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5年の歩み - 八王子国際協会
八王子国際協会(愛称)地球市民プラザ八王子は 2008 年7月 20 日に設立されました。 2004 年に組織された「八王子国際交流団体連絡会」の事業を引 き継ぎ、交流という視点に加え、これからますます増えていくと思 われる外国人市民を地域の一員として迎え、多文化共生社会の実現 を目指しています。 個人会員と国際関係の市民団体による団体会員を構成員として、 外国人市民に対する生活・コミュニケーション支援事業、外国人市 民や留学生との交流事業、多文化共生の地域づくりのための国際理 解事業、地域への啓発などの事業を展開し、八王子の街づくりに八 王子市や関連機関と連携して、国際化の分野で寄与していきます。 (八王子国際協会ホームページより引用) 外国につながる文化を持つあなただから 日本の文化を見つめるあなただから あなた自身の文化を見つめるあなただから 外国につながる文化を持つあなただから みんながちがっている私たちだから 日本の文化を見つめるあなただから 力を合わせて、やさしい街をつくれる あなた自身の文化を見つめるあなただから 新しい風が吹く街をつくれる みんながちがっている私たちだから 一人ひとりが大切にされる街 力を合わせて、やさしい街をつくれる 多様な文化のふれあいから 新しい風が吹く街をつくれる 新しい文化が創造される心豊かな街 一人ひとりが大切にされる街 八王子市は多文化共生の風薫る街となり 多様な文化のふれあいから その風が世界へと吹き渡り 新しい文化が創造される心豊かな街 真の共生・平和への道とつながることを願う 八王子市は多文化共生の風薫る街となり (八王子国際協会リーフレットより) その風が世界へと吹き渡り 真の共生・平和への道とつながることを願う 目 目 次 1 次 八王子国際協会設立趣旨 ビジョン 目 次 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 「八王子国際協会5年の歩み」の発刊に寄せて 理事長 岡添 健介 八王子国際協会の役割 / 組織体系図 ・ 1 ・ ・ ・ ・ 2 ・ ・ ・ ・ ・ 3 八王子国際協会の概念図 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 対談「協働をめざして・・・」白柳和義・塚本回子 5 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 委員会活動 (1) 外国人のための無料専門家相談会委員会 (2) 医療ボランティア委員会 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 10 (3) 防災・災害対応プロジェクト委員会 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 12 (4) 留学生等支援のためのプロジェクト委員会 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 14 (5) 学生外国語弁論大会プロジェクト委員会 (6) 学習支援委員会 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 16 (7) 留学生八王子ふるさとプログラム委員会 (8) 国際交流フェスティバル委員会 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 20 (9) 世界の人とふれあいタイム委員会 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 22 (10) 語学シリーズ委員会 (11) 国際理解教育委員会 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 26 (12) 研修・講演会委員会 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 28 (13) 広報委員会 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 30 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 8 ・ ・ 15 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 18 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 24 支援事業 (1) 語学ボランティア ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 31 (2) 在住外国人サポートデスク (3) 地域における国際交流 (4) 日本語ボランティア養成講座 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 32 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 33 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 34 活動年表 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 36 役員一覧 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 37 委員長一覧 / 事務局員一覧 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 38 八王子国際交流団体連絡会の活動 (参考資料) ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 39 会員数の推移 / 編集後記 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 40 ・ ・ ・ ・ ・ 2 「八王子国際協会5年の歩み」の発刊に寄せて 「八王子国際協会5年の歩み」の発刊に寄せて 八王子国際協会理事長 岡添 健介 このたび「八王子国際協会5年の歩み」を発刊するにあたり、 ひとことご挨拶申し上げます。 5 年前に設立された当協会は、それまで豊富な実績を積んでこ られた市内の多数のボランティア団体が結集し、八王子市のご指 導のもと綿密な検討段階を経て設立されましたが、設立に携わっ た有志の方々のご苦労はいかばかりかと推察いたします。 準備段階を含めて、設立当初からの先人の幾多の苦労の歴史を 記録に残しておくことは、当協会の今後の発展の糧になることは まちがいありません。 ややもすると散逸しがちな設立時の諸々の記録を残しておくこ とは大変意義あることだと思います。 私は、前任者から引き継いで 2010 年 5 月に理事長に就任して以来、いろいろな改革に取り組ん できたつもりですが、今後の課題も山積しています。 この間、協会運営を支えてくださった見識ある役員(理事・監事)、委員長のみなさま、事務局 員、そして協会活動の随所で活躍してくださっている多くの会員、語学ボランティアの方々の真 摯な取り組みには頭が下がる思いです。 先般の定時総会のときにも申し上げたことですが、設立満5年を迎えた当協会は、もっと広く 市民への認知度アップを図り、周囲からも認められる自立的組織の構築を目指し、これまでの活 動実績を踏まえた今後のあり方を真剣に検討すべき時機にきています。 先般八王子市が策定した今後 10 年間にわたる「多文化共生推進プラン」の一翼を担うためにも 現在の事業の内容を見直し、多文化共生社会にどのように繋げていくかをもっと掘り下げて検討 するとともに、これを実現するための体制整備は必須であります。 そのためには、会員の協会活動への積極的な参加をいっそう促すとともに、会員相互の融和を 図り、多数の合意形成の上で自主的かつ民主的に運営する開かれた協会を目指すべきであると痛 感しています。 今後も設立時の理念・精神を思い起こすとともに、これまでの経験と 実績を生かし、全会員が一致団結し知恵を結集して、他都市の模範と なるような立派な業績を上げることを願ってやみません。 最後に、本誌の発刊を企画してくださった広報委員会のみなさまに 心から敬意を表します。 八王子国際協会の役割 / 組織体系図 3 八王子国際協会の役割 「八王子国際協会 (愛称)地球市民プラザ八王子」は外国人市民と共に、市民自らが企画し、関係 機関・行政と協働で次のような役割を果たします。 * 外国人市民が安心して暮らせるよう、様々な施策を提案、実行します。 * 調査と研究を行い施策につなげます。 * ネットワーキング化 課題の共有 協働により地域の課題を解決します。 ・多文化共生社会の担い手である諸団体をつなぎます。 ・市民と行政をつなぎます。 ・関係機関との連携を行います。 * 外国人市民が地域の一員として、街づくりに参画できる仕組み作りをします。 * 市民ボランティア団体からの要望、提案を取り入れ、一団体では成しえないことを実践していき ます。 * 市民それぞれの経験、興味を活かし、明るいボランティア活動の場作りを目指します。 * 地域の課題にとどまることなく、国際協力を視野に入れた活動を推進します。 (ホームページより) 組織体系図 (ホームページより引用) 4 八王子国際協会の概念図 八王子国際協会の概念図 (リーフレットより引用) 対談「協働をめざして・・・」白柳和義・塚本回子 5 対談「協働をめざして・・・」 白柳 和義 : 元八王子市市民活動推進部部長 塚本 回子:八王子国際協会広報委員長 <はじめに> 塚本:2004 年に八王子国際協会の前身である、国際交流団体連絡会ができたのですが、その立ち上 げの際、また、その 4 年後の八王子国際協会設立に際しては大変ご尽力をいただき、ありがと うございました。 白柳:その前年に市民活動推進部という部署が新しくでき、私はその部長になったのですが、まず、 国際分野を推進するにあたり、市民と同じ目線に立って一緒に新しいものを作り上げていこ うと思いました。国際関係では、いくつもの団体が活躍しておりましたので、まず集まってい ただきヒヤリングから始めました。今までのトップダウンのやり方を変えなければいけないと 思いました。 T 私た 塚本:私はちょうどその頃、八王子国際友好クラブの代表をしており、他の団体とともに市からヒヤ リングを何度か受けていたのですが、進展がない状態が続いていたので、今回は、どうなるの だろうと考えていました。 白柳: ‘協働’という形で行政と市民とが共に生みの苦しみを共有したいと考えましたので、まず連 絡会というゆるやかな形でつながろう、そこから何か生まれるかなと思ったのです。 塚本: ‘協働’という考え方はいつごろから始まったのですか? 白柳:1998 年ごろからですかね。私もはじめは字が間違っているのでは?と思いました。 (笑) 八王子では総務省から急に言われた IT 講習会を開くのに、どうしようと困っていた時に、 情報ボランティアの会に協力してもらい実行に移すことができました。その時コーディネート して下さったのが、 (故)豊島直人さんでしたね。豊島さんには本当にお世話になり、協働の 何たるかを教えていただきました。豊島さんは、国際分野でも幅広く活躍されており、その時 の彼との出会いが、国際交流団体連絡会を作る際の大きな力となりました。人の縁は大切です ね。それがネットワークだと実感しました。 塚本:異なる主体が一緒に活動することにより、あらたな力を生み出すのが協働という事ですね。 大阪で開催された全国国際交流実践者会議に一緒に行きましたよね。2 日間の研修でした。 私たちは全国の方から学ぼうとして行ったのですが、逆に八王子は行政と市民が一緒に来てい る、しかも「5 人もで」と注目され、感心されましたよね。 6 対談「協働をめざして・・・」白柳和義・塚本回子 白柳:それで、私たちのやり方は間違っていないという事を確信して帰ってきました。 塚本:その後も市の方達は決して前面に出ず、後ろから見ていてくれる、協力しているという姿勢を くずさなかったですね。ところで、予算がない中、どのようにしてここに場所が確保できたの ですか? 白柳: タイミング良く都からの補助金が出たこともあり、それまでタ ッチ式の大学ガイド端末を設置していた所(オープンスペー ス)に部屋を作りました。そして、旧来の端末をインターネッ トパソコンに変更し、大学のホームページを閲覧する方法に変 更しました。その管理を皆さんにお願いすることにしたので す。 塚本:各団体から 20~30 人の人が交代で受付をすることにより、外国人が抱える問題に触れること になり、互いに課題、情報を共有でき、みんなの意識も高まりました。素晴らしいアイデアで したね。 これまで、日本語教室や会議などのために市民センター等で活動していましたが、市から活動 場所の提供があり、どの団体にとっても一番の喜びだったと思います。窓口に多くの人が様々 な事を尋ねてくるようになり、私たちでは対応しかね、専門的な職員を置く必要を感じるよう になりました。それが今の協会のサポートデスクにつながるのです。国際交流の拠点ができた のが何よりうれしく、その後、さまざまな事業を展開していきました。4 年目に入り、新組織 検討委員会というのが作られましたが、それはどうしてでしたか? <新 T <新組織検討委員会から国際協会誕生へ> 白柳:いつまでも連絡会という抽象的な形のままではいけない、一定の組織を作る必要があると感じ たからです。それを皆さんと一緒に考えていくという事で新組織検討委員会を作りました。 メンバーは行政から 3 人、連絡会から推薦された 6 人で座長は(故)齋藤広子さん(元連絡 会代表・国際協会理事)でした。 塚本:一年間、研修を受けたり、相模原、川崎、横浜、横須賀、新宿の各自治体にある国際団体を手 分けして視察し、それぞれの団体の設立の経緯や現状、課題を学びました。毎月夜遅くまで、 新組織のビジョンと役割を議論したのも忘れられません。また新組織の事業を考える時、連絡 会の事業を引き継ぐとともに、行政との協働だからこそできる、八王子市の街づくりに寄与す る事業を外国人とともに考える組織にしようと検討会で話しあいましたね。 S 防災 対談「協働をめざして・・・」白柳和義・塚本回子 7 白柳:行政はメンバーのひとりではなく、完全に自立した団体の後方支援にまわり、自分たちが考え る多文化共生が実施していける団体が望ましいと思っていました。でも完全に行政が手を引く と、突き放されたように感じるでしょうから、そのバランスが難しかったですね。 現在活躍している団体を大切に保ちながら、まさに市との協働の組織を作ろうとしました。 塚本:そのようにして国際協会が生まれたわけですが、民間の団体だけではでき得ない事が、行政と ともに歩むとできる。これこそ市民パワーが大きく社会の組織をも変えることができるんだな あということをつくづく感じました。 白柳:防災とか、医療、学習支援とか、1 団体ではできないことが協会でできるようになったわけで すね。しかしこれも市民パワーがあったからこそできたと思います。協働の大きな成果です。 <これからは…> 塚本:今後の国際協会等に期待するところはどんなことでしょうか? 白柳:国際協会は成長しながらパワーアップしているなーと感じますね。 行政の場合だと気づかない外国人のニーズ等を知るのは協会の皆 さんで、それを市の多文化共生推進課は単独で取り上げるのでは なく、しっかりと市の福祉や教育等につないでいく。縦割りでな く、横につながって解決していく必要があります、それがないと せっかくの皆さんの努力が実をなしていきません。 塚本:行政側が沢山の事をやって下さっていますが、どうしても漏れる 部分があり、そこを埋めるのがボランティアの力だと思います。 が、そこだけに留まりたくないと切に思います。 白柳:本当の協働というのは、たとえ一緒のテーブルに乗るのが難しく ても、課題を共有して一緒に考えることではないでしょうか?そ れでなくては進んでいきませんね。 そして、行政と協会や民間の団体をつなぎ、協働するのが、まさに市民活動推進部の仕事でし ょう。 これからは、近所に他府県からの人が住んでいるのと同じように、世界の人々が当たり前のよ うに住んでいる時代になっていくと思います。外国人にとって住みやすい街は、日本人にとっ ても住みやすい街ですから、そんな八王子を創っていきたいですね。 塚本:本日はお忙しいところ、たいへん貴重なお話をいただきどうもありがとうございました。 8 委員会活動 (1) 外国人のための無料専門家相談会委員会 外国人のための無料専門家相談会委員会 外国人のための無料専門家相談会は外国人が地域社会で暮らす上で抱える問題に対応するため、 「東京外国人支援ネットワーク」(都内の外国人支援活動を行っている団体)が弁護士、行政書士、 社会保険労務士、労働相談員、精神科医、心理カウンセラーなどの専門家の協力を得て、都内全域で 年間を通じてリレー形式で開催されている。多言語におよぶ語学ボランテイアが通訳を行っている。 2003 年に専門家相談会の実績のある武蔵野市国際交流協会(MIA)から八王子での開催を勧めら れて、八王子市市民活動推進部の部長、学園都市文化課の課長、担当者、八王子国際友好クラブ(HIFC) の会員が MIA の相談会を事前に見学して準備に備えた。市が市民の語学ボランティアを募集して、 MIA 職員で当時の「東京外国人支援ネットワーク」代表による事前研修会を経て、2004 年 2 月に第 1回「リレー専門家相談会」が開催された。 その後、2004 年4月に八王子国際交流団体連絡会が発足してからは委員会を作り、市と委員会が 中心になり実施してきた。委員と語学ボランティアは毎年、東京外国人支援ネットワーク主催の研修 会と八王子独自の研修会に参加して学習を積み上げてきた。相談会の後には毎回、反省会を開いて市 と委員の間で活発な意見交換を重ねてより良い形を作り上げてきた。 2008 年7月に国際協会が発足してからは「外国人のための無料専門家相談会委員会」を中心に実 施している。 この専門家相談事業は単に外国人の抱える様々な問題に対応するだけでなく、地域の市民ボランテ ィアが外国人を受容していくプロセスでもあるので、多くの市民が係る多文化共生の地域づくりをめ ざしている。市民にとっては当事者の立場に立って外国人の問題を直視出来る貴重な市民活動の場で あり、市民ボランテイアとしてこの相談会に参加することで、行政と協働で共通の課題に取り組む活 動になっている。 相談会のための事前研修会 No. 1 開催日 2004/ 2 月 研修会テーマ 講 師 外国人のためのリレー専門家相 談会を開催するにあたって 杉澤経子 外国人相談の基礎知識 大木和弘(弁護士) 杉澤経子 (東京国際交流団体連絡会議・外国人相談事業部 会代表、東京外国人支援ネットワーク代表) 2 2004/12 月 外国人のための専門家相談会の 意義と果たす役割 3 2005/ 12 月 外国人相談の基礎知識 大木和弘(弁護士) 4 2006/ 12 月 外国人相談の基礎知識 大木和弘(弁護士) 外国人相談の基礎知識 大木和弘(弁護士) DV の基礎知識と相談の聞き取 りにおける注意点 熊谷珠美(市・男女共同参画センター) 5 2007/ 12 月 (東京国際交流団体連絡会議・外国人相談事業部 会代表、東京外国人支援ネットワーク代表) (八王子国際交流団体連絡会実施) No. 開催日 研修会テーマ 講 師 参加者 6 2008/12/ 6 外国人相談の基礎知識 大木 和弘(弁護士) 19 7 2009/11/28 外国人相談の基礎知識 松原 拓郎(弁護士) 19 8 2010/12/11 外国人相談の基礎知識 松原 拓郎(弁護士) 15 9 2011/12/ 3 外国人相談の基礎知識 松原 拓郎(弁護士) 25 10 2012/12/16 外国人相談の基礎知識 全 28 東周(弁護士) 委員会活動 (1) 外国人のための無料専門家相談会委員会 9 相談会開催日と会場 年 2008 度 2009/2/21 開催日 会 2009 場 クリエイトホール5階 2010 2010/2/20 2011 2011/2/19 クリエイトホール5階 2012 2012/2/19 クリエイトホール5階 2013/2/9 東急スクエアビル 11 階 ギャラリーホール クリエイトホール5階 対応言語別相談者数 年 度 2008 言 語 2009 2010 2011 中国語 5 5 4 4 5 スペイン語 2 2 3 2 6 英語 5 5 3 3 5 韓国語 1 1 1 1 - タガログ語 1 2 1 2 3 ドイツ語 1 1 1 1 - タイ語 1 1 1 1 - ポルトガル語 1 1 1 1 - ロシア語 1 1 1 1 1 フランス語 - - - - - 日本語* - - - - 2 18 19 16 16 22 計 年 度 2012 2003 2004 2005 2006 2007 中国語 9 6 6 8 10 スペイン語 5 2 2 2 4 英語 4 6 9 3 3 言 語 韓国語 - - 1 2 1 タガログ語 4 2 4 1 1 ドイツ語 - - - - 1 タイ語 - - - 1 - ポルトガル語 1 - 2 - - ロシア語 1 4 - - - フランス語 1 - - - - 日本語* 6 1 7 9 4 計 31 21 31 26 24 (八王子国際交流団体連絡会実施。2003 年度は 八王子市と八王子国際友好クラブによる実施) *外国人または外国人の代理人が日本語で相談 内容別相談件数 年 度 相談内容 2008 2009 2010 2011 2012 年 度 2003 2004 2005 2006 2007 14 12 17 17 17 保険、年金 6 4 9 5 6 8 5 9 2 6 相談内容 在留資格、ビザ、旅券 在留資格、ビザ、旅券 3 7 7 9 7 保険、年金 2 3 6 3 4 結婚、離婚、家族 生活支援 - - 1 5 1 結婚、離婚、家族 7 4 5 3 7 子供、教育、学校 4 6 5 2 2 医療、健康、心理相談 5 4 - 1 1 労働、賃金、解雇 4 1 4 - 1 国籍、帰化 3 1 3 - 1 住居、不動産 - 1 2 2 - 交通事故、損害補償 2 1 - 2 - 2 - - - - 生活支援 - - - - - 子供、教育、学校 1 1 2 1 3 医療、健康、心理相談 2 1 1 2 3 労働、賃金、解雇 8 1 4 3 1 借金、賃金、保証 2 3 1 1 - - - - - 国籍、帰化 3 DV 税金 2 - 3 2 - その他 - - 3 2 - 50 35 56 40 35 住居、不動産 2 1 1 4 3 交通事故、損害補償 - - - - - 借金、賃金、保証 - - - - 2 DV 1 1 - - - 税金 - - - - - その他 - 4 - - - 29 25 29 26 31 計 計 (八王子国際交流団体連絡会実施) 10 委員会活動(2)医療ボランティア委員会 医療ボランティア委員会 2010 年、市内在住の外国人市民が安心して医療が受けられるようなシステムを構築すべく医療ボ ランティア調査研究プロジェクト委員会が発足した。母国とは異なる医療制度や日本語の壁があり、 課題は多かったが、可能なことから取り組みを進めた。 まず、八王子市医師会の協力を得て、「NPO法人国際交流ハーティ港南台」で作成された多言語 問診票を市内約 300 の病院に配布した。近隣の病院との連携も少しずつ増え、協力体制が進み始めた。 一方で実際に医療通訳に係わって下さるボランティアに対する研修は必須で、 「MIC かながわ」の 協力を得て、医療通訳の心構え、通訳技術のスキルアップにつながる研修を行った。 上記医療ボランティア調査研究プロジェクト委員会の成果を踏まえて、実行的な活動を推進する組 織として医療ボランティア委員会が 2011 年6月に発足し、外国人市民が直面している言葉・文化・ 習慣の違いや情報格差から発生する問題を解決するため下記の4点を具体的な目標として活動を始 めた。 1. 外国人市民が必要とする医療情報の提供 2. 医療通訳ボランティアの派遣 3. 母子保健および保育における対応 4. 外国人市民への PR(協会の活動を外国人市民へ周知) 協会の活動を市内の医療関係団体に認知してもらうため、下記2団体 へ協会の活動を説明する機会を市の関連部署の協力により得ることがで きた。 八南歯科医師会八王子支部 八王子市小児科医の勉強会 外国人市民への医療情報の提供としては、市が実施している各種検診 の情報を日本語が読めない外国人市民に伝える工夫を市の関連部署の協 力を得て検討している。 医療通訳の派遣は実行中であるが、制度として未完の部分があるので 今後改善する必要がある。 「MIC かながわ」による医療通訳の研修会を3回開催した。 医療通訳ボランティア研修会 実施日 講 座 名 講 座 内 容 講 師 参加者 2011/ 3/13 入門講座 医療通訳の心構え ロールプレイング MIC かながわ 英語通訳 ニコラス アビー フリュ― 28 2011/ 11/20 ステップアップ講座 医療通訳の心構え ロールプレイング MIC かながわ 英語通訳 ニコラス アビー フリュ― 30 2012/ 12/ 2 入門講座 医療通訳の心構え ロールプレイング MIC かながわ 英語通訳 ニコラス アビー フリュ― 30 委員会活動(2)医療ボランティア委員会 11 母子保健および保育に関しては保健センターと市内3か所の保健福祉センターと協力して外国人 市民に対する予防接種のお知らせ、乳幼児の検診通知の周知の活動を実施している。 協会の活動の PR の一環として、名刺サイズの医療カードを作成し、市内の医院、外国人コミュニテ ィ、療育院などで配布した。PR に関しては継続してより深く、広く我々の活動を知って貰う必要が ある。 当委員会は毎月定例の月例会を開き活動の計画とその見直しと委員の勉強会を開いている。医療に 関するボランティア活動は行政との協働が必要不可欠であるので、今後も行政の協力を得て密接な関 係を保ちながら活動していく。 医療カード (表) (裏) 多言語医療問診票 (NPO法人国際交流ハーティ港南台ホームページより) 医療通訳ボランティア研修会の様子 12 委員会活動 (3) 防災・災害対応プロジェクト委員会 防災・災害対応プロジェクト委員会 2011 年3月 11 日に発生した東日本大震災は、東日本地域に未曾有の被害をもたらし、多くの尊い 命が奪われた。八王子国際協会では、このような状況と 2011 年1月、第3期外国人市民会議の八王 子市長への提言を踏まえて、同年8月に「防災・災害対応プロジェクト委員会」を立ち上げ、八王子 地域で大災害(大地震、洪水など)が発生した場合の、外国人市民への支援体制について検討を重ね てきた。その結果、言葉が十分でないため災害弱者となる恐れがある外国人市民のために、支援スキ ームを策定し、多言語による「災害ヘルプカード」 、「防災マップ」を 2012 年 10 月に発行し、行政、 八王子市域の 23 大学等、協会会員、メディア、外国人コミュニティなどに配布した。 「災害ヘルプカ ード」は災害時の避難の方法や情報の取り方などをコンパクトにまとめた機能的かつ機動的な内容と なっており、八王子市の外国人市民約 9,000 人が常時携帯できるように、日、英、中、韓、スペイン 語の5か国語で表示されている。また、「防災マップ」は大災害時に避難場所となっている市内の 17 の市民センターのマップを記載したもので、災害ヘルプカードとの2枚1組となっている。また、支 援スキームを具体化した「災害時外国人対応要領」を作成した。この支援スキームでは、震度6弱以 上の大地震が八王子市域で発生した場合、協会は八王子市と連携 を取りながら、ただちに協会内に「外国人支援センター」を立ち上 げ、17 か所の市民センターと防災無線で連絡を取りながら、翻訳・ 通訳などの支援を行なう。一方、協会の語学ボランティアは、地震 発生後速やかに近くの市民センターへ駆けつけて、避難してきた外 国人の通訳などの支援を行ない、必要な情報を「外国人支援センタ ー」へ連絡することになっている。 協会ではこのような支援スキームの実践的な訓練の必要性から、 市の図上訓練における市民センターの防災訓練の一環として、2013 年2月、由木東、由木中央および南大沢市民センターで、付近の外 国人が参加して訓練を実施した。 (外国人支援センター) (防災マップ) 災害ヘルプカード 委員会活動 (3) 防災・災害対応プロジェクト委員会 12 活 動 内 容 年度 実施日 8/28 2011 9/20 10/ 2 10/30 8/28 9月下旬 2012 内 容 第3期外国人市民会議の提言と東日本大震災を踏まえて、協会内に「防災・災害 対応プロジェクト委員会」を立ち上げ、第1回委員会を開催 第2回委員会で委員長を選出し、以降毎月1回のペースで会議を開催 八王子市総合防災訓練に参加 (上壱分方小学校) 小比企町一丁目防災訓練に参加 「災害時外国人対応要領」を制定し、八王子市域で震度6弱以上の大地震が発生し た場合、協会内に「外国人支援センター」を設置する旨規定 市からの受託事業として「災害ヘルプカード」及び「防災マップ」を 5,000 部作 成し、行政機関、八王子市域の 23 の大学、協会の団体会員、外国人コミュニティ (教会、モスク等) 、外国人を多く雇用している企業などに配布を開始 10/14 小比企町一丁目の防災訓練へ、外国人とともに参加 10/28 八王子市の総合防災訓練へ参加 11/20 市民センター館長会議で、震災時の支援スキームを説明 11/22 東京都が主催する「在住外国人のための合同連絡会議」で、支援スキームを説明 2013/ 1/23 東京都の総合防災訓練に参加(江戸東京博物館など) 2/12 市民センター(南大沢、由木中央、由木東)防災訓練に、外国人語学ボランティ アが参加 2/23 東京都国際交流委員会が主催する国際化市民フォーラムにパネリストとして参加 メディアの対応 毎日新聞多摩版、JCN テレメディア、八王子経済新聞などで協会活動が紹介され、市民セン ター訓練の様子が放映された。 他機関への情報提供 要請に応じて、自治体(東京都) 、国際交流委員会(栃木、神戸、高知)、教育委員会(豊橋市) などへ災害ヘルプカードを提供した。 フローチャート 設置された防災無線 防災訓練の様子 14 委員会活動 (4) 留学生等支援のためのプロジェクト委員会 留学生等支援のためのプロジェクト委員会 留学生のための就職支援セミナー / 留学生等支援のための SNS 八王子市域の大学等は 23 校あり、留学生は約 3,000 名を数える。 卒業後わが国の企業に就職を目 指している留学生の数は多いが、日本企業への就職に関する知識などは必ずしも十分とはいえない。 わが国および八王子市の企業への就職に関する知識や情報、面接の心構え等のセミナーを開催するこ とにより、留学生への就職支援を行う。留学生の就職活動を担う大学への側面支援、八王子市におけ る企業の採用活動の助力となることも狙いとしている。対象者は 1 年生から大学院の留学生である。 運営形態は、主催者が八王子国際協会、共催として NPO 留学協会、後援は、八王子市、大学コン ソーシアム八王子、八王子商工会議所となっている。 SNS利用マニュアル 第2回就職支援セミナーでは、上記のように留 学生にとってより現実的な対応ができるような プログラムに変更している。また 2010 年度から は、八王子市内の優良企業巡りも併せて実施して いる。本プロジェクトを推進するために、2010 年 11 月、 「留学生等支援のためのプロジェクト委 員会」を立ち上げた。一方、SNS (Social Networking Service)を利用した留学生等の支援では、2011 年 3 月に SNS を構築し、留学生へ奨学金、就職、 協会活動などの情報を提供している。 留学生のための就職支援セミナー 実施日 内 容 国際化している八王子の企業とその仕事 第1回 2009 / 3/ 8 日本でのキャリアをいかに形成するか 第2回 2009/11/14 第3回 2010/11/13 第4回 2011/11/26 第5回 2012/11/11 藤田 聡 (市場価値測定研究所代表取締役) 高﨑 鉄也 (行政書士) 日本企業へのアプローチの仕方といかに して就職先を探すか 柴崎 洋平 日本の企業へ就職するにあたって 佐久間 敦敬 日本の企業に就職するにあたって 平澤 和夫 (フォースバレー・コンシュルジュ㈱ 代表取締役) 16 13 (住友電装 関東人事総務部長) (東京外国人雇用サービスセンター室長) 個別就職相談 47 八王子市の企業説明と八王子市の優良企 業紹介など 八王子市産業政策課 東京外国人雇用サービスセンター 日本の企業に就職するにあたって 留学生が就職活動にあたり考えておきたいこと 個別就職相談 日本企業へのアプローチの仕方といかに して就職先を探すか 内定をとるための先輩からのアドバイス 国際化している八王子の企業とその仕事 八王子の優良企業の紹介 参加者 八王子市産業政策課 三谷 雄三 (㈱タッチパネル研究所代表取締役) 就職と在留資格の法律問題 2009 / 3/15 講師・担当部署 51 47 NPO 留学協会 石田 光 (夢道 s 代表取締役) 八王子市産業政策課 22 委員会活動 (5) 学生外国語弁論大会プロジェクト委員会 15 学生外国語弁論大会プロジェクト委員会 八王子市での英語スピーチコンテストは、八王子市民文化祭の一環として、八王子 ESS が 1997 年~2009 年の間、毎秋開催してきたが、諸事情により 2009 年の第 33 回大会をもって、惜しまれつ つ終了した。 当協会では、このような経緯を踏まえて、協会内に「学生外国語弁論大会プロジェクト委員会」 (委 員長:鈴木時男明星大学准教授)を設置し、協議を重ねた結果、2011 年 12 月 11 日「第 1 回八王子 市長杯学生外国語弁論大会」を開催することができた。主催は八王子国際協会で、八王子市、読売新 聞社、八王子テレメディア、大学コンソーシアム八王子の後援をいただいた。 当面、英語の部のみを開催し、将来は中国語などの多言語の弁論大会も実施する考えである。テ ーマは国際化(Internationalization)に関することとした。多数の応募者中、1次審査で選考され た学生が本選に進み、優勝者、準優勝者、3位入賞者が選ばれ、優勝カップや賞状等が贈られた。 八王子市長杯学生外国語弁論大会 実施日 内 容 第1回 2011/12/11 第2回 2012/12/ 9 優勝者・演題 張 倩(中国) 拓殖大学 “What kind of life do you want to live?” 鈴木 恒範(日本)中央大学 “What one likes, one will do well.” 審 査 員 (○委員長) ○岡 秀夫(目白大学・東京大学名誉教授) Kim Sano (青山学院女子短期大学講師)(米) Robert Marlowe (翻訳家)(米) ○花輪 宗命(大東文化大学教授) Kim Sano (青山学院女子短期大学講師)(米) Robert Marlowe (翻訳家)(米) 出場者 応募者 14 日本人 9 留学生 5 17 15 日本人 10 留学生 5 28 審査員と入賞者を囲んだ出場者、主催者 熱のこもったスピーチは、満席の視聴者を魅了 16 委員会活動 (6) 学習支援委員会 学 習 支 援 委 員 会 2009 年2月に、外国につながる児童・生徒に対する学習環境の充実とその仕組み作りを目的に、 学習支援プロジェクト委員会が発足した。具体的には、①学校・行政・市民ボランティア団体・地域 自治会など関係機関相互の連携の確立 ②学習支援教室の開設 ③高校進学ガイダンスの実施 ④各種研修会の実施などである。 2009 年 12 月に、八王子未来学(八王子 14 大学等による教育プロジェクト)や八王子市の協力、 教育委員会の後援を得て、市内の外国人集住地区である北野町に学習支援教室を開設した。八王子市 においては、外国につながる子ども達が年々増え続け、様々な困難に直面している。「日本という外 国にいても、それぞれの個性や能力を最大限に発揮し、自己実現できるよう、学習環境の充実に少し でも役に立ちたい。彼らが自分らしくいられる居場所にしたい。来日した子ども達みんなが幸せにな ってほしい」そんな願いのもと、北野学習教室が開設された。 2011 年7月には、支援者自身による教室運営を目指し、支援者の中から5名の運営委員が選出さ れ、学習者と支援者のコーディネート、毎月の支援者ミーティングの開催、保護者との面談など、教 室運営を担うことになった。 高校進学ガイダンスについては、2010 年6月に「日本語を母語としない親子のための高校進学ガ イダンス東京実行委員会」 に八王子国際協会が所属し、2010 年 10 月に第1回を八王子にて実施、 2011 年、2012 年も年1度実施した。 (上記委員会は、八王子を含む東京の6地域で年1回ずつガイダンス を実施している。 ) 2012 年3月に「プロジェクト委員会」を発展的に解消し、 「学習支援委員会」として、他地区での 教室開設も視野に入れつつ、活動が継続されることとなった。 高校進学ガイダンス 実施日 内 容 /相 談 件 数 参加者 国籍別 相談内訳 居住地別 参加者 通訳言語 2010/ 10/31 相談件数 11 生徒 11 保護者 /引率 6 中国 ペルー 韓国 9 1 1 八王子 立川 目黒区 不明 4 2 1 1 昭島 1 杉並区 1 東村山 1 2011/ 10/30 相談件数 12 生徒 10 保護者 /引率 27 中国 9 フィリピン 3 ペルー 1 インドネシア 1 ペルシャ語圏 1 八王子 日野 瑞穂町 清瀬 武蔵野 2 1 1 2 1 府中 福生 小金井 西東京 2 1 1 1 2012/ 10/30 相談件数 18 生徒 15 保護者 /引率 28 中国 フィリピン ペルー アメリカ ブラジル 八王子 立川 三鷹 町田 荒川区 4 2 3 1 1 日野 清瀬 調布 青梅 北区 2 2 1 1 1 9 3 1 1 1 通訳ボランティア (スタッフ) 中国語 英語 スペイン語 9 (29) 中国語 英語 スペイン語 タガログ語 13 (41) 中国語 英語 スペイン語 タガログ語 タイ語 韓国語 10 (30) 高校進学ガイダンスの内容 1. 全体説明(入試の仕組み・日程・学費などの説明、模擬面接、受験上のアドバイスなど) 2. 高校生の体験談 3. 現役の教師による教育個別相談 *ガイダンスに先立ち、高校進学ガイダンス通訳のための語学ボランティア研修会を毎年行 っている。 委員会活動 (6) 学習支援委員会 17 北野学習教室 年度別実績 ペルー 中国 フィリピン ブラジル スリランカ オーストラリア アメリカ 支援者 年度 学習者数 2010 18 (小 13/中 5) 9 5 1 1 - - 2 25 2011 (小 13/中 6) 19 10 4 2 2 1 - - 23 2012 (小 15/中 8/他 1) 24 12 5 3 2 1 1 - 21 学習支援委員会 研修会 実施日 2009 「国際学習センターとボランティアとの連携」 ①12/ 6 ②12/13 墨田区に於ける国際学習センターの取り組み ボランティアによる学習支援 藤田 京子 ① 7/17 外国人の子どもたちに力をつける 清水 睦美 ② 8/28 外国人の子どもたちの当事者団体「すたんどば いみー」による学習支援教室の見学と意見の交換 NPO 法人教育支援グループ Ed.ベンチャー 12 外国人児童・生徒支援概要 「NPO 法人 教育支援グループ Ed.ベンチャーにお ける外国人支援」 清水 睦美 家上 幸子 27 小学校における外国人児童の現状と国際教室の役 割・来日経緯の違いで異なる必要な支援 家上 幸子 ジェイ仁美 27 2010 2010 ①10/ 9 ②10/16 内 容 講 師 (外国人生徒学習の会(FSC)代表) (東京理科大学准教授) 参加者 20 20 35 6 回シリーズ (Ed.ベンチャー事務局長) (相模原市立相模台小学校 国際教室教諭) ③10/30 ④11/13 ⑤11/27 ⑥12/11 中学校における外国人生徒支援と地域の当事者活 動の実際 「外国人として生きる」ことを支援する 篠原 弘美 外国人児童生徒に対する日本語指導の実際 ~生活で必要な日本語、学校で必要な日本語~ 小学校における教科指導の実際 国語と算数 清水 睦美 小・中学校の外国人児童生徒の学習支援の実際と 支援活動 ~外国人の子どもたちを支援するための7つの提案 ~ 清水 睦美 内藤 順子 「日本生まれの外国につながる子どもたち」 ~教育的課題と予防的取り組みの大切さ~ 清水 睦美 家上 幸子 楠デ・モンティエール・ルミコ (大和市立光が丘中学校教諭、 Ed.ベンチャー活動代表) 22 すたんどばいみー 24 竹内 敏子(元小学校教諭) 21 (大和市立大野原小学校教諭、 Ed.ベンチャー副代表) 19 (大和市日本語指導員) すたんどばいみー 2011 ① 2/ 4 「日本生まれの外国につながる子どもたち」 ~教育的課題と予防的取り組みの大切さ~ ② 2/11 同じテーマで第2部 研 修 風 景 平塚 淑江 (横須賀市教育委員会外国人コー ディネータ、神奈川県立地球市民 かながわプラザ・あーすぷらざ外 国人教育相談コーディネータ) 北野学習教室の様子 15 11 18 委員会活動 (7) 留学生八王子ふるさとプログラム委員会 留学生八王子ふるさとプログラム委員会 八王子地域には 23 の大学等があり、八王子で学ぶ留学生は、年によって異なるがおおよそ 3,000 人~3,300 人。大半の留学生は、日本語の学習を基本に学部の専門教科を勉強するかたわら、生活の ためのアルバイトに忙しい日々を送っている。 ほとんどの留学生は、自分の部屋と大学、アルバイト先を往復する日々を過ごし、日本の市民と交 流したり八王子の町のことを知る機会が少ないまま、日本を離れることが多い。そんな留学生が八王 子のことを「第二のふるさと」と思ってほしいとの願いから、このプログラムは 2005 年に国際交流 団体連絡会の事業として発足した。 発足にあたり、武蔵野市国際交流協会で行われているプログラムを見学、また市民参加に向けての 研修会等を開催し、この「ふるさとプログラム」の構想を作り、プログラムを企画した。 市民ファミリーと留学生とを組み合わせたペアは、家庭訪問等を通して交流した。更に、普段の家 庭の食卓に「留学生の分のお皿を一枚」を合言葉に交流を深めた。 よそ行きではない日本の家庭を味わってもらったり一緒に地域の祭りに行ってみたりするなど、日 本の家族は留学生を受け入れてきた。個人交流のほか、全体のイベントとして毎年バーベキュー大会 や交流会を開催してきた。2008 年、国際協会設立に伴い、この企画は引き継がれた。 日本人家庭では、「子ども達にも国際交流を体験させることができた」、「家庭にいて、世界とつな がりを持つことができた」 、また留学生には、 「日本に家族ができた」、 「日本の文化に触れることがで きた」と好評である。 委員がサポーターとして折に触れファミリーや留学生と連絡を取り、交流の様子を聞いたり困ったとき の相談も受ける。サポーターはファミリーの経験者なので、ファミリーの気持ちや留学生のケアなど、き めの細かいサポートをしている。 近年は「八王子まつり」や地域の祭り等に留学生に参加してもらっている。 年度ごとの参加者数 年 度 留学生(人数) ファミリー(軒数) 年 度 留学生(人数) ファミリー(軒数) 2005 34 49 2006 43 37 2007 35 29 2008 51 42 2009 59 41 2010 40 40 2011 20 20 2012 18 14 (八王子国際交流団体連絡会実施) バーベーキュー大会実施記録 ウィンターパーティ実施記録 年度 実施日 留学生 ファミリー 子ども 2008 10/19 41 26 7 2009 中止(インフルエンザ等流行のため) 年度 実施日 留学生 ファミリー 子ども 2008 12/14 27 40 15 2009 12/13 17 26 - 12/12 17 39 6 7 19 2 12 19 5 2010 10/17 17 35 8 2010 2011 10/23 11 27 7 2011 2012 10/21 9 12 1 2012 2012/ 1/29 12/15 委員会活動 (7) 留学生八王子ふるさとプログラム委員会 19 バーベキュー大会 ウィンターパーティ 20 委員会活動 (8) 国際交流フェスティバル委員会 国際交流フェスティバル委員会 八王子国際交流団体連絡会・国際協力機構(JICA)地球ひろば・八王子学生委員会・八王子市の 4者協働で実施していた事業を、国際協会設立にともない協会の一大イベントとして、実施すること となった。市民・外国人市民・大学生・中高生・留学生・ボランティアの協力を得て、協会挙げて取 り組む一大事業である。 ステージ、展示、講演、ワークショップ等を通して、日本や外国の文化に触れる機会を市民に広げ、 楽しみながら多文化を理解してもらうことを目的に JICA 地球ひろば、八王子学生委員会、八王子市 と協働で、学園都市センター11F・12F を借り切って年1回盛大に開催している。 毎年、テーマに合わせて内容を企画し、各種メディアを通して広く市民に案内している。 <主な内容> ステージ・パフォーマンス:日本の伝統芸能、外国の楽器演奏や踊りなど ● 異文化交流スペース:10 か国以上のブースを設け、自国の紹介と国際交流 ● ミニ講演会:JICA 青年海外協力隊の体験談など ● 留学生によるお国自慢スピーチ ● JICA 地球ひろば展示/民族衣装試着体験 ● 八王子市海外友好交流都市写真展 ● 世界の遊び・日本の遊び ● 学生委員会 MARCHE によるフェアトレード・カフェ ● 市民・中高生によるお茶席 ● 国際交流ボランティア団体紹介 ● チェロの演奏体験 ● 市民応募による 「笑顔の写真」 ● サレジオ工専学生制作によるフェスティバル・ポスター展示 ● 「世界の子どもにワクチンを送る運動」に協力するペットボトルキャップ収集 ● 行政書士による外国人個別相談 ● 実施日 9/28 テーマ:見よう! 学ぼう! 来場者数 約 900 人 話そう! 大学生による琴の演奏 中学生による車人形 実施日 10/ 4 来場者数 約 1,200 人 テーマ:世界ふれあい交差点 学生手作りの地球儀 よさこいソーラン 留学生によるお国自慢スピーチ 委員会活動 (8) 国際交流フェスティバル委員会 21 実施日 10/ 3 来場者数 約 1,200 人 テーマ:つながろう!世界とここから 会場のみんなでよさこいを踊る 市長と楽しむ国際交流 珍しい民族衣装のイタリアのダンス 実施日 10/ 2 来場者数 約 1,200 人 テーマ:八王子発「とどけ!日本の元気」 ~世界に広がる愛と KIZUNA~ 2011 年度は3月に発生した東日本大震災を受けて、日本を元気にすること、 みんなで力を合わせることを考えて特別企画「地球のステージ」を開催すると ともに、内容を例年より縮小して開催した。 地球のステージ フィナーレはテーマソング“KIZUNA”の大合唱 中・高生によるお茶席 実施日 10/ 7 来場者数 約 1,100 人 テーマ: 「八王子からご近所づきあい A Smile to the World 世界の人と」 リズミカルなフィリピンのダンス 異文化交流スペースの賑わい 笑顔の写真展 22 委員会活動 (9) 世界の人とふれあいタイム委員会 世界の人とふれあいタイム委員会 世界の人とふれあいタイムは 2004 年、八王子国際交流団体連絡会の発足と同時に始まり、2012 年 まで 62 回続けてきた。この委員会も武蔵野市や相模原市の活動を参考にし、八王子周辺にいる外国 人の方たちにそれぞれの国や人となりを語ってもらおうと企画した。 当時の連絡会に集っていた各団体からゲストスピーカーを推薦してもらったり、個人的な知り合い を紹介されたり、それまで築き上げてきたネットワークを活用し、毎回個性ある方たちの貴重な話を 日本語で聞くことができる。 「世界の人とふれあいタイム」という名前もごく自然に生まれ、最初からスピーカーもスムーズに きまり、次々推薦される人がリストアップされた。 現在は 1 年に 5 回のペースだが、スピーカーがいなくて困ったことは一度もなく、人材の豊富さに 委員も驚いている。 ひとりで話してもらうのが基本だが、時にはその地で活動した NGO の日本人も参加し、ペアでの プレゼンテーションもあった。スライドショーはもちろん、生の音楽、歌、楽器の演奏、ダンス、フ ァッションショー、美味しいもの紹介などもあり、異文化を肌で感じる市民の憩いのひとときとなっ ている。 委員会活動 (9) 世界の人とふれあいタイム委員会 23 世界の人とふれあいタイム 実施年度 2004 2005 2006 2007 実施一覧 テーマ国 ※通称表示 1.バングラデシュ 2.アゼルバイジャン 3.内モンゴル 4.インド 5.ウクライナ 6.モロッコ 7.オーストリア 8.タイ 9.ロシア 10.ルーマニア 11.スリランカ 12.韓国 13.インドネシア 14.ベルギー 15.ネパール 16.シリア 17.ベラルーシ 18.ベトナム 19.マレーシア 20.ネパール 21.ミャンマー 22.ブルガリア 23.台湾 24.チェコ 25.サウジアラビア 26.アメリカ 27.ネパール 28.外モンゴル 29.デンマーク 30.イラン 31.インド 32.ベラルーシ 33.新疆ウイグル 34.ケニア 35.ブラジル 36.ウズベキスタン 37.オーストラリア 38.グアテマラ (八王子国際交流団体連絡会実施) 実施日 2008 2009 2010 39. ボリビア 上島 マリアイネス 8/17 40. イスラエル ナダウ・ベルクシュタイン 10/19 41. フランス シルビー・フラッシェ 来場者 (延べ) (スペイン語講師) 29 (東京農工大留学生) 42 12/14 42. マレーシア ザイノル・アビディン・カシム 2009/ 2/22 43. フィンランド 4/26 フランス語講師) 37 (国際交流基金・文化研究フェロー) 20 永原 リタ (バティックペインター) 50 44. トルコ トルケル・ビレン (明治大学農学部留学生) 32 6/21 45. コロンビア マルティネス (スペイン語教師・ズンバダンス講師) 22 8/23 46. イギリス ニール・アンドリュー・シャープ 10/25 47. イタリア スッチ・マッシモ 2010/ 2/21 48. クロアチア エドワード・トゥリプコヴィッチ・片山 4/18 49. アフガニスタン (クロアチア政府観光局日本代表) 山口敦史 (ペシャワール会元アフガン現地ワーカー ) ポパル・ダウド (学生、父:アフガニスタン出身) 6/20 50. メキシコ 松村 51. 中国 呉 2/ 6 52. クウェート アルフメディ (東京工科大学大学院生) 43 4/17 53. フィンランド カアキネン・テイヨ (建築関係のコーディネータなど) 44 6/19 54. ガーナ ムサ・ハムザ (生花市場勤務) 34 9/25 55. アルゼンチン アレハンドラ・アントニエッタ (日本工学院専門学校音楽科在学) 38 56. 韓国 ハ ヨンヒ 2/26 57. ドイツ アレクサンドラ・シュワルツ(中央大学ドイツ語講師) 81 4/22 58. アルジェリア 鈴木 サリマ (英会話講師) 43 6/24 59. エクアドル 樋口 カブリエラ (スタイリスト) 56 9/29 60. ブルガリア 鈴木 ゲルギナ 11/25 61. インドネシア 2013/ ウガンダ & 62. コートジボアール 2011/ 11/13 2012/ 2012 (肩書きなど) ゲストスピーカー 4/20 10/31 2011 テーマ国 ※通称表示 2/10 (アテネフランセ ゴ オードリー マルセラ (ピアニスト、昭和音楽大学講師) 51 (イタリア語講師) 30 46 38 (英語、スペイン語講師) 38 (早稲田大学大学院生) 19 エンレイ 艶玲 (主婦・通訳) 38 (小学校英語教師) 56 アグス・スハルノ (エンジニア) 39 マトヴ・ジョセフ コネ・イソフ (早稲田大学留学生) (英語教師) 56 24 委員会活動 (10) 語学シリーズ委員会 語学シリーズ委員会 語学シリーズは 2004 年に発足した八王子国際交流団体連絡会の主な活動のひとつとして 2006 年 から開催されている。受講生は八王子在住、在勤、在学の方を対象にし、受講料を低く設定して気軽 に参加してもらい、受講を通して興味が湧き、継続して勉強するきっかけ作りとして捉えた。当初は 1講座を3か月単位 12 回で一区切りとし、なるべくいろいろな言語を勉強してもらえるよう、受講 言語を決め、講師を選考、決定して年間に異なる言語で6講座とした。 八王子国際協会の国際理解事業のひとつとして語学講座を継続するにあたり、位置づけとして外国 人が主体的に活躍できる場となることを重視した。日本語教室で日本語を習得した人や、地域に根を おろして市民生活の基盤を持っている人が、自国の言語や文化を紹介する機会を得て、ボランティア される側から、ボランティアする側へと立場が変わることになる。 外国人講師として語学講座に係わって積極的に受講生と交流することにより、受講生との輪がで き、次へのつながりも生じる。受講した市民に対してはその国への興味を持つだけでなく、講座を通 してより理解が深まることを期待している。 2012 年からは、新たに「時事英語を学ぼう」の講座が始まった。ひとつの言語で『初めての』と 『ステップアップ』を続けて開講することが基本方針として固まり、継続希望者を優先とすることと した。 また、 「世界の人とふれあいタイム」委員会よりゲストスピーカーの推薦依頼を受け、ドイツ、ペ ルー、イタリア語の講師がスピーカーとしてプレゼンテーションを行った。多くの受講者は「世界の 人とふれあいタイム」のイベントにも参加している。 ドイツ語講座の様子 「時事英語を学ぼう」講座の様子 委員会活動 (10) 語学シリーズ委員会 25 語 学 講 座 一 覧 年 度 講 座 名 2006 初級韓国語、中級韓国語、初級中国語、中級中国語、 初級スペイン語、ドイツ語 2007 タイ語、ポルトガル語、中国語、 スペイン語、中級英語、初級韓国語、アラビア語、ロシア語 (八王子国際交流団体連絡会実施) 年 度 2008 2009 2010 2011 2012 講 座 名 期 間 回 数 講 師 受講者 スペイン語入門 9/25~12/ 9 12 回 上島 マリアイネス 24 中国語入門 1/15~ 3/26 10 回 車 17 ドイツ語入門 1/22~ 3/26 10 回 アレクサンドラ シュワルツ 24 韓国語入門 5/ 7~ 7/ 9 10 回 閔 25 フランス語入門 5/ 7~ 7/ 9 10 回 ヴルエ ヨアン 25 初めてのポルトガル語 10/ 1~12/ 3 10 回 グロリア リベイロ 14 初めてのイタリア語-A 1/14~ 3/25 10 回 スッチ マッシモ 25 初めてのイタリア語-B 1/14~ 3/25 10 回 スッチ マッシモ 25 初めてのスペイン語 5/ 6~ 7/22 12 回 小倉 アナマリア 24 初めての中国語 5/ 6~ 7/22 12 回 王 24 初めてのフランス語 9/30~12/16 12 回 ステファン デュセリエ 24 ステップアップ 中国語 9/30~12/16 12 回 王 玉玲 24 ステップアップ 韓国語 1/13~ 3/24 10 回 崔 貞淑 24 初めてのイタリア語 1/13~ 3/24 10 回 スッチ マッシモ 24 初めてのスペイン語 5/12~ 7/14 10 回 小倉 アナマリア 24 ステップアップフランス語 5/12~ 7/14 10 回 ステファン デュセリエ 24 初めての韓国語-A 9/29~12/15 10 回 崔 貞淑 24 初めての韓国語-B 9/29~12/15 10 回 崔 貞淑 24 ステップアップイタリア語 9/29~12/15 10 回 スッチ マッシモ 24 初めてのポルトガル語 1/19~ 3/29 10 回 本多 エステル ミカ 20 初めてのドイツ語 1/19~ 3/29 10 回 アレクサンドラ シュワルツ 24 初めてのフランス語 5/10~ 7/12 10 回 ステファン デュセリエ 24 初めてのスペイン語 5/10~ 7/12 10 回 小倉 アナマリア 24 ステップアップドイツ語 5/10~ 7/12 10 回 鈴木 ゲルギナ 22 ステップアップフランス語Ⅰ 9/27~11/29 10 回 ステファン デュセリエ 24 ステップアップスペイン語 9/27~11/29 10 回 小倉 アナマリア 17 時事英語を学ぼう 9/27~11/29 10 回 キャロリン オバラ 24 初めての韓国語 1/17~ 3/28 10 回 崔 貞淑 24 初めての中国語 1/17~ 3/28 10 回 劉 小燕 17 ステップアップフランス語Ⅱ 1/17~ 3/28 10 回 ステファン デュセリエ 20 時事英語を学ぼう 1/15~ 3/19 10 回 キャロリン オバラ 24 花子 榮和 玉玲 26 委員会活動 (11) 国際理解教育委員会 国際理解教育委員会 2006 年4月に国際理解教育実行委員会(当時の名称)が発足した。 *事業内容:学校、講師、地域(八王子国際協会)と国際理解教育について共に考え、3者協働によ る授業実施のコーディネートを行う。 *実行委員会としての理念 ~ 一人一人を大切にする心 ~ 日本を知ろう、世界を知ろう 私たちの問題、世界の問題 みんなで考えよう、一人一人が行動しよう みんなが平和に暮らせるように (委員会作成チラシより) ・クラスにいる外国につながる子どもたちとの係わりを大切にし、日常の学校生活の中でお互いを 受け入れ、共に成長していくことが、授業による国際理解教育よりも優先される。 ・国際理解=人間理解をコンセプトに、単なる国や文化の紹介だけでなく、子どもたちと外国人講 師が協働して取り組む活動を通して、共に考え、話し合う中で、自分の意見を持ち、それを伝え ることの重要さ、そして問題解決に向けて行動することの大切さに気づくことが望まれる。 *具体的事業内容 ①国際理解教育に関心のある外国人の登録制度を開始 ②授業実施までのコーディネート:依頼校の先生、講師(外国人・日本人)、実行委員3者での打ち 合わせとフィードバック ③研修会の実施 ④行政、校長会、大学などへの広報活動 八王子国際協会が設立され、国際理解教育委員会として、事業は引き継がれた。授業内容に開発教 育のコンセプトや参加型学習の手法を取り入れ始めた。 小学校での英語教育実施の増加や総合学習の時間削減などの影響からか、2009 年、2010 年と依頼 校が激減した。また、現在の国際理解教育委員会は学校のみを対象としているが、多文化共生に向け て、広く地域市民も対象に活動することも考えられ、どのような国際理解教育活動にしていくか、国 際協会全体での新たな枠組み・組織の中で考える時期に来ていると判断し、2011 年3月、これまで の国際理解教育委員会を一時休止することになった。 2012 年8月、国際理解教育プロジェクト委員会が新たに発足した。現実に多文化共生社会が進む 中で、学校での国際理解教育を推進することは必須の課題となっている。子どもたちに異文化と共生 できる力を育成するとともに、地球的市民意識を形成し、行動につなげる考えを育むこと等をねらい として、検討を進めている。 外国人講師 授業風景 委員会活動 (11) 国際理解教育委員会 27 ※( 授業の実施校数 実施校 高 校 )内は実施回数 小学校 中学校 2006 5 - 1 - - 2007 10 (17) 1 - 1( 7) - 年 度 看護学校 公民館 (八王子国際交流団体連絡会実施) ※( )内は実施回数 実施校 小学校 中学校 2008 9 (24) 2( 4) - 2009 2 ( 8) - - 2010 2 1 - - - 2011 5 1 - - - 2012 4 ( 5) - - - 年 度 高 - 校 看護学校 公民館 - 1( 2) 1( 6) - 年 度 講 師 2006 23 中国・韓国・台湾・サウジアラビア・スリランカ・タイ・ネパール・ バングラディシュ・ベトナム・モンゴル・日本 2007 41 中国・韓国・イタリア・インド・オーストラリア・オーストリア・ サウジアラビア・スリランカ・タイ・フィリピン・ベトナム・ペルー・ マレーシア・ミャンマー・モンゴル・日本 参加講師人数と国籍 講 師 国 籍 (八王子国際交流団体連絡会実施) 年 度 講 師 講 師 国 籍 2008 39 2009 25 2010 14 2011 16 2012 11 中国・韓国・インド・オーストリア・サウジアラビア・スリランカ・ネパール・ フィリピン・ベトナム・マレーシア・モンゴル・日本 中国・韓国・台湾・イタリア・インド・オーストラリア・サウジアラビア・ スリランカ・タイ・ネパール・バングラディシュ・フィリピン・ベトナム・ ペルー・マレーシア・ミャンマー・モンゴル・日本 中国・韓国・台湾・アルゼンチン・イタリア・エクアドル・サウジアラビア・ ネパール・ブルガリア・ベトナム・ラオス・ルーマニア・日本 中国・韓国・インド・エクアドル・ネパール・フィリピン・ベトナム・ ペルー・日本 中国・韓国・インド・インドネシア・内モンゴル・ネパール・フィリピン・ ブルガリア・ベトナム・日本 研 修 会 実施日 研修テーマ 講 2007 11/ 4 今、国際理解教育とは ― 参加型学習で進める国際理解教育の進 め方と実践例 ― 師 米山 敏裕 (地球の友と歩む会/LIFE 事務局長) (八王子国際交流団体連絡会実施) 実施日 2008 研修テーマ ① 6/ 3 成田先生から見た国際理解教育とは ② 8/ 5 川崎市における国際理解教育の現状 講 師 成田 一代 (八王子市教育委員会元教育長) 柿沼 路夫 (川崎市立中島小学校教諭・ 川崎市国際教育研究会委員) ③ 8/ 6 八王子の学校での国際理解教育の現状 小暮 恵一郎 (八王子市立第七中学校教諭) 佐藤 智彦 2009 8/ 4 国際理解の授業作り (江戸川区立西葛西中学校) 小暮 恵一郎 (八王子市立第七中学校教諭) 28 委員会活動 (12) 研修・講演会委員会 研修・講演会委員会 八王子国際協会の前身である八王子国際交流団体連絡会時代からあった研修活動を引き継いで、研 修・講演会委員会が発足した。 研修・講演会委員会の活動対象は協会会員全体で、その目的は外国人市民との共生についての認識 を深めること、協会の活動の意味を理解してもらうことなどにあった。 2008 年 7 月八王子国際協会発足以来、多文化共生を考える研修シリーズなどの活動を続けたが、 協会の各委員会が独自の研修活動をしており、研修・講演会委員会の研修活動の必要性がなくなった ことから各委員会の研修活動にバトンを渡して、2011 年3月のパネルディスカッションを最後に発 展的に解消した。 研修・講演会 実施日 2008 11/23 2009 3/ 1 2009 11/29 実施記録 講演タイトル 多文化共生の中で育まれる人々の優しさ 外国につながる子どもたちの現状と課題 多文化共生を考える。共に生きよう! 共に笑おう! 地球市民として! 多文化共生を考える研修シリーズ 2010 3/14 パネルディスカッション ~家庭教育・近所付き合い~ 2010 2011 多文化共生を考える研修シリーズ 11/ 7 隣人は外国人 共に住みよい町つくり 3/13 外国人市民によるパネルディスカッション ~異文化の人々の思い~ 日本に住んで嬉しかった事、困った事 講師(肩書き)・パネリスト(国籍) 石井 ナナエ (NPO ふじみの国際交流センター理事長) 高橋 徹 (多文化共生教育ネットワークかながわ) 木下 理仁 (かながわ開発教育センター理事) 塩谷 ケリー(アメリカ) 長谷川 光子(ブラジル) 牧野 ウーヴエ (ドイツ) 渡辺 ファティマ (モロッコ) 徐 永貴(中国) シュレスタ タラ バブ(ネパール) 内堀 晴雄(日本) 青木 智弘(多文化共生センター東京) 田ノ上 雪霞 (中国) スッチ マッシモ (イタリア) ニック ファロー (英国) 牧野 ウーヴエ (ドイツ) 委員会活動 (12) 研修・講演会委員会 29 多文化共生を考えるシリーズの研修会の様子 発表するパネリスト パネリストとパネルディスカッションの様子 30 委員会活動 (13) 広報委員会 広 報 委 員 会 2010 年 11 月 広報プロジェクト委員会発足 発足間もない協会は市民、外国人市民への知名度はまだまだ低い。 そのため「認知度アップ」のための諸策を発案、検討し方向性を策定するこ とを目標とした。 行動項目の策定 A. 日本人への対応(町会、自治会、マスメディアへの働きかけ) B. 外国人への対応(外国人コミュニティの発掘とアプローチ) C. 両者への対応(ホームページ、協会パンフレットの改良およびPR活動) D. 会員への対応(会報の充実、イベントへの勧誘) 2011 年6月 2012 年6月~ 広報委員会発足 プロジェクト委員会の策定に基づいて活動開始 *外国人コミュニティを訪問して、実情、要望等を聞く 中国(長房団地)、ペルー(北野地区)、タイ(宮下町のタイ寺院) *協会リーフレットの改定 (2012 年3月) *会報編集会議、ホームページ更新 会報(地球市民プラザ八王子だより)記事取材 会報 24 号 この街に住んで(ペルー:金城ウーゴ) 会報 25 号 小比企町一丁目町会夏祭り 会報 26 号 この街に住んで(インド:ヴァンダナ) 会報 27 号 あったかホールまつり 会報 28 号 この街に住んで(アメリカ:ロバート・マーロー) 会報編集会議、ホームページ改良作業 マスメディアへの広報活動 (広報はちおうじ、はちとぴ、八王子テレメディア等) 地域への広報(町自連だよりなど) 会報「地球市民プラザ八王子だより」 ※年6回偶数月発行 毎回約 700 部発行 英文、中文翻訳版はホームページに掲載 支援事業 (1) 語学ボランティア 31 語学ボランティア 2008 年 10 月より外国人の生活支援の一環として語学ボランティアを募集し、 「外国人の無料専門 家相談会」などでの通訳や協会のお知らせなどの翻訳を行った。 2009 年度から八王子市の語学ボランティアに、協会の語学ボランティアへの移行・登録を呼びか け、八王子市から協会に移管されるとともに、八王子市の多言語情報誌「Ginkgo」や各種発行物な どの翻訳、八王子市海外友好交流事業の通訳なども行うようになった。 2010 年度、医療通訳ボランティア研修を行い、医療通訳ボランティア登録を開始した。東日本大 震災時は水道局、東京都国際交流委員会からの震災情報などの翻訳を行った。 2011 年度協会が外国人住民の防災・災害対応に取り組む中、災害時通訳ボランティアを組織し、 2012 年度には市民センターでの避難訓練に参加した。また、2012 年 JR 八王子駅北口「八王子イン フォメーションセンター」開設に伴い、観光協会に語学ボランティアを登録し、電話による案内と通 訳を行っている。 2012 年度言語別、目的別ボランテイア登録状況 目 的 言 語 災害時通訳 ・翻訳 一般通訳 ・翻訳 医療通訳 ・翻訳 英語 96 8 49 11 164 中国語 28 5 15 2 50 韓国語 18 2 11 5 36 スペイン語 16 6 9 4 35 ドイツ語 6 0 6 1 13 ロシア語 4 0 2 2 8 ポルトガル語 4 0 0 2 6 3 0 3 午前 10 時=午後5時(祭日を除く) タガログ 3 0 0 1 7 1 4 タイ語 3 0 0 0 3 アラビア語 1 0 0 0 モンゴル語 1 0 1 ウクライナ語 1 0 168 21 フランス語 計 観光案内 電話対応 年度 計 語学ボランティア数 言語数 2008 25 5 2009 82 11 2010 147 13 2011 139 11 2012 168 13 語学ボランティア通訳・翻訳件数 内容 年度 一般通訳 医療通訳 観光電話 災害時通訳 ・翻訳件数 ・翻訳件数 対応通訳数 数(訓練) 2008 4 - - - 1 2009 68 4 - - 1 3 2010 115 10 - - 1 0 2 2011 139 30 - - 97 30 316 2012 174 11 5 10 語学ボランティア研修会 実施年度 語学ボランティア登録者数 (重複登録を含む) 午前 10 時=午後5時(祭日を除く) 研修テーマ 講 師 参加者 高﨑 鉄也(行政書士) 20 田中 阿貴 30 2008/10/30 日本に住む外国人の基礎知識と問題点 2009/ 3/22 国際ボランティアの基礎知識と心構え 2009/ 7/12 外国人の在留資格 高﨑 鉄也(行政書士) 前田 節子 2011/ 1/29 通訳者に求められる心得とマナー *外国人のための無料専門家通訳研修 会を兼ねる ボランティアが知っておきたい外国人 の在留資格 2012/ 3/22 DV(ドメスティックバイオレンス)とは? 露木 午前 肇子 10 時=午後5時(祭日を除く)22 2009/12/20 (多文化共生センター東京事務局長) 30 (NPO 日本子育て協会アドバイザー、 東京外国語大学講師) 37 高﨑 鉄也(行政書士) 30 (東京第三弁護士会多摩支部 DV 相談員) 32 支援事業 (2) 在住外国人サポートデスク 在住外国人サポートデスク サポートデスクは外国人のための生活相談、専門家の窓口紹介、暮らしの情報提供を行なっている。 相談日:月~土曜日 午前 10 時~午後5時(祝祭日、休館日を除く) サポートデスク相談内容別・国別内訳 内容別 生活相談 就職相談 2008 46 9 39 213 56 363 2009 110 15 28 201 69 423 2010 63 8 34 172 93 370 2011 89 10 26 116 118 359 2012 128 17 30 155 131 461 年度 国別 年度 日 本 中 国 韓 国 ボランティア フィリピン 日本語支援 ペルー ブラジル その他の情報提供 アメリカ その他 合 計 合 計 2008 85 77 31 27 20 0 16 107 363 2009 85 94 44 67 22 5 7 99 423 2010 109 87 13 44 32 4 8 73 370 2011 87 61 6 29 73 1 3 99 359 2012 124 62 9 73 46 5 7 135 461 行政書士による外国人個別相談 2008 年 10 月より、高﨑行政書士による外国人のための個別相談(無料)が月1回行われている。 相談日:毎月第2土曜日 午後2時~5時(予約可能、通訳が必要な場合は要予約) 会 場:国際交流室 外国人個別相談国別内訳 国別 年度 日 本 中 国 韓 国 フィリピン ペルー ブラジル アメリカ その他 合 計 2008 0 2 2 3 1 0 1 2 11 2009 2 4 1 11 0 0 0 9 27 2010 3 9 0 2 1 1 0 11 27 2011 3 5 1 3 4 0 0 6 22 2012 4 8 0 6 2 0 0 6 26 ゆっくり話ができるサポートデスク 支援事業 (3) 地域における国際交流 33 地域における国際交流 地域において外国人市民と一般市民との交流を促進するため、町会、自治会や八王子市との協働で、 町会、自治会などが主催する夏祭り等のイベントに参加し、地域での国際交流を推進する。 2009 年から始めた「唐松町民祭」や「あったかホールまつり」への参加の際、協会のブースを設 け、外国人市民ボランティアが作るエスニック料理などを通じて異文化を体験してもらっている。 また、北野地区などの「生活ガイドブック」は、学校、自治会、外国人採用企業等を通じて外国人 市民に配布され、活用されている。将来は他の地域でも利用できるよう検討している。 活 年 度 参加日 動 内 容 内 容 7/25~26 唐松町民祭 「川口町生活ガイドブック」配布 2009 11/ 1 第5回あったかホールまつり 「北野町生活ガイドブック」を配布 (北野町に住む外国人、地域住民と交流) 7/24~25 唐松町民祭 国際交流コーナー設置 2010 8/ 6、8/ 8 八王子まつり 通訳ボランティアが参加 11/ 7 あったかホールまつり 国際交流コーナー設置 2011 2012 7/23 小比企町一丁目町会夏祭り 国際交流コーナー設置 11/ 6 あったかホールまつり 国際交流コーナー設置 7/21 小比企町一丁目町会夏祭り 国際交流コーナー設置 11/ 4 あったかホールまつり 国際交流コーナー設置 生活ガイドブック 地域における国際交流 山車を引く留学生 盆踊りを楽しむ留学生 八王子国際協会のテント 大人気ドイツソーセージ 34 支援事業 (4) 日本語ボランティア養成講座 日本語ボランティア養成講座 2008 年八王子市の外国人登録者数は増加し、滞在理由は多様化し、生活者として長く八王子で暮 らす外国人が多くなってきた。外国人から協会へ日本語教室についての問い合わせも極めて多く、日 本語学習の需要の高さとともにその学習内容の多様さが際立つようになった。 八王子市や協会団体会員を中心に日本語学習支援をしていたが、八王子が広域であること、日本語 学習支援者の不足に加えて、多様な学習者のニーズに十分に応えられない状況にあった。在住外国人 が日本人市民と共に地域社会を創っていく多文化共生社会を目指すため、「生活者としての外国人」 に必要な日本語支援を行う日本語学習支援者を増やすことを目的に日本語ボランティア養成講座が 開催された。 2012 年、それまでの日本語ボランティア養成講座について内容や運営方法などを検証し、企画・ 運営について検討するとともに、今後の方向づけと「日本語ボランティア養成講座委員会」の設置を 決定した。 受講修了証 学習の様子 支援事業 (4)日本語ボランティア養成講座 35 日本語ボランティア養成講座一覧 実施日 2009 3/ 7~4/18 日本語ボランティア ステップアップ講座 ~ リソース型生活日本語 ~ 文化庁委託事業「生活者としての外国 人」のための日本語教育事業 2009 9/ 5~12/ 3 回/時間 参加者 6回 12 時間 21 10 回 20 時間 34 本田 弘之 (杏林大学教授) 6回 12 時間 22 本田 弘之 (杏林大学教授) 嵐 洋子 (杏林大学准教授) 6回 12 時間 24 1回 2 時間 46 本田 弘之 (杏林大学教授) 嵐 洋子 (杏林大学准教授) 荒川 みどり (杏林大学准教授) 10 回 20 時間 34 本田 弘之 (杏林大学教授) 嵐 洋子 (杏林大学准教授) 6回 12 時間 30 14 回 30 時間 30 4回 8 時間 21 講座名/ 内容 日本語ボランティア入門講座 ~ 参加型学習の手法と知っておき たい日本語文法 ~ 講 師 松尾 恭子 鈴木 雅子 (AJLT 国際日本語普及協会) 宮崎 妙子(CINGA) 野山 広 (国立国語研究所日本語教育基礎情報 センターグループ長) 山辺真理子(立教大学非常勤講師) 伊東 祐郎(東京外国語大学教授) 河北 祐子 (東京外国語大学学習支援専門員) 坂野 加代子 (帝京大学日本語予備教育課程専任講師) 2009 12/19~ 2010/ 1/23 日本語ボランティア ステップアップ講座 2010 5/29~7/ 3 日本語ボランティア入門講座 2010/ 9/ 4 ~ 日本語基礎文法と教授法~ 八王子未来学共催 ダーリンも外国人 「多文化共生社会で 求められる市民の力とは」 八王子未来学共催 2010 9/25~12/18 文化庁委託事業「生活者としての外国 人」のための日本語教育事業 日本語ボランティア ステップアップ講座 春原 憲一郎 (財団法人 海外技術者研修協会理事 兼 AOTS 日本語教育センター長・ 日本語教育学会理事) ~ 日 本 語 ボ ラ ン テ ィ ア 実 践 的 研 修~ 2011 6/ 4~7/ 9 日本語ボランティア入門講座 文化庁委託事業「生活者としての外国 人」のための日本語教育事業 2011 子ども日本語支援 ボランティア講座 9/ 3~12/ 3 ~今、外国につながる子どもたちが 日本語を必要としています~ 本田 弘之 (杏林大学教授) ピッチフォード 理恵 (青少年自立援助センター 文化コーディネータ) 水上 貴雄(海外日系人協会継承 日本語教育センター長) 伊東 文子(八王子市第六小学校教諭) 原島 光 (八王子市由井第一小学校教諭) 嵐 洋子 (杏林大学准教授) 山内 美穂 (東京コミュニケーションアート 専門学校非常勤講師) 荒川 みどり (杏林大学准教授) 2012 9/ 8~10/13 日本語ボランティア ステップアップ講座 本田 弘之 (杏林大学教授) 荒川 みどり (杏林大学准教授) 36 活動年表 活 年 度 動 年 表 委員会活動については「委員会活動」に記述 活動内容 詳 細 7/20 設立総会 7/20 設立記念パーティ 7/27 設立記念講演会 9/28 2008 八王子市総合防災訓練 11/18 防災館見学 12/22 団体ネットワーク会議 2009 1/20 3/15 外国人のための防災訓練 世界の料理 団体ネットワーク会議 設立記念 3/21 映画上映会とトーク 講師:荻村 哲朗(神奈川大学非常勤講師) 講演テーマ:「地球市民として私たちにできること」 外国人のための防災訓練に参加(拓殖大学国際学部棟前広場) 立川防災館を見学(留学生と一緒に) 東京都国際交流委員会主催「防災訓練」に参加(東京体育館) フィンランド料理 クリエイト調理室 3/18 2009 6/22~ 学校研修視察団受入 25 10/10 ・17 研修会 10/17 <トークサロン> 10/18 防災訓練 11/25 団体ネットワーク会議 2010 八王子生涯学習フェスティバル<トークサロン>でPR 八王子市総合防災訓練に参加(1柏木小学校 外国人支援テント) 個人会員同士の交流と協会の活動案内 4/11 個人会員懇談会 市民会議参画 防災訓練 団体ネットワーク会議 団体ネットワーク会議 8/11 インターンシップ・職場体験 インターンシップ実習生、八王子市教員職場体験に協力 11/23 12/ 8 9/18 説明会開催 9/18 個人会員懇談会 10/ 5 団体ネットワーク会議 12/18 個人会員懇談会 2012 2/ 9 3/ 5 6/ 2~ 8/ 4 第Ⅲ期外国人市民会議 初めての企画 市民フォーラム 八王子市総合防災訓練に参加 入管法の改正に伴う説明会 団体ネットワーク会議 海外友好都市訪問団歓迎 3/14 市民活動支援センター事業 国際交流ボランティア講 座開催(10 回) 8/ 3~4 友好都市高雄市武術演舞 10/18 団体ネットワーク会議 2012 医療通訳英語研修会の講座受講(足立区生涯学習センター) 東京都主催「防災訓練」に参加(上野公園) 7/24 2011 米国ボイシー州立大学教師と大学院生が市内の公立小・中学校 の研修視察にホームスティなどの協力 外国人のための防災訓練 1/19 1/30 2010 地球のステージ ありがとうの物語 佐藤 威一郎監督 台湾高雄市歓迎レセプションへの通訳ボランティア協力 「お父さんお帰りなさいパ-ティ」で協会を紹介 外国人支援に係るボランティアの必要な知識として、異文化コ ミュニケーションや、協会の活動を紹介 八王子まつりで披露された武術演舞を協会の会報で紹介 10/20 「八王子インフォメーシ ョンセンター」オープン 外国人観光客の案内に協会の語学ボランティアが登録 依頼があれば電話での通訳など 10/24 個人会員懇談会 留学生日本語弁論大会 団体に所属していない一般の会員との懇談 12/ 2 2013 3/12 団体ネットワーク会議 学園都市推進会議主催の弁論大会に協力 役員一覧 37 役 理 監 事 一 (五十音順) 覧 2008 2009 2010 2011 2012 鬼頭 史郎 鬼頭 史郎 岡添 健介 岡添 健介 岡添 健介 金刺 亨夫 金刺 亨夫 久保田 貞視 久保田 貞視 伊藤 紀彦 北田 玲子 北田 玲子 齋藤 博志 齋藤 博志 落合 モンセラット 許 許 清水 久美子 清水 久美子 芝野 治郎 年 度 理事長 員 硯輝 硯輝 久保田 貞視 久保田 貞視 シュレスタ タラ バブ シュレスタ タラ バブ 清水 久美子 齋藤 広子 齋藤 広子 高﨑 鉄也 高﨑 鉄也 シュレスタ タラ バブ サイフル バハリ アフマッド シュレスタ タラ バブ 千種 康民 千種 康民 釋 鈴木 博久 鈴木 博久 塚本 回子 塚本 回子 千種 康民 高﨑 鉄也 高﨑 鉄也 平澤 徳久 平澤 徳久 全 千種 康民 千種 康民 平塚 忠勇 平塚 忠勇 春田 塚本 回子 塚本 回子 増田 昌彦 増田 昌彦 平塚 忠勇 平澤 徳久 平澤 徳久 松原 拓郎 松原 拓郎 藤井 清美 舟川 沙希 松原 拓郎 峯尾 常雄 峯尾 常雄 前田 満寿美 松原 拓郎 峯尾 常雄 閔 閔 増田 昌彦 閔 閔 榮和 榮和 榮和 拓司 東周 博 榮和 内堀 晴雄 内堀 晴雄 杉山 光右 杉山 光右 東 陽一 古川 雅雄 中村 橋本 辰夫 橋本 辰夫 諸角 恒男 2011 2012 事 敬 総会 / 理事会 年 度 総 会 2008 2008/ 7/20 2009 2009/ 5/24 2010 2010/ 5/23 2012/ 5/27 2011/12/18 臨時総会 理 事 会 2011/ 5/29 2008/ 7/20 8/27 9/24 10/27 11/30 12/22 2009/ 1/30 2/26 3/26 4/28 2009/ 5/24 6/25 9/28 10/30 11/24 12/24 2010/ 1/26 2/26 3/24 4/28 5/10 2010/ 6/30 7/30 9/27 10/25 11/29 12/22 2011/ 1/26 2/25 3/23 4/21 5/10 2011/ 6/28 7/22 9/27 11/24 12/21 2012/ 3/24 4/19 5/10 2012/ 5/27 6/ 8 7/ 3 9/19 12/18 2013/ 3/22 4/19 5/ 9 38 委員長一覧 / 事務局員一覧 委 員 長 一 覧 年 度 2008 2009 2010 高橋 伸明 久保田 貞視 久保田 貞視 横田 医療ボランティア - - 清水 久美子 内堀 晴雄 内堀 晴雄 防災・災害対応プロジェクト - - - 平野 輝雄 平野 輝雄 留学生等支援のためのプロジェクト (SNS) - - 千種 康民 千種 康民 千種 康民 学習支援 - 北田 玲子 北田 玲子 北田 玲子 /福田 博 福田 博/ 吉越 京美 留学生八王子ふるさとプログラム 塚本 回子 片平ユミ子 林田 房子 林田 房子 田中 国際交流フェスティバル 福島 恵美子 福島 恵美子 塚本 回子 塚本 回子 エンピ・ カンデル 世界の人とふれあいタイム 平澤 徳久 平澤 徳久 遠藤 良子 遠藤 良子 生山 龍哉 語学シリーズ 清水 久美子 清水 久美子 古川 雅雄 古川 雅雄 森田 ゆう子 - - - - 鈴木 時男 笙子 - - 委員会 外国人のための無料専門家相談会 2012 健 横田 健 ・ 生 活 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 支 援 事 業 2011 国 際 交 流 事 業 国 際 理 解 事 業 広 報 事 業 学生外国語弁論大会プロジェクト 国際理解教育 北田 玲子 森 研修・講演会 齋藤 広子 齋藤 広子 内堀 晴雄 - - - - 杉山 光右 澤田 さち子 塚本 回子 広 報 笙子 森 寛 委員長会議 年 度 2008 2009 2010 2011 2012 - 2009/10/20 2010/10/ 2 2011/ 6/24 2012/ 7/17 - - 2011/ 2/16 2011/11/29 2012/10/15 - - 2011/ 4/26 2012/ 3/28 2013/ 3/16 開催日 事務局員一覧 年 度 事務局長 2008 齋藤 健 2009 健 齋藤 2010 健 齋藤 副事務局長 事務局員 (五十音順) 2011 健 2012 健 齋藤 齋藤 小田 健次 小田 健次 伊野 未美 伊野 未美 伊野 未美 伊野 未美 伊野 未美 加藤 真規子 児野 美晴 児野 美晴 花輪 豊子 児野 美晴 花輪 豊子 嶋野 直武 児野 美晴 児野 美晴 西澤 捷二 花輪 豊子 古川 豊光 古川 豊光 横田 健 古川 豊光 横田 健 花輪 豊子 古川 豊光 花輪 豊子 古川 豊光 吉山 詩代 吉山 詩代 横田 健 八王子国際交流団体連絡会の活動 (参考資料) 39 八王子国際交流団体連絡会の活動 (参考資料) 内容 イベント 年度 講 桑山 紀彦 「地球のステージ 2」公演 2005 師 (NPO 法人地球のステージ理事) チェルノブイリ ~ 大地・水・いのち ~ 広河 隆一 チェルノブイリと核の大地写真展 映画「アレクセイと泉」上映と講演 外国の皆さんとの交流会 本橋 成一 (映画監督) チェレンセフ セルゲイ (ベラルーシ大使館一等書記官) ナターシャ・グジーのバンドゥーラ弾き語 りコンサ-ト 杉澤 経子 研修会「参加型学習」 (MIA プログラムコーデイネーター) 桑山 紀彦 「地球のステージ3」公演 (NPO 法人地球のステージ理事) 2006 2007 研修会「多文化共生とは」 研修会「新組織に向かって」 山脇 啓造 (総務省「多文化共生推進に関する研究会」 座長/ 明治大学教授) 杉澤 経子 (東京外国語大学多言語・ 多文化教育研究センター) 「KOKO シネマサロン」 (2004~2005) その他 世界の料理 日本文化紹介 (2006~2007) (茶道、書道、着物の着付) < 団体連絡会委員会事業 > ※①~⑦は八王子国際協会の事業として引き継がれた ① 外国人のための無料専門家相談会 ⑤ 語学シリーズ (2006~) ② 留学生八王子ふるさとプログラム ⑥ 国際理解教育 (2006~) ③ 国際交流フェスティバル ⑦ 研修・講演会 ④ 世界の人とふれあいタイム ⑧ 日本文化紹介 (2006~) < 団体連絡会事務局役員 > 年度 久保 板観 (青梅の看板絵師)他多数 代 表 ※ボランティアで運営を担った 副代表 事務局長 会 計 2004 塚本 回子 齋藤 広子 古川 雅雄 芳地由紀子 2005 塚本 回子 齋藤 広子 古川 雅雄 芳地由紀子 2006 齋藤 広子 古川 雅雄 与儀 清 清水久美子 2007 齋藤 広子 遠藤 良子 古川 雅雄 清水久美子 < 団体連絡会構成団体 (略称) > (五十音順) アクティブライン八王子、アジア青年会(AYC)、エンドウスタジオ、 CCS 世界の子どもと手をつなぐ学生の会、情報ボランティアの会(八王子)(IVH)、 多文化学習室八王子(TGH)、八王子国際友好クラブ(HIFC) 、八王子にほんごの会 40 会員数の推移 / 編集後記 会員数の推移 会員内訳 年 度 個人会員 団体会員 賛助会員 会員数合計 (年度末) 2008 78 7 団体 0 個人 2 87 2009 122 8 団体 0 個人 2 132 2010 191 8 団体 1 個人 2 202 2011 251 8 団体 1 個人 3 263 2012 308 8 団体 1 個人 4 321 協会所属団体 アクティブライン八王子(2009) アジア青年会 エンドウスタジオ CCS 世界の子どもと手をつなぐ学生の会 情報ボランティアの会(八王子) (五十音順) 多文化学習室八王子 日中友好の八王子で日本語を学習する会(2010~) 八王子国際友好クラブ 八王子にほんごの会 編 集 後 記 八王子国際協会は設立以来、早くも5年の歳月が過ぎました。夢中で試行錯誤しながら突き進んで きたあっという間の5年間でした。気が付いてみると、13 もの委員会が活発に活動し、事務局主催 のたくさんの事業もあり、多文化共生社会をめざす八王子市にとって、なくてはならない存在になっ てきているのを感じます。 役員等が代替わりする中、設立当初からの活動の趣旨・目的・実施内容などを記録し、次に引き継 いでいく必要を感じました。広報委員会が中心となり、当初から活動を続けている特別編集委員の 方々、各委員長の方々にご協力をいただき、5年間の記録をまとめることができました。 この冊子はデータの記録に重点をおきました。今後、この資料が活動の一助となり、八王子国際協 会の活動内容を少しでもご理解いただくことになれば幸いです。 協会設立前の礎となった4年間の連絡会の時代を含め、大変多くの方々のご尽力のおかげで今日が あるということに、心より感謝申し上げます。 ( 塚本 回子 ) 編集委員:塚本 回子(委員長) 遠藤 良子、北田 玲子、北原 勲、佐藤 敏子、清水 久美子、杉山 光右、東 (事務局)伊野 未美、小田 健次、花輪 豊子 陽一