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タンザニア日本語教育事情 -国立大学ドドマ大学を事例に[3] 2014年8月

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タンザニア日本語教育事情 -国立大学ドドマ大学を事例に[3] 2014年8月
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タンザニア日本語教育事情
-国立大学ドドマ大学を事例に[3]
2014年8月~2015年7月進捗状況
ドドマ大学 JICAボランティア
瀬戸 彩子(せと あやこ)
2015年8月30日(日)
タンザニア国旗(こっき)
2
もくじ
がいよう
1.ドドマ大学概要
うんえい
2.日本語プログラム運営
2014年8月~2015年7月
しゅせんこう
3.主専攻の「出口」
しょうらいせっけいず
4.日本語プログラムの将来設計図
かだい
5.今後の課題
3
がいよう
4
1.ドドマ大学概要
• 2007年:国立ドドマ大学開校。
• 2009/10年度:ドドマ大学人文社会学カレッジ
JV短期 1名
人文学部外国語文学学科にて、かいせつ
選択科目としての日本語コース開設。
せんたくかもく
はけんかいし
:JICAボランティア派遣開始。
• 2010/11年度:3年制の日本語専攻プログラム開設。
JV長期 1名
一期生3名入学。⇒3名、2013年卒業
選択科目としての日本語コース継続。
せんたくかもく
けいぞく
5
1.ドドマ大学概要
• 2011/12年度:日本語専攻プログラムの新入生ゼロ。
JV長期 1名 選択科目としての日本語コース継続。
けいぞく
• 2012/13年度:日本語専攻プログラム、
SV短期 1名 二期生7名入学。⇒5名、2015年卒業
選択科目としての日本語コース中止。
• 2013/14年度~:日本語専攻プログラム、
教員不足!
SV長期 1名
新入生受け入れ中止中。
SV短期 1名
選択科目としての日本語コース継続。
けいぞく
・専門性(せんもんせい)を持つ教師の不在(ふざい)
・3学年・週45時間を担当(たんとう)できるか?
6
うんえい
授業前に1枚!
7
2.日本語プログラム運営
2014年8月~2015年7月
<日本語専攻プログラム>
• 学生:3年生5名
• コース(科目):前期5コース 後期5コース
<選択科目としての日本語コース>
• 学生:歴史学科観光学専攻の2年生2名
• コース(科目):前期1コース、後期1コース
こうぎ
えんしゅう
※1コース=講義2時間+演習1時間/週。
※JICAボランティア2名体制で対応。
たいせい たいおう
8
前期
2014.10~2015.2
後期
2015.3~2015.6
OJ300 Provision Words and
Letters for JLPT1
OJ310 Provision Words and
Letters for JLPT2
OJ301 Provision Listening for
JLPT1
OJ311 Provision Listening for
JLPT2
OJ302 Provision Grammar and OJ312 Provision Grammar and
Reading for JLPT1
Reading for JLPT2
OJ303 Business Japanese
OJ313 Translation
OJ304 Japanese Literature
OJ314 Project Writing in
Japanese
One language elective
One language elective
9
★Project Writing in Japanese
もくひょう
目標:興味のあるテーマを設定(せってい)し、
かんたんな日本語のレポートをコンピュータで
書けるようにする。
すし、家族、外国語学習…
じっしないよう
実施内容:
①レポートにふさわしい構成(こうせい)・語彙(ごい)・表現を学ぶ。
②情報収集(しゅうしゅう)の方法を学ぶ。
③Wordの使い方を確認(かくにん)し、使用する。
③アンケート調査の方法を学び、実践(じっせん)する。
⇒日本の大学の学生にメール交換(こうかん)の
協力(きょうりょく)を依頼(いらい)。
せっしょくばめん ていきょう
新たな接触場面の提供!
10
★Project Writing in Japanese
じっしてじゅん
アンケート実施手順:
1.本やインターネットでは知りえない内容を
知るためのアンケートを作成(さくせい)。
2.日本の大学生20名を、ドドマ大の学生5名に
わりあて。
3.自己紹介・アンケート依頼(いらい)・
フォローアップ・お礼(おれい)のメールの
下書きを作成(さくせい)、適宜(てきぎ)送る。
4.アンケート結果をレポートに反映(はんえい)させる。
11
★Project Writing in Japanese
せいか
成果:
・日本語だけでなく、情報収集(しゅうしゅう)の方法や
Word・メールの使い方を知り、体験(たいけん)
できたこと。
卒業後も必要とされる
かだい
スキル向上(こうじょう)?
課題:
・日本の学生との日本語によるコミュニケーション
の消極性(しょうきょくせい)。
・日本語使用の場の使い方
・モチベーション促進(そくしん)
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しゅせんこう
ゆかいな学生たち
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3.主専攻の「出口」
じっし
<インターンシップの実施>
もくてき
• 目的
卒業後の就職(しゅうしょく)につなげるため。
⇒経歴(けいれき)として履歴書(りれきしょ)に書ける。
仕事の体験(たいけん)ができる。
今後につながるコネクションを持てる。
じゅんび
• 準備
学生:履歴書(りれきしょ)などの書類(しょるい)の作成(さくせい)
教員:受け入れ先との連絡(れんらく)・
各種(かくしゅ)調整(ちょうせい)
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3.主専攻の「出口」
• 受け入れ先
在タンザニア日本国大使館
JICAタンザニア事務所
にっけい
JAPAN TANZANIA TOURS Ltd. (日系の旅行会社)
Matoborwa Co. Ltd. (日本人経営の食品会社)
けいえい
• 期間
2~4週間
きかん
きぎょう
しょくひん
こと
(機関・企業により異なる)
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3.主専攻の「出口」
もんぶかがくしょう しょうがくきん
<日本政府(文部科学省)奨学金留学生
日本語・日本文化研修プログラム>
けんしゅう
ごうかく
• 3年生1名合格
• 2015年9月末より1年間
• 宮崎大学
みやざき
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3.主専攻の「出口」
もんぶかがくしょう しょうがくきん
<日本政府(文部科学省)奨学金留学生
国費外国人留学生(研究留学生)プログラム>
こくひ
じょうほうていきょう
• 情報提供
• 応募書類の準備手伝い・指導
おうぼしょるい
しどう
<世界青年の船プログラム>
• 情報提供
じょうほうていきょう
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しょうらいせっけいず
外国語文学学科
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4.日本語プログラムの将来設計図
教員不足!
JICAからの派遣(はけん)は
続けられるか?
現在の教員は
JICAボランティア
1名のみ
タンザニア人教員
不在(ふざい)
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4.日本語プログラムの将来設計図
しぼう
そんざい
①日本語教師志望の学生Mさんの存在
• 現在、日本留学中。
• 2015年10月、3年生に復学(ふくがく)。
• 2016年10月以降(いこう)、教員(Assistant Tutor)として
ドドマ大学が雇用(こよう)の予定。
JICAボランティアは、
彼女が教員になること・
技術(ぎじゅつ)向上(こうじょう)のフォローを。
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4.日本語プログラムの将来設計図
ひつようせい
②その他、教員の必要性
• 2013年、日本語教員の公募(こうぼ)情報が大学HPに
掲載(けいさい)。
当時(とうじ)のJICAボランティアの個人的(こじんてき)な
ネットワークを用いて、募集(ぼしゅう)要項(ようこう)を
共有(きょうゆう)。
• 2014年、数名の応募(おうぼ)があるも、
採用(さいよう)にいたらず。
JICAボランティアは、
情報提供(ていきょう)などのフォローを。
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4.日本語プログラムの将来設計図
<今後のプラン>
• 2015/16年度 JICAボランティア(=私)が
JV長期 1名
日本語専攻プログラム3年生1名(=Mさん)
の授業を担当(たんとう)。
• 2016/17年度 卒業生Mさん・JICAボランティアが
JV長期 1名
選択科目としての日本語コースを担当(たんとう)。
いこう
さいよう
※2016/17年度以降に、その他の教員が採用できた場合、
日本語専攻プログラム再開予定。
さいかいよてい
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かだい
ドドマ名物・Lion Rock
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5.今後の課題
●大学のマネジメント問題
・その他の教員の雇用(こよう)問題。
・日本の大学との学術交流協定締結の問題。
がくじゅつこうりゅうきょうていていけつ
●ドドマ大学の外での日本語学習のニーズ
・一般向けの日本語教室を開設したい。
いっぱんむ
かいせつ
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せいちょう
大好きなバオバブの木
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