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自己資本の充実の状況等について
自己資本の充実の 状況等 自己資本の充実の状況等について バーゼルⅡ第 3 の柱に係るディスクロージャー項目 新しい自己資本比率規制(BIS 規制)に従った金融庁告示第 16 号「信用金庫法施行規則第 132 条第 1 項第 5 号ニ等の規定に基づき、 自己資本の充実の状況等について金融庁長官が別に定める事項」により、自己資本の充実の状況等についての「定性的な事項」と「定量 的な事項」を開示いたします。 <ご覧いただくにあたっての留意点> 連結における定性的な開示事項は、単体の開示事項の内容と同様であるため、省略しております。 当金庫は、国内の限定されたエリアにて事業活動を行っているため、一部「地域別」の区分は省略しております。 Ⅰ.単体における事業年度の開示事項 1.自己資本の構成に関する事項 自己資本調達手段の概要 自己資本は、主に基本的項目(Tier1)と補完的項目(Tier2)で構成されております。平成 19 年度末の自己資本額のうち、当金 庫が積み立てているもの以外のものは、基本的項目では地域のお客さまからお預かりしている出資金、補完的項目では信金中央金庫 から借入している期限付劣後ローンが該当します。 (単位:百万円) 項 目 基本的項目計 (A) 平成 18 年度 平成 19 年度 15,047 15,240 2,949 2,905 ー ー 優先出資申込証拠金 ー ー 資本準備金 ー ー その他資本剰余金 ー ー 利益準備金 2,436 2,507 特別積立金 9,500 10,000 次期繰越金 208 230 出資金 うち非累積的永久優先出資 その他 ー ー 処分未済持分(△) 45 66 自己優先出資(△) ー ー 自己優先出資申込証拠金 ー ー その他有価証券の評価差損(△) ー 336 営業権相当額(△) ー ー のれん相当額(△) ー ー 企業結合により計上される無形固定資産相当額(△) ー ー 証券化取引により増加した自己資本に相当する額(△) ー ー 2,894 2,508 補完的項目計 (B) 土地の再評価額と再評価の直前の帳簿価額の差額の 45%相当額 467 467 一般貸倒引当金 927 1,050 2,500 2,500 負債性資本調達手段等 負債性資本調達手段 期限付劣後債務及び期限付優先出資 補完的項目不算入額(△) ー ー 2,500 2,500 1,000 1,509 自己資本総額[(A)+(B)] (C) 17,941 17,748 控除項目計 (D) ー ー 他の金融機関の資本調達手段の意図的な保有相当額 ー ー 負債性資本調達手段及びこれに準ずるもの ー ー 期限付劣後債務及び期限付優先出資並びにこれらに準ずるもの ー ー 非同時決済取引に係る控除額及び信用リスク削減手法として用いる保証又はクレジット・ デリバティブの免責額に係る控除額 ー ー 基本的項目からの控除分を除く、自己資本控除とされる証券化エクスポージャー及び信用補完機能を 持つ I/O ストリップス(告示第 247 条を準用する場合を含む。) ー ー 控除項目不算入額(△) ー ー 自己資本額[(C)−(D)] (E) 17,941 17,748 リスク・アセット等計 (F) 168,333 166,589 資産(オン・バランス)項目 141,869 141,545 オフ・バランス取引等項目 12,512 11,006 オペレーショナル・リスク相当額を 8%で除して得た額 13,952 14,037 単体 Tier1 比率(A/F)× 100 8.93 % 9.14 % 10.65 % 10.65 % 単体自己資本比率 (E/F)× 100 (注)「単体自己資本比率」は、信用金庫法第 89 条第 1 項において準用する銀行法第 14 条の 2 の規定に基づき、信用金庫がその保有する資産等に照らし自己資 本の充実の状況が適当かどうかを判断するために金融庁長官が定める基準に係る算式に基づき算出しております。なお、当金庫は国内基準を採用しております。 38 自己資本の充実の 状況等 2.自己資本の充実度に関する事項 自己資本の充実度に関する評価方法の概要 当金庫では、新しい自己資本比率規制の下、信用リスクについては標準的手法、オペレーショナル・リスクについては基礎的手法 を採用して自己資本比率を算出しております。この新 BIS 基準による計測の結果、当金庫の自己資本比率は前期と同率の 10.65% を確保することができ、国内基準の 4%を大きく上回ることができました。 自己資本の充実度に関しまして、これまで、内部留保による資本の積上げ等を行うことにより自己資本を充実させ、経営の健全性・ 安全性を充分保っております。一方、将来の自己資本の充実策については、年度ごとに掲げる収支計画に基づいた業務推進を通じ、 そこから得られる利益による資本の積上げを第一義的な施策として考えております。 (単位:百万円) 平成 18 年度 リスク・アセット イ.信用リスク 平成 19 年度 所要自己資本の額 リスク・アセット 所要自己資本の額 154,381 6,175 152,552 6,102 154,380 6,175 152,552 6,102 139 5 297 11 8,189 327 9,539 381 法人等向け 32,507 1,300 30,810 1,232 中小企業等・個人向け 20,464 818 19,640 785 2,559 102 1,988 79 59,789 2,391 59,705 2,388 3,719 148 4,330 173 31 1 28 1 4,456 178 4,695 187 ① 標準的手法が適用されるポート フォリオごとのエクスポージャー ソブリン向け 金融機関・第一種金融商品取引 業者向け 抵当権付住宅ローン 不動産取得等事業向け 三月以上延滞等 取立未済手形 信用保証協会等による保証付 出資等 9,265 370 7,768 310 13,259 530 13,746 549 ②証券化エクスポージャー 0 0 − − ③複数の資産を裏付とする資産(所 謂ファンド)のうち、個々の資産 の把握が困難な資産 − − − − 上記以外 ロ.オペレーショナル・リスク ハ.単体総所要自己資本額(イ+ロ) 13,952 558 14,037 561 168,333 6,733 166,589 6,663 (注)1.所要自己資本の額=リスク・アセット× 4% 2.「エクスポージャー」とは、資産(派生商品取引によるものを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額です。 3.「ソブリン向け」とは、中央政府、中央銀行、地方公共団体、我が国の政府関係機関、土地開発公社、地方住宅供給公社、地方道路公社、外国 の中央政府以外の公共部門(当該国内においてソブリン扱いになっているもの)、国際開発銀行、国際決済銀行、国際通貨基金、欧州中央銀行、 欧州共同体のことです。 4.「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から 3 カ月以上延滞している債務者に係るエクスポージャー及び「ソブリ ン向け」、 「金融機関及び第一種金融商品取引業者向け」、 「法人等向け」においてリスク・ウェイトが 150%になったエクスポージャーのことです。 5.オペレーショナル・リスクは、当金庫は基礎的手法を採用しております。 <オペレーショナル・リスク相当額 基礎的手法の算定方法> 粗利益(直近 3 年間のうち正の値の合計額)× 15% 直近 3 年間のうち粗利益が正の値であった年数 ÷ 8% 3.信用リスクに関する事項(証券化エクスポージャーを除く) (1)リスク管理の方針及び手続の概要 信用リスクとは、取引先の財務状況の悪化などにより、当金庫の資産の価値が減少ないし消失し、損失を受けるリスクのことをい います。 当金庫では、信用リスクを当金庫が管理すべき最重要のリスクであるとの認識の上、安全性、公共性、流動性、成長性、収益性の 5 原則に則った厳正な与信判断を行うべく、与信業務の基本的な理念や手続き等を明示した「融資規程」とそれに基づく各種規則を 制定し、広く役職員に理解と遵守を促すとともに、信用リスク管理を徹底しております。 信用リスクの評価は、小口多数取引の推進によるリスク分散の他、与信ポートフォリオ管理として、自己査定による債務者区分別、 業種別、さらには与信集中によるリスクの抑制のため大口与信先の管理など、さまざまな角度からの分析に注力しております。 個別案件の審査・与信管理にあたりましては、審査管理部門と営業推進部門を互いに分離し、相互に牽制が働く体制とし、適切な 案件審査・与信運営を実施する管理態勢を構築しております。 信用コストである貸倒引当金は、「自己査定基準」及び「償却・引当に関する規程」に基づき、自己査定における債務者区分ごとに 算定しております。一般貸倒引当金にあたる正常先、要注意先、要管理先については、債務者区分ごとの債権額にそれぞれ貸倒実績 率に基づいた予想損失率を乗じて算出しております。また、個別貸倒引当金に関して、破綻懸念先は未保全額に対して貸倒実績率に 基づいた予想損失率を乗じて算出し、実質破綻先及び破綻先は未保全額の全額を計上しております。なお、それぞれの結果について は監査法人の監査を受けるなど、適正な計上に努めております。 39 自己資本の充実の 状況等 (2)リスク・ウェイトの判定に使用する適格格付機関 リスク・ウェイトの判定に使用する適格格付機関は以下の 4 つの機関を採用しております。なお、エクスポージャーの種類ごとに 適格格付機関の使分けは行っておりません。 ・株式会社格付投資情報センター(R&I) ・株式会社日本格付研究所(JCR) ・ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(Moody's) ・スタンダード・アンド・プアーズ・レーティング・サービシズ(S&P) ①信用リスクに関するエクスポージャー及び主な種類別の期末残高 <地域別・業種別・残存期間別> エクスポージャー 区分 (単位:百万円) 信用リスクエクスポージャー期末残高 貸出金、コミットメ ント及びその他のデ リバティブ以外のオ フ・バランス取引 地域区分 業種区分 期間区分 有価証券 三月以上延滞 エクスポージャー デリバティブ取引 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 国内 349,982 342,978 216,944 211,996 71,436 72,865 12 16 3,733 国外 9,500 9,500 ー ー 9,500 9,500 ー ー ー ー 359,482 352,478 216,944 211,996 80,936 82,365 12 16 3,733 4,255 18,952 17,880 17,844 17,067 1,107 812 ー ー 107 138 20 22 20 22 ー ー ー ー ー ー 14,794 15,513 14,678 15,437 115 75 ー ー 169 73 321 277 0 0 320 276 ー ー ー ー 情報通信業 6,720 6,628 6,415 6,357 148 115 ー ー 33 114 運輸業 4,133 4,237 3,893 3,951 240 286 0 0 15 22 卸売業、小売業 48,728 45,525 48,332 45,211 395 285 0 15 542 619 金融・保険業 66,022 61,496 1,306 1,340 15,446 14,642 1 ー ー ー 不動産業 55,542 57,402 55,477 57,241 64 160 ー ー 2,128 2,525 各種サービス 34,440 32,699 34,274 32,570 165 128 ー ー 341 349 国・地方公共団体等 59,531 62,886 72 67 59,452 62,811 ー ー ー ー 個人 34,298 32,456 34,281 32,441 ー ー ー ー 394 412 地域別合計 製造業 農・林・漁・鉱業 建設業 電気・ガス・熱供給・ 水道業 その他 4,255 15,966 15,452 348 289 3,478 2,768 10 1 ー ー 業種別合計 359,482 352,478 216,944 211,996 80,936 82,365 12 16 3,733 4,255 1 年以下 104,589 114,965 80,705 80,343 6,774 14,885 2 15 1 年超 3 年以下 88,293 94,625 41,586 39,209 32,646 35,048 ー ー 3 年超 5 年以下 43,364 33,394 20,105 19,815 23,098 13,434 ー ー 5 年超 7 年以下 11,740 14,454 10,645 10,528 1,094 3,925 ー ー 7 年超 10 年以下 35,768 12,832 34,443 11,264 1,325 1,567 ー ー 10 年超 19,562 41,861 12,062 35,361 7,500 6,500 ー ー 期間の定めのないもの 56,163 40,343 17,396 15,473 8,496 7,002 10 1 359,482 352,478 216,944 211,996 80,936 82,365 12 16 残存期間別合計 (注)1.「貸出金、コミットメント及びその他のデリバティブ以外のオフ・バランス取引」には、貸出金、外国為替、貸出金の未収利息、与信に関する 仮払金、債務保証見返、コミットメントを含んでおります。 2.「三月以上延滞エクスポージャー」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から 3 カ月以上延滞しているエクスポージャーのことです。 3.上記の「その他」は、裏付となる個々の資産の全部又は一部を把握することが困難な投資信託等及び業種区分に分類することが困難なエクスポー ジャーです。 40 期首残高 一般貸倒引当金 個別貸倒引当金 合 計 自己資本の充実の 状況等 ②一般貸倒引当金、個別貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額 (単位:百万円) 当期減少額 当期増加額 目的使用 期末残高 その他 平成 18 年度 916 927 ー 916 927 平成 19 年度 927 1,050 ー 927 1,050 平成 18 年度 2,296 2,175 221 2,074 2,175 平成 19 年度 2,175 1,539 561 1,613 1,539 平成 18 年度 3,212 3,102 221 2,991 3,102 平成 19 年度 3,102 2,590 561 2,540 2,590 ③業種別の個別貸倒引当金及び貸出金償却の残高等 (単位:百万円) 個別貸倒引当金 期首残高 期中の増減額 貸出金償却 期末残高 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 製造業 189 △ 104 189 85 54 − − − − − − 73 1 73 75 211 64 − − − − − − 39 29 39 68 25 0 1 △0 1 0 − 2 991 △ 509 991 482 262 670 農・林・漁・鉱業 建設業 電気・ガス・熱供給・ 水道業 情報通信業 運輸業 卸売業、小売業 金融・保険業 186 − − − − − − 不動産業 388 9 388 398 4 57 各種サービス 186 △ 23 186 162 305 135 − − − − − − 301 △ 37 301 263 26 0 その他 2 0 2 2 − − 合 計 2,175 △ 635 2,175 1,539 890 1,117 国・地方公共団体等 個人 (注)1.本開示は、平成 18 年度以降適用された新自己資本比率規制に対応しているため、平成 18 年度の「期首残高」及び「期中の増減額」の計数 を算定しておりません。 2.「貸出金償却」は、個別貸倒引当金の目的取崩額と相殺する前の計数を記載しております。 ④リスク・ウェイトの区分ごとのエクスポージャーの額等 (単位:百万円) 告示で定める リスク・ウェイト区分(%) 0% エクスポージャーの額 平成 18 年度 格付有り 平成 19 年度 格付無し 格付有り 格付無し 4,000 75,223 5,000 66,712 10% ー 46,070 ー 48,247 20% 12,874 36,733 11,436 42,574 35% ー 6,487 ー 4,961 50% 992 1,375 994 1,482 75% ー 41,682 ー 40,961 100% ー 132,198 ー 127,797 150% ー 1,845 ー 2,311 350% ー ー ー ー 自己資本控除 ー ー ー ー 17,866 341,615 17,431 335,047 合 計 (注)1.「格付有り」とは、自己資本比率算定上、適格格付機関が付与している格付を適用しているエクスポージャーです。 2.エクスポージャーは信用リスク削減手法適用後のリスク・ウェイトに区分しております。 41 自己資本の充実の 状況等 4. 信用リスク削減手法に関する事項 リスク管理の方針及び手続の概要 信用リスク削減手法とは、金庫が抱えている信用リスクを軽減するための措置をいい、具体的には、預金担保、有価証券担保、保 証などが該当します。 当金庫では、融資の取上げに際し、資金使途、返済財源、財務内容、事業環境、経営者の資質など、さまざまな角度から判断をしており、 担保や保証による保全措置は、あくまでも補完的な位置付けとして認識しております。与信審査の結果、担保又は保証が必要な場合 には、お客さまへの十分な説明とご理解をいただいた上でご契約いただくなど適切な取扱いに努めております。 当金庫が扱う担保には、自金庫預金積金、有価証券、不動産等、保証には、人的保証、信用保証協会保証、政府関係機関保証、民 間保証等がありますが、その手続については、金庫が定める「貸出事務取扱規程」及び「担保評価基準」等により、適切な事務取扱い 及び適正な評価・管理を行っております。 また、お客さまが期限の利益を失われた場合には、すべての与信取引の範囲において、預金相殺等をする場合がありますが、金庫 が定める「貸出事務取扱規程」や各種約定書に基づき、適切な取扱いに努めております。 なお、バーゼルⅡで定められている信用リスク削減手法には、適格担保として自金庫預金積金、保証として独立行政法人住宅金融 支援機構(旧住宅金融公庫)、社団法人しんきん保証基金が該当します。そのうち保証に関する信用度の評価については、独立行政法 人住宅金融支援機構は政府保証と同様とし、社団法人しんきん保証基金は適格格付機関が付与している格付により判定をしておりま す。信用リスク削減手法としてのクレジット・デリバティブは利用しておりません。 派生商品取引及びレポ形式の取引については、法的に有効な相対ネッテイング契約を用いておりません。 また、信用リスク削減手法の適用に伴う信用リスクの集中に関しては、特に業種やエクスポージャーの種類に偏ることなく分散さ れております。 (単位:百万円) 信用リスク削減手法 ポートフォリオ 適格金融資産担保 保 証 クレジット・デリバティブ 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 24,024 22,398 7,245 4,104 ー ー 信用リスク削減手法が適用された エクスポージャー (注)当金庫は、適格金融資産担保について簡便手法を用いております。 5.派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項 リスク管理の方針及び手続の概要 派生商品とは有価証券・通貨・金利・商品等の金融(原資産)の取引から派生し、原資産の現物価格によってその価格が決定され るものをいい、具体的には先物・オプション・スワップ等があげられます。 当金庫では、お客さまの外国為替等に係るリスクヘッジにお応えすることを目的に派生商品取引を取扱っております。 具体的な派生商品取引は、通貨関連取引として為替先物予約取引を行っております。 派生商品取引には、市場の変動により損失を受ける可能性のある市場リスクや、取引相手方が支払不能になることにより損失を受 ける可能性のある信用リスクが内包されております。市場リスクへの対応は、派生商品取引により受けるリスクと保有する資産・負 債が受けるリスクが相殺されるような形で管理をしております。また、信用リスクへの対応は、取引相手方の取引実績等に基づき充 分な管理のもと行っております。 その他、当金庫が運用している投資信託の資産構成の中で、派生商品取引に該当するものがあります。 また、長期決済期間取引とは約定日から有価証券等及び対価の受渡し・決済までの期間が一定の市場慣行を超える取引をいいますが、 当金庫では長期決済期間取引に該当するものはありません。 (単位:百万円) 平成 18 年度 与信相当額の算出に用いる方式 42 平成 19 年度 カレント・エクスポージャー方式 カレント・エクスポージャー方式 グロス再構築コストの額 0 12 グロス再構築コストの額及びグロスのア ドオン合計額から担保による信用リスク 削減手法の効果を勘案する前の与信相当 額を差し引いた額 ー ー 自己資本の充実の 状況等 (単位:百万円) 担保による信用リスク削減手法の 効果を勘案する前の与信相当額 平成 18 年度 ①派生商品取引合計 担保による信用リスク削減手法の 効果を勘案した後の与信相当額 平成 19 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 2 16 2 16 外国為替関連取引 2 15 2 15 株式関連取引 0 1 0 1 ②長期決済期間取引 ー ー ー ー 合 計 2 16 2 16 (注)派生商品取引においては、担保による信用リスク削減手法を用いているものはございません。 6.証券化エクスポージャーに関する事項 証券化エクスポージャーとはノン・リコース(投資家への支払いがオリジネーターでなく、原資産に係る信用リスク又はキャッシュ フローに依拠すること)であること、優先劣後構造(投資家への支払いに優先順位があるもの)であることの 2 点が特徴ですが、当 金庫ではこの 2 つの特徴を備えた証券化取引を行っておりません。 ただし、平成 18 年度は、当金庫が運用している投資信託の資産構成の中で、証券化エクスポージャーに該当するものがあります。 そのため、証券化エクスポージャーに関する①リスク管理の方針及び手続の概要、②信用リスク・アセットの額の算出に使用する方 式の名称、③証券化取引に関する会計方針、④証券化エクスポージャーの種類ごとのリスク・ウェイトの判定に使用する適格格付機 関の名称は明示しておりません。 ①保有する証券化エクスポージャーの額及び主な原資産の種類別の内訳 (単位:百万円) 平成 18 年度 証券化エクスポージャーの額 ①カードローン ②住宅ローン ③自動車ローン ④学生ローン 平成 19 年度 3 0 3 0 0 − − − − − ②保有する証券化エクスポージャーの適切な数のリスク・ウェイトの区分ごとの残高及び所要自己資本の額等 (単位:百万円) 告示で定める リスク・ウェイト区分(%) エクスポージャー残高 平成 18 年度 所要自己資本の額 平成 19 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 20% 3 ー 0 ー 50% ー ー ー ー 100% ー ー ー ー 350% ー ー ー ー 自己資本控除 ー ー ー ー 3 − 0 − 合 計 (注)所要自己資本の額=エクスポージャー残高×リスク・ウェイト× 4% ③証券化エクスポージャーに関する経過措置の適用により算出される信用リスク・アセットの額 該当ございません。 43 自己資本の充実の 状況等 7.オペレーショナル・リスクに関する事項 (1)リスク管理の方針及び手続の概要 オペレーショナル・リスクを「内部プロセス・人・システムが不適切であること、もしくは機能しないこと、または外生的事象が 生起することから当金庫に生じる損失にかかるリスク」のことをいいます。当金庫では、事務リスク、システム・リスク、その他オペレー ショナル・リスクとして風評リスク、法務リスク、人的リスク、有形資産リスクの各リスクを含む幅広いリスクと捉えております。 オペレーショナル・リスクは、業務運営上、可能な限り回避すべきリスクであり、組織体制、管理の仕組みを整備するとともに、 定期的に収集したデータの分析・評価を行い、リスクの顕現化の未然防止及び発生時の影響度の極小化に努めております。 また、オペレーショナル・リスクに関するリスクの状況について、協議・検討するとともに、必要に応じて理事会、経営会議等に 報告する態勢を整備しております。 (2)オペレーショナル・リスク相当額の算出に使用する手法の名称 当金庫は、基礎的手法を採用しております。 8.出資その他これに類するエクスポージャー又は株式等エクスポージャーに関する事項 リスク管理の方針及び手続の概要 出資等又は株式等エクスポージャーにあたるものは、上場株式、非上場株式、子会社株式、上場優先出資証券、株式関連投資信託、 その他投資事業組合への出資金が該当します。 そのうち、上場株式、上場優先出資証券、株式関連投資信託、その他投資事業組合への出資金等については、「市場関連リスク管理 規程」及び「資金運用規程」においてリスク管理の手続きを明記し、さらに、経営会議において運用方針及びリスク限度額等を決定し、 これに基づき運用並びにリスク管理を行っております。 また、これらにかかるリスクの認識については、時価評価、BPV(一定の価格変化に伴う損失額)、VAR(最大予想損失額)によ るリスク計測によって把握するとともに、金庫の抱える市場リスクの状況や、設定されたリスク限度枠、損失限度枠の遵守状況を、 リスク管理担当役員に報告するとともに、定期的に経営会議、ALM 委員会、リスク管理委員会へ報告しております。 一方、非上場株式、子会社株式等に関しては、お取引先との取引関係等において投資を行っておりますが、こちらのエクスポージャー については毎年度末に発行会社の財務状況に基づき株式等の資産査定を行い、信用リスクの管理を行っております。 また、当該取引にかかる会計処理については日本会計士協会の「金融商品会計に関する実務指針」に従った適正な処理を行ってお ります。 ①出資等エクスポージャーの貸借対照表計上額及び時価 (単位:百万円) 平成 18 年度 貸借対照表計上額 平成 19 年度 時価 貸借対照表計上額 7,983 7,983 5,410 5,410 非上場株式等 2,647 2,647 2,443 2,443 10,630 10,630 7,853 7,853 合 計 ②出資等エクスポージャーの売却及び償却に伴う損益の額 (単位:百万円) 平成 18 年度 平成 19 年度 売却益 246 384 売却損 74 645 償 却 − 40 ③貸借対照表で認識され、かつ、損益計算書で認識されない評価損益の額 (単位:百万円) 平成 18 年度 評価損益 平成 19 年度 1,312 △ 1,058 ④貸借対照表及び損益計算書で認識されない評価損益の額 (単位:百万円) 平成 18 年度 評価損益 44 時価 上場株式等 平成 19 年度 − − 自己資本の充実の 状況等 9.金利リスクに関する事項 (1)リスク管理の方針及び手続の概要 金利リスクとは、資産と負債が市場金利の変動によって受ける資産価値の変動や、将来の収益性に対する影響をいいます。 当金庫では資産と負債の金利差による収益が収益計上の柱であることから、定期的な評価・計測を行い、適宜、対応を講じる態勢 としております。 具体的には、一定の金利ショックを想定した場合の銀行勘定の金利リスクの計測や、金利更改を勘案した期間収益シミュレーショ ンによる収益への影響度、さらには新商品導入による影響など、ALM 管理システムや証券管理システムにより定期的に計測を行い、 リスク管理委員会で協議検討するとともに、必要に応じて経営陣へ報告するなど、資産・負債の最適化に向けたリスク・コントロー ルに努めております。 (2)内部管理上使用した銀行勘定における金利リスクの算定手法の概要 金利リスク算定の前提は、以下の定義に基づいて算定しております。 ・計測手法 「金利ラダー方式」を採用しております。 なお、有価証券に関しては、その他の計算方式による金利リスク量の計測を併用し行っております。 ・コア預金 対 象:流動性預金全般(当座、普通、貯蓄等) 算定方法:①過去 5 年の最低残高、②過去 5 年の最大年間流出量を現残高から差引いた残高、③現残高の 50%相当額、 以上 3 つのうち最小の額を上限 満 期:5 年以内で 1 年∼ 5 年以内に均等配分(平均 2.5 年) ・金利感応資産・負債 預貸金、有価証券、預け金、その他の金利・期間を有する資産・負債 ・金利ショック幅 99%タイル又は 1%タイル値 ・リスク計測の頻度 四半期 (単位:百万円) 平成 18 年度 金利ショックに対する損益・経済価値の増減額 1,681 平成 19 年度 1,615 45 自己資本の充実の 状況等 Ⅱ.連結における事業年度の開示事項 1.当金庫グループの連結子会社の名称及び主要な事業の内容 当金庫グループの連結子会社は、以下の 2 社で、信用金庫業務を中心に事務受託業務、人材派遣業務などの金融サービスを提供し ております。 会 社 名 事業の内容 (株)こうしんサービス 事務用品販売、不動産管理 (株)こうさんビジネスサービス 事務受託、人材派遣 2.自己資本の構成に関する事項 (単位:百万円) 項 目 基本的項目計 (A) 平成 18 年度 平成 19 年度 15,143 15,348 2,949 2,905 ー ー 優先出資申込証拠金 ー ー 資本剰余金 ー ー 利益剰余金 12,239 12,845 処分未済持分(△) 45 66 自己優先出資(△) ー ー 自己優先出資申込証拠金 ー ー その他有価証券の評価差損(△) ー 336 為替換算調整勘定 ー ー 新株予約権 ー ー 連結子法人等の少数株主持分 ー ー 営業権相当額(△) ー ー のれん相当額(△) ー ー 企業結合により計上される無形固定資産相当額(△) ー ー 証券化取引により増加した自己資本に相当する額(△) ー ー 2,894 2,508 出資金 うち非累積的永久優先出資及び非累積的永久優先株 補完的項目計 (B) 土地の再評価額と再評価の直前の帳簿価額の差額の 45%相当額 467 467 一般貸倒引当金 927 1,050 2,500 2,500 負債性資本調達手段等 負債性資本調達手段 期限付劣後債務及び期限付優先出資 補完的項目不算入額(△) ー ー 2,500 2,500 1,000 1,509 自己資本総額[(A)+(B)] (C) 18,037 17,856 控除項目計 (D) ー ー 他の金融機関の資本調達手段の意図的な保有相当額 ー ー 負債性資本調達手段及びこれに準ずるもの ー ー 期限付劣後債務及び期限付優先出資並びにこれらに準ずるもの ー ー 連結の範囲に含まれないものに対する額の 50%相当額 ー ー 非同時決済取引に係る控除額及び信用リスク削減手法として用いる保証又は クレジット・デリバティブの免責額に係る控除額 ー ー 基本的項目からの控除分を除く、自己資本控除とされる証券化エクスポージャー及び 信用補完機能を持つ I/O ストリップス(告示第 247 条を準用する場合を含む。) ー ー 控除項目不算入額(△) ー ー 自己資本額[(C)−(D)] (E) 18,037 17,856 リスク・アセット等計 (F) 168,314 166,566 資産(オン・バランス)項目 141,851 141,524 オフ・バランス取引等項目 12,512 11,006 オペレーショナル・リスク相当額を 8%で除して得た額 13,950 14,035 連結 Tier1 比率(A/F)× 100 8.99 % 9.21 % 10.71 % 10.72 % 連結自己資本比率(E/F)× 100 (注)「連結自己資本比率」は、信用金庫法第 89 条第1項において準用する銀行法第 14 条の 2 の規定に基づき、信用金庫及びその子会社等がその保 有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当かどうかを判断するために金融庁長官が定める基準に係る算式に基づき算出しております。な お、当金庫グループは国内基準を採用しております。 46 自己資本の充実の 状況等 3.自己資本の充実度に関する事項 当金庫グループの連結自己資本比率は前期比 0.01 ポイント上昇の 10.72%と国内基準の 4%を大きく上回り、更なる経営体力 の強化を図ることができました。 (単位:百万円) 平成 18 年度 リスク・アセット イ.信用リスク 平成 19 年度 所要自己資本の額 リスク・アセット 所要自己資本の額 154,363 6,174 152,531 6,101 154,363 6,174 152,531 6,101 139 5 297 11 8,191 327 9,542 381 法人等向け 32,507 1,300 30,810 1,232 中小企業等・個人向け 20,464 818 19,640 785 ① 標準的手法が適用されるポート フォリオごとのエクスポージャー ソブリン向け 金融機関・第一種金融商品取引 業者向け 抵当権付住宅ローン 不動産取得等事業向け 三月以上延滞等 取立未済手形 信用保証協会等による保証付 出資等 2,559 102 1,988 79 59,789 2,391 59,705 2,388 3,719 148 4,330 173 31 1 28 1 4,456 178 4,695 187 9,225 369 7,728 309 13,279 531 13,762 550 ②証券化エクスポージャー 0 0 − − ③複数の資産を裏付とする資産(所 謂ファンド)のうち、個々の資産 の把握が困難な資産 − − − − 上記以外 ロ.オペレーショナル・リスク ハ.連結総所要自己資本額(イ+ロ) 13,950 558 14,035 561 168,314 6,732 166,566 6,662 (注)1.所要自己資本の額=リスク・アセット× 4% 2.「エクスポージャー」とは、資産(派生商品取引によるものを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額です。 3.「ソブリン向け」とは、中央政府、中央銀行、地方公共団体、我が国の政府関係機関、土地開発公社、地方住宅供給公社、地方道路公社、外国 の中央政府以外の公共部門(当該国内においてソブリン扱いになっているもの)、国際開発銀行、国際決済銀行、国際通貨基金、欧州中央銀行、 欧州共同体のことです。 4.「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から 3 カ月以上延滞している債務者に係るエクスポージャー及び「ソブリ ン向け」、 「金融機関及び第一種金融商品取引業者向け」、 「法人等向け」においてリスク・ウェイトが 150%になったエクスポージャーのことです。 5.オペレーショナル・リスクは、当金庫は基礎的手法を採用しております。 <オペレーショナル・リスク相当額 基礎的手法の算定方法> 粗利益(直近 3 年間のうち正の値の合計額)× 15% 直近 3 年間のうち粗利益が正の値であった年数 ÷ 8% 47 自己資本の充実の 状況等 4.信用リスクに関する事項(証券化エクスポージャーを除く) ①信用リスクに関するエクスポージャー及び主な種類別の期末残高 <地域別・業種別・残存期間別> (単位:百万円) エクスポージャー 区分 信用リスクエクスポージャー期末残高 貸出金、コミットメ ント及びその他のデ リバティブ以外のオ フ・バランス取引 地域区分 業種区分 期間区分 有価証券 三月以上延滞 エクスポージャー デリバティブ取引 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 国内 国外 349,973 342,969 216,944 211,996 71,396 72,825 12 16 3,733 9,500 9,500 ー ー 9,500 9,500 ー ー ー ー 359,473 352,469 216,944 211,996 80,896 82,325 12 16 3,733 4,255 18,952 17,880 17,844 17,067 1,107 812 ー ー 107 138 20 22 20 22 ー ー ー ー ー ー 14,794 15,513 14,678 15,437 115 75 ー ー 169 73 321 277 0 0 320 276 ー ー ー ー 情報通信業 6,720 6,628 6,415 6,357 148 115 ー ー 33 114 運輸業 4,133 4,237 3,893 3,951 240 286 0 0 15 22 卸売業、小売業 48,708 45,505 48,332 45,211 375 265 0 15 542 619 金融・保険業 66,033 61,511 1,306 1,340 15,446 14,642 1 ー ー ー 不動産業 55,542 57,402 55,477 57,241 64 160 ー ー 2,128 2,525 各種サービス 34,420 32,679 34,274 32,570 145 108 ー ー 341 349 国・地方公共団体等 59,531 62,886 72 67 59,452 62,811 ー ー ー ー 個人 34,298 32,456 34,281 32,441 ー ー ー ー 394 412 地域別合計 製造業 農・林・漁・鉱業 建設業 電気・ガス・熱供給・ 水道業 その他 15,997 15,468 348 289 3,478 2,768 10 1 ー ー 業種別合計 359,473 352,469 216,944 211,996 80,896 82,325 12 16 3,733 4,255 1 年以下 104,589 114,965 80,705 80,343 6,774 14,885 2 15 1 年超 3 年以下 88,293 94,625 41,586 39,209 32,646 35,048 ー ー 3 年超 5 年以下 43,364 33,394 20,105 19,815 23,098 13,434 ー ー 5 年超 7 年以下 11,740 14,454 10,645 10,528 1,094 3,925 ー ー 7 年超 10 年以下 35,768 12,832 34,443 11,264 1,325 1,567 ー ー 10 年超 19,562 41,861 12,062 35,361 7,500 6,500 ー ー 期間の定めのないもの 56,153 40,334 17,396 15,473 8,456 6,962 10 1 359,473 352,469 216,944 211,996 80,896 82,325 12 16 残存期間別合計 (注)1.「貸出金、コミットメント及びその他のデリバティブ以外のオフ・バランス取引」には、貸出金、外国為替、貸出金の未収利息、 与信に関する仮払金、債務保証見返、コミットメントを含んでおります。 2.「三月以上延滞エクスポージャー」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から 3 カ月以上延滞しているエクスポージャー のことです。 3.上記の「その他」は、裏付となる個々の資産の全部又は一部を把握することが困難な投資信託等及び業種区分に分類することが困 難なエクスポージャーです。 48 4,255 期首残高 一般貸倒引当金 個別貸倒引当金 合 計 自己資本の充実の 状況等 ②一般貸倒引当金、個別貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額 (単位:百万円) 当期減少額 当期増加額 目的使用 期末残高 その他 平成 18 年度 916 927 ー 916 927 平成 19 年度 927 1,050 ー 927 1,050 平成 18 年度 2,296 2,175 221 2,074 2,175 平成 19 年度 2,175 1,539 561 1,613 1,539 平成 18 年度 3,212 3,102 221 2,991 3,102 平成 19 年度 3,102 2,590 561 2,540 2,590 ③業種別の個別貸倒引当金及び貸出金償却の残高等 (単位:百万円) 個別貸倒引当金 期首残高 期中の増減額 貸出金償却 期末残高 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 製造業 189 △ 104 189 85 54 − − − − − − 73 1 73 75 211 64 − − − − − − 39 29 39 68 25 0 1 △0 1 0 − 2 991 △ 509 991 482 262 670 農・林・漁・鉱業 建設業 電気・ガス・熱供給・ 水道業 情報通信業 運輸業 卸売業、小売業 金融・保険業 186 − − − − − − 不動産業 388 9 388 398 4 57 各種サービス 186 △ 23 186 162 305 135 − − − − − − 301 △ 37 301 263 26 0 その他 2 0 2 2 − − 合 計 2,175 △ 635 2,175 1,539 890 1,117 国・地方公共団体等 個人 (注)1.本開示は、平成 18 年度以降適用された新自己資本比率規制に対応しているため、平成 18 年度の「期首残高」及び「期中の増減額」の計数 を算定しておりません。 2.「貸出金償却」は、個別貸倒引当金の目的取崩額と相殺する前の計数を記載しております。 ④リスク・ウェイトの区分ごとのエクスポージャーの額等 (単位:百万円) 告示で定める リスク・ウェイト区分(%) 0% エクスポージャーの額 平成 18 年度 格付有り 平成 19 年度 格付無し 格付有り 格付無し 4,000 75,223 5,000 66,712 10% ー 46,070 ー 48,247 20% 12,874 36,744 11,436 42,589 35% ー 6,487 ー 4,961 50% 992 1,375 994 1,482 75% ー 41,682 ー 40,961 100% ー 132,178 ー 127,772 150% ー 1,845 ー 2,311 350% ー ー ー ー 自己資本控除 ー ー ー ー 17,866 341,606 17,431 335,038 合 計 (注)1.「格付有り」とは、自己資本比率算定上、適格格付機関が付与している格付を適用しているエクスポージャーです。 2.エクスポージャーは信用リスク削減手法適用後のリスク・ウェイトに区分しております。 49 自己資本の充実の 状況等 5.信用リスク削減手法に関する事項 (単位:百万円) 信用リスク削減手法 ポートフォリオ 適格金融資産担保 保 証 クレジット・デリバティブ 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 24,024 22,398 7,245 4,104 ー ー 信用リスク削減手法が適用された エクスポージャー (注)当金庫は、適格金融資産担保について簡便手法を用いております。 6.派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項 (単位:百万円) 平成 18 年度 与信相当額の算出に用いる方式 平成 19 年度 カレント・エクスポージャー方式 カレント・エクスポージャー方式 グロス再構築コストの額 0 12 グロス再構築コストの額及びグロスのア ドオン合計額から担保による信用リスク 削減手法の効果を勘案する前の与信相当 額を差し引いた額 ー ー (単位:百万円) 担保による信用リスク削減手法の 効果を勘案する前の与信相当額 平成 18 年度 ①派生商品取引合計 担保による信用リスク削減手法の 効果を勘案した後の与信相当額 平成 19 年度 平成 18 年度 16 2 16 外国為替関連取引 2 15 2 15 株式関連取引 0 1 0 1 ②長期決済期間取引 ー ー ー ー 合 計 2 16 2 16 (注)派生商品取引においては、担保による信用リスク削減手法を用いているものはございません。 7.証券化エクスポージャーに関する事項 ①保有する証券化エクスポージャーの額及び主な原資産の種類別の内訳 (単位:百万円) 平成 18 年度 証券化エクスポージャーの額 ①カードローン ②住宅ローン ③自動車ローン ④学生ローン 50 平成 19 年度 2 3 0 3 0 0 平成 19 年度 − − − − − 自己資本の充実の 状況等 ②保有する証券化エクスポージャーの適切な数のリスク・ウェイトの区分ごとの残高及び所要自己資本の額等 (単位:百万円) 告示で定める リスク・ウェイト区分(%) エクスポージャー残高 平成 18 年度 所要自己資本の額 平成 19 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 20% 3 ー 0 ー 50% ー ー ー ー 100% ー ー ー ー 350% ー ー ー ー 自己資本控除 ー ー ー ー 3 − 0 − 合 計 (注)所要自己資本の額=エクスポージャー残高×リスク・ウェイト× 4% ③証券化エクスポージャーに関する経過措置の適用により算出される信用リスク・アセットの額 該当ございません。 8.出資その他これに類するエクスポージャー又は株式等エクスポージャーに関する事項 ①出資等エクスポージャーの貸借対照表計上額及び時価 (単位:百万円) 平成 18 年度 貸借対照表計上額 平成 19 年度 時価 貸借対照表計上額 時価 上場株式等 7,983 7,983 5,410 5,410 非上場株式等 2,607 2,607 2,403 2,403 10,590 10,590 7,813 7,813 合 計 ②出資等エクスポージャーの売却及び償却に伴う損益の額 (単位:百万円) 平成 18 年度 平成 19 年度 売却益 246 384 売却損 74 645 償 却 − 40 ③貸借対照表で認識され、かつ、損益計算書で認識されない評価損益の額 (単位:百万円) 平成 18 年度 評価損益 平成 19 年度 1,312 △ 1,058 ④貸借対照表及び損益計算書で認識されない評価損益の額 (単位:百万円) 平成 18 年度 評価損益 平成 19 年度 − − 9.金利リスクに関する事項 (単位:百万円) 平成 18 年度 金利ショックに対する損益・経済価値の増減額 1,681 平成 19 年度 1,615 51