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コンピュータウイルス対策の現状と課題
コンピュータウイルス対策の現状と課題 コンピュータウイルス対策の現状と課題 B-1 情報電子部 情報電子部制御情報系 制御情報系情報通信分野 情報通信分野 ○石島 ○石島 悌・平松 悌・平松 初珠 初珠 ●はじめに 組織の規模を問わず、コンピュータとネットワークから構成される情報システムは日々の 業務を支えています。このため、情報システムの障害要因となりえるコンピュータウイル スに適切に対処することは、業務の継続性の確保という観点からも重要です。今日では、 ウイルス対策は、すべての組織において実施すべき社会的責務となっています。 ●コンピュータウイルスとは? コンピュータウイルスとは、パソコンや情報ネットワークに対して意図的に何らかの被害 を及ぼすように作られたプログラムのことをさします。感染のしかたや発症の様子などが、 人の病気を引き起こす生物界のウイルスと似ているため、このように呼ばれます。コン ピュータウイルスの主な感染経路は、ネットワークや外部記憶媒体です。 ●ウイルス対策の課題 インターネット 感染拡大 ウイルスパターンデータ、 アップデートプログラム 感染を 未然に防止 (パンデミック) データ交換により ウイルスに感染 ウイルス対策 ソフトの導入 ウイルス対策ソフトを導入し、インターネット から最新データを常にダウンロードしているパ ソコンは比較的安全です。多くのパソコンで、 これらの対策がとられるようになってきました。 次々と感染・被害の拡大 ●ウイルス対策の現状 対策ソフトを導入せず、ネットにも接続してい ないパソコンは、ウイルスに対して無防備です。 これらのパソコンはウイルスの感染源となりま す。少なからずこのようなパソコンは存在し、 その対策が多くの組織で課題となっています。 ●産技研における課題の解決策・検疫システムの導入 最近問題となっているウイルスの感染経路は、USBメモリに代表される外部記憶媒体によ るデータ交換です。産技研では、お客さまに安心してご利用いただけるよう、外部へ持ち 出す・内部に持ち込まれる記憶媒体に対する検疫システムを導入しました。 1.ウイルスの有無をチェック 2.安全なものだけ使用 ウイルスに感染 していない記憶媒体 ウイルスに感染 している記憶媒体 3.使用後に再チェック セキュリティ対策を 施したパソコン セキュリティ対策が 十分でないパソコン コンピュータウイルス検疫システムと処理の流れ コンピュータウイルスに限らず、セキュリティ対策については、制御情報系・情報通信分 野のスタッフ(情報セキュリティに関する国家資格取得者)に、お気軽にお問い合わせください。