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PrimeSTAR®シリーズ

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PrimeSTAR®シリーズ
◆PrimeSTAR ®シリーズおよび関連製品リスト
【PrimeSTAR ®シリーズ】
製品名
容量
製品コード
PrimeSTAR ® GXL DNA Polymerase
PrimeSTAR ® HS DNA Polymerase
R045A
¥30,000
250 U
R010A
¥30,000
R010B(A × 4)
¥96,000
R040A
¥22,000
100回(50 μl反応系)
PrimeSTAR HS(Premix)
¥100,000
100回(50 μl反応系)
1,000 U
®
¥35,000
R050B(A × 4)
1,000 U
PrimeSTAR ® Max DNA Polymerase
価格(税別)
R050A
250 U
【関連製品】
製品名
概要
®
容量
製品コード
50回
R023A
¥48,000
200回
R023B
¥160,000
価格(税別)
50回
R022A
¥44,000
200回
R022B
¥145,000
PrimeScript ® II High Fidelity RT-PCR Kit
PCRにはPrimeSTAR GXLを使用
PrimeScript ® High Fidelity RT-PCR Kit
PCRにはPrimeSTAR Maxを使用
Mighty Cloning Reagent Set( Blunt End)
平滑末端クローニング
20回
6027
¥29,000
Mighty TA-cloning Reagent Set for PrimeSTAR ®
平滑末端産物にAを付加して
TAクローニング
20回
6019
¥32,000
PrimeSTAR ® Mutagenesis Basal Kit
PrimeSTAR® Maxで迅速、確実に
変異導入
25回
R046A
¥19,000
10回
639633
¥22,000
10回
639639
¥24,000
10回
639648
¥21,000
®
In-Fusion ® HD Cloning Kit w/Cloning Enhancer
In-Fusion ® HD Cloning Kit w/NucleoSpin ®
®
In-Fusion HD Cloning Kit
★1,3
★1,2
In-Fusionクローニング用試薬
★1
★1:製品にコンピテントセルは含まれません
(コンピテントセルを含む製品も別にご用意しています)
。
★2:PCR産物がシングルバンドの場合に増幅産物をそのままIn-Fusion反応に使用するための前処理試薬、Cloning Enhancerが含まれています。
★3:PCR産物が複数バンドの場合にゲル精製を行うスピンカラムが含まれています。
※In-Fusion® HD Cloning Kitシリーズはクロンテック社の製品です。
◆関連製品ピックアップ
®
PrimeScript II High Fidelity RT-PCR Kit
製品コード R023A/B
アクセサリータンパク質を添加したPrimeScript ® II RTaseと、長鎖増幅やGCリッチターゲットに強いPrimeSTAR ® GXLを組み
合わせて、RT-PCRに至適化したキットです。正確性を必要とする長鎖ターゲットのRT-PCRに最適です。
非常に広い鋳型量許容範囲
【方法】HL60細胞由来のtotal RNA
(100 pg∼6 μg)
を鋳型として、
Oligo dT
Primerを用いた逆転写反応(20 μl反応系)
を行い、
その一部(5 μl)
をPCR
(50 μl反応系)
に使用し、TFR 4 kbを増幅した。
【結果】本キットを用いたRT-PCRではRT時のtotal RNA量を6 μg/20 μ
l反応
系まで増やしてもTFR 4 kbの良好な増幅が見られました。
PCRの鋳型量 ; 左からtotal RNA 25, 250 pg, 2.5, 25, 50, 125,
250, 500, 750 ng, 1, 1.25, 1.5 μg相当
Hot Start PCR : Licensed under U.S. Patent No. 5,338,671 and 5,587,287 and corresponding patents in other countries.
その他のライセンス
(最新のライセンス情報)
に関しては弊社ウェブサイトにてご確認ください。
本パンフレットに記載されている商品名等は、特に記載はなくても各社の商標、
または登録商標です。
・本パンフレットで紹介した製品はすべて研究用として販売しております。
ヒト、動物への医療、臨床診断用には使用しないようご注意ください。
また、食品、化粧品、家庭用品等として使用しないでください。
・タカラバイオの承認を得ずに製品の再販・譲渡、再販・譲渡のための改変、商用製品の製造に使用することは禁止されています。
・本パンフレット記載の価格は2012年2月1日現在の希望小売価格です。価格に消費税は含まれておりません。
取扱店
東日本販売課
西日本販売課
TEL 03-3271-8553 FAX 03-3271-7282
TEL 077-543-7297 FAX 077-543-7293
TaKaRa テクニカルサポートライン
製品の技術的なご質問に専門の係がお応えします。
TEL 077-543-6116 FAX 077-543-1977
タカラバイオウェブサイト
クロンテックウェブサイト
http://www.takara-bio.co.jp
http://clontech.takara-bio.co.jp
高正確性PCR酵素
2012年2月作成32K
PrimeSTAR®シリーズ
(2012年2月改訂版)
PrimeSTAR®シリーズのベーシック酵素
基礎知識 ∼PCR酵素の種類と特性∼
PCRに利用される耐熱性DNAポリメラーゼは、構造的に大きく、下記
の2つのタイプに分けられます。
●
Pol Ⅰ型
(family A)
α型
(family B)
DNA Polymeraseをはじめとする
好熱性真生細菌由来のPol Ⅰ型(family A)酵素
●
DNA Polymeraseに代表される
超好熱性古細菌由来のα型(family B)酵素
由来
Prokaryote
Archaea
3 -5 exonuclease活性
×
○
5 -3 exonuclease活性
○
×
dA付加
増幅産物の3'末端形状
一般的にPol Ⅰ型酵素は伸長活性は強いのですが、
3 →5 exonuclease
活性を持たず、TdT
(Terminal deoxynucleotidyl Transferase)
活性
によりPCR産物の3 -末端にdAが付加されます。
これに対してα型酵素
はより耐熱性に優れ、強力な3 →5 exonuclease活性を示しますが、
伸長速度が遅く3 -末端は平滑末端になります。
酵素名
しかし、従来のα型酵素はその特性から、
・反応に長時間かかる
・増幅効率が悪く、特に長鎖増幅やGCリッチ、ATリッチターゲットには不向き
・鋳型DNAの許容量の範囲が狭く、鋳型DNAを多量に加えた場合、
かえって
PCR反応が阻害される
・反応条件がシビアで、手軽に使えない
などの弱点がありました。
・PrimeSTAR®シリーズ
・ など
間違った塩基の取り込み
5‐GATCTG
3‐CTAGATCGGAT・
・
・
・
・
・
・
・5 鋳型DNA
3 ‒5 exonuclease
による塩基の除去
G
5‐GATCT
3‐CTAGATCGGAT・
・
・
・
・
・
・
・5 鋳型DNA
正しい塩基の取り込み
A
5‐GATCT
3‐CTAGATCGGAT・
・
・
・
・
・
・
・5 鋳型DNA
PrimeSTAR シリーズと各種PCR酵素との正確性の比較
(15/484,429)
(30/486,923)
PrimeSTAR® HS と各社High Fidelity PCR酵素の増幅効率の比較
ヒトゲノムDNAを鋳型として、PrimeSTAR ® HSと各社高正確性PCR酵素、並びにr
をそれぞれ推奨条件で用いて増幅効率を比較
しました。PrimeSTAR® HSは、他のHigh Fidelity PCR酵素と比べ、鋳型量が少ない場合でも効率よく増幅できました。
1
2
3
4 M N
1 2
3
B社酵素1
4 M
N 1
2
3
C社酵素1
4 M N
1 2
3
D社酵素1
4 M N 1
2
3
E社酵素1
4 M N
1 2 3
r
4 M
N
1 2
3
4 M
30サイクル
鋳型量
(50 μl反応系);
レーンN:Negative Control
(鋳型なし)
1 :100 pg
2 :1 ng
3 :10 ng
4 :100 ng
M :λd III digest
PrimeSTAR® HSを用いて様々な長さのターゲットを同一条件で増幅
PrimeSTAR® HSを用いて、同一PCR条件で様々な鎖長のターゲットの増幅を試みたところ、0.5∼8.5 kbのターゲットをいずれも効率よく
増幅できました。
(13/199,186)
M1 M2
rTaq DNA Polymerase
(64/159,994)
0
0.005
0.01
0.015
0.04
0.045 (%)
エラー率の算出方法 : GCリッチで比較的変異の入りやすい
HB8ゲノムDNAを鋳型として任意に選択した10種類
の領域をPCR増幅後、
それぞれベクターにクローニングし、各配列について複数クローンをピックアップしてシーケン
シングを行い塩基配列を確認しました。
酵素
A社酵素1
PrimeSTAR ® HS
M N
(弊社比較データ)
★PrimeSTAR®シリーズの各PCR酵素は、増幅産物
約50万塩基をシーケンシングして、
エラーがわずか
10∼30塩基のレベルです。
High Fidelity PCR酵素の原点である
DNA
Polymeraseの正確性を上回ります!
(12/542,580)
※プライミング効率とは・
・
・
DNAポリメラーゼはプライマーの3 末端で酵素/DNA複合体を形成し、鎖伸長を始めます。
これをプライミングと言います。
PrimeSTAR®シリーズの酵素はいずれも高いプライミング効率を有しているため、5∼15秒の短時間のアニーリング時間
設定で特異性の高い増幅結果が得られます。
PrimeSTAR HSのPCR条件: 98℃ 10秒
55℃ 5秒
72℃ 2分
®
Pfu DNA Polymerase
高いコストパフォーマンス
鋳型 ; ヒトゲノムDNA
ターゲット ; DCLRE1A遺伝子
(2 kb)
反応液組成およびPCR条件 ; 各社試薬の推奨プロトコールによる
PrimeSTAR®シリーズの基本的な特長
PrimeSTAR® GXL
に勝る増幅効率
高いプライミング効率※
伸長反応再開
5‐GATCTA
3‐CTAGATCGGAT・
・
・
・
・
・
・
・5 鋳型DNA
タカラバイオのPrimeSTAR®シリーズは、
「気軽に使える」
「反応効率も良い」高正確性酵素
をコンセプトに開発されました
PrimeSTAR® HS
強力な3 -5 exonuclease活性
抜群の校正力
経済性
DNAポリメラーゼによりDNAは5 側から3 側へ向かって合成されますが、稀に
誤った塩基が取り込まれることがあります。
その際、3 -5 exonuclease活性をもつ
α型酵素では誤って取り込まれた塩基が削り取られ、正しい塩基が取り込まれて
伸長反応が再開されます。この結果、DNA合成における正確性はPol Ⅰ型酵素
に比べ格段に高くなります。
製品コード R010A/B
平滑
・ シリーズ
・EmeraldAmp® など
いわゆる高正確性酵素といわれるPCR酵素はほとんどがα型酵素です。
PrimeSTAR® Max
PrimeSTAR HS DNA Polymerase
®
PCR酵素のタイプ
GC or ATリッチ
配列の増幅
伸長スピード
ダイナミックレンジ
増幅鎖長の目安
(ヒトゲノムDNA)
PrimeSTAR® HS
★★★
★★
★★
≦8.5 kb
PrimeSTAR® Max
★★★
★★★★★
*
★★★(★)
≦6 kb
PrimeSTAR® GXL
★★★★★
★★★★
★★★★★
≦30 kb
PCR産物
末端形状
Hot Start
平滑
○
(抗体を利用)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10 M2 M1
PCR条件:
98℃ 10秒
68℃ 8分
30サイクル
鋳型 ;
ヒトゲノムDNA
100 ng/50 μl反応系
ターゲット ;
レーン1:DCLRE1A
4 kb
2:β-globin
8.5 kb
3:β-globin
6 kb
4:DCLRE1A
1 kb
5:p53
0.5 kb
6:p53
4 kb
7:β-globin
7.5 kb
8:DCLRE1A
8 kb
9:DCLRE1A
2 kb
10:p53
6 kb
M1:λd III digest
M2:pHY Marker
* 伸長時間を長めに設定する
(1 min./kb)
することで持ち込み可能な鋳型量を増やすことができます。
1
PrimeSTARシリーズ
PrimeSTARシリーズ
2
PrimeSTAR®シリーズのベーシック酵素
基礎知識 ∼PCR酵素の種類と特性∼
PCRに利用される耐熱性DNAポリメラーゼは、構造的に大きく、下記
の2つのタイプに分けられます。
●
Pol Ⅰ型
(family A)
α型
(family B)
DNA Polymeraseをはじめとする
好熱性真生細菌由来のPol Ⅰ型(family A)酵素
●
DNA Polymeraseに代表される
超好熱性古細菌由来のα型(family B)酵素
由来
Prokaryote
Archaea
3 -5 exonuclease活性
×
○
5 -3 exonuclease活性
○
×
dA付加
増幅産物の3'末端形状
一般的にPol Ⅰ型酵素は伸長活性は強いのですが、
3 →5 exonuclease
活性を持たず、TdT
(Terminal deoxynucleotidyl Transferase)
活性
によりPCR産物の3 -末端にdAが付加されます。
これに対してα型酵素
はより耐熱性に優れ、強力な3 →5 exonuclease活性を示しますが、
伸長速度が遅く3 -末端は平滑末端になります。
酵素名
しかし、従来のα型酵素はその特性から、
・反応に長時間かかる
・増幅効率が悪く、特に長鎖増幅やGCリッチ、ATリッチターゲットには不向き
・鋳型DNAの許容量の範囲が狭く、鋳型DNAを多量に加えた場合、
かえって
PCR反応が阻害される
・反応条件がシビアで、手軽に使えない
などの弱点がありました。
・PrimeSTAR®シリーズ
・ など
間違った塩基の取り込み
5‐GATCTG
3‐CTAGATCGGAT・
・
・
・
・
・
・
・5 鋳型DNA
3 ‒5 exonuclease
による塩基の除去
G
5‐GATCT
3‐CTAGATCGGAT・
・
・
・
・
・
・
・5 鋳型DNA
正しい塩基の取り込み
A
5‐GATCT
3‐CTAGATCGGAT・
・
・
・
・
・
・
・5 鋳型DNA
PrimeSTAR シリーズと各種PCR酵素との正確性の比較
(15/484,429)
(30/486,923)
PrimeSTAR® HS と各社High Fidelity PCR酵素の増幅効率の比較
ヒトゲノムDNAを鋳型として、PrimeSTAR ® HSと各社高正確性PCR酵素、並びにr
をそれぞれ推奨条件で用いて増幅効率を比較
しました。PrimeSTAR® HSは、他のHigh Fidelity PCR酵素と比べ、鋳型量が少ない場合でも効率よく増幅できました。
1
2
3
4 M N
1 2
3
B社酵素1
4 M
N 1
2
3
C社酵素1
4 M N
1 2
3
D社酵素1
4 M N 1
2
3
E社酵素1
4 M N
1 2 3
r
4 M
N
1 2
3
4 M
30サイクル
鋳型量
(50 μl反応系);
レーンN:Negative Control
(鋳型なし)
1 :100 pg
2 :1 ng
3 :10 ng
4 :100 ng
M :λd III digest
PrimeSTAR® HSを用いて様々な長さのターゲットを同一条件で増幅
PrimeSTAR® HSを用いて、同一PCR条件で様々な鎖長のターゲットの増幅を試みたところ、0.5∼8.5 kbのターゲットをいずれも効率よく
増幅できました。
(13/199,186)
M1 M2
rTaq DNA Polymerase
(64/159,994)
0
0.005
0.01
0.015
0.04
0.045 (%)
エラー率の算出方法 : GCリッチで比較的変異の入りやすい
HB8ゲノムDNAを鋳型として任意に選択した10種類
の領域をPCR増幅後、
それぞれベクターにクローニングし、各配列について複数クローンをピックアップしてシーケン
シングを行い塩基配列を確認しました。
酵素
A社酵素1
PrimeSTAR ® HS
M N
(弊社比較データ)
★PrimeSTAR®シリーズの各PCR酵素は、増幅産物
約50万塩基をシーケンシングして、
エラーがわずか
10∼30塩基のレベルです。
High Fidelity PCR酵素の原点である
DNA
Polymeraseの正確性を上回ります!
(12/542,580)
※プライミング効率とは・
・
・
DNAポリメラーゼはプライマーの3 末端で酵素/DNA複合体を形成し、鎖伸長を始めます。
これをプライミングと言います。
PrimeSTAR®シリーズの酵素はいずれも高いプライミング効率を有しているため、5∼15秒の短時間のアニーリング時間
設定で特異性の高い増幅結果が得られます。
PrimeSTAR HSのPCR条件: 98℃ 10秒
55℃ 5秒
72℃ 2分
®
Pfu DNA Polymerase
高いコストパフォーマンス
鋳型 ; ヒトゲノムDNA
ターゲット ; DCLRE1A遺伝子
(2 kb)
反応液組成およびPCR条件 ; 各社試薬の推奨プロトコールによる
PrimeSTAR®シリーズの基本的な特長
PrimeSTAR® GXL
に勝る増幅効率
高いプライミング効率※
伸長反応再開
5‐GATCTA
3‐CTAGATCGGAT・
・
・
・
・
・
・
・5 鋳型DNA
タカラバイオのPrimeSTAR®シリーズは、
「気軽に使える」
「反応効率も良い」高正確性酵素
をコンセプトに開発されました
PrimeSTAR® HS
強力な3 -5 exonuclease活性
抜群の校正力
経済性
DNAポリメラーゼによりDNAは5 側から3 側へ向かって合成されますが、稀に
誤った塩基が取り込まれることがあります。
その際、3 -5 exonuclease活性をもつ
α型酵素では誤って取り込まれた塩基が削り取られ、正しい塩基が取り込まれて
伸長反応が再開されます。この結果、DNA合成における正確性はPol Ⅰ型酵素
に比べ格段に高くなります。
製品コード R010A/B
平滑
・ シリーズ
・EmeraldAmp® など
いわゆる高正確性酵素といわれるPCR酵素はほとんどがα型酵素です。
PrimeSTAR® Max
PrimeSTAR HS DNA Polymerase
®
PCR酵素のタイプ
GC or ATリッチ
配列の増幅
伸長スピード
ダイナミックレンジ
増幅鎖長の目安
(ヒトゲノムDNA)
PrimeSTAR® HS
★★★
★★
★★
≦8.5 kb
PrimeSTAR® Max
★★★
★★★★★
*
★★★(★)
≦6 kb
PrimeSTAR® GXL
★★★★★
★★★★
★★★★★
≦30 kb
PCR産物
末端形状
Hot Start
平滑
○
(抗体を利用)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10 M2 M1
PCR条件:
98℃ 10秒
68℃ 8分
30サイクル
鋳型 ;
ヒトゲノムDNA
100 ng/50 μl反応系
ターゲット ;
レーン1:DCLRE1A
4 kb
2:β-globin
8.5 kb
3:β-globin
6 kb
4:DCLRE1A
1 kb
5:p53
0.5 kb
6:p53
4 kb
7:β-globin
7.5 kb
8:DCLRE1A
8 kb
9:DCLRE1A
2 kb
10:p53
6 kb
M1:λd III digest
M2:pHY Marker
* 伸長時間を長めに設定する
(1 min./kb)
することで持ち込み可能な鋳型量を増やすことができます。
1
PrimeSTARシリーズ
PrimeSTARシリーズ
2
汎用性の高いHigh Fidelity PCR酵素の新スタンダード
GCリッチなターゲットに対する反応性(他社High Fidelity PCR酵素と比較)
PrimeSTAR GXL DNA Polymerase
®
製品コード R050A/B
ターゲットとなる遺伝子がGCリッチな配列である場合、PCR増幅が困難になることがよくあります。
ここでは、各社PCR酵素に対して、増幅困難なGCリッチ配列に対する反応性を比較しました。
【方法】
ヒトゲノムDNAおよび
HB8 ゲノムDNAを鋳型として、増幅領域のGC含量が70%前後の4種類のGCリッチな
ターゲットについて、PrimeSTAR® GXLと他社High Fidelity PCR酵素で増幅を行い反応性を比較した。
反応液組成およびPCR条件は各酵素の推奨プロトコールに従った。
®
PrimeSTAR GXLはこうして誕生しました!
●変異型酵素で鋳型への非特異的結合を抑制
鋳型DNAに対してDNAポリメラーゼそのものが非特異的に結合することによって、
プライマーからの伸長反応が阻害
される現象が見られます。一般的にα型酵素はこの非特異的結合が起こりやすく、
そのためにPCR増幅が困難になる
面がありました。これを改善するため、PrimeSTAR ® HSに改良を加え、鋳型DNAへの過剰な結合を抑制することに
成功しました。
PrimeSTAR® GXL
M
1
2
3
4
A社酵素1
M
1
2
3
B社酵素2
4
M
1
2
3
C社酵素2
4
M
1
2
3
D社酵素2
4
M
1
2
3
D社酵素3
4
M
1
2
3
4
改変型伸長因子
●独自の伸長因子を採用
生体内では、DNAポリメラーゼは伸長因子と複合体を
形成してDNA複製を行っています。
改良型酵素と弊社独自の改変型伸長因子を組み合わせる
ことで、
これまでのHigh Fidelity PCR酵素では見られない
優れた伸長性と汎用性を持つ酵素となりました。
M : pHY Marker
鋳型 ; ヒトゲノムDNA(100 ng/50 μl反応系)
ターゲット ;
レーン1:APOE
746 bp(GC含量 74%)
2:TGFβ1 2,005 bp(GC含量 69%)
PrimeSTAR® HS変異体
鋳型 ;
HB8 ゲノムDNA
(10 ng/50 μl反応系)
ターゲット ;
レーン3:2,029 bp
(GC含量 74%)
4:4,988 bp
(GC含量 74%)
反応は各社推奨条件で実施
D社酵素3 : GCリッチ対応酵素
B社酵素2 : GCバッファー使用
【結果】PrimeSTAR® GXLは様々なGCリッチターゲットをもっとも効率よく増幅し、
かつ、高い反応特異性を示しました。
(弊社比較データ)
30 kb程度までの増幅が可能
長鎖増幅
増幅感度および鋳型量に対する許容性(他社酵素および2倍量プロトコールでの比較)
高い汎用性
GC or ATリッチなターゲット&高鋳型量にも対応
高速反応も
酵素を2倍量使用するオプションプロトコールで、
10秒/kbの高速反応も可能
長鎖ターゲットの増幅
PCR酵素の性能評価として、
どれだけ長鎖のDNAを増幅できるかは重要な項目です。
ここでは、PrimeSTAR® GXLの長鎖ターゲットに対する増幅性を確認しました。
PCRクローニングを行う場合、増幅の正確性が要求されるためHigh Fidelity PCR酵素がよく使用されます。
しかし、一般的にHigh Fidelity PCR酵素は反応液中の核酸量に影響を受けやすく、cDNAを鋳型とする増幅が比較的苦手
です。
そこで、各社High Fidelity酵素に関して、cDNAを鋳型にした場合の鋳型量の許容性について検討を行いました。
【方法】HL60細胞より抽出したtotal RNAから逆転写反応を行いcDNAを調製した。
このcDNAを鋳型に、TFR遺伝子4 kbに対してPCRを
行い、鋳型量の違いによる増幅反応への影響を確認した。反応液組成およびPCR条件は各酵素の推奨プロトコールに従った。
PrimeSTAR® GXL
(標準プロトコール)
PrimeSTAR® GXL
(2倍量プロトコール)
M 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 M
M 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 M
B社酵素1
M 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 M
D社酵素4
M 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 M
【方法】
ヒトゲノムDNA、
λDNAおよびcDNAを鋳型として、PrimeSTAR® GXLの推奨条件に従って、様々なターゲットを増幅した。
ヒトゲノムDNA
(100 ng/50 μl 反応系)
M
1
2
3
4
5
6
7
8
λDNA
(1 ng/50 μl反応系)
9 10 M
M 1
2
3
4
5
6
7
8
cDNA
(total RNA 250 ng 相当/50 μl反応系)
9 M
M
1
2
3
4
5
6
7
8
M
98℃ 10秒
60℃ 15秒
68℃ 4分
30サイクル
鋳型量 cDNA
(total
レーン1 : 25 pg
2 : 250 pg
3 : 2.5 ng
1:p53
2:DCLRE1A
3:DCLRE1A
4:DCLRE1A
5:β-globin
0.5
1
2
4
8.5
kb
kb
kb
kb
kb
6:β-globin
7:β-globin
8:β-globin
9:β-globin
10:β-globin
M:λd III
15 kb
20 kb
24 kb
27 kb
30 kb
digest
1:0.5
2: 1
3: 2
4: 4
5:8.5
kb
kb
kb
kb
kb
6: 15
7: 20
8: 30
9: 40
M:λ-
kb
kb
kb
kb
d III digest
1:Dystrophin 1
2:Dystrophin 2
3:CCND2 2.8
4:TFR
4
5:Dystrophin 6
kb
kb
kb
kb
kb
6:Dystrophin
8 kb
7:Dystrophin
12 kb
8:Dystrophin 13.5 kb
M:λd III digest
98℃ 10秒
60℃ 15秒 30サイクル
68℃ 40秒
RNA相当量)
/50 μl反応系 ;
4 : 25 ng
7 : 750 ng
5 : 250 ng
8 : 1 μg
6 : 500 ng
9 : 1.5 μg
98℃ 30秒
↓
98℃ 5秒
60℃ 10秒
72℃ 1分
↓
72℃ 5分
30サイクル
95℃ 1分
↓
95℃ 20秒
60℃ 20秒
72℃ 2分
↓
72℃ 3分
30サイクル
10 : 2 μg
M : λd III digest
【結果】他社酵素に比べ、PrimeSTAR® GXLでは鋳型cDNAの広い濃度範囲において良好な増幅が見られました。
また、
PrimeSTAR® GXLの2倍量プロトコールでは、
さらに広い鋳型量許容性が確認できました。
(弊社比較データ)
【結果】
ヒトゲノムDNAを鋳型とした場合は30 kb、
λDNAでは40 kb、cDNAでは13.5 kbまでの増幅が確認でき、様々なターゲットに対して
非常に良好な伸長性を示しました。
3
PrimeSTARシリーズ
PrimeSTARシリーズ
4
汎用性の高いHigh Fidelity PCR酵素の新スタンダード
GCリッチなターゲットに対する反応性(他社High Fidelity PCR酵素と比較)
PrimeSTAR GXL DNA Polymerase
®
製品コード R050A/B
ターゲットとなる遺伝子がGCリッチな配列である場合、PCR増幅が困難になることがよくあります。
ここでは、各社PCR酵素に対して、増幅困難なGCリッチ配列に対する反応性を比較しました。
【方法】
ヒトゲノムDNAおよび
HB8 ゲノムDNAを鋳型として、増幅領域のGC含量が70%前後の4種類のGCリッチな
ターゲットについて、PrimeSTAR® GXLと他社High Fidelity PCR酵素で増幅を行い反応性を比較した。
反応液組成およびPCR条件は各酵素の推奨プロトコールに従った。
®
PrimeSTAR GXLはこうして誕生しました!
●変異型酵素で鋳型への非特異的結合を抑制
鋳型DNAに対してDNAポリメラーゼそのものが非特異的に結合することによって、
プライマーからの伸長反応が阻害
される現象が見られます。一般的にα型酵素はこの非特異的結合が起こりやすく、
そのためにPCR増幅が困難になる
面がありました。これを改善するため、PrimeSTAR ® HSに改良を加え、鋳型DNAへの過剰な結合を抑制することに
成功しました。
PrimeSTAR® GXL
M
1
2
3
4
A社酵素1
M
1
2
3
B社酵素2
4
M
1
2
3
C社酵素2
4
M
1
2
3
D社酵素2
4
M
1
2
3
D社酵素3
4
M
1
2
3
4
改変型伸長因子
●独自の伸長因子を採用
生体内では、DNAポリメラーゼは伸長因子と複合体を
形成してDNA複製を行っています。
改良型酵素と弊社独自の改変型伸長因子を組み合わせる
ことで、
これまでのHigh Fidelity PCR酵素では見られない
優れた伸長性と汎用性を持つ酵素となりました。
M : pHY Marker
鋳型 ; ヒトゲノムDNA(100 ng/50 μl反応系)
ターゲット ;
レーン1:APOE
746 bp(GC含量 74%)
2:TGFβ1 2,005 bp(GC含量 69%)
PrimeSTAR® HS変異体
鋳型 ;
HB8 ゲノムDNA
(10 ng/50 μl反応系)
ターゲット ;
レーン3:2,029 bp
(GC含量 74%)
4:4,988 bp
(GC含量 74%)
反応は各社推奨条件で実施
D社酵素3 : GCリッチ対応酵素
B社酵素2 : GCバッファー使用
【結果】PrimeSTAR® GXLは様々なGCリッチターゲットをもっとも効率よく増幅し、
かつ、高い反応特異性を示しました。
(弊社比較データ)
30 kb程度までの増幅が可能
長鎖増幅
増幅感度および鋳型量に対する許容性(他社酵素および2倍量プロトコールでの比較)
高い汎用性
GC or ATリッチなターゲット&高鋳型量にも対応
高速反応も
酵素を2倍量使用するオプションプロトコールで、
10秒/kbの高速反応も可能
長鎖ターゲットの増幅
PCR酵素の性能評価として、
どれだけ長鎖のDNAを増幅できるかは重要な項目です。
ここでは、PrimeSTAR® GXLの長鎖ターゲットに対する増幅性を確認しました。
PCRクローニングを行う場合、増幅の正確性が要求されるためHigh Fidelity PCR酵素がよく使用されます。
しかし、一般的にHigh Fidelity PCR酵素は反応液中の核酸量に影響を受けやすく、cDNAを鋳型とする増幅が比較的苦手
です。
そこで、各社High Fidelity酵素に関して、cDNAを鋳型にした場合の鋳型量の許容性について検討を行いました。
【方法】HL60細胞より抽出したtotal RNAから逆転写反応を行いcDNAを調製した。
このcDNAを鋳型に、TFR遺伝子4 kbに対してPCRを
行い、鋳型量の違いによる増幅反応への影響を確認した。反応液組成およびPCR条件は各酵素の推奨プロトコールに従った。
PrimeSTAR® GXL
(標準プロトコール)
PrimeSTAR® GXL
(2倍量プロトコール)
M 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 M
M 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 M
B社酵素1
M 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 M
D社酵素4
M 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 M
【方法】
ヒトゲノムDNA、
λDNAおよびcDNAを鋳型として、PrimeSTAR® GXLの推奨条件に従って、様々なターゲットを増幅した。
ヒトゲノムDNA
(100 ng/50 μl 反応系)
M
1
2
3
4
5
6
7
8
λDNA
(1 ng/50 μl反応系)
9 10 M
M 1
2
3
4
5
6
7
8
cDNA
(total RNA 250 ng 相当/50 μl反応系)
9 M
M
1
2
3
4
5
6
7
8
M
98℃ 10秒
60℃ 15秒
68℃ 4分
30サイクル
鋳型量 cDNA
(total
レーン1 : 25 pg
2 : 250 pg
3 : 2.5 ng
1:p53
2:DCLRE1A
3:DCLRE1A
4:DCLRE1A
5:β-globin
0.5
1
2
4
8.5
kb
kb
kb
kb
kb
6:β-globin
7:β-globin
8:β-globin
9:β-globin
10:β-globin
M:λd III
15 kb
20 kb
24 kb
27 kb
30 kb
digest
1:0.5
2: 1
3: 2
4: 4
5:8.5
kb
kb
kb
kb
kb
6: 15
7: 20
8: 30
9: 40
M:λ-
kb
kb
kb
kb
d III digest
1:Dystrophin 1
2:Dystrophin 2
3:CCND2 2.8
4:TFR
4
5:Dystrophin 6
kb
kb
kb
kb
kb
6:Dystrophin
8 kb
7:Dystrophin
12 kb
8:Dystrophin 13.5 kb
M:λd III digest
98℃ 10秒
60℃ 15秒 30サイクル
68℃ 40秒
RNA相当量)
/50 μl反応系 ;
4 : 25 ng
7 : 750 ng
5 : 250 ng
8 : 1 μg
6 : 500 ng
9 : 1.5 μg
98℃ 30秒
↓
98℃ 5秒
60℃ 10秒
72℃ 1分
↓
72℃ 5分
30サイクル
95℃ 1分
↓
95℃ 20秒
60℃ 20秒
72℃ 2分
↓
72℃ 3分
30サイクル
10 : 2 μg
M : λd III digest
【結果】他社酵素に比べ、PrimeSTAR® GXLでは鋳型cDNAの広い濃度範囲において良好な増幅が見られました。
また、
PrimeSTAR® GXLの2倍量プロトコールでは、
さらに広い鋳型量許容性が確認できました。
(弊社比較データ)
【結果】
ヒトゲノムDNAを鋳型とした場合は30 kb、
λDNAでは40 kb、cDNAでは13.5 kbまでの増幅が確認でき、様々なターゲットに対して
非常に良好な伸長性を示しました。
3
PrimeSTARシリーズ
PrimeSTARシリーズ
4
高い正確性と優れた増幅効率を兼ね備えたPrimeSTAR®シリーズと
®
In-Fusion を組合わせてパワフルクローニング!
最高レベルの正確性を提供
PrimeSTAR Max DNA Polymerase
®
製品コード R045A
In-Fusion HD Cloning Kit
®
改変型伸長因子
独自の伸長因子を採用
生体内では、DNAポリメラーゼは伸長因子と複合体を形成してDNA
複製を行っています。
PrimeSTAR ® Maxは、PrimeSTAR ® HSと弊社独自の改変型伸長
因子を組み合わせることで、生体内でのDNA複製と同様の極めて高い
正確性と高速性を実現しています。
PCR
®
PrimeSTAR HS
線状化
ベクター
®
5 × In-Fusion HD
Enzyme Premix
& dH2O
複数フラグメントの同時クローニングもOK
In-Fusion酵素が末端の相同な15塩基を結合
2×プレミックスタイプで
ハイスループットにも対応
操作簡便
In-Fusion反応
そのまま
形質転換に使用
高速反応における増幅効率
各社High Fidelity PCR酵素を用いて、高速反応における増幅効率を比較しました。
ヒトゲノムDNAを鋳型に高速反応
(伸長時間10秒)
で増幅を行い、0.5∼7.5 kbでの増幅を比較した結果、PrimeSTAR® Maxは他社酵素
に比べて優れた増幅性を示し、4 kbまで良好な増幅が確認できました。
(50℃ 15分)
他社PCR酵素
×
従来のクローニングキット
PrimeSTAR® Max
PCR増幅
PCR増幅
PrimeSTAR Max
4
5
6
7
B社酵素2
M
M 1
2
3 4
5
D社酵素4
6
7
M
M
1
2
3 4
5
6
7
増幅サイズ ;
レーン1: 0.5
2: 1
3: 2
4: 3
5: 4
6: 6
7: 7.5
M:λ
‐
M
4 kb
kb
kb
kb
kb
kb
kb
kb
d III digest
1日目
In‐Fusion 反応
制限酵素消化・精製
トランスフォーメーション
ベクターの脱リン酸化
インサート確認
1日目
2日目
2日目
ライゲーション反応
少ステップで
約1日短縮!
3日目
インサート確認
線状化ベクター
目的クローン
®
増幅確認
増幅産物精製
トランスフォーメーション
鋳型 ; ヒトゲノムDNA100 ng/50 μl 反応系 PCR条件:3ステップ、伸長時間 10秒、30 cycles
リコンビナント
ベクター
In-Fusion® HD
増幅確認
®
3
Fragment 2
Fragment 3
Fragment 1
In-Fusionクローニングに最適(次ページ参照)
最高の正確性
2
●どんなベクターのどんな位置にも
ディレクショナルにクローニング
●反応はわずか15分
●簡単で確実、
しかも高効率
目的遺伝子
5∼10秒/kbの高速反応を実現
最速
M 1
製品コード 639648 ほか
実験時間はおよその目安です。
5秒/kbの伸長能をもつPrimeSTAR Max
DNA Polymeraseは、5 kbのPCR増幅が
約60分 ※1で完了します。目的DNA断片の
増幅はもちろん、PCR増幅によるベクターの
線状化にもおススメです。
また、In-Fusion酵素によるディレクショナル
クローニングでは、
目的DNA断片の制限酵素
処理が不要なため、PCR増幅した目的DNA
断片とベクターとを混合し、In-Fusion反応
(15分)を行うだけでベクターへの挿入が
完了し、大腸菌へのトランスフォーメーション
に進めます。※2
※ 1:鋳型によっては1分/kbの伸長反応が必要です。
詳しくは添付の説明書をご確認ください。
※2:ベクターの線状化は制限酵素処理でも可能です。
脱リン酸化は不要です。
(弊社比較データ)
複数のDNA断片(1 kb, 2 kb, 3 kb)の同時クローニング
様々な鋳型に対する増幅可能なサイズ(高速反応)
λDNA、大腸菌ゲノムDNA、
ヒトゲノムDNAおよびcDNAを鋳型として、アニーリング時間5秒もしくは15秒、伸長時間5秒/kb( cDNA
の場合は10秒/kb)
の設定で増幅可能なサイズを確認しました。
λDNA
M
1
2
4
6
8 10 12 15 M(kb)
大腸菌ゲノムDNA
M
2
4
6
8 10 M(kb)
ヒトゲノムDNA
M 0.5 1
2
3
4
【方法】1 kb、2 kb、3 kbの3つのインサートDNA断片および2.7 kbのベクター全長をそれぞれPrimeSTAR ® MaxでPCR増幅し、
In-Fusion ® HDを用いてディレクショナルクローニングを行った。コンピテントセルには高い形質転換能力を持つ
HST08
Premium Competent Cells( 製品コード 9128)
を使用し、青/白選択した。
ベクターと3種類のインサート
5×In-Fusion ® HD Enzyme Premix
cDNA
6 7.5 M(kb) M
1
2
4
6
8
M(kb)
1 kb
※
2 kb
※
※
3 kb
※
※:15塩基の相同配列
M:λ
‐
5 sec./kbの高速反応で15 kbまでの
増幅を確認
5
PrimeSTARシリーズ
5 sec./kbの高速反応で
10 kbまでの良好な増幅を確認
5 sec./kbの高速反応で6 kbまでの
良好な増幅を確認
d III digest
10 sec./kbの高速反応で
6 kbまでの良好な増幅を確認
【結果】
3つのDNA断片
(1 kb, 2 kb, 3 kb)
を同時にクローニングし、
ランダムにピックアップした10クローンについて、
コロニーPCR
を行いインサートを確認したところ、
7クローンで 1 kb + 2 kb
+ 3 kbの正しい挿入が確認できました。
Cloning Enhancer処理
or ゲルから回収
(NucleoSpin®)
インサートサイズ(kb)
形質転換コロニー数
(1/5量塗布)
正しい形質
転換体の割合
1 kb + 2 kb + 3 kb
192
7/10
PrimeSTARシリーズ
6
高い正確性と優れた増幅効率を兼ね備えたPrimeSTAR®シリーズと
®
In-Fusion を組合わせてパワフルクローニング!
最高レベルの正確性を提供
PrimeSTAR Max DNA Polymerase
®
製品コード R045A
In-Fusion HD Cloning Kit
®
改変型伸長因子
独自の伸長因子を採用
生体内では、DNAポリメラーゼは伸長因子と複合体を形成してDNA
複製を行っています。
PrimeSTAR ® Maxは、PrimeSTAR ® HSと弊社独自の改変型伸長
因子を組み合わせることで、生体内でのDNA複製と同様の極めて高い
正確性と高速性を実現しています。
PCR
®
PrimeSTAR HS
線状化
ベクター
®
5 × In-Fusion HD
Enzyme Premix
& dH2O
複数フラグメントの同時クローニングもOK
In-Fusion酵素が末端の相同な15塩基を結合
2×プレミックスタイプで
ハイスループットにも対応
操作簡便
In-Fusion反応
そのまま
形質転換に使用
高速反応における増幅効率
各社High Fidelity PCR酵素を用いて、高速反応における増幅効率を比較しました。
ヒトゲノムDNAを鋳型に高速反応
(伸長時間10秒)
で増幅を行い、0.5∼7.5 kbでの増幅を比較した結果、PrimeSTAR® Maxは他社酵素
に比べて優れた増幅性を示し、4 kbまで良好な増幅が確認できました。
(50℃ 15分)
他社PCR酵素
×
従来のクローニングキット
PrimeSTAR® Max
PCR増幅
PCR増幅
PrimeSTAR Max
4
5
6
7
B社酵素2
M
M 1
2
3 4
5
D社酵素4
6
7
M
M
1
2
3 4
5
6
7
増幅サイズ ;
レーン1: 0.5
2: 1
3: 2
4: 3
5: 4
6: 6
7: 7.5
M:λ
‐
M
4 kb
kb
kb
kb
kb
kb
kb
kb
d III digest
1日目
In‐Fusion 反応
制限酵素消化・精製
トランスフォーメーション
ベクターの脱リン酸化
インサート確認
1日目
2日目
2日目
ライゲーション反応
少ステップで
約1日短縮!
3日目
インサート確認
線状化ベクター
目的クローン
®
増幅確認
増幅産物精製
トランスフォーメーション
鋳型 ; ヒトゲノムDNA100 ng/50 μl 反応系 PCR条件:3ステップ、伸長時間 10秒、30 cycles
リコンビナント
ベクター
In-Fusion® HD
増幅確認
®
3
Fragment 2
Fragment 3
Fragment 1
In-Fusionクローニングに最適(次ページ参照)
最高の正確性
2
●どんなベクターのどんな位置にも
ディレクショナルにクローニング
●反応はわずか15分
●簡単で確実、
しかも高効率
目的遺伝子
5∼10秒/kbの高速反応を実現
最速
M 1
製品コード 639648 ほか
実験時間はおよその目安です。
5秒/kbの伸長能をもつPrimeSTAR Max
DNA Polymeraseは、5 kbのPCR増幅が
約60分 ※1で完了します。目的DNA断片の
増幅はもちろん、PCR増幅によるベクターの
線状化にもおススメです。
また、In-Fusion酵素によるディレクショナル
クローニングでは、
目的DNA断片の制限酵素
処理が不要なため、PCR増幅した目的DNA
断片とベクターとを混合し、In-Fusion反応
(15分)を行うだけでベクターへの挿入が
完了し、大腸菌へのトランスフォーメーション
に進めます。※2
※ 1:鋳型によっては1分/kbの伸長反応が必要です。
詳しくは添付の説明書をご確認ください。
※2:ベクターの線状化は制限酵素処理でも可能です。
脱リン酸化は不要です。
(弊社比較データ)
複数のDNA断片(1 kb, 2 kb, 3 kb)の同時クローニング
様々な鋳型に対する増幅可能なサイズ(高速反応)
λDNA、大腸菌ゲノムDNA、
ヒトゲノムDNAおよびcDNAを鋳型として、アニーリング時間5秒もしくは15秒、伸長時間5秒/kb( cDNA
の場合は10秒/kb)
の設定で増幅可能なサイズを確認しました。
λDNA
M
1
2
4
6
8 10 12 15 M(kb)
大腸菌ゲノムDNA
M
2
4
6
8 10 M(kb)
ヒトゲノムDNA
M 0.5 1
2
3
4
【方法】1 kb、2 kb、3 kbの3つのインサートDNA断片および2.7 kbのベクター全長をそれぞれPrimeSTAR ® MaxでPCR増幅し、
In-Fusion ® HDを用いてディレクショナルクローニングを行った。コンピテントセルには高い形質転換能力を持つ
HST08
Premium Competent Cells( 製品コード 9128)
を使用し、青/白選択した。
ベクターと3種類のインサート
5×In-Fusion ® HD Enzyme Premix
cDNA
6 7.5 M(kb) M
1
2
4
6
8
M(kb)
1 kb
※
2 kb
※
※
3 kb
※
※:15塩基の相同配列
M:λ
‐
5 sec./kbの高速反応で15 kbまでの
増幅を確認
5
PrimeSTARシリーズ
5 sec./kbの高速反応で
10 kbまでの良好な増幅を確認
5 sec./kbの高速反応で6 kbまでの
良好な増幅を確認
d III digest
10 sec./kbの高速反応で
6 kbまでの良好な増幅を確認
【結果】
3つのDNA断片
(1 kb, 2 kb, 3 kb)
を同時にクローニングし、
ランダムにピックアップした10クローンについて、
コロニーPCR
を行いインサートを確認したところ、
7クローンで 1 kb + 2 kb
+ 3 kbの正しい挿入が確認できました。
Cloning Enhancer処理
or ゲルから回収
(NucleoSpin®)
インサートサイズ(kb)
形質転換コロニー数
(1/5量塗布)
正しい形質
転換体の割合
1 kb + 2 kb + 3 kb
192
7/10
PrimeSTARシリーズ
6
◆PrimeSTAR ®シリーズおよび関連製品リスト
【PrimeSTAR ®シリーズ】
製品名
容量
製品コード
PrimeSTAR ® GXL DNA Polymerase
PrimeSTAR ® HS DNA Polymerase
R045A
¥30,000
250 U
R010A
¥30,000
R010B(A × 4)
¥96,000
R040A
¥22,000
100回(50 μl反応系)
PrimeSTAR HS(Premix)
¥100,000
100回(50 μl反応系)
1,000 U
®
¥35,000
R050B(A × 4)
1,000 U
PrimeSTAR ® Max DNA Polymerase
価格(税別)
R050A
250 U
【関連製品】
製品名
概要
®
容量
製品コード
50回
R023A
¥48,000
200回
R023B
¥160,000
価格(税別)
50回
R022A
¥44,000
200回
R022B
¥145,000
PrimeScript ® II High Fidelity RT-PCR Kit
PCRにはPrimeSTAR GXLを使用
PrimeScript ® High Fidelity RT-PCR Kit
PCRにはPrimeSTAR Maxを使用
Mighty Cloning Reagent Set( Blunt End)
平滑末端クローニング
20回
6027
¥29,000
Mighty TA-cloning Reagent Set for PrimeSTAR ®
平滑末端産物にAを付加して
TAクローニング
20回
6019
¥32,000
PrimeSTAR ® Mutagenesis Basal Kit
PrimeSTAR® Maxで迅速、確実に
変異導入
25回
R046A
¥19,000
10回
639633
¥22,000
10回
639639
¥24,000
10回
639648
¥21,000
®
In-Fusion ® HD Cloning Kit w/Cloning Enhancer
In-Fusion ® HD Cloning Kit w/NucleoSpin ®
®
In-Fusion HD Cloning Kit
★1,2
★1,3
In-Fusionクローニング用試薬
★1
★1:製品にコンピテントセルは含まれません
(コンピテントセルを含む製品も別にご用意しています)
。
★2:PCR産物がシングルバンドの場合に増幅産物をそのままIn-Fusion反応に使用するための前処理試薬、Cloning Enhancerが含まれています。
★3:PCR産物が複数バンドの場合にゲル精製を行うスピンカラムが含まれています。
※In-Fusion® HD Cloning Kitシリーズはクロンテック社の製品です。
◆関連製品ピックアップ
®
PrimeScript II High Fidelity RT-PCR Kit
製品コード R023A/B
アクセサリータンパク質を添加したPrimeScript ® II RTaseと、長鎖増幅やGCリッチターゲットに強いPrimeSTAR ® GXLを組み
合わせて、RT-PCRに至適化したキットです。正確性を必要とする長鎖ターゲットのRT-PCRに最適です。
非常に広い鋳型量許容範囲
【方法】HL60細胞由来のtotal RNA
(100 pg∼6 μg)
を鋳型として、
Oligo dT
Primerを用いた逆転写反応(20 μl反応系)
を行い、
その一部(5 μl)
をPCR
(50 μl反応系)
に使用し、TFR 4 kbを増幅した。
【結果】本キットを用いたRT-PCRではRT時のtotal RNA量を6 μg/20 μ
l反応
系まで増やしてもTFR 4 kbの良好な増幅が見られました。
PCRの鋳型量 ; 左からtotal RNA 25, 250 pg, 2.5, 25, 50, 125,
250, 500, 750 ng, 1, 1.25, 1.5 μg相当
Hot Start PCR : Licensed under U.S. Patent No. 5,338,671 and 5,587,287 and corresponding patents in other countries.
その他のライセンス
(最新のライセンス情報)
に関しては弊社ウェブサイトにてご確認ください。
本パンフレットに記載されている商品名等は、特に記載はなくても各社の商標、
または登録商標です。
・本パンフレットで紹介した製品はすべて研究用として販売しております。
ヒト、動物への医療、臨床診断用には使用しないようご注意ください。
また、食品、化粧品、家庭用品等として使用しないでください。
・タカラバイオの承認を得ずに製品の再販・譲渡、再販・譲渡のための改変、商用製品の製造に使用することは禁止されています。
・本パンフレット記載の価格は2012年2月1日現在の希望小売価格です。価格に消費税は含まれておりません。
取扱店
東日本販売課
西日本販売課
TEL 03-3271-8553 FAX 03-3271-7282
TEL 077-565-6969 FAX 077-565-6995
テクニカルサポートライン
製品の技術的なご質問に専門の係がお応えします。
TEL 077-565-6999 FAX 077-565-6995
タカラバイオウェブサイト
クロンテックウェブサイト
http://www.takara-bio.co.jp
http://clontech.takara-bio.co.jp
高正確性PCR酵素
2012年2月作成32K
PrimeSTAR®シリーズ
(2012年2月改訂版)
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