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第4部 資料編

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第4部 資料編
第4部 資料編
資料1 策定体制
資料2 策定経過
資料3 長崎市環境審議会委員名簿
資料4 長崎市第二次環境基本計画諮問・答申
資料5 世界・国・県の動向
資料6 長崎市環境基本条例
資料7 成果指標一覧
資料8 環境基準等一覧
資料9 「ながさき環境都市宣言文」の解説
平成22年度「環境ポスター展」小学生の部 優秀賞
長崎市立上長崎小学校3年生 濱栗 偲文音さん
97
資料1
策定体制
市 長
庁 内
長崎市環境基本計画
推進会議
(委 員 長)市 長
(副委員長)副市長
(委 員)関係部局長(23 部局)
長崎市環境基本計画
推進幹事会
(幹事長)環境保全課長
(幹 事)関係所属長(30 所属)
(環境保全課)
事 務 局
長崎市第二次環境基本計画策定作業部会
長崎市第二次環境基本計画
(委員)学識経験のある者
98
長崎市環境審議会
関係官公庁の職員 20 名
市議会議員
第4部:資 料 編
第4部 資 料 編
策定経過
資料2
第1部
年月日
会議・審議会等
主な内容
環境に関する市民意識調査
平成 21 年 10 月 1 日
第 1 回長崎市環境審議会
計画の策定スケジュール等の審議
平成 21 年 12 月 18 日
第 2 回長崎市環境審議会
計画策定の基本方針(案)の審議
平成 22 年 2 月 19 日
長崎市環境基本計画推進幹事会(1)
計画策定の基本方針(案)について
平成 22 年 3 月 23 日
第 3 回長崎市環境審議会
現行計画の課題整理についての審議
平成 22 年 4 月 28 日
長崎市第二次環境基本計画策定作業部会(1) 計画(案)の検討
市役所本館ロビー、行政センター、
「長崎市の環境紹介コーナー」開設
支所、ベルナード観光通り(計 20
カ所)
平成 22 年 6 月 26 日
第 1 回長崎市環境審議会
平成 22 年 7 月 6 日
長崎市第二次環境基本計画策定作業部会(2)
平成 22 年 7 月 9 日
長崎市第二次環境基本計画策定作業部会(3)
平成 22 年 7 月 12 日
長崎市第二次環境基本計画策定作業部会(4)
平成 22 年 7 月 16 日
長崎市第二次環境基本計画策定作業部会(5) 計画(案)の検討
平成 22 年 7 月 28 日
長崎市第二次環境基本計画策定作業部会(6)
平成 22 年 8 月 5 日
長崎市第二次環境基本計画策定作業部会(7)
平成 22 年 8 月 9 日
長崎市第二次環境基本計画策定作業部会(8)
平成 22 年 8 月 19 日
長崎市環境基本計画推進幹事会(2)
計画の施策体系(案)について
平成 22 年 8 月 27 日
第 2 回長崎市環境審議会
計画の施策体系(案)の審議
平成 22 年 9 月 3 日
長崎市第二次環境基本計画策定作業部会(9) 計画(案)の検討
平成 22 年 10 月 6 日
長崎市環境基本計画推進幹事会(3)
平成 22 年 10 月 19 日
長崎市環境基本計画推進幹事会(4)
平成 22 年 10 月 29 日
長崎市環境基本計画推進会議(1)
平成 22 年 11 月 10 日
平成 22 年 11 月 11 日
〜平成 22 年 12 月 6 日
第4部
〜平成 22 年 6 月 18 日
ト調査
第3部
平成 22 年 6 月 7 日
第2部
市民、事業者、小学生対象アンケー
平成 21 年 8 月〜 9 月
長崎市環境審議会へ諮問
環境に関する市民意見交換会
計画(案)について
計画(案)について
長崎市第二次環境基本計画(案)に
ついて
第 3 回長崎市環境審議会
計画(案)の審議
パブリックコメント実施
計画(案)について意見募集
平成 22 年 11 月 19 日
第 4 回長崎市環境審議会
平成 22 年 12 月 14 日
第 5 回長崎市環境審議会
平成 23 年 1 月 20 日
第 6 回長崎市環境審議会
平成 23 年 1 月 31 日
第 7 回長崎市環境審議会
平成 23 年 2 月 3 日
長崎市環境審議会の答申
平成 23 年 2 月 7 日
長崎市環境基本計画推進幹事会(5)
計画の策定について
平成 23 年 2 月 16 日
長崎市環境基本計画推進会議(2)
計画の策定について
計画(案)の審議
長崎市第二次環境基本計画(案)に
ついて
99
長崎市環境審議会委員名簿
資料3
区分
氏 名
学 識 経 験 者
安部 恵代
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科講師 ( 医学部公衆衛生)
石橋 康弘
長崎総合科学大学環境・建築学部教授
井石八千代
NPO法人「長崎さんさん 21」理事長
黒田 直敬
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科教授(薬学部)
後藤ヤス子
ながさき女性・団体ネットワーク会員
佐木 杏子
長崎琴海グリーンツーリズム研究会副会長
◎武政 剛弘 長崎大学工学部教授
谷口美代子
長崎婦人部協議会会長
中嶋 美暢
長崎商工会議所女性会副会長
中西 弘樹
長崎大学教育学部教授
浜﨑 孝教
長崎市保健環境自治連合会環境づくり部会部長
姫野 順一
長崎大学環境科学部教授
藤本 登
長崎大学教育学部准教授
NPO法人「環境カウンセリング協会長崎」理事長
山口 敦子
長崎大学水産学部教授
筒井 正興
長崎市議会議員
津村 国弘
長崎市議会議員
伊藤 順一
(~ H22.5.12)
関 係
公務員
長崎大学大学院生産科学研究科教授
夛田 彰秀
○宮原 和明 市議会
議 員
職 名 等
大串 近太郎
長崎県環境部環境政策課長
(H22.5.13 ~)
川床 浩三
国土交通省九州地方整備局
長崎河川国道事務所 道路管理第一課長
任期:平成 21 年 9 月 1 日~平成 23 年 8 月 31 日
長崎市第二次環境基本計画
100
(市議会議員:平成 21 年 2 月 27 日~平成 23 年 2 月 26 日)
◎:会長
○:副会長
第4部:資 料 編
第4部 資 料 編
長崎市第二次環境基本計画諮問・答申
資料4
第1部
(1)長崎市環境審議会への諮問
長崎市環境審議会
長崎市長 田上 富久
第4部
会長 武政 剛弘 様
第3部
平成 22 年 11 月 10 日
第2部
長環保第 1034 号
(環境部環境保全課)
長崎市第二次環境基本計画について(諮問)
長崎市の環境の保全及び創造に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るた
め、長崎市環境基本条例第8条第4項の規定に基づき、別添「長崎市第二次環境
基本計画(案)」について貴審議会の意見を求めます。
101
(2)長崎市環境審議会の答申
平成 23 年 2 月 3 日
長崎市長 田上 富久 様
長崎市環境審議会
会長 武政 剛弘
長崎市第二次環境基本計画について(答申)
平成 22 年 11 月 10 日付け長環保第 1034 号により諮問を受けた「長崎市第二次環
境基本計画(案)」について、本審議会は慎重に審議を重ねてきました。
その結果、同計画が、市民、事業者及び市三者の参加と協働を基本とするもので、
計画の目標である「めざす環境像」とその実現に向けた施策の基本的な方向性を
各主体に広く示しており、概ね妥当であると認めます。
なお、審議の過程で出された意見を別紙のとおり付しますので、計画の策定に
あたっては、本審議会の意見を十分に尊重いただくとともに、計画の適切な進行
管理のもと「めざす環境像」の実現に向けて、市民、事業者と市が一体となって
取組みを進めるよう要望します。
長崎市第二次環境基本計画
102
第4部:資 料 編
第4部 資 料 編
第1部
【長崎市第二次環境基本計画 ( 案 ) に対する意見】
第3部
第4部
1 計画のテーマについて
長崎市第二次環境基本計画では、持続可能な社会の構築に不可欠である「全ての者
の参加と協働」を基調として、環境の保全と創造に取り組むこととしている。
計画の推進にあたっては、このテーマを各主体に分かりやすく示し、市民、事業者
と市が互いに共有したうえで取り組むことが肝要であることから、めざす環境像「人
と自然と文化が輝き続けるまち長崎」に、次のとおりサブタイトルを設定することを
提案する。
第2部
別紙
[サブタイトル]
~ 環境をともに学び、育み、行動するまちをめざして ~
これにより、市民一人ひとりが、あらゆる場面で環境について学び考え、環境を大
切にする心を持って行動することで、各主体が一丸となって「人と自然と文化が輝き
続けるまち長崎」の実現を目指していくことを計画に掲げていただきたい。
2 計画の構成及び表現等について
計画策定のコンセプトが「市民、事業者、市のみんなで取り組む計画づくり」であ
ることを念頭に置いて、市民に分かりやすく親しみやすい計画の構成や文章表現に努
めるとともに、写真や図、グラフ等を効果的に活用することで市民の理解を促すよう
工夫していただきたい。
また、専門的な用語等を用いる場合は、用語解説を付するなどにより補足説明する
ことで、誤解や混乱を招かぬよう留意されたい。
3 成果指標について
計画は、環境の分野ごとに複数の「取組みの柱」を設定する構成であることから、
客観的な数値により柱ごとの進捗状況が把握できるよう、それぞれに成果指標を示し
ていただきたい。
また、数値目標とは別に、目標達成により環境がどのような状態(姿)に変わるの
かを、市民が具体的にイメージできるよう工夫していただきたい。
103
4 「生活環境」について
大気汚染などの地球規模の環境問題については、地域の取組みに限らず、国際協
力なども視野に入れた取組みを記載していただきたい。
また、土壌汚染に関する具体的な取組みの記載がないため、市の取組みについて
追加していただきたい。
5 「循環型社会」について
循環型社会構築の柱である「4R」を推進するためには、ごみの減量化が最も重
要な課題であることから、廃棄物の発生抑制を基本とした取組みを進める旨を記載
するとともに、併せて、リサイクルを前提とした商品の開発・流通や率先購入の促
進についても明記していただきたい。
また、長崎市が環境問題に取り組むにあたっては、国際観光都市としての強みを
活かした取組みも必要である。観光客等の来訪者に対し、長崎方式のごみの減量化
に向けた取組みなどを積極的にPRしていただきたい。
6 「自然環境」について
生物多様性の成果指標として「有害鳥獣による農作物被害金額」を掲げているが、
成果指標と環境の関係性が分かるよう、人と野生鳥獣との棲み分けの推進が農作物
被害の低減につながる旨の説明を追加していただきたい。
また、農業と水産業のバランスを考慮して、水産業に関する数値目標の設定につ
いても併せて検討いただきたい。
7 「都市環境」について
環境にやさしい交通基盤の整備などの交通システムに関する取組みが、低炭素社会
の構築へとつながる旨を、総括的なまちづくりの視点から記載していただきたい。
また、文化遺産については、環境の保全と文化財の保護・活用との関係が明確とな
るよう、環境都市に文化遺産が必要な理由について記載していただきたい。
長崎市第二次環境基本計画
104
第4部:資 料 編
第4部 資 料 編
第1部
第3部
第4部
9 「横断的施策」について
環境教育・学習は、あらゆる環境分野の課題を解決するための重要な手段であるこ
とから、学校版環境マネジメントシステムの全校普及などの具体的な数値目標を掲げ
ることにより、市の前向きな姿勢を示したうえで取り組んでいただきたい。
また、教育現場における環境教育についても、行政と教育現場との密接な連携や、
行政による環境教育・学習への協力・支援について明記していただきたい。
自主的な活動と協働については、市民の活動と同様に事業所の活動も不可欠である
ことから、事業所における環境マネジメントシステムの更なる普及に向けて、積極的
に取り組んでいただきたい。
第2部
8 「地球環境」について
低炭素社会の実現に向けた行程表(ロードマップ)の庁内横断的な進行管理と市
民への取組みの周知について、確実な実施に努めていただきたい。
また、エネルギー対策については、市民や事業者に、国や県、市の取組みについ
て関心を持っていただけるよう、省エネ法等の関係法令や国の政策の動向等につい
て記載いただきたい。
10 計画の進行管理について
計画の評価・点検については、外部評価や市民参画の仕組みを導入するとともに、
定期的な見直しを図っていただきたい。
105
資料5
長崎市第二次環境基本計画
106
世界・国・県の動向
西暦(和暦)
世界の動き
1992 年
(平成 4 年)
・環境と開発に関する国際連
合会議(地球サミット、リ
オ・デ・ジャネイロ)
・「環境と開発に関するリオ
デジャネイロ宣言(リオ宣
言)」採択
・「アジェンダ 21」採択
・「希少野生動植物種保存基本方針」 ・「長崎市生活排水処理基本計
策定
画」改訂
1993 年
(平成 5 年)
・「生物多様性条約」発効
・「環境基本法」施行(同日、公害対
策基本法廃止)
1994 年
(平成 6 年)
・「気候変動枠組条約」発効
・「環境基本計画」策定
・生物多様性条約第 1 回締約
国会議(COP1、ナッソー)
・「長崎市空き缶等の散乱防止及
び再資源化の推進に関する条
例」施行
・「長崎市一般廃棄物(ごみ)処
理基本計画」策定
・「長崎市廃棄物の減量及び適正
処理に関する条例」施行
1995 年
(平成 7 年)
・生物多様性条約第 2 回締約 ・「容器包装廃棄物の分別収集及び再
国会議(COP2、ジャカル
商品化の促進等に関する法律(容
タ)
器包装リサイクル法)」施行
・気候変動に関する政府間パ ・「生物多様性国家戦略」策定
ネ ル(IPCC) 第 2 次 評 価
報告書統合報告書公表
・気候変動枠組条約第 1 回締
約国会議(COP1、
ベルリン)
・「長崎市生活排水処理基本計
画」改訂
1996 年
(平成 8 年)
・気候変動枠組条約第 2 回締
約国会議(COP2、ジュネ
ーブ)
・生物多様性条約第 3 回締約
国会議(COP3、ブエノス
アイレス)
・「長崎県分別収集促進計画」策定
・「長崎市分別収集計画」策定
1997 年
(平成 9 年)
・気候変動枠組条約第 3 回締
約国会議(COP3、京都)
・「京都議定書」採択
・「地下水の水質の汚濁に係る環境基
準について」告示
・「長崎県環境基本条例」施行
・有害大気汚染物質のモニタリ
ング開始
1998 年
(平成 10 年)
・生物多様性条約第 4 回締約
国 会 議 (COP4、 ブ ラ テ ィ
スラバ )
・気候変動枠組条約第 4 回締
約国会議(COP4、ブエノ
スアイレス)
・「諫早湾干拓調整池水質保全計画」 ・「長崎市グリーン購入指針」策
策定
定
1999 年
(平成 11 年)
・気候変動枠組条約第 5 回締
約国会議(COP5、ボン)
・「地球温暖化対策に関する基本方
針」策定
・「地球温暖化対策の推進に関する法
律(地球温暖化対策推進法)」施行
・「環境影響評価法」施行
第4部:資 料 編
国・長崎県の動き
長崎市の動き
・「長崎市環境基本条例」施行
第4部 資 料 編
2000 年
(平成 12 年)
・生物多様性条約第 5 回締約
国会議(COP5、ナイロビ)
・気候変動枠組条約第 6 回締
約国会議(COP6、ハーグ)
国・長崎県の動き
長崎市の動き
・中央省庁の再編により「環境省」が発 ・「長崎市環境基本計画進行
足
管理計画」策定
・「長崎県レッドデータブック」作成
・「長崎市役所環境保全率先
・「国等による環境物品等の調達の推進
実行計画」策定
等に関する法律(グリーン購入法)」 ・「ながさき市環境都市宣言」
施行
発表
・「特定家庭用機器再商品化法(家電リ
サイクル法)」施行
2002 年
・生物多様性条約第6回締約
(平成 14 年)
国会議(COP6、ハーグ)
・持続可能な開発に関する世
界首脳会議(第2回地球サ
ミット、ヨハネスブルグ)
・気候変動枠組条約第 8 回締
約 国 会 議(COP8、 ニ ュ ー
デリー)
・「長崎県廃棄物処理計画」策定
・「新・生物多様性国家戦略」策定
・「長崎県希少野生動植物の保護に関す
る基本方針」策定
・「長崎市地域清掃支援事業
実施要綱」制定
2003 年
・気候変動枠組条約第 9 回締
(平成 15 年)
約国会(COP9、ミラノ)
・「バイオセーフティに関する
カルタヘナ議定書」発効
・「土壌汚染対策法」施行
・「鳥獣の保護及び猟銃の適正化に関す
る法律(鳥獣保護法)」施行
・「環境の保全のための意欲の増進及び
環境教育の推進に関する法律(環境保
全活動・環境教育推進法)」施行
・ISO14001認証取得
2004 年
・生物多様性条約第7回締約
(平成 16 年)
国 会 議(COP7、 ク ア ラ ル
ンプール)
・「残留性有機汚染物質に関す
るストックホルム条約(P
OPs条約)」発効
・気候変動枠組条約第 10 回締
約国会議(COP10、ブエノ
スアイレス)
・「長崎県環境基本計画」改訂
・プラスチック製容器包装分
別収集を市内全域で開始
2005 年
・「京都議定書」発効
(平成 17 年) ・気候変動枠組条約第 11 回締
約国会儀(COP11、モント
リオール)
・「環境保全の意欲の増進及び環境教育 ・市町村合併6町(高島町、
の推進に関する長崎県基本計画」策定
伊王島町、香焼町、野母崎
・「環境情報の提供の促進等による特定
町、三和町、外海町)
事業者等の環境に配慮した事業活動の
促進に関する法律(環境配慮促進法)」
施行
・「京都議定書目標達成計画」策定
・「特定外来生物による生態系等に係る
被害の防止に関する法律(外来生物
法)」施行
第4部
2001 年
・気候変動枠組条約第 7 回締
(平成 13 年)
約 国 会 議(COP7、 マ ラ ケ
シュ)
・気候変動に関する政府間パ
ネル(IPCC)第 3 次評価報
告書統合報告書公表
第3部
・「長崎県環境基本計画」策定
・「長崎市生活排水処理基本
・「ダイオキシン類対策特別措置法」施行
計画」改訂
・「特定化学物質の環境への排出量の把 ・「長崎市環境基本計画」策
握等及び管理の改善の促進に関する法
定
律(PRTR 法)」施行
・「長崎市レッドデータブッ
・「第一次長崎県温暖化対策実行計画」
ク」作成
策定
・「長崎県環境影響評価条例」施行
・「循環型社会形成推進基本法」施行
・「第二次環境基本計画」策定
第2部
世界の動き
第1部
西暦(和暦)
107
西暦(和暦)
国・長崎県の動き
長崎市の動き
2006 年
(平成 18 年)
・生物多様性条約第 8 回締約 ・「長崎県漂流・漂着ごみ問題解決の
国会議(COP8、クリチバ)
ための行動計画」策定
・気候変動枠組条約第 12 回 ・「石綿による健康被害の救済に関す
締 約 国 会 議(COP12、 ナ
る法律(石綿健康被害救済法)」施
イロビ)
行
・「第三次環境基本計画」策定
・市町村合併1町(琴海町)
・ISO 14001 認証登録更新
2007 年
(平成 19 年)
・気候変動に関する政府間パ
・「第三次生物多様性国家戦略」策定
ネル(IPCC)第 4 次評価
報告書統合報告書公表
・気候変動枠組条約第 13 回
締約国会議(COP13、バリ)
・「長崎市環境マネジメントシス
テム」運用開始
・「長崎市環境基本計画」改訂
2008 年
(平成 20 年)
・生物多様性条約第 9 回締約
国会議(COP9、ボン)
・第 34 回主要国首脳会議(北
海道洞爺湖サミット、洞爺
湖町)
・気候変動枠組条約第 14 回
締 約 国 会 議(COP14、 ボ
ズナン)
・「長崎県未来につながる環境を守り
育てる条例(未来環境条例)」施行
・「改定京都議定書目標達成計画」策
定
・「長崎県庁環境マネジメントシステ
ム」運用開始
・「生物多様性基本法」施行
・「低炭素社会づくり行動計画」策定
・「長崎市環境基本計画進行管理
計画」改訂
2009 年
(平成 21 年)
・気候変動枠組条約第 15 回
締 約 国 会 議(COP15、 コ
ペンハーゲン)
・「長崎県生物多様性保全戦略」策定
・「美しく豊かな自然を保護するため
の海岸における良好な景観及び環
境の保全に係る海岸漂着物等の処
理等の推進に係る法律(海岸漂着
物処理推進法)」施行
・「長崎市地球温暖化対策実行計
画」策定
・「長崎市レッドリスト(絶滅の
おそれのある野生生物の種の
リスト)」の見直し
・「長崎市空き缶等の散乱防止及
び再資源化の推進に関する条
例」を一部改正し、「長崎市ご
みの散乱の防止及び喫煙の制
限 に 関 す る 条 例( ポ イ 捨 て・
喫煙禁止条例)」を施行
・「長崎市地球温暖化対策実行計
画協議会条例」施行
・「長崎市地球温暖化対策実行計
画協議会」を設置
2010 年
(平成 22 年)
・生物多様性条約第 10 回締
約 国 会 議(COP10、 名 古
屋市)
・気候変動枠組条約第 16 回
締 約 国 会 議(COP16、 カ
ンクン)
・「生物多様性国家戦略 2010」策定 ・「長崎市地球温暖化対策実行計
・「長崎県海岸漂着物対策推進計画」
画重点アクションプログラム
策定
(アクション 9)」策定
長崎市第二次環境基本計画
108
世界の動き
第4部:資 料 編
第4部 資 料 編
長崎市環境基本条例
平成11年9月27日
条例第22号
第2部
第3部
第4部
私たちのまち長崎市は、長崎港を中心とした諸外国との交流の中から多様な文化や伝統を生み出した歴史ある
まちであるとともに、起伏に富んだ地形が、美しい斜面市街地を形成し、海と山がおりなす豊かな自然に恵まれ
たまちである。
昭和20年8月9日、本市に原子爆弾が投下され、多くの尊い生命とともに、それまでに築き上げられてきた
数々の歴史的文化的な遺産や、豊かな自然が一瞬にして失われた。
この惨禍から市民の英知と努力によって見事に復興を遂げた本市は、被爆都市として、核の廃絶を訴え続ける
使命を担い、世界平和の拠点となるべく発展してきた歴史的な経過がある。
一方、近年の都市活動の拡大、生活様式の変化等に伴い、大量生産、大量消費及び大量廃棄を続ける社会経済
活動が、生活の利便性を高める反面で、環境への負荷を増大させ、自然の生態系のみならず地球全体の環境に影
響を及ぼすに至っている。
私たちは、健康で文化的な生活を営むことができる健全で恵み豊かな環境の恵沢を享受する権利を有するとと
もに、その環境を保全及び創造し、将来の世代に引き継ぐ責務を有している。
このような認識の下、環境への負荷の少ない資源循環・環境共生型社会の構築を目指すとともに、地球環境の
保全に貢献していくために、この条例を制定する。
第1部
目次
前文
第1章 総則(第1条―第6条)
第2章 環境の保全及び創造を推進するための基本的施策
第1節 施策の基本方針等(第7条―第9条)
第2節 環境の保全及び創造に関する施策等(第10条―第25条)
第3章 長崎市環境審議会(第26条―第34条)
附則
資料6
第1章 総則
(目的)
第1条 この条例は、環境の保全及び創造について、基本理念を定め、並びに市、事業者及び市民の責務を明ら
かにするとともに、環境の保全及び創造に関する施策の基本となる事項を定めることにより、環境の保全及び
創造に関する施策を総合的かつ計画的に推進し、もって現在及び将来の市民の健康で文化的な生活の確保に寄
与することを目的とする。
(定義)
第2条 この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
(1) 環境への負荷 人の活動により環境に加えられる影響であって、環境の保全上の支障の原因となるおそ
れのあるものをいう。
(2) 地球環境保全 人の活動による地球全体の温暖化又はオゾン層の破壊の進行、海洋の汚染、野生生物の
種の減少その他の地球の全体又はその広範な部分の環境に影響を及ぼす事態に係る環境の保全であって、人
類の福祉に貢献するとともに市民の健康で文化的な生活の確保に寄与するものをいう。
(3) 公害 環境の保全上の支障のうち、事業活動その他の人の活動に伴って生ずる相当範囲にわたる大気の
汚染、水質の汚濁(水質以外の水の状態又は水底の底質が悪化することを含む。)、土壌の汚染、騒音、振動、
地盤の沈下(鉱物の掘採のための土地の掘削によるものを除く。)及び悪臭によって、人の健康又は生活環
境(人の生活に密接な関係のある財産並びに人の生活に密接な関係のある動植物及びその生育環境を含む。)
に係る被害が生ずることをいう。
(基本理念)
第3条 環境の保全及び創造は、現在及び将来の市民が健康で文化的な生活に欠くことのできない健全で恵み豊
かな環境の恵沢を享受するとともに、人類の存続の基盤である環境が将来にわたって維持されるように適切に
行われなければならない。
2 環境の保全及び創造は、環境への負荷の少ない持続的な発展が可能な社会が構築されること及び環境の保全
上の支障が未然に防がれることを目的として、すべての者が連携し、公平な役割分担の下に自主的かつ積極的
に行われなければならない。
3 地球環境保全は、人の日常生活や事業活動が地球全体の環境と密接に係わっていることにかんが
み、すべての者の参加による環境の保全に関する地域的取組みにより、積極的かつ着実に推進され
なければならない。
(市の責務)
109
長崎市第二次環境基本計画
110
第4条 市は、前条に定める環境の保全及び創造についての基本理念(以下単に「基本理念」という。)にのっとり、
環境の保全及び創造に関する基本的かつ総合的な施策を策定し、及び実施する責務を有する。
(事業者の責務)
第5条 事業者は、基本理念にのっとり、その事業活動を行うに当たっては、これに伴って生ずる公害を防止し、
又は自然環境を適正に保全するために、必要な措置を講ずる責務を有する。
2 事業者は、基本理念にのっとり、環境の保全上の支障を防止するため、その事業活動に係る製品その他の物
が廃棄物となった場合に、その適正な処理が図られることとなるように、必要な措置を講ずる責務を有する。
3 前2項に定めるもののほか、事業者は、基本理念にのっとり、環境の保全上の支障を防止するため、その事
業活動に係る製品その他の物が使用され、又は廃棄されることによる環境への負荷の低減に資するように努め
るとともに、その事業活動において、再生資源その他の環境への負荷の低減に資する原材料、役務等を利用す
るように努めなければならない。
4 前3項に定めるもののほか、事業者は、基本理念にのっとり、その事業活動に関し、これに伴う環境への負
荷の低減その他環境の保全及び創造に自ら努めるとともに、市が実施する環境の保全及び創造に関する施策に
協力する責務を有する。
(市民の責務)
第6条 市民は、基本理念にのっとり、環境の保全上の支障を防止するため、その日常生活に伴う環境への負荷
の低減に努めなければならない。
2 前項に定めるもののほか、市民は、基本理念にのっとり、環境の保全及び創造に自ら努めるとともに、市が
実施する環境の保全及び創造に関する施策に協力する責務を有する。
第2章 環境の保全及び創造を推進するための基本的施策
第1節 施策の基本方針等
(施策の基本方針)
第7条 市は、環境の保全及び創造に関する施策を策定し、及び実施するに当たっては、基本理念にのっとり、
次に掲げる基本方針に基づき、各種の施策相互の有機的な連携を図りつつ総合的かつ計画的に行わなければな
らない。
(1) 大気、水、土壌その他の環境の自然的構成要素が良好な状態に保持されること。
(2) 生態系の多様性の確保、野生生物の種の保存その他の生物の多様性の確保が図られるとともに、森林、
農地、水辺地等における多様な自然環境が地域の自然的社会的条件に応じて体系的に保全されること。
(3) 人と自然との豊かな触れ合いが保たれること。
(4) 廃棄物の減量及び適正処理並びに資源の循環的な利用及びエネルギーの有効利用を促進し、環境への
負荷の低減が図られること。
(5) 緑化、ごみの散乱防止等の推進、良好な景観の形成、歴史的文化的な遺産の保存及び活用等による快
適な生活環境の保全及び創造が図られること。
(環境基本計画)
第8条 市長は、環境の保全及び創造に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、環境の保全及び創造
に関する基本的な計画(以下「環境基本計画」という。)を定めなければならない。
2 環境基本計画は、次に掲げる事項について定めるものとする。
(1)環境の保全及び創造に関する総合的かつ長期的な施策の大綱
(2)前号に掲げるもののほか、環境の保全及び創造に関する施策を総合的かつ計画的に推進するために必要
な事項
3 市長は、環境基本計画に市民、事業者又はこれらの者が組織する団体(以下「市民等」という。)の意見が
反映されるように、必要な措置を講ずるものとする。
4 市長は、環境基本計画を定めるに当たっては、あらかじめ、長崎市環境審議会の意見を聴かなければならない。
5 市長は、環境基本計画を定めたときは、速やかに、これを公表しなければならない。
6 前3項の規定は、環境基本計画の変更について準用する。
(年次報告)
第9条 市長は、毎年、環境の状況並びに環境の保全及び創造に関する施策について報告書を作成し、これを公
表しなければならない。
第2節 環境の保全及び創造に関する施策等
(施策の策定に当たっての配慮)
第10条 市は、環境に影響を及ぼすと認められる施策を策定し、及び実施するに当たっては、環境の保全及び
創造について配慮しなければならない。
(環境影響評価の推進)
第11条 市は、土地の形状の変更、工作物の新設その他これらに類する事業を行う事業者が、その事業の実施
に当たりあらかじめその事業に係る環境への影響について自ら適正に調査、予測又は評価を行い、その結果に
基づき、その事業に係る環境の保全及び創造について適正に配慮することを推進するため、必要な措置を講ず
るものとする。
(公害の防止及び自然環境保全のための規制の措置)
第12条 市は、公害を防止するため、公害の原因となる行為に関し、必要な規制の措置を講じなければならない。
2 市は、自然環境の保全を図るため、自然環境の適正な保全に支障を及ぼすおそれがある行為に関し、必要な
第4部:資 料 編
第4部 資 料 編
第1部
第2部
第3部
第4部
規制の措置を講じなければならない。
3 前2項に定めるもののほか、市は、環境の保全上の支障を防止するため、必要な規制の措置を講ずるように
努めるものとする。
(経済的措置)
第13条 市は、市民等が行う環境への負荷の低減に資する施設の整備その他の適切な事業を促進するため、必
要な助成その他の経済的措置を講ずるように努めるものとする。
(環境の保全及び創造に関する事業の推進)
第14条 市は、次に掲げる環境の保全及び創造に関する施設の整備その他の事業を推進するため、必要な措置
を講ずるものとする。
(1)下水道、廃棄物の処理施設、環境への負荷の低減に資する交通施設(移動施設を含む。)その他の環境の保
全上の支障の防止に資する公共的施設の整備及び森林の整備その他の環境の保全上の支障の防止に資する事業
(2)公園、緑地その他の公共的施設の整備その他の自然環境の適正な整備及び健全な利用のための事業
(3)希少な野生動植物の保護増殖その他の環境の保全上の支障を防止するための事業
(廃棄物の減量及び適正処理の促進等)
第15条 市は、県及び他の市町村と協力して、環境への負荷の低減を図るため、市民等による廃棄物の発生の
抑制、再生利用等による減量及び適正な処理が促進されるように、必要な措置を講ずるものとする。
2 市は、環境への負荷の低減を図るため、市民等による資源の循環的な利用及びエネルギーの有効利用が促進
されるように、必要な措置を講ずるものとする。
3 市は、環境への負荷の低減を図るため、市の施設の建設及び維持管理その他の事業の実施に当たって、廃棄
物の適正な処理を行うとともに、廃棄物の発生の抑制、再生利用等による減量並びに資源の循環的な利用及び
エネルギーの有効利用に積極的に努めるものとする。
(水環境及び森林の保全及び創造)
第16条 市は、市民の憩いの場であるとともに、社会経済活動の場でもある美しい川、海、海岸等の水環境を
保全し、及び創造するため、必要な措置を講ずるものとする。
2 市は、水源のかん養、二酸化炭素の吸収その他の機能を有する森林を保全し、及び創造するため、必要な措
置を講ずるものとする。
(快適な生活環境の保全及び創造)
第17条 市は、市民等と一体となって、緑化、ごみの散乱防止等の推進、良好な景観の形成、歴史的文化的な
遺産の保存及び活用等により、快適な生活環境の保全及び創造が図られるように、必要な措置を講ずるものと
する。
(教育及び学習の振興等)
第18条 市は、市民等が環境の保全及び創造についての理解を深めるとともに、市民等の環境の保全及び創造
に関する活動を行う意欲が増進されるようにするため、環境の保全及び創造に関する教育及び学習の振興並び
に広報活動の充実その他の必要な措置を講ずるものとする。
(市民等の自発的活動の促進)
第19条 市は、市民等が自発的に行う環境の保全及び創造に関する活動が促進されるように、必要な措置を講
ずるものとする。
(事業者の環境管理に関する取組みの促進)
第20条 市は、事業者が行う環境管理(事業活動に伴って生じる環境への負荷の低減を図るための目標の設定
並びに達成状況の評価及び検証を自主的に実施することをいう。)に関する取組みが促進されるように、必要
な措置を講ずるよう努めるものとする。
(情報の提供)
第21条 市は、市民等の環境の保全及び創造に関する活動を促進するため、個人及び法人の権利利益の保護に
配慮しつつ、環境の保全及び創造に関する情報を適切に提供するように努めるものとする。
(調査及び研究の実施等)
第22条 市は、環境の状況の把握、環境の変化の予測又は環境の変化による影響の予測その他の環境を保全し、
及び創造するために必要な調査及び研究を実施し、その成果の普及に努めるものとする。
(体制の整備等)
第23条 市は、環境の状況を把握し、並びに環境の保全及び創造に関する施策を適正に実施するために必要な
監視、巡視、観測、測定、試験及び検査の体制の整備に努めるものとする。
2 市は、環境の保全及び創造に関する施策の総合的な調整及び計画的な推進を図るために、必要な体制の整備
に努めるものとする。
3 市は、環境の保全及び創造に関する施策を効果的に推進するため、市民等と協働することができるように努
めるものとする。
(地球環境保全の推進)
第24条 市は、市民等と連携して、地球環境保全に関する施策の推進に努めるものとする。
111
2 市は、国際機関、国、他の地方公共団体その他の関係団体等と連携し、地球環境保全に関する国際協力の推
進に努めるものとする。
(国及び他の地方公共団体との協力)
第25条 市は、環境の保全及び創造に関する施策で、広域的な取組みを必要とするものについては、国及び他
の地方公共団体と協力して、その推進に努めるものとする。
第3章 長崎市環境審議会
(設置)
第26条 環境基本法(平成5年法律第91号)第44条の規定に基づき、長崎市環境審議会(以下「審議会」
という。)を置く。
(所掌事務)
第27条 審議会は、次に掲げる事項を調査審議する。
(1) 第8条第4項(同条第6項において準用する場合を含む。)の規定による環境基本計画に関する事項
(2) 環境の保全及び創造に関する基本的事項及び重要事項
(組織)
第28条 審議会は、委員20人以内で組織する。
2 委員は、次に掲げる者のうちから市長が委嘱する。
(1) 学識経験のある者
(2) 関係官公庁の職員
(3) 市議会議員
(4) 市民
3 市長は、前項第4号に掲げる委員の選任に当たっては、公募の方法により、これを行うものとする。
(平22条例8・一部改正)
(任期)
第29条 委員の任期は、2年とし、再任されることを妨げない。ただし、補欠の委員の任期は、前任者の残任
期間とする。
(会長)
第30条 審議会に会長を置き、委員の互選によってこれを定める。
2 会長は、会務を総理し、審議会を代表する。
3 会長に事故があるときは、会長があらかじめ指名する委員が、その職務を代理する。
(会議)
第31条 審議会の会議は、会長が招集する。
2 審議会は、委員の過半数が出席しなければ、会議を開き、議決をすることができない。
3 審議会の議事は、出席した委員の過半数をもつて決し、可否同数のときは、会長の決するところによる。
(関係人の出席)
第32条 審議会は、必要があると認めるときは、関係人の出席を求め、その意見を聴くことができる。
(庶務)
第33条 審議会の庶務は、環境部において処理する。
(委任)
第34条 この条例に定めるもののほか、審議会の運営に関し必要な事項は、会長が審議会に諮って定める。
附 則抄
(施行期日)
1 この条例は、公布の日から施行する。
(長崎市環境審議会条例の廃止)
2 長崎市環境審議会条例(平成6年長崎市条例第16号)は、廃止する。
(経過措置)
3 この条例の施行の際現に廃止前の長崎市環境審議会条例第3条第2項の規定により委嘱された委員は、その
任期が満了するまでの間、この条例の相当規定により委嘱された委員とみなす。
附 則(平成22年6月29日条例第8号)
この条例は、公布の日から施行する。
長崎市第二次環境基本計画
112
第4部:資 料 編
第4部 資 料 編
成果指標一覧
資料7
第1部
1 生活環境
個別目標
指標名
現状値
目標値
(平成 21 年度)(平成 32 年度)
46 件
(過去 10
年間の平均
値)
36 件
悪臭に関する発生状況の件数を判断する
値。悪臭の苦情相談状況を表しているた
め。苦情相談受付簿により把握する。悪
臭防止のマナーの周知・啓発に取り組み
現状値から約 20%減を目標とする。
現状値
目標値
指標の説明
1.0mg/ℓ
以下
河川の水質の有機性汚濁の程度を判断す
る値。汚濁の状態を表していると考えら
れるため。河川の定期的な水質測定によ
り把握する。同河川は環境基準値である
5.0㎎/ℓを既に下回っていることから、
さらに上位の環境基準値である 1.0㎎/
ℓ以下にすることを目標とする。
2.0mg/ℓ
以下
海域の水質の有機性汚濁の程度を判断す
る値。汚濁の状態を表していると考えら
れるため。海域の定期的な水質測定によ
り把握する。同湾は環境基準値である
3.0㎎/ℓを既に下回っていることから、
さらに上位の環境基準値である 2.0㎎/
ℓ以下にすることを目標とする。
1.0mg/ℓ
以下
海域の水質の有機汚濁の程度を判断する
値。汚濁の状態を表していると考えられる
ため。海域の定期的な水質測定により把握
する。河川の水質や海域の水質の改善によ
り、外洋と同等の水質を目標とする。
第4部
悪臭苦情相談件数
自動車排出ガスによる大気汚染の程度を
判断する値。道路周辺の大気汚染の状態
を把握できるため。大気汚染の状態を常
時監視することにより把握する。低公害
車の導入や駅前周辺の道路交通網の整備
等をすすめることで 0.04ppm に低減す
ることを目標とする。
第3部
さわやかで澄んだ空気を守ります
長崎駅前測定局にお
0.047ppm 0.04ppm
ける二酸化窒素濃度
指標の説明
第2部
(1)大気・悪臭
(2)水・土壌
個別目標
指標名
健全な水の循環を保ちます
浦上川の
BOD 値
大橋堰
突堤間
(平成 21 年度)(平成 32 年度)
1.7mg/ℓ
2.4mg/ℓ
長崎湾の
COD 値
港口
1.9mg/ℓ
113
(2)水・土壌
個別目標
指標名
健全な水の循環を保ちます
下水道普及率
目標値
指標の説明
89.2%
95%
下水道の整備状況を判断する値。下水道
の普及状況を表しているため。下水道処
理区域に住んでいる人口及び行政人口に
より把握する。下水道を整備することに
より、95%の普及率を目標とする。
現状値
目標値
指標の説明
100%
道路に面する地域での騒音の環境基準適
合の割合。自動車騒音の影響を把握でき
るため。騒音の測定により毎年把握する。
低公害車の普及及び道路交通網の整備等
により環境基準の達成率 100%を目標と
する。
80%
100%
道路に面しない地域での騒音の環境基準
適合の割合。自動車騒音の影響がない地
点での騒音の状況を把握できるため。騒
音の測定により毎年把握する。適合率
100%を目標とする。
現状値
目標値
指標の説明
100%
大気、水質、土壌、底質、地下水の環境
基準適合の割合。ダイオキシン類による
影響を把握できるため。定期的な測定に
より把握する。今後も徹底して環境基準
を達成し続けることが重要であることか
ら、環境基準達成率 100%の維持を目標
とする。
現状値
(平成 21 年度)(平成 32 年度)
(3)騒音・振動
個別目標
指標名
騒音・振動のないまちをつくります
自動車騒音の環境基
準達成率
環境騒音の環境基準
適合率
(平成 21 年度)(平成 32 年度)
55%
(4)有害化学物質
個別目標
有害化学物質から暮らしを守り
ます
長崎市第二次環境基本計画
114
第4部:資 料 編
指標名
ダイオキシン類の環
境基準達成率
(平成 21 年度)(平成 32 年度)
100%
第4部 資 料 編
2 循環型社会
個別目標
指標名
1,014g
915g
ごみの総排出量を 1 人 1 日あたりに換
算した数値(ごみの総排出量/推計人口
/ 365 日)。4R の推進の成果として分
かりやすいと考えられるため。現状値か
ら約 10%減を目標とする。
現状値
目標値
指標の説明
17.2%
第4部
21.5%
一般廃棄物総排出量に対する資源化量の
割合。ごみの減量と適正分別の成果を表
すと考えられるため。推計人口及びごみ
の資源化量予測に、努力目標を加味して
算出する。現状値から約 4 ポイント増を
目標とする。
第3部
ごみの 1 人 1 日あた
りの排出量
指標の説明
第2部
限りある資源を大切にします
リサイクル率
目標値
現状値
(平成 21 年度)(平成 32 年度)
第1部
(1)循環資源
(2)適正処理
個別目標
指標名
ごみを正しく処理します
最終処分場の年間埋
立量
(平成 21 年度)(平成 32 年度)
三京クリーンランド埋立処分場への埋
立ごみ量。ごみ減量化、人口の減少及
び廃棄物の適正処理により埋立量が減
少するため。施設への搬入の際の計量に
30,397 t 24,300 t
より毎年把握する。平成 21 年度までの
実績に基づいて算出した平成 32 年度の
予測値 25,440 tのうち燃やせないごみ
11,700t の約 10%減を目標とする。
115
3 自然環境
(1)生物多様性
個別目標
指標名
自然を守り育てます
有害鳥獣による農産
物被害金額
指標の説明
60,000
千円
イノシシ、シカなどの有害鳥獣による農
産物被害金額。イノシシ・シカなどによ
る農産物被害金額が減少することが、安
定した農林業を営む環境づくりの成果と
みなせるため。農業者をはじめ関係機関
への調査により毎年把握する。現状値か
ら今後の被害金額の予測を目標とする。
3,000ha
木材生産に必要な手入れと併せて、森林
の保全や公益機能の充実促進のために
手入れを行った森林面積(平成 18 年度
からの累計)。森林面積は、長崎市域の
53.8%を占めていることから、自然環境
の保全を進めるには森林の整備が不可欠
であると考えられるため。年度末に、林
業関係団体からの聞き取り調査により把
握する。現状値から毎年概ね過去の平均
値 191.8ha 増を目標とする。
4 組織
8 組織
地域において、藻場再生に取り組む組織
が増えることで、豊かな藻場の造成によ
る安定した水産資源回復のための取組み
状況を測ることができるため。市内の地
先を管理する漁業組合ごとに活動組織の
設置を毎年調査し把握する。市内のすべ
ての漁協数を目標とする。
現状値
目標値
指標の説明
90,186
千円
森林整備面積(植林、
枝打ち、間伐等)[累
計]
藻場再生の取組みを
行う組織数
目標値
現状値
(平成 21 年度)(平成 32 年度)
866ha
(2)自然とのふれあい
個別目標
自然とともに暮らします
長崎市第二次環境基本計画
116
第4部:資 料 編
指標名
自然とのふれあい体
験イベントへの参加
者数
(平成 21 年度)(平成 32 年度)
長崎市が開催する自然とのふれあい体験
イベントへの参加者数。参加者が増加す
ることで自然とふれあった市民が増加し
59,443 人 71,300 人
たと考えられるため。各体験イベントの
参加者を合算して把握する。現状値から
約 20%増を目標とする。
第4部 資 料 編
4 都市環境
個別目標
指標名
140 団体
里親として認定し、協定締結した団体数。
里親の増加は、地域環境美化の推進に寄
与すると考えられるため。現状値から毎
年度 5 団体増を目標とする。
2,900㎡
6,900㎡
民間建築物において補助金により屋上緑
化を実施した面積。民間建築物の屋上緑
化を推進することで、低炭素社会の実現
に寄与すると考えられるため。各年度末
の累計の屋上緑化面積を把握する。現状
値から 4,000㎡増を目標とする。
現状値
目標値
指標の説明
10 件
毎年実施される文化財保存整備の件数。
文化財が市民の財産として保存・整備さ
れていると考えられるため。各年度末の
実績により把握する。毎年度 10 件の実
施を目標とする。
4,000 人
市内の歴史文化施設において開催される
講座延べ参加者数。参加者が増えること
で、市民の歴史文化に対する関心が高ま
っていると考えられるため。対象となっ
た施設からの実績報告により毎年把握す
る。現状値から毎年度約 80 人増を目標
とする。
2.09
主要地点道路混雑度
(平成 17
(横道)
年度)
アダプトプログラム
の里親数
民間建築物の屋上緑
化面積[累計]
85 団体
第4部
1.50
主要地方道長崎畝刈線の横道において、
現状の道路条件等のもとで通過できる乗
用車の最大数に対する実際の交通量の比
率。道路整備による交通混雑の解消状況
が客観的に判断できるため。毎年同地点
における交通量を調査し混雑度を算定す
る。現状値から 0.59 の減を目標とする。
第3部
指標の説明
第2部
人と環境にやさしいまちをつくります
目標値
現状値
(平成 21 年度)(平成 32 年度)
第1部
(1)まちづくり
(2)文化遺産
個別目標
指標名
豊かな文化遺産を次世代に引き継ぎます
市内の文化財の1年
あたりの保存整備件
数
歴史文化講座参加人
数
(平成 21 年度)(平成 32 年度)
10 件
3,129 人
117
5 地球環境
(1)低炭素社会
個別目標
指標名
地球にやさしい行動を実践します
市域から排出される
温室効果ガスの排出
量
目標値
指標の説明
2,269
千 t-CO2
1,724
千 t-CO2
社会経済活動に伴い市域から排出される
温室効果ガスの排出量。温室効果ガスの
排出量が削減されることで、低炭素社会
の実現に寄与すると考えられるため。各
種統計データをもとに、各年度の温室効
果ガスの排出量を把握する。地球温暖化
対策実行計画で、平成 42 年度までに温
室効果ガスの排出量を平成 19 年度比 43
%削減する目標値を設定しており、その
目標値から勘案して、現状値から24%
削減を目標とする。
現状値
目標値
指標の説明
20%
新エネルギーの一つである太陽光を利用
した太陽光発電設備の住宅への普及率。
新エネルギーを利用することは、低炭素
社会の実現に寄与すると考えられるた
め。九州電力の住宅用太陽光発電設備の
余剰電力受給契約件数の聞き取り調査に
より把握する。地球温暖化対策実行計画
で、平成 42 年度の普及率を 35%と設定
しており、その目標値から勘案して、現
状値から 17.5 ポイント増を目標とする。
現状値
(平成 19 年度)(平成 32 年度)
(2)エネルギー対策
個別目標
限りあるエネルギーを大切にします
長崎市第二次環境基本計画
118
第4部:資 料 編
指標名
住宅用太陽光発電設
備の普及率
(平成 21 年度)(平成 32 年度)
2.5%
第4部 資 料 編
(3)世界平和
指標名
現状値
目標値
(平成 21 年度)(平成 32 年度)
指標の説明
78 万人
現状値
目標値
指標の説明
第4部
68 万人
第3部
原爆資料館入館者数
平和・原爆関連の代表的施設である原爆
資料館の入館者数。入館者数が増加する
ことで、被爆の実相を広く伝えることが
できると考えられるため。現状値から約
15%増を目標とする。
第2部
平和な世界をめざします
広島市長が会長を、長崎市長が副会長を
務めている平和市長会議の加盟都市数。
国内外の多くの都市が加盟することで、
ネットワークが拡大し、国際社会での影
平和市長会議加盟都
3,680 都市 7,400 都市
響力が高まると考えられるため。平成
市数
22 年度末の達成見込みである 5,000 都
市を基準として、年間 240 都市の増を
目標とする。
第1部
個別目標
6 横断的施策
(1)環境教育・学習
個別目標
指標名
(平成 21 年度)(平成 32 年度)
環境を自ら学び、行動します
環境学習等への参加
者数
長崎市が開催する環境学習等への参加者
数。参加者が増加することで環境につい
て学んだ市民が増加したと考えられるた
23,861 人 30,000 人 め。継続して把握可能な親子環境教室や
出前講座、施設見学、収穫体験等の参加
者を合算して把握する。現状値から約
25%増を目標とする。
学校版環境マネジメ
ントシステムに取り
組んでいる市立小・
中学校の数
環境への負荷を継続的に改善する仕組み
を取り入れ、省エネルギー、省資源、ご
み減量など、環境にやさしい学校づくり
を実践している学校数。取組む学校数が
増えることで、環境について自ら考え行
動できる子どもが増えたと考えられるた
め。「ながさきエコスクール」認定校数
で把握する。すべての長崎市立小中学校
が認定校となることを目標とする。
38 校
111 校
119
(2)自主的な環境活動と協働
個別目標
指標名
みんなで環境保全活動に取り組みます
市民ネットワーク組
織登録メンバー数
エコアクション 21
認証登録数
現状値
目標値
(平成 21 年度)(平成 32 年度)
5,577 人
指標の説明
環境の保全を目的とする市民団体の登録
者数。ネットワークへの登録者が増加す
ることで、環境行動に取り組んでいる市
民が増加したと考えられるため。市民ネ
ットワーク「ながさきエコネット」への
50,000 人
登録者数により把握する。現状値(平成
22 年 10 月 16 日現在)から現在目標と
している平成 24 年度登録者数 30,000
人を基準に、さらに、20,000 人の増を
目標とする。
7件
73 件
現状値
目標値
エコアクション 21 ガイドライン(環境
省)に基づき、省エネルギー、省資源、
廃棄物削減等の環境への取組みを適切に
実施し、環境経営のための仕組みを構築、
運用、維持している事業所数。認証登録
数が増えることで、事業所の環境配慮が
推進したと考えられるため。エコアクシ
ョン 21 中央事務局に登録された、エコ
アクション 21 認証・登録数によって把
握する。全国の年間登録数の平均から毎
年度 6 件の新規登録を目標とする。
(3)市の横断的な取組み
個別目標
横断的な取組みをすすめます
長崎市第二次環境基本計画
120
第4部:資 料 編
指標名
長崎市役所から排出
される温室効果ガス
の排出量
(平成 21 年度)(平成 32 年度)
87,150
t-CO2
62,290
t-CO2
指標の説明
長崎市役所のすべての事務事業から排出
される温室効果ガスの排出量。温室効果
ガスの排出量が削減されることで、低炭
素社会の実現に寄与すると考えられるた
め。市役所におけるエネルギー消費量、
ごみ焼却量、下水処理量等の実績を財務
会計システムなどから把握する。長崎市
役所から排出される温室効果ガス排出量
を平成 42 年度までに平成 19 年度比 46
%削減する目標値を設定しており、その
目標値から勘案して、現状値から約 28
%削減を目標とする。
第4部 資 料 編
環境基準等一覧
資料8
環境基準は、人の健康の保護及び生活環境の保全のうえで維持されることが望ましい基準
第1部
1 環境基準について
として、終局的に、大気、水、土壌、騒音をどの程度に保つことを目標に施策を実施してい
これは、「維持されることが望ましい基準」であり、行政上の政策目標となるもので、人
の健康等を維持するための最低限度としてではなく、より積極的に維持されることが望まし
2 大気に係る環境基準等
第3部
い目標として、その確保を図っていこうとするものです。
第2部
くのかという目標を定めたものです。
(1)大気汚染に係る環境基準
環境上の条件
二酸化硫黄(SO2)
1 時間値の 1 日平均値が 0.04ppm 以下であり、かつ、1 時間値が
0.1ppm 以下であること。
二酸化窒素(NO2)
1 時間値の 1 日平均値が 0.04ppm から 0.06ppm までのゾーン内
又はそれ以下であること。
一酸化炭素(CO)
1 時間値の 1 日平均値が 10ppm 以下であり、かつ、1 時間値の 8
時間平均値が 20ppm 以下であること。
浮遊粒子状物質(SPM)
1 時間値の 1 日平均値が 0.10mg/㎥以下であり、かつ、1 時間値が
0.20mg/㎥以下であること。
光化学オキシダント(Ox)
1 時間値が 0.06ppm 以下であること。
ベンゼン
1 年平均値が 0.003mg/㎥以下であること。
トリクロロエチレン
1 年平均値が 0.2mg/㎥以下であること。
テトラクロロエチレン
1 年平均値が 0.2mg/㎥以下であること。
ジクロロメタン
1 年平均値が 0.15mg/㎥以下であること。
ダイオキシン類
1 年平均値が 0.6pg-TEQ/㎥以下であること。
第4部
物 質
121
(2)光化学オキシダントの生成防止のための大気中炭化水素濃度指針
物 質
非メタン炭化水素(NMHC)
指 針
光化学オキシダントの日最高 1 時間値 0.06ppm に対応する午前 6 時
から 9 時までの非メタン炭化水素の 3 時間平均値が 0.20ppmC から
0.31ppmC の範囲にある。
3 悪臭に係る各種基準
(1)悪臭防止法に基づく敷地境界における規制基準
特定悪臭物質
アンモニア
メチルメルカプタン
1
0.002
臭いの性質
し尿のようなにおい
腐ったタマネギのようなにおい
硫化水素
0.02
腐った卵のようなにおい
硫化メチル
0.01
腐ったキャベツのようなにおい
二硫化メチル
0.009
腐ったキャベツのようなにおい
トリメチルアミン
0.005
腐った魚のようなにおい
アセトアルデヒド
0.05
青臭い刺激臭
プロピオンアルデヒド
0.05
甘酸っぱい焦げたようなにおい
0.009
甘酸っぱい焦げたようなにおい
0.02
甘酸っぱい焦げたようなにおい
ノルマルバレルアルデヒド
0.009
甘酸っぱい焦げたようなにおい
イソバレルアルデヒド
0.003
甘酸っぱい焦げたようなにおい
ノルマルブチルアルデヒド
イソブチルアルデヒド
イソブタノール
長崎市第二次環境基本計画
122
基準値(ppm)
0.9
発酵したようなにおい
酢酸エチル
3
シンナーのようなにおい
メチルイソブチルケトン
1
シンナーのようなにおい
トルエン
10
ガソリンのようなにおい
スチレン
0.4
都市ガスのようなにおい
キシレン
1
ガソリンのようなにおい
プロピオン酸
0.03
酸っぱい刺激臭
ノルマル酪酸
0.002
汗くさいにおい
ノルマル吉草酸
イソ吉草酸
第4部:資 料 編
0.0009
むれた靴下のにおい
0.001
むれた靴下のにおい
第4部 資 料 編
第1部
4 水質汚濁に係る環境基準
(1)河川の生活環境の保全に係る環境基準
基 準 値
項目
浮遊物質量
(SS)
溶存酸素量
(DO)
大腸菌群数
第2部
水素イオン
生物化学的酸素
濃度(pH) 要求量(BOD)
類型
1.0㎎ /ℓ以下
25㎎ /ℓ以下
7.5㎎ /ℓ以上
50MPN/100ml 以下
A
6.5 以上
8.5 以下
2.0㎎ /ℓ以下
25㎎ /ℓ以下
7.5㎎ /ℓ以上
1000MPN/100ml 以下
B
6.5 以上
8.5 以下
3.0㎎ /ℓ以下
25㎎ /ℓ以下
5.0㎎ /ℓ以上
5000MPN/100ml 以下
C
6.5 以上
8.5 以下
5.0㎎ /ℓ以下
50㎎ /ℓ以下
5.0㎎ /ℓ以上
-
D
6.0 以上
8.5 以下
8.0㎎ /ℓ以下
100㎎ /ℓ以下
2.0㎎ /ℓ以上
-
E
6.0 以上
8.5 以下
10.0㎎ /ℓ以下
ごみ等の浮遊が認め
られないこと。
2.0㎎ /ℓ以上
-
第4部
6.5 以上
8.5 以下
第3部
AA
■市内の主な河川の類型指定
河川名
浦上川
中島川
地点
類型
河川名
地点
類型
川平取水堰より上流
A
鹿尾川
全域
A
大井手川浦上貯水池えん堤より上流
A
八郎川
全域
A
上記 2 地点を除く水域
C
西海川
全域
A
本河内低部貯水池えん堤より上流
A
手崎川
全域
A
西山高部貯水池えん堤より上流
A
神浦川
全域
A
上記 2 地点を除く水域
A
(2)海域の生活環境の保全に係る環境基準
基 準 値
項目
類型
水素イオン濃
度(pH)
化学的酸素要求
量(C OD)
溶存酸素量
(DO)
大腸菌群数
n- ヘキサン抽出物質(油分等)
A
7.8 以上
8.3 以下
2.0㎎ /ℓ以下
7.5㎎ /ℓ以上
1000MPN/100mℓ以下
検出されないこと
B
7.8 以上
8.3 以下
3.0㎎ /ℓ以下
5.0㎎ /ℓ以上
-
検出されないこと
C
7.0 以上
8.3 以下
8.0㎎ /ℓ以下
2.0㎎ /ℓ以上
-
-
■長崎湾の類型指定
湾名
長崎湾
地点
類型
(1)長崎市神崎鼻立標と同女神立標を結ぶ線及び陸岸に囲まれた海域
B
(2)長崎市四郎ヶ島西端と香焼町長刀崎を結ぶ線及び陸岸に囲まれた海域のうち(1)を除く海域
A
(3)上記(1)(2)を除く海域
A
123
(3)公共用水域の水質汚濁に係る人の健康の保護に関する環境基準及び地下水の水
質汚濁に係る環境基準
基準値
項 目 名
河 川
海 域
カドミウム
地下水
0.01㎎ /ℓ以下
全シアン
検出されないこと
鉛
0.01㎎ /ℓ以下
六価クロム
0.05㎎ /ℓ以下
ひ素
0.01㎎ /ℓ以下
総水銀
0.0005㎎ /ℓ以下
アルキル水銀
検出されないこと
PCB
検出されないこと
ジクロロメタン
0.02㎎ /ℓ以下
四塩化炭素
0.002㎎ /ℓ以下
塩化ビニルモノマー
-
1,2- ジクロロエタン
0.002㎎ /ℓ以下
0.004㎎ /ℓ以下
1.1- ジクロロエチレン
0.1㎎ /ℓ以下
1,2- ジクロロエチレン
-
シス -1,2- ジクロロエチレン
0.04㎎ /ℓ以下
0.04㎎ /ℓ以下
-
1,1,1- トリクロロエタン
1㎎ /ℓ以下
1,1,2- トリクロロエタン
0.006㎎ /ℓ以下
トリクロロエチレン
0.03㎎ /ℓ以下
テトラクロロエチレン
0.01㎎ /ℓ以下
1,3- ジクロロプロペン
0.002㎎ /ℓ以下
チウラム
0.006㎎ /ℓ以下
シマジン
0.003㎎ /ℓ以下
チオベンカルブ
0.02㎎ /ℓ以下
ベンゼン
0.01㎎ /ℓ以下
セレン
0.01㎎ /ℓ以下
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素
10㎎ /ℓ以下
ふっ素
0.8㎎ /ℓ以下
-
ほう素
1㎎ /ℓ以下
-
1,4- ジオキサン
0.8㎎ /ℓ以下
1㎎ /ℓ以下
0.05㎎ /ℓ以下
5 騒音に係る環境基準
(1)一般地域 等価騒音レベル(LAeq)
地域
類型
長崎市第二次環境基本計画
124
基準値
昼間〔午前 6 時~午後 10 時〕
夜間〔午後 10 時~翌日午前 6 時〕
AA
50dB 以下
40dB 以下
A 及び B
55dB 以下
45dB 以下
C
60dB 以下
50dB 以下
※1 AAをあてはめる地域は、療養施設等が集中して設置される地域など、特に静穏を要する地域。
2 Aをあてはめる地域は、専ら住居の用に供される地域。
3 Bをあてはめる地域は、主として住居の用に供される地域。
4 Cをあてはめる地域は、相当数の住居と併せて商業、工業等の用に供される地域。
第4部:資 料 編
第4部 資 料 編
基準値
地域の区分
昼間
〔午前 6 時~午後 10 時〕
夜間
〔午後 10 時~翌日午前 6 時〕
55 デシベル以下
B 地域のうち 2 車線以上の車線を有す
る道路に面する地域及び C 地域のうち
車線を有する道路に面する地域
65 デシベル以下
60 デシベル以下
※車線とは、1 縦列の自動車が安全かつ円滑に走行するために必要な一定幅員を有する車道部分をいう。
第3部
60 デシベル以下
第2部
A 地域のうち 2 車線以上の車線を有す
る道路に面する地域
第1部
(2)道路に面する地域 等価騒音レベル(LAeq)
(3)幹線交通を担う道路に近接する空間 等価騒音レベル(LAeq)
夜間〔午後 10 時~翌日午前 6 時〕
70 デシベル以下
65 デシベル以下
第4部
昼間〔午前 6 時~午後 10 時〕
(備考)
個別の住居等において騒音の影響を受けやすい面の窓を主として閉めた生活が営まれていると認められると
きは、屋内へ透過する騒音に係る基準(昼間にあっては 45 デシベル以下、夜間にあっては 40 デシベル以下)
によることができる。
※幹線交通を担う道路とは、道路法第3条に規定する高速自動車国道、一般国道、都道府県道、4車線以上の市町村道、道路
運送法第2条第8項に規定する一般自動車道であって都市計画法施行規則第7条第1号に定める自動車専用道路をいう。
(4)騒音の大きさの例
騒音の大きさ
(デシベル)
例
120
飛行機のエンジンの近く
110
自動車の警笛(前方 2 m)
100
電車が通るときのガードの下
90
大声による独唱・騒々しい工場の中
80
電車の車内
70
電話のベル・騒々しい事務所の中・騒々しい街頭
60
静かな乗用車・普通の会話
50
静かな事務所
40
市内の深夜・図書館・静かな住宅地の昼
30
郊外の深夜・ささやき声
20
木の葉のふれあう音・置時計の秒針の音(前方 1m)
資料:「騒音規制法の解説」より
125
資料9「ながさき環境都市宣言文」
の解説
(1)前文について
前文については、 1 段落目に、長崎市環境基本条例の前文を参考とし、長崎市の自然的社会
的環境特性を述べ、2段落目に、環境の保全と創造に関して、将来の世代に対する私たちの責
任を述べ、3 段落目に、長崎市が「環境を大切にするまち」をつくることの決意を表しています。
(2)箇条書きの文(項目文)について
項目数を5項目とし、長崎市環境基本計画に定める基本目標に沿って「循環」・「共生」
・
「参加」
・
「国際的取組」の要素をそれぞれの項目に含ませています。
多くの起草委員から長崎らしさを盛り込んだ宣言文にしたいということと、他都市に見ら
れるような堅い宣言文にするのではなく、子供にもわかりやすく親しみやすい文章にしたい
という意見が出されました。
そのため、項目文については、 長崎のまちがイメージできるようなペーロン、ハタ、出島
などの長崎を代表する風物などを取り入れ、なるべくやさしい言葉を用いて作成しています。
◆ 1項目目は、きれいな水と空気の健全な循環を表しています。
空気を吸ったり、 水を飲んだりした時に、 おいしいと感じるぐらい汚染されていないきれ
いな空気や水を感じるようなまちにしたいという意味合いを込めています。
◆ 2項目目は、 恵み豊かな自然と人が継続的に共生していく姿を表しています。
「ホタル狩り」という言葉を使うことに対しては異論もあり、「ホタルが飛び交うような」
とした方がいいなどの意見がありました。しかし、最終的には、 視覚的なものだけではなく、
ホタルとの触れ合い、つまり自然との触れ合いの意味合いも込めたいということと、むかし
は使われていたが、 現在、失われつつあるような言葉を復活させたいという思いからあえて、
「ホタル狩り」を入れました。
◆ 3項目目は、世界に誇れる長崎特有の環境である長崎の歴史・文化との共生を表しています。
長崎の歴史・文化というのは、 長崎にとって重要な環境であり、将来に引き継いでいかな
ければならないものであるとの意見から、新たに付け加えられた項目です。
◆ 4項目目は、 市・市民・事業者が自主的、積極的な参加により、環境にやさしいまちづくり
に取り組む姿を表しています。
「ごみのない美しいまちをつくります。」というのは、単なるまちの美観ではなく、 資源を
大切にし、ゴミを出さないというゼロエミッションの考えを示しています。
長崎市第二次環境基本計画
126
◆ 5項目目は、戦争は、 最大の環境破壊であるという認識から、国際平和文化都市長崎として、
世界平和の推進による地球環境保全への貢献を表しています。
被爆クスノキが戦争の時代の生き証人として、今の時代に引き継いできたように、長崎市
も自然と平和の尊さを将来へ引き継ぎ、世界へ発信し続けていくことが地球環境保全につな
がっていくことを強調しています。
第4部:資 料 編
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