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「地域金融機関の動向と戦略」(PDF:440KB)

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「地域金融機関の動向と戦略」(PDF:440KB)
地域金融機関の動向と戦略
2014年1月17日
日本総合研究所
主席研究員
吉本澄司
(図表1)金融機関の概念整理(国内の金融)
広域性の金融機関
地域性の強い金融機関
その他
【銀 行】
【 以前の大手行】
【主要行】
【 地域金融機関】
【地域銀行】
預貯金取扱金融機関
都市銀行
信託銀行(専業信託系)
地方銀行
第二地方銀行
旧長信銀(新生・あおぞら)
埼玉りそな
外国銀行日本支店
その他の普通銀行
【 政策金融機関等】
ゆうちょ銀行
新銀行東京
信託銀行(その他)
【協同組織 融機関】
【協同組織金融機関】
信用金庫
信用[協同]組合
労働金庫
農協・漁協
左記の上部機関
同上
同上
同上
【政策金融機関】
商工組合中央金庫
預貯金を
取り扱わない
金融機関
保険会社 金融会社など
保険会社・金融会社など
日本政策投資銀行
日本政策金融公庫
沖縄振興開発金融公庫
奄美群島振興開発基金
住宅金融支援機構
地方公共団体金融機構
(注1)「その他の普通銀行」は、インターネット専業銀行、セブン銀行、イオン銀行、整理回収機構、外国銀行の日本法人。
(注2)斜体で記載した金融機関については、以下の資料で図表作成の対象外としている。
1
(図表2)業態別の銀行数の推移
(行)
16
14
12
(行)
相互銀行→第二地方銀行
(右目盛)
68
13
64
10
8
信託銀行(専業信託)
(左目盛)
80
地方銀行
(右目盛)
70
64
50
都市銀行
(左目盛)
7
41
6
4
2
0
60
40
30
長期信用銀行→旧長信銀の普通銀行
(左目盛)
3
地銀・第二地銀以外の地域銀行
地銀
第二地銀以外の地域銀行
(左目盛) 0
4
3
2
1
20
10
0
1955 1960 1965 1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015
(資料)財務省ホームページ(以下、HP)、金融庁HP、全国銀行協会HP
(注1)信託銀行は、業態別子会社や外国銀行系信託銀行として新設されたものを除く。
(注2)地銀・第二地銀以外の地域銀行とは、埼玉りそな銀行。
(注3)図中の数字は、1989年末と2013年末の業態別銀行数。
(暦年末)
2
(図表3)業態別の協同組織金融機関数の推移
(庫)
(組合)
800
8000
700
600
500
7000
農協・漁協
(右目盛)
5643
信用(協同)組合
(左目盛)
5000
455
400
6000
信用金庫
(左目盛)
419
300
4000
270
200
100
0
3000
2000
労働金庫
(左目盛)
157
47
849
13
1000
0
1955 1960 1965 1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015
(3月末、6月末)
(資料)財務省ホームページ(以下、HP)、金融庁HP、預金保険機構HP、農水産業協同組合貯金保険機構HP
(注1)農協・漁協は貯金保険制度の対象組合数。
(注2)農協・漁協は6月末(ただし1973年は9月末)、その他は3月末(ただし1971年以前は12月末)。
(注3)図中の数字は、1989年と2013年の業態別金融機関数。
3
(図表4)地域銀行の増減要因
(図表5)地方銀行数の分布
([都道府]県)
地方銀行
(単位)行
35
第二地方銀行
30
25
年以降 銀行数増減
1990年以降の銀行数増減
0
▲27
破綻処理に伴う増減
0
▲11
その他の増減
0
▲16
▲1
▲8
第二地銀との金融再編
0
▲7
その他
1
▲1
地銀との金融再編
(資料)金融庁HP、全国銀行協会HP、預金保険機構HP
(注1)地域銀行数の変化を伴うものであれば、大手行との間の
再編も含む。同様に、地域銀行数の変化を伴うものであれば、
方法にかかわらず、破綻処理を含む。
(注2)増減は純増減。第二地方銀行の「その他」▲1の内訳は、
信用金庫からの転換 プラ
信用金庫からの転換でプラス1、都市銀行との合併で▲2。
都市銀行との合併 ▲
2013年末
20
15
10
5
愛知
静岡
福岡
0
0
1
2
3
4 (行)
([都道府]県)
35
(参考)1945年
30
25
20
15
10
5
北海道
北海道、
愛知、
大阪、
鳥取
山形、
静岡
0
0
1
2
3
4 (行)
(資料)地方銀行協会HP、後藤新一「日本の金融統計」
(注) 1945年は沖縄を含めていない。
4
(図表6)地元で大きな存在感を示す地方銀行
各県において企業規模が大きい企業の業種
(社)
50
地元の経済規模別でみた地銀の存在感
(社)
25
小 売
小売
電力
電 力
製造業
40
電力
通信
陸運
地銀以外の銀行
20
製造業
電 力
製造業
30
その他金融
地銀
地銀以外の銀行
15
製造業
その他金融
10
20
地銀
地銀以外の銀行
10
地銀
5
地銀
0
0
最大の企業の業種
第2位の企業の業種
(最大の企業が地銀以外の場合)
1~23位
24~47位
都道府県別経済規模(域内総生産)の順位
(資料)各社HP、東洋経済新報社「会社四季報」、「会社四季報未上場会社版」、内閣府「県民経済計算年報」
5
(図表7)業態別の預貯金・貸出金シェアの推移
(%)
(%)
預貯金(東京)
80
貸出金(東京)
80
大手行
大手行
60
60
40
40
協同組織金融機関
機
20
政策金融機関等
0
1966
1980
1985
地域銀行
1990
2000
政策金融機関等
20
協同組織金融機関
0
2005
2013
地域銀行
1966
1980
1985
1990
2000
2005
(各年3月末)
(%)
(%)
預貯金(東京以外)
50
2013
(各年3月末)
貸出金(東京以外)
50
地域銀行
40
地域銀行
30
40
30
大手行
協同組織金融機関
協同組織金融機関
20
20
大手行
政策金融機関等
10
政策金融機関等
10
0
0
1966
1980
1985
1990
2000
2005
2013
(各年3月末)
(資料)日本銀行HP、全国銀行協会HP、日本金融通信社「金融ジャーナル」
1966
1980
1985
1990
2000
2005
2013
(各年3月末)
6
(図表8)地域銀行の預貯金・貸出金シェアと預貸率の推移
(%)
(%)
地域銀行・地元(東京)
地域銀行
地元(東京)
30
25
預貸率(右目盛)
(%)
120
35
100
30
(%)
地域銀行・地元以外(東京)
地域銀行
地元以外(東京)
350
300
預貸率(右目盛)
20
80
15
60
10
40
預金シェア(左目盛)
5
0
20
1980
1985
250
20
200
15
貸出金シェア(左目盛) 150
10
100
5
50
預金シェア(左目盛)
貸出金シェア(左目盛)
1966
25
0
1990
2000
2005
0
2013
0
1966
1980
1985
1990
2000
2005
(各年3月末)
地域銀行・地元(東京以外)
(%)
40
(%)
貸出金シェア(左目盛)
預貸率(右目盛)
35
80
70
30
(各年3月末)
地域銀行・地元以外(東京以外)
(%)
30
(%)
150
25
125
60
25
2013
預貸率(右目盛)
20
100
15
75
50
預金シェア(左目盛)
20
40
15
30
10
20
5
10
0
0
1966
1980
1985
1990
2000
2005
貸出金シェア(左目盛)
10
5
50
25
預金シェア(左目盛)
0
2013
(各年3月末)
(資料)日本銀行HP、全国銀行協会HP、日本金融通信社「金融ジャーナル」
0
1966
1980
1985
1990
2000
2005
2013
(各年3月末)
7
(図表9)地銀貸出の地元向け配分と地元でのシェア
本店所在地向け貸出が
大半だが、域内での
シェアは低い【A 】
〈開業率 3.7%〉
〈開業率 5.2%〉
《転入率 1.0‰》
《転入率 4.4‰》
〈開業率 4.2%〉
《転入率 1.8‰》
(%)
100
各県の地方銀行の全貸出額のうち本店所在県向けのシェア
90
本店所在地向け
貸出が大半で、
域内でのシェアも
高い【C 】
〈開業率 6.2%〉
《転入率0.8‰》
本店所在地向け貸出が主で、
域内でのシェアは中程度【E 】
80
〈開業率 3.3%〉
《転入率▲0.7‰》
本店所在地向け
貸出が主だが
貸出が主だが、
域内シェアは低い【D 】
70
【開業率 4.4%】
《転入率 1.7‰》
〈開業率 2.7%〉
《転入率▲1.6‰》
本店所在地向け
貸出が主で、
域内でのシェアも
高い【F 】
〈開業率 2.6%〉
2 6%〉
《転入率▲3.1‰》
60
50
(資料)各社HP、全国銀行協会HP、
日本金融通信社「金融ジャーナル」、
法務省HP、国税庁HP、総務省統計局HP
(注1)開業率は「会社設立登記数/会社数」(百分率)、
転入率は「転入超過数/人口」(千分率)で、
各ブロック内の県の単純平均。開業率、転入率
の差が大きい場合には、ブロック内を2 グループ
に分けて表示
に分けて表示。
(注2)本店を置く地方銀行が2行以上ある県では、
集計値を以て「当該県の地方銀行」としている。
(注3)本店を置く地方銀行が存在しないため、
愛知はプロットしていない。
本店所在地向け以外に
他県向けの貸出も多い。
域内でのシェアは中程度【H 】
40
〈開業率 2.5%〉
《転入率▲1.4‰》
30
0
10
20
30
40
50
60
70
県内に本支店を持つ民間金融機関の県内貸出額のうち地元の地方銀行のシェア
80
(%)
8
(図表10)第二地銀貸出の地元向け配分と地元でのシェア
本店所在地向け貸出が大半だが、
域内でのシ アは低い【 】 〈開業率 4.7%〉
域内でのシェアは低い【A
100
《転入率 1.5‰》
〈開業率 2.7%〉
本店所在地向け貸出が大半で、 〈開業率 3.5%〉
《転入率▲2.8‰》
域内でのシェアは中程度【B 】 《転入率▲0.5‰》
(%)
各県の第二地銀の全貸出額のうち本店所在県向けのシェア
0
90
【開業率 4.2%】
《転入率 2.7‰》
80
本店所在地向け貸出が主で、
域内でのシェアは中程度【E 】
本店所在地向け
貸出が主だが、
域内でのシェアは
低い【D 】
〈開業率 2.6%〉
《転入率▲1.6‰》
70
60
〈開業率 2.7%〉
《転入率▲1.6‰》
(資料)各社HP、全国銀行協会HP、
日本金融通信社「金融ジャーナル」、
法務省HP、国税庁HP、総務省統計局HP
(注1)開業率は「会社設立登記数/会社数」(百分率)、
転入率は「転入超過数/人口」(千分率)で、
各ブロック内の県の単純平均。開業率、転入率
の差が大きい場合には、ブロック内を2 グループ
に分けて表示。
(注2)本店を置く第二地銀が2行以上ある県では
(注2)本店を置く第二地銀が2行以上ある県では、
集計値を以て「当該県の第二地銀」としている。
(注3)本店を置く第二地銀が存在しないため、青森、
秋田、茨城、埼玉、石川、山梨、岐阜、滋賀、
京都、奈良、和歌山、鳥取はプロットしていない。
本店所在地向け以外に
他県向けの貸出も多い。
域内でのシェアは中程度【H 】
〈開業率 4.0%〉
《転入率 0.6‰》
》
50
〈開業率 2.2%〉
〈開業率 2.5%〉
《転入率▲1.1‰》
《転入率▲0.7‰》
本店所在地向け
40
以外に他県向けの
貸出も多い。域内での
シェアは低い【G 】
30
0
10
20
30
40
50
60
70
県内に本支店を持つ民間金融機関の県内貸出額のうち地元の第二地銀のシェア
80
(%)
9
(図表11)同一県内か否かで差がみられる地域銀行の再編形態
(件)
10
9
グループ化
グル
プ化
(異なる県間)
8
7
6
合併・営業譲渡
(異なる県間)
5
グループ化
(同一県内)
合併・営業譲渡
(同一県内)
4
3
2
1
0
1990~
1995~
2000~
2005~
2010~
(資料)金融庁HP、全国銀行協会HP、預金保険機構HP
(注1)銀行数の変化の有無にかかわらず地域銀行間の再編(含む破綻処理)が対象であり、
金融持株会社傘下でのグループ形成など、銀行数が変化しない再編件数を含む。ただし、
グループ形成から3年以内に合併した場合は、当初の公表で謳っている、いないにかかわらず、
合併を前提としたグループ形成とみなして、合併だけを件数に加えている。
(注 )大手行と 間 (地域銀行 ) 編や 地域銀行が受
(注2)大手行との間の(地域銀行の)再編や、地域銀行が受皿にならなかった(地域銀行の)破綻処理は
ならなか た(地域銀行 )破綻処理は
件数に含めていない。また、複数行に対する分割譲渡による破綻処理は、同一県内か異なる県間かを
分類しづらいため、件数に含めていない。
10
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