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サードパーティ製アプリケーションとの統合
Mercury Business Availability Center サードパーティ製アプリケーションとの統合 Version 6.1 i Mercury Business Availability Center, Version 6.1 サードパーティ製アプリケーションとの統合 本マニュアル,付属するソフトウェアおよびその他の文書の著作権は,米国著作権法,および各国の著作 権法によって保護されており,付属する使用許諾契約書に基づきその範囲内でのみ使用されるものとしま す。Mercury Interactive Corporation のソフトウェア,その他の製品およびサービスの機能は次の 1 つまたは それ以上の特許に記述があります。米国特許番号 5,511,185; 5,657,438; 5,701,139; 5,870,559; 5,958,008; 5,974,572; 6,137,782; 6,138,157; 6,144,962; 6,205,122; 6,237,006; 6,341,310; 6,360,332, 6,449,739; 6,470,383; 6,477,483; 6,549,944; 6,560,564; 6,564,342; 6,587,969; 6,631,408; 6,631,411; 6,633,912; 6,694,288; 6,738,813; 6,738,933; 6,754,701; 6,792,460 および 6,810,494。オーストラリア特許番号 763468 および 762554。その他の 特許は米国およびその他の国で申請中です。すべての権利は弊社に帰属します。 Mercury,Mercury Interactive,Mercury のロゴ,Mercury Interactive のロゴ,LoadRunner,WinRunner, SiteScope および TestCenter は,米国およびその他の国の Mercury Interactive Corporation の商標または登録 商標です。上記の一覧に含まれていない商標についても,Mercury Interactive が当該商標の知的所有権を放 棄するものではありません。 その他の企業名,ブランド名,製品名の商標および登録商標は,各所有者に帰属します。 Mercury Interactive Corporation は,どの商標がどの企業または組織の所有に属するかを明記する責任を負い ません。 Mercury では,補足情報を検索するため,サードパーティの Web サイトへのリンクを提供しています。サ イトの内容および利用は予告なしに変更される場合があります。Mercury は,サイトの内容または利用に ついて,いかなる表明や保証を行うものではありません。 Mercury Interactive Corporation 379 North Whisman Road Mountain View, CA 94043 Tel: (650) 603-5200 Toll Free: (800) TEST-911 Customer Support: (877) TEST-HLP Fax: (650) 603-5300 © 2005-2006 Mercury Interactive Corporation, All rights reserved 本書に関するご意見やご要望は [email protected] まで電子メールにてお送りください。 AMLIB_THRD6.1JP/01 目次 サードパーティ製のアプリケーションとの統合 ....................................... v 本書の構成................................................................................................. v 対象読者 ................................................................................................... vi 詳細情報について..................................................................................... vi 第 1 部 :デ ー タ A P I で の 作 業 第 1 章 Generic Data Engine API での作業..........................................3 Generic Data Engine API の使用...............................................................4 戻りデータ.................................................................................................6 第 2 章 OpenAPI クエリ・ビルダ ..........................................................9 OpenAPI クエリ・ビルダについて .........................................................10 OpenAPI クエリ・ビルダによるクエリの作成 .......................................11 第 3 章 サンプル・クエリの作成..........................................................15 Generic Data Engine で使用するクエリ .................................................16 Generic Data Engine クエリの例 ............................................................20 従来のクエリ ...........................................................................................21 第 2 部 :M e r c u r y B u s i n e s s A v a i l a b i l i t y C e n t e r EMS アダプタを使用した作業 第4章 Mercury Business Availability Center と EMS 統合の概要 .....................................................................37 Mercury Business Availability Center と EMS の統合について...............38 SiteScope を使用した Mercury Business Availability Center 内 の EMS アプリケーション・データの統合 .............................................38 EMS アダプタの設定...............................................................................39 iii 目次 第5章 BMC PATROL への Mercury Business Availability Center 警告の送信 ..............................................................................41 BMC PATROL への Mercury Business Availability Center 警告 の送信について ....................................................................................42 Mercury Business Availability Center SNMP アダプタの BMC PATROL エージェントへのインストール ...................................42 インストールのトラブルシューティング ................................................43 第6章 CA Unicenter への Mercury Business Availability Center 警告の送信 ...............................................................................45 Unicenter Management サーバへ Mercury Business Availability Center 警告を SNMP トラップとして送信する ..................................46 Mercury Business Availability Center 警告の SNMP トラップ としての送信 ........................................................................................46 Unicenter cawto コマンドを使用して Mercury Business Availability Center 警告を送信する........................................................................48 設定に関するトラブルシューティング....................................................50 第7章 HP Openview VantagePoint Operations への Mercury Business Availability Center 警告の送信 ..............53 HP Openview VantagePoint Operations への Mercury Business Availability Center 警告の送信について ..............................................54 HP OVO エージェントの存在の検証......................................................54 HP OVO エージェントのコア・サーバ・マシンへのインストール........55 opcmsg テンプレートの Mercury Business Availability Center ホストへの割り当てと配布 ..................................................................56 HP OVO エージェントの opcmsg コマンドを使用した Mercury Business Availability Center 警告の送信 ................................57 第8章 Tivoli TEC への Mercury Business Availability Center 警告の送信 ...............................................................................59 Mercury Business Availability Center 警告の Tivoli TEC への送信..........60 Tivoli TEC の設定 ....................................................................................60 Tivoli エンド・ポイントの postemsg コマンドによる Mercury Business Availability Center 警告の送信 ...............................62 索引 .........................................................................................................65 iv サードパーティ製のアプリケーションとの統合 本書では,サードパーティ製ツールやカスタム・ツールで使用するデータを Mercury Business Availability Center から抽出する Generic Data Engine API の使用 方法について説明します。また,Mercury Business Availability Center が EMS コ ンソールに対して生成する警告を統合する方法についても説明します。 本書の構成 本書は以下の部で構成されています。 第1部 データ API での作業 Mercury Business Availability Center の Generic Data Engine API を使用して,サー ドパーティ製ツールやカスタム・ツールで使用するデータを Mercury Business Availability Center から抽出する方法について説明します。 第2部 Mercury Business Availability Center EMS アダプタを使用した作業 Mercury Business Availability Center とさまざまな EMS アプリケーションを統合 して,EMS コンソールに Mercury Business Availability Center 警告を送信する方 法について説明します。 v ようこそ 対象読者 本書は Mercury Business Availability Center の次のユーザを対象としています。 ➤ Mercury Business Availability Center の管理者 ➤ Mercury Business Availability Center のプラットフォーム管理者 ➤ Mercury Business Availability Center のアプリケーション管理者 ➤ Mercury Business Availability Center のデータ・コレクタ管理者 本書は,エンタープライズ・システムの管理に関する知識と Mercury Business Availability Center に関する知識を前提としています。 詳細情報について Mercury Business Availability Center 文書ライブラリの使用と更新の詳細,その他 の文書リソースの参照情報,文書ライブラリで使用している表記規則,および Mercury Business Availability Center の配備,管理,使用に関するクイック・リ ファレンスの詳細については,『Mercury Business Availability Center スタート アップ・ガイド』を参照してください。 vi 第1部 データ API での作業 第1章 Generic Data Engine API での作業 Mercury Managed Services のお客様へ : Mercury Managed 環境における Generic Data Engine API の使用方法については,Mercury Managed Services サポートまで お問い合わせください。 本章では,サードパーティ製ツールやカスタム・ツールで使用するデータを Mercury Business Availability Center から抽出する Generic Data Engine API を使用 する方法について説明します。 本章の内容 ページ Generic Data Engine API の使用 4 戻りデータ 6 3 第 1 部 • データ API での作業 Generic Data Engine API の使用 注:Generic Data Engine API のユーザは,次について十分理解している必要があ ります。 ➤ SQL ➤ SOAP の仕様(Web Service を使用している場合) ➤ オブジェクト指向プログラミング言語(C++ や Java など。Web Service を使 用している場合) ➤ Mercury Business Availability Center の管理とアプリケーション Generic Data Engine では,次の方法でクエリを送信することにより,Mercury Business Availability Center プロファイル・データベースからデータを取得でき ます。 ➤ Web ブラウザ : 要求は HTML クエリとして送信されます。データは,Microsoft Excel やカスタム・ツールで開くことができるよう,HTML または CSV (Comma Separated Values)形式のファイルで返されます。 ➤ Web Service : 戻りオブジェクトには,CSV 形式でデータが格納されています。 クエリの作成 Generic Data Engine に送信するクエリは,OpenAPI クエリ・ビルダを使用して も,手作業でも作成できます。 OpenAPI クエリ・ビルダでは,グラフィカルなインタフェースを利用して, HTML クエリを簡単に作成することができます。作成したクエリは,Web ブラ ウザを使用して Generic Data Engine に送信できます。詳細については,第 2 章 「OpenAPI クエリ・ビルダ」を参照してください。 クエリを手作業で作成する方法,およびクエリの構文や制限の詳細について は,第 3 章「サンプル・クエリの作成」を参照してください。 4 第 1 章 • Generic Data Engine API での作業 サンプルのメタデータの取得 クエリを作成するには,サンプルのデータ表現についての知識が必要です。使 用されることの多いクエリのサンプルについては,『参照情報』の「サンプル」 を参照してください。 特殊なレポートが必要な場合は,MBean Inspector を使用して,すべてのサンプ ルとそのフィールドのリストを取得できます。MBean Inspector にアクセスする には,ブラウザで次の URL を入力します。 http:// <サーバ> [:port]/jmxconsole/HtmlAdaptor?action=inspectMBean&name=Topaz%3Aservice%3DMet a-Data+Manager 標準のポート番号は 8080 です。このポートでアクセスできない場合は,正し いポート番号についてはシステム管理者に確認してください。 [MBean Inspector]ページで,showMetaDataDBMapping 操作の横にある [Invoke]ボタンをクリックします。MBean Inspector により,各サンプルの フィールドのリストが返されます。 権限 データにアクセスするには,System Viewer または Superuser のロールが必要で す。クエリ内で渡されるユーザ名にはこれらの権限がないため,応答は認証エ ラーとなります。 Web Service の呼び出し Generic Data Engine Web Service では,ユーザ名,パスワード,および SQL のよ うな select ステートメントを送信できます。このエンジンは,ステートメント を追跡できない場合,またはクエリの実行で問題のある場合は,エラー説明を 返します。エラーのない場合は,クエリの結果が返されます。 SOAP プログラマは,次の URL で WSDL にアクセスできます。 http:// <サーバ> [:port]/topaz/gdeopenapi/services/GdeWsOpenAPI?wsdl ポートの指定は,標準とは異なる設定でインストールされている場合のみ必要 です。正しいポート番号についてはシステム管理者に問い合わせてください。 クエリの作成の詳細については,第 3 章「サンプル・クエリの作成」を参照し てください。 5 5 第 1 部 • データ API での作業 ブラウザによるクエリの実行 ブラウザを使用してクエリを実行する場合,次の URL で getData サービスが呼 び出されます。 http:// <サーバ> [:port]/topaz/gdeopenapi/GdeOpenApi?method=getData&user= <ユーザ名> &password= <パスワード> &query= <クエリ> または,次のように,オプションの結果タイプ・パラメータを指定しても呼び 出されます。 http:// <サーバ> [:port]/topaz/gdeopenapi/GdeOpenApi?method=getData&user= <ユーザ名> &password= <パスワード> &query= <クエリ> &resultType=csv ポートの指定は,標準とは異なる設定でインストールされている場合のみ必要 です。正しいポート番号についてはシステム管理者に問い合わせてください。 標準のリターン型は HTML です。resultType=csv が指定されている場合は, CSV 形式のファイルが返されます。 クエリの作成の詳細については,15 ページ「サンプル・クエリの作成」を参照 してください。 戻りデータ 要求の送信元がブラウザか Web Service かに関係なく,要求に対しては同じ データが返されます。Web Service の場合,データは戻りオブジェクト内に存在 します。ブラウザの場合は,応答自体に含まれています。 Web Service の戻りオブジェクト Web Service の戻りオブジェクトには,次の情報が含まれています。 ➤ retval : データまたはエラー・メッセージです。 ➤ errorCode : エラー・コード(int 型)です。エラー・コードの種類は次のとお りです。 ➤ 0 - 成功 6 第 1 章 • Generic Data Engine API での作業 ➤ 100 - 認証エラー ➤ 101 - 処理エラー ➤ 102 - Open API が無効 ➤ origRowCount : クエリが本来返すはずの実際の行数(int 型)です。返される 行数が上限を超えている場合,origRowCount フィールドは,行数が上限を超 えなかった場合にクエリが返すはずだった実際の行数にセットされます。 Web ブラウザの場合の応答 クエリがブラウザから送信される場合,応答の CSV または HTML には,デー タが格納されるか,またはエラー・コードとメッセージが格納されます。返さ れる行数が上限を超える場合,戻りデータの最後の行は「Returned X of Y rows」となります。X は返された行数を,Y はクエリの条件を満たす,実際の 行数をそれぞれ表します。エンジン・レベルでエラーが存在する場合は, HTTP の成功コードが返されますが,応答の本体は <error code>, <error message> となります。 返される行数の上限の設定 返される行数は,Infrastructure Settings Manager で設定できます。 [管理]>[プラッ トフォーム]>[セットアップと保守]>[インフラストラクチャ設定]> [ファウンデーション]>[Generic Data Engine Open API]を選択します。 7 7 第 1 部 • データ API での作業 8 第2章 OpenAPI クエリ・ビルダ Mercury Managed Services のお客様へ:本項は,Mercury Managed Services のお 客様には適用されません。 本章では,OpenAPI クエリ・ビルダを使用して Generic Data Engine API クエリ を作成する方法について説明します。 本章の内容 ページ OpenAPI クエリ・ビルダについて 10 OpenAPI クエリ・ビルダによるクエリの作成 11 9 第 1 部 • データ API での作業 OpenAPI クエリ・ビルダについて OpenAPI クエリ・ビルダは,クエリの作成を補助する Web インタフェースで す。作成したクエリは Web ブラウザを使用して,Mercury Business Availability Center プロファイル・データベースからデータを抽出する Generic Data Engine に送信できます。 OpenAPI クエリ・ビルダへのアクセス OpenAPI クエリ・ビルダは,次の Mercury Business Availability Center アプリ ケーションの[ユーザ レポート]タブからアクセスできます。 ➤ サービス・レベル管理 ➤ エンド・ユーザ管理 ➤ システム可用性管理 上記のアプリケーションで OpenAPI クエリ・ビルダにアクセスするには, [ユーザ レポート]を選択し,[OpenAPI クエリ ビルダ]をクリックします。 権限 [OpenAPI クエリ ビルダ]ページは,ユーザに Administrator または Superuser の 権限がなければアクセスできません。 Generic Data Engine API を使用するデータにアクセスするクエリの場合,クエリ によって渡されるユーザ名とパスワードのパラメータは,System Viewer または Superuser のいずれかの権限を持つユーザのものでなければなりません([権限 管理]での権限の設定に関する詳細については,『プラットフォームの管理』 の「ユーザ権限の設定」を参照してください)。OpenAPI クエリ・ビルダを使 用してクエリを作成する場合,現在のユーザのユーザ名とパスワードのパラ メータがクエリの URL に自動的に追加されます。このため,現在のユーザが System Viewer または Superuser ではない場合,クエリ内のログインパラメータ を System Viewer または Superuser のものに修正する必要があります。修正しな い場合,クエリに対する応答は認証エラーとなります。 10 第 2 章 • OpenAPI クエリ・ビルダ OpenAPI クエリ・ビルダによるクエリの作成 ここでは,OpenAPI クエリ・ビルダを使用して,Web ブラウザから Generic Data Engine API に送信可能なクエリを作成する方法について説明します。 1 データベースから抽出するデータについて,時間の範囲と粒度を選択します。 時間範囲セレクタ・バーを使用して,データを抽出する時間範囲を指定します。 たとえば昨日のデータを 1 時間単位でグループ化するなど,指定した粒度設定 に基づいて戻りデータをグループ化する場合は,粒度を設定し,次に[指定さ れた粒度ごとの戻りデータ]を選択します。 時間範囲セレクタ・バーの使用方法の詳細については, 『アプリケーションを使 用した作業』の「時間範囲と精度の選択」を参照してください。 2 データベースから抽出するデータのタイプを選択します。 [サンプル タイプ]リストから,データのサンプル・タイプを選択します。使 用可能なサンプル・タイプの詳細については,『参照情報』の「サンプル」を 参照してください。 3 選択したサンプル・タイプについて,データベースから抽出するデータ・ フィールドを選択し,データに対して実行する関数を選択します。サンプル・ タイプごとの使用可能なデータ・フィールドの詳細については,『参照情報』 の「サンプル」を参照してください。 ヒント:クエリにフィールドを追加する場合は,返される出力で左から右へと データ・カラムを表示したい順番でデータ・フィールドを選択していきます。 a[フィールド名]リストから,データ・フィールドを選択します。 b 該当する場合は,[関数]リストから,データに対して適用する関数を選択 します。たとえば,平均応答時間を返す場合,[フィールド名]リストから [Response Time]を選択し,[関数]リストから[AVG]を選択します。 サポートされている関数の詳細については,16 ページ「サポートされてい る SQL 構文」を参照してください。 11 11 第 1 部 • データ API での作業 c 必要な場合は,[別名]ボックスで,適用する関数に合うようフィールドの 別名を修正します。たとえば,[関数]リストから[AVG]を選択した場 合,別名を「Avg Response Time」のように修正します。 d[追加]をクリックして,クエリにデータ・フィールドを追加します。 e クエリにデータ・フィールドが追加された後,必要に応じて,[返すフィー ルド]テーブルに示されているフィールドの別名とフィールド式を編集でき ます。たとえば,返される応答時間の単位を「ミリ秒」ではなく,「秒」で 表示する場合は,[Response Time]のフィールド式である dResponseTime を dResponseTime / 1000 に編集します。 f クエリを追加する各データ・フィールドについて,上記の手順を繰り返します。 g 必要に応じて[削除]ボタンをクリックし,クエリからデータ・フィールド を削除します。 4 抽出されたデータにフィルタを適用します。 ヒント:[プレビュー]をクリックして,返された結果すべてを確認してから フィルタを適用してください。戻り値の数を制限するには,短めの時間範囲を 選択します。 a[フィルタ]をクリックして,クエリによって抽出されるデータにフィルタ を適用します。 b[フィールド]リストから,フィルタを適用するフィールドを選択します。 たとえば,[Profile Name]を選択して,データベース内のすべてのプロ ファイルではなく,特定のプロファイルについてのみデータを返すようクエ リにフィルタを適用したり,[Response Time]を選択して,すべての応答 時間ではなく,指定した応答時間より長い,または短い応答時間のみ返すよ うクエリにフィルタを適用したりします。 12 第 2 章 • OpenAPI クエリ・ビルダ c[オペレータ]リストで,必要な演算子を選択します。サポートされている 演算子の詳細については,16 ページ「サポートされている SQL 構文」を参 照してください。 注:LIKE 演算子は,[Profile Name]フィールドでは機能しません。 d[値]ボックスに,必要な値を入力します。たとえば,トランザクション名で クエリをフィルタリングする場合は,特定のトランザクションを指定します。 LIKE 演算子を使用する場合,ワイルドカード文字(*)を使用して,たとえ ば「*westcoast*」という値を指定し, 「westcoast」という文字列が名前に含 まれているすべてのトランザクションを返すようにすることができます。 注:スペースまたは特殊文字を含む文字列(例 : where bb_guid IN (a b, c)) をフィルタとして定義する場合,文字として扱うスペースや特殊文字が含ま れている部分の前後を引用記号で囲む必要があります(where bb_guid IN (‘a b’, c))。特殊文字とは,数字,アルファベット,および「_」 ,「$」, 「#」 以外の文字を指します。 e[追加]をクリックして,[追加]フィルタを追加します。[OR 式の追加] をクリックして,[Or]フィルタを追加します。 f すべてのフィルタを定義したら,[OK]をクリックします。 g 必要な場合は,OpenAPI クエリ・ビルダのメイン・ページの[すべてクリ ア]をクリックして,フィルタ文字列をクリアします。 5 表示オプションを選択します。 ➤[次のタイム ゾーンの結果を返す]リストから,データの表示に使用するタ イム・ゾーンを選択します。 ➤[結果形式]リストで,返されるデータの形式を HTML または CSV から選 択します。 13 13 第 1 部 • データ API での作業 6 クエリの内容を確認します。 ➤[プレビュー]をクリックして,クエリが返すデータのプレビューを確認し ます。 ➤[クエリを表示]をクリックして,クエリの URL を確認します。 ➤[クリア]をクリックすると,クエリをクリアして,はじめからやり直すこ とができます。 7 クエリを実行します。 a[クエリを表示]をクリックして,クエリの URL を確認します。 b クエリの URL をコピーし,Web ブラウザのアドレス・ボックスに貼り付け て,クエリを実行します。 選択した結果フォーマットによって,結果のデータは,Web ブラウザの ウィンドウに表示されるか,または CSV 形式のファイルとして返されます。 CSV 形式のファイルは必要に応じて保存できます。 ヒント:OpenAPI クエリ・ビルダを使用して作成したクエリは保存できないた め,作成したクエリの URL をファイルに保存してください。 14 第3章 サンプル・クエリの作成 本章では,Mercury Business Availability Center プロファイル・データベースから データを抽出する Generic Data Engine API が使用するクエリを手作業で作成す る方法について説明します。 本章の内容 ページ Generic Data Engine で使用するクエリ 16 Generic Data Engine クエリの例 20 従来のクエリ 21 15 第 1 部 • データ API での作業 Generic Data Engine で使用するクエリ Generic Data Engine は,Mercury Business Availability Center のコンポーネントで, サンプルが仮想データベース・テーブルとして表示されたり,サンプル・ フィールドが仮想データベース・テーブル・フィールドとして表示されるよ う,サンプルのインタフェースを作成します。このコンポーネントでは,SQL を使用してサンプルに対してクエリを実行できます。このクエリは,Web Service と使用したり,カスタマイズした Excel レポートの作成に使用したりで きます。 詳細については,以下を参照してください。 ➤ 第 1 章「Generic Data Engine API での作業」 ➤ 第 2 章「OpenAPI クエリ・ビルダ」 ➤『参照情報』の「サンプル」 ➤『アプリケーションを使用した作業』の「Mercury Business Availability Center へ の Microsoft Excel レポートの統合」 サポートされている SQL 構文 サポートされている言語は,SQL のサブセットです。次のキーワード,修飾 子,演算子をサポートしています。 ➤ SELECT ➤ WHERE ➤ FROM ➤ TOP ➤ HAVING ➤ AS キーワード(別名の指定) ➤ 論理演算子(OR, AND, NOT) ➤ DISTINCT 修飾子 ➤ IN 演算子。IN 演算子の値を返すために内部選択を使用できます。 ➤ BETWEEN 演算子 ➤ IS NULL(IS NOT NULL はサポートされていません) 16 第 3 章 • サンプル・クエリの作成 ➤ LIKE。ワイルドカード文字はアスタリスク(*)を使用します。パーセント記 号(%)は使用しないでください。「LIKE *」のように,アスタリスクのみを使 用することはできません。アスタリスクはほかの文字と組み合わせて使用して ください。 ➤ 比較演算子 : =,IS,!=,<>,>,>=,<,<= ➤ 関数 : MAX,MIN,SUM,COUNT,AVG,STDDEV,SUMOFSQR,LOG, CEIL,FLOOR,MOD,SQRT,REPLACENULL,IF,および 「byTime 関数」 (19 ページ)で紹介されている関数。 ➤ ORDER BY および修飾子の ASC と DESC 制限事項 サービスに送信するクエリには,次の制限事項が適用されます。 ➤ 括弧を使用した SELECT 句内での複合式はサポートされていません。たとえ ば,「(a+b)/c」のようには指定できません。関数の引数における括弧の使用はサ ポートされています(例 : max(a+b))。 ➤ 1 個のクエリで選択できるモニタ・タイプは 1 つだけです。 ➤ アスタリスク(*)はワイルドカード文字としてはサポートされていません (LIKE 演算子と組み合わせて使用する場合は除く)。アスタリスクは,乗法演 算子としてサポートされています。 ➤ 内部選択と結合はサポートされていません(例外 : IN 句において値を返す内部 選択)。 ➤ ORDER BY 句では,たとえば「ORDER BY 1」のように,カラム番号が必要で す。ORDER BY カラム名はサポートされていません。 ➤ Generic Data Engine では,WHERE 句による時間制限がクエリに含まれている必 要があります。 ➤ GROUP BY 句はサポートされていません。Generic Data Engine では,集計関数 が含まれないすべてのフィールドが GROUP BY フィールドとして扱われるた め,GROUP BY 句は必要ありません。 ➤ スペースまたは特殊文字を含む文字列(例 : where bb_guid IN (a b, c))をフィル タとして定義する場合,文字として扱うスペースや特殊文字が含まれている部分 の前後を,引用記号で囲む必要があります(where bb_guid IN (‘a b’, c)) 。特殊 文字とは,数字,アルファベット, 「_」 , 「$」 , 「#」以外の文字を指します。 17 17 第 1 部 • データ API での作業 ➤ 返されたデータのカラムには,Column 0,Column 1 のように,順次ラベルが 付きます。わかりやすいラベルが返されるようにするには,SQL の AS 演算子 を使用します。たとえば,「Select time_stamp as TimeStamp」のようにしま す。この例のように AS 演算子を使用した場合,カラムのラベルは 「TimeStamp」となります。 日付・時刻の値 クエリおよび戻りデータに含まれる日時は,1970 年 1 月 1 日以降の日時が秒単位 で指定されます。日時の値を理解するには,Microsoft Excel が参考になります。 時刻は,タイム・スタンプ・フィールドでもっとも一般的に使用されています。 クエリ内で使用する GMT 時間を取得するには,日付形式のセルに日付と時刻 を入力し,標準形式の別のセルに次の式を入力します。 =(<date cell> - 25569 ) * 86400 ローカルのタイム・ゾーンを修正するには,上記の結果にタイム・ゾーンのオ フセット時間である 3,600 秒を加算します。たとえば,中央ヨーロッパ時間 (GMT + 2)の場合は,次のようになります。 =(<date cell> - 25569 ) * 86400 + ( 2 * 3600 ) Excel を使用してクエリ結果の時間の値を GMT の日付で表示するには,セルの 形式を日付形式にして,次の式を入力します。 =<time stamp> / 86400 + 25569 ローカルのタイム・ゾーンを修正するには,タイム・ゾーンのオフセット時間 である 3,600 秒をタイム・ゾーンから減算します。たとえば,米国東部の標準 時(GMT - 3)の場合,次の式で算出します。 =(<time stamp> - ( -3 * 3600 ) )/ 86400 + 25569 18 第 3 章 • サンプル・クエリの作成 byTime 関数 Generic Data Engine SQL では,時間で区切ってグループ化されたデータを返す, byTime 関数をサポートしています。たとえば,過去 1 日のトランザクションに おける平均応答時間を返すクエリを作成する場合,byTime 関数を使用しない場 合は 1 個の値が返されます。byTime 関数を使用すると,過去 1 日のトランザク ションの平均応答時間を 1 時間単位で要求することができ,この場合,過去 24 時間の 1 時間ごとに値が返されます。 関数の構文は次のとおりです。 byTime(<timefield >, <step value>, <number of step>, <offset>) 引数 説明 timefield 通常はタイム・スタンプ・フィールドです。 step value 次のいずれかになります。 -1 - 時間の設定なし 10 - 秒 20 - 分 30 - 時 40 - 日 50 - 週 60 - 月 70 - 月 80 - 年 number of step offset グループの単位として,step value で指定される, 単位の数です。 GMT を基準としたタイム・ゾーンのオフセット時間 (単位 時)です。正の数値は,GMT の東側のタイム・ ゾーンを表します。負の数値は,GMT の西側のタイ ム・ゾーンを表します。 たとえば,GMT から 2 時間東側に移動し,3 日ごとに 1 つの値を返すには次の ように指定します。 byTime(time_stamp, 40, 3, 2) 19 19 第 1 部 • データ API での作業 設定 Generic Data Engine Open API のオプションは,[管理]>[プラットフォーム] >[セットアップと保守]>[インフラストラクチャ設定]>[ファウンデー ション]>[Generic Data Engine Open API]を選択して表示される画面で設 定できます。返されるデータの行数の最大値を設定できます。また,Generic Data Engine Open API の使用を無効にできます。 Generic Data Engine クエリの例 ここでは,データベースからさまざまなタイプのデータを取得するクエリ URL の例を示します。 ss_t サンプルの例 この例は,指定された測定項目とモニタについて,SiteScope のサンプルの平均 値を取得する場合を示します。 http://myServer/topaz/gdeopenapi/GdeOpenApi?method=getData&user=admin &password=admin&query=select szMeasurementName, szMonitorName, avg(dValue) from ss_t where u_iStatus=1 and time_stamp > 123456 and szMeasurementName = ‘myMeasurmentName’ and szMonitorName = ‘myMonitorName’ trans_t サンプルの例 この例は,Springfield_Location というプロファイルに含まれる Springfield_infra_ems_login というトランザクションにおいて,指定した期間 の BPM データについて,GMT へのオフセットが +3 で,分単位でグループ化 された平均応答時間を取得する場合を示します。 http://myServer/topaz/gdeopenapi/GdeOpenApi?method=getData&user=admin &password=admin&query=select byTime(time_stamp, 20, 1, 3.0), profile_name as ProfileName, szTransactionName as TransactionName, AVG(dResponseTime) from trans_t where time_stamp>=1126594800.64 and time_stamp<1126596000.64 and profile_name='Springfield_Location' and szTransactionName='Springfield_infra_ems_login' 20 第 3 章 • サンプル・クエリの作成 rum_server_t サンプルの例 この例は,指定したサーバに対する処理が失敗した日における,すべての rum_server_t サンプルのリストを取得する場合を示します。 http://myServer/topaz/gdeopenapi/GdeOpenApi?method=getData&user=admin &password=admin&query=select time_stamp, engine_name, server_name from rum_server_t where availability=0 and total_hits > 0 and time_stamp > 1041379200 and time_stamp < 1136197020 and server_name = ‘myServerName’ rum_page_t サンプルの例 この例は,各 URL について,RUM により測定される合計サーバ時間を取得す る場合を示します。 http://myServer/topaz/gdeopenapi/GdeOpenApi?method=getData&user=admin &password=admin&query=select page_url, sum(tot_server_time) from rum_page_t where time_stamp > 1041379200 and time_stamp < 1136197020 &resultType=csv 従来のクエリ Mercury Business Availability Center version 6.0 より,サンプルに対して直接 SQL クエリを記述できるようになりました。サンプルは仮想データベース・テーブ ルとして機能します。詳細については,16 ページ「Generic Data Engine で使用 するクエリ」を参照してください。これまでのレポートを維持するには,本項 の情報を利用してください。 クエリの構造 クエリは OpenAPI.jsp の URL から始まります。 http:// <サーバ名> /topaz/openapi/OpenAPI.jsp この後に,一連のクエリ(parameter=value のペア)が続きます。ペアとペア は,アンパサンド(&)で区切ります。クエリは,必須パラメータと任意パラ メータを使用して作成します。 フィルタ・パラメータを追加することもできます。詳細については,32 ページ 「フィルタのパラメータ」を参照してください。 21 21 第 1 部 • データ API での作業 ➤ 必須パラメータ : 必ず指定する必要のあるパラメータは次のとおりです。 22 username クエリを実行する Mercury Business Availability Center のユーザ名です。 password クエリを実行する Mercury Business Availability Center のユーザのパ スワードです。 function 受信するデータのタイプです。次のいずれかになります。 transactions : ビジネス・プロセス・モニタの応答時間データです。 transactions_breakdown : ビジネス・プロセス・モニタのトランザ クション・ブレークダウン・データです。 sitescope : SiteScope の測定データです。 routings : WebTrace ルーティング・データです。 hops : WebTrace のホップ数データです。 transactions_error : ビジネス・プロセス・モニタのトランザク ション・エラー・データです。 alerts : ビジネス・プロセス・モニタの警告データです。 components_breakdown : ビジネス・プロセス・モニタのコンポー ネント・ブレークダウン・データです。 rowDataType 使用する集計のタイプです。次のいずれかになります。 row : 未処理のデータです。 hour : 1 時間単位の集計データです。 day : 1 日単位の集計データです。 集計のタイプは,任意パラメータである stepValueType で指定し たものを上回る単位は指定できません。 第 3 章 • サンプル・クエリの作成 profileIds データを取得するプロファイルの ID です。複数の ID を指定する 場合はカンマ(,)で区切ります。たとえば,「profileIds=2,7,9」の ように指定します。 データベースからプロファイルの ID を取得するには,次の手順を 実行します。 1 Web ブラウザで http:// <サーバ名> :8080/jmx-console/index.jsp のページを開き ます。<サーバ名>は,Mercury Business Availability Center サーバの名前を表します。 2[Topaz]リストで,[service=OAPI Services]リンクをクリッ クします。 3 com.mercury.infra.db.tools.oapiservices.ProfileMapping getProfiles() を呼び出して,プロファイル ID 情報を取得します。 Time range from/to または lastPeriod のいずれか from/to を使用して期間の始まりと終わりを指定するか, lastPeriod を使用して,クエリが呼び出されて以降の期間を指定 します。 from/to のフォーマットは dd/MM/yyyy HH:mm:ss です。 lastPeriod は次のいずれかになります。 hour day week month quarter year lastPeriod の単位を超える値を指定するには,lastPeriod と一緒 に numStepUnit を使用します。 ➤ 任意パラメータ : 必要に応じて指定するパラメータは次のとおりです。 numStepUnit lastPeriod と一緒に使用し,データに含まれる期間の数を示し ます。たとえば,過去 2 日間のデータを取得するには次のよう に指定します。 lastPeriod=day&numStepUnit=2 resultType 出力ファイルの形式です。次のいずれかになります。 html xml csv 標準設定は html です。 23 23 第 1 部 • データ API での作業 24 stepValueType データをグループ化する時間の単位です。次のいずれかになり ます。 minute hour day week month stepValueType は,rowDataType で指定した単位よりも大き い単位でグループ化する場合に,stepValue と組み合わせて使 用します。 stepValue stepValueType で指定した時間単位の数です。この数でデー タをグループ化します。たとえば, stepValueType=hour&stepValue=8 の場合,8 時間単位でデータがグループ化されます。 標準設定は 1 です。 dateFormat データ値出力のフォーマット,すなわちレポート内における日 付と時刻の表示形式です。たとえば,次のようになります。 MM/dd/yyyy%20HH:mm:ss %20 はスペースを表します(スペースは ASCII 文字の番号は 32 で,これを 16 進法で表すと 20 となります)。 timeZone タイム・ゾーンの指定です。フォーマットは &timezone=< 以 下のタイム・ゾーン・リストに示されたタイム・ゾーン値 > で す。たとえば,次のように指定します。 &timezone=Europe/London 第 3 章 • サンプル・クエリの作成 タイム・ゾーンのリスト ACT Antarctica/McMurdo Etc/GMT0 AET Antarctica/Palmer Etc/Greenwich AGT Antarctica/Rothera Etc/UCT ART Antarctica/South_Pole Etc/UTC AST Antarctica/Syowa Etc/Universal Africa/Abidjan Antarctica/Vostok Etc/Zulu Africa/Accra Arctic/Longyearbyen Europe/Amsterdam Africa/Addis_Ababa Asia/Aden Europe/Andorra Africa/Algiers Asia/Almaty Europe/Athens Africa/Asmera Asia/Amman Europe/Belfast Africa/Bamako Asia/Anadyr Europe/Belgrade Africa/Bangui Asia/Aqtau Europe/Berlin Africa/Banjul Asia/Aqtobe Europe/Bratislava Africa/Bissau Asia/Ashgabat Europe/Brussels Africa/Blantyre Asia/Ashkhabad Europe/Bucharest Africa/Brazzaville Asia/Baghdad Europe/Budapest Africa/Bujumbura Asia/Bahrain Europe/Chisinau Africa/Cairo Asia/Baku Europe/Copenhagen Africa/Casablanca Asia/Bangkok Europe/Dublin Africa/Ceuta Asia/Beirut Europe/Gibraltar Africa/Conakry Asia/Bishkek Europe/Helsinki Africa/Dakar Asia/Brunei Europe/Istanbul Africa/Dar_es_Salaam Asia/Calcutta Europe/Kaliningrad Africa/Djibouti Asia/Choibalsan Europe/Kiev Africa/Douala Asia/Chongqing Europe/Lisbon Africa/El_Aaiun Asia/Chungking Europe/Ljubljana 25 25 第 1 部 • データ API での作業 26 Africa/Freetown Asia/Colombo Europe/London Africa/Gaborone Asia/Dacca Europe/Luxembourg Africa/Harare Asia/Damascus Europe/Madrid Africa/Johannesburg Asia/Dhaka Europe/Malta Africa/Kampala Asia/Dili Europe/Minsk Africa/Khartoum Asia/Dubai Europe/Monaco Africa/Kigali Asia/Dushanbe Europe/Moscow Africa/Kinshasa Asia/Gaza Europe/Nicosia Africa/Lagos Asia/Harbin Europe/Oslo Africa/Libreville Asia/Hong_Kong Europe/Paris Africa/Lome Asia/Hovd Europe/Prague Africa/Luanda Asia/Irkutsk Europe/Riga Africa/Lubumbashi Asia/Istanbul Europe/Rome Africa/Lusaka Asia/Jakarta Europe/Samara Africa/Malabo Asia/Jayapura Europe/San_Marino Africa/Maputo Asia/Jerusalem Europe/Sarajevo Africa/Maseru Asia/Kabul Europe/Simferopol Africa/Mbabane Asia/Kamchatka Europe/Skopje Africa/Mogadishu Asia/Karachi Europe/Sofia Africa/Monrovia Asia/Kashgar Europe/Stockholm Africa/Nairobi Asia/Katmandu Europe/Tallinn Africa/Ndjamena Asia/Krasnoyarsk Europe/Tirane Africa/Niamey Asia/Kuala_Lumpur Europe/Tiraspol Africa/Nouakchott Asia/Kuching Europe/Uzhgorod Africa/Ouagadougou Asia/Kuwait Europe/Vaduz Africa/Porto-Novo Asia/Macao Europe/Vatican 第 3 章 • サンプル・クエリの作成 Africa/Sao_Tome Asia/Macau Europe/Vienna Africa/Timbuktu Asia/Magadan Europe/Vilnius Africa/Tripoli Asia/Makassar Europe/Warsaw Africa/Tunis Asia/Manila Europe/Zagreb Africa/Windhoek Asia/Muscat Europe/Zaporozhye America/Adak Asia/Nicosia Europe/Zurich America/Anchorage Asia/Novosibirsk GB America/Anguilla Asia/Omsk GB-Eire America/Antigua Asia/Oral GMT America/Araguaina Asia/Phnom_Penh GMT0 America/Aruba Asia/Pontianak Greenwich America/Asuncion Asia/Pyongyang HST America/Atka Asia/Qatar Hongkong America/Barbados Asia/Qyzylorda IET America/Belem Asia/Rangoon IST America/Belize Asia/Riyadh Iceland America/Boa_Vista Asia/Riyadh87 Indian/Antananarivo America/Bogota Asia/Riyadh88 Indian/Chagos America/Boise Asia/Riyadh89 Indian/Christmas America/Buenos_Aires Asia/Saigon Indian/Cocos America/Cambridge_Bay Asia/Sakhalin Indian/Comoro America/Cancun Asia/Samarkand Indian/Kerguelen America/Caracas Asia/Seoul Indian/Mahe America/Catamarca Asia/Shanghai Indian/Maldives America/Cayenne Asia/Singapore Indian/Mauritius America/Cayman Asia/Taipei Indian/Mayotte 27 27 第 1 部 • データ API での作業 28 America/Chicago Asia/Tashkent Indian/Reunion America/Chihuahua Asia/Tbilisi Iran America/Cordoba Asia/Tehran Israel America/Costa_Rica Asia/Tel_Aviv JST America/Cuiaba Asia/Thimbu Jamaica America/Curacao Asia/Thimphu Japan America/Danmarkshavn Asia/Tokyo Kwajalein America/Dawson Asia/Ujung_Pandang Libya America/Dawson_Creek Asia/Ulaanbaatar MET America/Denver Asia/Ulan_Bator MIT America/Detroit Asia/Urumqi MST America/Dominica Asia/Vientiane MST7MDT America/Edmonton Asia/Vladivostok Mexico/BajaNorte America/Eirunepe Asia/Yakutsk Mexico/BajaSur America/El_Salvador Asia/Yekaterinburg Mexico/General America/Ensenada Asia/Yerevan Mideast/Riyadh87 America/Fort_Wayne Atlantic/Azores Mideast/Riyadh88 America/Fortaleza Atlantic/Bermuda Mideast/Riyadh89 America/Glace_Bay Atlantic/Canary NET America/Godthab Atlantic/Cape_Verde NST America/Goose_Bay Atlantic/Faeroe NZ America/Grand_Turk Atlantic/Jan_Mayen NZ-CHAT America/Grenada Atlantic/Madeira Navajo America/Guadeloupe Atlantic/Reykjavik PLT America/Guatemala Atlantic/South_Georgia PNT America/Guayaquil Atlantic/St_Helena PRC 第 3 章 • サンプル・クエリの作成 America/Guyana Atlantic/Stanley PRT America/Halifax Australia/ACT PST America/Havana Australia/Adelaide PST8PDT America/Hermosillo Australia/Brisbane Pacific/Apia America/Indiana/Indianapolis Australia/Broken_Hill Pacific/Auckland America/Indiana/Knox Australia/Canberra Pacific/Chatham America/Indiana/Marengo Australia/Darwin Pacific/Easter America/Indiana/Vevay Australia/Hobart Pacific/Efate America/Indianapolis Australia/LHI Pacific/Enderbury America/Inuvik Australia/Lindeman Pacific/Fakaofo America/Iqaluit Australia/Lord_Howe Pacific/Fiji America/Jamaica Australia/Melbourne Pacific/Funafuti America/Jujuy Australia/NSW Pacific/Galapagos America/Juneau Australia/North Pacific/Gambier America/Kentucky/Louisville Australia/Perth Pacific/Guadalcanal America/Kentucky/Monticello Australia/Queensland Pacific/Guam America/Knox_IN Australia/South Pacific/Honolulu America/La_Paz Australia/Sydney Pacific/Johnston America/Lima Australia/Tasmania Pacific/Kiritimati America/Los_Angeles Australia/Victoria Pacific/Kosrae America/Louisville Australia/West Pacific/Kwajalein America/Maceio Australia/Yancowinna Pacific/Majuro America/Managua BET Pacific/Marquesas America/Manaus BST Pacific/Midway America/Martinique Brazil/Acre Pacific/Nauru America/Mazatlan Brazil/DeNoronha Pacific/Niue 29 29 第 1 部 • データ API での作業 30 America/Mendoza Brazil/East Pacific/Norfolk America/Menominee Brazil/West Pacific/Noumea America/Merida CAT Pacific/Pago_Pago America/Mexico_City CET Pacific/Palau America/Miquelon CNT Pacific/Pitcairn America/Monterrey CST Pacific/Ponape America/Montevideo CST6CDT Pacific/Port_Moresby America/Montreal CTT Pacific/Rarotonga America/Montserrat Canada/Atlantic Pacific/Saipan America/Nassau Canada/Central Pacific/Samoa America/New_York Canada/East-Saskatchewan Pacific/Tahiti America/Nipigon Canada/Eastern Pacific/Tarawa America/Nome Canada/Mountain Pacific/Tongatapu America/Noronha Canada/Newfoundland Pacific/Truk America/North_Dakota/Center Canada/Pacific Pacific/Wake America/Panama Canada/Saskatchewan Pacific/Wallis America/Pangnirtung Canada/Yukon Pacific/Yap America/Paramaribo Chile/Continental Poland America/Phoenix Chile/EasterIsland Portugal America/Port-au-Prince Cuba ROK America/Port_of_Spain EAT SST America/Porto_Acre ECT Singapore America/Porto_Velho EET SystemV/AST4 America/Puerto_Rico EST SystemV/AST4ADT America/Rainy_River EST5EDT SystemV/CST6 America/Rankin_Inlet Egypt SystemV/CST6CDT 第 3 章 • サンプル・クエリの作成 America/Recife Eire SystemV/EST5 America/Regina Etc/GMT SystemV/EST5EDT America/Rio_Branco Etc/GMT+0 SystemV/HST10 America/Rosario Etc/GMT+1 SystemV/MST7 America/Santiago Etc/GMT+10 SystemV/MST7MDT America/Santo_Domingo Etc/GMT+11 SystemV/PST8 America/Sao_Paulo Etc/GMT+12 SystemV/PST8PDT America/Scoresbysund Etc/GMT+2 SystemV/YST9 America/Shiprock Etc/GMT+3 SystemV/YST9YDT America/St_Johns Etc/GMT+4 Turkey America/St_Kitts Etc/GMT+5 UCT America/St_Lucia Etc/GMT+6 US/Alaska America/St_Thomas Etc/GMT+7 US/Aleutian America/St_Vincent Etc/GMT+8 US/Arizona America/Swift_Current Etc/GMT+9 US/Central America/Tegucigalpa Etc/GMT-0 US/East-Indiana America/Thule Etc/GMT-1 US/Eastern America/Thunder_Bay Etc/GMT-10 US/Hawaii America/Tijuana Etc/GMT-11 US/Indiana-Starke America/Tortola Etc/GMT-12 US/Michigan America/Vancouver Etc/GMT-13 US/Mountain America/Virgin Etc/GMT-14 US/Pacific America/Whitehorse Etc/GMT-2 US/Pacific-New America/Winnipeg Etc/GMT-3 US/Samoa America/Yakutat Etc/GMT-4 UTC America/Yellowknife Etc/GMT-5 Universal 31 31 第 1 部 • データ API での作業 Antarctica/Casey Etc/GMT-6 VST Antarctica/Davis Etc/GMT-7 W-SU Antarctica/DumontDUrville Etc/GMT-8 WET Antarctica/Mawson Zulu Etc/GMT-9 フィルタのパラメータ クエリには 1 つの filters 句を記述できます。filters 句の記述は任意です。filters 句に複数のフィルタを指定する場合は,フィルタとフィルタをセミコロン(;) で区切ります。 フィルタは,レポートのカラム名,フィルタ・タイプ,リストに含まれるパ ターンの個数,およびパターンのリストで構成されます。フィルタ内の各要素 はセミコロン(;)で区切ります。 たとえば,次のように記述します。 filters=MonitorTitle;in;2;9,12;Measurement;in;1;18 は,次と同じ意味になります。 select where (MonitorTitle equals 9 or 12) and (Measurement equals 18) 次のフィルタ・パラメータを利用できます。 汎用フィルタ・タイプ 32 このタイプのフィルタは,数値カラム,テキスト・カラムのど ちらでも使用できます。 in : パターンのリストの項目で等しいものがあれば,データが レポートに含まれます。 not_in : パターンのリストの項目で等しいものがない場合, データがレポートに含まれます。 第 3 章 • サンプル・クエリの作成 テキスト・フィルタ・ タイプ このタイプのフィルタは,テキスト・カラムについて使用でき ます。 like : パターンに一致すれば,データがレポートに含まれます。 like を使用する場合,リスト内のパターンの個数は 1 つでなけ ればなりません。 ワイルドカード文字のアスタリスク(*)は like で使用できます。 たとえば,次のように使用します。 filters=Host Name;like;1;ServerNum* 数値フィルタ・タイプ このタイプのフィルタは,数値カラムについて使用できます。 bigger smaller equals クエリの例 例 1: http:// <サーバ名> /topaz/openapi/OpenAPI.jsp? username=fitzwilliam&password=darcy&function=transactions&profileIds=33& lastPeriod=hour&rowDataType=raw&dateFormat=MM/dd/yyyy HH:mm:ss 例 2: http:// <サーバ名> /topaz/openapi/OpenAPI.jsp? username=fitzwilliam&password=darcy&function=transactions&profileIds=33& from=10/12/2002 14:00:00&to=10/12/2002 15:00:00& rowDataType=raw& dateFormat=MM/dd/yyyy%20HH:mm:ss 例 3: http:// <サーバ名> /topaz/openapi/OpenAPI.jsp?username=fitzwilliam&password =darcy&function=sitescope&profileIds=35&lastPeriod=day&numStepUnit=2& &rowDataType=hour&dateFormat=MM/dd/yyyy%20HH:mm:ss&filters= MonitorTitle;in;1;9;Measurement;in;1;18&stepValueType=hour&stepValue=6 33 33 第 1 部 • データ API での作業 34 第2部 Mercury Business Availability Center EMS アダプタを使用した作業 第4章 Mercury Business Availability Center と EMS 統合の概要 Mercury Business Availability Center を,お使いの EMS アプリケーションと統合 する方法について説明します。警告を EMS に送信したり,EMS データをレ ポートやダッシュボードで表示したりできます。 本章の内容 ページ Mercury Business Availability Center と EMS の統合について 38 SiteScope を使用した Mercury Business Availability Center 内の EMS アプ リケーション・データの統合 38 EMS アダプタの設定 39 37 第 2 部 • Mercury Business Availability Center EMS アダプタを使った作業 Mercury Business Availability Center と EMS の統合について Mercury Business Availability Center によって,次のことが可能になります。 ➤ Mercury Business Availability Center によって生成された警告を,お使いの EMS コンソールへ統合すること。警告情報を EMS アプリケーションに送信できる EMS 用アダプタを設定します。EMS アダプタの設定の詳細については,39 ページ「EMS アダプタの設定」を参照してください。 Mercury Managed Services のお客様へ:EMS アダプタの入手方法の詳細につい ては,Mercury Managed Services サポートまでお問い合わせください。 ➤ EMS ソフトウェアによって集められた SiteScope 内のデータを収集し,Mercury Business Availability Center へ送信すること。SiteScope 統合の設定の詳細につい ては,次の項を参照してください。 SiteScope を使用した Mercury Business Availability Center 内の EMS アプリケーション・データの統合 SiteScope を使用して,お使いの EMS アプリケーションからのイベントやその 他の測定値を収集するモニタを作成します。そのデータが,SiteScope によって Mercury Business Availability Center レポートや ダッシュボード に送信されます。 統合モニタの使用の詳細については,『SiteScope モニタの設定』の「SiteScope 統合モニタの使用」を参照してください。 SiteScope モニタを実行するには,SiteScope のオプション・ライセンスが必要 になります。詳細については,Mercury カスタマー・サポートまでお問い合わ せください。 38 第 4 章 • Mercury Business Availability Center と EMS 統合の概要 EMS アダプタの設定 本項では,お使いの環境の EMS アプリケーションに Mercury Business Availability Center 警告を送信するための EMS アダプタの設定方法について説明 します。これらの警告は,EMS アプリケーションで使用される標準的な警告処 理プロシージャで利用できるようになります。 Mercury Business Availability Center 警告は次のアダプタを使って EMS アプリ ケーションに送信できます。 ➤ BMC PATROL アダプタ : 詳細については,第 5 章「BMC PATROL への Mercury Business Availability Center 警告の送信」を参照してください。 ➤ CA Unicenter アダプタ : 詳細については,第 6 章「CA Unicenter への Mercury Business Availability Center 警告の送信」を参照してください。 ➤ HP Openview VantagePoint Operations(OVO)アダプタ : 詳細については,第 7 章 「HP Openview VantagePoint Operations への Mercury Business Availability Center 警 告の送信」を参照してください。 ➤ IBM Tivoli Enterprise Console(TEC)アダプタ : 詳細については,第 8 章「Tivoli TEC への Mercury Business Availability Center 警告の送信」を参照してください。 注:Mercury Business Availability Center で警告を定義する際は,警告ウィザード にアクセスします。[管理]>[プラットフォーム]>[警告と受信者]> [警告]を選択します。『プラットフォームの管理』の「警告スキームの作成」 の手順に従って,警告を作成します。 39 39 第 2 部 • Mercury Business Availability Center EMS アダプタを使った作業 40 第5章 BMC PATROL への Mercury Business Availability Center 警告の送信 本章では,BMC PATROL に警告を送信するための Mercury Business Availability Center の設定方法について説明します。 本章の内容 ページ BMC PATROL への Mercury Business Availability Center 警告の送信につ いて 42 Mercury Business Availability Center SNMP アダプタの BMC PATROL エージェントへのインストール 42 インストールのトラブルシューティング 43 41 第 2 部 • Mercury Business Availability Center EMS アダプタを使った作業 BMC PATROL への Mercury Business Availability Center 警告の 送信について 警告の送信先となる BMC PATROL エージェントに Mercury Business Availability Center SNMP アダプタをインストールします。次に,コア・サーバによって生 成される SNMP トラップを BMC PATROL エージェントに対して指定します。 SNMP トラップの送信の詳細については,『プラットフォームの管理』の 239 ページ「警告トリガ時の SNMP トラップの送信」を参照してください。 BMC PATROL ドメインのすべての BMC PATROL エージェントに対して SNMP アダプタをインストールする必要はありません。ドメインに付き 1 エージェン トで十分です。ただし,より高い可用性を得るために,必要に応じて,複数の エージェントに SNMP アダプタをインストールすることもできます。 Mercury Business Availability Center SNMP アダプタの BMC PATROL エージェントへのインストール SNMP アダプタはインストールすると,Mercury Business Availability Center から の警告(SNMP トラップの形式)を受信し,それを SNMP アダプタが動作する BMC PATROL エージェントのイベント管理エンジンへ転送します。 Mercury Business Availability Center アダプタを BMC PATROL にインストール するには,次の手順で行います。 1 Mercury Business Availability Center SNMP Adapter Knowledge Module (TOPAZ_SNMP_ADAPTER.km)を,BMC PATROL コンソールおよび BMC PATROL エージェントの両方の知識モジュールの場所にコピーします。 TOPAZ_SNMP_ADAPTER.km は,Adapter ファイルに含まれています。この ファイルは,Mercury Business Availability Center 6.1 Japanese Documentation and Utilities CD-ROM の \tools_and_utilities\EMS\BmcPatrol\TSA フォルダにあり ます。いったん知識モジュールが BMC PATROL にロードされると,BMC PATROL Developer Console から TOPAZ_SNMP_ADAPTER.km にアクセスできる ようになります。 2 BMC PATROL Developer Console を使用して,Mercury Business Availability Center SNMP アダプタを BMC PATROL エージェントにロードします。詳細について は,BMC PATROL のマニュアルを参照してください。 42 第 5 章 • BMC PATROL への Mercury Business Availability Center 警告の送信 インストールのトラブルシューティング BMC PATROL エージェントが,次のシステム・メッセージを出力する (左側の数字は異なる場合があります)。 20040502153419 SNMP NOT ACTIVE. SNMP トラップ・サービスが,SNMP アダプタがインストールされた BMC PATROL エージェントで有効になっていません。そのエージェントで SNMP Trap サービスを有効にするか,別の BMC PATROL エージェントを使用します。 BMC PATROL エージェントでの SNMP トラップ・サービスのインストールおよ び有効化の詳細については,BMC PATROL のマニュアルを参照してください。 BMC PATROL エージェントが,次のシステム・メッセージを出力する (左側の番号は異なる場合があります)。 20040502154044 SnmpListener, Line# 130:snmp_trap_listen:cannot open socket for listening 20040502154044 Listen status = ERR, Errno = 94. 別の SNMP トラップ・サービスが SNMP トラップ・ポートを使用しています。 そのサービスを無効にするか,トラップの受信に使用される UDP ポートを変 更します(その場合,Mercury Business Availability Center を再設定する必要があ ります)。 BMC PATROL エージェントが,次のシステム・メッセージを出力する (左側の数字は異なる場合があります) 。 20040502154044 Error:Can't recognize Alert Type Id X(X は番号です) 。 Mercury Business Availability Center SNMP アダプタが,有効な Mercury Business Availability Center 警告として認識されていない SNMP トラップを受信していま す。これは正しい動作です。 注:テストの目的で,補助 SNMP トラップの処理を有効にする場合があります。 これを行うには,KM 環境変数 RAW_DATA を TRUE に変更してください。 43 43 第 2 部 • Mercury Business Availability Center EMS アダプタを使った作業 44 第6章 CA Unicenter への Mercury Business Availability Center 警告の送信 本章では,警告を CA Unicenter に送信するための Mercury Business Availability Center の設定方法について説明します。 本章の内容 ページ CA Unicenter への Mercury Business Availability Center 警告の送信について 46 Mercury Business Availability Center 警告を SNMP トラップとして送信する 46 Unicenter cawto コマンドを使用して Mercury Business Availability Center 警告を送信する 48 設定に関するトラブルシューティング 50 45 第 2 部 • Mercury Business Availability Center EMS アダプタを使った作業 CA Unicenter への Mercury Business Availability Center 警告の 送信について CA Unicenter アプリケーションに警告を送信するには,次のいずれかの方法で 行うことができます。 ➤ Unicenter Management サーバへ Mercury Business Availability Center 警告を SNMP トラップとして送信する ➤ Unicenter cawto コマンドを使用して Mercury Business Availability Center 警告を送 信する SNMP トラップの指定に関する詳細については,『プラットフォームの管理』 の「警告トリガ時の SNMP トラップの送信」を参照してください。 Mercury Business Availability Center 警告を SNMP トラップと して送信する イベント管理ホストに送信された SNMP トラップを取り出すように Unicenter を設定する手順について説明します。 Unicener の設定は,次の手順で行います。 1 未処理の SNMP トラップを取り出すよう,Unicenter CATrapD(SNMP トラッ プ・デーモン)を有効にします。 2 イベント管理(メッセージ・レコードとアクション)を設定して,Mercury Business Availability Center MIB に従ってトラップをフォーマットします。この 作業では,コア・サーバ・インストール環境に含まれる Mercury Business Availability Center MIB の知識が必要になります。このファイルは,Mercury Business Availability Center 6.1 Japanese Documentation and Utilities CD-ROM の \tools_and_utilities\SNMP_MIBS\amAlerts5.mib にあります。 管理サーバのホストを設定するには,次の手順で行います。 Mercury Business Availability Center によって送信される SNMP トラップに合わせ てメッセージ・レコードを作成する必要があります。 46 第 6 章 • CA Unicenter への Mercury Business Availability Center 警告の送信 1 [file name].def ファイルを作成し,そのファイル内に次の行を保存します。 define msgrec msgid="%CATD_I_060, SNMPTRAP:-c * 5233 * * 6 1 * *" type="MSG" msgnode="*" desc="AM Alert Transaction Response Time" cont='N' msgact='Y' wcsingle='?'wcmany='*' case="y" regexp="n" 2 次のコマンドを使用して,[イベント管理]内のメッセージ・レコードの一部 としてファイルを読み込みます。 cautil -f [ ファイル名 ].def oprcmd opreload 3 Unicenter イベント・コンソールのサードパーティ製のデバイスから,SNMP ト ラップを受け取って表示するには,SNMP トラップ・サービスを有効にしてお く必要があります。[Unicenter Enterprise Management]> [Configuration]>[Settings]の順に選択します。[SNMP Trap Server Activated]フラグを[Yes]に変更します。 Mercury Business Availability Center を設定するには,次の手順で行います。 1 Unicenter イベント管理ホストに送信される警告を設定するには,警告ウィザー ドにアクセスします。[管理]>[プラットフォーム]>[警告と受信者]> [警告]の順に選択します。 2『プラットフォームの管理』の 196 ページ「警告スキームの作成」に示す手順に 従って警告を作成します。 3[SNMP トラップの送信]チェック・ボックスを選択し,EMS IP を定義しま す。詳細については,『プラットフォームの管理』の 239 ページ「警告トリガ 時の SNMP トラップの送信」を参照してください。 47 47 第 2 部 • Mercury Business Availability Center EMS アダプタを使った作業 Unicenter cawto コマンドを使用して Mercury Business Availability Center 警告を送信する Mercury Managed Services のお客様へ:この手順は,Mercury Managed Services をお使いのお客様には該当しません。Mercury Managed Services をお使いのお客 様は,SiteScope コマンド・ライン・モニタを使用してください。このモニタの 使用については,Mercury Managed Services サポート にお問い合わせください。 このコマンド・ライン・ユーティリティは,Unicenter イベント管理エージェン トを Mercury Business Availability Center マシンにインストールした後で使用可 能です。 注:cawto コマンドを使用すれば,応答を待機せずに,Windows コンソールや システム・コンソールにメッセージを送信できます。メッセージを送信して応 答を待機する場合は,イベント管理の cawtor コマンドを使用します。 CA Unicenter コンソールを設定するには,次の手順で行います。 Unicenter イベント管理ホストを設定する必要はありません。cawto コマンド が,このコマンドを処理する Unicenter イベント管理ノードに送信されることを 確認します。イベント管理コンソールを開いて,cawto コマンドで送信された イベントを探します。 Mercury Business Availability Center を設定するには,次の手順で行います。 1 Unicenter イベント管理ホストに送信される警告を設定するには,警告ウィザー ドにアクセスします。[管理]>[プラットフォーム]>[警告と受信者]> [警告]を選択します。 2『プラットフォームの管理』の「警告スキームの作成」の手順に従って,警告 を作成します。 3『プラットフォームの管理』の「警告トリガ時の実行ファイルの実行」に進ん でください。この手順の間,[実行可能ファイルの実行]チェック・ボックス を選択し,[警告ウィザード]で警告アクションを定義します。実行ファイル 48 第 6 章 • CA Unicenter への Mercury Business Availability Center 警告の送信 を実行するのに必要なコマンド・ラインの入力を求められる場合には, Unicenter の cawto コマンド・ラインを使用します。 注:cawto コマンド・ラインのパラメータおよびその有効化の方法について は,Unicenter のマニュアルを参照してください。 次の例では,Mercury Business Availability Center 警告を Unicenter に送信する cawto コマンドの作成方法を示します。 C:\tng\bin\cawto.exe –s “” –v W –n <ノード> “Alert <警告名> for <プ ロファイル名> was triggered because: <トリガの原因> ” 各項目について説明します。 -s <ソース>:イベントのソースであるアプリケーションを特定します。上記 の例では,<ソース>は Mercury Business Availability Center です。 -v <値>:イベントの重大度。イベントを CA メッセージ・コンソールで表示す る場合,アイコンはイベントの左側に表示され重大度のステータスを示します。 上記の例では,<値>は W(警告)です。重大度の値を,次の表に示します。 情報 I 成功 S 警告 W エラー E 失敗 F 次のルールに従って,Mercury Business Availability Center の重大度を Unicenter 重大度に変換するよう設定できます。 Unicenter 情報 I 警告 W 49 49 第 2 部 • Mercury Business Availability Center EMS アダプタを使った作業 Unicenter 低 E 高 E 致命的 F -n <ノード>:対象ノードがユーザの使用しているノードでないときにメッ セージの送信先となるノードを指定します。 <警告名>,<プロファイル名>,<トリガの原因>は Mercury Business Availability Center 警告の変数です。 設定に関するトラブルシューティング カスタム / サードパーティ製の MIB を持っている。それを LDMIB コマ ンドで DSM にロードすると,何ができるようになるか ? 製品: ➤ Unicenter NSM バージョン:3.0 OS : WIN/NT,WIN2000,HP,AIX,SUN,LINUX,SCO,SINIX,TRU64 ➤ Unicenter TNG バージョン:2.2, 2.4, 2.4.2 OS : WIN/NT,WIN2000,HP,AIX,SUN,LINUX,SCO,SINIX,TRU64 解決方法 カスタム MIB で ldmib を実行すると,次の機能が提供されます。 ➤ MIB に対して objectview を実行する機能。これを行うには,objview の実行 元のマシン上の %AGENTWORKS_DIR\services\config\mibs ディレクトリ に,MIB をコピーする必要があります。 ➤ MIB に対して mibbrowse を実行する機能。 50 第 6 章 • CA Unicenter への Mercury Business Availability Center 警告の送信 MIB をロードしても,トラップは自動的には変換されません。変換には DSM ポリシーが必要です。メッセージ・レコードおよびアクションを使用して, EM コンソールで CATrapD メッセージを変換すれば,DSM ポリシーは必要で はありません。これを行うには,EM 設定にアクセスし,[SNMP trap server activated]をオンにして,CATrapD を有効にする必要があります。 イベント・コンソールで, 「%CATD_I_060, SNMPTRAP:-c public 791 172.20.0.18 mail.npc.net 2 0.」といった解読不能の形式のメッセージ を多数受け取った。これらは何を意味しているのか? 製品: ➤ Unicenter NSM バージョン:3.0 OS : WIN/NT,WIN2000 ➤ Unicenter TNG バージョン:2.2, 2.4, 2.4.2 OS : WIN/NT,WIN2000 解決方法 これらは CATrapD デーモンが取り出す未処理の SNMP トラップです。SNMP 対応デバイスまたはエージェントによって生成される場合もあります。 CATrapD を有効にするには,EM 設定にアクセスして,[SNMP trap server activated]を有効にします。通常,重要なトラップは DSM によって解釈され ますが,その他のトラップは,コンソールで個別に変換したメッセージになる とは限りません。参照ガイドに,これらのトラップの最後に付く番号とその意 味を示します。 次のとおりです。 0 Coldstart 送信 SNMP エンティティが再初期化されました。エージェ ントの設定が変更された可能性があります。これは,通常, クラッシュや主要な障害による再起動です。 1 WarmStart 送信 SNMP エンティティが再初期化されましたが,エー ジェントの設定は変更されませんでした。これは,通常,日 常的な再起動です。 2 linkDown 通信リンクが失敗しました。 51 51 第 2 部 • Mercury Business Availability Center EMS アダプタを使った作業 3 linkUp 通信リンクが発生しました。 4 Authentication エージェントが,不正なコミュニティ名を受信しました。管 理者の失敗です。 5 EGP NeighborLoss EGP(外部ゲートウェイ・プロトコル)ネイバーがダウンし ました。 6 Enterprise 企業固有のイベントが発生しました。特定するための固有ト ラップ・タイプが必要です。 イベント・コンソールでサードパーティ製のデバイスからの SNMP ト ラップを受信して表示するにはどうするか? 製品: ➤ Unicenter TNG バージョン:2.1, 2.2, 2.4 OS : WIN/NT,WIN2000 解決方法 Unicenter イベント・コンソールのサードパーティ製のデバイスから,SNMP ト ラップを受け取って表示するには,SNMP トラップ・サービスを有効にしてお く必要があります。[Unicenter Enterprise Management]> [Configuration]>[Settings]の順に選択します。[SNMP Trap Server Activated]フラグを[Yes]に変更します。 52 第7章 HP Openview VantagePoint Operations への Mercury Business Availability Center 警告の 送信 本章では,警告を HP Openview VantagePoint Operations に送信するための Mercury Business Availability Center の設定方法について説明します。 本章の内容 ページ HP Openview VantagePoint Operations への Mercury Business Availability Center 警告の送信について 54 HP OVO エージェントの存在の検証 54 HP OVO エージェントのコア・サーバ・マシンへのインストール 55 opcmsg テンプレートの Mercury Business Availability Center ホストへの 割り当てと配布 56 HP OVO エージェントの opcmsg コマンドを使用した Mercury Business Availability Center 警告の送信 57 53 第 2 部 • Mercury Business Availability Center EMS アダプタを使った作業 HP Openview VantagePoint Operations への Mercury Business Availability Center 警告の送信について 警告を HP Openview VantagePoint Operations(OVO)へ送信するには,コア・ サーバに HP エージェントをインストールする必要があります。opcmsg を使 用してイベントを管理サーバに送信するようにエージェントを事前設定しま す。HP の用語では,これは,エージェントによって opcmsg テンプレートが 割り当てられ,配備される必要があることを意味します。 HP OVO に警告を送信するには,次のことを検証します。 ➤ お使いのコア・サーバのホストに HP エージェントがインストールされている こと。詳細については,次の項を参照してください。 HP エージェントがインストールされていない場合は,これをインストールす る必要があります。詳細については,55 ページ「HP OVO エージェントのコ ア・サーバ・マシンへのインストール」を参照してください。 ➤ HP エージェントが,opcmsg を使用してイベントを HP OVO 管理サーバに送 信するように設定されていること。詳細については,56 ページ「opcmsg テン プレートの Mercury Business Availability Center ホストへの割り当てと配布」を 参照してください。 HP OVO エージェントの存在の検証 Mercury Business Availability Center 警告を HP OpenView 管理サーバに送信する 際は,Mercury Business Availability Center で HP の opcmsg コマンドを使用しま す。これは HP OVO エージェントが管理サーバと通信を行うのに使用するコマ ンドです。opcmsg を実行して,Mercury Business Availability Center サーバに HP OVO エージェントがインストールされていることを確認します。 opcmsg コマンドの可用性を検証するには,次の手順で行います。 1 コア・サーバでコマンド・ウィンドウを開きます。 2 コマンド・ウィンドウで,opcmsg と入力し,Enter キーを押します。このコ マンドの結果としては,次が考えられます。 ➤ opcmsg が内部または外部コマンド,実行可能なプログラム,あるいは バッチ・ファイルとして認識されていない。 54 第 7 章 • HP Openview VantagePoint Operations への Mercury Business Availability Center 警告の送信 原因と解決策 : HP OVO エージェントがマシンにインストールされていない。 55 ページ「HP OVO エージェントのコア・サーバ・マシンへのインストール」 および 56 ページ「opcmsg テンプレートの Mercury Business Availability Center ホストへの割り当てと配布」に示す手順に従ってください。 ➤ 次に示すメッセージが表示されます。 The ITO Message Command is not configured on this system.Contact your ITO Administrator to configure it.(OpC30-913) 原因と解決策:HP OVO はマシンにインストールされているが,opcmsg メッセージを送信するよう設定されていない。56 ページ「opcmsg テンプ レートの Mercury Business Availability Center ホストへの割り当てと配布」に 示す手順に従ってください。 ➤ 次に示すメッセージが表示されます。 The application parameter is required.(OpC30-903) The object parameter is required.(OpC30-904) The msg_text parameter is required.(OpC30-905) 使用方法: opcmsg [-help] [-id] severity=normal|warning|minor|major|critical] application= <アプリケーション> object= <オブジェクト> msg_text= <テキスト> [msg_grp= <メッセージ・グループ> ] [node= <ノード> ] [service_id= <サービス ID > ] [-option <変数> = <値> ]* (OpC30-900) 原因:HP OVO がマシンにインストールされていて,opcmsg メッセージを 送信するよう設定されている。 HP OVO エージェントのコア・サーバ・マシンへのインストール コア・サーバ・マシンのホストが HP OVO のノード・グループの一部であるこ とを確認します。確認できない場合は,警告を表示することができません。 HP OVO エージェントをインストールするには,次の手順で行います。 1 Mercury Business Availability Center サーバ上で,FTP サービスが書き込み権限で 実行されていることを確認します。 2 HP OVO 管理サーバの[HP OVO ITO Node Bank]ウィンドウでホストを探し, それを選択します。ホストが定義されていない場合は,まずホストを定義する 必要があります。 55 55 第 2 部 • Mercury Business Availability Center EMS アダプタを使った作業 3[Actions]メニューから[Agents],次に[Install/Update SW & Config]を選 択します。 4 Components 領域から[Agent Software]チェック・ボックスを選択します。 選択したホストが,右側のリスト・ボックスに表示され,その上の[Nodes in list requiring update]チェック・ボックスが選択されていることを確認しま す。[OK]をクリックします。 5 開いたウィンドウで,Mercury Business Availability Center のホストの管理権限を 持つユーザ名およびパスワードを HP OVO に付与します。 6 画面に表示されている指示に従います。ファイルの場所をポイントします。 7 Mercury Business Availability Center サーバ上で,お使いの FTP ルート・ディレク トリの一時ディレクトリにある opc_inst.bat ファイルを手動で実行します。 opcmsg テンプレートの Mercury Business Availability Center ホ ストへの割り当てと配布 以下では,opcmsg テンプレートを Mercury Business Availability Center ホストに 割り当てて配布する手順について説明します。この手順を実行すると, Mercury Business Availability Center を設定して HP OVO へ警告を送信できます。 詳細については,57 ページ「HP OVO エージェントの opcmsg コマンドを使用 した Mercury Business Availability Center 警告の送信」を参照してください。 opcmsg を割り当てて配布するには,次の手順で行います。 1 HP OVO 管理サーバの[HP OVO ITO Node Bank]ウィンドウでコア・サーバの ホストを探し,それを選択します。[Actions]>[Agents]>[Assign templates]の順に選択します。 2[Add]をクリックし,プローブ・ホストが左側のリスト・ボックスに表示さ れることを確認します。 3[Open Template Window]ボタンをクリックします。 4 テンプレート・ウィンドウで,[Default]を選択し,適切なオペレーティン グ・システム名をダブルクリックし,opcmsg(1|3) を選択します。 5[Add Configuration]ウィンドウへ戻り,[Get template selection]をクリック します。右側のリスト・ボックスに opcmsg(1|3) が表示されます。 6[Add Configuration and Define Configuration]ウィンドウで[OK]ボタンをク リックします。 56 第 7 章 • HP Openview VantagePoint Operations への Mercury Business Availability Center 警告の送信 7[HP OVO ITO Node Bank]ウィンドウに戻り,[Actions]メニューから [Agents ]>[Install/Update SW & Config]の順に選択します。ホストが選 択されていることを確認します。 8 テンプレートのチェック・ボックスを選択し,[OK]をクリックします。 HP OVO メッセージ・ブラウザに,テンプレートがホストに正しく配布された ことを告げるメッセージが表示されます。 HP OVO エージェントの opcmsg コマンドを使用した Mercury Business Availability Center 警告の送信 Mercury Managed Services のお客様へ:この手順は,Mercury Managed Services をお使いのお客様には該当しません。Mercury Managed Services をお使いのお客 様は,SiteScope コマンド・ライン・モニタを使用してください。このモニタの 使用については,Mercury Managed Services サポート にお問い合わせください。 このコマンド・ライン・ユーティリティは,HP OVO エージェントを Mercury Business Availability Center コア・サーバ・マシンにインストールした後で使用 可能です。詳細については,55 ページ「HP OVO エージェントのコア・サー バ・マシンへのインストール」を参照してください。 opcmsg コマンドを使用すれば,応答を待機せずに,Windows コンソールやシ ステム・コンソールにメッセージを送信できます。 Mercury Business Availability Center 警告を設定するには,次の手順を実行します。 1 HP OVO ホストに送信される警告を設定するには,警告ウィザードにアクセス します。[管理]>[プラットフォーム]>[警告と受信者]>[警告]を選 択します。 2『プラットフォームの管理』の「警告スキームの作成」の手順に従って,警告 を作成します。 57 57 第 2 部 • Mercury Business Availability Center EMS アダプタを使った作業 3『プラットフォームの管理』の「警告トリガ時の実行ファイルの実行」に進ん でください。この手順の間,[実行可能ファイルの実行]チェック・ボックス を選択し,[警告ウィザード]で警告アクションを定義します。実行ファイル を実行するのに必要なコマンド・ラインの入力を求められる場合には,HP OVO エージェントの cawto コマンド・ラインを使用します。 opcmsg [-help] [-id] severity=normal|warning|minor|major|critical] application= <アプリケーション> object= <オブジェクト> msg_text= <テキスト> [msg_grp= <メッセージ・グループ> ] [node= <ノード> ] [service_id= <サービス ID > ] [-option <変数> = <値> ]* (OpC30-900) opcmsg コマンドは,オブジェクト,アプリケーション,およびメッセージ・ テキストの 3 つの必須パラメータを定義します。さらに,次のパラメータを使 用できます。 severity : 通常,警告,低,高,または緊急のいずれかの重大度 msg_grp:HP OVO で定義されたメッセージ・グループの名前 node:この警告の送信元のノードを定義するのに使用される service_id:この警告を特定の HP Service Navigator サービスに割り当てるのに 使用される -option <変数> = <値>:OVO の自動およびオペレータ実行アクションに よって使用される 1 つ以上の主要な値のペア 58 第8章 Tivoli TEC への Mercury Business Availability Center 警告の送信 本章では,警告を Tivoli TEC に送信するための Mercury Business Availability Center の設定方法について説明します。 本章の内容 ページ Mercury Business Availability Center 警告の Tivoli TEC への送信 60 Tivoli TEC の設定 60 Tivoli エンド・ポイントの postemsg コマンドによる Mercury Business Availability Center 警告の送信 62 59 第 2 部 • Mercury Business Availability Center EMS アダプタを使った作業 Mercury Business Availability Center 警告の Tivoli TEC への送信 IBM Tivoli Enterprise Console(TEC)アプリケーションを使用して警告を統合で きます。 警告を Tivoli TEC 管理サーバに送信するためには,Mercury Business Availability Center で Tivoli の postemsg コマンドを使用します。これは,管理サーバと通 信するために管理下のノードによって使用されるコマンドです。したがって, Mercury Business Availability Center サーバは Tivoli エンド・ポイントでなければ なりません(つまり,Tivoli ソフトウェア・エージェントがマシンにインス トールされていなければなりません)。postemsg コマンドは,run_exe コマ ンドから呼び出されます。 Tivoli TEC の設定 Tivoli TEC に警告を送信するためには,次のことを検証する必要があります。 ➤ 次のアプリケーションがインストールされていること。 ➤ Tivoli Enterprise console EIF(Event Integration facility) ➤ Tivoli Enterprise Console Adapter Configuration Facility ➤ コア・サーバのホスト上の Tivoli エンド・ポイント ➤ ACP プロファイルが,コア・サービス・サーバのホスト上の Tivoli エンド・ポ イントに配備されていること。 ➤ postemsg が次のディレクトリの下にあること。 <ドライブ> :\Program Files\Tivoli\lcf\bin\ <プラットフォーム> \bin\ 次を実行することで,postemsg が存在するかどうかを確認できます。 使用法:postemsg { -S <サーバ> | -f <設定ファイル> } [-r <重大度> ] [-m <メッセージ> ] [ <スロット名 = 値> , ...] <クラス> <ソース> Tivoli TEC に警告を送信するには,次の手順で行います。 1 警告のイベント・クラスを説明する baroc ファイルを作成します。baroc ファ イル形式の詳細については,Tivoli TEC のマニュアルを参照してください。 2 コマンド・ウィンドウを開き,Tivoli TEC に baroc ファイルを配備します。 60 第 8 章 • Tivoli TEC への Mercury Business Availability Center 警告の送信 ➤ baroc ファイルをアクティブなルール・ベースに追加するには,次の手順で 行います。 Wrb -imprbclass < baroc ファイル> <ルール・ベース> ➤ コンパイルします。 Wrb -comprules <ルール・ベース> ➤ 再ロードします。 Wrb -loadrb <ルール・ベース> ➤ TEC を再起動します。 Wstopesvr wstartesvr 3 Mercury Business Availability Center サーバに,Tivoli エンド・ポイントをインス トールします。エンド・ポイントとともに postemsg 実行ファイルがインス トールされます。 4 Tivoli conf ファイルを作成,編集します。 ➤ TEC サーバ名を挿入します。 ServerLocation= < TEC サーバ名> ➤ TEC サーバ・ポート番号を挿入します。 ServerPort= < TEC サーバのポート番号> ➤ このファイルを任意の場所に保存します。 61 61 第 2 部 • Mercury Business Availability Center EMS アダプタを使った作業 5 postemsg を使用して,適切なコマンド・ラインを作成します。例を次に示し ます。 postemsg -f topaz.conf -r CRITICAL description=" <警告の説明> " triggerCause=" <トリガの原因> " hostname="cookie" topazProfileName=" <プロファイル名> " Topaz_Alert Topaz Tivoli エンド・ポイントの postemsg コマンドによる Mercury Business Availability Center 警告の送信 Mercury Managed Services のお客様へ:この手順は,Mercury Managed Services をお使いのお客様には該当しません。Mercury Managed Services をお使いのお客 様は,SiteScope コマンド・ライン・モニタを使用してください。このモニタの 使用については,Mercury Managed Services サポート にお問い合わせください。 このコマンド・ライン・ユーティリティは,Tivoli エンド・ポイントを Mercury Business Availability Center コア・サーバ・マシンにインストールした後で使用 可能です。 postemsg コマンドを使用すれば,応答を待機せずに,Windows コンソールや システム・コンソールにメッセージを送信できます。 Mercury Business Availability Center を設定するには,次の手順を実行します。 1 Tivoli TEC ホストに送信される警告を設定するには,警告ウィザードにアクセ スします。[管理]>[プラットフォーム]>[警告と受信者]>[警告]を 選択します。 2『プラットフォームの管理』の「警告スキームの作成」の手順に従って,警告 を作成します。 3『プラットフォームの管理』の「警告トリガ時の実行ファイルの実行」に進ん でください。この手順の間,[実行可能ファイルの実行]チェック・ボックス を選択し,[警告ウィザード]で警告アクションを定義します。実行ファイル 62 第 8 章 • Tivoli TEC への Mercury Business Availability Center 警告の送信 を実行するのに必要なコマンド・ラインの入力を求められる場合には,Tivoli エンド・ポイントの postemsg コマンド・ラインを使用します。 postemsg { -S <サーバ> | -f <設定ファイル> } [-r <重大度> ] [-m <メッセージ> ] [ <スロット名 = 値> , ...] <クラス> <クラス> 63 63 第 2 部 • Mercury Business Availability Center EMS アダプタを使った作業 64 索引 A E API 3 byTime 関数 19 OpenAPI クエリ・ビルダ 9 Web サービス,呼び出し 5 Web ブラウザの場合の応答 7 返される行数の上限,設定 7 クエリ 作成 15 従来のデータ 21 クエリの作成 4 クエリの例 20 権限 5 サポートされている SQL 構文 16 サンプルのメタデータ 5 設定 20 日時のフォーマット 18 ブラウザによるクエリの実行 6 戻りデータ 6 EMS アダプタ Mercury Business Availability Center との 統合 37, 38 SiteScope を使用した Mercury Business Availability Center との統合 38 設定 39 Excel レポート クエリ 作成 15 B BMC PATROL SNMP アダプタのインストール 42 インストールのトラブル シューティング 43 ~へ警告の送信 41 C CA Unicenter SNMP トラップとしての警告の送信 46 Unicenter cawto コマンドの SNMP トラップとしての警告の送信 48 設定に関するトラブルシューティング 50 ~へ警告の送信 45 G Generic Data Engine API 3 H HP OVO VantagePoint Operations HP OVO エージェントのコア・サーバ・ マシンへのインストール 55 HP OVO エージェントの存在の検証 54 opcmsg コマンドによる Mercury Business Availability Center 警告の 送信 57 opcmsg テンプレートの配布 56 ~へ警告の送信 53 O OpenAPI 3 OpenAPI クエリ・ビルダ 9 T Tivoli TEC postemsg コマンドによる Mercury Business Availability Center 警告の 送信 62 セットアップ 60 ~へ警告の送信 59 65 索引 W Web サービス Generic Data Engine 3 Generic Data Engine API,クエリ 15 Generic Data Engine API,戻りデータ 6 け 警告 BMC PATROL への送信 41 CA Unicenter への送信 46 HP OVO VantagePoint Operations への 送信 54 Tivoli TEC への送信 60 れ レポート,Generic Data Engine 3 66