伺いたいと思
います。その中でまた意見・自分の考え方なども言っていただいていいですから、
そういうことでもってよろしいでしょうか。
山本委員
ちょっと、そうするとこの試算に対する質疑はなくなってしまうような運営の
仕方になりますけど、質疑は今手をあげられていましたので、やった上で意見を
全員が述べるなら述べるという風にしないとと思います。
議長
それでは、質疑がある方どうぞ。
望月委員
試算2の方で、4.5 億円を減らすということで 28 年度の法定外繰入が減ってい
ますが、それに伴って収納額が 4.5 億減るということは理解できますが、一番上
の歳入のところが1億円減っているのですが、これはどうしてですか。
議長
どこの部分かもう一度言ってくれますか。
望月委員
試算2の 28 年度の歳入の方です。保険料マイナスの 4.5 億年となっていますよ
ね。ということは、現年度分保険料収納額というのが 4.5 億円減って 156 億 5,500
という数字になっています。それと同じように 4.5 億を法定外繰入で減らすもの
ですから、7 億 7,400 万円になっているのですが、12 億から 4.5 億円を減らすも
のですから7億と保険料収入と法定外繰入がそれぞれ 4.5 億円減るという数値は
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計算でわかります。それがその上の歳入というところが、662 億となっていてここ
が1億減っているのですよね。ここが、保険料下げた場合なぜ1億減るのかよく
わかりません。
課長
保険料の引き下げによりまして、国からくる支援金が多少減ってくるものです
から、その差がでます。
議長
他にありますか。意見はちょっと待っていただいてよろしいでしょうか。質疑
ですか。
山本委員
国からの、負担軽減のための負担金はだいたい 6 億入るという見込みになって
いますが、今回示された保険料 4.5 億円を減らすというのは変な話で、国からの
支援そのものを、一般会計からの繰入を引き上げて食っちゃているわけですよね。
そんなやり方はちょっとおかしいのではないでしょうか。少なくともやはり、今
焦点になっている保険料を引き下げて負担軽減という場合には、国が6億円支援
するなら、市がさらにそれに上乗せして保険料を引き下げていくことが、去年の
諮問での当局での考えとも一致するのではないでしょうか。国からの支援を食っ
ちゃっているというのは酷すぎませんか。
課長
国からの支援を食っているということですが、制度としてこういう風になって
おりますので、ちょっと意味が分からないのですが。
山本委員
国の、保険料負担が重いから軽減しなくてはいけないと、広域化までに1人
5,000 円の負担軽減の実感を持たせると、それ以降はさらに 1 万円の負担軽減をし
ようということで支援が5億、6億静岡市に入ってくるわけです。しかし実際平
成 28 年度提案されたのは、保険料は 4.5 億しか減らさないという考えですよね、
だから一般会計繰入を 4.5 億減らすということをやるから、本来ならもっと保険
料を引き下げられるのに、4.5 億にとどまっているということになっているのでは
ないですかということを言っているのです。
あえてもう一度加えて言いますと、今静岡市の一般会計からの法定外繰入って
1 人あたり 6,700 円で、政令市 1 人平均 9,500 円に比べて、2,800 円も少ないんで
すよ。で、法定外繰入って本当に保険料が上がってしまうのを下げるために、一
般会計から繰り入れるというのは、税金投入するのは、社会保障だからですよね。
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だから保険料を下げるから一般会計も引き上げるというのは、そもそもやはり国
民健康保険が社会保障だという捉え方をしていないからじゃないかと思います。
今回このような試算しか出さなかった背景ですが、国から6億円の負担軽減のた
めの支援がくるなら、保険料をさらに市が努力して加えて、引き下げ幅を大きく
しようという考えの検討はしなかったのでしょうか。私はすべきだと思います。
どうでしょうか。
課長
先ほども説明させていただきましたが、昨年度保険料の引き下げと法定外は同
額で引き下げると。昨年度の案を示す中で、一番引き下げ額として妥当だったの
が、1 対1で引き下げる案でしたので、そういうことで、市民からの一般会計から
の繰入というもので今まで使っておりましたので、それも保険料を引き下げるな
らば、同時に減額するという考え方は、昨年決まった考え方ですので、それは貫
いていきたいと考えております。ですから、どちらかを多くということは考えて
おりません。
山本委員
去年はやむなくそのように決まったとしても、国民健康保険の保険料が重くて
払えなくて、分納せざるをえない、滞納せざるをえないと、保険証をもらえない
という事態を生んでるのを、下げるというために行う一般会計繰入、税金投入で
すから、社会保障だという位置づけでそれをやっているわけですよね。それを保
険料を下げるのだったら、同額ひっこめるという考えはそもそもおかしいんです。
今でさえ静岡市は、一般会計繰入は少ないのです。私は提案としてあとで言いま
すが、もっと一般会計、仮に一般会計引き上げを据え置いたとしても、もう9億
円投入できる余地もあるかと思います。そういう検討は全くされていないのです
ね。
課長
先ほどの国からの支援金が減るということですが、今まで保険料が高いという
ことで、高いところの保険者については、国は頑張っているということで、そこ
に国からのお金が入っていたということです。仕組みといいますが、このような
国の制度がありますので。
山本委員
国が今回 1,700 億、全国で軽減のために投入するというのは、高い保険料を下
げるために静岡市に今度5億、6億くるわけですよ。去年はそれを活用して下げ
たわけですよね。国の制度だと言いますけれど、保険料の負担軽減のために、国
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の支援策がくるわけだから、それをしっかり全額保険料引き下げに使って、かつ
静岡市が上乗せして保険料を引き下げるという検討がなぜできないのかというこ
とを言っているわけです。
議長
それでは、ある程度予定していた時間も過ぎてきましたので、
「保険料の引き下
げ」あるいは「法定外繰入の減額」を中心に、皆様方から一言ずつでもいいので、
ご意見を伺っておきたいと思います。今日は最終的な結論は出しません。自民党
からの提案もありましたし、皆様方の提案をもう一度再検討して、次回に諮問す
るということにしたいと思いますので、そのための意見を伺いたいと思います。
山本委員
次回は、別の試算も出してくるという理解でいいでしょうか。
議長
私もそう考えますが、課長、そのような形でいいでしょうか。
課長
先ほどご意見をいただきましたので、また戻りまして検討してまいります。
山本委員
検討するのはいいのですが、検討した結果、今の引き下げ案よりもさらに上乗
せるくらいの試算を出すということでいいですね。検討した結果、これ以上でな
いと言われたら困ります。いきなり諮問と言われても困ります。
課長
いろいろな新たなものをみながら検討して、努力してまいります。
丹沢委員
先ほどの私どもの提案と同時に、ぎりぎりの線での試算をお願いしました。で、
自民党の中での試算では、いけるのではないかと言う見込みは持っておりますが、
当局はより詳細なデータ等をお持ちだと思いますので、それで結果としてこれ以
上の引き下げは無理です、という試算がでることもあり得ると思っています。そ
れはそれでそういう結果を出していただければ結構だと。とても維持できません
というものであれば、それをみて自分たちの提案が行き過ぎていたなと改めます
し、可能であればそれでやっていただきたいということを協議していくことにな
ろうと思いますので、ともかくも最大限どこまで可能なのか、不可能なのかとい
うものを判断できるような材料は出していただきたいと思います。
議長
それでは、皆さんの中で特に意見があるという方にさせていただきたいと思い
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ます。どうでしょうか。それを中心に次回の参考意見として、皆さんの立場でこ
うしてほしいとか、意見・要望があれば言っていただきたいと思います。
望月委員
去年は最終的な時に、値下げ例は3つのケースでシミュレーションを出されて
います。ですから検討するだけではなくて、きちんとしたシミュレーションの表
を出して、委員が意見を出せる、検討できる資料を出していただけるようにお願
いしたいと思います。
それから基金の件ですが、そういう意味では私たち、前年度 40 億円の黒字が出
ましたから、18 億円の予備費から考えても、1 人1万円の引き下げは十分可能で
はないかと考えてきました。そういう点で 1 万円引き下げるという形のシミュレ
ーションを是非入れていただきたいと考えています。基金ですが、そういう意味
では 24 年度に大幅な値上げをして、とにかくみんなが払ってきたわけですよ。高
いけれども。私たち実感としては、生活の中で毎月赤字になるから預金を崩して
払うという生活をしている中で、市は値上げしたお金で黒字になったのを積み立
てて基金にしているという点では、市民感情からしてこれは崩してきちんと戻し
て欲しいという想いがいろいろなところから聞こえてきますし、私自身もそのよ
うに思います。そういう点で十分引き下げられると思いますので、よろしくお願
いしたいと思います。
それから法定外繰入の件で、やはり去年の同時にセットでの繰入を減らすとい
う考えを今年も答申するという考え方でしたけれども、先ほど山本委員が言われ
ましたが、やはり今年も6億円、国からもそういったことで出ているものを法定
外で減らしたら国のお金を市に返してしまうような気がします。きちんと減らす
方に使っていただきたいと思いますし、市民公平感というような納税からの話も
ありましたが、私たちが考える公平というのは、例えばですが、協会けんぽでは
所得に対する割合が8%で。
議長
申し訳ありませんが、要点だけおっしゃっていただけますか。他の方の時間も
ありますので。気持ちはわかりますが。
望月委員
協会けんぽが8%、国保は所得に対する割合が 9.9%となっていますし、前回
の駿河区のAさんの場合は 17.8%ということで、国保料の負担が大変大きいわけ
です。ですから保険料が払えて医療への安心感がある、そういうことが命の公平
感だと思いますので、社会保障の観点で、きちんとその減額を同時に行うという
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発想は取りやめてシミュレーションをしていただきたいと思います。
田中嶋委員
今ここに私の子供の納付通知を持ってまいりました。43,700 円の納付通知が来
ておりますけれども、これを払うというのは本当に毎月大変だと。また、これに
国民年金 15,250 円、36 万ですか、全体で 70 万くらいになってしまいます、年間
40 万と 36 万くらいで。それで、当局の資料ですが、平成 24 年 10 月 16 日の当局
の資料をこちらに持ってまいりましたけれども、23 年度から 24 年度に値上げす
る時に所得 200 万3人世帯が、295,900 円が 379,700 円、83,800 円の値上げをさ
れたんです。24、25、26 とその高水準を3年間、高い保険料を死ぬ思いで払って
きて、それで 61 億の基金もあります、去年は 26 年度 40 億円の黒字だったんです
よね、だから今のセットで引き下げることには、本当に私は反対です。一般財政
からの繰入はそのままに、元に戻してもらいたい、20 億に戻してもらいたいとい
うことと、この数字は全然私の感覚では納得できません。83,800 円とは一桁違い
ますよね。ですからシミュレーションは本当に、丹沢委員も言いましたように、
ぎりぎり、ぎりぎり、どこまで引き下げられるか、真面目に真剣に出していただ
きたいと思います。
議長
他にはありませんか。
中村委員
被用者保険者として言わせていただきます。いつも例年感じるのですが、法定
外繰入、これはやはり我々からすると、我々は別に納めている立場ですから、そ
れに対して全般全市民からの納税等々が含まれている一般会計から持ってくると
いうのはいかがなものかといつも感じるところでございまして、今後、この試算
2でいきますと確かに昨年あたりから一般会計からの繰入を減らしていただきま
して、当然基金のほうもこのようにやっていただいて、引き続いて 28 年度以降、
法定外繰入につきましても、基金もございますので、バランスも当然あると思い
ますが、被用者保険からしますと、どうしてもそこがひっかかるということがあ
りますので、なんとか今後とも考えていただきたいと思います。
丹沢委員
法定外繰入の部分、今、被用者保険の代表方からの意見もありましたが、社会
保障だとおっしゃる部分の繰入、市がするべき繰入というのは、法定繰入の部分
でしてきているわけですね。法定外繰入というのは文字通り、法律に定めのない
繰入を広く一般の皆さん、国民健康保険以外の方がたから納税していただいたも
23
のを、国民健康保険のために投入しているということです。で、福祉というのは、
社会保障は国保だけではありません。児童、障害の方も、高齢の方のこともいろ
いろな分野がありますし、市が負っていくべき仕事というのは福祉に限らず、基
盤整備もあり、教育もありなんです。で、そこへ還元していくというものが決し
て理念に反するものではないと自民党は考えています。とにかくもらったお金は
返したくない、全部国保で使わせろという理屈の方が私はどうか頷き難いものを
感じているところですので、被保険者の皆さんに還元するのは当然として、もと
もと 20 億からの法定外繰入をしてきたわけですから、これは市の一般財源にして
いただきたいというのが自民党としての考えです。
山本委員
被用者保険の方のもちろん事業主負担があって被保険者の負担があってという
ことですが、国保の場合はその事業主負担にあたる部分がなくて、健保に入れな
い方が国保に入って、国民皆保険、だれでもが安心して医療を受けられるという
制度を作っている社会保障の医療保険ですので、やっていけない部分を税金で支
えるということはどうしても必要なんです。それがもっとひどくなったのは、国
が国保に出していた補助金を今半分に減らしているので、保険者と被保険者が大
変な目をして穴埋めをしているという状況ですから、被保険者が負担はもう限界
ということですから、確かに子ども医療費も税金を使います。障害者福祉も税金
を使います。それと同様に安心して医療を受けられるための国保にも赤字になれ
ば、保険者である市町が責任を持って穴埋めていく。で、中長期的には国がやは
り、大きく責任を持って市町を応援すると。本当ならこれから県単位かで、県が
市町を応援するという仕組みにもっていくべきだと。それからすれば、今回の焦
点は、46 億円の 29 年度末の活用可能額であとどれだけ引き下げられるかという
のを見れば、30 年 31 年に清算しなければならない額は確かに 23 億ありますが、
仮にこれをとっておいたとして残り 23 億を 2 年間で保険料引き下げに活用できる、
可能だと、それは私やるべきだと思います。1 人あたり1万円で、一般会計繰入
を減らさずにそのままにするか、若干、政令市平均並みにもっていくだけで 13,000
円程度の引き下げは十分可能だと思いますので、そういう議論を次回是非したい
と思います。以上です。
議長
では、ご意見は以上にさせていただきたいと思います。
この(3)の保険料率につきましては、今まで皆さん方からそれぞれご意見を
いただきましたので、これらの意見・要望等を当局はそれぞれ今の意見を踏まえ
24
て、次回の運営協議会に諮問という形で、これが最終案ということになりますが、
それをするということにしたいと思っております。
それと、その他のことで、先ほど宮城委員から質問が出ましたので、そのこと
について当局から答弁させますので、もう一度言っていただきたいと思います。
宮城委員
先程はフライングしてすみませんでした。
保険者による患者への差額通知、これ反対しているわけではありません。どん
どんやって下さい。ただ、処方箋に医者からの変更不可がかかっている場合は、
その通りにはいきませんよという一文を付けていただかないと、ちょっと薬局側
では対応できないことがありますということなので、その辺のフォローをお願い
します。もちろんジェネリックにして医療費が下がれば、保険料も下がるという
ことなのでそちらにもっとメスをいれるべきではないかと私は思いますので、是
非どんどんやってください。ジェネリックへの対応を拒むような薬局なら、別の
薬局に変えてくださいとそのくらいの勢いで書いてくださっても構いません。こ
こで議論することよりも、医療費を下げることのほうが差し迫った問題ではない
かと思いますので、よろしくお願いします。
課長
力強いお言葉、ありがとうございます。差額通知につきましては、医師の判断
や対応するジェネリック薬品がない場合には、切り替えができない場合がありま
すという表現はしてあります。文字数に限りがあるものですから、今回が初めて
でしたので、次回にはその辺も含めまして検討したいと思います。よろしくお願
いします。
宮城委員
ありがとうございます。よろしくお願いします。
田中嶋委員
24 年度の運協の資料で所得 200 万円、300 万円世帯の保険料額の推移という資
料を次回出してほしいのですが。
議長
それはお持ちですよね。
それにつきましては、24 年度に協議会したものとして結論が出ていますよね。
田中嶋委員
24 年度から 27 年度にいくら上がったか、大変な思いをしたかを皆さんに知っ
てもらいたいのです。
25
議長
でもそれは個人的な意見ですよね、お持ちですよね、その資料をね。
それをみなさんに配ってということですか。
あえてそれを次回配るという意味が私にはちょっと理解できません。しかも、あ
なたお持ちですよね。誰も持っていなくて、それをあなたが欲しいというのなら
資料請求できますが、自分がもうお持ちですから、それについての意見をいって
はいいと思いますが、資料を全部配布することは少し違いますのでね。他の方が
たから是非欲しいという希望があれば、それは配布するということもいいかと思
いますが、今回は私の権限で取りやめということにさせていただきます。よろし
いでしょうか。
山本委員
議長、委員の方が次回の検討材料に提供したいということですから、別にだめ
だというのものでもないでしょう。参考資料としてあったらあったで別に全然問
題ないと思いますが。
議長
当局は今の意見、どうでしょうか。
課長
どういう資料の目的といいますか。
次回はさらに今提示した保険料の引き下げを考えろよという宿題を私どもいた
だいたものですから、それについてこれからまた試算していきたいと思いますが。
今のお話ですと 24 年度の引き上げですよね。引き下げのお話では(ないのでは)
。
田中嶋委員
引き上げがあったから基金 61 億円や決算で 40 億円というお金が生じたのです。
その引き上げがいかに大きかったかいうことで資料をお出しいただきたいです。
課長
26 年度の 40 億円の決算につきましては、決算の時にお話しさせていただきま
して、それなりの前期高齢者交付金が増えたりとかそういったもので、繰越金が
これだけになりましたよということですので、単年度単年度で見ていく話ですの
で。
田中嶋委員
24 年度の値上げ後の保険料の推移を出してほしいのです。
議長
それは保険料の推移、それは資料提供の時に出しませんでしたか。
26
ちょっとそれは私のほうで検討させていただいてよろしいでしょうか。
課長
第2回目の時に資料として保険料の推移とか、医療費の推移としてだしてい
るものを見ていただければと思いますが。
議長
私も一度出ていると思ったものですから。
課長
もしこれ(平成 27 年度第2回資料3)でよければ、すでに出しておりますの
で、
第2回の時に 22 年度からの保険料、22 年度から 27 年度までということで。
次回は引き下げのことでいろいろ議論いただくものですから、いかがなものか
と思いますが。
(田中嶋委員
平成 24 年度運協の資料で所得 200 万円、300 万円世帯における保険料額の
推移の表について、25 年度以降も含めたものを次回資料として配付してほしい
という主旨の発言)
議長
では、それはこちらで検討させていただきますので。
今日の議題はこれで終わりにさせていただきます。次回また1月になります
が開催するということで、そこで先ほど言いましたように、当局からの提案に
ついて検討していただいて、諮問するということにして、それが決まれば今度
は市長への答申という手続きになりますので、よろしくお願いいたします。
私の方からはこれで終わりますが、事務局から連絡等ありましたら、お願い
します。
次長
栗田会長ありがとうございました。ただいまの検討していただいたことを精
査いたしまして、再度次回に試算をお示ししたいと思います。
次回の第5回運営協議会は、平成 28 年度国民健康保険料率等についての
「諮問」を行う予定です。
日時は、年明けのお忙しい時期ではありますが、来年1月 14 日の木曜日、
午後3時からとなります。場所はこの会場、第2会議室を予定しています。
開催日が近づきましたら、通知・資料等を送付いたしますので、よろしくお
願いします。
これをもちまして、本日の運営協議会を終了させていただきます。
27
どうもありがとうございました。
会
長
議事録署名人
議事録署名人
28
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