議事録 - 札幌市

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議事録 - 札幌市
平成24年度第2回
第64回札幌市都市計画審議会
議
事
録
平成24年7月26日(木)
市役所本庁舎12階
1~3号会議室
札幌市市民まちづくり局
■もくじ■
1
開会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
2
議事録署名人の指名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
3
議事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
◎桑園・発寒通ほか181路線について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
◎南あいの里地区について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14
◎手稲本町1・3地区について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17
◎北33条東1丁目地区について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25
4
その他・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38
5
閉会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38
- 1 -
平成24年度第2回(第64回)都市計画審議会
1
日
時
平成24年7月26日(木)午後1時30分~午後3時56分
2
場
所
市役所本庁舎12階
3
出 席 者
委
員:亘理
1~3号会議室
格会長はじめ21名(巻末参照)
札幌市:市民まちづくり局都市計画担当局長
市民まちづくり局都市計画部長
市民まちづくり局総合交通計画部長
都市局事業推進担当部長
4
諮問案件
【諮問案件】
議案第
1号
札幌圏都市計画道路の変更【桑園・発寒通ほか181路線】
議案第
2号
札幌圏都市計画地区計画の変更【南あいの里地区】
【事前説明案件】
事前説明第
1号
札幌圏都市計画高度利用地区の変更【手稲本町1・3地区】
事前説明第
2号
札幌圏都市計画第一種市街地再開発事業の決定【手稲本町
1・3地区】
事前説明第
3号
札幌圏都市計画地区計画の決定【北33条東1丁目地区】
- 2 -
第 64 回
都市計画審議会
案件グループ
案件 グループ分
グループ 分 け
【諮問案件】
順番等
市
①
決
定
②
案件概要
地区、施設等 名称
桑園・発寒通ほか
181路線
南あいの里地区
都市計画決定・変更の種別
番号
採決
道路の変更
議案第1号
第1号
地区計画の変更
議案第2号
第2号
【事前説明案件】
順番等
案件概要
地区、施設等 名称
都市計画決定・変更の種別
第一種市街地再開発事業の決定
市
①
手稲本町1・3地区関連
決
【手稲本町1・3地区】
高度利用地区の変更
【手稲本町1・3地区】
定
②
北33条東1丁目地区
地区計画の決定
- 3 -
番号
事前説明第2号
事前説明第1号
事前説明第3号
1.開
会
●事務局(調整担当課長)
定刻となりました。
本日は、大変お忙しいところにご出席いただきまして、まことにありがとうございます。
ただいま、委員24名のうち、19名の方がおそろいでございます。定足数に達してお
りますので、ただいまから第64回、平成24年度といたしましては、第2回目となりま
す札幌市都市計画審議会を開催させていただきます。
私は、事務局を担当しております市民まちづくり局都市計画部地域計画課調整担当課長
の稲垣と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
まず、お手元の資料を確認させていただきたいと思います。
議案書等につきましては、事前に送付させていただいておりますが、本日は、諮問案件
2件、事前説明案件3件がございます。
ご都合により、議案書等を本日お持ちになっておられない委員の方がいらっしゃいまし
たら、事務局までお知らせをお願いいたします。
次に、本日、各委員のお席へ配付させていただいた資料としましては、左手側から配布
資料1の会議次第、配布資料2の案件グループ分け、配布資料3は、両面印刷となってお
りますが、委員名簿と座席表でございます。それから、右手側には、追加資料としまして、
本日の案件のパワーポイント、スライドの抜粋資料を4点、そのほかに、事前送付させて
いただいた議案書のうち、事前説明第1号の6ページの高度利用地区計画図の差しかえ資
料がございます。大変お手数でございますけれども、ご確認をいただきまして、当該資料
の該当ページ差しかえの対応をよろしくお願いいたします。
次に、連絡事項でございますが、内田委員、佐々木委員、峯廻委員につきましては、欠
席する旨の連絡が入っております。
また、本日の議案に関連する部局といたしまして、市民まちづくり局都市計画部、同じ
く、総合交通計画部、都市局市街地整備部の関係職員がそれぞれ来ております。
以下の進行は、亘理会長によろしくお願いいたします。
2.議事録署名人の指名
●亘理会長
それでは、第64回、今年度第2回目の札幌市都市計画審議会でございます。
お忙しい中、お集まりいただきまして、ご苦労さまです。
まず、今回の議事録署名人を指名させていただきます。
足立委員と愛甲委員にお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
3.議
●亘理会長
事
早速、議事に入りたいと思いますが、これ以降、場内の写真撮影はご遠慮い
ただくようお願い申し上げます。
それから、審議の進め方につきましては、配布資料2の案件グループ分けに従いまして、
- 4 -
関連する案件をまとめてご説明いただく形で進めさせていただきたいと思います。
また、説明、あるいは、ご発言の際には、要点を明確に、かつ簡潔にしていただきます
ようにお願い申し上げます。
なお、発言の際には、職員の方がハンドマイクを持ってまいりますので、手渡されるま
で発言を開始するのをお待ちいただければと思います。ご協力をよろしくお願いいたしま
す。
◎桑園・発寒通ほか181路線について
●亘理会長
それでは、最初に、桑園・発寒通ほか181路線に係る議案第1号につきま
して、担当者からご説明をお願いいたします。
●総合交通計画部長
総合交通計画部長の山重でございます。よろしくお願いいたします。
議案第1号の桑園・発寒通ほか181路線の変更案につきまして、前方のスクリーンで
ご説明いたします。
案件といたしましては、二つの内容でございまして、一つは、前回、事前説明をさせて
いただきました桑園・発寒通の都市計画道路区域の変更及び車線数の決定、もう一つは、
大通など181路線を対象に行う車線数の決定でございます。
それではまず、桑園・発寒通の変更案についてご説明いたします。
説明事項といたしましては、都市計画道路の見直し方針、桑園・発寒通の現状、都市計
画の変更内容、前回のご質問のまとめについてとなってございます。
まず、都市計画道路の見直し方針についてです。
近年、少子高齢化、市街地の拡大抑制、あるいは、将来交通量の減少、公共事業費の減
少など、社会経済情勢が大きく変化しております。このような状況を踏まえまして、現在、
未着手となっております都市計画道路につきまして、将来の交通サービス水準を見据えた
中で、平成20年3月に札幌市都市計画道路の見直し方針を策定したところでございます。
次に、見直し方針の内容についてです。
対象路線の条件でございますが、都市計画決定から20年以上が経過していること、都
市計画事業の実施を予定していないこと、国道などの主要幹線道路ではないこと、この三
つの条件を満たす路線を対象としております。
次に、見直しの方法といたしましては、都市計画の廃止、現況道路に変更、他の道路へ
の振りかえ、この三つの方法で対応することとしております。桑園・発寒通については、
昭和32年の都市計画決定から55年が経過し、都市計画事業の実施予定がなく、主要幹
線道路ではないので、条件に合致しております。また、見直しの方法といたしましては、
現況の道路形状へ変更するものでございます。
次に、桑園・発寒通の現状についてです。これは、位置図でありますが、上が北であり
ます。桑園・発寒通は、起点が中央区北5条・手稲通、終点が西区の追分通であり、計画
- 5 -
幅員20m、延長約7kmでございます。
次に、現況道路についてです。
桑園・発寒通は、昭和30年代後半に桑園地区、琴似地区の整備から始まり、平成の初
期にはほぼ全線が整備されたところであります。道路断面は、車道が4車線で13m、歩
道は両側に3.5mずつ、合わせて20mとなっております。
次に、今回の変更箇所の周辺状況をご説明いたします。
今回、変更する箇所は、赤色の部分でございます。変更する箇所の北側には、中央卸売
市場があり、また、沿道には場外市場がございます。用途地域は、準工業地域であり、物
流・配送センターや事務所、マンション、社宅などが立地しております。
次に、変更箇所の平面図でございます。都市計画道路の見直し方針に基づきまして、見
直しの方法としては、現況道路への変更を行います。黄色の線の現在の都市計画区域を赤
色の線の現況道路に変更いたします。
次に、変更の理由についてです。1点目として、将来交通量が平成42年で1日当たり
2万台であり、対応した車線数が既に4車線で確保されております。2点目として、現在
の道路区域の中で曲線部の改良やガードレールなどの安全対策を行うことで道路機能を確
保できます。3点目として、沿道には場外市場や中央卸売市場などのまち並みが形成され
ており、札幌市の観光スポットになっております。これらのことから、現況道路に変更す
ることとしております。
次に、都市計画変更の詳細についてです。
現在の都市計画では、曲線半径が100mでありますが、現況の道路では、曲線半径が
25mとなっております。今回の変更案では、現況の道路の区域の中で、曲線半径を30
mに変更するものでございます。また、変更にあわせまして、車線数を4車線に決定いた
します。
都市計画変更の内容については、以上でございます。
次に、前回の事前説明でありましたご質問やご提案につきまして、安全対策、交通への
影響、交通事故の発生状況、除雪の状況についてご説明いたします。
まず、安全対策については、ガードレール、カーブ標識の設置、カーブ予告標識の設置、
街路樹の移設、曲線半径を変更し、緩やかなカーブに変更する改良工事であります。これ
につきましては、お手元の補足資料の最後のページになりますが、安全対策のイメージ図
をカラーで添付しておりますので、参考にごらんください。
また、スクリーンに戻りまして、詳細を説明いたします。
まず、カーブの安全対策ですが、現状では、カーブの存在が確認しづらい状況です。カ
ーブを緩やかにする工事にあわせまして、沿道の駐車場や店舗への出入り口を考慮した上
でガードレールを設置し、反射材を取りつけ、あわせて、カーブ標識を設置いたします。
ドライバーにはカーブ進入時の注意喚起と歩行者の安全確保を図るものです。また、カー
ブの手前に、カーブ予告標識を設置し、カーブの存在をドライバーに知らせます。反対側
- 6 -
も同様に、琴似方面からカーブの手前にカーブ予告標識を設置し、場外市場に進入する前
にカーブの存在をドライバーに知らせます。また、カーブにある街路樹につきましては、
カーブを緩やかにする改良工事にも支障となりますため、移設を行いまして、交差点の視
認性の向上を図ります。
カーブの改良については、赤い点線で示すように、曲線半径を現況の25mから30m
へ緩やかにする改良工事を行います。
安全対策については、以上です。
次に、交通への影響についてです。
平成23年の交通量調査では、桑園・発寒通の1日当たりの交通量は約1万3,000台
です。将来交通量としては、平成42年に2万台と推計されております。桑園・発寒通は
4車線道路であり、1日の交通容量は2万4,000台でございます。したがいまして、
将来交通量2万台が交通容量の2万4,000台を下回っておりますので、円滑な交通処
理が可能となっております。
また、ピーク時間帯でございますが、青い棒グラフは桑園・発寒通の時間ごとの交通量
を示しております。一般的な道路では、赤い折れ線グラフのように、朝夕に交通量のピー
クが現れますが、桑園・発寒通では、突出した時間帯がなく、また、全国交通センサス調
査でのピーク時間の平均値と比べましても、赤い点線の値を超えるような時間帯はござい
ませんでした。これは、桑園・発寒通沿道の業務時間帯が早朝から昼頃であるという影響
などが考えられ、交通のピークが見られないので、各時間帯で円滑な交通処理となってご
ざいます。
また、変更箇所を含めた前後には、本市が渋滞対策として指定しております100m以
上の渋滞が発生する交差点はございません。
次に、カーブの曲線半径の変更による交通への影響です。
道路構造令では、道路の構造面と車両の走行面から見た安全性、円滑性を確保するため、
設計速度が定められております。桑園・発寒通の場合、設計速度は時速30kmから時速6
0kmの間に設定することができます。また、道路の曲線部においては、走行上の安全確保
のため、設計速度に応じた曲線半径が定められております。変更案の曲線半径を30mに
相当する設計速度は時速30kmとされております。したがいまして、時速30kmの設計速
度において、基準に基づく走行が可能となります。
次に、速度規制についてです。
速度規制は、公安委員会が行うものですが、交通事故の発生状況、道路や沿道及び交通
の状況、運転者の特性などを総合的に考慮して決定されるものでございます。変更箇所の
前後550m、交差道路で言いますと、西20丁目通から環状通の間につきましては、昭
和56年に時速30kmに速度規制されたものです。なお、改良工事後の速度規制の変更に
つきまして、公安委員会に確認したところ、変更の予定はないということでございます。
次に、交通事故の発生状況についてです。
- 7 -
北海道警察では、交通事故発生マップが公開されており、事故発生状況を確認すること
ができます。こちらが、平成23年の交通事故発生状況のメッシュ図です。桑園・発寒通
は左上に位置して、変更箇所は赤い丸の部分です。この図の1点が100mメッシュ図で
ありまして、最も濃い赤いメッシュで年間10件以上、最も薄いピンク色のメッシュで年
間3件以下の事故発生をあらわしております。国道36号や石山通、創成川通、北5条・
手稲通など、交通量の多い幹線道路の事故発生件数が多い状況となってございます。
また、黄色のバツ印が事故危険ポイントを示しております。事故危険ポイントとは、死
傷事故率が高く、また、死傷事故が多発している交差点や単路部のことで、札幌市内に約
59カ所ございます。今回の変更箇所には、こうした事故危険ポイントはございませんで
した。
また、道警のご協力を得まして、平成19年から23年までの5カ年の調査を行ったと
ころ、変更箇所部での交通事故は、平成19年に1件確認することができました。これは、
軽傷の事故でございますが、琴似方面から走行していた車両が駐車車両に衝突した事故で
ありました。
交通事故の発生状況については、以上でございます。
次に、除雪作業の状況です。
桑園・発寒通は、区境である環状通を境に、西側を西区の土木センター、東側を中央区
の土木センターが担当しております。車道除雪は、幹線に位置づけられ、10センチ以上
の積雪の際に除雪作業を行っており、中央区では、凍結防止剤の全面散布による凍結路面
対策を行っております。また、運搬排雪路線に指定し、1月下旬から2月上旬に運搬排雪
を行っており、さらに、交差点排雪を行いまして、交差点の見通しの確保や交通障害の発
生の予防に努めております。また、場外市場沿道では、場外市場組合の独自の取り組みと
して除雪を行っておりまして、場外市場への運搬車両の通行や来客の安全確保に努めてご
ざいます。
こちらが変更箇所の1月の状況でして、凍結防止剤の散布により路面が出ております。
また、沿道の町内会は、中央区土木センターとともに、地域と創る冬みち事業にご協力い
ただいており、冬期の除雪パトロールや除雪に支障となる路上駐車への啓発などに取り組
んでおります。
以上が、前回いただきましたご質問についての説明でございます。
桑園・発寒通の変更案の説明については、終わります。
続きまして、大通など、181路線を対象に行う車線数の決定についてご説明いたしま
す。
ご説明する事項としては、都市計画法施行令の改正、車線数決定の取り組み状況、車線
数決定の理由と目的、今回の対象路線、車線数決定の内容でございます。
まず、都市計画施行令の改正についてご説明いたします。
都市計画道路について、都市計画で定めることとされている事項につきましては、都市
- 8 -
計画法、都市計画施行令及び都市計画法施行規則に定められております。都市計画法施行
令とは、都市計画法に基づく政令で、都市計画法の細目を定めているものでございます。
都市計画道路について、都市計画で定めることとされている事項といたしましては、まず、
自動車専用道路、幹線街路、区画街路、特殊街路といった道路の種別、次に、名称、位置
及び区域、最後に、道路の構造でございます。道路の構造につきましては、構造形式、車
線の数、幅員、鉄道などとの交差の構造を定めることとされておりまして、このうち、車
線の数につきましては、平成10年に都市計画法施行令が改正されたことで追加されたも
のであります。
まず、平成10年の施行令改正の内容についてご説明いたします。
都市計画の決定主体及び大臣認可の要否の判断基準につきましては、従来、国道、道道
といった道路の種類と幅員を採用していましたが、政令改正により、道路の交通処理機能
をより端的に反映する車線の数を採用することとされました。これに伴い、都市計画で定
める事項の1項目として、車線の数が追加されたものであります。
また、この施行令改正に当たっては、経過措置がとられております。すべての都市計画
道路の車線数を政令改正に合わせて決定することは困難であることから、施行令改正前に
既に都市計画決定された道路については、施行令改正後、初めて都市計画決定を行う際に
車線数を都市計画に定めることとされました。札幌市におきましても、この施行令改正と
経過措置に基づきまして、新規に都市計画決定する路線及び都市計画変更を行う路線につ
いては、車線数を定めてきたところでございます。
次に、施行令改正の前後に都市計画変更を行った富丘通を例にご説明いたします。
富丘通は、昭和38年に最初の都市計画決定がされた路線でありますが、こちらは、昭
和60年の施行令改正前に都市計画変更を行った際の計画書でございます。
施行令改正前ですので、決定事項として、構造の欄に車線の数という欄はございません。
ただし、計画書に添付された定規図、道路の幅員構成を示す断面図には、車線の合計幅が
6.5mとなっております。1車線の幅は3m、または、3m25cmでございますので、
計画書に車線数は明記されておりませんが、この道路は片側1車線の2車線の道路として
計画されたことになります。
次に、こちらは、平成12年の施行令改正後に都市計画変更を行った際の計画書でござ
います。
施行令改正後ですので、決定事項として、構造の欄に車線の数という欄があります。車
線数は、昭和60年の定規図のとおり、2車線としております。また、一つの路線で車線
数の異なる区間がある場合は、それぞれの内訳を明らかにした上で、最も延長が長い区間
の車線数をその路線の車線数としております。この場合、4車線が260m、2車線が3,
590mですので、2車線としております。
次に、札幌市内の都市計画道路における車線数の決定状況についてです。
車線数を定めるべき都市計画道路といたしましては、歩行者専用道路などの特殊街路が
- 9 -
除外されまして、札幌市内には全部で261路線ございます。平成10年の施行令改正か
ら13年が経過しておりますが、その間に新規決定された都市計画道路は17路線、都市
計画変更が行われた都市計画道路は53路線でございます。残る191路線につきまして
は、施行令改正以降、都市計画変更が行われておりません。割合にいたしますと、新規に
決定した路線が全体の7%、都市計画変更が行われた路線が20%、都市計画変更を行っ
ていない路線が73%となっており、新規に決定した17路線と都市計画変更が行われた
53路線の合わせて70路線が車線数決定済みで、全体の27%になります。つまり、全
体の73%に当たる191路線については、車線数が未決定となっております。
次に、今回、車線数を定めることとした理由とその目的についてです。
経過措置がとられておりますが、車線数が定まっていない191路線については、これ
までの都市計画変更の際に合わせて車線数を定めるという方法では、すべての路線の車線
数を定めるまでに相当な年数が予想されます。一方、平成22年に策定されました道央都
市圏の都市交通マスタープランにおいて、交通実態調査や現況分析が行われ、都市計画道
路の車線数や交通容量などが整理されました。今回の車線数決定については、こうした既
存資料を有効に活用することで実施することが可能となったものでございます。
また、今回の車線数決定によりまして、都市計画道路の各路線の道路構造がより明確に
なり、各路線が担う交通機能がわかりやすくなるものと考えております。先ほど、現在、
車線数が未決定である都市計画道路が191路線であるとご説明しましたが、今回の都市
計画変更では191路線のうち、桑園・発寒通を含め、182路線について車線数を定め
るものでございます。残る9路線につきましては、国道の区間があることから、国道管理
者や周辺自治体などの関係機関との協議が整い次第、順次、車線数を定めたいと考えてお
ります。
なお、国道区間がある都市計画道路とは、国道230号の区間がある石山通や国道5号
と231号の区間がある創成川通などでございます。
最後に、車線数決定の内容ですが、各路線の車線数につきましては、お手元にお配りい
たしました議案書の1ページから12ページの計画書に示してございます。また、13ペ
ージに理由書、13ページから18ページに変更説明書、19ページから26ページに各
路線の代表する幅員構成を示した定規図、28ページから31ページに市域を4分割し、
車線数ごとに路線を色分けした箇所図を掲載しておりますので、あわせてごらんいただき
たいと思います。
車線数決定の説明は、以上でございます。
最後に、説明のまとめでございます。
案件の一つ目は、桑園・発寒通の都市計画変更でございまして、都市計画道路区域の変
更と車線数の決定です。二つ目は、大通など181路線の都市計画変更では、車線数の決
定でございます。
これらの変更案につきまして、7月4日から18日の2週間、縦覧を行いましたが、意
- 10 -
見書の提出はございませんでした。
以上で、説明を終わらせていただきます。
ご審議のほどをよろしくお願いいたします。
●亘理会長
どうもありがとうございました。
パワーポイントの最後の場面にありましたように、議案第1号は、大きく分けまして二
つのテーマになっております。一つは、桑園・発寒通の都市計画の変更のご提案です。二
つ目は、桑園・発寒通を含めた182の道路路線について、車線を指定するという提案で
ございます。多少わかりにくい面があるかと思いますが、それら2種類の内容を含んだ議
題となります。
今の説明につきまして、ご意見、ご質問などがございましたら、お願いしたいと思いま
す。
先ほど言いましたように、発言に当たりましては、ハンドマイクをお渡ししますので、
記録を作成する関係から、ハンドマイクをお使いになってご発言いただきたいと思います。
それでは、よろしくお願いいたします。
●松浦委員
市民委員の方もいらっしゃるから、みんなにわかるように説明を求めたいと
思います。
この車線数の決定について、これを決定しなかったら、実際の道路運用上、何か支障は
ありますか。
●総合交通計画部長
説明いたしましたように、都市計画法の施行令改正に基づき、経過
措置もありましたが、これまで、順次、車線数を決定してきたところでございます。都市
計画道路は、まちの骨格でございまして、決定した後は、その構造、車線の数も含めて、
市民の皆さんに広く縦覧するものでございます。そういう意味で、今回は、パーソントリ
ップのデータが揃いましたので、我々としては、都市計画道路の役割、構造などを市民の
皆さんに知らせるということで決定するものでございます。
ご質問にありましたように、何か支障があるかと言われましたけれども、都市計画道路
事業を進める上での支障、また、法も、経過措置がありますから、罰則規定などはござい
ませんが、最初に言いましたように、都市計画道路の内容を、市民の方々、関係者、企業
に広く知らしめる目的のために今回決定したものです。
●松浦委員
私も、法律をよく調べているので知っていますが、実際、利用者にしてみた
ら、現実にある道路で、どこがどれだけの幅の広さがあるか、ということは、しょっちゅ
う車を使う人は、自分が使う範囲の中で覚えているわけです。そういうことからすると、
国はどういう考え方でこういうものをつくったのか、私はちょっと理解に苦しむのですが、
- 11 -
実際にある国民が使う共有財産を、改めて、こうやって手間暇をかけて法的に決定してい
かなければならないという意味合いはどこにあるのかと思うのです。これが出てきたとき
に、道路法、あるいは施行令などいろいろな法令を調べて、国の役人が、自分たちの仕事
の領域の権益確定のためにやっているのかと思うような事項だというふうに率直に感じま
した。
したがって、国から決めろと来ているから、市という下部機関はそれに基づいてやらざ
るを得ないということですが、私は、率直に言って、意味のないことをやっているという
感じを強く持っております。
これは、ここまで来たことですから、決定することに異議はありません。ただ、こうい
う作業をやること自体、国が定めた、閣議決定の法的拘束力を持つ決め方に疑義があると
いうことだけを指摘しておきます。これは、ここの審議会でどうこうではないですけれど
も、少なくとも、地方の審議会にかかったときに、そういう意見があったということは、
国に対しても、札幌市長をして提出していただきたいというふうに私は思います。
●亘理会長
貴重なご意見をいただきまして、どうもありがとうございます。
ご意見をいただきましたが、委員も、この議題自体には特に異論はないということでよ
ろしいでしょうか。
●松浦委員
はい。
●亘理会長
ほかにご意見、ご質問などがございましたら、いかがでしょうか。
●村本委員
こういうふうに、ぼんとたくさん来ましたときに、ちょっとびっくりしたの
ですけれども、これは道路ですから、一つ一つの道路に一つ一つの事情があるわけでござ
います。例えば、4条通のときにもいろいろな意見が出ましたように、この道路一つ一つ
にも、私自身が全然知らないような事情があるのだと思うのです。
例えば、篠路の横新道が4車線になっているのですけれども、最近、そこへ行きました
ら、反対側から渡ろうとするときには、かなり歩いて交差点の信号機を渡らなければなら
なくなっていたりします。あそこは、お年寄りが大変多い地域で、向かい側にスーパーや
商店街がたくさんあるのですね。でも、私のようにちょっと足が悪くなりますと、走って
渡れないわけです。お年寄りの方も、道路の真ん中で右往左往している方を偶然お見かけ
しました。
そういうことを考えますと、地域地域の事情があって、計画したときには元気な方の多
いところだったかもしれませんけれども、年数がたっていけば高齢者の多い土地になって
いるかもしれませんし、病院の向かいだと病気の方が多くいる地域だったりするところも
あるわけです。そして、商店街に行きたい、お店に行きたいという場合もあるわけですね。
- 12 -
そうすると、コの字型に交差点まで行くのはちょっと苦しいということもございます。
そういうことを考えていただくと、手押し信号などを、例えば議員さんがここにたくさん
いらっしゃいますので、議員さんからのご要望や、町内会からのご要望、まちづくりセン
ターからのご要望があったときには、臨機応変につけていただきたいというふうにお願い
したいと思います。
特に反対ではなく、一つ一つの道路に一つ一つのささやかな事情があって、そこに住む
人間が必ずいるわけで、車を通すだけではなくて、住んでいる人たちのための生活の道路
でもあるわけですので、そのことを市側にもお含みおきをお願いして、かんがみて、手押
し信号などを考えていただきたいと思います。
●亘理会長
今回は、182路線ということで、無色透明な提案ですけれども、実際の生
活に使う道路の利用者の立場からのご意見で、大変貴重だと思います。今後の市の道路行
政にぜひ生かしていただきたいと思います。
●森田委員
今、お二人からそれぞれご意見が出ました。確かに、法的に簡単に決定する
という形になっているとは思いますけれども、私は、市民の立場として、こうやって資料
をいただいて、それなりに勉強させていただき、気がついたことをその他で言わせていた
だきたいのですけれども、市民委員として、いろいろなことを知って、また、この資料を
もとに、都市計画といろいろなものとの整合性なども勉強になります。ですから、資料を
出していただくことはやぶさかではないし、これが当然の正常な手続きだと思いますので、
審議会に諮って決定することが一応の決まりだと思いますので、この決定には最初から賛
成であります。
しかし、我々の気持ちとしては、いただいた資料について、ベテラン、議員の皆さんは
周知されていると思いますけれども、我々初めて入った者としては、いろいろなことを個
人でも勉強させていただいております。こうしてご説明いただくことは、私にとっては十
分有意義なことだと思っております。
●亘理会長
貴重なご意見をいただきまして、どうもありがとうございます。
ほかにご意見、ご質問などはございませんでしょうか。
(「なし」と発言する者あり)
●亘理会長
特にご意見、ご質問などがなければ、採決を行いたいと思います。
(「異議なし」と発言する者あり)
●亘理会長
それでは、採決を行います。
桑園・発寒通ほか181路線に係る議案第1号につきまして、賛成の委員は、挙手をお
願いいたします。
(賛成者挙手)
- 13 -
●亘理会長
それでは、全員賛成と認めます。
よって、本案につきましては、当審議会として同意することにいたします。
◎南あいの里地区について
●亘理会長
次に、南あいの里地区に係る議案第2号につきまして、担当者からご説明を
お願いいたします。
●市民まちづくり局都市計画部都市計画課長
議案第2号
都市計画課長の米田と申します。
札幌圏都市計画地区計画の変更についてご説明いたします。
本案件は、南あいの里地区の北側中央に位置するJRあいの里教育大駅の南口駅舎の建
築に伴い地区計画の一部を変更するものでございます。
お手元に資料を配付しておりますけれども、説明はスクリーンで行いますので、前方の
スクリーンをごらんいただきたいと存じます。
初めに、南あいの里地区の位置についてご説明いたします。
当地区は、本市の中心部から北東方向に約11km離れた北区南あいの里3丁目の一部か
ら7丁目にかけて位置しております。また、当地区の北側には、学園都市線の通称で呼ば
れておりますけれども、JR札沼線が通っておりまして、あいの里教育大駅が隣接してお
ります。さらに、東側には、伏古拓北通、北側には茨戸福移通が通っており、また、付近
には茨戸川、石狩川が位置しております。
次に、当地区の造成や土地利用に係るこれまでの経緯についてご説明いたします。
当地区は、平成10年の第4回区域区分の見直しにおきまして、計画的な開発が確実で、
住宅地供給につながる特定保留区域の指定を受け、平成15年より、組合施行の土地区画
整理事業による宅地開発が進められてまいりました。平成16年には、市街化区域への編
入がなされております。なお、この時点では、用途地域は暫定でございまして、地区内す
べてが第一種低層住居専用地域に指定されております。その後、平成17年に仮換地指定
がなされ、土地利用計画が確定し、平成18年に、良好な住宅市街地の形成を目標といた
しまして地区計画が決定されております。また、この際、用途地域の変更などもあわせて
決定されております。土地区画整理事業に関しましては、平成23年9月に換地処分され
たところでございます。
次に、地区の現況でございますが、総区画数1,100区画に対し、平成24年3月末
時点で967区画が換地処分や保留地売却によって処分されており、総区画数に対する処
分済み区画の割合は、約88%となっております。
地区内の現況は、ごらんのようになっており、住宅が多く建築されております。また、
地区内には、保育園や温泉施設、さらに公園なども整備されております。
こちらは、当地区に隣接するJRあいの里教育大駅の南口の状況でございます。こちら
につきましては、後ほど詳しく説明させていただきます。また、当駅の反対側の北口は、
- 14 -
南あいの里地区の区域外ではございますけれども、ごらんのように、駅舎や商業施設など
が設置されております。
次に、南あいの里地区の地域地区の指定状況でございますが、地区内の用途地域は、ご
らんのように、第一種低層住居専用地域、第一種住居地域、近隣商業地域の3種類に指定
されております。
また、現在の地区計画につきましては、ごらんのように、六つの地区整備計画区域に分
かれており、駅前周辺は、商業・利便施設や集合住宅が主体の地区、それを取り囲むよう
に低層の戸建て住宅が主体の地区が広がっております。
続きまして、今回の地区計画変更に至った経緯についてご説明させていただきます。
先ほども申しましたとおり、当地区の北側には、JRあいの里教育大駅が隣接しており
ますが、当駅には、現在、改札口が北側にしかないため、当駅南側の利用者は、跨線人道
橋を渡って、一旦、北口へ回り込まなければならない状況となっております。そのため、
土地区画整理組合や地元住民からの強い要望があり、このたび、当駅の南口駅舎の建築が
計画されることとなったところでございます。
なお、当駅南側を横から見ますと、ごらんのような状況となっており、南口駅舎につき
ましては、現在、ホーム内エレベーターが設置されている場所に隣接して建築される予定
となっております。また、当該建築予定地は、JRの所有地でございますが、地区計画で
駅前地区と定められた区域にあり、当区域内の建築物は、道路境界から壁面の位置を2m
後退させなければならないこととなっております。しかしながら、当予定地内において、
駅舎を建築しようとした場合、スロープなどの部分がこの壁面の位置の制限に適合しなく
なってしまいます。
そこで、このたび、地区計画を変更し、駅舎建築予定地を含む駅前広場を地区整備計画
区域から除外することで、南口駅舎に係る制限を解除し、あいの里教育大の交通結節点と
しての機能向上の実現を図るものでございます。
なお、今回、地区計画を変更するという判断に至った理由でございますが、①南口駅舎
が公共性の高い施設であり、南あいの里地区の交通利便性の向上に資すること、②ホーム
と地面に約1mの高低差があり、スロープや階段の設置が必須であること、③南口駅舎が
高層の建築物ではないことや駅前広場により前面空地が十分に確保できているということ
から、2mの後退制限を設けているそもそもの理由である中高層建築物が与える周辺への
圧迫感の緩和などに対して影響がないことなどが挙げられます。
これらの理由から、当地区の地区整備計画を除外しても、地区計画を定めている目的に
対して支障がないものと考えております。また、南口駅舎につきましては、本日の審議会
においてご了承を得られましたら、速やかに工事着手に向け準備を進めたい旨をJR北海
道より伺っております。
最後になりますが、当変更の案につきましては、7月4日から18日までの2週間、縦
覧を行いましたが、意見書等の提出はございませんでした。
- 15 -
以上で、議案第2号
札幌圏都市計画地区計画の変更についての説明を終わらせていた
だきます。
ご審議のほどをよろしくお願いいたします。
●亘理会長
それでは、ただいまのご説明につきまして、ご意見やご質問などがございま
したら、よろしくお願いいたします。
●堀内委員
市民委員の堀内です。よろしくお願いします。
ただいまの説明は、あいの里教育大の南口駅舎の設置計画ということで理解しました。
これについては、私もかなり前からこの地域を見ているのですが、確かに南口と北口には
かなり差がありまして、南口の方が列車を利用する場合は、北口にまでぐるっと回って、
かなり遠回りされて苦労されている現実を見ております。
そこで、今お聞きしましたら、バリアフリーの部分がありますけれども、南口からはス
ロープ状で上がって、自動改札などを想定されているのでしょうか。それとも、もう一回
エレベーターで上がって、北口に行って乗り換えでしょうか。構造が出ていないものです
から、その点をお聞きしたいと思います。
●亘理会長
今の駅の構造をどうするかという点に関するご質問ですが、駅につきまして、
ほかにご質問などがございましたら、あわせて質問していただいた上でお答えいただくの
がよろしいのではないかと思います。ほかに、駅の構造や利便性などにつきましてご意見
やご質問がございましたらお願いいたします。
(「なし」と発言する者あり)
●亘理会長
それでは、今の堀内委員のご質問についてお答えをお願いいたします。
●市民まちづくり局都市計画部都市計画課長
スクリーンにお示ししておりますが、真ん
中の左寄りのところに改札口がございます。これは、自動改札口でございまして、ご利用
になっている方も多いと思いますが、Kitacaでの自動改札が可能な機械が設置され
るところでございます。そこを、黄色の矢印の方向に従いまして、1番線、2番線とホー
ムがあるのですけれども、南側へはその改札口の高さから同じ高さでホームに出るという
ことでございます。反対側のホームへ行かれる方につきましては、破線でちょっとわかり
づらいのですが、右側に既に設置しているホームを横断するためのエレベーターがござい
ますので、そちらに向かっていただき、一旦上がって、反対側のホームのエレベーターを
降りていただくということになっております。
この改札口と書いてあるところは、既に1mぐらい地面から高くなっておりますので、
駅前広場側から来られた場合は、段差の分は、下のスロープを上がっていただきながら、
その高さまで行って、中に入っていただくという計画になっております。
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●亘理会長
今のご説明でよろしいでしょうか。
●堀内委員
わかりました。
●亘理会長
ほかにご意見、ご質問などがございましたら、いかがでしょうか。
(「なし」と発言する者あり)
●亘理会長
それでは、採決を行いたいと思います。
南あいの里地区に係る議案第2号につきまして、賛成の委員は挙手をお願いいたします。
(賛成者挙手)
●亘理会長
全員賛成と認めます。
よって、本案につきまして、当審議会として同意することといたします。
◎手稲本町1・3地区について
●亘理会長
次に、事前説明案件に入りたいと思います。
まず、手稲本町1・3地区関連に係る事前説明第1号及び第2号につきまして、担当か
らご説明をお願いいたします。
●都市局事業推進担当部長
都市局事業推進担当部長の三澤でございます。どうぞよろし
くお願いいたします。
事前説明案件グループ分け①の手稲本町1・3地区関連につきまして、事前説明第1号
の高度利用地区の変更及び事前説明第2号第一種市街地再開発事業の決定を一括でご説明
いたします。
なお、会の冒頭に事務局からご説明がありましたが、資料の差し替えがございます。差
し替え資料は、事前説明第1号の高度利用地区の変更の議案書6ページとなっております。
それでは、事前説明を始めさせていただきますので、前方のスクリーンをごらんくださ
い。
案の説明に先立ちまして、当地区の概要についてご説明いたします。
当地区を含む手稲駅周辺地区は、JR札幌駅から約11km北西にございます。JR函館
本線の手稲駅南口前に位置しており、駅北口には、手稲区役所や区民センターなどの公共
施設や西友、手稲渓仁会病院がございます。
当地区は、本市のまちづくりの基本となる札幌市都市計画マスタープランにおきまして、
主要な拠点の一つである広域交流拠点に位置づけられております。隣接都市も後背圏に持
つ生活関連機能に加えまして、それぞれの個性を伸ばしながら、人の交流を促す機能の集
積を図り、これらを支える居住機能の集積を促すとともに、すぐれたアクセス性と快適な
歩行者空間の確保を目指す地区とされております。
- 17 -
さらに、計画的な再開発を促進するための基本方針として、平成16年に都市計画決定
された都市再開発方針におきましては、当地区を含む手稲駅周辺を特に一体的かつ総合的
に市街地の再開発を促進すべき2号再開発促進地区に位置づけております。ここでは、再
開発整備などの主たる目標といたしまして、駅周辺の商業機能などの充実に努めるほか、
南北の連携した市街地整備を行うことにより、人の南北往来を促進し、個性的で活気ある
広域交流拠点の形成を図ることとしております。
用途等に関する基本方針及び土地利用計画の概要では、商店街活性化や再開発などの促
進により、商業、アミューズメント機能の充実を図ることとしております。また、建築物
の更新の方針では、市街地再開発事業などにより、建物の共同化及び不燃化を促進すると
ともに、オープンスペースの確保及び空中歩廊により、歩行者ネットワークの整備促進を
図るものとしております。
この黄色で示した範囲が2号再開発促進地区となっております。
手稲駅周辺地区では、これまで、地域の方々が中心となり、良好な市街地環境の形成に
向けて再開発事業などによるまちづくりが取り組まれてきました。このようなまちづくり
の流れは、平成元年11月、西区からの分区に伴って、手稲区役所が設置されたことを契
機としておりまして、平成6年度に事業認可されたJR手稲駅北口地区を皮切りに、手稲
本町2・4地区、手稲本町1・4地区と事業が実施されてきました。
また、これらの再開発事業に加えまして、南北駅前広場の拡張整備、自由通路の整備、
駅舎の橋上化が行われ、交通拠点機能の強化も含めた駅周辺の一体的な整備が図られてお
ります。
こうした流れの中、手稲本町1・3地区においても、駅前にふさわしい土地の高度利用
及び地域の活性化を目指し、平成3年11月に再開発期成会が設立され、再開発事業の実
施に向けた検討が進められてきました。その後、街づくり協議会での勉強会活動を経て、
昨年12月には、市街地再開発事業の施行に当たっての準備組織である再開発準備会が立
ち上げられ、現在、施行認可申請に向けた事業計画案の作成などが進められております。
以上が、当地区の概要でございます。
続きまして、地区の現況についてご説明いたします。
第一種市街地再開発事業の施行区域として都市計画に定めるに当たりましては、都市再
開発法に定められた要件を満たす地区である必要がございます。
一つ目は、高度利用地区、都市再生特別地区、または特定地区計画等の区域内にあるこ
とでありまして、当地区につきましては、後ほど説明いたします高度利用地区の変更によ
り、この要件を満たすこととなります。このほかに、地区の土地利用の状況として、耐火
建築物の建築面積がすべての建築物の建築面積の合計のおおむね3分の1以下であるこ
と、土地の利用が細分されていることなどにより、土地の利用状況が著しく不健全である
こと、土地の高度利用を図ることが都市の機能の更新に貢献すること、これらの要件を満
たす必要がございます。
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当地区につきましては、これらの要件をすべて満たしておりますが、実際の地区の状況
につきまして写真を交えながらご説明いたします。
こちらは、地区を北側から見た写真でございます。左手に見えますのが手稲駅でござい
まして、駅前広場の正面に位置しているこの街区のうち、左手のコンクリート造の建物を
除いた赤色で囲んだ区域が再開発事業の施行区域となっております。地区内には、8棟の
建築物がありますが、低層の小さな建物が密集しており、土地の利用が細分されている状
況が見てとれるかと思います。また、これらの建築物は、すべて非耐火構造でありまして、
防災上の観点からも好ましくありません。
こちらは、地区の北西に位置する交差点から見た写真でございます。当地区では、8棟
中7棟が2階建て以下の低層建築物となっておりまして、現行の基準容積率は400%で
ありますが、現状では70%ほどしか利用されておりません。
こちらは、地区の南西に位置する交差点付近の写真でございます。地区内には、このよ
うに、更地を青空駐車場として使っている部分もございます。
こちらは、地区を南西側から見た写真でございます。駅前商業地にありながら、このよ
うな老朽化した車庫や倉庫が見受けられます。これらの車庫なども含め、地区内の6棟の
建築物が建築から既に40年以上を経過し、老朽化しております。また、南側道路沿いの
歩道は、地区内の他の歩道と比べて幅員が狭く、より快適な歩行者空間の整備が望まれて
おります。
このように、当地区は、手稲駅南口駅前広場に近接した位置にありながら、老朽化した
木造建築物や青空駐車場が存在するなど、土地利用が不健全な状態となっており、手稲区
の中心としての拠点形成や市街地環境の改善が求められております。
このような地区の現状を受け、今回、市街地再開発事業の決定及び高度利用地区の変更
を行うことにより、駅前にふさわしい土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新
を図ろうとするものでございます。
それでは、原案の内容につきまして、第一種市街地再開発事業の決定、高度利用地区の
変更の順に説明いたします。
まず、事前説明第2号
第一種市街地再開発事業の決定についてです。
施行区域面積は、約0.3ヘクタールとなります。周辺の公共施設の状況は、北側に手
稲駅前通、西側に二十四軒・手稲通、南側に市道駅前線が整備されております。このうち、
駅前線につきましては、現在、緑色の線で示した形となっており、以前はバス経路として
使われていたことから、長さ15mの隅切りとなっております。しかし、駅前広場の整備
に伴いまして、バス経路が変更され、駅前線へのバスの進入がなくなったことから、黄色
で示した部分につきましては、写真のように歩道として整備されております。この部分に
ついて、地元では、違法駐車などの問題を抱えておりますことから、当事業に合わせて、
緑色に塗った形で道路の区域変更を行いまして、黄色の部分も含めた全体の敷地面積約1,
800㎡を一体的に整備する計画としております。
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また、水色で示した部分は、公開的空地として整備し、敷地面積の約20%を確保いた
します。このうち、先ほどの隅切り周辺につきましては、ポケットパークとして整備する
こととしております。
次に、当事業で整備する建築物につきましては、現行の基準容積率などの制限内で建築
可能な計画としておりまして、概要は、建築面積約1,000㎡、延べ面積約8,500
㎡、建ぺい率約60%、容積率約400%、高さ約50mとなっております。
なお、こちらが現計画段階でのイメージパースでございます。
主要用途は、共同住宅、商業施設、医療施設、駐車場となっております。また、住宅建
設の目標につきましては、戸数約60戸、面積約4,600㎡といたします。
事前説明第2号
第一種市街地再開発事業の決定につきましては、以上でございます。
続きまして、事前説明第1号
高度利用地区の変更についてご説明いたします。
高度利用地区は、市街地における土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を
図るために指定される地区であり、区域、容積率の最高限度や最低限度、建ぺい率の最高
限度、建築面積の最低限度及び壁面の位置の制限を定めるものでございます。札幌市では、
現時点で、都心部など約66.1ヘクタールを指定しております。
手稲駅南口周辺につきましては、現在、高度利用地区として、手稲本町2・4地区第一
地区、手稲本町2・4地区第二地区を指定しており、今回、新たに、手稲本町1・3地区
を指定するものでございます。新たに指定する区域の面積は、約0.3ヘクタールでござ
います。
当地区における制限内容につきましては、スクリーンに示している表のとおりです。容
積率及び建ぺい率の最高限度につきましては、今回、容積率の緩和を要しないことから、
現行の用途地域の指定どおり、それぞれ400%と80%にいたします。また、容積率及
び建築面積の最低限度につきましては、小規模建築物の建築を抑制するとともに、土地の
高度利用を図るため、150%と200㎡にいたします。
道路境界からの壁面の位置の制限につきましては、スクリーンに示している図のとおり
です。先ほどご説明いたしました市街地再開発事業として評価している公開的空地等の範
囲に合わせまして壁面の位置を制限いたします。
なお、この部分の内容に関しまして、先ほど議案書の6ページを訂正させていただきま
したが、具体的な内容としましては、当地区の南側にございます、市道駅前線の点線で表
示しております歩道部分が一部表記されていなかったため、訂正したものでございます。
事前説明第1号
高度利用地区の変更につきましては、以上でございます。
最後に、手稲本町1・3地区第一種市街地再開発事業につきまして、現在予定されてお
ります今後のスケジュールをご説明いたします。
本日の事前説明を経て9月13日に開催予定でございます第65回都市計画審議会にて
諮問を行い、委員の皆様にご審議いただいた後、11月頃に事業の施行認可を予定してお
ります。来年度以降につきましては、平成25年度の春頃に権利変換計画を認可、夏頃に
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は工事に着手いたしまして、平成26年度の冬頃に工事を完了し、事業の終了認可は平成
27年度の初め頃を予定しております。
以上で、事前説明案件グループ分け①手稲本町1・3地区関連についての説明を終わら
せていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
●亘理会長
どうもありがとうございました。
それでは、ただいまのご説明に対しましてご意見やご質問などをいただければとお願い
いたします。
●堀内委員
お聞きしたいのは、全体の計画として、14階建ての建物というふうに理解
しているのですが、それでよろしいのかどうかということです。また、内訳として、1階
から3階までは、共同施設というか、商業施設が入って、4階から14階までは分譲住宅、
いわゆる換地処分と言うのでしょうか、再開発事業に充てるというふうに理解してよろし
いのでしょうか。
●都市局事業推進担当部長
施設計画の内容でございますけれども、14階建てで地下1
階となっておりまして、その内訳は、委員ご指摘のとおり、1階から3階までは商業施設、
医療施設などが入ります。それから、4階から14階までが住宅となります。
ちなみに、医療施設と住宅部分につきましては、再開発でいう保留床と言いまして、そ
れを分譲することで資金に充てるという形になります。
●堀内委員
先日の新聞報道によりますと、総工費が大体18億円ということですが、そ
れでよろしいでしょうか。
●都市局事業推進担当部長
現段階での試算では、18億円ほどの事業費を予定している
と聞いております。
●亘理会長
ほかにご意見、ご質問などをちょうだいできればと思います。
●足立委員
今回の範疇から出る部分についてお聞きしたいのでございますが、新たに計
画図が1枚配られたものを見ております。その図面の下側の4mの歩道整備が行われると
なっており、その右側の既存のコンクリート構造物があり、ビルが建っておりますけれど
も、その部分に関しての歩道は現況のままとなるわけですね。その辺はどうでしょうか。
中途半端な状態で歩道が整備されるのではないかという印象を受けたのですが、現実的に
はどのようにお考えなのか、お聞きしたいと思います。
- 21 -
●都市局事業推進担当部長
今回の再開発事業の実施によって、市道駅前線と先ほどご説
明したと思いますが、この道路の幅員構成につきましては、隅切り部分の変更のみでござ
いまして、歩道としての整備は行いません。しかしながら、敷地の中に、水色で示してお
ります、公開的空地と言いまして、だれもが入って歩いたり、滞留できるスペースをこの
事業の中で整備します。ですから、道路の幅員は、隅切り部分を除いてはそのままの形と
なり、幅員構成は変わらないということでご理解願いたいと思います。
●足立委員
現状では、ここの歩道に関しては今の狭い状況のままという理解でよろしい
わけですか。
●都市局事業推進担当部長
そのとおりでございます。
●亘理会長
ほかにご質問、ご意見などはございますか。
●村本委員
つかぬことをお伺いしますが、クリーニング屋と新聞屋が入っていたと思う
のですが、地権者の方々の合意はちゃんと得られていらっしゃるのでしょうか。小さくお
やりになっている方は、大きい建物になると大変ということもございますので、いかがで
しょうか。
●都市局事業推進担当部長
地権者の同意状況という質問だと思いますけれども、現在、
地権者は、土地所有者が5名、借地権者が2名いらっしゃいまして、合計7名の地権者が
おります。その中で、どなたとは申し上げられませんけれども、1名は転出されるようで
すが、6名はそのまま新しいビルの中に移って商売を継続されるというふうに伺っており
ます。
また、転出する方も含めて、全員から同意を得ております。
●亘理会長
今の村本委員のご質問は、想定されたお店の方が所有者や借地権者とは限ら
ないのではないかという気がいたしました。恐らく、そのあたりはいろいろ複雑な問題が
あるのではないかと考えます。その点について、何かご事情がありましたら、お願いいた
します。
●都市局事業推進担当部長
ご指摘のあった新聞販売店並びにクリーニング店は、残留す
るというふうに聞いております。
●亘理会長
ほかにご質問、ご意見はございますか。
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●坂井委員
1点、公開的空地のとり方についてお伺いしたいと思います。
駅前市道という名前は、行政上ではそうだと思うのですが、人々が駅前と理解している
のは、この敷地の北側の道路だというふうに思います。そちらのセットバックが0.5m
で、現状と足して4mですね。そして、今回のものは、現状が1.25mで、今回の4m
で、5.25mということで、すべてが歩道になるわけではございませんが、人々はその
ように使うと思います。
このあたりで、駅前の歩道を広くする。つまり、公開空地の幅をもう少し広くすべきで
はないかということが私の意見です。
そこで、次回までに、人通りや自転車の通りなどの数を見せていただき、駅前ではなく
て、こちらの水色に塗っている部分を広くする方が妥当であるということを教えていただ
ければと思います。
●亘理会長
今の点につきまして、今日の時点でお答えできるところはございますか。
●都市局事業推進担当部長
ご指摘のありました歩行者や自転車の状況についてです。
当地区の状況につきまして、準備会にお願いして、実態調査を実施しております。その
状況によりますと、手稲駅前通の6月下旬の7時から19時の状況でございますが、12
時間の歩行者数は、手稲駅前通という北側の通りでは、451名だったということです。
それから、西側の二十四軒・手稲通につきましては819名です。さらに、緑色で図示し
てある市道の駅前線は、1,300人ということで、意外と多いという状況でございます。
我々としても、実態を踏まえまして、地元とも協議しながら、8mの道路幅員側に歩行
者も通れるような公開的空地を確保した計画としたところでございます。並びに、通常の
駅前通の歩道の幅員は3.5mありまして、二十四軒・手稲通も3mの歩道が確保されて
おります。私どもとしては、水色で表示してあるそれぞれの公開的空地につきましては、
歩道とあわせて4mの空間が確保されるように、駅前通側につきましては足りない50cm
を、それから、二十四軒・手稲通につきましては1mの公開的空地をとることによりまし
て、4mの空間を確保したところでございます。
ちなみに、二十四軒・手稲通に商店街が形成されておりまして、この図面の右側にも連
続してお店等がありますので、先ほど言った隅切りのあたりに割と広目のポケットパーク
を整備することで、商店街の活性化にも寄与する計画としているところでございます。
●坂井委員
確認ですが、1階から3階に商業施設が入るとお伺いしましたけれども、そ
れらの入り口といいますか、メインのアクセスはどちらからとるのでしょうか。
●都市局事業推進担当部長
入り口は、今、矢印で示してありますが、二十四軒・手稲通
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の両側といいますか、市道側と駅前通側となっているところでございます。
●坂井委員
やはり、にぎわいの創出ということでも、どちらを向いているのかが大事だ
と思いますし、交通量という定性的なところでも大事なところだと思いますので、1階部
分の計画については、よく詰めていただければと思います。
●亘理会長
今のご質問につきましては、次回に審議する際に、人通り、あるいは、商業
施設の利用の便等の関係も含めて、まとめてご説明いただけるということでよろしいでし
ょうか。
●都市局事業推進担当部長
●亘理会長
承知いたしました。
よろしくお願いします。
ほかにご意見やご質問などはございませんでしょうか。
●中村委員
基本的な質問かと思うのですが、今回の再開発事業は、地権者主体の、あく
までも民間の事業なのか、札幌市主導の再開発事業なのかです。それから、民間事業であ
れば、40億円の事業費は地権者の方々が負担されるのか、あるいは、札幌市からの補助
や融資、助成金などはあり得るのかをお聞きしたいと思います。
●都市局事業推進担当部長
まず、施行主体のご質問ですが、あくまでも民間事業です。
この場合、先ほどご説明したとおり、7名の地権者がございますけれども、地権者を中心
として法人を設立して、個人施行という形で、民間事業で行うということでございます。
それから、2点目の事業費の件です。40億円ではなくて、先ほどの質問にもお答えし
ましたけれども、18億円を想定しております。そのうち、1割程度につきましては、国
と市から合わせて2億円弱の補助金を交付する予定としております。
これは、1カ年でやるということではなくて、平成24年度から26年度までの3カ年
を合わせまして、そういう補助を行う予定でおります。
●亘理会長
ほかにご意見、ご質問などがございましたら、いかがでしょうか。
(「なし」と発言する者あり)
●亘理会長
それでは、この案件は、次回の9月の諮問案件となりますので、それまで、
事務局には、資料の作成も含めて、引き続きよろしくお願いしたいと思います。
◎北33条東1丁目地区について
●亘理会長
それでは、事前説明案件の2件目といたしまして、北33条東1丁目地区に
- 24 -
係る事前説明第3号につきまして、説明をお願いしたいと思います。
●市民まちづくり局都市計画部地域計画課長
地域計画課長の村瀬でございます。どうぞ
よろしくお願いします。
事前説明第3号
北33条東1丁目地区の地区計画の決定についてご説明いたします。
本案件は、病院の新築に伴い、都市計画提案制度に基づき、容積率などの緩和を盛り込
んだ地区計画の提案があり、それに基づいて都市計画の決定を行うものです。
まず初めに、この都市計画提案制度について、簡単に説明させていただきます。
前方のスクリーンをごらんください。
都市計画の提案制度とは、地権者などが地方公共団体に対して都市計画の決定、変更の
提案ができる制度です。提案できる人は、土地の所有者、まちづくりNPO法人などであ
り、提案の要件は0.5ヘクタール以上のまとまった区域であること、関係地権者などの
3分の2以上の同意があることなどです。
提案が提出された場合、提案に基づく都市計画の決定、または変更が必要かどうか、ま
ちづくりの方向性や周辺環境への影響などを考慮して判断します。必要と判断した場合は、
提案内容を踏まえて、行政側が都市計画の案を作成し、都市計画審議会にお諮りすること
になります。また、決定または変更の必要がないと判断した場合は、理由や提案された素
案などについて都市計画審議会で説明して、ご意見をいただき、行政が最終判断の結果を
提案者にお知らせすることになります。
今回の案件につきましては、提案の内容が妥当と判断いたしました。
それでは、提案された都市計画の内容、本市の判断理由及び地区計画の内容についてご
説明いたします。
初めに、地区の概要についてご説明いたします。
当地区は、JR札幌駅から北方約4kmに位置しています。こちらは、当地区周辺の空中
写真です。赤い線で囲まれている部分が地区計画区域です。当地区は、地下鉄南北線北3
4条駅より東方約400mに位置しており、敷地の北側は都市計画道路、札幌新道に接し
ているなど、交通利便性の高い地区となっております。
次に、都市計画の決定状況についてご説明いたします。
現在、当地区は、準工業地域、容積率200%、建ぺい率60%に指定されております。
地区の周辺につきましては、画面のとおりとなっており、ピンク色に塗られております近
隣商業地域のうち、都市計画道路、創成川通沿道と札幌新道沿道の一部は容積率300%、
建ぺい率80%に指定されております。また、高度地区については、33m高度地区に指
定されており、青色に塗られております周辺の容積率300%の近隣商業地域につきまし
ては、45m高度地区に指定されております。
次に、周辺の道路の状況についてご説明いたします。
当地区は、北側が札幌新道の幅員56m、東側が幌北線の幅員20mと比較的広い道路
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に接しております。幌北線につきましては、バス停留所、左側の写真の青い点線ですが、
バス停留所の寄りつきがあり、歩道の幅員が一部狭くなっている部分がございます。また、
南側の北33条東線は、幅員14.54m、西側の東1丁目中通西2号線は、幅員6mと
なっており、現在歩道は整備されておりません。
次に、土地の利用状況についてご説明いたします。
当地区には、もともと自動車修理工場やパチンコ店が立地しておりました。地区周辺は、
幌北線を挟んだ東側の街区には店舗などが立地しており、南側と西側の街区は主に共同住
宅、戸建て住宅などが立地しております。
今回、当地区において、病院の建築が計画され、自動車修理工場などから土地利用転換
することに伴い、都市計画提案制度に基づき、再開発等促進区を定める地区計画の提案が
されました。再開発等促進区とは、工場跡地などのある程度まとまった低未利用地などで、
道路などの公共施設と優良な建築物などを一体的に整備し、良好なプロジェクトを誘導す
るもので、容積率などの緩和についても定めることができる制度です。
次に、提案の内容についてご説明いたします。
まず、今回の北33条東1丁目地区の地区計画の提案に関してです。
提案者の資格につきましては、土地所有者であることから適合しております。提案の規
模に関しては、地区計画の区域が0.9ヘクタールであり、0.5ヘクタール以上のため、
適合しております。また、関係地権者の同意に関しても、地権者が提案者のみであり、3
分の2以上の同意という要件を満たしております。
次に、計画の概要についてご説明いたします。計画建物は、図のような配置となってお
ります。建物の規模としましては、延べ床面積約3万1,000㎡、階数は地上8階、地
下1階、高さは約36mとなっており、用途は病院でございます。
地区計画の提案内容としては、容積率に関しましては、現行の規制が200%のところ、
340%となっております。また、高さにつきましても、現行の高度地区の規定の33m
を超える38mとなっております。
公共施設などの整備の内容につきましては、今回、容積率を緩和することに伴い、現在、
幅員が6mの西側の東1丁目中通2号線を9mに拡幅し、歩道を整備いたします。また、
歩道沿い空地などのオープンスペースの整備を行う計画となっております。これらの整備
は事業者が行います。
以上のように、今回の提案は、利便性の高い地区特性に応じた機能の導入を図り、ゆと
りあるオープンスペース、歩行者空間の創出を図る計画となっております。
次に、以上のような提案に対する本市の判断についてご説明いたします。
まず、本市の都市計画マスタープランでは、当北33条東1丁目地区を高度利用住宅地
に位置づけており、利便性の高い地域での暮らしに対するニーズを支えるため、地区特性
に応じた多様な機能の複合、集積、豊かなオープンスペースの創出、連続化を図る地区と
しています。また、地下鉄駅周辺の拠点として、交通結節性や基盤整備状況などの地区特
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性に応じて、生活関連機能などの立地に対応することとしております。
このような方針に対して、今回の提案は、利便性の高い地区への多様な機能の集積、複
合と豊かなオープンスペースの創出に資するものであり、マスタープランに即しているこ
とから、提案を踏まえた都市計画の決定が必要だと判断いたしました。
次に、以上の提案を踏まえて決定する地区計画の内容についてご説明いたします。
まず、目標につきましては、利便性の高い地区特性に応じた機能の導入と土地の高度利
用とオープンスペースの創出によって拠点機能の充実強化と高度利用住宅地としての質の
高い複合市街地の形成を図ることとしております。
次に、地区整備計画などの概要です。
まず、主要な公共施設として、東1丁目中通西2号線を現況の6mの道路から9mへ拡
幅し、歩道を整備いたします。また、地区施設として、幌北線の一部と東1丁目中通西2
号線沿いに安全な歩行者空間の確保のため、歩道状に整備した歩道状空地を設けます。歩
道状空地に関しては、歩行空間としての機能を担保するため、工作物の設置を制限します。
また、ゆとりある歩行者空間の創出のため、札幌新道と幌北線、北33条東線沿道に緑化
などを施した歩道沿い空地を整備し、敷地の角には広場を整備いたします。
次に、建築物の用途の制限は、地下鉄駅周辺という利便性の高い地域に多様な機能を複
合集積するため、これに応じた機能として、医療施設の導入を図ることから、病院及び車
庫などの附属建築物とします。容積率の最高限度については、現在の指定容積率が200%
のところ、地下鉄駅周辺という利便性の高い地区特性と道路の拡幅やオープンスペースの
整備などを総合的に評価することで340%といたします。また、土地の高度利用を図る
ため、容積率の最低限度を150%、敷地面積の最低限度を1,000㎡と定めておりま
す。
次に、壁面の位置の制限についてご説明いたします。
青色の点線が建物の1階レベルの壁面の位置の制限です。北側の札幌新道からは、歩道
と一体的にする1階部分を3m、上部は2m離すことといたします。また、東側の幌北線
からは4m、南側の北33条東線からは4m、西側の東1丁目中通西2号線からは7.5
m離すことといたします。さらに、東1丁目中通西2号線と北33条東線に面する部分は
共同住宅や戸建て住宅などが立地している周辺市街地との調和を図るため、各道路からの
離れを高さに応じて定めています。
画面に示しておりますのは、西側の東1丁目中通西2号線の壁面の位置の制限でござい
ます。また、高さの最高限度については、現行の高度地区の規定が33mのところ、38
mと定めますが、壁面の位置の制限を定めることにより、周辺環境との調和が図られる内
容となっております。
以上が、地区計画の案でございます。
なお、提案に際しまして、事業者より、周辺住民への説明を行ったところ、反対などの
意見はありませんでした。
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以上で、北33条東1丁目地区地区計画の説明を終わらせていただきます。
よろしくお願いします。
●亘理会長
それでは、ただいまのご説明に対しまして、ご意見やご質問などをちょうだ
いできればと思います。
●堀内委員
月曜日に現地へ行ってまいりました。
事前説明第3号の参考資料は、たしか郵送されてきたと思いましたが、これを頼りに札
幌新道をずっと行ったのですけれども、建物らしきものがないのですね。現地は、もう既
にないですね。間違ったかと思ったのです。
●市民まちづくり局都市計画部地域計画課長
お配りしておりました空中写真は、平成2
0年の撮影になっております。現在の現地は、建物の解体が終了して、更地状態になって
おります。
●堀内委員
それに関連して、2、3点お聞きします。
この参考資料を見ますと、既に建物の外形は扇形で、計画は大分進んでいるのかと思う
のです。3万1,000㎡で、建物は8階建て地下1階ということで、総合病院か、専門
病院か、既にそういう話は進んでいるのでしょうか。
●市民まちづくり局都市計画部地域計画課長
都市計画提案をされた事業者が病院事業者
でございますので、実際に、今ある病院を移転して、こちらの方に建てたいという内容で
ございます。
それから、建物の外形は、一応、このようになっておりますけれども、今後の設計によ
っては、都市計画の制限の範囲内で変わるということはあり得ると思います。
●堀内委員
ちなみに、ベッド数などはまだわかりませんか。どこかから移転してくるの
ですね。
●市民まちづくり局都市計画部地域計画課長
はい。ベッド数については、病院というこ
とですので、今、移転してくる病院よりは増やせないことになりますが、事業者からの説
明では、1カ所だけから移動するわけではないというふうに聞いております。
●堀内委員
もう一点は、私も、時々、総合病院に行くのですけれども、とにかく駐車場
がないのですね。それが心配で、この辺の周りをぐるっと回ったのですけれども、有料駐
車場は、私が見た範囲では無かったのです。そういうときに、幾ら市道を広げても、そこ
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には駐車される方が、緊急の場合は、やむを得ずという方がかなり出てくる可能性がある
のではないかと思うのです。
そこで、駐車場対策として、地下1階部分が駐車場になるなど、そういうことは考えら
れているのでしょうか。
●市民まちづくり局都市計画部地域計画課長
今の計画では、地下に駐車場を設ける予定
で、120台前後です。現在営業している病院のベッド数から計算して、充足する、入れ
ない車がないような形にするというふうに聞いております。
●堀内委員
地下で120台ですから、微妙なところですね。私の考えでは。
現時点では、わかりました。
●亘理会長
よろしいでしょうか。
既存の準工業地域ということで、工場やパチンコ屋があったところを医療施設の目的に
転換していくということで、一種の再開発の典型的な例かと思いますが、実際の生活上の
必要な道路の観点からご質問などをいろいろとちょうだいした方がよろしいかと思いま
す。
ほかにいかがでしょうか。
●五十嵐委員
今回の提案によって、規制緩和の対象になるわけですけれども、例えば、
こういう構造物は50年、60年くらいの耐用年数になるかと思いますが、これは、この
建物が病院という前提で340%なりの規制緩和が前提でしょうか。仮に、あってはなら
ないことですけれども、事業者が何かの事情でこの施設を利用しなくなるといった場合に
は、既存の用途制限に戻るという前提なのか、確認させてください。
●市民まちづくり局都市計画部地域計画課長
仮に、病院が何らかの理由で事業をやめた
ときに、その建物を利用して商業的な施設にすることを考えたいということは、我々がご
説明した規制の中ではできないことになります。ですから、方法としては、この地区計画
の内容を変更する手続が必ず必要になります。
●亘理会長
よろしいでしょうか。
それでは、松浦委員、お願いします。
●松浦委員
今のことに関連してです。
現実の問題として、そんなことにならないでしょう。だって、鉄筋の建物は60年とい
っても、もっと使えます。例えば、30年で病院が廃業しましたと。後の施設をほかに転
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用するとなったときに、それを壊して、規制の中でといっても、現実には無理だと私は思
います。今も、建築基準法上からいったら、既存不適格建物というものもあるわけですね。
だから、そういう点では、札幌市長が、その建物を病院として使わないといって、廃業
届を出した段階で、事業者が応じない場合は、違法建築物として裁判所に取り壊しの処分
申請をして、裁判を起こして、その決定をもって、代執行をして、その代金を請求すると
いう、こういうことまでも札幌市長がするのならば別だけれども、そうでない限りは、現
実的には、言葉としてはそうだけれども、現実的にそこまでやるという、今現在でそうい
うものが出てきたら、そういうことをしますよと、こういう考え方に立って今のような答
弁をされたのかどうか、そこを確認したいと思います。
●市民まちづくり局都市計画部地域計画課長
仮に、病院ではなくなって、先ほどは商業
施設を例にとりましたけれども、商業施設になれば、建築確認申請が必要になります。そ
して、今の地区計画の内容のもとでは建築確認申請がおりないことになろうかと思います。
●松浦委員
現実には、必ずしも確認申請をとらないで利用するものもあるわけです、い
わゆる違法状態で。そういうようなことも想定して、そういう場合にも代執行をしてでも
という考え方に今の時点で立っているのかどうかだけを確認したいということです。
必ずしも、建築基準法で、使用目的の変更に伴っての手続をとる人ばかりが世の中にい
るわけではないです。現実にそうでありますからね。その場合に、今の時点でそういう手
続をとるという考え方に立っているのか。それとも、まあということなのか。
●市民まちづくり局都市計画部長
都市計画部長の若松です。
仮の話として、病院が、ここでの操業をやめて、その後に別の業者が入って違法に操業
されるということになれば、建築基準法に基づいて是正させるという手続になろうかと思
います。
●松浦委員
私にはまだ疑問がありますけれども、それはそれでよしといたします。
次に、駐車場の関係です。
今、ほかの病院も統合して、ベッド数がまだわからないということですね。それで、1
20台というのは、かなりの台数だと思うのだけれども、市内の病院を見てみますと、特
殊な技能を持ったお医者さんがいらっしゃる病院には患者が集中して、駐車場が足りない
と。白石にも、現実に、そういう病院が一つあります。次から次と、駐車場を借りて、た
こ足状に増やしております。やはり、今度の新しい病院で診察する内容をきちんと聞いて、
診察が始まるときに、どういう先生がその病院におられるのか。この辺のところは、お医
者さんによって、集まる患者の数が全く違いますからね。
したがって、そういうことを計画段階のときに病院側にきちっと尋ねて、わかりやすく
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言うと、よくテレビに出てくるような人気の先生がいますね。外国から来て、大学にいて、
手術をやっている日本の先生がいますね。それから、旭川の日赤にも、脳の手術で有名な
先生がいて、全国から集まっている。例えば、ああいう方々がここの病院で診察に当たる
ということになると、相当数の患者が集まるわけです。白石なども、ある部門は全国でも
名だたる技能を持った先生ということで、患者が全国的に集まってきております。
そういうようなことをきちんと聞いた上で駐車台数を定めていかないと、この辺は、今、
言ったように、隣には6mの道路があったり、幹線道路が2面に走っていますし、横の1
4mも準幹線道路です。生活道路は西側の1本だけです。そして、この辺にたくさん収容
するほどの駐車場はそんなにないのではないかと思うのです。
そこは、病院側からどういうふうに聞いておられるのか、示してください。
●市民まちづくり局都市計画部地域計画課長
既存の病院の患者数、車の往来等を考慮し
て、今の台数に決めたということです。今、駐車台数は120台程度と確認していますけ
れども、今の話では、人気がすごく出たら、患者が今よりももっと来るのではないかとい
う懸念もあろうかと思いますので、いま一度、事業者にその辺を確認して、次回のときに
お話ししたいと思います。
●松浦委員
これは、事業者に確認して、次回のときに話をしたいということではなく、
今の保険点数の実態からいったら、医療関係はそんなにもうかることにはなっておりませ
ん。しかし、これだけの規模の病院をつくるということになったら、相当な投資をするわ
けですから、投資を上回る、患者を呼べる先生方をそろえるのではないかと私は推察する
わけです。
したがって、そこの話をよく聞いて、それに対応したものを考えると。市内に類似の人
気の病院が幾つかありますから、そういう実態などをきちんと調査した上で駐車台数をど
うするかということをきちんと決めないと、周辺の土地がありませんから、後で近所も迷
惑するし、警察も迷惑するのです。道路にとめておけば、近所から警察に通報があります
から、パトカーがしょっちゅう出動となると大変です。ですから、そこのところをきちん
と調査の上、報告をいただきたいと思います。
次回は、もう決定ということになるわけでしょう。決定するための審議会となりますね。
ですから、中間がないのです。ほかの方はどうかわかりませんけれども、私は、市内をず
っと見ておりますが、こういう正式な場で意見を言う機会がないのです。ですから、今回
かかった3件の手稲とここと篠路の中で、一番、問題発生の可能性がある地区だと思って
いるのです。
したがって、委員長に求めたいのですけれども、駐車場問題できちんと市内の類似の病
院などを調査した上で、それらと比較する中で、どの程度の台数設置を求めるのが妥当か
どうか審議する場を設けていただきたいなというふうに思います。
- 31 -
審議会の役割として、そういうことについてきちんとこれだけのメンバーが集まって、
いろいろな角度から検討して、事後に遺漏のないようにということで設置されていますか
ら、そういうことから、この点については、委員会をもう一度開いていただきたいと思い
ます。委員長に求めたいと思います。
●亘理会長
一般的に、大きな医療施設ができますと、確かに車の流れや人の流れが大き
く変わる可能性があります。そういった意味では、駐車場問題は非常に重要かと思います。
松浦委員がおっしゃるように、市内のほかの大病院との比較まで行う必要があるかどうか
は別途検討の必要があります。とりあえず、車の動線について設置者がどういうふうに考
えているかだけはご説明いただけますでしょうか。
●市民まちづくり局都市計画部地域計画課長
車の動線については、この図面でいきます
と、北側から来る場合は、一番左端の方位のあるところです。ここは石狩街道になってお
りますが、北から南進してきて、市道北33条東線で左折という形になろうかと思います。
それから、南から来た場合は、市道幌北線です。事業者側が考えている動線計画としま
しては、市道幌北線から北に来て、ぐるっと左回りで敷地内に入って駐車場に入り、でき
るだけ右折させないという形になっております。
●亘理会長
次回は、諮問の会議になるかと思いますけれども、その際に、車の出入りの
問題も含めて、改めてご説明をお願いできるということでよろしいでしょうか。
●市民まちづくり局都市計画部地域計画課長
わかりました。
●亘理会長
それでは、松浦委員、どうぞ。
●松浦委員
私は、出入りのことは、その程度のことは当然だれもが考えることだから、
心配していないのです。
それでは、私が把握している範疇で話をすると、ここの予定病院には、国内在住ではナ
ンバーワンの脳神経外科の先生が4月から入られて、その準備を既に進めております。恐
らく、あの先生は、今までいたところでは勤務医だったのですが、沖縄などにも出向いて
治療したり、全国から患者が集まるのです。今度は、その先生が中心になって、人員を強
化する、教育機関もつくるということが既に発表されております。そういうことからした
ら、相当の患者が集まると私は思います。
例えば、私の地元の白石で言うと、恵佑会病院があるのですが、ここの院長は、食道が
んの手術では日本の3本の指に入ると言われている方で、今でも、専門スタッフなどを集
めています。そして、駐車場は、相当広くて、たくさんの台数をとめられるところを持っ
- 32 -
ているのですけれども、日によっては置けない時間帯があり、路上駐車するのです。その
一角はもともと工場などがあったところですから、建物があまり建っていないものですか
ら、路上駐車も今はやかましく言われていないのです。しかし、ああいう実態を見ている
と、相当の人が集まってくるというふうに見ているのです。そこで、120台と聞いて、
いかがなものかと思うのです。
ですから、調査するとすれば、白石区の恵佑会など幾つかの病院がありますから、そこ
を調査して、そういうところがどのくらいの台数を確保して、どういう状況になっている
かということを参考にしながら、病院側とよく話をしないと、後から、付近が大変迷惑す
ることになります。
これは、附置義務などの問題ではなくて、事業者として、患者をどう予測するか、そし
て、それにどうこたえるかは大事なことであります。
もう一つ、私は菊水に住んでいますが、北海道がんセンターです。昔の国立病院機構で
す。ここも駐車場が狭いのです。向かいに1,100坪ぐらいの民間の駐車場があるので
すが、時にはとめられなくて、路上駐車をして、パトカーが出てくるというイタチごっこ
で、付近の皆さんが大変迷惑しているのです。こういうことが、日常茶飯に起きています。
したがって、駐車問題というのは、患者の確保という意味では、その病院自身の経営に
もかかわることかもしりませんけれども、それはそちらの話として、近隣住民あるいは道
路を使用する利用者からしたら、大問題です。
ですから、そういうところをきちんと検討された上で、事業者と協議された上で、事前
説明された方がよかったと思っております。
そんな意味で、審議会の役割としては、今日の事前説明3件の中ではこれが一番大事だ
と思います。できれば、委員長に求めたいのですけれども、そういうことを市側できちん
と詰めた内容をもう一回審議会に諮り、今日のことを一つのきっかけにして、皆さんにそ
れぞれ調査していただいた上で検討する。その検討結果によって、市側は決定に向けてい
くということが審議会の役割かと思うものですから、会長にあえて要請しているところで
あります。
●亘理会長
それでは、今の問題に関係して、ご発言をどうぞ。
●堀内委員
私は、市民委員なので、松浦委員とは全く違ってそういう情報は全く入って
こないわけです。それで、先ほどお聞きしたのは、総合病院なのか、専門病院なのか、現
時点で把握しているのであれば教えていただきたいと思います。それによって、救急病院
とか、外来の多い病院など、いろいろと区別されますね。通院される方は、具合が悪い方
ですから、地下鉄から歩けといっても、北34条駅が近いと言えば近いですけれども、具
合の悪い人が歩くのも考えづらいのです。ですから、通院される方はかなり車で来られる
と思うのです。
- 33 -
仮に、120台だとして、懸念に思ったのは、300人以上の方の半数は車で来ると思
われるのです。そのほか、2時から3時ごろから見舞いの方も来ますし、私の知っている
範囲ではそういうふうに把握しております。ですから、120台はどうなのか、専門的に
はわからないものですから、先ほどお聞きしたのです。
そこで、現時点でわかっている情報を、専門病院なのか、総合病院なのか、それだけで
も教えていただければと思います。個人の病院名までは要りません。
●亘理会長
病院という性格にかかわるような駐車場の問題ですが、事務局からお願いい
たします。
●市民まちづくり局都市計画部地域計画課長
まず、総合病院ではありません。また、今
は、脳神経外科、循環器内科、そのほかにもありますが、そういったものになっています。
移転した場合は、がん、心筋梗塞、脳卒中など三大疾病と言われているものを中心に診療
していくと聞いております。
●堀内委員
それを知りたかったのです。
●亘理会長
それでは、関連してご質問をどうぞ。
●阿知良委員
今の質問に関連しているのですけれども、先ほど、有名なドクターが来る
というお話もありましたけれども、この病院には、日本にもそんなにないぐらい高価な機
械が入るというお話を聞きました。そんな意味では、人、車の流れは非常に大事になって
くるのです。私は、すぐ近所に住んでいまして、札幌新道、幌北線、創成川通は、時間帯
にもよりますけれども、渋滞が相当起こります。例えば、先ほど近隣に説明したという北
33条東線ですが、創成川通から左折して中に入ってくるということですね。今はそんな
に車が往来している通りではないのですが、開業することによって車の出入り、営業車も
含めて相当あると思います。
先ほどの事業計画では、合併するからというお話も出ましたけれども、ベッド数もわか
らない、人と車の流れについて札幌市として何かの指導をしたことがあるのか、お聞かせ
願いたいと思います。
●市民まちづくり局都市計画部地域計画課長
まず、ベッド数ですが、300程度という
ふうに伺っています。それを前提に、ここの病院に来る車がどのくらい増えるかを計算し
て、今の道路の交通に対する負荷を計算しております。細かい数字ですけれども、こうい
ったように、道路に対する負荷、交差点に対する負荷がどの程度になるか、それによって
影響があるのか、ないのかという交通に対する影響評価は事業者にしていただいて、それ
- 34 -
を見て、我々の方で、妥当であろうということでございます。
●亘理会長
ですから、そのあたりも含めて、次回の議論の際には改めてご紹介いただく
ということでよろしいですか。
●市民まちづくり局都市計画部地域計画課長
●亘理会長
はい。
ということで、委員の方々のご意見をそういう形で反映させたいと思います
が、よろしいでしょうか。
●高野委員
長引いているようで恐縮ですけれども、非常に重要な議論だと思います。
今回、この地区にいろいろな形で歩道状に空地を設けるということですけれども、今、
お話が出たように、石狩街道、札幌新道、幌北線にかなり交通インパクトを与えることは
事実ですし、タクシーの行列ができる可能性もあるときに、本当にここに歩道状空地が必
要なのか、場合によっては、車の駐車場に入るのに待ち行列ができたり、タクシーが並ぶ
ことを想定しますと、車道側に少し余裕を持たせるような設計もあります。ですから、こ
こは歩道状の空地が必要な地区なのかどうかということなどいろいろな話を考えますと、
道路交通の方のインパクトを重く考えた方がいい地区ではないかという感じもするので、
その辺も次回までにご検討いただきたいと思います。
質問ですけれども、6mから9mに拡幅する市道がありますけれども、この拡幅費用は
事業者で出して、その暁には、札幌市に土地として寄贈する形になるのですか。そして、
管理は札幌市が行うということですか。
●市民まちづくり局都市計画部地域計画課長
●亘理会長
そうです。
空地部分のスペースの使い方も含めて、次回に改めて、設置者の意見も聞い
た上でご提案いただくということでよろしいですか。
●市民まちづくり局都市計画部地域計画課長
今のお話は、タクシー待ちが出るのではな
いか、あるいは、駐車スペースについては、地下もありますが、こういった歩道沿い空地
のところに駐車スペースを設けてもいいのではないかというお話かと思います。ですから、
駐車場問題トータルとして、まとめていきたいと思います。
●亘理会長
それでは、松浦委員、どうぞ。
●松浦委員
恵佑会病院のことをもう少し話しますと、余りに混雑するので、道路一本挟
- 35 -
んで向かい側に土地を買いまして、内科とその他の診療科をこの2月末から分けて病院を
増築して、今、診療に当たっています。そして、そこにまた、新しくつくった、第2病院
と称している内科の方にも駐車場を広くとっているという対応をしているのが実態なので
す。
それからもう一つは、タクシーです。これもまた、国道12号線からJR線に向かって
いく道路があるのですが、JR線の方は、準工業地帯になって、倉庫などが多いところで
すけれども、そこの道路でタクシーがずっと待っている現状があるのです。
したがって、これくらいの病院であれば、タクシーが一定程度待つような場所を―東
1丁目の中通西2号線が9mとありますけれども、この辺のところは、9mにするのがい
いのか、あるいは、6mのままで、または、8mにして、片側歩道にして、病院側は人が
歩かないようにして、中から出てきてタクシー乗り場専用にするとか、そういうことも含
めて考えなければいけない。
私が聞いている範囲では、相当な混雑病院になると思うのです。交通渋滞を含めて付近
に大変ご迷惑をかけると思うので、その辺のところを事業者側ときちんと打ち合わせをし
て、この計画を含めて、もう一回、再検討する必要があるのではないかと思います。
ですから、白石の恵佑会や国立病院機構の北海道がんセンター、あるいは、大きな総合
病院、あるいは専門性の高い病院で、患者が集中しているところがありますから、そうい
うところをよく調べた上で、さて、どうするかという対策が出てくるのです。そうでない
と、きちんとしたいいものができていかないわけです。みんなが喜んで、ああ、よかった
なというものになっていかないわけです。
そういう点では、もう一回、そこのところをきちっとやっていただいて、もう一度、こ
の会を開くのがいいと言っているのは、そういう意味です。
●池田委員
一つだけ確認したいのですが、この病院ができましたら、札幌東徳州会病院
のように、夜間もERとして取り入れるのかとか、そういうことも詳しく聞かないと、救
急車の往来がずっと続くと思うのですね。札幌東徳州会病院だったら、裏の方にあります
けれども、隣が消防署で、交通も渋滞すると、消防車が出られないとか、警察官が回れな
いということがあるのです。有名なスーパードクターのような先生が入ると、そういう状
況が起こると思うのです。ですから、空地という場合ではなくて、そこにタクシーをとめ
るとか、ERの場所はどこにつくるとか、細かい図面を一度見せていただかないと、我々
も判断できないと思うのです。
病院側の設計段階の説明書というか、図面を見せていただいた上で、もう一回検討して
いきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
●亘理会長
この問題に関係しまして、ほかにご意見はございますか。
(「なし」と発言する者あり)
- 36 -
●亘理会長
それでは、都市計画審議会としては、事前説明の段階で、利用者の駐車の問
題や駐車場、あるいは、タクシーの利用も含めて、非常に関心の高い、熱心な議論がされ
たことを事業者側にお伝えいただき、次回の審議の際には、今回いろいろ発言のあった点
について丁寧なご説明をよろしくお願いしたいと思います。
●市民まちづくり局都市計画部地域計画課長
●亘理会長
わかりました。
では、ほかの問題も含めまして、ご意見、ご質問などはございますか。
(「なし」と発言する者あり)
●亘理会長
それでは、次回の9月の審議会において、改めて諮問の上、ご議論をいただ
くということでございます。
4.その他
●亘理会長
それでは、本日に予定しました審議案件は、すべて終了いたしました。
全体を通しまして、この際、ほかに全体を通してご意見、ご質問などがございましたら
お願いいたします。
●森田委員
簡単にお聞きしますが、歩道橋の関係です。
なぜ気になるかというと、昨年、平成23年の市民アンケートで一番多かったのは、地
震の不安で、75.6%です。それから、その中の50%が避難道路の確認などです。そ
こで、歩道橋をなぜ言うかというと、札幌市もこれから高齢化社会、子育て世代、障がい
者の方々など、バリアフリーのまちづくりを検証しておりますね。
それで、私も独自に調べたら、歩道橋は、昭和40年以降、ちょうど高度成長の中で、
車の渋滞を緩和するためにつくったのですけれども、今は信号も性能が大分変わってきま
して、使われていない歩道橋があります。使われているところもありますが、災害や高齢
者などのバリアフリーを主体に考えて、障がい者、子育て世代に対して、歩道橋の調査を
お考えになったことがあるかどうか。
●市民まちづくり局都市計画部長
都市計画部長の若松です。
これは、建設局で、道路管理者の方で所管していることですが、今おっしゃられたよう
に、施設の老朽化と利用者の高齢化等ということで、あり方が課題になっておりまして、
いろいろ検討されていると思います。ただ、私は、内容をまだ把握しておりませんので、
それを把握した上で別個お知らせしたいと思います。
●森田委員
きょうにお答えいただくのではなくて、調べていただきたいと思います。こ
れは、高齢者、障がい者、子育て世代など、皆さんも結構困っている問題なのです。次回
- 37 -
ではなくても、都合のいいときに、そういう調査の結果を教えていただければありがたい
と思います。
これは、都市計画のマスタープランの目的、原則にもかかわってきますので、グローバ
ルな見方をした場合に、よろしくお願いいたします。
●市民まちづくり局都市計画部長
いろいろご要望がありましたので、市民委員の皆様に
も、同じように、情報共有ということでお知らせしたいと思います。
●亘理会長
ほかに全体を通してご意見、ご質問などがございましたらお願いいたします。
(「なし」と発言する者あり)
●亘理会長
最後に、事務局から連絡事項などをちょうだいできればと思います。
●事務局(調整担当課長)
委員の皆様、本日は、長時間のご審議をありがとうございま
した。
次回の審議会は、先ほどからも話題に上っておりますが、9月の予定です。日程といた
しましては、9月13日木曜日午後1時30分からです。会場につきましては、本日と同
様に、こちらの会議室を用意しておりますので、よろしくお願いいたします。
5.閉
会
●事務局(調整担当課長)
それでは、以上をもちまして、第64回札幌市都市計画審議
会を終了いたします。
どうもありがとうございました。
以
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上
第64回札幌市都市計画審議会出席者
委員(22名出席)
愛甲
哲也
北海道大学大学院農学研究科教授
足立
敬允
市民
阿知良寛美
札幌市議会議員
五十嵐徳美
札幌市議会議員
池田
市民
真弓
石川佐和子
札幌市議会議員
伊藤理智子
札幌市議会議員
浦本
元人
北海道建設部まちづくり局長(上 谷 誠 司
川崎
博巳
北海道開発局開発監理部次長
坂井
文
北海道大学大学院工学研究科准教授
高野
伸栄
北海道大学大学院工学研究科准教授
鳥井
優二
北海道警察本部交通部長(長谷川龍也
中村
達也
札幌商工会議所住宅・不動産部会副会長
日沖
智子
市民
代理出席)
代理出席)
冨士田裕子
北海道大学北方生物圏フィールド科学センター准教授
星野
恭亮
札幌商工会議所副会頭
堀内
仁志
市民
松浦
忠
札幌市議会議員
峯廻
紀昌
札幌市議会議員
村本
智英
市民
森田
久芳
市民
亘理
格
北海道大学大学院法学研究科教授
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