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EMX5014C 取扱説明書

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EMX5014C 取扱説明書
POWERED
POWERED MIXER
MIXER
取 扱 説明書
クイックガイド
P7∼P11
ミキサーの基礎知識
P12∼P18
JA
安全上のご注意
ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様や他の方々への危害や財産への損害を未然
に防止するためのものです。必ずお守りください。
お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
■ 記号表示について
この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。
「ご注意ください」という注意喚起を示します。
∼しないでくださいという「禁止」を示します。
「必ず実行」してくださいという強制を示します。
■ 「警告」と「注意」について
以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示するため
に、「警告」と「注意」に区分して掲載しています。
警告
この表示の欄は、
「死亡す
る可能性または重傷を負
う可能性が想定される」
内容です。
注意
この表示の欄は、
「傷害を
負う可能性または物的損
害が発生する可能性が想
定される」内容です。
警告
電源 / 電源コード
接続
電源は必ず交流 100V を使用する。
接地接続を確実に行なう。
エアコンの電源など交流 200V のものがあります。誤って接続
すると、
感電や火災のおそれがあります。
電源コードに は、
感電 を防ぐための アース線が あります。電源プ
ラグをコンセントに差し込む前に、必ずアース線を接地接続して
ください。
確実に接地接続しないと、感電の原因になります。
また、
アー ス線を外す 場合は、
必 ず電源プラ グをコンセン トから
必ず実行
抜いたあとで行なってください。
電源コードは、
必ず付属のもの を使用する。
また、付属の電源コー
ドを他の製品に使用しない。
故障、
発熱、火災などの原因になります。
分解禁止
必ず実行
この 機器 の内 部を 開け たり、内部
の部品を分解 したり改造し たりし
電源コードをストーブなどの熱器具に近づけたり、無理に曲げた
り、
傷つけたりしない。また、
電源コードに重いものをのせない。
電源コードが破損し、
感電や火災の原因になります。
禁止
禁止
ない。
感電や火災、けが、または故 障の原
因に なり ます。異常 を感 じた 場合
など、
点検 や修理は、必ずお 買い上
げの販売店ま たは巻末のヤ マハ修
理ご相談セン ターにご依頼 くださ
い。
(5)-7
2
EMX5014C 取扱説明書
水に注意
異常に気づいたら
この機器の上に花瓶や薬品など液体の入ったものを置かない。ま
た、
浴室や雨天時の屋外など湿気の多いところで使用しない。
電源コードやプラグがいたんだ場合、または使用中に音が出なく
なったり 異常な におい や煙が 出たり した場 合は、
す ぐに電 源ス
感電や火災、
または故障の原因になります。
イッチを切り、
電源プラグをコンセントから抜く。
感電や火災、
または故障のおそ れがあります。
至急、お買い上げの
必ず実行
禁止
濡れた手で電源プラグを抜き差ししない。
販売店または 巻末のヤマハ 修理ご相談セ ンターに点検 をご依頼
ください。
感電のおそれがあります。
この機器を落とすなどして破損した場合は、すぐに電源スイッチ
を切り、
電源プラグをコンセントから抜く。
感電や火災、
または故障のおそ れがあります。
至急、お買い上げの
禁止
必ず実行
販売店または 巻末のヤマハ 修理ご相談セ ンターに点検 をご依頼
ください。
注意
電源 / 電源コード
直射日光のあ たる場所(日中の車内 など)
や ストーブの近 くなど
極端に温度が 高くなると ころ、
逆に 温度が極端 に低いところ、ま
長期間使用しないときや落雷のおそれがあるときは、必ずコンセ
ントから電源プラグを抜く。
感電や火災、
故障の原因になることがあります。
禁止
た、
ほこりや振動の多いところで使用しない。
この機器のパネルが変形したり、内部の部品が故障したりする原
因になります。
必ず実行
不安定な場所に置かない。
この機器が転倒して故障したり、お客様や他の方々がけがをした
電源プラグを 抜くときは、電源コー ドを持たず に、
必ず電 源プラ
グを持って引き抜く。
電源コードが破損して、感電や火災の原因になることがあります。
りする原因になります。
禁止
必ず実行
この機器の通風孔をふさがない。
内部の温度上昇を防ぐため、
この機器の前 面と背面には通風孔が
禁止
あります。特に、
この 機器をひっくり返したり、横倒しや前後逆さ
まにしたりし ない。
機 器内部に熱が こもり、故障や火災の 原因に
なることがあります。
設置
テレ ビ やラ ジ オ、
ス テ レ オ、
携
帯電 話な ど他 の電 気製 品 の近
この機器を移動するときは、
必ず 電源コードなどの接続ケーブル
をすべて外した上で行なう。
必ず実行
電源プラグに容易に手が届く位置に設置し、異常を感じた場合に
は、
すぐに 電源スイッ チを切り、電源プラグ をコンセント から抜
接続
他の機器と接 続する場合は、すべて の電源を切っ た上で行なう。
いてください。
また、電源 を 入 れた り 切っ た り する 前 に、
必 ず 機器 の 音量(ボ
リューム)
を最小にする。
EIA 標準のラックにこの機器をマウントする場合は、ラックの背
面を開放して、
ラックを壁から10cm以上離す。
また、パワーアン
必ず実行
くで使用しない。
この 機器 また はテ レビ や ラジ
オな どに 雑音 が生 じる 場 合が
あります。
コードをいためたり、
お客様や他 の方々が転倒したりするおそれ
があります。
この機器を電源コンセントの近くに設置する。
必ず実行
禁止
必ず実行
プなどの発熱 しやすい機器 といっしょに ラックにマウ ントする
場合は、
機器と機器の間を空けた り通風パネルなどを取り付けた
スピーカーの接続には、
スピーカ ー接続専用のケーブルを使用す
る。
り、
この機器に熱がこもらないようにする。
その場合は、この機器 を重ねてマウ ントできま す。
放熱が 不十分
だと機器内部に熱がこもり、
故障 や火災の原因になることがあり
ます。
感電、
聴力障害または機器の損傷になることがあります。
必ず実行
それ以外 のケー ブルを 使うと、火災の 原因に なるこ とがあ りま
す。
コネクターの ハンドル部(ハウジン グ)
に金 属が露出した スピー
カーケーブルを使用しない。
電位差によって感電するおそれがあります。ハンドル部が非金属
イコライザーやフェーダーをすべて最大には設定しない。
接続した機器によっては、
発振し たりスピーカーを破損したりす
る原因になることがあります。
禁止
禁止
製のもの、
もしくはハンドル部に 絶縁処理がされているものをお
使いください。
(5)-7
EMX5014C 取扱説明書
3
使用時の注意
スピーカーの 故障を防ぐ ために、
電 源を入れる ときは、
最 後にこ
の機器の電源を入れる。
また、電源を切るときは、最初にこの機器
の電源を切る。
大きな音量で長時間ヘッドフォ
ンやスピーカーを使用しない。
聴覚障害の原因になります。
禁止
必ず実行
この機器の通風孔やパネルのすき間に手や指を入れない。
お客様がけがをするおそれがあります。
この機 器の 上に のっ たり 重い もの
をの せた り しな い。
ま た、ボタ ンや
スイッチ、入出力 端子など に無理な
禁止
この機器の通 風孔やパネル のすき間から 金属や紙片な どの異物
を入れない。
禁止
禁止
感電、
ショート、火災や故障の原因になることがあります。入った
場合は、
す ぐに電源ス イッチを切り、電源プ ラグをコンセ ントか
力を加えない。
この機器 が破損し たり、
お 客様や他
の方々 がけ がを した りす る原 因に
なります。
ら抜いた上で、
お買い上げの販売 店または巻末のヤマハ修理ご相
談センターに点検をご依頼ください。
XLR タイプコネクターのピン配列は、
以下のとおりです。
(IEC60268 規格に基づいています)
1:グラウンド
(GND)、2:ホット
(+)、3:コールド(−)
INSERT I/O 端子のフォーンジャックのピン配列は以下のとおりです。
Tip:OUT、
Ring:IN、
Sleeve:GND
スピコン型コネクターの接続には、
Neutrik プラグ(NL4)のスピーカーケーブルをお使いください。
● 不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたしかねます。
必ず電源スイッチを切りましょう。
• 使用後は、
ボリ ュームコントロール、接続端子など の消耗部品は、使用時間により劣化 しやすいため、消耗に応じて部品の 交換が必要になります。消耗部品の交
• スイッチ、
換は、
お買い上げの販売店または巻末のヤマハ修理ご相談センターにご相談ください。
この製品は、
JIS C 61000-3-2 に適合しています。
取扱説明書について
この取扱説明書は、以下のセクションから構成されています
■ 基礎編(7 ページ)
ミキサーを使うのが初めての方でもすぐに使えるように、クイックガイドを掲載しています。さらにミキサーの知識を深めるように、ミ
キサーの基礎知識を紹介しています。
■ リファレンス編(19 ページ)
EMX の機能を知るために、各部の名称と機能、セットアップなどを紹介しています。
*
本文中では、EMX5014C を「EMX」と表記することがあります。
*
この取扱説明書に掲載されているイラストはすべて操作説明のためのものです。したがって、実際の仕様と異なる場合があります。
*
この取扱説明書に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標および商標です。
市販の音楽 / サウンドデータは、私的使用のための複製など、著作権上問題にならない場合を除いて、権利者に無断で複製または転用することが禁じら
れています。ご使用時には、著作権の専門家にご相談されるなどのご配慮をお願いいたします。
仕様および外観は改良のため予告なく変更することがあります。
4
EMX5014C 取扱説明書
このたびは、YAMAHA パワードミキサー EMX5014Cをお買い求めいただきまして、まことにありがとう
ございます。EMX5014C の優れた機能を十分に発揮させるとともに、末永くご愛用いただくために、この取
扱説明書をご使用の前に必ずお読みください。お読みになったあとは、保証書とともに保管してください。
目次
特長 ..................................................................................................................................................................................... 6
ご使用前の準備 .................................................................................................................................................................. 6
■ 基礎編
クイックガイド ............................................................................................................7
スピーカーから音を出す .................................................................................................................................................. 7
ボーカルにリバーブ(残響音) をかける .................................................................................................................... 10
ボーカルにコンプレッサーをかける ............................................................................................................................ 11
ミキサーの基礎知識 .................................................................................................. 12
知っておくと便利な知識 ............................................................................................................................................... 12
端子の形状 ............................................................................................................................................................. 12
バランスとアンバランスの違い .................................................................................................................................. 13
どうやってバランスはノイズを取り除くのか ? ......................................................................................................... 13
バランスケーブル .......................................................................................................................................................... 14
信号のレベルとデシベル ............................................................................................................................................... 14
より良いミックスにするノウハウ .............................................................................................................................. 15
ミックスのアプローチ―どこからスタートする ?―........................................................................................ 15
イコライザーは本当に使うべき ?....................................................................................................................... 16
音場作り ................................................................................................................................................................. 17
モジュレーションエフェクト : フェーザー、コーラス、フランジャー ......................................................... 17
コンプレッサー ..................................................................................................................................................... 18
■ リファレンス編
各部の名称と機能 ..................................................................................................... 19
チャンネル 1 から 13/14........................................................................................................................................... 19
デジタルエフェクト ....................................................................................................................................................... 22
マスターセクション ....................................................................................................................................................... 24
リアパネル ..................................................................................................................................................................... 27
スピーカーの接続 ..................................................................................................... 28
2 チャンネル接続 ................................................................................................................................................. 28
2 チャンネルパラレル接続 .................................................................................................................................. 28
ラックマウント ......................................................................................................... 29
セットアップ ............................................................................................................ 30
困ったときは ? ......................................................................................................... 31
仕様 ........................................................................................................................ 32
サービスについて ..................................................................................................... 36
EMX5014C 取扱説明書
5
特長
入力チャンネル ............................................................................................. 19 ページ
最大8 つのマイク入力 (チャンネル1 から9/10)、最大4 つのステレオ入力( チャンネ7/8
から 13/14)に対応 しています。たとえば、 マイク 6 本とステレオ 機器4 台を接続した
り、マイク8 本とステレオ機器2 台を接続したりするなど、マイクからラインレベル機器、
ステレオ出力のシンセサイザーまで幅広い機器を組み合わせて使用できます。
ファンタム電源(+48 V) ............................................................................... 25 ページ
PHANTOM スイッチを ON にすると、マイク入力端子に一括 してファンタム電源を供給
することができます。外部電源の必要なコンデンサーマイクも手軽に接続できます。
高性能デジタルエフェクト ............................................................................. 22 ページ
ヤマハマルチエフェクター SPXシリーズと同クラスの内蔵エフェクトを使用して、EMX
だけでもバ リエーション豊かな 音作りができます。SEND EFFECT端子 も装備していま
すので、外部エフェクターも使用できます。
コンプレッサー ............................................................................................ 18 ページ
マイクや生楽器( ギター ) などの入力にコンプレッサーをかけると、音声信号のピークを圧
縮して音を歪ませずに全体の音量を上げることができます。聴感上の音圧が上がり迫力あ
るサウンドを得ることができます。
ラックマウント ............................................................................................ 29 ページ
別売のラックマウントキットRK5014を使って、
EMX本体をラックにマウントできます。
パワーアンプ内蔵 .......................................................................................... 25 ページ
パワーアンプを内蔵しています。外部にパワーアンプを接続しなくても、スピーカー(ア
ンプなし)をS PEAKERS端子に接続できます。SPEAKERS端子には、スピコン端子と
フォーン端子の2 種類があります。
ご使 用前の 準備
■ 電源の準備
1
2
3
POWERスイッチが「OFF」になっていることを確認します。
[AC IN]端子に付属の電源コードを接続します。
電源コンセント(AC100V)にプラグを差し込みます。
■ 電源を入れる/ 切る
NOTE
• ス ピーカーから大 きなノイズが発 生しないように するため、音源に 近い機器から順 に電源を入れて ください。
例 : 音源(外部 機器)→ EMX本体 → パワーアンプ(パワードスピーカー)
電 源をOFFにするときは、上 記の逆の順番に なります。
• 電 源を入れる前に 、チャンネル フェーダー、STマ スターフェーダ ー、AUX1/2フェーダー、ST SUB OUT コントロ ールなどを最小に しておいて
く ださい。
• POWERスイッチの ON/OFFを連 続して素早く切 り替えると、誤動作の原因に なることがあり ます。POWERスイッチを OFFにしてから 再度ONに
す る場合は、10秒以上の間隔を 空けてください。
POWERスイッチを押すと、電源が入ります。
POWERイン ジケータ ーが点 灯します 。電源を 切るに は、もう 一度 POWER スイッチ を押しま す。POWER インジケ ー
ター が消灯 します。
6
EMX5014C 取扱説明書
基礎編
クイックガイド
スピーカーから音を出す
お手持ちのスピーカーを EMXに接続して、音を出してみましょう。接続する機器によって手順や操作が異なり
ますが、ここでは 2台のスピーカーを使ってステレオ出力してみます。
1
1
1
スピーカー、マイク、楽器などを接続します。
正しい接続
SPEAKERS端 子 A/Bにそれ ぞれス ピーカー( 内蔵アン プなし)1
台ずつス ピーカー 専用ケ ーブルで 接続しま す。ギタ ーや楽器 などの
外部機器 を入力 端子に接 続しま す。30 ペー ジのセ ットアッ プを参
照してく ださい。
他の 機器(マイ クも含 む)と接続 する場 合は、すべ ての機器 の電源 を
切っ た状態で 行なって ください 。また電源 を入れ たり切っ たりする と
きは、必ずすべ ての機器の 音量(ボ リューム)を最小に してください 。
1 台のスピー カーにS PEAKERS 端子A /B の両方の入 力をしないで く
ださい 。EMX 本体が故障 する場合があ ります。
間違った接続
NOTE
エレキギター やエレキベー スなどを接続 する場合は、DI(ダイ レクトボック
ス)、プリア ンプ(ギター アンプ)、ア ンプシミュレ ーターなど を経由してミ
キサーに接続 することをお すすめします 。
EMX5014C 取扱説明書
7
基礎編
クイックガイド
4
7
8
7
2,10
3
53
25
2
9,11
8,10
6
2
2
3
チャンネルフェーダーとSTマスターフェーダーを下げておき
ます。(最小に設定します。)
POWER AMP切り替えスイッチをL-Rにします。
POWER AMP 切り替え スイッ チについ て詳しく は、25 ペ ージを
ご覧くだ さい。
4
接続したチャンネルの[26dB] スイッチをオン(
はオフ(
)に設定します。
)また
キー ボー ドや オーデ ィオ 機器 など 入力 信号 のレ ベル が高 い機 器を
接続した チャンネ ルは、スイッ チをオ ン(
)にし ます。マイク
など入力 信号のレ ベルが 低い機器 を接続し たチャ ンネルは 、スイッ
チをオフ (
5
)にし ます。
コンデンサーマイクを使用する場合は、PHANTOMスイッ
チをオンにします。
• ファンタム電 源が不要なときは、必ずこのスイッチをオフにし ておい
てください。
• ファンタム電 源をオンにする場合は、コンデンサーマイク以外 の機器
が XLR タ イプの入力 端子に接続 されていな いことを確 認してくだ さ
い。外 部機器 の故障 の原因 になり ます。た だし、バ ランス 型ダイ ナ
ミックマイク は接続されていても問題ありません 。
• スピーカー保 護のために、パワ ーアンプ内蔵機器(EMX本体も 含む)
の電 源を切っ た状態で 、ファンタ ム電源を オン / オフし てくださ い。
また、 EMX 本体の チャン ネルフ ェーダー と STマ スターフ ェーダ ー
を、すべて最 小にしておくことをおすすめします 。
8
EMX5014C 取扱説明書
基礎編
クイックガイド
6
電源を入れます。
接続し た外部 機器の 電源を すべてオ ンにし たあと 、EMX 本 体の電
源をオン にします 。パワー アンプ(パワー ドスピー カー)を 接続し
ている場 合は、EMX本体 のあと に電源を オンにし ます。
NOTE
スピーカーか ら大きなノイ ズが発生しな いようにする ため、音 源に近い機器
から順に電源 を入れてくだ さい。
例: 音源 (外部機器)→ EMX本体 → パワーアンプ (パワード スピーカー)
7
楽器やマイクで音を出しながら、最大入力時にPEAKインジ
ケーターが一瞬点灯する程度にGAINコントロールを調整し
ます。
NOTE
ST/ AFL・P FL スイッ チを AFL ・PFL(
) にして、各 チャンネ ルの PFL
スイッチをオ ンにすると 、より正確な 信号のレベ ルを LEVEL メ ーターに表
示できます。 LEV EL メ ーターの“▼ ”(0) の位置 をときどき超 えるように、
入力信号を GAINコント ロールで調整 してください 。
また、P FL スイ ッチ をオン にした チャ ンネル の信 号を PHONES 端 子から
ヘッドフォン でモニターで きます。
8
9
10
ONスイッチをオンにします。
STマスターフェーダーを“0”に合わせます。
楽器やマイクで音を出しながら、各チャンネルのチャンネル
フェーダーを調整します。
スピーカ ーからの 出力を 聞きなが ら、各チ ャンネル のフェー ダー調
整します 。
NOTE
・ ST/AF L・PFL ス イッチが ST(
) の状態 で、内蔵ア ンプに入
力され る信号が LEVEL メータ ーに表示され ます。
・ SPEAKERS 端子から 出力される信号のクリッ ピングレベルは、
LIMITER イン ジケーターで確認し てください。レベル メーターの
“PEAK”が点灯する前に 、
LIMITER インジケータ ーが点灯します。
11
STマスターフェーダーで全体の音量を調節します。
LIMITERイ ンジケーター が長く点灯し 続けると、内蔵 アンプやスピ ー
カーを 破損する原因 となりますの でご注意くだ さい。
EMX5014C 取扱説明書
9
基礎編
クイックガイド
ボーカルにリバーブ(残響音)をかける
コンサートホールやライブハウスで演奏しているような臨場感を得ることができます。
1
2
3,5
4
1
PROGRAM 選択ダイアルでエフェクトを選びます。
たとえば 、リバー ブなら 1 から 7を選 びます。
1
2
3
4
2
REVERB HALL 1
REVERB HALL 2
REVERB ROOM 1
REVERB ROOM 2
EFFECT ONスイッチをオン(
5
6
7
8
REVERB STAGE 1
REVERB STAGE 2
REVERB PLATE
DRUM AMBIENCE
9
0
A
B
)にします。
オンにす ると、スイッ チが点灯 します 。別 売のフッ トスイッ チFC5
を EFF ON/OFF 端子 に接続 すると 、内蔵 エフェ クトの オン / オフ
を足元で 切り替え ること ができま す。
3
4
5
EFFECT RTNフェーダーを“0”に合わせます。
エフェクトをかけたいチャンネルのEFFECTコントロールで
エフェクトのかかり具合を調節します。
EFFECT RTNフェーダーで全体のかかり具合を調節します。
PARAMETER コン トロール でリバー ブ / ディレイ タイムを 調整す
ることも できます 。
10
EMX5014C 取扱説明書
KARAOKE ECHO
VOCAL ECHO
CHORUS 1
CHORUS 2
C
D
E
F
FLANGER
PHASER
AUTO WAH
DISTORTION
基礎編
クイックガイド
ボーカルにコンプレッサーをかける
サビ など強く歌っている部分は音量 を抑えたり、弱く歌っている部分 は音量を持ち上げたりするため、全 体的
に音 が均等に聞こえるようになり ます。また、一つ一つの音がはっきり するので、歌詞も聴き取りやすく なり
ます。
1
1
コンプレッサーをかけたいチャンネルの COMPコントロールでかかり具合を調節します。
右に回す とコンプ レッサ ーが強く かかりま す。コ ンプレッ サーをか けすぎ るとハウ リングし やすく なります
ので、少 し抑えて 設定し ましょう 。コンプ レッサ ーについ て詳しく は、18 ページ をご覧く ださい 。
EMX5014C 取扱説明書
11
基礎編
ミキサーの基礎知識
は じめに
ミキサー を手にして 使う準備は 万端、とりあえ ずミキサー にマイクや 楽器などを 接続してコ ントロール
を回して みたけど、「どうし たらいいの かわからな い。」って 思われるか もしれませ ん。少し ミキサーを
使った経 験がある方 でも、ミキサ ーを使うの が初めての 方でも、この ミキサーの 基礎知識を 読むと意外
と知らな かったこと やミキシン グのコツを 知ることが できます。
知 ってお くと便 利な 知識
端 子の形 状
初 めてミキサ ーに楽器な どを接続す るとき「な ぜミキサーの リアパネル には違うタ イプの端子 があるのだ ろう ?」
「端子
の 違いは何だろ う ?」とい う疑問がわき ませんでした か ? ここ では、よく使 われる端子 のタイプを紹 介します。
R CA ピン 端子
長 い間 、家庭 用の オー ディ オ機 器に 多く 使わ れて いる お 馴染 みの 端子 です。
RCA ピン端子は、 アンバラン ス専用で標準 値 ( ノミナ ル ) − 10 dBV のラ
イ ンレベルの信 号を送りま す。CD プ レーヤーや ホームオーデ ィオ機器を ミキ
サ ーに接続する ときや、ミキサーの出 力信号をカ セットレコー ダーや録音 機器
に 接続するとき によく使い ます。
白
赤
P hone (フォー ン)端子
Sleeve
「フォー ン端子」と いう名前は 、電話の交 換機にこの 形状の端子 が使われて い
た ことから来て います。フ ォーン端子 は、見ただ けではどのタ イプの信号 に対
応 しているかわ からないた め、少々やっか いな端子です 。つまり、アンバ ラン
ス のモノラ ル、アン バランス のステレ オ、バラ ンスのモ ノラル、Insert 端 子
に もなります。大抵の場合 は、ミキサ ーのパネル 上か取扱説明 書にどのタ イプ
の 信号に対応し ているか書 いてあります 。フォーン端子 の中でも TRS フ ォー
ン 端子と 言わ れてい る端子 は、バラ ンス信 号に 対応し ていま す。TRS とは、
フ ォーンプラグ の形状を表 した Tip-Ring-Sleeve の頭文 字を示して います。
Ring
Tip
ステレオタイプ
モノラルタイプ
X LR 端子
外 来ノイズに強 い 3 極 の端子で、バ ランス信号 を送ります。 接続先の回 路が
正 しく設計され ていれば、アンバラン ス信号でも問 題なく送れ ます。マイ クの
接 続やプロオー ディオ機器 の入出力など に、この XLR 端子を使い ます。
オス
メス
12
EMX5014C 取扱説明書
基礎編
ミキサーの基礎知識
バ ランス とアン バラ ンスの 違い
配線の目 安
キ ーワードは、「ノイ ズ」です。
バ ランス伝送方 式はノイズ を打ち消すこ とができま すが、アン バランス伝 送方 マイクの配 線
式 は打ち消すこ とができま せん。では ノイズの打 ち消しがなぜ 重要なのか と言
う と、私たちが絶 えずノイズに 囲まれて生 活しているか らです。たとえ ば、テ ラインレベ ルの
短い配線
レ ビや ラジオ から のノイ ズは もちろ ん、電線 、モー ター、電 灯、コ ンピュ ー
タ ーの画面など からもノイ ズは発生しま す。
ラインレベ ルの
そ のため、ど んな長さの ケーブルでも アンテナの ようにあらゆ るノイズを 拾っ
長い配線
て しまいます。ケーブルが 長ければ長 いほどノイズ を拾いやす くなるため、長
い ケーブルを使 うときはバ ランスケーブ ルを選びま す。たとえ ば、ステー ジと
ミ キサー の位置 が遠い ライブ ハウ スなど はバラ ンスケ ーブル がノイ ズ対策 に
有 効ですが、部屋で使 う程度の距 離 (1 ∼ 2 メ ートル ) ならア ンバランス ケー
ブ ルでも問題な いでしょう 。
ま た、マイク 入力にもバラ ンスケーブ ルを使います 。マイクか らの出力は とて
も 小さい ため、 ミキサ ーのヘ ッドア ンプ で信号 を増幅 する ときに、 ノイズ も
い っしょに大き くなってし まいます。ノイズ対策 にはバランス ケーブルを 選ぶ
こ とをおすすめ します。
バランスが 適切
比較的ノイ ズが少ない
環境であれ ば、アンバ
ランスで OK
バランスが 適切
ど うやっ てバラ ンス はノイ ズを取 り除く のか ?
バ ランスは、位相の打ち 消しの原理で 成り立って います。同 じ信号を正相 と逆相で送 ると、信号 が打ち消し 合ってフラッ
ト な信号になり ます ( 無音に なります )。この原理を使っ てノイズを 取り除いてい ます。
下 の図を見てく ださい。送信側では 、
元の 信号
「 ホット ( + )」に対して位 相を反転し た信号を「コールド ( − )」
に送り ます。
ケ ーブルにノイ ズが侵入す ると、
「ホット ( + )」と「コー ルド ( − )」の両方 に均等にノ イズが乗りま す。受信 側で「コー
ル ド ( − )」の信号を位相反転 し「ホット ( + )」の信号 と合成すると 、ノイズだ けが打ち消し 合ってノイ ズを取り除く
こ とができます 。
バランス伝送方式
ノイズ
ホット
(+ )
コールド
(− )
位相反転
合成された信号
グラウン
ド (GND)
位相
反転
ノイズだけが打ち消し合う
送信側
ケーブル
受信側
アンバランス伝送方式
ノイズ
送信側
ケーブル
受信側
EMX5014C 取扱説明書
13
基礎編
ミキサーの基礎知識
バ ランス ケーブ ル
バ ラン スケ ーブ ルの し くみ を少 し説 明し てお きま す。バ ラン スケ ーブ ルは、
「ホット ( + )」「コール ド ( − )」
「グ ラウンド」の 3 極の構 造になって いま
す 。ホット ( + ) は正相 のオーディ オ信号を送り 、コールド ( − ) は逆 相の
オ ーディオ信号 を送ります 。グ ラウンドは 、信 号を送りま せんが、外部ノ イズ
か ら信号を保護 します。
バランス
アンバランス
ホット
コールド
シールド
( グラウンド )
外皮
信 号のレ ベルと デシ ベル
オ ーディオによ く使われる 単位「デシベ ル (dB)」について少 し覚えてお きましょう。
人 の耳に聞こえ るもっとも 小さな音を「 1」とすると 、人が聞く ことができる もっとも大き な音はおよ そ「1,000,000」
に もなります。 これでは桁 が多すぎて音 量を表すの に不便です。 そこでデシ ベル (dB) を使って 表してみる と「最小の音
と 最大の音の差 は 120 dB」に なります。
デ シベルと言っ ても、dBu, dBV, dBm な ど種類がたく さんありま すが、dBu が一般的です 。デ シベル (dBu) は、ある
基 準レベルを 0 dBu としたと きの相対的 な値です。こ こで言う基準 レベルは、「0 dBu =0.775 V」にな ります。たと
え ば、マイクの 出力が− 40 dBu(0.00775 V) と してミキサー のヘッドア ンプで 0 dBu (0.775 V) ま で信号を上げ
る と、100 倍の音 量になりま す。
ミ キサーで扱う 信号には、さまざまな レベルがあ るので、出 力レベルと入 力レベルの 標準値をでき るだけ合わ せます。大
抵 の場合は、ミ キサーのパ ネル上か取扱 説明書に標 準値 ( ノミナル ) が書いてあり ます。
+ 20 dBu
0 dBu
ミキサーやパワーアンプなどのプロ用の音響機器には、ノ
ミナル(標準)レベル + 4 dBu のライン入出力端子があり
ます。
0.775 V
家庭用のオーディオ機器などには、ノミナル(標準)レベ
ル –10 dBu のライン入出力端子があります。
-20 dBu
-40 dBu
-60 dBu
14
EMX5014C 取扱説明書
マイクの信号レベルは、音源によってさまざまです。
一般のスピーチでは –30 dBu 程度ですが、鳥のさえずり
などは –50 dBu 以下であったり、ドラムを間近で収音す
ると 0 dBu に達することもあります。
基礎編
ミキサーの基礎知識
よ り良い ミック スに するノ ウハウ
ミ ックス のアプロ ーチ―ど こからス タートす る ?―
ミ ックスは、適当 にコントロー ルを回して 音が出れば完 成と考える 人もいるでし ょうが、もっと 使用してい る機器などに
合 ったシステマ チックなア プローチが、手 早くより良い サウンドを 作る近道です 。もちろんミッ クスにルー ルはありませ
ん が、偶然で きたミック スよりもある 決まった手 順でミックス することが成 功の鍵です 。ここでは 、はじめ にいくつかの
ア イディアを紹 介します。
コ ントロー ルをすべ て下げる
と ても簡単に聞 こえるかも しれませんが 、最 初にすべて のチャンネル の LEVEL コントロー ルを下げてお きましょう 。標
準 値 ( ノ ミナル ) の設定から 始めることも できますが 、ミックスの アプローチ がわからなく なってしま います。LEVEL
コ ントロールを 下げた状態 から、1 つ ずつコントロ ールを上げ ていきましょ う。
で は、どのチャ ンネルから 始めればいい のでしょう か ? 2 つ の例を基に紹 介します。
例 1 : ピアノ トリオが バックの バラード ソング
ミ ックスの中で ボーカルが 曲の中心とな る場合は、ボーカルを 基準として ミッ
ク スしてみまし ょう。
ま ずボーカルの チャンネル を標準値 ( ノミ ナル ) まで上げ たあと、他の楽 器を
ミ ックスに加え ていきます 。ボーカル の次にどの楽 器を加えて いくかは、演奏
し ている楽器の タイプや曲 の方向性しだ いです。
た とえば、ピ アノトリオが バックのバ ラードソング の場合は、ピアノをボ ーカ
ル の次にミック スに加えて みましょう。ボーカル とピアノのバ ランスを調 整し
た あと、全体の バランスを 支えるベース やドラムな どを加えてい きます。
例 2 : フ ァンキー な R&B
ノ リを重視した ファンキー な R&B ナンバー をミックスす る場合は、アプ ロー
チ が違っ てき ます。こ の場合 エンジ ニア の多く は、ドラ ムを基 準と して次 に
ベ ースを加え ていきます 。ドラムと ベースのバ ランスは 、
「ドラ イブ感」や そ
の 曲のノリを出 すのにとて も重要です。特に、ど のようにミッ クスすると バス
ド ラムとベース が効いてく るか注意深く 聴いてみて ください。
バ スドラムがパ ンチを与え て、ベース がピッチを 与えているひ とつの楽器 のよ
う に聞こえれば OK です。
EMX5014C 取扱説明書
15
基礎編
ミキサーの基礎知識
イ コライ ザーは本 当に使う べき ?
一 般的に は、イコ ライザ ーの調 整は最 小限にす るのが いいで しょう 。ある周 波数帯 域をカ ットす ること がよくあ ります
が 、逆にブースト する場合は慎 重に控えめ に使ってくだ さい。音質の透 明感を出そ うと単純に高 音域や低音 域をブースト
し て、ひどい音に なるのは間違 ったイコラ イザーの使い 方です。ミック スしている 楽器と不自然 に飛び出し ている音の干
渉 を取り除くよ うにしまし ょう。
ク リアなミ ックスに するため のカット
た とえば、シンバルの音 は低音域か ら中音域の範 囲に基
音 がある楽器で す。基音について 普段私たち が CD など
の 音楽を聞くと きは意識し ていませんが 、低音域 から中
音 域の 範囲 でほ かの 楽器の 明瞭 さを 干渉 する 場合 があ
り ます。基本的には 、シ ンバルの音 を入力してい るチャ
ン ネルの低音域 は、カットして おきます。ミック スした
音 はよりすっき りとした感 じになり、ほかの楽器 の低音
域 の音がより鮮 明に聞こえ るでしょう。同じよう にピア
ノ も低音域や中 音域に基音 がある楽器な ので、低 音域を
少 しカ ットす ること でほ かの楽 器の音 ( 特に ドラ ムや
ベ ース ) をより効 果的に引き 立てることが できます。た
だ し、ピアノを ソロで弾く 場合は、必要 ありません 。
逆 にキッ クドラ ムや ベース ギター の場合 は、基音 とな
る 低音域 以外に 中音域 から高 音域に わたっ て幅広 く倍
音 があります。楽器 の特性 ( 低音 域 ) をそのま ま活かし
て 、高音域 を下 げてミ ックス にスペ ースを 持たせ るこ
と があります。
基音
と倍音
のおおまかな分布
シンバル
ピアノ
バスドラム
スネアドラム
バス
ギター
トロンボーン
トランペット
20 50 100
200
500
1k 2k
5k
10 k
20 k (Hz)
基音 : 各楽器の音程感を与える周波数の音
倍音 : それ以外の周波数の音
周波数について
人 間の可聴範囲 は 20 Hz ∼ 20 kHz く らいとされて います。私た ちの会話は 3 00 Hz から 3 kHz く らいの間で行 なわれていま
す。
ギ ターのチュー ニングなどに 使われる音叉 の周波数は、 440 Hz で平均 律音階の「ラ (A)
」にあ たります。た とえば、4 40 Hz を
基 準に、周波数が 2 倍(880 Hz)にな ると音程は 1 オクターブ上 がり、周波数 が半分(22 0 Hz)になると音程は 1 オクターブ
下 がります。
ブ ーストは 慎重に
特 殊なエフェク トをかけた い場合は、好きなだけ ブース
ト してもかまい ませんが、良質なサ ウンドでミッ クスし
た い場 合は 、ほん の少 しだ けブ ース トし てみ てくだ さ
い 。た とえば、中音域を 少しブース トするとボー カルに
存 在感を与え、高音域を 少しブース トすると楽器 に生気
を 与えます。また、バス ドラムやベ ースのアタッ ク感を
強 調したい場合 は、高音 域を少しブ ーストしてみ るとい
い でしょう。クリアで洗 練されたサ ウンドではな い場合
は 、全体の ミックスをブ ーストして 明瞭にしよう とする
よ りも、音 を濁らせる周 波数帯域を 見つけてカッ トする
よ うにしましょ う。
ブ ースト しすぎ ると、 過大入 力にな ったり ノイズ を増
幅 したりするの で、気をつ けましょう。
MID ブースト
(増幅)
信
号
レ
ベ
ル
LOW ブースト
(増幅)
HIGH ブースト
(増幅)
LOW
フラット
HIGH
フラット
LOW カット
(減衰)
HIGH カット
(減衰)
(dB)
MID カット
(減衰)
周波数帯域 (Hz)
16
EMX5014C 取扱説明書
MID フラット
基礎編
ミキサーの基礎知識
音 場作り
モジ ュレー ションエ フェク ト :
フェ ーザー、 コーラス 、フラン ジャー
リバーブやディレイなどのエフェクトをかけると、さらに
ミックスに磨きをかけることができます。EMX には、エ
フ ェ ク ト が 内 蔵 さ れて い ま す。内 蔵 の DSP(Digital
Signal Processor = デジタル信号処理装置 ) を使って、
外 部のエ フェク ターと同 じよう に各チ ャンネ ルにリ バー
ブやディレイをかけることができます。外部機器の配線も
外部接続のための音質劣化もありません。(22ページ参照)
た だし、エ フェク トを使 いすぎ ると、せ っかく ミック ス
し た音が 色あせ てしまい 全体的 に透明 感がなく なって し
ま います 。エフェ クトを うまく 使って 、臨場感 ある音 質
に 変えてみまし ょう。
リ バーブ / ディレイ タイム
リ バーブやディ レイの PROGRAM はさ まざまありま す
が 、ほとんどの PROGRAM に はリバーブ / ディレイ タ
イ ムを PARAMETER コン トロールで 調整できます 。リ
バ ーブ / ディ レイタ イム をほん の少し 工夫 するだ けで、
音 質に大 きな差 が生ま れます。 リバー ブタイ ムは、曲 の
テ ンポと 音の密 度しだ いですが 、バラー ドなど のテン ポ
が ゆっく りした 曲には リバーブ タイム を長め に、テン ポ
の 速い曲 や動き のある 曲には短 めに設 定しま す。ディ レ
イ タイム は、得よ うとし ている 効果に合 わせて 調整し ま
す 。ボーカ ルにデ ィレイ をかけ る場合 は、曲の テンポ に
合 わせて付点 八分音符 () の長 さなどに設 定すると、 心
地 よい効果が得 られるでし ょう。
基本 的には、こ れらのエ フェクト ( フェーザ ー、コーラ
ス、フ ラン ジャー ) は 同じ 原理で す。微妙 に遅ら せた信
号を 原音に 戻して ミック スしま す。どの くらい 遅らせる
かを LFO(Low Frequency Oscillator = 低周波発 振器 )
で変調 しています。
フェ ーザーは、位 相をズラし た ( シ フト ) した信号を原
音に ミックスしま す。LFO で変 調された信 号と原音の位
相 のズレは 、ある周 波数を 打ち消 して、ほ かの信 号を強
調 します。 信号が 「くし」の よう になる ことか ら、コム
フィ ルター と呼ば れてい ます。位 相のズ レ具合を 周期的
に 変化させ ること で“シュ ワー”と いった 感じの 独特の
うね りのあるサウ ンドを生み 出します。
コー ラスとフラン ジャーは、LFO でフェー ザーより長い
ディ レイタ イムを 変調し て原音 とミッ クスしま す。上記
で出 てきた コムフ ィルタ ーの特 長に加 えて、ディ レイタ
イム の変調 は原音 にミッ クスする ときに ピッチ をずらし
て、 倍音に豊 かなう ねりと クセの あるサ ウンドを 生み出
し ます。コ ーラスと フラン ジャー の違い は、ディ レイタ
イム とフィ ードバ ックの 量です。 フラン ジャーは コーラ
ス よ りも デ ィ レイ タ イ ム が長 く、コ ー ラ スは 一 般 的に
も っと複雑 な構成 をして います 。コーラ スは、1 人の演
奏を 2 人以上の合 奏のような厚 みのある音 にするエフェ
ク トです。 フランジ ャーは 、金属的 で強力 なうね りを加
える ときに使いま す。
リ バーブト ーン
リバ ーブ系の PROGRAM には、高音域と低音域の リバー
ブタ イムのバランスの違 いや、全体的な周波数特性 の違い
など さまざまなタイプが あります。自然に生じる 残響 ( リ
バー ブ ) は、時間が経つにつれ て低音域より高音域 が早く
減衰 していく傾向があり ます。高音域が強すぎる と、不自
然な サウンドになるだけ でなく、ミックスで調整し たほか
の高 音域と干渉してしま います。ミックスした原音 よりも
高音 域のリバーブが聞こ える場合は、PROGRAM を変え
てみ ましょう。原音の明瞭さを 保ちつつ臨場感を得 られる
タイ プを使うことをおす すめします。
リ バーブレ ベル
ミ ックス の作業 を長時 間続けて いると 、音を聞 く感覚 が
麻 痺して きます。 加工し すぎの 色あせた ミック スを完 璧
な 作品と 思い込 んでし まうこ とがあ ります。 この「聴 覚
の 罠」に陥 らない ように 、一度リ バーブ レベル を下げ た
状 態から 音の変 化に気づ くまで リバー ブを徐々 に上げ て
み ま しょ う。リ バー ブを 上 げす ぎる と、「クセ のあ る エ
フ ェクト 」になっ てしま います 。お風呂 場みた いな音 の
効 果をね らって いるの でなけれ ば、少し 足らな いくら い
の 印象を受ける 程度にリバ ーブをかける のがコツで す。
EMX5014C 取扱説明書
17
基礎編
ミキサーの基礎知識
コ ンプレ ッサー
「なぜ自 分の演奏とプ ロが作った CD の音は違う のだろうか。」と疑問に思っ たことがあ るかもしれま せん。もちろん理由
は たくさんあり ますが、1 つ の要因とし てはプロが作 った CD はほとん どコンプレ ッサーを通し た音になっ ていることで
す。
コ ンプレッサー とは、過大入力時 に歪みを生じ させること
な く入 力 信号 を適 切な レベ ルに 合わ せ るリ ミッ ター の役
割 と、ミ ックス の中で 音を より際 立 たせる ため に「音の
ツ ブをそろえて 」音質を良くす る役割があ ります。コンプ
レ ッサーを使う と、聴 覚上の音圧 が上がるだけ でなく音の
飽 和感を作るこ とができま す。具体的には 、アタック、リ
リ ース 、しき い値 (Threshold)、レベ ルな どの パラ メー
タ ーを調節する ことで、音のツ ブをそろえ ています。プロ
の エンジニアた ちは、これ らのパラメー ターを 1 つ 1 つ
苦 労して 設定 して音 を作っ ていま す。コ ンプレ ッサー は、
プ ロの音づくり には欠かせ ないツールで すが、使いこなす
に はかなりの知 識やノウハ ウが必要です 。
そ こでこの EMX のコ ンプレッサ ーは、使い慣 れていない
人 でも つ まみ 一つ で自 動的 にパ ラメ ー ター を適 切な レベ
ル に調節できる ように設計 されています 。特に 音質にこだ
わ っ て設 計さ れて い ます ので、 難解 でわ ずら わ しい パラ
メ ーターの設定 に悩むこと なく、プロ並みの音 質を得るこ
と ができます。
出力
(最小)
(最大)
入力
実 際の使用例と しては、ミックス を引き締める ためにダイ ナミックレン ジが極端に 広いボーカル に通常コン プレッサーを
か けます。コ ンプレッサ ーを程良く使 うと、さ さやくような 歌声も聞こえ るようにな ったり、歌 い手が大き な声で力強く
歌 ってもちょう どいい具合 に抑えられた りします。ベー スギターに もコンプレッ サーを使う と良い効果が 得られます。な
め らかなベース サウンドを 与えて全体の ミックスを まとまった感 じにします 。ま た、サステイン 効果を得る ためにギター
に もコンプレッ サーを使い ます。た だし、コンプレッサ ーを使いす ぎると、ハウリング しやすくなり ますので、少し抑え
て 使いましょう 。
ま ずは、曲 がありき
根 本的なこ とですが、 ミックス を考えてか ら「曲」を 考えるの ではなく、「曲」 を考えてか らミック スを手段 と考えるこ
と をおすすめし ます。まず ミックスの 目的がどこに あるかを考 えましょう。たとえば、
「曲で 何を表現し ているのか」
「メッ
セ ージを伝える ためにどん な楽器やテク ニックを使 っているか」 などです。
高 度なツールに 頼ってミッ クスしてもミ ックス自体 は曲と同じ芸 術的な作業 なので、最終的に人 の心を惹き つけるモノに
な るかは作り手 の意志によ ります。ミッ クスは、ア プローチしだ いで曲の重 要な要素とな ります。
18
EMX5014C 取扱説明書
リファレンス編
各部の名称と機能
チ ャンネ ル 1 から 1 3/ 14
1
チャンネル
1∼6
(モノラル)
チャンネル
7/8、9/10
(ステレオ)
INPUT A/B 端子(チャンネル 1 から 6)
ギタ ーやマイクなど を接続します。入力 信号のレベルに応 じ
て [26 dB] スイッチ 4 を切り替えます。
チャンネル
11/12、13/14
(ステレオ)
INPUT A: XLR タイプのバランス型マイク入力端子です。
(1: グ ラ ウ ン ド、2: ホッ ト、3: コ ー ル ド)
PHANTOM スイッチ \ をオンにすると、コン
デンサーマイクを使用できます。
1
コールド(−)
2
グラウンド
ホット(+)
INPUT B:: TRS フォーンタイプのバランス型ライン入力端
子 です。(T: ホ ット、R: コー ルド、S: グラウ ン
ド)アンバランス型ライン入力としても使用でき
ます。
R: コールド(−)
S: グラウンド
T: ホット(+)
ファンタ ム電源をオンにする場合は、コンデンサーマ イク以
外の機器がXLR タイプの入力端子に接続されていないことを
確認し てください。外部機器の故障の原因になりま す。ただ
し、バランス 型ダイナミックマイクは接続されていて も問題
ありません。
NOTE
2
ひとつの入力チャンネルで INPUT A/B 端子を同時に使用
する ことはできませ ん。どちらか一方の 端子だけをご使 用
ください。
LINE/MIC 端子
ステレオ信号を入力します。シンセサイザーや CD プレーヤー
などステレオ信号で出力される機器を接続します。
LINE:
フォーンタイプ(7/8 から 13/14)と RCA ピ
ンタ イプ(11/12, 13/14)のステレオのア ン
バランス型ライン入力端子です。
MIC:
XLR タイプ (7/8,9/10) のステレオのバランス
型マイク入力端子です。PHANTOM スイッチ \
をオンにすると、コンデンサーマイクを使用でき
ます。
ファンタ ム電源をオンにする場合は、コンデンサーマ イク以
外の機器がXLR タイプの入力端子に接続されていないことを
確認し てください。外部機器の故障の原因になりま す。ただ
し、バランス 型ダイナミックマイクは接続されていて も問題
ありません。
NOTE
ひとつの入力チャンネルで LINE/MIC 端子を同時に使用す
ることはできますが、個別にレベルを調節できません。
EMX5014C 取扱説明書
19
リファレンス編
各部の名称と機能
3
チャンネル
1∼6
(モノラル)
チャンネル
7/8、9/10
(ステレオ)
INSERT I/O 端子 ( チャンネル 1 から 6)
イ コラ イザ ーとフ ェー ダー の間 に設 けられ た入 出力 端子 で
す。お手持ちのグラフィックイコライザーやコンプレッサー、
ノ イズフ ィルター などを 各チャン ネルご とに接続 できま す。
INSERT I/O 端子は、TRS(チップ、リング、スリーブ)型
のフォーン端子を利用した双方向の接続となっています。
チャンネル
11/12、13/14
(ステレオ)
NOTE
接続 には下図のよう な特殊なインサー トケーブルが必要 で
す。別売のヤマハインサートケーブル YIC025/050/070
などをご使用ください。
外部プロセッサーの
入力端子へ
3
INSERT I/O 端子へ
4
スリープ(グラウンド)
チップ:OUT
チップ:IN
リング:IN
リング:OUT
5
5
5
外部プロセッサーの
出力端子へ
6
7
8
4
この ボタンを押して オンにすると、各チ ャンネルの入力信 号
のレベルを 26dB 減衰させます。
キー ボードやオーディ オ機器など入力信 号のレベルが高い 機
器を 接続したチャンネルは、[26dB] スイッチをオンに しま
す。マイ クなど入力信号 のレベルが低い 機器を接続したチ ャ
ンネルは、[26dB] スイッチをオフにします。
8
9
5
GAIN コントロール
入力 信号のレベルに 応じて感度を調 整します。信号の最大 入
力時に PEAK インジケーター E が点灯する程度に設定する
と、S/N とダイナミックレンジのバランスがとれた良好な状
態になります。
− 60 ∼ − 16 は MIC 入力の調整レベルを表し、− 34 ∼ +
10 は LINE 入力の調整レベルを表します。
0
A
B
A
B
A
B
C
C
C
D
E
F
G
D
E
F
G
D
E
F
G
H
20
[26dB] スイッチ ( チャンネル 1 から 6)
EMX5014C 取扱説明書
6
(ハイパスフィルター)スイッチ ( チャンネル 1 か
ら 9/10)
ハイパスフィルターのオン / オフを切り替えます。 スイッチ
を押すとハイパスフィルターがオンになり、80 Hz 以下の周
波数 帯域を減衰させ ます。ただしステレ オインプットチャ ン
ネルのライン入力では、ハイパスフィルターがかかりません。
7
COMP コントロール ( チャンネル 1 から 6)
コ ンプレッ サーのか かり具合 を調節し ます。COMP コン ト
ロールを右に回すと、圧縮効果だけでなく出力レベルも自動的
に調整されます。過大入力を圧縮して信号を歪ませずに全体の
音圧を上げることができます。ただし、コンプレッサーをかけ
すぎ るとハウリングし やすくなります ので少し抑えて設 定し
ましょう。
リファレンス編
各部の名称と機能
8
FCL(フィードバックチャンネルロケーティング)
( チャンネル 1 から 9/10)
B
各チャンネルから EFFECTバスに送られる信号のレベルを調
整します。ステレオチャンネル(7/8 から 13/14)の場合は、L
と R の信号がミックスされて、EFFECT バスに送られます。
EFFECT バスの信号は、内蔵エフェクトと SEND EFF 端子
I の両方に送られます。
演 奏が始まる前など のセットアップ の段階で、ハウリン グし
て いる チャ ンネ ルを イン ジケ ータ ーで 表示 しま す。イン ジ
ケーターが点灯しているチャンネルの EQ9 または、チャン
ネルフェーダー H を下げてください。
NOTE
9
NOTE
CD プレーヤーや演奏などの連続音が入力されると、ハウリ
ングしていなくてもインジケーターが点灯します。
C
EQ(イコライザー : HIGH、MID、LOW)
3 バンドイコライザーで、各チャンネルの高域 、中域、低域
を調整します。高域 (HIGH) と低域 (LOW) は、ツマミを“▼”
の 位置にするとフラ ットな特性にな ります。ツマミを右 に回
すとその周波数帯域が増幅され、 左に回すと減衰されます。
0
バンド
EQ タイプ
基本周波数
HIGH
シェルビング
10 kHz
MID
ピーキング
250 Hz から 5 kHz
可変 (CH:1 から 6)
2.5 kHz (CH:7/8 か
ら 13/14)
LOW
シェルビング
100 Hz
D
±15 dB
NOTE
PRE スイッチをオンにした場合は、AUX2 バスに送られる
信号は、チャンネルフェーダーの影響を受けません。
ON スイッチ
NOTE
E
PEAK インジケーター
F
SIGNAL インジケーター
各チャンネルに信号が入力されると点灯します。
G
PFL スイッチ(Pre-Fader Listen)
各チャンネルの信号を PFL バスに送り出すスイッチです。ス
イッ チをオンにする と、選択したチャン ネルのフェーダー 調
整前の信号を PHONES 端子でモニターできます。
NOTE
H
PRE スイッチ
• PFL スイッチは、ON スイッチの影響は受けません。ON
スイッチがオフの状態でも、
各チャンネルの PFL 信号は、
PHONES 端子からモニターできます。
• PFL スイッチ (G 、 N、 d ) または、AFL スイッチ
e がオンになっている場合は、それらがミックスされて
PHONES 端子に出力されます。
チャンネルフェーダー
各チ ャンネルの出力 レベルを調節し、チ ャンネル間の音量 バ
ランスを調整します。
NOTE
A
ノイズ減少のために、使用しないチャンネルの ON スイッ
チはオフにしておいてください。
イコ ライザー後のピ ークレベルを検 出し、クリッピングの 手
前 3 dB に達すると赤く点灯します。
AUX 1 バスに送られる信号は、チャンネルフェーダーの影
響を受けません。
・AUX2 (PRE/POST)
各 チャン ネル から AUX 2 バス に送ら れる信 号の レベル を
AUX2 コントロールで調整します。
“▼”の位置を目安にツマ
ミを調整してください。AUX2 コントロールは、PRE スイッ
チ Aでプリフェーダーまたはポストフェーダーに切り替える
ことができます。ステレオチャンネルの場合は、INPUT L(奇
数チャンネル)と INPUT R(偶数チャンネル)の信号がミッ
クスされて AUX2 バスに送られます。
ステレオチャンネルで、L(MONO) の端子だけに信号を入
力した場合は、BAL コントロールを PAN として利用しま
す。
各チャンネルのオン / オフを切り替えます。ご使用になるチャ
ンネルをオンにします。スイッチをオンにすると、インジケー
ター が点灯します。ス イッチをオフに すると、そのチャン ネ
ルに入力された信号はステレオバス、AUX バス、EFFECT バ
スに一切送られません。
AUX コントロール
NOTE
PAN コントロール
(チャンネル 1 から 6)/BAL コン
トロール(チャンネル 7/8 から 13/14)
NOTE
最大可変幅
・AUX1 (PRE)
各 チャン ネル から AUX 1 バス に送ら れる信 号の レベル を
AUX1 コントロールで調整します。
“▼”の位置を目安にツマ
ミを調整してください。ステレオチャンネルの場合は、INPUT
L(奇数チャンネル) と INPUT R( 偶数チャンネル)の信号
がミックスされて AUX1 バスに送られます。
EFFECT バスに送られる信号は、チャンネルフェーダー H
の影響を受けます。
PAN コントロールは、各チャンネルの信号を、ステレオ L/R
バスのどの位置に定位させるかを決めます。
BAL コントロールは、左右チャンネルの音量バランスを決め
ます。INPUT L(奇数チャンネル)に入力された信 号はステ
レオ L バスに、INPUT R(偶数チャンネル)に入力された信
号はステレオ R バスに振り分けられます。
中域 (MID) は、上のツマミで基本周波数を設定し、 下のツマ
ミ で可変幅を設 定します。下のツマ ミを“▼”の位置にす る
と フラットな特性に なります。ツマミを 右に回すとその 周波
数 帯域が増幅され、左 に回すと減衰さ れます。ステレオ チャ
ンネル 7/8 から 13/14 は、 基本周波数 2.5 KHz 固定で可
変幅のみ設定します。
各帯域の EQ タイプ、基本周波数、 最大可変幅は下記のとお
りです。
EFFECT コントロール
ノイ ズ減少のために、使 用しないチャン ネルのフェーダ ー
は下げておいてください。
AUX 2 バス に送られる信 号の取り出し 位置を、プリフェ ー
ダ ーまたはポストフ ェーダーに切り 替えます。スイッチ をオ
ン にすると、プリフェ ーダー信号が送 られ、スイッチを オフ
にすると、ポストフェーダー信号が送られます。
EMX5014C 取扱説明書
21
リファレンス編
各部の名称と機能
デ ジタル エフェ クト
I
SEND 端子
・EFF
フォーンタイプのアンバランス型出力端子です。 EFFECT バ
スの 信号が出力され ます。外部エフェク ターなどを接続し ま
す。外部エフェクターからのリターン信号を LINE 端子(チャ
ンネル 7/8 から 13/14)に戻すことができます。
I
外部エフェクターから LINE 端子に信号を戻す場合は、リター
ン信号が入 力されるチャンネルの EFFECT コント ロールを
“0”にして置いてください。
・AUX1、AUX2
フ ォ ー ンタ イ プの ア ン バラ ン ス型 出 力 端子 で す。AUX1、
AUX2 バスの信号が、それぞれの端子に出力されます。キュー
ボッ クスなどのモニタ ーシステムや外部 エフェクターなど を
接続します。
J
PROGRAM 選択ダイアル
内蔵エフェクトの PROGRAM(タイプ)を下記の 16 種類か
ら選択します。
J
K
L
M
N
O
K
No.
Program
Parameter
1
REVERB HALL 1
REVERB TIME
2
REVERB HALL 2
REVERB TIME
3
REVERB ROOM 1
REVERB TIME
4
REVERB ROOM 2
REVERB TIME
5
REVERB STAGE 1
REVERB TIME
6
REVERB STAGE 2
REVERB TIME
7
REVERB PLATE
REVERB TIME
8
DRUM AMBIENCE
REVERB TIME
9
KARAOKE ECHO
DELAY TIME
0
VOCAL ECHO
DELAY TIME
A
CHORUS 1
LFO FREQ
B
CHORUS 2
LFO FREQ
C
FLANGER
LFO FREQ
D
PHASER
LFO FREQ
E
AUTO WAH
LFO FREQ
F
DISTORTION
DRIVE
PARAMETER コントロール
選択 したエフェクト タイプのパラメ ーター(エフェクトの 効
き具合や変化の速さなど)を調整します。
NOTE
L
パラ メーターの値は、エ フェクトのタイ プごとに保存さ れ
ま す。エ フ ェ ク ト の タ イ プ を 切 り 替 え た と き は、
PARAMETER コ ントロールの位置に関係なく、前回 その
エフ ェクトで設定し た値が有効にな ります。電源をオフ に
すると、初期値に戻ります。
AUX1/2 コントロール
AUX1/2 バス に送られ るエフェク ト音のレベ ルを調整し ま
す。
22
EMX5014C 取扱説明書
リファレンス編
各部の名称と機能
M
EFFECT ON スイッチ / インジケーター
ス イッチをオンにす ると、内蔵エフェク トが有効になり イン
ジケーターが点灯します。
別売のフットスイッチ FC5 を EFF ON/OFF 端子 Q に接続
すると、内蔵エフェクトのオン / オフを足元で切り替えるこ
とができます。
NOTE
N
POWER スイッチをオンにするたびに、インジケーターが
点灯して内蔵エフェクトが有効になります。
PFL スイッチ (Pre-Fader Listen)
内蔵エフェクトの信号を PFL バスに送り出すスイッチです。
ス
イッチをオンにすると、EFFECT RTN フェーダー調整前の信
号を PHONE 端子でモニターできます。
NOTE
O
• 内蔵エフェクトがオフのときは、PFL バスに信号は送ら
れません。
• PFL スイッチ (G、 N、 d ) または、AFL スイッチ
e がオンになっている場合は、それらがミックスされて
PHONES 端子に出力されます。
EFFECT RTN フェーダー
ス テレ オバ スに 送られ るエ フェ クト 音のレ ベル を調 整し ま
す。
EMX5014C 取扱説明書
23
リファレンス編
各部の名称と機能
マ スター セクシ ョン
P
P
RCA ピンタイプのアンバランス型出力端子です。外部の DAT
レコーダーやカセットレコーダーを接続します。ST マスター
フェーダー g とグラフィックイコライザー V の調整前の信
号をステレオ出力します。
Q
R
REC OUT 端子
S
T
NOTE
Q
この端子から出力される信号は、グラフィックイコライザー
V、ST マスターフェーダー g の影響を受けません。録音
レベルの調整はレコーダー側で行なってください。
EFF ON/OFF 端子
フォ ーンタイプの入 力端子です。フット スイッチを接続し ま
す。別売のフットスイッチ FC5 をこの端子に接続すると、内
蔵エフェクトのオン / オフを足元で切り替えることができま
す。
U
R
フ ォー ンタ イプ のア ンバ ラン ス型 出力 端子 です。ST SUB
OUT コントロール c でレベル調整したミックス信号が L と
R のステレオで出力されます。外部ミキサーや拡張 SR シス
テムなどを接続します。
V
S
X
Y
Z
\
W
[
]
PHONES 端子
ステ レオフォーンタ イプの出力端子 です。ヘッドフォンを 接
続します。
`
b
ST OUT 端子
フォ ーンタイプのア ンバランス型出 力端子です。パワーア ン
プなどを接続します。ST マスターフェーダー g で調整した
後の信号をステレオ出力します。
T
a
ST SUB OUT 端子
U
POWER インジケーター
POWER スイッチ i をオンにすると点灯します。
V
GEQ(グラフィックイコライザー)
9 バンドのグラフィックイコライザーで、ST OUT 端子 S 、
ST SUB OUT 端子 R、SPEAKERS 端子 h から出力され
るステレオバスの信号の周波数特性を調整します。63、
125、
250、500、1 k、2 k、4 k、8 k、16kHz の周波数帯域を
それぞれ± 12 dB まで増幅 / 減衰します。
c
W
GEQ ON スイッチ
グラフィックイコライザーのオン / オフを切り替えます。ス
イッチをオンにすると、インジケーターが点灯します。
X
LIMITER インジケーター
SPEAKERS 端子からの出力 ( パワーアンプの出力 ) が最大
に達 してリミッターが 作動するとインジ ケーターが点灯し ま
す。
LIMITER インジケーターが長時間点滅すると、パワーアンプ
に過大 な負荷がかかり、故障の原因となります。信号の 最大
入力時に一瞬点灯するレベル以下に、ST マスターフェーダー
または、AUX1/2 フェーダー f で信号のレベルを下げてく
ださい。
24
EMX5014C 取扱説明書
リファレンス編
各部の名称と機能
Y
最大出力切り替えスイッチ
2 チャンネルの内蔵パワーアンプの最大出力レベル を切り替
え ます。会場の広さやス ピーカーの許容 入力に応じて選 択し
てください。
500W: 2 チャンネルで最大 500W+500W/4Ω の出力
が得られます。
200W: 2 チャンネルで最大 200W+200W/4Ω の出力
が得られます。
75W:
2 チャンネルで最大 75W+75W/4Ω の出力が得
られます。
Z
YS Processing スイッチ
サ ブウーハーを使用 しないときなど に、スピーカーの低 域を
補 正します。ただし、使用 するスピーカー によって低域 のバ
ランスは異なる場合があります。
\
PHANTOM スイッチ / インジケーター
STANDBY スイッチ
チャンネル 1 から 6 の入力を一括してミュート(消音)する
スイッチです。STANDBY スイッチをオンにすると、インジ
ケーターが点灯します。ただし、チャンネル 7/8 から 13/14
は、ミュートされません。
NOTE
^
チャンネル 7/8 から 13/14 に CD プレーヤーなどを接続
してチャンネル 1 から 6 の入力をミュートさせると、演奏
の合間に BGM を流すことができます。
LEVEL メーター
ST OUT 端子 S から出力される信号または、PHONES 端
子 T から出力される信号のレベルを表示します。ST/AFL・
PFL スイッチでどちらの信号を表示するか選択します。
POWER AMP 切り替えスイッチ
SPEAKERS 端 子 から ステ レオ L/R バ スの 信号、ま た は
AUX1/2 バスの信号を出力するかを選択します。
L/R:
SPEAKERS A/B 端子からステレオ L/R バスの信号がそれ
ぞれ出力されます。ST マスターフェーダーで全体の音量を調
整します。
AUX1/MONO:
SPEAKERS A 端子から AUX1 バスの信号が出力されます。
AUX1 フェーダーで音量を調整します。
SPEAKERS B 端子からステレオバスの L/R をミックスした
信号が出力されます。ST マスターフェーダーで音量を調整し
ます。
AUX1/AUX2:
SPEAKERS A 端子から AUX1 バスの信号が出力されます。
AUX1 フェーダーで音量を調整します。
SPEAKERS B 端子から AUX2 バスの信号が出力されます。
AUX2 フェーダーで音量を調整します。
[
]
NOTE
a
SPEAKERS 端子 h から出力される信号は、ST OUT 端
子 の出力信 号が内 蔵パワー アンプ を通って 出力さ れます。
信号のクリッピングレベルは、LIMITER インジケーターX
でご確認ください。
ST/AFL・PFL スイッチ
AFL・ PFL(
) にすると、PHONES 端子から出力される
PHONES コントロール調整前の信号を LEVEL メーターに表
示します。ST(
) にすると、ST OUT 端子から出力され
る S Tマスターフェーダー調整後の信号を LEVEL メーターに
表示します。
NOTE
b
PFL スイッチ ( G、 N 、 d) または、AFL スイッチ e
が オ ン に なっ て い る 場 合は、そ れ ら が ミッ ク ス さ れ て
PHONES 端子に出力されます。
PHONES コントロール
PHONES 端子から出力される信号のレベルを調整します。
c
ST SUB OUT コントロール
ST SUB OUT 端子から出力される信号のレベルを 調整しま
す。
NOTE
ST SUB OUTコントロールは、
ST OUT端子やSPEAKERS
端子から出力される信号には影響しません。
ファンタム電源をオン / オ フするスイッチです。PHANTOM
スイッチをオンにすると、インジケーターが点灯します。XLR
タイプのマイク入力端子( INPUT A 端子、MIC 端子)に一
括 してファンタム電 源を供給します。コ ンデンサーマイ クを
使用するときは、このスイッチをオンにしてください。
NOTE
スイッチをオンにすると、XLR 端子の 2 番および 3 番ピン
に DC +48 V が供給されます。
• ファンタム電源が不要 なときは、必ずこのスイッチをオフ
にしておいてください。
• ファンタム電源をオン にする場合は、コンデンサーマイク
以外の機器が XLR タイプの入力端子に接続されていない
ことを確認してくださ い。外部機器の故障の原因になりま
す。ただし、バランス型ダイ ナミックマイクは接続されて
いても問題ありません。
• スピーカー保護のために、EMX 本体も含むパワーアンプ
(パワードスピーカー)の電源がオフの状態で、ファンタム
電源をオン / オフしてください。また、チャンネルフェー
ダー、ST マスターフェーダー、AUX1/2 フェーダーなど
の出力コントロールは、す べて最小にしておくことをおす
すめします。大音量が出 て、聴力障害または機器の損傷に
なることがあります。
EMX5014C 取扱説明書
25
リファレンス編
各部の名称と機能
d
PFL スイッチ (Pre-Fader Listen)
ST OUT 端子または、ST SUB OUT 端子から出力される信
号を PFL バスに送り出すスイッチです。スイッチをオンにす
ると、ST マスターフェーダーまたは、ST SUB OUT コント
ロール調整前の信号を PHONES 端子でモニターできます。
NOTE
e
• PFL バスに送られる信号のレベルは、
ST マスターフェー
ダーまたは、ST SUB OUT コントロールの影響を受け
ません。
• PFL スイッチ (G 、 N、 d ) または、AFL スイッチ
e がオンになっている場合は、それらがミックスされて
PHONES 端子に出力されます。
AFL スイッチ (After-Fader Listen)
ST OUT 端子または、SEND AUX1/2 端子から出力される
信号を AFL バスに送り出すスイッチです。スイッチをオンに
すると、ST マスターフェーダーまたは、AUX1/2 フェーダー
調整後の信号を PHONES 端子でモニターできます。
NOTE
f
ST マスターフェー
• AFL バスに送られる信号のレベルは、
ダーまたは、AUX1/2 フェーダーの影響を受けます。
• PFL スイッチ (G 、 N、 d ) または、AFL スイッチ
e がオンになっている場合は、それらがミックスされて
PHONES 端子に出力されます。
AUX1/2 フェーダー
SPEAKERS A 端子 h または、SEND AUX1 端子 I から
出力される信号のレベルを AUX1 フェーダーで調整します。
SPEAKERS B 端子 h または、SEND AUX2 端子 I から
出力される信号のレベルを AUX2 フェーダーで調整します。
g
ST マスターフェーダー
SPEAKERS 端子 h または、ST OUT 端子
れる信号のレベルを調整します。
NOTE
d
e
f
26
EMX5014C 取扱説明書
g
S から出力さ
• ST マスターフェーダーは、ST SUB OUT 端子から出力
される信号には影響しません。
POWER AMP
• SPEAKERS端子から出力される信号は、
切り替えスイッチ Z の設定によって決まります。
リファレンス編
各部の名称と機能
リ アパネ ル
h
k
h
j i
j
SPEAKERS 端子
AC IN 端子
スピーカー を接続します。POWER AMP 切 り替えスイッチ
Y の設定によって、出力される信号が決まります。
付属の電源コードを接続します。まず EMX 本体と電源コー
ドを接続し、次に電源プラグをコンセントに差し込みます。
A1, B1: NEUTRIK NL4 スピコン端子です。極性は、下記
の表を参照してください。
電源コー ドは付属のものをご使用ください。それ以外 のもの
を使用 すると、故障、発熱、火災などの原因になること があ
ります。
1-
1+
NEUTRIK プラグ
A1/B1 端子
1+
+
1–
–
2+
2+
2-
2–
k
アース用ネジ
安全にお使いいただくため、EMX 本体のアースを確実に取っ
てください。付属の電源コードにはアース線がありますので、
接地 されたコンセン トにアース線を 接続してください。コ ン
セン トからアースを 取れない場合は、こ のネジを利用して 確
実にアースを取ってください。また接地を正しく行なうと、ハ
ムノイズ、干渉ノイズなどを効果的に除去できます。
A2, B2: フォーンタイプの出力端子です。
i
POWER スイッチ
EMX 本体の電源をオン / オフします。このスイッチをオンに
すると、POWER インジケーター U が点灯します。
EMX 本体の電源をオンにする前に、
必ず ST マスターフェー
ダー、AUX1/2 フェーダーなどを下げておいてください。
EMX5014C 取扱説明書
27
リファレンス編
スピーカーの接続
SPEAKERS 端子から 2 チャンネル接続、または 2 チャンネルパラレル接続をする場合は、スピーカーインピーダンスが
下記の最小値より下回らないようにしてください。接続方法や接続スピーカーの数に応じてスピーカーインピーダンスの条
件が異なります。
• 各機器を接続するときは、必ず適切な規格のケーブルおよびプラグを使用してください。
• スピーカー端子とスピーカーの接続には、スピーカー接続専用のケーブルのみをお使いください。
2 チャンネ ル接続
スピーカーを 2 チャンネル接続する場合は、
スピーカーのインピーダンス 4Ω から 8Ω のスピーカーを使用してください。
4Ω − 8Ω
4Ω − 8Ω
2 チャンネ ルパラレ ル接続
スピ ーカーをパラレル接続す る場合は、スピーカーの インピーダンス 8Ω から 16Ω のス ピーカーを使用してくだ さい。
8Ω − 16Ω
28
EMX5014C 取扱説明書
8Ω − 16Ω
8Ω − 16Ω
8Ω − 16Ω
リファレンス編
ラックマウント
ラ ックマ ウント
別売のラックマウントキット RK5014 を使用して、EMX 本体をラックにマウントできます。
EMX 本体をラックにマウントする場合は、通風パネルなどを取り付けるなど EMX 本体に熱がこもらないようにしてください。特に、密閉され
たラックは避けてください。
NOTE
EMX 本体をラックにマウントする場合は、12U のスペースが必要です。
ラックマウントキット RK5014
ラックマウント金具の取り付け方
1
2
EMX 本体に取り 付けられてい るネジをド ライバーでゆ る
めて取り外します。
ラックマウントキット RK5014( 金具 2 枚 ) を使って、
RK5014 に付属のネジ ( シルバー) で本体に金具を取り付
けます。
EMX 本体に取り付けられていたネジ ( 黒色 ) は、使用しない
でください。
3
ラックにマウントして固定します。
パワーア ンプなど熱を発生する機器の近くにはこの機 器を設
置しないでください。
EMX5014C 取扱説明書
29
リファレンス編
セットアップ
フロントパネル
NOTE
シンセサイザー
ASSIGN A
PAN/SEND
ASSIGN
TONE
ASSIGN B
PAN
REVERB
CUTOFF
RESONANCE
SWING
GATE TIME
ASSIGN 1
CHORUS
ASSIGN 2
TEMPO
ATTACK
RELEASE
VELOCITY
UNITMULTIPLY
REMOTE
ON/OFF
ARPEGGIO
R-AUDIO
G-MIDI
Integrated Sampling Sequencer / Modular Synthesis Plug-in System / Real-time External Control Surface
ON/OFF
MUSIC PRODUCTION SYNTHESIZER
PRE 1
KNOB
CONTROL
FUNCTION
KN 1
LOW
KN 2
LOW MID
KN 3
HIGH MID
KN 4
HIGH
VOLUME 1
VOLUME 2
VOLUME 3
VOLUME 4
BYPASS
INSERTION SYSTEM
PRE 2
PRE 3
PRE 4
MODE
EFFECT
ÊARP FX
MASTER
EFFECT
VOICE
PERFORM
SLOT 1
DRUM KITS
MASTER
PRE 5
PRE 6
USER 1
USER 2
GM
PLG 1
ORGAN
GUITAR/
PLUCKED
BASS
STRINGS
SLOT 2
SLOT 3
PLG 2
PLG 3
BRASS
REED/PIPE
CATEGORY
SEARCH
BANK
EQ
FAVORITES
A. PIANO
KEYBOARD
SEQUENCER
SONG
PATTERN
INTEGRATED
SAMPLING
MIXING
EDIT
JOB
A
FILE
SEQ TRANSPORT
DEC/NO
INC / YES
SYN LEAD
DEMO
UTILITY
1
SCENE
SF2
SF1
LOCATE
1
SF3
SF4
B
SYN PAD/
CHOIR
2
C
D
E
DRUM/
SYN COMP CHROMATIC
PERCUSSION PERCUSSION
3
F
G
H
SE
MUSICAL FX
COMBI
SECTION
4
5
6
7
8
TRACK
SELECT
12
13
14
15
16
MUTE
GROUP
INFORMATION
SF5
2
ELEMENT/PERF. PART/ZONE
COMMON
COMPARE
OCTAVE
DOWN
STORE
SCENE STORE
SET LOCATE
F1
F2
F3
F4
F5
F6
EXIT
ENTER
EXECUTE
9
10
11
NUMBER
SOLO
UP
MASTER
VOLUME
CS 1
CS 2
CS 3
CS 4
ZONE 1
ZONE 2
ZONE 3
ZONE 4
モニタースピーカー
通常スピーカーは、リアパネルの SPEAKERS 端子
に接続します。ただし、もっと出 力が必要なときな
どは、
ST OUT 端子、
ST SUB OUT 端子、
AUX1/2
端子をパワーアンプと接続 して、パワーアンプ経由
でスピーカーから出力します。
レコーダー
ギター
フットスイッチ
(YAMAHA FC5)
ヘッドフォン
CD プレーヤー
DI
ベース
マイクロフォン
エフェクトプロセッサー
(ディレイ)
マイクロフォン
パワーアンプ
パワーアンプ
エフェクトプロセッサー
(エキサイター)
ドラム
サブウーハー
リアパネル
スピーカー
EMX の設置
排気
30cm 以上
離す
吸気
EMX 本体の前面と背面には、通風孔があります。壁や物でふ
さがないように設置してください。
30
EMX5014C 取扱説明書
リファレンス編
困ったときは ?
■ 電源が入らない
□ 付属の電源コードが電源コンセントに正しく接続されていますか ?
■ 突然、電源が切れた
□ 前面と背面の通風孔をふさいでいませんか ?
放熱が不十分のため EMX 本体に熱がこもると、電源が切れます。しばらくして
から電源を入れ直してください。
■ 突然、音が出なくなった
□ 前面と背面の通風孔をふさいでいませんか ?
放熱が不十分のため EMX 本体に熱がこもると、内蔵アンプの出力が切れて自動
復帰します。
■ 音が出ない
□ 外部機器(マイクを含む)やスピーカーは、正しく接続されていますか ?
□ 各チャンネルの GAIN コントロール、チャンネルフェーダー、ST マスターフェー
ダー、AUX1/2 フェーダーなどは、適切に調節されていますか ?
□ POWER AMP 切り替えスイッチが、適切に設定されていますか?
ステレオで出力する場合は、L/R に設定してください。
□ スピーカーケーブルがショート ( 断線 ) していませんか ?
□ それでも音 が出ない場合は、取扱説明書(本書)に記載さ れているヤマハ修理ご
相談センターにご相談ください。
■ 音が小さい、音が歪む、
雑音が入る
□ 各チャンネルの GAIN コントロール、チャンネルフェーダー、ST マスターフェー
ダー、AUX1/2 フェーダーなどは、適切に調節されていますか ?
□ チャンネル 1 から 6 の [26dB] スイッチは適切に設定されていますか ?
□ チャンネル 1 から 6 の INPUT A(XLR タイプ)端子と INPUT B(フォーンタ
イプ)端子の両方に接続していませんか ?
どちらか一方の端子だけをご使用ください。
□ ミキサーに接続した機器からの入力信号のレベルは適切ですか ?
□ エフェクトをかけすぎていませんか ?
■ ハウリングしていないの
に、FCL が点灯する
□ CD プレーヤーなどの連続音を入力すると FCL インジケーターが点灯します。
■ エフェクトがかからない
□ 各チャンネルの EFFECT コントロールは、適切に調節されていますか ?
□ デジタルエフェクトの ON スイッチは、ON になっていますか ?
□ EFFECT RTN フェーダーは適切に調節されていますか ?
■ スピーカーからの音に迫
力をつけたい
□ YS Processing スイッチは、ON になっていますか ?
□ EQ(イコライザー :HIGH/MID/LOW)は、適切に調節されていますか ?
□ GEQ(グラフィックイコライザー)は、適切に調節されていますか ?
■ スピーチの声をはっきり
させたい
□ YS Processing スイッチが、OFF になっていますか ?
□ EQ(イコライザー :HIGH/MID/LOW)は、適切に調節されていますか ?
□ GEQ(グラフィックイコライザー)は、適切に調節されていますか ?
□
■ モニター用の信号を出力
したい
スイッチは、ON になっていますか ?
□ AUX1/2 端子にアンプ内蔵スピーカー(パワードスピーカー)を接続してくださ
い。AUX1/2 端 子の 出力信 号は、各 チャ ンネ ルの AUX1/2 コント ロー ルと
AUX1/2 フェーダーで調節してください。
□ POWER AMP 切り替えスイッチの AUX1/MONO を選択すると、リアパネルの
SPEAKERS A 端子からモニター信号が出力できます。
SPEAKERS B 端子からは、ステレオバスのミックス信号が出力されます。
EMX5014C 取扱説明書
31
リファレンス編
仕様
■ 一般仕様
最小
最大出力 (SPEAKERS)
(RL=4 ohms)
(RL=8 ohms)
A/B 両チャンネル駆動 , 1kHz, THD+N ≦ 0.5%
全高調波歪率 (THD+N)
20 Hz-20 kHz
(ST, ST SUB, AUX, EFFECT) +14dBu 600 ohms 出力
周波数特性
(ST, ST SUB, AUX, EFFECT) GAIN= 最小レベル , PAD=OFF, 20Hz-20kHz,
(SPEAKERS) ノミナル出力レベル @ 1kHz
標準
最大
500
W
370
0.3
(REC) 0 dBV 10 kohms 出力
入力換算ノイズ
残留ノイズ
− 3.0
0,0
− 3.0
0,0
%
0.5
%
1.0
dB
1.0
dB
− 128
dBu
(SPEAKERS)
− 68
dBu
(ST, ST SUB, AUX)
− 95
dBu
入力チャンネル間
− 68
dB
入出力チャンネル間
− 68
dB
(ST OUT) GAIN= 最大レベル , 20Hz-20kHz
クロストーク@ 1 kHz
最大電圧ゲイン
@1kHz
CH MIC INPUT → SPEAKERS
109
CH MIC INPUT → ST OUT
84
dB
CH MIC INPUT → AUX SEND (PRE), ST SUB
80
dB
CH MIC INPUT → AUX SEND (POST)
90
dB
CH MIC INPUT → EFFECT SEND
78
dB
62.2
dB
CH MIC INPUT → REC OUT
ST CH 11/12,13/14 → ST OUT
ファンタム電源
単位
(CHs 1-6, 7/8, 9/10) 負荷なし
dB
58
dB
48
V DC
シグナルジェネレーターの出力インピーダンスは 150 ohms
モノラル / ステレオチャン
ネルイコライザー
± 15 dB( 最大可変幅 )
シェルビングタイプのターン
オーバー / ロールオフ周波数:
最大可変幅に対して 3 dB 下
がったポイント
PEAK インジケーター
HIGH 10kHz ( シェルビングタイプ )
MID(MONO) 250-5kHz ( ピーキングタイプ )
MID(ST) 2.5kHz ( ピーキングタイプ )
LOW 100Hz ( シェルビングタイプ )
各チャンネル : イコライザー後 ( ステレオチャンネルは、イコライザー後または MIC アンプ
後 ) の信号のレベルが、クリッピング手前 3 dB に達すると点灯
SIGNAL インジケーター
各チャンネル : イコライザー後の信号のレベルが、− 10 dB に達すると点灯
FCL インジケーター
入力信号レベル : − 75dB
レベルメーター
グラフィックイコライザー
(ST, PFL/AFL) 12- ポイント LED レベルメーター (PEAK, + 5, + 3, + 1, 0, − 1, − 3, − 5, − 7, − 10,
− 15, − 20 dB)
クリッピング手前 3 dB に達すると赤く点灯。
(ST OUT) 9 バンド (63, 125, 250, 500, 1k, 2k, 4k, 8k, 16 kHz) ± 12 dB( 最大可変幅 )
内蔵デジタルエフェクト
16 プログラム、Parameter コントロール
パワーアンプ保護回路
POWER スイッチ on/off ミュート
フットスイッチ ( 内蔵エフェクト ON/OFF)
DC 検知 : 電源シャットダウン / 自動復帰なし
温度 / ヒートシンク温度≧ 90 ℃ : 出力ミュート / 自動復帰
Vl リミッター /RL ≦ 2 ohms
Clip インジケーター /THD ≧ 1 % , インジケーター × 2
電源保護回路
温度 / ヒートシンク温度≧ 100 ℃ : 電源シャットダウン / 自動復帰なし
クーリング
連続可変式ファン ( デュアル )
最小
消費電力
最大
単位
W
電源コード
長さ
2500
mm
最大外形寸法
高さ
155
mm
奥行
493
mm
幅
444
mm
10.5
kg
質量
32
標準
500
EMX5014C 取扱説明書
リファレンス編
仕様
■ 入力仕様
入力端子名称
PAD
CH INPUT A
1-6
GAIN
0 dB
入力インピー
ダンス
CH INPUT B
1-6
0
dB
ST CH INPUT
7/8-9/10
+ 4 dBu
(1.23 V)
− 34 dB
− 54 dBu
(1.55 mV)
− 34 dBu
(15.5 mV)
− 14 dBu
(155 mV)
+10 dB
− 10 dBu
(245 mV)
+10 dBu
(2.45 V)
+ 30 dBu
(24.5 V)
50 − 600 ohms マイク
− 80 dBu
− 60 dBu
(0.078 mV) (0.775 mV)
− 60 dB
− 16 dBu
(123 mV)
+ 4 dBu
(1.23 V)
− 34 dB
− 54 dBu
(1.55 mV)
− 34 dBu
(15.5 mV)
− 14 dBu
(155 mV)
+10 dB
− 10 dBu
(245 mV)
+ 10 dBu
(2.45 V)
+ 30 dBu
(24,5 V)
600 ohms ライン
− 60 dB
―
3 kohms
50 − 600 ohms マイク
10 kohms
600 ohms ライン
− 16 dBu
(123 mV)
− 10 dBu
(245 mV)
− 54 dBu
(1.55 mV)
− 34 dBu
(15.5 mV)
− 14 dBu
(155 mV)
+10 dB
− 10 dBu
(245 mV)
+ 10 dBu
(2.45 V)
+ 30 dBu
(24,5 V)
− 34 dB
− 54 dBu
(1.55 mV)
− 34 dBu
(15.5 mV)
− 14 dBu
(155 mV)
− 10 dBu
(245 mV)
+ 10 dBu
(2.45 V)
+ 30 dBu
(24,5 V)
− 20 dBu
(77.5 mV)
0 dBu
(0.775 V)
+ 20 dBu
(7.75 V)
―
10 kohms
600 ohms マイク
10 kohms
600 ohms ライン
+10 dB
*1
*2
*3
*4
*5
− 40 dBu
(7.75 mV)
− 36 dBu
(12.3mV)
− 34 dB
―
− 80 dBu
− 60 dBu
(0.078 mV) (0.775 mV)
―
XLR-3-31 タイプ *3
− 40 dBu
(7.75 mV)
− 36 dBu
(12.3mV)
− 16 dB
端子仕様
− 40 dBu
(7.75 mV)
− 16 dBu
(123 mV)
―
CH INSERT IN(1-6)
最大ノンクリップ
レベル
− 36 dBu
(12.3 mV)
− 16 dB
− 16 dB
ST CH INPUT
11/12-13/14
ノミナル
レベル
− 80 dBu
− 60 dBu
(0.078 mV) (0.775 mV)
10 kohms
26
dB
感度 *2
− 60 dB
3 kohms
26
dB
入力レベル
適合インピー
ダンス
フォーン端子 *4
XLR-3-31 タイプ *3
フォーン端子 *5
フォーン端子 *5
RCA ピン端子
フォーン端子 *5
0 dBu = 0.775 Vrms.
入力感度:すべてのフェーダーとレベルコントロールを最大位置にしたときに、+4 dBu(1.23 V) またはノミナル出力が得られる最小入力レベル
バランス型 XLR-3-31 タイプ端子(1/Sleeve = GND, 2/Tip = Hot, 3/Ring = COLD)
バランス型フォーン端子(Tip = HOT, Ring = COLD, Sleeve = GND)
アンバランス型フォーン端子
■ 出力仕様
出力インピー
ダンス
適合インピー
ダンス
ST OUT [L,R]
150 ohms
ST SUB OUT [L,R]
出力端子名称
出力レベル
端子仕様
ノミナルレベル
最大ノンクリップレベル
600 ohms ライン
+ 4 dBu
(1.23 V)
+ 20 dBu
(7.75 V)
フォーン端子 *2
150 ohms
600 ohms ライン
+ 4 dBu
(1.23 V)
+ 20 dBu
(7.75 V)
フォーン端子 *2
AUX SEND 1, 2
150 ohms
600 ohms ライン
+ 4 dBu
(1.23 V)
+ 20 dBu
(7.75 V)
フォーン端子 *2
EFFECT SEND
150 ohms
600 ohms ライン
+ 4 dBu
(1.23 V)
+ 20 dBu
(7.75 V)
フォーン端子 *2
CH INSERT OUT 1-6
600 ohms
10 kohms ライン
0 dBV
(0.775 V)
+ 20 dBu
(7.75 V)
フォーン端子 *2
REC OUT [L, R]
600 ohms
10 kohms ライン
− 10 dBV
(316 mV)
+10 dBV
(3.16 V)
RCA ピン端子
PHONES [L, R]
100 ohms
8 ohms /40 ohms ライン
1 mW/3 mW
20 mW/75 mW
SPEAKER OUT
0.1 ohms
4 ohms Speakers
125 W
500 W
フォーン端子 (TRS)
スピコン端子
フォーン端子 *2
*1 0 dBu=0.775 Vrms、0 dBV=1 Vrms とする
*2 アンバランス型フォーン端子
EMX5014C 取扱説明書
33
リファレンス編
仕様
寸法図
444(440 ネジ頭を除く)
493
485
8
155
145
単位:mm
34
EMX5014C 取扱説明書
6
BA
3-Stage EQ
3-Stage EQ
SIGNAL
PEAK
SIGNAL
PEAK
ON
ON
DIGITAL
EFFECT
(DSP)
RO
LO
BA
INSERT I/O[0dBu]
IN
BA
ST CH Fader
[-10dBu]
BA
ST CH Fader
BA
BAL
AUX2
PFL
AUX2
AUX1
BA
BA
[-6dBu]
[-6dBu]
[-6dBu]
CH & ST CH to ST [0dBu](PAN,BAL hard left/right)
[-6dBu]
[-6dBu]
[-6dBu]
[-6dBu]
[0dBu]
EFFECT RTN
[-10dBu]
PFL
EFFECT
PRE
AUX1(PRE)
PFL
EFFECT
AUX2
[-6dBu]
AUX1(PRE)
PRE
[0dBu]
PAN/BAL
CH fader [-10dBu]
[0dBu]
[0dBu]
EFFECT(MUTE)
SUM
SUM
SUM
SUM
SUM
SUM
SUM
SUM
SUM
SUM
[0dBu]
[0dBu]
AFL
[0dBu]
[0dBu]
AFL
[0dBu]
[0dBu]
AFL
PFL
[0dBu]
[0dBu]
[0dBu]
[0dBu]
SUM
SUM
SUM
SUM
SUM
SUM
SUM
9-Stage GEQ
9-Stage GEQ
REC OUT [-10dBV]
[0dBu]
[0dBu]
[0dBu]
[0dBu]
[0dBu]
[0dBu]
[0dBu]
[-10dBV]
REC OUT
[-10dBu]
[-10dBu]
BA
INV
INV
BA
BA
BA
BA
ST SUB level control
PHONES
[-16dBu]
BA
BA
ST
AUX2
[-10dBu]
AUX1
GEQ ON
[-6dBu]
ST SUB OUT
Clip Level
SUM
INV
ST/AFL-PFL
DR
DR
[+4dBu]
[+4dBu]
ST R
MONO
AUX2
SIGNAL SELECT
ST L
AUX1
AUX1
LED METER
[3mW 40ohms]
PHONES
[+4dBu]
EFFECT SEND
[+4dBu]
AUX2 SEND
[+4dBu]
AUX1 SEND
R
ST OUT
L
R
L/MONO
ST SUB OUT
YSP ON
YSP ON
YE
Clip Level
YSProcessing
500W
200W
75W
500W
200W
75W
POWER AMP
LIMITER
LIMITER
RE
LIMITER
LIMITER
RE
INV
PA
PA
Clip Level
ST,AUX fader [-10dBu]
PHONES [-16dBu]
[PHONES 3mW@40ohms]
-30dBu
-20dBu
-10dBu
0dBu
+10dBu
+20dBu
-70dBu
-60dBu
CH INPUT (PAD OFF)
GAIN Max. [-60dBu]
ST CH MIC
[-60dBu]
-70dBu
-60dBu
-50dBu
CH & ST CH to AUX/EFFECT [-6dBu]
[-6dBu]
ST OUT, ST SUB OUT [+4dBu]
AUX SEND,EFFECT SEND [+4dBu]
-40dBu
ST CH LINE
GAIN Max. [-34dBu]
ST CH MIC
[-16dBu]
ST CH LINE
GAIN Min. [+10dBu]
-50dBu
CH INPUT (PAD ON)
GAIN Max. [-34dBu]
CH INPUT (PAD OFF)
GAIN Min. [-16dBu]
CH INPUT (PAD ON)
GAIN Min. [+10dBu]
-40dBu
-30dBu
-20dBu
-10dBu
0dBu
+10dBu
+20dBu
1
2
B:R/MONO/AUX2
1
2
A:L/AUX1/AUX1
SPEAKERS
+30dBu
Clip Level
YE
YE
[-10dBu]
[-6dBu]
EFFECT
PFL
[-6dBu]
[-6dBu]
ST L(MUTE)
ST R(MUTE)
AUX 1(MUTE)
AUX 2(MUTE)
AUX1(PRE)
PRE
AUX2
PAN
ST L(NON-MUTE)
ST R(NON-MUTE)
AUX 1(NON-MUTE)
AUX 2(NON-MUTE)
EFFECT(NON-MUTE)
+40dBu
ON
PARAMETER
YE
FOOT SW
EFFECT ON/OFF
PROGRAM(1-16)
3-Stage EQ
GR
RE
[0dBu]
GR
RE
[0dBu]
YE
[0dBu]
PFL L/AFL L
PFL R/AFL R
[125w/4ohms]
(+29.2dBu)
Clip Level
GAIN
[-34dBu~+10dBu]
3-Stage EQ
YE
FCL
ON
TH
BA
63Hz
SPEAKER OUT
(+35.2dBu)
MAXIMUM OUTPUT POWER[500w4ohms]
HA
[0dBu]
GAIN
[-34dBu~
+10dBu]
[0dBu]
HA
HA
HPF
80
[0dBu]
[-30dBu~+14dBu]
HA
HPF
GAIN
[-60dBu~-16dBu]
[-34dBu~+10dBu]
3-Stage EQ
COMP
[0dBu]
RE
STANDBY
125Hz
+30dBu
HA
26dB
HA
Hi
PAD
CH Fader
[-10dBu]
SIGNAL
GR
10kHz
+40dBu
0dBu=0.775V
0dBV=1V
CH12R,14R
R
[-34dBu~+10dBu]
ST CH LINE
CH11L,13L
L
CH8R,10R
R
[-34dBu~+10dBu]
ST CH LINE
CH7L,9L
L(MONO)
CH7/8,9/10
[-60dBu~-16dBu]
ST CH MIC
[0dBu]
INSERT I/O
B
80
FCL
PEAK
YE
RE
250Hz
CH1-6
[-60dBu~-16dBu]
[-34dBu~+10dBu]
Lo Gain
Mid f
Mid Gain
Hi Gain
Hi
500Hz
+48V
Lo
Lo
1kHz
RE
Mid
Mid
2kHz
A
4kHz
CH INPUT
8kHz
PHANTOM
リファレンス編
仕様
ブロック図
EMX5014C 取扱説明書
35
保証とアフターサービス
サービスのご依頼、お問い合わせの必要がございましたら、お買い
上げ店またはヤマハ修理ご相談センターまでご連絡ください。
● 保証書
◆ 修理に関するお問い合わせ
この製品には保証書が付属しています。販売店印、お買い上げ日な
どの記入をお確かめのうえ、大切に保管してください。
ヤマハ修理ご相談センター
● 保証期間
ナビダイヤル
0570-012-808
(全国共通番号)
保証書をご覧ください。
※ 一般電話・公衆電話 からは、市内通話料金でご利用い
ただけます。
● 保証期間中の修理
上記番号でつながらない場合は
保証書記載内容に基づいて修理させていただきます。お客様に製品
を持ち込んでいただくか、サービスマンが出張修理にお伺いするの
かは、製品ごとに定められています。詳しくは保証書をご覧くださ
い。
受付時間
● 保証期間経過後の修理
FAX
ご要望により有料にて修理させていただきます。
下記の部品などについては、使用時間や使用環境などにより劣化し
やすいため、消耗劣化に応じて部品の交換が必要となります。有寿
命部品の交換は、お買い上げ店またはヤマハ修理ご相談センターま
でご連絡ください。
◆ 修理品お持込み窓口
TEL 053-460-4830
受付時間
有寿命部品の例
フェーダー、ボリューム、スイッチ、接続端子など
● 補修用性能部品の最低保有期間
製品の機能を維持するために必要な部品の最低保有期間は、製造終
了後 8 年です。
● 修理のご依頼
本書をもう一度お読みいただき、接続や設定などをご確認 のうえ、
お買い上 げの販売店ま たはヤマハ修 理ご相談セン ターまでご連 絡
ください。修理をご依頼いただくときは、製品名、モデル名などと
あわせて、製品の状態をできるだけ詳しくお知らせください。
月曜日∼金曜日 9:00 ∼ 1 8:00、
土曜日 9:00 ∼ 1 7:00
(祝日およびセンター指定休日を除く)
東日本(北海道 / 東北 / 関東 / 甲信越)
03-5762-2125
西日本(沖縄 /九州 / 中国 /四国 / 近畿 /東海 / 北陸)
06-6465-0374
月曜日∼金曜日 9:00 ∼ 1 7:45
(祝日および弊社休業日を除く)
* お電話は、ヤマハ修理ご相談センターでお受けします。
首都圏サービスセンター
〒 143-0006
東京都大田区平和島 2 丁目 1-1 京浜トラックターミナル内 14 号棟 A-5F
FAX 03-5762-2125
名古屋サービスステーション
〒 454-0832
名古屋市中川区清船町 4 丁目 1-11 ピアノ運送株式会社 名古屋営業所 1F
FAX 052-363-5903
大阪サービスセンター
● 損害に対する責任
この製品 ( 搭載プログラムを含む ) のご使用により、お客様に生じ
た損害 ( 事業利益の損失、事業の中断、事業情報の損失、そのほか
の特別損失や逸失利益 ) については、当社は一切その責任を負わな
いものとします。また、いかなる場合でも、当社が負担する損害賠
償額は、お客様がお支払になったこの商品の代価相当額を もって、
その上限とします。
● お客様ご相談窓口
〒 554-0024
大阪市此花区島屋 6 丁目 2-82 ユニバーサル・シティ和幸ビル 9F
FAX 06-6465-0374
九州サービスステーション
〒 812-8508
福岡市博多区博多駅前 2 丁目 1 1-4 ヤマハビル 2F
FAX 092-472-2137
* 名称、住所、電話番号などは変更になる場合があります。
アフターサービス以外で、製品に関するご質問・ご相談は、お客様
ご相談窓口までお問い合わせください。
お客様ご相談窓口 : ヤマハプロオーディオ製品に
対するお問合せ窓口
ヤマハ・プロオーディオ・インフォメーションセンター
Tel: 03-5791-7678
Fax: 03-5488-6663
(電話受付=祝祭日を除く月∼金 /11:00 ∼ 19:00)
ONLINE support: http://proaudio.yamaha.co.jp/
● 営業窓口
国内営業本部 EKB・LM 営業部
営業推進室
〒 108-8568
東京都港区高輪 2-17-11
TEL 03-5488-5430
* 名称、住所、電話番号、URL などは変更になる場合があります。
ヤマハプロオーディオウェブサイト
http://proaudio.yamaha.co.jp/
ヤマハマニュアルライブラリー
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Printed in Vietnam
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