...

省エネと断熱工事の基礎知識

by user

on
Category: Documents
18

views

Report

Comments

Transcript

省エネと断熱工事の基礎知識
省エネと断熱工事の基礎知識
いよいよ義務化 改正省エネルギー基準
33年
1999(H11)
1999(
H11)
1997年
14年
2020年
義務化
改正省エネル
ギー基準
次世代省エネ
ルギー基準
1992(H4)
1992(
H4)
基準が
できただけ
京都議定書
第二次オイル
ショック
1979年
新省エネルギー
基準
省エネルギー
基準
1980(S55)
1980(
S55)
21年
2013(H
2013(
H25
25))
33年
1999(H11)
1999(
H11)
14年
改正省エネル
ギー基準
1992(H4)
1992(
H4)
次世代省エネ
ルギー基準
新省エネルギー
基準
省エネルギー
基準
1980(S55)
1980(
S55)
21年
2013(H
2013(
H25
25))
京都議定書
第二次オイル
ショック
当時は優れた基準であったが、世界基準から見ると、今ではかなり
低いレベル
低いレベル。
1997年
1979年
⇒最低でもワンランク上の低炭素住宅を目指したい。
しかし 次世代省エネルギ 基準さえ100%普及していない
しかし、次世代省エネルギー基準さえ100%普及していない。
⇒義務化するなら中小工務店でもできる程度
⇒次世代省エネ基準で義務化。 ただし、設備も義務化。
次世代省エネルギ 基準を満たす
次世代省エネルギー基準を満たす
住宅の断熱仕様とは!
断熱材
開口部
断熱材の種類
グラスウ ル
グラスウール
ロックウール
ポリスチレン
フォ ム
フォーム
硬質ウレタン
フォ ム
フォーム
無機繊維系
ウレタン変性イソシア
ヌレートフォーム
ヌレ
トフォ ム
発砲プラスチック系
セルロースファ
イバ
イバー
自然素材系
羊毛
炭化発泡コ
ルク
フェノール
フォ ム
フォーム
断熱材の基準 断熱材の区分と熱伝導率
断熱材区分
A-1
平成11年省エネ
基準を満たすには、
これくらいは必要!
A-2
高性能
B
C
D
E
F
代表的な断熱材
λ熱伝導率 [W/m・K]
[W/ K]
A級インシュレーションボード(9mm)
0.051
シージングボード(9mm)
シ
ジングボ ド(9mm)
0 051
0.051
住宅用グラスウール断熱材 10K相当
0.05
吹込み用ロックウール断熱材
吹込
用 ックウ
断熱材 25K
0.047
住宅用グラスウール断熱材 16K相当
0.045
A種ビーズ法ポリスチレンフォーム保温板4号
0.043
高性能グラスウール断熱材 16K相当
0.038
住宅用ロックウール断熱材(マット)
0.038
高性能グラスウール断熱材 40K相当
0.034
A種ビーズ法ポリスチレンフォーム保温板特号
0.034
改正省エネルギー基準もこれで
OK !!
A種押出法ポリスチレンフ
A種押出法ポリスチレンフォーム保温板3種
ム保温板3種
0 028
0.028
A種硬質ウレタンフォーム保温板2種1号
0.023
A種フェノールフォーム保温板1種1号
A種フェノ
ルフォ ム保温板1種1号
0 022
0.022
A種フェノールフォーム保温板1種2号
0.022
★★次世代省エネ基準を満たす
開口部
の
仕様は?
サッシの種類
金属製(全部アルミ)
外枠
フレミングJ
エイピアJ
プラスチック製
外枠も障子も全部
アルミ
樹脂
障子
アルミ
330
プラマードⅢ
金属・プラスチック複合構造製
外枠
310
エピソード
アルミ
アルミ
障子
樹脂
単板ガラス
熱貫流率 U=6.0(3mm)
U=6 0(3mm)
Low E複層ガラス(遮熱タイプ)
Low-E複層ガラス(遮熱タイプ)
熱貫流率 U=1.7(空気層12)
Low-E金属膜
複層ガラス
室内側ガラス
熱貫流率 U=2.9(空気層12)
U=2 9(空気層12)
空気層
室外側ガラス
次世代省エネルギー基準を満たす開口部は!!
★開口部は、サッシ、ガラスともに いろいろな種類がありますが、
L
Low-E複層ガラスの入ったサッシなら、OK!(Ⅳ、Ⅴ地域)
E複層ガラスの入 たサ シなら OK!(Ⅳ Ⅴ地域)
?
しかし、改正省エネルギー基準は.....
改正省エネ基準
既に施行されている!!
さらに2020年には
義務化 !!
改正省エネ基準の断熱地域区分
1
市町村単位です。
市町村単位です
基本地域区分は、
8区分です
8区分です。
寒
2
1地域
2地域
3地域
3
4地域
5地域
6地域
4
7地域
都道府県ごとに、
基本地域の区分によらない
市町村単位の地域指定
があります
暑
8地域
5
6
7
沖縄
8
大阪市と鹿児島市の気温 2005年~2013年
2005年 2013年
℃
暑い
45.0
38.4℃
40.0
38.4℃
35.0
大阪市最高気温
鹿児島市最高気温
30.0
沖縄名護市最高気温
25.0
鹿児島市平均気温
20.0
15.0
大阪市平均気温
10.0
寒い
5.0
鹿児島市最低気温
00
0.0
-5.0
-10.0
-3.8℃
1995~2004
大阪市最低気温
-2.7℃
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
年
気象庁のデータを基に作成
家庭におけるエネルギー消費量
建物の
断熱・遮熱
設備
改正省エネ基準
建物の
断熱・遮熱
断熱
遮熱
住宅性能評価・表示協会が出している
ソフト(エクセル)を使って計算します。
設備
建築研究所が出しているインターネット上の
低炭素住宅認定基準のソフトを使 て計算します
低炭素住宅認定基準のソフトを使って計算します。
建物の断熱
+
設備の性能も含めて評価する
暖冷房
換気
照明
給湯
家
家電・調理の分野は含まない
含 な
太陽光
等
断熱の性能を表すUA値(数値が小さいほど熱が逃げにくい)
外皮平均熱貫流率 UA=
建物から逃げる熱の合計
建物
逃げる熱 合計 /外皮面積
(W/㎡・K)
5、6、7地域
室内外の温度差
が1℃の時
天井(屋根)から逃
げる熱
窓から逃
げる熱
0
0.87
以下
壁から逃げる熱
基礎等から逃げる熱
礎等
逃げ 熱
床から逃げる熱
断熱の性能を表すηA値(数値が小さいほど日射熱が入りにくい)
平均日射取得率 ηA
ηA= 建物に入る日射熱の合計/外皮面積 ×100
6地域
2.8以下
天井・屋根から入る日射熱
窓から入る日射熱
外壁から入る日射熱
モデルプランによる適合仕様の検討
アルミ
Low-E複層ガラス
高性能グラスウ ル16Kg
高性能グラスウール16Kg
(財)建築環境・省エネルギー機構モデルプラン
アルミサッシでは設計一次エネルギー消費量が82.8GJで、基準値81.4GJを
オーバーしてしまいました。
不合格!!
アルミ
L E複層ガラス
Low-E複層ガラス
樹脂サッシでは設計一次エネルギー消費量が80GJで、基準値81.4GJをクリアしました。
合格!!
L
Low-E複層ガラス
E複層ガラス
だから!!
サッシは!!
Low-E複層ガラス
不合格!!
アルミ
Low-E複層ガラス
開口部から逃げる熱が一番多い
冬
夏
夏:冷房時の熱の流入割合
冬:暖房時の熱の流出割合
屋根
根
6%
屋根
根
9%
換気扇
5%
開口部
71%
外壁
13%
床 2%
換気扇
17%
開口部
48%
外壁
19%
床 10%
※1 出典:(社)日本建材産業協会 省エネルギー建材普及促進センター
「21世紀の住宅には、開口部の断熱を・・・! 」より 平成4年省エネ基準で建てた住宅モデルにおける例
低炭素住宅
インタ ネ ト上の
インターネット上の
一次エネルギー
次
消費量算定プログラムを
使 て計算します
使って計算します
★建物の断熱性能=改正省エネ基準と同等
低炭素住宅
★ 次 ネ ギ 消費量 改 省 ネ基準
★一次エネルギー消費量=改正省エネ基準-10%
+
この内から2つ以上
①節水機器
⑤ヒートアイランド対策等
②雨水又は雑排水利用
⑥劣化対策等級3
③HEMS又はBEMS
⑦木造
④太陽光等
⑧高炉セメント等
または、所管行政庁が認める低炭素化対策(CASBEEなど)
さらに、低炭素住宅の基準を満たすための検討をします。
80GJを 75.4GJ以下に下げる必要があります。
低炭素住宅
さらに!!
低炭素住宅なら!
オール電化
オ
ル電化
太陽光発電
等の設備と
Low-E複層ガラス
さらに!!
なにはともあれ、省エネリフォームは、
これが一番簡単で効果絶大
簡単
二重窓 プラマードU
プラマ ドU
省エネ
エネ
快適
健康
省エネと断熱工事の基礎知識
いよいよ義務化 改正省エネルギー基準
Fly UP