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中世哲学会
中世哲学会 第 65 回 総会・大会 研究発表要旨 提題要旨 会場案内 2016 年 11 月 12 日(土)・13 日(日) 早稲田大学 早稲田 小野記念講堂 〒169-8050 東京都新宿区西早稲田 1-6-1 第65回 中世哲学会 総会・⼤会 プログラム 1⽇⽬(11⽉12⽇ ⼟曜⽇) 受付開始 9:30 開始 終了 発表者 10:00 10:50 ⽯⽥ 隆太 (筑波⼤学/⽇本学術振興会) 10:50 11:40 ⼩⽥ 英 (早稲⽥⼤学) 11:50 12:50 13:00 13:50 岡嵜 隆哲 (同志社⼤学) 13:50 14:40 アダム・タカハシ (⽩百合⼥⼦⼤学) 14:40 15:30 星野 倫 (京都⼤学) 15:30 15:50 15:50 16:40 関沢 和泉 (東⽇本国際⼤学) 16:40 17:30 【特別報告】 ⼋巻 和彦 (早稲⽥⼤学) 18:00 20:00 題⽬ トマス・アクィナスと天使の個体化 ──個体化の原理の射程をめぐって── スアレスの政治思想における 純粋な⾃然(pura natura)という概念の意義 司会者 松村 良祐 (藤⼥⼦⼤学) 横⽥ 蔵⼈ (⼭⼝⼤学) 評議会 ( ⼤隈タワー[キャンパスマップ26番] 701号室 ) アウグスティヌスにおける内的対話の展開 ──『告⽩録』における『詩編』引⽤の意味と可能性について── 天球の霊魂と神的摂理:アルベルトゥス・マグヌスとアリストテレス 主義における≪註解≫の伝統 佐藤 真基⼦ (富⼭⼤学) 江⼝ 克彦 (京都外国語⼤学) ⼭内 志朗 (慶應義塾⼤学) ダンテと三段論法 休憩 ロジャー・ベーコンにおける⼈間の⾃然本性と⾔語、⾳楽 ⻄⽅神秘思想における東⽅との連続性と独⾃性 懇親会 岩熊 幸男 (福井県⽴⼤学名誉教授) ⼩林 剛 (明治学院⼤学) 2⽇⽬(11⽉13⽇ ⽇曜⽇) 受付開始 9:50 開始 終了 発表者 題⽬ 10:20 11:10 野邊 晴陽 (東京⼤学) 11:10 12:00 村上 寛 (早稲⽥⼤学) 12:00 13:00 編集委員会 ( ⼤隈タワー[キャンパスマップ26番] 701号室 ) 13:00 13:50 総会 司会者 トマス・アクィナスの超範疇概念論(QDV 1.1に基づいて) 井澤 清 (甲南⼤学) 「滅却された魂」における意志について ──「再帰的意志」の観点から 佐藤 直⼦ (上智⼤学) 第65回中世哲学会シンポジウム 14:00 17:00 【提題】 ⽥島 照久 (早稲⽥⼤学) 【提題】 阿部 善彦 (⽴教⼤学) 【提題】 鶴岡 賀雄 (東京⼤学) 神化の伝統とエックハルトにおける神認識の問題 ──神の〔⼦の〕誕⽣をめぐって── クザーヌスの神化思想 ──Visio Dei における創造から神化へのダイナミズム── ⻄⽅神秘思想史における⼗字架のヨハネの位置と意義 【研究⼤会・シンポジウム会場】 ⼩野記念講堂[キャンパスマップ27番の建物] 地下2階 【会員控室】 ⼤隈タワー[キャンパスマップ26番の建物] 702号室 【懇親会会場】 商学学術院[キャンパスマップ11番の建物] 4階 ⼤会議室 井上 淳 (南⼭⼤学) ・ 天使 ―個体化 原理 個体化 射程 ― 筑波大学/日本学術振興会 石田 隆太 ・ 著作 「個体化 。 実体 遡 ,形相 際 個体 。 種的形相 含 呼 想定 数 個体化 個体性 。 場合 個体性 。 ,当然 一 個体性 語 余地 個体性 語 機会 否 異 天使 『天上位階論』 離 関 基本 非質料的 被 。 位階 認 場合 分離実体(天使 ,分離実体 場合 留意 適用 言 ,天使 ,複合実体 述 異 神) 関 形相 ,天使 自体 個 種 担 形相 ,天使 個体性 ,種別化 状態 。 以上 踏 本発表 目指 別 確認 上 把握 ,天使 有 , 区別 個体性 「個体化」 。論点 特 多義的 使用 何 一元的 , 「個体化」 種的 理解 念頭 置 ,様々 思 存在者 。 。「個体化 場合,本発表 違 可能性 , 表現 概念装置 。 3 天使 即 異 数 ,「個体化」 概念 共通 提示 自身 , 個体性 原理」 。 示唆 有 内実 示 指摘 思 複合実体 概念 想定 手 複 主張 天使 。 。 指 仕方 , 種 数 個体化 描 。実際,質料 。 一般的 単純実体 ,天使 上記 個別化 一 考 数 得 際 体化 原因 複合実体 意味 ,天使 存在 実 「個的質料」 質料 形相 天使 複数存在 ,天使 実体 一 ,同時代人 一 複合 。 ,非質料的 文書 ,種 対 形相 原理 原因 ,形相 。一 , 原理 有 原理 適用 向 合 天使 個体性 質料 実体 。試 。 的 質料 以上 原理 主張 ,質料 ,目 前 ,特定 ,個体化 原理 的 主張 方 ,形相 個体 対 考 ,形相 多数 天使 質料 共通 ,少 合実体 本質 言及 由来 世界 存在 必要 原理」 思想 想定 「個体化 個体化 整合的 存在論的 原理」 言説 枠組 捉 総体 捉 政治思想 純粋 自然(pura natura) 概念 意義 早稲田大学 小田 英 本報告 近世 史 教皇主義 『形而上学討論集』 新世界征服 宗教改革 代表者 有名 関 的 同時代史的視点 。 橋 自然 概念 ,純粋 自然 。 着目 。特 描 俗君主 自国 教会統治権 自然 点 第三 重要 軸足 自然 哲学 架橋 研究 基 一層進 自然 意味 有名 非常 Courtine 哲学 研究 征服 教君主 教会 対立 霊的 事柄 正 認 。主 際 対象 架 純粋 下 異教君主 俗権 政治思想上 ,第三 意義 主著 『法 対 後,世 , 国教会原理 上 目 。 全体的 英国教会 樹立 宗教改革 行 権力 意義 明 ,先行研究 問題 国教会原理 展開 二 研究 意義 政治思想 ,① 8世 君主 。本報告 切 離 置 行 。 , 同時代史的意義 基 注目 , 架橋 研究 持 。本研究 』 哲学 一人 有 完全 重要視 点 ,② 結果,上述 架橋 恩寵 超自然 , 俗権 純粋 等 抵抗権論 政治思想 ,本報告 概念 際 , 俗権 純粋 注目 概念 有意義 問題 ,両権論,自然法論,国際法論,契約論 自然 哲学史 哲学 対抗 下 ,純粋 , 。 , 教皇主義論 人民 。Courtine (1999) 抑制 学派 ,主権論 対抗 政治思想史研究 主題 ,16 世紀 有名 。通史的 。 少 政治思想 。政治思想史 論争 知 ,同時代史的 従来 代表的論者 F. 提示 批判 目的 立法者 , 神 (Suarez 1612) 。 意義 ,教皇 上記 ② 霊権 対 霊権 目的 , 障害 除去 関 世俗君主 世俗的至福 ,目的間 主張 文脈 。 俗権 俗権 服従 目的 序列 重要 主張 目的間 序列 , 文脈 。 純粋 論争 論証 。 序列関係 存在 , 大 自然 , 論拠 両権 陣営 王 間 教会 防衛 ,永遠 至福 序列関係 自国 霊的最高権 理論的障害 概念 利用 , 考 第三 存在 持 。 意義 見出 。 Courtine, J.-F. (1999). Nature et empire de la loi: Etudes Suaréziennes. Paris, Éditions de l’École des hautes études en sciences sociales: J. Vrin. Suarez, F. (1612). Tractatus de Legibus ac Deo Legislatore. Conimbricae, Didacum Gomez de Loureyro. 4 内的対話 ―『告白録』 展開 『詩編』引用 意味 可能性 ― 同志社大学 岡嵜 隆哲 初期著作『 」 (Soliloquia)』 生涯 探求目標 表明 求 方途 試 。外的他者 言 負 終始 選択 有 ratio 叙階 理 経 , 神学的 自体 祈 言葉 。 引用 繰 返 立 返 応答 」判然 探求 ,神 祈 関心 要素 深 神 中 祈 対話的探求 呼 覚 対話的探求 応答的 必要 聖句 , ,神 対 汲 尽 者 心 ,神 同様 内的対話 者 関係性 道 向 動態 探求 道 新 招 ,『詩編』 開 入 , 形式 引用 起点 声 探求 展開 , 神 「神 進 「全 (totus 」 思想 聖霊 言葉」 。『詩編』 言葉 「全 ,他方 場 神 言 著述 「全 。『告白録』 言葉 。 ,同時期 働 5 ,全 運 。 位置 展開 受 , 獲得 」, 「私 主導 ,支 , 応答 ,対 「内在−超越的性格」 問 ,答 論 教会論 統合 得 声 「突然」語 示 正 独自 発展 。 役割 教会共同体 声 祈 。 別 成立 根幹 思惟 果 。 対 自体 多層的 情念 道 支 『詩編注解(Enarrationes in Psalmos)』, , 『詩編』 探求法 『告白録』 内的対話 『詩編』引用 christus)」 考 方 参照 道 阻 発揮 , 。『詩編』聖句 『告白録』 , 『告白録』 私 旧約聖書『詩編』 展開 探求 対 「私自身 尽 探求 , soliloquia 互 中期著作『告白録(Confessiones)』 出 , ,真正 , 求 探 議論 ,純粋 理性能力 」内的対話 理性 , 内的対話 編 答 回避 知 自己内対話 場合論者 攪乱 』 内 司教 ,多 情念 危険性 『 話的探求 導 来 結果自他 探求法 , 。 外 対話・問答法 問 ,私 内的対話 遂 介 対 ,「私 私 魂(自己) ,自己 理性(ratio) 相手 , 。 ,「神 , 」 祈 深淵 affectus , 他 自己自身( 深淵), 。 同時 他 天球 霊魂 神的摂理: ・ 主義 《註解》 伝統 白百合女子大学 ・ 作品 対 主義 師 詳細 ・ 包括的 註解書 残 伝統 中世盛期 重要性 誰 必 , , 《註解》 学者 自然世界 現象 実験室 観察 理論 展開 真理 見 哲学者 有 , 程度 乖離 正確 ,本発表 主義者 (Commentator) 受容 上学』 註解 主義 伝統 , 議論 展開 十分 ,天球 ,彼 考慮 ― 作業 見極 霊魂 本性 書 , 中世 思想 受 継 , 《註解》 ) (1126-1198)― ,『自然学』『天 当 (fl. 200 AD) 天球 「註解者」 解釈 』『形而 霊魂 持 , 関係 彼 天球 霊魂 天球 霊魂 代表 ,先行 初期近代 霊魂 主義者達 論 。古代 。特 , 中 特権的 盛 6 到達 。 焦点 合 科学的 真理 一人 。主題 議論 中 科学的 議論 ・ 議論 計算作業 , 初期近代 行 。 「著作」 彼 必要 ,人間 。問題 理論 ,数学的 著作 議論 。十三 科学者 程度 ( 中心 必要 」 (bookish) 性格 持 学者 霊魂 , 探 , 天球 関心 寄 続 「神的摂理」 知的行為自体 意味 作品 《註解》 彼 知 問題 論 先行 「 , 。故 , 考慮 。 際 彼 , 解説 理解 意味 際 ,現代 説明 固有 性格 仮 持 説明 。 以上 点 思 , 行為自体 知的活動 ,極 ,彼 同等 意義 認知 《註解》 。 古代 。西欧 。 思想内容 世紀・十四世紀 , 知 解釈 依拠 言 人物 既 広 読 , 主義者 (c. 1200-1280) 関心 古代 。 問題 背景 多 ,本発表 主義者 三段論法 京都大学 星野 倫 哲学的著作 宴』 ) , 『饗宴』 重要 遅 間違 治論 Monarchia(『帝政論』) 対 試 ,1307 年以前 俗語 執筆 正確 2編 。前者 ,後者 ,懸命 未完 著作 Convivio(『饗 執筆年代 , 議論 説 集 三段論法 sillogismo 語 政 折衷的 eclettico 運用 自 著作 哲学 。 一度 Convivio 」 例 羅列 中 登場 。「偽 望 真 ( 当 三段論法 恒真 早 理解 小前提 証明 図式 通 言 換 B :全 入 提 ,Convivio 向 。 存在 間 Monarchia ;故 M 実際 。中世論理学 積 飛躍的 。「 全 B 命題 賓辞 S 。初級論理学 関 言 予備的 〔本体 三段論法 占 。 範疇論・ 論・誤謬論 全 A ;故 C 以外 全 基本 19 格式 式(全 収 P 習熟 ;全 M 込 Camestres Petrus Hispanus S 操作 , 程度困難 広範囲 Summulae Logicales) 論理的手法 紹介 教科書 , ,三段論法 構成 幅広 位階 」 述 , 。 言及 扱 。例 5 番目 〔自然本 ,Summulae Logicales, Ⅲ 。 哲学学習 , 死後,1290 年代前半 論理学 以降(例 B ,第 2 格(大前提・小前 AEE 十分 ,一連 可能性 高 考 C 私 言 。〈存在〉 ・ 〈一者〉 ・ 〈善〉 , 『先立 』 〕仕方 。 ;故 換 格) 。 A C 置 , 。 一部 ,少 来 ) 論理学教科書(例 踏 位置 P 中世 性上先立 全称否定命題 触 ,否定 内在 ; C 以外 A ,Monarchia 処理 , 「 ; A 初級事項 随所 Monarchia ,一見 中名辞 可能性 目 偽 , 第 1 巻 11 章 一節 見 :全 « solum » 定説 存在 , 」(Mon. Ⅰ, ⅺ, 9)。 ,30 結論 ,前提 〕三段論法 第 2 格 secunda figura 以下 。即 扱 格式 19 出 Mon. Ⅰ, 真 。 ,定言的三段論法 見 論証 引 三段論法 ,Monarchia B ) , 。少 進歩・発展 三段論法 」 語 ,Monarchia(Ⅱ, ⅴ, 23) 提示 前提 , 結論 極的 語 ,第 4 論考・第 9 章 「不可能 silogismo [sic.] 関 限 ,1307 年 〈天国篇〉執筆直前) 論理学( 。 7 30 月 集中的 行 書 Convivio 哲学) , 再学習 痕跡 集中的 乏 ・ 人間 自然本性 言語、音楽 東日本国際大学 関沢 和泉 【事務局 大会 案内】 用 発表要旨 未提出 、掲載 8 内容 。 ・ 超範疇概念論(QDV 1.1 基 ) 東京大学 野邊 晴陽 ・ 『真理論 De veritate』第 1 問第 1 項 , 複数 存在 区別 観点 ratio 通 観察 ,② 本質 道具 様態 区別 具体的 , 与 。 ,同 名称 名称 」,⑤「認識 動 後 諸名称 。 認識 「有」 ,有 。 第一 」 複数 , 「有」 名称, 名称 直接明 第一 ,「存在 」以外 呼 homo」 名称 homo」 名称 者 表現 意味表示 , , 名称 res」「或 「超範疇(概念) 対象 現実態」 「有 言 具体的 , 完全性 現実態 受動知性 最 本源的 , 類 」 次 二 記述 引 理由 ,予 ,区別 認識 思 。 ,「有」 名称 。 述 , 「有」 ,全存在者 存在者 ,「非−有 non ens」 欠如 名称 一部 以外 具体性 ,「有」 複数 様態 含 ,複数 観点 内含 自身 」,③「他 , 〉 , 現実態 actus 「 様態 , 机 。 。 『真理論』第 1 問第 1 項 。同項 六 〉 様態 。 ①「〈存在 名称 ③紙 ②「本質 aliquid」「一 unum」「真 verum」「善 bonum」 与 transcendentia」 呼 , ①「〈存在 。 「有」以外 ,① 現実態 認識 」,⑥「欲求 対象 存在者 ⑤他 ,「有」 表現 」,④「一 表現 。 複数 様態 modus 規定 存在 欲求 essendi」 。例 存在 ,④ 一本 ⑥ 書字 ,有 ens 意味的 存在者 意味表示 意味表示 名称 ,意味内容 空虚 規定力 。例 , 「非−人間 non 。他方 「有」 名称 存在者 意味 。 考 ,全 「人間 端的 包括 全存在 豊 捉 。 第二 ,有 無規定的 完全性 容 観点 ,複数 通常,観点 「 」 ,上記 概念 表示 相異 六 様態 対象 ,事物 認識能力 超 相異 ,実在的 ,無規定的 。 人間 ,普遍的 有 認識 受 ,複数 。 実在的 ,理知性 rationalitas 区別 ,人間 認識 概念 様態 豊 有無 無限定 。 secundum rem 根拠 実在的 豊 同一 , 相異 自体 ,「有」「 」「一」「或 知的 9 。例 相異 裏付 相異 含 。 ,純粋 」「真」「善」 。 「人間」 観点 名称 意味 「滅却 魂」 意志 ―「再帰的意志」 観点 早稲田大学 村上 寛 14 世紀初頭 異端者 魂」 処刑 ,意志 ,「滅却 神 魂」 対象 ,意志 本発表 「再帰的意志」 「神秘的」著作 位置付 。滅却 状態 魂 状態 用 呼 位相 神学 思想伝統 連 論証 由意思 根拠 用語 意志 滅却 自由意思 神 意思 働 完全 「滅却 滅却 自由意思 ,意志 滅却 意味 魂」 魂 状態 場合,滅却 魂」 繰 関係 。 用法 自由意思 , 修道院 関係 明 非・被拘束性 自由 , 十全 注目 『鏡』 試 ,意志 同意 ,「滅却 ,本発表 魂 ,「滅却 自由意思理解 対立項選択能力 , 鏡』 持 論証 着目 魂 。 備 意志概念 , 全 意志 状態 意志(voulenté) 発表者 。具体的 著作『単純 , , 持 , 一 説 意志 意志 返 強調 ・ 固有 自由意思 発露 中心 意志 滅却 ,自 ,神 意志 一 理解 示 。 固有 意志 何 己自身 。 何 解釈 選択行為 間違 根本的 理解 可能 思 被造性 意志 解釈 , 自身 用語 , 意志 働 特質 持 考 絶対的私性 値判断 態度決定 特質 論理構造 。一 経験的知識 確認 即 概念 設定 。 顕 必然的 何 規範 理性 魂 主従関係 再帰的意志 ,以下 含 , 社会通念 逆転 『鏡』 意志 出来 。 自由意思 ,全 意志 , 再帰的意志 滅却 理解 定義 , 明言 自身 主張 基 価 。 展開 対応 失 形成 必然的 付随 ,『鏡』 。 ,自 自分自身 認識 欲求 行為,自分自身 思考 客観的思惟対象 ,或 選択行為, 。 関 理性 基 再帰的意志 事柄 一 志 固有 思 「再帰的意志」 , 関 ,固有性 事態 理解出来 10 滅却 持 ,選択判断 ,固有 意志 。 展開 再帰的意志 滅却 意志 言 滅却 魂 働 意 第 65 回大会 東方神化思想 西方神秘思想 ――西方 教 神秘思想―― 【連動報告者】:八巻 和彦(早稲田大学) 【提題者】:田島 照久(早稲田大学) 阿部 善彦(立教大学) 鶴岡 賀雄(東京大学) 【司会】:井 上 淳(南山大学) 企画 趣旨 中世 教思想 。 両者 包括的 仕方 着目 , 主 神 人間 教神秘思想 有 持 救済観 本質 展開 ,中世 。 問題 思想 検討 。両者 関係性 普遍的 独自 得 動機 根源的 西方 視点 視野 企画 ,神認識 ,東方 影響史 理解 2回 渡 受肉」 神秘 問題 思想 ,比較思想史 教思想 2016 年度 神認識・神化 2015 年度 共通 基盤 「御言 思想 展開 検討 明 。 昨年 2015 年度 ,東方 連動報告 前 教 神化思想 , 成立 神化論 土台 教父 行 関係性 」 ,神 提題 題 「善 意志 見解 尊重 」 是 「名 問題 」 可能根拠 連動報告 中世初期 田島照久氏 中心 提題 行 特有 語 通 検証 深 考 解釈者 人 彼 位置 伝統 西方 連続性 近世初期 願 独自性 観点 願 関連 願 十字架 意義 思 。 概観 ,東方神化思想 提題 ,近世初期 ,東方神化思想 [2015-16 年度 東方 ) 伝統 阿部善彦氏 ,西方神秘思想史 全体 有力 提題 西方神秘思想 流 。 目 留 大森正樹氏 。中世後期 十字架 神化思想 独自 展開 対比 。 。 ,「神化」 ( 願 「神化」 論争 焦点 ,西方神秘思想 到 人間 ,擬 神化 ,特 , 八巻和彦氏 開始 ,神化思想 ,「証聖者 擬 提題 , 概観 意味 提題 2016 年度 ,西方 神秘思想 主題 想家 議論 袴田渉氏 肯定神学 証聖者 ・ , 「神化」 主題 教父 伝承 谷隆一郎氏 , 。 , 。 ,擬 明確 。 『神名論』 教説 行 久松英二氏 ,擬 導入 道行 主題 , 。 神認識 西方神化思想 。 対比 念頭 鶴岡賀雄氏 「神 提題 受容 , , 合一」 願 。 , 独自 展開 。 企画委員:河野一典,上村直樹,小林剛,井上淳(文責)] 11 【 連動報告】 西方神秘思想 東方 連続性 独自性 早稲田大学 八巻 和彦 本 提題 中心的 ,本連動報告 神秘思想 考 。 任務 流 1.擬 彼 ,東方 割 大 提示 翻訳 思想 依拠 中世初期 諸点 概略 到 中心 資 報告 彼自身 , ,東西 。 役 東方 紹介以降 ・ 目立 影響 擬 ・ 註解書 翻訳紹介 上 偽 。 ,13 世紀 予定 受容 。 見逃 『神名論』 鑑 ,9 世紀 ,同時 受容 人 議論 西方 紹介 証聖者 思想 意義 考慮 ,以下 思想 語 近世初期 , 見出 構築 点 ,先行研究 依拠 最初 ,中世後期 掲 ・ 思想 際 思想家 , 素描 報告者 扱 相次 ,時 場所 擬 起伏 興味深 。 2. 神秘思想 12 世紀中 人間 理性 ratio 何 認識 愛 affectio 役割 対 能力 高 評価 ,理性 , 論駁 真 。彼 思想 > 哲学以来 義」Brautmystik ( 説得力 富 影響 強調 ,擬 同 特性 ,聖書 様子 原則 向 東西 。愛 ,信徒 神 才 恵 , 修道院長 ,神認識 教父 思想 通暁 神 到 愛 強調 「婚姻神秘主義」Nuptiale Mystik) 説 文章 人 神 中 。力 思想 ,時代 ,<同 ,「花嫁神秘主 説教 美 超 影響 続 ,「女性神秘主義」 挙 。 3.女性神秘主義 Frauenmystik 西方 展開 。 始 越 会 東方 神秘思想 西 多 宗教運動 都市 成立 興隆 。 一連 続 著作『 』 ,上記 後 ,啓蒙期 典型 (1098-1179) 骨 折 ,女性 神秘主義」 展開 嚆矢 承認 世紀後半 成立 。 女性神秘主義 途中 時 教皇 事実 興味深 。12 , 結果,民衆 中 流 , 会 成立 , 14 世紀 初頭 ,周知 中 司牧活動 12 貧富 差 拡大 会員 典型 社会的混乱 ,「女性 16 世紀 , 自身 。 【 提題】 神化 伝統 神認識 問題 ―神 〔子 〕誕生 ― 早稲田大学 田島 照久 Ⅰ.神化 「実 向 受肉 , 目的論的理解 方( ) 代表 「神 向 受肉 言表 ,私 神 目的論的理解 , 確認 人 界 「誕生・突破教説」 人 神化 以下引用文前半 神認識 死 同 ,神 受 継 説 説」 「恩恵論」 射程 一致 問題 )思想 同時 , 「神 窺 「恩恵論」 「神性 。 全世 語説教 29)。 伝統 「魂 内 引用後半 「魂 離脱 死」 。神 「離脱」 (Gottesgeburt in der Seele) 生 」( 理解 能的在 方,方途 千年後 神 死 「人間神化」( 教説」 )。 。 。 被造物 」( 神 〔子 教説」 可 目的論的理解 本性 与 基礎 〕誕生 「離脱教 神 似姿 「魂 内 成就 神 神〔 突破」(Durchbruch zur Gottheit) 子〕 教説 人間 誕生」 主題化 。 以下,提題 」 思想 神認識 論 伝統 則 枠組 解釈 Ⅱ. 「神 誕生」 再構成 試 「神性 子 ,人間 性 ,神 突破」 間観 彼 神 全実体 存在 ,神 可能 魂 「神性 像」 像 「神 神 「内在的超越 全 「言 ,端的 神自身 。 「本質的始原論」 神学 「 携 魂 ,神 理解 ,神 、 肉 、私 実 神 有 私 人 間 宿 内 住 」( 人間 恩恵 受 取 通 「神 , 同一」 1・14) 」(Verbum caro factum est et 。 13 語 。 説 中心主義」 ) 取 人間 終焉 本 , 述 」( 受 。 ,神 創造 文字通 養子 「始原 一切 根底 宿 存在 肉 第一 〔子 〕誕生」,「神性 突破」 構造 方 , 訳 受肉 理解 認識 子 「神 像」 同 神性 神」 habitavit in nobis.) 翻訳 ・ ,魂 確認 聖書義解:「言 当該個所 「父 突破教説」 説 神 根底 imago Dei 理解 基 Ⅲ. 〕誕生」 imago Dei 理解 ,神 神自身 語説教 ,人間 「神性 入 一 。 , 神 〔子 。 , 「神 子」 隠 方 ,神 「魂 特性 浮 上 内 神 思惟 検討 上 , 養子」 「魂 問題 観点 。 試 。 基本 。 【 提題】 神化思想 ―Visio Dei 創造 神化 ― 立教大学 阿部 善彦 西方 神学 「神化・ 神学 比 圧倒的 少 指摘 多 。加 。 ,東方神学 比 西方神学 本発表 (1)。 」思想 伝統 主題的 扱 神化思想 ・ 光 山変容 経緯 照明:illuminatio intellectus」 述 与 互 神 見 ・ 変容 ,神直観 「知性 変容―“deiformes, idest 究極的神直観 生 聖書解釈 , 光 与 神 (ibid., n.54)。 西方神学 神化思想 帰結 1) 関 似 造 変容 直観 創造論的枠組 ,《創造 神化 神学 神化思想 欠落 創造・ 《堕罪 「神学 datus」 呼 考察 人間 人間 人間神化 受肉 思想 「聖 ,本発表 》 宇宙論的次元」 1445 年 著 』 (De dato Patris luminum) 基 ,全被造物 「贈 神:deus 全宇宙的神化 思想 “bonum est diffusivum sui” 別 (2) 。 『光 神 贈 念頭 理性」 「知性的光」 知性的変 全宇宙的神化 。 「知性的力」 「神化」 「永遠 光」 西方 「直観」 直観」(visio facialis) 「理性的光」 指摘 「 究極的 言葉」「永遠 」 欠落 , 指摘 「神 「永遠 理性」 神学 比 見 欠落 似 創造 完成 救済史全体 見 東方 「顔 顔 「 理解 他方,「神 見 」 人間 「理性的精神」 人間 人間精神 ,神 似姿 含 。「 互 (ibid., n.52)。 》 』 (De filiatione) 直観 「知性的直観」 (ibid., n.53)。 同 神 」 交換」 秘儀,人間神化,創造 』 (De visione Dei) 基 1) 人間神化 思想 《光 ,光 ,神 ,神 対 (ibid., n.62) 。 観 考察 (ST, I, q.12, a.2. c.; a.5, c.)。 ,人 神 子 観点 念頭 展開 変容 , 1445 年 完成 『神 子 」 「神化」(theosis) 述 贖罪 。 聖書的 必要 変容― Deo similes” 容 伝統 神化思想 。 神学 人間神化》 《見神》 語 従 神化思想 神化思想 欠落 。 東方 基 西方神学 ,西方神学 際、神直観(Visio Dei) 注目 密接 結 十分 研究文献 ,東方 受肉 完成 考察 捉 言葉 不可分 。最後 ,1453 年 , 『神 (3)。 A. Lauth, “The Place of Theosis in Orthodox Theology”, Partakers of the Divine Nature, ed. by M.J. Christensen, et al., Baker Academy, 2007, pp.32-46, esp. 34-37. 14 【 提題】 西方神秘思想史 十字架 位置 意義 東京大学 鶴岡 賀雄 西方 教神秘思想史 近世 枠組 , 神秘思想 置 , ,十字架 勝義 何 , 寄与 , 問 影響 ,十字架 主著 一 『霊 讃歌』 ,雅歌 模 ― 十字架 求 , ,子 ,傷 愛 最終的 成就 御方 保 無限 死 見定 。 形式 書 参与 「吸 込 「歴史的」展開 何 模索 決 捜 予感 子 , 常 生 真昼」, 」 場所」 諸相 , 合一 詳述 息吹 (aspirar) 果 , ,魂 神 合一 」 恵 神(Dios por participación) ( 『愛 生 言葉 , 」 炎』末尾)。 教神学 示唆 , 。 憩 隠 魂 愛 ,三位一体 内 「神性(Deidad) 高 認識 目覚 」 「神秘家」 解 ) 子」 与 神自 ― ,参与 」 人間 ,神( 分 「隠 。「三位一体 合一」 終末的完成 秘 対 ,「神 「神 悦 深 語 (deiforme) (「第三十九 歌」解明) 。 回路 無限 対応 」 手 全本質 境地 , 「神 神 息吹 得 , 「魂 神 思想 癒 眼 突破」 見 書 神学的構図 ,「父 栄光」,「愛 。 「離脱」 (霊的婚姻), 場所 。 ,雅歌注解 伝統 連 依拠 ( 「第一 歌」解明)。 同書末尾 最終的 望 , 見 唯一 者 冒険―「神性 聖霊 讃歌』 中心 霊的婚約),結 , ,十字架 ,語 当人 神秘 対応 捉 枠組 文 。 。 , 。 ), 語 ( 「全被造物 愛 大胆 出会 ,生 魂 『霊 , 「婚姻神秘主義」 特有 魂 同書劈頭 問 山登攀』 『魂 暗夜』― 対比的 , 及 , 自作 恋愛詩 自註 否定神学的言辞 目立 『 傷 。 十字架 神 子 誕生」 見 ( 定的 不可分 ,双方 神秘思想 核心 思想 鍵語 「魂 内 応 。 。 神秘主義 程度 提題 。 。 合流 系 献上 意義 見出 ,神秘思想 「神秘思想」 哲学 頂点 ,狭義 哲学的言語 語 神秘思想 言 言 十字架 定式 意味 外 人間一般 読 , 可能性 開 ,彼 近世初期 神秘家 多分 心理描写的 語 方 ,西方神秘 。 問 。 15 ,「神秘思想」 広義 哲学 寄与 会場案内(早稲田大学 早稲田 ) 1 交通 ■ 詳細 、以下 参照下 URL • https://www.waseda.jp/top/access/waseda-campus/ ■ 推奨交通手段 • JR 東京駅 ▶ <地下鉄東京 東西線>「大手町」駅 ▶ 5 駅先 「早稲田」駅 下車 ▶「早稲田駅」 「3b」出口 出 北西 進 ▶「馬場下町」 交差点 右手 曲 • [中野行/三鷹行] 乗車 羽田空港 ▶ <京急急行線>「羽田空港国内線 」駅 [千葉方面行] 直通 乗車 ▶ <京急急行線><京急本線><地下鉄都営浅草線>直通 ▶ 16 駅先 <地下鉄都営浅草線>「日本橋」駅 下車 ▶ <地下鉄東京 東西線> 「日本橋駅」 乗換 ▶ <地下鉄東京 東西線>「日本橋」駅 [中野行/三鷹行] 乗車 ▶ 6 駅先 「早稲田」駅 下車 ▶「早稲田駅」 「3b」出口 出 北西 進 ▶「馬場下町」 交差点 右手 曲 16 2 17